あたらしくはいった本(令和3年5月up)
5月になりましたね。
まださむい日があったり、思ったよりあつい日もあったりして、
ちょっとつかれる時もありますよね。
ゆっくり本をよんで、ひといきしてくださいね。
★えほん★
『ひばりに』
内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵(Pウ) アリス館
「ひばりにはなそう ちいさなちいさなかぜのことを」はげます気持ちをすなおに
ことばにした詩。読めば読むほど、心にぐっとくる絵本です。
『ぱくぱくはんぶん』
渡辺鉄太/さく 南伸坊/え(Pミ) 福音館書店
「ケーキははんぶんのこしといてね」そういってでかけたおばあさん。
そのことばとおりにおじいさんははんぶんたべましたが…。
『海とそらがであうばしょ』
テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
フィンは、海とそらがであうばしょをさがすために、ふねをつくってたびにでます。
どんなたびになるでしょうか。じっくり絵をながめたいえほんです。
『気のいいバルテクとアヒルのはなし』
クリスティーナ・トゥルスカ/作・絵(Pト) 徳間書店
いつもかわいがっているアヒルのききに、バルテクはかえるの王さまからさずかった力で
たすけますが…。バルテクとアヒルのゆうじょうのものがたりです。
『111本の木』
リナ・シン/作 マリアンヌ・フェラー/絵(Pフ) 光村教育図書
女の子が生まれたおいわいに、111本の木をうえる村があります。
それは、男の子も女の子も同じように生まれたことをよろこぶためであり、
村のしぜんをとりもどすためでもあります。ジェンダーについてかんがえる、
本当にあったおはなしです。
『ちこくのりゆう』
森くま堂/作 北村裕花/絵(Pキ) 童心社
あさおきたら、とうちゃんとかあちゃんがカブトムシに!?えらいこっちゃ!
あわてるマサシですが、それだけではおわらないのです。
まさかまさかのれんぞくにおもわずわらっちゃうおはなしです。
『めぐりめぐる』
ジーニー・ベイカ/作(Pへ) ポリフォニープレス
そらたかく、ひるもよるもやすまずに、ときにはちきゅうのはんたいがわまでとびつづけるわ たり鳥。
おおむかしからいききしていた、しるしのないみちをたどります。
いったいどんなけしきをみているのでしょう。
コラージュの絵をみながらそうぞうがどんどんふくらみます。
『おじいちゃんのたびじたく』
ソヨン/作・絵(Pソ) 小峰書店
ある日、おじいちゃんのもとに、おきゃくさまがやってきました。
おじいちゃんはおおよろこびで、たびのしたくをはじめます。
だれにでもおとずれる、「旅立ち」を、あたたかく、やさしいまなざしで、
描いた韓国の絵本。顔のシートパックやちゃぶ台、紙のお金につつまれた小銭、
旅にはかかせない、たくさんのゆでたまごなど、韓国ならではの文化がよくわかる、
イラストにも注目です。
『すきなことにがてなこと』
新井洋行/作 嶽まいこ/絵(Pタ) くもん出版
あなたのすきなことはなんですか?スポーツ?音楽?それともべんきょうかな?
すきなことがあればにがてなこともあるよね。それぞれのとくいなことを生かして、
たすけあって、ささえていく、そんなせかいってすてきだね。
『このまちのどこかに』
シドニー・スミス/作(Pス) 評論社
ゆくえふめいのねこを探して、小さな子がひとり。
こごえるような寒さの日、 大都会をどんな気持ちで歩いているのでしょうか。
ふぶきのなか、やっとたどりついた家で、「きみは、きっとだいじょうぶ」と、
いのるような気持ちでむかえてくれた、家族のあたたかで、
つつみこむようなメッセージが心にひびきます。
『アパートのひとたち』
エイナット・ツァルファティ/作(Pツ) 光村教育図書
アパートにすんでいる女の子。それぞれの階のドアを見て、
どんな人たちがすんでいるのか、想像しています。どろぼう一家にサーカス団、
吸血鬼など、女の子と一緒に、どんどん広がっていく、空想の世界を楽しんでみてください。
『みち』
さいとうしのぶ/作(Pサ) ひさかたチャイルド
はるちゃんがかいたみち、どんどんのびていきます。ぱんやさんにじゅーすやさん。
むこうにはかわ。はるちゃんはわたれるかな?おはなしがどんどんふくらむえほんです。
『かなしみのぼうけん』
近藤薫美子/作(Pコ) ポプラ社
ひとつのいのちがおわり、かなしみをかかえて、さんりんしゃではしるこども。
はしってはしって、やっとわかれをうけいれたあとやってきたのは・・・。
わかれのあとには、つぎのであいもやってくるね。
『ちがうかな?ヘンかな?』
楊思帆/文・絵(Pヤ) 樹立社
めがね、ズボン、くつ…なんかヘンだよ?おかしいよ?
あれあれ、ぴったりのいきものがやってきたよ。つぎは、だれかな?
明るい色も楽しい絵本。
『まちがいなんてないよ』
コリーナ・ルウケン/絵と文(Pル) 新評論
絵をかいていたら、片方の目が大きくなりすぎちゃった。次は、インクのシミ!
まちがいだらけの絵になっちゃった…?いやいや、だいじょうぶ。
想像力をはたらかせれば、どんどん変わっていくよ。まちがいなんてないよ。
『ちっちゃな生きものたち』
スージー・ウィリアムズ/作 ハンナ・トルソン/絵(Pト) 化学同人
虫のこと知りたいけど、本物の写真は苦手。そんなあなたにおすすめです。
アリ、ムカデとヤスデ、カタツムリ、ミミズの4冊があります。
ちょっとのぞき見してみませんか?
『うろおぼえ一家のおかいもの』
出口かずみ/作(Pテ) 福音館書店
みんなで、おでかけ。おかあさんは、おうちでご用事。たのまれたものは何だっけ?
みんなであれこれ話しても、うろおぼえ…。だれにきいても、合っているような、
何だかちがうような…?
『うみがめのおじいさん』
いとうひろし/作(Pイ) 講談社
なみにゆられて、うつらうつら。思い出にただよう、おじいさん。
時間も、場所も、自分のことも、うみといっしょになって、
うつらうつら。ゆられています。
『どろぼうねこのおやぶん』
小松甲尚/ぶん かのうかりん/え(Pカ) 文芸社
さかなやさんとなじみの、どろぼうねこのおやぶんさん。ある日のてんきよほうは、
はれのちサンマまたはサバ。こまったさかなやさんのために、おやぶんさんは…?
猫好きのあなた!この絵、好きじゃないですか?
『おばあちゃんのたからもの』
シモーナ・チラオロ/作(Pチ) 光村教育図書
おばあちゃんの顔のしわは、ぜんぶがすてきなたからもの。
子どものころの朝。少女のころの海辺のピクニック。
おじいちゃんにはじめてあった日…。きょうは、すてきなおばあちゃんのたんじょう日。
『ありがとう』
谷川俊太郎/詩 えがしらみちこ/絵(Pエ) 講談社
卒業式の日。親に、世界に、わたし自身に、「ありがとう」と言ってみる。
わたしがこの世界に存在する意味をかみしめる。
谷川俊太郎の詩にひたる絵本。
★赤ちゃんえほん★
『ちゃーぷちゃぷあひるちゃん』
渡辺朋/文 村上康成/絵(Pム) 文響社
あひるちゃんがちゃぷちゃぷすすみながら、どこかをめざしています。
あひるちゃんといっしょにぼうけんしてみよう。
★よみもの★
『わたしの気になるあの子』
朝比奈蓉子/作(Fア) ポプラ社
瑠美奈のクラスメイトが、とつぜん坊主頭にして学校に来た。
クラスのみんなは「女の子が坊主頭なんておかしい」と言うけれど…。 10代から。
『わたしのあのこ あのこのわたし』
岩瀬成子/作(Fイ) PHP研究所
友だちになりたいと手紙を書いたものの、あることがきっかけでいじわるな気持ちが
ふくらんでいくアキ。怒っているんだろうなと手紙の返事を渡せないモッチ。
二人の女の子の物語。 高学年から
『ゆかいなことばつたえあいましょうがっこう』
宮下すずか/作(Fミ) くもん出版
コアラのモモちゃんがけがをしたらしい。たいへん!はなしをきいたリスのケイちゃんは、
ワカちゃんにつたえ、ワカちゃんはミウちゃんにつたえ・・・。
さいごにつたわったはなしに、みんなびっくり!でんごん、むずかしいね。 低学年から
『ぼくはおじいちゃんと戦争した』
ロバート・K・スミス/著(933スミ) あすなろ書房
大好きなおじいちゃんが一緒に暮らすことになった!えっ、ぼくの部屋に住むの?
ぼくは3階の暗い怖い場所に行けって!?勝手に決めるなんて許せない。戦争だ!
不公平を正すために、おじいちゃんと戦争を始めたピーター。
でも友だちはひどいことを言うし、どんどんエスカレートして終わらない。
どうしたらいいの?戦争に勝てばいい?我慢する?あきらめる?
ラストにほっとする物語。 高学年から
『ぐうたらとけちとぷー』
加瀬健太郎/作(Fカ) 偕成社
ぐうたらの「めんどう くさのすけ」、ケチの「せこいや ジャクソン」、
おならばっかりの「へ こいたろう」。
「なかよしの三人のおはなし。めっちゃわらえる。 低学年から
『バンビ 森に生きる』
フェーリクス・ザルテン/作(943) 福音館書店
本当のバンビの物語は、オーストリアの美しくもきびしい自然の中で、
死と隣り合わせで生きることを描いたリアルな物語です。
岩波の上田真而子訳か、酒寄進一訳のこの福音館版で読んでみてください。 10代から
『ヤーガの走る家』
ソフィー・アンダーソン/作(933アン) 小学館
死んだ人たちをおくる「門の番人」の手伝いをしながら暮らすマリンカ。
足が生えた家は、急に動き出して、どこへ行くかわからない。そんな生活を
ぬけだすために考えた方法は…?ただのファンタジーでない現実的な展開に、
ページをめくる手が止まりませんでした。 10代から
★ちしきの本★
『アーノルド・ローベルの全仕事 がまくんとかえるくんができるまで』
(726研究) ブルーシープ
絵本作家アーノルド・ローベルを知っていますか?名前にピンとこなくても、
かえるくんが親友のがまくんにおてがみを送る「おてがみ」というお話を、
国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
『ふたりはともだち』からはじまる「がまくんとかえるくん」全4冊のシリーズは、
今も世界中で愛されているロングセラーです。現存する貴重な原画やスケッチなどの
図版や解説、家族のインタビューによるアーノルド・ローベルの知られざる素顔や、
訳者である三木卓さんの解説なども収録された、決定版の一冊です。
『モノのなまえ事典 まだある!!アレにもコレにも!』
(031) ポプラ社
食パンの耳の正式名称、福引でガラガラまわすアレ、ラムネのびんのくびれてるアレ、
などなど。よく見るけど、本当の名前を知らないモノってまだまだあるよね。
きみはどれだけ知っているかな?みんなにクイズを出してじまんしちゃおう。
もっと知りたい人には、『モノのなまえ事典』もあるよ。ぜひ、よんでみてね。
『真実を発見!科学捜査』
岩澤不二雄/監修(317) 誠文堂新光社
事件解決のために行われている捜査の裏側がわかります。
現場検証、遺体鑑定、DNA検査、薬物検査…。
事件後に使われたハンコや筆跡鑑定…。
科学捜査研究所がどんなことをしているのか、大人も気になる内容です。
『なんで洞窟に壁画を描いたの?』
五十嵐ジャンヌ/著(702) 新泉社
博物館でラスコー洞窟の壁画を見たリノ。不思議に思ったことをメモして、
おじいちゃんと一緒に謎解き。美術の始まりを探る、小説のような本です。
博物館が好きな人、考古学が気になる人におすすめ。
『絵で見て学べる!お金ってなんだろう?』
(591) インプレス
なんのためにお金があるの?お金を貯めるといいことがある?
自分のお金を持つ前に、親子で読むといいかも。
『虫かごなしでかんたん!ペットボトルで育てよう』
(486) 汐文社
アゲハチョウもカブトムシも、虫かごなしで育てられる!
ペットボトルで虫かごを作って育ててみよう。
シリーズで「野菜・花」「水のいきもの」もありますよ。
『つくって役立つ!防災工作』
(369) 学研
ペットボトルでシャワー。新聞紙でスリッパ。牛乳パックで掃除道具。段ボールでパーテーション。
遊びでも役立ちそうなので、いちどやってみるといいですよ。
『おしえて!くもくん』
サトウミユキ/制作(367) 東山書房
副題は『プライベートゾーンってなあに?』。
小さい子どもにも分かりやすいよう、絵本形式で書かれています。
男女関係なく、性被害の加害者にも被害者にもならないために、家族で読んでください。
『いきものづくしものづくし』
(とても大きい本コーナー) 福音館書店
大きな本1ページごとに、いろんな「もの」がぎっしりかかれています。
1巻は、くだもの、つの、くつ、むかしのてつどう など。
それぞれ一流の画家がかいていて、さすが福音館!
12巻出る予定で、いま、2巻まであります。
『はじめてでもカンタン!手づくり布マスク』
(594) 理論社
使い捨てのマスクも手に入れやすくなったけれど、これからの季節、
肌にやさしい布マスクも使いたいですね。
なんと、縫わないマスクの作り方も!さあ、チャレンジしよう!
ローリー・アレクサンダー/作(780) 福音館書店
今では、パラリンピックは広く知られていますが、なぜつくられたか知っていますか?
パラリンピックをつくったルートヴィヒ・グットマンの物語。