2015年9月の記事一覧
あたらしく入った本(平成27年9月UP)
あつさもやわらぎ、秋らしくなってきましたね。
秋の虫のなきごえも、きこえてくるようになりました。
読書の秋、あなたはどんな本をよみますか?
えほん
『お姫さまの大集会』
リスベット・ルナルディ/文 セリーヌ・ラムール=クロッシェ/絵 (Pラ) ワールドライブラリー
お姫さまのでてくるおとぎ話はいっぱいあるけど、たいへんなことばかり。
灰だらけになってはたらいたり、いじわるな魔女のいいなりになったり、ねむらされたり。
王子さまはたいしたことをしていないのになぜ?おこったお姫さまたちが大集会。(の)
『オーケストラ笑う』
小澤一雄/作 (Pオ) ポトス出版
オーケストラってしってる?たくさんの楽器で指揮者にあわせて演奏するんだけど、なんだか人のくらしににてる。
おこったり、笑ったり、うばわれたり、恋もする。休憩もすれば、遊んだりも。
オーケストラをよく知って、楽しむ本。この本読んで、オーケストラをききにいってみる?(の)
『ライフタイム いきものたちの一生と数字』
ローラ・M・シェーファー/文 クリストファー・サイラス・ニール/絵 (Pニ)
一生のあいだに、このクモはたまごを1つだけつくる。
一生のあいだに、このガラガラヘビはおとをならすふしを40こしっぽにつくる。
このアゲハ蝶は900本のはなからみつをすう。このキリンのあみめは200こできる。
いきものと数字のおもしろいかんけいに、「すごい!」とかんどうします。
さて、あなたはのまわりは、どんな数字があるのかな?(の)
『かとりせんこう』
田島征三/作 (Pタ とも) 福音館書店
けむりがもんもん、かとりせんこうのけむりで、かがぽとん、ぽとん、ぽとん、おじさんの
メガネ、おひげ、どんどんいろんなものがおちてぽとん、ぽとん。どこまでけむりはとどくのかな(か)
『のってるのってる』
ますだゆうこ/文 石井聖岳/絵 (Pイ) そうえん社
きょうは、とってもきぶんがいい。うまにのってのはらをはしろう。
ぞうにのって、くもにのって、いろんなものにのって、どこまでもいこう。
のってる、のってる、のってる!さいごのページにたのしいがくふつき。(か)
『おかあしゃん。はぁい。』
くすのきしげのり /作 岡田千晶/絵 (Pオ) 佼成出版社
「おかあしゃん。」「はぁい。」くりかえされる、なにげないことばのやりとりなのに、
なぜかこころがあたたまる。かぞくっていいなとおもえる、そんな絵本です。(か)
『ジェーンとキツネとわたし』
イザベル・アルスノー/絵 ファニー・ブリッド/文 (Pア) 西村書店
想像力をどんどん広げていくのが大好きなエレーヌ。でもあの子たちの悪口がぶちこわしてしまう。
学校にも悪口のらくがきだらけ。そんなクラスのみんなと合宿なんて…!いつのまにかグループができて、
だけど相変わらず一人のわたし。でもある子がきっかけで、なんだか悪口も気にならなくなってきたかも…。
絵本は卒業したいけど、長いお話は苦手なあなたにおすすめの絵本です。(い)
『わらう』
浜田桂子/作 (Pハ とも) 福音館書店
おにいちゃんににらめっこで勝つために、きょうはぜったいにわらわない!と決めた一日。
そしたら、家でも、ようちえんでも、みんなが「けんちゃん、どうしたの?」
ぐあいがわるいと思うみたい。どうしてかな?(ち)
赤ちゃんのえほん
『さんさんさんぽ』
えがらしみちこ/作 (Pエ) 講談社
さんさん、さんぽ、いち、に、さん。おひさまさんさん、なつのおさんぽたのしそう。
おきにいりのぼうしをかぶって、はんかちもって、くつはいて、じゅんびできたよ。
どんなことがまってるかな。いってきまーす。(か)
よみもの
『あめ・のち・ともだち』
北原未夏子/作 市居みか/絵 (Fキ) 国土社
きょうは、トモキのたんじょう日。
とおくへひっこしをしてしまったゴウ君があそびにやってくる。
たのしみにしていたトモキになぞのあんごうがとどいて…。
なかよしのふたりはどんなたんじょう日をむかえるのかな。中学年から(か)
『まぼろし写真館』
福明子/作 (Fフ) 学研
駅前につづく「たそがれ通り」。そこに小さな写真館があります。ひろむじいさんのお店です。
ひろむじいさんは「生きている間にみるものなんて、みんな、まぼろしのようなものだ」というのが口ぐせ。
そんな、ひろむじいさんのお店にやってくるお客さんたち。古い自分のカメラを持ってきた男の子、バスの
運転手さん……なつかしい古い写真を見ているような気分になる物語です。 中学年から(い)
ちしきのほん
『エゾリス』
竹田津実/文・写真 (489) アリス館
北海道に住んでいる獣医のわたしの家に通ってくるようになった、アカキチ。
木の実をかじったり、ほかのリスとあそんだりけんかをしたり。おそろしい天敵にようじんしたり。
野生のエゾリス、アカキチとの4年間の記録。自然の美しさ、きびしさを感じる本。(の)
『広島の木に会いにいく』
石田優子/作 (653) 偕成社
「被爆樹木」を知っていますか?広島には1945年に原子爆弾を受けながらも強く生き続けている
木がたくさんあります。その一本、一本が70年のあいだ、なにを見つめ、感じてきたのか。
広島の過去、現在を知り、未来を見つめるためにドキュメンタリー映像作家の著者が樹木医と街を歩き、
原爆の体験者や木の専門家などに取材したノンフィクション。木の豆知識や被爆樹木マップも掲載。(か)
『ありがとう実験動物たち』
太田京子/著 (480) 岩崎書店
ドキリとするタイトルです。
わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。
薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。その薬は本当にこうかがあるのか、
ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。そして、その動物たちは・・・。
かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。(の)
『新幹線500』
広田泉・広田尚敬/写真 (546) 講談社
東京オリンピックのあった1964年、初めて新幹線が登場しました。丸い鼻の0系です。
それから50年、最新のE系や、いろいろな試験車両まで、新幹線の写真ばかり500点あつめた写真集です。(ち)
『分解してみました』
トッド・マクラレン/著 (530) パイインターナショナル
シャープペンシルから小型飛行機まで、様々な製品を分解し、部品の数を数えて、ならべた写真集。
部品の数、形状、美しさに驚きます。表紙は2000年のマックのパソコン。(ち)
『鉱物レシピ』
さとうかよこ/著 (459) グラフィック社
スノードーム。天気管。万華鏡。テラリウム。標本。キラキラ光る鉱物で作られた、美しく神秘的なものが
ぎっしり。大人向けの本なので、必ず大人の人と一緒に作りましょう。(ち)
『10歳の質問箱』
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 /編 (159) 小学館
「努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」「戦争はなぜなくならないの?」
いろいろな悩みに答えてくれるのは、子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、日本ペンクラブのおとなたち55人。
子どももおとなも、読んでほしい本です。間にはさまる、絵本作家・鈴木のりたけさんのさしえでは、ぷっと笑えます。(ち)