行事

子ども点字教室を開催しました!

8月4日(金)に、小学生を対象とした「子ども点字教室」を開催しました。
点訳グループ「くすの木」の人たちに教えてもらいながら点字を読んだり、実際に点字を打ったりしました。
 
子ども点字教室の様子です。

前半は、点字がどのような場所で使われているかという話や、点字のしくみについての説明を聞いたあと、点字を読む練習をしました。
点字一覧表を参考にしながら、問題用紙に点字で書かれている文字をひとつひとつ探して、読んでもらいました。

子ども点字教室の様子です。

後半は、自分の名前や好きな言葉を、実際に点字器を使って打つ練習をしました。
点字を打つときには、いくつかの決まりがあるため、最初は少し難しかったかもしれません。
コツをつかんでくると、自分一人でどんどん打つことができるようになり、みんな夢中で打っていました。
最後には、「打つのが楽しかった」「もっとたくさん点字を打ちたかった」という声もたくさん聞かれました。

 
短い時間でしたが、点字の難しさと楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。
今回の点字教室が、点字に親しむきっかけになれば嬉しいです。

市立図書館の児童室にも、点字についてくわしく書いてある本や、点字を使って書かれた本があります。
読んでみたい人は、ぜひ児童室でたずねてみてください。

【報告】新図書館に向けてのワークショップ(高校生対象)を行いました

令和5年8月10日(木)、高校生を対象とした新図書館に向けてのワークショップを開催しました。

今回は8校の生徒さんの参加があり、4つの班に分かれてワークショップを行いました。
まず最初に、市が用意した2種類の断面図案を見て、それぞれの良いところ、改善した方がいいところを各個人で書き出した後、その意見をもとに、グループで話し合いました。
その後、それぞれのグループで出た意見、話し合ったことを各班ごとに発表しました。
このワークショップではじめて顔を合わせた人もいる中、皆さん和気あいあいとお話いただき、「個人学習室は本の場所とは別の囲われたスペースがいい」「窓は大きく、カウンター席が窓際にたくさんあるといい」「Wi-Fiがほしい」「子どもを連れてあがってくるのは大変なので、児童室は低い階のほうがいい」など、率直なたくさんのご意見がでました。

  


次回ワークショップは9月12日(火)に、子育て世代優先として開催します。
無料の託児(満6カ月~未就学児)を用意します(事前申し込み制)。
ぜひご参加ください。
詳細はこちら(市立図書館ホームページ内別ページ)


以下は、今回のワークショップで参加者に配布された資料です。
この断面図案は、今回のワークショップでフロア配置を考えてもらうためのたたき台として用意した2案です。この図案A,Bのどちらかに決めるものではありません。

【報告】新図書館に向けての第1回ワークショップを行いました

令和5年7月17日(月・祝)、新図書館に向けての第1回ワークショップを開催しました。

まず最初に、日頃から図書館を利用されている方には今の図書館のいいところ、あまり利用されたことがない方には、もっとこうだったら利用するというテーマで個人ワークをしていただいた後、グループごとにそれぞれが出した意見をもとに、話し合いました。
その後、2種類の断面図案へ、それぞれの案のいい点、こうした方がいいという点を個人で書き出し、もう一度グループで話し合った後、発表をしていただきました。
「児童のフロアは下の方がいい」「エントランスフロアに雑誌が置いてあると待ち時間に利用できるのでは」「21時くらいまで開館していると嬉しい」など、様々なご意見がでました。

詳細は後日改めてご報告いたします。 

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次回ワークショップは8月10日(火)に、高校生を対象として開催します。
ワークショップ終了後は、そのまま視聴覚ホールで自習することができるので、ぜひご参加ください。


以下はワークショップ当日に参加者に配布された資料です。
断面図(A,B案)については、今回の市民ワークショップでフロア配置を考えてもらうためのたたき台として用意した2案です。この図案A,Bのどちらかに決めるものではありません。

現図書館50周年記念事業『ながいながい図書館の話』終了しました!

酷暑にもかかわらず、とてもたくさんの方に来場していただきました。

坂倉加代子さん、増田喜昭さんの語る、50年の歴史。

今のこの図書館が、「市民の図書館」という当時の最先端の考え方を基に作られたこと。
増田さんを始め、坂倉さんを慕って図書館に通った様々な立場の人たちの話。
図書館には、子どものための場が必要なこと。
何より、図書館にいちばん必要なものは「本」と「人」であること。

「人」を体現しているお二人のお話は、多くの驚きと、発見と、示唆に富んだものでした。

坂倉さんと増田さんというお二人が、四日市市にいてくださったことの喜びを感じる講演会でした。

講演会の様子です。

講演会の様子です。

講演会の様子です。

(6月29日追記)
 たくさんのご応募、ありがとうございました。
 応募多数のため、抽選をさせていただきました。
 当選者の方には、本日入場券を郵送しましたので、当日は入場券をご持参ください。
 なお、入場券が届かない方は落選となりますので、ご了承ください。

(5月19日)
図書館が現在の場所に建ってから、7月10日で50年になります。
 今の図書館を建てるにあたり、何を考え、どう進めていったのか。開館後の様子はどうだったのか。図書館は、どんな影響をあたえたのか・・・
 当時、図書館職員であり、建設にもかかわった坂倉加代子さん、開館3年後に子どもの本専門店「メリーゴーランド」をオープンした、店主の増田喜昭さんをお招きし、対談形式で、図書館の記憶、そして新図書館へかける思いなどをお話しいただくことになりました。

 坂倉加代子さん(NPO法人四日市こどものまち理事)は、図書館のオープン時に司書として在籍し、その後も子どもや子どもの読書のための活動を続けてこられています。
 増田喜昭さんは、子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主の「ひげのおっさん」として、長年、子どもの本の普及と子どもの居場所づくりに力を注いでいます。
 子どもの本屋を作ろうと考えた増田さんが、当時、市立図書館の司書だった坂倉さんに相談を持ち掛けたころからの盟友です。四日市の図書館と、四日市の子どもの本の歴史を知るお二人が、図書館のこれまで、そしてこれからを語り合います。

【日時】
7月17日(月曜日・祝日)14時から

【場所】
四日市市文化会館 第3ホール

【定員】
80名(応募者多数の場合は抽選)

【受付開始】
5月20日(土曜日)9時30分から

【申し込み】
6月28日(水曜日)(必着)までに、市立図書館窓口においでください。
専用フォームからも申し込めます。
注意:応募者多数の場合は抽選となります。当選された方にのみ郵送で、ご連絡いたします。
         開催5日前までに案内が届いていない場合は落選です。



【報告】点訳・音訳体験講座を開催しました

10月22・29・11月5日に、点訳・音訳体験講座を開催しました。


〈点訳体験講座〉講師:点訳グループくすの木
講師が黒板に点字を書き説明する様子
写真1:講師が黒板に点字を書き説明する様子

点字器と点筆を使って点字を書く様子
写真2:点字器と点筆を使って点字を書く様子

点字は視覚障害者が指で読む文字です。それに対して、活字などの目で読む文字を墨字といいます。墨字を点字に直すことが「点訳」です。
参加された方々は、点字を書くときのきまりを学び、点字一覧表を確認しながら、1点ずつ丁寧に書かれていました。


〈音訳体験講座〉講師:四日市録音奉仕の会
講師が発音やアクセントなどを説明する様子
写真3:講師が発音やアクセントなどを説明する様子 

録音をするためのパソコンやマイクをセッティングした様子
写真4:録音をするためのパソコンやマイクをセッティングした様子

墨字で書かれた文章を音声に変換することが「音訳」です。
1日目には腹式呼吸や発声法の基礎から始め、2日目には聴き手に文章の意味が正確に伝わるような読み方の練習をしました。
練習を踏まえて、3日目には実際にマイクに向かって文章を読み、録音をする実習を行いました。
緊張しつつも、みなさんしっかりと声を出して読まれていました。



両講座とも、もっと詳しく学びたいという声も多く寄せられていました。
そういった声に応えていくためにも、当館では今後もさまざまな講座を開催していく予定です。

図書館では、点字図書・録音図書の製作や対面読書に携わる図書館協力者の存在が欠かせません。
この講座を通じて、一人でも多くの方が図書館協力者の活動に興味をもち、一緒に活動していただけることを願っています。
また、図書館では、点訳・音訳など障害者サービスに関連する図書も数多く取り揃えています。興味がある方は、お気軽に図書館へお尋ねください。