あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(令和7年4月UP)

ドキドキわくわくの新学期が始まりましたね。
図書館にもぞくぞくと新しい本が入っていますよ。
おすすめを紹介しますので、ぜひ読んでみてね!

 

 

★赤ちゃん

 

『パパさんぽ』きくちちき/作 文溪堂
「パパ」シリーズ第3弾!一緒に散歩に出かけると、わくわく気になる発見がいっぱい。もちろん最後はパパの出番!読みながら是非一緒に楽しんで。

 


★絵本

 

『ドラゴンはどこ?』レオ・ティマース/作 化学同人
おうさまがドラゴンをみたんだって!けらいたちは、見たことのないドラゴンをやっつけにでかけます。まっくらな中だと、なにもかもこわく見えるよね。さあ、ドラゴンは見つかるかな。けらいたちのドキドキが楽しいドラゴン退治の本。

 

『ぶたくんのそーっとそーっと』ふくだじゅんこ/作 大日本図書
声をかけられれば、かけられるほど、むしゃくしゃするときってない?ぷんぷん、どすどす!むしゃくしゃを止められないぶたくんは、もぐらさんの言葉でかわっていきます。もしかしたら、みんなもまねできるかも!

 

『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』いわまタケツグ/文 蟹江杏/絵 クレヨンハウス
おなかのすいたゾウさんを前に、ユキヒラさんがとりだしたのは、みどり色のちいさなおたま。いったい何をするのでしょう。読んでいる私たちも満たされた気持ちになりますよ。

 

『ひつじシステム』大串ゆうじ/作 小学館
なかなかねむれないときは、ひつじが1ぴき、ひつじが2ひき…と数えるといいっていうよね。ぼくも数えはじめたけれど、ひつじがどんどんふえて、えぇぇ!まさか!の展開に。はたして、無事にねむれたのかな?

 

『ガタンゴトンしょうてんがい』古沢たつお/作 PHP研究所
ようちえんの帰りに、おかあさんと買い物にきたコウくん。ガタンゴトンとやってきたのは、やおやさんや、ぱんやさん、レストランもある電車のしょうてんがい。こんなお店に行きたいね。でんしゃの好きな子、さあ、どうぞ。

 

『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店
ヒュードロ・タウンのチビッコえんには、げんきなこどもたちがいっぱい。あそびもおさんぽも、きゅうしょくもあります。あれ?でも少しちがう?楽しいチビッコえんのいちにちのお話です。

 

『はるがきた!いいものいくつ?』おおたぐろまり/作 福音館書店
こうえんではるをさがしてみよう!なにかいいもの、見つかるかな?カナヘビやチョウチョウ、ハチやメダカがたくさんいるよ。数えながら、さがしてみてね。

 

『もじもじモンスター』キリーロバ・ナージャ/文 古谷萌/絵 五十嵐淳子/絵 文響社
ほかのだれかとは、ちょっとちがう。そんな子どもが主役のえほん『レアキッズのための絵本』シリーズ。学校でほとんどしゃべらない、もじもじくんもじもじさんが主役です。

 

『巨石運搬! 海をこえて大阪城へ』鎌田歩/作 アリス館
お城の大きな石。どこにあったの?どうやってはこんだの?
この絵本の大きな石は、瀬戸内海の島から運ばれます。大きな大きな石を、人が道具をつかって割って、運びます。読みながら、がんばれ!って、おもわずさけんじゃいそう。がんばれ!

 

『あのひのきもち』かさいまり/文 岡田千晶/絵 金の星社
なかよしのネズミとリス。きょうのネズミは、かなしいきもちでいっぱい。リスは、ネズミの話を静かに聞きます。よりそうことのしあわせが染みる絵本です。

 

『ともちゃんとうし』市川朔久子/文 おくやまゆか/絵 岩崎書店
学校にいきたくないともちゃんと、牧場から逃げてきた、うし。のはらでいっしょに遊びます。「もっ」としゃべる、とぼけたうしさんと、わたしもあそびたい!

 

『ぐうたらねこ』ひがしちから/作 佼成出版社
はるくんの家のぐうたらねこは、とにかく、ぐうたら!表紙からぐうたら。ぐうたらポーズのねこが、はしからはしまで、楽しめます!

 

『すいちゃんはいそがしい』こどもの視点ラボ/企画 てんてん/写真 Gakken
4さいのすいちゃんの一日を、ずーっとカメラで追います。子どもはよく遊んでよく動くもの、と思ってはいたけれど、起きてから寝るまで、こんなにいろんなことをして、こんなに動いているんだ!と、びっくりです!

 


★読み物

 

『子ねずみウォルターはのんびりや』マージョリー・フラック/作 徳間書店
気づくと一人ぼっちになっていた、のんびりすぎるウォルター。家族さがしの旅のなかで、ゆかいな仲間と出会います。短い10章に分かれているので、一人で物語を読み始めた人や、おうちの人が読んであげるのにぴったりの一冊。低学年から

 

『つくしちゃんとながれぼし』いとうみく/作 福音館書店
つくしちゃんのおはなし2作目。今回は友だちとのお話が3つ。色えんぴつをかしてあげたくない友だちとのことや、ねこをあずかるお話など、いやだなあと思ったり、すごいなあと思ったり。つくしちゃんのお話を楽しんで。低学年から

 

『純喫茶クライ 地図にないお店』吉田桃子/作 岩崎書店
純喫茶クライは、地図にのっていない不思議なお店。子どもが困っているときに、現れます。喫茶店では代金はいりませんが、メニューをひとつ食べないといけません。喫茶店の心温まる5つのお話を味わってください。高学年から

 

『ライオン』ウイリアム・ペーン・デュボア/作 瑞雲舎
ずーっとむかし。動物は、天使がつくっていました。まず名前を考え、つぎに、それにふさわしい形を考えます。「ライオン」という名前を思ついた天使は、さて、どんな動物をつくるでしょうか。低学年から

 


★知識

『わらって、考える!イグ・ノーベル賞ずかん』ほるぷ出版
人々を笑わせ、思わず考える研究をする人に贈られるイグ・ノーベル賞。
研究内容はとても"ヘン"で、笑ってしまいます。お気に入りは「本当にバナナの皮はすべりやすいのか?」です。

 

『知って極める!ラーメンのすべて』ラーメンのすべて編集部/編 メイツユニバーサルコンテンツ
今や国民食といえる"ラーメン"ですが、ラーメンってそもそもどうやって作るか知っていますか?気になるご当地ラーメンものっていて、読んでいるだけでもお腹がすいてきますね!

 

『そうだったのか!カタツムリとナメクジ』嶋田泰子/著 はたこうしろう/絵 童心社
カタツムリは正式な名前じゃない?仲間は日本に800種類以上もいるって本当?ナメクジはカタツムリの進化したもの?じっくりながめて調べてみると、不思議と驚きがたくさん!

 

『宝石おりがみ キラキラにかがやく』日本文芸社/編 日本文芸社
ダイヤモンド、ルビー、トパーズ、キラキラかがやく宝石が大好きな人、すてきな宝石が折り紙で作れちゃいます。作った宝石はかざったり、アクセサリーにしたり、アイディアもいっぱい!きれいな石の本を探している子、みてね。

 

『星空写真家KAGAYA月と星座 月』KAGAYA/写真 山下美樹/文 金の星社
夜空の楽しみ方を美しい写真とともに紹介しています。月の満ち欠けや月食のしくみだけでなく、天体観測や月の撮影の仕方なども解説してくれています。今日の夜空はどんなかな?

 

『こどもふざけ方教室』オモコロ/著 小学館
『コロコロコミック』の「オモコロ放課後クラブ」のファンブック、だそうです。アツい!とにかくアツい!オトナになってしまったわたしには、読むのも大変だしよくわからないのですが、小学生のみんななら楽しい!

 

『川あそびのやくそく』汐文社
海よりも身近にある、川。橋を渡ったり、河原におりたり。「いつもの場所」だから、その危険に気づきにくいこともあります。毎年、何人ものこどもが、川で命を落とします。命を守るために、危険を知っておきたいですね。

 

『スクールハラスメント』さ・え・ら書房
こどもには、こどもの権利があります。家庭でも社会でも、守られ、こどもにとっていちばんよいことをしてもらう権利があります。それはこどもが長い時間をすごす学校でも、同じです。おとなも、こどもも、この本でいっしょに学びましょう。

 

 『SNSから心をまもる本 被害者にも加害者にもならないために』Gakken
友だちとつながったり、推しとつながったり、楽しいことの多いSNS。でも、ちょっと油断すると危険なことがたくさんあることは、みんな知っているでしょう。わかっているけど、もう一度、きちんとルールとマナーを学びませんか。とりかえしのつかないことになる前に。

 

『じぶんのおていれ、じぶんでできるかな?』岩崎書店
目、はな、耳、歯、つめ、体、かみのけ。全部で7冊。なぜきれいにしなきゃいけないの?どうやってやればいいの?子どもが自分で読んで、自分でできるように書かれています。意外に、おとなでも知らなかったりするかも。

 

『100%スキー』ギョーム・デミュール/著 サウザンブックス社
この冬は、大雪がありましたね。雪の遊びといえば、スキー!スノボ!スキーのことをこの本で読んで、次の冬には、ゲレンデにいってみませんか?菰野町の御在所岳(ございしょだけ)でもスキーができるんですよ。次の冬をお楽しみに!

 

 

 

 

あたらしく入った本(令和7年2月UP)

まだまだ外は寒いけれど、少しずつ春の気配を感じますね!

新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。

ぜひ読んでみてね!

 

★絵本

『あくたれラルフますますあくたれる』 ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 出版ワークス

るすばんをしていたラルフのところへやってきたのらねこたち。いたずらのかぎりをつくし、町はおおさわぎ!ますますパワーアップするラルフにおどろいて!

 

『カレーライスだいすき』 苅田澄子/文 いわさきまゆこ/絵 金の星社
カレーライスは好きですか?この本では、ていねいにカレーライスを作ります。
特に見てほしいのは、なべのふたをあける瞬間!湯気とともにおいしそうなカレーがページいっぱいに広がります!
今日の晩ごはんのメニュー決定!

 

『100ぴきかぞくすいぞくかんへいく』 古沢たつお/作 大日本図書
ねこのかぞくが、すいぞくかんへ。おなじかおに見えても、みんな、きているものもやっていることもちがう。
すいぞくかん、あなたはどこがすきかな。

 

『ミーコ』 長谷川義史/作 講談社
長谷川義史さんが子どものころに飼っていたねこのミーコ。イヌネコ本の好きな人、泣きます。注意。

 

『それゆけ!ばあちゃんぐんだん!』 ジュディス・カー/作 好学社
なんともパワフルで、ゆかいなおばあちゃんぐんだん!こまったときには、えっ!とおどろくとくいわざで、さっと助けてくれるたのもしさ!
なんだかワクワクするよ。

 

『おせち』 内田有美/作 満留邦子/料理 福音館書店 
実際に作られたおせちを、絵にしました。ひとつひとつの料理の説明と、それがみんな詰まったお重の、なんて美しくておいしそうなこと!

 

『はたらく図書館』『はたらく製本所』 矢萩多聞/文 吉田亮人/写真 創元社 
「写真絵本はたらく」シリーズ、待っていた図書館バージョン!
わたしたちの一日も、ほんとにこんな感じです。これに、行事や会議など様々なことが足されていきます。
製本所の仕事と合わせて、本好き必読です!

 

『せかいにひとつ あなたのうた』 二コラ・デイビス/文 マーク・マーティン/絵 子どもの未来社 
この絵本がうたうのは、「こどものけんり」です。うまれたらすぐ、「こどもらしくいきる」うたがはじまります。それは、ひとりひとりにかならずある、だれにもうばうことができないうた。さあ、うたおう!

 

『ともだち』 リンダ・サラ/文 ベンジー・デイヴィス/絵 ひさかたチャイルド 
とてもなかよしだ、って思っているともだちに、もうひとり、なかよしができたらどう思う?え、って、なんで?って、じゃまをしないでって、思わない?ともだちって、むずかしいけど、大すきだよね。

 

『ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり』 田中六大/作 佼成出版社
みなさんは、ごみをきちんと分別してすてていますか?
ペットボトルをすてるとき、これ、ほんとにリサイクルされてるのかな?なんて思いませんか?では、ペットボトルくんにおしえてもらいましょう!

 


★読み物

『山の学校 キツネのとしょいいん』 葦原かも/作 講談社
本のかしだしカードのピッをやってみたいなあ。そうだ、としょいいんになろう!と、学校にやってきたキツネの子。
図書館でも、バーコードのピッと、本のせなかをコシコシこするのも、人気でした。低学年から

 

『こてんちゃんがきた!』 いとうみく/作 理論社
てんにゅうせいのこてんくんは、ちょっとへん?はねをせおい、げたをはき、うちわをもって…。元気いっぱいこてんくんの楽しいおはなし。低学年から

 

『今日も誰かの誕生日』 二宮敦人/作 光村図書出版
誕生日はやっぱりちょっと特別な日。おめでとうの言葉も、プレゼントも。
誕生日にまつわる6つのお話が入っています。心がほわっとあたたくなるよ。10代から

 

『ハルカの世界』小森香折/作 BL出版
中学生になり、美術部に入った遥は最近、不思議な夢を見る。アウレリアという王国に自分がいる夢だ。どうやらアウレリアは、「絵の中の世界」らしい。遥はその王国を救うため、戦うことを決意する。10代から

 

『トッケビ梅雨時商店街』 ユ・ヨングァン/作 静山社
不幸を売って思うがままの幸せを手に入れる。トッケビたちの待ち受ける不思議な商店街へ向かったセリン。梅雨の間だけの世界。どんな幸せを手に入れる?韓国の小説。10代から

 

★知識

『こおりのせかい なんきょくへいこう』 ひさかたチャイルド
日本から遠くはなれたところにある、世界一寒い南極。南極には、地球のことを知るヒントがたくさん隠されています。南極の自然や地球の秘密を知るために、観測隊員たちがどんな研究をしているのか、見てみよう!

 

『せかいの国鳥 にっぽんの県鳥』 ポンプラボ/編集 カンゼン
多くの鳥の中から、県を代表するシンボルとして選ばれた"県鳥"。また、国を象徴する存在として選ばれた"国鳥"。きれいな写真とともに、紹介されています。
ちなみに三重県の"県鳥"は…知っているかな?

 

『ときめくニッポン職人図鑑』 大牧圭吾/著 オークラ出版
日本各地には、その土地の素材や歴史を生かした伝統工芸品があります。
今回はその伝統工芸品を作る職人さんに注目しました。31人の職人さんに工芸品の作り方やスゴ技のコツ、いろんなことをインタビューしました。三重県の職人さんも登場しますよ。

 

『スポーツを支える仕事』 元永知宏/著 岩波書店
スポーツの仕事とは、選手で活躍することばかりではありません。
広報、記録員、介助員、栄養士、通訳など、さまざまなジャンルがあります。
好きなスポーツに関わりたいけど、選手としては…と思っている人も、チャレンジしてみませんか?

 

『支える仕事の一日』 WILLこども知育研究所/編著 保育社 
「会社員の仕事見る知るシリーズ」の1冊。会社の仕事って、実は、あまりわからない。
そんな、会社の中での仕事を紹介してくれるシリーズです。

 

『動物の今と昔ずかん くらべてみたらすごかった!』 土屋健/著 ほるぷ出版
今見ている動物たちは、昔はこんなすがただったの?大きさも食べ物も、あまりのちがいにビックリ。今の方が少しかわいい気がするのは、見慣れているからかな。面白いよ。見て!

 

『みんなが知りたい!不思議な「カビ」のすべて』 メイツユニバーサルコンテンツ
ダンボールに入れていたみかんにカビがはえてしまった…そんな経験ありませんか?
でも、カビは私たちが使う薬になったり、食べ物になったり、役立つこともあるんです。

 

 

 

あたらしくはいった本(令和6年12月UP)

だんだん日が暮れるのが早くなって、夜の時間が長くなってきましたね。こんなときこそ読書のチャンス!新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。ぜひ読んでみてね!
 
★赤ちゃん
『ねぇだっこ』 柿木原政広/作 ブロンズ新社
 だっこだっこ、ねぇだっこ。かわいいやさいやくだものがだっこをしたり、ゆらしたり。
目と口をつけただけで、かわいい声がきこえてきそう。おひざにだっこしながら、一緒に読んでね。
 
『ケーキ』 小西英子/作 福音館書店 
たまごとさとうをしゃかしゃか、ぐるぐるとろーり、こむぎこさくさく。
フルーツたっぷりのケーキ。できあがりが待ちどおしい、絵も音もおいしい絵本。きょうのおやつは、ケーキかな。

『だいすきドクターイエロー』 小賀野実/写真・文 JTBパブリッシング
歴代ドクターイエローの写真や、仕事、整備されているようすなど、ぜんぶひらがなで書いてあり、小さい人から読めます。もうすぐ引退することも書いてあります。
 
★絵本
『トドにおとどけ』 大塚健太/文 かのうかりん/絵 パイインターナショナル
トドにプレゼントのお届けものをたのまれたカモメさん。ところが、とてもにている生きものがたくさん!
みんなは、ちがいがわかるかな?
 
『おちば』 おーなり由子/文 はたこうしろう/絵 ほるぷ出版 
あかいはっぱ、きいろいはっぱ、とがったはっぱ、ちぎれたはっぱ。
あつめてあつめて、かさこそ、ぱり、ざく、こそそ、がさっ…。おちばの歌がきこえてくるよ。
 
『ごはんのつぶとおこめのつぶ』 二宮由紀子/文 いとうひろし/絵 アリス館 
おちている米つぶをふんづけたり、くつしたの裏にカピカピになったごはんつぶがついてること、よくあるよね?
うっかり床におっこちた、ごはんのつぶとお米のつぶが出会うと、とっても楽しいことがおこります。
 
『かおたいそう』 むらたよしこ/作 偕成社
0さいの赤ちゃんから、100さいの人、日本の人から外国の人、地球の人から宇宙のなにかまで楽しめる!
一日のはじまりは、かおをほぐすたいそうからはじめましょう!それ「ま!」「む!」「のーん!」
 
『クジラがしんだら』 江口絵理/文 かわさきしゅんいち/絵 童心社
命を終えたクジラが、深海にしずむ。まずサメ。次にほかの魚。カニ。ウニ。大きな生物から順に肉を食べ、骨だけになる。その骨を食べる生物が最後に現れる。
死んだクジラに集まってくるものを、「鯨骨生物群集」というそうです。死んでも最後まで、クジラはほかの生物を生かすのです。
 
『さいごのさよなら』 エリン・ケルシー/文 ソイアン・キム/絵 新評論
人間以外でも、死んだ仲間に悲しみを表す動物がいるそうです。ありがとう。だいすき。さよなら。そして、仲間は土にかえり、ずっと先の子どもたちを見守り、育てていくのです。
 
『ぼくのカキだよ!』 市川里美/作 BL出版
あまくておいしいカキがなりました。友達と食べようと思ったのに、カラスに全部食べられてしまいます。
そんなケンちゃんに、おばあちゃんがしぶガキがおいしくなるひみつを教えてくれます。おいしいカキ、友達と食べられるといいね。
 
『チョウになりたい』 マルク・マジュスキ/作 金の星社
大好きなチョウのかっこうをボロボロにされてしまい、ひとりでしょんぼり。
でも、パパがいっしょにもっとステキなチョウを作ってくれて、もう一度外へ。
作る楽しさと自由にやってみる楽しさが、きれいな色の中で描かれた絵本。


★読み物
『みかんファミリー』 椰月美智子/作 講談社
母親の突然の宣言から始まった他人家族との同居生活。一緒に暮らすことになったのは、まさかのあの子。
ただの同居人から始まる新しい家族の物語。10代から
 
『へんてこもりのころがりざか』 たかどのほうこ/作 偕成社
「へんてこもり」シリーズに新刊です!まるぼについて、まるぼまんじゅうをとりにいった4人ですが、きけんなころがりざかが目の前に!今回も期待通りの楽しいお話です。低学年から
 
『バッタマンション』 北川佳奈/作 アリス館  
虫たちのくらすバッタマンションはヒビがはいっているけど、大家さんのつくるドクダミ茶はぜっぴん。きょうもお茶をのみながら、みんなでおしゃべり。たずねて行きたくなるような、楽しい虫たちのお話。低学年から
 
『出てこい、写楽!』 楠誠一郎/作 静山社 
大繁盛の日本橋の版元の一番人気はなんといっても写楽の浮世絵。なのに写楽はもう絵をやめるという!
版元「耕書堂」の主、蔦屋重三郎は江戸の人気作家の力を借り、思いとどまらせようとするが、問題がひとつ。写楽は誰?
現代まで続く写楽の秘密を探るお話。10代から


★知識
『すごいトイレのはなし』 佐藤満春/著 Gakken
 家でも学校でも、ないと困るトイレ。トイレ愛にあふれる作者が、トイレの歴史や構造、進化など、雑学盛りだくさんで紹介します。当たり前に使っていたけど、気づかなかったことがたくさんあるかも。

『かいた絵をはるだけ!はじめての推しぬい』寺西恵里子/著 汐文社 (594)
最近、自分で作る"推しぬい"が流行っていますね。針も糸も使わない、"推しぬい"のつくり方がこの本では紹介されています。おさいほうが苦手な人も、挑戦してみましょう!
 
『あたらしい自然あそび 大人も子どもも楽しい』 奥山英治/著 山と溪谷社   
モンシロチョウを日焼け止めで誘ったり、カエルをこんにゃくでだましたり。
ちょっと変わったあそびをたくさん紹介しています。身近な自然に目を向けてみると、きっと楽しい発見があるはず!
 
『マンガでわかるスマホ脳の恐怖』 金の星社
「スマホ脳」というものが本当に存在するかどうかはわかりません。でも、いつもスマホが手元にある。通知が気になる。わからない単語を調べたつもりが、気づいたら動画を見ている。悪い姿勢でだらだらスマホをいじっている。
このようなことは心当たりがありますね!?この本で自分をふるいたたせて、行動を変えていこう!
 
『本当に危ない闇バイトの話』 金の星社
マンガと解説で、中学生から理解できるように書かれています。いちばん誘惑が多くて怖いのは、何といってもスマホ。ほぼすべてが、スマホからの誘惑です。家族で読んで、対応を話し合ってみましょう。
 
 
『身近で発見「激レア」図鑑』 おかべたかし/著 小学館
身の回りのもの、自然、たてもの、食べものなどのなかから、これが見られたら!これがでてきたら!それは激レアのブツだ!というものを写真でしょうかい。四日市と菰野からも、1つずつ選ばれてるよ!
 
『たまご 命が生まれるしゅんかん』 BL出版 
たまごから生きものが出てくるしゅんかんを、みたことがありますか?鳥、カメ、トカゲ、チョウやトンボなど、いろんな生きものが生まれるところを、順番に写真で見せてくれます。おどろきですよ!ヒョウモンガメがイチオシ!
 
『働く現場をみてみよう!わたしたちが寝ている時間の仕事』 保育社 
みんなが寝ている間にしか、できない仕事がある。考えてみたことがありますか?テーマパークがいつもきれいで安全なこと。朝どれの野菜がスーパーに並んでいること。遠くに聞こえる救急車のサイレン。
夜空を飛ぶ飛行機。夜から始まる道路の工事。たくさんの、夜に働く人々に、ふと、心を寄せてみてください。
 

あたらしくはいった本(令和6年10月UP)

すこし涼しくなってきましたね。秋といえば読書の秋。本の中から小さい秋をみつけてみませんか?新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。

★赤ちゃん

『コーギーちゃんはおねむです』
 エリン・ヘッグ/作 評論社
おねむなコーギーちゃんは、寝ようとするたびに、どいて!と言われてしまいます。
ゆっくりねむれる場所をさがしますが…。
コーギーちゃんの表情がかわいくて、ほっこりする絵本です。

『ゆらしてゆらして』
 accototo/作 PHP研究所
真っ赤なりんごをつみあげて、ゆらしてみるとどうなるかな?さあ、いっしょに本をゆらしてゆらして…。
継ぎはぷるぷるのぷりん、積み木のおうち、いろんなものをゆらしてみよう!

★絵本

『ひめさま!おばけもおばけこわいーでござる』
 丸山誠司/作 光村教育図書
ひめさま!シリーズ、今度はおばけやしきへいきます。
全国からあつまったおばけたちがひめさまをおどかします。
おばけたちがはなす言葉にも注目してください。

『なにができるかな?』
 植田まほ子/絵 ワタナベマキ/料理 主婦と生活社 
お肉や野菜やいろいろな調味料。この材料でいったい何ができるかな?
みんなが大好きなあの料理かも。料理の作りかたも紹介されています。ぜひ作ってみて!

『イリエワニ』 
 福田雄介/文 関俊一/絵  福音館書店
表紙を見て、そのはくりょくにびっくり!川と海の間に住む、世界最大のイリエワニ。
ぶあついうろこの体、最強のキバ!あらゆるものと戦い、生き残れるのはほんの少し。
サバイバルな世界を生きぬく、ワニの世界をのぞいてね。

『おしゃれヘアーのカーリーさん』
 ふくだのぞみ/作 岩崎書店
おしゃれへアーのカーリーさんはちょっぴり変わった美容師さん。
今日も野原の美容室で、子どもたちのリクエストにこたえます。
髪の毛をカブトムシにしたり、ソフトクリームにしたり…次は何になっちゃうの?

『ペンギンのウィリー』 
 ロバート・ブライト/作 好学社
ペンギンのウィリーはなんきょくにすんでいます。なんきょくにはペンギンがたくさんいるので、みわけがつきません。
そこで、ウィリーは自分をかえようとまちへ出かけました。じぶんって何か、考えるきっかけになる絵本です。

『ねえねえ、なに見てる?』
 ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
トーマスは、他の人とは色が違ってみえる。弟はまだ小さいから、なんでも大きく見えてるはず。
音楽家のおじさんは、音も見えているらしい。だれでも自分のめがねで自分の見えるものを見ているんですね。

『いやっ!といえないノニ』
 ヘザー・ハート=サスマン/文 ジュヌヴィエーヴ・コテ/絵 サイエンティスト社
ほんとはいやなのに、きょうはいやなのに、「いや」が言えない子。
勇気を出して「いや!」と言うことを、後押ししてくれます。
あんがい、「わかった」であっさり終わるかもしれないよ。

『Mr.ソフティークリーミーまちをゆく』
 くりはらたかし/作 佼成出版社
ソフトクリーム?のMr.ソフティークリーミーが、暑い中、お出かけします。
いろんなアクシデントを乗り越え、危険なくちびるのヒトクチチョーダイヨンに食べられないようにたどりつけるか!?

『ぼくはくまのままでいたかったのに…』
 イエルク・シュタイナー/文 イエルク・ミュラー/絵 ほるぷ出版
くまが冬眠から目覚めると、山がなくなり、工場になってた。そこで働くようになったくまは、くまである自分を忘れていく。
1978年出版の本の新版です。絵画のような絵。笑うのかこわいのか、考えてしまうストーリー。
50年近く前の作品ですが、まるで今の世界。再版されてうれしい。

『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』
 ジョイ・カウリー/文 佐竹美保/絵 徳間書店
気のつよいちいさな女とわるいかいぞくの、恋のおはなしです。
作者の出身地・ニュージーランドを思い浮かべる、海と、海の上の家がすてき。

★読み物

『バラクラバ・ボーイ』
 ジェニー・ロブソン/作 文研出版
あたらしい転校生は、なぜかバラクラバ帽(目だけ出ている帽子)をかぶっている。
どんな時も脱ごうとしない。なんで?クラスメイトの想像はふくらむ一方。
あなたなら、どう接する?ラストにはまさかの展開も!10代から

『うちのキチント星人』
 佐藤まどか/作 フレーベル館
ぶどうをナイフとフォークで食べるあっくんは、家事もとくいで、なんでもきちんとしている。
おおざっぱな千歌は、そんなあっくとの生活がちょっとゆううつ…。いっしょにうまくやっていけるのかな?10代から

『ひみつのとっくん』
 工藤純子/作 金の星社
ぼくは体育でさかあがりができず、公園で練習しようと思った。
でも、さかあがりが得意なクラスメイトのぐっちゃんにみられ、逃げ出した。
けれども、ぐっちゃんも苦手な"何か"のひみつのとっくんをしていて…?低学年から

『命をつないだ路面電車』
 テア・ランノ/作 小学館
イタリアに住むユダヤ人の12才の少年エマヌエーレ。
ナチスのドイツ軍がユダヤ人を連行するためにやってきたので、彼は路面電車にみをかくした。
なんとか命をつないだ、実話をもとにしたお話です。10代から

『世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。』
 田丸雅智/作 Gakken
毎日の生活は、働いている人たちのおかげ。でも知らなかった。
空を毎日染める人のこと、動物の鳴き声のボイストレーナー、花が咲くのを応援する人。
本当にこんな仕事があったら楽しいな。10代から

★知識

『いろんな人に聞いてみた「なんでその仕事をえらんだの?」』
 WILLこども知育研究所/編著 金の星社
絵本作家のヨシタケシンスケさんや、ゲームクリエイターの桜井雅博さん、ほかにもいろんな分野でかつやくする人にインタビューをしました。
どうしてその仕事をえらんだの?将来へのヒントがみつかるかもしれませんよ。

『おとなもこどもも知りたい 生成AIの教室』
 鈴木 秀樹/監修 カンゼン
生成AIって知っていますか?文章を作ってくれたり、絵を描いてくれたり、質問に答えてくれたり、私たちの生活を助けてくれます。
でも生成AIには危険もあって……どう付き合えばいいか考えてみましょう。

『カムイサウルス』 
 植田和貴/文  少年写真新聞社
発見された、小さな骨のかけら。これはむかわ竜かもしれない!
きっと骨の続きがあるに違いないと、始まった発掘で発見されたのはカムイサウルス。
なんと、白亜紀の日本は恐竜の群れが住んでいた!恐竜好きな人は、わくわくがとまらない!

『クラゲのくらし』
 水口博也/著 少年写真新聞社
水族館でみているうつくしいクラゲは、食べ物になったり、漁業のじゃまものになったりすることもあり。
また、紫外線で緑色にひかるタンパク質は、病気をなおすのに大かつやく!ふしぎなクラゲのひみつを見てみよう!

『こどもとできるやさしい金継ぎ』
 ナカムラクニオ/著 ホーム社
金継ぎはこわれてしまった器を「漆」と「金」を使う、伝統的な修理方法です。
直した器は、どこにもないたった一つの作品になります。
かぶれにくい「新うるし」を使って、チャレンジするのも楽しいかも。

『ゆかいな魚たち』
 福井歩/写真・文 少年写真新聞社
海辺で出会えるかもしれない、小さくてユニークな魚の、正面顔と横から見た写真を並べてあるだけで、なんか笑えて、いやされます!
わたしのお気に入りは、ハリセンボンとハコフグ!

『名探偵コナン空想科学読本』
 柳田理科雄/著 小学館
コミックや映画を見ながら、「それはない!」「お約束!」と日ごろ突っ込んでいることを科学的に解析!
コミックの場面をたくさん使っているし、ところどころに入るイラストのツッコミが笑える。
平次は東京に年間23往復とは!和葉より工藤のほうが好きじゃんよ・・・

『自動車ができるまで』
 スタジオタッククリエイティブ
企画、デザインから、試験、製造、検査、出荷まで、こんなふうなんだ!とよくわかります。
車の好きな人におすすめ!スズキの工場が協力しているので、スズキ車がいっぱい!

『海を科学するマシンたち』
 山本省三/作・絵 くもん出版
「しんかい6500」に続いて、「ちきゅう」「深海ロボット」が入りました!海のそこの、その下の地中を調べるための船「ちきゅう」。
船からケーブルで人が行けない深海におろされ、そこで写真を撮ったり海底の岩やどろをとったりする無人ロボット「かいこう」。
地球の真ん中はまだまだなぞがいっぱい!

『モノの一生はドラマチック!』
 NHK「ぼくドコ」制作班/編 NHK出版
Eテレで放映されていた「ぼくたちこれからドコ行くの?」の本です。
ダンボール、セーター、ショベルカー、タイヤ、大豆など、どうやってできて、最後はどうなっていくのかという、モノの一生をしょうかいしています。

あたらしくはいった本(令和6年7月UP)

夏休みが近づいてきましたね。図書館でも、ワクワクする本をたくさん用意して、みなさんをまっています!あたらしくはいった本も、チェックしてみてくださいね。

★絵本

『ひこうきがとぶまえに 航空整備士の仕事』
 キッチンミノル/作 テキサスブックセラーズ
飛んでいない飛行機の絵本です。飛ぶまでに、こんなすごい仕事をしているんです!
小さい人から読める、写真絵本です。飛行機整備士っていいなあ!

『ふるかな ふるかな?』
 キム・ジョンソン/作 評論社
レインコートとながくつとかさを用意して、雨を待つ準備はバッチリ!
ふるかな?まだかな?ふらないかな?ふってくれないかな。
楽しい雨の本です。

『きょうりゅうレントゲンびょういん』
 キョン・ヘウォン/作 パイインターナショナル
くびがあがらない、どんどんやせてくる、まえあしだけがちいさい…。
いろんなしょうじょうで、びょういんにやってくるきょうりゅうたち。
せんせいは、レントゲンをとって、ていねいにせつめいしてくれますよ!

『こんやははなびたいかい』
 きしだえりこ/文 あべはるえ/絵 福音館書店
ひゅるひゅるどーん。はなびたいかいのよるは、どうぶつえんではどうしてるかな。
おおきなおとにおどろきながらも、楽しいとくべつなよる。ワクワクするね。

『たった2℃で…地球の気温上昇がもたらす環境災害』
 キム・ファン/文 チョン・ジンギョン/絵 童心社
もし地球の温度が2℃あがったら、植物も動物も私たちも、地球でくらす生きもの、みんなのいのちがあぶなくなる。
地球の気温上昇をとめるには、どうしたらいいのだろう。私たちにできること、一緒に考えてみませんか?

『くらくてふかいもりのおく』
 デルフィーヌ・ブルネ/作 ひさかたチャイルド
ふかいもりのおく、くらやみでひかるこわーい目、ガチガチなるキバの音。
でもおかあさんがくると、かわいくひかる目に…。
おやすみ前の楽しい絵本。オオカミのおかあさんの、やさしいうたが、きこえてきそう。

『まねっこにゃんころもち』
 かのうかりん/作 PHP研究所
まねっこにゃんころもち、はじまるよ!おもちを焼いて、ふくらんだおもちをお皿にならべて、しょうゆをかける!
これを大・中・小のねこがまねっこします。他にもきなこをかけたり、あんこをかけたり、できあがったら…いただきまーす!

『おかあさん観察図鑑』
 クォン・ジョンミン/作 NHK出版
赤ちゃんと一緒に誕生する新しい人類「おかあさん」。そんなエイリアンを、人類の赤ちゃんが細かく観察しています。
観察されているほうの人におすすめします。心当たりがありすぎで、ヒィっ!ってなります・・・

『あめのちゆうやけ せんたくかあちゃん』
 さとうわきこ/作 福音館書店
せんたあくかあちゃん、最後の本です。
こんど、落ちてきたのはなんでしょう。
へんなもの、おっきなもの。せんたくすると、ぴかぴかひかりはじめたよ!

『なんのサンドイッチ?』
 たなかひかる/作 大和書房
???ってなるけどなんだかおもしろい、たなかひかる。
ページをめくるとサンドイッチがめくれて、びっくりな中身が飛び出します。

『こうつうあんぜんなぞなぞ』
 平田昌広/作 オカダケイコ/絵 あかね書房
交通安全のことを、なぞなぞで考えられる絵本です。『はみがきなぞなぞ』もあります。

『ねえねえ、なに見てる?』
 ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
トーマスは、他の人とは色が違ってみえる。
弟はまだ小さいから、なんでも大きく見えてるはず。
音楽家のおじさんは、音も見えているらしい。
だれでも自分のめがねで自分の見えるものをみているんですね。

★読み物

『となりのじいちゃんかんさつにっき』
 ななもりさちこ/作 理論社
夏休みにはいり、ようたはあさがおのかんさつにっきをかくことにしました。
1日目に花をからしてしまい、となりの家のおじいさんのあさがおのかんさつにっきをつけることにしました。
そのおじいさんにはあるひみつが?低学年から

『いいわけはつづくよどこまでも』
 岡田淳/作 偕成社
クシャミの才能からのおおさわぎ、すごいいいわけ、王様を助けた話。
ほらふきなのか、すごい人なのか、オドロキのぼくのおじいちゃんの話。
ほんまかいな!と、つっこみたくなるシリーズ4巻目。今回もおもしろい!中学年から

『もののけdiary』
 京極夏彦/作 岩崎書店
江戸時代の有名な「稲生物怪録」から生まれた新しい妖怪の本。
30日間、毎晩平太郎をたずねてくる、奇想天外な妖怪たちのお話です。
ねこまた画家・石黒亜矢子さんの絵といっしょに楽しんでね。
今夜、妖怪がたずねてくるのはあなたのところかも。中学年から

『トクベツキューカ、はじめました!』
 清水晴木/作 岩崎書店
もしも、好きなときに好きな理由で学校を休めるとしたらどうしますか?ただし、一年の中で一日だけ。
このお話では、自分だけの特別な理由でトクベツキューカを使う子たちがでてきます。もちろん、使わずとっておく子もいますよ!10代から

★知識

『キャンプへいこう』
 ごとうひでゆき/作 みつたけたみこ/絵 スタジオタッククリエイティブ
キャンプへ行こう!キャンプのしたくや服装(ふくそう)、テントのはり方やたき火の仕方までいろんなことがわかります。
君もこの本を読んだらキャンプをしてみよう!

『釣って食べて調べる深海魚』
 平坂寛/文 キッチンミノル/写真 長嶋祐成/絵 福音館書店
深海とは、海面から200メートルより深い海のこと。太陽の光も届かず、ずーっと真っ暗。
そんな世界で生きている深海魚って、どんな姿をしているのかな。食べるとどんな味がするんだろう。

『発見がいっぱい!科学の実験』
 成美堂出版
すごく簡単なのに、きれい!おもしろい!と、うっとりするような実験がたくさん。
遊びとしても楽しめるし、科学的な解説もわかりやすいよ。わたしはぜんぶやってみたい!

『うんこ虫を追え』
 舘野鴻/作 福音館書店
オオセンチコガネを見たことありますか?キラキラひかって、宝石みたいな甲虫です。でも、うんこを食べるうんこ虫なんです!
作者が、失敗をくり返しながら研究する様子が細かく描かれ、読んでいくと、サスペンスみたいにドキドキします!

『へんな石図鑑』
 渡邉克晃/著 秀和システム
きれいな鉱物、おもしろい鉱物の写真と解説なのですが、その解説がマニアックで深くておもしろい!石好きの人におすすめします。
著者は四日市出身。インスタグラムは鉱物の写真がずらーっと並んでいます。


★電子図書館

『わくわく工作部』
 かんばこうじ/著 誠文堂新光社
①輪ゴム・ゼンマイで動かそう②おもり・磁石で動かそう③モーターで動かそう
動く工作のシリーズです。全作品に動画QRコードつき! 紙版もあります。

『ゆるゆる深海生物図鑑』
 そにしけんじ/まんが 学研プラス
『ゆるゆる』シリーズの1さつ。
ゆるゆる4コママンガが面白いのと、深海生物の知識や秘密がしっかりわかるのがいい!
きみはどんな深海生物がすき?紙版もあります。

『ねこもおでかけ』
 朽木祥/作  講談社
小学生の男の子・信ちゃんは、公園でひろったねこに「トラノスケ」と名づけて、家で飼うことになりました。
子ねことのドキドキな日がはじまります。低学年から

『かがみの孤城』
 辻村深月/作 ポプラ社
10代からおとなにまで大人気、辻村深月『かがみの孤城』の電子版です。
ポプラキミノベルという10代向けのシリーズの本です。ぜひチャレンジしてみて!10代から

あたらしく入った本(令和6年6月UP)

図書館は蔵書点検のための休館が終わり、再開しました。じめじめしたお天気が続き、なんだか気分までゆううつになってしまいますね。リフレッシュするため、新しい本を読んでみるのもいいですよ。

★赤ちゃん

『いないいないぞう!』
 大塚健太/文 山村浩二/絵 岩崎書店
 「いないいないばあ」ではなくて、「いないいないぞう」ってどういうこと?
 そんなぎもんも、ページをめくるたびに「そういうことか!」とおもわず笑ってしまう絵本です。
 いっしょに「いないいないぞう!」

★絵本

『きみがうまれたひ』
 なるかわしんご/作 イマジネイション・プラス
 赤ちゃんがうまれてから、毎日新しい発見があります。なんてちいさな口をしていて、ちいさな目をしているのか。お父さんペンギンの視点から、たいせつな赤ちゃんペンギンを見守ります。
 四日市出身のなるかわしんごさんの絵本です。

『きゅうしょくたべにきました』
 シゲリカツヒコ/作  KADOKAWA
 風にとばされたきゅうしょくのこんだて表が、おにの世界にとどきました。きゅうしょくのしょうたいじょうだ!と、おにはウキウキ!きゅうしょくのシチューを食べにやってきました。さあどうしよう!

『とこやのザリガニータ』
 タツトミカオ/作 ひかりのくに
 かっこいいハサミで、どんなスタイルでもチョキチョキできるザリガニータ。
 ところがだいじなハサミがピンチに!でもね、ザリガニにはとくべつなのうりょくがあるんだよ。ザリガニを飼ったことがある人なら知ってるよね!さあどうなる?

『しょうぼうじどうしゃのあかいねじ』
 たるいしまこ/作 福音館書店
 しょうぼうじどうしゃは、だれでも知ってる赤い色!
 だけど、さいしょは、赤い色ではなくて、なんと白色の車!
 どうやってしょうぼうじどうしゃが、できあがっていくのか、いっしょに工場へ行ってみよう!

『せかいのみんなのパン・パン・パン!』
 クリスティーナ・キンテロ/文 サラ・ゴンサレス/絵 ほるぷ出版
 せかいにはいろいろなパンがある。材料もちがうし、作り方もちがう。でも、どれもとってもおいしそう。どんな味がするのかな?みんなはどんなパンが好き?2種類のパンの作り方も紹介しているよ。

『火の鳥 いのちの物語』
 手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社
 ほかの動物もたべず、卵もあかちゃんもうまない鳥。その鳥は地球や宇宙のこと、いろいろなことを知っています。名前は火の鳥。火の鳥がおしえてくれる命の物語が絵本になりました。

『ねえ、おぼえてる?』
 シドニー・スミス/作 偕成社
 『おばあちゃんのにわ』『ぼくは川のように話す』のシドニー・スミス最新作。2024年度の国際アンデルセン賞画家賞を受賞しました。
 余計なことは言わず、聞かず、この世界にひたりたい。

『みちくさ』
 さとうわきこ/作 偕成社
 いつもとちがったみちは、草のおばけが出たり、公園も神社もふしぎなことだらけ。ちょっぴりこわくなって家にかえると、またびっくり!みちくさしているあなた、大丈夫かな。
 さとうわきこさんの、楽しいおはなし。

『さんぞうほうしのかえりみち』
 せなけいこ作/作 金の星社
 天竺(てんじく)からのかえり、行きのやくそくをわすれていたのをおこったカメに、海にほうりだされたさんぞうほうしたち。たいせつなお経は、ナマズにたべられ、たいへん!
 『西遊記』のその後、木魚(もくぎょ)のはじまりのおはなし。


★読み物

『シンデレラのおねえさん』
 おくはらゆめ/作 光村図書出版
 みなさん、シンデレラのお話は知っていますよね?この本では、なんとシンデレラの2人の姉が主人公です。
 シンデレラと王子さまのけっこんが決まり、ヒマな2人がどんなことをするのか。たのしみですね。低学年から

『ブルーラインから、はるか』 林けんじろう/作 講談社
 「ばり、しんどい。」図書館で顔見知りになった少年から、突然、自由研究を手伝ってほしいと頼まれたコウタ。しまなみ海道を自転車でわたるというのだが…。
 自分たちの力で新しい一歩をふみだそうとする二人の物語。10代から

『いばらの髪のノラ ①黄金の心臓』
 日向理恵子/作 童心社
 手にした者は、魔法を正しく強く使うといわれている<黄金の心臓>。落ちこぼれ魔女のノラはそれを探す旅に出る。
 ひとりぼっちだと思っていても、助けてくれる誰かがきっといる。日向さんの新しいファンタジーの始まり。10代から

『死の森の犬たち』 アンソニー・マゴーワン/作 岩波書店
 原発事故のせいで、泣く泣く死の森に置き去りにされたかわいい子犬。
 野生化していく森の中で、鋭い感覚と知恵と勇気で、襲いくる敵たちに立ち向かっていきます。オオカミや人間との関係も交差し、スリル満点。10代から

『小説ブルーロック』
 金城宗幸/原作 講談社
 人気サッカーマンガ『ブルーロック』の小説版。1~6巻と、エピソード凪が入りました。ところどころマンガも入って読みやすい!
 電子書籍にも1~5巻がありますよ!10代から

『スラムに水は流れない』
 ヴァルシャ・バジャージ/作 あすなろ書房
 大都会のスラム(貧しい人たちが集まって住む地域)に住む、12歳の少女・ミンニ。彼女たちスラムの人々は、いつも水不足になやんでいます。
 ある日、政府の配給(はいきゅう)する水が盗まれるところを見てしまったミンニの兄は、命を狙われることに…。
 勉強がしたい、でも、家族のために働かなければならない苦しさ。それ以上に、水を手に入れないと生きていけない毎日。私たちの当たり前とは大きく違うくらし。そんなきびしい環境のなかで、ミンニが仲間とともに力強く前に進む姿に心を動かされます。10代から

★ちしき

『ひき石と24丁のとうふ』
 大西暢夫/著 アリス館
 だれもこないような山奥で、昔ながらのとうふを一人で作り、売っているミナさん。
 70さいから始めて、90さいをこえた。6時間、石うすをまわし、薪で火を入れる。
 写真と向き合えば、息づかいや香りまで感じられるような本です。

『ペンギンのひみつ 飼育員さんもっとおしえて!』
 池田菜津美/文 松橋利光/写真 新日本出版社
 ペンギンは歩くよりも泳ぐ方が上手です。いったいどんなからだをしているのかな?
 飼育員さんがそのひみつを教えてくれます。ちいさい赤ちゃんの体重測定も見れちゃいます!


あたらしくはいった本(令和6年5月UP)

暑くなってきましたね。もうすぐ梅雨入りすると思いますが、そんなときはお家でゆっくり読書でもするのはどうでしょう?
ステキな新刊をお届けしますよ。

★えほん★

『こどもべやのよる』 
 出久根育/作 岩波書店
 みんながねむってしまった子ども部屋。目をつむっても、あけてもまっくろ。そこに、てんしちゃんがやってきて・・・。
 夜の子ども部屋で繰り広げられる、いろいろな冒険のお話です。ひとり眠れない夜、ちょっとドキドキするね。

『おかずたちのおでかけ』
 さとうめぐみ/作 ひかりのくに
 たまごやきさんが駅のホームで汽車を待っていると、チキンライスちゃんがやってきました。
 寒がっていたので、たまごやきさんはカーディガンを貸してあげました。
 他にも困っているおかずが登場します。

『あさいち』
 大石可久也/絵 かたり=輪島・朝市の人びと 福音館書店
 40年以上前の、能登半島、輪島の朝市の人びとのようす。震災でなくなってしまった朝市が、ここには、あたたかく、あざやかに描かれています。
 心に残していきたい風景です。

『ありえない』
 内田麟太郎/文 クレーン謙/絵 ハッピーオウル社
 虫の大学で学ぶアリのみなさんが、よのなかのいろいろなじょうたいについて、「ありえる」か「ありえない」かを学んでおります。
 読んでいるみなさんもごいっしょに!「ありえる」!「ありえない」!どっちかな?

『ともだちともる』
 内田麟太郎/文 黒井健/絵 文研出版
 アマガエルは、ウシガエルをみたとき、声がかけられませんでした。大きすぎて。
 ウシガエルも、アマガエルに声がかけられませんでした。小さすぎて。
 同じカエルなのに…。いっしょに遊びたい二匹は無事に友達になれるのでしょうか。

★よみもの★

『ほんとにともだち?』 
 如月かずさ/作  小峰書店
 まあくんとたんくんは一緒にいても別々にいてもあまりしゃべらないし、笑わない。本当に友だちなのか、心配になったまあくん。
 友だちってなんだろうね。心がほんのりあたたかくなる優しいお話。低学年から。

『ぼくのねこポー』
 岩瀬成子/作 PHP研究所
 町で見つけたかわいい子ねこを、家に連れ帰って世話を始めたぼく。ところが、友だちがねこをさがしているという話を聞いてしまいます。このままねこを飼いたいぼくのゆれる気持ちが、とても伝わるお話。生き物が好きな人、読んでみては?低学年から。

『うさぎになった日』
 村中李衣/作 世界文化ブックス
 りこは、はずかしがりや。うまく言葉が出てこないりこに、先生が「おしゃべりノート」をプレゼントしてくれました。先生が描いてくれるうさぎのマークがうれしくて、りこは文章をいっぱい書くようになりました。
 こんなうさぎに関する話が七編あります。中学年から。

『あなたの言葉を』
 辻村深月/著 毎日新聞出版
 毎日小学生新聞に連載していた文章をまとめたもの・・・ですが、中学生でもおとなでも、全・辻村深月ファンに読んでもらいたいエッセイ。あの作品のエッセンスを感じられたり、作者自身に近づける感じがします。


★ちしき★

『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』 (岩波ジュニア新書)
 阿部芳郎/編著 岩波書店
 縄文時代には文字がありませんでした。彼らの生活を知るには、探偵のようにさまざまな痕跡(こんせき)を探ります。たとえば、縄文土器についた「オコゲ」から縄文人が何を食べていたか。形状からどんな料理に土器が使われていたか。いろいろなことが、わかります。10代から

『小学校の生活ずかん』
 はまのゆか/絵 Gakken
 いちねんせいになったひと!がっこうはたのしい?つぎのはるに、いちねんせいになるひと!
 しょうがっこうはどんなところかな?学校のいろいろなところを、かわいい絵で教えてくれる本です。

『ヘンな矢印標識』
 山崎賀功/著 自由国民社
青い〇に、白い矢じるしのひょうしき。どうやって進むの!?となやむ、フクザツな矢じるし標識のコレクションを見てください!

『ヘンな信号機』
 丹羽拳士朗/著 イカロス出版
 信号機は、赤青きいろと矢じるしだけじゃなかった!オモシロ信号機のコレクション、信号機好き必見!

『博覧会の歴史』
 あかつき教育図書
 2025年は、大阪万博です!・・・って、みなさん、ばんぱくって、なに?って思いませんか?
1851年、第一回のロンドン万博からの歴史がこれでわかります。

『楽しく学べる歴史図鑑 土偶』
 山田康弘/著 スタジオタッククリエイティブ
 縄文時代の土の人形、土偶(どぐう)。こう書くとかたくるしく感じるけど、発掘された土偶の写真を並べてみると、
 ぷっ、と笑わずにいられない、なんともユニークなものばかりです。

『はじめての着衣泳教室』
 岩崎恭子/著 誠文堂新光社
 泳げるよ!という人、服をきたままでも泳げますか?じぶんのいのちを守るために、服をきたまま水にうくことをおぼえてください。
 動画が見られるコードもついてます。

『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』
 川端裕人/作 中垣ゆたか/絵 講談社
 色の見え方は、じつは人それぞれ。緑の葉と、赤い木の実を区別しないといけない生物の見方を引き継いでいる人、広く明るいところで濃淡を区別するための見方を持っている人がいるそうです。
 なので、わたしたちは色を付けるとき、どちらのタイプにも見えるように考えなければいけません。あなたはどっちかな?』

『イチからつくるホウキ』
 宮原克人/編 堀川理万子/絵 農山漁村文化協会
 日本では神さまの道具。ヨーロッパでは魔女の乗り物にもなっていたホウキ。種類も作り方もいろいろだけど、束にして結ぶだけでも大丈夫。いろいろな材料で作ってみると楽しいね。私はほうき草(コキア)で作ってみました。

『シロツメクサはともだち』
  鈴木純/著 ブロンズ新社
 身近な場所でよく見かけるシロツメクサ。花かんむりをつくったことがある人もいるかもしれません。
 でも、その花や葉っぱ、根っこまでじっくり見たことがありますか?シロツメクサのことが、まるごとわかる写真絵本です。

『くさい食べ物大図鑑』
 金の星社
 世の中には、信じられないほどくさい食べ物があるんです。納豆、くさやのほか、まだまだくさい食べ物がこの本に大集合しています!
 日本だけではなく、世界のくさい食べ物についても知ることができます。

あたらしくはいった本(令和6年4月UP)

さわやかな風と緑が気持ちよく、なんだかワクワクする季節になってきましたね。
図書館でも楽しい本をそろえて、みなさんを待っていますよ!

★あかちゃん★

『いないいないぶー』
 おおのたろう/作 ポプラ社
 赤ちゃんが大好きな、いないいないばぁ遊びの、乗り物バージョン!
 消防車もバスも、いないと思ったら、あんなところからでてくる?!
 最後はみんないっしょに、いないいないぶーっ!親子で楽しんでね!

★えほん★

『5ふんだけちょうだい』
 ジル・マーフィ/作 ひさかたチャイルド
 5分でいいから時間がほしい!そんなふうに思うことありますよね。
 子育てに、仕事に、家事に…と、毎日忙しいお母さんなら、なおさら!
 さて、このママはホッと一息つける時間はあるのかしら?
             
『そそそそ』
 たなかひかる/作 ポプラ社
 「そそそってなって、にゅーんってなるおはなし。ふんすもあるよ♪」という絵本だそうですよ!いったい、どんな本なのか!?
 『ねこいる!』の、たなかひかるの絵本なので、予想を裏切りまくりです!

『うえをむいてあるこう』
 くすのきしげのり/文 坂上暁仁/絵 303 BOOKS
 世界で注目を浴びる「ショーヘイ」。60年前にも別のショーヘイ、ジャイアント馬場(本名馬場正平)がアメリカをわかせました。アメリカで『上を向いて歩こう』の曲に出会い、小さいころは背が高すぎて下ばかり見ていた正平は、未来を見上げて戦うようになりました。
 わたしはプロレスに興味はないのに、この絵本とジャイアント馬場に感動・・・。
 坂上暁仁(絵)さんは、コミックでも職人芸!

『花見じゃそうべえ』
 たじまゆきひこ/作 童心社
 とざいとーざい!ご存じ『じごくのそうべえ』の失敗だらけの3人を連れて、山伏のふっかいが、修行のため春まっさかりの山へと出かけます。
 大騒動の4人の前に山のくまさんもあらわれ、さらに大変なことに!今回も大笑いです。

『なんていいひ』
 リチャード・ジャクソン/文 スージー・リー/絵 小学館
 雨が降りはじめた!子どもたちは傘をさしながら歌ったりおどったり、楽しそう。
 そのうち、雨が止んで…。すっきりとした水色がとても印象的に使われています。

『りんごりらっぱ』
 あべけんじ/作 福音館書店
 言葉遊びの絵本。「りんご」「ごりら」「らっぱ」しりとりの定番フレーズだけど、それをくっつけていくと、りんごりらっぱん・・・さあ、どうなる?
 文字は少ないけど、読みきかせにはちょっと練習がいりそう。
 シンプルな色とデザインに手書きの文字がうつくしい。


『ぼくは、ういてる。』
 なかがわちひろ/作 のら書店
 時々、あ、自分、今ちょっとういてるな、と思うことがありませんか?
 心の中の風船で、浮いたり沈んだりしながら気持ちよく過ごしてみない?と気づかせてくれます。
 ハッピーな気持ちになれる絵本。

『わすれていいから』
 大森裕子/作 KADOKAWA
 ねこと少年は、小さいころからいつもそばにいた。くっついたり離れたりしながら一緒に育つ。
 そして少年は旅立つ日が来る。ねこは思う。「わすれていいから」。
 窓のCMを思い出させる物語のある絵本。

『DJ YOYOアゲイン』
 おおなり修司/文 飯野和好/絵 絵本館
 あのDJ YOYOがふたたび登場です!今回は、宿題に一生懸命取り組むぼくの前に、あそぼうYOと誘ってくるのですが…。
 リズムにのって、YOYO♪と読んでみたくなる絵本だYO!1作目の『DJ YOYO』も合わせて楽しんでYO!

『おとうとはアボカド?』
 トレーシー・ダーントン/文 ヤスミン・イスマイル/絵 ひさかたチャイルド
 はじめての兄弟。お母さんのおなかで大きくなっていく弟に、興味津々。
 どんな弟が生まれてくるのか楽しみでしかたない様子に、ほほえましくてにっこりしてしまいます。

『キツネザルのあったかいセーター』
 ウルリカ・ケステレ/作 徳間書店
 南の島から北国へ友だちをたずねてやってきた、ワオキツネザルのオットー。
 寒くて風邪をひいちゃった!どうしたらあたたまるかな?
 北欧の暮らしがちょこっとわかる、ほっこり絵本。ブルーベリースープ、飲んでみたいな。

★よみもの★

『ナナのおけいこ』
 いとうひろし/作 徳間書店
 ナナは、わたしが赤ちゃんのときからいるねこ。「わたし」にいっぱいねこのおけいこをさせてりっぱなネコに育てなきゃ、と思っているみたい。
 育つ子どもと、年をとるねこのやりとりが楽しい。低学年から。

『ボンジュール,トゥール』
 ハン・ユンソブ/作 影書房
 フランスに住む韓国人の少年ボンジュは、月明かりに浮かび上がる謎めいたメッセージを見つけます。一体だれが書いたのか?
 知っているようで知らない隣国の人をめぐり、どんな出会いがあるのか?切なくもあたたかい物語。10代から

★ちしき★

『読書を楽しむ 帯・POP作りのスゴ技』
     理論社
 『帯』編と『POP』編の2冊。学校で、おすすめ本の紹介をすること、ありますよね。
 初めてPOPや帯を作るときや、面白い本のことをどうみんなに紹介したらいいかわからないとき、ちょっとコツを学べる本です。

『ロボットのずかん』
     金の星社
 ロボットが活躍する場所別に、全部で3巻。
 レストランの配膳ロボットや、家のおそうじロボットのようによく見るものから、
 工場や宇宙などで活躍しているなかなか見られないロボットまで、ロボットはたくさん活躍している!

『知っておこう!いっしょに暮らす動物の健康・病気のこと』
     保育社
 『イヌ』編、『ネコ編』、『トリ・ハムスター』編の全3巻。
 みなさんはペットを飼っていますか?これから飼う予定の人もいるかもしれませんね。
 一緒に暮らす動物の健康のこと、災害が起きたときに私たちができる備えなど、知っておくべきことがたくさんありますね。 




あたらしくはいった本(令和6年3月UP)

そろそろ春の気配。新しい生活にそわそわしている人もいるかな。
ホッとひと息つきたい時、元気がほしい時、本を開いてみるのもいいかもね。
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!

★えほん★


ウサギのソロモン、へんしんする
 ウィリアム・スタイグ/作(Pス)  徳間書店            
 じゆうにへんしんができるっていいよね。
 ピンチのときにへんしんしたウサギのソロモンですが、よかったのか、わるかったのか、ハラハラのてんかいに!
 同じ作者の『ロバのシルベスターとまほうの小石』もおすすめ!

おやすみまくら
 斉藤倫、うきまる/文 牧野千穂/絵(Pマ) 小学館
 夜なのに、まだねむりたくない、こねんこさん。
 「わたしをまくらにどうぞ」とあらわれたのは…。
 まるで夢のなかにいるかのような絵と、かわいい冒険が絶妙にマッチして引き込まれます。

むげんことわざものがたり
 大串ゆうじ/作(Pオ) 偕成社
 犬もあるけば…からはじまり、いろんなことわざがつぎつぎとつながる旅絵本。
 知っていることわざをさがすのも楽しいね。さて、いったいどんな旅になるのかな?
 むげんの意味は結末に!

おふろのぼうず
 乾栄里子/文 石井聖岳/絵(Pイ) ひさかたチャイルド
 ゆぶねの中で、タオルであそんだことはある?
 ふうちゃんのおふろには、いろんなタオルぼうずがあらわれて、とってもたのしそう。
 きっとみんなも、おふろでやってみたくなるよ。

どっち?
 キボリノコンノ/作 (Pキ)  講談社
 木で作ったパン、チーズ、どっちが本物?なかなか見分けがつかないできばえに、驚きます。
 私は、どうしてもわからないものがあり、間違えました。
 食品サンプルと、どちらが本物に近いかな?実物を見てみたい。

ゆきのゆきちゃん
 きくちちき/作 (Pキ) ミシマ社
 雪の日にでかけたねこのゆきちゃんは、自分の名前の由来を、出会う動物にたずねます。きれい。ふわふわ。
 駆け回るみんなの上に降りしきる雪。
 モノトーンの雪景色に映える動物たちの鮮やかな目。
 吸い込まれるような色の世界です。

でんしゃでおでかけ
 ケッソクヒデキ/作 (Pケとも)  福音館書店
 しょうじくんは、都営大江戸線、中央線、東海道新幹線に乗って、東京から名古屋までおでかけ。
 たくさんの電車にであったり、となりを走ったり。
 あっ、着いた!見慣れた名古屋駅がうれしい!一緒に楽しむ、わくわく電車旅。

ママたちが言った
 アリシア・D・ウイリアムズ/文 ブリアナ・ムコディリ・ウチェンドゥ/絵(Pウ) クレヨンハウス
 アフリカ系アメリカ人の子どもがある年齢になったら必ず伝えられる「してはいけないこと」。
 いまでもまだ、そういうものが存在する人々のことを、思ってみてほしいのです。

しゃぼんだま
 小林実/文 林明子/絵(Pハとも) 福音館書店
 しゃぼんみずとストローがあれば、どこでもしゃぼんだま遊び!
 大きなしゃぼん玉も、身近なもので作れます。
 林明子さん、絵本作家デビュー50周年記念の限定復刻本です。

ぞうくんはいちねんせい
 ながしまひろみ/作(Pナ) アリス館
 ぞうくんは、いちねんせい。きょうからがっこうです。
 となりはどんなこ?べんきょうできるかな?ドキドキ。
 ぞうくんとおなじようにドキドキしている新一年生と一緒に、読んでみてくださいね。


★ちしきの本★


なんでファラオは男なの?
 山花京子/著(242) 新泉社
 家族みんな古代エジプト好きの美羽。留学生とのかかわりをきっかけに、エジプトへ旅行することに。
 タイトルが気になって主人公と海外旅行気分を味わいつつ、あっという間に読みました。
 歴史好きじゃなくても読んでおいて損はない一冊。

ルビーの一歩
 ルビー・ブリッジズ/著(316) あすなろ書房
 60年前のアメリカ。「白人の小学校」に初めて通うことになった「黒人」の少女が、この本を書いたルビーです。
 有名な画家、ノーマン・ロックウェルがルビーを描いた『私たちすべての問題』の表紙とともに、考えてみたい内容です。

ドボク模型
 藤井俊逸/著(510) 日経BP
 100均やホームセンターで手に入るものを使って、「土木」の仕組みや、面白さを伝えるのがドボク模型。
 トンネル、石垣、地盤などのしくみを学べるだけでなく、防災に生かすことができます。
 高学年から中学生の、自由研究にも使えそう。

相撲のルール 超・初級編
 中野良一・木谷友亮/著(788) ベースボール・マガジン社
 相撲をする人は?「力士」。お相撲さんは大食い?「そこまでではないです」
 まじめな疑問に、ちゃんと答えてくれるのですが、イラストが脱力系なので、なんか笑っちゃいます。

はじめての着衣水泳教室
 岩崎恭子/著 (785)  誠文堂新光社
 服を着たまま、くつをはいたまま泳いだことある?
 遊んでいる時、歩いている時、水に落ちたらどうしよう。災害は突然です。
 オリンピック選手が教える着衣水泳の方法。
 もちろん、海や川ではライフジャケットを忘れないで!


★よみもの★


キダマッチ先生! 8
 今井恭子/作(Fイ) BL出版
 カエルのキダマッチ先生はどんなケガや病気も治してくれるお医者さん。
 今日は南の島へ患者さんをみにいくことに。
 クセの強いどうぶつたちと、キダマッチ先生とのやりとりがなんともゆかいなおはなし。
 シリーズの第8弾。低学年から。

とらまる、山へいく
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 ちいさいころ、まちの動物病院で拾われた猫のとらまるは、動物のための診察をしています。
 ある日、やまから来たウサギが往診を頼みに来ました。
 もしかして、このウサギはぼくをまちの動物病院にあずけたウサギかな?
 低学年から。

100年見つめてきました
 吉野万理子/作(Fヨ) 講談社
 生駒山遊園地って、知ってる?日本最古の現役の飛行塔があるそうです。
 子どもたちの笑顔を作りだすアトラクションですが、100年の歴史の中には、戦争という悲しい出来事も…。
 低学年からでも読みやすい物語です。

わたしに続く道
 山本悦子/作(Fヤ) 金の星社
 お父さんがケニア人のリイマが主人公。
 その気はなくても差別をしていることがある日常をちょっと考えてみたい一冊。
 自分自身を見つけていくリイマからは、見失いがちな大切なことを、私たちも再認識させられるかも。
 10代から。

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎
 丸山正樹/作(Fマ) 偕成社
 訳あって手話で会話をする美和と英知。
 前作『水まきジイサンと図書館の王女さま』で、英知が転校してしまったあとは、手紙でやりとりをすることに。
 手話が少し身近になるかもしれない、10代の人へ届けたい物語。

フォグ
 マルタ・パラッツェージ/作(973) 岩崎書店
 13歳、川のそばで生きるクレイ。
 町にやってきたサーカスで、珍しい霧色のオオカミ“フォグ”と出会う。
 サーカス団から逃げ“家”に帰ることができるのか。
 自分の境遇にめげず、立ち向かっていく姿に心打たれる、イチオシの物語。
 10代から。

あたらしくはいった本(令和5年11月UP)



だんだんと秋も深まって、夜が長くなってきました。
そうです、いまは読書にぴったりのきせつ!じどうしつでは、
あたらしい本がなかまいり。楽しい本をさがしにきてね。


★えほん★


『ねみちゃんのチョッキ』
 なかえよしを/文 上野紀子/絵(Pウにんき者) ポプラ社
 ねずみくんシリーズ第40巻!実は、上野さんは亡くなっていますが、また新しい絵本が出ました!上野さんが描いた絵を合成・加筆して、なかえさんがお話を作っています。今回はほぼ『ねずみくんのチョッキ』の時の絵を使っているそうです。動物たちの向きを変えたり、後ろ向きの絵を作ったりしています。一緒に比べて読むと楽しそう。ポプラ社のホームページにあるインタビューも面白いですよ。

『心をひらいて、音をかんじて』
 シャノン・ストッカー/文 デヴォン・ホルズワース/絵(Pホ) 光村教育図書
 耳の聞こえない打楽器奏者・エヴェリン。「あなたには無理だ」と言われるたびに、
 その障害をたたいてこわし、自分で、自分の人生を切り開きました。そしていまや、世界的な打楽器奏者になったのです!

『おうちにおばけがすんでいます』
 オリヴァー・ジェファーズ/作(Pシ) 化学同人
 ようこそ。ふるーいおやしきへ。じつはここ、おばけが住んでいるの。見えないけどね。
 でもみんなは、うすーいページをめくったら、おばけが見えるの!!しかけを楽しむおばけ絵本。

『あてっこどうぶつずかん だれ』
 あべ弘士/作(Pア) KADOKAWA
 あてっこクイズをするけれど、クイズの本ではないよ。動物のことを、あべ弘士さんが楽しく教えてくれる絵本なんだよ。

『どすこいみいちゃんパンやさん』
 町田尚子/作(Pマ) ほるぷ出版
 それはもう、どすこい!なネコ、みいちゃんは、パンを焼きます。焼けるまでのあいだは、すもうをとります。
 『ねこはるすばん』など、絶妙なかわいさかげんのネコ絵本で人気の町田尚子さん作。

『おおきくなったリス』
 伊佐久美/作(Pイ) 講談社
 あさ目がさめたら、からだがとってもおおきくなっていた!どうする?なにする?
 カラフルポップな表紙にガツン!と心つかまれ、なんだかシュールなリスにクスっとしちゃう。

『どんぐり』
 たてのひろし/作(Pタ) 小峰書店
 高い木からおちてくるどんぐり。落ちた実は、森の生きものの食べ物になったり、芽吹いたり。
 やがてほんの一部のどんぐりは小さな木になる。繊細な線で描かれた森のめぐる命の絵本。

『ホットドッグ』 
 ダグ・サラティ/作(Pサ) 学研
 うだるような暑さ、さんぽに出ても、もう1ミリも歩きたくない。
 クラクションがひびく中、飼い主がつれていったのは、広い海。
 すなはまを走り、なみとおいかけっこをしたり。暑い夏のきもちのいいお話。

『海にしずんだクジラ』 
 メリッサ・スチュワート/文 ロブ・ダンラヴィ/絵(Pタ) BL出版
 一頭のクジラの死は、どのくらいの期間で分解されると思いますか?
 深い海の底で、想像を超える年月にわたりつながれる命の数々。まさにおどろきの世界です。
 まだまだナゾの多い深海の生き物もたくさん登場します。

『たびにでよう』 
 降矢なな/作(Pフ) 童心社
 リュックをせおって、さあしゅっぱつ!
 あたらしい出会いも、とんでもないできごとも…、たびは思いもよらないできごとだらけ。
 「絵」のみのストーリです。さあ一緒にでかけてみましょう。

『しんちゃんのひつじ』 
 川村みどり/文 すぎはらともこ/絵(Pス) 徳間書店
 ねむれないときに数えるのはひつじですよね!
 でも、ひつじを知らないしんちゃんは、ひつじへの妄想をどんどんふくらませます。
 思わずクスッと笑ってしまう本。ところでしんちゃんはねむれたのかしら?

『トットちゃんの15つぶのだいず』 
 黒柳徹子/原案 柏葉幸子/文 松本春野/絵(Pマ) 講談社
 黒柳徹子さんの小さいころのあだ名は、トットちゃん。
 まだ子どもだった黒柳さんが、学校で出会った先生やおともだちのことを書いたエッセイが『窓ぎわのトットちゃん』です。
 その本にはなかった、トットちゃんのもうひとつのお話が絵本になりました。
 絵を描いたのは、『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵を描いた、いわさきちひろさんの孫、松本春野さん。
 そして、42年ぶりにエッセイの続編も刊行されました。今も読みつがれるトットちゃん。
 本を通して会ってみませんか。


★赤ちゃんえほん★


『かえるぴょこぴょこ』 
 みなみじゅんこ/作(Pミ) アリス館
 おなじみの早口ことばであかちゃんとあそんでみませんか?
 リズムよく、おうちの人も楽しめますね。
 かえるのおりがみのしょうかいもあり、あそびがひろがります。


★ちしきの本★ 


『読書バリアフリー 見つけよう!自分にあった読書のカタチ』
 読書工房/編著(019) 国土社
 読書のカタチはいろいろ。縦書きの本もあれば横書きもあります。大きな文字の本もあるし、点字図書、LL本、電子図書、オーディオブックなど、いろんなカタチの本があります。だれもが本を読めるように工夫がいっぱい。紙だけ、縦書きだけ、小さい文字だけ、じゃない、読書のカタチを広げてくれる案内本です。

『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ336の知恵』
 名もなき冒険家/作(786) トゥーヴァージンズ
 ただの冒険じゃない!自分一人でどこまでいけるかわからない。怪我をするかもしれない。もしかしたら帰れないかもしれない。そんな冒険に旅立つには、しっかりした準備と知識が必要だ。名もなき冒険家が残したこの本を読んでほしい。じっくり読めばいつでも旅立てるようになる…かもしれない!

『つくってあそぼう楽器工作①』
 (750) 汐文社 
 小さい子は、音が大好き。空きカン、カップめんの容器、チーズの箱など、かわいくて安全で楽しい楽器を、家でつくってみませんか?
 家族で合奏するのも楽しいかも!

『日本のことばずかん はな』 
 (814) 講談社
 日本にさく「はな」にまつわるさまざまなことばがわかる本。
 季節の花をよんだ歌や俳句に、伊藤若冲や葛飾北斎がえがいた花のしょうかいなど、よみごたえ・みごたえたっぷり。
 シリーズに『そら』『いろ』『かず』もあります。

『はっぱのほん』 
 いわさゆうこ/著(471) 文一総合出版
 いろーんなはっぱが、イラストで120しゅるいものっています!
 バナナやみかん、ぶどうのはっぱがどれかわかるかな。いろいろみわけて、はっぱはかせになっちゃう?
 これからのきせつに、シリーズ『おちばのほん』もどうぞ。

『目でみるえいごのずかん』 
 おかべたかし/文 やまでたかし/写真(834)
 「目でみることば」シリーズ、こんどは英語です!似ている英語、同じつづりでもちがう意味の英語、足すと生まれる英語。1ページに、ひとつのことばとおおきな写真がのっているので、ぱっとひらいてたのしめます。もっと英語が見たくなる!

『すごいグラウンドの育て方』 
 金沢健児/著(783)  学研
 球児のあこがれの地「甲子園球場」はグランドも日本一。
 選手が最高のプレーができるように作られたマウンドには、グラウンドキーパーのプロの技がつまっています。
 猛暑や豪雨といった自然を相手に彼らの仕事のすごさとは?
 みなさんのグラウンド整備のコツも教えてくれています。


★よみもの★ 


『レッツとネコさん』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツの家にネコがやってきたのは、むか~しむか~し、
 3さいだったとき。次の日、レッツはようちえんでおともだちがよろこんだことを、ネコにしてあげた。
 ネコのなまえは、さいごのおたのしみ。くすっと笑えるお話です。
 自分で読むなら低学年から。

『クロニクル千古の闇⑦ 魔導士の娘 』
 ミシェル・ペイヴァー/作(933ヘイ) 評論社
 紀元前4千年、ワタリガラス族の娘レンと暮らしていたトラク。ある日、レンが姿を消してしまう。
 トラクは、兄弟のきずなで結ばれたオオカミのウルフとともにレンを探しに出たが、魂食らいの呪いが立ちはだかった。
 シリーズの第7弾。10代から。


あたらしくはいった本(令和5年9月UP)

まだまだあつい日がつづいていますね。
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。


★えほん★


『ぽんぽこあめふり』
 田中友佳子/作(Pタ) 徳間書店
 とつぜんの雨。もっと外であそびたいぽんたのまえにあらわれたのは、
 雨がだいすきな
あのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
 きもちよさそう!

『ヨシ』 
 リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
 漁師に助けられたウミガメの子どもヨシは、水族館で20年を過ごします。
 おとなのカメになり、
海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
 自然の偉大さにおどろくばかりです。

『ともだちはマーメイド』
 ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
 みなとまちにすむモリーと海にすむメルは、だいのなかよし。
 あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
 海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
 ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。

『けろずもう』
 つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
 はっけろけろ~い、のこった!
 ケロケロ、ゲッゲッ、クワックワッとかえるのがっしょうがきこえてきたら、
 かえるのすもうがはじまってるかも?!かえるをみつけるのがたのしくなりそう。

『宿場町の一日』
 いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
 車も電車もない江戸時代、みんなはどうやって旅行に行っていたのかな?
 今も昔も楽しいおでかけ。みんなが泊まれる「はたご屋」という旅館があつまった宿場町
 のようすをのぞいてみよう。
 
『ポストがぽつん』
 北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
 海のそこにねむるポストにひさしぶりのお手紙が。
 みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
 海のなかだけじゃないよ。どこへいくのかな?

『ねこの5ふんご』 
 ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
 ねこをかったことのある人は、あるある~!のれんぞくだと思います。
 きまぐれでマイペース、そして目がはなせない。
 そんなねこの日常が、やわらかなタッチでえがかれています。

『イヌワシつかいのエルジャン』
 イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
 羽をひろげると2メートルにもなるイヌワシをあやつるカザフ族。
 お父さんにおそわりながら
エルジャンが小さなひなからそだてあげます。
 どんなイヌワシつかいになるのでしょう。

『ぼくはもう怪獣じゃないぞ!』 
 中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
 周りの大人がなかなか気づけない、こだわり。本人も言葉にしにくい、決まりごと。
 うまく伝わらないと怪獣になっちゃう「ぎんちゃん」。ある日、気づいてくれた人がいた。
 保育士、デイサービスなどでの経験から生まれた本当のおはなし。

『カップねこ』
 塚本やすし/作(Pツ) ニコモ
 お湯をそそいで、3分まったら、できるネコ。ネコとあそびたいときにお湯をいれるだけで、
 かんたんインスタントねこ生活!
でも、作り方は守ってね!
 時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!

『おばあちゃんのにわ』
 ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
 すてきな絵本『ぼくは川のように話す』の作者が再び組んだ絵本。
 おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
 それを、この本は絵で語る。何もかもが、五感に入り込んでくるような感覚になります。

『きょりゅうゆうえんち』
 やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
 「きょうりゅうゆうえんち」の招待状が届いたら、どうしますか?
 きょうりゅうが好きな人も、物語が好きな人も楽しめる本です。

『ねぞうプロレス』
 ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
 あなたのねぞうはよい?わるい?
 どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
 今夜も戦闘開始のゴングがなるぜ!


★赤ちゃんえほん★


『ぴったんこ』
 高橋祐次/作 カワダクニコ/作(赤ちゃんPカ) エンブックス
 こっちとあっちが、ぴったんこ!
 つぎはなにができるかな?ってページをめくるたびにわくわく。
 おやこでいっしょに楽しめる絵本です。



★ちしきの本★ 


『パンダはどうしてパンダになったのか?』
 方盛国/著(489) 技術評論社
 みんなの人気者のかわいいパンダ。
 パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
 なにがって?
 読んだらもうもどれない。心してページをめくってね。

『すもうのずかん』
 (788) 学研
 ふたりの力士がぶつかりあい、いろいろなわざでしょうぶする、すもう。
 力士のからだのひみつや、力士をサポートする人たちについて、知ってる?
 すもうにきょうみがあっても、なくても!知って、見て、たのしい絵本のようなずかん。

『美しい実験図鑑』
 さとうかよこ/著(407) 新星出版社
 ほのおの魔術。金属の森。錬金術。美しくてちょっとあやしい魔術・・・いや、実験の数々。
 いますぐに、やってみたくなりますよ。

『ようこそ!虫のぬけがら博覧会』
 森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
 これでもか!というぐらい、ぬけがらがいっぱい!
 ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!


『ニッポン環境問題史』全4巻
 (519) さ・え・ら書房
 明治から現代まで。国の発展中で、いつ、どこで、どのような環境問題が発生したのか。
 なぜそれがおこり、どう対応したのか。
年代ごとに学ぶことができます。
 2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。



★よみもの★ 



『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』
 鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
 子どもたちが「あのね帳」に書いて先生とやりとりした、小さな、けれどキラキラした、子どもたちの詩。
 再編集して装い新たに発刊されました。心から楽しんで!


『ブニーとブールド』
 山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
 2ひきのかわいいこぶたのちょきんばこ。だいすきなパンをかいにまちへでかけます。
 もちろんちょきんばこですから、おかねもだいすき。パンをかったら、おかねはどうなる?
 なんともけなげでかわいい2ひきにほっこりします。 低学年から

『クグが拾った物語』
 いとうひろし/作(Fイ) 理論社
 ほかのひとから見たらガラクタでも、自分にとっては宝物だってことあるよね。
 この本は、クグが世界中でひろいあつめたそんな「宝物」にまつわる物語の、おはなし。
 10代から

『希望のひとしずく』
 キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
 「偶然」なのか「魔法」なのか、願いが叶うという井戸の伝説に、アーネストたちは思わぬことで次々と関わることに。
 ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から

『水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ』 
 ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
 こどもの頃、家族で撮った映像に映っていたのは、真珠湾で攻撃を受けて沈んだアメリカの戦艦「アリゾナ」。
 アメリカで生まれ、日本で暮らした作者がつづる、詩のような「物語」。
 想像をつないで、こどもから大人になった「今」、作者が思うことは? そして、あなたは? 10代から

『図書館がくれた宝物』
 ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
 戦争がはげしくなる中、3人きりになったきょうだいは、ロンドンを離れていなかへ。
 きびしい暮らしの中で3人を助けたのは、図書館のたくさんの本と、司書。
 きょうだいが読んで楽しむ本は、日本でもよく知られたものばかり。
 本と図書館の力、ひとの力をじゅうぶんに感じます。 10代から

『そして、あの日 エンリコのスケッチブック』
 リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
 イタリアの村にすむ、絵の大好きな少年エンリコ。実際におこった大地震から着想していて、悲しいこともたくさんあるのに、なぜか、明るく、楽しい気持ちにもなれるのです。
 「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。


あたらしくはいった本(令和5年7月up)

夏です!あついけれど、おもしろいこともたくさんありそう!
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています


★えほん★


『こしたんたん』 
 りとうようい/作 (Pリ) 絵本館
 くさむらで、えものをねらうトラが「こしたんたん」。
 めのまえにウサギ、そしてシカ、どうぶつたちがつぎつぎとやってきた。
 トラの口からよだれがたら~り。
 こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。

『にぎやかもりのツリーハウス』
 新井悦子/文 どいかや/絵 (Pト) フレーベル館
 ツリーハウスってあこがれませんか? にぎやかもりではどうぶつたちが
 あつまれるツリーハウスをつくるんですって!どんないえになるのかな?

『せんそうがおわるまで、あと2分』
 ジャック・ゴールドスティン/作 (Pコ) 合同出版
 よくわからないうちに戦争に巻き込まれていくジュールとジム。
 当たり前の日常も、大事な人も、そして自分をも失ってしまう戦争。
 あらためておろかさとおそろしさをつきつけられます。

『アーノルド・ローベルのへんてこなとりたち』
 アーノルド・ローベル/作 (Pロ) 好学社
 頭や体がアイスクリームになっていたり、えんぴつのかたちをしていたり…?!
 へんてこでかわいくて、ちょこっと不気味。
 アーノルド・ローベルがえがくふしぎなトリたちは、なんだかにくめません。
 じぶんのお気に入りを見つけたくなりますよ。

『トマト』 
 荒井真紀/作 (Pア) 小学館
 サラダやスープ、ピザなど、いろんなたべものにはいっている
 にんきもののやさいといえば?そう、トマト!!この本は、トマトのタネからの
  成長を、みずみずしくこまやかなイラストで描いています。
 トマト料理が食べたくなる~!

『ニコラ・テスラものがたり』 
  アザデー・ウェスターガード/文 フリア・サルダ/絵  (Pサ) 評論社
  ニコラ・テスラがいなければ、電気を使ったいまのべんりな生活はないかも…?!
  エジソンのライバルと呼ばれたニコラですが、動物への愛情を最後まで
  忘れなかったというエピソードも。彼の伝記を、絵本でどうぞ。

『しりながおばけ』
  たなかひかる/作 (Pタ)  文響社
  かわのむけるおばけに続いて、しりなが・・・
  おしりの、ながい、おばけ、なんですよ・・・。

『どうながプレッツェルとこいぬたち』
 マーグレット・レイ/文 H.A.レイ/絵  (Pレ) 福音館書店
 『どうながのプレッツェル』の最後でグレタと結婚した、《世界一どうながのダックスフント》
 プレッツェルの、その後のお話です。『おさるのジョージ』の作者の絵本ですよ。


★赤ちゃんえほん★


『ずぼっじー』
 高橋祐次/作  (赤ちゃんPタ) 講談社
 うちの子も、かつての私も、みーんなやったことあるずぼっじー。
 いったいなにをたどるのかな? 読んだあとは、すなばへいきたくなるかも!


★ちしきの本★ 


『地図でわかる世界の戦争・紛争』全3巻 
 (319) 汐文社
 ①ヨーロッパ・アメリカ②中東・アジア③アフリカ
 ニュースをテレビで見たり、ラジオで聞いたりしていますか。
 ヨーロッパもアジアもアフリカも、連日のように新しい紛争が起こってるのを知っていますか。
 ネットニュースだけでは正確なことはわかりません。
 ラジオもテレビも本も、いろいろな方法を広く使って、できる限り正しい現実を知ってください。 

『めざせ、イグ・ノーベル賞!?おもしろ自由研究』全3巻
 (404)  汐文社
 バナナの皮で本当に転ぶのか?など、世界の人を笑わせるイグ・ノーベル賞(おもしろい
 ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
 できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
 自由研究に悩む人にも、もっとおもしろい自由研究をしたい人にもぜひ!

『にているものどこかがちがうの? 生きもの・しぜん』
 (460)  Gakken
 とてもにているのに、ちがうものってたくさんあるね。
 きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
 いったいどこがちがうの?「何が」「どう」「なぜ」をしらべてみると、
  おもしろいことがわかります。
 シリーズに『食べもの』『のりもの・どうぐ』もあります。ハカセちゃんへのみちのはじまり。

『キッチンラボ どうしてそうなる?実験レシピ 温度編』 
 露久保美夏/著  (596)  偕成社 
 料理をつくるとき、温度がかわると、色や、におい、かたさもかわります。
 ゆでたり、やいたり、ひやしたり、どうかんじるかな?あなたの「おいしい!」は、どれ?
 シリーズに『食材編』『調味料編』もあります。

『ひとりあそびの教科書』
 宇野常寛/著  (790)  河出書房新社
 みんなと仲良く遊ぶのも大切なことだけど、一人で遊ぶこともその後の人生、
 また社会においても大きな力になると著者は提案します。
 ひとりが好きな人にはもちろん、ひとりが苦手な人にも、さらに子育て中の人、
 いや子育てが終わった人にも、手にとってほしい本。


★よみもの★ 


『こんにちは、アンリくん』
 エディット・ヴァシュロン/文  ヴァージニア・カール/文・絵   (933ウァ) 徳間書店
 みじかいおはなしが3つ。自分で読み始めるころによい本です。
 1959年に書かれた本ですが、絵もおはなしもかわいくて、おとなもいっしょに楽しめそう。
 年長から

『はなとりかえっこ』
  角野栄子/作  (Fカ)  偕成社
  くしゃみのとまらないアラさん。「このはなすてちゃおう」とさけんだところへ、
  ブタさんがやってきてとりかえっこ。ブタさんのはなはすごいいきおい。ほこりだって
 ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から

『ききみみトーマス』
  桂雀喜/原作 あおきひろえ/作  (Fア)  あかね書房
  テキサスにひっこしをしてきたトーマスは、はらぺこキツネにおいなりバーガーをあげました。
  おれいに神さまからもらったはねをあたまにさすと、どうぶつのはなしがわかるように・・・。
  落語をもとにした、おもしろいお話。低学年から

『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』『うさぎとハリネズミ きっとあえる』
  はらまさかず/作  (Fハ)  ひだまり舎
  すりばち森にくらす、ハリネズミとうさぎは、ぬけたトゲとぬけたふわふわの毛で
  お店をだすことに…。だれかのやくにたつのかな? 
  それぞれ、ほのぼのとしたお話がぜんぶで4つ。
  やさしいきもちになれたり、ゆうきをもらえたりしますよ。低学年から

『ノクツドウライオウ 靴ノ往来堂』 
 佐藤まどか/作  (Fサ)  あすなろ書房
  将来はシューズデザイナーになりたい!と夢見る夏希。
  突然いなくなった兄のかわりに、老舗靴店の家業を継ぐか悩みますが、
  ひとまず、職人見習いとして、マエストロから靴づくりを学んでみることに…。
  宿敵?のクラスメイトの男の子が登場してからは、物語が一気に進んで目が離せません。
  中学生から

『へそまがりの魔女』 
  安東みきえ/作  (Fア)  アリス館
 森の奥にすむ年老いた魔女。そこへ迷いこんだ娘。ある日、王子が生まれたお祝いに、
 魔女がかけた呪いは…。ん?ホントに呪いかな?「へそまがり」だけど、めでたしめでたし。
 とても素敵な挿絵にも注目。中学年から

『あきらめなかった男 大黒屋光太夫の漂流記』
  小前亮/作  (Fコ)  静山社 
  江戸時代、北の海に漂流した日本人。命は助かっても日本に帰る見込みは
 ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
 ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
 大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から





あたらしくはいった本(令和5年5月)up

今までのことをつづけたり、あたらしいことがはじまったり、
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。



★えほん★


『わたし おねえちゃんになります』
 あいざわふみ/作(Pア) こぐま社
 もうすぐやってくるあかちゃん、なにをしてあげたらいいかな?
 いいことをおもいついたら、おてがみでおしえてねと、どうぶつたちにたのみます。
 どんなことをおもいついたかな。わくわくがいっぱい。

『みんなのいちねん』
 たけうちちひろ/作(Pタ) アリス館
 あたらしいおうちではじまった1年はわくわくすることでいっぱい!
 絵本作家で切り絵作家のたけうちちひろさんの、
 細かくてポップな色使いの切り絵は見るたびに新しい発見が。
 「とりはなんわいる?」などの探し絵も楽しめます。

『からだたんけんれっしゃ』
 濵田真理/文 大橋慶子/絵(Pオ) 交通新聞社
 みんなのくちにはいったたべものは、からだのなかでどこをとおってえいようになるの?
 からだたんけんれっしゃにのってたんけんしよう!

『できたよ!』
 マルリョケ・ヘンリヒス/作(Pへ) BL出版
 こうえんへでかけるじゅんび、ひとりでできるかな?
 あれも、これも! あれ?なんかちがう? でも、がんばってじゅんび。ほほえましい絵本。

『ニンジンジン』
 キューライス/作(Pキ) 白泉社
 どうしても気になるこのすがた。ことばのリズムもよくて、はまってしまいそうな絵本。
 ニンジンジンvsウサギたち、まさかのてんかいをたのしめます。

『バレエ団のねこピンキー』
 ノエル・ストレトフィールド/作 スザンヌ・スーバ/絵(Pス) のら書店
 ピンキーのしごとは、げきじょうのねずみをつかまえることなのですが、まさかのりゆうでつかまえられません。
 そんなとき、ピンキーにもバレエ団にもピンチのじたいが!文はおおいけど、ものがたりをたのしめる絵本です。

『夜をまもる騎士アウル』
 クリストファー・デニス/作(Pテ) 化学同人
 ふくろうのアウルには、「騎士になりたい」というゆめがありました。
 でも、小さなアウルにはにがてなことがたくさんあって…。
 できないことがあっても、できることだってある!
 ゆうかんにみちをきりひらくアウルをおうえんしたくなる1冊。

『ぼくのこころがうたいだす』
 アンドレア・ベイティー/文 デイビッド・ロバーツ/絵(Pロ) 絵本塾出版
 ディスクレシアのアーロンにとって、もじをよんだりかいたりするのはむずかしいこと。
 ある日勇気をだして、作文をかくかわりに、おはなしをはじめました。
 すばらしいおはなしに、先生もきょうしつのみんなも、びっくり!
 その日からアーロンもかわりはじめました。
 みんなそれぞれちがった、いいところをもっているね。

『エリックとマチルダ』
 ミーヒャ・リヒター/作(Pタ) 新教出版社
 ユキガチョウのエリックは、とってもかわいいマチルダにひとめぼれ。
 なんとか気をひこうと、うしろあるきをしたり、さかだちしてみたりしますが
 マチルダはしらんかお…。おちこむエリック。
 どうしたら思いをつたえられる?大人も、ぜひ。

『ドカドカドンドン』
 中川洋典/作(Pナ) 文研出版
 どんぐりカフェにはられたバンドコンテストのおしらせ。
 もりのみんなは、はりきってうたったりおどったり、おおそうどう。
 ひぐれまでギュワーン、ワワワー、ドカドカドンドン。たのしい!
 イエーイ!いっしょにやってみたくなっちゃう!

『てんてんきょうだい』
 山口慶太/文 田口麻由/絵(Pタ) ポプラ社
 「はね」にてんてんをうったら「ばね」。それだけのことなんですが、レタリングの美しさと、
 てんてんをつけてしか話せないきょうだい(「にいぢゃん!」「おどうど!」)が面白い。
 声に出して上手に読めるかな?

『ぼくのともだちは、あたまにはながさいている』
 ジャーヴィス/作(Pシ) 岩崎書店
 ぼくのともだちのあたまにさいている花は、とてもきれい。きみだけの花。
 はながあってもなくても、きみはぼくのともだち。

『ぼくはびっくりマーク』
 エイミー・クラウス・ローゼンタール/文 トム・リヒテンヘルド/絵(Pリ) ひさかたチャイルド
 みんなは〇なんだけど、ぼくの頭にはなぜか「|」がある。
 みんなとおなじようになれないな・・・と思っていたけど、
 ぼくは「 」と出会ったんだ!そうしたら、ね・・・?

『寓話に生きた人イソップ』
 イアン・レンドラー/文 パメラ・ザガレンスキー/絵(Pサ) 化学同人
 かの有名なイソップ童話。物語を作ったのはどんな人?
 おはなしと一緒に、イソップについての物語も読むことができる絵本です。
 
『リジーと雲』
 テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
 雲売りから買った雲に、ミロと名前をつけたリジー。
 だいじにだいじに育てていたけど、忘れちゃいけない約束があって…。
 その約束、リジーは守れるかな?


★赤ちゃんえほん★


『ねむいねむい』
 西村敏雄/作(Pニ) 小学館
 ねむいねむい。よるになったら、おふとんへ。
 あれ?ねむれないのはだれ?そんなときは、ゆっくり10までかぞえてね。
 どうぶつたちのねがおに、ほっこり。


★ちしきの本★ 


『大人になったら何になりたい?日本の給料&職業図鑑 こども編』
 給料BANK、スタディサプリ進路/著(366) 宝島社
 イラストは異世界風でカッコいい仕事人!
 仕事の内容は、コスプレイヤーから弁護士まではば広く、
 お給料から将来性まで超リアル!おとなでも読んでみたいお仕事本。

『でんきでうごくのりもの』
 (536) スタジオタッククリエイティブ
 みんな大すきな、のりものずかん。
 とうとう、でんきでうごくのりものだけの本がとうじょう!
 でんきでうごくしんかんせんも、とうぜんのっています。

『アイデアいっぱい!標語をつくろう』①~③
 (810) 汐文社
 夏やすみのしゅくだいでポスターを作ったり、国語や道徳の授業で、「ことば」を考えないと
 いけないことがありますよね。そういう「ひょうご」を、どうやって考え出すか、の本です。
 本にのっているのをそのままつかうことはできないから、きをつけて。

『ちきゅうパスポート』
 (726研究) BL出版
 あべ弘士、きくちちき、tupera tuperaなど、
 24人の絵本作家が地球の子どもたちへ贈る、想像の国へのパスポート。
 ここに国境はありません。「みんなつながって、なかよくなれるんだよ」と伝える絵本です。
 貸出はできないので、図書館へ来て読んでくださいね。

 
★よみもの★ 



『かえでちゃんとひみつのノート』
 大久保雨咲/作(Fオ) 小峰書店
 新しい場所に行くドキドキと、ひみつのノートのワクワクと、
 ノートのともだちのハラハラと・・・。
 新しいところにデビューする人、みんな読んでみませんか?  低学年から。

『もじゃもじゃドライブ!』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 こうたのお父さんが買ってきた、かっこいいちゅうこの車にのって、かぞくでドライブ!
 しばらくすると、車が勝手に走りはじめて、茶色いもじゃもじゃの毛がぐんぐんはえてきてる?!
 自動でうんてんしてくれて、ラッキー!ってはなしじゃあないんです。
 ちょっとびっくり、だけどあたたかくてほっとする読後感です。  低学年から

『そんなのうそだ!』
 ジーン・メリル/作(933メリ) 岩波書店
 お金もちのいぬをだまそうとほらふき大会がはじまった。
 よみながら「そんなのうそだ!」とつっこみたくなるけれど、
 さいごはみごとなしょうしゃが!  低学年から

『パフィン島の灯台守』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 評論社
 嵐の夜、灯台守に助けられた5歳の少年。
 大きくなった少年が灯台をおとずれた同じ日、
 一羽の傷ついた鳥にであい、ふたりの人生をかえていきます。
 一羽のパフィンが結ぶ、無口な灯台守と少年のきずなの物語。  中学年から

『シタマチ・レイクサイド・ロード』
 濱野京子/作(Fハ) ポプラ社
 高校に入り、友だちに誘われて文芸部に入った希和子ですが、才能や打ち込めることがないことに
 次第にコンプレックスを抱いていきます。でも個性豊かな部員や偶然再会した朔との関わりの中で
 自分らしく輝けるものを見つけていきます。とてもさわやかに読める一冊。  中学生から

『いちじくのはなし』
 しおたにまみこ/作(Fシ) ブロンズ新社
 びっくりするような大冒険を語る「いちじく」。
 ホントか嘘かわからないけど、おもしろい!
 最後まで、おはなし会は続けられるのか…!
 あの「たまご」と「マシュマロ」も出てきますよ。  中学年から

『あした、弁当を作る』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 両親がいて、虐待も、ケアもない普通の家庭。でも、ぼくが自分で弁当を作る、と
 宣言したとき、専制的な父と過干渉な母が見えてきた。思春期の反抗と自立。
 あ、この気持ち・・・というむずがゆさが、心当たりがある故に、いつまでもひっかかる。 10代から

『リブリアの魔女』
 日野祐希/作(Fヒ) アリス館
 憧れの魔導士をめざして修行中のメノアは、大事な魔法演舞会の日に熱が出て欠席。
 こうなったら直接アタック!でも、紹介されたのは、あの伝説の魔導士シェリル!?
 そして、弟子になるための試験はおつかい…?いろいろな意味で頑張るぞ!  10代から

あたらしくはいった本(令和5年3月)up

少しずつあたたかくなってきて、はながさき、
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。

★えほん★

『おうさまのまえでみぎむけーみぎ!』 
 柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
 みんなそろって、みぎむけーみぎ!あれれ、みぎはどっち?スプーンをもつほう?
 じゃあ、ひだりはどっち?みんなで、うまくできるかな。
 あの『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』を描いた作者の新作です!

『ちいさなちいさなヤクのガーティ』
 ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
 おおきければなんだってできるはず!おおきくなりたいと、
  いろいろちょうせんするガーティですが、なかなかおおきくなれません。
 でもちいさいからできることだってあるんですよね!

『あらしとわたし しぜんのなかでいきる』 
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
 たつまきやあらし、ふぶきやこおりにとざされれ、もりがもえ、うみがあれる日。
 しぜんは大きな力でわたしたちにおそいかかり、とおりすぎる。
 そして、わたしたちも力づよく、やりすごす。
 しぜんの中で生きるわたしたちを、はげましてくれる本。

『こっちとあっち』 
 谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
 詩人・谷川俊太郎と、人気急上昇中の樋勝朋巳。
 すごくかんたんな言葉しかないのに、ひとのつながりを、
 深く考えさせられてしまいます。小学生にもおとなにも読んでみてほしい。

『色とりどりのぼくのつめ』
 アリシア・アコスタ,ルイス・アマヴィスカ/文 ガスティ/絵(Pク) 光村教育図書
 だいすきな色でマニキュアをぬるとワクワクするぼく。
 ともだちにからかわれたけど、たんじょうびにすてきなプレゼントが!

『どんないえにすみたい?』
 ジョージ・メンドーサ/文 ドリス・スーザン・スミス/絵(Pス) 好学社
 ネズミのヘンリエッタはけんちくか。みんなにぴったりのいえをせっけいします。
 ページいっぱいに細かく描かれたいえをみながら、どんないえにすみたい?ってだれかと話したくなります。

『まほうのオッジィ』 
 田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
 「ハオマ スクーマ エスプーマ!」オッジィがじゅもんをとなえると、
 みんなのゆめがかなっちゃう!すてきにへんしんできましたよ!


★赤ちゃんえほん★

『ぞうさんのおふろ』
 内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
 おおきなおふろにみんなでぽかぽか。きもちよさそうなぞうさんたち。
 あれあれ、だれかさんもいるよ。

『ホットプレートよ~いどん!』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
 みなさんの家には、いろいろに使えるホットプレートはありますか?
 イカ、ニンジン、キャベツにタコ、ホットプレートにとびこんだら、なにができるのかな?

『おだんごちょうだい』
 せなけいこ/作(Pセ) 童心社
 あか、あお、きいろ。ふくとおなじいろのぼうしをかぶってみんなでおでかけ。
 いぬちゃんもきて、みんなでおやつのじかんだよ。
 表紙の春色のおだんごが、とってもおいしそう! 


★よみもの★

『箱舟に8時集合!』
 ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
 「神さまがみているよ。」「神さまなんていないよ。」
 いつもけんかしちゃうなかよしペンギン3人(?)組。
 ある日、この世が終わる前に2人だけ助けてやると神さまのお使いがやってきた。2人だけ…?
 クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から

『エツコさん』
 昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
 エツコさんは認知症をかかえたおばあさん。時々記憶があっちへいったり、
 こっちへいったり。町で見かけたら助けてあげるのよと、お母さんに言われたぼくは
 ドキドキしながら声をかけると…。心がふわっとあたたかくなるお話。10代から

『ガリバーのむすこ』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
 イギリスへ向かうはずの小さな船から荒れる海へなげだされたオマールは、
 気づけば小さな人々に囲まれていた!ガリバーのむすことして歓迎を受けるのだが、
 何か事情があるよう。はたしてオマールはイギリスへたどり着けるのか?
 オマールみたいな大男が私たちの前にも現れてほしいと思う1冊です。10代から  

『だんまりうさぎ』
 安房直子/作(Fア) 偕成社
 ていねいにはたけしごとをするだんまりうさぎと、おりょうりだいすき
 おしゃべりうさぎとのたのしいお話が3つ。
 はじめて読み物を読むお子さんにおすすめです。低学年から

★ちしきの本★ 

『作って発見!日本の美術』
 金子信久/著(702) 東京美術
 ペットボトル埴輪(はにわ)!鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)ライダー!
 その発想はなかった!ぜったい作りたくなる工作。世界の美術編もあります。

『世界の探知犬図鑑』 (645) 文研出版
 警察犬や盲導犬は聞いたことがある人も多いよね。でも犯罪や危険物をさがしたり、
 病気を見つけたり…と、犬たちの活躍はもっともっと!!

『カメラにうつらなかった真実』
 エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
 第二次世界大戦が始まったその時、アメリカに住んでいた日系アメリカ人は、
 突然、日系人収容所という施設に連れていかれました。
 家も、車も、何もかも置いたまま。そんな場所を映した3人の写真家たち。
 何を伝えるために、どんな写真を撮ったのでしょう。
 今もまだ、ほとんどの人が知らない戦争の真実があるのかもしれません。

『プロの履歴書からわかる生きものの仕事』
 松橋利光/著(366) 山と渓谷社
 獣医、飼育員、トリマー・・・だけではなく、生きものとかかわる仕事は
 こんなにある!なかなか知られていない生きものの仕事、職場、
 その人たちの経歴について、とてもくわしくわかります。中学生におすすめ。

『しごとへの道 1』
 鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
 1巻は、パン職人、新幹線運転士、研究者。
 『しごとば』とは違い、一人の仕事人生を、じっくり描きます。人の人生なのに、感動・・・。
 未来を探している人、仕事をしながら生きてきた人に。

『世界のお菓子図鑑 地球の歩き方BOOKS』 
 (383) Gakken
 みんなが大好きなお菓子。世界の人たちはこんなものが好き。
 そして日本でもこんなにいろいろ。
 これ食べたいと思う人、レシピもあります!

『森鷗外、自分を探す』
 出口智之/著(910) 岩波書店
 森鴎外の「舞姫」、学校で習ったな、なつかしい!と思わず手に取ったこの本。 
 若き森鴎外が「舞姫」を書いた裏側の事情とは?
 軽やかな語り口であまり気負わずに読むことができます。


「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました

このコーナーで1年間紹介してきた中から
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
「えほん編」と「ちしき・よみもの編」の2種類です。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。

「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。

あたらしくはいった本(令和4年11月)up

やまの木も少しずつ色がかわり、秋が深まってきますね。
本を読むのにぴったりの季節。
お気に入りの本をぜひ見つけてくださいね。

★えほん★

『1枚のがようし』
 長坂真護/作(Pナ) あかね書房
 アフリカのガーナ。先進国が捨てたゴミで生活する、ひどい環境の子どもたち。1まいの画用紙に絵をかく。売る。
 売れたお金でまた紙を買い。絵をかく。売る。みんなが豊かになるように。廃材アーティストの作者の、実体験に基づく絵本。

『おじゃましまーす』
 りとうようい/作(Pリ) 金の星社
 くっつくのがだいすきなこばんざめ。かめ、とり、あふりかのぞう、
 ついにおつきにさまにまでぴとっ。 
 こんなふうにくっついてぼうけんできたらいいね。

『わたしがいじわるオオカミになった日』 
 アメリ・ジャヴォー/文 アニック・マソン/絵(Pマ) パイ・インターナショナル
 とてもあたたかい絵本。でもこれは、いじめがどう始まって、どんな気持ちが現れるのかを描いています。
 いじめを考えたいおとな、子ども、どちらにも読んでほしい。

『カピバラがやってきた』
 アルフレド・ソデルギット/作(Pソ) 岩崎書店
 あんぜんなニワトリ小屋に、カピバラがやってきた。
 やってきただけでなにもしないしなにも話さないのに、近づかないで!と親ニワトリ。
 でも、ニワトリの気持ちが変わるにつれ、カピバラの見え方がどんどん変わっていきます。
 めずらしいウルグアイの絵本。

『ちいさいおふねのぼうけん』
 マリーナ・アロムシターム/文 ヴィクトーリヤ・セムィーキナ/絵(Pセ) 成山堂
 紙でできたおふねが、海を目指して大冒険。海はどこ?いろいろな船に出会い、たずねます。
 やっとたどり着いた海は嵐。びしょぬれになり、海の底へ沈んでしまったおふね。
 でも人間に拾われて、とある場所へ。「きみこそほんもののふねだ!」と言ってくれたのは?

『イライラのあらし』
 ルイーズ・グレッグ/文 ジュリア・サルダ/絵(Pサ) 金の星社
 ちょっとふきげんなエド、ちっちゃなイライラが、大きなあらしになって、
 まちじゅうがたいへんなことに!エドのイライラどうしたらいい?
 そこに、あたらしいかぜがふいてきましたよ…。

『めをさませ』
 五味太郎/作(Pコ) 絵本館
 チビのフクロウが月でうっとりねていたら、あれっ下へ下へと落ちていきます。
 とちゅう、星やコウモリに話しかけられてもぐっすりねむったまま。
 このままでだいじょうぶ? 

『いぬがほしいの!』
 ジョン・エイジー/作(Pア) 潮出版社
 ペットにいぬがほしいと、どうぶつあいごセンターへ!すてきなペットにであえるかな?

『とびらのむこうにドラゴンなんびき?』
 ヴァージニア・カール/作(Pカ) 徳間書店
 こっそりおしろにつれてかえったちびドラゴン。だいじょうぶ?おうさまにみつからない?

『おまえたち、くっちゃうぞ~!』
 ジョン・ヘア/作(Pへ) 岩崎書店 
 わにがめのアルはつりめいじん。おおきな口をあけて、じーっとまちます。
 さあ、おいしいさかなをつかまえられるかな?

『おおきいかさ』
 エイミー・ジューン・ベイツ/作 ジュニパー・ベイツ/作(Pヘ) 化学同人
 あかいかさはおおきくて、やさしいかさ。雨が降ってきたらみんなを入れてくれるかさ。
 どんなにせがたかくても、毛がふさふさでも…。
 だれでもつつみこんでくれるかさでほっこりやさしい気持ちに。

『ふっと・・・』
 内田麟太郎/文 松成真理子/絵(Pマ)  BL出版
 ふっと、くもにぶらさがったぞう。ふっと、ふじさんによこになったビル。
 ふっと、なにかしたくなることってあるよね。フフッとわらってしまう絵本です。
 絵をよーくみてつぎのページをめくってね。

『あのこ』
 樋勝朋巳/作(Pヒ) ブロンズ新社
 トントン、トントン、小さなまどからやってくるあのこ。いつも、ちいさなおみやげをもってきます。。
 きょうはともだちのカールといっしょ。うちにもあのこがやってきたらいいのにね。なんてなまえかなぁ。

『じぶんのきもち みんなのきもち』
 サラ・オレアリー/文 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 いっつも聞かれる質問。そんなのどっちでもいいじゃん。それより、こっちを聞いてよね!
 集まってくる子どもたち、みんな楽しそう。

★かみしばい★

『てんぐのけんか』
 りとうようい/作(紙芝居) 教育画劇
 はげ山の赤てんぐととなりの山の青てんぐは、いつもけんかばかり。
  きょうもからかわれておこった青てんぐは、じぶんの山の木やくさをなげつけ、きがつけばはげ山に!
 てんぐのけんかってすごい!でも、さいごはなかなおり。けんかは、だめだね。奈良県に伝わる民話です。

★赤ちゃんえほん★

『タオルちゃん』
 室井滋/文 ひらぎみつえ/絵(赤ちゃん) 金の星社
 ふわふわタオルちゃんのいっしゅうかん!赤ちゃんのおともだちですね。


★よみもの★

『やまの動物病院』
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 まちに一つだけある動物病院。じつは夜「やまの動物病院」をひらいています。
 その病院の先生は、ねこのとらまる。昼は人間の先生のしんさつを、しっかり見ているから大丈夫。
 さてさて、今日のかんじゃは、だれかな? 低学年から

『三まいのはがき』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 ある日ナメヨ、ガマコ、ニョロミから、ゆうたにとどいた「あそびにきてください」のはがき。
 あそびにいくと、どこもだいかんげいです。
 ところが、みんなゆうたとなかよしになりたくて、おおげんかをはじめてしまいます。
 さあ、さいごはどうなったかな。ゆうたとふしぎな三にんの楽しいおはなしです。 低学年から

『空と大地に出会う夏』
 濱野京子/作(Fハ) くもん出版
 言葉できちんと説明できないことが嫌いな理一郎(りいちろう)。無駄なことが嫌いな両親。
 いつも明るくめげない海空良(みそら)と、転校してから会うことのなかった大智(ひろと)との再会。
 言葉にしない思いも、じんわりみえてくるような成長の物語。 中学年から

『アーマのうそ』
 キャロル・ライリー・ブリンク/作(933フリ) 文溪堂
 そんなつもりはなかったのに、うそがうそをよんでどんどん大変なことに!
 なんとか切りぬけようと必死に考えたアーマは、とんでもないことを思いつきます。 中学年から

『かわいい子ランキング』
 ブリジット・ヤング/作(933ヤン) ほるぷ出版 
 中学校の生徒たちにメールで送られてきた、学校のかわいい女の子ランキング。
 2位はみんなの憧れのソフィーで1位はいつも目立たないイヴだった。
 1位になった妹を心配する兄のエイヴの、自分が過去の失敗から学んだ言葉は必読です。 10代から

『ガリレオの事件簿 ①②』
 東野圭吾/作(Fヒ) 文芸春秋
 天才物理学者・ガリレオをしっていますか?
 福山雅治でドラマ化もされた、東野圭吾の大人気小説。
 シリーズの中から4つの短編を集めてあります。
 これが面白かったら、一般の小説『探偵ガリレオ』から読んでみよう! 10代から


★ちしきの本★ 

『バリバリしゅうしゅうしゃ』
 くにすえたくし/絵(537)  視覚デザイン研究所/作・出版
 決まった日にやってくるごみしゅうしゅうしゃは、いつもおおいそがし!
 大きな口でバリバリとごみをかたづけます。
 おや、いたずらカラスたちもがんばっておてつだい。小さな人でも楽しめる働く車の本です。

『ハグして! アミとランのおとなになるまえの性の絵本1』
 安藤由紀/作 岩崎書店(367)
 性教育の名著『いいタッチわるいタッチ』の安藤由紀さんによる、性の本。
 あらゆる情報を含んで、でもやさしくわかりやすくなっています。

『知識の海へ』児童図書館基本蔵書目録3
 (研究028) 東京子ども図書館
 東京子ども図書館による、ちしきの本の目録。すばらしいのは、本当によい本が選ばれていることと、件名索引があること。
 「助ける」というテーマの本は?などで探せます。

『みんなえがおになれますように』
うい/作(367) 学研
 小学生のういさんが、体と心のちがいのこと、気になることをインタビューしています。
 むずかしいことはわからなくても、いろんな人がいるんだよって、受けとめられるような本です。

『鉄道“周辺世界”趣味入門線路』
 (536) イカロス出版
 乗り物が好きな人、こんな本はいかが?
 新幹線も貨物列車も、線路がないと走れません。
 意外と知らない線路の仕組み、知ってから乗るともっと楽しいかも! 

『名列車透視図鑑』
 (536) 小学館
 鉄道開業150年。蒸気機関車から作業車、観光列車、リニアまで、車体の中が見えるイラストを楽しもう!

『タガヤセ!日本』
 白石優生/作(612) 河出書房新社
 農業に興味がある人もない人も、自分が毎日口にしている食べ物について、ちょっと考えてみませんか?
 日本の農業の魅力を伝える国家公務員YouTuberが、わかりやすく伝えます。大人の人もぜひご一緒に。

『2~5才のかわいいおりがみえほん』
 いしばしなおこ/作(754) パイインターナショナル
 主人公のねずみが冒険しながらさまざまな動物と出会う物語のなかで、かわいい折り紙の作品をご紹介。
 登場する作品はハシビロコウ、アルパカなど40種!
 折り方の手順はすべて写真で解説してあるのでわかりやすいです。

『ずかん単位』
 (420) 技術評論社
 メートル、キロ、坪、エーカー…などなど。長さ、重さ、時間や暦まで。
 単位のことなら、なんでもござれ!

あたらしくはいった本(令和4年9月)up

空にはうろこぐも、くさむらからは虫のこえがきこえてきます。
まだあついけれど、秋はすぐそこ。
としょかんでも、秋の本をよういしてまっています。


★えほん★


『ぼくはひこうき』
 はっとりひろき/作 (Pク) 講談社
 おとうさんのあしのうえから、ひこうきたろうごうがしゅぱつだ!
 ぐんぐんそらたかく、うみのうえ、まちのうえ…。
 きもちのいいそらのたびをたのしめます。

『ようかいのもり たぬきクリニック』
 長谷川あかり/作 (Pハ) 大日本図書
 たぬきクリニックには、なんだかちょっとかわったかんじゃさんが
 つぎからつぎへとやってきます。いったいどんなクリニック?

『あの子はぼくらのスーパースター』
 フラン・ピンタデラ/文 ラクウェル・カタリーナ/絵 (Pカ) 評論社
 いつもはだしのマダニーくんは、ぼくらのチームのスーパープレイヤー。
 大事な試合の前の日にマダニーくんが買ったものは!

『バスが来ましたよ』
 由美村嬉々/文 松本春野/絵 (Pマ) アリス館
 小さな子どもたちがつなぐ声は、バスをまつ「わたし」だけでなく、
 だれをもあたたかなきもちにさせてくれます。
 せかいじゅうにこの気持ちが広がればいいなあ。

『おばけのジョージーたからさがし』 
 ロバート・ブライト/作 (Pフ) 好学社
 おとなりに住む農家のスニードさんは仕事をほったらかしてたからさがしに夢中。
 おたからは見つかるかな?人からは見えない、やさしいおばけのジョージーが今回もだい
 かつやく!

『まよなかのおしっこ』 
 さいとうしのぶ/作 (Pサ) KADOKAWA
 まよなかにおしっこにいきたくてめがさめちゃった。
 でも、こわい!おばけがでたらどうしよう。でんきをつけて、ろうかをあるいて・・・。
 さいごは、よかったー。たのしいみんなのアルアルえほんです。

『おばけのかわをむいたら』 
 たなかひかる/作 (Pタ) 文響社
 えっ、おばけのかわ?むくって、どういうこと?そんなふうに!?
 毎回、衝撃がすごい。はまったら抜け出せない、たなかひかるワールドへどうぞ!

『くみたて』 
 田中達也/作 (Pタ) 福音館書店
 身の回りにある小さなもので、ミニチュアの街が完成!
 小学生のあなたにもオススメ。見れば見るほどやみつきになりますよ。

『森のささやきの標本室』 
 たなか鮎子/作 (Pタ) A&F
 呼び声にさそわれて本の中へ。
 鳥の声、風の音、いろんな音が響く森。そんな音が消えてしまった。
 音がすいこまれていく先で会ったのは、音を標本にしているフォッグさん。
 おいしいハーブティーをごちそうになったけれど…。

『なみのむこうに』 
 ブリッタ・テッケントラップ/作 (Pテ) BL出版
 どこからも遠い、くらい海に、ひとりでふねにのっているエラ。
 とてもさみしいし、不安。はげましてくれる声、光はどこから?
 さみしさによりそい、希望をあたえてくれます。

『ようかいびより』 
 堀切リエ/文 いしいつとむ/絵 (Pイ) あかね書房
 あしたはえんそく。
 「テルテルボウズ、テルボウズ、雨なら、くびをチョンぎるぞ!」と
 うたったら、なんだかへんな天気。ようかいだらけの、ようかいびよりになっちゃった。
  怖すぎない、ようかい絵本です。

『パパかいぞくのこもりうた』 
 アントン・ロマーエフ/作 (Pロ) 成山堂書店
 とってもやんちゃな男の子。もうねないといけないのに、おしゃべりばっかり。
 パパかいぞくが歌うこもりうたは、どんどん物語が広がって…
 「ぼくねむってなんかいられない!」渋い絵に、心惹かれる大人が多そうです。
 
『なみのいちにち』 
 阿部結/作 (Pア) ほるぷ出版
 海に行きたい!読んだらきっと、なみに会いたくなります。
 たくさんの人に読んでほしい。とってもすてきな絵本です。

『だれのほね?②ぼくたちきょうりゅう』 
 たけうちちひろ/作(Pタ) 出版ワークス
 切り絵でえがかれた、だれかのほね。
 きょうりゅうが好きな人なら、すぐわかるね。
 一冊めの「だれのほね」は、どうぶつのほねですよ。

『ホホジロザメ』
 沼口麻子/文 関 俊一/絵 (Pセ) 福音館書店
 サメの研究者×魚の絵のプロフェッショナル(三重大学の教授)による、ど迫力(はくりょく)! 
  の絵本。絵は、写真以上にくわしく、正しく、わかりやすく見せてくれますよ。

『ことりのメル おっこちる』
 コーリー・R・テイバー/作 (Pセ) 科学同人
 きょう、とぶって決めた!
 ママのるすに、えいっと高い木のえだからとびおりたメル!
 おちるおちるおちるおちていって…。
 とちゅうでひっくり返したり、ページの開きかたがおもしろいのです。

『わたしとあなたのものがたり』
 アドリア・シオドア/文 エリン・K・ロビンソン/絵 (Pロ) 光村教育図書
 第一印象は、奴隷制のことをかいた絵本。
 でも本当は、すべての子どもは大切なたった一人の自分で、
 自由で、なんにでもなることができるのだ、と、力強く背中を押してくれる絵本です。

『スイッチョねこ』
 大佛次郎/文 朝倉摂/絵 (Pア) 青幻社
 画家で、舞台芸術でも活躍した朝倉摂(アサクラセツ)と、
 大のネコ好き人気作家・大佛次郎(オサラギジロウ)が組んだという、めずらしい絵本の復刊
  です。
 おなかにスイッチョンが入ってしまって、困ってしまいます。ネコがかわいい!



★赤ちゃんえほん★


『じゃーんけん』
 山岡ひかる (Pヤ) アリス館
 うさぎさん、とりさん、いろいろなどうぶつと、じゃーんけん ぽん!
 どうぶつたちは、どうやってじゃんけんするのかな。

『トイレトイレ』
 西村敏雄/作 (Pニ) 小学館
 もりのきのしたのトイレに、どうぶつたちがつぎつぎにやってきた。
 なかなかでないうさぎさんに、みんながおうえん。
 みんなすっきり、じょうずにできたかな?


★ちしきの本★ 


『ブラックホールってなんだろう?』
 嶺重慎/文 (443) 福音館書店
 宇宙や空のことがちょっとでも気になるあなたにおすすめしたい1冊。
 とおい宇宙のおはなしですが、みんなの身近なものにたとえながら
 わかりやすい文で書かれています。モノクロの絵にも注目してみてね。

『じぶんでよめるたべものずかん』 
 成美堂出版編集部/編著 (596) 成美堂出版
 好きなたべものはなんですか?オムライス、いちごのパフェやハンバーガー…。
 それぞれ何でできているのでしょう。
 自分の好きなたべものがのっているか探したくなりますよ。

『すごいゴミのはなし』 
 滝沢秀一/文 (518) 学研プラス
 お笑い芸人で現役ゴミ清掃員の作者が、ゴミ回収の現場で起きている問題を
 わかりやすく教えてくれます。
 たくさんのイラストや写真で身近な「ごみ」の裏側を知ろう!大人も読んで損のない内容で
  す。

『ぼうはん』
  (368) 学研プラス
 あぶないばしょや、あぶない人からにげるにはどうすればいいのかな?、
 じゅんびやこうどうのルールをおぼえて、きけんからみをまもろう!
 おまもりルールをしっかりおぼえれば、おとなになってもやくだつよ。
 保護者のおまもりルールつき。


『かみなり』
 (451) ポプラ社
 ピカッ!ゴロゴロ。
 そらがひかって、すごい音とおちてくる「かみなり」。かみなりのしょうたいはなに?どうして
   おこるの?
 小さな人でもよくわかる写真絵本です。


『算数の実験大図鑑』
 (410)DK社
 実験といわれると面倒だなと思うけど、工作なら好きというアナタ!(いると思います!)
 実は工作いっぱいの、この本、きっといろいろ試したくなりますよ。
 算数だから…と思いこまずに、レッツトライ!

『中高生のスポーツハローワーク』
 (366)学研プラス
 競技者でなくても、スポーツにかかわり、やりがいのある仕事はたくさんある。
 そんな視点で作られた本です。
 スポーツに打ち込んでいる人もそうでない人も、この多様さをいちど見てほしい!

『見たことのないものをつかまえたい!!世界の変な生き物探訪記』
 平坂寛/作 (482) 偕成社
 作者は、リアル珍獣ハンター!写真とゆるいイラストで、三年生ぐらいからでも読みやすい
   本です。
 もちろん大きい人にもおすすめ!

『お山のライチョウ』
 戸塚学/写真・文 (488 )偕成社
 高い山のすずしいところが好きなライチョウは、地球温暖化で気温があがることで
 住める場所がへってきています。
 ライチョウがどんな鳥か、どうやって守っていこうとしてるかを知ることができます。



★よみもの★



『はじめましてのダンネバード』
 工藤純子/作 (Fク) くもん出版
 外国からきた転校生は日本語が話せない?給食も食べないし、学校も休みがち。特別な
   の?でも、気になるよ。
 本当はなかよくしたいんだけど、どうしたらいいんだろう…。10代から

『じいちゃんの山小屋』
 佐和みずえ/作 (Fサ) 小峰書店
 わけあって、トイレも風呂もない山小屋でおじいちゃんと暮らすことにした航太。
 初めてのことに面食らうことが多いけど、満天の星空に、食べたことのないおいしいもの
   に…、
 ワクワクすることもたくさん!10代から

『黄色い竜』 
 村上康成/作 (Fム) 徳間書店
 『ピーマン村』シリーズなどで人気の絵本作家、村上康成さん初のよみもの。
 こどもの頃から釣りが好きだったんですね。体験談からうまれた物語。中学年から

『魔法のほね』 
 安田登/作 (Fヤ) 亜紀書房
 ずっと昔の古代文字がかかれた骨、未来をしめすオラクル・ボーンを見つけた、たつき。
 どうやったらこの文字が読めるのか探すうちに、昔々の中国に来てしまった!?
 たつきたちは、謎をとき、元の世界に戻れるのか。10代から

『笹森くんのスカート』 
 神戸遥真/作 (Fコ) 講談社
 高校2学期の始業式。笹森くんの制服はスカートだった。
 理由は「穿いてみたかったから」。男の子がスカートを穿くLGBTQの物語…
 なんて、数学の答えみたいな物語じゃないですよ。
 思春期の、言葉には出さない心のうち。単純なようで複雑。10代から

『いのちの木のあるところ』 
 新藤悦子/作 (Fシ) 福音館書店
 好奇心いっぱいで、自由な王女トゥーラーンが見た巨大な建物、大モスク。
 想いのこめられたモスク、遊牧民に伝わる「いのちの木」。命を削る争いと、魂の願い。
  トルコの世界遺産「ディヴリーの大モスクと治癒院」がテーマです。
 秘められた歴史か、ファンタジーか。じっくり読みたい長編物語。10代から


あたらしく入った本(令和4年7月UP)

きづけば夏!
まいにち、とてもあついですね。
しっかり水分をとって、むりせずに、
たのしい夏をすごしてくださいね。



★えほん★


『あひるちゃん まって!』
 マグナス・ウェイトマン/作(Pウ) ひさかたチャイルド
 たいへん!アヒルちゃんがながされた!
 おもちゃのアヒルをおいかけて、かわをくだります。
 やまから、まちへ、みなとをすぎて、うみへ。
 アヒルちゃんをさがす、たのしいボートのたびです。

『おとうとがおおきくなったら』
 ソフィー・ラグーナ/文 ジュディ・ワトソン/絵(Pワ) 徳間書店
 おとうとがおおきくなったら、いっしょにやりたいことがいっぱい。
 じてんしゃでジャングルにいったり、ボートでうみにむかい、あちこちぼうけんしたり。
 きれいな色でかかれた、ふたりといっぴきのぼうけんにわくわく!

『つきをなくしたクマくん』
 谷口智則/作(Pタ) ぶんけい
 とうみんからめざめたクマくんはびっくり!むねについているつきがありません。
 いつもひとりぼっちのクマくんのつきを、いっしょにさがしてくれたのは、
 ペンダントのつきをなくしたおんなのこ。
 ふたりのつきはみつかるかな。

『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』
 松岡享子/原案・文(Pフ) 福音館書店
 えんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、たくさんの動物といっしょになかよく暮らしています。
 さて、きょうはどんないそがしい一日がまっているかな。

『お祭りが大好きパヤベくん』
 長倉洋海/著(Pナ) アリス館
 パプアニューギニアに住むパヤベくん、とっても元気な3さい。1年に一度のみんなで祝うお祭りが大好き!
 写真の絵本シリーズ。アフガニスタンの学校に通うアクバルくんの一日を紹介する本もありますよ。

『ゆきちゃんは、ぼくのともだち!』
 武田美穂/作(Pタ) 童心社
 びょういんからかえってきたおばあちゃんが、なんだかへん。
 もしかして、こどものころのゆきちゃんになってるのかな?
 だいすきなおばあちゃんは、どんなときもぼくのともだち!

『サンサロようふく店』
 アン・ゼソン/作(Pア) TOYpublishing
 町にはじめてできたようふく店。ひとはりひとはり、ていねいに仕立てて作ります。
 時がながれても受けつがれる、ようふく作りへの思いが伝わる韓国の絵本です。

『のせのせせーの!』
 斉藤倫・うきまる/文 くのまり/絵(Pク) ブロンズ新社
 せーの!で、絵本の次のページをのせてみたら…。おもわずうっとり?おもわずクスッと?
 あそびごころまんさいの絵本です。

『きょうりゅうバスでとしょかんへ』
 リウ ユースエン/文 リン シャオペイ/絵(Pリ) 世界文化社
 きょうは、としょかんのおはなしの日!きょうりゅうバスにのって、としょかんへ!
 こんなバスにのってみたいな。

『パパのかえりがおそいわけ』
 キム・ヨンジン/作(Pキ) 岩崎書店
 ちょっとおどろきの、ちょっとわらえる、パパのりゆう。でも、こころがあったかくなるよ。
 おとうさんも、おかあさんも、それぞれの思いで楽しめるのでは?

『どうぶつ勝負(かちまけ)はっけよい!』
 大橋慶子/作(Pオ) 教育画劇
 どうぶつのおすもうは、力くらべじゃありません。
 カバはおおきなくちをあけて、さあ、勝つのはどっち!?
 ナマケモノは?クジャクは?ライオンは?ページが開いて大迫力の絵本。

『うろおぼえ一家のパーティ』
 出口かすみ/作(Pテ) 理論社
 おぼえているような、おぼえていないような、いろんなことが、うろおぼえの家族。
 前作『うろおぼえ一家のおかいもの』でも、うろおぼえだったけど、ちゃんとパーティーできるかな?
 絵をよーく見てくださいね!

『ヤングさんのオーケストラ』
 なかえよしを/文 小池敏彦/絵(Pコ) ポプラ社
 有名な指揮者のヤングさんは、取材で昔の話をしているうちに、音楽にふれるきっかけになった大切な出会いを思い出します。
 ねずみくんシリーズの、なかえよしをさんの文です。

『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』
 ピーター・マーキュリオ/作 レオ・エスピノーサ/絵(Pエ) サウザンブックス社
 ニューヨークの地下鉄の駅に捨てられていた赤ちゃんを助けたダニー。
 偶然と奇跡で、赤ちゃんはダニーとピートの大切な家族になりました。
 赤ちゃんに、パートナーに、人間にたいする大きな愛にあふれています。

『へんしん すがたをかえるイモムシ』
 桃山鈴子/作(Pモ) 福音館書店
 なんて美しいチョウ、そしてイモムシ。うっとりするほど繊細な点描で描かれています。
 イモムシを愛するイモムシ画家・桃山鈴子さんの初絵本です。地元在住ですよ。

『みらいのえんそく かざんのしまへ』
 ジョン・ヘア/作 椎名かおる/文(Pヘ) あすなろ書房
 前回は月。今回はどこかの火山の島。やっぱりきみょうないきものがあらわれてます。
 きれいなお花がふたり(?)をつなぎます。

『2ひきのかえる』
 クリス・ウォーメル/作(Pウ) 徳間書店
 漫才かい!というような会話が、池のすいれんの葉の上でくり広げられます。
 なのに絵はリアルカエル!そのギャップが楽しい。

『戦争をやめた人たち』
 鈴木まもる/作(Pス) あすなろ書房
 1914年、第一次世界大戦のクリスマスの日。
 敵同士のイギリス軍とドイツ軍でしたが、ふと始まった「きよしこのよる」の歌が、
 兵士たちにクリスマスであることを思い出させ…。
 じっさいにあったことです。

『エリックの赤・緑』
 ジュリー・アンダーソン/作 デビッド・ロペス/絵(Pロ) しかく学習カラーメイト
 色の見え方が違う少数の人について描いた絵本です。色覚のちがいについてよくわかります。
 でもなにより、絵本として面白いこと。自分の色覚に気がついたエリックが自分でおこす行動と、
 クラスメイトや先生の行動が、これこそ「合理的配慮」なんだ!と教えてくれました。

『ことばコレクター』
 ピーター・レイノルズ/作(Pレ) ほるぷ出版
 虫、マンガ、ふせんなど、集めるものは人それぞれ。「ことば」を集める人もいます。
 いつも使うことばでも、ことばは、まわりや世界を変える大きな力を持っています。


★赤ちゃんえほん★


『おんぷちゃんとねこ』
 とよたかずひこ/作(Pト) ひさかたチャイルド
 ピーコロロン。おんぷちゃんがふえをふくと、ねこさんがニャオン。
 このはがざわざわ、ぶらんこゆーらり。
 おとのくりかえしがたのしいえほん。


★ちしきの本★


『池の水なぜぬくの?』
 (481) くもん出版
 テレビでよく見る池の水ぬき。なぜ水をぬくのかな。
 掃除するため?池にすむ生き物をつかまえるため?
 ぬいた後は、何をしてる?実はいろんな理由がある水ぬきのことが、よくわかります。

『日本の「絶滅危惧種」動物がわかる本』
 (482) メイツ出版
 ラッコ、ジュゴン、シマフクロウ…。
 水族館や図鑑などでおなじみの生きものたちにもじつは絶滅の危険がせまっています。
 日本に暮らすおなじみの生きものをきっかけに、野生動物におこっている問題を考えてみるのもいいかも。

『鳥博士と天才カラス』
 (488) 文一総合出版
 じゃぐちをひねって、水道の水をのむカラスがいる?
 おどろきのニュースの真実を確かめに鳥博士がうごきます。カラスって一体どんな鳥なんでしょう。
 まわりの生き物を観察したくなるかも。

『つくるたね』
 (750) ごま書房新社
 子どもも大人もみんなでたのしめる、つくりたくなる「工作のたね」がもりだくさん!
 まずはページをめくって気になるものをつくってみてね。
 イラストもたのしい本です。

『堀内誠一 絵の世界』
 (研究726) 平凡社
 ぐるんぱや、たろうのような絵本、おはなしのさし絵から、
 anan、クロワッサン、ブルータスのような雑誌のロゴ、装丁まで、
 堀内さんのアートを見たことのない人はいないはず。だれでもワクワクして見れる画集です。


★よみもの★


『はりねずみのノート屋さん』
 ななもりさちこ/作(Fナ) 福音館書店
 はずかしがりやの、はりねずみのツンタ。
 おじいちゃんのおうちで、一週間だけるすばんをすることになりました。
 はじめての町、はじめてのおともだち。
 はじめてつくった手づくりノートは、よろこんでもらえるかな?  中学年から

『コカチン 草原の姫、海原をゆく』
 佐和みずえ/作(Fサ) 静山社
 モンゴル皇帝の一番たいせつな娘のコカチンは、砂漠の国の王と結婚することになった。
 待ちうける海賊、鬼女の島、魔物の住む海に立ちむかうコカチン。
 マルコ・ポーロの「東方見聞録」をもとにした、勇気と愛のファンタジー。 10代から

『13枚のピンぼけ写真』
 キアラ・カルミナーティ/作(973)  岩波書店
 第一次世界大戦中のイタリアを舞台に、離れ離れになった家族の再会を願い、
 存在すら知らなかった祖母の元へ姉妹は向かうのですが…。
 2014年にイタリアで出版され、この度翻訳された本ですが、現在のウクライナでの
 出来事と重なり、多くのこと考えさせらます。 10代から

『あなたも名探偵 ガイドブック』
 杉山亮/作(Fス) 偕成社
 大人気!ミルキー杉山と、そのシリーズのことがみっちりつまったガイドブック。ファン必読!

あたらしくはいった本(令和4年5月up)

あっという間に5月!
あたらしいこと、たのしいこと、いっぱいでしょうか?
図書館にも、いっぱいあたらしい本がはいりました。
気になる本があるか、チェックしてみてね。



★えほん★


『ほっきょくでうしをうつ』
 角幡唯介/作 阿部海太/絵(Pア) 岩崎書店
 冒険家・角幡唯介さんの北極での実体験。ジャコウウシをしとめ、皮をはぎ肉を切る。
 子ウシがいることに気づき、子ウシを・・・谷川俊太郎が「闇は心の母」と命名した死をめぐる絵本シリーズの1冊。
 絵本ごとに、様々な角度から死を考える。生きる力にしていくために。

『スープとあめだま』
 ブレイディみかこ/文 中田いくみ/絵(Pナ) 岩崎書店
 「闇は心の母」シリーズの1冊。『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』のコンビによる絵本。
 ホームレスのボランティアの中で、闇と光を見つけていきます。

『大ピンチ!ずかん』
 鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館
 よのなかの、なりやすい大ピンチをレベル別にしょうかい!勉強して、きたる大ピンチにそなえよう!
 「バッグの中ですいとうがもれた」はレベル51だ!
 ちなみにわたしの大ピンチは「ルンバの充電ができていなかった」でレベル75!

『出動せよ!世界の緊急車両図鑑』
 サイモン・タイラー/作(Pタ) あすなろ書房
 パトカー、消防車、消防ヘリ、巡視船。すごい仕事をしてかっこいい、世界の緊急車両が見られる絵本です。
 白バイだって・・・おっと、日本以外は白くないから、白バイって言わないのか!

『わたしのかぞく みんなのかぞく』
 サラ・オレアリー/作 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 ふたりのママがいる。おばあちゃんと住んでる。かぞくぜんいん、そっくり。どんなかぞくも、みんなかぞく。
 多様性がすっと入ってくる気がする絵本です。

『ごめんねゆきのバス』
 むらかみさおり/作(Pム) ぶんけい
 いつだって、あやまりたいと思っている。でも、どんどん言えなくなってしまう。
 そんなとき、くまさんがちょっと、せなかを押してくれると、ごめんね、って言えるんだ。

『ぬいぐるみきゅうじょたい』
 ティエリー・ロブレヒト/作 デイヴィッド・B・ドレイバー/絵(Pト) 岩崎書店
 たいへん!ぬいぐるみがおいてきぼり!だいじょうぶ、きゅうじょたいがすぐかけつけます。
 車にのせて、てあてをして、おうちに送っていくよ!ほんとうにいると思います、このきゅうじょたい。

『ジロッ』
 たけがみたえ/絵 おおなり修司/文 (Pタ) 絵本館
 かえるがジロッとみたさきには、ちょうちょのさなぎ。
 パクッとたべて、ゆっくりしていたらやってきたヘビ。
 にげたとおもったら、トリが! どうなるの?ちょっとドキドキのおはなしです。

『こんとごん てんてんありなしのまき』
 早川純子/絵 織田道代/文(Pハとも) 福音館書店
 「こん」と「ごん」はにひきのきつね。ふたりはにているけど、ちょっとちがう。
 てんてんのありなしで、とをたたくおと、かぜのふきかた、どんどんちがってわらっちゃう。
 あなたのまわりでも、てんてんをつけてかわるものさがしてみてね。

『なかよしのイヌはどこ?』
 エミリー・サットン/作(Pサ) 徳間書店
 ひっこしをしてきたペニーがともだちになったのは、ちいさなぶちイヌ。
 たのしくあそんだつぎのひ、どこをさがしても犬はいませんでした。
 でも、かえってきたとき、となりのいえからでてきたのは・・・。
 ともだちができるって、たのしいね。

『ニッキーとヴィエラ ホロコーストの静かな英雄と救われた少女』
 ピーター・シス/作(Pシ) BL出版
 ニッキーがたすけたのは669人の子どもたちと、その未来。
 自分のしたことをだれにも言わなかったニッキーと、だれに助けられたのかを知らなかったヴィエラ。
 今でも世界では、戦争にまきこまれているたくさんの子どもたちがいます。
 わたしたちには何ができるのか、考えさせられます。

『なまけていません』
 大塚健太/文 芝田ケイコ/絵(Pシ) パイインターナショナル
 きのうえでぶらさがっているわたしのことを、みんなは「ナマケモノ」ってよぶけれど、
 なまけものじゃありません。いろいろわけがあるんです。
 まあ、ときどきはなまけるときもあるけどね。アハハ!とわらえる、たのしいえほん。

『ねこいる!』
 たなかひかる/作(Pタ) ポプラ社
 ねこいる?いない?…い、いたー!!おもわぬところにねこがいる!
 みればみるほどおもしろいスルメ絵本。

『そだててみたら…』
 スギヤマカナヨ/作(Pス) 赤ちゃんとママ社
 しょくぶつをたねからそだてるというしゅくだい。ぼくはたねやさんにすすめられ、
 「なぞのたね」をそだててみることに…。いったいなにがそだつのだろう?
 しょくぶつをそだてるってワクワクするね!

『ヘイ!タクシー』
 おおなり修司/文 きむらよしお/絵(Pキ) 絵本館
 「へい!タクシー!」とよびとめたタクシー。
 やってきたのは、ちょっとかわったタクシーだ!
 でもたまにはこんなタクシーもいいかもね!

『うみのハナ』
 すけのあずさ/作(Pス) BL出版
 うみべのまちにある、おじいちゃんのとこやさん。そのまちでは、ゆうひがうみにしずむとき、
 まるで、はながふるようにみえることがあります。きょうは、ハナフリみれるかな。 

『ここがわたしのねるところ』
  レベッカ・ボンド/文 サリー・メイバー/作画(Pメ) 福音館書店
  世界各地のベッドタイムが、美しいししゅう工芸でつづられた絵本です。
  子守歌のような言葉が、読む人を安らかな気持ちにさせてくれます。
  世界中の人々が、安心して、心地よいねむりをむかえられますように。

『どうしよう』
 浜田桂子/作(Pハ) 理論社
  毎日毎日、うまれる、新しい「どうしよう」。強気な強気なぼくや弱気なぼく、
  うきうき、しょんぼり。「どうしよう」がふえると、いろんなぼくが出てきて、
  ぼくの心はおおさわぎ!どれがほんとのぼくなの~!って、
  こんな経験、みなさんはありませんか?

『トスカのおくりもの』
 マシュー・スタージス/文 アン・モーティマー/絵(Pモ) 徳間書店
 ねこのトスカはしずかなばしょをさがしてまわります。
 そしてみつけたのは…。1992年に刊行された絵本の復刊です。
 おはなしのちがいを楽しんでみてください。


★赤ちゃんえほん★


『へんしん!いろいろれっしゃ』
 ふくながじゅんぺい/作(Pフ) 交通新聞社
 のはらにそよぐきもちいいかぜ、おはなばたけのいいにおい…、
 いろいろれっしゃはけしきにあわせてカラフルにだいへんしん!つぎは、なにいろ?

『つんつんぱん!』
 はるのまい/作(Pハ) エンブックス
 赤ちゃんの体は、どこもぱんぱんで、パンみたい!
 うでは何パン?おてては何パン?赤ちゃんと一緒に楽しんでね。

『あかちゃんといっしょ』
 えがしらみちこ/作(Pエ) アリス館
 生まれたばかりのあかちゃんが、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月…
 こんなに違うかしらと思うぐらい、ぐんぐん成長。
 アルバムのような絵本です。


★ちしきの本★


『子どもテツガク』
 小川仁志/著(104) 主婦の友社
  ピンチのとき、どうする?くやしい気持ちをどうする?
 子どもたちにみじかな問題を「86」のなぜ?で問いかけ、自分で深く考える力を身につける本。
  小学生から学べる、はじめての哲学本。

『なんで勉強しなきゃいけないの?①②』
 WILLこども知育研究所/編著(159) 金の星社
 5人の人にインタビューしてみました!
 この本を読んだからって、勉強が得意になるわけじゃないけど、
 「なんで?」がわかると「やろうかな」と思えるかもしれないよ。

『少年のための少年法入門』
 (327) 旬報社
 2022年4月に変わった「少年法」って、なに?
 人を傷つけたら、悪いことをしたらどうなるの?
 事件のストーリーを読みながら、「少年法」がどういう法律なのかを知ろう。

『4・5・6さいの なぜなにSDGs』
 (333) 世界文化社
 小さい子向けのSDGsの本はなかなかないので、お探しの人にはおすすめ。
 低学年にもよいと思います。いや、おとなにもいいかも。

『障害のある子のための職業ガイド』
 (366) 日本教育研究会
 ふりがなつきのやさしい説明とイラストで、多くの仕事の紹介をしています。
 就労形態やサポート期間の案内、障害の種類による働きやすい職場環境の事例も。
 障害をかかえる本人が、自分で読む本です。

『かっこいいな しょうぼうし』
 (537) ひさかたチャイルド
 消防車だけでなく、消防士の一日のようすや、消防署のなかのようすがよくわかる!
 おとながみても楽しいです。

『レインボーブックガイド』
 草谷桂子/著(019研究) 子どもの未来社
 多様な性のシンボル、レインボー。この本は、LGBTQ+だけでなく、多様な「生」も含めたガイド。
 ジェンダー、いじめ、虐待、戦争、SDGs、ハンディキャップ、子どもの権利など、
 多様な視点で多様な絵本を紹介。絵本の懐の広さにも気づくことができます。


★よみもの★


『レッツもよみます』
 ひこ田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツは5さい。おとうさんもおかあさんもえほんをよんでくれるけど、このごろちょっとちがうきがする。
 「じぶんでよみたい」気持ちが、5さいの気持ちで書かれています。
 この年齢の子どもと両親で読んでみませんか?


☆低学年から☆


『まよなかのサイクリング』
 たるいしまこ/作(Fタ) あかね書房
 たっくんのあかいじてんしゃにのりたくてたまらない、しばいぬのチャイロ。
 あるよる、ねこのシロといっしょにサイクリングにでかけます。
 ふたりはどこにいったのかな。たのしいはるのよるのおはなしです。

『おてがみほしいぞ』
 こうまるみづほ/作(Fコ) あかね書房
 みんな、てがみをもらって、うれしそう。おれも、てがみがほしい!
 てがみをかいて、ずっとまっているんだけど、こない。おこったり、
 しょげたり、いそがしいオオカミに、おもわず笑っちゃう。

『けんかのたね』
 ラッセル・ホーバン/作(933ホハ) 岩波書店
 疲れて、くたくたのおとうさん。家に帰ると子どもたちは大ゲンカ。
 いったいだれが悪い?一番上のおねえちゃん?おにいちゃん?いぬ?ねこ?ねずみ…?
 ねずみをねこが食べたら、おしまい?さてさて、ねこはどうしたかな。


☆中学年から☆


『ぼくらは少年鑑定団!』
 くすのきしげのり/作(Fク) 講談社
 究(きわむ)たち「鑑定団」が町たんけんに出かけて、工事現場からみつけたのは縄文土器らしいモノ。
 中にはいろいろな石や焼き物がはいっていた。これは本物?にせもの?
 そして、だれがなにに使っていたの?究たちは謎ときを始める。
 ページの終わりには、全国の縄文遺跡のMAP付き。あなたのまわりにでもすごい発見があるかも。

『ラビットホッピング!』
 マーリーン・エリクソン/作(949エリ) 理論社
 かぞくとはなれておじいちゃんのいえに来たアルヴィン。
 そこで「ラビットホッピング」という、うさぎとチームを組むきょうぎと出会います。

『かあさんうさぎと金のくつ』
 デュボース・ヘイワード/作(933ヘイ) 徳間書店
 かあさんうさぎのフワフワは、小さいときからもっともかしこくて足のはやい、
 「イースターうさぎ」になりたいと思っていました。
 フワフワはイースターうさぎに選ばれるでしょうか?
 アメリカで長いあいだ読みつがれている楽しいおはなしです。

『コロキパラン 春を待つ公園で』
 たかどのほうこ/作(Fタ) のら書店
 バレンタインのチョコを売りながら、似顔絵を描くアルバイト。
 お客さんがどんどんやってきて大忙し。小さなお客さんもたくさん。
 みんな帽子をかぶっているのは、なぜかしら。


☆10代から☆


『庭づくりはひみつ!』
 カリーナ・ヤン・グレーザー/作(933クレ) 徳間書店
 病気でたおれたジートさんをはげますために、バンダービーカー家の5人の子どもたちは
 とんでもない計画を立てることに。いろんなハプニングが計画をじゃまするのですが、
 思いがけない事実も明らかになり、さて計画の行方は…。
 友だちを想う気持ちに、心が晴れやかになる物語です。

『ギソク陸上部』
 舟崎泉美/著(Fフ) 学研
 走りだすと自分だけの世界が広がっていく。陸上に打ち込んでいた中学生の颯斗は、
 ある病気で足を切り、義足(ギソク)をつける。走ることが好きな思いは変わらない。
 クラスメイトへの複雑な気持ちや、陸上に打ち込んでいく姿にひきこまれました。

『香君 上・下』
 上橋菜穂子/作(Fウ) 文藝春秋
 奇跡の稲のオアレ稲によって豊かに暮らしている強大な帝国にやってきたアイシャ。
 ある日、オアレ稲に害虫がついた。アイシャは活き神とよばれる「香君」とともに
 オアレ稲の謎を解き、人々の生活を救おうとする。
 植物と昆虫をテーマにした壮大なファンタジー。
 農作物と政治は深く結びついていると、今の世界を思わずにいられない物語。

あたらしくはいった本(令和4年3月up)

だんだんあたたかくなって、春がやってきましたね。
そんな新しい季節に、本との出会いはいかがですか。
としょかんでおまちしています。




★えほん★

『スリー 3ぼんあしのしあわせなイヌのはなし』 
 スティーヴン・マイケル・キング/作(Pキ) イマジネイション・プラス

 さんぽのすきなスリーがであったのは、4ほんあしや6ぽんあし、
 8ほんあしのいきもの。そして、スリーのまねをする2ほんあしのおんなのこ。
 なかよくなるのに、からだのちがいはなんでもないね。
 たのしく、しあわせなきもちになれます。

『しあわせ ぎゅ~っ!』 
 ジーン・リーディ/文 ジョーイ・チョウ/絵(Pチ) 岩崎書店

 ソーシャルディスタンスを求め続けられる毎日に、少々うんざりしていませんか?
 こんなふうにぎゅ~っとできたら、きっとしあわせだろうなあ。

『ハムおじさん』
 大桃洋祐/作(Pオ) 徳間書店

 めざましどけいをしゅうりにだそうとでかけたハムおじさん。
 ついでにぶらぶらおかいもの!そんなにかってだいじょうぶ?

『クロべえ』
 ふくだいわお/作(Pフ) 光村教育図書

 ぼくがうまれるまえからいるクロべえ。
 いっしょにおどろいたり、あいさつしたり、ゆっくりゆっくりあるくさんぽ。
 いっしょにあるくと、きもちがわかるね。めつきのわるいクロべえがかわいい!

『ねこまたごよみ』
 石黒亜矢子/作(Pイ) ポプラ社

 はるは「おはにゃみ」、なつは「たにゃばた」…と、ねこまたかぞくは
 いちねんじゅうおおいそがし!ねこまたのせかいって、こんなかんじ!?

『うちにパンダがいるよ』
 唐亜明/文 高畠純/絵(Pタ) 偕成社

 5さいのかなちゃんと、おおきなパンダのぬいぐるみパンパン。
 ふしぎなゆきだるまのなかよしでたのしいおはなし。

『る』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) PHP

 「さる」「かえる」「らんどせる」る、る、る…「る」ではじまることば、
 なにがある…!?この本をよめば、「る」のしりとりに勝てます!

『こんなかお、できる?』
 ウィリアム・コール/文 トミー・ウンゲラー/絵(Pウ) 好学社

 なかなか寝ないフランシス。お父さんは「こんなかお、できる?」あそびを
 思いつきます。どれも、かわいくない顔なのがポイント!ウンゲラーの絵がナイス!

『やっぱり じゃない!』
 チョーヒカル/作(Pチ) フレーベル館

 早くも『じゃない!』の続きがでました。1作目と違うのは、その楽しみ方。
 そう、なかみが何か、を当てることですよね。

『ダンボール』
 ユン・ヨリム/文 イ・ミョンハ/絵(Pイ) トイ・パブリッシング

 おうちに届いた宅急便。中身を出したら、ダンボールはポイッ。…ごそごそ、もぞもぞ。
 からっぽだー!!動き出したダンボールたちは、なんでもかんでも食べつくす!
 あなたのおうちのダンボールは、どうでしょう?

『ここからおいしい よかんがするよ』
 たな/作(Pタ) パイインターナショナル

 とてもおいしそうな絵!めくるたびに、おいしいものが出てきます。
 ホットケーキのアイデアもすてき。同じ作者の『おじいちゃんとパン』もぜひ!

『どうしてパパとけっこんしたの?』
 桃戸栗子/作(Pモ) 福音館書店

 どうぶつのこどもたちが、ママに聞きます。そのこたえは?
 ちょっと動物たちのことがわかる楽しい絵本。
 おうちで読みきかせはどうでしょう。答えのご用意もお忘れなく。

『てんじつき さわるえほん 音にさわる』 
 広瀬浩二郎/文 日比野尚子/絵(Pヒ 人権) 偕成社

 春の音、夏の音、秋に、冬。さわってわかる、音の世界。目の見えない人は、
 こんなふうに感じているのかな?目を閉じて、そおっと本をさわってみてね。

『二番目の悪者』
 林木林/文 庄野ナホコ/絵(Pシ) 小さい書房

 人が言ってた。みんな言ってる。ネットでうわさになってる。では、自分の目と
 耳で確かめたのか?二番目の悪者とは、誰のことなのか。静かな評判の本が、
 大きめのサイズになりました。中高生や大人にも読みきかせをしてみたい。


★あかちゃんえほん★

『あ・さ・ご・は・ん!』
 武田美穂/作(Pタ) ほるぷ出版

 「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
 「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ第4弾。今回のテーマは「あさごはん」。
  ほかほかごはんにおみそしる、じゅーじゅーやいたしゃけもとってもおいしそう!
 「いただきます!」。これなら毎朝、いいスタートがきれそうです。

『いないいないにゃあ』
 沖昌之/作(Pフ) 講談社

 いないいないばあ!…ではなくて、にゃあ!思わずクスッと笑っちゃう、
 大人も子どもも楽しい絵本。

『ねんねんころりん』
 ふじもとのりこ/作(Pフ) 世界文化社

 ねこちゃん、わんちゃん、ねんねんころり、ねんころりん!
 ころりん!と動物たちと一緒に寝転びたくなります。

『こねこが』
 まつおかたつひで/作(Pマ) めくるむ

 こねこがおさんぽしています。ちょうちょう、かたつむり、かえる、せみ、
 ひよこなどたくさんのともだちと出会います。
 いっしょにあそびたいこねこは、こえをかけてみますが・・・。
 ちいさなおともだちが初めて出会ういきもの絵本にぴったりです。



★ちしき★

『遺跡から調べよう!』①旧石器・縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代
 設楽博己/著 (210) 童心社

 「遺跡」は土の中から発見される、人の暮らしたあとです。
 考古学者によって発掘された遺跡からは、ムラのようすや住まい、
 どんな道具を使ってなにを食べていたか、その時代の気候やおこった災害、
 病気までわかります。びっくりですね。
 今いる同じ場所で、昔の人はどんなことをかんがえていたのかな。
 日本中から発掘されたこの本を見て、はるか昔にタイムワープしよう!

『方言ずかん』
 本作り空 Sola/編(818) ほるぷ出版

 「方言」とは、かぎられた地域や地方でしか使われていない言葉のことです。
 ふだん学校やお家で使っている言葉の中にも、方言がまじっているかも?

『ちがいがわかるとおもしろい!東日本と西日本』
 (382) 汐文社

 そうそう、このちがいふしぎだった!えっ、そんなちがいがあったの?
 大人もふむふむ、楽しいシリーズ。

『野菜はすごい!』
 (596) 柴田書店

 おいしさ間違いなし!のレシピがたくさん。写真も見やすい。有名シェフのレシピ、
 ためしてみませんか?『料理はすごい!』『お菓子はすごい!』もあります。

『ぼくのわたしの著作権ずかん』
 (021) ほるぷ出版

 著作権、ときくとむずかしそうだけど、何かをかくとき、発表するとき、
 SNSで発信するときなど、実はいつも身近なもの。知らないと、自分がピンチに
 なったり、ほかの人を傷つけたりします。かならず学んでね。


★よみもの★

『オンボロやしきの人形たち』
 フランシス・ホジソン・バーネット/作(933ハネ) 徳間書店

 オンボロやしきの人形たちは、どんなときもまえむきでえがおいっぱい
。ところがある日、
 おそろしい話をきくことになるのです。ピンチをどうきりぬける? 低学年から

『とりあえずとりのはなし』
  おくはらゆめ/作(Fオ) あかね書房

 小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんの「メンフクロウのはなし」
 など、小学一年生からたのしめる3つの「とり」のおはなし。 低学年から

『チョコレートタッチ』
 パトリック・スキーン・キャトリング/作(933カト) 文研出版

 ある日、おかしが大すきなジョンは、ひろったコインでチョコレートを買いました。
 そのチョコレートを食べると、ふしぎなことがおこりはじめて…。 中学年から

『飛べないハトを見つけた日から』
 クリス・ダレーシー/作(933タレ) 徳間書店

 飛べなくなったレース鳩を助けたいダリル。ところが両親は反対。レース鳩の
 飼育員からも無理だときつい宣告を言い渡されます。さあ、ダリルのとった行動は?
 小さな命に向き合う少年のお話に引き込まれますよ。 10代から  

『チェスターとガス』
 ケイミー・マガヴァン/作(933マカ) 小峰書店

 補助犬の試験を落ちてしまった犬のチェスター。お手伝いすることになったのは、
 ほとんどおしゃべりしない男の子のガス。学校も苦手だし、困っていることがあるみたい。
 ガスのためにチェスターは頑張ります。二人で一緒に学校へ行くためには? 10代から

ポーチとノート』
 こまつあやこ/作(Fコ) 講談社

 高校二年生の未来(みく)は、友達がどんどん
大人になっていくのに、
 自分だけが取り残されたようで不安になって…。
 恋、家族、体の変化など、悩める女の子に寄りそう一冊です。 10代から
 

『アリスとふたりのおかしな冒険』
 ナターシャ・ファラント/作(933ファ) 徳間書店

 「嵐の湖学園」に入ったアリスは、空想好きの女の子。学園では新しい友達ができたり、
 変なしきたりにうんざりしながら、少しずつ生活に慣れていきましたが…。10代から

『#マイネーム』
 黒川裕子/作(Fク) さ・え・ら書房

 自分の名前、好きですか?中学一年生の明音(みおん)を取り巻く様々な「名前」の問題。
 行動を起こすのは勇気がいるけど、とても価値のあることなんです。10代から