2019年4月の記事一覧
やさしさの薬
『優しい人には優しい出来事がありますように。』
もくもくちゃん/著 ワニブックス (市立・成人 726.5/ /18)
図書館で本を整理している時、真っ白な背景の中でにこにこしている動物達の表紙に引き付けられました。この本は1ページごとにメッセージと物語調の可愛いイラストが描いてあります。それぞれ短いため、どんどん読み進めていける内容となっています。
生活していると、悩みや悲しいことと向き合っていかなければいけない時もあります。この本に出てくる言葉や絵が、少しでも皆さんを元気づけてくれればいいなと思います。ぜひ手に取って、優しさいっぱいの世界観を体験してきてください。
油揚げ大好き!
『愛しの油揚げ おかずにおつまみに簡単レシピ80』
高橋良枝/著 文藝春秋 (市立・成人 596.3/ /16)
子どもの頃、私はお豆腐があまり得意ではありませんでした。何だか味がない食べ物だなあと思っていたのです。冷奴や湯豆腐などはおいしいと思えず、しょうゆやポン酢をたくさんかけて食べていました。高級なお豆腐を食べて、大豆の味がしっかりするとか、濃厚な味わいとか、そういう言葉を聞くたびに、よく分からないなあ、お豆腐の味がわかるなんて大人だなあと思っていました。
そんな私でも油揚げは大好き。お味噌汁に入った油揚げは汁をたっぷり吸っていて、口に入れると、じゅわっと汁がしみ出てきて幸せな気持ちになりますし、きつねうどんやおいなりさん、もちや卵を入れたきんちゃく、小松菜などの青物とさっと煮た煮浸しなど、どれも大好物です。しかし、恥ずかしいことに、油揚げはお豆腐から作られているということに、大人になるまで気付いていませんでした。(正確に言えば油揚げ用に固めの豆腐を作って揚げるとのことですが。)
この本は、そんな油揚げのレシピ本です。スタンダードな煮物や色々な和え物。カリカリに焼いて具材をのせる「カナッペ」や、ポテトサラダや生ハムなどの洋風なものまで詰めてしまう「きつね袋」などなど、さまざまなレシピが紹介されています。油揚げってどんな食材にも合うんだなあと感心し、ますます油揚げが大好きになりました。出来立てアツアツの油揚げが食べてみたい!家の近くにお豆腐屋さんがあればいいのに・・・とかなり切実に思う今日この頃です。
図書館の本の背にある番号596.3は「材料別の料理法」の本の番号(分類記号)です。鶏肉とか納豆とかトマトとか、自分が好きな食べ物だけのレシピ本を596.3の本の棚で探してみるのもおもしろいですよ。