あたらしいこどもの本
あたらしく入った本(令和7年4月UP)
ドキドキわくわくの新学期が始まりましたね。
図書館にもぞくぞくと新しい本が入っていますよ。
おすすめを紹介しますので、ぜひ読んでみてね!
★赤ちゃん
『パパさんぽ』きくちちき/作 文溪堂
「パパ」シリーズ第3弾!一緒に散歩に出かけると、わくわく気になる発見がいっぱい。もちろん最後はパパの出番!読みながら是非一緒に楽しんで。
★絵本
『ドラゴンはどこ?』レオ・ティマース/作 化学同人
おうさまがドラゴンをみたんだって!けらいたちは、見たことのないドラゴンをやっつけにでかけます。まっくらな中だと、なにもかもこわく見えるよね。さあ、ドラゴンは見つかるかな。けらいたちのドキドキが楽しいドラゴン退治の本。
『ぶたくんのそーっとそーっと』ふくだじゅんこ/作 大日本図書
声をかけられれば、かけられるほど、むしゃくしゃするときってない?ぷんぷん、どすどす!むしゃくしゃを止められないぶたくんは、もぐらさんの言葉でかわっていきます。もしかしたら、みんなもまねできるかも!
『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』いわまタケツグ/文 蟹江杏/絵 クレヨンハウス
おなかのすいたゾウさんを前に、ユキヒラさんがとりだしたのは、みどり色のちいさなおたま。いったい何をするのでしょう。読んでいる私たちも満たされた気持ちになりますよ。
『ひつじシステム』大串ゆうじ/作 小学館
なかなかねむれないときは、ひつじが1ぴき、ひつじが2ひき…と数えるといいっていうよね。ぼくも数えはじめたけれど、ひつじがどんどんふえて、えぇぇ!まさか!の展開に。はたして、無事にねむれたのかな?
『ガタンゴトンしょうてんがい』古沢たつお/作 PHP研究所
ようちえんの帰りに、おかあさんと買い物にきたコウくん。ガタンゴトンとやってきたのは、やおやさんや、ぱんやさん、レストランもある電車のしょうてんがい。こんなお店に行きたいね。でんしゃの好きな子、さあ、どうぞ。
『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店
ヒュードロ・タウンのチビッコえんには、げんきなこどもたちがいっぱい。あそびもおさんぽも、きゅうしょくもあります。あれ?でも少しちがう?楽しいチビッコえんのいちにちのお話です。
『はるがきた!いいものいくつ?』おおたぐろまり/作 福音館書店
こうえんではるをさがしてみよう!なにかいいもの、見つかるかな?カナヘビやチョウチョウ、ハチやメダカがたくさんいるよ。数えながら、さがしてみてね。
『もじもじモンスター』キリーロバ・ナージャ/文 古谷萌/絵 五十嵐淳子/絵 文響社
ほかのだれかとは、ちょっとちがう。そんな子どもが主役のえほん『レアキッズのための絵本』シリーズ。学校でほとんどしゃべらない、もじもじくんもじもじさんが主役です。
『巨石運搬! 海をこえて大阪城へ』鎌田歩/作 アリス館
お城の大きな石。どこにあったの?どうやってはこんだの?
この絵本の大きな石は、瀬戸内海の島から運ばれます。大きな大きな石を、人が道具をつかって割って、運びます。読みながら、がんばれ!って、おもわずさけんじゃいそう。がんばれ!
『あのひのきもち』かさいまり/文 岡田千晶/絵 金の星社
なかよしのネズミとリス。きょうのネズミは、かなしいきもちでいっぱい。リスは、ネズミの話を静かに聞きます。よりそうことのしあわせが染みる絵本です。
『ともちゃんとうし』市川朔久子/文 おくやまゆか/絵 岩崎書店
学校にいきたくないともちゃんと、牧場から逃げてきた、うし。のはらでいっしょに遊びます。「もっ」としゃべる、とぼけたうしさんと、わたしもあそびたい!
『ぐうたらねこ』ひがしちから/作 佼成出版社
はるくんの家のぐうたらねこは、とにかく、ぐうたら!表紙からぐうたら。ぐうたらポーズのねこが、はしからはしまで、楽しめます!
『すいちゃんはいそがしい』こどもの視点ラボ/企画 てんてん/写真 Gakken
4さいのすいちゃんの一日を、ずーっとカメラで追います。子どもはよく遊んでよく動くもの、と思ってはいたけれど、起きてから寝るまで、こんなにいろんなことをして、こんなに動いているんだ!と、びっくりです!
★読み物
『子ねずみウォルターはのんびりや』マージョリー・フラック/作 徳間書店
気づくと一人ぼっちになっていた、のんびりすぎるウォルター。家族さがしの旅のなかで、ゆかいな仲間と出会います。短い10章に分かれているので、一人で物語を読み始めた人や、おうちの人が読んであげるのにぴったりの一冊。低学年から
『つくしちゃんとながれぼし』いとうみく/作 福音館書店
つくしちゃんのおはなし2作目。今回は友だちとのお話が3つ。色えんぴつをかしてあげたくない友だちとのことや、ねこをあずかるお話など、いやだなあと思ったり、すごいなあと思ったり。つくしちゃんのお話を楽しんで。低学年から
『純喫茶クライ 地図にないお店』吉田桃子/作 岩崎書店
純喫茶クライは、地図にのっていない不思議なお店。子どもが困っているときに、現れます。喫茶店では代金はいりませんが、メニューをひとつ食べないといけません。喫茶店の心温まる5つのお話を味わってください。高学年から
『ライオン』ウイリアム・ペーン・デュボア/作 瑞雲舎
ずーっとむかし。動物は、天使がつくっていました。まず名前を考え、つぎに、それにふさわしい形を考えます。「ライオン」という名前を思ついた天使は、さて、どんな動物をつくるでしょうか。低学年から
★知識
『わらって、考える!イグ・ノーベル賞ずかん』ほるぷ出版
人々を笑わせ、思わず考える研究をする人に贈られるイグ・ノーベル賞。
研究内容はとても"ヘン"で、笑ってしまいます。お気に入りは「本当にバナナの皮はすべりやすいのか?」です。
『知って極める!ラーメンのすべて』ラーメンのすべて編集部/編 メイツユニバーサルコンテンツ
今や国民食といえる"ラーメン"ですが、ラーメンってそもそもどうやって作るか知っていますか?気になるご当地ラーメンものっていて、読んでいるだけでもお腹がすいてきますね!
『そうだったのか!カタツムリとナメクジ』嶋田泰子/著 はたこうしろう/絵 童心社
カタツムリは正式な名前じゃない?仲間は日本に800種類以上もいるって本当?ナメクジはカタツムリの進化したもの?じっくりながめて調べてみると、不思議と驚きがたくさん!
『宝石おりがみ キラキラにかがやく』日本文芸社/編 日本文芸社
ダイヤモンド、ルビー、トパーズ、キラキラかがやく宝石が大好きな人、すてきな宝石が折り紙で作れちゃいます。作った宝石はかざったり、アクセサリーにしたり、アイディアもいっぱい!きれいな石の本を探している子、みてね。
『星空写真家KAGAYA月と星座 月』KAGAYA/写真 山下美樹/文 金の星社
夜空の楽しみ方を美しい写真とともに紹介しています。月の満ち欠けや月食のしくみだけでなく、天体観測や月の撮影の仕方なども解説してくれています。今日の夜空はどんなかな?
『こどもふざけ方教室』オモコロ/著 小学館
『コロコロコミック』の「オモコロ放課後クラブ」のファンブック、だそうです。アツい!とにかくアツい!オトナになってしまったわたしには、読むのも大変だしよくわからないのですが、小学生のみんななら楽しい!
『川あそびのやくそく』汐文社
海よりも身近にある、川。橋を渡ったり、河原におりたり。「いつもの場所」だから、その危険に気づきにくいこともあります。毎年、何人ものこどもが、川で命を落とします。命を守るために、危険を知っておきたいですね。
『スクールハラスメント』さ・え・ら書房
こどもには、こどもの権利があります。家庭でも社会でも、守られ、こどもにとっていちばんよいことをしてもらう権利があります。それはこどもが長い時間をすごす学校でも、同じです。おとなも、こどもも、この本でいっしょに学びましょう。
『SNSから心をまもる本 被害者にも加害者にもならないために』Gakken
友だちとつながったり、推しとつながったり、楽しいことの多いSNS。でも、ちょっと油断すると危険なことがたくさんあることは、みんな知っているでしょう。わかっているけど、もう一度、きちんとルールとマナーを学びませんか。とりかえしのつかないことになる前に。
『じぶんのおていれ、じぶんでできるかな?』岩崎書店
目、はな、耳、歯、つめ、体、かみのけ。全部で7冊。なぜきれいにしなきゃいけないの?どうやってやればいいの?子どもが自分で読んで、自分でできるように書かれています。意外に、おとなでも知らなかったりするかも。
『100%スキー』ギョーム・デミュール/著 サウザンブックス社
この冬は、大雪がありましたね。雪の遊びといえば、スキー!スノボ!スキーのことをこの本で読んで、次の冬には、ゲレンデにいってみませんか?菰野町の御在所岳(ございしょだけ)でもスキーができるんですよ。次の冬をお楽しみに!
あたらしく入った本(令和7年2月UP)
まだまだ外は寒いけれど、少しずつ春の気配を感じますね!
新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。
ぜひ読んでみてね!
★絵本
『あくたれラルフますますあくたれる』 ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 出版ワークス
るすばんをしていたラルフのところへやってきたのらねこたち。いたずらのかぎりをつくし、町はおおさわぎ!ますますパワーアップするラルフにおどろいて!
『カレーライスだいすき』 苅田澄子/文 いわさきまゆこ/絵 金の星社
カレーライスは好きですか?この本では、ていねいにカレーライスを作ります。
特に見てほしいのは、なべのふたをあける瞬間!湯気とともにおいしそうなカレーがページいっぱいに広がります!
今日の晩ごはんのメニュー決定!
『100ぴきかぞくすいぞくかんへいく』 古沢たつお/作 大日本図書
ねこのかぞくが、すいぞくかんへ。おなじかおに見えても、みんな、きているものもやっていることもちがう。
すいぞくかん、あなたはどこがすきかな。
『ミーコ』 長谷川義史/作 講談社
長谷川義史さんが子どものころに飼っていたねこのミーコ。イヌネコ本の好きな人、泣きます。注意。
『それゆけ!ばあちゃんぐんだん!』 ジュディス・カー/作 好学社
なんともパワフルで、ゆかいなおばあちゃんぐんだん!こまったときには、えっ!とおどろくとくいわざで、さっと助けてくれるたのもしさ!
なんだかワクワクするよ。
『おせち』 内田有美/作 満留邦子/料理 福音館書店
実際に作られたおせちを、絵にしました。ひとつひとつの料理の説明と、それがみんな詰まったお重の、なんて美しくておいしそうなこと!
『はたらく図書館』『はたらく製本所』 矢萩多聞/文 吉田亮人/写真 創元社
「写真絵本はたらく」シリーズ、待っていた図書館バージョン!
わたしたちの一日も、ほんとにこんな感じです。これに、行事や会議など様々なことが足されていきます。
製本所の仕事と合わせて、本好き必読です!
『せかいにひとつ あなたのうた』 二コラ・デイビス/文 マーク・マーティン/絵 子どもの未来社
この絵本がうたうのは、「こどものけんり」です。うまれたらすぐ、「こどもらしくいきる」うたがはじまります。それは、ひとりひとりにかならずある、だれにもうばうことができないうた。さあ、うたおう!
『ともだち』 リンダ・サラ/文 ベンジー・デイヴィス/絵 ひさかたチャイルド
とてもなかよしだ、って思っているともだちに、もうひとり、なかよしができたらどう思う?え、って、なんで?って、じゃまをしないでって、思わない?ともだちって、むずかしいけど、大すきだよね。
『ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり』 田中六大/作 佼成出版社
みなさんは、ごみをきちんと分別してすてていますか?
ペットボトルをすてるとき、これ、ほんとにリサイクルされてるのかな?なんて思いませんか?では、ペットボトルくんにおしえてもらいましょう!
★読み物
『山の学校 キツネのとしょいいん』 葦原かも/作 講談社
本のかしだしカードのピッをやってみたいなあ。そうだ、としょいいんになろう!と、学校にやってきたキツネの子。
図書館でも、バーコードのピッと、本のせなかをコシコシこするのも、人気でした。低学年から
『こてんちゃんがきた!』 いとうみく/作 理論社
てんにゅうせいのこてんくんは、ちょっとへん?はねをせおい、げたをはき、うちわをもって…。元気いっぱいこてんくんの楽しいおはなし。低学年から
『今日も誰かの誕生日』 二宮敦人/作 光村図書出版
誕生日はやっぱりちょっと特別な日。おめでとうの言葉も、プレゼントも。
誕生日にまつわる6つのお話が入っています。心がほわっとあたたくなるよ。10代から
『ハルカの世界』小森香折/作 BL出版
中学生になり、美術部に入った遥は最近、不思議な夢を見る。アウレリアという王国に自分がいる夢だ。どうやらアウレリアは、「絵の中の世界」らしい。遥はその王国を救うため、戦うことを決意する。10代から
『トッケビ梅雨時商店街』 ユ・ヨングァン/作 静山社
不幸を売って思うがままの幸せを手に入れる。トッケビたちの待ち受ける不思議な商店街へ向かったセリン。梅雨の間だけの世界。どんな幸せを手に入れる?韓国の小説。10代から
★知識
『こおりのせかい なんきょくへいこう』 ひさかたチャイルド
日本から遠くはなれたところにある、世界一寒い南極。南極には、地球のことを知るヒントがたくさん隠されています。南極の自然や地球の秘密を知るために、観測隊員たちがどんな研究をしているのか、見てみよう!
『せかいの国鳥 にっぽんの県鳥』 ポンプラボ/編集 カンゼン
多くの鳥の中から、県を代表するシンボルとして選ばれた"県鳥"。また、国を象徴する存在として選ばれた"国鳥"。きれいな写真とともに、紹介されています。
ちなみに三重県の"県鳥"は…知っているかな?
『ときめくニッポン職人図鑑』 大牧圭吾/著 オークラ出版
日本各地には、その土地の素材や歴史を生かした伝統工芸品があります。
今回はその伝統工芸品を作る職人さんに注目しました。31人の職人さんに工芸品の作り方やスゴ技のコツ、いろんなことをインタビューしました。三重県の職人さんも登場しますよ。
『スポーツを支える仕事』 元永知宏/著 岩波書店
スポーツの仕事とは、選手で活躍することばかりではありません。
広報、記録員、介助員、栄養士、通訳など、さまざまなジャンルがあります。
好きなスポーツに関わりたいけど、選手としては…と思っている人も、チャレンジしてみませんか?
『支える仕事の一日』 WILLこども知育研究所/編著 保育社
「会社員の仕事見る知るシリーズ」の1冊。会社の仕事って、実は、あまりわからない。
そんな、会社の中での仕事を紹介してくれるシリーズです。
『動物の今と昔ずかん くらべてみたらすごかった!』 土屋健/著 ほるぷ出版
今見ている動物たちは、昔はこんなすがただったの?大きさも食べ物も、あまりのちがいにビックリ。今の方が少しかわいい気がするのは、見慣れているからかな。面白いよ。見て!
『みんなが知りたい!不思議な「カビ」のすべて』 メイツユニバーサルコンテンツ
ダンボールに入れていたみかんにカビがはえてしまった…そんな経験ありませんか?
でも、カビは私たちが使う薬になったり、食べ物になったり、役立つこともあるんです。
あたらしくはいった本(令和6年12月UP)
『だいすきドクターイエロー』 小賀野実/写真・文 JTBパブリッシング
あたらしくはいった本(令和6年10月UP)
★赤ちゃん
『コーギーちゃんはおねむです』
エリン・ヘッグ/作 評論社
accototo/作 PHP研究所
『ひめさま!おばけもおばけこわいーでござる』
丸山誠司/作 光村教育図書
植田まほ子/絵 ワタナベマキ/料理 主婦と生活社
福田雄介/文 関俊一/絵 福音館書店
ふくだのぞみ/作 岩崎書店
ロバート・ブライト/作 好学社
ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
ヘザー・ハート=サスマン/文 ジュヌヴィエーヴ・コテ/絵 サイエンティスト社
くりはらたかし/作 佼成出版社
イエルク・シュタイナー/文 イエルク・ミュラー/絵 ほるぷ出版
ジョイ・カウリー/文 佐竹美保/絵 徳間書店
ジェニー・ロブソン/作 文研出版
佐藤まどか/作 フレーベル館
工藤純子/作 金の星社
テア・ランノ/作 小学館
田丸雅智/作 Gakken
WILLこども知育研究所/編著 金の星社
鈴木 秀樹/監修 カンゼン
植田和貴/文 少年写真新聞社
水口博也/著 少年写真新聞社
ナカムラクニオ/著 ホーム社
福井歩/写真・文 少年写真新聞社
柳田理科雄/著 小学館
スタジオタッククリエイティブ
山本省三/作・絵 くもん出版
NHK「ぼくドコ」制作班/編 NHK出版
あたらしくはいった本(令和6年7月UP)
キッチンミノル/作 テキサスブックセラーズ
キム・ジョンソン/作 評論社
キョン・ヘウォン/作 パイインターナショナル
きしだえりこ/文 あべはるえ/絵 福音館書店
キム・ファン/文 チョン・ジンギョン/絵 童心社
デルフィーヌ・ブルネ/作 ひさかたチャイルド
かのうかりん/作 PHP研究所
クォン・ジョンミン/作 NHK出版
さとうわきこ/作 福音館書店
たなかひかる/作 大和書房
平田昌広/作 オカダケイコ/絵 あかね書房
ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
ななもりさちこ/作 理論社
岡田淳/作 偕成社
京極夏彦/作 岩崎書店
清水晴木/作 岩崎書店
ごとうひでゆき/作 みつたけたみこ/絵 スタジオタッククリエイティブ
平坂寛/文 キッチンミノル/写真 長嶋祐成/絵 福音館書店
成美堂出版
舘野鴻/作 福音館書店
渡邉克晃/著 秀和システム
かんばこうじ/著 誠文堂新光社
そにしけんじ/まんが 学研プラス
朽木祥/作 講談社
辻村深月/作 ポプラ社
あたらしく入った本(令和6年6月UP)
★赤ちゃん
大塚健太/文 山村浩二/絵 岩崎書店
なるかわしんご/作 イマジネイション・プラス
シゲリカツヒコ/作 KADOKAWA
タツトミカオ/作 ひかりのくに
たるいしまこ/作 福音館書店
クリスティーナ・キンテロ/文 サラ・ゴンサレス/絵 ほるぷ出版
手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社
シドニー・スミス/作 偕成社
さとうわきこ/作 偕成社
さとうわきこさんの、楽しいおはなし。
せなけいこ作/作 金の星社
『西遊記』のその後、木魚(もくぎょ)のはじまりのおはなし。
おくはらゆめ/作 光村図書出版
自分たちの力で新しい一歩をふみだそうとする二人の物語。10代から
日向理恵子/作 童心社
金城宗幸/原作 講談社
ヴァルシャ・バジャージ/作 あすなろ書房
大西暢夫/著 アリス館
池田菜津美/文 松橋利光/写真 新日本出版社
あたらしくはいった本(令和6年5月UP)
ステキな新刊をお届けしますよ。
★えほん★
『こどもべやのよる』
出久根育/作 岩波書店
さとうめぐみ/作 ひかりのくに
寒がっていたので、たまごやきさんはカーディガンを貸してあげました。
他にも困っているおかずが登場します。
大石可久也/絵 かたり=輪島・朝市の人びと 福音館書店
心に残していきたい風景です。
内田麟太郎/文 クレーン謙/絵 ハッピーオウル社
内田麟太郎/文 黒井健/絵 文研出版
ウシガエルも、アマガエルに声がかけられませんでした。小さすぎて。
同じカエルなのに…。いっしょに遊びたい二匹は無事に友達になれるのでしょうか。
如月かずさ/作 小峰書店
岩瀬成子/作 PHP研究所
村中李衣/作 世界文化ブックス
こんなうさぎに関する話が七編あります。中学年から。
辻村深月/著 毎日新聞出版
『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』 (岩波ジュニア新書)
阿部芳郎/編著 岩波書店
はまのゆか/絵 Gakken
山崎賀功/著 自由国民社
丹羽拳士朗/著 イカロス出版
あかつき教育図書
山田康弘/著 スタジオタッククリエイティブ
岩崎恭子/著 誠文堂新光社
『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』
川端裕人/作 中垣ゆたか/絵 講談社
宮原克人/編 堀川理万子/絵 農山漁村文化協会
鈴木純/著 ブロンズ新社
金の星社
日本だけではなく、世界のくさい食べ物についても知ることができます。
あたらしくはいった本(令和6年4月UP)
シンプルな色とデザインに手書きの文字がうつくしい。
あたらしくはいった本(令和6年3月UP)
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!
ウサギのソロモン、へんしんする
★よみもの★
あたらしくはいった本(令和5年11月UP)
だんだんと秋も深まって、夜が長くなってきました。
★えほん★
シャノン・ストッカー/文 デヴォン・ホルズワース/絵(Pホ) 光村教育図書
オリヴァー・ジェファーズ/作(Pシ) 化学同人
あべ弘士/作(Pア) KADOKAWA
町田尚子/作(Pマ) ほるぷ出版
伊佐久美/作(Pイ) 講談社
たてのひろし/作(Pタ) 小峰書店
ダグ・サラティ/作(Pサ) 学研
メリッサ・スチュワート/文 ロブ・ダンラヴィ/絵(Pタ) BL出版
降矢なな/作(Pフ) 童心社
川村みどり/文 すぎはらともこ/絵(Pス) 徳間書店
黒柳徹子/原案 柏葉幸子/文 松本春野/絵(Pマ) 講談社
★赤ちゃんえほん★
みなみじゅんこ/作(Pミ) アリス館
(750) 汐文社
(814) 講談社
いわさゆうこ/著(471) 文一総合出版
おかべたかし/文 やまでたかし/写真(834)
金沢健児/著(783) 学研
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
ネコのなまえは、さいごのおたのしみ。くすっと笑えるお話です。
自分で読むなら低学年から。
ミシェル・ペイヴァー/作(933ヘイ) 評論社
シリーズの第7弾。10代から。
あたらしくはいった本(令和5年9月UP)
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。
雨がだいすきなあのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
きもちよさそう!
リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
おとなのカメになり、海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
自然の偉大さにおどろくばかりです。
ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。
つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
お父さんにおそわりながらエルジャンが小さなひなからそだてあげます。
どんなイヌワシつかいになるのでしょう。
中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
かんたんインスタントねこ生活!でも、作り方は守ってね!
時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!
ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
★ちしきの本★
方盛国/著(489) 技術評論社
パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
なにがって?
(788) 学研
さとうかよこ/著(407) 新星出版社
いますぐに、やってみたくなりますよ。
森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!
(519) さ・え・ら書房
なぜそれがおこり、どう対応したのか。年代ごとに学ぶことができます。
2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。
★よみもの★
鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
いとうひろし/作(Fイ) 理論社
10代から
キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から
ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。
あたらしくはいった本(令和5年7月up)
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています
こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。
★ちしきの本★
ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
おもしろいことがわかります。
また社会においても大きな力になると著者は提案します。
★よみもの★
年長から
ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から
ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から
あたらしくはいった本(令和5年5月)up
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。
(726研究) BL出版
あたらしくはいった本(令和5年3月)up
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。
柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
せなけいこ/作(Pセ) 童心社
ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から
昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
安房直子/作(Fア) 偕成社
金子信久/著(702) 東京美術
エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
松橋利光/著(366) 山と渓谷社
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
(383) Gakken
出口智之/著(910) 岩波書店
「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。
「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。
あたらしくはいった本(令和4年11月)up
あたらしくはいった本(令和4年9月)up
まだあついけれど、秋はすぐそこ。
としょかんでも、秋の本をよういしてまっています。
かつやく!
怖すぎない、ようかい絵本です。
の絵本。絵は、写真以上にくわしく、正しく、わかりやすく見せてくれますよ。
です。
す。
おこるの?
本です。
の?でも、気になるよ。
に…、
あたらしく入った本(令和4年7月UP)
まいにち、とてもあついですね。
しっかり水分をとって、むりせずに、
たのしい夏をすごしてくださいね。
あたらしくはいった本(令和4年5月up)
あたらしいこと、たのしいこと、いっぱいでしょうか?
図書館にも、いっぱいあたらしい本がはいりました。
気になる本があるか、チェックしてみてね。
サラ・オレアリー/作 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
あたらしくはいった本(令和4年3月up)
だんだんあたたかくなって、春がやってきましたね。
そんな新しい季節に、本との出会いはいかがですか。
としょかんでおまちしています。
★えほん★
『スリー 3ぼんあしのしあわせなイヌのはなし』
スティーヴン・マイケル・キング/作(Pキ) イマジネイション・プラス
さんぽのすきなスリーがであったのは、4ほんあしや6ぽんあし、
8ほんあしのいきもの。そして、スリーのまねをする2ほんあしのおんなのこ。
なかよくなるのに、からだのちがいはなんでもないね。
たのしく、しあわせなきもちになれます。
『しあわせ ぎゅ~っ!』
ジーン・リーディ/文 ジョーイ・チョウ/絵(Pチ) 岩崎書店
ソーシャルディスタンスを求め続けられる毎日に、少々うんざりしていませんか?
こんなふうにぎゅ~っとできたら、きっとしあわせだろうなあ。
『ハムおじさん』
大桃洋祐/作(Pオ) 徳間書店
めざましどけいをしゅうりにだそうとでかけたハムおじさん。
ついでにぶらぶらおかいもの!そんなにかってだいじょうぶ?
『クロべえ』
ふくだいわお/作(Pフ) 光村教育図書
ぼくがうまれるまえからいるクロべえ。
いっしょにおどろいたり、あいさつしたり、ゆっくりゆっくりあるくさんぽ。
いっしょにあるくと、きもちがわかるね。めつきのわるいクロべえがかわいい!
『ねこまたごよみ』
石黒亜矢子/作(Pイ) ポプラ社
はるは「おはにゃみ」、なつは「たにゃばた」…と、ねこまたかぞくは
いちねんじゅうおおいそがし!ねこまたのせかいって、こんなかんじ!?
『うちにパンダがいるよ』
唐亜明/文 高畠純/絵(Pタ) 偕成社
5さいのかなちゃんと、おおきなパンダのぬいぐるみパンパン。
ふしぎなゆきだるまのなかよしでたのしいおはなし。
『る』
さいとうしのぶ/作(Pサ) PHP
「さる」「かえる」「らんどせる」る、る、る…「る」ではじまることば、
なにがある…!?この本をよめば、「る」のしりとりに勝てます!
『こんなかお、できる?』
ウィリアム・コール/文 トミー・ウンゲラー/絵(Pウ) 好学社
なかなか寝ないフランシス。お父さんは「こんなかお、できる?」あそびを
思いつきます。どれも、かわいくない顔なのがポイント!ウンゲラーの絵がナイス!
『やっぱり じゃない!』
チョーヒカル/作(Pチ) フレーベル館
早くも『じゃない!』の続きがでました。1作目と違うのは、その楽しみ方。
そう、なかみが何か、を当てることですよね。
『ダンボール』
ユン・ヨリム/文 イ・ミョンハ/絵(Pイ) トイ・パブリッシング
おうちに届いた宅急便。中身を出したら、ダンボールはポイッ。…ごそごそ、もぞもぞ。
からっぽだー!!動き出したダンボールたちは、なんでもかんでも食べつくす!
あなたのおうちのダンボールは、どうでしょう?
『ここからおいしい よかんがするよ』
たな/作(Pタ) パイインターナショナル
とてもおいしそうな絵!めくるたびに、おいしいものが出てきます。
ホットケーキのアイデアもすてき。同じ作者の『おじいちゃんとパン』もぜひ!
『どうしてパパとけっこんしたの?』
桃戸栗子/作(Pモ) 福音館書店
どうぶつのこどもたちが、ママに聞きます。そのこたえは?
ちょっと動物たちのことがわかる楽しい絵本。
おうちで読みきかせはどうでしょう。答えのご用意もお忘れなく。
『てんじつき さわるえほん 音にさわる』
広瀬浩二郎/文 日比野尚子/絵(Pヒ 人権) 偕成社
春の音、夏の音、秋に、冬。さわってわかる、音の世界。目の見えない人は、
こんなふうに感じているのかな?目を閉じて、そおっと本をさわってみてね。
『二番目の悪者』
林木林/文 庄野ナホコ/絵(Pシ) 小さい書房
人が言ってた。みんな言ってる。ネットでうわさになってる。では、自分の目と
耳で確かめたのか?二番目の悪者とは、誰のことなのか。静かな評判の本が、
大きめのサイズになりました。中高生や大人にも読みきかせをしてみたい。
★あかちゃんえほん★
『あ・さ・ご・は・ん!』
武田美穂/作(Pタ) ほるぷ出版
「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ第4弾。今回のテーマは「あさごはん」。
ほかほかごはんにおみそしる、じゅーじゅーやいたしゃけもとってもおいしそう!
「いただきます!」。これなら毎朝、いいスタートがきれそうです。
『いないいないにゃあ』
沖昌之/作(Pフ) 講談社
いないいないばあ!…ではなくて、にゃあ!思わずクスッと笑っちゃう、
大人も子どもも楽しい絵本。
『ねんねんころりん』
ふじもとのりこ/作(Pフ) 世界文化社
ねこちゃん、わんちゃん、ねんねんころり、ねんころりん!
ころりん!と動物たちと一緒に寝転びたくなります。
『こねこが』
まつおかたつひで/作(Pマ) めくるむ
こねこがおさんぽしています。ちょうちょう、かたつむり、かえる、せみ、
ひよこなどたくさんのともだちと出会います。
いっしょにあそびたいこねこは、こえをかけてみますが・・・。
ちいさなおともだちが初めて出会ういきもの絵本にぴったりです。
★ちしき★
『遺跡から調べよう!』①旧石器・縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代
設楽博己/著 (210) 童心社
「遺跡」は土の中から発見される、人の暮らしたあとです。
考古学者によって発掘された遺跡からは、ムラのようすや住まい、
どんな道具を使ってなにを食べていたか、その時代の気候やおこった災害、
病気までわかります。びっくりですね。
今いる同じ場所で、昔の人はどんなことをかんがえていたのかな。
日本中から発掘されたこの本を見て、はるか昔にタイムワープしよう!
『方言ずかん』
本作り空 Sola/編(818) ほるぷ出版
「方言」とは、かぎられた地域や地方でしか使われていない言葉のことです。
ふだん学校やお家で使っている言葉の中にも、方言がまじっているかも?
『ちがいがわかるとおもしろい!東日本と西日本』
(382) 汐文社
そうそう、このちがいふしぎだった!えっ、そんなちがいがあったの?
大人もふむふむ、楽しいシリーズ。
『野菜はすごい!』
(596) 柴田書店
おいしさ間違いなし!のレシピがたくさん。写真も見やすい。有名シェフのレシピ、
ためしてみませんか?『料理はすごい!』『お菓子はすごい!』もあります。
『ぼくのわたしの著作権ずかん』
(021) ほるぷ出版
著作権、ときくとむずかしそうだけど、何かをかくとき、発表するとき、
SNSで発信するときなど、実はいつも身近なもの。知らないと、自分がピンチに
なったり、ほかの人を傷つけたりします。かならず学んでね。
★よみもの★
『オンボロやしきの人形たち』
フランシス・ホジソン・バーネット/作(933ハネ) 徳間書店
オンボロやしきの人形たちは、どんなときもまえむきでえがおいっぱい。ところがある日、
おそろしい話をきくことになるのです。ピンチをどうきりぬける? 低学年から
『とりあえずとりのはなし』
おくはらゆめ/作(Fオ) あかね書房
小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんの「メンフクロウのはなし」
など、小学一年生からたのしめる3つの「とり」のおはなし。 低学年から
『チョコレートタッチ』
パトリック・スキーン・キャトリング/作(933カト) 文研出版
ある日、おかしが大すきなジョンは、ひろったコインでチョコレートを買いました。
そのチョコレートを食べると、ふしぎなことがおこりはじめて…。 中学年から
『飛べないハトを見つけた日から』
クリス・ダレーシー/作(933タレ) 徳間書店
飛べなくなったレース鳩を助けたいダリル。ところが両親は反対。レース鳩の
飼育員からも無理だときつい宣告を言い渡されます。さあ、ダリルのとった行動は?
小さな命に向き合う少年のお話に引き込まれますよ。 10代から
『チェスターとガス』
ケイミー・マガヴァン/作(933マカ) 小峰書店
補助犬の試験を落ちてしまった犬のチェスター。お手伝いすることになったのは、
ほとんどおしゃべりしない男の子のガス。学校も苦手だし、困っていることがあるみたい。
ガスのためにチェスターは頑張ります。二人で一緒に学校へ行くためには? 10代から
『ポーチとノート』
こまつあやこ/作(Fコ) 講談社
高校二年生の未来(みく)は、友達がどんどん大人になっていくのに、
自分だけが取り残されたようで不安になって…。
恋、家族、体の変化など、悩める女の子に寄りそう一冊です。 10代から
『アリスとふたりのおかしな冒険』
ナターシャ・ファラント/作(933ファ) 徳間書店
「嵐の湖学園」に入ったアリスは、空想好きの女の子。学園では新しい友達ができたり、
変なしきたりにうんざりしながら、少しずつ生活に慣れていきましたが…。10代から
『#マイネーム』
黒川裕子/作(Fク) さ・え・ら書房
自分の名前、好きですか?中学一年生の明音(みおん)を取り巻く様々な「名前」の問題。
行動を起こすのは勇気がいるけど、とても価値のあることなんです。10代から
あたらしくはいった本(令和3年11月up)
はっぱの色が赤や黄色になってきましたね。
すっかり秋です。
図書館では、たのしい本がみなさんをまっています。
「読書の秋」、たくさん読んでくださいね。
★えほん★
『めんぼうズ』
かねこまき/作(Pカ)アリス館
めんぼうが、むれをなして歩いていく様子を想像したことがありますか?
ないですよね、ふつう。
作者は、めんぼうの先をつまんで顔を作るというアートを
しているそうです。めんぼう・・・
『ねむたくないせんにん』
ナカマサトシ/作(Pナ)佼成出版社
せんにんむらにすむ、ねむたくないせんにん。
おひるねせんにんからもらった、パジャマとふかふかのふとんが
きもちよすぎで、ついあくびがでてしまいます。
お昼寝前の読み聞かせにどうでしょう?
『そらをとびたい』
山本直洋/写真 ちかぞう/文(Pヤ) 小学館
かつて、空飛ぶ夢をよく見ました。
ぐんぐん高くのぼり、地を見下ろして自由に飛び回る。
気持ちが良すぎて、目をさますとがっくりでした。
この本で、あの気持ちよさを思い出しました。
空を飛ぶ夢をかなえてくれる写真絵本です。
『トトのかんぱい』
タカハシペチカ/文 すぎはらけいたろう/絵 (Pス) 至高社
のみものをのむときに、いつでもだれかとかんぱい!
それはえがをがつながるとき。トトはだれとかんぱいしたかな?
あなたもきっとかんぱいしたくなるよ!
『おじさんのぼうしはどこいった?』
ジョアン・L・ノドセット/文 フリッツ・シーベル/絵 (Pシ) 出版ワークス
おじさんのおきにいりのむぎわらぼうしは、ふるくてちゃいろのすてきなぼうし。
あるひ、つよいかぜにふきとばされて、どこかへとんでいってしまいました。
なやをさがし、とりごやをさがし、みんなにもきいてみたけれど…
いったいどこへ?
『野ねずみきょうだいの草花あそび』
相澤悦子/文 長谷川直子/絵 (Pハ) 福音館
野ねずみたちが、木の実や葉っぱをあつめて、作っているのは、
落ち葉のハリネズミ、クリスマスツリー、花おり。
とても楽しそう。どうやって作るのかな?
さいごのページに、作り方と、写真もあります。やってみてね。
『うちのねこ』
高橋和江/作 (Pタ) アリス館
さいしょはかみついたり、ひっかいたり、わたしをこわがるねこ。
でも、ゆっくりなかよくなって…。
「のらねこ」から「うちのねこ」になるまでのおはなし。
『キリンのなやみごと』『ペンギンのこまりごと』
ジョリ・ジョン/作 レイン・スミス/絵 (Pス) 化学同人
キリンはくびがながいことをなやんでいます。
ペンギンもいやなことばかりでこまっています。
それなのに、だれもわかってくれません。
でも、ほんとうにわるいことばかりなのかな…?
『秋』
かこさとし/作 (Pカ) 講談社
からすのパンやさんやだるまちゃんシリーズなどで知られ、
親しまれてきた、かこさとしさん。
自身の戦争体験をもとに描いた未発表の紙芝居が見つかり、
絵本として刊行されました。
最初の原稿執筆が1953年、構想から68年、半世紀以上を経て、
初めて世に出るオリジナル作品です。
戦争の悲惨さに怒り震えるかこさんが、いつまでも忘れずに、
こどもたちに伝えようと、平和を願う、強い思いが込められています。
子どもたちの未来を考えるすべての皆さんに、
天国のかこさんからのおくりものです。
『ケイン、きょうもよろしくね!』
ソン ギョク、ペク ウンジュ/文 シン ドゥヒ/絵 (Pシ人権) 新日本出版社
少女の、目が見えなくなっていくときに感じたこと。
同じように見えない人の感じていること。
両方を知って、少女が決断したときの笑顔がすてきです。
目が不自由な人がもつ白い杖のことを、
韓国ではケインと呼ぶこともあるそうです。
★ちしきの本★
『しらべるちがいのずかん』
おあかべたかし/文 やまでたかし/写真 (013) 東京書籍
にているようで、ぜんぜんちがう。
たとえば、卵(たまご)と玉子(たまご)のちがいって?
大人でもおもわず「へえ~」と言ってしまうような
ちがいがたくさんあります。
『いつの間にか覚えてる!世界の国が好きになる国旗図鑑』
小林知之/著(288) 太田出版
こんなにカラフルで、こんなにそっくりの国旗があって、
こんなに思いのこもっている国旗たちを知りませんでした。
国旗同士の会話も面白いです。
いろんな国のことを、まるで友だちのように感じられるようになるかも。
『夢のねだん図鑑』
(337) KANZEN
こんな仕事をしたい。こんなこと、できるようになりたい。
そんな夢がどうやったらかなうのかが、リアルにわかります。
そして、大人にならなくてもかなう夢、あります!
『世界のグルメ図鑑』
(383)学研
思わずよだれが出てしまいそうな世界のグルメがいっぱい!
ガレット、パエリアはみんな知ってるかな。
じゃあ、シュバイネコテレットは?
名前はむずかしいけど、おいしそう。
『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』
前川佳代/著 宍戸香美/著 (383) かもがわ出版
『枕草子』や『源氏物語』が書かれた平安時代。
フルーツ、かき氷、スナック菓子…
いつの時代もスイーツ大好き!レシピもあります。
『妖怪がやってくる』
佐々木高弘 (388) 岩波書店
妖怪はどこにいる?どこからやってくる?
古い本を調べていくと、まるで人間のように道を通ってくる
様子が見えてきた。
妖怪のイメージが変わるかもしれません。
『世界のことわざ ものの見方が変わる!』
(388) ナツメ社
日本だけじゃなくて、世界にはことわざがいっぱい。
勇気がでることわざ、おもしろいことわざ、こわいことわざ。
日本とよく似ていることわざもあります。
いろいろな国の情報もいっぱい。世界旅行のつもりで読んでみてね。
『まちのナニコレ?図鑑』
(510) 小学館
まちなかでよく見るナニコレ?なモノの名前やはたらきを紹介する図鑑です。
また、駅舎やマンホールなどよく知っているモノでも、
全国ではいろんなバリエーションがあることを紹介します。
クイズもありますよ。
『無駄なマシーンを発明しよう!』
藤原麻里菜/著 (540) 技術評論社
無駄は、悪くない。「こうしたら面白いかも」と思ったそのままを、
いろいろ楽しみながら作ってみればだれでもエンジニア!
『魔改造の夜』みたいなの、考えてみようかな。
でも、「プリンを守るマシーン」は無駄じゃないじゃん!
『ヘンテコおりがみ』
笹川勇/著 (754) 主婦の友社
おりがみがそんなに好きじゃない人も作りたくなる!
「あっかんべーの口」「ふっきん運動」「恐怖の貝」
「おしりをぷりぷり動かす人」「回るうんこ」「押したらヤバそうなボタン」
ほかにもヘンテコいろいろあります。
★よみもの★
『プンスカジャム』
くどうれいん/作 (Fク) 福音館書店
どっしん!どっしん!どすどすどす!
おこったハルくんの目のまえにあらわれたのはふしぎなパン屋さん。
プンスカおこった気もちをジャムにするという。
大きなおなべでぐつぐつと…、どんなジャムができあがる?低学年から
『くしゃみおじさん』
オルガ・カブラル/作 (933カフ) 岩波書店
ヒャッッックション!ハッッックチン!ハッッップショーイ!
おじさんの大きくてへんなくしゃみのせいで、
あれれ?どうぶつも子どもも、みんなへんてこな、かっこうになっちゃった。
どうしたらもとどおりになるのかな?
くしゃみの音も楽しい、元気でゆかいな物語。低学年から
『あくたれラルフおなかをこわす』『あくたれラルフコンテストにでる』
ジャック・ガントス/作 (933カン) 大日本図書
一冊は「あくたれ」というなまえがぴったりのねこのラルフが、
生ごみのバケツの中のものをたべて、おなかがいたくなる話。
もう一冊は、ラルフがいとこのパーシーにかって、
ねこのいちばんになるために、コンテストにでる話。
絵本でにんきのわるいねこラルフが、よみものになりました。低学年から
『みんなのためいき図鑑』
村上しいこ/作 (Fム) 童心社
は~あ。フーウ。みんなはどんなときにためいきをつきますか?
うれいしいためいき、かなしいためいき…
いろんなためいきがあっておもしろい。中学年から
『お話のたきぎをあつめる人』
ローレンティンン妃&パウル・ヴァン・ローン/作 (949ロレ) 徳間書店
だれも住んでいないお城の暖炉に、週一回たきぎをくべに行くおじいちゃん。
そこには「お話の図書館」があるらしい。
入るためのドアはどこ?正しいドアはどれ?
そこで読んだお話はステラにとっても、
ステラが語るのを聞いた村の人にとっても、日々の楽しみ。
でもある日、急に何もお話が出てこなくなったのは、だれかののろい?中学年から
『黄色い夏の日』
高楼方子/作 (Fタ) 福音館書店
中学一年の夏、景介がおばあちゃんの友だち小谷津さんの洋館でであった
「ゆりあ」と、となりにすむ「やや子」。
どこかおかしいと思いながらも、ふたりに強くひかれていく景介。
何も気づいていない小谷津さん、景介のようすを心配する幼なじみの晶子。
夏の庭にまよいこんでしまいそうな、美しいファンタジー。10代から
【児童室でおもうこと】本を読まない子は、本が嫌い?
【休校中のみんなへ 図書館で出会った本たち】に、
子どものころあまり本を読んでいませんと書きました。
でも、本が嫌いだったわけでもないのです。
子どものころ、人見知りで、ひとりでいることが多かった私。
小学校でも、みんなと一緒に遊ぶより、図書室で過ごしている方が
好きでした。でも本を読むためというより、すみっこでそっと過ごす、
避難所のようにしていた気がします。
覚えているのは『こまったさん』シリーズ、木暮正夫の『熟語の話』
シリーズ。おはなしも楽しいし、料理のことや言葉のこと、
何か新しいことを知るのが好きだったのかもしれません。
あ、『ふーことユーレイ』シリーズも好きでした。読んだのは高学年ぐらい。
会いたいけれど会えない、お互いに好きだけどうまくいかない、少女漫画みたいな
おはなしです。今でも表紙を見ただけで、胸がキュッとしてしまいます。
最終巻『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』は大人になってから読みました。
ユーレイの和夫(かずお)のことをわすれてしまったふーこが、
和夫のことを思い出し、二人がもう一度会えたのは、
火事でふーこの命が燃え尽きようとしていた時。そして、まさかのラスト!
ここで終わるのかと衝撃を受けました。
ハッピーエンドか、バットエンドかは、ひ・み・つ。
それから、小学校で斡旋販売していた課題図書。とにかく自分だけの物が
欲しくて、ここぞとばかりにねだっていました。3年生ぐらいの時に
買ってもらった『こひつじクロ』は、今でも棚にある大切な本。
主人公は、まっしろな羊たちの中で、一匹だけまっくろで、自分も
まっしろがよかったなと思っているクロ。でも、羊飼いのおじいさんは
「そのままがいい」と言ってくれます。
こんなふうに、そのままの自分を受け入れてもらえたら、そして、
受け入れられる人になれたらいいなと思います。
思い返すと、私の近くには、いつも本がありました。気が向けば
いつでも本を手にとれる、そんな子ども時代でした。だから今は、
本が近くにないと落ち着かないぐらい、本が好きになったのかもしれません。
児童室にいると、大人の人から「もっと本を読ませるには、
どうしたらいいですか」と時々聞かれます。本を読んで欲しいのは、
なぜですか?本を好きに「なるべき」でしょうか?
読んで欲しいと思っているあなたは、本が好きですか?
子どもも大人も同じです。とりあえず、いつもそばに本があるだけで
大丈夫!読んでも読まなくても大丈夫! 本とのつきあい方は人それぞれ。
私の大好きな絵本『ぼちぼちいこか』のように、ぼちぼちと
本と付き合っていきましょう。(い)
『こまったさん』シリーズ 寺村 輝夫/作(Fテ) あかね書房
『熟語の話』シリーズ 木暮 正夫/文(814) 岩崎書店 ※あさけのみ所蔵
『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』ふーことユーレイシリーズ
名木田 恵子/作(Fナ 児庫) ポプラ社 ※シリーズ抜けあり
『こひつじクロ』エリザベス・ショー/作・絵(93 児庫) 岩崎書店
『ぼちぼちいこか』マイク=セイラー/作 ロバート=グロスマン/絵(Pク) 偕成社
[児童室でおもうこと] あるある「わるい子」絵本!
わたしが「すきな本は?」ときかれたとき、
ついえらんでしまうのは、
「わるいなぁ」という主人公(しゅじんこう)がでてくる話。
「わるい子 」がでてくるとワクワクするのは、なぜ?
さいしょの「ワル」は、セイラのかっているいたずらネコのラルフ。
家族で見に行ったサーカスで、となりの席のイヌに風船を
つけてとばしてしまい、空中ブランコにのって、
つなわたりしている人をつきとばします。
そのあと、ウマにとびのり、曲芸(きょくげい)の人をつきおとし、
ゾウたちをおどかしたりと、やりたいほうだい。
おこったお父さんは、ラルフをサーカスにおきざりにしてしまいます。
ラルフにはシリーズがありますが、どれを読んでもわるいヤツ!
「わるい子」の絵本は、ほかにもいっぱい。
いつも「いやだ」しかいわないイヤイヤ期のルルちゃん。
なんでもカンガルーのぬいぐるみのせいにするリリー。
髪の毛をひっぱったり、どなったりおどかしたりする、いじわるなブッチー。
おふろのお湯をあふれさせて遊び、家の中で野球をする、デイビッド。
「オオカミだ!」と何回もウソをついて、みんなをおどろかせるシモン。
また、『よいこへの道』は学校の花だんを温泉にしたり、理科室にしのびこんで
ポップコーンを作ったりと、「やってはいけない事」をたくさん教えてくれます。
そして、「せかいでいちばんおぞましいおとこのこ」エドワルド。
いつもなにかをけっとばし、小さい子にいじわるをする。
ひと月も、はみがきもせず、かおもあらわない。
やかましくて、らんぼうで、だらしなくて、きたなくて、みんなのきらわれもの。
わるいことをすると、ほめられる話もあります。
かいじゅうのようちえんでは、絵の具のびんをなげ、
まわりをべたべたにしたり、うたやダンスのじかんに、
どなったりさわいだりしてみんなをこわがらせると、
ほめられて「☆ワッペン」がもらえます。
かいじゅうのようちえん、うらやましい! (の)
『あくたれラルフ』『あくたれラルフのたんじょうび』
『あくたれラルフのハロウィン』『あくたれラルフのクリスマス』
ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 (Pル) 童話館出版
『いやだいやだ』せなけいこ/作 (Pセ) 福音館書店
『ブルーカンガルーがやったのよ』エマ・チチェスター・クラーク/作 (Pク) 評論社
『いじわるブッチー』バーバラ・ボットナー/文 ペギー・ラスマン/絵 (Pラ) 徳間書店
『だめよ、デイビッド!』デイビッド・シャノン/作 (Pシ) 評論社
『あっ、オオカミだ!』ステファニー・ブレイク/作 (Pフ) あすなろ書房
『よいこへの道』おかべりか/作 (Pオ) 福音館書店
『エドワルド』ジョン・バーニングガム/作 (Pハ) ほるぷ出版
『いたずらビリーとほしワッペン』パット・ハッチンス/作 (Pハ) 偕成社
絵本ではありませんが、次々に笑っちゃういたずらをくり出す、
ロッタちゃんのお話
『ちいさいロッタちゃん』『ロッタちゃんのひっこし』
(アストリッド・リンドグレーン/作 (949) 偕成社)も、
小さな人でも読みやすい本です。
【児童室でおもうこと】不自由な今だからこそ
休館中、わたしが気になっているのは、10代の子たちがどのように過ごしているのか、ということ。
「ティーンエイジャー」という言葉を知っていますか?「10代の若者」という意味です。
とくべつな言い方をするのは、その数年間がかけがえのない時間だからだと思います。
それなのに、部活ができない、友だちともあそべない…など、たくさんのイライラがつもることでしょう。
そんな「ティーンエイジャー」に、もちろんそうでない人にも、少しでも気分が上がるような本を
紹介したいと思います!
①ファンタジーでいやな現実とおさらば! 『チャーリー・ボーンは真夜中に』
ある日とつぜん、ふしぎな力を手に入れたら…。一度は考えたこと、ありますよね?
主人公のチャーリーは、ふしぎな力をもつ子どもがあつまる学校に入ります。
そこでおこる事件とは…!?
②恋バナ大好き!なあなたへ 『ラブ・レッスンズ』
だれが好き、とかが気になるお年ごろのみなさん。
ジャクリーン・ウィルソンの本は、女の子のリアルな恋愛もようがかかれています。
イマドキの恋愛小説とは少しちがうかもしれませんが、しっかりしたお話を読みたい人におすすめです。
③さらっと爽快ミステリー 『IQ探偵ムー』シリーズ
元(げん)のクラスにひっこしてきた夢羽(むう)は、美少女だけどふしぎな女の子。
とても頭がよくて、どんななぞもすぐに解決!ミステリー入門のようなシリーズです。
④有名作家さんが気になったら 『ステップファザー・ステップ』
双子の男の子(両親が家出中!)と、どろぼうの一つ屋根の下、へんてこ生活が始まります。
宮部みゆきさんは大人向けの本を書いていますが、心配はいりません。
気に入ったら、『ブレイブ・ストーリー』や『ドリームバスター』も読んでみて!
⑤だれにでも悩みはあります 『拝啓パンクスノットデッドさま』
まず目を引くのが表紙のショッキングピンク。楽しいバンドのお話なのかな、
と思ったら「パンク」とヘビーな「家庭事情」。
悩める10代にはとても身近に感じられるのではないでしょうか。
読んだ後はスッキリしているはず!
いかがでしたか?おうち時間に本を読みたいと思っている人、図書館が開いたら借りに来たいと思っている人
など、たくさんの人の「読みたい!」につながりますように。(し)
『チャーリー・ボーンは真夜中に』 ジェニー・ニモ/作(933ニ) 徳間書店
『ラブ・レッスンズ』 ジャクリーン・ウィルソン/作(933ウ) 理論社
『IQ探偵ムー』シリーズ 深沢美潮/作(Fフ文庫) ポプラ社
『ステップファザー・ステップ』(青い鳥文庫) 宮部みゆき/作(Fミ児庫) 講談社
『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき/作(Fミ児庫) 角川文庫
『ドリームバスター』 宮部みゆき/作(913.6ミヤ成人書庫) 徳間書店
『拝啓パンクスノットデッドさま』 石川宏千花/作(Fイ) くもん出版
【児童室でおもうこと】子どもとおとな、いっしょに読む
平成のはじめのころまで、電車に乗るときはキップという小さな紙を買う必要がありました。
そして、そのキップを駅員さんに、はさみでパチンと切ってもらってから駅の中へ入って
電車に乗り、駅を出るときはそのキップを駅員さんに渡します。
ですから、キップをなくすと駅から出られなくなります。『キップをなくして』は、そんな時代の物語です。
キップをなくした子どもたちは「駅の子」になり、電車に乗って通学する普通の子どもたちを守る仕事につきます。
主人公のイタルもキップをなくして駅から出られなくなり、同じように「駅の子」となった8歳から14歳くらいの
子どもたちとともに、東京駅で生活していくことになりました。
「駅の子」となった子どもたちは家には帰れず、駅員さんと一緒に寝泊まりし、食事をします。
電車は乗り放題。そして仕事さえ終えれば、自由な時間が与えられます。
いろいろな個性の子どもたちが登場するのですが、ある日、食事をしない小さな女の子“ミンちゃん”が
「わたし、死んだ子なの」と話しました。ここから、この物語は新たな展開を迎えていくことになります。
著者の池澤夏樹は、理系の大学で物理学を専攻した小説家です。
多分そのために、彼の作品の多くは独特の科学的な視点で描かれています。
人は死んだらどうなるかということについては、あまり科学的ではないかもしれませんが、
作品の中で何人かが語る死後の世界は、自分の家族やペット、身近な人を亡くした人にとっては、
大きな安らぎを与えてくれます。宇宙全体まで範囲を広げる語りに、ぐんぐん引き込まれます。
この物語の終盤では、「駅の子」が過ごす魅力いっぱいの夏休みの旅も描かれます。
夏が終わった今の時期の小学生や中学生、かつて子どもだった人にとっては、かなり心に響く一冊です。(西)
『キップをなくして』 池澤夏樹/著(Fイ) 角川書店
【児童室でおもうこと】育児中のみなさんへ
この一年半、おうち時間が増え、お子さんへの読み聞かせの時間が増えたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
育児中には、私も毎晩絵本の読み聞かせをしていましたが、自分自身が
読み聞かせによって救われたと感じたことが何度もありました。
地元を離れ、初めての土地で初めての子育てをしていた私は、早くその土地になじもうと
方言を封印したせいか、ストレスがたまる一方。子どもは、毎日毎日同じ本を持ってきては
「読んで!」という時期。(あるあるですよね。)「またこれか…」と少々嫌気がさしてきた私は、
「それじゃあ、いっそのこと」と、あろうことか文章を全部故郷の方言に換えて読み聞かせしたのです。
すると、字はまだ読めなくても毎日聞いていてストーリーを覚えている子どもは
「そんなこと、どこにも書いていない!」と言いながらも、私が意気揚々と読むからでしょうか、
大笑い!大喜び!
二人して笑い転げながら、読み終えたときには心がすっきり解放されていたのを覚えています。
またある夜は、子どもをしかりつけた後のこと。
しかられたのに、子どもはいつものルーティンで本を持ってくるのです。
私は怒った気持ちのままページをめくりました。ところが、そんな波打った気持ちのままでは
ぜんぜん絵本が読めないのです。
なんとか気を取り直して読み始めると、今度はあっという間に気持ちは本の中へ。
読み終わった頃には、心も子どもとの関係も元通り。本当に、本に助けられたと思いました。
そんなこんながいろいろあり、子どものためと思っていた読み聞かせが、
実は自分自身のためでもあったのだと、今、つくづく思い返します。
小さいお子さんがいらっしゃるみなさん!
お子さんの好きな本でも、ご自身の好きな本でも、図書館で見つけた本でも
(開館まではもうしばらくお待ちを)おうち時間にぜひぜひ絵本を活用してみてくださいね。
ちなみに当時子どもがはまり、私たち親子を笑わせることとなった絵本は
『しんせつなともだち』です。くりかえしの心やさしいおはなしで、どこにも笑いの要素はありません。
叱った後に読んだ絵本は…『まゆとりゅう』だったような気がします。(ま)
『しんせつなともだち』方軼羣/作(Pムとも) 福音館書店
『まゆとりゅう』富安陽子/作(Pトとも)福音館書店
【児童室でおもうこと】本の思い出、母に聞いてみた!
図書館ではたらいている私が本に親しむきっかけを作ってくれたのは、母です。
『ムギと王さま』(エリナー・ファージョン/作)のさし絵の中で、少女(?)が
本に囲まれている姿が自分のような気がした、と母からよく聞かされました。
母がどうしてそんなに本が好きだったのか知りたくて、インタビューしてみました!
Q.1 どうしてそんなに本を読んでいたの?
一人っ子で、両親がはたらいていたので、一人ですごすことが多く、本が友達でした。
あまり本を買ってもらえなかったので、小学生の頃から、朝、図書室で借りて、
下校までに読み終わって、また新しい本を借りて帰っていました。
Q.2 どんな本を特に覚えていますか?
『岩波少年少女名作全集』という全集で海外の作品にふれて、世界が広がったような気がしました。
その中では、『シェイクスピア物語』とか『ジェーン・アダムスの生涯』という伝記や
『ツバメ号の伝書バト』などが心に残っています。『ムギと王さま』もこのシリーズでした。
Q.3 さびしかったり、落ち込んだ時に、心の支えになった本はありますか?
『あらしの前』『あらしのあと』『銀のスケート』の3作品です。
『あらしの前』という作品は、オランダを舞台にした家族の物語です。
あらしとは、第二次世界大戦のことで、ドイツ軍が攻めてくるまでの楽しい家族の日々が書かれています。
続編の『あらしのあと』は、『あらしの前』から6年後、終戦後1年たち、
戦争がどう人を変えてしまったのかを描いています。つらい毎日を送った
子どもたちが悲しみを乗り越えようと、とまどいながらも前に進み始めていく物語です。
『銀のスケート』は、貧しい兄妹が、記憶をなくしたお父さんを助け、はげまし合って生きていくお話です。
どの作品も、ハラハラドキドキするようなぼうけんのお話ではないけれど、
読むと、なぜか心が落ち着くところがいいと思います。
つらいことを家族が助け合って、乗り越えていくお話はいいですね。
今回、母にインタビューをしてみて、親子で本について語り合うことの楽しさに改めて気づきました。
みなさんのおうちでもぜひ、家族で話してみてはいかがですか?(か)
『岩波少年少女名作全集』(908)岩波書店 1961年~1962年刊
※新しい版で読めます。『シェイクスピア物語』(93)岩波書店
『ツバメ号の伝書バト上・下』(933ラン)岩波書店
『ムギと王さま』(933フ)岩波書店
『あらしの前』『あらしのあと』ドラ・ド・ヨング/作(933ヨ)岩波書店
『ハンス・ブリンカー 銀のスケート 上・下巻』メリー・メイプス・ドッジ/作 (93)岩波書店
【休校中のみんなへ】読書=想像力
いま、学校の友達と遊べない、楽しみにしていた行事がなくなった、
なぜ自分たちだけこんな目にあうのか、など、さびしさ、不安、不満に
思っている人も多いことと思います。
ここは気分を切りかえて、休校中の間にいろんな本と出会ってみませんか?
私は、小さいころ、家族がいそがしかったので、読みきかせをしてもらった
おぼえがあまりありません。でも、本を読むのが好きだったので、『ぐるんぱのようちえん』や
『三びきのやぎのがらがらどん』などの絵本を、一人でよく読んでいました。
小学校に入ってからも、多くの時間を図書室の中ですごしました。
ある時から、特に、戦争や平和について書いてある本に興味がわくようになりました。
きっかけの一つが、小学校3年生の教科書にのっていた『ちいちゃんのかげおくり』です。
「戦争」「死」に初めてふれた作品で、心にとても残っています。
それからは、『はだしのゲン』や『白い町ヒロシマ』など、戦争中の日本の子どもたちの
様子が書かれている作品のほか、『テレジンの小さな画家たち』などの、第二次世界大戦中の
他の国の子どもたちを書いた作品なども読むようになりました。
大人になって読んだ本の中では、日本・中国・韓国の絵本作家たちが、国を超え、
交流を重ねながら、平和と戦争について、命について、さまざまな視点からえがいた
「日・中・韓 平和絵本」シリーズが心に残っています。
おたがいの悪いことばかりを見て争うのではなく、みんなが手を取り合って仲良くして
いくためにはどうしたらいいのか。絵本を通して考えてみてほしいと思います。
9/3の新聞記事に、池上彰さんのこんな言葉が載っていました。「一番大切なのは、想像力」。
本を読むことは、想像力を育てます。本を通して、国や世代に関係なく、おおぜいの人たちが、
悲しみやつらさ、さびしさを乗りこえて生きてきたことを、知り、感じてもらえたらうれしいです。
そして、図書館が再開したとき、すてきな笑顔のみなさんと出会えることを楽しみにしています。(か)
『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ/文 堀内誠一/絵(Pホとも) 福音館書店
『三びきのやぎのがらがらどん』 マーシャ・ブラウン/文・絵(Pフ)福音館書店
『ちいちゃんのかげおくり』 あまんきみこ/文 上野紀子/絵(Pウ)あかね書房
『はだしのゲン』 中沢啓治/作(726まんが)汐文社 全10巻
『白い町ヒロシマ』 木村靖子/作(Fキ) 金の星社
『テレジンの小さな画家たち』 野村路子/著(916) 偕成社
『日・中・韓平和絵本』シリーズ 童心社 全10巻
【休校中のみんなへ】図書館で出会った本たち
図書館でお仕事をしているけれど、実はわたし、子どものころにあまり本を読んでいません。
そのかわり、図書館ではじめて出会った本がたくさんあります。
その中で、わたしが好きな本を少し紹介しますね。
まずは絵本をいくつか。
もっと秋らしくなったら読みたい『わたしのクマさんに』。
灯台に住み、その光を守り続けるお仕事をしている『灯台守のバーディ』。
いじめられっ子が自分だけの国を作り、どんどん広がっていく夏休みのおはなし『ウェズレーの国』。
むかしのアメリカで、西から東まで長い旅をする『走れ!!機関車』。
どれもちょっと長めの絵本です。じっくりと絵を見て、物語を楽しんでほしいなと思います。
そして、タイトルは知っているけど読んだことのない、長い物語にもチャレンジするようになりました。
読むまで知らなかったことがたくさん!
例えば…『オズの魔法使い』に出てくる小人の名前を知っていますか?
『ハイジ』が病気になってしまったのはなぜ?
『赤毛のアン』には続きがあります。シリーズは全部で何冊?
『はてしない物語』で主人公が読んでいる本はどこにある?
読んだ人はわかるはず。どれも300ページ以上の長い物語です。
読み終わるとやりきった感もあるし、ひとつ大人になった気持ちになれますよ。
まだまだわたしには、知らない本、読んだことのない本がたくさんあります。
図書館には古い本も、新しい本もたくさんあるので、
気になる本はどんどん手にとってみたいです。
無料で読めるのが、図書館のいいところでもありますからね。
これからの出会いが楽しみです。
みんなも大好きな一冊に出会えますように。(い)
『わたしのクマさんに』 デニス・ハシュレイ/文 ジム・ラマルシェ/絵(Pラ) BL出版
『灯台守のバーディ』 デボラ・ホプキンソン/作 キンバリー・バルケン・ルート/絵(Pル) BL出版
『ウェズレーの国』 ポール・フライシュマン/作 ケビン・ホークス/絵(児庫Pホ) あすなろ書房
『走れ!!機関車』 ブライアン・フロッカ/作(Pフ) 偕成社
『オズの魔法使い』 L・F・バウム/作(933ハウ全集名作) 福音館書店
『ハイジ』 J・シュピーリ/作(943スヒ全集名作) 福音館書店
『完訳 赤毛のアン』 L・M・モンゴメリー/作(933モ全集名作) 講談社
※全集名作コーナーに、いろいろな訳・出版社のものがあります。
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/作(943) 岩波書店
【休校中のみんなへ】ファンタジーはおもしろい!
「本っておもしろいんだ!」と感動したことをおぼえています。
(それまで本はほとんど読んだことがありませんでした。)
それからたくさん図書室で本をかりて、とくに「冒険(ぼうけん)・魔女(まじょ)・妖精(ようせい)・魔法(まほう)」
といったファンタジーがすきでした。
お気に入りは『七人の魔法使い』『魔女の宅急便』『七つの封印』などで、
外国の物語をよく読んでいました。実は、それは大人になった今もかわりません。
(わたしが「読みたい!」と思うオシャレな表紙や、かっこいいタイトルが多いのかも…?)
「司書(ししょ)」という言葉を知ったのは、近くの図書館によく通っていた中学生の時です。
(「司書」とは、図書館ではたらくための資格をもった人のことです。)
そのころから図書館ではたらくことにあこがれて、ラッキーなことに今はこうして司書としてはたらいています。
図書館に来て一年もしないうちに児童室担当(じどうしつの仕事をする人)となりましたが、
それまで自分のすきな本だけ読んでいたので、むずかしそうな物語や、長いあいだ
愛されてきた物語についてぜんぜん知りませんでした。
それでも約三年間、毎日たのしく本とふれ合ううちに、本についてたくさんのことをおぼえました。
『魔法のカクテル』というゆうめいなお話を大人になってから読んで、思ったことがあります。
それは、『はてしない物語』(とてもぶあつい本!)を小学6年生のわたしはとちゅうで
あきらめたけど、大人になって成長した今のわたしなら投げ出さずに読めるかも、ということです。
だから、みんなもすきな時にすきな本を読めばいいし、その時読みたい本を
手にとればいいとわたしは思います。児童書は大人が読んでもとてもおもしろいので、
今はむずかしくて読めないと思っても、大人になってからぜひちょうせんしてほしいです。
ちなみに『魔法のカクテル』は、わたしがすきな魔法も魔女もねこも出てくるので自分で買いました。
マウリツィオというまぬけなねこが出てきます。気が向いたら読んでみてください!(し)
おすすめのファンタジー
『ローワンと魔法の地図』 エミリー・ロッダ/作(933ロッ) あすなろ書房
『フェアリー・レルム』 エミリー・ロッダ/作(933ロ) 童心社
『七つの封印』 カイ・マイヤー/作(943) ポプラ社
『魔女の宅急便』 角野栄子/作(Fカ) 福音館書店
『七人の魔法使い』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(933ショ) 徳間書店
『ルナ・チャイルド』 ムーニー・ウィッチャー/作(973) 岩崎書店
『魔法のカクテル』 ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『エルシーと魔法の一週間』 ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社
【休校中のみんなへ】いつだって本は友だち
子どものころは、家族と学校、同じような年の友だちだけの、
とてもこじんまりとした生活でした。
毎日友だちと、笑ったりけんかをしたり。伝えたいことがあれば、
走って会いに行くという、とてもリアルな毎日でした。
幼稚園だったか小学校だったか、出会ったのが「小公女」の絵本。
見たこともない家具、きれいなドレス、おいしそうな食事。
こんな世界があるのかとおどろき、今でもその色がうかびます。
話の中に出てくるインドなんて、テレビで見たカレーライスの
コマーシャルに出てくる国ということしか知りませんでした。
小学生になり、月2冊ずつ買ってもらった「少年少女世界文学全集」で
特に好きだったのは、森のおたずね者「ロビンフッドの冒険」や、
ありえない世界にまよいこむ「不思議の国のアリス」などのイギリスの話や
アメリカの四姉妹「若草物語」。
「赤毛のアン」や「トムソーヤの冒険」では、孤児院(こじいん)や奴隷制度(どれいせいど)
など、楽しいだけでなく悲しいことがあることも知りました。
学校でくりかえし読んだ「やかまし村の子どもたち」など、
想像もつかなかったスウェーデンの生活。
本はいつも家で待ってくれている大切な友だちでした。
知らない国々、さまざまな世界があることを教えてくれた数々の本、
その本を教えてくれた人たち、ありがとう。
次は私が楽しさを伝える番、というのがこの仕事を選んだきっかけでしょうか。
きのう、子どものときに読んだ『小公女』の絵本らしいものを見つけました。
おぼえていたままの絵で、とてもうれしくなりました。
「名作」といわれ読みつがれてきた物語は、きっと古今東西(ここんとうざい)の
いろいろな世界につれていってくれます。
また、外国のお話は、小さな人でもかんたんに読めるものや、
きちんと翻訳(ほんやく)されたものなど、いろいろあります。
おもしろいものは、あふれています。
あなたが読んでいる本からも、いろいろな世界が広がりますように。(の)
『小公女』バーネット/原作 横山美智子/文 高畠華宵/絵
※図書館にはありません
『小公女』バーネット/作 (933ハ全集名作)
『ロビンフッドのゆかいな冒険』ハワード・パイル/作 (933ハ全集名作)
『ふしぎの国のアリス』ルイス・キャロル/作 (933キャ全集名作)
『赤毛のアン』L.Mモンゴメリ/作 (933モ全集名作)
『トムソーヤの冒険』マーク・トウェイン/作 (933ト全集名作)
※児童室の全集名作コーナーでみてください
『やかまし村の子どもたち』リンドグレーン/作 (949) 岩波書店
【休校中のみんなへ】 お気に入りの本はどんな本?
続きの本が読みたかったのに…。
新しく読む本を探そうとしていたのに…。
急に図書館が休館になり、残念に思っている人も多いと思います。こんなときは、
おうちにある本をもう一度読み直してみるのはいががでしょう?
私は小学生のころ、気に入った本を何度も繰り返し読んで楽しんでいました。なかでも
『大どろぼうホッツェンプロッツ』は大のお気に入りでした。
世にも恐ろしい大どろぼうと、大どろぼうをつかまえようとふんとうするゼッペルと
カスパールの勇気ある二人の男の子、そしてちょっと間の抜けたおまわりさんとの
やりとりがとにかく面白く、毎回笑いながら、とても楽しい気持ちになって読んで
いたのを覚えています。
魔法使いに命じられ、そんなに!という量のじゃがいもの皮をひたすらむかなけれ
ならないシーンでは、この本はドイツのお話だからなのかな?など、自分のふだんの
生活とのちがいにも、面白さを感じたのを覚えています。(どんな量かは、読んで
みてくださいね。)
今でも図書館でよく借りられていて、ああ、読んでくれている子どもたちがいる、と、
とてもうれしく思っています。
他にも、『ふらいぱんじいさん』や『もりのへなそうる』、高学年に、なってから
『大草原の小さな家』シリーズなど、振り返ると、楽しい本との思い出が次々と出てきます。
そんな楽しい読書体験が、今のこの仕事につながっているのかもしれませんね。
さて、私の話はさておき、みなさんも小さかったころによく読んだ本だったり、お気に
入りの本があれば、あらためて読んでみてください。楽しい気持ちを思い出したり、
もしかしたら前と違った感想を持つかもしれませんし、これまで気付かなかった新しい
発見があるかもしれませんよ。
図書館が開館したら、また、本との出会いを求めて図書館に来てくれるのを楽しみに
待っています。(ま)
『大どろぼうホッツェンプロッツ』プロイスラー/作(943フロ19) 偕成社
『ふらいぱんじいさん』神沢利子(Fカ) あかね書房
『もりのへなそうる』わたなべしげお(Fワ) 福音館書店
『大きな森の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー/作(933ワイ) 福音館書店
【休校中のみんなへ】 あなたは司書になる?
タブレットの授業はどうですか?このページはタブレットから見ることができるのかな?
わたしたちはいま、毎日たくさん返ってくる本の片付けや修理、あちこちの部署との調整に追われています。
開館したとき、みなさんに気持ちよく使ってもらえるように、できる限りの準備をしているところです。
さて、この休校中、私が小学生や中学生だったらどう過ごしただろう?と考えてみました。やっぱり、本を
読んだかなあ(マンガもふくめて)・・・
わたしは小学生のころ、学校の図書室や、地区市民センターの図書室で、いつも本をかりていました。
市民センターの図書室は、学校にないようなおもしろい本がたくさんあって大好きでした。(おとなになってから、
子どもの本屋メリーゴーランドの増田さんが本屋を始めたばかりのときに選んだ本だと聞きました!)
また、四年生のころ、なぜかおばがくれた、アーサー・ランサムの『オオバンクラブの無法者』にハマり、
お年玉をもらうとメリーゴーランドに行って『アーサー・ランサム全集』を買い、自分で全12巻をそろえました。
中学生の時はそんなに読んでなかったと思うのですが、横溝正史やコナン・ドイル、コバルト文庫の新井素子
(トシがばれる)を読んでいたかな・・・
翻訳のものも日本のものも、ミステリーもファンタジーも児童文学も好きでした。
わたしは、この図書館に来てからかなり長い年月が過ぎました。そのながーい経験から、図書館の司書として
必要なのは、本への愛、体力、聞く力、伝える力、の四つだと考えています。
本をたくさん読んでいなくても、本への愛だけは欠かせません。
本は重いし、立っている時間が長いので、体力腕力も重要です。
そして、本を求めている人の話をよく聞き、必要なことを聞き出し、それについてわかりやすように伝えることが
できなければいけません。
本が好き、だけでよいというわけには、いかないのですね。
もし、図書館の司書っていいなあ、と思ってるのであれば、お客さんがたくさん来る仕事でアルバイトなどを
経験しておくと、役に立つと思います。
ただし、残念ながら現在は、非正規の司書がほとんどです(すべてではありませんが)。そこも考えてくださいね。
わたしはすべてひっくるめて、司書をやれていてよかったなあ、と思っています!(ち)
『アーサー・ランサム全集』全12巻 岩波書店 (児童 933ラ)
『ランサム・サーガ・シリーズ』岩波少年文庫
※岩波少年文庫版は、『オオバンクラブの無法者』が『オオバンクラブ物語』と改題
『シャーロック・ホームズ全集』コナン・ドイル/作(児童 933ト 全集名作)
『横溝正史自選集』(成人 918.68 ヨコ)
『星へ行く船』新井素子/作 集英社コバルト文庫版(Fア 児童書庫)
出版芸術社 改訂版(成人 913.6 アラ)
あたらしくはいった本(令和3年9月UP)
思うように出かけれない日が続いていますが、
本の中では、自由にどこにでも行けますよ!
冒険の世界も、笑いの世界も、知識の世界も!
本の中でいろいろな世界をのぞいてみてくださいね。
★えほん★
『おはよう!げんき?』
村上勉/作(Pム) 講談社
あさ、ありがどんどんのぼるみどりのみち。いろいろないきものにであって、
たどりついたのは・・・!いっぱいにひろがった絵にわくわく。
『お月さんのシャーベット』
ペク・ヒナ/作(Pへ) ブロンズ新社
あんまりあつくてとけだしたお月さん。おばあちゃんがシャーベットをつくってみんなにわけると、
みんなつめたくてあまーいゆめをみた。お月さんのたのしいはなし。
『ちょとつ』
立川治樹/文 くすはら順子/絵(Pク) 絵本塾出版
ぼくイノシシ。まっすぐしかはしらへんで。
かんにんやで。はたけも、よそのいえのなかも、しんごうがあかのどうろも。
でもこんなときは・・・。
がんがんはしるイノシシに、おもわずわらってしまう。
『ぱったんして』
松田奈那子/作(Pマ) KADOKAWA
あかいてんとあかいまる ぱったんすると りんご!
かみをおって、えのぐをだして、ぱったん。
色あそびがどんどんうかぶ、楽しいえほん。
『ねえさんの青いヒジャブ』
イブティハージ・ムハンマド&S・K・アリ/文 ハテム・アリ/絵(Pア) BL出版
イスラム教の女性が、髪をおおうためにつけるヒジャブ。それを初めてつけて学校へ行った日。
ねえさんはどんな気持ち?ママのセリフも胸を打ちます。
『かみなのに』
たにうちつねお/作(Pタ) 大日本図書
紙の楽しさは無限大!はねて、のびて、こわい!…かみなのに?
ぜひいっしょに遊んでみてください。
『カラフルなひとりごと』
種村有希子/作(Pタ) ほるぷ出版
こころのなかでおしゃべりしたことあるよね?あのこもこのこもおしゃべりしているよ。
どんなおしゃべりかきいてみない?
『うちゅうひゃっかてん』
黒岩まゆ/作(Pク) 小学館
ちいさなほしをまるまるかいぞうした「うちゅうひゃっかてん」には、いろいろなほしから
おきゃくさんがやってきます。おや、なんだかおかしなおきゃくさんがやってきましたよ。
『アレッポのキャットマン』
アイリーン・レイサム、カリーム・シャムシ・パシャ/文 清水裕子/絵(Pシ) あかね書房
シリアにあるアレッポという街が戦争によってこわされ、多くのねこたちが取り残されました。
しかしそのねこたちを助ける活動が世界中に広まり、支援によってねこのみならず街を救うこととなりました。
世界中の人々を動かした一人の故郷を思う心に胸が打たれます。
『ついてくる』
小川育/作(Pオ) 教育画劇
くらい道をあるいているとだれかがあとをついてくるような…。
うしろが気になってドキドキしちゃう。そして、あっ!とおどろくラストです。大人もぜひ。
『ばけねこ』
杉山亮/文 アン マサコ/絵(Pア) ポプラ社
あるひ、ねこのタマがいなくなってしまいました。おんなのこは、タマをさがしに
こわいうわさがあるねこみみやまにむかいましたが…。
ちょっぴりぶきみでふしぎなおはなしです。
『おおきなかべがあったとさ』
サトシン/文 広瀬克也/絵(Pヒ) 文溪堂
めのまえにのぼれないくらいたかいかべがあったらどうする?
はしごをかけたり、よじのぼったりできるね。
でも、もっとたかいかべがあったら…。なかまといっしょならのりこえられるかも!
『アリィはおとどけやさん』
大久保雨咲/文 吉田尚令/絵(Pヨ) ひさかたチャイルド
アリのアリィのお仕事は、おとどけやさん。
「アリィにおまかせ!」って、きっちりはこんでくれるんです。
そんなアリィが、ともだちのイモムーのためにしたことは、何かな?
『とうもろこしぬぐぞう』
はらしままみ/作(Pハ) ポプラ社
夏にとうもろこしは食べたかな?かわはついてた?
けっこうたいへんなかわむき、ぬぐぞうはじぶんでがしがしぬいでいきます!
かわをむくだけなんだけど、すごくすっきりした気分になります。
『学校が大好き アクバルくん』
長倉洋海/作(Pナ) アリス館
この顔!表紙を見ただけで読みたくなる!
写真家の作者も、教室に入ったとたん、アクバル君に目が行ったそう。
アフガニスタンの子どもたちがずっと、こんな顔でいられる世界になってほしいと
心からいのります。
『子どもの本で平和をつくる』
キャシー・スティンソン/文 マリー・ラフランス/絵(Pラ) 小学館
戦争で傷ついた子どもの笑顔を取り戻したのは、あちこちの国から贈られた本でした。
本でつながることが、平和につながる。イエラ・レップマンの思いは今に続いています。
『真夜中のちいさなようせい』
シンソンミ/作(Pシ) ポプラ社
ある日、熱を出してしまった男の子が出会った、ちいさなようせいたち。
実は、ママがこどもだったころ、おともだちだったことがわかり・・・。
ちいさかったころのママと男の子の心の交流を描く、美しくあたたかな物語。
チマチョゴリの女の子のイラストが絵画のように美しく描かれていて、大人も楽しめる絵本。
『すいめん』
高久至/作(Pタ) アリス館
上から見る。下から見る。真ん中で見る。魚が見る。人が見る。
それぞれで景色を変える、水面。美しくはかない写真集です。
★赤ちゃんえほん★
『びりびり』
中新井純子/作(Pナ) 童心社
びりびり びりり。いろがみをやぶってみると、いろいろなものにへんしん。
さあ、いっしょに!あっ、ほんはやぶらないでね。
★よみもの★
『トムと3時の小人』
たかどのほうこ/作(Fタ) ポプラ社
お母さんと入った古道具屋さんで見つけた本。
どうしても気になって図書館でさがして読んだつとむ。
ところが続きがなくて・・・。
3時にあらわれる小人とトムの楽しいおはなし。 中学年から
『ランペシカ』
菅野雪虫/作(Fス) 講談社
師匠のチポロについて弓の修行をするランペシカは、つらい記憶を忘れることができない。
そんな時ふたたびあらわれたヤイレスーホ。村の平和は守られるのか。
アイヌファンタジーの完結編。 10代から
『すみれちゃんとようかいばあちゃん』
最上一平/作(Fモ) 新日本出版社
すみれちゃんがとまりにきたのは、山の中のようかいばあちゃんの家。
きつねや、てんぐさまのともだちというばあちゃん。こんな家にとまってみたいな。
低学年から
『正吉とヤギ』
塩野米松/作(Fシ) 福音館書店
おじいがつれてきた小さな子ヤギ。
自分の友だちやまるで子どものように、よろこんで世話をはじめた正吉でしたが、
せんそうがすぐそばまでやってきていたのです。 中学年から
『あしたもオカピ』
斉藤倫/作(Fサ) 偕成社
ふしぎなよつば月の日は、どうぶつたちのねがいごとがかなう日。
どうぶつえんにいるオカピやぞうたち、どんなことをおねがいをしたのかな。
低学年から
『ボーダレス・ケアラー』
山本悦子/作(Fヤ) 理論社
夏休みの間だけ、認知症のおばあちゃんの面倒をみることになった海斗。
もういなくなった犬との散歩を始めたら不思議なことが…。
ヤングケアラーが話題になる中、茶化すような物語はどうかなと迷いましたが、
読み始めたら止まりませんでした。 10代から
『世界とキレル』
佐藤まどか/作(Fサ) あすなろ書房
山奥のサマースクールに3週間。食べるものはオーガニックなものだけ。
デジタル・デトックスのためスマホは没収。
そんなのありえない!スマホもない、お菓子も食べられない、
ないないづくしの場所から飛び出した舞は…。 10代から
『イナバさんと雨ふりの町』
野見山響子/作(Fノ) 理論社
ちょっとうっかりなイナバさん(白うさぎで、はたらくおとな)。
今回も、場所も時間も飛び越えたトラブルにまきこまれます。ゆるっと楽しい一冊。
中学年から
『パラゴンとレインボーマシン』
ジラ・ベゼル/作(933ヘセ) 小学館
色の見えないオーデン、新しい小学校の友だちヴィヴィ、不思議なロボット…?パラゴン。
おじさんの死と、パラゴンの役割。僕たちが求めているのは一つだけ。
本当のことを知りたい!近未来の冒険譚。 10代から
『りぼんちゃん』
村上雅郁/作(Fム) フレーベル館
転校生の大きなりぼんをつけた女の子、理緒と出会った朱里。
ある出来事をきっかけに彼女の心の闇や痛みを知ってしまう。
友達を守るためにはどうしたらいいのか?
だれにでも起こりうる、人生にふりかかる「わざわい」というオオカミとたたかうために
朱里や理緒が出した答えとは・・・? 10代から
『チョコレートのおみやげ』
岡田淳/作(Fオ) BL出版
神戸にある異人館、風見鶏、そしてチョコレートから始まる不思議なおはなし。
チョコレートは時間がとけていくみたい。ゆっくり想像しながら読んでみて。
10代から
★ちしきの本★
『ににんがし!』
吉田戦車/作(410) 学研プラス
九九をおぼえる前によむと、いい?
虫たちが個性的すぎて、そちらのほうが気になってしまうかもしれませんけどね!
『チバニアン誕生』
岡田誠/著(456) ポプラ社
方位磁石が北を指すのは、N極が北にあるから。実は、大昔にひっくり返ったことがあったらしい。
それがわかる場所が千葉県。いったい何が起こった?どうしてわかる?世界的な発見に注目!
『水族館 いきものとひとのいちにち』
ほりかわあやこ/作(480) 福音館書店
まちの水族館のいちにちと、はたらく人のようすがよくわかります。
イラストなので、すっきり見やすく、小さい人にもおすすめ!
くすっと笑えるうらばなしもあちこちにかかれています。
『なぜからはじまる体の科学』
(491) 保育社
「聞く・話す」「見る」「食べる・出す」の3冊。
「見る」であれば、目のしくみだけでなく、目の病気や検査の機械、見えにくい、見えない人のことや、
それを助けるための道具や仕組みについても詳しく書かれていることがすばらしい。
『くさい!』
クライヴ・ギフォード/作(491) 河出書房新社
くさいにはわけがある!身を守るため?きずなのため?新しい未来のための発見も!
最強くさいから新しい技術まで、においパワー炸裂の一冊。
『たいせつなぎゅうにゅう』
キッチンミノル/著(645) 白泉社
わたしたちがいつも飲んでいる牛乳は、どうやって作られるのかな?
「ぎゅうにゅうができるまで」をダイナミックな写真とあたたかいまなざしで伝えます。
『食べ物の「なぜ」を探ろう!キッチン実験室』
(596) オレンジページ
身近な食べ物の「なぜ?」を実際に作って、さまざまな変化のふしぎにせまってみよう。
『学研の図鑑LIVEpetit もふもふ動物の赤ちゃん』
(480) 学研プラス
もふもふでかわいい動物の赤ちゃんがいーっぱい!
ぬいぐるみみたいなすがたにキュンキュンしまくりです。
ハムスターやハリネズミなどのちいさな動物たちがすきな人には
『ミニミニ動物』もおすすめです。
『なぜなのママ?』『なぜなのパパ?』
きたざわきょうこ/作 やなせたかし/絵(367) 復刊ドットコム
あかちゃんはどこから?の最初の一冊にこの本を。
子どもの見慣れたやなせたかしさんの絵で、文も長すぎずわかりやすくすばらしい。
1972年に出版されたものの復刊です。でも、いまの本よりうんとすてき。
『命の境界線』
今西乃子/著(489) 合同出版
奈良県では神様の使いとして大切にされ、あるところでは害獣として駆除される鹿。
同じ生き物でも対応は違う。ペットと野生動物もそう。その境界線は?
読んで考える、読書感想文にもいいかもしれません。
あたらしくはいった本(令和3年5月up)
5月になりましたね。
まださむい日があったり、思ったよりあつい日もあったりして、
ちょっとつかれる時もありますよね。
ゆっくり本をよんで、ひといきしてくださいね。
★えほん★
『ひばりに』
内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵(Pウ) アリス館
「ひばりにはなそう ちいさなちいさなかぜのことを」はげます気持ちをすなおに
ことばにした詩。読めば読むほど、心にぐっとくる絵本です。
『ぱくぱくはんぶん』
渡辺鉄太/さく 南伸坊/え(Pミ) 福音館書店
「ケーキははんぶんのこしといてね」そういってでかけたおばあさん。
そのことばとおりにおじいさんははんぶんたべましたが…。
『海とそらがであうばしょ』
テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
フィンは、海とそらがであうばしょをさがすために、ふねをつくってたびにでます。
どんなたびになるでしょうか。じっくり絵をながめたいえほんです。
『気のいいバルテクとアヒルのはなし』
クリスティーナ・トゥルスカ/作・絵(Pト) 徳間書店
いつもかわいがっているアヒルのききに、バルテクはかえるの王さまからさずかった力で
たすけますが…。バルテクとアヒルのゆうじょうのものがたりです。
『111本の木』
リナ・シン/作 マリアンヌ・フェラー/絵(Pフ) 光村教育図書
女の子が生まれたおいわいに、111本の木をうえる村があります。
それは、男の子も女の子も同じように生まれたことをよろこぶためであり、
村のしぜんをとりもどすためでもあります。ジェンダーについてかんがえる、
本当にあったおはなしです。
『ちこくのりゆう』
森くま堂/作 北村裕花/絵(Pキ) 童心社
あさおきたら、とうちゃんとかあちゃんがカブトムシに!?えらいこっちゃ!
あわてるマサシですが、それだけではおわらないのです。
まさかまさかのれんぞくにおもわずわらっちゃうおはなしです。
『めぐりめぐる』
ジーニー・ベイカ/作(Pへ) ポリフォニープレス
そらたかく、ひるもよるもやすまずに、ときにはちきゅうのはんたいがわまでとびつづけるわ たり鳥。
おおむかしからいききしていた、しるしのないみちをたどります。
いったいどんなけしきをみているのでしょう。
コラージュの絵をみながらそうぞうがどんどんふくらみます。
『おじいちゃんのたびじたく』
ソヨン/作・絵(Pソ) 小峰書店
ある日、おじいちゃんのもとに、おきゃくさまがやってきました。
おじいちゃんはおおよろこびで、たびのしたくをはじめます。
だれにでもおとずれる、「旅立ち」を、あたたかく、やさしいまなざしで、
描いた韓国の絵本。顔のシートパックやちゃぶ台、紙のお金につつまれた小銭、
旅にはかかせない、たくさんのゆでたまごなど、韓国ならではの文化がよくわかる、
イラストにも注目です。
『すきなことにがてなこと』
新井洋行/作 嶽まいこ/絵(Pタ) くもん出版
あなたのすきなことはなんですか?スポーツ?音楽?それともべんきょうかな?
すきなことがあればにがてなこともあるよね。それぞれのとくいなことを生かして、
たすけあって、ささえていく、そんなせかいってすてきだね。
『このまちのどこかに』
シドニー・スミス/作(Pス) 評論社
ゆくえふめいのねこを探して、小さな子がひとり。
こごえるような寒さの日、 大都会をどんな気持ちで歩いているのでしょうか。
ふぶきのなか、やっとたどりついた家で、「きみは、きっとだいじょうぶ」と、
いのるような気持ちでむかえてくれた、家族のあたたかで、
つつみこむようなメッセージが心にひびきます。
『アパートのひとたち』
エイナット・ツァルファティ/作(Pツ) 光村教育図書
アパートにすんでいる女の子。それぞれの階のドアを見て、
どんな人たちがすんでいるのか、想像しています。どろぼう一家にサーカス団、
吸血鬼など、女の子と一緒に、どんどん広がっていく、空想の世界を楽しんでみてください。
『みち』
さいとうしのぶ/作(Pサ) ひさかたチャイルド
はるちゃんがかいたみち、どんどんのびていきます。ぱんやさんにじゅーすやさん。
むこうにはかわ。はるちゃんはわたれるかな?おはなしがどんどんふくらむえほんです。
『かなしみのぼうけん』
近藤薫美子/作(Pコ) ポプラ社
ひとつのいのちがおわり、かなしみをかかえて、さんりんしゃではしるこども。
はしってはしって、やっとわかれをうけいれたあとやってきたのは・・・。
わかれのあとには、つぎのであいもやってくるね。
『ちがうかな?ヘンかな?』
楊思帆/文・絵(Pヤ) 樹立社
めがね、ズボン、くつ…なんかヘンだよ?おかしいよ?
あれあれ、ぴったりのいきものがやってきたよ。つぎは、だれかな?
明るい色も楽しい絵本。
『まちがいなんてないよ』
コリーナ・ルウケン/絵と文(Pル) 新評論
絵をかいていたら、片方の目が大きくなりすぎちゃった。次は、インクのシミ!
まちがいだらけの絵になっちゃった…?いやいや、だいじょうぶ。
想像力をはたらかせれば、どんどん変わっていくよ。まちがいなんてないよ。
『ちっちゃな生きものたち』
スージー・ウィリアムズ/作 ハンナ・トルソン/絵(Pト) 化学同人
虫のこと知りたいけど、本物の写真は苦手。そんなあなたにおすすめです。
アリ、ムカデとヤスデ、カタツムリ、ミミズの4冊があります。
ちょっとのぞき見してみませんか?
『うろおぼえ一家のおかいもの』
出口かずみ/作(Pテ) 福音館書店
みんなで、おでかけ。おかあさんは、おうちでご用事。たのまれたものは何だっけ?
みんなであれこれ話しても、うろおぼえ…。だれにきいても、合っているような、
何だかちがうような…?
『うみがめのおじいさん』
いとうひろし/作(Pイ) 講談社
なみにゆられて、うつらうつら。思い出にただよう、おじいさん。
時間も、場所も、自分のことも、うみといっしょになって、
うつらうつら。ゆられています。
『どろぼうねこのおやぶん』
小松甲尚/ぶん かのうかりん/え(Pカ) 文芸社
さかなやさんとなじみの、どろぼうねこのおやぶんさん。ある日のてんきよほうは、
はれのちサンマまたはサバ。こまったさかなやさんのために、おやぶんさんは…?
猫好きのあなた!この絵、好きじゃないですか?
『おばあちゃんのたからもの』
シモーナ・チラオロ/作(Pチ) 光村教育図書
おばあちゃんの顔のしわは、ぜんぶがすてきなたからもの。
子どものころの朝。少女のころの海辺のピクニック。
おじいちゃんにはじめてあった日…。きょうは、すてきなおばあちゃんのたんじょう日。
『ありがとう』
谷川俊太郎/詩 えがしらみちこ/絵(Pエ) 講談社
卒業式の日。親に、世界に、わたし自身に、「ありがとう」と言ってみる。
わたしがこの世界に存在する意味をかみしめる。
谷川俊太郎の詩にひたる絵本。
★赤ちゃんえほん★
『ちゃーぷちゃぷあひるちゃん』
渡辺朋/文 村上康成/絵(Pム) 文響社
あひるちゃんがちゃぷちゃぷすすみながら、どこかをめざしています。
あひるちゃんといっしょにぼうけんしてみよう。
★よみもの★
『わたしの気になるあの子』
朝比奈蓉子/作(Fア) ポプラ社
瑠美奈のクラスメイトが、とつぜん坊主頭にして学校に来た。
クラスのみんなは「女の子が坊主頭なんておかしい」と言うけれど…。 10代から。
『わたしのあのこ あのこのわたし』
岩瀬成子/作(Fイ) PHP研究所
友だちになりたいと手紙を書いたものの、あることがきっかけでいじわるな気持ちが
ふくらんでいくアキ。怒っているんだろうなと手紙の返事を渡せないモッチ。
二人の女の子の物語。 高学年から
『ゆかいなことばつたえあいましょうがっこう』
宮下すずか/作(Fミ) くもん出版
コアラのモモちゃんがけがをしたらしい。たいへん!はなしをきいたリスのケイちゃんは、
ワカちゃんにつたえ、ワカちゃんはミウちゃんにつたえ・・・。
さいごにつたわったはなしに、みんなびっくり!でんごん、むずかしいね。 低学年から
『ぼくはおじいちゃんと戦争した』
ロバート・K・スミス/著(933スミ) あすなろ書房
大好きなおじいちゃんが一緒に暮らすことになった!えっ、ぼくの部屋に住むの?
ぼくは3階の暗い怖い場所に行けって!?勝手に決めるなんて許せない。戦争だ!
不公平を正すために、おじいちゃんと戦争を始めたピーター。
でも友だちはひどいことを言うし、どんどんエスカレートして終わらない。
どうしたらいいの?戦争に勝てばいい?我慢する?あきらめる?
ラストにほっとする物語。 高学年から
『ぐうたらとけちとぷー』
加瀬健太郎/作(Fカ) 偕成社
ぐうたらの「めんどう くさのすけ」、ケチの「せこいや ジャクソン」、
おならばっかりの「へ こいたろう」。
「なかよしの三人のおはなし。めっちゃわらえる。 低学年から
『バンビ 森に生きる』
フェーリクス・ザルテン/作(943) 福音館書店
本当のバンビの物語は、オーストリアの美しくもきびしい自然の中で、
死と隣り合わせで生きることを描いたリアルな物語です。
岩波の上田真而子訳か、酒寄進一訳のこの福音館版で読んでみてください。 10代から
『ヤーガの走る家』
ソフィー・アンダーソン/作(933アン) 小学館
死んだ人たちをおくる「門の番人」の手伝いをしながら暮らすマリンカ。
足が生えた家は、急に動き出して、どこへ行くかわからない。そんな生活を
ぬけだすために考えた方法は…?ただのファンタジーでない現実的な展開に、
ページをめくる手が止まりませんでした。 10代から
★ちしきの本★
『アーノルド・ローベルの全仕事 がまくんとかえるくんができるまで』
(726研究) ブルーシープ
絵本作家アーノルド・ローベルを知っていますか?名前にピンとこなくても、
かえるくんが親友のがまくんにおてがみを送る「おてがみ」というお話を、
国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
『ふたりはともだち』からはじまる「がまくんとかえるくん」全4冊のシリーズは、
今も世界中で愛されているロングセラーです。現存する貴重な原画やスケッチなどの
図版や解説、家族のインタビューによるアーノルド・ローベルの知られざる素顔や、
訳者である三木卓さんの解説なども収録された、決定版の一冊です。
『モノのなまえ事典 まだある!!アレにもコレにも!』
(031) ポプラ社
食パンの耳の正式名称、福引でガラガラまわすアレ、ラムネのびんのくびれてるアレ、
などなど。よく見るけど、本当の名前を知らないモノってまだまだあるよね。
きみはどれだけ知っているかな?みんなにクイズを出してじまんしちゃおう。
もっと知りたい人には、『モノのなまえ事典』もあるよ。ぜひ、よんでみてね。
『真実を発見!科学捜査』
岩澤不二雄/監修(317) 誠文堂新光社
事件解決のために行われている捜査の裏側がわかります。
現場検証、遺体鑑定、DNA検査、薬物検査…。
事件後に使われたハンコや筆跡鑑定…。
科学捜査研究所がどんなことをしているのか、大人も気になる内容です。
『なんで洞窟に壁画を描いたの?』
五十嵐ジャンヌ/著(702) 新泉社
博物館でラスコー洞窟の壁画を見たリノ。不思議に思ったことをメモして、
おじいちゃんと一緒に謎解き。美術の始まりを探る、小説のような本です。
博物館が好きな人、考古学が気になる人におすすめ。
『絵で見て学べる!お金ってなんだろう?』
(591) インプレス
なんのためにお金があるの?お金を貯めるといいことがある?
自分のお金を持つ前に、親子で読むといいかも。
『虫かごなしでかんたん!ペットボトルで育てよう』
(486) 汐文社
アゲハチョウもカブトムシも、虫かごなしで育てられる!
ペットボトルで虫かごを作って育ててみよう。
シリーズで「野菜・花」「水のいきもの」もありますよ。
『つくって役立つ!防災工作』
(369) 学研
ペットボトルでシャワー。新聞紙でスリッパ。牛乳パックで掃除道具。段ボールでパーテーション。
遊びでも役立ちそうなので、いちどやってみるといいですよ。
『おしえて!くもくん』
サトウミユキ/制作(367) 東山書房
副題は『プライベートゾーンってなあに?』。
小さい子どもにも分かりやすいよう、絵本形式で書かれています。
男女関係なく、性被害の加害者にも被害者にもならないために、家族で読んでください。
『いきものづくしものづくし』
(とても大きい本コーナー) 福音館書店
大きな本1ページごとに、いろんな「もの」がぎっしりかかれています。
1巻は、くだもの、つの、くつ、むかしのてつどう など。
それぞれ一流の画家がかいていて、さすが福音館!
12巻出る予定で、いま、2巻まであります。
『はじめてでもカンタン!手づくり布マスク』
(594) 理論社
使い捨てのマスクも手に入れやすくなったけれど、これからの季節、
肌にやさしい布マスクも使いたいですね。
なんと、縫わないマスクの作り方も!さあ、チャレンジしよう!
ローリー・アレクサンダー/作(780) 福音館書店
今では、パラリンピックは広く知られていますが、なぜつくられたか知っていますか?
パラリンピックをつくったルートヴィヒ・グットマンの物語。
あたらしくはいった本(令和3年3月up)
あたたかくなってきましたね。
つくしもでてきて、はなもさきはじめました。
としょかんでは、たのしいはるの本をよういして、
みなさんをまっています。
★えほん★
『氷上カーニバル』
あべ弘士/作 (Pア) のら書店
そのよる、いっせいに花火がうちあがる。
おんがくがながれると、ひともどうぶつもいっせいに氷の上をすべりはじめる。
カーニバルのはじまりだ!
北海道であった、春をむかえるおまつりのおはなし。
『みたら みられた』
たけがみたえ/作 (Pタ) アリス館
やねのうえのねこ、くさむらのかまきり、ぼくじょうのうし。
みたら、みられてた!ほら、みて。すいこまれそうなおおきな「め」。
『かける』
はらぺこめがね/作 (Pハ) 佼成出版社
かけます かけます。ケチャップ、おしょうゆ、シロップ、ふりかけ。
かけるとおいしいものがいっぱい。
かけるとたのしい。かけるはまほうだね。
『おさるちゃんのおしごと』
樋勝朋巳/作 (Pヒ) 小学館
せっこついんではたらいているおさるちゃん。
きょうはペロちゃんといっしょに、みんながまつやまへ。
マッサージのあとはみんなでランチをたべたり、おんせんにはいったり。
さよならのときはなみだがでたけれどね。
おさるちゃんのながいいちにちのおはなし。
『ながいながいねこのおかあさん』
キューライス/文 ヒグチユウコ/絵 (Pヒ) 白泉社
ページをめくってちょっとびっくり。
ねこのおかあさんがとってもながい!
こねこが、かぜにふきとばされて大ピンチだけど、
だいじょうぶかな?
『キス・スキ』
越野民雄/作 高畠純/絵(Pタ)講談社
ページをめくると、とにかくキス・キス・キス!
キスがいっぱい!
動物たちと絵本の中で、たくさんスキンシップしちゃおう。
『このかみなあに トイレットペーパーのはなし』
谷内つねお/作 (Pタとも) 福音館書店
本も横長。のばしたり、ひねったり、ひたしたり・・・
毎日おせわになっているかみの、おもしろ写真えほん。
『こたつ』
麻生知子/作 (Pア) 福音館
家にこたつはありますか?こたつはすばらしいです。
さいしょからさいごまで、こたつを上からみおろしで
観察した、かぞくのえほんです。
『ニマとおにばば』
ピエール・ベルトラン/文 チェン・ジャンホン/絵 (Pチ) 徳間書店
ネパールに何度も足を運んだフランスの人が文を書き、
中国生まれでパリに住む絵本作家が絵を描き、
どこの国の子どもたちも楽しめる昔話ふうのおはなし。
『さんまいのおふだ』を思い出します。
『かけだしたイス』
サトシン/文 ドーリー/絵(Pト) 主婦の友社
ある日、イスはふと思った。
まいにちすわられるだけでいいのか?
ここからとびだしてもいいんじゃないか?
かくして、イスのぼうけんがはじまる。
そしてまた、つくえはふと・・・
『とっています』
市原淳/作 (Pイ) 世界文化社
「とっています」って、おすもう?
いやいや、むしをとっています。
いやいや、しょくじをとっています。
たくさんの「とっています」がおもしろい。
『つちんこつっちゃん』
石黒亜矢子/作 (Pイ) 好学社
ぴいこちゃんがひろったのはなんと!まぼろしの「つちのこ」。
ぴいこちゃんは、つっちゃんをおふろにいれたり、
ごはんをたべさせたり、いっしょうけんめいおせわします。
けれど、つっちゃんがとつぜんうごかなくなってしまって…。
『インクレディブルホテル』
ケイト・デイヴィス/文 イザベル・フォラス/絵 (Pフ) BL出版
インクレディブルホテルではたらくステファンのゆめは、
パティシエになっておかしをつくること。
でも、いつもみならいのしごとばかり。
すると、ある日、気むずかしいお客さんがやってきて…。
おかしづくりがだいすきな男の子のおはなしです。
『レミーさんのひきだし』
斎藤倫/作 くらはしれい/絵 (Pク) 小学館
いちばんしたのひきだしに、ちゃいろいこばこがしまわれました。
こばこは、つぎにそとに出られる日をたのしみにしますが…。
みなさんが、ひきだしにたいせつにしまってあるものはなんですか?
『ごちそうたべにきてください』
茂市久美子/文 しもかわらゆみ/絵 (Fシ) 講談社
ごちそうするのがすきなうさぎは、たくさんのきのみをたくわえています。
しかし、ふゆがちかづくにつれてきのみはどんどんへっていき、
とうとうなくなってしまいました。
そこでうさぎがおもいついたのは…?
こころがあたたかくなるどうぶつたちのおはなしです。
『いぬのせんせい』
ジェーン・グドール/文 ジュリー・リッティ/絵 (Pリ) グランまま社
いぬのせんせいは、こどもたちのへやをみてまわります。
そして、ぐあいがわるくなったこどものそばによりそいます。
びょうきでつらかったり、ふあんにおもっているかんじゃさんにとって、
いぬのせんせいは、げんきをくれるたいせつなそんざいなのです。
『ゆうこさんのルーペ』
多屋光孫/作 (Pタ人権) 合同出版
本を読むためにつかっているもの。
あれ、あれなんだろう?ふしぎに思ったはやたくん。
知らないことをきくのはドキドキしますね。
でも、きいてくれたことが、ゆうこさんの
“ひみつのたからもの”になりました。
障害について考えるきっかけになる絵本です。
『子どもの権利ってなあに?』
アラン・セール/文 オレリア・フロンティ/絵 (Pフ人権) エルくらぶ
子どもにはだいじにされる権利があります。
しかし、すべての子どもが守られているわけではありません。
大人はどうあるべきか考えさせられます。
★よみもの★
『くもとり山のイノシシびょういん』
かこさとし/作 (Fカ) 福音館書店
イノシシ先生のびょういんのまちあいしつは、きょうもいっぱい。
おなかのいたいたぬきのポンちゃん、ヤギばあちゃん、
クチュンクチョンのかまきりさん。
先生はおはなしをきいてなおしてくれます。
やさしい7つのおはなし。低学年から
『大阪城のシロ』
あんずゆき/作 (Fア) くもん出版
豊臣秀吉の天下、大阪城にすんでいたばけものみたいな「とら」の
えさとしてつれてこられた犬のシロ。とらをたおしたシロと、
少女サチ、少年安吉をめぐる能勢町に伝わるはなし。中学年から
『キニ子の日記 下』
間部香代/作 (Fマ) WAVE出版
キニ子の2学期・3学期がはじまりました。
今度はうちゅうのことやガソリンスタンドが気になるキニ子。
そして、キニ子の友だちにも気になることがいっぱい!?
ぜひ上巻も読んでみてください。中学年から
『およぐ!』
麻生かづこ/作 (Fア) 文研出版
運動はとくいだけど、泳ぐのは苦手な歩夢。
9月の水泳大会までにどうしても泳げるようになりたい歩夢は、
スイミングスクールに通いはじめましたが…。
苦手なものでも、やってみればむちゅうになれるかも!中学年から
『拝啓パンクスノットデッドさま』
石川宏千花 (Fイ) くもん出版
「パンク」に心をうばわれた主人公が、音楽を通して前向きに生きていく物語。
自分らしく生きることは、とても素敵なことだと思いませんか?
たとえどんな状況にあっても、好きなことを見失わないのは
カッコイイですよね。10代から
『キャンドル』
村上雅郁/作 (Fフ) フレーベル館
さまざまな問題や、やるせなさをかかえている主人公たちが、
悩みながらも乗りこえていく物語。友だち関係や自分らしさについて、
見つめなおすきっかけになるかもしれません。10代から
★ちしきの本★
『車いすで国会へ』
船後靖彦/著 (289フ人権) こどもの未来社
2019年、車いすの人が選挙で国会議員になりました。
ニュースでも取り上げられたので知っている人も多いと思います。
何をめざして国会議員になったのか、普段はどんな暮らしをしているのか。
船後さんのこと、ALSという病気のこと、たくさんの写真から知ることができます。
『セント・キルダの子』
ベス・ウォーターズ/文・絵(290) 岩波書店
セント・キルダ諸島は「世界の果ての島々」とよばれており、
世界遺産に登録されています。
今はだれも住んでいませんが、昔はきびしい環境のなか、
住人たちは支えあってくらしていました。
なぜ、セント・キルダ諸島のくらしは失われてしまったのでしょうか。
『カカ・ムラド ナカムラのおじさん』
ガフワラ/原作 さだまさし/訳・文 (333人権) 双葉社
アフガニスタンで、死の谷と呼ばれるほど水のない地域。
そこで医師として活動していた中村哲(てつ)さん。
医師として病気を治すことよりも、清潔な水を届けることの方が
もっと大切と気づき、現地の人と水の整備に励みました。
中村さんに助けてもらったことを伝えていくために、現地の人が紡いだ物語です。
『女の子はどう生きるか 教えて!上野先生』
上野千鶴子/著 (367) 岩波書店
「女の話は長い」とか、「女は」「女だから」そういうようなことを
いう人がいたら、声を上げよう。
今のうちから学び、知識を得よう。
そのためにこの本も読もう。
『昔のくらし昔の道具これなあに?』
春風亭昇太/著 (383)幻冬舎
いま、当たり前に使っているものって昔はどんな姿だったの?
家電にはどんな歴史があるの?
今、見るからこそ面白い、アイデア光る昔の道具の世界を
落語家の春風亭昇太さんが案内します。
ところどころにえがかれた、クスッとわらえるイラストにも注目です。
『はじめまして相対性理論』『はじめまして量子力学』
シェダード・カイド=サラーフ・フェロン、エドゥアール・アルタリーバ/著 (421) 化学同人
かの有名なアインシュタインが考えたこと。時間とはなにか。空間とはなにか。
はたまた、物体・物質をつくっている一番小さいものはなにか。
大学で勉強したり、専門家が考え続けたり、とても難しいことだけど、
とても面白いことかもしれないよ。小学生高学年からわかる本…かも!
『ながれぼし』
武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 (447) 岩崎書店
ながれぼしって見たことある?
ながれぼしは地球に落ちてきた小さな小さな星のかけら。
光って消えて、どこへいくのかな?
ながれぼしを見たことがある人もない人も、ながれぼしが見たくなる本です。
『きれいでふしぎな粘菌』
新井文彦/著 川上修一/監修(473) 文一総合出版
とっても小さくてさがしにくいけれど、色とりどりできれいな粘菌(ねんきん)。
実は菌の仲間じゃないって知っていますか?
答えは本の中にありますよ。
『消えたレッサーパンダを追え!警視庁「生きもの係」事件簿』
たけたにちほみ/文 (481) 学研
ある日、動物園から動物がぬすまれた!
犯人はドアをこわしたり、がんじょうな金あみに穴をあけたり、
かなり力が強そうだ。
いったい犯人はどんな目的で動物たちをぬすんだのか?
「生きもの係」の刑事が犯人を追う、本当にあったお話です。
『空を飛ぶミジンコのなぞ』
星輝行/写真・文 少年写真新聞社 (485)
田んぼや水たまりにあらわれ、すぐにいなくなるふしぎなミジンコ。
どこからきてどこへ行くの?
ミジンコを育ててわかったことは、なんと、ミジンコは空を飛ぶ!
ミジンコの生き残り作戦にも、飼育できることにもびっくり。
『できるかな?人体おもしろチャレンジ』
(491) えほんの杜
「手を使わずに耳だけ動かせる人と動かせない人がいる?」、
「かき氷を食べたら頭がキーンとするのはどうして?」など、
人体のふしぎを身体を使って遊びながら、学べる本。
友達といっしょにやってみたくなる、おもしろチャレンジもたくさん!
『宇宙の話をしよう』
小野雅裕/作(538)SBクリエイティブ
宇宙のことを知りたいけれど、本を読むのは難しそう…と思っている人。
この本は、わく星についての豆ちしきや、ロケットを開発した人について、
さらっと楽しく学べます。
『草と花のカラフルおやつ』
(596) 農文協
道ばたにのタンポポやスギナ、ハルジオン。庭のきれいなバラ。
よく見る草花からクッキーやむしパン、きれいな色のシロップが
作れること知ってた?
集め方、作り方までていねいに書いてあり、おままごとが本当になる本。
さあ、みんなでタンポポの花50こあつめよう!
『修学旅行が楽しくなる仏像“ここ見て”調査隊 京都編』
中村文人/著 (718) くもん出版
お寺に行っても面白くないんだけどな、って、ちょっと待って!
仏像を見るポイント、仏像の意味、道具の名前など、
ふふっ、と笑うように教えてくれます。おとなもぜひ!
『自由帳みせて!』
小学生のみなさん/絵 すずきこうせい/文・イラスト (726) 福音館書店
小学生の自由帳にかいてあるものをたくさん集めた本です。
迷路やまんが、洋服、昆虫、かいじゅう、かお遊び・・・。
お城の絵をかいていた子が建築の仕事をしていたり、
その後のインタビューもおもしろい。
みなさんはなにをかいていますか?
あたらしくはいった本(令和2年11月up)
はっぱのいろがきれいなあきになりました。
としょかんでは、たのしいあきやふゆの本をよういして、
みなさんをまっています。
あたらしくはいった本(令和2年9月up)
たいちょうにきをつけて、おきにいりの一さつをみつけてくださいね。
★えほん★
大塚健太/文 高畠純/絵(Pタ) 角川書店
『いし』
『うどんできた!』
加藤休ミ/作(Pカ) 福音館書店
『みずをくむプリンセス』
スーザン・ヴァーデ/文 ピーター・H・レイノルズ/絵 さくまゆみこ/訳(Pレ) さえら書房
『よい子れんしゅう帳』
おかべりか/作(Pオ) 福音館書店
『スナックだいさくせん!』
テリー・ボーダー/作(Pホ) 岩崎書店
『おんどりあるくよ』
リチャード・スキャリー/さく(Pス) 好学社
『えほん なぞなぞうた』
谷川俊太郎/文 あべ弘士/絵(Pア) 童話屋
『にんぎょのルーシー』
SOOSH/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ
たけうちちひろ/文・切り絵(Pタ) 出版ワークス
『ジュリアンはマーメイド』
ジェシカ・ラブ/作(Pラ) サウザンブックス社
『はかせのふしぎなプール』
中村至男/作(Pナとも)福音館
これはなんだ?と あてっこをしていますよ。作者はグラフィックデザイナー。
シンプルでわかりやすく、シュッとし た絵のえほんです。
『75億人のひみつをさがせ!』
クリスティン・ローシフト/作(Pロ) 岩崎書店
読んでいくといつの間にか、ひとりひとり違っていて、そして大切なんだよ、と
語っている絵本です。親子で読んでみてください
『せんそうがやってきた日』
二コラ・デイビス/作 レベッカ・コップ/絵(Pコ) すずき出版
イギリスで、教育を受ける権利の象徴として描かれた一脚のいすは、希望のいすになり、広がっていく。
『おむすびころりんはっけよい!』
森くま堂/作 ひろかわさえこ/絵(Pヒ) 偕成社
いがみあう、さんかくおむすびのくにとまんまるおむすびのくに。
ふたつのくにのとのさまは、とのさまどうしのおすもうで決着をつけることになりますが・・・。
手にあせにぎる戦いのゆくえはいかに!?400個以上のおむすびが登場!
おむすび好きにはたまらない絵本です。
『かえるじゃん』
つるたあき/作・絵 (Pツ) 角川書店
次々とオドロキの絵があらわれます。ドキドキしながら、ページをめくらずにはいられない。
『ねんころりん』
ジョン・バーニンガム/作・絵(Pハ) ほるぷ出版
おくはらゆめ/作(Fオ) 小峰書店
『ウサギとぼくのこまった毎日』
ジュディス・カー/作・絵 こまだともこ/絵(933/ケル) 徳間書店
でも、そのウサギがいえにきてから、わるいことばかりおこります。
このウサギはのろわれているのでしょうか。低学年から
『ルドルフとノラねこブッチー』
斎藤洋/作(Fサ) 講談社
ふしぎに思ったルドルフは、仲間とともに、その理由をさぐり始めます。中学年から
『無限の中心で』
まはら三桃/著(Fマ) 講談社
『スイマー』
高田由紀子/作(Fタ)ポプラ社
『歌がにがてな人魚』
ルイス・スロボドキン/作(933スロ) 瑞雲社
にがてな人魚シンシアのおはなしも、安心して楽しめます。短いので、読んであげるなら年長さんからでも。
『じりじりの移動図書館(ブックカー)』
廣嶋玲子・まはら三桃・濱野京子・工藤純子・菅野雪虫/著(F)講談社
人気児童文学作家、5人の競作リレー小説、第三弾。
今回の舞台は移動図書館「ミネルヴァ号」。ドアの向こうの車内にはたくさんの本!
でもご用心!あんまり本に夢中になっていると気が付いたら、そこは、あなたの知らないセカイかも!
『ぐるぐるの図書室』、『ぎりぎりの本屋さん』を描いた5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを
登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。10代から
『バウムクーヘンとヒロシマ』
巣山ひろみ/著(Fス)くもん出版
デパートなどで人気のユーハイムのバウムクーヘン。実は、日本で初めて販売されたのは
広島の物産陳列館、のちの産業奨励館、そして今は、原爆ドームと呼ばれている場所だと
いうことを知っていましたか?どのようにして、日本に来て、お菓子を作ることになったのでしょうか?
ひとりのドイツ人菓子職人を通して、戦争と平和を考えます。10代から
★ちしきの本★
『こどもプレゼン教室』
前田鎌利/著(809) 宝島社
この本は、あいてに思っていることを伝えるための、コツがかいてあるよ。
峯水亮/写真 池田菜津美/文 杉本親要/監修 (484) ポプラ社
『あいうえおさん』
森絵都/文 荒井良二/絵(807) 河出書房新社
『たくさんのふしぎ版 南極のさかな大図鑑』
岩見哲夫/文 廣野研一/絵(487) 福音館書店
『こどもたちと楽しむ お相撲ことば』
「おすもうさん」編集部/編著(788) ベースボール・マガジン社
前川貴行/写真・文(488) 新日本出版社
『チェンジ!』
越智貴雄/著(780人権) くもん出版
『さかな博士のレアうま魚図鑑』
伊藤柚貴/著(664) 日東書院
『超リアル戦国 武士と忍者の戦い図鑑』
(210) G.B
『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』
前野ウルド浩太郎/著(486) 光文社
著者がやっと研究所に採用されるあたりでは、本人に同調して泣けてくるほどだ!
『博物館のプロのスゴ技で自然を調べよう』全4巻
小川誠・奥山清市・矢野真志/共著(407) 少年写真新聞社
どんな手段で採集をすればよいのか。標本はどう作り、どう見せればいいのか。博物館の学芸員が
教えてくれます。小学生から大人まで有効な調査の方法がわかります。
『話せばわかる!イヌごころ』
(645)ポプラ社
イヌがあくびするときってどんなきもちかな?ペロペロ、人間のかおをなめるのはどうして?
かわいいポーズのしゃしんもたっぷり!ねこが大すきな人には『ネコごころ』もよんでみてね。
あたらしく入った本(令和2年7月UP)
やっと学校がはじまりましたね。
でもべんきょうばっかりで、たいへんかもしれませんね。
たまには、ホッとひといき。
好きな本をよんで、きゅうけいしてくださいね。
★えほん★
『かなへび』
石森愛彦/作(Pイ) 福音館書店
あさ、かなへびははっぱのあさつゆをのみ、ゆっくりひなたぼっこ。
あったまったら、おさんぽ。あっ、えもの!ぱくっとつかまえた。
わっ、うしろからそっときたのは…!かなへびのまいにちがわかります。
『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』
香川照之/作 ロマン・トマ/絵 (Pロ) 講談社
はずかしがりやヒメボタルのアダムは、おなかがピカリとなるのがとてもいや。
しょんぼりしてるアダムを、ともだちがほしぞらパーティーにさそってくれました。
さあ、どんなパーティーになるかな?
『ランカ にほんにやってきたおんなのこ』
野呂きくえ/さく 松成真理子/え(Pマ) 偕成社
10才のランカはとおい国から日本にひっこしてきて、どきどきしながら小学校に
通いはじめました。言葉も学校生活もわからないことだらけで不安でしたが、
ある時ランカの言葉がつうじることがわかって…。つかう言葉がちがっても、
だれとでもともだちになることができるのです。
『きょうまどからふくかぜは』
谷口國博/文 高砂淳二/写真(Pタ) 世界文化社
今日まどから入ってくる風は、どこからふいてきた風なのかな。
みどりの草の上をかけぬけた風かな。それとも、大きなかがみの川を
流れるようにふいた風かな。それとも…。世界中をかけぬけた風を、
まどをあけて感じてみたいね。
『とうさんのてじな』
ねじめ正一/作 いぬんこ/絵(Pイ) 鈴木出版
あーちゃんの目のまえで、とうさんが500円玉をぽけっとから出して、
ぎゅっとにぎったら、きえちゃった!あーちゃんは、きえちゃったとうさんを
みつけられるかな?イラストもおもしろくて楽しい絵本。
『こうえん』
くりはらたかし/作(Pク) 偕成社
おにがはらこうえんでは、「ぐぉーぐがぁー」と、いつもおおきな
いびきがきこえています。じつは、おにのおなかの上に、こうえんがあるんです。
「うーん、むにゃむにゃ」というこえがきこえたら、おおいそぎでにげましょう!
もし、にげおくれると…あれ?
『とかげくんのしっぽ』
ツク之助/さく(Pツ) イースト・プレス
ある日、とかげくんのしっぽが、きれてしまいました。なくなったしっぽをさがして、
みんなにきいていきますが…。トカゲのことを、もっと知りたくなったら、
『イモリとヤモリ(487)』がオススメ。おなじひとがイラストをかいていますよ。
★赤ちゃんえほん★
『おとなりさん』
木坂涼/文 大塚いちお/絵(Pオ) 講談社
くまさんのおとなりさんはだあれ?どんどんおとなりさんが出てきて、
いっぱい集まると…?次に出てくるおとなりさんを、
予想しながら読むとたのしい絵本です。
『どうぶつクッキー』
彦坂有紀・もりもといずみ/作・絵(Pヒ) 学研
ぱくっ。ぱくぱくぱく。おいしそうなどうぶつたちがたくさん! いただきまーす!
『くろねこ ろびんちゃん びろーん』
くろねこいしょう/さく・え(Pク) キーステージ21
ねこ好きにはたまらない、媚びないくろねこ「ろびんちゃん」
いつでもびろーん、どこでもびろーん。繰り返しが楽しい、赤ちゃん向けの絵本です。
★よみもの★
『紙ひこうき、きみへ』
野中柊/作 木内達朗/絵(Fノ) 偕成社
ある日、シマリスのキリリのところへ飛んできた紙ひこうきのおてがみ。
やってきたのはミケリスのミーク。はじめて会ったけど、まるで
ずっと待っていたみたいに仲良しに。そして、ミークはまた旅に出ますが…。
絵も素敵で、思わず自分でも買った本です。 中学年から
『かみさまのベビーシッター』
廣嶋玲子/作 木村いこ/絵(Fヒ) 理論社
商店街のふくびきで、特賞のかみさまのたまごを当てた幸介。どんなお願いごとを
かなえてもらおうか、わくわくしていたけれど、なかなか思いどおりにかなえてくれません。
どうしたらお願いごとをかなえてくれるの!? 中学年から
『レッツはおなか』
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
レッツは5さい。きょうは、うまれるまえ、
おかあさんのおなかのなかにいたときのことを、かんがえてみた。
せまいかな、へんなおとがきこえるかな。
みんなは、どうだったかおぼえてる? 中学年から
『ぼくと母さんのキャラバン』
柏葉幸子/作(Fカ) 講談社
ある日、母さんが家から消え、とつぜんあらわれた巨大なねずみを追いかけて
異世界に行ったぼく。ラクダのキャラバンで「あるもの」を山の上に運ぶことになった。
異世界と現実世界をめぐる、お届けものファンタジー。 10代から
『王の祭り』
小川英子/作(Fオ) ゴブリン出版
女王陛下の皮手袋をつくるため、父と一緒にお城に向かったウィル。
そこで女王暗殺計画にまきこまれたウィルは、妖精の力を借りるが、時空のゆがみに
巻き込まれ…。16世紀のイングランドと日本をめぐるファンタジー。 10代から
『ゆりの木荘の子どもたち』
富安陽子/作(Fト) 講談社
遠い夏の呼び声にこたえ、時を超え、子どもにもどってしまった六人の老人たち。
100年以上前に建てられた、ゆりの木荘での不思議な出来事。
77年前のある約束が関係していて…。思い出をめぐるぼうけんの物語。 10代から
『エルシーと魔法の一週間』
ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社
エルシーは、魔女の家で一週間留守番をすることになりました。
しかし、あやしいお客を追いかえしたり、カラスのお世話をしたり、
ゆっくり過ごすことができません。そんな日々を過ごしているうちに、
簡単な魔法を試したくなって…。 10代から
★ちしきの本★
『仕事に行ってきますシリーズ』
(366 人権) 埼玉福祉会
クッキーづくりや、動物園でおそうじなど、それぞれの仕事をのぞいてみましょう。
写真や、やさしいイラストでかかれたLLブックのシリーズなので、
誰が見てもわかりやすいですよ。具体的に仕事の様子が見られるのも楽しい。
『ホントに食べる?世界を救う虫のすべて』
(383) 文研出版
虫を食べたことってある?なんと、世界では20億人の人が、約1900種類の
虫を食べている。もちろん日本でもね。温暖化や人口増加の問題を解決するとも
いわれている昆虫食。ドキドキするような新しい世界が待っている。
『博士の愛したジミな昆虫』
(486) 岩波ジュニア新書
カブトムシやクワガタムシのようなスター昆虫でなくても、昆虫はすごい能力を持っている。
そんなSFみたいな昆虫の謎を、10人の博士たちが熱く語る!昆虫、すごいぜ!
『海のミクロ生物図鑑』
西田百代/写真・文(481) 仮説社
ちりめんじゃこの中の、カタクチイワシ以外の生物、ちりめんモンスター。
多くの写真とサイズの表示で、何の生物か同定しやすいように工夫されています。
ちりめんじゃこの中に、こんなにたくさんの別の生物がいるなんて!
『資料アクティブ家庭科』『生活学NAVI』
(590) 実教出版
高校家庭科の副読本。地味ですが、生きていくための情報でいっぱい!
いつか家を出るとき、これ一冊持っていれば大丈夫。贈り物にもいいですよ。
『生活学NAVI』のほうがより詳しい内容になっています。
『料理はすごい!』
(596) 柴田書店
小学生から使える、子どものためのはじめての料理絵本。すべてふりがなつき。
盛り付けのヒントや、子どもが作りやすい手順。でも味に妥協なし!
超一流料理人と、本格的料理本の柴田書店が、本気で作った入門書。
『鉛筆一本ではじめる人物の描き方 ロジカルデッサンの技法』
(725) インプレス
お手本の絵が実にシンプルで身近。上手な人のためのものではなく、
絵が苦手とか、下手、と思っている人が、これならできるかも!と思えますよ。
あたらしく入った本(令和2年5月UP)
としょかんに入ったあたらしい本の中から
としょかんの人がすきな本をえらびました!
★えほん★
『えんまだいおうごいっこう』
中尾昌稔/文 広瀬克也/絵 (P ) イーストプレス
まいにち、じごくでいっしょうけんめいはたらいている、
えんまさまとじごくのおにたち。
まちにまったお休みに、みんなでおんせんへ。
さあ、にんげんにバレないように、たのしめるかな?
『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
中川ひろたか/作 高畠那生/絵(Pタ) 文渓堂
ウォッシュバーンさんはおうちからいっぽもそとにでません。
なぜって?いろいろわけがあるみたい。でも本当は?
おもわずわらっちゃうえほん。
『いっぴきぐらしのジュリアン』
ジョー・トッド-スタントン/作 いわじょうよしひと/訳(Pト) 岩崎書店
のねずみのジュリアンは、あなの中でいっぴきぐらしをしています。
きままにいっぴきぐらしをしていたのに、
ジュリアンをねらったきつねがとびこんできて…。
『ジュマンジ』
C.V.オールズバーグ/作 村上春樹/訳(Pウ) あすなろ書房
兄弟が見つけたのは、「ジュマンジ」「ジャングルぼうけんゲーム」とかかれた箱。
説明をきちんと読んでゲームをあそばないと、たいへんなことになりますよ。
『スキップ スキップ』
あまんきみこ/文 黒井健/絵 (Pク) ひさかたチャイルド
スキップができるようになったえっちゃん。たんたんたん。
たのしいからスキップするんじゃないよ。スキップするからたのしいんだよ。
ねこのミュウやいぬのクロスケ、ないてたみいぼうもいっしょに、たんたん。
いっしょにスキップがしたくなる!
『ケロリンピック』
大原悦子/文 古川裕子/絵 (Pフ) 福音館書店
4年にいっかい、なつのはじめいけのまわりでひらかれる「ケロリンピック」。
いろいろなきょうぎに、カエルたちはおおはりきり。
あつくなると、てんきのかみさまも雨をふらせておうえんします。
あっ、たいへん!ふりすぎて…。おっ、すごいぜ!カエルたち。
『めんたいこどりーむ』
はしもとえつよ/作 (Pハ) 講談社
めんたいこたちのゆめは、しろめしやまのてっぺん。
たくあんブラザーズや、なっとうのみち、おちゃのたきにまけずにのぼれるか?
めざせ、てっぺん!「はかたべん」におおわらいばい!
『やさいのおにたいじ』
つるたようこ/さく(Pツとも) 福音館書店
ひがしのやまから、こんにゃくいものおにがやってきて、やしきにすむむすめを
さらってしまいます。やしきにあつめられた6にんのやさいたちは、
それぞれちえをふりしぼって、むすめをたすけにいきます。
『うちのネコがきらいです(あるあいのものがたり)』
ダヴィデ・カリ/文 アンナ・ピロッリ/絵 山口文生/やく(Pヒ) 評論社
かわりもののジンジャーと、なまけもののフレッド。
2ひきのネコは、自由気ままにくらしていて、たまにわるさもする。
ぼくがなかなおりをしようと思ってもしらんぷり。かと思えば、ゆるしてくれる。
ネコにふりまわされる生活って、こんな感じ!
『ちび竜』
工藤直子/文 あべ弘士/絵(Pア) 童心社
ボウフラみたいな小さな竜。いろんなものから、いろんなことを教えてもらい、
どんどん、どんどん大きくなる。ちび竜は今もちきゅうを見ているのかな…。
『死んだかいぞく』
下田昌克/著(Pシ) ポプラ社
死んだかいぞくは、ただ静かに沈んでいく。取られていく帽子、歯、爪、目玉…。
読み始めたら、目が離せなくなりました。ラストも衝撃的。
大人にもぜひ読んでほしい一冊。
『テツコ・プー』
児島なおみ/作(Pコ) 偕成社
朝からプーっとした気持ちのテツコは、怒られてもっとプーっとして、
ふうせんになって飛んでいっちゃった!どうやったら、下におりられるの?
風にも鳥にも怒ってばかりのテツコを探していたのは…。
『くちばしだーれ?』
穂高順也/作 サトウマサノリ/絵(Pサ) 岩崎書店
いろいろなかたちのくちばし。いったい、だれのくちばしかな?
どのどうぶつか、そうぞうしながらたのしめるえほん。
リアルなえにもちゅうもくです。『どうぶつえほんだーれ?どーする』シリーズ。
『ちいさなタグボートのバラード』
ヨシフ・ブロツキー/詩 イーゴリ・オレイニコフ/絵(Pオ) 東京外国語大学出版会
かつてロシアから亡命した詩人の作品を、絵本にしたもの。
大きな港の小さいタグボートに、遠い故郷を重ねているのでしょうか。
とにかく絵が美しい。
『100』
名久井直子/作 井上佐由紀/写真(Pナとも) 福音館書店
100こ、100ぴき、100ぽん。100、って、どのぐらい?
いろんなものを100ずつあつめました。写真で見ると、
こんなに多いの?こんなに少ないの?ちょっといがいなかんじです。
『トーキョードリームマラソン』
コマヤスカン/作(Pコ) 講談社
亀山市在住、コマヤスカンさんの新刊!オリンピックのマラソンコースを歩き、
名所やたてものを細かーくかきました。
マラソンランナーは日本や世界の昔話の主役たち。金メダルはだれかな?
『いたずらのすきなけんちくか』
安藤忠雄/原作 はたこうしろう/絵(Pハ) 小学館
世界でもゆうめいなけんちくか、あんどうただおさんが、大阪にあたらしくたてたのが、
こどもの図書館「こども本の森 中之島」。
なぜたてたの?どうやって考えたの?本の森、行ってみたいね。
『まひるのけっとう』
マヌエル・マルソル/作(Pマ) 光村教育図書
小さな川をはさんで、カウボーイとネイティブアメリカンがけっとうだ!…と、
次から次へとじゃまが入り、なかなかけっとうが進まない!そしてどうなった!?
西部劇という映画のようにかかれている絵本です。
★赤ちゃんえほん★
『はじまるよはじまるよ』
とよたかずひこ/作(Pト) 世界文化社
「はじまるよったらはじまるよ~。」
さあ、「はじまる」と一緒に歌を歌ったり、手を動かしてみよう!
手あそびの解説や楽譜、手あそび動画が視聴できるQRコード付き。
『きえるあひる』
なつめよしかず/さく(Pナ) 福音館書店
いいお天気の日、あひるのお母さんが赤ちゃんたちと一緒に池にやってきました。
お母さんに続いて、泳ぎはじめた赤ちゃんたちが、一匹ずつ消えていって…。
赤ちゃんたちはどこへいったの?すこしドキドキするお話です。
『のりまき』
小西英子/作(Pコ) 福音館書店
画面いっぱいの海苔!何をまこうかな?
サンドイッチ、おべんとうに続く、おいしそうな本!
★よみもの★
『ディビッド・マックチーバーと29ひきのの犬』
マーガ・ホルト/文 ウォルター・ロレイン/絵 (933ホル) 大日本図書
ひっこしたばかりで、まだともだちがいないディビッド・マックチーバー。
おかあさんにたのまれて、おつかいへ。
かえりにかみぶくろがやぶれて、おにくがぽとり。
たいへん!でも、だいじょうぶ。さいごはたのしいおおさわぎ! 低学年から
『しらゆきちりか ちっちゃいな』
薫くみこ/作(Fク) PHP
いちねんせいのちりかは、学校へいくのがゆううつ。
なぜなら、うしろのせきには大きな声の、ライオンみたいなおとこのこがいるから。
でも、ある日、いっしょにてつぼうのれんしゅうをして…。
しんいちねんせい、ぜひよんでね。 低学年から
『きれいずきのマグスおばさん』
イーディス・サッチャー・ハード/ぶん(933ハト) 大日本図書
マグスおばさんはとてもきれいずきで、なんでもきれいにしたがります。
スージーは、マグスおばさんとどうぶつえんにいく
やくそくをしていますが、ぶじたどりつけるのでしょうか? 低学年から
『天邪鬼な皇子と唐の黒猫』
渡辺仙州/作(Fワ) ポプラ社
昔、中国の蘇州から日本にやってきた黒猫の黒珠(ヘイズゥ)。
蘇州では、食べ物には困らなかったし、ほかの猫たちをまとめる「猫の王」になっていたので、
争いの心配もなかった。そして、ぐうたら生活を送っていたために、
人間につかまってしまい、日本まで連れてこられた。そんな黒猫と、
猫に興味のない定省(さだみ)との中世の日本を舞台にした物語です。 高学年から
『おいかけっこのひみつ ―しましまとたてがみ―』
いとうひろし/作(Fイ) ポプラ社
みなみのくにのそうげんにシマウマがいました。それをねらうオスのライオンもいました。
おいかっけこをしたら、シマシマがライオンに、たてがみがシマウマにくっついて
しまいました。もとにもどすには?そして、もどったあとは…? 低学年から
『サブキャラたちのグリム童話 ブレーメンの音楽隊・白雪姫・靴屋の小人』
斉藤洋/作(Fサ) 偕成社
物語の脇役、サブキャラたちが語る、うちあけ話を3編収録した短編集第2弾。
今回は「ブレーメンの音楽隊」のどろぼうや「白雪姫」の皇太子妃親衛隊長など
グリム童話に出てくるサブキャラたちが登場します。図書館には、短編集第1弾、
『サブキャラたちの日本昔話』もあります。こちらもぜひどうぞ。 高学年から
『ずっと見つめていた』
森島いずみ/作(Fモ) 偕成社
小学6年生、越の一家は、化学物質過敏症の妹、つぐみのために
南アルプスのふもとへの移住を決める。自分の将来は?
この先、家族はどうなってしまうのか?
様々な出来事が起こる中で、越は戸惑いながら過ごすが・・・。
著者の実体験を基に書かれた、ある一家の再生の物語。 高学年から
★ちしきの本★
『はじまりはたき火』
(501) 福音館
暗い夜を明るくしてくれたり、寒い冬をあたためてくれたり、
火はずっと私たちを助けてくれた。そして、火は石炭に変わり、電気になり…。
これからの環境を考えながら、読んでほしい本。
『スポーツびっくり図鑑』
(780) 小学館
オリンピック、パラリンピックに選ばれている97競技。アスリートたちは、
なぜこんなことができるの?アスリートたちのおどろきの活躍と、
ワザのひみつがわかる本。めざせ!未来のオリンピック!
『憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子』
佐藤真澄/著(289コ) 汐文社
1945年8月6日、生後8か月で被爆した主人公は、原爆によって、
顔にやけどを負った乙女たちと接する中で、米国への憎しみをつのらせていく。
しかし、あるときエノラ・ゲイのパイロットと出会い、気持ちに変化が…。
世界平和を訴えて講演活動を続ける近藤紘子の物語。
『戦場の秘密図書館~シリアに残された希望~』
マイク・トムソン/著(010) ぶんけい
本を読むことが生きることの希望になる。それは昔のできごとではありません。
今、世界中で起こっていることなのです。イラクでは長い内戦の中、静かに、
強い意志で守られた秘密の図書館があります。そっと覗いてみてください。
『NHKスペシャル絵本恐竜超世界 デイノケイルス・トロオドン・モササウルスの物語』
(457) 徳間書店
恐竜には今の鳥のような「羽」がはえていた!?一番新しい研究でわかった、
「羽毛恐竜」と「海竜」について、はくりょくいっぱいのイラストで紹介します。
『科学者になろう!』
スティーブ・モールド/著(407) 化学同人
めざせ!世界を変える科学者!科学のおもしろさをたいけんしよう!
すぐにチャレンジできるじっけんやかんさつがもりだくさん。
ゆうめいな科学者がどんなじっけんをしたのか調べられるよ。
こうさくや、きかいがすきな子には『エンジニアになろう!』もあるよ。
『ラグビートップリーグ2020カラー名鑑』
(783) ベースボールマガジン社
ワールドカップを見ましたか?ドキドキしましたね!
三重県には、鈴鹿にトップリーグのチームがあります。グラウンドで見るラグビーは、
ボールをける音や、タックルでぶつかる音などがきこえて、すごいはくりょく!
リーグがはじまったら、見に行ってみよう!
『女子も!男子も!生理を知ろう(全3巻)』
(495) 汐文社
「生理」は女の子にあるもの。でも、人間の体のしくみは、
みんなが正しく知っていないといけません。
からかったり、かくしたりするものでもありません。
男の子も、男の子の親もいっしょに勉強してください。
『お蚕さんから糸と綿と』
大西暢夫/作(630) アリス館
この本を読むまで、木綿(もめん)が綿花から作られたもので、
真綿(まわた)が、カイコの糸から作られたものを指すのだとは知りませんでした。
カイコとともに生きる人たちを追い、心を動かされる本です。
『えほん・絵本・134冊』
増田喜昭/著(019研究) 学研
子どもの本専門店・メリーゴーランド店主・増田喜昭さんおすすめの本の紹介や、
交流のある作家たちとの対談、メリーゴーランドの歴史など、盛りだくさんの1冊。
表紙は荒井良二さん。四日市にここがあってよかった!と思う本です。
さあ、メリーゴーランドに本を買いに行こう!
『りんごだんだん』
小川忠博/作(625) あすなろ書房
りんご、食べるのをわすれていて、皮がすこししわっとなったこと、ない?
じゃあ、もっとわすれていたら?りんごがしなびて、くさり、土にかえるまでの、
一年以上にわたる写真の記録です。
『やっぱりしごとば』
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
4年ぶりの『しごとば』新刊!こんどの仕事は何かな?
すべてのしごとばに、「ペンギン」と「忍者」がかくれていたり、
絵の中にクイズがあったり、登場した人がほかのしごとばにいたり、
すみからすみまでみのがせない!
あたらしく入った本(令和2年1月up)
新年あけましておめでとうございます。
お正月は楽しくすごせましたか?
カゼをひいたりしなかったでしょうか。
今年も元気にとしょかんへ来てくださいね!
★えほん★
『くまくまパン いちにちパンやさん』
西村敏雄/作 (P/二) あかね書房
くまのパン屋を見学した子どもたち、パンづくりにチャレンジ。
こねてまるめて、たのしそう。でも手が小さなりすくんはうまくできなくて…。
『もりのおくのクリスマスツリー』
ユーヴァル・ゾマー/作 (Pソ) ほるぷ出版
ぼくは、小さくてかたむいていて、ぐらぐらするいっぽんの木。
まわりの木はクリスマスツリーに選ばれて、ひとりぼっち。
さみしくて、「だ、だ、だれかいる?」と夜のやみによびかけたら・・・。
心がぽっとあたたかくなります。絵もとってもきれい!
『おそろしいよる』
きむらゆういち/作 殿内真帆/絵 (Pト) すずき出版
しずまりかえったよる、こぶたがひとりでほんをよんでいると、
ぱっとでんきがきえて、あたりはまっくら。
すると、ドアがひらいてだれかがはいってきます。
キラリとひかるきばに、こぶたはおもわずつくえにかくれて…。
こぶたといっしょにドキドキする、ちょっぴりおそろしいえほんです。
『きのこのばけもの』
唯野元弘/文 石川えりこ/絵 (Pイ) すずき出版
むかし、あるむらになまけもののおとこがすんでいました。
そのむらでは、夜になっても月のひかりがあたりません。
それが、きのこのばけもののせいだと気づいたおとこは、
あるさくせんを思いつきます。
『ねことねこ』
町田尚子/作 (Pマ) こぐま社
ねことねこ、おなじところどこだ?ぜんぜんちがうねこに見えても、よーく見てみると
おなじところがあります。じっくりみくらべてみて。
『このままじゃ学校にいけません』
ブラッシェアーズ/文 エリザベス・バーグランド/絵 福本友美子/訳 (Pハ) 屑の工房
学校にいきたくないエディは、ぶらさがってかくれていたらいいコウモリになったり、
いじわるな子をこらしめるイカになったり。いろいろなどうぶつになってみますが、
どれもうまくいきません。なみだをこぼして「あした学校にいきたくないかもしれないの」と
うちあけたエディにママは…。想像力ゆたかな女の子が、一歩成長するおはなしです。
『わたしねこがかいたいの』
ミシェル・ロビンソン/文 チンルン・リー/絵 三原泉/訳 (Pリ) 岩崎書店
けいとだまにやわらかいクッション。ねこがすきなものをならべてみたけれど、
いっぴきもきません。えほんをかかえてねむりについたら、
ねこがいっぱいあつまってきた!
けれども、そのねこたちにはほんとうの飼い主がいて…。
『わたしのわごむはわたさない』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ) PHP
ヨシタケさんは、タイトルを考えて、それに合った絵本を作るそうです。
この絵本も、子どもあるあるな感じで、オチの一つ手前は予想通り!
それが楽しいヨシタケさんの絵本です。
『はぐれくん、おおきなマルにであう』
シルヴァスタイン/作 (Pシ) あすなろ書房
『ぼくを探しに』の続編で、以前は『ビッグ・オーとの出会い』というタイトルでしたが、
新しく村上春樹の訳で出版されました。
『の』
junaida/作 福音館書店 (Pシ)
人気画家junaidaの絵本です。『これはのみのぴこ』のような、
「積み上げ歌(きりなしうた)」の形式ですが、
とにかく、美しい絵を楽しんでください。
『やぎのグッドウィン』
ドン・フリーマン/さく (Pフ) 福音館書店
『くまのコールテンくん』などで有名なドン・フリーマンが、
昔の経験をモチーフに描いた絵本です。
自由気ままなグッドウィンと、騒動の行方は…?
『フォックスさんのにわ』 ブライアン・リーズ/作 (Pリ) 評論社
フォックスさんといぬはいつもいっしょ。
あそぶのも、たべるのも、ねむるのも。どんなときでもはなれたことはありません。
なかでも、いちばんすきなのは、いっしょにはたけしごとをすること。
でも、ある日、かなしいことがおきて…。
『おうちをさがしてみかたをかえてごらん』
ケイト&ジョール・テンプル/文 テリ・ローズ・ベイントン/絵 (Pヘ) 潮出版社
すむばしょがない、あしかのおやこ。おやこはあたらしいすむばしょがみつけられたかな?
まえから、うしろから、よんでみてね。見方をかえるとせかいがかわります。
『コレットのにげたインコ』
イザベル・アルスノー/作 (Pア) 偕成社
新しい町にひっこしてきたコレットが思わずついてしまった小さな「うそ」。
にげたインコをさがすうちに近所のいろいろな友達と出会います。
コレットの「うそ」は、どんどん大きくふくらんで…。
『とんでいったふうせんは』
ジェシー・オリベロス/文 ダナ・ウルエコッテ/絵 (Pウ) 絵本塾出版
ぼくはふうせんをもっている。「思い出」という、ふうせん。
おじいちゃんは、ぼくよりたくさんのふうせんをもっていた。
ある日、おじいちゃんの手から、ふうせんがどんどんはなれて、飛んでいったのに、
おじいちゃんは気づかなくて…。
★あかちゃんえほん★
『ぎゅぎゅぎゅのぎゅー』
森あさこ/作 (Pモ) ひかりのくに
にゃあにゃあねこが、ぎゅぎゅぎゅのぎゅー。
きんぎょもおばけも、はりねずみも。
みんなでぎゅーってしてみてね。
★よみもの★
『マイク』
アンドリュー・ノリス/著 (933ノリ) 小学館
プロテニスプレイヤーを目指すフロイド。ある日、テニスコートに見知らぬ男マイクが現れる。
調子を崩し、試合もままならない。しかもマイクは、フロイド以外には見えないらしい。
これからもテニスを続けるべきか、迷うフロイド。マイクは一体なぜ現れたのか。
今、何か迷っていることがある、あなたへ届けたい物語。 10代から
★ちしきのほん★
『古墳のなぞがわかる本』
河野正訓/監修 (210) 岩崎書店
日本のあちこちのにある古墳。いろいろな形があるよね。
いつ、だれのために作られたのかな?中はどんなふうになっているの?
古墳のなぞがわかります。かわいい「はにわ」もいっぱい!
『蒲生氏郷』コミック版日本の歴史シリーズ
(289カ) ポプラ社
蒲生氏郷は、松坂城を築き、松阪市が商業で発展する元をつくりました。
一方、信長の元、氏郷にひどく攻められた北伊勢や伊賀ではとても恐れられ、
言うことをきかない子どもを「"がもじ"が来るぞ」とおどしたそうですよ。
言われたことのある人はいるかな?
『子ども教養図鑑 世の中のしくみ』
小学校社会科授業づくり研究会/著 (307) 誠文堂新光社
「選挙に行ったほうがいい?行かなくてもいい?」「税金で外国を援助するのは正しい?」
社会、政治、環境など、いろいろな問いに対して、自分はどう思うか、と
考えているうちに読み進めていけます。
討論形式で、いろいろな意見を否定しないのがいいですね。
『ふゆとみずのまほう こおり』
片平孝/写真・文(451)ポプラ社
ふゆになって気温がどんどんさがっていくと、いろんな場所にこおりができます。
こおりは、場所やその時の気温によって、いろんなすがたかたちに変化します。
『道路のひみつ図鑑』
スタジオタッククリエイティブ (514)
全国の道路の紹介や、標識、ガードレール、信号、作られ方など、
ありそうでなかった道路のことだけの本。
『わたしたちの高速道路』
中日本高速 (514)
高速道路上にあるすべてのもののこと、作られ方、歴史と、
高速道路に関することすべてがつまった本!
『はじめよう!ブックコミュニケーション』
村中李衣・伊木洋/著 (子どもの本研究) 金子書房
学校の教室で、先生と生徒でなく、人間同士として、
本に気づかされたことや本との思い出などを自分の言葉で語りかける。
そのようなことを、ブックコミュニケーションと呼ぶそうです。
ブックトークでも読みきかせでもなく、準備も不要。
一度、やってみたいですね。
あたらしくはいった本(令和元年11月up)
本をよむのにぴったりのきせつです。
楽しい本をさがしにきてね。
★えほん★
『うみのあじ』
★よみもの★
『おかしえんのごろんたん』
低学年から。
ひかれていく。
『しかけは世界を変える!!』
海パンのおじさんがマネしているイラスト」。
『よくわかるVR 何ができる?社会はどう変わる?』
あたらしくはいった本(令和元年9月up)
あつかった夏もすぎて、秋がちかづいてきました。
お気に入りの一冊をぜひみつけて読書の秋を楽しんでみてね。
★えほん★
『このほんよんでくれ!』
ベネディクト・カルボネリ/文 ミカエル・ドゥリュリュー/絵 (Pト)クレヨンハウス
おやこが絵本をよんでいるのを、うしろで聞いていたオオカミ。
落としていった絵本をひろったけど、本が読めません。森の動物たちに、
「読んで」とたのむのですが・・・。さあ、づづきはどうなるかな。
『ヒキガエルがいく』
パク・ジョンチェ/作 (Pハ)岩波書店
トン いっぴきのヒキガエルがあらわれた。ト トトン。もういっぴきあらわれた。
ドンドンダンダン ドンドンドンドン。つぎつぎにあらわれるカエルたち。圧巻!
『ぼくたちはみんな旅をする』
ローラ・ノウルズ/文 クリス・マッデン/絵 (Pマ)講談社
水の中、高い空、広い大地、動物たちは旅をする。季節がかわり、子どもを
そだて、食べ物をさがして。驚くほどたくさんの動物たちの旅を、みて。
『ヒロシマ 消えた家族』
指田和/著 鈴木六郎/写真 (Pス)ポプラ社
太平洋戦争末期、昭和20年、8月6日。たった一発の原子爆弾が、えがおに
あふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。戦争中であっても愛に
つつまれてしあわせにすごしていた、家族の記録写真を通して戦争と平和に
ついて考える写真絵本。
『ナマコ天国』
本川達雄/作 こしだミカ/絵 (Pコ)偕成社
まっぷたつにされてもへいきだったり、ゴシゴシこすると、とけたり、
ナマコにはへんなところがいっぱい!知れば知るほどおもしろい
ナマコの絵本です。
『みなとまちから』
nakaban/作 植田真/絵 (Pウ)佼成出版社
しずかな みなと。みみをすませていると、いろんなおとがきこえてくる。
あめがふってきた。あまやどりに入ったみせでみた、ふしぎなゆめ…。
作者が入れ替わった『とおいまちのこと』もぜひ。
『すきっていわなきゃだめ?』
辻村深月/作 今日マチ子/絵 (Pキ)
『すきなひと』
桜庭一樹/作 嶽まいこ/絵 (Pタ) 岩崎書店・恋の絵本シリーズ
人気小説家が、「恋」をテーマに、絵本の文章を書くシリーズ。
2冊とも、「恋」の話だけど、「普通」「同じ」でなくていいよ、
というメッセージにもなっていて、年齢、性別関係なく心に響く絵本です。
『しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち』
たしろちさと/作・絵 (Pタ)ひかりのくに
大のなかよしのしろちゃんとはりちゃんは、1本のアイスキャンディーをめぐって
おおげんかをしてしまいます。なかなおりできるかな?
『エジソン ネズミの海底大冒険』
トーベン・クールマン/作 (Pク)ブロンズ新社
ネズミの冒険シリーズ、次は海!先祖がのこした手紙をもって、ネズミの大学に
やってきたピート。その宝を見つけるためには、海にもぐらなくてはいけない…!
空を飛び、月へ行ったネズミがいるなら、海にもぐれないはずはない!ぜひ一度、手にとって欲しいシリーズです。
『じごく ごくらく こころノート』
くら田たまえ/作(Pク)風濤社
じごくでも、ごくらくでも、同じ長いはしを使うけど、食べ方はだいぶ違うみたい。
じごくのこころと、ごくらくのこころ。あなたのこころシールは、どちらがたくさん
たまるかな?
『夜のあいだに』
テリー・ファン,エリック・ファン/作(Pフ)ゴブリン書房
ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。
いそいできがえて、階段をおり、おもてへとびだしてみると・・・。ようこそ
グリムロック通りへ!さあ、これからこの通りにふしぎなことがおこります。
そして気づけば、町にも人にも変化が・・・。
『ばらいろのかさ』
アメリー・カロ/文 ジュヌヴィエーヴ・ゴドブー/絵(Pコ)福音館書店
いつも明るいカフェのアデル。でも雨の日は、まったくやる気がでなくなって、
閉じこもってしまいます。そんなある日、店に置いてあったのは、大好きなばらいろのくつ。
次のときには、ばらいろのレインコート。いったいだれが?苦手な雨の日だけど、外へ出てみると…。
『たぬきのひみつ』
加藤休ミ/作(Pカ)文溪堂
「だれにもいっちゃいけないよ。」たぬきのひみつをしったどうぶつたちは
つぎつぎにじぶんのひみつをはなしますが・・・。どうぶつたちのおいしいひみつって!?
『エミージーンのぼうし』
メアリー・チャルマーズ/作(Pチ)岩波書店
小さな絵本「こねこのハリー」を知ってますか?同じ作者が描いた絵本が、
新しく翻訳されました。幼いこどもたちと動物たちのやりとりが楽しい、手のひらサイズの絵本です。
『みらいのえんそく』
ジョン・ヘア/作(Pヘ)あすなろ書房
えんそくは、月へ!地球をながめたり、写生をしたり。おっと、先住民がいる!
ファーストコンタクト(?)絵本です。
『ねこになりたい』
山口哲司/作・絵(Pヤ)出版ワークス
ねこになりたい、ねこのように自由気ままに外を冒険してみたい、とおもったことはありますか?
この絵本は、そんなねがいをかなえてくれます。
★あかちゃんのえほん★
『そらまめくんこんにちは』
なかやみわ/作 (Pナ)小学館
そらまめくんがおでかけです。大人気のそらまめくん赤ちゃん絵本シリーズ第二弾。
『おばけのばあ』
せなけいこ/作・絵 (Pセ)角川書店
だあれ、だあれ、いない、いない、ばあ!うさこちゃんもねこちゃんも・・・。
あれ?おつぎはだあれ?さいごには、おばけもあらわれて・・・!?絵本作家
デビュー50周年を迎えたせなけいこさんがこどもたちのために貼り絵で
描きおろした<いないいないばああそび>赤ちゃん絵本。
『だっぴ!』
北村直子/作 (Pキ)こぐま社
おや?だんごむしが、もぞもぞ。だっぴ!ヘビもイモリもセミももぞもぞ。そしてさいごは?
★よみもの★
『タヌキのきょうしつ』
長谷川義史/作 (Fハ)あかね書房
小学校をのぞいたタヌキのおとうさんは、「これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだ。」と、
夜のきょうしつでべんきょうを教えはじめました。 ところがある日、せんそうがはじまって・・・。
少し前の、ひろしまでのお話。低学年から。
『タテルさん ゆめのいえをたてる』
ステファン・テマーソン/作 (989)エクスナレッジ
さあ、あなたのゆめの家はどんな家?おしろのような家?庭つきの家?
たてる家が決まりました!いつも話を 聞かずに、つっぱしってしまうタテルさん。
どんな家になるのでしょう? 中学年から。
『ぼくんちの海賊トレジャ』
柏葉幸子/作 (Fカ)偕成社
どしゃぶりの雨が止んだら、ぼくの家の上に海賊の船が落ちてきた!船から出てきた
海賊は、ぼくにしか見えない!?たからものを出せって言われても、なんのことだかわからないし。
「青くて四角でうたうもの」って、いったいなんだろう? 中学年から。
『ジークの睡眠相談所』
春間美幸/作 (Fハ)講談社
毎日ねむくてしょうがない小学五年生のミントは、ある日謎の睡魔・ジークと出会う。
「眠気」を求めてわるさをする睡魔を、ふたりは退治できるのか?高学年から。
★ちしきの本★
『名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」』
小手鞠るい/著(369)原書房
敵国の子だから、肌や目の色がちがうから。そんな理由で、
戦後、アメリカ兵と日本人のあいだに生まれ、日本のあちこちに置き捨てられた、たくさんの混血孤児たち。
子どもたちを引き取り、大切に育てた、澤田美喜と、エリザベス・サンダース・ホームの
愛のノンフィクション。
『親子で学ぶお金と経済の図鑑』
(330)技術評論社
生活のお金、ものの価格、銀行、社会保障、税金、株、世界経済・・・お金に関する
あらゆることの基本を、たくさんの図でわかりやすく解説してあります。ふりがなつき。
『月のみちかけ』
藤井旭/監修・写真 (446)ほるぷ出版
「月のひみつシリーズ」全3巻のうちの1冊。写真とイラストでやさしく説明してあります。
小学校低学年ぐらいに、いちばんわかりやすい本ではないでしょうか。
『化石ハンター』
(457)PHP
恐竜といえば小林快次先生。が、子どものころは恐竜少年ではなかった。
じゃあ、なぜ恐竜学者になったの?小林先生が恐竜に出あうまでのいろいろ。
好きなこと、気になっていることへの一歩をふみだしたくなる本。
『ファーブル先生の昆虫教室③』
奥本大三郎/文 (486)ポプラ社
昆虫大好き!…というほどではないけど、ちょっとは好き。昆虫の写真は
苦手だけど、絵なら読みたいな、でも物語ではないちゃんと昆虫のことが
わかる本…このシリーズをおすすめします!ひそかに人気ですよ。
『庭に咲く花えほん』
(627)あすなろ書房
見たことがある花でも、色や咲き方がちがうものもあります。
じぶんのまわりにはどの花がさいているかさがしてみてね。
『はじめてのラグビー』
(783)世界文化社
2019年に、日本で開かれるワールドラグビー。でもラグビーのルールって
どんなの? ラグビーのルール、練習方法、心がまえ、そして観戦のしかた。
レジェンドが教える、子どもたちへのメッセージ。
『図書館のための簡単な本の修理』
(014研究)少年写真新聞社
トイレットペーパーの芯や竹串など、身の回りにあるものできれいに本を直せます!
写真入りで、本の修理をとてもわかりやすく教えてくれます。
『かこさとしの世界』
(726研究)平凡社
若いころの絵画から絵本の下絵まで、かこさとしの業績を振り返ります。
『とこちゃんはどこ』のパースや、科学絵本の下絵などは圧巻!
『わたしが障害者じゃなくなる日』
海老原宏美/著 (369人権)旬報社
生まれたときから病気の人、体のどこかがわるい人は、みんな障害者?そうじゃないよ。
障害はその人にあるんじゃなくて、周りのたてものや社会が障害をつくってる。
どうやったらなくせるのかな?元気なわたしたちにできることはなんだろう?
『イソップ絵本はどこからきたのか』
加藤康子、三宅興子、高岡厚子/著 (成人726.5)三弥井書店
「イソップ物語」は、紀元前にギリシャで誕生したといわれていますが、
日本に入ったのも早く、 江戸時代には「伊曾保物語」として出版されています。
和風の絵のイソップ物語もなかなか楽しそう。
あたらしくはいった本(令和元年7月up)
もうすぐ夏休みですね!
図書館は、本がたくさんあって、宿題ができて、すずしくって、夏休みにはぴったり。
自由研究や読書感想文に使う本のことで、聞きたいことがあったら、
図書館の人に聞いてね。
みんなが来てくれるのを楽しみにしています!
★えほん★
『へいわとせんそう』
谷川俊太郎/文 Noritake/絵 (Pノ) ブロンズ新社
へいわのボクとせんそうのボク、へいわのかぞくとせんそうのかぞく。
同じ人や物、場所でも、ページをめくっていくうちに、かわっていく。
へいわとせんそうのちがいがわかるかな?あたらしいへいわ絵本。
『タタタタ』
りとうようい/作 (Pリ) すずき出版
タタタタ、はしってくるチーター。きがついたガゼルがにげる。
あれれ?チーターはガゼルをとびこし、ヌーのむれもとびこし、タタタタ。
いっしょにたのしくはしりたくなるね。
『なまえのないねこ』
竹下文子/文 町田尚子/絵 (Pマ) 小峰書店
ぼくはなまえがない「ねこ」。ほんやさんのねこも、やおやののねこも、
みんななまえをもっている。ぼくもなまえをさがしにいったけど、
みつからなくてあまやどりをしていると・・・。
ちいさな女の子にであって、わかった。ほんとうにほしかったもの。
『らくごえほん てんしき』
川端誠/作 (Pカ にんき者) 角川書店
川端誠さんのらくごえほん、出版社を変えて新作が登場です。
『とりづくし』
内田麟太郎/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 鈴木出版
ことり ちりとり きれいずき。 きれいな へやに うっとり ことり。
あんな「とり」、こんな「とり」。そんな「とり」?
「とり」づくしのことばあそびえほん。
『もしもだるまにであったら』
山田マチ/作 福島モンタ/絵 (Pフ) あかね書房
もしも道ばたでだるまにであったらどうしますか?もしもこいのぼりが泳いでいたら…?
そんな、もしもの世界にまよいこんだときのための絵本です。
『マチルダとふたりのパパ』
メル・エリオット/さく (Pエ) 岩崎書店
てんこうせいのマチルダには、パパがふたりいるんだって。だからきっと、
楽しさも2ばい!はやくマチルダのうちにいきたくて、ウズウズしてたけど…
思ったよりおもしろくない。だって、ぜんぜん、ふつうなんだもん!
『あみかけクジラ』『クジラまつり』『もりくいクジラ』
川村たかし/文 赤羽末吉/絵 (Pア) BL出版
1973年に出版された絵本が復刻しました。四日市にもクジラにまつわる話や、
お祭りがありますね。昔むかしの、クジラと人とのつながりを感じさせる絵本です。
『もじもじこぶくん』
小野寺悦子/ぶん きくちちき/え (Pキ) 福音館
とってもはずかしがりやで、いつも、もじもじしている「こぶくん」。その姿を見ていると、
小さいころの自分を思い出します…。私もそうだった…という大人にも、
引っ込み思案なこどもたちにも、読んでほしい絵本です。
がんばれ、こぶくん。おいしいアイスクリームのために!
『かめくんのさんぽ』
なかのひろたか/作 (Pナ にんき者) 福音館
今日は、ぽかぽかいい天気。おさんぽにいこうとさそいますが、みんなおひるね。
えっちら、おっちら、かめくんのさんぽのはじまりです。
「ぞうくんのさんぽ」に新しい一冊が加わりましたよ。
『DJ YOYO』
おおなり修司/文 飯野和好/絵 (Pイ) 絵本館
もうおきろYO!ちこくするYO!おきようYO!YOYOYO!
こんなDJであさ、おこしてくれるんなら、すぐおきちゃうよね!
『でんせつのじゃんけんバトル』
D・ディウォㇽト/文 A・レックス/絵 (Pレ) 河出書房新社
ふつうのじゃんけんなんだけど、なんでこんなにハイテンション!?
読みきかせに人気の本です。絵本の文字の迫力に負けないよう、
盛り盛りで読むのがコツ!
★あかちゃんのえほん★
『ぺったんこぷっくらこ』
矢野アケミ/作 アリス館
ホットケーキはぺったんこ。シュークリームはぷっくらこ。じゃあ、ふうせんは…?
いろんなぺったんことぷっくらこをみつけてみよう。
『さんびきのおさる』
あべけんじ/作 福音館書店
いぼん、にぼん、さぼんはさんびきのおさる。なかよくおさんぽにおでかけ。
くりくりおめめにふわっとした毛並がかわいい、フランスの子どもたちが夢中になったそう。
★よみもの★
『鬼遊び 鬼よぶわらべ歌』
廣島玲子/作 (Fヒ) 小峰書店
知らない子どもがそばにいる。知ってる子どもが消えている。鬼のあそびはほんとに
こわい。遊んでいるうちに、ふとしたことで鬼の領域に足をふみいれた子どもたち。
うっすらこわい8つのおはなしを、夏の夜にぜひどうぞ。中学年から。
『こわいオオカミのはなしをしよう』
ウィリアム・マクリーリー/作 (933マク) 岩波書店
マイケルはパパに、おはなしをしてもらうのが大好き。お気に入りのオオカミが
登場したおはなしは、マイケルの手助けでどんどん進み…。親子のやりとりが楽しい、
一気に読みたくなる物語です。高学年から。
『マザーグースのうた』
蜂飼 耳/文 (931)ポプラ社
欧米でよく知られているマザーグース。おもしろい歌、ふしぎな歌、すこしこわい歌。
どこかで聞いたことがあるかも。ページの終わりにのっている英文は、
リズムがあってとっても楽しい。中学年から。
★ちしきの本★
『水木しげるの妖怪えほん』
水木しげる/著 (388) 講談社
たくさんの妖怪のすがたを絵にしてきた、水木しげるの世界にようこそ。
NHKEテレ「てれび絵本」で人気をよんだ「水木しげる妖怪えほん」が本になりました。
子どもも大人も楽しめる妖怪絵本。
『日本昔ばなしのことば絵本』
(388) ナツメ社
昔ばなしには、今ではあまりみかけたり聞きなれない道具や仕事が出てきます。
そういったことばをジャンルごとに章にわけ、絵と説明文でわかりやすく紹介しています。
読んで楽しいまめちしきや行事の由来、行事にまつわる出来事も知ることができます。
『なぜなぜ?かいけつルーペくん』
うえたに夫婦/著 (404) パイインターナショナル
おうちのふしぎをさがせ!えんぴつ、電子レンジ、カビ、お金…あれもこれも、気になる!
小学生低学年にもおすすめできる、科学の本です。
『身近なアリけんさくブック』
(486) 仮説社
日本に住んでいる約300種類のアリの中から、よく見かけるアリをえらんでくわしく説明。
体の大きさ、色、住んでいる場所、とくちょうなど、アリの生活がよーくわかります。
こんなにいっぱいいたのかと、びっくり!これであなたもアリ博士。
『そうだったのか!しゅんかん図鑑』
伊知地国夫/写真 (746) 小学館
シャボン玉がわれるしゅんかんを見たことがありますか?シャボン玉のほかにも
いっしゅんでおわってしまう「しゅんかん」をじっくり見ることができる図鑑です。
『数え方図鑑 身近なモノをなんでも数えてみたくなる!』
やまぐちかおり/絵 (815) 日本図書センター
ものの数え方にはちゃんとルールや意味があると知っていますか?
この本では、宇宙人など架空の生きものの数え方も教えてくれます。
『かがくのとものもと』月刊科学絵本「かがくのとも」の50年
(019 研究)福音館書店
『ばばばあちゃん』や『みんなうんち』など、雑誌「かがくのとも」からは、たくさんの
すばらしい絵本が生まれました。50周年を記念し作られたこの本は、
かがくのとも全リストや、作家のコメント、一冊のかがくのともができるまで、など、
もりだくさんで楽しさいっぱいです!
あたらしくはいった本(令和元年5月up)
新学期もスタートして、新生活にもなれてきたかな?
お天気のいい日は外で本をよむのもすてきですね!
★えほん★
『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』
岡田よしたか/作 (Pオ) 佼成出版社
おさらにならんだ、できたてのおにぎりたち。じぶんたちにはいる、おにぎりの
「ぐ」をさがしにでかけます。さいごには、どの「ぐ」がはいるかな?
『かんぺきなこども』
ミカエル・エスコフィエ/作 マチュー・モデ/絵 (Pモ) ポプラ社
マカロン夫妻が「子どもストア」に出かけて買ったものは、「かんぺきなこども」。
きれいに食べるし、ちらかさないであそぶし、テレビを見ずに本を読みます。
「かんぺきなこども」に、マカロン夫妻は大満足でしたが・・・フランス的ユーモアの絵本です。
『ゆげゆげ~』
さいとうしのぶ/作 (Pサ) 教育画劇
朝ごはんのみそ汁、ゆげゆげ~。炊き立てごはん、ゆげゆげ~。パン屋さんの
やきたてパンも、給食も、みんなみんなゆげゆげ~。元気なゆげのたのしい絵本。
『いき』
中川ひろたか/作 北村裕花/絵 (Pキ) アリス館
いきているものは、にんげんもしょくぶつだって、みんないきをしている。でも、
さいきんは森がすくなくなって、しょくぶつのさんそがへってきているんだって。
『みんなとちがうきみだけど』
ジャクリーン・ウッドソン/作 ラファエル・ロペス/絵 (Pロ) 汐文社
きょうしつにはいると、そこにいるみんながきみとちがっています。
みんなとちがうことはくるしいことかもしれません。でもすてきなことでもあるのです
『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』
シゲタサヤカ/作 (Pシ) 白泉社
まちのたべものやさんが集まってしりとりたいかい!いろんな食べ物たちが
気合を入れて登場します。いったいどんなしりとりたいかいになるのでしょうか?
『どこどここけし』
山田マチ/作 花山かずみ/絵 (Pハ) こぐま社
あれ?こけしがいなくなっちゃった!たいこのバチ、キリンのツノ……こけしが
いろんなものに変身しながら旅にでます。こけしのお顔がとてもかわいいです。
どこにこけしがいるのかさがしながら読んでみよう。
『パパといっしょ』
スーシー/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ
おおきなパパ。ちいさなわたし。にぎやかな雰囲気ではないけれど、ほっとする
日常の姿が描かれています。
『とびきりおかしなマラソンレース 1904年セントルイスオリンピック』
メーガン・マッカーシー/作 (Pマ) 光村教育図書
セントルイスで行なわれた、はじめてのオリンピックのマラソン競技のほんとうの話。
選手たちはおなかがいたくなったり、ぬすんだモモをたべたり、犬においかけられたり。
同じ年に行なわれた万博で、みんなははじめてホットドッグを食べ、コーラをのみ、コーン
つきアイスクリームを食べたとか。びっくりすることばかり。はじめてって、おもしろい!
どのチームが優勝するのか予想してみてください。
『こんとん』
夢枕獏/文 松本大洋/絵 (Pマ) 偕成社
漢字にすると混沌…いや、それとは別かもしれない。むかしむかしのこと。
「こんとん」といういきもの…妖怪…まぁ、そんな何かがいた。いつも笑っていた
「こんとん」その身におきた、ある出来事…。
『数字はわたしのことば』
シェリル・バードー/文 バーバラ・マクリントック/絵 (Pマ) ほるぷ出版
女性は勉強をする必要はないといわれていた、むかしのこと。数学が大好きな女の子がいました。
彼女の名前はソフィー・ジェルマン。ソフィーにとって、数学はことばと同じ。わかりやすい決まりで
できていて、世界をあらわしている。理系女子におすすめ!
『イライラくんとこえだちゃん』
レモニー・スニケット/文 マシュー・フォーサイス/絵 (Pフ) 評論社
イライラくんがそばにやってくると、ちいさなおんなのこもおかあさんもみんなふきげんになります。
反対に、こえだちゃんをひろったひとは、なぜだかとってもごきげんなきもちになります。
ちょっとしたことでふきげんになったり、ごきげんになったりするきもちの絵本。
★あかちゃんのえほん★
『すごいぞ!!きょうりゅう』
鎌田歩/作 教育画劇
プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、めくってたのしいきょうりゅうえほん。
『ぱんだんす』
やまぐちりりこ/文 すがわらけいこ/絵 アリス館
ぱんだのだんす ぱんだんす。おしりふりふりしたり、ぷるんぷるんしたり。
さんぽをしたり、だっしゅをしたり、そしてさいごは…。たのしくておどりたくなっちゃう絵本。
『そらまめくんとおまめのなかま』
なかやみわ/作 小学館
大人気シリーズ「そらまめくん」の初めての赤ちゃん絵本です。お豆たちと
たのしくあそびましょ。
『パンダかぞえたいそう』
いりやまさとし/作 講談社
まるくてあまーい、1はいちご。りょうてをぱたぱた、こけこっこー、2はにわとり。
さあ、パンダといっしょにかぞえたいそうはじめよう!
パンダとたいそうシリーズの新作でました。
『けんちゃんとあそぼう』シリーズ全3巻
くろいけん/さく・え あかね書房
1982年に発売されたされた絵本ですが、今も買うことができます!
長く読み継がれている証拠ですね。
みんなもいっしょに、けんちゃんとあそびましょう!
★よみもの★
『ウィリーのぼうけん』
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 (933フラ)福音館
ウィリーは小さい男の子。冒険といっても、家の中や、ほんの庭のまわりのこと。
でもこの年齢の子どもにとっては、それが毎日の大冒険!エルマーやウーフと
同じように、隣に座って読んであげたい幼年童話。
「さらわれたオレオマーガリン王子」
マーク・トウェインとフィリップ・ステッド/作 エリン・ステッド/画 ひこ・田中と横川寿美子/訳(933トウ) 福音館
あの「トム・ソーヤの冒険」を書いたマーク・トウェインが、自分の子どもたちに語った知られざる物語。
トウェインと語り合いながら仕立て直した物語は、どんな結末を迎えるのか…。高学年から
『羊の告解』
いとうみく/作 (Fイ) 静山社
父さんは人を殺した。真相もわからないまま、突然「加害者家族」となってしまった中学3年の涼平。
オレは父さんと同じ犯罪者なのか?ゆれ動く少年の再生と許しの物語。10代から
★ちしきのほん★
『図解はじめて学ぶみんなの政治』
(310) 晶文社
イギリス発、世界で人気の政治の入門書です。図が豊富で、たとえが本当に身近で、
なるほどそれも政治か!と納得できます。政治を理解すれば、世の中にも人生にも
役に立ちます。子どもと若者、おとな、すべての人に読んでほしい!
『キモい!生きもの』
(480) 宝島社
キモいというか、キモカッコいい生きもの大集合。おやつのレシピページが
(ちゃんと本当に作れるレシピです)、おしゃれでおいしそう!正体を知らなきゃね・・・。
『コロコロ迷路』
(750)イカダ社
ピンポン玉やビー玉をコロコロ転がす、みんなが大すきな迷路が身のまわりに
あるものでかんたんに作れちゃう。そして、少しむずかしいアレンジ迷路、
二階建て迷路、紙皿迷路なども。いろいろ作ってあそんでみよう!
『地図で見る日本の外国人』
(334) ナカニシヤ出版
3月から、日本に住んで働く外国の人のための法律がかわりました。しかし今すでに、
大勢の外国の人が日本に住んでいて、四日市市は、全国と比べても外国の人が多い市です。
地図とグラフで、これらの状況を確認してみましょう。
『わたしは女の子だから 世界を変える夢をあきらめない子どもたち』
ローズマリー・マカーニーほか/文 (367) 西村書店
わたしは女の子だから、学校にいけない。とても貧しい。とても危険にさらされている。
だけど、わたしは女の子だからこそ、教育を受け、人を助け、世界を変える。
そんな少女たちと出会い、考える本です。
『こどものための防災教室 身の守りかたがわかる本』
今泉マユ子/著 (369) 理論社
災害大国、日本。いつどこで、だれが災害にあうか、わかりません。少しでも被害を
減らすことができるように、大人も子どもも防災について考えてみましょう。
姉妹本の「災害食がわかる本」もチェックしてくださいね。
『ことばハンター』
飯間浩明/著 (813) ポプラ社
辞書を作る人になるためには、言葉に敏感でなくてはいけない!カメラを持って街を歩いたり、
毎晩アニメをチェックしたり…。ん?おかしいって?いやいや、これは飯間さんの生活の一部
なんです。どんな人かぜひ読んでみてください。
『家をせおって歩く』
村上慧/作 (702)
ページを開いてみて。小さな小さな家が道を歩いている、おかしな写真に出会えます。
アーティストの村上慧さんが、発泡スチロール製の家をかついで日本中歩いた
様子を写真とイラストで記録しました。 とにかく一度見てほしい面白さ!
あたらしくはいった本(平成31年1月up)
新しい一年がスタートしました。
かぜをひかないようにあたたかくして図書館にきてくださいね。
★えほん★
『おなじ月をみて』
ジミー・リャオ/作(Pシ) ブロンズ社
まどからそとをみているハンハンの前につぎつぎにやってくるのは、けがをした
どうぶつたち。そしてある日とまった一台の車からおりてきたのは・・・!
戦争からかえってくるパパをまつ家族の話。
『めぐる森の物語』
いまいあやの/作(Pイ) BL出版
どんぐりを落とした野うさぎのあとをおいかけて、たどりついた荒れ地。地面に
どんぐりをうめるうさぎ。鳥たち。森の動物や虫たち。ぼくはなんだかねむく
なってきて、めざめると・・・。森でつながっていく、 いのちの物語。
『せん』
スージー・リー/作(Pリ) 岩波書店
白い紙にかかれたえんぴつのせん。飛びでてきたのはスケートぐつをはいた
女の子。文字のない楽しい世界が、紙の上でどんどんひろがります。
『それしかないわけないでしょう』
ヨシタケシンスケ/作(Pヨ) 白泉社
ぼくたち、わたしたちが大人からきく未来は、びっくりするようなことばかりだけど、
それほんと? 未来はだれにもわからない。 ヨシタケシンスケさんの新刊です。
『れいぞうこのおくのおく』
うえだしげこ/作(Pウ) 教育画劇
みんなのいえのれいぞうこは、すっきりしているかな?いちばん上のたなのいちばん
おくに、ふるーいものが、なにかのこってない?読んでいる親が ドキッとします。
『くろいの』
田中清代/作(Pタ) 偕成社
『トマトさん』などの作者の本ですが、モノクロでずいぶん感じがちがいます。
くろいの?こわいの?こわくないの?かわいいの?くろいのって、なんだろう?
『かいちゅうでんとう』
みやこしあきこ/作(Pミ とも) 福音館書店
スイッチ カチッ。ぼく、いいものもってるから、くらいの、こわくないんだ。いっしょにたんけんしようよ。
『影絵の絵本 アンデルセン』
藤城清治/作(Pフ むかし話) 講談社
物語の世界を影絵で表現した、藤城清治の絵本。今回はアンデルセンです。
影絵の細やかで味わい深い表現が、大人でも楽しめる一冊になっています。
『オーロラの国の子どもたち』
イングリとエドガー・パーリン・ドーレア/さく(Pト) 福音館書店
北ヨーロッパに住むサーミの人たちの暮らしを描いた絵本。こまかい点描の絵が魅力的。
寒い地方のおはなしですが、見ていると暖かい心地がするのが不思議です。
『Michi みち』
junaida/著(Pシ) 福音館書店
どこまでもつながっていく道の先には、つぎつぎと新しい街があらわれます。
文字はありません。前から見ても、後ろから見ても、道はつながっていきます。
街の中に入り込んでいくと、あなただけの物語が見つかりそうな絵本です。
『みずとはなんじゃ?』
かこさとし/作 すずきまもる/絵(Pス) 小峰書店
みずとはなにか。生活のなかでであう身近な例とともに紹介する絵本です。
かこさとしさんの原案を、鈴木まもるさんが絵本にしあげました。かこさんの
書斎風景や、などを紹介する冊子もぜひごらんください。絵本の中に
かこさんの作品に登場するキャラクターたちも出てきます。
『うみのごちそうしろくま』
柴田ケイコ/作(Pシ) PHP研究社
たべることが大好きなしろくまシリーズの第4弾!今回はうみのごちそうの中にはいっちゃうよ。
あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!
『クレーンからおりなさい』
ティベ・フェルトカンプ/作 アリス・ホッホスタット/絵(Pホ)フレーベル館
バートは、工事現場がだいすきな男の子。ある日、とつぜん、さくをのりこえて工事現場に入り、ロードローラーや
クレーンに乗ってしまったから、さあたいへん!けいさつかんやみんながおどろいたそのわけは・・・?
『あいうえおりょうりめしあがれ』
accototoふくだとしお+あきこ/作(Pア)イースト・プレス
ようこそいらっしゃいませ。ほんじつはあいうえおのもじをつかったおりょうりになります。どうぞめしあがれ。
すんこーぷー、ふぼーどーま、いかすれーら、さてさて、どんなおりょうりになるかわかるかな?
★あかちゃんのえほん★
『さぁ、てをだして』
スギヤマカナヨ/作(Pス 赤ちゃん) アリス館
まるまるぴかぴかりんご、きれいなおはな、ことりがピピピ。えほんをめくると、
どんなことがおこるかな?てをだしてあそんでみよう。(か)
中にはいっちゃうよ。あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!
★よみもの★
『ソロモンの白いキツネ』
ジャッキー・モリス/作(933モリ) あすなろ書房
12歳のソロモンは、お父さんにたのんで、シアトルの港にあらわれた白いキツネをアラスカ
までつれて行く。旅の間に、はなれていた心がかよいはじめる父と子。そして、ソロモンは
ある決断をする。家族が悲しみをのりこえ、もう一度心を通わせる話。10代から。
『学校へ行こう ちゃんとりん』
いとうひろし/作(Fイ) 理論社
きょうも学校へむかうふたりの女の子。学校はきらいじゃないけど、なんで
行かなきゃいけないの?ずっと行かなくてすむ方法を考えながらあるきます。そして・・・。
ふたりのおしゃべりにわらってしまう。中学年から。
『まえばちゃん』
かわしまえつこ/作 いとうみき/絵(Fカ) 童心社
わたしにはじめてはえた「は」のまえばちゃん。 わたしのすきなたべものも、かけっこで
ころんじゃったのも知ってる。ずっといっしょだったけど、もうすぐぬけちゃうみたい。低学年から。
『アンデルセンのメルヘン文庫 第35集』
(F) アンデルセン・パン生活文化研究所
「アンデルセンのメルヘン大賞」という童話コンクールの作品集です。四日市市の
小学6年生の作品『かおり屋むうの長い一日』が、こども部門の大賞に選ばれています。
『ウパーラは眠る』
小森香折/作(Fコ) BL出版
修道院に入ることになったアイラ。美しいシスター・クラリスを始め、個性的な修道女たち、
謎の言葉「ウパーラ」などに彩られた古い修道院が舞台のファンタジー。細密画のような
さし絵も魅力的です。高学年から。
『アリーテ姫の冒険』
ダイアナ・コールズ/作(933コル) 大月書店
その賢さと勇気で、危機を乗り越え、道を切り開いていくアリーテ姫。1983年にイギリスで
出版されたこの本を、1986年に日本で出版しようとしたとき、「賢いお姫さまの話なんか
受けない」と言われたそうです。でもこの本は少女たちに受け入れられました。
そして、「賢いお姫さま」は当然となったいま、クラウドファンディングによって新装・改訳で
よみがえりました。まだ読んだことのない方は、ぜひ手に取ってください。中学年から。
『右手にミミズク』
蓼内明子/作(Fタ) フレーベル館
小学6年生のタケルは、いまだに右と左の区別がつかない。そのことを友人に打ち明けて
いると、転校生の美里に聞かれてしまう。そんなタケルの右手に美里はミミズクの絵を描いてくれて・・・。高学年から。
『図工室の日曜日 おいしい話に気をつけろ』
村上しいこ/作(Fム) 講談社
日曜日シリーズの新刊です。図工室、今度はなにがおこったかな?低学年から。
『風と行く者』
上橋菜穂子/作(Fウ) 偕成社
「守り人」シリーズ外伝。バルサとタンダは、旅芸人の一座の護衛としてロタに向かうことになります。
一座の若い頭の少女に、バルサは昔の、ジグロとの旅を重ねます守り人ファンは読み逃しなく!中学年から。
★ちしきのほん★
『日本鉄道地図鑑 電車を見よう!撮ろう!乗ろう!日本の鉄道のすべてがわかる決定版!』
(536) 平凡社
日本地図の上に乗せられた、日本中の鉄道の駅名。ここしかないという場所を
電車は走っているんだね、とびっくり。鉄道を撮影する場所やコツや車両を見たり
調べたりする施設、路線図もあって旅の計画もばっちり!
『花・木の実・藍・野菜・葉っぱのかんたん染めもの』
(753) 偕成社
紙や布ををきれいな色に染めてみたいけど、むずかしそう?だいじょうぶ!思っているより、
ずっとかんたん。布の種類によって色も少しちがってでるよ。さあ、はじめてみよう!
『モスクへおいでよ』
瀧井宏臣/著(167) 小峰書店
現在、世界の4人にひとりがイスラーム教徒。いったいどんな宗教なの?テロや難民の問題って
どう考えればいいの?いま話題のモスク(礼拝所)・東京ジャーミイの案内人、下山茂さんが
やさしく教えてくれます。
『こどもアナウンスブック』
常世晶子・茂木亜希子/著 (809) 子どもの未来社
声を出す、朗読する、人に伝える・・・。わたしたちは、毎日だれかに話をしています。
それが好きな人も、にがてな人も、ちょっとだけトレーニングするだけで、気持ちが楽になり、
自信が持てますよ!
あたらしくはいった本(平成30年11月up)
すっかり秋になって、すこしずつ寒くなってきました。
みなさん、カゼに気をつけてくださいね!
「読書の秋」、どんな本を読もうかな?
★あかちゃんのえほん★
『ふるふるフルーツ』
ひがしなおこ/文 はらぺこめがね/絵 (Pハ) 学研プラス
おいしそうで、カラフルなフルーツがいっぱい!
たのしいオノマトペは、ぜひ、声にだしてよんでみてね。
フルーツがたくさんあつまると、さいごには… (さ)
★えほん★
『プロペラちどり』
U-suke/作 (Pユ) フレーベル館
四日市出身の絵本作家、U-sukeさんの最新作!
なつのおわり、ミーシャとなかよしのメダイチドリたちは、シベリアからあたたかいみなみのくにへむかいます。
とちゅうで、にっぽんのやつひがたによるよていです。
海をこえ、ミーシャたちはぶじに日本にやって来られるかな。(の)
『スタンリーとちいさな火星人』
サイモン・ジェームズ/作 (Pシ) あすなろ書房
かあさんが泊りがけで出かけた日、スタンリーは宇宙に飛び立った。そして戻ってきたのはちいさな火星人。
子どもは、お母さんが留守になることへの気持ちに共感し、
大人は、火星人を自然に受け入れる家族の姿にあこがれるでしょう。(ち)
『忍者の迷路』
香川源太郎/作 (Pカにんき者) PHP
迷路シリーズ、今度は忍者だ!手裏剣や巻物を探すぞ!(ち)
『ねこはまいにちいそがしい』
ジョー・ウィリアムソン/作・絵 (Pウ) 徳間書店
ぼくはねこ。まいにち、とってもいそがしい。うちのかぞくはぼくがいないとだめなんだ。
あさはやく、かぞくをおこして、そともみはって、おばあちゃんのあみものや子どもたちの
しゅくだいのおてつだいまでして・・・。
あさからばんまで、にんげんのかぞくのためにいろんなしごとをしている、ねこのいそがしい、
一日をねこの目からえがいた、とってもユーモラスな絵本。(か)
『おっと、あぶない!』
サトウマサノリ/作 (Pサ) パイ インターナショナル
むかし、遠いところからここにやってきたわれら。生きぬくために、どんどんからだを変えてきた。
おどろおどろしい絵だけれど、ホラーではありません。たぶん・・・(ち)
『石たちの声がきこえる』
マーグリート・ルアーズ/作 ニザール・アリー・バドル/絵 (Pハ) 新日本出版社
石で描かれた絵がとってもリアル。声が聞こえてきそうなぐらいです。
さまざまな争いがもとで難民になってしまった人々の、私たちと変わらない何気ない生活。
そして平和への祈りがじんわりとしみわたる絵本です(い)
『シカクさん』
マック・バーネット/文 ジョン・クラッセン/絵 長谷川義史/訳 (Pク) クレヨンハウス
ジョン・クラッセンの絵と関西弁は、なぜこんなに馴染みがいいのでしょう!
文章は違う人ですが、今回もひねりのある展開。
もしかしたら、大人のほうが好きになる絵本作家なのかも。(い)
『わたしのせいじゃない ーせきにんについてー』
レイフ・クリスチャンソン/文 ディック・ステンベリ/絵 (Pス) 岩崎書店
大きなサイズになって再登場しました。
教室でないているひとりの男の子。みてないから、ぼくはしらない。
おおぜいでやっていたから、とめられなかった。わたしのせいじゃない。
はじめたのは、わたしじゃない。考えていることがちがうんだ。いいつければいいのに。
ずっとつづいていく、いいわけ。いじめや、社会問題を考えるきっかけになる本。(の)
『ソフィーとちいさなおともだち』
パット・ジトロー・ミラー/文 アン・ウィルスドルフ/絵 二宮由紀子/訳 (Pウ) 光村教育図書
ソフィーは「ファーマーズ・マーケット」でかぼちゃをえらばせてもらいました。
パパとママはかぼちゃをピザにするつもりだったけど、
かぼちゃはソフィーがだっこするのにも、ひざにのせてポンポンするのにもぴったり。
「この子のなまえは、バーニスにしたわ!」(さ)
『ねこです。』
北村裕花/作 (Pキ) 講談社
ねこですか?ねこです。
いろんなねこが出てきます。ちょっと、あなたの近くのねこににているかも?(さ)
『いちばんのともだち』
ジェニファー・K・マン/作 林木林/訳 (Pマ) 光村教育図書
サムのいちばんのともだちは、うさぎのぬいぐるみのジャンプ。
どこへ行くのも、なにをするのもいっしょ。
ある日、サムはジャンプをすなはまに忘れてしまって…。(さ)
『めん たべよう』
小西栄子/作 (Pコ) 福音館書店
きょうはどんなめんの気分?
うどんだったらきつねうどん、スパゲッティだったらナポリタン!
おもわず、よだれがでてきそうな絵本です。(さ)
『10ぽんのぷりぷりソーセージ』
ミシェル・ロビンソン/文 トール・フリーマン/絵 もとしたいづみ/訳 (Pフ) ほるぷ出版
ぷりぷりソーセージ、フライパンでじりじりじり。
ちょっとまってくれ。
プチッ!とやぶれて、ポン!とばくはつするなんて、ぜったいにいやだ!(さ)
★よみもの★
『ふたりはとっても本がすき!』
如月かずさ/作 いちかわなつこ/絵 (Fキ) 小峰書店
本を読むのはすき?どんな本を読むかな?読むのは早いほう?ゆっくりなほう?
チーターのチッタちゃんと、カバのヒッポくんは本がだいすき。でも読み方はちょっとちがうみたい。
どんどん読んじゃうチッタちゃんと、じっくり本を読むヒッポくん。どっちの読み方もいいなぁ。 低学年から(い)
『アチチの子鬼』
岡田淳/作 (Fオ) 偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!おもしろい話をたくさんしてくれる。
ともだちのサキザキくんや、魔女からねむりひめをしょうかいされた時のこと。
須磨にいたウミンバ、子鬼とワニ、オオカミ、わるい大鬼の話。
ぼくのおじいちゃんの冒険の話、三冊目。めちゃ、わらっちゃう!低学年から(の)
『ねこの商売』
林原玉枝/文 (Fハ) 福音館書店
とある商店街にある、おまんじゅうやさんの幸福堂。「ねこのて おかしします」のはり紙を
見て電話をしたら、やってきたのは一ぴきの三毛猫。どうやってお客さんを呼んでくるのかな? 中学年から(い)
『あさって町のフミオくん』
昼田弥子/作 高畠那生/絵 (Fヒ) ブロンズ新社
小学3年生のフミオくんが住んでいる、「あさって町」は、どこかへん。
スーパーではシマウマの子どもとまちがわれたり、
がいこつのおじさんとプールへいったり。フミオくんの日常はヘンテコがあふれてる!
あさって町でおこる、ふしぎなおはなし四話収録。中学年から(か)
『くろグミ団は名探偵 S博士を追え!』
ユリアン・プレス/作・絵 (943) 岩波書店
イラストに隠された謎を見つけよう!謎解きは好きだけど、難しいのはイヤな人。
文章が多いとつかれるな…、そんな人にオススメです!シリーズもありますよ。 高学年から(い)
『ぼくがスカートをはく日』
エイミ・ポロンスキー/著 西田佳子/訳 (933ホロ) 学研プラス
12歳のグレイソンは、だれにも言えない秘密を抱えていた。
誰かに打ち明けても、きっと受け入れてもらえない。
でも、本当は、もっと自由に自分らしく生きたい!高学年から(さ)
★ちしきのほん★
『クイズドリル』(初級編・中級編・上級編)
セブンデイズウォー (031)
テレビでクイズ番組が大人気ですね。あんなふうに答えたい!と思っているクイズ好きな人必見の本です。
辞書を全部覚えたりしなくても、クイズに強くなるコツがあるんです。(ち)
『こどものための防災教室』
今泉マユ子/作 (369) 理論社
さまざまな災害の時に、どうやって身を守るか、どんな準備をしたらいいのか。
えらび方からしまい方を災害食を中心に、備えるもの、料理のしかたなどなど、
よーくわかります。(の)
『ナージャの5つのがっこう』
キリーロバ・ナージャ/文 市原淳/絵 (376) 大日本図書
「がっこう」って国によって、きょうしつも、もっていくものも、せんせいも、クラスメイトもぜんぜんちがうんだって!
てんこうせいのナージャが、ほんとうにたいけんした、5つの国のがっこうをしょうかいするよ。(さ)
『ため池の外来生物がわかる本』
加藤英明/著 (468) 徳間書店
テレビ番組『池の水ぜんぶ抜く』でおなじみの、加藤先生の本です。池の水をぬく
「かいぼり」のことや、外来生物のことなどを、たくさんの絵や写真でやさしくおしえてくれます(ち)
『女性アスリートの教科書』
須永美歌子/著 (780) 主婦の友社
健康に、ケガなく、スポーツにうちこむために、女子の体と気持ちを詳しく解説。
すべての女子選手、保護者、指導者に知ってほしい本です。(ち)
『ストローとモールでつくる幾何学オブジェ』
公益財団法人 日本数学検定協会/著 (750) 丸善出版
工作が苦手な人でもできそう。キラキラモールで作って、部屋に飾ってもステキ。
算数の図形がちょっとわかる…かもしれません(い)
『話したくなるオリンピックの歴史』
コンデックス情報研究所/編著 (780) 清水書院
東京オリンピックまであと2年ですね。さて、今度のオリンピックは何回目でしょう?
メダルに描かれている絵はどんなデザイン?今はなくなった競技には、どんな競技がある?
読むうちにオリンピックがどんどん楽しみになる本です!(い)
あたらしくはいった本(平成30年9月up)
まだまだあついけれど、空は秋のくも。
夜は秋の虫がないています。
本をよむのにぴったりのきせつです。
図書館では、いろいろな本をよういして、みんなをまってます。
★あかちゃんのえほん★
『きんぎょさんとめだかさん』
とよたかずひこ/作 (Pト) 世界文化社
きんぎょさんが いちにいちに。めだかさんが いちにいちに。
くるっとまわって いちにいちに。うでをのばして・・・。
おやこでいっしょに、たいそう。いちに。
『どろんばあ おばけかぞえうた』
小野寺悦子/文 植垣歩子/絵 (Pウ) 福音館書店
どろんばあ。ひとつ、ひとつめこぞうさん。どろんばあ。
ふたつ、ふたごのかっぱさん・・・。
「どろんばあ」のかけごえとともに、ゆかいなおばけたちが、たくさん登場!
たのしい数え歌の絵本。
『まほうつかい』
いしかわこうじ/作 (Pイ) 偕成社
まほうつかいがまほうをかけると、りんごが、でかでかどーん!
ふうせんがぷかぷかふわりーん!
あかちゃんも、あっとおどろくたのしい絵本。
★えほん★
『またまた ねえ、どれがいい?』
ジョン・バーニンガム/作 評論社(Pハ)
もしもだよ、きみがえらぶなら、どれがいい?
ラクダのげろ、ゾウのおなら、ウシのうんち。
『ねえ、どれがいい?』のつづきの本です。
『おしっこちょっぴりもれたろう』
ヨシタケシンスケ/作 PHP (Pヨ)
おしっこのあと、パンツをはくとさ・・・だれかわかってよ、このきもち!
もぞもぞしてるのはそのせいでしょ?
え?くつしたがずれたから?うわぎの中で
シャツのそでがぐしゃぐしゃだから?
いや、それもきもちわるいけどさ・・・。
そうそう!って思っちゃう、ヨシタケワールド!
『ペロのおしごと』
樋勝朋巳 /作 (Pヒ) 小学館
いぬのペロは、かいぬしのおかあさんがだいすき。
ある日、おかあさんにプレゼントをしようと、大けっしん。
ペロは、おしごとに行くことにしました。
さあ、ペロはプレゼントをかうことができるかな?
『出発』
小泉るみ子/作 (Pコ) 新日本出版
戦争から帰ってから心をとざしたままの浩。
あねが結婚することになり、おめでたい唐草もようのふろしきで
つつんだ荷物を運ぶことになった。
とちゅう知らない人たちにかけられたあたたかいことばに、
だんだん心をひらき・・。
戦争で傷ついた人の心が、だんだん元気になっていく話。
『おっちゃん山』
椎名誠/作 塚本やすし/絵(Pツ)新日本出版社
ある日、ひとりで山にのぼったおっちゃん。
うっかり、「デロデロ虫」にかみつかれてしまった。
それから、どんどんからだがおおきくなってしまい、ゆうめいになりすぎた、
おっちゃんは、かぞくをまもるためにあることをけつだんします。
『はなびのひ』
たしろちさと/作・絵 (Pタ) 佼成出版社
きょうは、まちにまった、お江戸の花火大会。
はやくよるにならないかなと、
たいくつしていた、ぽんきちは、おかあちゃんにたのまれて、
花火職人のおとうちゃんのところへ夜食をとどけにいくことに。
それをみていたまちのひとびとが次々とあとをついてゆき、まちじゅうおおさわぎ!
『きょうだいぎつねのコンとキン』
村山桂子/文 岡田千晶/絵 (Pオ) フレーベル社
あるいいてんきのひ、きつねのきょうだいの「コン」と「キン」は
まいごになっている、にんげんのおんなの子にであいました。
おかあさんには「にんげんにはきをつけるのよ」と言われているけど…。
やさしいきつねのきょうだいに、ほっこりする絵本です。
『だんしゃく王とメークイン女王』
北村裕花/絵 苅田澄子/文 (Pキ) 講談社
じめんのしたにある「じゃがいものくに」にすむだんしゃく王とメークイン女王。
おなじしろでくらしているのに、ふたりはなかがよくないみたい。
ふたりのねがい、「カレーライスの具になれますように」はかなうのかな?
『おたすけじぞう』
はるくはるる/文 田中六大/絵 (Pタ) 文芸社
がっこうのうらにいるおじぞうさんは、しゅくだいをやってくれるんだって!
なつやすみのさいごの日なのに、まだしゅくだいがおわっていないみっちゃんは、
しゅくだいをもっておじぞうさんのところへ走ります。
『ひよこのピケキョ』
ジャニーン・ブライアン/作 ダニー・スネル/絵 (Pス) 東京書店
きょうだいはみんな「ピヨ」。
よんばんめにうまれたピーちゃんは、ほかの子とちがって「ピケキョ」
みんなは「ピヨ」でもわたしは「ピケキョ」なんだもん!
ちがう、をみとめる絵本です。
『ちょうちょのためにドアをあけよう』
ルース・クラウス/文 モーリス・センダック/絵 (Pセ) 岩波書店
「だっこうたを おぼえておくと いいよ」「あかちゃんが うまれたってことは
こぶんが うまれたってこと」など、こどもからこどもへのアドバイス。
ぷっと笑っちゃうような言葉がたくさん。
『はつめいだいすき』
ピップ・ジョーンズ/文 サラ・オギルヴィー/絵(Pオ) BL出版
はつめいが、だいすきなイジーは、どんどんあたらしいマシンをつくりだす。
でも、うまくいくとはかぎらない。しっぱいすると、あたまにきちゃう!
「なんども、なんども、やってみるんだ。うまくいくまでな」と
おじいちゃんにいわれて、そとをあるいていると、けがをしたカラスが!
もういちどカラスにそらをとべるようにしてあげられるかな?
★よみもの★
『ひきがえるにげんまん』
最上一平/作 武田美穂/絵 (Fモ) ポプラ社
クラスのはるかちゃんのおかあさんが、びょうきでなくなった。
つぎの日、どうろでひきがえるが車にひかれてぺちゃんこになっているのを見て、
3人が思ったことは。
死に向き合うおはなしです。低学年から
『こだわっていこう』
村上しいこ/作(Fム)学研プラス
物知りで、ときどき「こだわりスイッチ」が入るそうまくん。
あるじけんから、「そうまくんとは、遊ばないほうがいいよ。」と
お母さんに言われてしまったぼく。
そうまくんはぼくのたいせつな友達なのに・・・。中学年から
『ふたごのカウボーイ』
フローレンス・ストボドキン/文 ルイス・スロボドキン/絵(933スロ) 瑞雲舎
ふたごのネッドとドニーは、カウボーイごっこがだいすき。
きょうも二人はカウボーイのスティーブとジムになりきります。
にわを出て、ひろいみちをわたり、商店街まで、だいぼうけん!
でも、おかあさんはおおあわて。ここまでなりきれたら素晴らしい!中学年から
『疾風の女子マネ!』
まはら三桃/作 (Fマ) 小学館
"いい男ねらい”で陸上部のマネージャーになった女子高生の咲良。
ところが入ってみると大違い。
しかし、退部を言い出せずにいたある日、試合で選手たちの走る姿に大感動。
短距離リレーの魅力をとおして、成長していく高校生たちの青春。10代から
『ヤイレスーホ』
菅野雪虫/作 (Fス) 講談社
チポロが魔物からイレシュを救い出してから数年。あの時の魔物ヤイレスーホの
もとに「呪い」の力を授けてほしいという少女があらわれる。
なぜか、ヤイレスーホはチポロたちのもとに、少女をあずけにくる。『チポロ』続編。10代から
『結び蝶物語』
横山充男/作 (Fヨ)あかね書房
中学生のあかりが、夏休みにおばあちゃんの家で見た一枚の写真と家紋。
そえられた不思議なことばにさそわれて、
あかりは滋賀、神戸、京都の神社へ自分のルーツをさがしに出かける。
行く先々で出会った不思議な三つの物語。10代から
『あたしが乗った列車は進む』
ポール・モイシャー (933モシ) 鈴木出版
家族を亡くし、シカゴに住む会ったことのない大おじの家にいくことになったあたし。
少しひねくれ気味の態度をとっていたあたしが、数日間の長距離列車の中で出会ったのは、
家族とも思える人たち。
不機嫌そうで口数も少ないあたしは、列車の中で13歳誕生日をむかえ、
まわりの人にささえられ心を開いていく。10代から
★ちしきの本★
『昆虫の体重測定』
吉谷昭憲/文・絵 福音館書店(486)
みなさんは、学校で体重測定をしましたか?体重は何キロ?おとなのゾウは3000キロ。
一円玉は1グラム。じゃあ、テントウムシの重さを知ってる?カは?カブトムシは?
重さをはかってみると、いろんなことがわかるよ。
『牛乳パックで作るミニチュア家電』
佐藤京子/著 ブティック社(754)
ドラム式洗濯機、おそうじロボ、エアコン、など、おうちの家電が牛乳パックで作れちゃう!動かすことも
できるよ。
『絵本の冒険 「絵」と「ことば」で楽しむ』
小野明/編 フィルムアート社(研究 726)
絵本ってなんなの?絵本作家はどういう気持ちでかいているの?など、絵本に関するすべてがわかる一冊。
五味太郎、荒井良二、tuperatuperaもインタビューで登場。モノクロの地味な本ですが、中身は濃い!
『子どもの命を守る防災教育絵本①土砂災害の基本②土石流のチカラ③土砂災害と避難』
佐藤丈晴/作 (369) 吉備人出版
土砂災害について、迷路や4コマまんがも使い、低学年の子にも教えやすい本になっています。
『虫のしわざ探偵団』
新開孝/写真・文 (486) 少年写真新聞社
しぜんの中の「これ、なんだろう?」。それ、じつは虫の「しわざ」なんです!
みんなも「しわざ探偵団」になって、おうちの庭やこうえん、じんじゃで「しわざ」を見つけよう!
『サナギのひみつ』
三輪一雄/著(486) ポプラ社
いも虫から、まったく違う形に変化するサナギ。
どうしてサナギになるの?いったい中はどうなってるの?
謎だらけのサナギをチェック!
あたらしくはいった本(平成30年7月up)
いよいよ夏本番!
楽しい夏やすみもすぐそこです。
としょかんも、夏やすみのじゅんびのまっさいちゅうです。
いろいろな本をよういして、みんなをまってます!
★あかちゃんのえほん★
『みんな みんな いないいないばあ』
いまむらあしこ/文 さいとうたかお/ 絵 (Pサ) あすなろ書房
ころころころろ。かえるさんが、いないいないばあ。
ちゅうちゅうねずみさん、ほうほうふくろうさん、みんなみんな、いないいないばあ。
あかちゃんと、たのしくうたいながらどうぞ。
『おばきゃー!』
藤本ともひこ/作(Pフあかちゃん) 世界文化社
おばけ どこどこ? おばけ ここだよ
かわいいおばけが、さけんだら、どんな声?
読んだらくせになりそうな「おばきゃー!」の絵本です。
『とらんぽりんぽーん』
ふくだじゅんこ/文・絵(Pフ)大日本図書
とらんぽりん じゃんぷ よーい どん!
さいしょにとぶのは、やるき まんまん とまとくん。まっかなかおで、「ふん!」
ちからいっぱい、とらんぽりんにジャーンプ!ページをめくると、ぼよ~ん!
いろんなやさいたちが次々にとうじょうしてみんなじゃーんぷ!
「ひょい!」「ぴょんぴょん」さてさて、さいごにとうじょうするのはだれかな?
★えほん★
『あむ』
小風さち/文 山口マオ/絵 (Pヤとも) 福音館書店
おれは、かっちゃんの家のにわでくらしている、くろいぬの「あむ」。
だいすきなのは、さんぽ。かっちゃんがともだちとでかけたので、ひとりでさんぽ。
かっちゃんをおいかけて、うみまでいけるかな?がんばれ!あむ!
『ツリーハウスがほしいなら』
カーター・ヒギンズ/文 エミリー・ヒューズ/絵 (Pヒ) ブロンズ新社
ツリーハウスがほしかったら、まず、そらをみあげて。
どっしりした大きな木に、はしごをかけて、はしらにいたをわたしてボルトでしめる。
ブランコかロープ、としょかんも。たべものとねぶくろ、かいちゅうでんとう。
みんな一回はすんでみたい、たのしいツリーハウスのおはなし。
『なくのかな』
内田麟太郎/文 大島妙子/絵 (Pオ) 童心社
おでかけのとちゅう、おとうさんやおかあさんとはぐれてしまったぼく。
なくのをがまんしていたけど・・・。
オニも、まいごになったらなくのかな?オオカミも、つよいサムライも、
ひとりぼっちになったら、なくのかな?
そう。みんな、なくとおもうよ。なきたいときは、ないてもいいんだよ。
『うまはかける』
内田麟太郎/文 山村浩二/絵 文溪堂
おおかみは、かける。おいかけられて、うまはかける。ちゅうをかけて、あしをひっかけ、
はがかけ…。かけるって、こんなにいっぱい意味があるんだね。
ぴったりの絵にわらっちゃう。
『そらからぼふーん』
高畠那生/作 (Pタ) くもん出版
あるひ、すごいおとがしたから見にいってみると…
そらからおおきなホットケーキがおちてきた!
ホカホカのホットケーキのにおいがしてきそうな絵本です!
あなたならそらからおちてきたホットケーキをどうする?
『さとやまさん』
工藤直子/文 今森光彦/写真 (Pイ)アリス館
さとやまってしってる?わたしたちが住んでいるまちと
森や山とのあいだの畑や林のことを、 「さとやま」とよんでいます。
さとやまはいろんな「めぐみ」をあたえてくれます。
みんなも「さとやまさん」とよんで、「さとやまさん」に会いに行こう!
『おさがり』
くすのきしげのり/作 北村裕花/絵 (Pキ) 東洋館出版社
はるかちゃんはおねえちゃんからの「おさがり」のものさしがはずかしいみたい。
でも「おさがり」っていいものなんだよ。
きみのまわりにも実はたくさんの「おさがり」があるかも!
『いたずらトロルと音楽隊』
アニタ・ローベル/さく(Pロ) ロクリン社
音楽をかなでながら旅をする音楽隊の5人組。
どこへいっても、音楽を聴いた人は、国じゅうで一番だと思いました。
演奏し続けて、疲れて寝ていた森のはずれ。
トロルが演奏を聴こうと5人組を起こします。
でも、ちっとも起きない5人組。
怒ったトロルがかけた魔法で、楽器は動物の鳴き声に!
音を取り戻すためにはどうしたら?
『もりのたんじょうびパーティ』もりのこえほんシリーズ4冊
エリザベス・イワノフスキー/作(Pイ) 岩波書店
1944年に出版されたベルギーの絵本「サン・スーシ」シリーズのうち4冊が
「もりのこえほん」として復刻されました。サン・スーシとはフランス語で、
心配なくお気楽にという意味だそうです。ほっと気持ちが落ち着くような
素朴なイラスト。本のサイズも小さいんですよ。
『いっしょにおいでよ』
ホリー・M・マギー/文 パスカル・ルメートル/絵(Pル) 廣済堂あかつき株式会社
テレビのニュースを見ていて怖くなった女の子。「こんなのっていやだ。
どうしたらいいの」とおとうさんに尋ねます。「いっしょにおいで」と外に
出たら、たくさんの人。いろんな国の人。ちょっとしたことで、世界はすてきな
場所に変わるかもしれない。大人も勇気づけられるような絵本です。
『しゅりけんとうちゃん いがぐりしょうぶのまき』
寿金之輔/作 忌野清志郎/絵 えほんPイ 岩崎書店
ぼくのおとうさんは、いつもはかっこいいいビジネスマン。そして日曜日は、ニンジャ!
2002年にキンダーブックに掲載された、忌野清士郎まぼろしの絵本!
『ずっと ねがいはひとつだけ』
ケイト・クライス/文 M・サラ・クライス/絵(Pク)WAVE出版
赤ちゃんのときからエリとずっといっしょにくらしていた、だいじなかぞく、いぬのバロン。
だんだんととしをとっていくバロンとのおわかれがちかいことがわかり、
エリはあることをおもいつきました。
どんなときもそっとよりそってくれた、ちいさないのちとの
きずなと愛情をやさしくえがいた絵本。
★よみもの★
菜の子ちゃんとキツネ力士』
富安陽子/作 (Fト) 福音館書店
「まけきらい稲荷」伝説がある、兵庫県の丹波篠山。
負け越しの大ピンチのキツネ力士をたすけに、
菜の子ちゃんとリリコは雲にのってむかう。
菜の子ちゃんがんばれ!中学年から
『まじょ子とステキなおひめさまドレス』
藤真知子/作 (Fフ)ポプラ社
まじょ子のあたらしいおはなしです!
ハンドメイド王国のヌエールひめを助けるために、ステキなおひめさまドレスをつくります。
低学年から
『四人のヤッコ』
西内ミナミ/作 (Fニ) すずき出版
べんきょうもピアノのれんしゅうもやりたくない!あーあ、じぶんがもう一人いたらなぁ…
なんて思っていたら、わたしがふえちゃった!?四人になったヤッコはこれからどうなる?
低学年から
『波うちぎわのシアン』
斉藤倫/著 (Fサ) 偕成社
ちいさな島ラーラ。ある夜、そこにたどり着いた船は炎に包まれていた。
思わずその船に飛び込んだフジ先生が見つけたのは、左手を固くにぎりしめた赤ん坊。
その左手は、まるで巻貝みたい。耳をあてると潮騒が聞こえ、誰もがお母さんの
お腹の中にいた時のことを思い出します…。
ちょっぴり切なくて、ちょっぴりドキドキする物語。
詩人でもある作者の文章は、柔らかな布団のような心地がします。高学年から
『コクルおばあさんとねこ』
フィリパ・ピアス/作 (933ヒア) 徳間書店
家出したネコのピーターをさがす、ふうせんうりのおばあさん。
ある風の強い日、ふうせんごと空へ、ぴゅー!
1972年刊の『おばあさん空をとぶ』のタイトル変更と、
少し訳が変更されています。中学年から
★ちしきの本★
『みじかな樹木のほん』
国土緑化推進機構/編 平田美紗子/絵 (653) ポプラ社
家や学校、公園や森で、まいにち見かける木。
花がさいたり、実がなったり。はっぱが落ちたり、鳥や虫もやってくる。
いつも見ている木が、わたしたちのくらしと、どんなつながりがあるのかな。
まいにち見ていても、知らないことがいっぱい。木となかよしになれる本。
『世界一おもしろい国旗の本』
ロバート・G・フレッソン/作(288) 河出書房新社
ありそうでなかった国旗の本。日本の国旗は、ほぼずっと同じデザインだけど、
ほかの国は昔とは違うデザインのところが多いんだよ。歴史と深いつながりがある国旗。
国旗の意味もよくわかります。読んでいるとつい間違い探しをしてしまうのかな。
「ウォーリーをさがせ!」が思い浮かぶのは私だけ?
『戦争体験を「語り」・「継ぐ」』
大石学/監修 (319)学研
広島、長崎・沖縄を中心に行われている、太平洋戦争の記憶を伝える様々な活動を紹介。
戦争を体験した人々が、少なくなっていくなか、変わりつつある平和教育と、
関わる人々の想いや伝えたいことにふれて、平和を次世代へつないでいくために
今、何ができるのか考える一冊。
『「単位」の学習に役立つはかってみよう 長さ・重さ・時間』シリーズ全3冊
新間竹彦/作 (420) 汐文社
うでや手をつかって長さをはかったり、1円玉をつかって重さをはかったり、
自分のかげで時間をはかったりするよ。算数の勉強だとよくわからないことも
自分でやってみると面白いかも。自由研究にもできるかな?
『楽しい日本の恐竜案内』
平凡社 (457)
地方別に、日本の恐竜が紹介されています。
日本各地の恐竜に会える博物館のリストもあります。
子ども向けの本ではありませんが、恐竜好きキッズとその親は必見!
あたらしくはいった本(平成30年5月UP)
ここちよい風がふく季節になりましたね。
あたらしい学校生活には、なれましたか?
ちょっとひといきしたい時は、図書館にきてね。
☆あかちゃんえほん☆
『あかちゃん新社長がやってきた』
マーラ・フレイジー/作(Pフ) 講談社
あかちゃん社長の家にやってきた、いもうと!
そのあとどうなったかは、きっとご想像の通り!
でもやっぱり仲良しになるんですよね。…まあ、だいたいは、ですけど。
前作の『あかちゃん社長がやってきた』も読んでみてくださいね。
☆えほん☆
『あいさつってたのしい』
石津ちひろ/文 松田奈那子/絵(Pマ) 小学館
おはよう、いただきます、ありがとう・・・。
あいさつをすると、あれあれ?
どうぶつにへんしんしちゃった!
みんなで、たのしくあいさつすると、きっと、なかよくなれるね。
『もうちょっと もうちょっと』
きむらゆういち/文 高畠純/絵 (Pタ) 福音館書店
りんごをみつけたコブタ。落ちてきたりんごに「やったあ!」と、
よろこんだのもいっしゅん。りんごはコロコロとあなの中へ…。
手をのばしてもとどかない…。ツンッ!もっと、おくにいっちゃった!
コブタはりんごが食べられるかな?
『おはなみくまちゃん』
シャーリー・パレントー/文 ディヴィッド・ウォーカー/絵 (Pウ) 岩崎書店
さくらがまんかいになって、くまちゃんたちは、みんなでおはなみに行きます。
バスケットにおべんとうとおおきなタオルをつめて、
みんなであそぶ、たこももって。
あたたかい春のかぜをかんじるような絵本です。
『わたしはヴァネッサと歩く』
ケラスコエット/文・絵 (Pケ) 岩崎書店
転校生のヴァネッサ。なんだかみんなとなじめないみたい。
わたしがヴァネッサにしてあげられることってなんだろう?
いじめについて考える、文字のない絵本です。
『きつねうどん たぬきうどん』
古内ヨシ/作 (Pフ) 大日本図書
きつねうどんがだいすきなきつねくんと、たぬきうどんがだいすきなたぬきくんは
いつも人にばけてうどんやさんへ。
でもほんとうにおいしいのはいったいどっち?とけんかになってしまって…。
『ぼくのきいろいくつした』
かんのゆきこ/作 (Pカ)アリス館
ねこの「まーる」は、だいすきなきいろいくつしたをなくしちゃった!
さがしに出かけると、あった!…あれ、ちがったみたい。
まーるはきいろいくつしたを見つけることはできるのでしょうか?
『かべのむこうになにがある?』
ブリッタ・テッケントラップ/作(Pテ) BL出版
おおきなあかいかべがありました。
なぜあるのか、いつからあるのかはだれもわからないかべ。
むこうにはなにがあるのかな?
少し考えさせられる絵本です。
『はなちゃんおとなになります』
千葉智江/作 (Pチ) 小学館
「おとなになるんだもん」が、くちぐせのはなちゃん。
おとなになるためには、いろんなことができないといけないって、おねえちゃんはいいます。
おとなになるってどういうことかな?
『大名行列』
シゲリカツヒコ/作 (Pツ) 小学館
「したにー、したにっ」ぎょうれつがやってきた。
ところが、あっ、とのがたいへん!ぽちがとびだした!
つぎつぎにあらわれるへんなもの。ようかい、まんもす、えっ?うみのなか?
ふしぎなぎょうれつを、じっくりたのしんでね。
『ぼくのきもちはね』
コリ・ドーフェルフド/作(Pト) 光村教育図書
いっしょうけんめい積んだ積み木がこわれてしまった。
その気持ちを、話す?さけぶ?笑いとばす?忘れる?
どれもちがう。ぼくのきもちは・・・。
つらい気持ちの人によりそうことを教えてくれる絵本です。
☆よみもの☆
『しらとりくんはてんこうせい』
枡野浩一/作 (Fマ)あかね書房
さんすうとシュークリームがだいすきな、しらとりくんはてんこうせいだ。
せがたかくて色白でおれとはぜんぜんちがう。やきゅうをやろうぜってさそっても、
公園までついてくるけど、いいわけしてかえってしまう・・・。
しらとりくんのことが気になる主人公。じぶんとのちがいをみつけて、
ともだちになっていくまでを主人公の目線でえがいたお話。
歌人の枡野浩一自身の幼少期をもとにした、自伝的児童小説です。
低学年から
『ぼくはなんでもできるもん』
いとうみく/作 (Fイ) ポプラ社
ぼくは、きのうのきのうのきのうから一年生になった。
なのにランドセルはカバーできいろいし、
六年生のおねえさんは、ぼくをあかちゃんあつかいしてくる。
ぼくはもう一年生で、なんでもできるんだよ!
低学年から
『なみきビブリオバトル・ストーリー2』
森川成美・おおやなぎちか・赤羽じゅんこ・松本聰美/作 (F)さ・え・ら書房
並木小学校の学校公開日に四年二組のクラスで行われるビブリオバトル。
それぞれの思いを込めて本を紹介します。
今回のビブリオバトルは前作「なみきビブリオバトル・ストーリー」とは違う舞台で、
繰り広げられます。
中学年から
『4ミリ同盟』
高楼方子/著(Fタ) 福音館書店
みんなが一度は食べてる<フラココノ実> それが普通で当たり前。
でもなぜだかその時がやってこない人もいる。
そんなポイット氏が出会ったエビータさんとの共通点。
実は二人とも浮いている!?4ミリだけ!
<フラココノ実>を食べた人は、<何か>をなくしてしまうらしいけど、
<何か>が残っているならそれもいいかも。
なんだかふわふわと、心許ないような、心地いいような不思議な読後感の物語。
中学年から
『神々と戦士たちⅤ 最後の戦い』
ミシェル・ペイヴァー/作 (933ヘイ) あすなろ書房
妹と剣、どちらもあきらめることなんかできない。
故郷の村に帰ってきたヒュラスはかつての友だちと戦うことになる。
<火の女神>に託された使命をはたすことができるのか。
古代ギリシャを舞台にした物語の完結編。
ミシェル・ペイヴァーの作品は人間だけでなく、動物からの目線もとても面白く、
男の子も女の子も楽しめます。
10代から
☆ちしきの本☆
『かならずお返事書くからね』
ケイトリン・アリフィレンカ/著, マーティン・ギャンタ/゙著(289) PHP
学校の課題で、外国に住む同年代の子と文通を始めることになった、アメリカに住む少女ケイトリン。
文通相手は、それまで聞いたこともないアフリカのジンバブエという国の少年、マーティン。
好奇心旺盛なケイトリンは、手紙に何をどう書けばいいか迷いながらも、
マーティンへ一通目の手紙を書き始める。
でもこのときのケイトリンは、まだ、マーティンの実情は知らず・・・。
一万キロの距離を超えて、心を通わせ、支え合い、
かけがいのない親友を異国に見つけた、二人の実話です。
10代から
『マルコとパパ ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック』
グスティ/作・絵(378人権) 偕成社
その子のままでいいと受け入れるのは難しかった、
パパであるグスティさんにとっては。
ママのアンヌと長男のテオにはなんの問題もなかった。
あなたはどうだろう。私はどうだろう。
ユーモアたっぷりのイラストと言葉のコラージュが
何気ない日常の一コマを伝えてくれます。
『羽毛恐竜』
大島英太郎/作 真鍋真/監修 (457)
スズメ、カラス、ツバメ・・・よく知っている鳥たちは、
現代の恐竜なのだと知っていましたか?
1996年に初めてあきらかになった「羽毛恐竜」。
その進化の仕組みを、絵本のようにわかりやすく解説してくれています。