図書館スタッフおすすめ本
「推し(仏)」に会いに行く旅
『見仏記ガイドブック』 いとう せいこう・みうら じゅん/著 角川書店(市立・成人 185.9//12)
学生時分、「趣味は読書です」なんて(恥ずかしげもなく)言っていたというのに、社会人になって以降、本を読むといえば、業務必携本やら仕事関連の本を開くくらい。
縁あって図書館勤務となり、来館者のみなさんがたくさん本を借りていかれる姿を見るにつけ、すっかり読書から遠ざかってしまった自分を反省することしきりである。
さて、私が「趣味は読書」なんて言っていた頃に読んだ本のひとつ、『見仏記』。
鬼才2人が楽しく仏像を訪ねて紹介しているのだが、そのノリがたまらなくいい。
ウルトラマンの口許は弥勒菩薩像のオマージュであると言ってみたり、吉祥天女に不埒な想いを寄せてみたりとやりたい放題である。
「仏(ブツ)が目白押し」という表現は、読んでから三十年以上経った今も忘れられないフレーズだ。
『見仏記ガイドブック』では、『見仏記』シリーズでいとう氏とみうら氏が回ったお寺を地方別にまとめてあり、自分が会いにいきたい仏を選びやすくなっている。
「見仏旅」では信仰心や美術心は必要ない。ただ「いいなぁ」と思うだけでいい。
私も「推し(仏)」に会いに行ってみたいと思う。
『見仏記』 いとう せいこう/文 みうら じゅん/絵 中央公論社(市立・書庫 915.6//イト)
※『見仏記』は「よっかいち電子図書館」でも読めますよ!
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