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観光パンフレットで過去を旅する

『日本の観光 昭和初期観光パンフレットに見る 2 近畿・東海・北陸篇』 谷沢 明/著 八坂書房(市立・成人 689.2//21)(市立・地域 L290//21)

 

 みなさん、旅は好きですか?
 観光地のガイドブックやパンフレットを見て、「次はどこに行こうかな?」と考えたり、「また行きたいな」と振り返ったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。 

 

 本書では、昭和初期に作られた「観光パンフレット」を取り上げ、観光地の歴史などとともに紹介しています。
 海水浴場があり観光地として人気だった四日市の観光パンフレットも登場します。

 

 今では写真入りのパンフレットが当たり前ですが、当時は絵で描かれているのが当たり前。
 どれも色鮮やかで、鳥瞰図で描かれているものが多いので、まるで上からその地を眺めているような気分になるのも魅力的です。
 四日市の海には可愛らしい鯛やハマグリが描かれており、今はもうなくなってしまった競馬場、別荘地、海水浴場など観光地としての賑わいなどが伝わってきます。
 
 本書の冒頭には「大正末~昭和初期には、鉄道など交通網の発達もあり、旅行ブームが起きた」とあります。
 当時の人も、うきうきわくわくしながらパンフレット片手に旅行したり、誰かが持ち帰ったものを見て自分もいつか行ってみたいなと思ったりしたのかもしれませんね。