あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(平成27年5月up)

さわやかなきせつになりました。
まどをあけて、本をよむのもいいきもち。
としょかんで、すきな本をさがしてね。


えほん



『白い池 黒い池』
 リタ・ジャハーン・フォルーズ/再話 ヴァリ・ミンツイ/絵 光村教育図書

   つらいくらしをしていても、心のやさしい少女シラーズ。
   亡くなったお母さんの毛糸玉を追いかけて行った先には・・・。
   ほんやくされるのがめずらしい、イランの昔話絵本です。
   親しみやすい物語と、あざやかな色の絵にひきつけられます。


『ドングリドングラ』
 
コマヤスカン/作 (Pコ)くもん出版
 「ドングリー、ドングラー」ドングリたちは、
   うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、長いたびをはじめます。
   どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたりしながら、
   ちいさなドングリたちのゆうかんなたびはつづきます。
   そして、さいごは…?ドングリの絵もたのしんでね。


『おむかえ』 
 ひがしちから/作 (Pヒ) 佼成出版社

 はじめてほいくえんにはいったこたろうくん。
 だいすきなおかあさんとバイバイしたのがかなしくて、
   ずうっとないていました。おひるねまでは。
 いっしょにかなしくて、いっしょにほっとできる絵本です。

『ねねねのねこ』
 おおなり修司/文 北村裕花(Pキ)絵本館

 ねごとをいったり、ねぼけたり、いたずらねこはあっちへこっちへおおいそがし!
 ねこがすきなひとはもちろん、そうでないひともついつい、わらっちゃう絵本です。


『ももんがもんじろう』 
 村上康成/作(Pム)講談社

 ももんがのもんじろうは、まだせけんをしらない。
 おかあさんもおにいちゃんもでかけてしまった夜、すぎのきがブワンとゆれて、
 もんじろうをヒュル~と、まっくらな空におくりだした。
 もんじろうの、ドキドキたのしいたのしい夜のだいぼうけん。

『ふくしまからきた子 そつぎょう』
  松本猛・松本春野/作 (Pマ) 岩崎書店

 きょうはそつぎょうしき。 おもいでいっぱいの学校。
 でも、まやは、そつぎょうしきにはでません。
 ひがしにほんだいしんさいのあと、まやはてんこうしたから。
 みんなは元気かな?はなれてしまったけど、だいじな学校。
 最後の場面があたたかく、おもわず涙がにじみます。


『ジャガーとのやくそく』 
 アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵 (Pチ) あかね書房

 話したいことはあるのに、ときどき言葉が出なくなってしまうアラン。
 動物にはつっかえずに話せるんだ。
 動物たちは言葉を話せないけど、きもちは伝わってくる。
 いつか自分の声を見つけられたら、きっと動物たちみんなの声を伝えるからね。
 今は動物保護をしている、アラン本人のものがたりです。



よみもの



『こぶたのピクルス』 
 小風さち/文、夏目ちさ/絵 (Fコ) 福音館書店

 しっかり者のこぶたのピクルス。でも、ちょっぴりドジかもしれない。
 歯がぬけそうになったことを、みんなに知らせにいったりするところは、
 小さい子どもの行動そっくり!さし絵もすてきです。
 一話ずつゆっくり読んでほしい本です。低学年から。


『お手紙まってます』  
 小手鞠るい/作 たかすかずみ/絵 (Fコ) WAVE出版

 地球のすぐそばにうかんでいるうつくしい星、「カンガルー星」にすむルー君。
   森の中で、じぶんの子どもをさがしているママのお手紙をひろいました。
   ルー君はその手紙におへんじをかきますが・・。
   やさしさとおもいやりのたいせつさをつたえてくれるおはなし。低学年から。


『あまねく神竜住まう国』 
 荻原規子/作 (Fオ) 徳間書店

 平家との戦いにやぶれ、伊豆に流された源頼朝。
 一族も生きる希望も失った頼朝の前にあらわれたのは、
 かつて頼朝のいのちをつなぎとめた、笛の名手の草十郎。
 草十郎たちにささえられながら、土地の神とむきあい、
 伊豆に根をおろしていくまでの、若い日の頼朝の物語。
 勾玉シリーズにつづく「風神秘抄」の続編。
 この本だけでも楽しめますが、前作をよんでみるともっと楽しい!高学年から。


『だれにも話さなかった祖父のこと』   
 マイケル・モーパーゴ/文 ジェマ・オチャラハン/絵 片岡しのぶ/訳(933モハ)あすなろ書房

 なぜ、祖父には手の指や顔にひどいけがのあとがあるんだろう。
  ずっと聞いてみたかったけれど、父も母もくわしくおしえてくれない。
  ある夏、わたしは初めて一人で祖父の住んでいるシリー諸島へ行くことにした。
  二人で過ごすうちに、少しずつわかってきた祖父の本当の姿。
  そして、わたしだけに話してくれた秘密。それは祖父の若かりし日のこと。
  だれにも話せなかった、つらい衝撃的なできごとだった。高学年から。
 



ちしきの本



『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 
 サイ・モンゴメリー/著 (289ク) 汐文社

  牛が大好きなテンプルさん。動物をまもる活動をしながら、
 食肉施設の設計もしたりしています。
  牛が好きなのに、牛を肉にする施設をつくったりするの?不思議に思うかもしれません。
  テンプルさんは牛たちの気持ちがわかります。
 それは自閉症のひとが、言葉ではなく“絵で考えて”いて、牛たちも同じだからです。
 パワフルなテンプルさんと、自閉症のことがちょっとわかる本です。


『<刑務所>で盲導犬を育てる』   
 大塚敦子/著(326)岩波ジュニア新書

 みなさんは盲導犬を知っていますか?
 目の見えない人のために、目のかわりになって助けてくれる犬のことです。
 そんな盲導犬を、日本で初めて刑務所で子犬を育てる試みが始まりました。
 犬とかかわり、過ごすことによって、人々はどのように変わっていったのか。
 「盲導犬パピー育成プログラム」の立ち上げから七年以上も取材を重ねてきた著者が
 綴る、希望の書です。


 『しかけがいっぱい!紙でつくる楽しいお家』
 ムラバヤシケンジ/著 (754) PHP

 ロケットの家、電車の家、アナ雪みたいな白いお城、本当に入れるダンボールハウス・・・。
 ぜんぶ、紙でつくれます。あなたの住みたい家はどれ?


『バレエの世界へようこそ!』
 英国ロイヤルバレエ監修 (754) 河出書房新社

  バレエ!チュチュ!トゥシューズ!
 女性なら一度はあこがれるであろう夢のバレエの世界を
  美しい写真で楽しめる、うっとりな一冊です。