あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(令和7年4月UP)

ドキドキわくわくの新学期が始まりましたね。
図書館にもぞくぞくと新しい本が入っていますよ。
おすすめを紹介しますので、ぜひ読んでみてね!

 

 

★赤ちゃん

 

『パパさんぽ』きくちちき/作 文溪堂
「パパ」シリーズ第3弾!一緒に散歩に出かけると、わくわく気になる発見がいっぱい。もちろん最後はパパの出番!読みながら是非一緒に楽しんで。

 


★絵本

 

『ドラゴンはどこ?』レオ・ティマース/作 化学同人
おうさまがドラゴンをみたんだって!けらいたちは、見たことのないドラゴンをやっつけにでかけます。まっくらな中だと、なにもかもこわく見えるよね。さあ、ドラゴンは見つかるかな。けらいたちのドキドキが楽しいドラゴン退治の本。

 

『ぶたくんのそーっとそーっと』ふくだじゅんこ/作 大日本図書
声をかけられれば、かけられるほど、むしゃくしゃするときってない?ぷんぷん、どすどす!むしゃくしゃを止められないぶたくんは、もぐらさんの言葉でかわっていきます。もしかしたら、みんなもまねできるかも!

 

『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』いわまタケツグ/文 蟹江杏/絵 クレヨンハウス
おなかのすいたゾウさんを前に、ユキヒラさんがとりだしたのは、みどり色のちいさなおたま。いったい何をするのでしょう。読んでいる私たちも満たされた気持ちになりますよ。

 

『ひつじシステム』大串ゆうじ/作 小学館
なかなかねむれないときは、ひつじが1ぴき、ひつじが2ひき…と数えるといいっていうよね。ぼくも数えはじめたけれど、ひつじがどんどんふえて、えぇぇ!まさか!の展開に。はたして、無事にねむれたのかな?

 

『ガタンゴトンしょうてんがい』古沢たつお/作 PHP研究所
ようちえんの帰りに、おかあさんと買い物にきたコウくん。ガタンゴトンとやってきたのは、やおやさんや、ぱんやさん、レストランもある電車のしょうてんがい。こんなお店に行きたいね。でんしゃの好きな子、さあ、どうぞ。

 

『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店
ヒュードロ・タウンのチビッコえんには、げんきなこどもたちがいっぱい。あそびもおさんぽも、きゅうしょくもあります。あれ?でも少しちがう?楽しいチビッコえんのいちにちのお話です。

 

『はるがきた!いいものいくつ?』おおたぐろまり/作 福音館書店
こうえんではるをさがしてみよう!なにかいいもの、見つかるかな?カナヘビやチョウチョウ、ハチやメダカがたくさんいるよ。数えながら、さがしてみてね。

 

『もじもじモンスター』キリーロバ・ナージャ/文 古谷萌/絵 五十嵐淳子/絵 文響社
ほかのだれかとは、ちょっとちがう。そんな子どもが主役のえほん『レアキッズのための絵本』シリーズ。学校でほとんどしゃべらない、もじもじくんもじもじさんが主役です。

 

『巨石運搬! 海をこえて大阪城へ』鎌田歩/作 アリス館
お城の大きな石。どこにあったの?どうやってはこんだの?
この絵本の大きな石は、瀬戸内海の島から運ばれます。大きな大きな石を、人が道具をつかって割って、運びます。読みながら、がんばれ!って、おもわずさけんじゃいそう。がんばれ!

 

『あのひのきもち』かさいまり/文 岡田千晶/絵 金の星社
なかよしのネズミとリス。きょうのネズミは、かなしいきもちでいっぱい。リスは、ネズミの話を静かに聞きます。よりそうことのしあわせが染みる絵本です。

 

『ともちゃんとうし』市川朔久子/文 おくやまゆか/絵 岩崎書店
学校にいきたくないともちゃんと、牧場から逃げてきた、うし。のはらでいっしょに遊びます。「もっ」としゃべる、とぼけたうしさんと、わたしもあそびたい!

 

『ぐうたらねこ』ひがしちから/作 佼成出版社
はるくんの家のぐうたらねこは、とにかく、ぐうたら!表紙からぐうたら。ぐうたらポーズのねこが、はしからはしまで、楽しめます!

 

『すいちゃんはいそがしい』こどもの視点ラボ/企画 てんてん/写真 Gakken
4さいのすいちゃんの一日を、ずーっとカメラで追います。子どもはよく遊んでよく動くもの、と思ってはいたけれど、起きてから寝るまで、こんなにいろんなことをして、こんなに動いているんだ!と、びっくりです!

 


★読み物

 

『子ねずみウォルターはのんびりや』マージョリー・フラック/作 徳間書店
気づくと一人ぼっちになっていた、のんびりすぎるウォルター。家族さがしの旅のなかで、ゆかいな仲間と出会います。短い10章に分かれているので、一人で物語を読み始めた人や、おうちの人が読んであげるのにぴったりの一冊。低学年から

 

『つくしちゃんとながれぼし』いとうみく/作 福音館書店
つくしちゃんのおはなし2作目。今回は友だちとのお話が3つ。色えんぴつをかしてあげたくない友だちとのことや、ねこをあずかるお話など、いやだなあと思ったり、すごいなあと思ったり。つくしちゃんのお話を楽しんで。低学年から

 

『純喫茶クライ 地図にないお店』吉田桃子/作 岩崎書店
純喫茶クライは、地図にのっていない不思議なお店。子どもが困っているときに、現れます。喫茶店では代金はいりませんが、メニューをひとつ食べないといけません。喫茶店の心温まる5つのお話を味わってください。高学年から

 

『ライオン』ウイリアム・ペーン・デュボア/作 瑞雲舎
ずーっとむかし。動物は、天使がつくっていました。まず名前を考え、つぎに、それにふさわしい形を考えます。「ライオン」という名前を思ついた天使は、さて、どんな動物をつくるでしょうか。低学年から

 


★知識

『わらって、考える!イグ・ノーベル賞ずかん』ほるぷ出版
人々を笑わせ、思わず考える研究をする人に贈られるイグ・ノーベル賞。
研究内容はとても"ヘン"で、笑ってしまいます。お気に入りは「本当にバナナの皮はすべりやすいのか?」です。

 

『知って極める!ラーメンのすべて』ラーメンのすべて編集部/編 メイツユニバーサルコンテンツ
今や国民食といえる"ラーメン"ですが、ラーメンってそもそもどうやって作るか知っていますか?気になるご当地ラーメンものっていて、読んでいるだけでもお腹がすいてきますね!

 

『そうだったのか!カタツムリとナメクジ』嶋田泰子/著 はたこうしろう/絵 童心社
カタツムリは正式な名前じゃない?仲間は日本に800種類以上もいるって本当?ナメクジはカタツムリの進化したもの?じっくりながめて調べてみると、不思議と驚きがたくさん!

 

『宝石おりがみ キラキラにかがやく』日本文芸社/編 日本文芸社
ダイヤモンド、ルビー、トパーズ、キラキラかがやく宝石が大好きな人、すてきな宝石が折り紙で作れちゃいます。作った宝石はかざったり、アクセサリーにしたり、アイディアもいっぱい!きれいな石の本を探している子、みてね。

 

『星空写真家KAGAYA月と星座 月』KAGAYA/写真 山下美樹/文 金の星社
夜空の楽しみ方を美しい写真とともに紹介しています。月の満ち欠けや月食のしくみだけでなく、天体観測や月の撮影の仕方なども解説してくれています。今日の夜空はどんなかな?

 

『こどもふざけ方教室』オモコロ/著 小学館
『コロコロコミック』の「オモコロ放課後クラブ」のファンブック、だそうです。アツい!とにかくアツい!オトナになってしまったわたしには、読むのも大変だしよくわからないのですが、小学生のみんななら楽しい!

 

『川あそびのやくそく』汐文社
海よりも身近にある、川。橋を渡ったり、河原におりたり。「いつもの場所」だから、その危険に気づきにくいこともあります。毎年、何人ものこどもが、川で命を落とします。命を守るために、危険を知っておきたいですね。

 

『スクールハラスメント』さ・え・ら書房
こどもには、こどもの権利があります。家庭でも社会でも、守られ、こどもにとっていちばんよいことをしてもらう権利があります。それはこどもが長い時間をすごす学校でも、同じです。おとなも、こどもも、この本でいっしょに学びましょう。

 

 『SNSから心をまもる本 被害者にも加害者にもならないために』Gakken
友だちとつながったり、推しとつながったり、楽しいことの多いSNS。でも、ちょっと油断すると危険なことがたくさんあることは、みんな知っているでしょう。わかっているけど、もう一度、きちんとルールとマナーを学びませんか。とりかえしのつかないことになる前に。

 

『じぶんのおていれ、じぶんでできるかな?』岩崎書店
目、はな、耳、歯、つめ、体、かみのけ。全部で7冊。なぜきれいにしなきゃいけないの?どうやってやればいいの?子どもが自分で読んで、自分でできるように書かれています。意外に、おとなでも知らなかったりするかも。

 

『100%スキー』ギョーム・デミュール/著 サウザンブックス社
この冬は、大雪がありましたね。雪の遊びといえば、スキー!スノボ!スキーのことをこの本で読んで、次の冬には、ゲレンデにいってみませんか?菰野町の御在所岳(ございしょだけ)でもスキーができるんですよ。次の冬をお楽しみに!

 

 

 

 

あたらしく入った本(令和7年2月UP)

まだまだ外は寒いけれど、少しずつ春の気配を感じますね!

新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。

ぜひ読んでみてね!

 

★絵本

『あくたれラルフますますあくたれる』 ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 出版ワークス

るすばんをしていたラルフのところへやってきたのらねこたち。いたずらのかぎりをつくし、町はおおさわぎ!ますますパワーアップするラルフにおどろいて!

 

『カレーライスだいすき』 苅田澄子/文 いわさきまゆこ/絵 金の星社
カレーライスは好きですか?この本では、ていねいにカレーライスを作ります。
特に見てほしいのは、なべのふたをあける瞬間!湯気とともにおいしそうなカレーがページいっぱいに広がります!
今日の晩ごはんのメニュー決定!

 

『100ぴきかぞくすいぞくかんへいく』 古沢たつお/作 大日本図書
ねこのかぞくが、すいぞくかんへ。おなじかおに見えても、みんな、きているものもやっていることもちがう。
すいぞくかん、あなたはどこがすきかな。

 

『ミーコ』 長谷川義史/作 講談社
長谷川義史さんが子どものころに飼っていたねこのミーコ。イヌネコ本の好きな人、泣きます。注意。

 

『それゆけ!ばあちゃんぐんだん!』 ジュディス・カー/作 好学社
なんともパワフルで、ゆかいなおばあちゃんぐんだん!こまったときには、えっ!とおどろくとくいわざで、さっと助けてくれるたのもしさ!
なんだかワクワクするよ。

 

『おせち』 内田有美/作 満留邦子/料理 福音館書店 
実際に作られたおせちを、絵にしました。ひとつひとつの料理の説明と、それがみんな詰まったお重の、なんて美しくておいしそうなこと!

 

『はたらく図書館』『はたらく製本所』 矢萩多聞/文 吉田亮人/写真 創元社 
「写真絵本はたらく」シリーズ、待っていた図書館バージョン!
わたしたちの一日も、ほんとにこんな感じです。これに、行事や会議など様々なことが足されていきます。
製本所の仕事と合わせて、本好き必読です!

 

『せかいにひとつ あなたのうた』 二コラ・デイビス/文 マーク・マーティン/絵 子どもの未来社 
この絵本がうたうのは、「こどものけんり」です。うまれたらすぐ、「こどもらしくいきる」うたがはじまります。それは、ひとりひとりにかならずある、だれにもうばうことができないうた。さあ、うたおう!

 

『ともだち』 リンダ・サラ/文 ベンジー・デイヴィス/絵 ひさかたチャイルド 
とてもなかよしだ、って思っているともだちに、もうひとり、なかよしができたらどう思う?え、って、なんで?って、じゃまをしないでって、思わない?ともだちって、むずかしいけど、大すきだよね。

 

『ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり』 田中六大/作 佼成出版社
みなさんは、ごみをきちんと分別してすてていますか?
ペットボトルをすてるとき、これ、ほんとにリサイクルされてるのかな?なんて思いませんか?では、ペットボトルくんにおしえてもらいましょう!

 


★読み物

『山の学校 キツネのとしょいいん』 葦原かも/作 講談社
本のかしだしカードのピッをやってみたいなあ。そうだ、としょいいんになろう!と、学校にやってきたキツネの子。
図書館でも、バーコードのピッと、本のせなかをコシコシこするのも、人気でした。低学年から

 

『こてんちゃんがきた!』 いとうみく/作 理論社
てんにゅうせいのこてんくんは、ちょっとへん?はねをせおい、げたをはき、うちわをもって…。元気いっぱいこてんくんの楽しいおはなし。低学年から

 

『今日も誰かの誕生日』 二宮敦人/作 光村図書出版
誕生日はやっぱりちょっと特別な日。おめでとうの言葉も、プレゼントも。
誕生日にまつわる6つのお話が入っています。心がほわっとあたたくなるよ。10代から

 

『ハルカの世界』小森香折/作 BL出版
中学生になり、美術部に入った遥は最近、不思議な夢を見る。アウレリアという王国に自分がいる夢だ。どうやらアウレリアは、「絵の中の世界」らしい。遥はその王国を救うため、戦うことを決意する。10代から

 

『トッケビ梅雨時商店街』 ユ・ヨングァン/作 静山社
不幸を売って思うがままの幸せを手に入れる。トッケビたちの待ち受ける不思議な商店街へ向かったセリン。梅雨の間だけの世界。どんな幸せを手に入れる?韓国の小説。10代から

 

★知識

『こおりのせかい なんきょくへいこう』 ひさかたチャイルド
日本から遠くはなれたところにある、世界一寒い南極。南極には、地球のことを知るヒントがたくさん隠されています。南極の自然や地球の秘密を知るために、観測隊員たちがどんな研究をしているのか、見てみよう!

 

『せかいの国鳥 にっぽんの県鳥』 ポンプラボ/編集 カンゼン
多くの鳥の中から、県を代表するシンボルとして選ばれた"県鳥"。また、国を象徴する存在として選ばれた"国鳥"。きれいな写真とともに、紹介されています。
ちなみに三重県の"県鳥"は…知っているかな?

 

『ときめくニッポン職人図鑑』 大牧圭吾/著 オークラ出版
日本各地には、その土地の素材や歴史を生かした伝統工芸品があります。
今回はその伝統工芸品を作る職人さんに注目しました。31人の職人さんに工芸品の作り方やスゴ技のコツ、いろんなことをインタビューしました。三重県の職人さんも登場しますよ。

 

『スポーツを支える仕事』 元永知宏/著 岩波書店
スポーツの仕事とは、選手で活躍することばかりではありません。
広報、記録員、介助員、栄養士、通訳など、さまざまなジャンルがあります。
好きなスポーツに関わりたいけど、選手としては…と思っている人も、チャレンジしてみませんか?

 

『支える仕事の一日』 WILLこども知育研究所/編著 保育社 
「会社員の仕事見る知るシリーズ」の1冊。会社の仕事って、実は、あまりわからない。
そんな、会社の中での仕事を紹介してくれるシリーズです。

 

『動物の今と昔ずかん くらべてみたらすごかった!』 土屋健/著 ほるぷ出版
今見ている動物たちは、昔はこんなすがただったの?大きさも食べ物も、あまりのちがいにビックリ。今の方が少しかわいい気がするのは、見慣れているからかな。面白いよ。見て!

 

『みんなが知りたい!不思議な「カビ」のすべて』 メイツユニバーサルコンテンツ
ダンボールに入れていたみかんにカビがはえてしまった…そんな経験ありませんか?
でも、カビは私たちが使う薬になったり、食べ物になったり、役立つこともあるんです。

 

 

 

あたらしくはいった本(令和6年12月UP)

だんだん日が暮れるのが早くなって、夜の時間が長くなってきましたね。こんなときこそ読書のチャンス!新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。ぜひ読んでみてね!
 
★赤ちゃん
『ねぇだっこ』 柿木原政広/作 ブロンズ新社
 だっこだっこ、ねぇだっこ。かわいいやさいやくだものがだっこをしたり、ゆらしたり。
目と口をつけただけで、かわいい声がきこえてきそう。おひざにだっこしながら、一緒に読んでね。
 
『ケーキ』 小西英子/作 福音館書店 
たまごとさとうをしゃかしゃか、ぐるぐるとろーり、こむぎこさくさく。
フルーツたっぷりのケーキ。できあがりが待ちどおしい、絵も音もおいしい絵本。きょうのおやつは、ケーキかな。

『だいすきドクターイエロー』 小賀野実/写真・文 JTBパブリッシング
歴代ドクターイエローの写真や、仕事、整備されているようすなど、ぜんぶひらがなで書いてあり、小さい人から読めます。もうすぐ引退することも書いてあります。
 
★絵本
『トドにおとどけ』 大塚健太/文 かのうかりん/絵 パイインターナショナル
トドにプレゼントのお届けものをたのまれたカモメさん。ところが、とてもにている生きものがたくさん!
みんなは、ちがいがわかるかな?
 
『おちば』 おーなり由子/文 はたこうしろう/絵 ほるぷ出版 
あかいはっぱ、きいろいはっぱ、とがったはっぱ、ちぎれたはっぱ。
あつめてあつめて、かさこそ、ぱり、ざく、こそそ、がさっ…。おちばの歌がきこえてくるよ。
 
『ごはんのつぶとおこめのつぶ』 二宮由紀子/文 いとうひろし/絵 アリス館 
おちている米つぶをふんづけたり、くつしたの裏にカピカピになったごはんつぶがついてること、よくあるよね?
うっかり床におっこちた、ごはんのつぶとお米のつぶが出会うと、とっても楽しいことがおこります。
 
『かおたいそう』 むらたよしこ/作 偕成社
0さいの赤ちゃんから、100さいの人、日本の人から外国の人、地球の人から宇宙のなにかまで楽しめる!
一日のはじまりは、かおをほぐすたいそうからはじめましょう!それ「ま!」「む!」「のーん!」
 
『クジラがしんだら』 江口絵理/文 かわさきしゅんいち/絵 童心社
命を終えたクジラが、深海にしずむ。まずサメ。次にほかの魚。カニ。ウニ。大きな生物から順に肉を食べ、骨だけになる。その骨を食べる生物が最後に現れる。
死んだクジラに集まってくるものを、「鯨骨生物群集」というそうです。死んでも最後まで、クジラはほかの生物を生かすのです。
 
『さいごのさよなら』 エリン・ケルシー/文 ソイアン・キム/絵 新評論
人間以外でも、死んだ仲間に悲しみを表す動物がいるそうです。ありがとう。だいすき。さよなら。そして、仲間は土にかえり、ずっと先の子どもたちを見守り、育てていくのです。
 
『ぼくのカキだよ!』 市川里美/作 BL出版
あまくておいしいカキがなりました。友達と食べようと思ったのに、カラスに全部食べられてしまいます。
そんなケンちゃんに、おばあちゃんがしぶガキがおいしくなるひみつを教えてくれます。おいしいカキ、友達と食べられるといいね。
 
『チョウになりたい』 マルク・マジュスキ/作 金の星社
大好きなチョウのかっこうをボロボロにされてしまい、ひとりでしょんぼり。
でも、パパがいっしょにもっとステキなチョウを作ってくれて、もう一度外へ。
作る楽しさと自由にやってみる楽しさが、きれいな色の中で描かれた絵本。


★読み物
『みかんファミリー』 椰月美智子/作 講談社
母親の突然の宣言から始まった他人家族との同居生活。一緒に暮らすことになったのは、まさかのあの子。
ただの同居人から始まる新しい家族の物語。10代から
 
『へんてこもりのころがりざか』 たかどのほうこ/作 偕成社
「へんてこもり」シリーズに新刊です!まるぼについて、まるぼまんじゅうをとりにいった4人ですが、きけんなころがりざかが目の前に!今回も期待通りの楽しいお話です。低学年から
 
『バッタマンション』 北川佳奈/作 アリス館  
虫たちのくらすバッタマンションはヒビがはいっているけど、大家さんのつくるドクダミ茶はぜっぴん。きょうもお茶をのみながら、みんなでおしゃべり。たずねて行きたくなるような、楽しい虫たちのお話。低学年から
 
『出てこい、写楽!』 楠誠一郎/作 静山社 
大繁盛の日本橋の版元の一番人気はなんといっても写楽の浮世絵。なのに写楽はもう絵をやめるという!
版元「耕書堂」の主、蔦屋重三郎は江戸の人気作家の力を借り、思いとどまらせようとするが、問題がひとつ。写楽は誰?
現代まで続く写楽の秘密を探るお話。10代から


★知識
『すごいトイレのはなし』 佐藤満春/著 Gakken
 家でも学校でも、ないと困るトイレ。トイレ愛にあふれる作者が、トイレの歴史や構造、進化など、雑学盛りだくさんで紹介します。当たり前に使っていたけど、気づかなかったことがたくさんあるかも。

『かいた絵をはるだけ!はじめての推しぬい』寺西恵里子/著 汐文社 (594)
最近、自分で作る"推しぬい"が流行っていますね。針も糸も使わない、"推しぬい"のつくり方がこの本では紹介されています。おさいほうが苦手な人も、挑戦してみましょう!
 
『あたらしい自然あそび 大人も子どもも楽しい』 奥山英治/著 山と溪谷社   
モンシロチョウを日焼け止めで誘ったり、カエルをこんにゃくでだましたり。
ちょっと変わったあそびをたくさん紹介しています。身近な自然に目を向けてみると、きっと楽しい発見があるはず!
 
『マンガでわかるスマホ脳の恐怖』 金の星社
「スマホ脳」というものが本当に存在するかどうかはわかりません。でも、いつもスマホが手元にある。通知が気になる。わからない単語を調べたつもりが、気づいたら動画を見ている。悪い姿勢でだらだらスマホをいじっている。
このようなことは心当たりがありますね!?この本で自分をふるいたたせて、行動を変えていこう!
 
『本当に危ない闇バイトの話』 金の星社
マンガと解説で、中学生から理解できるように書かれています。いちばん誘惑が多くて怖いのは、何といってもスマホ。ほぼすべてが、スマホからの誘惑です。家族で読んで、対応を話し合ってみましょう。
 
 
『身近で発見「激レア」図鑑』 おかべたかし/著 小学館
身の回りのもの、自然、たてもの、食べものなどのなかから、これが見られたら!これがでてきたら!それは激レアのブツだ!というものを写真でしょうかい。四日市と菰野からも、1つずつ選ばれてるよ!
 
『たまご 命が生まれるしゅんかん』 BL出版 
たまごから生きものが出てくるしゅんかんを、みたことがありますか?鳥、カメ、トカゲ、チョウやトンボなど、いろんな生きものが生まれるところを、順番に写真で見せてくれます。おどろきですよ!ヒョウモンガメがイチオシ!
 
『働く現場をみてみよう!わたしたちが寝ている時間の仕事』 保育社 
みんなが寝ている間にしか、できない仕事がある。考えてみたことがありますか?テーマパークがいつもきれいで安全なこと。朝どれの野菜がスーパーに並んでいること。遠くに聞こえる救急車のサイレン。
夜空を飛ぶ飛行機。夜から始まる道路の工事。たくさんの、夜に働く人々に、ふと、心を寄せてみてください。
 

あたらしくはいった本(令和6年10月UP)

すこし涼しくなってきましたね。秋といえば読書の秋。本の中から小さい秋をみつけてみませんか?新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。

★赤ちゃん

『コーギーちゃんはおねむです』
 エリン・ヘッグ/作 評論社
おねむなコーギーちゃんは、寝ようとするたびに、どいて!と言われてしまいます。
ゆっくりねむれる場所をさがしますが…。
コーギーちゃんの表情がかわいくて、ほっこりする絵本です。

『ゆらしてゆらして』
 accototo/作 PHP研究所
真っ赤なりんごをつみあげて、ゆらしてみるとどうなるかな?さあ、いっしょに本をゆらしてゆらして…。
継ぎはぷるぷるのぷりん、積み木のおうち、いろんなものをゆらしてみよう!

★絵本

『ひめさま!おばけもおばけこわいーでござる』
 丸山誠司/作 光村教育図書
ひめさま!シリーズ、今度はおばけやしきへいきます。
全国からあつまったおばけたちがひめさまをおどかします。
おばけたちがはなす言葉にも注目してください。

『なにができるかな?』
 植田まほ子/絵 ワタナベマキ/料理 主婦と生活社 
お肉や野菜やいろいろな調味料。この材料でいったい何ができるかな?
みんなが大好きなあの料理かも。料理の作りかたも紹介されています。ぜひ作ってみて!

『イリエワニ』 
 福田雄介/文 関俊一/絵  福音館書店
表紙を見て、そのはくりょくにびっくり!川と海の間に住む、世界最大のイリエワニ。
ぶあついうろこの体、最強のキバ!あらゆるものと戦い、生き残れるのはほんの少し。
サバイバルな世界を生きぬく、ワニの世界をのぞいてね。

『おしゃれヘアーのカーリーさん』
 ふくだのぞみ/作 岩崎書店
おしゃれへアーのカーリーさんはちょっぴり変わった美容師さん。
今日も野原の美容室で、子どもたちのリクエストにこたえます。
髪の毛をカブトムシにしたり、ソフトクリームにしたり…次は何になっちゃうの?

『ペンギンのウィリー』 
 ロバート・ブライト/作 好学社
ペンギンのウィリーはなんきょくにすんでいます。なんきょくにはペンギンがたくさんいるので、みわけがつきません。
そこで、ウィリーは自分をかえようとまちへ出かけました。じぶんって何か、考えるきっかけになる絵本です。

『ねえねえ、なに見てる?』
 ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
トーマスは、他の人とは色が違ってみえる。弟はまだ小さいから、なんでも大きく見えてるはず。
音楽家のおじさんは、音も見えているらしい。だれでも自分のめがねで自分の見えるものを見ているんですね。

『いやっ!といえないノニ』
 ヘザー・ハート=サスマン/文 ジュヌヴィエーヴ・コテ/絵 サイエンティスト社
ほんとはいやなのに、きょうはいやなのに、「いや」が言えない子。
勇気を出して「いや!」と言うことを、後押ししてくれます。
あんがい、「わかった」であっさり終わるかもしれないよ。

『Mr.ソフティークリーミーまちをゆく』
 くりはらたかし/作 佼成出版社
ソフトクリーム?のMr.ソフティークリーミーが、暑い中、お出かけします。
いろんなアクシデントを乗り越え、危険なくちびるのヒトクチチョーダイヨンに食べられないようにたどりつけるか!?

『ぼくはくまのままでいたかったのに…』
 イエルク・シュタイナー/文 イエルク・ミュラー/絵 ほるぷ出版
くまが冬眠から目覚めると、山がなくなり、工場になってた。そこで働くようになったくまは、くまである自分を忘れていく。
1978年出版の本の新版です。絵画のような絵。笑うのかこわいのか、考えてしまうストーリー。
50年近く前の作品ですが、まるで今の世界。再版されてうれしい。

『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』
 ジョイ・カウリー/文 佐竹美保/絵 徳間書店
気のつよいちいさな女とわるいかいぞくの、恋のおはなしです。
作者の出身地・ニュージーランドを思い浮かべる、海と、海の上の家がすてき。

★読み物

『バラクラバ・ボーイ』
 ジェニー・ロブソン/作 文研出版
あたらしい転校生は、なぜかバラクラバ帽(目だけ出ている帽子)をかぶっている。
どんな時も脱ごうとしない。なんで?クラスメイトの想像はふくらむ一方。
あなたなら、どう接する?ラストにはまさかの展開も!10代から

『うちのキチント星人』
 佐藤まどか/作 フレーベル館
ぶどうをナイフとフォークで食べるあっくんは、家事もとくいで、なんでもきちんとしている。
おおざっぱな千歌は、そんなあっくとの生活がちょっとゆううつ…。いっしょにうまくやっていけるのかな?10代から

『ひみつのとっくん』
 工藤純子/作 金の星社
ぼくは体育でさかあがりができず、公園で練習しようと思った。
でも、さかあがりが得意なクラスメイトのぐっちゃんにみられ、逃げ出した。
けれども、ぐっちゃんも苦手な"何か"のひみつのとっくんをしていて…?低学年から

『命をつないだ路面電車』
 テア・ランノ/作 小学館
イタリアに住むユダヤ人の12才の少年エマヌエーレ。
ナチスのドイツ軍がユダヤ人を連行するためにやってきたので、彼は路面電車にみをかくした。
なんとか命をつないだ、実話をもとにしたお話です。10代から

『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』
 田丸雅智/作 Gakken
毎日の生活は、働いている人たちのおかげ。でも知らなかった。
空を毎日染める人のこと、動物の鳴き声のボイストレーナー、花が咲くのを応援する人。
本当にこんな仕事があったら楽しいな。10代から

★知識

『いろんな人に聞いてみた「なんでその仕事をえらんだの?」』
 WILLこども知育研究所/編著 金の星社
絵本作家のヨシタケシンスケさんや、ゲームクリエイターの桜井雅博さん、ほかにもいろんな分野でかつやくする人にインタビューをしました。
どうしてその仕事をえらんだの?将来へのヒントがみつかるかもしれませんよ。

『おとなもこどもも知りたい 生成AIの教室』
 鈴木 秀樹/監修 カンゼン
生成AIって知っていますか?文章を作ってくれたり、絵を描いてくれたり、質問に答えてくれたり、私たちの生活を助けてくれます。
でも生成AIには危険もあって……どう付き合えばいいか考えてみましょう。

『カムイサウルス』 
 植田和貴/文  少年写真新聞社
発見された、小さな骨のかけら。これはむかわ竜かもしれない!
きっと骨の続きがあるに違いないと、始まった発掘で発見されたのはカムイサウルス。
なんと、白亜紀の日本は恐竜の群れが住んでいた!恐竜好きな人は、わくわくがとまらない!

『クラゲのくらし』
 水口博也/著 少年写真新聞社
水族館でみているうつくしいクラゲは、食べ物になったり、漁業のじゃまものになったりすることもあり。
また、紫外線で緑色にひかるタンパク質は、病気をなおすのに大かつやく!ふしぎなクラゲのひみつを見てみよう!

『こどもとできるやさしい金継ぎ』
 ナカムラクニオ/著 ホーム社
金継ぎはこわれてしまった器を「漆」と「金」を使う、伝統的な修理方法です。
直した器は、どこにもないたった一つの作品になります。
かぶれにくい「新うるし」を使って、チャレンジするのも楽しいかも。

『ゆかいな魚たち』
 福井歩/写真・文 少年写真新聞社
海辺で出会えるかもしれない、小さくてユニークな魚の、正面顔と横から見た写真を並べてあるだけで、なんか笑えて、いやされます!
わたしのお気に入りは、ハリセンボンとハコフグ!

『名探偵コナン空想科学読本』
 柳田理科雄/著 小学館
コミックや映画を見ながら、「それはない!」「お約束!」と日ごろ突っ込んでいることを科学的に解析!
コミックの場面をたくさん使っているし、ところどころに入るイラストのツッコミが笑える。
平次は東京に年間23往復とは!和葉より工藤のほうが好きじゃんよ・・・

『自動車ができるまで』
 スタジオタッククリエイティブ
企画、デザインから、試験、製造、検査、出荷まで、こんなふうなんだ!とよくわかります。
車の好きな人におすすめ!スズキの工場が協力しているので、スズキ車がいっぱい!

『海を科学するマシンたち』
 山本省三/作・絵 くもん出版
「しんかい6500」に続いて、「ちきゅう」「深海ロボット」が入りました!海のそこの、その下の地中を調べるための船「ちきゅう」。
船からケーブルで人が行けない深海におろされ、そこで写真を撮ったり海底の岩やどろをとったりする無人ロボット「かいこう」。
地球の真ん中はまだまだなぞがいっぱい!

『モノの一生はドラマチック!』
 NHK「ぼくドコ」制作班/編 NHK出版
Eテレで放映されていた「ぼくたちこれからドコ行くの?」の本です。
ダンボール、セーター、ショベルカー、タイヤ、大豆など、どうやってできて、最後はどうなっていくのかという、モノの一生をしょうかいしています。

あたらしくはいった本(令和6年7月UP)

夏休みが近づいてきましたね。図書館でも、ワクワクする本をたくさん用意して、みなさんをまっています!あたらしくはいった本も、チェックしてみてくださいね。

★絵本

『ひこうきがとぶまえに 航空整備士の仕事』
 キッチンミノル/作 テキサスブックセラーズ
飛んでいない飛行機の絵本です。飛ぶまでに、こんなすごい仕事をしているんです!
小さい人から読める、写真絵本です。飛行機整備士っていいなあ!

『ふるかな ふるかな?』
 キム・ジョンソン/作 評論社
レインコートとながくつとかさを用意して、雨を待つ準備はバッチリ!
ふるかな?まだかな?ふらないかな?ふってくれないかな。
楽しい雨の本です。

『きょうりゅうレントゲンびょういん』
 キョン・ヘウォン/作 パイインターナショナル
くびがあがらない、どんどんやせてくる、まえあしだけがちいさい…。
いろんなしょうじょうで、びょういんにやってくるきょうりゅうたち。
せんせいは、レントゲンをとって、ていねいにせつめいしてくれますよ!

『こんやははなびたいかい』
 きしだえりこ/文 あべはるえ/絵 福音館書店
ひゅるひゅるどーん。はなびたいかいのよるは、どうぶつえんではどうしてるかな。
おおきなおとにおどろきながらも、楽しいとくべつなよる。ワクワクするね。

『たった2℃で…地球の気温上昇がもたらす環境災害』
 キム・ファン/文 チョン・ジンギョン/絵 童心社
もし地球の温度が2℃あがったら、植物も動物も私たちも、地球でくらす生きもの、みんなのいのちがあぶなくなる。
地球の気温上昇をとめるには、どうしたらいいのだろう。私たちにできること、一緒に考えてみませんか?

『くらくてふかいもりのおく』
 デルフィーヌ・ブルネ/作 ひさかたチャイルド
ふかいもりのおく、くらやみでひかるこわーい目、ガチガチなるキバの音。
でもおかあさんがくると、かわいくひかる目に…。
おやすみ前の楽しい絵本。オオカミのおかあさんの、やさしいうたが、きこえてきそう。

『まねっこにゃんころもち』
 かのうかりん/作 PHP研究所
まねっこにゃんころもち、はじまるよ!おもちを焼いて、ふくらんだおもちをお皿にならべて、しょうゆをかける!
これを大・中・小のねこがまねっこします。他にもきなこをかけたり、あんこをかけたり、できあがったら…いただきまーす!

『おかあさん観察図鑑』
 クォン・ジョンミン/作 NHK出版
赤ちゃんと一緒に誕生する新しい人類「おかあさん」。そんなエイリアンを、人類の赤ちゃんが細かく観察しています。
観察されているほうの人におすすめします。心当たりがありすぎで、ヒィっ!ってなります・・・

『あめのちゆうやけ せんたくかあちゃん』
 さとうわきこ/作 福音館書店
せんたあくかあちゃん、最後の本です。
こんど、落ちてきたのはなんでしょう。
へんなもの、おっきなもの。せんたくすると、ぴかぴかひかりはじめたよ!

『なんのサンドイッチ?』
 たなかひかる/作 大和書房
???ってなるけどなんだかおもしろい、たなかひかる。
ページをめくるとサンドイッチがめくれて、びっくりな中身が飛び出します。

『こうつうあんぜんなぞなぞ』
 平田昌広/作 オカダケイコ/絵 あかね書房
交通安全のことを、なぞなぞで考えられる絵本です。『はみがきなぞなぞ』もあります。

『ねえねえ、なに見てる?』
 ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
トーマスは、他の人とは色が違ってみえる。
弟はまだ小さいから、なんでも大きく見えてるはず。
音楽家のおじさんは、音も見えているらしい。
だれでも自分のめがねで自分の見えるものをみているんですね。

★読み物

『となりのじいちゃんかんさつにっき』
 ななもりさちこ/作 理論社
夏休みにはいり、ようたはあさがおのかんさつにっきをかくことにしました。
1日目に花をからしてしまい、となりの家のおじいさんのあさがおのかんさつにっきをつけることにしました。
そのおじいさんにはあるひみつが?低学年から

『いいわけはつづくよどこまでも』
 岡田淳/作 偕成社
クシャミの才能からのおおさわぎ、すごいいいわけ、王様を助けた話。
ほらふきなのか、すごい人なのか、オドロキのぼくのおじいちゃんの話。
ほんまかいな!と、つっこみたくなるシリーズ4巻目。今回もおもしろい!中学年から

『もののけdiary』
 京極夏彦/作 岩崎書店
江戸時代の有名な「稲生物怪録」から生まれた新しい妖怪の本。
30日間、毎晩平太郎をたずねてくる、奇想天外な妖怪たちのお話です。
ねこまた画家・石黒亜矢子さんの絵といっしょに楽しんでね。
今夜、妖怪がたずねてくるのはあなたのところかも。中学年から

『トクベツキューカ、はじめました!』
 清水晴木/作 岩崎書店
もしも、好きなときに好きな理由で学校を休めるとしたらどうしますか?ただし、一年の中で一日だけ。
このお話では、自分だけの特別な理由でトクベツキューカを使う子たちがでてきます。もちろん、使わずとっておく子もいますよ!10代から

★知識

『キャンプへいこう』
 ごとうひでゆき/作 みつたけたみこ/絵 スタジオタッククリエイティブ
キャンプへ行こう!キャンプのしたくや服装(ふくそう)、テントのはり方やたき火の仕方までいろんなことがわかります。
君もこの本を読んだらキャンプをしてみよう!

『釣って食べて調べる深海魚』
 平坂寛/文 キッチンミノル/写真 長嶋祐成/絵 福音館書店
深海とは、海面から200メートルより深い海のこと。太陽の光も届かず、ずーっと真っ暗。
そんな世界で生きている深海魚って、どんな姿をしているのかな。食べるとどんな味がするんだろう。

『発見がいっぱい!科学の実験』
 成美堂出版
すごく簡単なのに、きれい!おもしろい!と、うっとりするような実験がたくさん。
遊びとしても楽しめるし、科学的な解説もわかりやすいよ。わたしはぜんぶやってみたい!

『うんこ虫を追え』
 舘野鴻/作 福音館書店
オオセンチコガネを見たことありますか?キラキラひかって、宝石みたいな甲虫です。でも、うんこを食べるうんこ虫なんです!
作者が、失敗をくり返しながら研究する様子が細かく描かれ、読んでいくと、サスペンスみたいにドキドキします!

『へんな石図鑑』
 渡邉克晃/著 秀和システム
きれいな鉱物、おもしろい鉱物の写真と解説なのですが、その解説がマニアックで深くておもしろい!石好きの人におすすめします。
著者は四日市出身。インスタグラムは鉱物の写真がずらーっと並んでいます。


★電子図書館

『わくわく工作部』
 かんばこうじ/著 誠文堂新光社
①輪ゴム・ゼンマイで動かそう②おもり・磁石で動かそう③モーターで動かそう
動く工作のシリーズです。全作品に動画QRコードつき! 紙版もあります。

『ゆるゆる深海生物図鑑』
 そにしけんじ/まんが 学研プラス
『ゆるゆる』シリーズの1さつ。
ゆるゆる4コママンガが面白いのと、深海生物の知識や秘密がしっかりわかるのがいい!
きみはどんな深海生物がすき?紙版もあります。

『ねこもおでかけ』
 朽木祥/作  講談社
小学生の男の子・信ちゃんは、公園でひろったねこに「トラノスケ」と名づけて、家で飼うことになりました。
子ねことのドキドキな日がはじまります。低学年から

『かがみの孤城』
 辻村深月/作 ポプラ社
10代からおとなにまで大人気、辻村深月『かがみの孤城』の電子版です。
ポプラキミノベルという10代向けのシリーズの本です。ぜひチャレンジしてみて!10代から

あたらしく入った本(令和6年6月UP)

図書館は蔵書点検のための休館が終わり、再開しました。じめじめしたお天気が続き、なんだか気分までゆううつになってしまいますね。リフレッシュするため、新しい本を読んでみるのもいいですよ。

★赤ちゃん

『いないいないぞう!』
 大塚健太/文 山村浩二/絵 岩崎書店
 「いないいないばあ」ではなくて、「いないいないぞう」ってどういうこと?
 そんなぎもんも、ページをめくるたびに「そういうことか!」とおもわず笑ってしまう絵本です。
 いっしょに「いないいないぞう!」

★絵本

『きみがうまれたひ』
 なるかわしんご/作 イマジネイション・プラス
 赤ちゃんがうまれてから、毎日新しい発見があります。なんてちいさな口をしていて、ちいさな目をしているのか。お父さんペンギンの視点から、たいせつな赤ちゃんペンギンを見守ります。
 四日市出身のなるかわしんごさんの絵本です。

『きゅうしょくたべにきました』
 シゲリカツヒコ/作  KADOKAWA
 風にとばされたきゅうしょくのこんだて表が、おにの世界にとどきました。きゅうしょくのしょうたいじょうだ!と、おにはウキウキ!きゅうしょくのシチューを食べにやってきました。さあどうしよう!

『とこやのザリガニータ』
 タツトミカオ/作 ひかりのくに
 かっこいいハサミで、どんなスタイルでもチョキチョキできるザリガニータ。
 ところがだいじなハサミがピンチに!でもね、ザリガニにはとくべつなのうりょくがあるんだよ。ザリガニを飼ったことがある人なら知ってるよね!さあどうなる?

『しょうぼうじどうしゃのあかいねじ』
 たるいしまこ/作 福音館書店
 しょうぼうじどうしゃは、だれでも知ってる赤い色!
 だけど、さいしょは、赤い色ではなくて、なんと白色の車!
 どうやってしょうぼうじどうしゃが、できあがっていくのか、いっしょに工場へ行ってみよう!

『せかいのみんなのパン・パン・パン!』
 クリスティーナ・キンテロ/文 サラ・ゴンサレス/絵 ほるぷ出版
 せかいにはいろいろなパンがある。材料もちがうし、作り方もちがう。でも、どれもとってもおいしそう。どんな味がするのかな?みんなはどんなパンが好き?2種類のパンの作り方も紹介しているよ。

『火の鳥 いのちの物語』
 手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社
 ほかの動物もたべず、卵もあかちゃんもうまない鳥。その鳥は地球や宇宙のこと、いろいろなことを知っています。名前は火の鳥。火の鳥がおしえてくれる命の物語が絵本になりました。

『ねえ、おぼえてる?』
 シドニー・スミス/作 偕成社
 『おばあちゃんのにわ』『ぼくは川のように話す』のシドニー・スミス最新作。2024年度の国際アンデルセン賞画家賞を受賞しました。
 余計なことは言わず、聞かず、この世界にひたりたい。

『みちくさ』
 さとうわきこ/作 偕成社
 いつもとちがったみちは、草のおばけが出たり、公園も神社もふしぎなことだらけ。ちょっぴりこわくなって家にかえると、またびっくり!みちくさしているあなた、大丈夫かな。
 さとうわきこさんの、楽しいおはなし。

『さんぞうほうしのかえりみち』
 せなけいこ作/作 金の星社
 天竺(てんじく)からのかえり、行きのやくそくをわすれていたのをおこったカメに、海にほうりだされたさんぞうほうしたち。たいせつなお経は、ナマズにたべられ、たいへん!
 『西遊記』のその後、木魚(もくぎょ)のはじまりのおはなし。


★読み物

『シンデレラのおねえさん』
 おくはらゆめ/作 光村図書出版
 みなさん、シンデレラのお話は知っていますよね?この本では、なんとシンデレラの2人の姉が主人公です。
 シンデレラと王子さまのけっこんが決まり、ヒマな2人がどんなことをするのか。たのしみですね。低学年から

『ブルーラインから、はるか』 林けんじろう/作 講談社
 「ばり、しんどい。」図書館で顔見知りになった少年から、突然、自由研究を手伝ってほしいと頼まれたコウタ。しまなみ海道を自転車でわたるというのだが…。
 自分たちの力で新しい一歩をふみだそうとする二人の物語。10代から

『いばらの髪のノラ ①黄金の心臓』
 日向理恵子/作 童心社
 手にした者は、魔法を正しく強く使うといわれている<黄金の心臓>。落ちこぼれ魔女のノラはそれを探す旅に出る。
 ひとりぼっちだと思っていても、助けてくれる誰かがきっといる。日向さんの新しいファンタジーの始まり。10代から

『死の森の犬たち』 アンソニー・マゴーワン/作 岩波書店
 原発事故のせいで、泣く泣く死の森に置き去りにされたかわいい子犬。
 野生化していく森の中で、鋭い感覚と知恵と勇気で、襲いくる敵たちに立ち向かっていきます。オオカミや人間との関係も交差し、スリル満点。10代から

『小説ブルーロック』
 金城宗幸/原作 講談社
 人気サッカーマンガ『ブルーロック』の小説版。1~6巻と、エピソード凪が入りました。ところどころマンガも入って読みやすい!
 電子書籍にも1~5巻がありますよ!10代から

『スラムに水は流れない』
 ヴァルシャ・バジャージ/作 あすなろ書房
 大都会のスラム(貧しい人たちが集まって住む地域)に住む、12歳の少女・ミンニ。彼女たちスラムの人々は、いつも水不足になやんでいます。
 ある日、政府の配給(はいきゅう)する水が盗まれるところを見てしまったミンニの兄は、命を狙われることに…。
 勉強がしたい、でも、家族のために働かなければならない苦しさ。それ以上に、水を手に入れないと生きていけない毎日。私たちの当たり前とは大きく違うくらし。そんなきびしい環境のなかで、ミンニが仲間とともに力強く前に進む姿に心を動かされます。10代から

★ちしき

『ひき石と24丁のとうふ』
 大西暢夫/著 アリス館
 だれもこないような山奥で、昔ながらのとうふを一人で作り、売っているミナさん。
 70さいから始めて、90さいをこえた。6時間、石うすをまわし、薪で火を入れる。
 写真と向き合えば、息づかいや香りまで感じられるような本です。

『ペンギンのひみつ 飼育員さんもっとおしえて!』
 池田菜津美/文 松橋利光/写真 新日本出版社
 ペンギンは歩くよりも泳ぐ方が上手です。いったいどんなからだをしているのかな?
 飼育員さんがそのひみつを教えてくれます。ちいさい赤ちゃんの体重測定も見れちゃいます!


あたらしくはいった本(令和6年5月UP)

暑くなってきましたね。もうすぐ梅雨入りすると思いますが、そんなときはお家でゆっくり読書でもするのはどうでしょう?
ステキな新刊をお届けしますよ。

★えほん★

『こどもべやのよる』 
 出久根育/作 岩波書店
 みんながねむってしまった子ども部屋。目をつむっても、あけてもまっくろ。そこに、てんしちゃんがやってきて・・・。
 夜の子ども部屋で繰り広げられる、いろいろな冒険のお話です。ひとり眠れない夜、ちょっとドキドキするね。

『おかずたちのおでかけ』
 さとうめぐみ/作 ひかりのくに
 たまごやきさんが駅のホームで汽車を待っていると、チキンライスちゃんがやってきました。
 寒がっていたので、たまごやきさんはカーディガンを貸してあげました。
 他にも困っているおかずが登場します。

『あさいち』
 大石可久也/絵 かたり=輪島・朝市の人びと 福音館書店
 40年以上前の、能登半島、輪島の朝市の人びとのようす。震災でなくなってしまった朝市が、ここには、あたたかく、あざやかに描かれています。
 心に残していきたい風景です。

『ありえない』
 内田麟太郎/文 クレーン謙/絵 ハッピーオウル社
 虫の大学で学ぶアリのみなさんが、よのなかのいろいろなじょうたいについて、「ありえる」か「ありえない」かを学んでおります。
 読んでいるみなさんもごいっしょに!「ありえる」!「ありえない」!どっちかな?

『ともだちともる』
 内田麟太郎/文 黒井健/絵 文研出版
 アマガエルは、ウシガエルをみたとき、声がかけられませんでした。大きすぎて。
 ウシガエルも、アマガエルに声がかけられませんでした。小さすぎて。
 同じカエルなのに…。いっしょに遊びたい二匹は無事に友達になれるのでしょうか。

★よみもの★

『ほんとにともだち?』 
 如月かずさ/作  小峰書店
 まあくんとたんくんは一緒にいても別々にいてもあまりしゃべらないし、笑わない。本当に友だちなのか、心配になったまあくん。
 友だちってなんだろうね。心がほんのりあたたかくなる優しいお話。低学年から。

『ぼくのねこポー』
 岩瀬成子/作 PHP研究所
 町で見つけたかわいい子ねこを、家に連れ帰って世話を始めたぼく。ところが、友だちがねこをさがしているという話を聞いてしまいます。このままねこを飼いたいぼくのゆれる気持ちが、とても伝わるお話。生き物が好きな人、読んでみては?低学年から。

『うさぎになった日』
 村中李衣/作 世界文化ブックス
 りこは、はずかしがりや。うまく言葉が出てこないりこに、先生が「おしゃべりノート」をプレゼントしてくれました。先生が描いてくれるうさぎのマークがうれしくて、りこは文章をいっぱい書くようになりました。
 こんなうさぎに関する話が七編あります。中学年から。

『あなたの言葉を』
 辻村深月/著 毎日新聞出版
 毎日小学生新聞に連載していた文章をまとめたもの・・・ですが、中学生でもおとなでも、全・辻村深月ファンに読んでもらいたいエッセイ。あの作品のエッセンスを感じられたり、作者自身に近づける感じがします。


★ちしき★

『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』 (岩波ジュニア新書)
 阿部芳郎/編著 岩波書店
 縄文時代には文字がありませんでした。彼らの生活を知るには、探偵のようにさまざまな痕跡(こんせき)を探ります。たとえば、縄文土器についた「オコゲ」から縄文人が何を食べていたか。形状からどんな料理に土器が使われていたか。いろいろなことが、わかります。10代から

『小学校の生活ずかん』
 はまのゆか/絵 Gakken
 いちねんせいになったひと!がっこうはたのしい?つぎのはるに、いちねんせいになるひと!
 しょうがっこうはどんなところかな?学校のいろいろなところを、かわいい絵で教えてくれる本です。

『ヘンな矢印標識』
 山崎賀功/著 自由国民社
青い〇に、白い矢じるしのひょうしき。どうやって進むの!?となやむ、フクザツな矢じるし標識のコレクションを見てください!

『ヘンな信号機』
 丹羽拳士朗/著 イカロス出版
 信号機は、赤青きいろと矢じるしだけじゃなかった!オモシロ信号機のコレクション、信号機好き必見!

『博覧会の歴史』
 あかつき教育図書
 2025年は、大阪万博です!・・・って、みなさん、ばんぱくって、なに?って思いませんか?
1851年、第一回のロンドン万博からの歴史がこれでわかります。

『楽しく学べる歴史図鑑 土偶』
 山田康弘/著 スタジオタッククリエイティブ
 縄文時代の土の人形、土偶(どぐう)。こう書くとかたくるしく感じるけど、発掘された土偶の写真を並べてみると、
 ぷっ、と笑わずにいられない、なんともユニークなものばかりです。

『はじめての着衣泳教室』
 岩崎恭子/著 誠文堂新光社
 泳げるよ!という人、服をきたままでも泳げますか?じぶんのいのちを守るために、服をきたまま水にうくことをおぼえてください。
 動画が見られるコードもついてます。

『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』
 川端裕人/作 中垣ゆたか/絵 講談社
 色の見え方は、じつは人それぞれ。緑の葉と、赤い木の実を区別しないといけない生物の見方を引き継いでいる人、広く明るいところで濃淡を区別するための見方を持っている人がいるそうです。
 なので、わたしたちは色を付けるとき、どちらのタイプにも見えるように考えなければいけません。あなたはどっちかな?』

『イチからつくるホウキ』
 宮原克人/編 堀川理万子/絵 農山漁村文化協会
 日本では神さまの道具。ヨーロッパでは魔女の乗り物にもなっていたホウキ。種類も作り方もいろいろだけど、束にして結ぶだけでも大丈夫。いろいろな材料で作ってみると楽しいね。私はほうき草(コキア)で作ってみました。

『シロツメクサはともだち』
  鈴木純/著 ブロンズ新社
 身近な場所でよく見かけるシロツメクサ。花かんむりをつくったことがある人もいるかもしれません。
 でも、その花や葉っぱ、根っこまでじっくり見たことがありますか?シロツメクサのことが、まるごとわかる写真絵本です。

『くさい食べ物大図鑑』
 金の星社
 世の中には、信じられないほどくさい食べ物があるんです。納豆、くさやのほか、まだまだくさい食べ物がこの本に大集合しています!
 日本だけではなく、世界のくさい食べ物についても知ることができます。

あたらしくはいった本(令和6年4月UP)

さわやかな風と緑が気持ちよく、なんだかワクワクする季節になってきましたね。
図書館でも楽しい本をそろえて、みなさんを待っていますよ!

★あかちゃん★

『いないいないぶー』
 おおのたろう/作 ポプラ社
 赤ちゃんが大好きな、いないいないばぁ遊びの、乗り物バージョン!
 消防車もバスも、いないと思ったら、あんなところからでてくる?!
 最後はみんないっしょに、いないいないぶーっ!親子で楽しんでね!

★えほん★

『5ふんだけちょうだい』
 ジル・マーフィ/作 ひさかたチャイルド
 5分でいいから時間がほしい!そんなふうに思うことありますよね。
 子育てに、仕事に、家事に…と、毎日忙しいお母さんなら、なおさら!
 さて、このママはホッと一息つける時間はあるのかしら?
             
『そそそそ』
 たなかひかる/作 ポプラ社
 「そそそってなって、にゅーんってなるおはなし。ふんすもあるよ♪」という絵本だそうですよ!いったい、どんな本なのか!?
 『ねこいる!』の、たなかひかるの絵本なので、予想を裏切りまくりです!

『うえをむいてあるこう』
 くすのきしげのり/文 坂上暁仁/絵 303 BOOKS
 世界で注目を浴びる「ショーヘイ」。60年前にも別のショーヘイ、ジャイアント馬場(本名馬場正平)がアメリカをわかせました。アメリカで『上を向いて歩こう』の曲に出会い、小さいころは背が高すぎて下ばかり見ていた正平は、未来を見上げて戦うようになりました。
 わたしはプロレスに興味はないのに、この絵本とジャイアント馬場に感動・・・。
 坂上暁仁(絵)さんは、コミックでも職人芸!

『花見じゃそうべえ』
 たじまゆきひこ/作 童心社
 とざいとーざい!ご存じ『じごくのそうべえ』の失敗だらけの3人を連れて、山伏のふっかいが、修行のため春まっさかりの山へと出かけます。
 大騒動の4人の前に山のくまさんもあらわれ、さらに大変なことに!今回も大笑いです。

『なんていいひ』
 リチャード・ジャクソン/文 スージー・リー/絵 小学館
 雨が降りはじめた!子どもたちは傘をさしながら歌ったりおどったり、楽しそう。
 そのうち、雨が止んで…。すっきりとした水色がとても印象的に使われています。

『りんごりらっぱ』
 あべけんじ/作 福音館書店
 言葉遊びの絵本。「りんご」「ごりら」「らっぱ」しりとりの定番フレーズだけど、それをくっつけていくと、りんごりらっぱん・・・さあ、どうなる?
 文字は少ないけど、読みきかせにはちょっと練習がいりそう。
 シンプルな色とデザインに手書きの文字がうつくしい。


『ぼくは、ういてる。』
 なかがわちひろ/作 のら書店
 時々、あ、自分、今ちょっとういてるな、と思うことがありませんか?
 心の中の風船で、浮いたり沈んだりしながら気持ちよく過ごしてみない?と気づかせてくれます。
 ハッピーな気持ちになれる絵本。

『わすれていいから』
 大森裕子/作 KADOKAWA
 ねこと少年は、小さいころからいつもそばにいた。くっついたり離れたりしながら一緒に育つ。
 そして少年は旅立つ日が来る。ねこは思う。「わすれていいから」。
 窓のCMを思い出させる物語のある絵本。

『DJ YOYOアゲイン』
 おおなり修司/文 飯野和好/絵 絵本館
 あのDJ YOYOがふたたび登場です!今回は、宿題に一生懸命取り組むぼくの前に、あそぼうYOと誘ってくるのですが…。
 リズムにのって、YOYO♪と読んでみたくなる絵本だYO!1作目の『DJ YOYO』も合わせて楽しんでYO!

『おとうとはアボカド?』
 トレーシー・ダーントン/文 ヤスミン・イスマイル/絵 ひさかたチャイルド
 はじめての兄弟。お母さんのおなかで大きくなっていく弟に、興味津々。
 どんな弟が生まれてくるのか楽しみでしかたない様子に、ほほえましくてにっこりしてしまいます。

『キツネザルのあったかいセーター』
 ウルリカ・ケステレ/作 徳間書店
 南の島から北国へ友だちをたずねてやってきた、ワオキツネザルのオットー。
 寒くて風邪をひいちゃった!どうしたらあたたまるかな?
 北欧の暮らしがちょこっとわかる、ほっこり絵本。ブルーベリースープ、飲んでみたいな。

★よみもの★

『ナナのおけいこ』
 いとうひろし/作 徳間書店
 ナナは、わたしが赤ちゃんのときからいるねこ。「わたし」にいっぱいねこのおけいこをさせてりっぱなネコに育てなきゃ、と思っているみたい。
 育つ子どもと、年をとるねこのやりとりが楽しい。低学年から。

『ボンジュール,トゥール』
 ハン・ユンソブ/作 影書房
 フランスに住む韓国人の少年ボンジュは、月明かりに浮かび上がる謎めいたメッセージを見つけます。一体だれが書いたのか?
 知っているようで知らない隣国の人をめぐり、どんな出会いがあるのか?切なくもあたたかい物語。10代から

★ちしき★

『読書を楽しむ 帯・POP作りのスゴ技』
     理論社
 『帯』編と『POP』編の2冊。学校で、おすすめ本の紹介をすること、ありますよね。
 初めてPOPや帯を作るときや、面白い本のことをどうみんなに紹介したらいいかわからないとき、ちょっとコツを学べる本です。

『ロボットのずかん』
     金の星社
 ロボットが活躍する場所別に、全部で3巻。
 レストランの配膳ロボットや、家のおそうじロボットのようによく見るものから、
 工場や宇宙などで活躍しているなかなか見られないロボットまで、ロボットはたくさん活躍している!

『知っておこう!いっしょに暮らす動物の健康・病気のこと』
     保育社
 『イヌ』編、『ネコ編』、『トリ・ハムスター』編の全3巻。
 みなさんはペットを飼っていますか?これから飼う予定の人もいるかもしれませんね。
 一緒に暮らす動物の健康のこと、災害が起きたときに私たちができる備えなど、知っておくべきことがたくさんありますね。 




あたらしくはいった本(令和6年3月UP)

そろそろ春の気配。新しい生活にそわそわしている人もいるかな。
ホッとひと息つきたい時、元気がほしい時、本を開いてみるのもいいかもね。
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!

★えほん★


ウサギのソロモン、へんしんする
 ウィリアム・スタイグ/作(Pス)  徳間書店            
 じゆうにへんしんができるっていいよね。
 ピンチのときにへんしんしたウサギのソロモンですが、よかったのか、わるかったのか、ハラハラのてんかいに!
 同じ作者の『ロバのシルベスターとまほうの小石』もおすすめ!

おやすみまくら
 斉藤倫、うきまる/文 牧野千穂/絵(Pマ) 小学館
 夜なのに、まだねむりたくない、こねんこさん。
 「わたしをまくらにどうぞ」とあらわれたのは…。
 まるで夢のなかにいるかのような絵と、かわいい冒険が絶妙にマッチして引き込まれます。

むげんことわざものがたり
 大串ゆうじ/作(Pオ) 偕成社
 犬もあるけば…からはじまり、いろんなことわざがつぎつぎとつながる旅絵本。
 知っていることわざをさがすのも楽しいね。さて、いったいどんな旅になるのかな?
 むげんの意味は結末に!

おふろのぼうず
 乾栄里子/文 石井聖岳/絵(Pイ) ひさかたチャイルド
 ゆぶねの中で、タオルであそんだことはある?
 ふうちゃんのおふろには、いろんなタオルぼうずがあらわれて、とってもたのしそう。
 きっとみんなも、おふろでやってみたくなるよ。

どっち?
 キボリノコンノ/作 (Pキ)  講談社
 木で作ったパン、チーズ、どっちが本物?なかなか見分けがつかないできばえに、驚きます。
 私は、どうしてもわからないものがあり、間違えました。
 食品サンプルと、どちらが本物に近いかな?実物を見てみたい。

ゆきのゆきちゃん
 きくちちき/作 (Pキ) ミシマ社
 雪の日にでかけたねこのゆきちゃんは、自分の名前の由来を、出会う動物にたずねます。きれい。ふわふわ。
 駆け回るみんなの上に降りしきる雪。
 モノトーンの雪景色に映える動物たちの鮮やかな目。
 吸い込まれるような色の世界です。

でんしゃでおでかけ
 ケッソクヒデキ/作 (Pケとも)  福音館書店
 しょうじくんは、都営大江戸線、中央線、東海道新幹線に乗って、東京から名古屋までおでかけ。
 たくさんの電車にであったり、となりを走ったり。
 あっ、着いた!見慣れた名古屋駅がうれしい!一緒に楽しむ、わくわく電車旅。

ママたちが言った
 アリシア・D・ウイリアムズ/文 ブリアナ・ムコディリ・ウチェンドゥ/絵(Pウ) クレヨンハウス
 アフリカ系アメリカ人の子どもがある年齢になったら必ず伝えられる「してはいけないこと」。
 いまでもまだ、そういうものが存在する人々のことを、思ってみてほしいのです。

しゃぼんだま
 小林実/文 林明子/絵(Pハとも) 福音館書店
 しゃぼんみずとストローがあれば、どこでもしゃぼんだま遊び!
 大きなしゃぼん玉も、身近なもので作れます。
 林明子さん、絵本作家デビュー50周年記念の限定復刻本です。

ぞうくんはいちねんせい
 ながしまひろみ/作(Pナ) アリス館
 ぞうくんは、いちねんせい。きょうからがっこうです。
 となりはどんなこ?べんきょうできるかな?ドキドキ。
 ぞうくんとおなじようにドキドキしている新一年生と一緒に、読んでみてくださいね。


★ちしきの本★


なんでファラオは男なの?
 山花京子/著(242) 新泉社
 家族みんな古代エジプト好きの美羽。留学生とのかかわりをきっかけに、エジプトへ旅行することに。
 タイトルが気になって主人公と海外旅行気分を味わいつつ、あっという間に読みました。
 歴史好きじゃなくても読んでおいて損はない一冊。

ルビーの一歩
 ルビー・ブリッジズ/著(316) あすなろ書房
 60年前のアメリカ。「白人の小学校」に初めて通うことになった「黒人」の少女が、この本を書いたルビーです。
 有名な画家、ノーマン・ロックウェルがルビーを描いた『私たちすべての問題』の表紙とともに、考えてみたい内容です。

ドボク模型
 藤井俊逸/著(510) 日経BP
 100均やホームセンターで手に入るものを使って、「土木」の仕組みや、面白さを伝えるのがドボク模型。
 トンネル、石垣、地盤などのしくみを学べるだけでなく、防災に生かすことができます。
 高学年から中学生の、自由研究にも使えそう。

相撲のルール 超・初級編
 中野良一・木谷友亮/著(788) ベースボール・マガジン社
 相撲をする人は?「力士」。お相撲さんは大食い?「そこまでではないです」
 まじめな疑問に、ちゃんと答えてくれるのですが、イラストが脱力系なので、なんか笑っちゃいます。

はじめての着衣水泳教室
 岩崎恭子/著 (785)  誠文堂新光社
 服を着たまま、くつをはいたまま泳いだことある?
 遊んでいる時、歩いている時、水に落ちたらどうしよう。災害は突然です。
 オリンピック選手が教える着衣水泳の方法。
 もちろん、海や川ではライフジャケットを忘れないで!


★よみもの★


キダマッチ先生! 8
 今井恭子/作(Fイ) BL出版
 カエルのキダマッチ先生はどんなケガや病気も治してくれるお医者さん。
 今日は南の島へ患者さんをみにいくことに。
 クセの強いどうぶつたちと、キダマッチ先生とのやりとりがなんともゆかいなおはなし。
 シリーズの第8弾。低学年から。

とらまる、山へいく
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 ちいさいころ、まちの動物病院で拾われた猫のとらまるは、動物のための診察をしています。
 ある日、やまから来たウサギが往診を頼みに来ました。
 もしかして、このウサギはぼくをまちの動物病院にあずけたウサギかな?
 低学年から。

100年見つめてきました
 吉野万理子/作(Fヨ) 講談社
 生駒山遊園地って、知ってる?日本最古の現役の飛行塔があるそうです。
 子どもたちの笑顔を作りだすアトラクションですが、100年の歴史の中には、戦争という悲しい出来事も…。
 低学年からでも読みやすい物語です。

わたしに続く道
 山本悦子/作(Fヤ) 金の星社
 お父さんがケニア人のリイマが主人公。
 その気はなくても差別をしていることがある日常をちょっと考えてみたい一冊。
 自分自身を見つけていくリイマからは、見失いがちな大切なことを、私たちも再認識させられるかも。
 10代から。

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎
 丸山正樹/作(Fマ) 偕成社
 訳あって手話で会話をする美和と英知。
 前作『水まきジイサンと図書館の王女さま』で、英知が転校してしまったあとは、手紙でやりとりをすることに。
 手話が少し身近になるかもしれない、10代の人へ届けたい物語。

フォグ
 マルタ・パラッツェージ/作(973) 岩崎書店
 13歳、川のそばで生きるクレイ。
 町にやってきたサーカスで、珍しい霧色のオオカミ“フォグ”と出会う。
 サーカス団から逃げ“家”に帰ることができるのか。
 自分の境遇にめげず、立ち向かっていく姿に心打たれる、イチオシの物語。
 10代から。

あたらしくはいった本(令和5年11月UP)



だんだんと秋も深まって、夜が長くなってきました。
そうです、いまは読書にぴったりのきせつ!じどうしつでは、
あたらしい本がなかまいり。楽しい本をさがしにきてね。


★えほん★


『ねみちゃんのチョッキ』
 なかえよしを/文 上野紀子/絵(Pウにんき者) ポプラ社
 ねずみくんシリーズ第40巻!実は、上野さんは亡くなっていますが、また新しい絵本が出ました!上野さんが描いた絵を合成・加筆して、なかえさんがお話を作っています。今回はほぼ『ねずみくんのチョッキ』の時の絵を使っているそうです。動物たちの向きを変えたり、後ろ向きの絵を作ったりしています。一緒に比べて読むと楽しそう。ポプラ社のホームページにあるインタビューも面白いですよ。

『心をひらいて、音をかんじて』
 シャノン・ストッカー/文 デヴォン・ホルズワース/絵(Pホ) 光村教育図書
 耳の聞こえない打楽器奏者・エヴェリン。「あなたには無理だ」と言われるたびに、
 その障害をたたいてこわし、自分で、自分の人生を切り開きました。そしていまや、世界的な打楽器奏者になったのです!

『おうちにおばけがすんでいます』
 オリヴァー・ジェファーズ/作(Pシ) 化学同人
 ようこそ。ふるーいおやしきへ。じつはここ、おばけが住んでいるの。見えないけどね。
 でもみんなは、うすーいページをめくったら、おばけが見えるの!!しかけを楽しむおばけ絵本。

『あてっこどうぶつずかん だれ』
 あべ弘士/作(Pア) KADOKAWA
 あてっこクイズをするけれど、クイズの本ではないよ。動物のことを、あべ弘士さんが楽しく教えてくれる絵本なんだよ。

『どすこいみいちゃんパンやさん』
 町田尚子/作(Pマ) ほるぷ出版
 それはもう、どすこい!なネコ、みいちゃんは、パンを焼きます。焼けるまでのあいだは、すもうをとります。
 『ねこはるすばん』など、絶妙なかわいさかげんのネコ絵本で人気の町田尚子さん作。

『おおきくなったリス』
 伊佐久美/作(Pイ) 講談社
 あさ目がさめたら、からだがとってもおおきくなっていた!どうする?なにする?
 カラフルポップな表紙にガツン!と心つかまれ、なんだかシュールなリスにクスっとしちゃう。

『どんぐり』
 たてのひろし/作(Pタ) 小峰書店
 高い木からおちてくるどんぐり。落ちた実は、森の生きものの食べ物になったり、芽吹いたり。
 やがてほんの一部のどんぐりは小さな木になる。繊細な線で描かれた森のめぐる命の絵本。

『ホットドッグ』 
 ダグ・サラティ/作(Pサ) 学研
 うだるような暑さ、さんぽに出ても、もう1ミリも歩きたくない。
 クラクションがひびく中、飼い主がつれていったのは、広い海。
 すなはまを走り、なみとおいかけっこをしたり。暑い夏のきもちのいいお話。

『海にしずんだクジラ』 
 メリッサ・スチュワート/文 ロブ・ダンラヴィ/絵(Pタ) BL出版
 一頭のクジラの死は、どのくらいの期間で分解されると思いますか?
 深い海の底で、想像を超える年月にわたりつながれる命の数々。まさにおどろきの世界です。
 まだまだナゾの多い深海の生き物もたくさん登場します。

『たびにでよう』 
 降矢なな/作(Pフ) 童心社
 リュックをせおって、さあしゅっぱつ!
 あたらしい出会いも、とんでもないできごとも…、たびは思いもよらないできごとだらけ。
 「絵」のみのストーリです。さあ一緒にでかけてみましょう。

『しんちゃんのひつじ』 
 川村みどり/文 すぎはらともこ/絵(Pス) 徳間書店
 ねむれないときに数えるのはひつじですよね!
 でも、ひつじを知らないしんちゃんは、ひつじへの妄想をどんどんふくらませます。
 思わずクスッと笑ってしまう本。ところでしんちゃんはねむれたのかしら?

『トットちゃんの15つぶのだいず』 
 黒柳徹子/原案 柏葉幸子/文 松本春野/絵(Pマ) 講談社
 黒柳徹子さんの小さいころのあだ名は、トットちゃん。
 まだ子どもだった黒柳さんが、学校で出会った先生やおともだちのことを書いたエッセイが『窓ぎわのトットちゃん』です。
 その本にはなかった、トットちゃんのもうひとつのお話が絵本になりました。
 絵を描いたのは、『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵を描いた、いわさきちひろさんの孫、松本春野さん。
 そして、42年ぶりにエッセイの続編も刊行されました。今も読みつがれるトットちゃん。
 本を通して会ってみませんか。


★赤ちゃんえほん★


『かえるぴょこぴょこ』 
 みなみじゅんこ/作(Pミ) アリス館
 おなじみの早口ことばであかちゃんとあそんでみませんか?
 リズムよく、おうちの人も楽しめますね。
 かえるのおりがみのしょうかいもあり、あそびがひろがります。


★ちしきの本★ 


『読書バリアフリー 見つけよう!自分にあった読書のカタチ』
 読書工房/編著(019) 国土社
 読書のカタチはいろいろ。縦書きの本もあれば横書きもあります。大きな文字の本もあるし、点字図書、LL本、電子図書、オーディオブックなど、いろんなカタチの本があります。だれもが本を読めるように工夫がいっぱい。紙だけ、縦書きだけ、小さい文字だけ、じゃない、読書のカタチを広げてくれる案内本です。

『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ336の知恵』
 名もなき冒険家/作(786) トゥーヴァージンズ
 ただの冒険じゃない!自分一人でどこまでいけるかわからない。怪我をするかもしれない。もしかしたら帰れないかもしれない。そんな冒険に旅立つには、しっかりした準備と知識が必要だ。名もなき冒険家が残したこの本を読んでほしい。じっくり読めばいつでも旅立てるようになる…かもしれない!

『つくってあそぼう楽器工作①』
 (750) 汐文社 
 小さい子は、音が大好き。空きカン、カップめんの容器、チーズの箱など、かわいくて安全で楽しい楽器を、家でつくってみませんか?
 家族で合奏するのも楽しいかも!

『日本のことばずかん はな』 
 (814) 講談社
 日本にさく「はな」にまつわるさまざまなことばがわかる本。
 季節の花をよんだ歌や俳句に、伊藤若冲や葛飾北斎がえがいた花のしょうかいなど、よみごたえ・みごたえたっぷり。
 シリーズに『そら』『いろ』『かず』もあります。

『はっぱのほん』 
 いわさゆうこ/著(471) 文一総合出版
 いろーんなはっぱが、イラストで120しゅるいものっています!
 バナナやみかん、ぶどうのはっぱがどれかわかるかな。いろいろみわけて、はっぱはかせになっちゃう?
 これからのきせつに、シリーズ『おちばのほん』もどうぞ。

『目でみるえいごのずかん』 
 おかべたかし/文 やまでたかし/写真(834)
 「目でみることば」シリーズ、こんどは英語です!似ている英語、同じつづりでもちがう意味の英語、足すと生まれる英語。1ページに、ひとつのことばとおおきな写真がのっているので、ぱっとひらいてたのしめます。もっと英語が見たくなる!

『すごいグラウンドの育て方』 
 金沢健児/著(783)  学研
 球児のあこがれの地「甲子園球場」はグランドも日本一。
 選手が最高のプレーができるように作られたマウンドには、グラウンドキーパーのプロの技がつまっています。
 猛暑や豪雨といった自然を相手に彼らの仕事のすごさとは?
 みなさんのグラウンド整備のコツも教えてくれています。


★よみもの★ 


『レッツとネコさん』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツの家にネコがやってきたのは、むか~しむか~し、
 3さいだったとき。次の日、レッツはようちえんでおともだちがよろこんだことを、ネコにしてあげた。
 ネコのなまえは、さいごのおたのしみ。くすっと笑えるお話です。
 自分で読むなら低学年から。

『クロニクル千古の闇⑦ 魔導士の娘 』
 ミシェル・ペイヴァー/作(933ヘイ) 評論社
 紀元前4千年、ワタリガラス族の娘レンと暮らしていたトラク。ある日、レンが姿を消してしまう。
 トラクは、兄弟のきずなで結ばれたオオカミのウルフとともにレンを探しに出たが、魂食らいの呪いが立ちはだかった。
 シリーズの第7弾。10代から。


あたらしくはいった本(令和5年9月UP)

まだまだあつい日がつづいていますね。
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。


★えほん★


『ぽんぽこあめふり』
 田中友佳子/作(Pタ) 徳間書店
 とつぜんの雨。もっと外であそびたいぽんたのまえにあらわれたのは、
 雨がだいすきな
あのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
 きもちよさそう!

『ヨシ』 
 リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
 漁師に助けられたウミガメの子どもヨシは、水族館で20年を過ごします。
 おとなのカメになり、
海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
 自然の偉大さにおどろくばかりです。

『ともだちはマーメイド』
 ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
 みなとまちにすむモリーと海にすむメルは、だいのなかよし。
 あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
 海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
 ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。

『けろずもう』
 つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
 はっけろけろ~い、のこった!
 ケロケロ、ゲッゲッ、クワックワッとかえるのがっしょうがきこえてきたら、
 かえるのすもうがはじまってるかも?!かえるをみつけるのがたのしくなりそう。

『宿場町の一日』
 いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
 車も電車もない江戸時代、みんなはどうやって旅行に行っていたのかな?
 今も昔も楽しいおでかけ。みんなが泊まれる「はたご屋」という旅館があつまった宿場町
 のようすをのぞいてみよう。
 
『ポストがぽつん』
 北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
 海のそこにねむるポストにひさしぶりのお手紙が。
 みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
 海のなかだけじゃないよ。どこへいくのかな?

『ねこの5ふんご』 
 ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
 ねこをかったことのある人は、あるある~!のれんぞくだと思います。
 きまぐれでマイペース、そして目がはなせない。
 そんなねこの日常が、やわらかなタッチでえがかれています。

『イヌワシつかいのエルジャン』
 イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
 羽をひろげると2メートルにもなるイヌワシをあやつるカザフ族。
 お父さんにおそわりながら
エルジャンが小さなひなからそだてあげます。
 どんなイヌワシつかいになるのでしょう。

『ぼくはもう怪獣じゃないぞ!』 
 中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
 周りの大人がなかなか気づけない、こだわり。本人も言葉にしにくい、決まりごと。
 うまく伝わらないと怪獣になっちゃう「ぎんちゃん」。ある日、気づいてくれた人がいた。
 保育士、デイサービスなどでの経験から生まれた本当のおはなし。

『カップねこ』
 塚本やすし/作(Pツ) ニコモ
 お湯をそそいで、3分まったら、できるネコ。ネコとあそびたいときにお湯をいれるだけで、
 かんたんインスタントねこ生活!
でも、作り方は守ってね!
 時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!

『おばあちゃんのにわ』
 ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
 すてきな絵本『ぼくは川のように話す』の作者が再び組んだ絵本。
 おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
 それを、この本は絵で語る。何もかもが、五感に入り込んでくるような感覚になります。

『きょりゅうゆうえんち』
 やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
 「きょうりゅうゆうえんち」の招待状が届いたら、どうしますか?
 きょうりゅうが好きな人も、物語が好きな人も楽しめる本です。

『ねぞうプロレス』
 ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
 あなたのねぞうはよい?わるい?
 どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
 今夜も戦闘開始のゴングがなるぜ!


★赤ちゃんえほん★


『ぴったんこ』
 高橋祐次/作 カワダクニコ/作(赤ちゃんPカ) エンブックス
 こっちとあっちが、ぴったんこ!
 つぎはなにができるかな?ってページをめくるたびにわくわく。
 おやこでいっしょに楽しめる絵本です。



★ちしきの本★ 


『パンダはどうしてパンダになったのか?』
 方盛国/著(489) 技術評論社
 みんなの人気者のかわいいパンダ。
 パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
 なにがって?
 読んだらもうもどれない。心してページをめくってね。

『すもうのずかん』
 (788) 学研
 ふたりの力士がぶつかりあい、いろいろなわざでしょうぶする、すもう。
 力士のからだのひみつや、力士をサポートする人たちについて、知ってる?
 すもうにきょうみがあっても、なくても!知って、見て、たのしい絵本のようなずかん。

『美しい実験図鑑』
 さとうかよこ/著(407) 新星出版社
 ほのおの魔術。金属の森。錬金術。美しくてちょっとあやしい魔術・・・いや、実験の数々。
 いますぐに、やってみたくなりますよ。

『ようこそ!虫のぬけがら博覧会』
 森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
 これでもか!というぐらい、ぬけがらがいっぱい!
 ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!


『ニッポン環境問題史』全4巻
 (519) さ・え・ら書房
 明治から現代まで。国の発展中で、いつ、どこで、どのような環境問題が発生したのか。
 なぜそれがおこり、どう対応したのか。
年代ごとに学ぶことができます。
 2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。



★よみもの★ 



『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』
 鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
 子どもたちが「あのね帳」に書いて先生とやりとりした、小さな、けれどキラキラした、子どもたちの詩。
 再編集して装い新たに発刊されました。心から楽しんで!


『ブニーとブールド』
 山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
 2ひきのかわいいこぶたのちょきんばこ。だいすきなパンをかいにまちへでかけます。
 もちろんちょきんばこですから、おかねもだいすき。パンをかったら、おかねはどうなる?
 なんともけなげでかわいい2ひきにほっこりします。 低学年から

『クグが拾った物語』
 いとうひろし/作(Fイ) 理論社
 ほかのひとから見たらガラクタでも、自分にとっては宝物だってことあるよね。
 この本は、クグが世界中でひろいあつめたそんな「宝物」にまつわる物語の、おはなし。
 10代から

『希望のひとしずく』
 キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
 「偶然」なのか「魔法」なのか、願いが叶うという井戸の伝説に、アーネストたちは思わぬことで次々と関わることに。
 ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から

『水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ』 
 ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
 こどもの頃、家族で撮った映像に映っていたのは、真珠湾で攻撃を受けて沈んだアメリカの戦艦「アリゾナ」。
 アメリカで生まれ、日本で暮らした作者がつづる、詩のような「物語」。
 想像をつないで、こどもから大人になった「今」、作者が思うことは? そして、あなたは? 10代から

『図書館がくれた宝物』
 ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
 戦争がはげしくなる中、3人きりになったきょうだいは、ロンドンを離れていなかへ。
 きびしい暮らしの中で3人を助けたのは、図書館のたくさんの本と、司書。
 きょうだいが読んで楽しむ本は、日本でもよく知られたものばかり。
 本と図書館の力、ひとの力をじゅうぶんに感じます。 10代から

『そして、あの日 エンリコのスケッチブック』
 リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
 イタリアの村にすむ、絵の大好きな少年エンリコ。実際におこった大地震から着想していて、悲しいこともたくさんあるのに、なぜか、明るく、楽しい気持ちにもなれるのです。
 「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。


あたらしくはいった本(令和5年7月up)

夏です!あついけれど、おもしろいこともたくさんありそう!
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています


★えほん★


『こしたんたん』 
 りとうようい/作 (Pリ) 絵本館
 くさむらで、えものをねらうトラが「こしたんたん」。
 めのまえにウサギ、そしてシカ、どうぶつたちがつぎつぎとやってきた。
 トラの口からよだれがたら~り。
 こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。

『にぎやかもりのツリーハウス』
 新井悦子/文 どいかや/絵 (Pト) フレーベル館
 ツリーハウスってあこがれませんか? にぎやかもりではどうぶつたちが
 あつまれるツリーハウスをつくるんですって!どんないえになるのかな?

『せんそうがおわるまで、あと2分』
 ジャック・ゴールドスティン/作 (Pコ) 合同出版
 よくわからないうちに戦争に巻き込まれていくジュールとジム。
 当たり前の日常も、大事な人も、そして自分をも失ってしまう戦争。
 あらためておろかさとおそろしさをつきつけられます。

『アーノルド・ローベルのへんてこなとりたち』
 アーノルド・ローベル/作 (Pロ) 好学社
 頭や体がアイスクリームになっていたり、えんぴつのかたちをしていたり…?!
 へんてこでかわいくて、ちょこっと不気味。
 アーノルド・ローベルがえがくふしぎなトリたちは、なんだかにくめません。
 じぶんのお気に入りを見つけたくなりますよ。

『トマト』 
 荒井真紀/作 (Pア) 小学館
 サラダやスープ、ピザなど、いろんなたべものにはいっている
 にんきもののやさいといえば?そう、トマト!!この本は、トマトのタネからの
  成長を、みずみずしくこまやかなイラストで描いています。
 トマト料理が食べたくなる~!

『ニコラ・テスラものがたり』 
  アザデー・ウェスターガード/文 フリア・サルダ/絵  (Pサ) 評論社
  ニコラ・テスラがいなければ、電気を使ったいまのべんりな生活はないかも…?!
  エジソンのライバルと呼ばれたニコラですが、動物への愛情を最後まで
  忘れなかったというエピソードも。彼の伝記を、絵本でどうぞ。

『しりながおばけ』
  たなかひかる/作 (Pタ)  文響社
  かわのむけるおばけに続いて、しりなが・・・
  おしりの、ながい、おばけ、なんですよ・・・。

『どうながプレッツェルとこいぬたち』
 マーグレット・レイ/文 H.A.レイ/絵  (Pレ) 福音館書店
 『どうながのプレッツェル』の最後でグレタと結婚した、《世界一どうながのダックスフント》
 プレッツェルの、その後のお話です。『おさるのジョージ』の作者の絵本ですよ。


★赤ちゃんえほん★


『ずぼっじー』
 高橋祐次/作  (赤ちゃんPタ) 講談社
 うちの子も、かつての私も、みーんなやったことあるずぼっじー。
 いったいなにをたどるのかな? 読んだあとは、すなばへいきたくなるかも!


★ちしきの本★ 


『地図でわかる世界の戦争・紛争』全3巻 
 (319) 汐文社
 ①ヨーロッパ・アメリカ②中東・アジア③アフリカ
 ニュースをテレビで見たり、ラジオで聞いたりしていますか。
 ヨーロッパもアジアもアフリカも、連日のように新しい紛争が起こってるのを知っていますか。
 ネットニュースだけでは正確なことはわかりません。
 ラジオもテレビも本も、いろいろな方法を広く使って、できる限り正しい現実を知ってください。 

『めざせ、イグ・ノーベル賞!?おもしろ自由研究』全3巻
 (404)  汐文社
 バナナの皮で本当に転ぶのか?など、世界の人を笑わせるイグ・ノーベル賞(おもしろい
 ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
 できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
 自由研究に悩む人にも、もっとおもしろい自由研究をしたい人にもぜひ!

『にているものどこかがちがうの? 生きもの・しぜん』
 (460)  Gakken
 とてもにているのに、ちがうものってたくさんあるね。
 きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
 いったいどこがちがうの?「何が」「どう」「なぜ」をしらべてみると、
  おもしろいことがわかります。
 シリーズに『食べもの』『のりもの・どうぐ』もあります。ハカセちゃんへのみちのはじまり。

『キッチンラボ どうしてそうなる?実験レシピ 温度編』 
 露久保美夏/著  (596)  偕成社 
 料理をつくるとき、温度がかわると、色や、におい、かたさもかわります。
 ゆでたり、やいたり、ひやしたり、どうかんじるかな?あなたの「おいしい!」は、どれ?
 シリーズに『食材編』『調味料編』もあります。

『ひとりあそびの教科書』
 宇野常寛/著  (790)  河出書房新社
 みんなと仲良く遊ぶのも大切なことだけど、一人で遊ぶこともその後の人生、
 また社会においても大きな力になると著者は提案します。
 ひとりが好きな人にはもちろん、ひとりが苦手な人にも、さらに子育て中の人、
 いや子育てが終わった人にも、手にとってほしい本。


★よみもの★ 


『こんにちは、アンリくん』
 エディット・ヴァシュロン/文  ヴァージニア・カール/文・絵   (933ウァ) 徳間書店
 みじかいおはなしが3つ。自分で読み始めるころによい本です。
 1959年に書かれた本ですが、絵もおはなしもかわいくて、おとなもいっしょに楽しめそう。
 年長から

『はなとりかえっこ』
  角野栄子/作  (Fカ)  偕成社
  くしゃみのとまらないアラさん。「このはなすてちゃおう」とさけんだところへ、
  ブタさんがやってきてとりかえっこ。ブタさんのはなはすごいいきおい。ほこりだって
 ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から

『ききみみトーマス』
  桂雀喜/原作 あおきひろえ/作  (Fア)  あかね書房
  テキサスにひっこしをしてきたトーマスは、はらぺこキツネにおいなりバーガーをあげました。
  おれいに神さまからもらったはねをあたまにさすと、どうぶつのはなしがわかるように・・・。
  落語をもとにした、おもしろいお話。低学年から

『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』『うさぎとハリネズミ きっとあえる』
  はらまさかず/作  (Fハ)  ひだまり舎
  すりばち森にくらす、ハリネズミとうさぎは、ぬけたトゲとぬけたふわふわの毛で
  お店をだすことに…。だれかのやくにたつのかな? 
  それぞれ、ほのぼのとしたお話がぜんぶで4つ。
  やさしいきもちになれたり、ゆうきをもらえたりしますよ。低学年から

『ノクツドウライオウ 靴ノ往来堂』 
 佐藤まどか/作  (Fサ)  あすなろ書房
  将来はシューズデザイナーになりたい!と夢見る夏希。
  突然いなくなった兄のかわりに、老舗靴店の家業を継ぐか悩みますが、
  ひとまず、職人見習いとして、マエストロから靴づくりを学んでみることに…。
  宿敵?のクラスメイトの男の子が登場してからは、物語が一気に進んで目が離せません。
  中学生から

『へそまがりの魔女』 
  安東みきえ/作  (Fア)  アリス館
 森の奥にすむ年老いた魔女。そこへ迷いこんだ娘。ある日、王子が生まれたお祝いに、
 魔女がかけた呪いは…。ん?ホントに呪いかな?「へそまがり」だけど、めでたしめでたし。
 とても素敵な挿絵にも注目。中学年から

『あきらめなかった男 大黒屋光太夫の漂流記』
  小前亮/作  (Fコ)  静山社 
  江戸時代、北の海に漂流した日本人。命は助かっても日本に帰る見込みは
 ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
 ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
 大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から





あたらしくはいった本(令和5年5月)up

今までのことをつづけたり、あたらしいことがはじまったり、
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。



★えほん★


『わたし おねえちゃんになります』
 あいざわふみ/作(Pア) こぐま社
 もうすぐやってくるあかちゃん、なにをしてあげたらいいかな?
 いいことをおもいついたら、おてがみでおしえてねと、どうぶつたちにたのみます。
 どんなことをおもいついたかな。わくわくがいっぱい。

『みんなのいちねん』
 たけうちちひろ/作(Pタ) アリス館
 あたらしいおうちではじまった1年はわくわくすることでいっぱい!
 絵本作家で切り絵作家のたけうちちひろさんの、
 細かくてポップな色使いの切り絵は見るたびに新しい発見が。
 「とりはなんわいる?」などの探し絵も楽しめます。

『からだたんけんれっしゃ』
 濵田真理/文 大橋慶子/絵(Pオ) 交通新聞社
 みんなのくちにはいったたべものは、からだのなかでどこをとおってえいようになるの?
 からだたんけんれっしゃにのってたんけんしよう!

『できたよ!』
 マルリョケ・ヘンリヒス/作(Pへ) BL出版
 こうえんへでかけるじゅんび、ひとりでできるかな?
 あれも、これも! あれ?なんかちがう? でも、がんばってじゅんび。ほほえましい絵本。

『ニンジンジン』
 キューライス/作(Pキ) 白泉社
 どうしても気になるこのすがた。ことばのリズムもよくて、はまってしまいそうな絵本。
 ニンジンジンvsウサギたち、まさかのてんかいをたのしめます。

『バレエ団のねこピンキー』
 ノエル・ストレトフィールド/作 スザンヌ・スーバ/絵(Pス) のら書店
 ピンキーのしごとは、げきじょうのねずみをつかまえることなのですが、まさかのりゆうでつかまえられません。
 そんなとき、ピンキーにもバレエ団にもピンチのじたいが!文はおおいけど、ものがたりをたのしめる絵本です。

『夜をまもる騎士アウル』
 クリストファー・デニス/作(Pテ) 化学同人
 ふくろうのアウルには、「騎士になりたい」というゆめがありました。
 でも、小さなアウルにはにがてなことがたくさんあって…。
 できないことがあっても、できることだってある!
 ゆうかんにみちをきりひらくアウルをおうえんしたくなる1冊。

『ぼくのこころがうたいだす』
 アンドレア・ベイティー/文 デイビッド・ロバーツ/絵(Pロ) 絵本塾出版
 ディスクレシアのアーロンにとって、もじをよんだりかいたりするのはむずかしいこと。
 ある日勇気をだして、作文をかくかわりに、おはなしをはじめました。
 すばらしいおはなしに、先生もきょうしつのみんなも、びっくり!
 その日からアーロンもかわりはじめました。
 みんなそれぞれちがった、いいところをもっているね。

『エリックとマチルダ』
 ミーヒャ・リヒター/作(Pタ) 新教出版社
 ユキガチョウのエリックは、とってもかわいいマチルダにひとめぼれ。
 なんとか気をひこうと、うしろあるきをしたり、さかだちしてみたりしますが
 マチルダはしらんかお…。おちこむエリック。
 どうしたら思いをつたえられる?大人も、ぜひ。

『ドカドカドンドン』
 中川洋典/作(Pナ) 文研出版
 どんぐりカフェにはられたバンドコンテストのおしらせ。
 もりのみんなは、はりきってうたったりおどったり、おおそうどう。
 ひぐれまでギュワーン、ワワワー、ドカドカドンドン。たのしい!
 イエーイ!いっしょにやってみたくなっちゃう!

『てんてんきょうだい』
 山口慶太/文 田口麻由/絵(Pタ) ポプラ社
 「はね」にてんてんをうったら「ばね」。それだけのことなんですが、レタリングの美しさと、
 てんてんをつけてしか話せないきょうだい(「にいぢゃん!」「おどうど!」)が面白い。
 声に出して上手に読めるかな?

『ぼくのともだちは、あたまにはながさいている』
 ジャーヴィス/作(Pシ) 岩崎書店
 ぼくのともだちのあたまにさいている花は、とてもきれい。きみだけの花。
 はながあってもなくても、きみはぼくのともだち。

『ぼくはびっくりマーク』
 エイミー・クラウス・ローゼンタール/文 トム・リヒテンヘルド/絵(Pリ) ひさかたチャイルド
 みんなは〇なんだけど、ぼくの頭にはなぜか「|」がある。
 みんなとおなじようになれないな・・・と思っていたけど、
 ぼくは「 」と出会ったんだ!そうしたら、ね・・・?

『寓話に生きた人イソップ』
 イアン・レンドラー/文 パメラ・ザガレンスキー/絵(Pサ) 化学同人
 かの有名なイソップ童話。物語を作ったのはどんな人?
 おはなしと一緒に、イソップについての物語も読むことができる絵本です。
 
『リジーと雲』
 テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
 雲売りから買った雲に、ミロと名前をつけたリジー。
 だいじにだいじに育てていたけど、忘れちゃいけない約束があって…。
 その約束、リジーは守れるかな?


★赤ちゃんえほん★


『ねむいねむい』
 西村敏雄/作(Pニ) 小学館
 ねむいねむい。よるになったら、おふとんへ。
 あれ?ねむれないのはだれ?そんなときは、ゆっくり10までかぞえてね。
 どうぶつたちのねがおに、ほっこり。


★ちしきの本★ 


『大人になったら何になりたい?日本の給料&職業図鑑 こども編』
 給料BANK、スタディサプリ進路/著(366) 宝島社
 イラストは異世界風でカッコいい仕事人!
 仕事の内容は、コスプレイヤーから弁護士まではば広く、
 お給料から将来性まで超リアル!おとなでも読んでみたいお仕事本。

『でんきでうごくのりもの』
 (536) スタジオタッククリエイティブ
 みんな大すきな、のりものずかん。
 とうとう、でんきでうごくのりものだけの本がとうじょう!
 でんきでうごくしんかんせんも、とうぜんのっています。

『アイデアいっぱい!標語をつくろう』①~③
 (810) 汐文社
 夏やすみのしゅくだいでポスターを作ったり、国語や道徳の授業で、「ことば」を考えないと
 いけないことがありますよね。そういう「ひょうご」を、どうやって考え出すか、の本です。
 本にのっているのをそのままつかうことはできないから、きをつけて。

『ちきゅうパスポート』
 (726研究) BL出版
 あべ弘士、きくちちき、tupera tuperaなど、
 24人の絵本作家が地球の子どもたちへ贈る、想像の国へのパスポート。
 ここに国境はありません。「みんなつながって、なかよくなれるんだよ」と伝える絵本です。
 貸出はできないので、図書館へ来て読んでくださいね。

 
★よみもの★ 



『かえでちゃんとひみつのノート』
 大久保雨咲/作(Fオ) 小峰書店
 新しい場所に行くドキドキと、ひみつのノートのワクワクと、
 ノートのともだちのハラハラと・・・。
 新しいところにデビューする人、みんな読んでみませんか?  低学年から。

『もじゃもじゃドライブ!』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 こうたのお父さんが買ってきた、かっこいいちゅうこの車にのって、かぞくでドライブ!
 しばらくすると、車が勝手に走りはじめて、茶色いもじゃもじゃの毛がぐんぐんはえてきてる?!
 自動でうんてんしてくれて、ラッキー!ってはなしじゃあないんです。
 ちょっとびっくり、だけどあたたかくてほっとする読後感です。  低学年から

『そんなのうそだ!』
 ジーン・メリル/作(933メリ) 岩波書店
 お金もちのいぬをだまそうとほらふき大会がはじまった。
 よみながら「そんなのうそだ!」とつっこみたくなるけれど、
 さいごはみごとなしょうしゃが!  低学年から

『パフィン島の灯台守』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 評論社
 嵐の夜、灯台守に助けられた5歳の少年。
 大きくなった少年が灯台をおとずれた同じ日、
 一羽の傷ついた鳥にであい、ふたりの人生をかえていきます。
 一羽のパフィンが結ぶ、無口な灯台守と少年のきずなの物語。  中学年から

『シタマチ・レイクサイド・ロード』
 濱野京子/作(Fハ) ポプラ社
 高校に入り、友だちに誘われて文芸部に入った希和子ですが、才能や打ち込めることがないことに
 次第にコンプレックスを抱いていきます。でも個性豊かな部員や偶然再会した朔との関わりの中で
 自分らしく輝けるものを見つけていきます。とてもさわやかに読める一冊。  中学生から

『いちじくのはなし』
 しおたにまみこ/作(Fシ) ブロンズ新社
 びっくりするような大冒険を語る「いちじく」。
 ホントか嘘かわからないけど、おもしろい!
 最後まで、おはなし会は続けられるのか…!
 あの「たまご」と「マシュマロ」も出てきますよ。  中学年から

『あした、弁当を作る』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 両親がいて、虐待も、ケアもない普通の家庭。でも、ぼくが自分で弁当を作る、と
 宣言したとき、専制的な父と過干渉な母が見えてきた。思春期の反抗と自立。
 あ、この気持ち・・・というむずがゆさが、心当たりがある故に、いつまでもひっかかる。 10代から

『リブリアの魔女』
 日野祐希/作(Fヒ) アリス館
 憧れの魔導士をめざして修行中のメノアは、大事な魔法演舞会の日に熱が出て欠席。
 こうなったら直接アタック!でも、紹介されたのは、あの伝説の魔導士シェリル!?
 そして、弟子になるための試験はおつかい…?いろいろな意味で頑張るぞ!  10代から

あたらしくはいった本(令和5年3月)up

少しずつあたたかくなってきて、はながさき、
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。

★えほん★

『おうさまのまえでみぎむけーみぎ!』 
 柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
 みんなそろって、みぎむけーみぎ!あれれ、みぎはどっち?スプーンをもつほう?
 じゃあ、ひだりはどっち?みんなで、うまくできるかな。
 あの『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』を描いた作者の新作です!

『ちいさなちいさなヤクのガーティ』
 ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
 おおきければなんだってできるはず!おおきくなりたいと、
  いろいろちょうせんするガーティですが、なかなかおおきくなれません。
 でもちいさいからできることだってあるんですよね!

『あらしとわたし しぜんのなかでいきる』 
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
 たつまきやあらし、ふぶきやこおりにとざされれ、もりがもえ、うみがあれる日。
 しぜんは大きな力でわたしたちにおそいかかり、とおりすぎる。
 そして、わたしたちも力づよく、やりすごす。
 しぜんの中で生きるわたしたちを、はげましてくれる本。

『こっちとあっち』 
 谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
 詩人・谷川俊太郎と、人気急上昇中の樋勝朋巳。
 すごくかんたんな言葉しかないのに、ひとのつながりを、
 深く考えさせられてしまいます。小学生にもおとなにも読んでみてほしい。

『色とりどりのぼくのつめ』
 アリシア・アコスタ,ルイス・アマヴィスカ/文 ガスティ/絵(Pク) 光村教育図書
 だいすきな色でマニキュアをぬるとワクワクするぼく。
 ともだちにからかわれたけど、たんじょうびにすてきなプレゼントが!

『どんないえにすみたい?』
 ジョージ・メンドーサ/文 ドリス・スーザン・スミス/絵(Pス) 好学社
 ネズミのヘンリエッタはけんちくか。みんなにぴったりのいえをせっけいします。
 ページいっぱいに細かく描かれたいえをみながら、どんないえにすみたい?ってだれかと話したくなります。

『まほうのオッジィ』 
 田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
 「ハオマ スクーマ エスプーマ!」オッジィがじゅもんをとなえると、
 みんなのゆめがかなっちゃう!すてきにへんしんできましたよ!


★赤ちゃんえほん★

『ぞうさんのおふろ』
 内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
 おおきなおふろにみんなでぽかぽか。きもちよさそうなぞうさんたち。
 あれあれ、だれかさんもいるよ。

『ホットプレートよ~いどん!』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
 みなさんの家には、いろいろに使えるホットプレートはありますか?
 イカ、ニンジン、キャベツにタコ、ホットプレートにとびこんだら、なにができるのかな?

『おだんごちょうだい』
 せなけいこ/作(Pセ) 童心社
 あか、あお、きいろ。ふくとおなじいろのぼうしをかぶってみんなでおでかけ。
 いぬちゃんもきて、みんなでおやつのじかんだよ。
 表紙の春色のおだんごが、とってもおいしそう! 


★よみもの★

『箱舟に8時集合!』
 ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
 「神さまがみているよ。」「神さまなんていないよ。」
 いつもけんかしちゃうなかよしペンギン3人(?)組。
 ある日、この世が終わる前に2人だけ助けてやると神さまのお使いがやってきた。2人だけ…?
 クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から

『エツコさん』
 昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
 エツコさんは認知症をかかえたおばあさん。時々記憶があっちへいったり、
 こっちへいったり。町で見かけたら助けてあげるのよと、お母さんに言われたぼくは
 ドキドキしながら声をかけると…。心がふわっとあたたかくなるお話。10代から

『ガリバーのむすこ』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
 イギリスへ向かうはずの小さな船から荒れる海へなげだされたオマールは、
 気づけば小さな人々に囲まれていた!ガリバーのむすことして歓迎を受けるのだが、
 何か事情があるよう。はたしてオマールはイギリスへたどり着けるのか?
 オマールみたいな大男が私たちの前にも現れてほしいと思う1冊です。10代から  

『だんまりうさぎ』
 安房直子/作(Fア) 偕成社
 ていねいにはたけしごとをするだんまりうさぎと、おりょうりだいすき
 おしゃべりうさぎとのたのしいお話が3つ。
 はじめて読み物を読むお子さんにおすすめです。低学年から

★ちしきの本★ 

『作って発見!日本の美術』
 金子信久/著(702) 東京美術
 ペットボトル埴輪(はにわ)!鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)ライダー!
 その発想はなかった!ぜったい作りたくなる工作。世界の美術編もあります。

『世界の探知犬図鑑』 (645) 文研出版
 警察犬や盲導犬は聞いたことがある人も多いよね。でも犯罪や危険物をさがしたり、
 病気を見つけたり…と、犬たちの活躍はもっともっと!!

『カメラにうつらなかった真実』
 エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
 第二次世界大戦が始まったその時、アメリカに住んでいた日系アメリカ人は、
 突然、日系人収容所という施設に連れていかれました。
 家も、車も、何もかも置いたまま。そんな場所を映した3人の写真家たち。
 何を伝えるために、どんな写真を撮ったのでしょう。
 今もまだ、ほとんどの人が知らない戦争の真実があるのかもしれません。

『プロの履歴書からわかる生きものの仕事』
 松橋利光/著(366) 山と渓谷社
 獣医、飼育員、トリマー・・・だけではなく、生きものとかかわる仕事は
 こんなにある!なかなか知られていない生きものの仕事、職場、
 その人たちの経歴について、とてもくわしくわかります。中学生におすすめ。

『しごとへの道 1』
 鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
 1巻は、パン職人、新幹線運転士、研究者。
 『しごとば』とは違い、一人の仕事人生を、じっくり描きます。人の人生なのに、感動・・・。
 未来を探している人、仕事をしながら生きてきた人に。

『世界のお菓子図鑑 地球の歩き方BOOKS』 
 (383) Gakken
 みんなが大好きなお菓子。世界の人たちはこんなものが好き。
 そして日本でもこんなにいろいろ。
 これ食べたいと思う人、レシピもあります!

『森鷗外、自分を探す』
 出口智之/著(910) 岩波書店
 森鴎外の「舞姫」、学校で習ったな、なつかしい!と思わず手に取ったこの本。 
 若き森鴎外が「舞姫」を書いた裏側の事情とは?
 軽やかな語り口であまり気負わずに読むことができます。


「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました

このコーナーで1年間紹介してきた中から
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
「えほん編」と「ちしき・よみもの編」の2種類です。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。

「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。

あたらしくはいった本(令和4年11月)up

やまの木も少しずつ色がかわり、秋が深まってきますね。
本を読むのにぴったりの季節。
お気に入りの本をぜひ見つけてくださいね。

★えほん★

『1枚のがようし』
 長坂真護/作(Pナ) あかね書房
 アフリカのガーナ。先進国が捨てたゴミで生活する、ひどい環境の子どもたち。1まいの画用紙に絵をかく。売る。
 売れたお金でまた紙を買い。絵をかく。売る。みんなが豊かになるように。廃材アーティストの作者の、実体験に基づく絵本。

『おじゃましまーす』
 りとうようい/作(Pリ) 金の星社
 くっつくのがだいすきなこばんざめ。かめ、とり、あふりかのぞう、
 ついにおつきにさまにまでぴとっ。 
 こんなふうにくっついてぼうけんできたらいいね。

『わたしがいじわるオオカミになった日』 
 アメリ・ジャヴォー/文 アニック・マソン/絵(Pマ) パイ・インターナショナル
 とてもあたたかい絵本。でもこれは、いじめがどう始まって、どんな気持ちが現れるのかを描いています。
 いじめを考えたいおとな、子ども、どちらにも読んでほしい。

『カピバラがやってきた』
 アルフレド・ソデルギット/作(Pソ) 岩崎書店
 あんぜんなニワトリ小屋に、カピバラがやってきた。
 やってきただけでなにもしないしなにも話さないのに、近づかないで!と親ニワトリ。
 でも、ニワトリの気持ちが変わるにつれ、カピバラの見え方がどんどん変わっていきます。
 めずらしいウルグアイの絵本。

『ちいさいおふねのぼうけん』
 マリーナ・アロムシターム/文 ヴィクトーリヤ・セムィーキナ/絵(Pセ) 成山堂
 紙でできたおふねが、海を目指して大冒険。海はどこ?いろいろな船に出会い、たずねます。
 やっとたどり着いた海は嵐。びしょぬれになり、海の底へ沈んでしまったおふね。
 でも人間に拾われて、とある場所へ。「きみこそほんもののふねだ!」と言ってくれたのは?

『イライラのあらし』
 ルイーズ・グレッグ/文 ジュリア・サルダ/絵(Pサ) 金の星社
 ちょっとふきげんなエド、ちっちゃなイライラが、大きなあらしになって、
 まちじゅうがたいへんなことに!エドのイライラどうしたらいい?
 そこに、あたらしいかぜがふいてきましたよ…。

『めをさませ』
 五味太郎/作(Pコ) 絵本館
 チビのフクロウが月でうっとりねていたら、あれっ下へ下へと落ちていきます。
 とちゅう、星やコウモリに話しかけられてもぐっすりねむったまま。
 このままでだいじょうぶ? 

『いぬがほしいの!』
 ジョン・エイジー/作(Pア) 潮出版社
 ペットにいぬがほしいと、どうぶつあいごセンターへ!すてきなペットにであえるかな?

『とびらのむこうにドラゴンなんびき?』
 ヴァージニア・カール/作(Pカ) 徳間書店
 こっそりおしろにつれてかえったちびドラゴン。だいじょうぶ?おうさまにみつからない?

『おまえたち、くっちゃうぞ~!』
 ジョン・ヘア/作(Pへ) 岩崎書店 
 わにがめのアルはつりめいじん。おおきな口をあけて、じーっとまちます。
 さあ、おいしいさかなをつかまえられるかな?

『おおきいかさ』
 エイミー・ジューン・ベイツ/作 ジュニパー・ベイツ/作(Pヘ) 化学同人
 あかいかさはおおきくて、やさしいかさ。雨が降ってきたらみんなを入れてくれるかさ。
 どんなにせがたかくても、毛がふさふさでも…。
 だれでもつつみこんでくれるかさでほっこりやさしい気持ちに。

『ふっと・・・』
 内田麟太郎/文 松成真理子/絵(Pマ)  BL出版
 ふっと、くもにぶらさがったぞう。ふっと、ふじさんによこになったビル。
 ふっと、なにかしたくなることってあるよね。フフッとわらってしまう絵本です。
 絵をよーくみてつぎのページをめくってね。

『あのこ』
 樋勝朋巳/作(Pヒ) ブロンズ新社
 トントン、トントン、小さなまどからやってくるあのこ。いつも、ちいさなおみやげをもってきます。。
 きょうはともだちのカールといっしょ。うちにもあのこがやってきたらいいのにね。なんてなまえかなぁ。

『じぶんのきもち みんなのきもち』
 サラ・オレアリー/文 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 いっつも聞かれる質問。そんなのどっちでもいいじゃん。それより、こっちを聞いてよね!
 集まってくる子どもたち、みんな楽しそう。

★かみしばい★

『てんぐのけんか』
 りとうようい/作(紙芝居) 教育画劇
 はげ山の赤てんぐととなりの山の青てんぐは、いつもけんかばかり。
  きょうもからかわれておこった青てんぐは、じぶんの山の木やくさをなげつけ、きがつけばはげ山に!
 てんぐのけんかってすごい!でも、さいごはなかなおり。けんかは、だめだね。奈良県に伝わる民話です。

★赤ちゃんえほん★

『タオルちゃん』
 室井滋/文 ひらぎみつえ/絵(赤ちゃん) 金の星社
 ふわふわタオルちゃんのいっしゅうかん!赤ちゃんのおともだちですね。


★よみもの★

『やまの動物病院』
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 まちに一つだけある動物病院。じつは夜「やまの動物病院」をひらいています。
 その病院の先生は、ねこのとらまる。昼は人間の先生のしんさつを、しっかり見ているから大丈夫。
 さてさて、今日のかんじゃは、だれかな? 低学年から

『三まいのはがき』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 ある日ナメヨ、ガマコ、ニョロミから、ゆうたにとどいた「あそびにきてください」のはがき。
 あそびにいくと、どこもだいかんげいです。
 ところが、みんなゆうたとなかよしになりたくて、おおげんかをはじめてしまいます。
 さあ、さいごはどうなったかな。ゆうたとふしぎな三にんの楽しいおはなしです。 低学年から

『空と大地に出会う夏』
 濱野京子/作(Fハ) くもん出版
 言葉できちんと説明できないことが嫌いな理一郎(りいちろう)。無駄なことが嫌いな両親。
 いつも明るくめげない海空良(みそら)と、転校してから会うことのなかった大智(ひろと)との再会。
 言葉にしない思いも、じんわりみえてくるような成長の物語。 中学年から

『アーマのうそ』
 キャロル・ライリー・ブリンク/作(933フリ) 文溪堂
 そんなつもりはなかったのに、うそがうそをよんでどんどん大変なことに!
 なんとか切りぬけようと必死に考えたアーマは、とんでもないことを思いつきます。 中学年から

『かわいい子ランキング』
 ブリジット・ヤング/作(933ヤン) ほるぷ出版 
 中学校の生徒たちにメールで送られてきた、学校のかわいい女の子ランキング。
 2位はみんなの憧れのソフィーで1位はいつも目立たないイヴだった。
 1位になった妹を心配する兄のエイヴの、自分が過去の失敗から学んだ言葉は必読です。 10代から

『ガリレオの事件簿 ①②』
 東野圭吾/作(Fヒ) 文芸春秋
 天才物理学者・ガリレオをしっていますか?
 福山雅治でドラマ化もされた、東野圭吾の大人気小説。
 シリーズの中から4つの短編を集めてあります。
 これが面白かったら、一般の小説『探偵ガリレオ』から読んでみよう! 10代から


★ちしきの本★ 

『バリバリしゅうしゅうしゃ』
 くにすえたくし/絵(537)  視覚デザイン研究所/作・出版
 決まった日にやってくるごみしゅうしゅうしゃは、いつもおおいそがし!
 大きな口でバリバリとごみをかたづけます。
 おや、いたずらカラスたちもがんばっておてつだい。小さな人でも楽しめる働く車の本です。

『ハグして! アミとランのおとなになるまえの性の絵本1』
 安藤由紀/作 岩崎書店(367)
 性教育の名著『いいタッチわるいタッチ』の安藤由紀さんによる、性の本。
 あらゆる情報を含んで、でもやさしくわかりやすくなっています。

『知識の海へ』児童図書館基本蔵書目録3
 (研究028) 東京子ども図書館
 東京子ども図書館による、ちしきの本の目録。すばらしいのは、本当によい本が選ばれていることと、件名索引があること。
 「助ける」というテーマの本は?などで探せます。

『みんなえがおになれますように』
うい/作(367) 学研
 小学生のういさんが、体と心のちがいのこと、気になることをインタビューしています。
 むずかしいことはわからなくても、いろんな人がいるんだよって、受けとめられるような本です。

『鉄道“周辺世界”趣味入門線路』
 (536) イカロス出版
 乗り物が好きな人、こんな本はいかが?
 新幹線も貨物列車も、線路がないと走れません。
 意外と知らない線路の仕組み、知ってから乗るともっと楽しいかも! 

『名列車透視図鑑』
 (536) 小学館
 鉄道開業150年。蒸気機関車から作業車、観光列車、リニアまで、車体の中が見えるイラストを楽しもう!

『タガヤセ!日本』
 白石優生/作(612) 河出書房新社
 農業に興味がある人もない人も、自分が毎日口にしている食べ物について、ちょっと考えてみませんか?
 日本の農業の魅力を伝える国家公務員YouTuberが、わかりやすく伝えます。大人の人もぜひご一緒に。

『2~5才のかわいいおりがみえほん』
 いしばしなおこ/作(754) パイインターナショナル
 主人公のねずみが冒険しながらさまざまな動物と出会う物語のなかで、かわいい折り紙の作品をご紹介。
 登場する作品はハシビロコウ、アルパカなど40種!
 折り方の手順はすべて写真で解説してあるのでわかりやすいです。

『ずかん単位』
 (420) 技術評論社
 メートル、キロ、坪、エーカー…などなど。長さ、重さ、時間や暦まで。
 単位のことなら、なんでもござれ!

あたらしくはいった本(令和4年9月)up

空にはうろこぐも、くさむらからは虫のこえがきこえてきます。
まだあついけれど、秋はすぐそこ。
としょかんでも、秋の本をよういしてまっています。


★えほん★


『ぼくはひこうき』
 はっとりひろき/作 (Pク) 講談社
 おとうさんのあしのうえから、ひこうきたろうごうがしゅぱつだ!
 ぐんぐんそらたかく、うみのうえ、まちのうえ…。
 きもちのいいそらのたびをたのしめます。

『ようかいのもり たぬきクリニック』
 長谷川あかり/作 (Pハ) 大日本図書
 たぬきクリニックには、なんだかちょっとかわったかんじゃさんが
 つぎからつぎへとやってきます。いったいどんなクリニック?

『あの子はぼくらのスーパースター』
 フラン・ピンタデラ/文 ラクウェル・カタリーナ/絵 (Pカ) 評論社
 いつもはだしのマダニーくんは、ぼくらのチームのスーパープレイヤー。
 大事な試合の前の日にマダニーくんが買ったものは!

『バスが来ましたよ』
 由美村嬉々/文 松本春野/絵 (Pマ) アリス館
 小さな子どもたちがつなぐ声は、バスをまつ「わたし」だけでなく、
 だれをもあたたかなきもちにさせてくれます。
 せかいじゅうにこの気持ちが広がればいいなあ。

『おばけのジョージーたからさがし』 
 ロバート・ブライト/作 (Pフ) 好学社
 おとなりに住む農家のスニードさんは仕事をほったらかしてたからさがしに夢中。
 おたからは見つかるかな?人からは見えない、やさしいおばけのジョージーが今回もだい
 かつやく!

『まよなかのおしっこ』 
 さいとうしのぶ/作 (Pサ) KADOKAWA
 まよなかにおしっこにいきたくてめがさめちゃった。
 でも、こわい!おばけがでたらどうしよう。でんきをつけて、ろうかをあるいて・・・。
 さいごは、よかったー。たのしいみんなのアルアルえほんです。

『おばけのかわをむいたら』 
 たなかひかる/作 (Pタ) 文響社
 えっ、おばけのかわ?むくって、どういうこと?そんなふうに!?
 毎回、衝撃がすごい。はまったら抜け出せない、たなかひかるワールドへどうぞ!

『くみたて』 
 田中達也/作 (Pタ) 福音館書店
 身の回りにある小さなもので、ミニチュアの街が完成!
 小学生のあなたにもオススメ。見れば見るほどやみつきになりますよ。

『森のささやきの標本室』 
 たなか鮎子/作 (Pタ) A&F
 呼び声にさそわれて本の中へ。
 鳥の声、風の音、いろんな音が響く森。そんな音が消えてしまった。
 音がすいこまれていく先で会ったのは、音を標本にしているフォッグさん。
 おいしいハーブティーをごちそうになったけれど…。

『なみのむこうに』 
 ブリッタ・テッケントラップ/作 (Pテ) BL出版
 どこからも遠い、くらい海に、ひとりでふねにのっているエラ。
 とてもさみしいし、不安。はげましてくれる声、光はどこから?
 さみしさによりそい、希望をあたえてくれます。

『ようかいびより』 
 堀切リエ/文 いしいつとむ/絵 (Pイ) あかね書房
 あしたはえんそく。
 「テルテルボウズ、テルボウズ、雨なら、くびをチョンぎるぞ!」と
 うたったら、なんだかへんな天気。ようかいだらけの、ようかいびよりになっちゃった。
  怖すぎない、ようかい絵本です。

『パパかいぞくのこもりうた』 
 アントン・ロマーエフ/作 (Pロ) 成山堂書店
 とってもやんちゃな男の子。もうねないといけないのに、おしゃべりばっかり。
 パパかいぞくが歌うこもりうたは、どんどん物語が広がって…
 「ぼくねむってなんかいられない!」渋い絵に、心惹かれる大人が多そうです。
 
『なみのいちにち』 
 阿部結/作 (Pア) ほるぷ出版
 海に行きたい!読んだらきっと、なみに会いたくなります。
 たくさんの人に読んでほしい。とってもすてきな絵本です。

『だれのほね?②ぼくたちきょうりゅう』 
 たけうちちひろ/作(Pタ) 出版ワークス
 切り絵でえがかれた、だれかのほね。
 きょうりゅうが好きな人なら、すぐわかるね。
 一冊めの「だれのほね」は、どうぶつのほねですよ。

『ホホジロザメ』
 沼口麻子/文 関 俊一/絵 (Pセ) 福音館書店
 サメの研究者×魚の絵のプロフェッショナル(三重大学の教授)による、ど迫力(はくりょく)! 
  の絵本。絵は、写真以上にくわしく、正しく、わかりやすく見せてくれますよ。

『ことりのメル おっこちる』
 コーリー・R・テイバー/作 (Pセ) 科学同人
 きょう、とぶって決めた!
 ママのるすに、えいっと高い木のえだからとびおりたメル!
 おちるおちるおちるおちていって…。
 とちゅうでひっくり返したり、ページの開きかたがおもしろいのです。

『わたしとあなたのものがたり』
 アドリア・シオドア/文 エリン・K・ロビンソン/絵 (Pロ) 光村教育図書
 第一印象は、奴隷制のことをかいた絵本。
 でも本当は、すべての子どもは大切なたった一人の自分で、
 自由で、なんにでもなることができるのだ、と、力強く背中を押してくれる絵本です。

『スイッチョねこ』
 大佛次郎/文 朝倉摂/絵 (Pア) 青幻社
 画家で、舞台芸術でも活躍した朝倉摂(アサクラセツ)と、
 大のネコ好き人気作家・大佛次郎(オサラギジロウ)が組んだという、めずらしい絵本の復刊
  です。
 おなかにスイッチョンが入ってしまって、困ってしまいます。ネコがかわいい!



★赤ちゃんえほん★


『じゃーんけん』
 山岡ひかる (Pヤ) アリス館
 うさぎさん、とりさん、いろいろなどうぶつと、じゃーんけん ぽん!
 どうぶつたちは、どうやってじゃんけんするのかな。

『トイレトイレ』
 西村敏雄/作 (Pニ) 小学館
 もりのきのしたのトイレに、どうぶつたちがつぎつぎにやってきた。
 なかなかでないうさぎさんに、みんながおうえん。
 みんなすっきり、じょうずにできたかな?


★ちしきの本★ 


『ブラックホールってなんだろう?』
 嶺重慎/文 (443) 福音館書店
 宇宙や空のことがちょっとでも気になるあなたにおすすめしたい1冊。
 とおい宇宙のおはなしですが、みんなの身近なものにたとえながら
 わかりやすい文で書かれています。モノクロの絵にも注目してみてね。

『じぶんでよめるたべものずかん』 
 成美堂出版編集部/編著 (596) 成美堂出版
 好きなたべものはなんですか?オムライス、いちごのパフェやハンバーガー…。
 それぞれ何でできているのでしょう。
 自分の好きなたべものがのっているか探したくなりますよ。

『すごいゴミのはなし』 
 滝沢秀一/文 (518) 学研プラス
 お笑い芸人で現役ゴミ清掃員の作者が、ゴミ回収の現場で起きている問題を
 わかりやすく教えてくれます。
 たくさんのイラストや写真で身近な「ごみ」の裏側を知ろう!大人も読んで損のない内容で
  す。

『ぼうはん』
  (368) 学研プラス
 あぶないばしょや、あぶない人からにげるにはどうすればいいのかな?、
 じゅんびやこうどうのルールをおぼえて、きけんからみをまもろう!
 おまもりルールをしっかりおぼえれば、おとなになってもやくだつよ。
 保護者のおまもりルールつき。


『かみなり』
 (451) ポプラ社
 ピカッ!ゴロゴロ。
 そらがひかって、すごい音とおちてくる「かみなり」。かみなりのしょうたいはなに?どうして
   おこるの?
 小さな人でもよくわかる写真絵本です。


『算数の実験大図鑑』
 (410)DK社
 実験といわれると面倒だなと思うけど、工作なら好きというアナタ!(いると思います!)
 実は工作いっぱいの、この本、きっといろいろ試したくなりますよ。
 算数だから…と思いこまずに、レッツトライ!

『中高生のスポーツハローワーク』
 (366)学研プラス
 競技者でなくても、スポーツにかかわり、やりがいのある仕事はたくさんある。
 そんな視点で作られた本です。
 スポーツに打ち込んでいる人もそうでない人も、この多様さをいちど見てほしい!

『見たことのないものをつかまえたい!!世界の変な生き物探訪記』
 平坂寛/作 (482) 偕成社
 作者は、リアル珍獣ハンター!写真とゆるいイラストで、三年生ぐらいからでも読みやすい
   本です。
 もちろん大きい人にもおすすめ!

『お山のライチョウ』
 戸塚学/写真・文 (488 )偕成社
 高い山のすずしいところが好きなライチョウは、地球温暖化で気温があがることで
 住める場所がへってきています。
 ライチョウがどんな鳥か、どうやって守っていこうとしてるかを知ることができます。



★よみもの★



『はじめましてのダンネバード』
 工藤純子/作 (Fク) くもん出版
 外国からきた転校生は日本語が話せない?給食も食べないし、学校も休みがち。特別な
   の?でも、気になるよ。
 本当はなかよくしたいんだけど、どうしたらいいんだろう…。10代から

『じいちゃんの山小屋』
 佐和みずえ/作 (Fサ) 小峰書店
 わけあって、トイレも風呂もない山小屋でおじいちゃんと暮らすことにした航太。
 初めてのことに面食らうことが多いけど、満天の星空に、食べたことのないおいしいもの
   に…、
 ワクワクすることもたくさん!10代から

『黄色い竜』 
 村上康成/作 (Fム) 徳間書店
 『ピーマン村』シリーズなどで人気の絵本作家、村上康成さん初のよみもの。
 こどもの頃から釣りが好きだったんですね。体験談からうまれた物語。中学年から

『魔法のほね』 
 安田登/作 (Fヤ) 亜紀書房
 ずっと昔の古代文字がかかれた骨、未来をしめすオラクル・ボーンを見つけた、たつき。
 どうやったらこの文字が読めるのか探すうちに、昔々の中国に来てしまった!?
 たつきたちは、謎をとき、元の世界に戻れるのか。10代から

『笹森くんのスカート』 
 神戸遥真/作 (Fコ) 講談社
 高校2学期の始業式。笹森くんの制服はスカートだった。
 理由は「穿いてみたかったから」。男の子がスカートを穿くLGBTQの物語…
 なんて、数学の答えみたいな物語じゃないですよ。
 思春期の、言葉には出さない心のうち。単純なようで複雑。10代から

『いのちの木のあるところ』 
 新藤悦子/作 (Fシ) 福音館書店
 好奇心いっぱいで、自由な王女トゥーラーンが見た巨大な建物、大モスク。
 想いのこめられたモスク、遊牧民に伝わる「いのちの木」。命を削る争いと、魂の願い。
  トルコの世界遺産「ディヴリーの大モスクと治癒院」がテーマです。
 秘められた歴史か、ファンタジーか。じっくり読みたい長編物語。10代から


あたらしく入った本(令和4年7月UP)

きづけば夏!
まいにち、とてもあついですね。
しっかり水分をとって、むりせずに、
たのしい夏をすごしてくださいね。



★えほん★


『あひるちゃん まって!』
 マグナス・ウェイトマン/作(Pウ) ひさかたチャイルド
 たいへん!アヒルちゃんがながされた!
 おもちゃのアヒルをおいかけて、かわをくだります。
 やまから、まちへ、みなとをすぎて、うみへ。
 アヒルちゃんをさがす、たのしいボートのたびです。

『おとうとがおおきくなったら』
 ソフィー・ラグーナ/文 ジュディ・ワトソン/絵(Pワ) 徳間書店
 おとうとがおおきくなったら、いっしょにやりたいことがいっぱい。
 じてんしゃでジャングルにいったり、ボートでうみにむかい、あちこちぼうけんしたり。
 きれいな色でかかれた、ふたりといっぴきのぼうけんにわくわく!

『つきをなくしたクマくん』
 谷口智則/作(Pタ) ぶんけい
 とうみんからめざめたクマくんはびっくり!むねについているつきがありません。
 いつもひとりぼっちのクマくんのつきを、いっしょにさがしてくれたのは、
 ペンダントのつきをなくしたおんなのこ。
 ふたりのつきはみつかるかな。

『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』
 松岡享子/原案・文(Pフ) 福音館書店
 えんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、たくさんの動物といっしょになかよく暮らしています。
 さて、きょうはどんないそがしい一日がまっているかな。

『お祭りが大好きパヤベくん』
 長倉洋海/著(Pナ) アリス館
 パプアニューギニアに住むパヤベくん、とっても元気な3さい。1年に一度のみんなで祝うお祭りが大好き!
 写真の絵本シリーズ。アフガニスタンの学校に通うアクバルくんの一日を紹介する本もありますよ。

『ゆきちゃんは、ぼくのともだち!』
 武田美穂/作(Pタ) 童心社
 びょういんからかえってきたおばあちゃんが、なんだかへん。
 もしかして、こどものころのゆきちゃんになってるのかな?
 だいすきなおばあちゃんは、どんなときもぼくのともだち!

『サンサロようふく店』
 アン・ゼソン/作(Pア) TOYpublishing
 町にはじめてできたようふく店。ひとはりひとはり、ていねいに仕立てて作ります。
 時がながれても受けつがれる、ようふく作りへの思いが伝わる韓国の絵本です。

『のせのせせーの!』
 斉藤倫・うきまる/文 くのまり/絵(Pク) ブロンズ新社
 せーの!で、絵本の次のページをのせてみたら…。おもわずうっとり?おもわずクスッと?
 あそびごころまんさいの絵本です。

『きょうりゅうバスでとしょかんへ』
 リウ ユースエン/文 リン シャオペイ/絵(Pリ) 世界文化社
 きょうは、としょかんのおはなしの日!きょうりゅうバスにのって、としょかんへ!
 こんなバスにのってみたいな。

『パパのかえりがおそいわけ』
 キム・ヨンジン/作(Pキ) 岩崎書店
 ちょっとおどろきの、ちょっとわらえる、パパのりゆう。でも、こころがあったかくなるよ。
 おとうさんも、おかあさんも、それぞれの思いで楽しめるのでは?

『どうぶつ勝負(かちまけ)はっけよい!』
 大橋慶子/作(Pオ) 教育画劇
 どうぶつのおすもうは、力くらべじゃありません。
 カバはおおきなくちをあけて、さあ、勝つのはどっち!?
 ナマケモノは?クジャクは?ライオンは?ページが開いて大迫力の絵本。

『うろおぼえ一家のパーティ』
 出口かすみ/作(Pテ) 理論社
 おぼえているような、おぼえていないような、いろんなことが、うろおぼえの家族。
 前作『うろおぼえ一家のおかいもの』でも、うろおぼえだったけど、ちゃんとパーティーできるかな?
 絵をよーく見てくださいね!

『ヤングさんのオーケストラ』
 なかえよしを/文 小池敏彦/絵(Pコ) ポプラ社
 有名な指揮者のヤングさんは、取材で昔の話をしているうちに、音楽にふれるきっかけになった大切な出会いを思い出します。
 ねずみくんシリーズの、なかえよしをさんの文です。

『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』
 ピーター・マーキュリオ/作 レオ・エスピノーサ/絵(Pエ) サウザンブックス社
 ニューヨークの地下鉄の駅に捨てられていた赤ちゃんを助けたダニー。
 偶然と奇跡で、赤ちゃんはダニーとピートの大切な家族になりました。
 赤ちゃんに、パートナーに、人間にたいする大きな愛にあふれています。

『へんしん すがたをかえるイモムシ』
 桃山鈴子/作(Pモ) 福音館書店
 なんて美しいチョウ、そしてイモムシ。うっとりするほど繊細な点描で描かれています。
 イモムシを愛するイモムシ画家・桃山鈴子さんの初絵本です。地元在住ですよ。

『みらいのえんそく かざんのしまへ』
 ジョン・ヘア/作 椎名かおる/文(Pヘ) あすなろ書房
 前回は月。今回はどこかの火山の島。やっぱりきみょうないきものがあらわれてます。
 きれいなお花がふたり(?)をつなぎます。

『2ひきのかえる』
 クリス・ウォーメル/作(Pウ) 徳間書店
 漫才かい!というような会話が、池のすいれんの葉の上でくり広げられます。
 なのに絵はリアルカエル!そのギャップが楽しい。

『戦争をやめた人たち』
 鈴木まもる/作(Pス) あすなろ書房
 1914年、第一次世界大戦のクリスマスの日。
 敵同士のイギリス軍とドイツ軍でしたが、ふと始まった「きよしこのよる」の歌が、
 兵士たちにクリスマスであることを思い出させ…。
 じっさいにあったことです。

『エリックの赤・緑』
 ジュリー・アンダーソン/作 デビッド・ロペス/絵(Pロ) しかく学習カラーメイト
 色の見え方が違う少数の人について描いた絵本です。色覚のちがいについてよくわかります。
 でもなにより、絵本として面白いこと。自分の色覚に気がついたエリックが自分でおこす行動と、
 クラスメイトや先生の行動が、これこそ「合理的配慮」なんだ!と教えてくれました。

『ことばコレクター』
 ピーター・レイノルズ/作(Pレ) ほるぷ出版
 虫、マンガ、ふせんなど、集めるものは人それぞれ。「ことば」を集める人もいます。
 いつも使うことばでも、ことばは、まわりや世界を変える大きな力を持っています。


★赤ちゃんえほん★


『おんぷちゃんとねこ』
 とよたかずひこ/作(Pト) ひさかたチャイルド
 ピーコロロン。おんぷちゃんがふえをふくと、ねこさんがニャオン。
 このはがざわざわ、ぶらんこゆーらり。
 おとのくりかえしがたのしいえほん。


★ちしきの本★


『池の水なぜぬくの?』
 (481) くもん出版
 テレビでよく見る池の水ぬき。なぜ水をぬくのかな。
 掃除するため?池にすむ生き物をつかまえるため?
 ぬいた後は、何をしてる?実はいろんな理由がある水ぬきのことが、よくわかります。

『日本の「絶滅危惧種」動物がわかる本』
 (482) メイツ出版
 ラッコ、ジュゴン、シマフクロウ…。
 水族館や図鑑などでおなじみの生きものたちにもじつは絶滅の危険がせまっています。
 日本に暮らすおなじみの生きものをきっかけに、野生動物におこっている問題を考えてみるのもいいかも。

『鳥博士と天才カラス』
 (488) 文一総合出版
 じゃぐちをひねって、水道の水をのむカラスがいる?
 おどろきのニュースの真実を確かめに鳥博士がうごきます。カラスって一体どんな鳥なんでしょう。
 まわりの生き物を観察したくなるかも。

『つくるたね』
 (750) ごま書房新社
 子どもも大人もみんなでたのしめる、つくりたくなる「工作のたね」がもりだくさん!
 まずはページをめくって気になるものをつくってみてね。
 イラストもたのしい本です。

『堀内誠一 絵の世界』
 (研究726) 平凡社
 ぐるんぱや、たろうのような絵本、おはなしのさし絵から、
 anan、クロワッサン、ブルータスのような雑誌のロゴ、装丁まで、
 堀内さんのアートを見たことのない人はいないはず。だれでもワクワクして見れる画集です。


★よみもの★


『はりねずみのノート屋さん』
 ななもりさちこ/作(Fナ) 福音館書店
 はずかしがりやの、はりねずみのツンタ。
 おじいちゃんのおうちで、一週間だけるすばんをすることになりました。
 はじめての町、はじめてのおともだち。
 はじめてつくった手づくりノートは、よろこんでもらえるかな?  中学年から

『コカチン 草原の姫、海原をゆく』
 佐和みずえ/作(Fサ) 静山社
 モンゴル皇帝の一番たいせつな娘のコカチンは、砂漠の国の王と結婚することになった。
 待ちうける海賊、鬼女の島、魔物の住む海に立ちむかうコカチン。
 マルコ・ポーロの「東方見聞録」をもとにした、勇気と愛のファンタジー。 10代から

『13枚のピンぼけ写真』
 キアラ・カルミナーティ/作(973)  岩波書店
 第一次世界大戦中のイタリアを舞台に、離れ離れになった家族の再会を願い、
 存在すら知らなかった祖母の元へ姉妹は向かうのですが…。
 2014年にイタリアで出版され、この度翻訳された本ですが、現在のウクライナでの
 出来事と重なり、多くのこと考えさせらます。 10代から

『あなたも名探偵 ガイドブック』
 杉山亮/作(Fス) 偕成社
 大人気!ミルキー杉山と、そのシリーズのことがみっちりつまったガイドブック。ファン必読!

あたらしくはいった本(令和4年5月up)

あっという間に5月!
あたらしいこと、たのしいこと、いっぱいでしょうか?
図書館にも、いっぱいあたらしい本がはいりました。
気になる本があるか、チェックしてみてね。



★えほん★


『ほっきょくでうしをうつ』
 角幡唯介/作 阿部海太/絵(Pア) 岩崎書店
 冒険家・角幡唯介さんの北極での実体験。ジャコウウシをしとめ、皮をはぎ肉を切る。
 子ウシがいることに気づき、子ウシを・・・谷川俊太郎が「闇は心の母」と命名した死をめぐる絵本シリーズの1冊。
 絵本ごとに、様々な角度から死を考える。生きる力にしていくために。

『スープとあめだま』
 ブレイディみかこ/文 中田いくみ/絵(Pナ) 岩崎書店
 「闇は心の母」シリーズの1冊。『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』のコンビによる絵本。
 ホームレスのボランティアの中で、闇と光を見つけていきます。

『大ピンチ!ずかん』
 鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館
 よのなかの、なりやすい大ピンチをレベル別にしょうかい!勉強して、きたる大ピンチにそなえよう!
 「バッグの中ですいとうがもれた」はレベル51だ!
 ちなみにわたしの大ピンチは「ルンバの充電ができていなかった」でレベル75!

『出動せよ!世界の緊急車両図鑑』
 サイモン・タイラー/作(Pタ) あすなろ書房
 パトカー、消防車、消防ヘリ、巡視船。すごい仕事をしてかっこいい、世界の緊急車両が見られる絵本です。
 白バイだって・・・おっと、日本以外は白くないから、白バイって言わないのか!

『わたしのかぞく みんなのかぞく』
 サラ・オレアリー/作 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 ふたりのママがいる。おばあちゃんと住んでる。かぞくぜんいん、そっくり。どんなかぞくも、みんなかぞく。
 多様性がすっと入ってくる気がする絵本です。

『ごめんねゆきのバス』
 むらかみさおり/作(Pム) ぶんけい
 いつだって、あやまりたいと思っている。でも、どんどん言えなくなってしまう。
 そんなとき、くまさんがちょっと、せなかを押してくれると、ごめんね、って言えるんだ。

『ぬいぐるみきゅうじょたい』
 ティエリー・ロブレヒト/作 デイヴィッド・B・ドレイバー/絵(Pト) 岩崎書店
 たいへん!ぬいぐるみがおいてきぼり!だいじょうぶ、きゅうじょたいがすぐかけつけます。
 車にのせて、てあてをして、おうちに送っていくよ!ほんとうにいると思います、このきゅうじょたい。

『ジロッ』
 たけがみたえ/絵 おおなり修司/文 (Pタ) 絵本館
 かえるがジロッとみたさきには、ちょうちょのさなぎ。
 パクッとたべて、ゆっくりしていたらやってきたヘビ。
 にげたとおもったら、トリが! どうなるの?ちょっとドキドキのおはなしです。

『こんとごん てんてんありなしのまき』
 早川純子/絵 織田道代/文(Pハとも) 福音館書店
 「こん」と「ごん」はにひきのきつね。ふたりはにているけど、ちょっとちがう。
 てんてんのありなしで、とをたたくおと、かぜのふきかた、どんどんちがってわらっちゃう。
 あなたのまわりでも、てんてんをつけてかわるものさがしてみてね。

『なかよしのイヌはどこ?』
 エミリー・サットン/作(Pサ) 徳間書店
 ひっこしをしてきたペニーがともだちになったのは、ちいさなぶちイヌ。
 たのしくあそんだつぎのひ、どこをさがしても犬はいませんでした。
 でも、かえってきたとき、となりのいえからでてきたのは・・・。
 ともだちができるって、たのしいね。

『ニッキーとヴィエラ ホロコーストの静かな英雄と救われた少女』
 ピーター・シス/作(Pシ) BL出版
 ニッキーがたすけたのは669人の子どもたちと、その未来。
 自分のしたことをだれにも言わなかったニッキーと、だれに助けられたのかを知らなかったヴィエラ。
 今でも世界では、戦争にまきこまれているたくさんの子どもたちがいます。
 わたしたちには何ができるのか、考えさせられます。

『なまけていません』
 大塚健太/文 芝田ケイコ/絵(Pシ) パイインターナショナル
 きのうえでぶらさがっているわたしのことを、みんなは「ナマケモノ」ってよぶけれど、
 なまけものじゃありません。いろいろわけがあるんです。
 まあ、ときどきはなまけるときもあるけどね。アハハ!とわらえる、たのしいえほん。

『ねこいる!』
 たなかひかる/作(Pタ) ポプラ社
 ねこいる?いない?…い、いたー!!おもわぬところにねこがいる!
 みればみるほどおもしろいスルメ絵本。

『そだててみたら…』
 スギヤマカナヨ/作(Pス) 赤ちゃんとママ社
 しょくぶつをたねからそだてるというしゅくだい。ぼくはたねやさんにすすめられ、
 「なぞのたね」をそだててみることに…。いったいなにがそだつのだろう?
 しょくぶつをそだてるってワクワクするね!

『ヘイ!タクシー』
 おおなり修司/文 きむらよしお/絵(Pキ) 絵本館
 「へい!タクシー!」とよびとめたタクシー。
 やってきたのは、ちょっとかわったタクシーだ!
 でもたまにはこんなタクシーもいいかもね!

『うみのハナ』
 すけのあずさ/作(Pス) BL出版
 うみべのまちにある、おじいちゃんのとこやさん。そのまちでは、ゆうひがうみにしずむとき、
 まるで、はながふるようにみえることがあります。きょうは、ハナフリみれるかな。 

『ここがわたしのねるところ』
  レベッカ・ボンド/文 サリー・メイバー/作画(Pメ) 福音館書店
  世界各地のベッドタイムが、美しいししゅう工芸でつづられた絵本です。
  子守歌のような言葉が、読む人を安らかな気持ちにさせてくれます。
  世界中の人々が、安心して、心地よいねむりをむかえられますように。

『どうしよう』
 浜田桂子/作(Pハ) 理論社
  毎日毎日、うまれる、新しい「どうしよう」。強気な強気なぼくや弱気なぼく、
  うきうき、しょんぼり。「どうしよう」がふえると、いろんなぼくが出てきて、
  ぼくの心はおおさわぎ!どれがほんとのぼくなの~!って、
  こんな経験、みなさんはありませんか?

『トスカのおくりもの』
 マシュー・スタージス/文 アン・モーティマー/絵(Pモ) 徳間書店
 ねこのトスカはしずかなばしょをさがしてまわります。
 そしてみつけたのは…。1992年に刊行された絵本の復刊です。
 おはなしのちがいを楽しんでみてください。


★赤ちゃんえほん★


『へんしん!いろいろれっしゃ』
 ふくながじゅんぺい/作(Pフ) 交通新聞社
 のはらにそよぐきもちいいかぜ、おはなばたけのいいにおい…、
 いろいろれっしゃはけしきにあわせてカラフルにだいへんしん!つぎは、なにいろ?

『つんつんぱん!』
 はるのまい/作(Pハ) エンブックス
 赤ちゃんの体は、どこもぱんぱんで、パンみたい!
 うでは何パン?おてては何パン?赤ちゃんと一緒に楽しんでね。

『あかちゃんといっしょ』
 えがしらみちこ/作(Pエ) アリス館
 生まれたばかりのあかちゃんが、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月…
 こんなに違うかしらと思うぐらい、ぐんぐん成長。
 アルバムのような絵本です。


★ちしきの本★


『子どもテツガク』
 小川仁志/著(104) 主婦の友社
  ピンチのとき、どうする?くやしい気持ちをどうする?
 子どもたちにみじかな問題を「86」のなぜ?で問いかけ、自分で深く考える力を身につける本。
  小学生から学べる、はじめての哲学本。

『なんで勉強しなきゃいけないの?①②』
 WILLこども知育研究所/編著(159) 金の星社
 5人の人にインタビューしてみました!
 この本を読んだからって、勉強が得意になるわけじゃないけど、
 「なんで?」がわかると「やろうかな」と思えるかもしれないよ。

『少年のための少年法入門』
 (327) 旬報社
 2022年4月に変わった「少年法」って、なに?
 人を傷つけたら、悪いことをしたらどうなるの?
 事件のストーリーを読みながら、「少年法」がどういう法律なのかを知ろう。

『4・5・6さいの なぜなにSDGs』
 (333) 世界文化社
 小さい子向けのSDGsの本はなかなかないので、お探しの人にはおすすめ。
 低学年にもよいと思います。いや、おとなにもいいかも。

『障害のある子のための職業ガイド』
 (366) 日本教育研究会
 ふりがなつきのやさしい説明とイラストで、多くの仕事の紹介をしています。
 就労形態やサポート期間の案内、障害の種類による働きやすい職場環境の事例も。
 障害をかかえる本人が、自分で読む本です。

『かっこいいな しょうぼうし』
 (537) ひさかたチャイルド
 消防車だけでなく、消防士の一日のようすや、消防署のなかのようすがよくわかる!
 おとながみても楽しいです。

『レインボーブックガイド』
 草谷桂子/著(019研究) 子どもの未来社
 多様な性のシンボル、レインボー。この本は、LGBTQ+だけでなく、多様な「生」も含めたガイド。
 ジェンダー、いじめ、虐待、戦争、SDGs、ハンディキャップ、子どもの権利など、
 多様な視点で多様な絵本を紹介。絵本の懐の広さにも気づくことができます。


★よみもの★


『レッツもよみます』
 ひこ田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツは5さい。おとうさんもおかあさんもえほんをよんでくれるけど、このごろちょっとちがうきがする。
 「じぶんでよみたい」気持ちが、5さいの気持ちで書かれています。
 この年齢の子どもと両親で読んでみませんか?


☆低学年から☆


『まよなかのサイクリング』
 たるいしまこ/作(Fタ) あかね書房
 たっくんのあかいじてんしゃにのりたくてたまらない、しばいぬのチャイロ。
 あるよる、ねこのシロといっしょにサイクリングにでかけます。
 ふたりはどこにいったのかな。たのしいはるのよるのおはなしです。

『おてがみほしいぞ』
 こうまるみづほ/作(Fコ) あかね書房
 みんな、てがみをもらって、うれしそう。おれも、てがみがほしい!
 てがみをかいて、ずっとまっているんだけど、こない。おこったり、
 しょげたり、いそがしいオオカミに、おもわず笑っちゃう。

『けんかのたね』
 ラッセル・ホーバン/作(933ホハ) 岩波書店
 疲れて、くたくたのおとうさん。家に帰ると子どもたちは大ゲンカ。
 いったいだれが悪い?一番上のおねえちゃん?おにいちゃん?いぬ?ねこ?ねずみ…?
 ねずみをねこが食べたら、おしまい?さてさて、ねこはどうしたかな。


☆中学年から☆


『ぼくらは少年鑑定団!』
 くすのきしげのり/作(Fク) 講談社
 究(きわむ)たち「鑑定団」が町たんけんに出かけて、工事現場からみつけたのは縄文土器らしいモノ。
 中にはいろいろな石や焼き物がはいっていた。これは本物?にせもの?
 そして、だれがなにに使っていたの?究たちは謎ときを始める。
 ページの終わりには、全国の縄文遺跡のMAP付き。あなたのまわりにでもすごい発見があるかも。

『ラビットホッピング!』
 マーリーン・エリクソン/作(949エリ) 理論社
 かぞくとはなれておじいちゃんのいえに来たアルヴィン。
 そこで「ラビットホッピング」という、うさぎとチームを組むきょうぎと出会います。

『かあさんうさぎと金のくつ』
 デュボース・ヘイワード/作(933ヘイ) 徳間書店
 かあさんうさぎのフワフワは、小さいときからもっともかしこくて足のはやい、
 「イースターうさぎ」になりたいと思っていました。
 フワフワはイースターうさぎに選ばれるでしょうか?
 アメリカで長いあいだ読みつがれている楽しいおはなしです。

『コロキパラン 春を待つ公園で』
 たかどのほうこ/作(Fタ) のら書店
 バレンタインのチョコを売りながら、似顔絵を描くアルバイト。
 お客さんがどんどんやってきて大忙し。小さなお客さんもたくさん。
 みんな帽子をかぶっているのは、なぜかしら。


☆10代から☆


『庭づくりはひみつ!』
 カリーナ・ヤン・グレーザー/作(933クレ) 徳間書店
 病気でたおれたジートさんをはげますために、バンダービーカー家の5人の子どもたちは
 とんでもない計画を立てることに。いろんなハプニングが計画をじゃまするのですが、
 思いがけない事実も明らかになり、さて計画の行方は…。
 友だちを想う気持ちに、心が晴れやかになる物語です。

『ギソク陸上部』
 舟崎泉美/著(Fフ) 学研
 走りだすと自分だけの世界が広がっていく。陸上に打ち込んでいた中学生の颯斗は、
 ある病気で足を切り、義足(ギソク)をつける。走ることが好きな思いは変わらない。
 クラスメイトへの複雑な気持ちや、陸上に打ち込んでいく姿にひきこまれました。

『香君 上・下』
 上橋菜穂子/作(Fウ) 文藝春秋
 奇跡の稲のオアレ稲によって豊かに暮らしている強大な帝国にやってきたアイシャ。
 ある日、オアレ稲に害虫がついた。アイシャは活き神とよばれる「香君」とともに
 オアレ稲の謎を解き、人々の生活を救おうとする。
 植物と昆虫をテーマにした壮大なファンタジー。
 農作物と政治は深く結びついていると、今の世界を思わずにいられない物語。

あたらしくはいった本(令和4年3月up)

だんだんあたたかくなって、春がやってきましたね。
そんな新しい季節に、本との出会いはいかがですか。
としょかんでおまちしています。




★えほん★

『スリー 3ぼんあしのしあわせなイヌのはなし』 
 スティーヴン・マイケル・キング/作(Pキ) イマジネイション・プラス

 さんぽのすきなスリーがであったのは、4ほんあしや6ぽんあし、
 8ほんあしのいきもの。そして、スリーのまねをする2ほんあしのおんなのこ。
 なかよくなるのに、からだのちがいはなんでもないね。
 たのしく、しあわせなきもちになれます。

『しあわせ ぎゅ~っ!』 
 ジーン・リーディ/文 ジョーイ・チョウ/絵(Pチ) 岩崎書店

 ソーシャルディスタンスを求め続けられる毎日に、少々うんざりしていませんか?
 こんなふうにぎゅ~っとできたら、きっとしあわせだろうなあ。

『ハムおじさん』
 大桃洋祐/作(Pオ) 徳間書店

 めざましどけいをしゅうりにだそうとでかけたハムおじさん。
 ついでにぶらぶらおかいもの!そんなにかってだいじょうぶ?

『クロべえ』
 ふくだいわお/作(Pフ) 光村教育図書

 ぼくがうまれるまえからいるクロべえ。
 いっしょにおどろいたり、あいさつしたり、ゆっくりゆっくりあるくさんぽ。
 いっしょにあるくと、きもちがわかるね。めつきのわるいクロべえがかわいい!

『ねこまたごよみ』
 石黒亜矢子/作(Pイ) ポプラ社

 はるは「おはにゃみ」、なつは「たにゃばた」…と、ねこまたかぞくは
 いちねんじゅうおおいそがし!ねこまたのせかいって、こんなかんじ!?

『うちにパンダがいるよ』
 唐亜明/文 高畠純/絵(Pタ) 偕成社

 5さいのかなちゃんと、おおきなパンダのぬいぐるみパンパン。
 ふしぎなゆきだるまのなかよしでたのしいおはなし。

『る』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) PHP

 「さる」「かえる」「らんどせる」る、る、る…「る」ではじまることば、
 なにがある…!?この本をよめば、「る」のしりとりに勝てます!

『こんなかお、できる?』
 ウィリアム・コール/文 トミー・ウンゲラー/絵(Pウ) 好学社

 なかなか寝ないフランシス。お父さんは「こんなかお、できる?」あそびを
 思いつきます。どれも、かわいくない顔なのがポイント!ウンゲラーの絵がナイス!

『やっぱり じゃない!』
 チョーヒカル/作(Pチ) フレーベル館

 早くも『じゃない!』の続きがでました。1作目と違うのは、その楽しみ方。
 そう、なかみが何か、を当てることですよね。

『ダンボール』
 ユン・ヨリム/文 イ・ミョンハ/絵(Pイ) トイ・パブリッシング

 おうちに届いた宅急便。中身を出したら、ダンボールはポイッ。…ごそごそ、もぞもぞ。
 からっぽだー!!動き出したダンボールたちは、なんでもかんでも食べつくす!
 あなたのおうちのダンボールは、どうでしょう?

『ここからおいしい よかんがするよ』
 たな/作(Pタ) パイインターナショナル

 とてもおいしそうな絵!めくるたびに、おいしいものが出てきます。
 ホットケーキのアイデアもすてき。同じ作者の『おじいちゃんとパン』もぜひ!

『どうしてパパとけっこんしたの?』
 桃戸栗子/作(Pモ) 福音館書店

 どうぶつのこどもたちが、ママに聞きます。そのこたえは?
 ちょっと動物たちのことがわかる楽しい絵本。
 おうちで読みきかせはどうでしょう。答えのご用意もお忘れなく。

『てんじつき さわるえほん 音にさわる』 
 広瀬浩二郎/文 日比野尚子/絵(Pヒ 人権) 偕成社

 春の音、夏の音、秋に、冬。さわってわかる、音の世界。目の見えない人は、
 こんなふうに感じているのかな?目を閉じて、そおっと本をさわってみてね。

『二番目の悪者』
 林木林/文 庄野ナホコ/絵(Pシ) 小さい書房

 人が言ってた。みんな言ってる。ネットでうわさになってる。では、自分の目と
 耳で確かめたのか?二番目の悪者とは、誰のことなのか。静かな評判の本が、
 大きめのサイズになりました。中高生や大人にも読みきかせをしてみたい。


★あかちゃんえほん★

『あ・さ・ご・は・ん!』
 武田美穂/作(Pタ) ほるぷ出版

 「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
 「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ第4弾。今回のテーマは「あさごはん」。
  ほかほかごはんにおみそしる、じゅーじゅーやいたしゃけもとってもおいしそう!
 「いただきます!」。これなら毎朝、いいスタートがきれそうです。

『いないいないにゃあ』
 沖昌之/作(Pフ) 講談社

 いないいないばあ!…ではなくて、にゃあ!思わずクスッと笑っちゃう、
 大人も子どもも楽しい絵本。

『ねんねんころりん』
 ふじもとのりこ/作(Pフ) 世界文化社

 ねこちゃん、わんちゃん、ねんねんころり、ねんころりん!
 ころりん!と動物たちと一緒に寝転びたくなります。

『こねこが』
 まつおかたつひで/作(Pマ) めくるむ

 こねこがおさんぽしています。ちょうちょう、かたつむり、かえる、せみ、
 ひよこなどたくさんのともだちと出会います。
 いっしょにあそびたいこねこは、こえをかけてみますが・・・。
 ちいさなおともだちが初めて出会ういきもの絵本にぴったりです。



★ちしき★

『遺跡から調べよう!』①旧石器・縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代
 設楽博己/著 (210) 童心社

 「遺跡」は土の中から発見される、人の暮らしたあとです。
 考古学者によって発掘された遺跡からは、ムラのようすや住まい、
 どんな道具を使ってなにを食べていたか、その時代の気候やおこった災害、
 病気までわかります。びっくりですね。
 今いる同じ場所で、昔の人はどんなことをかんがえていたのかな。
 日本中から発掘されたこの本を見て、はるか昔にタイムワープしよう!

『方言ずかん』
 本作り空 Sola/編(818) ほるぷ出版

 「方言」とは、かぎられた地域や地方でしか使われていない言葉のことです。
 ふだん学校やお家で使っている言葉の中にも、方言がまじっているかも?

『ちがいがわかるとおもしろい!東日本と西日本』
 (382) 汐文社

 そうそう、このちがいふしぎだった!えっ、そんなちがいがあったの?
 大人もふむふむ、楽しいシリーズ。

『野菜はすごい!』
 (596) 柴田書店

 おいしさ間違いなし!のレシピがたくさん。写真も見やすい。有名シェフのレシピ、
 ためしてみませんか?『料理はすごい!』『お菓子はすごい!』もあります。

『ぼくのわたしの著作権ずかん』
 (021) ほるぷ出版

 著作権、ときくとむずかしそうだけど、何かをかくとき、発表するとき、
 SNSで発信するときなど、実はいつも身近なもの。知らないと、自分がピンチに
 なったり、ほかの人を傷つけたりします。かならず学んでね。


★よみもの★

『オンボロやしきの人形たち』
 フランシス・ホジソン・バーネット/作(933ハネ) 徳間書店

 オンボロやしきの人形たちは、どんなときもまえむきでえがおいっぱい
。ところがある日、
 おそろしい話をきくことになるのです。ピンチをどうきりぬける? 低学年から

『とりあえずとりのはなし』
  おくはらゆめ/作(Fオ) あかね書房

 小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんの「メンフクロウのはなし」
 など、小学一年生からたのしめる3つの「とり」のおはなし。 低学年から

『チョコレートタッチ』
 パトリック・スキーン・キャトリング/作(933カト) 文研出版

 ある日、おかしが大すきなジョンは、ひろったコインでチョコレートを買いました。
 そのチョコレートを食べると、ふしぎなことがおこりはじめて…。 中学年から

『飛べないハトを見つけた日から』
 クリス・ダレーシー/作(933タレ) 徳間書店

 飛べなくなったレース鳩を助けたいダリル。ところが両親は反対。レース鳩の
 飼育員からも無理だときつい宣告を言い渡されます。さあ、ダリルのとった行動は?
 小さな命に向き合う少年のお話に引き込まれますよ。 10代から  

『チェスターとガス』
 ケイミー・マガヴァン/作(933マカ) 小峰書店

 補助犬の試験を落ちてしまった犬のチェスター。お手伝いすることになったのは、
 ほとんどおしゃべりしない男の子のガス。学校も苦手だし、困っていることがあるみたい。
 ガスのためにチェスターは頑張ります。二人で一緒に学校へ行くためには? 10代から

ポーチとノート』
 こまつあやこ/作(Fコ) 講談社

 高校二年生の未来(みく)は、友達がどんどん
大人になっていくのに、
 自分だけが取り残されたようで不安になって…。
 恋、家族、体の変化など、悩める女の子に寄りそう一冊です。 10代から
 

『アリスとふたりのおかしな冒険』
 ナターシャ・ファラント/作(933ファ) 徳間書店

 「嵐の湖学園」に入ったアリスは、空想好きの女の子。学園では新しい友達ができたり、
 変なしきたりにうんざりしながら、少しずつ生活に慣れていきましたが…。10代から

『#マイネーム』
 黒川裕子/作(Fク) さ・え・ら書房

 自分の名前、好きですか?中学一年生の明音(みおん)を取り巻く様々な「名前」の問題。
 行動を起こすのは勇気がいるけど、とても価値のあることなんです。10代から

あたらしくはいった本(令和3年11月up)

はっぱの色が赤や黄色になってきましたね。
すっかり秋です。
図書館では、たのしい本がみなさんをまっています。
「読書の秋」、たくさん読んでくださいね。



★えほん★



『めんぼうズ』
 かねこまき/作(Pカ)アリス館

 めんぼうが、むれをなして歩いていく様子を想像したことがありますか?
 ないですよね、ふつう。
 作者は、めんぼうの先をつまんで顔を作るというアートを
 しているそうです。めんぼう・・・


『ねむたくないせんにん』 
 ナカマサトシ/作(Pナ)佼成出版社
 せんにんむらにすむ、ねむたくないせんにん。
 おひるねせんにんからもらった、パジャマとふかふかのふとんが
 きもちよすぎで、ついあくびがでてしまいます。
 お昼寝前の読み聞かせにどうでしょう?


『そらをとびたい』
 山本直洋/写真 ちかぞう/文(Pヤ) 小学館

 かつて、空飛ぶ夢をよく見ました。
 ぐんぐん高くのぼり、地を見下ろして自由に飛び回る。
 気持ちが良すぎて、目をさますとがっくりでした。
 この本で、あの気持ちよさを思い出しました。
 空を飛ぶ夢をかなえてくれる写真絵本です。


『トトのかんぱい』 
 タカハシペチカ/文 すぎはらけいたろう/絵 (Pス) 至高社

  のみものをのむときに、いつでもだれかとかんぱい!
  それはえがをがつながるとき。トトはだれとかんぱいしたかな?
  あなたもきっとかんぱいしたくなるよ!


『おじさんのぼうしはどこいった?』 
  ジョアン・L・ノドセット/文 フリッツ・シーベル/絵 (Pシ) 出版ワークス

  おじさんのおきにいりのむぎわらぼうしは、ふるくてちゃいろのすてきなぼうし。
  あるひ、つよいかぜにふきとばされて、どこかへとんでいってしまいました。
  なやをさがし、とりごやをさがし、みんなにもきいてみたけれど…
  いったいどこへ?


『野ねずみきょうだいの草花あそび』
  相澤悦子/文 長谷川直子/絵 (Pハ) 福音館

  野ねずみたちが、木の実や葉っぱをあつめて、作っているのは、
  落ち葉のハリネズミ、クリスマスツリー、花おり。
  とても楽しそう。どうやって作るのかな?
  さいごのページに、作り方と、写真もあります。やってみてね。


『うちのねこ』 
  高橋和江/作 (Pタ) アリス館

 さいしょはかみついたり、ひっかいたり、わたしをこわがるねこ。
  でも、ゆっくりなかよくなって…。
 「のらねこ」から「うちのねこ」になるまでのおはなし。


『キリンのなやみごと』『ペンギンのこまりごと』 
  ジョリ・ジョン/作 レイン・スミス/絵 (Pス) 化学同人

 キリンはくびがながいことをなやんでいます。
  ペンギンもいやなことばかりでこまっています。
 それなのに、だれもわかってくれません。
  でも、ほんとうにわるいことばかりなのかな…?


『秋』 
  かこさとし/作 (Pカ) 講談社

 からすのパンやさんやだるまちゃんシリーズなどで知られ、
  親しまれてきた、かこさとしさん。
 自身の戦争体験をもとに描いた未発表の紙芝居が見つかり、
  絵本として刊行されました。
 最初の原稿執筆が1953年、構想から68年、半世紀以上を経て、
  初めて世に出るオリジナル作品です。
 戦争の悲惨さに怒り震えるかこさんが、いつまでも忘れずに、
  こどもたちに伝えようと、平和を願う、強い思いが込められています。
  子どもたちの未来を考えるすべての皆さんに、
  天国のかこさんからのおくりものです。


『ケイン、きょうもよろしくね!』 
  ソン ギョク、ペク ウンジュ/文 シン ドゥヒ/絵 (Pシ人権) 新日本出版社

 少女の、目が見えなくなっていくときに感じたこと。
  同じように見えない人の感じていること。
 両方を知って、少女が決断したときの笑顔がすてきです。
  目が不自由な人がもつ白い杖のことを、
 韓国ではケインと呼ぶこともあるそうです。



★ちしきの本★



『しらべるちがいのずかん』 
 おあかべたかし/文 やまでたかし/写真 (013) 東京書籍

 にているようで、ぜんぜんちがう。
  たとえば、卵(たまご)と玉子(たまご)のちがいって?
 大人でもおもわず「へえ~」と言ってしまうような
  ちがいがたくさんあります。


『いつの間にか覚えてる!世界の国が好きになる国旗図鑑』 
  小林知之/著(288) 太田出版

 こんなにカラフルで、こんなにそっくりの国旗があって、
  こんなに思いのこもっている国旗たちを知りませんでした。
 国旗同士の会話も面白いです。
  いろんな国のことを、まるで友だちのように感じられるようになるかも。


『夢のねだん図鑑』
  (337) KANZEN

  こんな仕事をしたい。こんなこと、できるようになりたい。
  そんな夢がどうやったらかなうのかが、リアルにわかります。
  そして、大人にならなくてもかなう夢、あります!


『世界のグルメ図鑑』
 (383)学研

 思わずよだれが出てしまいそうな世界のグルメがいっぱい!
 ガレット、パエリアはみんな知ってるかな。
  じゃあ、シュバイネコテレットは?
 名前はむずかしいけど、おいしそう。


『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』 
  前川佳代/著 宍戸香美/著 (383) かもがわ出版

 『枕草子』や『源氏物語』が書かれた平安時代。
  フルーツ、かき氷、スナック菓子…
 いつの時代もスイーツ大好き!レシピもあります。


『妖怪がやってくる』 
  佐々木高弘 (388) 岩波書店

 妖怪はどこにいる?どこからやってくる?
  古い本を調べていくと、まるで人間のように道を通ってくる
 様子が見えてきた。
  妖怪のイメージが変わるかもしれません。


『世界のことわざ ものの見方が変わる!』
  (388) ナツメ社

 日本だけじゃなくて、世界にはことわざがいっぱい。
 勇気がでることわざ、おもしろいことわざ、こわいことわざ。
 日本とよく似ていることわざもあります。
 いろいろな国の情報もいっぱい。世界旅行のつもりで読んでみてね。


『まちのナニコレ?図鑑』
  (510) 小学館

  まちなかでよく見るナニコレ?なモノの名前やはたらきを紹介する図鑑です。
  また、駅舎やマンホールなどよく知っているモノでも、
  全国ではいろんなバリエーションがあることを紹介します。
  クイズもありますよ。


『無駄なマシーンを発明しよう!』
  藤原麻里菜/著 (540) 技術評論社

  無駄は、悪くない。「こうしたら面白いかも」と思ったそのままを、
  いろいろ楽しみながら作ってみればだれでもエンジニア!
 『魔改造の夜』みたいなの、考えてみようかな。
  でも、「プリンを守るマシーン」は無駄じゃないじゃん!


『ヘンテコおりがみ』
  笹川勇/著 (754) 主婦の友社

  おりがみがそんなに好きじゃない人も作りたくなる!
 「あっかんべーの口」「ふっきん運動」「恐怖の貝」
 「おしりをぷりぷり動かす人」「回るうんこ」「押したらヤバそうなボタン」
 ほかにもヘンテコいろいろあります。

 

 

★よみもの★



『プンスカジャム』 
  くどうれいん/作 (Fク) 福音館書店

  どっしん!どっしん!どすどすどす!
  おこったハルくんの目のまえにあらわれたのはふしぎなパン屋さん。
  プンスカおこった気もちをジャムにするという。
  大きなおなべでぐつぐつと…、どんなジャムができあがる?低学年から


『くしゃみおじさん』 
  オルガ・カブラル/作 (933カフ) 岩波書店

 ヒャッッックション!ハッッックチン!ハッッップショーイ!
 おじさんの大きくてへんなくしゃみのせいで、
  あれれ?どうぶつも子どもも、みんなへんてこな、かっこうになっちゃった。
 どうしたらもとどおりになるのかな?
  くしゃみの音も楽しい、元気でゆかいな物語。低学年から


『あくたれラルフおなかをこわす』『あくたれラルフコンテストにでる』
 ジャック・ガントス/作 (933カン) 大日本図書

 一冊は「あくたれ」というなまえがぴったりのねこのラルフが、
 生ごみのバケツの中のものをたべて、おなかがいたくなる話。
 もう一冊は、ラルフがいとこのパーシーにかって、
  ねこのいちばんになるために、コンテストにでる話。
  絵本でにんきのわるいねこラルフが、よみものになりました。低学年から


『みんなのためいき図鑑』 
  村上しいこ/作 (Fム) 童心社

 は~あ。フーウ。みんなはどんなときにためいきをつきますか?
 うれいしいためいき、かなしいためいき…
  いろんなためいきがあっておもしろい。中学年から


『お話のたきぎをあつめる人』 
  ローレンティンン妃&パウル・ヴァン・ローン/作 (949ロレ) 徳間書店

 だれも住んでいないお城の暖炉に、週一回たきぎをくべに行くおじいちゃん。
  そこには「お話の図書館」があるらしい。
 入るためのドアはどこ?正しいドアはどれ?
  そこで読んだお話はステラにとっても、
  ステラが語るのを聞いた村の人にとっても、日々の楽しみ。
 でもある日、急に何もお話が出てこなくなったのは、だれかののろい?中学年から


『黄色い夏の日』
  高楼方子/作 (Fタ) 福音館書店

  中学一年の夏、景介がおばあちゃんの友だち小谷津さんの洋館でであった
 「ゆりあ」と、となりにすむ「やや子」。
  どこかおかしいと思いながらも、ふたりに強くひかれていく景介。
  何も気づいていない小谷津さん、景介のようすを心配する幼なじみの晶子。
  夏の庭にまよいこんでしまいそうな、美しいファンタジー。10代から

 


 

【児童室でおもうこと】本を読まない子は、本が嫌い?

 【休校中のみんなへ 図書館で出会った本たち】に、
子どものころあまり本を読んでいませんと書きました。
でも、本が嫌いだったわけでもないのです。

 子どものころ、人見知りで、ひとりでいることが多かった私。
小学校でも、みんなと一緒に遊ぶより、図書室で過ごしている方が
好きでした。でも本を読むためというより、すみっこでそっと過ごす、
避難所のようにしていた気がします。


 覚えているのは『こまったさん』シリーズ、木暮正夫の『熟語の話』
シリーズ。おはなしも楽しいし、料理のことや言葉のこと、
何か新しいことを知るのが好きだったのかもしれません。


 あ、『ふーことユーレイ』シリーズも好きでした。読んだのは高学年ぐらい。
会いたいけれど会えない、お互いに好きだけどうまくいかない、少女漫画みたいな
おはなしです。今でも表紙を見ただけで、胸がキュッとしてしまいます。


 最終巻『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』は大人になってから読みました。
ユーレイの和夫(かずお)のことをわすれてしまったふーこが、
和夫のことを思い出し、二人がもう一度会えたのは、
火事でふーこの命が燃え尽きようとしていた時。そして、まさかのラスト!
ここで終わるのかと衝撃を受けました。
ハッピーエンドか、バットエンドかは、ひ・み・つ。


 それから、小学校で斡旋販売していた課題図書。とにかく自分だけの物が
欲しくて、ここぞとばかりにねだっていました。3年生ぐらいの時に
買ってもらった『こひつじクロ』は、今でも棚にある大切な本。


 主人公は、まっしろな羊たちの中で、一匹だけまっくろで、自分も
まっしろがよかったなと思っているクロ。でも、羊飼いのおじいさんは
「そのままがいい」と言ってくれます。
こんなふうに、そのままの自分を受け入れてもらえたら、そして、
受け入れられる人になれたらいいなと思います。


 思い返すと、私の近くには、いつも本がありました。気が向けば
いつでも本を手にとれる、そんな子ども時代でした。だから今は、
本が近くにないと落ち着かないぐらい、本が好きになったのかもしれません。


 児童室にいると、大人の人から「もっと本を読ませるには、
どうしたらいいですか」と時々聞かれます。本を読んで欲しいのは、
なぜですか?本を好きに「なるべき」でしょうか?
読んで欲しいと思っているあなたは、本が好きですか?


 子どもも大人も同じです。とりあえず、いつもそばに本があるだけで
大丈夫!読んでも読まなくても大丈夫! 本とのつきあい方は人それぞれ。


 私の大好きな絵本『ぼちぼちいこか』のように、ぼちぼちと
本と付き合っていきましょう。(い)


『こまったさん』シリーズ 寺村 輝夫/作(Fテ) あかね書房
『熟語の話』シリーズ 木暮 正夫/文(814) 岩崎書店 ※あさけのみ所蔵
『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』ふーことユーレイシリーズ
  名木田 恵子/作(Fナ 児庫) ポプラ社 ※シリーズ抜けあり
『こひつじクロ』エリザベス・ショー/作・絵(93 児庫) 岩崎書店
『ぼちぼちいこか』マイク=セイラー/作 ロバート=グロスマン/絵(Pク) 偕成社

[児童室でおもうこと] あるある「わるい子」絵本!


 わたしが「すきな本は?」ときかれたとき、
ついえらんでしまうのは、
「わるいなぁ」という主人公(しゅじんこう)がでてくる話。
「わるい子 」がでてくるとワクワクするのは、なぜ?


 さいしょの「ワル」は、セイラのかっているいたずらネコのラルフ。
家族で見に行ったサーカスで、となりの席のイヌに風船を
つけてとばしてしまい、空中ブランコにのって、
つなわたりしている人をつきとばします。
 そのあと、ウマにとびのり、曲芸(きょくげい)の人をつきおとし、
ゾウたちをおどかしたりと、やりたいほうだい。
 おこったお父さんは、ラルフをサーカスにおきざりにしてしまいます。
ラルフにはシリーズがありますが、どれを読んでもわるいヤツ!


  
 「わるい子」の絵本は、ほかにもいっぱい。
いつも「いやだ」しかいわないイヤイヤ期のルルちゃん。
なんでもカンガルーのぬいぐるみのせいにするリリー。
髪の毛をひっぱったり、どなったりおどかしたりする、いじわるなブッチー。
おふろのお湯をあふれさせて遊び、家の中で野球をする、デイビッド。
「オオカミだ!」と何回もウソをついて、みんなをおどろかせるシモン。
 また、『よいこへの道』は学校の花だんを温泉にしたり、理科室にしのびこんで
ポップコーンを作ったりと、「やってはいけない事」をたくさん教えてくれます。


 
 そして、「せかいでいちばんおぞましいおとこのこ」エドワルド。
いつもなにかをけっとばし、小さい子にいじわるをする。
ひと月も、はみがきもせず、かおもあらわない。
やかましくて、らんぼうで、だらしなくて、きたなくて、みんなのきらわれもの。
 
 
 
 わるいことをすると、ほめられる話もあります。
かいじゅうのようちえんでは、絵の具のびんをなげ、
まわりをべたべたにしたり、うたやダンスのじかんに、
どなったりさわいだりしてみんなをこわがらせると、
ほめられて「☆ワッペン」がもらえます。
かいじゅうのようちえん、うらやましい! (の)

 



『あくたれラルフ』『あくたれラルフのたんじょうび』
『あくたれラルフのハロウィン』『あくたれラルフのクリスマス』
ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 (Pル) 童話館出版
『いやだいやだ』せなけいこ/作 (Pセ) 福音館書店
『ブルーカンガルーがやったのよ』エマ・チチェスター・クラーク/作 (Pク) 評論社
『いじわるブッチー』バーバラ・ボットナー/文 ペギー・ラスマン/絵 (Pラ) 徳間書店
『だめよ、デイビッド!』デイビッド・シャノン/作 (Pシ) 評論社
『あっ、オオカミだ!』ステファニー・ブレイク/作 (Pフ) あすなろ書房
『よいこへの道』おかべりか/作 (Pオ) 福音館書店
『エドワルド』ジョン・バーニングガム/作 (Pハ) ほるぷ出版
『いたずらビリーとほしワッペン』パット・ハッチンス/作 (Pハ) 偕成社


 絵本ではありませんが、次々に笑っちゃういたずらをくり出す、
ロッタちゃんのお話
『ちいさいロッタちゃん』『ロッタちゃんのひっこし』
(アストリッド・リンドグレーン/作 (949) 偕成社)も、
小さな人でも読みやすい本です。

【児童室でおもうこと】不自由な今だからこそ

 休館中、わたしが気になっているのは、10代の子たちがどのように過ごしているのか、ということ。

  「ティーンエイジャー」という言葉を知っていますか?「10代の若者」という意味です。
とくべつな言い方をするのは、その数年間がかけがえのない時間だからだと思います。
それなのに、部活ができない、友だちともあそべない…など、たくさんのイライラがつもることでしょう。

 そんな「ティーンエイジャー」に、もちろんそうでない人にも、少しでも気分が上がるような本を
紹介したいと思います!


①ファンタジーでいやな現実とおさらば! 『チャーリー・ボーンは真夜中に』
 ある日とつぜん、ふしぎな力を手に入れたら…。一度は考えたこと、ありますよね?
 主人公のチャーリーは、ふしぎな力をもつ子どもがあつまる学校に入ります。
 そこでおこる事件とは…!?

②恋バナ大好き!なあなたへ 『ラブ・レッスンズ』
 だれが好き、とかが気になるお年ごろのみなさん。
 ジャクリーン・ウィルソンの本は、女の子のリアルな恋愛もようがかかれています。
 イマドキの恋愛小説とは少しちがうかもしれませんが、しっかりしたお話を読みたい人におすすめです。

③さらっと爽快ミステリー 『IQ探偵ムー』シリーズ
 元(げん)のクラスにひっこしてきた夢羽(むう)は、美少女だけどふしぎな女の子。
 とても頭がよくて、どんななぞもすぐに解決!ミステリー入門のようなシリーズです。

④有名作家さんが気になったら 『ステップファザー・ステップ』
 双子の男の子(両親が家出中!)と、どろぼうの一つ屋根の下、へんてこ生活が始まります。
 宮部みゆきさんは大人向けの本を書いていますが、心配はいりません。
 気に入ったら、『ブレイブ・ストーリー』や『ドリームバスター』も読んでみて!

⑤だれにでも悩みはあります 『拝啓パンクスノットデッドさま』
 まず目を引くのが表紙のショッキングピンク。楽しいバンドのお話なのかな、
 と思ったら「パンク」とヘビーな「家庭事情」。
 悩める10代にはとても身近に感じられるのではないでしょうか。
 読んだ後はスッキリしているはず!




 いかがでしたか?おうち時間に本を読みたいと思っている人、図書館が開いたら借りに来たいと思っている人
など、たくさんの人の「読みたい!」につながりますように。(し)



『チャーリー・ボーンは真夜中に』  ジェニー・ニモ/作(933ニ)  徳間書店
『ラブ・レッスンズ』  ジャクリーン・ウィルソン/作(933ウ)  理論社
『IQ探偵ムー』シリーズ  深沢美潮/作(Fフ文庫)  ポプラ社
『ステップファザー・ステップ』(青い鳥文庫)  宮部みゆき/作(Fミ児庫)  講談社
『ブレイブ・ストーリー』  宮部みゆき/作(Fミ児庫)  角川文庫
『ドリームバスター』  宮部みゆき/作(913.6ミヤ成人書庫)  徳間書店
『拝啓パンクスノットデッドさま』  石川宏千花/作(Fイ)  くもん出版

【児童室でおもうこと】子どもとおとな、いっしょに読む

 平成のはじめのころまで、電車に乗るときはキップという小さな紙を買う必要がありました。
そして、そのキップを駅員さんに、はさみでパチンと切ってもらってから駅の中へ入って
電車に乗り、駅を出るときはそのキップを駅員さんに渡します。
ですから、キップをなくすと駅から出られなくなります。『キップをなくして』は、そんな時代の物語です。


 キップをなくした子どもたちは「駅の子」になり、電車に乗って通学する普通の子どもたちを守る仕事につきます。
主人公のイタルもキップをなくして駅から出られなくなり、同じように「駅の子」となった8歳から14歳くらいの
子どもたちとともに、東京駅で生活していくことになりました。
「駅の子」となった子どもたちは家には帰れず、駅員さんと一緒に寝泊まりし、食事をします。
電車は乗り放題。そして仕事さえ終えれば、自由な時間が与えられます。


 いろいろな個性の子どもたちが登場するのですが、ある日、食事をしない小さな女の子“ミンちゃん”が
「わたし、死んだ子なの」と話しました。ここから、この物語は新たな展開を迎えていくことになります。


 著者の池澤夏樹は、理系の大学で物理学を専攻した小説家です。

多分そのために、彼の作品の多くは独特の科学的な視点で描かれています。
人は死んだらどうなるかということについては、あまり科学的ではないかもしれませんが、
作品の中で何人かが語る死後の世界は、自分の家族やペット、身近な人を亡くした人にとっては、
大きな安らぎを与えてくれます。宇宙全体まで範囲を広げる語りに、ぐんぐん引き込まれます。


 この物語の終盤では、「駅の子」が過ごす魅力いっぱいの夏休みの旅も描かれます。
夏が終わった今の時期の小学生や中学生、かつて子どもだった人にとっては、かなり心に響く一冊です。(西)


『キップをなくして』 池澤夏樹/著(Fイ) 角川書店


 

【児童室でおもうこと】育児中のみなさんへ

 この一年半、おうち時間が増え、お子さんへの読み聞かせの時間が増えたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

 育児中には、私も毎晩絵本の読み聞かせをしていましたが、自分自身が
読み聞かせによって救われたと感じたことが何度もありました。

 
 地元を離れ、初めての土地で初めての子育てをしていた私は、早くその土地になじもうと
方言を封印したせいか、ストレスがたまる一方。子どもは、毎日毎日同じ本を持ってきては
「読んで!」という時期。(あるあるですよね。)「またこれか…」と少々嫌気がさしてきた私は、
「それじゃあ、いっそのこと」と、あろうことか文章を全部故郷の方言に換えて読み聞かせしたのです。
 すると、字はまだ読めなくても毎日聞いていてストーリーを覚えている子どもは
「そんなこと、どこにも書いていない!」と言いながらも、私が意気揚々と読むからでしょうか、
大笑い!大喜び!
 二人して笑い転げながら、読み終えたときには心がすっきり解放されていたのを覚えています。

 またある夜は、子どもをしかりつけた後のこと。
 しかられたのに、子どもはいつものルーティンで本を持ってくるのです。
 私は怒った気持ちのままページをめくりました。ところが、そんな波打った気持ちのままでは
ぜんぜん絵本が読めないのです。
 なんとか気を取り直して読み始めると、今度はあっという間に気持ちは本の中へ。
読み終わった頃には、心も子どもとの関係も元通り。本当に、本に助けられたと思いました。


 そんなこんながいろいろあり、子どものためと思っていた読み聞かせが、
実は自分自身のためでもあったのだと、今、つくづく思い返します。

 小さいお子さんがいらっしゃるみなさん!
 お子さんの好きな本でも、ご自身の好きな本でも、図書館で見つけた本でも
(開館まではもうしばらくお待ちを)おうち時間にぜひぜひ絵本を活用してみてくださいね。


 ちなみに当時子どもがはまり、私たち親子を笑わせることとなった絵本は
『しんせつなともだち』です。くりかえしの心やさしいおはなしで、どこにも笑いの要素はありません。
叱った後に読んだ絵本は…『まゆとりゅう』だったような気がします。(ま)

『しんせつなともだち』方軼羣/作(Pムとも) 福音館書店
『まゆとりゅう』富安陽子/作(Pトとも)福音館書店 

【児童室でおもうこと】本の思い出、母に聞いてみた!

 図書館ではたらいている私が本に親しむきっかけを作ってくれたのは、母です。
 『ムギと王さま』(エリナー・ファージョン/作)のさし絵の中で、少女(?)が
  本に囲まれている姿が自分のような気がした、と母からよく聞かされました。
  母がどうしてそんなに本が好きだったのか知りたくて、インタビューしてみました!


Q.1 どうしてそんなに本を読んでいたの?

 一人っ子で、両親がはたらいていたので、一人ですごすことが多く、本が友達でした。
 あまり本を買ってもらえなかったので、小学生の頃から、朝、図書室で借りて、
 下校までに読み終わって、また新しい本を借りて帰っていました。


Q.2 どんな本を特に覚えていますか?

  『岩波少年少女名作全集』という全集で海外の作品にふれて、世界が広がったような気がしました。
 その中では、『シェイクスピア物語』とか『ジェーン・アダムスの生涯』という伝記や
 『ツバメ号の伝書バト』などが心に残っています。『ムギと王さま』もこのシリーズでした。


Q.3 さびしかったり、落ち込んだ時に、心の支えになった本はありますか?

  『あらしの前』『あらしのあと』『銀のスケート』の3作品です。
  『あらしの前』という作品は、オランダを舞台にした家族の物語です。
   あらしとは、第二次世界大戦のことで、ドイツ軍が攻めてくるまでの楽しい家族の日々が書かれています。
 
  続編の『あらしのあと』は、『あらしの前』から6年後、終戦後1年たち、
  戦争がどう人を変えてしまったのかを描いています。つらい毎日を送った
  子どもたちが悲しみを乗り越えようと、とまどいながらも前に進み始めていく物語です。
 『銀のスケート』は、貧しい兄妹が、記憶をなくしたお父さんを助け、はげまし合って生きていくお話です。

 
 どの作品も、ハラハラドキドキするようなぼうけんのお話ではないけれど、
 読むと、なぜか心が落ち着くところがいいと思います。
 つらいことを家族が助け合って、乗り越えていくお話はいいですね。

 
今回、母にインタビューをしてみて、親子で本について語り合うことの楽しさに改めて気づきました。
 みなさんのおうちでもぜひ、家族で話してみてはいかがですか?(か)

 

『岩波少年少女名作全集』(908)岩波書店 1961年~1962年刊
※新しい版で読めます。『シェイクスピア物語』(93)岩波書店
           『ツバメ号の伝書バト上・下』(933ラン)岩波書店
           『ムギと王さま』(933フ)岩波書店


『あらしの前』『あらしのあと』ドラ・ド・ヨング/作(933ヨ)岩波書店
『ハンス・ブリンカー 銀のスケート 上・下巻』メリー・メイプス・ドッジ/作 (93)岩波書店



 

【休校中のみんなへ】読書=想像力

 
 いま、学校の友達と遊べない、楽しみにしていた行事がなくなった、
なぜ自分たちだけこんな目にあうのか、など、さびしさ、不安、不満に
思っている人も多いことと思います。
ここは気分を切りかえて、休校中の間にいろんな本と出会ってみませんか?


 私は、小さいころ、家族がいそがしかったので、読みきかせをしてもらった
おぼえがあまりありません。でも、本を読むのが好きだったので、『ぐるんぱのようちえん』や
『三びきのやぎのがらがらどん』などの絵本を、一人でよく読んでいました。
小学校に入ってからも、多くの時間を図書室の中ですごしました。


 ある時から、特に、戦争や平和について書いてある本に興味がわくようになりました。
きっかけの一つが、小学校3年生の教科書にのっていた『ちいちゃんのかげおくり』です。
「戦争」「死」に初めてふれた作品で、心にとても残っています。


 それからは、『はだしのゲン』や『白い町ヒロシマ』など、戦争中の日本の子どもたちの
様子が書かれている作品のほか、『テレジンの小さな画家たち』などの、第二次世界大戦中の
他の国の子どもたちを書いた作品なども読むようになりました。


 大人になって読んだ本の中では、日本・中国・韓国の絵本作家たちが、国を超え、
交流を重ねながら、平和と戦争について、命について、さまざまな視点からえがいた
「日・中・韓 平和絵本」シリーズが心に残っています。
 おたがいの悪いことばかりを見て争うのではなく、みんなが手を取り合って仲良くして
いくためにはどうしたらいいのか。絵本を通して考えてみてほしいと思います。


9/3の新聞記事に、池上彰さんのこんな言葉が載っていました。「一番大切なのは、想像力」。

本を読むことは、想像力を育てます。本を通して、国や世代に関係なく、おおぜいの人たちが、
悲しみやつらさ、さびしさを乗りこえて生きてきたことを、知り、感じてもらえたらうれしいです。
そして、図書館が再開したとき、すてきな笑顔のみなさんと出会えることを楽しみにしています。(か)
 
『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ/文 堀内誠一/絵(Pホとも) 福音館書店
『三びきのやぎのがらがらどん』 マーシャ・ブラウン/文・絵(Pフ)福音館書店
『ちいちゃんのかげおくり』 あまんきみこ/文 上野紀子/絵(Pウ)あかね書房
『はだしのゲン』 中沢啓治/作(726まんが)汐文社 全10巻
『白い町ヒロシマ』 木村靖子/作(Fキ) 金の星社
『テレジンの小さな画家たち』 野村路子/著(916) 偕成社
『日・中・韓平和絵本』シリーズ 童心社 全10巻

【休校中のみんなへ】図書館で出会った本たち

 図書館でお仕事をしているけれど、実はわたし、子どものころにあまり本を読んでいません。
 そのかわり、図書館ではじめて出会った本がたくさんあります。
 その中で、わたしが好きな本を少し紹介しますね。

 
 まずは絵本をいくつか。
 もっと秋らしくなったら読みたい『わたしのクマさんに』。
 灯台に住み、その光を守り続けるお仕事をしている『灯台守のバーディ』。
 いじめられっ子が自分だけの国を作り、どんどん広がっていく夏休みのおはなし『ウェズレーの国』。
 むかしのアメリカで、西から東まで長い旅をする『走れ!!機関車』。
 どれもちょっと長めの絵本です。じっくりと絵を見て、物語を楽しんでほしいなと思います。


 そして、タイトルは知っているけど読んだことのない、長い物語にもチャレンジするようになりました。
 読むまで知らなかったことがたくさん!
 例えば…『オズの魔法使い』に出てくる小人の名前を知っていますか?
 『ハイジ』が病気になってしまったのはなぜ?
 『赤毛のアン』には続きがあります。シリーズは全部で何冊?
 『はてしない物語』で主人公が読んでいる本はどこにある?
 読んだ人はわかるはず。どれも300ページ以上の長い物語です。
 読み終わるとやりきった感もあるし、ひとつ大人になった気持ちになれますよ。

 
 まだまだわたしには、知らない本、読んだことのない本がたくさんあります。
 図書館には古い本も、新しい本もたくさんあるので、
気になる本はどんどん手にとってみたいです。
 無料で読めるのが、図書館のいいところでもありますからね。
 これからの出会いが楽しみです。
 みんなも大好きな一冊に出会えますように。(い)



『わたしのクマさんに』 デニス・ハシュレイ/文 ジム・ラマルシェ/絵(Pラ) BL出版
『灯台守のバーディ』 デボラ・ホプキンソン/作  キンバリー・バルケン・ルート/絵(Pル)  BL出版
『ウェズレーの国』 ポール・フライシュマン/作  ケビン・ホークス/絵(児庫Pホ)  あすなろ書房
『走れ!!機関車』 ブライアン・フロッカ/作(Pフ) 偕成社 


『オズの魔法使い』 L・F・バウム/作(933ハウ全集名作) 福音館書店
『ハイジ』 J・シュピーリ/作(943スヒ全集名作)  福音館書店
『完訳 赤毛のアン』 L・M・モンゴメリー/作(933モ全集名作)   講談社
   ※全集名作コーナーに、いろいろな訳・出版社のものがあります。

『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/作(943)  岩波書店

【休校中のみんなへ】ファンタジーはおもしろい!

 わたしが小学5年生の時、小学校の図書室で『ローワンと魔法の地図』という本に出会い、
「本っておもしろいんだ!」と感動したことをおぼえています。
(それまで本はほとんど読んだことがありませんでした。)

 それからたくさん図書室で本をかりて、とくに「冒険(ぼうけん)・魔女(まじょ)・妖精(ようせい)・魔法(まほう)」
といったファンタジーがすきでした。
 お気に入りは『七人の魔法使い』『魔女の宅急便』『七つの封印』などで、
外国の物語をよく読んでいました。実は、それは大人になった今もかわりません。
(わたしが「読みたい!」と思うオシャレな表紙や、かっこいいタイトルが多いのかも…?)

  「司書(ししょ)」という言葉を知ったのは、近くの図書館によく通っていた中学生の時です。
(「司書」とは、図書館ではたらくための資格をもった人のことです。)
 そのころから図書館ではたらくことにあこがれて、ラッキーなことに今はこうして司書としてはたらいています。

 図書館に来て一年もしないうちに児童室担当(じどうしつの仕事をする人)となりましたが、
それまで自分のすきな本だけ読んでいたので、むずかしそうな物語や、長いあいだ
愛されてきた物語についてぜんぜん知りませんでした。
 それでも約三年間、毎日たのしく本とふれ合ううちに、本についてたくさんのことをおぼえました。

 『魔法のカクテル』というゆうめいなお話を大人になってから読んで、思ったことがあります。
 それは、『はてしない物語』(とてもぶあつい本!)を小学6年生のわたしはとちゅうで
あきらめたけど、大人になって成長した今のわたしなら投げ出さずに読めるかも、ということです。

 だから、みんなもすきな時にすきな本を読めばいいし、その時読みたい本を
手にとればいいとわたしは思います。児童書は大人が読んでもとてもおもしろいので、
今はむずかしくて読めないと思っても、大人になってからぜひちょうせんしてほしいです。
 
 ちなみに『魔法のカクテル』は、わたしがすきな魔法も魔女もねこも出てくるので自分で買いました。
マウリツィオというまぬけなねこが出てきます。気が向いたら読んでみてください!(し)
 

おすすめのファンタジー
『ローワンと魔法の地図』  エミリー・ロッダ/作(933ロッ) あすなろ書房
『フェアリー・レルム』  エミリー・ロッダ/作(933ロ) 童心社                                   
『七つの封印』  カイ・マイヤー/作(943) ポプラ社
『魔女の宅急便』  角野栄子/作(Fカ) 福音館書店
『七人の魔法使い』  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(933ショ) 徳間書店
『ルナ・チャイルド』  ムーニー・ウィッチャー/作(973) 岩崎書店
『魔法のカクテル』  ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『はてしない物語』  ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『エルシーと魔法の一週間』  ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社

【休校中のみんなへ】いつだって本は友だち

 子どものころは、家族と学校、同じような年の友だちだけの、
とてもこじんまりとした生活でした。
毎日友だちと、笑ったりけんかをしたり。伝えたいことがあれば、
走って会いに行くという、とてもリアルな毎日でした。

 幼稚園だったか小学校だったか、出会ったのが「小公女」の絵本。
見たこともない家具、きれいなドレス、おいしそうな食事。
こんな世界があるのかとおどろき、今でもその色がうかびます。
話の中に出てくるインドなんて、テレビで見たカレーライスの
コマーシャルに出てくる国ということしか知りませんでした。

 小学生になり、月2冊ずつ買ってもらった「少年少女世界文学全集」で
特に好きだったのは、森のおたずね者「ロビンフッドの冒険」や、
ありえない世界にまよいこむ「不思議の国のアリス」などのイギリスの話や
アメリカの四姉妹「若草物語」。
「赤毛のアン」や「トムソーヤの冒険」では、孤児院(こじいん)や奴隷制度(どれいせいど)
など、楽しいだけでなく悲しいことがあることも知りました。
学校でくりかえし読んだ「やかまし村の子どもたち」など、
想像もつかなかったスウェーデンの生活。
本はいつも家で待ってくれている大切な友だちでした。

  知らない国々、さまざまな世界があることを教えてくれた数々の本、
その本を教えてくれた人たち、ありがとう。
次は私が楽しさを伝える番、というのがこの仕事を選んだきっかけでしょうか。

 きのう、子どものときに読んだ『小公女』の絵本らしいものを見つけました。
おぼえていたままの絵で、とてもうれしくなりました。
 
 「名作」といわれ読みつがれてきた物語は、きっと古今東西(ここんとうざい)の
いろいろな世界につれていってくれます。
また、外国のお話は、小さな人でもかんたんに読めるものや、
きちんと翻訳(ほんやく)されたものなど、いろいろあります。

 おもしろいものは、あふれています。
あなたが読んでいる本からも、いろいろな世界が広がりますように。(の)



『小公女』バーネット/原作 横山美智子/文 高畠華宵/絵
                ※図書館にはありません
『小公女』バーネット/作 (933ハ全集名作)
『ロビンフッドのゆかいな冒険』ハワード・パイル/作 (933ハ全集名作)
『ふしぎの国のアリス』ルイス・キャロル/作 (933キャ全集名作)
『赤毛のアン』L.Mモンゴメリ/作 (933モ全集名作)
『トムソーヤの冒険』マーク・トウェイン/作 (933ト全集名作)
                ※児童室の全集名作コーナーでみてください
『やかまし村の子どもたち』リンドグレーン/作 (949) 岩波書店

【休校中のみんなへ】 お気に入りの本はどんな本?

 続きの本が読みたかったのに…。
 新しく読む本を探そうとしていたのに…。

 急に図書館が休館になり、残念に思っている人も多いと思います。こんなときは、
おうちにある本をもう一度読み直してみるのはいががでしょう?

 私は小学生のころ、気に入った本を何度も繰り返し読んで楽しんでいました。なかでも
『大どろぼうホッツェンプロッツ』は大のお気に入りでした。

 世にも恐ろしい大どろぼうと、大どろぼうをつかまえようとふんとうするゼッペルと
カスパールの勇気ある二人の男の子、そしてちょっと間の抜けたおまわりさんとの
やりとりがとにかく面白く、毎回笑いながら、とても楽しい気持ちになって読んで
いたのを覚えています。

 魔法使いに命じられ、そんなに!という量のじゃがいもの皮をひたすらむかなけれ
ならないシーンでは、この本はドイツのお話だからなのかな?など、自分のふだんの
生活とのちがいにも、面白さを感じたのを覚えています。(どんな量かは、読んで
みてくださいね。)

 今でも図書館でよく借りられていて、ああ、読んでくれている子どもたちがいる、と、
とてもうれしく思っています。

 他にも、『ふらいぱんじいさん』や『もりのへなそうる』、高学年に、なってから
『大草原の小さな家』シリーズなど、振り返ると、楽しい本との思い出が次々と出てきます。
そんな楽しい読書体験が、今のこの仕事につながっているのかもしれませんね。

 さて、私の話はさておき、みなさんも小さかったころによく読んだ本だったり、お気に
入りの本があれば、あらためて読んでみてください。楽しい気持ちを思い出したり、
もしかしたら前と違った感想を持つかもしれませんし、これまで気付かなかった新しい
発見があるかもしれませんよ。

 図書館が開館したら、また、本との出会いを求めて図書館に来てくれるのを楽しみに
待っています。(ま)


『大どろぼうホッツェンプロッツ』プロイスラー/作(943フロ19)  偕成社
『ふらいぱんじいさん』神沢利子(Fカ) あかね書房
『もりのへなそうる』わたなべしげお(Fワ) 福音館書店
『大きな森の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー/作(933ワイ) 福音館書店

【休校中のみんなへ】 あなたは司書になる?

 タブレットの授業はどうですか?このページはタブレットから見ることができるのかな?
 
 わたしたちはいま、毎日たくさん返ってくる本の片付けや修理、あちこちの部署との調整に追われています。
開館したとき、みなさんに気持ちよく使ってもらえるように、できる限りの準備をしているところです。

 さて、この休校中、私が小学生や中学生だったらどう過ごしただろう?と考えてみました。やっぱり、本を
読んだかなあ(マンガもふくめて)・・・

 わたしは小学生のころ、学校の図書室や、地区市民センターの図書室で、いつも本をかりていました。
市民センターの図書室は、学校にないようなおもしろい本がたくさんあって大好きでした。(おとなになってから、
子どもの本屋メリーゴーランドの増田さんが本屋を始めたばかりのときに選んだ本だと聞きました!)

 また、四年生のころ、なぜかおばがくれた、アーサー・ランサムの『オオバンクラブの無法者』にハマり、
お年玉をもらうとメリーゴーランドに行って『アーサー・ランサム全集』を買い、自分で全12巻をそろえました。
 中学生の時はそんなに読んでなかったと思うのですが、横溝正史やコナン・ドイル、コバルト文庫の新井素子
(トシがばれる)を読んでいたかな・・・
 翻訳のものも日本のものも、ミステリーもファンタジーも児童文学も好きでした。

 わたしは、この図書館に来てからかなり長い年月が過ぎました。そのながーい経験から、図書館の司書として
必要なのは、本への愛、体力、聞く力、伝える力、の四つだと考えています。

 本をたくさん読んでいなくても、本への愛だけは欠かせません。
 本は重いし、立っている時間が長いので、体力腕力も重要です。
 そして、本を求めている人の話をよく聞き、必要なことを聞き出し、それについてわかりやすように伝えることが
できなければいけません。
 本が好き、だけでよいというわけには、いかないのですね。

 もし、図書館の司書っていいなあ、と思ってるのであれば、お客さんがたくさん来る仕事でアルバイトなどを
経験しておくと、役に立つと思います。
 ただし、残念ながら現在は、非正規の司書がほとんどです(すべてではありませんが)。そこも考えてくださいね。
 わたしはすべてひっくるめて、司書をやれていてよかったなあ、と思っています!(ち)

『アーサー・ランサム全集』全12巻 岩波書店 (児童 933ラ)
『ランサム・サーガ・シリーズ』岩波少年文庫
  ※岩波少年文庫版は、『オオバンクラブの無法者』が『オオバンクラブ物語』と改題
『シャーロック・ホームズ全集』コナン・ドイル/作(児童 933ト 全集名作)
『横溝正史自選集』(成人 918.68 ヨコ) 
『星へ行く船』新井素子/作 集英社コバルト文庫版(Fア 児童書庫)
              出版芸術社 改訂版(成人 913.6 アラ)

あたらしくはいった本(令和3年9月UP)

思うように出かけれない日が続いていますが、
本の中では、自由にどこにでも行けますよ!
冒険の世界も、笑いの世界も、知識の世界も!
本の中でいろいろな世界をのぞいてみてくださいね。


★えほん★


『おはよう!げんき?』
 村上勉/作(Pム) 講談社
 あさ、ありがどんどんのぼるみどりのみち。いろいろないきものにであって、
 たどりついたのは・・・!いっぱいにひろがった絵にわくわく。


『お月さんのシャーベット』
  ペク・ヒナ/作(Pへ) ブロンズ新社
 あんまりあつくてとけだしたお月さん。おばあちゃんがシャーベットをつくってみんなにわけると、
 みんなつめたくてあまーいゆめをみた。お月さんのたのしいはなし。


『ちょとつ』
 立川治樹/文 くすはら順子/絵(Pク) 絵本塾出版
 ぼくイノシシ。まっすぐしかはしらへんで。
 かんにんやで。はたけも、よそのいえのなかも、しんごうがあかのどうろも。
 でもこんなときは・・・。
 がんがんはしるイノシシに、おもわずわらってしまう。


『ぱったんして』
 松田奈那子/作(Pマ) KADOKAWA
 あかいてんとあかいまる ぱったんすると りんご!
 かみをおって、えのぐをだして、ぱったん。
 色あそびがどんどんうかぶ、楽しいえほん。


『ねえさんの青いヒジャブ』
 イブティハージ・ムハンマド&S・K・アリ/文 ハテム・アリ/絵(Pア) BL出版
 イスラム教の女性が、髪をおおうためにつけるヒジャブ。それを初めてつけて学校へ行った日。
 ねえさんはどんな気持ち?ママのセリフも胸を打ちます。


『かみなのに』
 たにうちつねお/作(Pタ) 大日本図書
 紙の楽しさは無限大!はねて、のびて、こわい!…かみなのに?
 ぜひいっしょに遊んでみてください。


『カラフルなひとりごと』 
 種村有希子/作(Pタ) ほるぷ出版
 こころのなかでおしゃべりしたことあるよね?あのこもこのこもおしゃべりしているよ。
 どんなおしゃべりかきいてみない?


『うちゅうひゃっかてん』
 黒岩まゆ/作(Pク) 小学館
 ちいさなほしをまるまるかいぞうした「うちゅうひゃっかてん」には、いろいろなほしから
 おきゃくさんがやってきます。おや、なんだかおかしなおきゃくさんがやってきましたよ。


『アレッポのキャットマン』
 アイリーン・レイサム、カリーム・シャムシ・パシャ/文 清水裕子/絵(Pシ) あかね書房
 シリアにあるアレッポという街が戦争によってこわされ、多くのねこたちが取り残されました。
 しかしそのねこたちを助ける活動が世界中に広まり、支援によってねこのみならず街を救うこととなりました。
 世界中の人々を動かした一人の故郷を思う心に胸が打たれます。


『ついてくる』
 小川育/作(Pオ) 教育画劇
 くらい道をあるいているとだれかがあとをついてくるような…。
 うしろが気になってドキドキしちゃう。そして、あっ!とおどろくラストです。大人もぜひ。


『ばけねこ』
 杉山亮/文 アン マサコ/絵(Pア) ポプラ社
 あるひ、ねこのタマがいなくなってしまいました。おんなのこは、タマをさがしに
 こわいうわさがあるねこみみやまにむかいましたが…。
 ちょっぴりぶきみでふしぎなおはなしです。


『おおきなかべがあったとさ』
 サトシン/文 広瀬克也/絵(Pヒ) 文溪堂
 めのまえにのぼれないくらいたかいかべがあったらどうする?
 はしごをかけたり、よじのぼったりできるね。
 でも、もっとたかいかべがあったら…。なかまといっしょならのりこえられるかも!


『アリィはおとどけやさん』
 大久保雨咲/文 吉田尚令/絵(Pヨ) ひさかたチャイルド 
 アリのアリィのお仕事は、おとどけやさん。
 「アリィにおまかせ!」って、きっちりはこんでくれるんです。
 そんなアリィが、ともだちのイモムーのためにしたことは、何かな?


『とうもろこしぬぐぞう』
 はらしままみ/作(Pハ) ポプラ社
 夏にとうもろこしは食べたかな?かわはついてた?
 けっこうたいへんなかわむき、ぬぐぞうはじぶんでがしがしぬいでいきます!
 かわをむくだけなんだけど、すごくすっきりした気分になります。


『学校が大好き アクバルくん』
 長倉洋海/作(Pナ) アリス館
 この顔!表紙を見ただけで読みたくなる!
 写真家の作者も、教室に入ったとたん、アクバル君に目が行ったそう。
 アフガニスタンの子どもたちがずっと、こんな顔でいられる世界になってほしいと
 心からいのります。


『子どもの本で平和をつくる』
 キャシー・スティンソン/文 マリー・ラフランス/絵(Pラ) 小学館 
 戦争で傷ついた子どもの笑顔を取り戻したのは、あちこちの国から贈られた本でした。
 本でつながることが、平和につながる。イエラ・レップマンの思いは今に続いています。


『真夜中のちいさなようせい』 
 シンソンミ/作(Pシ) ポプラ社
 ある日、熱を出してしまった男の子が出会った、ちいさなようせいたち。
 実は、ママがこどもだったころ、おともだちだったことがわかり・・・。
 ちいさかったころのママと男の子の心の交流を描く、美しくあたたかな物語。
 チマチョゴリの女の子のイラストが絵画のように美しく描かれていて、大人も楽しめる絵本。


『すいめん』
 高久至/作(Pタ) アリス館
 上から見る。下から見る。真ん中で見る。魚が見る。人が見る。
 それぞれで景色を変える、水面。美しくはかない写真集です。


★赤ちゃんえほん★


『びりびり』
 中新井純子/作(Pナ) 童心社
 びりびり びりり。いろがみをやぶってみると、いろいろなものにへんしん。
 さあ、いっしょに!あっ、ほんはやぶらないでね。


★よみもの★


『トムと3時の小人』
 たかどのほうこ/作(Fタ) ポプラ社
 お母さんと入った古道具屋さんで見つけた本。
 どうしても気になって図書館でさがして読んだつとむ。
 ところが続きがなくて・・・。
 3時にあらわれる小人とトムの楽しいおはなし。 中学年から


『ランペシカ』
 菅野雪虫/作(Fス) 講談社
 師匠のチポロについて弓の修行をするランペシカは、つらい記憶を忘れることができない。
 そんな時ふたたびあらわれたヤイレスーホ。村の平和は守られるのか。
 アイヌファンタジーの完結編。 10代から 


『すみれちゃんとようかいばあちゃん』
 最上一平/作(Fモ) 新日本出版社
 すみれちゃんがとまりにきたのは、山の中のようかいばあちゃんの家。
 きつねや、てんぐさまのともだちというばあちゃん。こんな家にとまってみたいな。
 低学年から


『正吉とヤギ』 
 塩野米松/作(Fシ) 福音館書店
 おじいがつれてきた小さな子ヤギ。
 自分の友だちやまるで子どものように、よろこんで世話をはじめた正吉でしたが、
 せんそうがすぐそばまでやってきていたのです。 中学年から


『あしたもオカピ』
 斉藤倫/作(Fサ) 偕成社 
 ふしぎなよつば月の日は、どうぶつたちのねがいごとがかなう日。
 どうぶつえんにいるオカピやぞうたち、どんなことをおねがいをしたのかな。
 低学年から


『ボーダレス・ケアラー』
 山本悦子/作(Fヤ) 理論社
 夏休みの間だけ、認知症のおばあちゃんの面倒をみることになった海斗。
 もういなくなった犬との散歩を始めたら不思議なことが…。
 ヤングケアラーが話題になる中、茶化すような物語はどうかなと迷いましたが、
 読み始めたら止まりませんでした。 10代から


『世界とキレル』
 佐藤まどか/作(Fサ) あすなろ書房
 山奥のサマースクールに3週間。食べるものはオーガニックなものだけ。
 デジタル・デトックスのためスマホは没収。
 そんなのありえない!スマホもない、お菓子も食べられない、
 ないないづくしの場所から飛び出した舞は…。 10代から


『イナバさんと雨ふりの町』
 野見山響子/作(Fノ) 理論社
 ちょっとうっかりなイナバさん(白うさぎで、はたらくおとな)。
 今回も、場所も時間も飛び越えたトラブルにまきこまれます。ゆるっと楽しい一冊。
 中学年から


『パラゴンとレインボーマシン』
 ジラ・ベゼル/作(933ヘセ) 小学館
 色の見えないオーデン、新しい小学校の友だちヴィヴィ、不思議なロボット…?パラゴン。
 おじさんの死と、パラゴンの役割。僕たちが求めているのは一つだけ。
 本当のことを知りたい!近未来の冒険譚。 10代から


『りぼんちゃん』
 村上雅郁/作(Fム) フレーベル館
 転校生の大きなりぼんをつけた女の子、理緒と出会った朱里。
 ある出来事をきっかけに彼女の心の闇や痛みを知ってしまう。
 友達を守るためにはどうしたらいいのか?
 だれにでも起こりうる、人生にふりかかる「わざわい」というオオカミとたたかうために
 朱里や理緒が出した答えとは・・・? 10代から


『チョコレートのおみやげ』
 岡田淳/作(Fオ) BL出版
 神戸にある異人館、風見鶏、そしてチョコレートから始まる不思議なおはなし。
 チョコレートは時間がとけていくみたい。ゆっくり想像しながら読んでみて。
 10代から
 

★ちしきの本★


『ににんがし!』
 吉田戦車/作(410) 学研プラス
 九九をおぼえる前によむと、いい?
 虫たちが個性的すぎて、そちらのほうが気になってしまうかもしれませんけどね!


『チバニアン誕生』
 岡田誠/著(456) ポプラ社
 方位磁石が北を指すのは、N極が北にあるから。実は、大昔にひっくり返ったことがあったらしい。
 それがわかる場所が千葉県。いったい何が起こった?どうしてわかる?世界的な発見に注目!


『水族館 いきものとひとのいちにち』
 ほりかわあやこ/作(480)  福音館書店
 まちの水族館のいちにちと、はたらく人のようすがよくわかります。
 イラストなので、すっきり見やすく、小さい人にもおすすめ!
 くすっと笑えるうらばなしもあちこちにかかれています。


『なぜからはじまる体の科学』
 (491) 保育社
 「聞く・話す」「見る」「食べる・出す」の3冊。
 「見る」であれば、目のしくみだけでなく、目の病気や検査の機械、見えにくい、見えない人のことや、
 それを助けるための道具や仕組みについても詳しく書かれていることがすばらしい。


『くさい!』
 クライヴ・ギフォード/作(491) 河出書房新社
 くさいにはわけがある!身を守るため?きずなのため?新しい未来のための発見も!
 最強くさいから新しい技術まで、においパワー炸裂の一冊。


『たいせつなぎゅうにゅう』
 キッチンミノル/著(645) 白泉社
 わたしたちがいつも飲んでいる牛乳は、どうやって作られるのかな?
 「ぎゅうにゅうができるまで」をダイナミックな写真とあたたかいまなざしで伝えます。


『食べ物の「なぜ」を探ろう!キッチン実験室』
 (596) オレンジページ
 身近な食べ物の「なぜ?」を実際に作って、さまざまな変化のふしぎにせまってみよう。


『学研の図鑑LIVEpetit もふもふ動物の赤ちゃん』
 (480) 学研プラス
 もふもふでかわいい動物の赤ちゃんがいーっぱい!
 ぬいぐるみみたいなすがたにキュンキュンしまくりです。
 ハムスターやハリネズミなどのちいさな動物たちがすきな人には
 『ミニミニ動物』もおすすめです。


『なぜなのママ?』『なぜなのパパ?』
 きたざわきょうこ/作 やなせたかし/絵(367) 復刊ドットコム
 あかちゃんはどこから?の最初の一冊にこの本を。
 子どもの見慣れたやなせたかしさんの絵で、文も長すぎずわかりやすくすばらしい。
 1972年に出版されたものの復刊です。でも、いまの本よりうんとすてき。


『命の境界線』
 今西乃子/著(489) 合同出版
 奈良県では神様の使いとして大切にされ、あるところでは害獣として駆除される鹿。
 同じ生き物でも対応は違う。ペットと野生動物もそう。その境界線は?
 読んで考える、読書感想文にもいいかもしれません。

あたらしくはいった本(令和3年5月up)

5月になりましたね。
まださむい日があったり、思ったよりあつい日もあったりして、
ちょっとつかれる時もありますよね。
ゆっくり本をよんで、ひといきしてくださいね。



★えほん★


『ひばりに』
 内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵(Pウ) アリス館

 「ひばりにはなそう ちいさなちいさなかぜのことを」はげます気持ちをすなおに
 ことばにした詩。読めば読むほど、心にぐっとくる絵本です。


『ぱくぱくはんぶん』
 渡辺鉄太/さく 南伸坊/え(Pミ) 福音館書店

 「ケーキははんぶんのこしといてね」そういってでかけたおばあさん。
 そのことばとおりにおじいさんははんぶんたべましたが…。


『海とそらがであうばしょ』
 テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人

 フィンは、海とそらがであうばしょをさがすために、ふねをつくってたびにでます。
 どんなたびになるでしょうか。じっくり絵をながめたいえほんです。


『気のいいバルテクとアヒルのはなし』
 クリスティーナ・トゥルスカ/作・絵(Pト) 徳間書店

 いつもかわいがっているアヒルのききに、バルテクはかえるの王さまからさずかった力で
 たすけますが…。バルテクとアヒルのゆうじょうのものがたりです。


『111本の木』
 リナ・シン/作 マリアンヌ・フェラー/絵(Pフ) 光村教育図書

 女の子が生まれたおいわいに、111本の木をうえる村があります。
 それは、男の子も女の子も同じように生まれたことをよろこぶためであり、
 村のしぜんをとりもどすためでもあります。ジェンダーについてかんがえる、
 本当にあったおはなしです。


『ちこくのりゆう』
 森くま堂/作 北村裕花/絵(Pキ) 童心社

 あさおきたら、とうちゃんとかあちゃんがカブトムシに!?えらいこっちゃ!
 あわてるマサシですが、それだけではおわらないのです。
 まさかまさかのれんぞくにおもわずわらっちゃうおはなしです。


『めぐりめぐる』
 ジーニー・ベイカ/作(Pへ) ポリフォニープレス

 そらたかく、ひるもよるもやすまずに、ときにはちきゅうのはんたいがわまでとびつづけるわ たり鳥。
 おおむかしからいききしていた、しるしのないみちをたどります。
 いったいどんなけしきをみているのでしょう。
 コラージュの絵をみながらそうぞうがどんどんふくらみます。


『おじいちゃんのたびじたく』
 ソヨン/作・絵(Pソ) 小峰書店

 ある日、おじいちゃんのもとに、おきゃくさまがやってきました。
 おじいちゃんはおおよろこびで、たびのしたくをはじめます。
 だれにでもおとずれる、「旅立ち」を、あたたかく、やさしいまなざしで、
 描いた韓国の絵本。顔のシートパックやちゃぶ台、紙のお金につつまれた小銭、
 旅にはかかせない、たくさんのゆでたまごなど、韓国ならではの文化がよくわかる、
 イラストにも注目です。


『すきなことにがてなこと』
 新井洋行/作 嶽まいこ/絵(Pタ) くもん出版

 あなたのすきなことはなんですか?スポーツ?音楽?それともべんきょうかな?
 すきなことがあればにがてなこともあるよね。それぞれのとくいなことを生かして、
 たすけあって、ささえていく、そんなせかいってすてきだね。

『このまちのどこかに』
 シドニー・スミス/作(Pス) 評論社

  ゆくえふめいのねこを探して、小さな子がひとり。
 こごえるような寒さの日、 大都会をどんな気持ちで歩いているのでしょうか。
 ふぶきのなか、やっとたどりついた家で、「きみは、きっとだいじょうぶ」と、
  いのるような気持ちでむかえてくれた、家族のあたたかで、
  つつみこむようなメッセージが心にひびきます。


『アパートのひとたち』
 エイナット・ツァルファティ/作(Pツ) 光村教育図書

 アパートにすんでいる女の子。それぞれの階のドアを見て、
 どんな人たちがすんでいるのか、想像しています。どろぼう一家にサーカス団、
 吸血鬼など、女の子と一緒に、どんどん広がっていく、空想の世界を楽しんでみてください。


『みち』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) ひさかたチャイルド

 はるちゃんがかいたみち、どんどんのびていきます。ぱんやさんにじゅーすやさん。
 むこうにはかわ。はるちゃんはわたれるかな?おはなしがどんどんふくらむえほんです。


『かなしみのぼうけん』
 近藤薫美子/作(Pコ) ポプラ社

 ひとつのいのちがおわり、かなしみをかかえて、さんりんしゃではしるこども。
 はしってはしって、やっとわかれをうけいれたあとやってきたのは・・・。
 わかれのあとには、つぎのであいもやってくるね。


『ちがうかな?ヘンかな?』
 楊思帆/文・絵(Pヤ) 樹立社

 めがね、ズボン、くつ…なんかヘンだよ?おかしいよ?
 あれあれ、ぴったりのいきものがやってきたよ。つぎは、だれかな?
 明るい色も楽しい絵本。


『まちがいなんてないよ』
 コリーナ・ルウケン/絵と文(Pル) 新評論

 絵をかいていたら、片方の目が大きくなりすぎちゃった。次は、インクのシミ!
 まちがいだらけの絵になっちゃった…?いやいや、だいじょうぶ。
 想像力をはたらかせれば、どんどん変わっていくよ。まちがいなんてないよ。


『ちっちゃな生きものたち』
 スージー・ウィリアムズ/作 ハンナ・トルソン/絵(Pト) 化学同人

 虫のこと知りたいけど、本物の写真は苦手。そんなあなたにおすすめです。
 アリ、ムカデとヤスデ、カタツムリ、ミミズの4冊があります。
 ちょっとのぞき見してみませんか?


『うろおぼえ一家のおかいもの』
 出口かずみ/作(Pテ) 福音館書店

 みんなで、おでかけ。おかあさんは、おうちでご用事。たのまれたものは何だっけ?
 みんなであれこれ話しても、うろおぼえ…。だれにきいても、合っているような、
 何だかちがうような…?


『うみがめのおじいさん』
 いとうひろし/作(Pイ) 講談社

 なみにゆられて、うつらうつら。思い出にただよう、おじいさん。
 時間も、場所も、自分のことも、うみといっしょになって、
 うつらうつら。ゆられています。


『どろぼうねこのおやぶん』
 小松甲尚/ぶん かのうかりん/え(Pカ) 文芸社

 さかなやさんとなじみの、どろぼうねこのおやぶんさん。ある日のてんきよほうは、
 はれのちサンマまたはサバ。こまったさかなやさんのために、おやぶんさんは…?
 猫好きのあなた!この絵、好きじゃないですか?


『おばあちゃんのたからもの』
 シモーナ・チラオロ/作(Pチ) 光村教育図書

 おばあちゃんの顔のしわは、ぜんぶがすてきなたからもの。
 子どものころの朝。少女のころの海辺のピクニック。
 おじいちゃんにはじめてあった日…。きょうは、すてきなおばあちゃんのたんじょう日。


『ありがとう』
 谷川俊太郎/詩 えがしらみちこ/絵(Pエ) 講談社

 卒業式の日。親に、世界に、わたし自身に、「ありがとう」と言ってみる。
 わたしがこの世界に存在する意味をかみしめる。
 谷川俊太郎の詩にひたる絵本。


★赤ちゃんえほん★


『ちゃーぷちゃぷあひるちゃん』
 渡辺朋/文 村上康成/絵(Pム) 文響社

 あひるちゃんがちゃぷちゃぷすすみながら、どこかをめざしています。
 あひるちゃんといっしょにぼうけんしてみよう。


★よみもの★


『わたしの気になるあの子』
 朝比奈蓉子/作(Fア) ポプラ社

 瑠美奈のクラスメイトが、とつぜん坊主頭にして学校に来た。
 クラスのみんなは「女の子が坊主頭なんておかしい」と言うけれど…。  10代から。


『わたしのあのこ あのこのわたし』
 岩瀬成子/作(Fイ) PHP研究所

 友だちになりたいと手紙を書いたものの、あることがきっかけでいじわるな気持ちが
 ふくらんでいくアキ。怒っているんだろうなと手紙の返事を渡せないモッチ。
 二人の女の子の物語。  高学年から


『ゆかいなことばつたえあいましょうがっこう』
 宮下すずか/作(Fミ) くもん出版

 コアラのモモちゃんがけがをしたらしい。たいへん!はなしをきいたリスのケイちゃんは、
 ワカちゃんにつたえ、ワカちゃんはミウちゃんにつたえ・・・。
 さいごにつたわったはなしに、みんなびっくり!でんごん、むずかしいね。  低学年から


『ぼくはおじいちゃんと戦争した』
 ロバート・K・スミス/著(933スミ) あすなろ書房

 大好きなおじいちゃんが一緒に暮らすことになった!えっ、ぼくの部屋に住むの?
 ぼくは3階の暗い怖い場所に行けって!?勝手に決めるなんて許せない。戦争だ!
 不公平を正すために、おじいちゃんと戦争を始めたピーター。
 でも友だちはひどいことを言うし、どんどんエスカレートして終わらない。
 どうしたらいいの?戦争に勝てばいい?我慢する?あきらめる?
 ラストにほっとする物語。  高学年から


『ぐうたらとけちとぷー』
 加瀬健太郎/作(Fカ) 偕成社

 ぐうたらの「めんどう くさのすけ」、ケチの「せこいや ジャクソン」、
 おならばっかりの「へ こいたろう」。
 「なかよしの三人のおはなし。めっちゃわらえる。  低学年から


『バンビ 森に生きる』
 フェーリクス・ザルテン/作(943) 福音館書店

 本当のバンビの物語は、オーストリアの美しくもきびしい自然の中で、
 死と隣り合わせで生きることを描いたリアルな物語です。
 岩波の上田真而子訳か、酒寄進一訳のこの福音館版で読んでみてください。  10代から


『ヤーガの走る家』
 ソフィー・アンダーソン/作(933アン) 小学館

 死んだ人たちをおくる「門の番人」の手伝いをしながら暮らすマリンカ。
 足が生えた家は、急に動き出して、どこへ行くかわからない。そんな生活を
 ぬけだすために考えた方法は…?ただのファンタジーでない現実的な展開に、
 ページをめくる手が止まりませんでした。  10代から



★ちしきの本★ 



『アーノルド・ローベルの全仕事  がまくんとかえるくんができるまで』
 (726研究) ブルーシープ

 絵本作家アーノルド・ローベルを知っていますか?名前にピンとこなくても、
 かえるくんが親友のがまくんにおてがみを送る「おてがみ」というお話を、
 国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
 『ふたりはともだち』からはじまる「がまくんとかえるくん」全4冊のシリーズは、
 今も世界中で愛されているロングセラーです。現存する貴重な原画やスケッチなどの
 図版や解説、家族のインタビューによるアーノルド・ローベルの知られざる素顔や、
 訳者である三木卓さんの解説なども収録された、決定版の一冊です。


『モノのなまえ事典 まだある!!アレにもコレにも!』
 (031) ポプラ社

 食パンの耳の正式名称、福引でガラガラまわすアレ、ラムネのびんのくびれてるアレ、
 などなど。よく見るけど、本当の名前を知らないモノってまだまだあるよね。
 きみはどれだけ知っているかな?みんなにクイズを出してじまんしちゃおう。
 もっと知りたい人には、『モノのなまえ事典』もあるよ。ぜひ、よんでみてね。


『真実を発見!科学捜査』
 岩澤不二雄/監修(317) 誠文堂新光社

 事件解決のために行われている捜査の裏側がわかります。
 現場検証、遺体鑑定、DNA検査、薬物検査…。
 事件後に使われたハンコや筆跡鑑定…。
 科学捜査研究所がどんなことをしているのか、大人も気になる内容です。


『なんで洞窟に壁画を描いたの?』
 五十嵐ジャンヌ/著(702) 新泉社

 博物館でラスコー洞窟の壁画を見たリノ。不思議に思ったことをメモして、
 おじいちゃんと一緒に謎解き。美術の始まりを探る、小説のような本です。
 博物館が好きな人、考古学が気になる人におすすめ。


『絵で見て学べる!お金ってなんだろう?』
 (591) インプレス

 なんのためにお金があるの?お金を貯めるといいことがある?
 自分のお金を持つ前に、親子で読むといいかも。


『虫かごなしでかんたん!ペットボトルで育てよう』
 (486) 汐文社

 アゲハチョウもカブトムシも、虫かごなしで育てられる!
 ペットボトルで虫かごを作って育ててみよう。
 シリーズで「野菜・花」「水のいきもの」もありますよ。


『つくって役立つ!防災工作』
 (369) 学研

 ペットボトルでシャワー。新聞紙でスリッパ。牛乳パックで掃除道具。段ボールでパーテーション。
 遊びでも役立ちそうなので、いちどやってみるといいですよ。


『おしえて!くもくん』
 サトウミユキ/制作(367) 東山書房

 副題は『プライベートゾーンってなあに?』。
 小さい子どもにも分かりやすいよう、絵本形式で書かれています。
 男女関係なく、性被害の加害者にも被害者にもならないために、家族で読んでください。


『いきものづくしものづくし』
 (とても大きい本コーナー) 福音館書店

 大きな本1ページごとに、いろんな「もの」がぎっしりかかれています。
 1巻は、くだもの、つの、くつ、むかしのてつどう など。
 それぞれ一流の画家がかいていて、さすが福音館!
 12巻出る予定で、いま、2巻まであります。


『はじめてでもカンタン!手づくり布マスク』
 (594) 理論社

 使い捨てのマスクも手に入れやすくなったけれど、これからの季節、
 肌にやさしい布マスクも使いたいですね。
 なんと、縫わないマスクの作り方も!さあ、チャレンジしよう!

『パラリンピックは世界をかえる』
 ローリー・アレクサンダー/作(780) 福音館書店

 今では、パラリンピックは広く知られていますが、なぜつくられたか知っていますか?
 パラリンピックをつくったルートヴィヒ・グットマンの物語。

あたらしくはいった本(令和3年3月up)

あたたかくなってきましたね。
つくしもでてきて、はなもさきはじめました。
としょかんでは、たのしいはるの本をよういして、
みなさんをまっています



★えほん★



『氷上カーニバル』
  あべ弘士/作 (Pア) のら書店

  そのよる、いっせいに花火がうちあがる。
  おんがくがながれると、ひともどうぶつもいっせいに氷の上をすべりはじめる。
  カーニバルのはじまりだ!
  北海道であった、春をむかえるおまつりのおはなし。

『みたら みられた』
  たけがみたえ/作 (Pタ) アリス館

  やねのうえのねこ、くさむらのかまきり、ぼくじょうのうし。
  みたら、みられてた!ほら、みて。すいこまれそうなおおきな「め」。

『かける』
  はらぺこめがね/作 (Pハ) 佼成出版社

  かけます かけます。ケチャップ、おしょうゆ、シロップ、ふりかけ。
  かけるとおいしいものがいっぱい。
  かけるとたのしい。かけるはまほうだね。

『おさるちゃんのおしごと』
  樋勝朋巳/作 (Pヒ) 小学館

  せっこついんではたらいているおさるちゃん。
  きょうはペロちゃんといっしょに、みんながまつやまへ。
  マッサージのあとはみんなでランチをたべたり、おんせんにはいったり。
  さよならのときはなみだがでたけれどね。
  おさるちゃんのながいいちにちのおはなし。

『ながいながいねこのおかあさん』
  キューライス/文 ヒグチユウコ/絵 (Pヒ) 白泉社

  ページをめくってちょっとびっくり。
  ねこのおかあさんがとってもながい!
  こねこが、かぜにふきとばされて大ピンチだけど、
  だいじょうぶかな?

『キス・スキ』 
  越野民雄/作 高畠純/絵(Pタ)講談社

   ページをめくると、とにかくキス・キス・キス!
  キスがいっぱい!
  動物たちと絵本の中で、たくさんスキンシップしちゃおう。

『このかみなあに トイレットペーパーのはなし』
  谷内つねお/作 (Pタとも) 福音館書店 

  本も横長。のばしたり、ひねったり、ひたしたり・・・
  毎日おせわになっているかみの、おもしろ写真えほん。

『こたつ』
  麻生知子/作 (Pア) 福音館 

  家にこたつはありますか?こたつはすばらしいです。
  さいしょからさいごまで、こたつを上からみおろしで
  観察した、かぞくのえほんです。

『ニマとおにばば』
  ピエール・ベルトラン/文 チェン・ジャンホン/絵 (Pチ) 徳間書店
 
  ネパールに何度も足を運んだフランスの人が文を書き、
  中国生まれでパリに住む絵本作家が絵を描き、
  どこの国の子どもたちも楽しめる昔話ふうのおはなし。
  『さんまいのおふだ』を思い出します。

『かけだしたイス』
  サトシン/文 ドーリー/絵(Pト) 主婦の友社

  ある日、イスはふと思った。
   まいにちすわられるだけでいいのか?
   ここからとびだしてもいいんじゃないか?
   かくして、イスのぼうけんがはじまる。
   そしてまた、つくえはふと・・・

『とっています』
  市原淳/作 (Pイ) 世界文化社
 

  「とっています」って、おすもう?
  いやいや、むしをとっています。
  いやいや、しょくじをとっています。
  たくさんの「とっています」がおもしろい。

『つちんこつっちゃん』
  石黒亜矢子/作 (Pイ) 好学社

  ぴいこちゃんがひろったのはなんと!まぼろしの「つちのこ」。
  ぴいこちゃんは、つっちゃんをおふろにいれたり、
  ごはんをたべさせたり、いっしょうけんめいおせわします。
  けれど、つっちゃんがとつぜんうごかなくなってしまって…。

『インクレディブルホテル』
  ケイト・デイヴィス/文 イザベル・フォラス/絵 (Pフ) BL出版

  インクレディブルホテルではたらくステファンのゆめは、
  パティシエになっておかしをつくること。
  でも、いつもみならいのしごとばかり。
  すると、ある日、気むずかしいお客さんがやってきて…。
  おかしづくりがだいすきな男の子のおはなしです。

『レミーさんのひきだし』
  斎藤倫/作 くらはしれい/絵 (Pク) 小学館

  いちばんしたのひきだしに、ちゃいろいこばこがしまわれました。
  こばこは、つぎにそとに出られる日をたのしみにしますが…。
  みなさんが、ひきだしにたいせつにしまってあるものはなんですか?

『ごちそうたべにきてください』
  茂市久美子/文 しもかわらゆみ/絵 (Fシ) 講談社

  ごちそうするのがすきなうさぎは、たくさんのきのみをたくわえています。
  しかし、ふゆがちかづくにつれてきのみはどんどんへっていき、
  とうとうなくなってしまいました。
  そこでうさぎがおもいついたのは…?
  こころがあたたかくなるどうぶつたちのおはなしです。

『いぬのせんせい』
  ジェーン・グドール/文 ジュリー・リッティ/絵 (Pリ) グランまま社

  いぬのせんせいは、こどもたちのへやをみてまわります。
  そして、ぐあいがわるくなったこどものそばによりそいます。
  びょうきでつらかったり、ふあんにおもっているかんじゃさんにとって、
  いぬのせんせいは、げんきをくれるたいせつなそんざいなのです。

『ゆうこさんのルーペ』
  多屋光孫/作 (Pタ人権) 合同出版

  本を読むためにつかっているもの。
  あれ、あれなんだろう?ふしぎに思ったはやたくん。
  知らないことをきくのはドキドキしますね。
  でも、きいてくれたことが、ゆうこさんの
  “ひみつのたからもの”になりました。
  障害について考えるきっかけになる絵本です。

『子どもの権利ってなあに?』
  アラン・セール/文 オレリア・フロンティ/絵 (Pフ人権) エルくらぶ

  子どもにはだいじにされる権利があります。
  しかし、すべての子どもが守られているわけではありません。
  大人はどうあるべきか考えさせられます。


★よみもの★


『くもとり山のイノシシびょういん』
  かこさとし/作 (Fカ) 福音館書店

  イノシシ先生のびょういんのまちあいしつは、きょうもいっぱい。
  おなかのいたいたぬきのポンちゃん、ヤギばあちゃん、
  クチュンクチョンのかまきりさん。
  先生はおはなしをきいてなおしてくれます。
  やさしい7つのおはなし。低学年から

『大阪城のシロ』
  あんずゆき/作 (Fア) くもん出版

  豊臣秀吉の天下、大阪城にすんでいたばけものみたいな「とら」の
  えさとしてつれてこられた犬のシロ。とらをたおしたシロと、
  少女サチ、少年安吉をめぐる能勢町に伝わるはなし。中学年から

『キニ子の日記 下』
  間部香代/作 (Fマ) WAVE出版

  キニ子の2学期・3学期がはじまりました。
  今度はうちゅうのことやガソリンスタンドが気になるキニ子。
  そして、キニ子の友だちにも気になることがいっぱい!?
  ぜひ上巻も読んでみてください。中学年から

『およぐ!』
  麻生かづこ/作 (Fア) 文研出版

  運動はとくいだけど、泳ぐのは苦手な歩夢。
  9月の水泳大会までにどうしても泳げるようになりたい歩夢は、
  スイミングスクールに通いはじめましたが…。
  苦手なものでも、やってみればむちゅうになれるかも!中学年から

『拝啓パンクスノットデッドさま』
  石川宏千花 (Fイ) くもん出版

  「パンク」に心をうばわれた主人公が、音楽を通して前向きに生きていく物語。
  自分らしく生きることは、とても素敵なことだと思いませんか?
  たとえどんな状況にあっても、好きなことを見失わないのは
  カッコイイですよね。10代から

『キャンドル』
  村上雅郁/作 (Fフ) フレーベル館

  さまざまな問題や、やるせなさをかかえている主人公たちが、
  悩みながらも乗りこえていく物語。友だち関係や自分らしさについて、
  見つめなおすきっかけになるかもしれません。10代から

★ちしきの本★ 

『車いすで国会へ』
  船後靖彦/著 (289フ人権) こどもの未来社

  2019年、車いすの人が選挙で国会議員になりました。
  ニュースでも取り上げられたので知っている人も多いと思います。
  何をめざして国会議員になったのか、普段はどんな暮らしをしているのか。
  船後さんのこと、ALSという病気のこと、たくさんの写真から知ることができます。

『セント・キルダの子』
  ベス・ウォーターズ/文・絵(290) 岩波書店

  セント・キルダ諸島は「世界の果ての島々」とよばれており、
  世界遺産に登録されています。
  今はだれも住んでいませんが、昔はきびしい環境のなか、
  住人たちは支えあってくらしていました。
  なぜ、セント・キルダ諸島のくらしは失われてしまったのでしょうか。

『カカ・ムラド ナカムラのおじさん』
  ガフワラ/原作 さだまさし/訳・文 (333人権) 双葉社

  アフガニスタンで、死の谷と呼ばれるほど水のない地域。
  そこで医師として活動していた中村哲(てつ)さん。
  医師として病気を治すことよりも、清潔な水を届けることの方が
  もっと大切と気づき、現地の人と水の整備に励みました。
  中村さんに助けてもらったことを伝えていくために、現地の人が紡いだ物語です。

『女の子はどう生きるか 教えて!上野先生』
  上野千鶴子/著 (367) 岩波書店

  「女の話は長い」とか、「女は」「女だから」そういうようなことを
  いう人がいたら、声を上げよう。
  今のうちから学び、知識を得よう。
  そのためにこの本も読もう。

『昔のくらし昔の道具これなあに?』 
  春風亭昇太/著 (383)幻冬舎

   いま、当たり前に使っているものって昔はどんな姿だったの?
  家電にはどんな歴史があるの?
   今、見るからこそ面白い、アイデア光る昔の道具の世界を
  落語家の春風亭昇太さんが案内します。
   ところどころにえがかれた、クスッとわらえるイラストにも注目です。

『はじめまして相対性理論』『はじめまして量子力学』
  シェダード・カイド=サラーフ・フェロン、エドゥアール・アルタリーバ/著 (421) 化学同人

  かの有名なアインシュタインが考えたこと。時間とはなにか。空間とはなにか。
  はたまた、物体・物質をつくっている一番小さいものはなにか。
  大学で勉強したり、専門家が考え続けたり、とても難しいことだけど、
  とても面白いことかもしれないよ。小学生高学年からわかる本…かも!

『ながれぼし』
  武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 (447) 岩崎書店

  ながれぼしって見たことある?
  ながれぼしは地球に落ちてきた小さな小さな星のかけら。
  光って消えて、どこへいくのかな?
  ながれぼしを見たことがある人もない人も、ながれぼしが見たくなる本です。

『きれいでふしぎな粘菌』
  新井文彦/著 川上修一/監修(473) 文一総合出版

  とっても小さくてさがしにくいけれど、色とりどりできれいな粘菌(ねんきん)。
  実は菌の仲間じゃないって知っていますか?
  答えは本の中にありますよ。

『消えたレッサーパンダを追え!警視庁「生きもの係」事件簿』
  たけたにちほみ/文 (481) 学研

  ある日、動物園から動物がぬすまれた!
  犯人はドアをこわしたり、がんじょうな金あみに穴をあけたり、
  かなり力が強そうだ。
  いったい犯人はどんな目的で動物たちをぬすんだのか?
  「生きもの係」の刑事が犯人を追う、本当にあったお話です。

『空を飛ぶミジンコのなぞ』
  星輝行/写真・文 少年写真新聞社 (485)

  田んぼや水たまりにあらわれ、すぐにいなくなるふしぎなミジンコ。
  どこからきてどこへ行くの?
  ミジンコを育ててわかったことは、なんと、ミジンコは空を飛ぶ!
  ミジンコの生き残り作戦にも、飼育できることにもびっくり。

『できるかな?人体おもしろチャレンジ』
  (491) えほんの杜

  「手を使わずに耳だけ動かせる人と動かせない人がいる?」、
  「かき氷を食べたら頭がキーンとするのはどうして?」など、
   人体のふしぎを身体を使って遊びながら、学べる本。
   友達といっしょにやってみたくなる、おもしろチャレンジもたくさん!

宇宙の話をしよう』
  小野雅裕/作(538)SBクリエイティブ

  宇宙のことを知りたいけれど、本を読むのは難しそう…と思っている人。
  この本は、わく星についての豆ちしきや、ロケットを開発した人について、
  さらっと楽しく学べます。

『草と花のカラフルおやつ』
  (596) 農文協

  道ばたにのタンポポやスギナ、ハルジオン。庭のきれいなバラ。
  よく見る草花からクッキーやむしパン、きれいな色のシロップが
  作れること知ってた?
  集め方、作り方までていねいに書いてあり、おままごとが本当になる本。
  さあ、みんなでタンポポの花50こあつめよう!

『修学旅行が楽しくなる仏像“ここ見て”調査隊 京都編』
  中村文人/著 (718) くもん出版 

  お寺に行っても面白くないんだけどな、って、ちょっと待って!
  仏像を見るポイント、仏像の意味、道具の名前など、
  ふふっ、と笑うように教えてくれます。おとなもぜひ!

『自由帳みせて!』
  小学生のみなさん/絵 すずきこうせい/文・イラスト (726) 福音館書店
 

  小学生の自由帳にかいてあるものをたくさん集めた本です。
  迷路やまんが、洋服、昆虫、かいじゅう、かお遊び・・・。
  お城の絵をかいていた子が建築の仕事をしていたり、
  その後のインタビューもおもしろい。
  みなさんはなにをかいていますか?

 




 

あたらしくはいった本(令和2年11月up)

はっぱのいろがきれいなあきになりました。
としょかんでは、たのしいあきやふゆの本をよういして、
みなさんをまっています。


 

★えほん★


『おおぐいタローいっちょくせん』
   マスダカルシ/作 (Pマ) 白泉社 
  だれかがこっちむいて走ってくる!タローだ!
   スポーツ中継みたいに読みきかせをしてみたい絵本です。
 
『あっ、ごきぶりだ!』
  塚本やすし/作 (Pツ) ポプラ社 
  ヤツです。ヤツの本です。ヤツがやってきた!
  平和な一家をおそう恐怖‼※苦手な人は読まないでね。

『かべのあっちとこっち』
  ジョン・エイジー/作 (Pア) 潮出版社
  ほんのまんなかにあるかべ。
  ほら、あっちにはこわいものがいるけど、かべのおかげでこっちはあんぜん!
  だけど、あれ?なんだかこっちのようすがおかしいぞ…。

『あるヘラジカの物語』
  星野道夫/原案 鈴木まもる/絵と文 (Pス)あすなろ書房
    角がからまったまま骨になった2頭のヘラジカ。
    なぜ角はからまってしまったのか?
    死んでしまったあとはどうなったの?
    大自然の命のつながりをえがいたものがたりです。

『かわいいことりちゃん』
  コナツマキコ/文 コナツコウイチ/絵(Pコ)ニジノ絵本屋
  わたし、ことりちゃん。
   ひとりでごはんもたべられるし、はねもきれいにできるよ。
  かわいいことりちゃんのせいかつをのぞいてみよう!

『ねこはるすばん』
 町田尚子/作(Pマ)ほるぷ出版
   にんげんがいえを出ていったあと、ねこはなにをしているとおもう?
   おとなしくるすばん?
   いいえ。ねこだってそとにでかけてたのしくすごしています。

『おじいちゃんの手帳』
  藤川幸之助/文 よしだよしえい/絵(Pヨ) クリエイツかもがわ
  おじいちゃんが、いつも持ち歩いている
  小さな小さな手帳には、スケジュールがびっしり。
  最初のページには「今日は何月何日ですか?」
  「あなたのお名前は?」と質問が書かれています。
  それに答えて、おじいちゃんの一日が始まります。
   認知症のことを子どもに伝えたい時、
  まず、この本はいかがですか?

『どきどきオムライス』 
  刈田澄子/文 ドーリー/絵(Pト)すずき出版
   こぶのぶうぶは、オムライスがだいすき。
   たまごがほしくて、たくさんたまごをもっている、
   こわそうなおおかみに、どきどきしながら、話しかけますが・・・。
   みなさんも、どきどきしながら、よんでみてね。

『雨の日の地下トンネル』
  鎌田歩/作 (Pカ) アリス館
   雨の日、ふった水はどこにいくのかな?
   道路の下に流れた水は、雨水管(うすいかん)にあつまり・・・。
   まちを守るしくみがはくりょくのある絵でよくわかります。

『にんじゃいぬタロー』
  渡辺陽子/作 (Pワ) 講談社
   ケンタのうちにやってきた、ふろしきをせおったあやしい犬のタロー。
   とのさまをさがすため、いっしょに、にんじゃのしゅぎょうをはじめます。
   とのさまはみつかるかな?

『サンドイッチにはさまれたいやつよっといで』
  岡田よしたか/作 佼成出版社
   サンドイッチに入りたい!ハム、トマト、焼きそば、
   たい焼き(えっ?)たこ焼き(えっ!?えっ!?)



★赤ちゃんえほん★


『しょうぼうしのくまさん』
  フィービ・ウォージントンとオリバー・ウィリアムス/作(Pウ) 福音館書店

『ボートやのくまさん』
  フィービ・ウォージントン/作(Pウ) 福音館書店 
  このくまさん、いろんなお仕事をしています。最初の出版は1987年。
  長く読みつがれてきたシリーズに、待望の続編が2作でました。



★よみもの★


『めいたんていサムくん』
  那須正幹/作 (Fナ) 童心社
   ふつうの小学生にみえるサムくんは、めいたんてい。
   空色のハンカチとずのうで、むずかしいじけんもかいけつ。
   なくなった上ぐつ、きえたにんぎょう、のら犬のひみつ・・・。
   サムくんのかつやくを、ぜひよんで。低学年から。

『かしこいうさぎのローズバッド』
  ルドウィッヒ・ベーメルマンス/作(933ヘメ)大日本図書
   うさぎのローズバッドは、本に「うさぎがおくびょうですぐにげる」と
   かいてあるのをよみました。
   それにおこったローズバッドは、
   あるさくせんをかんがえます。低学年から。

『キニ子の日記(上)』
  間部香代/作(Fマ)WAVE出版
    色々なことが気になるキニ子。
    たとえば消しゴム。
    なぜえんぴつは消せるのに、色えんぴつは消せないの?
    身近なぎもんを先生におしえてもらいながら、
    たのしく学べます。中学年から。

『ハジメテヒラク』
  こまつあやこ/作 (Fコ) 講談社
   小学5年生のとき友だちから仲間外れにされたあみ。
   しかし、そんなことを気にせずにいられる
   ある方法を教えてもらいます。
   あみの生活はどのように変わったと思いますか?
   なやんでいる人、もちろん毎日が楽しい人も前向きになれるお話です。10代から。

『ぼくのまつり縫い』
  神戸遥真/作 (Fコ) 偕成社 
   裁縫が得意でなことを隠し、無理してサッカー部にいたハリくん。
   たまたま演劇部の衣装づくりを手伝ったことで、被服部にかかわっていく。
   すきなこと、やっていいよね?シリーズ2冊あり。10代から。

『ステラ・モンゴメリーの冒険 海辺の町の怪事件』
  ジュディス・ロッセル/作 (933ロッ) 評論社
   三人のおばさんと海辺のホテルで毎日をすごすステラ。
   楽しみは古い地図帳を見ること。
   ある日、老紳士から小さな包みをあずかってから、ふしぎな事件に巻き込まれて・・・。
   ビクトリア朝のイギリスを舞台にした、ステラの冒険三部作。10代から。

『きみの声がききたくて』
  オーウェン・コルファー/作(933コル) 文研出版
  お母さんから離されたけど、しあわせになれると思ったのに…
   心に傷を負い、鳴かなくなった子犬。
 その子犬にオズと名付け、ようやく仲良くなった少年パトリック。
  楽しい日々もつかの間、パトリックにも声を出すことをやめてしまうほど、
  つらいできごとが訪れます。
 そんなパトリックに、オズは…。10代から。

『宇宙の神秘 時を超える宇宙船』
  ルーシー・ホーキング/作 (933ホキ) 岩崎書店
  物理学者として有名なホーキング博士と、娘のルーシーさんが書いた
   スペース・アドベンチャー完結!
   宇宙についての解説ページも読み応えがあります。
  宇宙についてもっと知りたい人も、物語が好きな人も
   じっくり楽しめる全6巻のシリーズです。10代から。

 『グラフィック版 アンネの日記』
  アリ・フォルマン/編 デイビッド・ポロンスキー/絵(949)あすなろ書房
 「アンネの日記」を読んだことはありますか?
  戦争、ナチス、ユダヤ人虐殺…そんな言葉が怖くて、
  私は読めずにいましたが、この本なら大丈夫でした。
  漫画ようなイラストが読むのを手助けしてくれます。
  もっと読みたい、知りたい気持ちになりました。
  「アンネの日記」を読みたいけど怖い、
  そんなあなたへおすすめします。10代から。
 
『おじいちゃんとの最後の旅』 
  ウルフ・スタルク/作(949スタ)徳間書店
  死ぬ前に、昔住んでいた家に行きたいと言うおじいちゃん。
  がんこで怒りっぽく、きたない言葉を平気で使うおじいちゃんと、
  そんなおじいちゃんが大好きなまごのぼく(ウルフ)が立てた、
  そうだいな計画とは・・・。
  切なくて、ちょっぴり、ユーモラスな物語です。
  スウェーデンを代表する児童文学作家、
 ウルフ・スタルクの残した、最後の作品。10代から。



★ちしきの本★ 


『命のうた』 
  竹内早希子/著(210)童心社
  「戦争孤児」という言葉を知っていますか?
   戦争で親や家族をなくした子どもたち。
   第二次世界大戦後、日本全国に12万人以上いたそうです。
   たすけてくれる人がいなかった戦争孤児たちは、路上や駅などでくらしていました。
   差別やいじめなど、野良犬のようにあつかわれながらも、
   必死に生きていた戦争孤児たちの声がとどきますように。

『珪藻美術館』
  奥修/文・写真 (43) 福音館 
   珪藻(けいそう)とは、ガラスのからを持つ「藻(も)」のなかま。
   川や山だけではなく、水道や魚の表面など、水のあるところ、
   あったところならどこでも見つかるし、化石もみつかります。
   顕微鏡でのぞきながら作っていくアートの、なんと美しいこと!
   息を止めて本をながめてしまいます。

『はっけん!ニホンヤモリ』
  関慎太郎/写真 (487) 緑書房
   家の中や軒下で、ときどきみかけるヤモリ。
   みじかにいるヤモリの生活、飼い方、歴史や文化まで、
   キュートなヤモリのすべてがわかる本。

『赤ちゃんはどうやってうまれるの?』
  F.ローラン S.シェブレ/作 (491) 汐文社 
  赤ちゃんがうまれるというのは、すごいこと。
  たとえば体外受精をしたり、お腹を切ったり、小さく生まれたり。
  そんなこともきちんと書いてくれてあります。
  そう、ママのおっぱいじゃなくても、愛情をたっぷりもらうことが、
  赤ちゃんにいちばん大切なこと!

『こども文様じてん』
  下中菜穂/作(727) 平凡社
  自然や動物をあらわした、昔からあるマークのようなものを
  「文様(もんよう)」と言います。
  うさぎや鳥、雲や雷。見ているだけでも楽しいです。
   紙を折って切って開く「もんきりあそび」もやってみませんか?



あたらしくはいった本(令和2年9月up)

しんがっきがはじまりましたね。まだまだ、あつい日もあるので、
たいちょうにきをつけて、おきにいりの一さつをみつけてくださいね。



★えほん★

『フンころがさず』
  大塚健太/文 高畠純/絵(Pタ) 角川書店
   ぼく、フンをころがすのがだいすきなフンころがし。でもみんなは、へんなやつっていう。
   よし、なまえをかえよう。フンけり、フンこね・・・そうだ!フンころがさず!

『いし』 
  中川ひろたか/文 高畠那生/絵(Pタ) アリス館
   どこにでもころがっている石。この石はどこからきたのかな?
   ふつうのくらしの中にある、「かがく」をたのしくかんがえる絵本。

『うどんできた!』
  加藤休ミ/作(Pカ) 福音館書店
   こなとしおみずをまぜて、どんどんこねる。うどんだんごになったら、
   ふくろにいれて、あしでふみふみ。しばらくやすませて、ぼうでころころぺったん。
   うどんのレシピもついています。

『みずをくむプリンセス』
  スーザン・ヴァーデ/文 ピーター・H・レイノルズ/絵 さくまゆみこ/訳(Pレ) さえら書房
   アフリカにすむ女の子・ジージーは、まいあさ遠くまで水をくみに行きます。でも、水はよごれているので
   すぐにのむことはできません。水がすぐ手に入るくらしが、どれほどしあわせなことかわかります。

『よい子れんしゅう帳』
  おかべりか/作(Pオ) 福音館書店
   つい、わすれものをしちゃう…。ちこくをしちゃう…。でも、このれんしゅう帳をよめば
   そんなしっぱい、なくなるかも!?

『スナックだいさくせん!』
  テリー・ボーダー/作(Pホ) 岩崎書店
   袋からぬけ出したおかし(スナック)たち。楽しく遊んでいたけど、
   <モンスターぼうや>が帰ってきたら食べられちゃう!
   なんとか逃げる方法を考えたけど、うまくいくのか!?
   裏表紙まで、しっかり見てね

『おんどりあるくよ』
  リチャード・スキャリー/さく(Pス) 好学社
   歩いたり、走ったり、飛んだり、いろんな動物が出てきます。
   動物が好きなお子さんにおすすめ。絵がすっきり収まった、
   絶妙な本のサイズにも、ときめいてしまいました。

『えほん なぞなぞうた』
  谷川俊太郎/文 あべ弘士/絵(Pア) 童話屋
   これはなぞなぞかな?詩かな?答えを読むと、ちょっとせつなくなるような、
   ふしぎな絵本の登場です。

『にんぎょのルーシー』
  SOOSH/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ
   だれも信じてくれなかったけど、わたしはずっと人魚に夢中。
   いつか会いたいと海へいっていたら、本当に会えた!でも、
   彼女とともだちになって、毎日遊んでいたある日、大きな嵐がやってきて…。
 
『だれのほね?』
  たけうちちひろ/文・切り絵(Pタ) 出版ワークス
   切り絵で描かれた骨の絵。だれの骨か、当てられるかな?
   次のページを見たら、ちょっとびっくりしちゃうかも。動物が好きなあなたにおすすめ。

『ジュリアンはマーメイド』
  ジェシカ・ラブ/作(Pラ)
サウザンブックス社 
   通り過ぎたマーメイドが頭をはなれないジュリアン。人魚のまねをしていると、おばあちゃんに見つかってしまった。
  マイノリティというテーマが、鮮やかな色彩で描かれる。なんといってもおばあちゃんが素敵!

『はかせのふしぎなプール』
  中村至男/作(Pナとも)福音館 
   はかせのけんきゅうじょの、おおきなプールで、はかせと「じょしゅくん」が、
  これはなんだ?と あてっこをしていますよ。作者はグラフィックデザイナー。
  シンプルでわかりやすく、シュッとし た絵のえほんです。

『75億人のひみつをさがせ!』
  クリスティン・ローシフト/作(Pロ) 岩崎書店 
   75億、とは、世界中に住んでいる人のかず。探し絵本のような見かけで、
  読んでいくといつの間にか、ひとりひとり違っていて、そして大切なんだよ、と
  語っている絵本です。親子で読んでみてください

『せんそうがやってきた日』
  二コラ・デイビス/作 レベッカ・コップ/絵(Pコ) すずき出版
   とつぜんやってきた戦争にすべてをなくし、難民になった子どもたちがいる。
  イギリスで、教育を受ける権利の象徴として描かれた一脚のいすは、希望のいすになり、広がっていく。
  やさしい詩とやさしい絵が、心を打ちます。

『おむすびころりんはっけよい!』
  森くま堂/作 ひろかわさえこ/絵(Pヒ) 偕成社

    いがみあう、さんかくおむすびのくにとまんまるおむすびのくに。
    ふたつのくにのとのさまは、とのさまどうしのおすもうで決着をつけることになりますが・・・。
    手にあせにぎる戦いのゆくえはいかに!?400個以上のおむすびが登場!
    おむすび好きにはたまらない絵本です。

★赤ちゃんえほん★


『かえるじゃん』
  つるたあき/作・絵 (Pツ) 角川書店
    これな~んだ?おいしそうなトマト!とおもったら・・・
    次々とオドロキの絵があらわれます。ドキドキしながら、ページをめくらずにはいられない。 

『ねんころりん』
  ジョン・バーニンガム/作・絵(Pハ) ほるぷ出版
    ねむくてねむくてたまらない。ねこのあかちゃん、おかあさん。
    ぐっすりねむって、げんきになあれ。いっしょにねむってしまいそうな、やさしい絵本。


★よみもの★

『きつねのしっぽ』
 おくはらゆめ/作(Fオ) 小峰書店
    一日三かい、ていれをしているきつねのしっぽ。
    たいへん!あるあめの日、だいじなくしをおとしてしまいました。
    こころが、ふんわりあたたかくなるおはなしです。低学年から

『ウサギとぼくのこまった毎日』
 ジュディス・カー/作・絵 こまだともこ/絵(933/ケル) 徳間書店
   トミーは、学校の先生がかっているまっしろなウサギをあずかることになりました。
   でも、そのウサギがいえにきてから、わるいことばかりおこります。
   このウサギはのろわれているのでしょうか。低学年から

『ルドルフとノラねこブッチー』
 斎藤洋/作(Fサ) 講談社
   ひっこした金物屋さんの飼いねこだったブッチーは、今はノラねこです。
    しかしルドルフは、最近ブッチーの元飼い主が町にいるのを見かけました。
   ふしぎに思ったルドルフは、仲間とともに、その理由をさぐり始めます。中学年から

『無限の中心で』
 まはら三桃/著(Fマ) 講談社
 数学っていったい何?なぜマイナスかけるマイナスがプラスになるの?
 それすら意味がよくわからないのに、数学研究部へ取材に行けなんて頼まれても困る!
 完全に文系女子の「とわ」が出会った、数研のミステリーとは…?10代から

『スイマー』
 高田由紀子/作(Fタ)ポプラ社
  新潟県の佐渡にひっこしてきた航(こう)。水泳はもうやらないと決めたけれど、熱心なクラスメイトにさそわれて、
  しぶしぶプールに通いはじめます。しかし、町にたった一つのそのプールがなくなるかもしれなくて…。
  水泳を通して航たちが成長していく姿をえがいた青春小説です。10代から

『歌がにがてな人魚』
 ルイス・スロボドキン/作(933スロ) 瑞雲社
 
 絵本でもおはなしでも、作品がいつもあったかいスロボドキン。歌が好きなのに、
 にがてな人魚シンシアのおはなしも、安心して楽しめます。短いので、読んであげるなら年長さんからでも。

『じりじりの移動図書館(ブックカー)』
 廣嶋玲子・まはら三桃・濱野京子・工藤純子・菅野雪虫/著(F)講談社

  人気児童文学作家、5人の競作リレー小説、第三弾。
 今回の舞台は移動図書館「ミネルヴァ号」。ドアの向こうの車内にはたくさんの本!
 でもご用心!あんまり本に夢中になっていると気が付いたら、そこは、あなたの知らないセカイかも!
 『ぐるぐるの図書室』、『ぎりぎりの本屋さん』を描いた5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを
 登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。10代から

『バウムクーヘンとヒロシマ』 
 巣山ひろみ/著(Fス)くもん出版

 デパートなどで人気のユーハイムのバウムクーヘン。実は、日本で初めて販売されたのは
 広島の物産陳列館、のちの産業奨励館、そして今は、原爆ドームと呼ばれている場所だと
 いうことを知っていましたか?どのようにして、日本に来て、お菓子を作ることになったのでしょうか?
 ひとりのドイツ人菓子職人を通して、戦争と平和を考えます。10代から


 ★ちしきの本★ 


『こどもプレゼン教室』
 前田鎌利/著(809) 宝島社
  みんなにじぶんの考えていることをわかってもらうのって、むずかしいよね。
   この本は、あいてに思っていることを伝えるための、コツがかいてあるよ。
 
『タコとイカはどうちがう?』
 峯水亮/写真 池田菜津美/文 杉本親要/監修 (484)  ポプラ社
   海にすんでいるタコとイカ。足がたくさんあって、スミをだしてにげて。
   タコとイカはどこがちがって、どっちがすごいの?
   タコとイカのひみつがいっぱいの本。

『あいうえおさん』
 森絵都/文 荒井良二/絵(807) 河出書房新社
   いっけん意味のない文章に思えますが、絵もいっしょに見るとクスッと笑える
   リズミカルな本です。声に出して読んでみてはどうでしょうか。大人にもおすすめです。

『たくさんのふしぎ版 南極のさかな大図鑑』
 岩見哲夫/文 廣野研一/絵(487) 福音館書店
   南極海は世界で一番冷たい海です。そこに住んでいる魚がこおらないのはどうしてでしょうか。
   生きるためにさまざまな変化をした魚たちに出会ってみよう!

『こどもたちと楽しむ お相撲ことば』
 「おすもうさん」編集部/編著(788) ベースボール・マガジン社
   「押しの一手」「揚げ足を取る」「待ったなし」などなど。相撲ではどういう意味で
 使っている?相撲をくわしく知らない人でも楽しめます。例文での使い方が、これまた面白い。
 
『ハクトウワシ』
 前川貴行/写真・文(488) 新日本出版社 
 
   表紙はハクトウワシのアップ!すごい迫力です!目力に引き込まれてしまいます。
  極寒の地でたくましく生きる姿は、神々しいほど。一時は絶滅危惧種にも指定されていました。
 彼らが空を飛ぶ姿を、自分の目で見てみたいです。

『チェンジ!』
 越智貴雄/著(780人権) くもん出版
   自分に残されたもの最大限に活かして、パラリンピックを目指すアスリートたち。
   障害者のイメージを超えた、パラアスリートのカッコいい写真を見てほしい!
 オッチーカメラマンの熱意が伝わってきます。

『さかな博士のレアうま魚図鑑』
 伊藤柚貴/著(664) 日東書院
   とあるテレビ番組で人気になった、さかな博士ちゃん。手描きの魚のイラストに、大人顔負けの解説。
 おいしく食べてほしいから、自分で魚もさばきます。
 手に入れやすさと、おいしさをランク分けしているところも面白いですよ!

『超リアル戦国 武士と忍者の戦い図鑑』
 (210) G.B 
   武士の下着の形とか、槍のリアルな長さとかって、知ってますか?とぼけたイラストと解説に、つい笑っちゃう本です。

『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』
 前野ウルド浩太郎/著(486) 光文社 
   おとな向きででていた本ですが、サイズを大きくし、ルビつき、解説つき、フルカラー写真のこども向きも出ました。
   金なしコネなし、モーリタニアでバッタ相手に奮闘する様子にどんどん引き込まれていくこと間違いなし!
   著者がやっと研究所に採用されるあたりでは、本人に同調して泣けてくるほどだ!

『博物館のプロのスゴ技で自然を調べよう』全4巻 
  小川誠・奥山清市・矢野真志/共著(407) 少年写真新聞社 
   ①発見と採集②観察と調査③標本と工作④展示と発表。生き物から植物まで、どんな道具を使い、
   どんな手段で採集をすればよいのか。標本はどう作り、どう見せればいいのか。博物館の学芸員が
   教えてくれます。小学生から大人まで有効な調査の方法がわかります。

『話せばわかる!イヌごころ』 
 (645)ポプラ社

   イヌがあくびするときってどんなきもちかな?ペロペロ、人間のかおをなめるのはどうして?
   かわいいポーズのしゃしんもたっぷり!ねこが大すきな人には『ネコごころ』もよんでみてね。

あたらしく入った本(令和2年7月UP)

やっと学校がはじまりましたね。
でもべんきょうばっかりで、たいへんかもしれませんね。
たまには、ホッとひといき。
好きな本をよんで、きゅうけいしてくださいね。



★えほん★


『かなへび』
石森愛彦/作(Pイ) 福音館書店

 あさ、かなへびははっぱのあさつゆをのみ、ゆっくりひなたぼっこ。
 あったまったら、おさんぽ。あっ、えもの!ぱくっとつかまえた。
 わっ、うしろからそっときたのは…!かなへびのまいにちがわかります。

『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』
香川照之/作 ロマン・トマ/絵 (Pロ) 講談社

 はずかしがりやヒメボタルのアダムは、おなかがピカリとなるのがとてもいや。
 しょんぼりしてるアダムを、ともだちがほしぞらパーティーにさそってくれました。
 さあ、どんなパーティーになるかな?

『ランカ にほんにやってきたおんなのこ』
野呂きくえ/さく 松成真理子/え(Pマ) 偕成社

 10才のランカはとおい国から日本にひっこしてきて、どきどきしながら小学校に
 通いはじめました。言葉も学校生活もわからないことだらけで不安でしたが、
 ある時ランカの言葉がつうじることがわかって…。つかう言葉がちがっても、
 だれとでもともだちになることができるのです。

『きょうまどからふくかぜは』
谷口國博/文 高砂淳二/写真(Pタ) 世界文化社

 今日まどから入ってくる風は、どこからふいてきた風なのかな。
 みどりの草の上をかけぬけた風かな。それとも、大きなかがみの川を
 流れるようにふいた風かな。それとも…。世界中をかけぬけた風を、
 まどをあけて感じてみたいね。

とうさんのてじな』
ねじめ正一/作 いぬんこ/絵(Pイ) 鈴木出版

 あーちゃんの目のまえで、とうさんが500円玉をぽけっとから出して、
 ぎゅっとにぎったら、きえちゃった!あーちゃんは、きえちゃったとうさんを
 みつけられるかな?イラストもおもしろくて楽しい絵本。

『こうえん』
くりはらたかし/作(Pク) 偕成社

 おにがはらこうえんでは、「ぐぉーぐがぁー」と、いつもおおきな
 いびきがきこえています。じつは、おにのおなかの上に、こうえんがあるんです。
 「うーん、むにゃむにゃ」というこえがきこえたら、おおいそぎでにげましょう!
 もし、にげおくれると…あれ?

『とかげくんのしっぽ』
ツク之助/さく(Pツ) イースト・プレス

 ある日、とかげくんのしっぽが、きれてしまいました。なくなったしっぽをさがして、
 みんなにきいていきますが…。トカゲのことを、もっと知りたくなったら、
 『イモリとヤモリ(487)』がオススメ。おなじひとがイラストをかいていますよ。



★赤ちゃんえほん★



『おとなりさん』
木坂涼/文 大塚いちお/絵(Pオ) 講談社

 くまさんのおとなりさんはだあれ?どんどんおとなりさんが出てきて、
 いっぱい集まると…?次に出てくるおとなりさんを、
 予想しながら読むとたのしい絵本です。

『どうぶつクッキー』
彦坂有紀・もりもといずみ/作・絵(Pヒ) 学研

 ぱくっ。ぱくぱくぱく。おいしそうなどうぶつたちがたくさん! いただきまーす!

『くろねこ ろびんちゃん びろーん』
くろねこいしょう/さく・え(Pク) キーステージ21
 

 ねこ好きにはたまらない、媚びないくろねこ「ろびんちゃん」
 いつでもびろーん、どこでもびろーん。繰り返しが楽しい、赤ちゃん向けの絵本です。



★よみもの★



『紙ひこうき、きみへ』
野中柊/作 木内達朗/絵(Fノ) 偕成社

 ある日、シマリスのキリリのところへ飛んできた紙ひこうきのおてがみ。
 やってきたのはミケリスのミーク。はじめて会ったけど、まるで
 ずっと待っていたみたいに仲良しに。そして、ミークはまた旅に出ますが…。
 絵も素敵で、思わず自分でも買った本です。 中学年から

『かみさまのベビーシッター』
廣嶋玲子/作 木村いこ/絵(Fヒ) 理論社

 商店街のふくびきで、特賞のかみさまのたまごを当てた幸介。どんなお願いごとを
 かなえてもらおうか、わくわくしていたけれど、なかなか思いどおりにかなえてくれません。
 どうしたらお願いごとをかなえてくれるの!? 中学年から

『レッツはおなか』
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社

 レッツは5さい。きょうは、うまれるまえ、
 おかあさんのおなかのなかにいたときのことを、かんがえてみた。
 せまいかな、へんなおとがきこえるかな。
 みんなは、どうだったかおぼえてる?  中学年から

『ぼくと母さんのキャラバン』
柏葉幸子/作(Fカ) 講談社

 ある日、母さんが家から消え、とつぜんあらわれた巨大なねずみを追いかけて
 異世界に行ったぼく。ラクダのキャラバンで「あるもの」を山の上に運ぶことになった。
 異世界と現実世界をめぐる、お届けものファンタジー。 10代から

『王の祭り』
小川英子/作(Fオ) ゴブリン出版

 女王陛下の皮手袋をつくるため、父と一緒にお城に向かったウィル。
 そこで女王暗殺計画にまきこまれたウィルは、妖精の力を借りるが、時空のゆがみに
 巻き込まれ…。16世紀のイングランドと日本をめぐるファンタジー。 10代から

『ゆりの木荘の子どもたち』
富安陽子/作(Fト) 講談社

 遠い夏の呼び声にこたえ、時を超え、子どもにもどってしまった六人の老人たち。
 100年以上前に建てられた、ゆりの木荘での不思議な出来事。
 77年前のある約束が関係していて…。思い出をめぐるぼうけんの物語。 10代から

『エルシーと魔法の一週間』
ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社

 エルシーは、魔女の家で一週間留守番をすることになりました。
 しかし、あやしいお客を追いかえしたり、カラスのお世話をしたり、
 ゆっくり過ごすことができません。そんな日々を過ごしているうちに、
 簡単な魔法を試したくなって…。 10代から



★ちしきの本★



『仕事に行ってきますシリーズ』
(366 人権) 埼玉福祉会

 クッキーづくりや、動物園でおそうじなど、それぞれの仕事をのぞいてみましょう。
 写真や、やさしいイラストでかかれたLLブックのシリーズなので、
 誰が見てもわかりやすいですよ。具体的に仕事の様子が見られるのも楽しい。

『ホントに食べる?世界を救う虫のすべて』
(383) 文研出版

 虫を食べたことってある?なんと、世界では20億人の人が、約1900種類の
 虫を食べている。もちろん日本でもね。温暖化や人口増加の問題を解決するとも
 いわれている昆虫食。ドキドキするような新しい世界が待っている。

『博士の愛したジミな昆虫』
(486) 岩波ジュニア新書

 カブトムシやクワガタムシのようなスター昆虫でなくても、昆虫はすごい能力を持っている。
 そんなSFみたいな昆虫の謎を、10人の博士たちが熱く語る!昆虫、すごいぜ!

『海のミクロ生物図鑑』
西田百代/写真・文(481) 仮説社

 ちりめんじゃこの中の、カタクチイワシ以外の生物、ちりめんモンスター。
 多くの写真とサイズの表示で、何の生物か同定しやすいように工夫されています。
 ちりめんじゃこの中に、こんなにたくさんの別の生物がいるなんて!

『資料アクティブ家庭科』『生活学NAVI』
(590) 実教出版

 高校家庭科の副読本。地味ですが、生きていくための情報でいっぱい!
 いつか家を出るとき、これ一冊持っていれば大丈夫。贈り物にもいいですよ。
 『生活学NAVI』のほうがより詳しい内容になっています。

『料理はすごい!』
(596) 柴田書店

 小学生から使える、子どものためのはじめての料理絵本。すべてふりがなつき。
 盛り付けのヒントや、子どもが作りやすい手順。でも味に妥協なし!
 超一流料理人と、本格的料理本の柴田書店が、本気で作った入門書。

『鉛筆一本ではじめる人物の描き方 ロジカルデッサンの技法』
(725) インプレス

 お手本の絵が実にシンプルで身近。上手な人のためのものではなく、
 絵が苦手とか、下手、と思っている人が、これならできるかも!と思えますよ。

あたらしく入った本(令和2年5月UP)

2020年1月から4月までに
としょかんに入ったあたらしい本の中から
としょかんの人がすきな本をえらびました!



★えほん★


『えんまだいおうごいっこう』
中尾昌稔/文 広瀬克也/絵 (P ) イーストプレス

 まいにち、じごくでいっしょうけんめいはたらいている、
 えんまさまとじごくのおにたち。
 まちにまったお休みに、みんなでおんせんへ。
 さあ、にんげんにバレないように、たのしめるかな?

『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
中川ひろたか/作 高畠那生/絵(Pタ) 文渓堂
 ウォッシュバーンさんはおうちからいっぽもそとにでません。
 なぜって?いろいろわけがあるみたい。でも本当は?
 おもわずわらっちゃうえほん。

『いっぴきぐらしのジュリアン』
ジョー・トッド-スタントン/作 いわじょうよしひと/訳(Pト) 岩崎書店
 のねずみのジュリアンは、あなの中でいっぴきぐらしをしています。
 きままにいっぴきぐらしをしていたのに、
 ジュリアンをねらったきつねがとびこんできて…。

『ジュマンジ』
C.V.オールズバーグ/作 村上春樹/訳(Pウ) あすなろ書房
 兄弟が見つけたのは、「ジュマンジ」「ジャングルぼうけんゲーム」とかかれた箱。
 説明をきちんと読んでゲームをあそばないと、たいへんなことになりますよ。

『スキップ スキップ』
あまんきみこ/文 黒井健/絵 (Pク) ひさかたチャイルド
 スキップができるようになったえっちゃん。たんたんたん。
 たのしいからスキップするんじゃないよ。スキップするからたのしいんだよ。
 ねこのミュウやいぬのクロスケ、ないてたみいぼうもいっしょに、たんたん。
 いっしょにスキップがしたくなる!

『ケロリンピック』
大原悦子/文 古川裕子/絵 (Pフ) 福音館書店
 4年にいっかい、なつのはじめいけのまわりでひらかれる「ケロリンピック」。
 いろいろなきょうぎに、カエルたちはおおはりきり。
 あつくなると、てんきのかみさまも雨をふらせておうえんします。
 あっ、たいへん!ふりすぎて…。おっ、すごいぜ!カエルたち。

『めんたいこどりーむ』
はしもとえつよ/作 (Pハ) 講談社
 めんたいこたちのゆめは、しろめしやまのてっぺん。
 たくあんブラザーズや、なっとうのみち、おちゃのたきにまけずにのぼれるか?
 めざせ、てっぺん!「はかたべん」におおわらいばい!

『やさいのおにたいじ』
つるたようこ/さく(Pツとも) 福音館書店

 ひがしのやまから、こんにゃくいものおにがやってきて、やしきにすむむすめを
 さらってしまいます。やしきにあつめられた6にんのやさいたちは、
 それぞれちえをふりしぼって、むすめをたすけにいきます。

『うちのネコがきらいです(あるあいのものがたり)』
ダヴィデ・カリ/文 アンナ・ピロッリ/絵 山口文生/やく(Pヒ) 評論社

 かわりもののジンジャーと、なまけもののフレッド。
 2ひきのネコは、自由気ままにくらしていて、たまにわるさもする。
 ぼくがなかなおりをしようと思ってもしらんぷり。かと思えば、ゆるしてくれる。
 ネコにふりまわされる生活って、こんな感じ!

『ちび竜』
工藤直子/文 あべ弘士/絵(Pア) 童心社

 ボウフラみたいな小さな竜。いろんなものから、いろんなことを教えてもらい、
 どんどん、どんどん大きくなる。ちび竜は今もちきゅうを見ているのかな…。

『死んだかいぞく』
下田昌克/著(Pシ) ポプラ社

 死んだかいぞくは、ただ静かに沈んでいく。取られていく帽子、歯、爪、目玉…。
 読み始めたら、目が離せなくなりました。ラストも衝撃的。
 大人にもぜひ読んでほしい一冊。

『テツコ・プー』
児島なおみ/作(Pコ) 偕成社

 朝からプーっとした気持ちのテツコは、怒られてもっとプーっとして、
 ふうせんになって飛んでいっちゃった!どうやったら、下におりられるの?
 風にも鳥にも怒ってばかりのテツコを探していたのは…。

『くちばしだーれ?』
穂高順也/作 サトウマサノリ/絵(Pサ) 岩崎書店

 いろいろなかたちのくちばし。いったい、だれのくちばしかな?
 どのどうぶつか、そうぞうしながらたのしめるえほん。
 リアルなえにもちゅうもくです。『どうぶつえほんだーれ?どーする』シリーズ。

『ちいさなタグボートのバラード』
ヨシフ・ブロツキー/詩 イーゴリ・オレイニコフ/絵(Pオ) 東京外国語大学出版会

 かつてロシアから亡命した詩人の作品を、絵本にしたもの。
 大きな港の小さいタグボートに、遠い故郷を重ねているのでしょうか。
 とにかく絵が美しい。

『100』
名久井直子/作 井上佐由紀/写真(Pナとも) 福音館書店

 100こ、100ぴき、100ぽん。100、って、どのぐらい?
 いろんなものを100ずつあつめました。写真で見ると、
 こんなに多いの?こんなに少ないの?ちょっといがいなかんじです。

『トーキョードリームマラソン』
コマヤスカン/作(Pコ) 講談社

 亀山市在住、コマヤスカンさんの新刊!オリンピックのマラソンコースを歩き、
 名所やたてものを細かーくかきました。
 マラソンランナーは日本や世界の昔話の主役たち。金メダルはだれかな?

『いたずらのすきなけんちくか』
安藤忠雄/原作 はたこうしろう/絵(Pハ) 小学館

 世界でもゆうめいなけんちくか、あんどうただおさんが、大阪にあたらしくたてたのが、
 こどもの図書館「こども本の森 中之島」。
 なぜたてたの?どうやって考えたの?本の森、行ってみたいね。

『まひるのけっとう』
マヌエル・マルソル/作(Pマ) 光村教育図書
 
 小さな川をはさんで、カウボーイとネイティブアメリカンがけっとうだ!…と、
 次から次へとじゃまが入り、なかなかけっとうが進まない!そしてどうなった!?
 西部劇という映画のようにかかれている絵本です。



★赤ちゃんえほん★



『はじまるよはじまるよ』
とよたかずひこ/作(Pト) 世界文化社

 「はじまるよったらはじまるよ~。」
 さあ、「はじまる」と一緒に歌を歌ったり、手を動かしてみよう!
 手あそびの解説や楽譜、手あそび動画が視聴できるQRコード付き。

『きえるあひる』
なつめよしかず/さく(Pナ) 福音館書店

 いいお天気の日、あひるのお母さんが赤ちゃんたちと一緒に池にやってきました。
 お母さんに続いて、泳ぎはじめた赤ちゃんたちが、一匹ずつ消えていって…。
 赤ちゃんたちはどこへいったの?すこしドキドキするお話です。

『のりまき』
小西英子/作(Pコ) 福音館書店

 画面いっぱいの海苔!何をまこうかな?
 サンドイッチ、おべんとうに続く、おいしそうな本!



★よみもの★



『ディビッド・マックチーバーと29ひきのの犬』
マーガ・ホルト/文 ウォルター・ロレイン/絵 (933ホル) 大日本図書

 ひっこしたばかりで、まだともだちがいないディビッド・マックチーバー。
 おかあさんにたのまれて、おつかいへ。
 かえりにかみぶくろがやぶれて、おにくがぽとり。
 たいへん!でも、だいじょうぶ。さいごはたのしいおおさわぎ!  低学年から

『しらゆきちりか ちっちゃいな』
薫くみこ/作(Fク) PHP

 いちねんせいのちりかは、学校へいくのがゆううつ。
 なぜなら、うしろのせきには大きな声の、ライオンみたいなおとこのこがいるから。
 でも、ある日、いっしょにてつぼうのれんしゅうをして…。
 しんいちねんせい、ぜひよんでね。  低学年から

『きれいずきのマグスおばさん』
イーディス・サッチャー・ハード/ぶん(933ハト) 大日本図書

 マグスおばさんはとてもきれいずきで、なんでもきれいにしたがります。
 スージーは、マグスおばさんとどうぶつえんにいく
 やくそくをしていますが、ぶじたどりつけるのでしょうか?  低学年から

『天邪鬼な皇子と唐の黒猫』
渡辺仙州/作(Fワ) ポプラ社

 昔、中国の蘇州から日本にやってきた黒猫の黒珠(ヘイズゥ)。
 蘇州では、食べ物には困らなかったし、ほかの猫たちをまとめる「猫の王」になっていたので、
 争いの心配もなかった。そして、ぐうたら生活を送っていたために、
 人間につかまってしまい、日本まで連れてこられた。そんな黒猫と、
 猫に興味のない定省(さだみ)との中世の日本を舞台にした物語です。  高学年から

『おいかけっこのひみつ ―しましまとたてがみ―』
いとうひろし/作(Fイ) ポプラ社

 みなみのくにのそうげんにシマウマがいました。それをねらうオスのライオンもいました。
 おいかっけこをしたら、シマシマがライオンに、たてがみがシマウマにくっついて
 しまいました。もとにもどすには?そして、もどったあとは…?  低学年から

『サブキャラたちのグリム童話 ブレーメンの音楽隊・白雪姫・靴屋の小人』
斉藤洋/作(Fサ) 偕成社

 物語の脇役、サブキャラたちが語る、うちあけ話を3編収録した短編集第2弾。
 今回は「ブレーメンの音楽隊」のどろぼうや「白雪姫」の皇太子妃親衛隊長など
 グリム童話に出てくるサブキャラたちが登場します。図書館には、短編集第1弾、
 『サブキャラたちの日本昔話』もあります。こちらもぜひどうぞ。  高学年から

『ずっと見つめていた』
森島いずみ/作(Fモ) 偕成社

 小学6年生、越の一家は、化学物質過敏症の妹、つぐみのために
 南アルプスのふもとへの移住を決める。自分の将来は?
 この先、家族はどうなってしまうのか?
 様々な出来事が起こる中で、越は戸惑いながら過ごすが・・・。
 著者の実体験を基に書かれた、ある一家の再生の物語。  高学年から


 

★ちしきの本★ 



『はじまりはたき火』
(501) 福音館

 暗い夜を明るくしてくれたり、寒い冬をあたためてくれたり、
 火はずっと私たちを助けてくれた。そして、火は石炭に変わり、電気になり…。
 これからの環境を考えながら、読んでほしい本。

『スポーツびっくり図鑑』
(780) 小学館

 オリンピック、パラリンピックに選ばれている97競技。アスリートたちは、
 なぜこんなことができるの?アスリートたちのおどろきの活躍と、
 ワザのひみつがわかる本。めざせ!未来のオリンピック!

『憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子』
佐藤真澄/著(289コ) 汐文社

 1945年8月6日、生後8か月で被爆した主人公は、原爆によって、
 顔にやけどを負った乙女たちと接する中で、米国への憎しみをつのらせていく。
 しかし、あるときエノラ・ゲイのパイロットと出会い、気持ちに変化が…。
 世界平和を訴えて講演活動を続ける近藤紘子の物語。

『戦場の秘密図書館~シリアに残された希望~』
マイク・トムソン/著(010) ぶんけい

 本を読むことが生きることの希望になる。それは昔のできごとではありません。
 今、世界中で起こっていることなのです。イラクでは長い内戦の中、静かに、
 強い意志で守られた秘密の図書館があります。そっと覗いてみてください。

『NHKスペシャル絵本恐竜超世界 デイノケイルス・トロオドン・モササウルスの物語』
(457) 徳間書店

 恐竜には今の鳥のような「羽」がはえていた!?一番新しい研究でわかった、
 「羽毛恐竜」と「海竜」について、はくりょくいっぱいのイラストで紹介します。

『科学者になろう!』
スティーブ・モールド/著(407) 化学同人

  めざせ!世界を変える科学者!科学のおもしろさをたいけんしよう!
 すぐにチャレンジできるじっけんやかんさつがもりだくさん。
 ゆうめいな科学者がどんなじっけんをしたのか調べられるよ。
 こうさくや、きかいがすきな子には『エンジニアになろう!』もあるよ。

『ラグビートップリーグ2020カラー名鑑』
(783) ベースボールマガジン社

 ワールドカップを見ましたか?ドキドキしましたね!
 三重県には、鈴鹿にトップリーグのチームがあります。グラウンドで見るラグビーは、
 ボールをける音や、タックルでぶつかる音などがきこえて、すごいはくりょく!
 リーグがはじまったら、見に行ってみよう!

『女子も!男子も!生理を知ろう(全3巻)』
(495) 汐文社

 「生理」は女の子にあるもの。でも、人間の体のしくみは、
 みんなが正しく知っていないといけません。
 からかったり、かくしたりするものでもありません。
 男の子も、男の子の親もいっしょに勉強してください。

『お蚕さんから糸と綿と』
大西暢夫/作(630) アリス館

 この本を読むまで、木綿(もめん)が綿花から作られたもので、
 真綿(まわた)が、カイコの糸から作られたものを指すのだとは知りませんでした。
 カイコとともに生きる人たちを追い、心を動かされる本です。

『えほん・絵本・134冊』
増田喜昭/著(019研究) 学研

 子どもの本専門店・メリーゴーランド店主・増田喜昭さんおすすめの本の紹介や、
 交流のある作家たちとの対談、メリーゴーランドの歴史など、盛りだくさんの1冊。
 表紙は荒井良二さん。四日市にここがあってよかった!と思う本です。
 さあ、メリーゴーランドに本を買いに行こう!

『りんごだんだん』
小川忠博/作(625) あすなろ書房

 りんご、食べるのをわすれていて、皮がすこししわっとなったこと、ない?
 じゃあ、もっとわすれていたら?りんごがしなびて、くさり、土にかえるまでの、
 一年以上にわたる写真の記録です。

『やっぱりしごとば』
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社

 4年ぶりの『しごとば』新刊!こんどの仕事は何かな?
 すべてのしごとばに、「ペンギン」と「忍者」がかくれていたり、
 絵の中にクイズがあったり、登場した人がほかのしごとばにいたり、
 すみからすみまでみのがせない!

あたらしく入った本(令和2年1月up)


新年あけましておめでとうございます。
お正月は楽しくすごせましたか?
カゼをひいたりしなかったでしょうか。
今年も元気にとしょかんへ来てくださいね!



 


★えほん★


『くまくまパン いちにちパンやさん』
西村敏雄/作 (P/二) あかね書房

 くまのパン屋を見学した子どもたち、パンづくりにチャレンジ。
 こねてまるめて、たのしそう。でも手が小さなりすくんはうまくできなくて…。


『もりのおくのクリスマスツリー』
ユーヴァル・ゾマー/作 (Pソ) ほるぷ出版

 ぼくは、小さくてかたむいていて、ぐらぐらするいっぽんの木。
 まわりの木はクリスマスツリーに選ばれて、ひとりぼっち。
 さみしくて、「だ、だ、だれかいる?」と夜のやみによびかけたら・・・。
 心がぽっとあたたかくなります。絵もとってもきれい!


『おそろしいよる』
きむらゆういち/作 殿内真帆/絵 (Pト) すずき出版

 しずまりかえったよる、こぶたがひとりでほんをよんでいると、
 ぱっとでんきがきえて、あたりはまっくら。
 すると、ドアがひらいてだれかがはいってきます。
 キラリとひかるきばに、こぶたはおもわずつくえにかくれて…。
 こぶたといっしょにドキドキする、ちょっぴりおそろしいえほんです。


『きのこのばけもの』
唯野元弘/文 石川えりこ/絵 (Pイ) すずき出版

 むかし、あるむらになまけもののおとこがすんでいました。
 そのむらでは、夜になっても月のひかりがあたりません。
 それが、きのこのばけもののせいだと気づいたおとこは、
 あるさくせんを思いつきます。


『ねことねこ』
町田尚子/作 (Pマ) こぐま社

 ねことねこ、おなじところどこだ?ぜんぜんちがうねこに見えても、よーく見てみると
 おなじところがあります。じっくりみくらべてみて。


『このままじゃ学校にいけません』
ブラッシェアーズ/文 エリザベス・バーグランド/絵 福本友美子/訳 (Pハ) 屑の工房
 学校にいきたくないエディは、ぶらさがってかくれていたらいいコウモリになったり、
 いじわるな子をこらしめるイカになったり。いろいろなどうぶつになってみますが、
 どれもうまくいきません。なみだをこぼして「あした学校にいきたくないかもしれないの」と
 うちあけたエディにママは…。想像力ゆたかな女の子が、一歩成長するおはなしです。


『わたしねこがかいたいの』
ミシェル・ロビンソン/文 チンルン・リー/絵 三原泉/訳 (Pリ) 岩崎書店
 けいとだまにやわらかいクッション。ねこがすきなものをならべてみたけれど、
 いっぴきもきません。えほんをかかえてねむりについたら、
 ねこがいっぱいあつまってきた!
 けれども、そのねこたちにはほんとうの飼い主がいて…。


『わたしのわごむはわたさない』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ) PHP

 ヨシタケさんは、タイトルを考えて、それに合った絵本を作るそうです。
 この絵本も、子どもあるあるな感じで、オチの一つ手前は予想通り!
 それが楽しいヨシタケさんの絵本です。


『はぐれくん、おおきなマルにであう』
シルヴァスタイン/作 (Pシ) あすなろ書房

 『ぼくを探しに』の続編で、以前は『ビッグ・オーとの出会い』というタイトルでしたが、
 新しく村上春樹の訳で出版されました。


『の』
junaida/作 福音館書店 (Pシ)
 人気画家junaidaの絵本です。『これはのみのぴこ』のような、
 「積み上げ歌(きりなしうた)」の形式ですが、
 とにかく、美しい絵を楽しんでください。


『やぎのグッドウィン』
ドン・フリーマン/さく (Pフ) 福音館書店
  『くまのコールテンくん』などで有名なドン・フリーマンが、
 昔の経験をモチーフに描いた絵本です。
 自由気ままなグッドウィンと、騒動の行方は…?


『フォックスさんのにわ』 ブライアン・リーズ/作 (Pリ) 評論社
 フォックスさんといぬはいつもいっしょ。
 あそぶのも、たべるのも、ねむるのも。どんなときでもはなれたことはありません。
 なかでも、いちばんすきなのは、いっしょにはたけしごとをすること。
 でも、ある日、かなしいことがおきて…。


『おうちをさがしてみかたをかえてごらん』
ケイト&ジョール・テンプル/文 テリ・ローズ・ベイントン/絵 (Pヘ) 潮出版社
 すむばしょがない、あしかのおやこ。おやこはあたらしいすむばしょがみつけられたかな?
 まえから、うしろから、よんでみてね。見方をかえるとせかいがかわります。


『コレットのにげたインコ』
イザベル・アルスノー/作 (Pア) 偕成社
 新しい町にひっこしてきたコレットが思わずついてしまった小さな「うそ」。
 にげたインコをさがすうちに近所のいろいろな友達と出会います。
 コレットの「うそ」は、どんどん大きくふくらんで…。


『とんでいったふうせんは』
ジェシー・オリベロス/文 ダナ・ウルエコッテ/絵 (Pウ) 絵本塾出版
 ぼくはふうせんをもっている。「思い出」という、ふうせん。
 おじいちゃんは、ぼくよりたくさんのふうせんをもっていた。
 ある日、おじいちゃんの手から、ふうせんがどんどんはなれて、飛んでいったのに、
 おじいちゃんは気づかなくて…。


★あかちゃんえほん★



『ぎゅぎゅぎゅのぎゅー』
森あさこ/作 (Pモ) ひかりのくに

 にゃあにゃあねこが、ぎゅぎゅぎゅのぎゅー。
 きんぎょもおばけも、はりねずみも。
 みんなでぎゅーってしてみてね。


★よみもの★



『マイク』
アンドリュー・ノリス/著 (933ノリ) 小学館

 プロテニスプレイヤーを目指すフロイド。ある日、テニスコートに見知らぬ男マイクが現れる。
 調子を崩し、試合もままならない。しかもマイクは、フロイド以外には見えないらしい。
 これからもテニスを続けるべきか、迷うフロイド。マイクは一体なぜ現れたのか。
 今、何か迷っていることがある、あなたへ届けたい物語。  10代から


★ちしきのほん★



『古墳のなぞがわかる本』
河野正訓/監修 (210) 岩崎書店

 日本のあちこちのにある古墳。いろいろな形があるよね。
 いつ、だれのために作られたのかな?中はどんなふうになっているの?
 古墳のなぞがわかります。かわいい「はにわ」もいっぱい!
  


『蒲生氏郷』コミック版日本の歴史シリーズ
(289カ) ポプラ社
 
 蒲生氏郷は、松坂城を築き、松阪市が商業で発展する元をつくりました。
 一方、信長の元、氏郷にひどく攻められた北伊勢や伊賀ではとても恐れられ、
 言うことをきかない子どもを「"がもじ"が来るぞ」とおどしたそうですよ。
 言われたことのある人はいるかな?


『子ども教養図鑑 世の中のしくみ』
小学校社会科授業づくり研究会/著 (307) 誠文堂新光社

 「選挙に行ったほうがいい?行かなくてもいい?」「税金で外国を援助するのは正しい?」
 社会、政治、環境など、いろいろな問いに対して、自分はどう思うか、と
 考えているうちに読み進めていけます。
 討論形式で、いろいろな意見を否定しないのがいいですね。


『ふゆとみずのまほう こおり』
片平孝/写真・文(451)ポプラ社

 ふゆになって気温がどんどんさがっていくと、いろんな場所にこおりができます。
 こおりは、場所やその時の気温によって、いろんなすがたかたちに変化します。


『道路のひみつ図鑑』
スタジオタッククリエイティブ (514)

 全国の道路の紹介や、標識、ガードレール、信号、作られ方など、
 ありそうでなかった道路のことだけの本。


『わたしたちの高速道路』
中日本高速 (514)

 高速道路上にあるすべてのもののこと、作られ方、歴史と、
 高速道路に関することすべてがつまった本!


『はじめよう!ブックコミュニケーション』
村中李衣・伊木洋/著 (子どもの本研究) 金子書房

 学校の教室で、先生と生徒でなく、人間同士として、
 本に気づかされたことや本との思い出などを自分の言葉で語りかける。
 そのようなことを、ブックコミュニケーションと呼ぶそうです。
 ブックトークでも読みきかせでもなく、準備も不要。
 一度、やってみたいですね。

あたらしくはいった本(令和元年11月up)

秋もふかくなって、夜のじかんがふえました。
本をよむのにぴったりのきせつです。
楽しい本をさがしにきてね。



★えほん★


『うみのあじ』
    たけがみたえ/作 (Pタ) あかね書房
    はじめていったうみ。犬の「べら」はおべんとうのばん。
    くんくん。のどがかわいて、みずをのむと、げっ、しょっぱい!
    うみのなかは、ゆーらゆーら、なんだかおもしろそう。なにかいる!

『丘のうえのいっぽんの木に』
    今森光彦/作 (Pイ) 童心社
    ちいさな丘のうえのいっぽんの「エノキ」の木。
    はる、オオムラサキのようちゅうが顔をだし、虫やとりがやってきて・・・。
    写真家・今森光彦さんの切り紙でたどる里山の一年。

『かわにくまがおっこちた』
    リチャード・T・モリス/著 レウィン・ファム/絵 木坂涼/訳(Pフ)岩崎書店
    あるところにながれているかわは、じぶんがかわであることをしりませんでした。
    あることがおこるまでは…。
    次のページでどんなことがおこるのか、気になる絵本です。

『うっかりおじさん』
 エマ・ヴィルケ/作(Pウ)朔北社
   おでかけのじゅんびをしている、うっかりおじさん。
     でかけるためにひつようなものはなにかな?
  うっかりおじさん、ぶじにじゅんびできるかな?

『チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ』
    イ・チュニ/文 キムドソン/絵 (Pキ)福音館
   チェクポとは、韓国のふろしき状の布のこと。
    オギは、おばあちゃんが作ってくれたチェクボをかばんにしています。
    でも、友だちのあたらしいかばんがうらやましくてたまりません・・・。

『王子と騎士』『村娘と王女』
    ダニエル・ハーク/作 スティーヴィー・ルイス/絵 河村めぐみ/訳 オークラ出版(P/ル)
   『王子と騎士』の王子は両親とともに花嫁をさがす旅に出ます。
   『村娘と王女』の村娘はある国の王子が花嫁をさがすための舞踏会にまねかれます。
    しかし、ほんとうは、王子が求めている相手は女性ではなく、
    村娘も男性である王子とは結婚したくありませんでした。
    そして、ふたりの前に運命の人があらわれます。
    それぞれの、ほんとうのしあわせについてかんがえる絵本です。

『うみへいったちいさなカニカニ』
    クリス・ホートン/作 BL出版 (Pホ)
    小さなカニカニの海デビュー!
   「おもうに・・・いちばんのてきは、なみじゃないかな。
    でも、ちょっとだけゆうきをだせば、いいかもね!」
    読みきかせをしたら、たのしそうな絵本です。

『ライオンになるには』
    エド・ヴィアー/作 BL出版 (Pウ)
    ライオンは、おそろしくてあらっぽくてらんぼうなもの。
    やさしいライオンだったら、変わらなくちゃいけないの?
   「自分らしく」生きたいライオンが、おどしではなくやさしいことばを使って、
   同じライオンや、読者に伝えてます。

『じゃない!』
    チョーヒカル/作 フレーベル館(Pチ)
    きゅうり・・・じゃない!いちご・・・じゃない!
    えーっ!?絵本ならではの表現が生きる、びっくり絵本。
    これ以上は説明できないので、ぜひ読んでみて!

『ねこおどる』
    広瀬克也(Pヒ) 絵本館
    ねこたちあつまりおどりだす。
    トンネルくぐって、ほんだなのぼって、ニャンニャンミャンミャンねこおどる。
    ねこたちといっしょにおどってみよう!

『こどもかいぎ』
    北村裕花(Pキ) フレーベル館
  「おこられたときはどうしたらいいか」こどもかいぎがはじまります。
  ごめんなさいってあやまる?ないちゃう?
  いろんないけんがでてきます。みんなもいっしょにかんがえてみる?


★よみもの★


『おかしえんのごろんたん』
  おくやまれいこ/作・絵(Fオ)双葉社
  「なつぞら」のモデル、奥山玲子さんが1980年に出版したおはなし。
  夫である、アニメーターの小田部羊一さんのインタビューも収録されています。
     低学年から。

『もえぎ草子』
  久保田香里/作 (Fク) くもん出版
  貴族とふつうの人たちの生活に、大きな違いがあった平安時代。
  おばが、主とともに地方にいくことになり、萌黄は大内裏で下働きをすることになる。
  持っているのは、見知らぬ父が作ったという、まっしろな紙だけ。
  萌黄は、清少納言や路上の歌うたいと出会い、「言葉」を書き広める紙の魅力に
       ひかれていく。
  紙が特別なものだったこの時代、枕草子から生まれた物語。10代から。

『おばけとしょかん』
  斉藤洋/作(Fサ)講談社
  本をよみながら、としょかんでねむってしまったぼくは、おばけバスにのるゆめを見ます。
   「もしもし」という声がきこえて目をさますと…。低学年から。

『しぶがきほしがきあまいかき』
  石川えりこ/作 (Fイ) 福音館
  秋、おばあちゃんに「ほしがき」の作り方をおしえてもらったちえちゃん。
  かきのかわをむき、ひとつひとつつるします。あまーいあまーいかきになあれ!
  そんなある夜…。さあ、おいしいほしがきがたべられるかな? 中学年から。

『ハヤクさん一家とかしこいねこ』
  マイケル・ローゼン/作 トニー・ロス/絵 ないとうふみこ/訳 (933/ロセ/19) 徳間書店
  いつもあわてているハヤクさんちのおとうさんとおかあさん。
  ある朝、むすこのハリーを学校に送っていくのをわすれてしまいます。
  それをみていた飼いねこのトラーがとった行動とは?中学年から。


★ちしきの本★


『しかけは世界を変える!!』
  松村真宏/著 東京ニュース通信社(141)
  ここでいう「しかけ」は、「べんりにすること」「くふうすること」というような意味。
  ごみをすてたくなるしかけ。待つのが楽しくなる信号機のしかけ。
  いろんな発見とくふうが見つかります。

『地獄の歩き方』
  田村正彦/監修 小野崎理香・水野ぷりん/絵 (181) 金の星社
  人は死んだらどうなるの?どんなところへ行くの?
  だいじょうぶ!この本をよめば、まよいません。
  知ってるようでよくわからない地獄のガイドブック。え?行きたくなかった?

『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』 
  金治直美/文(289ホ)佼成出版社
  点字を作った人といえばルイ・ブライユ!(ですよね?)
  では、点字図書館を作った人といえば?
  だれもが本を読めるように、戦争で建物が壊れても、もう一度作り上げた人。
  点字のことを調べるときは、点字図書館のことも調べてみてね。

『死ぬんじゃねーぞ!!いじめられている君はゼッタイ悪くない』
  中川翔子/著(371)文藝春秋
  作者が学校でいじめられた経験から生み出した、生きるためのヒントを与えてくれます。
  いじめで悩んでいる人、いじめについて考えたい人など、
  こどもだけでなくおとなにも読んでほしい一冊です。

『おばあちゃんのちいさかったとき』
  おちとよこ/文 ながたはるみ/絵 (384) 福音館書店
  30年ほど前の本『母さんのちいさかったころ』のリニューアルです。
  当時の「母さん」は、今の子どもから見て「おばあさん」の世代になり、
  絵やものの名前をつけ足したり、文章を改めたりしてあります。

『親子で楽しむ和算の図鑑』
  谷津鋼一/著 (419) 技術評論社
  江戸時代、子どもたちが寺子屋でならっていた算術。
  九九をしたり、重さや距離をはかったり。今の算数とにてるけど、少しちがうね。
  算数のルーツ「江戸の算術」に、ぜひチャレンジしてみて!

『くらべる骨格動物図鑑』
  川崎悟司/著 (481) 新星出版社
  この本のポイントは、「いろいろな動物のすがたを、
      海パンのおじさんがマネしているイラスト」。
  イラストのインパクトが強すぎて、内容が頭に入ってこないという問題があります・・・。

『親子で楽しむかんたんプラモデル』
  廣田恵介/著 (507) スティングレイ
  プラモデル、作ったことありますか?
  ガンプラを作ったなあ、という親の世代は多いでしょうね。
  ガンダムやスター・ウォーズなどのほかにも、ポケモンやくまモン、
  昆虫などもあるんですよ!自分で作り出すのは楽しいよ。

『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』 
  滝沢秀一/著(518)太田出版
  このゴミは燃えるごみ?資源ごみ?まるで謎解きみたいです。
  めんどくさーいと言わずに考えてみてね。
  お父さんお母さんにも教えてあげよう! 

『日本100名城のひみつ』
  萩原さちこ/著 日本城郭協会/監修 (521) 小学館
  遠くからみても、近くからみても、「よく建てたなぁ!」とびっくりするお城。
  だれが、何のために、どうやって建てたか。そんなお城のひみつがいっぱいの本。
  各地の名城がよーくわかります。これであなたもお城博士。

『よくわかるVR 何ができる?社会はどう変わる?』
  舘暲/監修(548)PHP研究所
  VRについてどのくらいしっていますか?
  VRを活用することで、わたしたちの暮らしはどのようにかわるのでしょうか。
 
『放課後の文章教室』
  小手鞠るい/著(816)偕成社
  作家作家の小手鞠るいさんが、Twitter、小説、翻訳、作文など、
  さまざまな文章の書き方について、質問に答えてくれます。
  自身の経験を踏まえたていねいな回答は、まるで物語を読んでいるようにも思えます。

あたらしくはいった本(令和元年9月up)

あつかった夏もすぎて、秋がちかづいてきました。
お気に入りの一冊をぜひみつけて読書の秋を楽しんでみてね。


★えほん★


『このほんよんでくれ!』  
  ベネディクト・カルボネリ/文 ミカエル・ドゥリュリュー/絵 (Pト)クレヨンハウス

  おやこが絵本をよんでいるのを、うしろで聞いていたオオカミ。
  落としていった絵本をひろったけど、本が読めません。森の動物たちに、
  「読んで」とたのむのですが・・・。さあ、づづきはどうなるかな。

『ヒキガエルがいく』 
  パク・ジョンチェ/作 (Pハ)岩波書店

  トン いっぴきのヒキガエルがあらわれた。ト トトン。もういっぴきあらわれた。
  ドンドンダンダン ドンドンドンドン。つぎつぎにあらわれるカエルたち。圧巻!

『ぼくたちはみんな旅をする』 
  ローラ・ノウルズ/文 クリス・マッデン/絵 (Pマ)講談社

  水の中、高い空、広い大地、動物たちは旅をする。季節がかわり、子どもを
 そだて、食べ物をさがして。驚くほどたくさんの動物たちの旅を、みて。

『ヒロシマ 消えた家族』  
  指田和/著 鈴木六郎/写真  (Pス)ポプラ社

  太平洋戦争末期、昭和20年、8月6日。たった一発の原子爆弾が、えがおに
 あふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。戦争中であっても愛に
 つつまれてしあわせにすごしていた、家族の記録写真を通して戦争と平和に
 ついて考える写真絵本。

『ナマコ天国』 
  本川達雄/作 こしだミカ/絵 (Pコ)偕成社

   まっぷたつにされてもへいきだったり、ゴシゴシこすると、とけたり、
  ナマコにはへんなところがいっぱい!知れば知るほどおもしろい
  ナマコの絵本です。

『みなとまちから』 
  nakaban/作 植田真/絵 (Pウ)佼成出版社

 しずかな みなと。みみをすませていると、いろんなおとがきこえてくる。
 あめがふってきた。あまやどりに入ったみせでみた、ふしぎなゆめ…。
 作者が入れ替わった『とおいまちのこと』もぜひ。

『すきっていわなきゃだめ?』 
  辻村深月/作 今日マチ子/絵 (Pキ)

『すきなひと』 
  桜庭一樹/作 嶽まいこ/絵 (Pタ) 岩崎書店・恋の絵本シリーズ

  人気小説家が、「恋」をテーマに、絵本の文章を書くシリーズ。
  2冊とも、「恋」の話だけど、「普通」「同じ」でなくていいよ、
 というメッセージにもなっていて、年齢、性別関係なく心に響く絵本です。

『しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち』 
  たしろちさと/作・絵 (Pタ)ひかりのくに

  大のなかよしのしろちゃんとはりちゃんは、1本のアイスキャンディーをめぐって
  おおげんかをしてしまいます。なかなおりできるかな?

『エジソン ネズミの海底大冒険』 
  トーベン・クールマン/作 (Pク)ブロンズ新社

 ネズミの冒険シリーズ、次は海!先祖がのこした手紙をもって、ネズミの大学に
 やってきたピート。その宝を見つけるためには、海にもぐらなくてはいけない…!
 空を飛び、月へ行ったネズミがいるなら、海にもぐれないはずはない!ぜひ一度、手にとって欲しいシリーズです。


『じごく ごくらく こころノート』 
  くら田たまえ/作(Pク)風濤社

 じごくでも、ごくらくでも、同じ長いはしを使うけど、食べ方はだいぶ違うみたい。
 じごくのこころと、ごくらくのこころ。あなたのこころシールは、どちらがたくさん
 たまるかな?

『夜のあいだに』 
  テリー・ファン,エリック・ファン/作(Pフ)ゴブリン書房

 ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。
 いそいできがえて、階段をおり、おもてへとびだしてみると・・・。ようこそ
 グリムロック通りへ!さあ、これからこの通りにふしぎなことがおこります。
 そして気づけば、町にも人にも変化が・・・。

『ばらいろのかさ』 
  アメリー・カロ/文 ジュヌヴィエーヴ・ゴドブー/絵(Pコ)福音館書店

 いつも明るいカフェのアデル。でも雨の日は、まったくやる気がでなくなって、
 閉じこもってしまいます。そんなある日、店に置いてあったのは、大好きなばらいろのくつ。
 次のときには、ばらいろのレインコート。いったいだれが?苦手な雨の日だけど、外へ出てみると…。

『たぬきのひみつ』 
  加藤休ミ/作(Pカ)文溪堂

 「だれにもいっちゃいけないよ。」たぬきのひみつをしったどうぶつたちは
 つぎつぎにじぶんのひみつをはなしますが・・・。どうぶつたちのおいしいひみつって!?

『エミージーンのぼうし』
  メアリー・チャルマーズ/作(Pチ)岩波書店

 小さな絵本「こねこのハリー」を知ってますか?同じ作者が描いた絵本が、
 新しく翻訳されました。幼いこどもたちと動物たちのやりとりが楽しい、手のひらサイズの絵本です。

『みらいのえんそく』 
  ジョン・ヘア/作(Pヘ)あすなろ書房
  
  えんそくは、月へ!地球をながめたり、写生をしたり。おっと、先住民がいる!
  ファーストコンタクト(?)絵本です。

『ねこになりたい』
  山口哲司/作・絵(Pヤ)出版ワークス

  ねこになりたい、ねこのように自由気ままに外を冒険してみたい、とおもったことはありますか?
  この絵本は、そんなねがいをかなえてくれます。


★あかちゃんのえほん★

『そらまめくんこんにちは』 
  なかやみわ/作 (Pナ)小学館

  そらまめくんがおでかけです。大人気のそらまめくん赤ちゃん絵本シリーズ第二弾。

『おばけのばあ』 
  せなけいこ/作・絵 (Pセ)角川書店

 だあれ、だあれ、いない、いない、ばあ!うさこちゃんもねこちゃんも・・・。
  あれ?おつぎはだあれ?さいごには、おばけもあらわれて・・・!?絵本作家
  デビュー50周年を迎えたせなけいこさんがこどもたちのために貼り絵で
  描きおろした<いないいないばああそび>赤ちゃん絵本。

『だっぴ!』 
  北村直子/作 (Pキ)こぐま社

  おや?だんごむしが、もぞもぞ。だっぴ!ヘビもイモリもセミももぞもぞ。そしてさいごは?


★よみもの★


『タヌキのきょうしつ』 
  長谷川義史/作 (Fハ)あかね書房

  小学校をのぞいたタヌキのおとうさんは、「これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだ。」と、 
  夜のきょうしつでべんきょうを教えはじめました。 ところがある日、せんそうがはじまって・・・。
  少し前の、ひろしまでのお話。低学年から。

『タテルさん ゆめのいえをたてる』 
  ステファン・テマーソン/作 (989)エクスナレッジ

 さあ、あなたのゆめの家はどんな家?おしろのような家?庭つきの家?
  たてる家が決まりました!いつも話を 聞かずに、つっぱしってしまうタテルさん。
  どんな家になるのでしょう? 中学年から。

『ぼくんちの海賊トレジャ』 
  柏葉幸子/作 (Fカ)偕成社

 どしゃぶりの雨が止んだら、ぼくの家の上に海賊の船が落ちてきた!船から出てきた
  海賊は、ぼくにしか見えない!?たからものを出せって言われても、なんのことだかわからないし。 
  「青くて四角でうたうもの」って、いったいなんだろう? 中学年から。

『ジークの睡眠相談所』 
  春間美幸/作 (Fハ)講談社

毎日ねむくてしょうがない小学五年生のミントは、ある日謎の睡魔・ジークと出会う。
「眠気」を求めてわるさをする睡魔を、ふたりは退治できるのか?高学年から。



★ちしきの本★


『名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」』 
  小手鞠るい/著(369)原書房

 敵国の子だから、肌や目の色がちがうから。そんな理由で、
  戦後、アメリカ兵と日本人のあいだに生まれ、日本のあちこちに置き捨てられた、たくさんの混血孤児たち。
  子どもたちを引き取り、大切に育てた、澤田美喜と、エリザベス・サンダース・ホームの
  愛のノンフィクション。

『親子で学ぶお金と経済の図鑑』 
  (330)技術評論社

  生活のお金、ものの価格、銀行、社会保障、税金、株、世界経済・・・お金に関する
  あらゆることの基本を、たくさんの図でわかりやすく解説してあります。ふりがなつき。

『月のみちかけ』 
  藤井旭/監修・写真 (446)ほるぷ出版

  「月のひみつシリーズ」全3巻のうちの1冊。写真とイラストでやさしく説明してあります。
  小学校低学年ぐらいに、いちばんわかりやすい本ではないでしょうか。

『化石ハンター』 
  (457)PHP

 恐竜といえば小林快次先生。が、子どものころは恐竜少年ではなかった。 
   じゃあ、なぜ恐竜学者になったの?小林先生が恐竜に出あうまでのいろいろ。
  好きなこと、気になっていることへの一歩をふみだしたくなる本。

『ファーブル先生の昆虫教室③』 
  奥本大三郎/文 (486)ポプラ社

 昆虫大好き!…というほどではないけど、ちょっとは好き。昆虫の写真は
  苦手だけど、絵なら読みたいな、でも物語ではないちゃんと昆虫のことが
  わかる本…このシリーズをおすすめします!ひそかに人気ですよ。

『庭に咲く花えほん』 
  (627)あすなろ書房

  見たことがある花でも、色や咲き方がちがうものもあります。
  じぶんのまわりにはどの花がさいているかさがしてみてね。

『はじめてのラグビー』 
  (783)世界文化社

  2019年に、日本で開かれるワールドラグビー。でもラグビーのルールって
   どんなの? ラグビーのルール、練習方法、心がまえ、そして観戦のしかた。
   レジェンドが教える、子どもたちへのメッセージ。

『図書館のための簡単な本の修理』 
  (014研究)少年写真新聞社

   トイレットペーパーの芯や竹串など、身の回りにあるものできれいに本を直せます!
  写真入りで、本の修理をとてもわかりやすく教えてくれます。

『かこさとしの世界』 
  (726研究)平凡社 

  若いころの絵画から絵本の下絵まで、かこさとしの業績を振り返ります。 
  『とこちゃんはどこ』のパースや、科学絵本の下絵などは圧巻!

『わたしが障害者じゃなくなる日』 
  海老原宏美/著 (369人権)旬報社

 生まれたときから病気の人、体のどこかがわるい人は、みんな障害者?そうじゃないよ。
  障害はその人にあるんじゃなくて、周りのたてものや社会が障害をつくってる。
  どうやったらなくせるのかな?元気なわたしたちにできることはなんだろう?

『イソップ絵本はどこからきたのか』 
  加藤康子、三宅興子、高岡厚子/著 (成人726.5)三弥井書店

  「イソップ物語」は、紀元前にギリシャで誕生したといわれていますが、
  日本に入ったのも早く、 江戸時代には「伊曾保物語」として出版されています。
  和風の絵のイソップ物語もなかなか楽しそう。


あたらしくはいった本(令和元年7月up)


もうすぐ夏休みですね!
図書館は、本がたくさんあって、宿題ができて、すずしくって、夏休みにはぴったり。
自由研究や読書感想文に使う本のことで、聞きたいことがあったら、
図書館の人に聞いてね。
みんなが来てくれるのを楽しみにしています!


 

★えほん★


『へいわとせんそう』
 谷川俊太郎/文 Noritake/絵 (Pノ) ブロンズ新社

 へいわのボクとせんそうのボク、へいわのかぞくとせんそうのかぞく。
 同じ人や物、場所でも、ページをめくっていくうちに、かわっていく。
 へいわとせんそうのちがいがわかるかな?あたらしいへいわ絵本。


『タタタタ』
 りとうようい/作 (Pリ) すずき出版

 タタタタ、はしってくるチーター。きがついたガゼルがにげる。
 あれれ?チーターはガゼルをとびこし、ヌーのむれもとびこし、タタタタ。
 いっしょにたのしくはしりたくなるね。


『なまえのないねこ』
 竹下文子/文 町田尚子/絵 (Pマ) 小峰書店

 ぼくはなまえがない「ねこ」。ほんやさんのねこも、やおやののねこも、
 みんななまえをもっている。ぼくもなまえをさがしにいったけど、
 みつからなくてあまやどりをしていると・・・。
 ちいさな女の子にであって、わかった。ほんとうにほしかったもの。


『らくごえほん てんしき』
 川端誠/作  (Pカ にんき者) 角川書店

 川端誠さんのらくごえほん、出版社を変えて新作が登場です。


『とりづくし』
 内田麟太郎/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 鈴木出版

 ことり ちりとり きれいずき。 きれいな へやに うっとり ことり。
 あんな「とり」、こんな「とり」。そんな「とり」?
 「とり」づくしのことばあそびえほん。


『もしもだるまにであったら』
 山田マチ/作 福島モンタ/絵 (Pフ) あかね書房

  もしも道ばたでだるまにであったらどうしますか?もしもこいのぼりが泳いでいたら…?
  そんな、もしもの世界にまよいこんだときのための絵本です。


『マチルダとふたりのパパ』
 メル・エリオット/さく (Pエ) 岩崎書店

 てんこうせいのマチルダには、パパがふたりいるんだって。だからきっと、
 楽しさも2ばい!はやくマチルダのうちにいきたくて、ウズウズしてたけど…
 思ったよりおもしろくない。だって、ぜんぜん、ふつうなんだもん!


『あみかけクジラ』『クジラまつり』『もりくいクジラ』
 川村たかし/文 赤羽末吉/絵 (Pア) BL出版

 1973年に出版された絵本が復刻しました。四日市にもクジラにまつわる話や、
 お祭りがありますね。昔むかしの、クジラと人とのつながりを感じさせる絵本です。


『もじもじこぶくん』
 小野寺悦子/ぶん きくちちき/え (Pキ) 福音館

 とってもはずかしがりやで、いつも、もじもじしている「こぶくん」。その姿を見ていると、
 小さいころの自分を思い出します…。私もそうだった…という大人にも、
 引っ込み思案なこどもたちにも、読んでほしい絵本です。
 がんばれ、こぶくん。おいしいアイスクリームのために!


『かめくんのさんぽ』
 なかのひろたか/作 (Pナ にんき者) 福音館

 今日は、ぽかぽかいい天気。おさんぽにいこうとさそいますが、みんなおひるね。
 えっちら、おっちら、かめくんのさんぽのはじまりです。
 「ぞうくんのさんぽ」に新しい一冊が加わりましたよ。


『DJ YOYO』 
 おおなり修司/文 飯野和好/絵 (Pイ) 絵本館 

 もうおきろYO!ちこくするYO!おきようYO!YOYOYO!
 こんなDJであさ、おこしてくれるんなら、すぐおきちゃうよね!


『でんせつのじゃんけんバトル』
 D・ディウォㇽト/文 A・レックス/絵 (Pレ) 河出書房新社

 ふつうのじゃんけんなんだけど、なんでこんなにハイテンション!?
 読みきかせに人気の本です。絵本の文字の迫力に負けないよう、
 盛り盛りで読むのがコツ!


 

★あかちゃんのえほん★


『ぺったんこぷっくらこ』
 矢野アケミ/作 アリス館

 ホットケーキはぺったんこ。シュークリームはぷっくらこ。じゃあ、ふうせんは…?
 いろんなぺったんことぷっくらこをみつけてみよう。


『さんびきのおさる』
 あべけんじ/作 福音館書店

 いぼん、にぼん、さぼんはさんびきのおさる。なかよくおさんぽにおでかけ。
 くりくりおめめにふわっとした毛並がかわいい、フランスの子どもたちが夢中になったそう。


 

★よみもの★


『鬼遊び 鬼よぶわらべ歌』
 廣島玲子/作 (Fヒ) 小峰書店

 知らない子どもがそばにいる。知ってる子どもが消えている。鬼のあそびはほんとに
 こわい。遊んでいるうちに、ふとしたことで鬼の領域に足をふみいれた子どもたち。
 うっすらこわい8つのおはなしを、夏の夜にぜひどうぞ。中学年から。


『こわいオオカミのはなしをしよう』
 ウィリアム・マクリーリー/作 (933マク) 岩波書店

 マイケルはパパに、おはなしをしてもらうのが大好き。お気に入りのオオカミが
 登場したおはなしは、マイケルの手助けでどんどん進み…。親子のやりとりが楽しい、
 一気に読みたくなる物語です。高学年から。


『マザーグースのうた』
 蜂飼 耳/文 (931)ポプラ社

 欧米でよく知られているマザーグース。おもしろい歌、ふしぎな歌、すこしこわい歌。
 どこかで聞いたことがあるかも。ページの終わりにのっている英文は、
 リズムがあってとっても楽しい。中学年から。


 

★ちしきの本★


『水木しげるの妖怪えほん』
 水木しげる/著  (388) 講談社

 たくさんの妖怪のすがたを絵にしてきた、水木しげるの世界にようこそ。
 NHKEテレ「てれび絵本」で人気をよんだ「水木しげる妖怪えほん」が本になりました。
 子どもも大人も楽しめる妖怪絵本。


『日本昔ばなしのことば絵本』
 (388) ナツメ社

 昔ばなしには、今ではあまりみかけたり聞きなれない道具や仕事が出てきます。
 そういったことばをジャンルごとに章にわけ、絵と説明文でわかりやすく紹介しています。
 読んで楽しいまめちしきや行事の由来、行事にまつわる出来事も知ることができます。


『なぜなぜ?かいけつルーペくん』
 うえたに夫婦/著 (404) パイインターナショナル

 おうちのふしぎをさがせ!えんぴつ、電子レンジ、カビ、お金…あれもこれも、気になる!
 小学生低学年にもおすすめできる、科学の本です。


『身近なアリけんさくブック』
 (486) 仮説社

 日本に住んでいる約300種類のアリの中から、よく見かけるアリをえらんでくわしく説明。
 体の大きさ、色、住んでいる場所、とくちょうなど、アリの生活がよーくわかります。
 こんなにいっぱいいたのかと、びっくり!これであなたもアリ博士。


『そうだったのか!しゅんかん図鑑』
 伊知地国夫/写真  (746) 小学館

 シャボン玉がわれるしゅんかんを見たことがありますか?シャボン玉のほかにも
 いっしゅんでおわってしまう「しゅんかん」をじっくり見ることができる図鑑です。


『数え方図鑑 身近なモノをなんでも数えてみたくなる!』
 やまぐちかおり/絵 (815) 日本図書センター

 ものの数え方にはちゃんとルールや意味があると知っていますか?
 この本では、宇宙人など架空の生きものの数え方も教えてくれます。


『かがくのとものもと』月刊科学絵本「かがくのとも」の50年
 (019 研究)福音館書店

 『ばばばあちゃん』や『みんなうんち』など、雑誌「かがくのとも」からは、たくさんの
 すばらしい絵本が生まれました。50周年を記念し作られたこの本は、
 かがくのとも全リストや、作家のコメント、一冊のかがくのともができるまで、など、
 もりだくさんで楽しさいっぱいです!

あたらしくはいった本(令和元年5月up)


新学期もスタートして、新生活にもなれてきたかな?
お天気のいい日は外で本をよむのもすてきですね!



★えほん★



『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』 
  岡田よしたか/作 (Pオ) 佼成出版社 

 おさらにならんだ、できたてのおにぎりたち。じぶんたちにはいる、おにぎりの
 「ぐ」をさがしにでかけます。さいごには、どの「ぐ」がはいるかな? 

『かんぺきなこども』 
 ミカエル・エスコフィエ/作 マチュー・モデ/絵 (Pモ) ポプラ社

 マカロン夫妻が「子どもストア」に出かけて買ったものは、「かんぺきなこども」。
 きれいに食べるし、ちらかさないであそぶし、テレビを見ずに本を読みます。
 「かんぺきなこども」に、マカロン夫妻は大満足でしたが・・・フランス的ユーモアの絵本です。

『ゆげゆげ~』 
 さいとうしのぶ/作 (Pサ) 教育画劇

 朝ごはんのみそ汁、ゆげゆげ~。炊き立てごはん、ゆげゆげ~。パン屋さんの
 やきたてパンも、給食も、みんなみんなゆげゆげ~。元気なゆげのたのしい絵本。

『いき』 
 中川ひろたか/作 北村裕花/絵 (Pキ) アリス館

 いきているものは、にんげんもしょくぶつだって、みんないきをしている。でも、
 さいきんは森がすくなくなって、しょくぶつのさんそがへってきているんだって。

『みんなとちがうきみだけど』 
 ジャクリーン・ウッドソン/作 ラファエル・ロペス/絵 (Pロ) 汐文社

 きょうしつにはいると、そこにいるみんながきみとちがっています。
 みんなとちがうことはくるしいことかもしれません。でもすてきなことでもあるのです

『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』 
 シゲタサヤカ/作 (Pシ) 白泉社

 まちのたべものやさんが集まってしりとりたいかい!いろんな食べ物たちが
 気合を入れて登場します。いったいどんなしりとりたいかいになるのでしょうか?

『どこどここけし』 
 山田マチ/作 花山かずみ/絵 (Pハ) こぐま社

 あれ?こけしがいなくなっちゃった!たいこのバチ、キリンのツノ……こけしが
 いろんなものに変身しながら旅にでます。こけしのお顔がとてもかわいいです。
 どこにこけしがいるのかさがしながら読んでみよう。

『パパといっしょ』 
 スーシー/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ

 おおきなパパ。ちいさなわたし。にぎやかな雰囲気ではないけれど、ほっとする
 日常の姿が描かれています。

『とびきりおかしなマラソンレース 1904年セントルイスオリンピック』 
 メーガン・マッカーシー/作 (Pマ) 光村教育図書

 セントルイスで行なわれた、はじめてのオリンピックのマラソン競技のほんとうの話。
 選手たちはおなかがいたくなったり、ぬすんだモモをたべたり、犬においかけられたり。
 同じ年に行なわれた万博で、みんなははじめてホットドッグを食べ、コーラをのみ、コーン
 つきアイスクリームを食べたとか。びっくりすることばかり。はじめてって、おもしろい!
 どのチームが優勝するのか予想してみてください。

『こんとん』 
 夢枕獏/文 松本大洋/絵 (Pマ) 偕成社

 漢字にすると混沌…いや、それとは別かもしれない。むかしむかしのこと。
 「こんとん」といういきもの…妖怪…まぁ、そんな何かがいた。いつも笑っていた
 「こんとん」その身におきた、ある出来事…。

『数字はわたしのことば』 
 シェリル・バードー/文 バーバラ・マクリントック/絵 (Pマ) ほるぷ出版

 女性は勉強をする必要はないといわれていた、むかしのこと。数学が大好きな女の子がいました。
 彼女の名前はソフィー・ジェルマン。ソフィーにとって、数学はことばと同じ。わかりやすい決まりで
 できていて、世界をあらわしている。理系女子におすすめ!

『イライラくんとこえだちゃん』 
 レモニー・スニケット/文 マシュー・フォーサイス/絵 (Pフ) 評論社

 イライラくんがそばにやってくると、ちいさなおんなのこもおかあさんもみんなふきげんになります。
 反対に、こえだちゃんをひろったひとは、なぜだかとってもごきげんなきもちになります。
 ちょっとしたことでふきげんになったり、ごきげんになったりするきもちの絵本。


★あかちゃんのえほん★

『すごいぞ!!きょうりゅう』 
 鎌田歩/作 教育画劇

 プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、めくってたのしいきょうりゅうえほん。

『ぱんだんす』 
 やまぐちりりこ/文 すがわらけいこ/絵 アリス館

 ぱんだのだんす ぱんだんす。おしりふりふりしたり、ぷるんぷるんしたり。
 さんぽをしたり、だっしゅをしたり、そしてさいごは…。たのしくておどりたくなっちゃう絵本。

そらまめくんとおまめのなかま』
 なかやみわ/作 小学館

 大人気シリーズ「そらまめくん」の初めての赤ちゃん絵本です。お豆たちと
 たのしくあそびましょ。

『パンダかぞえたいそう』
 いりやまさとし/作 講談社

 まるくてあまーい、1はいちご。りょうてをぱたぱた、こけこっこー、2はにわとり。
 さあ、パンダといっしょにかぞえたいそうはじめよう!
 パンダとたいそうシリーズの新作でました。

『けんちゃんとあそぼう』シリーズ全3巻 
 くろいけん/さく・え あかね書房

 1982年に発売されたされた絵本ですが、今も買うことができます!
 長く読み継がれている証拠ですね。
 みんなもいっしょに、けんちゃんとあそびましょう!


★よみもの★


『ウィリーのぼうけん』 
 マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 (933フラ)福音館  

 ウィリーは小さい男の子。冒険といっても、家の中や、ほんの庭のまわりのこと。
 でもこの年齢の子どもにとっては、それが毎日の大冒険!エルマーやウーフと
 同じように、隣に座って読んであげたい幼年童話。

「さらわれたオレオマーガリン王子」 
 マーク・トウェインとフィリップ・ステッド/作 エリン・ステッド/画 ひこ・田中と横川寿美子/訳(933トウ) 福音館

 あの「トム・ソーヤの冒険」を書いたマーク・トウェインが、自分の子どもたちに語った知られざる物語。
 トウェインと語り合いながら仕立て直した物語は、どんな結末を迎えるのか…。高学年から

『羊の告解』 
 いとうみく/作 (Fイ) 静山社

 父さんは人を殺した。真相もわからないまま、突然「加害者家族」となってしまった中学3年の涼平。
 オレは父さんと同じ犯罪者なのか?ゆれ動く少年の再生と許しの物語。10代から


★ちしきのほん★


『図解はじめて学ぶみんなの政治』
 (310) 晶文社

 イギリス発、世界で人気の政治の入門書です。図が豊富で、たとえが本当に身近で、
 なるほどそれも政治か!と納得できます。政治を理解すれば、世の中にも人生にも
 役に立ちます。子どもと若者、おとな、すべての人に読んでほしい!

『キモい!生きもの』
 (480) 宝島社  

  キモいというか、キモカッコいい生きもの大集合。おやつのレシピページが
  (ちゃんと本当に作れるレシピです)、おしゃれでおいしそう!正体を知らなきゃね・・・。

『コロコロ迷路』
 (750)イカダ社
  
  ピンポン玉やビー玉をコロコロ転がす、みんなが大すきな迷路が身のまわりに
  あるものでかんたんに作れちゃう。そして、少しむずかしいアレンジ迷路、
  二階建て迷路、紙皿迷路なども。いろいろ作ってあそんでみよう!

『地図で見る日本の外国人』
 (334) ナカニシヤ出版 

  3月から、日本に住んで働く外国の人のための法律がかわりました。しかし今すでに、
    大勢の外国の人が日本に住んでいて、四日市市は、全国と比べても外国の人が多い市です。
    地図とグラフで、これらの状況を確認してみましょう。

『わたしは女の子だから 世界を変える夢をあきらめない子どもたち』
  ローズマリー・マカーニーほか/文 (367) 西村書店  

   わたしは女の子だから、学校にいけない。とても貧しい。とても危険にさらされている。
   だけど、わたしは女の子だからこそ、教育を受け、人を助け、世界を変える。
   そんな少女たちと出会い、考える本です。

『こどものための防災教室 身の守りかたがわかる本』
 今泉マユ子/著 (369)  理論社

  災害大国、日本。いつどこで、だれが災害にあうか、わかりません。少しでも被害を
  減らすことができるように、大人も子どもも防災について考えてみましょう。
  姉妹本の「災害食がわかる本」もチェックしてくださいね。
 
『ことばハンター』
 飯間浩明/著 (813) ポプラ社

    辞書を作る人になるためには、言葉に敏感でなくてはいけない!カメラを持って街を歩いたり、
    毎晩アニメをチェックしたり…。ん?おかしいって?いやいや、これは飯間さんの生活の一部
    なんです。どんな人かぜひ読んでみてください。

『家をせおって歩く』
  村上慧/作 (702)

   ページを開いてみて。小さな小さな家が道を歩いている、おかしな写真に出会えます。
    アーティストの村上慧さんが、発泡スチロール製の家をかついで日本中歩いた
    様子を写真とイラストで記録しました。 とにかく一度見てほしい面白さ!

あたらしくはいった本(平成31年1月up)

新しい一年がスタートしました。
かぜをひかないようにあたたかくして図書館にきてくださいね。



★えほん★
 
『おなじ月をみて』  
 ジミー・リャオ/作(Pシ) ブロンズ社

  まどからそとをみているハンハンの前につぎつぎにやってくるのは、けがをした
 どうぶつたち。そしてある日とまった一台の車からおりてきたのは・・・!
 戦争からかえってくるパパをまつ家族の話。
 
『めぐる森の物語』  
 いまいあやの/作(Pイ) BL出版

   どんぐりを落とした野うさぎのあとをおいかけて、たどりついた荒れ地。地面に
  どんぐりをうめるうさぎ。鳥たち。森の動物や虫たち。ぼくはなんだかねむく
  なってきて、めざめると・・・。森でつながっていく、 いのちの物語。
 
『せん』 
 スージー・リー/作(Pリ) 岩波書店

  白い紙にかかれたえんぴつのせん。飛びでてきたのはスケートぐつをはいた
   女の子。文字のない楽しい世界が、紙の上でどんどんひろがります。

『それしかないわけないでしょう』
 ヨシタケシンスケ/作(Pヨ) 白泉社

  ぼくたち、わたしたちが大人からきく未来は、びっくりするようなことばかりだけど、
   それほんと? 未来はだれにもわからない。 ヨシタケシンスケさんの新刊です。
 
『れいぞうこのおくのおく』  
  うえだしげこ/作(Pウ) 教育画劇 

  みんなのいえのれいぞうこは、すっきりしているかな?いちばん上のたなのいちばん
  おくに、ふるーいものが、なにかのこってない?読んでいる親が ドキッとします。

『くろいの』  
  田中清代/作(Pタ) 偕成社  

  『トマトさん』などの作者の本ですが、モノクロでずいぶん感じがちがいます。
  くろいの?こわいの?こわくないの?かわいいの?くろいのって、なんだろう?

『かいちゅうでんとう』
 みやこしあきこ/作(Pミ とも) 福音館書店

  スイッチ カチッ。ぼく、いいものもってるから、くらいの、こわくないんだ。いっしょにたんけんしようよ。

『影絵の絵本 アンデルセン』
 藤城清治/作(Pフ むかし話) 講談社

 物語の世界を影絵で表現した、藤城清治の絵本。今回はアンデルセンです。
 影絵の細やかで味わい深い表現が、大人でも楽しめる一冊になっています。
 
『オーロラの国の子どもたち』 
 イングリとエドガー・パーリン・ドーレア/さく(Pト) 福音館書店

 北ヨーロッパに住むサーミの人たちの暮らしを描いた絵本。こまかい点描の絵が魅力的。
 寒い地方のおはなしですが、見ていると暖かい心地がするのが不思議です。

『Michi みち』 
 junaida/著(Pシ) 福音館書店

 どこまでもつながっていく道の先には、つぎつぎと新しい街があらわれます。
 文字はありません。前から見ても、後ろから見ても、道はつながっていきます。
 街の中に入り込んでいくと、あなただけの物語が見つかりそうな絵本です。

『みずとはなんじゃ?』  
  かこさとし/作 すずきまもる/絵(Pス) 小峰書店

 みずとはなにか。生活のなかでであう身近な例とともに紹介する絵本です。
 かこさとしさんの原案を、鈴木まもるさんが絵本にしあげました。かこさんの
 書斎風景や、などを紹介する冊子もぜひごらんください。絵本の中に
 かこさんの作品に登場するキャラクターたちも出てきます。

『うみのごちそうしろくま』
  柴田ケイコ/作(Pシ) PHP研究社

 たべることが大好きなしろくまシリーズの第4弾!今回はうみのごちそうの中にはいっちゃうよ。
  あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!

『クレーンからおりなさい』
  ティベ・フェルトカンプ/作 アリス・ホッホスタット/絵(Pホ)フレーベル館

 バートは、工事現場がだいすきな男の子。ある日、とつぜん、さくをのりこえて工事現場に入り、ロードローラーや
  クレーンに乗ってしまったから、さあたいへん!けいさつかんやみんながおどろいたそのわけは・・・?

『あいうえおりょうりめしあがれ』
  accototoふくだとしお+あきこ/作(Pア)イースト・プレス

  ようこそいらっしゃいませ。ほんじつはあいうえおのもじをつかったおりょうりになります。どうぞめしあがれ。
  すんこーぷー、ふぼーどーま、いかすれーら、さてさて、どんなおりょうりになるかわかるかな?


★あかちゃんのえほん★

『さぁ、てをだして』
 スギヤマカナヨ/作(Pス 赤ちゃん) アリス館

  まるまるぴかぴかりんご、きれいなおはな、ことりがピピピ。えほんをめくると、
 どんなことがおこるかな?てをだしてあそんでみよう。(か)
 中にはいっちゃうよ。あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!


★よみもの★


『ソロモンの白いキツネ』
 ジャッキー・モリス/作(933モリ) あすなろ書房

 12歳のソロモンは、お父さんにたのんで、シアトルの港にあらわれた白いキツネをアラスカ
 までつれて行く。旅の間に、はなれていた心がかよいはじめる父と子。そして、ソロモンは
 ある決断をする。家族が悲しみをのりこえ、もう一度心を通わせる話。10代から。

『学校へ行こう ちゃんとりん』 
 いとうひろし/作(Fイ) 理論社

 きょうも学校へむかうふたりの女の子。学校はきらいじゃないけど、なんで
 行かなきゃいけないの?ずっと行かなくてすむ方法を考えながらあるきます。そして・・・。
 ふたりのおしゃべりにわらってしまう。中学年から。

『まえばちゃん』
  かわしまえつこ/作 いとうみき/絵(Fカ) 童心社

 わたしにはじめてはえた「は」のまえばちゃん。 わたしのすきなたべものも、かけっこで
  ころんじゃったのも知ってる。ずっといっしょだったけど、もうすぐぬけちゃうみたい。低学年から。
 
『アンデルセンのメルヘン文庫 第35集』 
  (F) アンデルセン・パン生活文化研究所

 「アンデルセンのメルヘン大賞」という童話コンクールの作品集です。四日市市の
 小学6年生の作品『かおり屋むうの長い一日』が、こども部門の大賞に選ばれています。
 
『ウパーラは眠る』 
  小森香折/作(Fコ) BL出版

 修道院に入ることになったアイラ。美しいシスター・クラリスを始め、個性的な修道女たち、
 謎の言葉「ウパーラ」などに彩られた古い修道院が舞台のファンタジー。細密画のような
 さし絵も魅力的です。高学年から。
 
『アリーテ姫の冒険』 
  ダイアナ・コールズ/作(933コル) 大月書店

 その賢さと勇気で、危機を乗り越え、道を切り開いていくアリーテ姫。1983年にイギリスで
 出版されたこの本を、1986年に日本で出版しようとしたとき、「賢いお姫さまの話なんか
  受けない」と言われたそうです。でもこの本は少女たちに受け入れられました。
 そして、「賢いお姫さま」は当然となったいま、クラウドファンディングによって新装・改訳で
 よみがえりました。まだ読んだことのない方は、ぜひ手に取ってください。中学年から。
 
『右手にミミズク』 
 蓼内明子/作(Fタ) フレーベル館

  小学6年生のタケルは、いまだに右と左の区別がつかない。そのことを友人に打ち明けて 
 いると、転校生の美里に聞かれてしまう。そんなタケルの右手に美里はミミズクの絵を描いてくれて・・・。高学年から。

『図工室の日曜日 おいしい話に気をつけろ』 
 村上しいこ/作(Fム) 講談社

 日曜日シリーズの新刊です。図工室、今度はなにがおこったかな?低学年から。

『風と行く者』
 上橋菜穂子/作(Fウ) 偕成社
  
 「守り人」シリーズ外伝。バルサとタンダは、旅芸人の一座の護衛としてロタに向かうことになります。
 一座の若い頭の少女に、バルサは昔の、ジグロとの旅を重ねます守り人ファンは読み逃しなく!中学年から。

 

 ★ちしきのほん★


『日本鉄道地図鑑 電車を見よう!撮ろう!乗ろう!日本の鉄道のすべてがわかる決定版!』   
  (536) 平凡社

 日本地図の上に乗せられた、日本中の鉄道の駅名。ここしかないという場所を
 電車は走っているんだね、とびっくり。鉄道を撮影する場所やコツや車両を見たり
 調べたりする施設、路線図もあって旅の計画もばっちり!

『花・木の実・藍・野菜・葉っぱのかんたん染めもの』
 (753) 偕成社

  紙や布ををきれいな色に染めてみたいけど、むずかしそう?だいじょうぶ!思っているより、
  ずっとかんたん。布の種類によって色も少しちがってでるよ。さあ、はじめてみよう!

『モスクへおいでよ』 
  瀧井宏臣/著(167) 小峰書店

   現在、世界の4人にひとりがイスラーム教徒。いったいどんな宗教なの?テロや難民の問題って
   どう考えればいいの?いま話題のモスク(礼拝所)・東京ジャーミイの案内人、下山茂さんが
   やさしく教えてくれます。

『こどもアナウンスブック』 
  常世晶子・茂木亜希子/著 (809) 子どもの未来社  
 
  声を出す、朗読する、人に伝える・・・。わたしたちは、毎日だれかに話をしています。
  それが好きな人も、にがてな人も、ちょっとだけトレーニングするだけで、気持ちが楽になり、
  自信が持てますよ!
  

                                                  

あたらしくはいった本(平成30年11月up)

すっかり秋になって、すこしずつ寒くなってきました。
みなさん、カゼに気をつけてくださいね!

「読書の秋」、どんな本を読もうかな?

★あかちゃんのえほん★

『ふるふるフルーツ』 
 ひがしなおこ/文 はらぺこめがね/絵 (Pハ) 学研プラス

 おいしそうで、カラフルなフルーツがいっぱい!
 たのしいオノマトペは、ぜひ、声にだしてよんでみてね。
 フルーツがたくさんあつまると、さいごには… (さ)


★えほん★

『プロペラちどり』
 U-suke/作 (Pユ) フレーベル館

 四日市出身の絵本作家、U-sukeさんの最新作!
 なつのおわり、ミーシャとなかよしのメダイチドリたちは、シベリアからあたたかいみなみのくにへむかいます。
 とちゅうで、にっぽんのやつひがたによるよていです。
 海をこえ、ミーシャたちはぶじに日本にやって来られるかな。(の)
                                                                                                                     
『スタンリーとちいさな火星人』
 サイモン・ジェームズ/作 (Pシ) あすなろ書房

 かあさんが泊りがけで出かけた日、スタンリーは宇宙に飛び立った。そして戻ってきたのはちいさな火星人。
 子どもは、お母さんが留守になることへの気持ちに共感し、
 大人は、火星人を自然に受け入れる家族の姿にあこがれるでしょう。(ち)

『忍者の迷路』
 香川源太郎/作 (Pカにんき者) PHP

 迷路シリーズ、今度は忍者だ!手裏剣や巻物を探すぞ!(ち)

『ねこはまいにちいそがしい』
 ジョー・ウィリアムソン/作・絵 (Pウ) 徳間書店

  ぼくはねこ。まいにち、とってもいそがしい。うちのかぞくはぼくがいないとだめなんだ。
  あさはやく、かぞくをおこして、そともみはって、おばあちゃんのあみものや子どもたちの
  しゅくだいのおてつだいまでして・・・。
  あさからばんまで、にんげんのかぞくのためにいろんなしごとをしている、ねこのいそがしい、
  一日をねこの目からえがいた、とってもユーモラスな絵本。(か)

『おっと、あぶない!』
 サトウマサノリ/作 (Pサ) パイ インターナショナル

 むかし、遠いところからここにやってきたわれら。生きぬくために、どんどんからだを変えてきた。
 おどろおどろしい絵だけれど、ホラーではありません。たぶん・・・(ち)

『石たちの声がきこえる』
 マーグリート・ルアーズ/作 ニザール・アリー・バドル/絵 (Pハ) 新日本出版社

 石で描かれた絵がとってもリアル。声が聞こえてきそうなぐらいです。
 さまざまな争いがもとで難民になってしまった人々の、私たちと変わらない何気ない生活。
 そして平和への祈りがじんわりとしみわたる絵本です(い)

『シカクさん』
 マック・バーネット/文 ジョン・クラッセン/絵 長谷川義史/訳 (Pク) クレヨンハウス

 ジョン・クラッセンの絵と関西弁は、なぜこんなに馴染みがいいのでしょう!
 文章は違う人ですが、今回もひねりのある展開。
 もしかしたら、大人のほうが好きになる絵本作家なのかも。(い)
                  
『わたしのせいじゃない ーせきにんについてー』
 レイフ・クリスチャンソン/文 ディック・ステンベリ/絵 (Pス) 岩崎書店

 大きなサイズになって再登場しました。
 教室でないているひとりの男の子。みてないから、ぼくはしらない。
 おおぜいでやっていたから、とめられなかった。わたしのせいじゃない。
 はじめたのは、わたしじゃない。考えていることがちがうんだ。いいつければいいのに。
 ずっとつづいていく、いいわけ。いじめや、社会問題を考えるきっかけになる本。(の)


『ソフィーとちいさなおともだち』
 パット・ジトロー・ミラー/文 アン・ウィルスドルフ/絵 二宮由紀子/訳 (Pウ) 光村教育図書

 ソフィーは「ファーマーズ・マーケット」でかぼちゃをえらばせてもらいました。
 パパとママはかぼちゃをピザにするつもりだったけど、
 かぼちゃはソフィーがだっこするのにも、ひざにのせてポンポンするのにもぴったり。
 「この子のなまえは、バーニスにしたわ!」(さ)

『ねこです。』
 北村裕花/作 (Pキ) 講談社

 ねこですか?ねこです。
 いろんなねこが出てきます。ちょっと、あなたの近くのねこににているかも?(さ)

『いちばんのともだち』
 ジェニファー・K・マン/作 林木林/訳 (Pマ) 光村教育図書 

 サムのいちばんのともだちは、うさぎのぬいぐるみのジャンプ。 
 どこへ行くのも、なにをするのもいっしょ。
 ある日、サムはジャンプをすなはまに忘れてしまって…。(さ)

『めん たべよう』
 小西栄子/作 (Pコ) 福音館書店

 きょうはどんなめんの気分?
 うどんだったらきつねうどん、スパゲッティだったらナポリタン!
 おもわず、よだれがでてきそうな絵本です。(さ)

『10ぽんのぷりぷりソーセージ』 
 ミシェル・ロビンソン/文 トール・フリーマン/絵 もとしたいづみ/訳 (Pフ) ほるぷ出版

 ぷりぷりソーセージ、フライパンでじりじりじり。
 ちょっとまってくれ。
 プチッ!とやぶれて、ポン!とばくはつするなんて、ぜったいにいやだ!(さ)


★よみもの★


『ふたりはとっても本がすき!』
 如月かずさ/作 いちかわなつこ/絵 (Fキ) 小峰書店

 本を読むのはすき?どんな本を読むかな?読むのは早いほう?ゆっくりなほう?
 チーターのチッタちゃんと、カバのヒッポくんは本がだいすき。でも読み方はちょっとちがうみたい。
 どんどん読んじゃうチッタちゃんと、じっくり本を読むヒッポくん。どっちの読み方もいいなぁ。 低学年から(い)

『アチチの子鬼』
 岡田淳/作 (Fオ) 偕成社

 ぼくのおじいちゃんはすごい!おもしろい話をたくさんしてくれる。
 ともだちのサキザキくんや、魔女からねむりひめをしょうかいされた時のこと。
 須磨にいたウミンバ、子鬼とワニ、オオカミ、わるい大鬼の話。
 ぼくのおじいちゃんの冒険の話、三冊目。めちゃ、わらっちゃう!低学年から(の)


『ねこの商売』
 林原玉枝/文 (Fハ) 福音館書店

 とある商店街にある、おまんじゅうやさんの幸福堂。「ねこのて おかしします」のはり紙を
 見て電話をしたら、やってきたのは一ぴきの三毛猫。どうやってお客さんを呼んでくるのかな?  中学年から(い)

『あさって町のフミオくん』
 昼田弥子/作 高畠那生/絵 (Fヒ) ブロンズ新社

  小学3年生のフミオくんが住んでいる、「あさって町」は、どこかへん。
 スーパーではシマウマの子どもとまちがわれたり、
  がいこつのおじさんとプールへいったり。フミオくんの日常はヘンテコがあふれてる!
 あさって町でおこる、ふしぎなおはなし四話収録。中学年から(か)


『くろグミ団は名探偵 S博士を追え!』
 ユリアン・プレス/作・絵 (943) 岩波書店

 イラストに隠された謎を見つけよう!謎解きは好きだけど、難しいのはイヤな人。
 文章が多いとつかれるな…、そんな人にオススメです!シリーズもありますよ。 高学年から(い)

『ぼくがスカートをはく日』
 エイミ・ポロンスキー/著 西田佳子/訳 (933ホロ) 学研プラス

 12歳のグレイソンは、だれにも言えない秘密を抱えていた。
 誰かに打ち明けても、きっと受け入れてもらえない。
 でも、本当は、もっと自由に自分らしく生きたい!高学年から(さ)


★ちしきのほん★

『クイズドリル』(初級編・中級編・上級編)
 セブンデイズウォー (031)

テレビでクイズ番組が大人気ですね。あんなふうに答えたい!と思っているクイズ好きな人必見の本です。
辞書を全部覚えたりしなくても、クイズに強くなるコツがあるんです。(ち)


『こどものための防災教室』
 今泉マユ子/作 (369) 理論社

 さまざまな災害の時に、どうやって身を守るか、どんな準備をしたらいいのか。
 えらび方からしまい方を災害食を中心に、備えるもの、料理のしかたなどなど、
 よーくわかります。(の)

『ナージャの5つのがっこう』
 キリーロバ・ナージャ/文 市原淳/絵 (376) 大日本図書

 「がっこう」って国によって、きょうしつも、もっていくものも、せんせいも、クラスメイトもぜんぜんちがうんだって!
 てんこうせいのナージャが、ほんとうにたいけんした、5つの国のがっこうをしょうかいするよ。(さ)


『ため池の外来生物がわかる本』
 加藤英明/著 (468) 徳間書店

 テレビ番組『池の水ぜんぶ抜く』でおなじみの、加藤先生の本です。池の水をぬく
 「かいぼり」のことや、外来生物のことなどを、たくさんの絵や写真でやさしくおしえてくれます(ち)

 
『女性アスリートの教科書』
 須永美歌子/著 (780) 主婦の友社

 健康に、ケガなく、スポーツにうちこむために、女子の体と気持ちを詳しく解説。
 すべての女子選手、保護者、指導者に知ってほしい本です。(ち)


『ストローとモールでつくる幾何学オブジェ』
 公益財団法人 日本数学検定協会/著 (750) 丸善出版

 工作が苦手な人でもできそう。キラキラモールで作って、部屋に飾ってもステキ。
 算数の図形がちょっとわかる…かもしれません(い)

『話したくなるオリンピックの歴史』
 コンデックス情報研究所/編著 (780) 清水書院

 東京オリンピックまであと2年ですね。さて、今度のオリンピックは何回目でしょう?
 メダルに描かれている絵はどんなデザイン?今はなくなった競技には、どんな競技がある?
 読むうちにオリンピックがどんどん楽しみになる本です!(い)

あたらしくはいった本(平成30年9月up)

まだまだあついけれど、空は秋のくも。
夜は秋の虫がないています。
本をよむのにぴったりのきせつです。
図書館では、いろいろな本をよういして、みんなをまってます。


★あかちゃんのえほん★

 

『きんぎょさんとめだかさん』
  とよたかずひこ/作 (Pト) 世界文化社

  きんぎょさんが いちにいちに。めだかさんが いちにいちに。
  くるっとまわって いちにいちに。うでをのばして・・・。
  おやこでいっしょに、たいそう。いちに。


『どろんばあ おばけかぞえうた』
 小野寺悦子/文 植垣歩子/絵 (Pウ) 福音館書店

   どろんばあ。ひとつ、ひとつめこぞうさん。どろんばあ。
  ふたつ、ふたごのかっぱさん・・・。
  「どろんばあ」のかけごえとともに、ゆかいなおばけたちが、たくさん登場!
   たのしい数え歌の絵本。

『まほうつかい』 
 いしかわこうじ/作 (Pイ) 偕成社

  まほうつかいがまほうをかけると、りんごが、でかでかどーん!
  ふうせんがぷかぷかふわりーん!
  あかちゃんも、あっとおどろくたのしい絵本。
 


★えほん★ 


『またまた ねえ、どれがいい?』
 ジョン・バーニンガム/作 評論社(Pハ)

  もしもだよ、きみがえらぶなら、どれがいい?
  ラクダのげろ、ゾウのおなら、ウシのうんち。
  『ねえ、どれがいい?』のつづきの本です。

『おしっこちょっぴりもれたろう』
 ヨシタケシンスケ/作  PHP (Pヨ)

  おしっこのあと、パンツをはくとさ・・・だれかわかってよ、このきもち!
  もぞもぞしてるのはそのせいでしょ?
  え?くつしたがずれたから?うわぎの中で
  シャツのそでがぐしゃぐしゃだから?
  いや、それもきもちわるいけどさ・・・。
  そうそう!って思っちゃう、ヨシタケワールド!

『ペロのおしごと』
  樋勝朋巳 /作 (Pヒ) 小学館

  いぬのペロは、かいぬしのおかあさんがだいすき。
  ある日、おかあさんにプレゼントをしようと、大けっしん。
  ペロは、おしごとに行くことにしました。
  さあ、ペロはプレゼントをかうことができるかな?

『出発』
  小泉るみ子/作 (Pコ) 新日本出版

  戦争から帰ってから心をとざしたままの浩。
  あねが結婚することになり、おめでたい唐草もようのふろしきで
  つつんだ荷物を運ぶことになった。 
  とちゅう知らない人たちにかけられたあたたかいことばに、
  だんだん心をひらき・・。
  戦争で傷ついた人の心が、だんだん元気になっていく話。

『おっちゃん山』
  椎名誠/作 塚本やすし/絵(Pツ)新日本出版社

   ある日、ひとりで山にのぼったおっちゃん。
  うっかり、「デロデロ虫」にかみつかれてしまった。
   それから、どんどんからだがおおきくなってしまい、ゆうめいになりすぎた、
  おっちゃんは、かぞくをまもるためにあることをけつだんします。

『はなびのひ』 
  たしろちさと/作・絵 (Pタ) 佼成出版社

  きょうは、まちにまった、お江戸の花火大会。
  はやくよるにならないかなと、
  たいくつしていた、ぽんきちは、おかあちゃんにたのまれて、
  花火職人のおとうちゃんのところへ夜食をとどけにいくことに。
  それをみていたまちのひとびとが次々とあとをついてゆき、まちじゅうおおさわぎ!

『きょうだいぎつねのコンとキン』 
  村山桂子/文 岡田千晶/絵 (Pオ) フレーベル社

  あるいいてんきのひ、きつねのきょうだいの「コン」と「キン」は
  まいごになっている、にんげんのおんなの子にであいました。
  おかあさんには「にんげんにはきをつけるのよ」と言われているけど…。
  やさしいきつねのきょうだいに、ほっこりする絵本です。

『だんしゃく王とメークイン女王』 
  北村裕花/絵 苅田澄子/文 (Pキ) 講談社

  じめんのしたにある「じゃがいものくに」にすむだんしゃく王とメークイン女王。
  おなじしろでくらしているのに、ふたりはなかがよくないみたい。
  ふたりのねがい、「カレーライスの具になれますように」はかなうのかな?
 
『おたすけじぞう』 
  はるくはるる/文 田中六大/絵 (Pタ) 文芸社

  がっこうのうらにいるおじぞうさんは、しゅくだいをやってくれるんだって!
  なつやすみのさいごの日なのに、まだしゅくだいがおわっていないみっちゃんは、
  しゅくだいをもっておじぞうさんのところへ走ります。

『ひよこのピケキョ』 
  ジャニーン・ブライアン/作 ダニー・スネル/絵 (Pス) 東京書店

  きょうだいはみんな「ピヨ」。
  よんばんめにうまれたピーちゃんは、ほかの子とちがって「ピケキョ」
  みんなは「ピヨ」でもわたしは「ピケキョ」なんだもん!
  ちがう、をみとめる絵本です。

『ちょうちょのためにドアをあけよう』 
  ルース・クラウス/文 モーリス・センダック/絵 (Pセ) 岩波書店

 「だっこうたを おぼえておくと いいよ」「あかちゃんが うまれたってことは 
  こぶんが うまれたってこと」など、こどもからこどもへのアドバイス。
  ぷっと笑っちゃうような言葉がたくさん。

『はつめいだいすき』 
  ピップ・ジョーンズ/文 サラ・オギルヴィー/絵(Pオ) BL出版

  はつめいが、だいすきなイジーは、どんどんあたらしいマシンをつくりだす。
  でも、うまくいくとはかぎらない。しっぱいすると、あたまにきちゃう!
  「なんども、なんども、やってみるんだ。うまくいくまでな」と
  おじいちゃんにいわれて、そとをあるいていると、けがをしたカラスが!
  もういちどカラスにそらをとべるようにしてあげられるかな?

 

 


★よみもの★


『ひきがえるにげんまん』 
  最上一平/作 武田美穂/絵 (Fモ) ポプラ社

  クラスのはるかちゃんのおかあさんが、びょうきでなくなった。
  つぎの日、どうろでひきがえるが車にひかれてぺちゃんこになっているのを見て、
  3人が思ったことは。
  死に向き合うおはなしです。低学年から

『こだわっていこう』
  村上しいこ/作(Fム)学研プラス

   物知りで、ときどき「こだわりスイッチ」が入るそうまくん。
   あるじけんから、「そうまくんとは、遊ばないほうがいいよ。」と
  お母さんに言われてしまったぼく。
  そうまくんはぼくのたいせつな友達なのに・・・。中学年から

『ふたごのカウボーイ』 
  フローレンス・ストボドキン/文 ルイス・スロボドキン/絵(933スロ) 瑞雲舎

  ふたごのネッドとドニーは、カウボーイごっこがだいすき。
  きょうも二人はカウボーイのスティーブとジムになりきります。
  にわを出て、ひろいみちをわたり、商店街まで、だいぼうけん!
  でも、おかあさんはおおあわて。ここまでなりきれたら素晴らしい!中学年から

『疾風の女子マネ!』
 まはら三桃/作  (Fマ)  小学館

  "いい男ねらい”で陸上部のマネージャーになった女子高生の咲良。
  ところが入ってみると大違い。
  しかし、退部を言い出せずにいたある日、試合で選手たちの走る姿に大感動。
  短距離リレーの魅力をとおして、成長していく高校生たちの青春。10代から

『ヤイレスーホ』
  菅野雪虫/作 (Fス) 講談社

  チポロが魔物からイレシュを救い出してから数年。あの時の魔物ヤイレスーホの
  もとに「呪い」の力を授けてほしいという少女があらわれる。
  なぜか、ヤイレスーホはチポロたちのもとに、少女をあずけにくる。『チポロ』続編。10代から

『結び蝶物語』
  横山充男/作 (Fヨ)あかね書房

  中学生のあかりが、夏休みにおばあちゃんの家で見た一枚の写真と家紋。
  そえられた不思議なことばにさそわれて、
  あかりは滋賀、神戸、京都の神社へ自分のルーツをさがしに出かける。
  行く先々で出会った不思議な三つの物語。10代から

『あたしが乗った列車は進む』
  ポール・モイシャー (933モシ) 鈴木出版

  家族を亡くし、シカゴに住む会ったことのない大おじの家にいくことになったあたし。
  少しひねくれ気味の態度をとっていたあたしが、数日間の長距離列車の中で出会ったのは、
  家族とも思える人たち。
  不機嫌そうで口数も少ないあたしは、列車の中で13歳誕生日をむかえ、
  まわりの人にささえられ心を開いていく。10代から

 

 

 

   

★ちしきの本★


 
『昆虫の体重測定』
  吉谷昭憲/文・絵 福音館書店(486)

  みなさんは、学校で体重測定をしましたか?体重は何キロ?おとなのゾウは3000キロ。
  一円玉は1グラム。じゃあ、テントウムシの重さを知ってる?カは?カブトムシは?
  重さをはかってみると、いろんなことがわかるよ。

『牛乳パックで作るミニチュア家電』
  佐藤京子/著 ブティック社(754)

  ドラム式洗濯機、おそうじロボ、エアコン、など、おうちの家電が牛乳パックで作れちゃう!動かすことも
  できるよ。

『絵本の冒険 「絵」と「ことば」で楽しむ』
  小野明/編 フィルムアート社(研究 726)

  絵本ってなんなの?絵本作家はどういう気持ちでかいているの?など、絵本に関するすべてがわかる一冊。
  五味太郎、荒井良二、tuperatuperaもインタビューで登場。モノクロの地味な本ですが、中身は濃い!

『子どもの命を守る防災教育絵本①土砂災害の基本②土石流のチカラ③土砂災害と避難』
 佐藤丈晴/作 (369) 吉備人出版

  土砂災害について、迷路や4コマまんがも使い、低学年の子にも教えやすい本になっています。

『虫のしわざ探偵団』 
  新開孝/写真・文 (486) 少年写真新聞社

  しぜんの中の「これ、なんだろう?」。それ、じつは虫の「しわざ」なんです!
  みんなも「しわざ探偵団」になって、おうちの庭やこうえん、じんじゃで「しわざ」を見つけよう!

『サナギのひみつ』 
  三輪一雄/著(486) ポプラ社

  いも虫から、まったく違う形に変化するサナギ。
  どうしてサナギになるの?いったい中はどうなってるの?
  謎だらけのサナギをチェック!

 

 

 

あたらしくはいった本(平成30年7月up)

いよいよ夏本番!
楽しい夏やすみもすぐそこです。
としょかんも、夏やすみのじゅんびのまっさいちゅうです。
いろいろな本をよういして、みんなをまってます!



★あかちゃんのえほん★

 

『みんな みんな いないいないばあ』
  いまむらあしこ/文 さいとうたかお/ 絵 (Pサ) あすなろ書房

    ころころころろ。かえるさんが、いないいないばあ。
    ちゅうちゅうねずみさん、ほうほうふくろうさん、みんなみんな、いないいないばあ。
   あかちゃんと、たのしくうたいながらどうぞ。


『おばきゃー!』
  藤本ともひこ/作(Pフあかちゃん) 世界文化社

   おばけ どこどこ? おばけ ここだよ
   かわいいおばけが、さけんだら、どんな声?
   読んだらくせになりそうな「おばきゃー!」の絵本です。


『とらんぽりんぽーん』 
  ふくだじゅんこ/文・絵(Pフ)大日本図書

    とらんぽりん じゃんぷ  よーい どん!
    さいしょにとぶのは、やるき まんまん とまとくん。まっかなかおで、「ふん!」
    ちからいっぱい、とらんぽりんにジャーンプ!ページをめくると、ぼよ~ん!
    いろんなやさいたちが次々にとうじょうしてみんなじゃーんぷ!
   「ひょい!」「ぴょんぴょん」さてさて、さいごにとうじょうするのはだれかな?

 

★えほん★ 

 

『あむ』
  小風さち/文 山口マオ/絵 (Pヤとも) 福音館書店

   おれは、かっちゃんの家のにわでくらしている、くろいぬの「あむ」。
   だいすきなのは、さんぽ。かっちゃんがともだちとでかけたので、ひとりでさんぽ。
   かっちゃんをおいかけて、うみまでいけるかな?がんばれ!あむ!


『ツリーハウスがほしいなら』
  カーター・ヒギンズ/文 エミリー・ヒューズ/絵 (Pヒ) ブロンズ新社

   ツリーハウスがほしかったら、まず、そらをみあげて。
    どっしりした大きな木に、はしごをかけて、はしらにいたをわたしてボルトでしめる。
    ブランコかロープ、としょかんも。たべものとねぶくろ、かいちゅうでんとう。
    みんな一回はすんでみたい、たのしいツリーハウスのおはなし。


『なくのかな』 
  内田麟太郎/文 大島妙子/絵 (Pオ) 童心社

   おでかけのとちゅう、おとうさんやおかあさんとはぐれてしまったぼく。
   なくのをがまんしていたけど・・・。
   オニも、まいごになったらなくのかな?オオカミも、つよいサムライも、
   ひとりぼっちになったら、なくのかな?
   そう。みんな、なくとおもうよ。なきたいときは、ないてもいいんだよ。


『うまはかける』 
  内田麟太郎/文 山村浩二/絵 文溪堂

  おおかみは、かける。おいかけられて、うまはかける。ちゅうをかけて、あしをひっかけ、
  はがかけ…。かけるって、こんなにいっぱい意味があるんだね。
  ぴったりの絵にわらっちゃう。


『そらからぼふーん』 
  高畠那生/作 (Pタ) くもん出版

   あるひ、すごいおとがしたから見にいってみると…
  そらからおおきなホットケーキがおちてきた!
   ホカホカのホットケーキのにおいがしてきそうな絵本です!
   あなたならそらからおちてきたホットケーキをどうする?


『さとやまさん』 
  工藤直子/文 今森光彦/写真 (Pイ)アリス館

   さとやまってしってる?わたしたちが住んでいるまちと
  森や山とのあいだの畑や林のことを、 「さとやま」とよんでいます。
  さとやまはいろんな「めぐみ」をあたえてくれます。
   みんなも「さとやまさん」とよんで、「さとやまさん」に会いに行こう!


『おさがり』 
  くすのきしげのり/作 北村裕花/絵 (Pキ) 東洋館出版社

   はるかちゃんはおねえちゃんからの「おさがり」のものさしがはずかしいみたい。
   でも「おさがり」っていいものなんだよ。
   きみのまわりにも実はたくさんの「おさがり」があるかも!


『いたずらトロルと音楽隊』
  アニタ・ローベル/さく(Pロ) ロクリン社

   音楽をかなでながら旅をする音楽隊の5人組。
   どこへいっても、音楽を聴いた人は、国じゅうで一番だと思いました。
   演奏し続けて、疲れて寝ていた森のはずれ。
   トロルが演奏を聴こうと5人組を起こします。
   でも、ちっとも起きない5人組。
   怒ったトロルがかけた魔法で、楽器は動物の鳴き声に!
   音を取り戻すためにはどうしたら?


『もりのたんじょうびパーティ』もりのこえほんシリーズ4冊
 エリザベス・イワノフスキー/作(Pイ) 岩波書店

   1944年に出版されたベルギーの絵本「サン・スーシ」シリーズのうち4冊が
  「もりのこえほん」として復刻されました。サン・スーシとはフランス語で、
   心配なくお気楽にという意味だそうです。ほっと気持ちが落ち着くような
   素朴なイラスト。本のサイズも小さいんですよ。


『いっしょにおいでよ』
  ホリー・M・マギー/文 パスカル・ルメートル/絵(Pル) 廣済堂あかつき株式会社

   テレビのニュースを見ていて怖くなった女の子。「こんなのっていやだ。
   どうしたらいいの」とおとうさんに尋ねます。「いっしょにおいで」と外に
   出たら、たくさんの人。いろんな国の人。ちょっとしたことで、世界はすてきな
   場所に変わるかもしれない。大人も勇気づけられるような絵本です。


『しゅりけんとうちゃん いがぐりしょうぶのまき』
  寿金之輔/作 忌野清志郎/絵 えほんPイ 岩崎書店

    ぼくのおとうさんは、いつもはかっこいいいビジネスマン。そして日曜日は、ニンジャ!
    2002年にキンダーブックに掲載された、忌野清士郎まぼろしの絵本!


『ずっと ねがいはひとつだけ』
  ケイト・クライス/文 M・サラ・クライス/絵(Pク)WAVE出版

   赤ちゃんのときからエリとずっといっしょにくらしていた、だいじなかぞく、いぬのバロン。
    だんだんととしをとっていくバロンとのおわかれがちかいことがわかり、
  エリはあることをおもいつきました。
    どんなときもそっとよりそってくれた、ちいさないのちとの
  きずなと愛情をやさしくえがいた絵本。

 

★よみもの★


 
 菜の子ちゃんとキツネ力士』
 富安陽子/作  (Fト)  福音館書店

  「まけきらい稲荷」伝説がある、兵庫県の丹波篠山。
  負け越しの大ピンチのキツネ力士をたすけに、
  菜の子ちゃんとリリコは雲にのってむかう。
  菜の子ちゃんがんばれ!中学年から


『まじょ子とステキなおひめさまドレス』 
 藤真知子/作 (Fフ)ポプラ社

  まじょ子のあたらしいおはなしです!
   ハンドメイド王国のヌエールひめを助けるために、ステキなおひめさまドレスをつくります。
 低学年から


『四人のヤッコ』 
  西内ミナミ/作 (Fニ) すずき出版

  べんきょうもピアノのれんしゅうもやりたくない!あーあ、じぶんがもう一人いたらなぁ…
  なんて思っていたら、わたしがふえちゃった!?四人になったヤッコはこれからどうなる?
  低学年から


『波うちぎわのシアン』 
   斉藤倫/著 (Fサ) 偕成社

  ちいさな島ラーラ。ある夜、そこにたどり着いた船は炎に包まれていた。
  思わずその船に飛び込んだフジ先生が見つけたのは、左手を固くにぎりしめた赤ん坊。
  その左手は、まるで巻貝みたい。耳をあてると潮騒が聞こえ、誰もがお母さんの
  お腹の中にいた時のことを思い出します…。
 ちょっぴり切なくて、ちょっぴりドキドキする物語。
  詩人でもある作者の文章は、柔らかな布団のような心地がします。高学年から


『コクルおばあさんとねこ』
  フィリパ・ピアス/作 (933ヒア) 徳間書店

   家出したネコのピーターをさがす、ふうせんうりのおばあさん。
   ある風の強い日、ふうせんごと空へ、ぴゅー!
   1972年刊の『おばあさん空をとぶ』のタイトル変更と、
  少し訳が変更されています。中学年から


   

★ちしきの本★


 
 『みじかな樹木のほん』
  国土緑化推進機構/編 平田美紗子/絵 (653) ポプラ社

   家や学校、公園や森で、まいにち見かける木。
   花がさいたり、実がなったり。はっぱが落ちたり、鳥や虫もやってくる。
   いつも見ている木が、わたしたちのくらしと、どんなつながりがあるのかな。
   まいにち見ていても、知らないことがいっぱい。木となかよしになれる本。


『世界一おもしろい国旗の本』
 ロバート・G・フレッソン/作(288) 河出書房新社

  ありそうでなかった国旗の本。日本の国旗は、ほぼずっと同じデザインだけど、
  ほかの国は昔とは違うデザインのところが多いんだよ。歴史と深いつながりがある国旗。 
  国旗の意味もよくわかります。読んでいるとつい間違い探しをしてしまうのかな。
 「ウォーリーをさがせ!」が思い浮かぶのは私だけ?


『戦争体験を「語り」・「継ぐ」』
 大石学/監修 (319)学研

   広島、長崎・沖縄を中心に行われている、太平洋戦争の記憶を伝える様々な活動を紹介。
   戦争を体験した人々が、少なくなっていくなか、変わりつつある平和教育と、
   関わる人々の想いや伝えたいことにふれて、平和を次世代へつないでいくために
   今、何ができるのか考える一冊。


『「単位」の学習に役立つはかってみよう 長さ・重さ・時間』シリーズ全3冊
  新間竹彦/作 (420) 汐文社

  うでや手をつかって長さをはかったり、1円玉をつかって重さをはかったり、
  自分のかげで時間をはかったりするよ。算数の勉強だとよくわからないことも
  自分でやってみると面白いかも。自由研究にもできるかな?


『楽しい日本の恐竜案内』
 平凡社 (457)

   地方別に、日本の恐竜が紹介されています。
   日本各地の恐竜に会える博物館のリストもあります。
   子ども向けの本ではありませんが、恐竜好きキッズとその親は必見!

 

 


 

あたらしくはいった本(平成30年5月UP)


ここちよい風がふく季節になりましたね。
あたらしい学校生活には、なれましたか?
ちょっとひといきしたい時は、図書館にきてね。



☆あかちゃんえほん☆


『あかちゃん新社長がやってきた』
マーラ・フレイジー/作(Pフ) 講談社

 あかちゃん社長の家にやってきた、いもうと!
 そのあとどうなったかは、きっとご想像の通り!
 でもやっぱり仲良しになるんですよね。…まあ、だいたいは、ですけど。
 前作の『あかちゃん社長がやってきた』も読んでみてくださいね。


☆えほん☆

 
『あいさつってたのしい』
石津ちひろ/文 松田奈那子/絵(Pマ) 小学館

 おはよう、いただきます、ありがとう・・・。
 あいさつをすると、あれあれ?
 どうぶつにへんしんしちゃった!
 みんなで、たのしくあいさつすると、きっと、なかよくなれるね。

『もうちょっと もうちょっと』
きむらゆういち/文 高畠純/絵 (Pタ) 福音館書店
 
 りんごをみつけたコブタ。落ちてきたりんごに「やったあ!」と、
 よろこんだのもいっしゅん。りんごはコロコロとあなの中へ…。
 手をのばしてもとどかない…。ツンッ!もっと、おくにいっちゃった!
 コブタはりんごが食べられるかな?

『おはなみくまちゃん』
シャーリー・パレントー/文 ディヴィッド・ウォーカー/絵 (Pウ) 岩崎書店

 さくらがまんかいになって、くまちゃんたちは、みんなでおはなみに行きます。
 バスケットにおべんとうとおおきなタオルをつめて、
 みんなであそぶ、たこももって。
 あたたかい春のかぜをかんじるような絵本です。

『わたしはヴァネッサと歩く』
ケラスコエット/文・絵 (Pケ) 岩崎書店

 転校生のヴァネッサ。なんだかみんなとなじめないみたい。
 わたしがヴァネッサにしてあげられることってなんだろう?
 いじめについて考える、文字のない絵本です。

『きつねうどん たぬきうどん』
古内ヨシ/作 (Pフ) 大日本図書

 きつねうどんがだいすきなきつねくんと、たぬきうどんがだいすきなたぬきくんは
 いつも人にばけてうどんやさんへ。
 でもほんとうにおいしいのはいったいどっち?とけんかになってしまって…。

『ぼくのきいろいくつした』
かんのゆきこ/作 (Pカ)アリス館

 ねこの「まーる」は、だいすきなきいろいくつしたをなくしちゃった! 
 さがしに出かけると、あった!…あれ、ちがったみたい。
 まーるはきいろいくつしたを見つけることはできるのでしょうか?

『かべのむこうになにがある?』
ブリッタ・テッケントラップ/作(Pテ) BL出版

 おおきなあかいかべがありました。
 なぜあるのか、いつからあるのかはだれもわからないかべ。
 むこうにはなにがあるのかな?
 少し考えさせられる絵本です。

『はなちゃんおとなになります』
千葉智江/作 (Pチ) 小学館

 「おとなになるんだもん」が、くちぐせのはなちゃん。
 おとなになるためには、いろんなことができないといけないって、おねえちゃんはいいます。
 おとなになるってどういうことかな?


『大名行列』
シゲリカツヒコ/作 (Pツ) 小学館

 「したにー、したにっ」ぎょうれつがやってきた。
 ところが、あっ、とのがたいへん!ぽちがとびだした!
 つぎつぎにあらわれるへんなもの。ようかい、まんもす、えっ?うみのなか?
 ふしぎなぎょうれつを、じっくりたのしんでね。


『ぼくのきもちはね』
コリ・ドーフェルフド/作(Pト) 光村教育図書

 いっしょうけんめい積んだ積み木がこわれてしまった。
 その気持ちを、話す?さけぶ?笑いとばす?忘れる?
 どれもちがう。ぼくのきもちは・・・。
 つらい気持ちの人によりそうことを教えてくれる絵本です。


☆よみもの☆


『しらとりくんはてんこうせい』
枡野浩一/作 (Fマ)あかね書房

  さんすうとシュークリームがだいすきな、しらとりくんはてんこうせいだ。
  せがたかくて色白でおれとはぜんぜんちがう。やきゅうをやろうぜってさそっても、
  公園までついてくるけど、いいわけしてかえってしまう・・・。
  しらとりくんのことが気になる主人公。じぶんとのちがいをみつけて、
  ともだちになっていくまでを主人公の目線でえがいたお話。
  歌人の枡野浩一自身の幼少期をもとにした、自伝的児童小説です。
 低学年から

『ぼくはなんでもできるもん』
いとうみく/作 (Fイ) ポプラ社

 ぼくは、きのうのきのうのきのうから一年生になった。
 なのにランドセルはカバーできいろいし、
 六年生のおねえさんは、ぼくをあかちゃんあつかいしてくる。
 ぼくはもう一年生で、なんでもできるんだよ!
 低学年から

『なみきビブリオバトル・ストーリー2』
森川成美・おおやなぎちか・赤羽じゅんこ・松本聰美/作 (F)さ・え・ら書房

 並木小学校の学校公開日に四年二組のクラスで行われるビブリオバトル。
 それぞれの思いを込めて本を紹介します。
 今回のビブリオバトルは前作「なみきビブリオバトル・ストーリー」とは違う舞台で、
 繰り広げられます。
 中学年から

『4ミリ同盟』
高楼方子/著(Fタ) 福音館書店

 みんなが一度は食べてる<フラココノ実> それが普通で当たり前。
 でもなぜだかその時がやってこない人もいる。
 そんなポイット氏が出会ったエビータさんとの共通点。
 実は二人とも浮いている!?4ミリだけ!
 <フラココノ実>を食べた人は、<何か>をなくしてしまうらしいけど、
 <何か>が残っているならそれもいいかも。
 なんだかふわふわと、心許ないような、心地いいような不思議な読後感の物語。
 中学年から


『神々と戦士たちⅤ 最後の戦い』
ミシェル・ペイヴァー/作 (933ヘイ) あすなろ書房

 妹と剣、どちらもあきらめることなんかできない。
 故郷の村に帰ってきたヒュラスはかつての友だちと戦うことになる。
 <火の女神>に託された使命をはたすことができるのか。
 古代ギリシャを舞台にした物語の完結編。
 ミシェル・ペイヴァーの作品は人間だけでなく、動物からの目線もとても面白く、
 男の子も女の子も楽しめます。
 10代から


☆ちしきの本☆



『かならずお返事書くからね』
ケイトリン・アリフィレンカ/著, マーティン・ギャンタ/゙著(289) PHP

 学校の課題で、外国に住む同年代の子と文通を始めることになった、アメリカに住む少女ケイトリン。
 文通相手は、それまで聞いたこともないアフリカのジンバブエという国の少年、マーティン。
 好奇心旺盛なケイトリンは、手紙に何をどう書けばいいか迷いながらも、
 マーティンへ一通目の手紙を書き始める。
 でもこのときのケイトリンは、まだ、マーティンの実情は知らず・・・。
 一万キロの距離を超えて、心を通わせ、支え合い、
 かけがいのない親友を異国に見つけた、二人の実話です。
 10代から

『マルコとパパ ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック』
グスティ/作・絵(378人権) 偕成社

 その子のままでいいと受け入れるのは難しかった、
 パパであるグスティさんにとっては。
 ママのアンヌと長男のテオにはなんの問題もなかった。
 あなたはどうだろう。私はどうだろう。
 ユーモアたっぷりのイラストと言葉のコラージュが
 何気ない日常の一コマを伝えてくれます。
 
『羽毛恐竜』
大島英太郎/作 真鍋真/監修 (457)

 スズメ、カラス、ツバメ・・・よく知っている鳥たちは、
 現代の恐竜なのだと知っていましたか?
 1996年に初めてあきらかになった「羽毛恐竜」。
 その進化の仕組みを、絵本のようにわかりやすく解説してくれています。