家紋の謎

『あなたのルーツがわかる/ 日本人と家紋』 楠戸 義昭/著 明治書院 (市立・成人 288.6/ /11)

家紋。
幼かった頃の私の興味は、この不思議な紋様にありました。
実家の仏間、雛人形の毛せん、祖父の着物。
個人的には馴染み深いものですが、最近では、時代劇や大河ドラマで目にするくらいでしょうか。しかしながら、家より個人を重視する現代においても、家紋はすたれることなく残っているのです。

この本は、自然紋・植物紋・動物紋といった紋の種類とそこに込められた意味、日本の家紋と西洋の紋章の違い、家紋と名字の関係、なぜ家紋は単色なのか、といった家紋についてのあらゆる疑問に答えてくれます。
また、三英傑や北条氏といった歴史的な有名人の家紋と、それにまつわる具体的なエピソードも紹介されています。
自身のルーツを探る手段としても、異なる見方でドラマを楽しむためにも、ちょっとした知識を手に入れることのできる一冊です。

よろしければこちらも併せてご覧ください。
『家紋のすべてがわかる本』 高澤 等/監修 PHP研究所 (市立・成人 288.6/ /12)
『家紋 家紋を知れば、氏族のルーツが見えてくる』 高澤 等/監修 日東書院本社
                                                 (市立・成人 288.6/ /11)
『本当によくわかる!日本の家紋事典』 大隅 三好/著 金園社 (市立・成人 288.6/ /15)