すこし涼しくなってきましたね。秋といえば読書の秋。本の中から小さい秋をみつけてみませんか?新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。
★赤ちゃん
『コーギーちゃんはおねむです』
エリン・ヘッグ/作 評論社おねむなコーギーちゃんは、寝ようとするたびに、どいて!と言われてしまいます。
ゆっくりねむれる場所をさがしますが…。
コーギーちゃんの表情がかわいくて、ほっこりする絵本です。
『ゆらしてゆらして』
accototo/作 PHP研究所
真っ赤なりんごをつみあげて、ゆらしてみるとどうなるかな?さあ、いっしょに本をゆらしてゆらして…。
継ぎはぷるぷるのぷりん、積み木のおうち、いろんなものをゆらしてみよう!
★絵本
『ひめさま!おばけもおばけこわいーでござる』
丸山誠司/作 光村教育図書
ひめさま!シリーズ、今度はおばけやしきへいきます。
全国からあつまったおばけたちがひめさまをおどかします。
おばけたちがはなす言葉にも注目してください。
『なにができるかな?』
植田まほ子/絵 ワタナベマキ/料理 主婦と生活社
お肉や野菜やいろいろな調味料。この材料でいったい何ができるかな?
みんなが大好きなあの料理かも。料理の作りかたも紹介されています。ぜひ作ってみて!
『イリエワニ』
福田雄介/文 関俊一/絵 福音館書店
表紙を見て、そのはくりょくにびっくり!川と海の間に住む、世界最大のイリエワニ。
ぶあついうろこの体、最強のキバ!あらゆるものと戦い、生き残れるのはほんの少し。
サバイバルな世界を生きぬく、ワニの世界をのぞいてね。
『おしゃれヘアーのカーリーさん』
ふくだのぞみ/作 岩崎書店
おしゃれへアーのカーリーさんはちょっぴり変わった美容師さん。
今日も野原の美容室で、子どもたちのリクエストにこたえます。
髪の毛をカブトムシにしたり、ソフトクリームにしたり…次は何になっちゃうの?
『ペンギンのウィリー』
ロバート・ブライト/作 好学社
ペンギンのウィリーはなんきょくにすんでいます。なんきょくにはペンギンがたくさんいるので、みわけがつきません。
そこで、ウィリーは自分をかえようとまちへ出かけました。じぶんって何か、考えるきっかけになる絵本です。
『ねえねえ、なに見てる?』
ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
トーマスは、他の人とは色が違ってみえる。弟はまだ小さいから、なんでも大きく見えてるはず。
音楽家のおじさんは、音も見えているらしい。だれでも自分のめがねで自分の見えるものを見ているんですね。
『いやっ!といえないノニ』
ヘザー・ハート=サスマン/文 ジュヌヴィエーヴ・コテ/絵 サイエンティスト社
ほんとはいやなのに、きょうはいやなのに、「いや」が言えない子。
勇気を出して「いや!」と言うことを、後押ししてくれます。
あんがい、「わかった」であっさり終わるかもしれないよ。
『Mr.ソフティークリーミーまちをゆく』
くりはらたかし/作 佼成出版社
ソフトクリーム?のMr.ソフティークリーミーが、暑い中、お出かけします。
いろんなアクシデントを乗り越え、危険なくちびるのヒトクチチョーダイヨンに食べられないようにたどりつけるか!?
『ぼくはくまのままでいたかったのに…』
イエルク・シュタイナー/文 イエルク・ミュラー/絵 ほるぷ出版
くまが冬眠から目覚めると、山がなくなり、工場になってた。そこで働くようになったくまは、くまである自分を忘れていく。
1978年出版の本の新版です。絵画のような絵。笑うのかこわいのか、考えてしまうストーリー。
50年近く前の作品ですが、まるで今の世界。再版されてうれしい。
『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』
ジョイ・カウリー/文 佐竹美保/絵 徳間書店
気のつよいちいさな女とわるいかいぞくの、恋のおはなしです。
作者の出身地・ニュージーランドを思い浮かべる、海と、海の上の家がすてき。
★読み物
『バラクラバ・ボーイ』
ジェニー・ロブソン/作 文研出版
あたらしい転校生は、なぜかバラクラバ帽(目だけ出ている帽子)をかぶっている。
どんな時も脱ごうとしない。なんで?クラスメイトの想像はふくらむ一方。
あなたなら、どう接する?ラストにはまさかの展開も!10代から
『うちのキチント星人』
佐藤まどか/作 フレーベル館
ぶどうをナイフとフォークで食べるあっくんは、家事もとくいで、なんでもきちんとしている。
おおざっぱな千歌は、そんなあっくとの生活がちょっとゆううつ…。いっしょにうまくやっていけるのかな?10代から
『ひみつのとっくん』
工藤純子/作 金の星社
ぼくは体育でさかあがりができず、公園で練習しようと思った。
でも、さかあがりが得意なクラスメイトのぐっちゃんにみられ、逃げ出した。
けれども、ぐっちゃんも苦手な"何か"のひみつのとっくんをしていて…?低学年から
『命をつないだ路面電車』
テア・ランノ/作 小学館
イタリアに住むユダヤ人の12才の少年エマヌエーレ。
ナチスのドイツ軍がユダヤ人を連行するためにやってきたので、彼は路面電車にみをかくした。
なんとか命をつないだ、実話をもとにしたお話です。10代から
『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』
田丸雅智/作 Gakken
毎日の生活は、働いている人たちのおかげ。でも知らなかった。
空を毎日染める人のこと、動物の鳴き声のボイストレーナー、花が咲くのを応援する人。
本当にこんな仕事があったら楽しいな。10代から
★知識
『いろんな人に聞いてみた「なんでその仕事をえらんだの?」』
WILLこども知育研究所/編著 金の星社
絵本作家のヨシタケシンスケさんや、ゲームクリエイターの桜井雅博さん、ほかにもいろんな分野でかつやくする人にインタビューをしました。
どうしてその仕事をえらんだの?将来へのヒントがみつかるかもしれませんよ。
『おとなもこどもも知りたい 生成AIの教室』
鈴木 秀樹/監修 カンゼン
生成AIって知っていますか?文章を作ってくれたり、絵を描いてくれたり、質問に答えてくれたり、私たちの生活を助けてくれます。
でも生成AIには危険もあって……どう付き合えばいいか考えてみましょう。
『カムイサウルス』
植田和貴/文 少年写真新聞社
発見された、小さな骨のかけら。これはむかわ竜かもしれない!
きっと骨の続きがあるに違いないと、始まった発掘で発見されたのはカムイサウルス。
なんと、白亜紀の日本は恐竜の群れが住んでいた!恐竜好きな人は、わくわくがとまらない!
『クラゲのくらし』
水口博也/著 少年写真新聞社
水族館でみているうつくしいクラゲは、食べ物になったり、漁業のじゃまものになったりすることもあり。
また、紫外線で緑色にひかるタンパク質は、病気をなおすのに大かつやく!ふしぎなクラゲのひみつを見てみよう!
『こどもとできるやさしい金継ぎ』
ナカムラクニオ/著 ホーム社
金継ぎはこわれてしまった器を「漆」と「金」を使う、伝統的な修理方法です。
直した器は、どこにもないたった一つの作品になります。
かぶれにくい「新うるし」を使って、チャレンジするのも楽しいかも。
『ゆかいな魚たち』
福井歩/写真・文 少年写真新聞社
海辺で出会えるかもしれない、小さくてユニークな魚の、正面顔と横から見た写真を並べてあるだけで、なんか笑えて、いやされます!
わたしのお気に入りは、ハリセンボンとハコフグ!
『名探偵コナン空想科学読本』
柳田理科雄/著 小学館
コミックや映画を見ながら、「それはない!」「お約束!」と日ごろ突っ込んでいることを科学的に解析!
コミックの場面をたくさん使っているし、ところどころに入るイラストのツッコミが笑える。
平次は東京に年間23往復とは!和葉より工藤のほうが好きじゃんよ・・・
『自動車ができるまで』
スタジオタッククリエイティブ
企画、デザインから、試験、製造、検査、出荷まで、こんなふうなんだ!とよくわかります。
車の好きな人におすすめ!スズキの工場が協力しているので、スズキ車がいっぱい!
『海を科学するマシンたち』
山本省三/作・絵 くもん出版
「しんかい6500」に続いて、「ちきゅう」「深海ロボット」が入りました!海のそこの、その下の地中を調べるための船「ちきゅう」。
船からケーブルで人が行けない深海におろされ、そこで写真を撮ったり海底の岩やどろをとったりする無人ロボット「かいこう」。
地球の真ん中はまだまだなぞがいっぱい!
『モノの一生はドラマチック!』
NHK「ぼくドコ」制作班/編 NHK出版
Eテレで放映されていた「ぼくたちこれからドコ行くの?」の本です。
ダンボール、セーター、ショベルカー、タイヤ、大豆など、どうやってできて、最後はどうなっていくのかという、モノの一生をしょうかいしています。