縁起物ってどんなものがあるの?
『縁起物』 ~日本のたしなみ帖シリーズより~ 自由国民社 (市立・成人 387/ /16)
皆さんは、縁起物を購入したり、お祭りがあると参加したりしていませんか?
お守りを購入したり、おめでたい日には鯛や赤飯を食べたり。
お節料理の意味をよくわからないまま、毎年作っていたり…。
理由をよくわからないまま験担ぎしているのは何か変だなと思い、この本を手に取りました。この本には、行事やお守り・お祝い・動物と植物に分かれて、縁起物が紹介されています。
例えば、今の季節だと、「夏越しの祓え(なごしのはらえ)」という行事があります。どんな行事かと思ったら、「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」の事だそうです。神社に行くと、千萱(ちがや)で作った大きな輪が置いてあるのを見たことありませんか?あの輪っかをくぐる事により、罪や穢れが払われ、厄を免れるそうです。6月末に半年分の穢れを払い、次の半年に入るために心身を清め、後半の無事を祈るのだそうです。
今度は動物に目を向けると、猿や烏が神の使いだったり、植物では南天が、「難を転じて福となす」縁起の良い木とされていたり。他にも沢山あります。
あなたの知らなかった縁起物が、実は身近な所にあるかもしれませんよ。
ぜひ読んでみてくださいね。