がんばれ!現役ナローゲージ
『究極の現役ナローゲージ鉄道』 岡本憲之/著 講談社 ( 市立・成人686.2/ /12)
内部・八王子線や北勢線のような「小さくて狭いけど、かわいらしい電車」は、私にとってはめずらしくなく、日本全国どこにでもあるものだと以前は思っていました。
この本では、狭い軌間の鉄道「ナローゲージ」について紹介していますが、鉱山や工場内で使用されているものに混じり、今現在も旅客営業している路線として「近鉄内部・八王子線」「三岐鉄道北勢線」「黒部峡谷鉄道」の3つが挙げられています。
観光スポットとして有名な鉄道と並んで紹介されている地元の電車の姿を見ると、誇らしいような気恥ずかしいような、なんとも言えない気分ですが、貴重な存在であり、また地元ならずとも、一部の鉄道ファンから愛されているのを感じます。
本書(2012年出版)では「存続の危機迫る!」と紹介されている内部・八王子線も、4月から新会社による運営となり、北勢線も今年4月に開業100周年を迎えました。
今後もその歴史が続くことを願い、にわか鉄道ファンとしては乗り続けていきたいと思います。
皆さんも、ナローゲージに乗って、ちょっとお出かけしてみませんか?