『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』 三宅香帆/著 ディスカヴァー・トゥエンティワン (市立・成人/816//23)
「読書に関するエッセーコンクール」へご応募いただいた皆様、ありがとうございます!
おかげさまで、たくさんの方の力作が図書館に届いています。
もしかしたら、応募したいけれど書いてみても上手くいかない……という方もいるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、この一冊!
三宅香帆『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない――自分の言葉でつくるオタク文章術』です。
せっかく面白い一冊に出会ったのに、せっかく自分のことを全部理解しているかのような本を見つけたのに、せっかく魂を震わす本と遭遇できたのに……「やばい!」くらいしか感想が思いつかないのでは、勿体ない。
この本を読めば、自分の中で本への理解を深めたり、みんなに知ってもらうことができるようになります!
感情を言語化するのって、とても難しいですよね。
本書の大きな特徴は、好きなものへの魅力を語るのに“読解力なんて必要ない! 妄想力で思考をこねくりまわそう!”と説いている点です。
そう言われるとなんだか自分にも書けそうな気がしてきちゃうのも不思議な感じ。「他人じゃなくて自分の言葉を使う」と言われるとなんだか難しそうですが、文章を書く前の下準備を教えてくれるので、心配ありません。
さらに書けなくなったときや書いた後の修正まで網羅しているので、アフターケアもばっちりです。
さあ、あなたもこの本を読んで素敵なエッセーを書いてみてくださいね!
2023年のテーマは「図書館が出会わせてくれたもの」です。
是非、あなたの図書館で出会った“推し”を教えてください!
「読書に関するエッセーコンクール」へのご応募をお待ちしています!