2015年2月の記事一覧

あたらしく入った本(平成27年3月up)

あたたかいきせつになってきましたね。
今回は一年間に入った、たくさんの本の中から、お気に入りの本をえらびました!
みなさんもお気にいりのいっさつがみつかるといいですね。



えほん


『なんのじゅうたい?』 
 オームラトモコ/作 (Pオ)ポプラ社

 あれ?じゅうたい?こうじのおじさんがみにいってみると、いちりんしゃにベビーカー、
 ばしゃ、トラクター。サファリバスのうえにはライオンがいるし、どうぶつうんぱんしゃからは
 ぶたがにげだした!いちばんまえはどうなっている?さいごはびっくり!50だいの
 いろいろなくるまをゆっくりたのしんでね。おっと、としょかんのくるまもあります。


『みんなでつくっちゃった』
 長新太/作 (Pチ)大日本図書

 もりにおちていた、たくさんのしんぶん。すこしたつとなくなっていました。ドレス、いえ、
 すごーい!あとは、なにをつくったのかな。1974年発行の絵本の復刊です。大人は
 当時の新聞記事も楽しんでね。


『ぼくはニコデム だって、だって、だって』
 アニエス・ラロッシュ/文 ステファニー・オグソー/え (Pオ)光村教育図書

 パパやママはいつもいう。「ニコデム!どうして?」ぼくはいつもこたえる。「だって」。
 あるとき、あるときパパやママはなにもいわなくなった。「どうして?」。


『カエルと王かん』 
 なかじまゆうき/文 山田真奈美/絵 (Pヤ)BL出版
 
 もりのいりぐちで、ぴかぴかの王かんをみつけたカエルのビクトール。
 王かんをのせたじぶんのすがたにうっとりしていると、ほかのカエルがやってきて
 さけびます。「王さま、バンザイ!」。つぎの日、ほかのカエルが王かんをみつけて…。

『ぼくはまいごじゃない』
 板橋雅弘/作 シゲリカツヒコ/絵 (Pシ)岩崎書店

 おにいちゃんたちとでかけたショッピングモールでまいごになっちゃった!
  小さな「ぼく」から見たけしきが、とってもドキドキさせます。どのページにもいる
  「まいごりら」もさがしてね!


『ふゆのむしとり!?』 
 はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版

 ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
 あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い!


『クリスティーナとおおきなはこ』 
 パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵  (Pハ)偕成社

 ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、
 こんなにたくさんのことができます。想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。
 大人が読むとどこか懐かしい気持ちになるかも。


『おえかきしりとり』 
 (P)講談社
 ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
 四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
 絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
 絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。


『ほうれんそうは ないています』 
 鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
 
  農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしく
 なあれと、笑いかけていた野菜。 酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。
 おいしいね、おいしいねと、笑いあっていた牛乳。原発事故がおきて、すべて
 捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。

 

『ライオンのひみつ』
 マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社

 図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、強く強くねがう
   じけんが!図書館ではたらく人は、なにがおこっでもおどろいてはいけません。


『ミスターワッフル!』 
 ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版

 とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。
 ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、あちらは命がけの争い!
 何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
 この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。


『あきちゃった!』 
 アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)あすなろ書房

 イヌは「ワン」、ネコは「ニャー」。カラスは「カア」で、ちゃいろいことりは「チュン」。
 でも、いっつもおんなじで、つまんない。へんてこりんなうたをうたおう!カラスはすごく
 おこるけど……。おもわずわらっちゃう、へんてこりんな絵本です。


『えをかくかく』 
 エリック・カール/作 (Pカ)偕成社

 いろんな色をつかって、「かく かく」どんどん。あおい馬も、きいろい牛も、
 むらさきのキツネだって、ステキ!自由に、のびのびと、えをかこう。
 わくわくするような絵が、どんどん出てきますよ。


『クレヨンからのおねがい!』
 ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵  (Pシ)ほるぷ出版

 お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
 ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!
 ケンカしているクレヨンもいるみたい。さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?
 小学生の子にもおすすめです。


『いえでをしたくなったので』
 リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵  (Pハ)ほるぷ出版

   45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。いえでをしたくなった4にんきょうだいが、
   あっちへいったりこっちへ行ったり。白黒なのにいきいきとばめんが伝わってきます。


『こけしのゆめ』 
 チャンキー松本/作 いぬんこ/絵  (Pイ)学研教育出版

  「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
  あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
  でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
  また元気になってくれるのでしょうか


『どっとこどうぶつえん』 
 中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
 
 □■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつか
 わかるかな?
 

『ほんをひらいて』 
 トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版

 ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
 アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえて
 くれます。


『ゆらゆらチンアナゴ』
 横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版

 すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
 水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
 チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。

 
『チャーリー、おじいちゃんにあう』 
 エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 (Pオ) 岩崎書店

 おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
 チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬとともだちに
 なるやりかたをしらないらしい。さあ、ふたりはともだちになれるかな。


『あかり』
 林木林/文 岡田千晶/絵 (Pオ) 光村教育図書

 あたたかなろうそくのあかりが、生まれてきた赤ちゃんを、女の子を、娘をてらします。
 ともに年を取った子どもとあかり。人生とろうそくのあかりが静かにしみいる絵本です。


『かえるの竹取ものがたり」 
 俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店

 日本でいちばん古いものがたりといわれている「かぐや姫」のおはなし。
 でも、この絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、
 なんだかちがった感じ。絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない
 人は、図書館できいてね。「かえるの平家ものがたり」もいっしょにどうぞ。



あかちゃんえほん

『さわらせて』 
 みやまつともみ/作 (Pミ赤ちゃんえほん)アリス館

 いぬさんちょっとさわらせて。うさぎさんちょっとさわらせて。
 さらさら、もこもこ、ふわふわ、ちょっとさわってみたい、どうぶつのせなかやおなか。
 さわると、どんなかんじかな。


『ぽんちんぱん』
 柿木原政広/作 (Pカ赤ちゃんえほん)福音館書店
 
 ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん、
 ちぎちぎぱっぱで ぽんちんぱん。おいしそうなぱんがいっぱい!
 歌のようなリズムがたのしい写真えほんです。


『ねむいんだもん』 
 福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ赤ちゃんえほん)そうえん社

 すやすや すやすや す~やすや どうぶつたちがひるねをしているところをみたことが
 ありますか?ウマが、パンダがペンギンが。むにゃむにゃ うとうとうと。「だってねむいん
 だもん」どうぶつたちのこえがきこえてきそう。


『ふしぎなにじ かがみのえほん』『きょうのおやつは かがみのえほん』 
 わたなべちなつ/さく (Pワ赤ちゃんえほん)福音館書店
 
 えほんをまっすぐひらくと、えがうつって、にじがみえたり、まるでふたりでおかしを
 つくってたべているかのように立体的にみえる、かがみのような紙で、できている
 ふしぎなえほん。ぜひ手にとってよんでみてください。


『とんとんとんとんひげじいさん』
 藤本ともひこ/構成・絵 (Pフ赤ちゃんえほん)ひさかたチャイルド

 とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると
 ・・あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが
 絵本になりました。赤ちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。



よみもの


『てぶくろのふたご』
 二宮由紀子/さく フィリケえつこ/え(Fニ)理論社
   
 りりかちゃんのてぶくろはしっかりもののふたごのおんなのこ。おでかけするのが
  だいすき!ちょっぴり気の弱いマフラーの男の子やくつしたのふたごたちとのかわいい
  おはなしがいっぱい。ふゆのおでかけがたのしくなる本です。低学年から。


『にげだした王さま』
 宮下すずか/作 (ミ)くもん出版

 本のなかの文字はよるこっそりぬけだして、あさになるともどってきます。
 あるよる、「てん」のことで、いばりんぼうの王さまにおこったほかの文字たちが…。低学年から。


『こぶたのぶうくんとしりとり』
 小沢正/作 (Fオ)鈴木出版

 こうえんのゆうぐにあきたうさぎくんとぶうくん。なにをしようかまよっていると、
 「しりとりをしたら」というこえがしました。ふたりでしりとりあそびをはじめると
 つぎつぎにふしぎなことが…。ぶうくんのたのしいおはなし2話。低学年から。


『そこから逃げだす魔法のことば』 
 岡田淳/作 (Fオ)偕成社
  
 ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師に
 なったり、安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、
 ふたりだけのひみつ。中学年から。


『消えた犬と野原の魔法』
 フィリパ・ピアス/作 (933ヒア)徳間書店

 『トムは真夜中の庭で』が有名なピアス、さいごのお話です。犬と少年と野原、川、
 ちょっとした魔法、おとしより・・・と、ピアスの愛したものがつめこまれています。
 イギリスのいなかのように、ゆったりと気持ちのよいお話です。中学年から。


『「少年探偵団」大研究 上下』 
 (Fエ)ポプラ社
 
 『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?学校の
 図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんや
 お母さん、ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうに
 なって読んだはず。登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの
 魅力をすべて網羅した研究本です。高学年から。


『シロガラス ①②③』(つづきあり) 
 佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社

 そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
 ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
 『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです。高学年から


『風味さんじゅうまる』
 まはら三桃/作 (Fマ)講談社

 風味の家「一斗餡」は炭鉱労働者の疲れをいやしてきたあまーい和菓子屋。
 むかしながらの味をがんこに守っているが、まちおこしのSS-グランプリに出ることに…。
 あまり乗り気でないお父さん、お母さんをよこめにはりきる風味だが、そこに和菓子屋の
 修行からにげだしてきたチャラ男の兄も加わって…。高学年から。


『母さんが消えた夏』 
 キャロライン・アダーソン/著 田中奈津子/訳 (933アタ)講談社

 ある朝、母さんがかえって来なかった。6年生のカーティスと5歳の弟アーティーは
 ひっしで母さんがいないことをかくしながらがんばりますが・・。とつぜん母親がいなく
 なってしまった兄弟のひと夏の冒険物語。高学年から。


『ゴールデンドリーム』
 ロイド・アリグザンダー/作 (933アレ)評論社

 アメリカの偉大な作家・アリグザンダー最後の作品。地中海や中東を思わせる架空の
 舞台で、宝探しに出る少年カルロの物語です。冒険も苦しみも希望も笑いもすべてが
 つまっていて、読みだしたら止まりません。アリグザンダーの本を読んだことがない人は
 ぜひ挑戦してください。高学年から。


『鹿の王』上下 
 上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店

 3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
 上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
 食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が細やかに
 描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。主人公は、体内に何かを
 宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
 エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。10代から



ちしきのほん


『図解!!やりかた大百科for KIDS』
 (033)パイ インターナショナル

 こんなことやってみたい!と思っても、わからないことがいっぱい。でもだいじょうぶ。
 ストロー・ラッパのふきかた、たこや紙ヒコーキのつくりかた、犬となかよしになる方法。
 速球のなげかた、忍者コースのはしり方、おかしの作り方などいろんなことがいっぱい。
 えっ!こんなことも?とびっくり。すこしあぶないことは、大人といっしょにしてね。
 大人が読んでも面白い!


『マップス 新世界図絵』
 (290)徳間書店

 各地のゆうめいな場所や食べ物、人物などがかかれた世界地図。なんと、文字も
 イラストもぜんぶ手がき!さて、日本はどんなことしょうかいされているかな。
 世界旅行した気分になれます。


『みんなのチャンス』 
 石井光太/著 (367)少年写真新聞社

 家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを
 知っていますか?その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、
 問いかけてきます。


『ふたりのママから、きみたちへ』 
 東小雪、増原裕子/著 (367)イースト・プレス

 今、好きな人はいますか?その人は男の子?女の子?
 あなたが女の子だったら男の子が好きで、男の子だったら女の子が好きかもしれないね。
 それが「あたりまえ」だと思ってたけど、実はそうじゃない人もたくさんいます。
 小雪さんと裕子(ひろこ)さんはディズニーランドで初めて、女同士で結婚式をした二人。
 二人の出会い、悩み、結婚……男女の恋愛と違うところはなあに?いやいや、
 同じところはなあに?どこかの特別なおはなしではありません。あなたの近くにも、
 言葉にできず迷っている人がいるかもしれませんよ。


『川の民話集』 
 (388研究)河川環境管理財団

 川。およいであそんだり、魚や貝をとったり。のみ水につかったり。
 そんな川もときにははんらんして家や畑をながすことも。
 むかしから大切なくらしの場所だった川のいいつたえをあつめた「川の民話集」。
 こわい妖怪やかみさまもでてきます。ウソのようなはなしの中には、本当のことが
 かくれていたりもします。ぜひいろいろな川のおはなしをたのしんでね。
 もちろん、三重県の川もでてきます。


『図鑑大好き!』 
 (460)彩流社

 みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
 科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、とっても
 たのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
 ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!


『トイレをつくる 未来をつくる』
 (498)ポプラ社

 トイレをつくるということは、うんちをする場所をつくるということだけではない。
 環境をととのえて、こどもたちの未来をつくるということだ。
 東ティモールでのトイレづくりの写真絵本。日本ではどこにでもあるトイレが
 どんなに大切なやくわりをしているかが、とってもよくわかる。


『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』 
 飯田守/作 (546)講談社

 時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。
 名前は知っていてもなかなか見ることのできない新幹線。
 なぞにつつまれたドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!


『バケツで実践 超豪快イネつくり』 
 薄井勝利/監修 (616)農文協

 バケツでイネを育てると、たんぼよりも大きく育つ。 
 バケツイネの名人が、種モミからしゅうかく、ごはんになるまでをじっくりおしえてくれる。
 ひとつぶの種モミのもつ力にびっくり!


『パパママおしえてアートミステリー13話』 
 (704)辰巳出版

 なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?イエス・キリストはどんな顔していたの?
 「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、美術作品には疑問難問がいっぱい。
 パパママ答えられますか?うーんと思ったらこの一冊。パパとママのための
 美術館ガイドつき。


『平安女子の楽しい生活』 
 川村裕子/著 (910)岩波書店

 みなさんは平安時代の女の子たちってどんなイメージですか?
 遠い遠い昔の世界と思ってませんか?いえいえ、実は彼女たち平安女子も
 今どき女子とかわらず恋バナや占い、進路になやんだりしてたんですよ。
 むずかしい古文はでてきません!古典を読むのに必要なインテリア&ファッション用語、
 恋のお作法の基本など、楽しく学べます。


『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
 村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研

 名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。彼女はどんな人だった
 のでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと、戦争中も必死に訳し続ける
 ことをあきらめなかった一人の女性の物語。

『てつがくのライオン』
 工藤直子/文 長新太/絵 (911)復刊ドットコム

 かたつむりから、けものの王で哲学的だとおしえられたライオン。
 「てつがきてき」になろうとおもい、すわりかたからくふうしてみる。
 てつがくてきになるってってどんなだろう。「ふふっ」てわらえます。
 工藤直子さんの詩に、長新太さんの絵がぴったり。