そろそろ春の気配。新しい生活にそわそわしている人もいるかな。
ホッとひと息つきたい時、元気がほしい時、本を開いてみるのもいいかもね。
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!
★えほん★
ウサギのソロモン、へんしんする
ウィリアム・スタイグ/作(Pス) 徳間書店
じゆうにへんしんができるっていいよね。
ピンチのときにへんしんしたウサギのソロモンですが、よかったのか、わるかったのか、ハラハラのてんかいに!
同じ作者の『ロバのシルベスターとまほうの小石』もおすすめ!
おやすみまくら
斉藤倫、うきまる/文 牧野千穂/絵(Pマ) 小学館
夜なのに、まだねむりたくない、こねんこさん。
「わたしをまくらにどうぞ」とあらわれたのは…。
まるで夢のなかにいるかのような絵と、かわいい冒険が絶妙にマッチして引き込まれます。
むげんことわざものがたり
大串ゆうじ/作(Pオ) 偕成社
犬もあるけば…からはじまり、いろんなことわざがつぎつぎとつながる旅絵本。
知っていることわざをさがすのも楽しいね。さて、いったいどんな旅になるのかな?
むげんの意味は結末に!
おふろのぼうず
乾栄里子/文 石井聖岳/絵(Pイ) ひさかたチャイルド
ゆぶねの中で、タオルであそんだことはある?
ふうちゃんのおふろには、いろんなタオルぼうずがあらわれて、とってもたのしそう。
きっとみんなも、おふろでやってみたくなるよ。
どっち?
キボリノコンノ/作 (Pキ) 講談社
木で作ったパン、チーズ、どっちが本物?なかなか見分けがつかないできばえに、驚きます。
私は、どうしてもわからないものがあり、間違えました。
食品サンプルと、どちらが本物に近いかな?実物を見てみたい。
ゆきのゆきちゃん
きくちちき/作 (Pキ) ミシマ社
雪の日にでかけたねこのゆきちゃんは、自分の名前の由来を、出会う動物にたずねます。きれい。ふわふわ。
駆け回るみんなの上に降りしきる雪。
モノトーンの雪景色に映える動物たちの鮮やかな目。
吸い込まれるような色の世界です。
でんしゃでおでかけ
ケッソクヒデキ/作 (Pケとも) 福音館書店
しょうじくんは、都営大江戸線、中央線、東海道新幹線に乗って、東京から名古屋までおでかけ。
たくさんの電車にであったり、となりを走ったり。
あっ、着いた!見慣れた名古屋駅がうれしい!一緒に楽しむ、わくわく電車旅。
ママたちが言った
アリシア・D・ウイリアムズ/文 ブリアナ・ムコディリ・ウチェンドゥ/絵(Pウ) クレヨンハウス
アフリカ系アメリカ人の子どもがある年齢になったら必ず伝えられる「してはいけないこと」。
いまでもまだ、そういうものが存在する人々のことを、思ってみてほしいのです。
しゃぼんだま
小林実/文 林明子/絵(Pハとも) 福音館書店
しゃぼんみずとストローがあれば、どこでもしゃぼんだま遊び!
大きなしゃぼん玉も、身近なもので作れます。
林明子さん、絵本作家デビュー50周年記念の限定復刻本です。
ぞうくんはいちねんせい
ながしまひろみ/作(Pナ) アリス館
ぞうくんは、いちねんせい。きょうからがっこうです。
となりはどんなこ?べんきょうできるかな?ドキドキ。
ぞうくんとおなじようにドキドキしている新一年生と一緒に、読んでみてくださいね。
★ちしきの本★
なんでファラオは男なの?
山花京子/著(242) 新泉社
家族みんな古代エジプト好きの美羽。留学生とのかかわりをきっかけに、エジプトへ旅行することに。
タイトルが気になって主人公と海外旅行気分を味わいつつ、あっという間に読みました。
歴史好きじゃなくても読んでおいて損はない一冊。
ルビーの一歩
ルビー・ブリッジズ/著(316) あすなろ書房
60年前のアメリカ。「白人の小学校」に初めて通うことになった「黒人」の少女が、この本を書いたルビーです。
有名な画家、ノーマン・ロックウェルがルビーを描いた『私たちすべての問題』の表紙とともに、考えてみたい内容です。
ドボク模型
藤井俊逸/著(510) 日経BP
100均やホームセンターで手に入るものを使って、「土木」の仕組みや、面白さを伝えるのがドボク模型。
トンネル、石垣、地盤などのしくみを学べるだけでなく、防災に生かすことができます。
高学年から中学生の、自由研究にも使えそう。
相撲のルール 超・初級編
中野良一・木谷友亮/著(788) ベースボール・マガジン社
相撲をする人は?「力士」。お相撲さんは大食い?「そこまでではないです」
まじめな疑問に、ちゃんと答えてくれるのですが、イラストが脱力系なので、なんか笑っちゃいます。
はじめての着衣水泳教室
岩崎恭子/著 (785) 誠文堂新光社
服を着たまま、くつをはいたまま泳いだことある?
遊んでいる時、歩いている時、水に落ちたらどうしよう。災害は突然です。
オリンピック選手が教える着衣水泳の方法。
もちろん、海や川ではライフジャケットを忘れないで!
★よみもの★
キダマッチ先生! 8
今井恭子/作(Fイ) BL出版
カエルのキダマッチ先生はどんなケガや病気も治してくれるお医者さん。
今日は南の島へ患者さんをみにいくことに。
クセの強いどうぶつたちと、キダマッチ先生とのやりとりがなんともゆかいなおはなし。
シリーズの第8弾。低学年から。
とらまる、山へいく
なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
ちいさいころ、まちの動物病院で拾われた猫のとらまるは、動物のための診察をしています。
ある日、やまから来たウサギが往診を頼みに来ました。
もしかして、このウサギはぼくをまちの動物病院にあずけたウサギかな?
低学年から。
100年見つめてきました
吉野万理子/作(Fヨ) 講談社
生駒山遊園地って、知ってる?日本最古の現役の飛行塔があるそうです。
子どもたちの笑顔を作りだすアトラクションですが、100年の歴史の中には、戦争という悲しい出来事も…。
低学年からでも読みやすい物語です。
わたしに続く道
山本悦子/作(Fヤ) 金の星社
お父さんがケニア人のリイマが主人公。
その気はなくても差別をしていることがある日常をちょっと考えてみたい一冊。
自分自身を見つけていくリイマからは、見失いがちな大切なことを、私たちも再認識させられるかも。
10代から。
手話だからいえること 泣いた青鬼の謎
丸山正樹/作(Fマ) 偕成社
訳あって手話で会話をする美和と英知。
前作『水まきジイサンと図書館の王女さま』で、英知が転校してしまったあとは、手紙でやりとりをすることに。
手話が少し身近になるかもしれない、10代の人へ届けたい物語。
フォグ
マルタ・パラッツェージ/作(973) 岩崎書店
13歳、川のそばで生きるクレイ。
町にやってきたサーカスで、珍しい霧色のオオカミ“フォグ”と出会う。
サーカス団から逃げ“家”に帰ることができるのか。
自分の境遇にめげず、立ち向かっていく姿に心打たれる、イチオシの物語。
10代から。