図書館スタッフおすすめ本
激動の100年を生きた人々の素顔に迫る!
①『昭和100年の100人 リーダー篇 近くにいた人間しか知らない政財界トップの本当の姿』文藝春秋(市立・成人 281.0//25)
②『昭和100年の100人 スタア篇 いまなお輝き続ける「時代の顔」』文藝春秋(市立・成人 281.0//25)
③『昭和100年の100人 文化人篇 語り継がれる鮮やかな生き方知られざる素顔がいま甦る』文藝春秋(市立・成人 281.0//25)
④『昭和100年の100人 女性篇 時代の軛(くびき)にとらわれず己の道を歩いた女性たち』文藝春秋(市立・成人 281.0//25)
1926年12月25日に大正天皇が崩御し、元号が「昭和」に改号された。今年2026年は昭和元年から起算して満100年となる。
本書は月刊『文藝春秋』掲載記事の中から、リーダー・スタア・文化人・女性の4篇に分けて、昭和・平成・令和の激動の時代を生き抜いた人たちの人物論を集成している。昭和天皇、東條英機、吉田茂、田中角栄、石原裕次郎、長嶋茂雄、王貞治、三島由紀夫、湯川秀樹、北大路魯山人、やなせたかし、水木しげる、与謝野晶子、岡本かの子、いわさきちひろ、金子みすゞ、美空ひばり、山口百恵、宇多田ヒカル、高橋尚子、野口みずき、浅田真央…。これらの人々の本当に近しい人たちが、その素顔に迫る。
家族・側近・親友・後輩などの証言から、新たな人物像の発見や意外な側面にも気付かされるかも?
視覚障害者と社会を結ぶ懸け橋「点字毎日」を知っていますか?
『点字新聞が伝えた視覚障害者の100年 自立・社会参加・文化の近現代史』 毎日新聞社点字毎日編集部/編 明石書店(市立・成人 369.2//25)
「発刊の目的は、失明者に対して自ら読み得る新聞を提供し、本社発行の各種の新聞とあいまちて、新聞の文化的使命を徹底せしめんとするにほかありません。かくして、一方には、盲人に対し、一個の独立せる市民として社会に活動するに必要な知識と勇気と慰安を与え、他方には、これまで盲人に対して眠れる社会の良心を呼び覚まさんとするにあります。」(初代編集長・中村京太郎「発刊の言葉」より)
「点字毎日」は、毎日新聞社が発行する週刊の点字新聞です。今から100年以上も前に誕生し、今もなお発行し続けています。本書は、「点字毎日」の歩みを振り返りながら、視覚障害者文化の変遷を広く世の中に伝えるための1冊です。
「点字毎日」は、1922年(大正11年)5月11日に、視覚障害者が自ら読める新聞として創刊されました。「点字毎日」は、毎日新聞の本紙をそのまま点訳するのではなく、点字毎日編集部が独自に取材・編集しています。初代編集長に全盲の点字使用者が就任し、その後も歴代の編集部には一貫して点字を使う視覚障害者が加わっています。
「点字毎日」は、戦時中も休刊することなく、視覚障害者に役立つ生活情報や、福祉・就労・教育・文化などの身近なニュースを視覚障害者に届けてきました。視覚障害者による社会参加の実践と挑戦、権利拡大を求めてきた闘い、文化の進展とその歴史を、時代の変遷とともに伝えています。
「点字毎日」は、誕生してから100年以上にわたってずっと、視覚障害者と社会をつなぐ懸け橋となってきました。現在は、従来の点字版に加えて、音声版・テキスト版・点字データ版・活字版なども発行しています。
「点字毎日」活字版は図書館でも閲覧できますので、本書と合せて読んでみてください。
「点字毎日」初代編集長・中村京太郎について詳しく知りたい人には、こんな本もあります。
『盲人たちの自叙伝41 光よ照らせ』谷合 侑/監修 大空社 (市立・外1 281.0//41)
※こちらの資料は、取り寄せにお時間がかかります。ご希望の方は、窓口でお問い合わせいただくか、図書館HPからご予約をお願いします。
野球のルールを知りたい!
『野球のルール解剖図鑑 ルールが変えた野球史、ジャッジが生んだドラマ』井野 修/監修 エクスナレッジ(市立・成人 783.7//25)
シーズンが始まって約2カ月。わが家の野球大好きっ子は、今年も毎日テレビで野球中継を見て一喜一憂しています。私自身、学生時代からテレビの野球中継は身近なものでしたが、最近困ったことが出てきました。それは野球の詳しいルールを知らないため、子どもからの質問に答えられないということ。そんな時に目に留まったのがこちらの本です。
ルールの起源や歴史はもちろん、審判員になるには?や審判の用具、基本動作などの解説があり、大まかな概要を知ることができます。また、ルール問題集として初級から上級まで60問のクイズが掲載されており、楽しみながらルールを学ぶこともできるようになっています。
全てのルールを網羅している本ではありませんが、気軽に知りたい初心者におすすめです。
もう少し詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
野球以外にも、様々なスポーツの基本ルールが紹介されています。
『観るまえに読む大修館スポーツルール 2026』大修館書店編集部/編 大修館書店(市立・成人 780.3//26)
素敵なマンガ、どうじょどうじょ
『B&D』 ほし よりこ/著 マガジンハウス(市立・成人 726.1/ホシ/15)
ご存じでしょうか、図書館では、マンガも所蔵しています。
数は多くないですが、一度読むとくせになり、どうにも忘れられなくなるようなマンガを、実は所蔵していたりします。その一冊が、今回紹介する『B&D』です。
『きょうの猫村さん』で著名な、ほしよりこ先生作。あちらが長期連載なのに対し、こちらは一巻完結です。天才幼児チィチィ(3歳)とそのお兄さんテイチ、さらに飛び級で進学するチィチィを取り巻く少年・青年・先生たちの日常が、見開き2ページ=一話のペースでテンポよく描かれていきます。
このマンガ、なぜか男性しか出てきません。しかもチィチィは天才なので、周りも冴えた人ばかり……いや、冴えすぎて一転、愛らしい人ばかり。各話ほぼなんでもない会話に終始しますが、その中に突然、目を瞠(みは)るほど輝くセリフが飛び出してきます。
「自分の百点をあげようとするなんて絶対しちゃいけない事なんだよ」
「雨やどりの時にさ タバコプカーとふかしてな 煙が雨に打たれてるとこ見んの、大好きなんだよな」
「いいから秋野も数えろよ 数も数えられないもったいぶった人生かよ」
ほし先生のえんぴつ画の画風も相まって、何度も味わいたくなるセリフ、多数。
それとは別に、日常生活で使いたくなるセリフも、多数。
「ちんどうってよばれてる」
「どうじょどうじょ」
「ちっかりちろよっ!」
「ちゅきなんだぜ オレたちのこと」
私は使っています。気になるでしょう。ぜひ一度お読みになって、「いかちた会話、ちてこうぜ。」
「歴史を歩く旅へいざ!」
『歩いて学ぶ日本古代史 全3巻』 新古代史の会/編 吉川弘文館(市立・成人 210.3//25)
皆さんは、遺跡を訪れたことはありますか?
もしかしたら、三内丸山遺跡や吉野ケ里遺跡、平城宮跡などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
私は学生時代に歴史(日本古代史)を勉強していて、休日には関西圏を中心に遺跡巡りや博物館巡りをしていました。
この本を手に取った時、私が大学で研究していたテーマについても触れられていたことを知り、卒論を書く前に出版されていたらさぞ頼もしいものだったなと思います。
本書は、古代史の舞台となった重要な遺跡や、有名な場所を取り上げ、その歴史的な意義を最新の研究成果をふまえ、分かりやすく解説しています。
第1巻から第3巻まであり、通読すれば、古代史の実像が見えてきます。
各項目の最後には、実際に訪れて体感することができる遺跡や資料館、博物館HPの二次元コードを載せており、より詳しい情報に素早くアクセスすることができます。
また、第2巻では、四日市の古代とも深いかかわりがある久留倍官衙遺跡についても紹介されています。
皆さんもお気に入りのスポットを見つけて、歴史を体感してみませんか?
関連本
・『壬申の乱を歩く』 倉本 一宏著 吉川弘文館(市立・書庫 210.3//07)
古代史上最大の内乱、「壬申の乱」の行程をたどった本です。
四日市についての記載があります。
・『人物で学ぶ日本古代史 全3巻』 新古代史の会/編 吉川弘文館(市立・成人 210.3//22)