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こどもの本のしょうかい

 

2016/03/18

あたらしく入った本(平成28年3月UP)

| by 図書館
昼間はあたたかい日差しを感じられるようになってきましたね。
花が咲きみだれる、春爛漫(はるらんまん)ももうすぐでしょうか。
2015年図書館に入った本から、児童室担当がおすすめの本をまとめました。
本の森の中から、お気に入りの一冊に出会えますように。




えほん


『りゆうがあります』 PHP研究所
『もうぬげない』 ブロンズ新社   ヨシタケシンスケ/作(Pヨ)

 2015年は次々とヨシタケシンスケの絵本が出ましたね!思わず何度も
 読み返したくなる面白さ。『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』
 『りゆうがあります』も要チェックですよ。


『すーべりだい』『おならをならしたい』
 鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館

 大人はいやがる「おなら」の話。絵本になると、どうしてこんなに
 面白くなってしまうのでしょう!子どもたちが好きなはずですね。
 どこまでも広がる鈴木のりたけの世界も目が離せません。


『そらいろ男爵(だんしゃく)』
 ジル・ボム/作 ティエリー・デデュー/絵(Pテ) 主婦の友社

 戦争に行くことになった、飛行機乗りのそらいろ男爵。爆弾のかわりに落としたものは、ぶあつい本。
 その本はやがて、物語の本になり、知識の本になり、詩集になり、
 そしてさいごに落としたものは…。ことばの、本の、文字の持つ大切なものを感じてください。


『せんそうしない』
 たにかわしゅんたろう/文 えがしらみちこ/え(Pエ) 講談社

 こどもとこどもは せんそうしない。けんかはするけど せんそうしない。
 「せんそうしない」と、はっきり、まっすぐに谷川俊太郎さんが語ります。


『ドングリ・ドングラ』
 コマヤスカン/作(Pコ) くもん出版

 「ドングリー、ドングラー」ドングリたちが、うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、
 長いたびにでます。どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたり。さあ、さいごは…?
 ドングリの絵もたのしんでね。


『なみ』
 スージー・リー/作(Pリ) 講談社

 少し前に出た本ですが、すすめられずにはいられない!<おしゃべりえほんの会>で発掘された素敵な絵本です。
 よせてはかえすなみ。女の子とうみどりがおいかけたり、おいかけられたり。色は白黒と水色だけ。
 字のない絵本ですが、おどろくほど表現豊か。まるで波音がきこえてくるようです。


『あーといってよあー』
 小野寺悦子/ぶん 堀川理万子/え(Pホとも) 福音館書店

 あなたの声はどんな声?口をたたくと、どんな声?むねをたたくと、どんな声?
 同じ「あー」でも、いろんな声になるね。大人も子どもも、いっしょに「あー」と言ってみようよ。


『リンドバーグ』
 トーベン・クールマン/作(Pク) ブロンズ社

 空を飛ぶ夢をもつのは人間だけではありません!
 なかまに会うために、空を飛んでいくことを思いついたネズミのリンドバーグ。
 失敗や、おそろしい敵にもめげずに、彼が目指した場所は…!
 読んでいるうちに、本当に空を飛んだ気分になれますよ。


『あなに』
 長谷川集平/作(Pハ) 解放出版社

 日曜日のあさ、二人はキャッチボールをはじめた。転校生の「しろう」と「ひろし」
 ボールが工事中のあなに落ちてしまった。入れない、けどそこにある。
 月曜日、あなはうめられていた。谷川俊太郎作『あな』へのオマージュ作品。
 そして現実への深い想いがこめられいます。


『はっきょい どーん』
 やまもとななこ/作(Pヤ) 講談社

 ゆうしょうがかかったすもうのおおいちばん。ちいさな明の海がよこづなにたちむかう。
 はっきょい どーん!がんばれ、明の海!はくりょくのある絵に力がはいります。
 さいごは、たちあがって、はくしゅがしたくなるほどです。


あかちゃんえほん


『やさいさん』
 tupera tupera/さく(Pツ 赤ちゃんえほん) 学研

 はたけで、やさいを、すっぽーん!つぎに抜くやさいさんは、だれかな?
 言葉のリズムや、ページが縦に開くのが楽しい絵本です。

『おちゃわんかぞく』
 林木林/文 いぬんこ/絵(Pイ 赤ちゃんえほん) 白泉社

 おちゃわんかぞくがやってきた。おはしかぞくや、おわんかぞくも
 いっしょにきょうもじゅんびばっちり。では、いただきまーす!


『ゴリラのおとうちゃん』
 三浦太郎/作(Pミ 赤ちゃんえほん) こぐま社

 イケメンゴリラのシャバーニに続け!…というわけではありませんが、
 ダイナミックな遊びはおとうさんならでは!ぜひ家で試してみてください。


『おっぱいばいばい』
 みついゆきこ/さく くぜじゅんき/え(Pク おかあさんとうさんへコーナー) グランまま社

 「あなたがうまれてはじめておっぱいをのんでいたすがたを、
 ママはわすれません」はじめて赤ちゃんをだいた日を思い出す一冊です。


『まって』
 アントワネット・ポーティス/作(Pホ おかあさんとうさんへコーナー) あすなろ書房

 「遅れそう!」「早く早く!」そんなときにかぎって、 子どもは「まって」「まって!」「まって!!」
 ついつい無視しちゃうけど、おねがい、ちょっとだけ立ち止まって。
 そしたらほら、すてきなものが見えますよ!


『おかあさんのいのり』
 武鹿悦子/さく 江頭路子/絵(Pエ おかあさんとうさんへコーナー) 小峰書店

 その手が武器など握らないように。「へいわ」というたからものが、世界中の子どもたちを守ってくれますように。
 すべての親が、子どもに寄せる願いを、やわらかい絵と、やさしい言葉で語りかけています。


よみもの


『ちゃいろいつつみ紙のはなし』
 アリソン・アトリー/作(933アト)福音館書店

 大事な箱をつつんだちゃいろい紙は、あっちへいったり、こっちへきたり。
 ずっと遠くのおうちまで運ばれていきます。そのあとも大事にしまわれて、家の中をながめていました。
 そしてまた、同じ箱をつつんだあとは…。低学年から。


『よるのとしょかんだいぼうけん』
 村中李衣/作(Fム)BL出版

 ぼくはぬいぐるみのくまきち。とおるくんに、としょかんのおとまり会につれてこられた。
 つぎつぎとぬいぐるみたちがやってきたけど、とおるくんがいないととってもしんぱい。
 そのよる、本の中からあばれぐまがでてきて…。
 本の中のじゅうにんと、ぬいぐるみたちの、たのしいだいぼうけん。低学年から。


『がれきの中の小鳥』 
 カーリ・ビッセルス/作 野坂悦子 /訳 (949)ぶんけい

 第二次世界大戦中のオランダ。ナチスドイツからのがれてユダヤ人の少女エルスケは
 森の中の「大きな家」にやってきた。かぞくとひきはなされ、名前までうばわれて。
 本当の自分をかくしていきなければいけなくなっても、
 ささやかな喜びと希望をもとめつづけ、生きぬこうとする少女の物語。中学年から。


『岬のマヨイガ』
 柏葉幸子/作 (Fカ)講談社

 両親を亡くした少女、夫から逃げてきた主婦、孤独な老女の三人が
 東日本大震災をきっかけに狐崎(きつねざき)という場所で出会い、
 カッパや地蔵、狛犬(こまいぬ)などの土地の力に守られながらふしぎな共同生活をはじめて…。
 本当に大事なもの、安心できる場所を見つけた時、人は少しだけ強くなれるのかもしれません。高学年から。


『べんり屋、寺岡の夏。』
 中山聖子 /作 (Fナ)文研出版 

 小さなべんり屋、寺岡をめぐる人々の物語。家業のべんり屋を継ごうと、がんばる美舟の一年を季節ごとに描きます。
 『~寺岡の秋。』『~寺岡の冬。』『べんり屋、寺岡の春。』もぜひ手にとってみてください。高学年から。


『世界名作ショートストーリー』1巻~5巻以下続刊
 (908)理論社

 『赤毛のアン』のモンゴメリ、『車輪の下』のヘッセ、
 人間の強さや弱さを鋭く描いたモーパッサン、世界の短編小説の名手サキ。
 児童書にはめずらしく、世界の作家の短編ばかりを集めたシリーズ4冊。
 長編とは違った楽しさを感じてください。高学年から。


ちしきのほん


『10歳の質問箱』
 (159)小学館

 努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」いろいろな悩みに答えてくれるのは、
 子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、おとなたち55人。子どももおとなも、読んでほしい本です。
 絵本作家・鈴木のりたけさんのさし絵が、ぷっと笑えます。


『にっぽんのおやつ』『にっぽんのおにぎり』
 白央篤司/著(383)理論社

 47都道府県のそれぞれの地方で愛されているおにぎりやおやつを各地の人々の
 声をたよりに写真とともに紹介します。さっそくおでかけして食べにいきたい!


『ありがとう実験動物たち』
 太田京子/著(480)岩崎書店

 ドキリとするタイトルですね。
 わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。
 その薬は本当にこうかがあるのか、ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。
 そして、その動物たちは・・・。かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。


『稲と日本人』
 甲斐信枝/さく(616)福音館書店

 日本人の食事にはかかせないお米。あたりまえのようにあるお米だけれど、
 本当はずっとずーっとつないできた、かけがえのない仲間なんですね。
 じっくり読むと、噛めば噛むほど味わい深いお米のように、じわーっと、
 稲と日本人のつながりが伝わってきます。


『「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガネット』
 前沢明枝/著(930)福音館書店

 ガーネットさんはどんな人?「エルマーのぼうけん」はどうやって生まれたのでしょう。
 直接インタビューして聞いてみました!どんなおはなしが聞けるでしょうか。お楽しみに!


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