10月16・23・30日の3日間、四日市録音奉仕の会の方を講師に迎え、音訳体験講座を開催しました。
講師が発音やアクセントなどを説明する様子 録音をするためのパソコンやマイクをセッティングした様子
墨字で書かれた文章を音声に変換することが「音訳」です。
1日目は腹式呼吸や発声法の基礎から始めました。みなさん最初は緊張していましたが徐々に声が出るようになりました。
2日目は文章の意味が正確に伝わるような読み方の練習をしました。みなさん日常で意識することのない声のスピードや息継ぎに苦戦しているようでした。
3日目は実際にマイクに向かって文章を読み、録音をする実習を行いました。1回目の録音ののち、講師からの一言アドバイスを受け、2回目の録音を行いました。
みなさん真剣な表情でしっかりと声を出して読まれていました。
2回の録音を終えたのちは、参加者全員で録音したものを聴いて、感想を出し合いました。
普段自分の声を録音して聴くことや、他人から評価をしてもらうことがないため新鮮だったという感想を多くいただきました。最後に、講師から一人ずつアドバイスもあり、皆さん充分に満足された様子でした。
やさしく丁寧に教えてもらえた、楽しく受講できた、もっと詳しく学びたいという声も、多く寄せられました。
そういった声に応えていくためにも、当館では今後もこのような講座を開催していく予定です。
図書館では、録音図書の製作や対面読書に携わる音訳者の存在が欠かせません。
この講座を通じて、一人でも多くの方が音訳に興味をもち、一緒に活動していただけることを願っています。
また、図書館では、音訳などの障害者サービスに関連する図書も数多く取り揃えています。興味がある方は、お気軽に図書館へお尋ねください。