夏粥のすすめ

『ウー・ウェンさんちの汁ものとおかず』 ウー ウェン/著 光文社(成人・書庫 596//21)

 

この本は汁ものとおかずのレシピが、春夏秋冬に分けて紹介されています。
今回、とくにおすすめしたいのは「お粥」が出てくる夏の章です。

 

中国では、お粥は「食べる」のではなく「飲む」と言うのだそう。
本文に出てくる「お粥は穀物のスープです」という言葉に驚きました。
白米だけではなく、緑豆やハトムギ、黒米、きびなどの穀物で作るお粥は、栄養豊富な水分。
冷房や冷たい食べもので冷えた体を温め、消化吸収が良く胃腸に負担をかけないので、暑さに疲れた夏の体に、お粥はおすすめなのだとか。

 

この他にも、トマトやとうもろこし、冬瓜などの夏野菜を使ったスープや、疲労回復効果のあるお酢を使ったレシピ、大葉やみょうがなどの香味野菜や香辛料の使い方など、どれも参考になりそうなものばかり。しっかり栄養を摂って厳しい夏を乗り切りたいですね。