2014年6月の記事一覧
“内澤旬子”という人
内澤旬子/著
『世界屠畜紀行』 解放出版社 (市立・成人648.2/ /07)
『身体(からだ)のいいなり』 朝日新聞出版 (市立・成人916/ウチ/11)
『飼い喰い 三匹の豚とわたし』 岩波書店 (市立・成人645.5/ /12)
『捨てる女』 本の雑誌社 (市立・成人916/ウチ/13)
ずっとわたしが目が離せないでいる人、それが、内澤旬子という人です。
2007年に出版された『世界屠畜紀行』が話題となり、わたしもその時にその存在を知ることとなりました。
こちらの本は、実際に著者自らが世界のさまざまな屠畜場を訪れて、動物たちが肉になるまでの様子をイラストで紹介しています。
その時に、著者に興味を持って他にエッセイのようなものは出ていないのだろうかと探したのですが、その頃は出版されていませんでした。
そして、忘れた頃に手にすることができたのが、待望のこちらのエッセイです。
『身体(からだ)のいいなり』。著者の乳がん闘病記です。
とにかく、こんな闘病記は今まで読んだことがない!という衝撃でした。
その後も、実際に自分で豚を飼って食べるという、これまた衝撃の体験ルポ『飼い喰い』や、ありとあらゆるものを捨てに捨てまくるエッセイ『捨てる女』など、毎回期待をして読んでもさらなる衝撃が待っている内澤さんの世界からここ数年ずっと目が離せないでいます。
衝撃的で痛快な内澤旬子さんの世界を、怖いもの見たさ、でぜひのぞいてみて下さい。