2019年8月の記事一覧
あたらしくはいった本(令和元年9月up)
あつかった夏もすぎて、秋がちかづいてきました。
お気に入りの一冊をぜひみつけて読書の秋を楽しんでみてね。
★えほん★
『このほんよんでくれ!』
ベネディクト・カルボネリ/文 ミカエル・ドゥリュリュー/絵 (Pト)クレヨンハウス
おやこが絵本をよんでいるのを、うしろで聞いていたオオカミ。
落としていった絵本をひろったけど、本が読めません。森の動物たちに、
「読んで」とたのむのですが・・・。さあ、づづきはどうなるかな。
『ヒキガエルがいく』
パク・ジョンチェ/作 (Pハ)岩波書店
トン いっぴきのヒキガエルがあらわれた。ト トトン。もういっぴきあらわれた。
ドンドンダンダン ドンドンドンドン。つぎつぎにあらわれるカエルたち。圧巻!
『ぼくたちはみんな旅をする』
ローラ・ノウルズ/文 クリス・マッデン/絵 (Pマ)講談社
水の中、高い空、広い大地、動物たちは旅をする。季節がかわり、子どもを
そだて、食べ物をさがして。驚くほどたくさんの動物たちの旅を、みて。
『ヒロシマ 消えた家族』
指田和/著 鈴木六郎/写真 (Pス)ポプラ社
太平洋戦争末期、昭和20年、8月6日。たった一発の原子爆弾が、えがおに
あふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。戦争中であっても愛に
つつまれてしあわせにすごしていた、家族の記録写真を通して戦争と平和に
ついて考える写真絵本。
『ナマコ天国』
本川達雄/作 こしだミカ/絵 (Pコ)偕成社
まっぷたつにされてもへいきだったり、ゴシゴシこすると、とけたり、
ナマコにはへんなところがいっぱい!知れば知るほどおもしろい
ナマコの絵本です。
『みなとまちから』
nakaban/作 植田真/絵 (Pウ)佼成出版社
しずかな みなと。みみをすませていると、いろんなおとがきこえてくる。
あめがふってきた。あまやどりに入ったみせでみた、ふしぎなゆめ…。
作者が入れ替わった『とおいまちのこと』もぜひ。
『すきっていわなきゃだめ?』
辻村深月/作 今日マチ子/絵 (Pキ)
『すきなひと』
桜庭一樹/作 嶽まいこ/絵 (Pタ) 岩崎書店・恋の絵本シリーズ
人気小説家が、「恋」をテーマに、絵本の文章を書くシリーズ。
2冊とも、「恋」の話だけど、「普通」「同じ」でなくていいよ、
というメッセージにもなっていて、年齢、性別関係なく心に響く絵本です。
『しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち』
たしろちさと/作・絵 (Pタ)ひかりのくに
大のなかよしのしろちゃんとはりちゃんは、1本のアイスキャンディーをめぐって
おおげんかをしてしまいます。なかなおりできるかな?
『エジソン ネズミの海底大冒険』
トーベン・クールマン/作 (Pク)ブロンズ新社
ネズミの冒険シリーズ、次は海!先祖がのこした手紙をもって、ネズミの大学に
やってきたピート。その宝を見つけるためには、海にもぐらなくてはいけない…!
空を飛び、月へ行ったネズミがいるなら、海にもぐれないはずはない!ぜひ一度、手にとって欲しいシリーズです。
『じごく ごくらく こころノート』
くら田たまえ/作(Pク)風濤社
じごくでも、ごくらくでも、同じ長いはしを使うけど、食べ方はだいぶ違うみたい。
じごくのこころと、ごくらくのこころ。あなたのこころシールは、どちらがたくさん
たまるかな?
『夜のあいだに』
テリー・ファン,エリック・ファン/作(Pフ)ゴブリン書房
ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。
いそいできがえて、階段をおり、おもてへとびだしてみると・・・。ようこそ
グリムロック通りへ!さあ、これからこの通りにふしぎなことがおこります。
そして気づけば、町にも人にも変化が・・・。
『ばらいろのかさ』
アメリー・カロ/文 ジュヌヴィエーヴ・ゴドブー/絵(Pコ)福音館書店
いつも明るいカフェのアデル。でも雨の日は、まったくやる気がでなくなって、
閉じこもってしまいます。そんなある日、店に置いてあったのは、大好きなばらいろのくつ。
次のときには、ばらいろのレインコート。いったいだれが?苦手な雨の日だけど、外へ出てみると…。
『たぬきのひみつ』
加藤休ミ/作(Pカ)文溪堂
「だれにもいっちゃいけないよ。」たぬきのひみつをしったどうぶつたちは
つぎつぎにじぶんのひみつをはなしますが・・・。どうぶつたちのおいしいひみつって!?
『エミージーンのぼうし』
メアリー・チャルマーズ/作(Pチ)岩波書店
小さな絵本「こねこのハリー」を知ってますか?同じ作者が描いた絵本が、
新しく翻訳されました。幼いこどもたちと動物たちのやりとりが楽しい、手のひらサイズの絵本です。
『みらいのえんそく』
ジョン・ヘア/作(Pヘ)あすなろ書房
えんそくは、月へ!地球をながめたり、写生をしたり。おっと、先住民がいる!
ファーストコンタクト(?)絵本です。
『ねこになりたい』
山口哲司/作・絵(Pヤ)出版ワークス
ねこになりたい、ねこのように自由気ままに外を冒険してみたい、とおもったことはありますか?
この絵本は、そんなねがいをかなえてくれます。
★あかちゃんのえほん★
『そらまめくんこんにちは』
なかやみわ/作 (Pナ)小学館
そらまめくんがおでかけです。大人気のそらまめくん赤ちゃん絵本シリーズ第二弾。
『おばけのばあ』
せなけいこ/作・絵 (Pセ)角川書店
だあれ、だあれ、いない、いない、ばあ!うさこちゃんもねこちゃんも・・・。
あれ?おつぎはだあれ?さいごには、おばけもあらわれて・・・!?絵本作家
デビュー50周年を迎えたせなけいこさんがこどもたちのために貼り絵で
描きおろした<いないいないばああそび>赤ちゃん絵本。
『だっぴ!』
北村直子/作 (Pキ)こぐま社
おや?だんごむしが、もぞもぞ。だっぴ!ヘビもイモリもセミももぞもぞ。そしてさいごは?
★よみもの★
『タヌキのきょうしつ』
長谷川義史/作 (Fハ)あかね書房
小学校をのぞいたタヌキのおとうさんは、「これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだ。」と、
夜のきょうしつでべんきょうを教えはじめました。 ところがある日、せんそうがはじまって・・・。
少し前の、ひろしまでのお話。低学年から。
『タテルさん ゆめのいえをたてる』
ステファン・テマーソン/作 (989)エクスナレッジ
さあ、あなたのゆめの家はどんな家?おしろのような家?庭つきの家?
たてる家が決まりました!いつも話を 聞かずに、つっぱしってしまうタテルさん。
どんな家になるのでしょう? 中学年から。
『ぼくんちの海賊トレジャ』
柏葉幸子/作 (Fカ)偕成社
どしゃぶりの雨が止んだら、ぼくの家の上に海賊の船が落ちてきた!船から出てきた
海賊は、ぼくにしか見えない!?たからものを出せって言われても、なんのことだかわからないし。
「青くて四角でうたうもの」って、いったいなんだろう? 中学年から。
『ジークの睡眠相談所』
春間美幸/作 (Fハ)講談社
毎日ねむくてしょうがない小学五年生のミントは、ある日謎の睡魔・ジークと出会う。
「眠気」を求めてわるさをする睡魔を、ふたりは退治できるのか?高学年から。
★ちしきの本★
『名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」』
小手鞠るい/著(369)原書房
敵国の子だから、肌や目の色がちがうから。そんな理由で、
戦後、アメリカ兵と日本人のあいだに生まれ、日本のあちこちに置き捨てられた、たくさんの混血孤児たち。
子どもたちを引き取り、大切に育てた、澤田美喜と、エリザベス・サンダース・ホームの
愛のノンフィクション。
『親子で学ぶお金と経済の図鑑』
(330)技術評論社
生活のお金、ものの価格、銀行、社会保障、税金、株、世界経済・・・お金に関する
あらゆることの基本を、たくさんの図でわかりやすく解説してあります。ふりがなつき。
『月のみちかけ』
藤井旭/監修・写真 (446)ほるぷ出版
「月のひみつシリーズ」全3巻のうちの1冊。写真とイラストでやさしく説明してあります。
小学校低学年ぐらいに、いちばんわかりやすい本ではないでしょうか。
『化石ハンター』
(457)PHP
恐竜といえば小林快次先生。が、子どものころは恐竜少年ではなかった。
じゃあ、なぜ恐竜学者になったの?小林先生が恐竜に出あうまでのいろいろ。
好きなこと、気になっていることへの一歩をふみだしたくなる本。
『ファーブル先生の昆虫教室③』
奥本大三郎/文 (486)ポプラ社
昆虫大好き!…というほどではないけど、ちょっとは好き。昆虫の写真は
苦手だけど、絵なら読みたいな、でも物語ではないちゃんと昆虫のことが
わかる本…このシリーズをおすすめします!ひそかに人気ですよ。
『庭に咲く花えほん』
(627)あすなろ書房
見たことがある花でも、色や咲き方がちがうものもあります。
じぶんのまわりにはどの花がさいているかさがしてみてね。
『はじめてのラグビー』
(783)世界文化社
2019年に、日本で開かれるワールドラグビー。でもラグビーのルールって
どんなの? ラグビーのルール、練習方法、心がまえ、そして観戦のしかた。
レジェンドが教える、子どもたちへのメッセージ。
『図書館のための簡単な本の修理』
(014研究)少年写真新聞社
トイレットペーパーの芯や竹串など、身の回りにあるものできれいに本を直せます!
写真入りで、本の修理をとてもわかりやすく教えてくれます。
『かこさとしの世界』
(726研究)平凡社
若いころの絵画から絵本の下絵まで、かこさとしの業績を振り返ります。
『とこちゃんはどこ』のパースや、科学絵本の下絵などは圧巻!
『わたしが障害者じゃなくなる日』
海老原宏美/著 (369人権)旬報社
生まれたときから病気の人、体のどこかがわるい人は、みんな障害者?そうじゃないよ。
障害はその人にあるんじゃなくて、周りのたてものや社会が障害をつくってる。
どうやったらなくせるのかな?元気なわたしたちにできることはなんだろう?
『イソップ絵本はどこからきたのか』
加藤康子、三宅興子、高岡厚子/著 (成人726.5)三弥井書店
「イソップ物語」は、紀元前にギリシャで誕生したといわれていますが、
日本に入ったのも早く、 江戸時代には「伊曾保物語」として出版されています。
和風の絵のイソップ物語もなかなか楽しそう。