あたらしいこどもの本
あたらしく入った本(令和7年4月UP)
ドキドキわくわくの新学期が始まりましたね。
図書館にもぞくぞくと新しい本が入っていますよ。
おすすめを紹介しますので、ぜひ読んでみてね!
★赤ちゃん
『パパさんぽ』きくちちき/作 文溪堂
「パパ」シリーズ第3弾!一緒に散歩に出かけると、わくわく気になる発見がいっぱい。もちろん最後はパパの出番!読みながら是非一緒に楽しんで。
★絵本
『ドラゴンはどこ?』レオ・ティマース/作 化学同人
おうさまがドラゴンをみたんだって!けらいたちは、見たことのないドラゴンをやっつけにでかけます。まっくらな中だと、なにもかもこわく見えるよね。さあ、ドラゴンは見つかるかな。けらいたちのドキドキが楽しいドラゴン退治の本。
『ぶたくんのそーっとそーっと』ふくだじゅんこ/作 大日本図書
声をかけられれば、かけられるほど、むしゃくしゃするときってない?ぷんぷん、どすどす!むしゃくしゃを止められないぶたくんは、もぐらさんの言葉でかわっていきます。もしかしたら、みんなもまねできるかも!
『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』いわまタケツグ/文 蟹江杏/絵 クレヨンハウス
おなかのすいたゾウさんを前に、ユキヒラさんがとりだしたのは、みどり色のちいさなおたま。いったい何をするのでしょう。読んでいる私たちも満たされた気持ちになりますよ。
『ひつじシステム』大串ゆうじ/作 小学館
なかなかねむれないときは、ひつじが1ぴき、ひつじが2ひき…と数えるといいっていうよね。ぼくも数えはじめたけれど、ひつじがどんどんふえて、えぇぇ!まさか!の展開に。はたして、無事にねむれたのかな?
『ガタンゴトンしょうてんがい』古沢たつお/作 PHP研究所
ようちえんの帰りに、おかあさんと買い物にきたコウくん。ガタンゴトンとやってきたのは、やおやさんや、ぱんやさん、レストランもある電車のしょうてんがい。こんなお店に行きたいね。でんしゃの好きな子、さあ、どうぞ。
『ここは、ようかいチビッコえん ヒュードロ・タウンのようかいたち』富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店
ヒュードロ・タウンのチビッコえんには、げんきなこどもたちがいっぱい。あそびもおさんぽも、きゅうしょくもあります。あれ?でも少しちがう?楽しいチビッコえんのいちにちのお話です。
『はるがきた!いいものいくつ?』おおたぐろまり/作 福音館書店
こうえんではるをさがしてみよう!なにかいいもの、見つかるかな?カナヘビやチョウチョウ、ハチやメダカがたくさんいるよ。数えながら、さがしてみてね。
『もじもじモンスター』キリーロバ・ナージャ/文 古谷萌/絵 五十嵐淳子/絵 文響社
ほかのだれかとは、ちょっとちがう。そんな子どもが主役のえほん『レアキッズのための絵本』シリーズ。学校でほとんどしゃべらない、もじもじくんもじもじさんが主役です。
『巨石運搬! 海をこえて大阪城へ』鎌田歩/作 アリス館
お城の大きな石。どこにあったの?どうやってはこんだの?
この絵本の大きな石は、瀬戸内海の島から運ばれます。大きな大きな石を、人が道具をつかって割って、運びます。読みながら、がんばれ!って、おもわずさけんじゃいそう。がんばれ!
『あのひのきもち』かさいまり/文 岡田千晶/絵 金の星社
なかよしのネズミとリス。きょうのネズミは、かなしいきもちでいっぱい。リスは、ネズミの話を静かに聞きます。よりそうことのしあわせが染みる絵本です。
『ともちゃんとうし』市川朔久子/文 おくやまゆか/絵 岩崎書店
学校にいきたくないともちゃんと、牧場から逃げてきた、うし。のはらでいっしょに遊びます。「もっ」としゃべる、とぼけたうしさんと、わたしもあそびたい!
『ぐうたらねこ』ひがしちから/作 佼成出版社
はるくんの家のぐうたらねこは、とにかく、ぐうたら!表紙からぐうたら。ぐうたらポーズのねこが、はしからはしまで、楽しめます!
『すいちゃんはいそがしい』こどもの視点ラボ/企画 てんてん/写真 Gakken
4さいのすいちゃんの一日を、ずーっとカメラで追います。子どもはよく遊んでよく動くもの、と思ってはいたけれど、起きてから寝るまで、こんなにいろんなことをして、こんなに動いているんだ!と、びっくりです!
★読み物
『子ねずみウォルターはのんびりや』マージョリー・フラック/作 徳間書店
気づくと一人ぼっちになっていた、のんびりすぎるウォルター。家族さがしの旅のなかで、ゆかいな仲間と出会います。短い10章に分かれているので、一人で物語を読み始めた人や、おうちの人が読んであげるのにぴったりの一冊。低学年から
『つくしちゃんとながれぼし』いとうみく/作 福音館書店
つくしちゃんのおはなし2作目。今回は友だちとのお話が3つ。色えんぴつをかしてあげたくない友だちとのことや、ねこをあずかるお話など、いやだなあと思ったり、すごいなあと思ったり。つくしちゃんのお話を楽しんで。低学年から
『純喫茶クライ 地図にないお店』吉田桃子/作 岩崎書店
純喫茶クライは、地図にのっていない不思議なお店。子どもが困っているときに、現れます。喫茶店では代金はいりませんが、メニューをひとつ食べないといけません。喫茶店の心温まる5つのお話を味わってください。高学年から
『ライオン』ウイリアム・ペーン・デュボア/作 瑞雲舎
ずーっとむかし。動物は、天使がつくっていました。まず名前を考え、つぎに、それにふさわしい形を考えます。「ライオン」という名前を思ついた天使は、さて、どんな動物をつくるでしょうか。低学年から
★知識
『わらって、考える!イグ・ノーベル賞ずかん』ほるぷ出版
人々を笑わせ、思わず考える研究をする人に贈られるイグ・ノーベル賞。
研究内容はとても"ヘン"で、笑ってしまいます。お気に入りは「本当にバナナの皮はすべりやすいのか?」です。
『知って極める!ラーメンのすべて』ラーメンのすべて編集部/編 メイツユニバーサルコンテンツ
今や国民食といえる"ラーメン"ですが、ラーメンってそもそもどうやって作るか知っていますか?気になるご当地ラーメンものっていて、読んでいるだけでもお腹がすいてきますね!
『そうだったのか!カタツムリとナメクジ』嶋田泰子/著 はたこうしろう/絵 童心社
カタツムリは正式な名前じゃない?仲間は日本に800種類以上もいるって本当?ナメクジはカタツムリの進化したもの?じっくりながめて調べてみると、不思議と驚きがたくさん!
『宝石おりがみ キラキラにかがやく』日本文芸社/編 日本文芸社
ダイヤモンド、ルビー、トパーズ、キラキラかがやく宝石が大好きな人、すてきな宝石が折り紙で作れちゃいます。作った宝石はかざったり、アクセサリーにしたり、アイディアもいっぱい!きれいな石の本を探している子、みてね。
『星空写真家KAGAYA月と星座 月』KAGAYA/写真 山下美樹/文 金の星社
夜空の楽しみ方を美しい写真とともに紹介しています。月の満ち欠けや月食のしくみだけでなく、天体観測や月の撮影の仕方なども解説してくれています。今日の夜空はどんなかな?
『こどもふざけ方教室』オモコロ/著 小学館
『コロコロコミック』の「オモコロ放課後クラブ」のファンブック、だそうです。アツい!とにかくアツい!オトナになってしまったわたしには、読むのも大変だしよくわからないのですが、小学生のみんななら楽しい!
『川あそびのやくそく』汐文社
海よりも身近にある、川。橋を渡ったり、河原におりたり。「いつもの場所」だから、その危険に気づきにくいこともあります。毎年、何人ものこどもが、川で命を落とします。命を守るために、危険を知っておきたいですね。
『スクールハラスメント』さ・え・ら書房
こどもには、こどもの権利があります。家庭でも社会でも、守られ、こどもにとっていちばんよいことをしてもらう権利があります。それはこどもが長い時間をすごす学校でも、同じです。おとなも、こどもも、この本でいっしょに学びましょう。
『SNSから心をまもる本 被害者にも加害者にもならないために』Gakken
友だちとつながったり、推しとつながったり、楽しいことの多いSNS。でも、ちょっと油断すると危険なことがたくさんあることは、みんな知っているでしょう。わかっているけど、もう一度、きちんとルールとマナーを学びませんか。とりかえしのつかないことになる前に。
『じぶんのおていれ、じぶんでできるかな?』岩崎書店
目、はな、耳、歯、つめ、体、かみのけ。全部で7冊。なぜきれいにしなきゃいけないの?どうやってやればいいの?子どもが自分で読んで、自分でできるように書かれています。意外に、おとなでも知らなかったりするかも。
『100%スキー』ギョーム・デミュール/著 サウザンブックス社
この冬は、大雪がありましたね。雪の遊びといえば、スキー!スノボ!スキーのことをこの本で読んで、次の冬には、ゲレンデにいってみませんか?菰野町の御在所岳(ございしょだけ)でもスキーができるんですよ。次の冬をお楽しみに!
あたらしく入った本(令和7年2月UP)
まだまだ外は寒いけれど、少しずつ春の気配を感じますね!
新しく入った本の中から、おすすめを紹介します。
ぜひ読んでみてね!
★絵本
『あくたれラルフますますあくたれる』 ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 出版ワークス
るすばんをしていたラルフのところへやってきたのらねこたち。いたずらのかぎりをつくし、町はおおさわぎ!ますますパワーアップするラルフにおどろいて!
『カレーライスだいすき』 苅田澄子/文 いわさきまゆこ/絵 金の星社
カレーライスは好きですか?この本では、ていねいにカレーライスを作ります。
特に見てほしいのは、なべのふたをあける瞬間!湯気とともにおいしそうなカレーがページいっぱいに広がります!
今日の晩ごはんのメニュー決定!
『100ぴきかぞくすいぞくかんへいく』 古沢たつお/作 大日本図書
ねこのかぞくが、すいぞくかんへ。おなじかおに見えても、みんな、きているものもやっていることもちがう。
すいぞくかん、あなたはどこがすきかな。
『ミーコ』 長谷川義史/作 講談社
長谷川義史さんが子どものころに飼っていたねこのミーコ。イヌネコ本の好きな人、泣きます。注意。
『それゆけ!ばあちゃんぐんだん!』 ジュディス・カー/作 好学社
なんともパワフルで、ゆかいなおばあちゃんぐんだん!こまったときには、えっ!とおどろくとくいわざで、さっと助けてくれるたのもしさ!
なんだかワクワクするよ。
『おせち』 内田有美/作 満留邦子/料理 福音館書店
実際に作られたおせちを、絵にしました。ひとつひとつの料理の説明と、それがみんな詰まったお重の、なんて美しくておいしそうなこと!
『はたらく図書館』『はたらく製本所』 矢萩多聞/文 吉田亮人/写真 創元社
「写真絵本はたらく」シリーズ、待っていた図書館バージョン!
わたしたちの一日も、ほんとにこんな感じです。これに、行事や会議など様々なことが足されていきます。
製本所の仕事と合わせて、本好き必読です!
『せかいにひとつ あなたのうた』 二コラ・デイビス/文 マーク・マーティン/絵 子どもの未来社
この絵本がうたうのは、「こどものけんり」です。うまれたらすぐ、「こどもらしくいきる」うたがはじまります。それは、ひとりひとりにかならずある、だれにもうばうことができないうた。さあ、うたおう!
『ともだち』 リンダ・サラ/文 ベンジー・デイヴィス/絵 ひさかたチャイルド
とてもなかよしだ、って思っているともだちに、もうひとり、なかよしができたらどう思う?え、って、なんで?って、じゃまをしないでって、思わない?ともだちって、むずかしいけど、大すきだよね。
『ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり』 田中六大/作 佼成出版社
みなさんは、ごみをきちんと分別してすてていますか?
ペットボトルをすてるとき、これ、ほんとにリサイクルされてるのかな?なんて思いませんか?では、ペットボトルくんにおしえてもらいましょう!
★読み物
『山の学校 キツネのとしょいいん』 葦原かも/作 講談社
本のかしだしカードのピッをやってみたいなあ。そうだ、としょいいんになろう!と、学校にやってきたキツネの子。
図書館でも、バーコードのピッと、本のせなかをコシコシこするのも、人気でした。低学年から
『こてんちゃんがきた!』 いとうみく/作 理論社
てんにゅうせいのこてんくんは、ちょっとへん?はねをせおい、げたをはき、うちわをもって…。元気いっぱいこてんくんの楽しいおはなし。低学年から
『今日も誰かの誕生日』 二宮敦人/作 光村図書出版
誕生日はやっぱりちょっと特別な日。おめでとうの言葉も、プレゼントも。
誕生日にまつわる6つのお話が入っています。心がほわっとあたたくなるよ。10代から
『ハルカの世界』小森香折/作 BL出版
中学生になり、美術部に入った遥は最近、不思議な夢を見る。アウレリアという王国に自分がいる夢だ。どうやらアウレリアは、「絵の中の世界」らしい。遥はその王国を救うため、戦うことを決意する。10代から
『トッケビ梅雨時商店街』 ユ・ヨングァン/作 静山社
不幸を売って思うがままの幸せを手に入れる。トッケビたちの待ち受ける不思議な商店街へ向かったセリン。梅雨の間だけの世界。どんな幸せを手に入れる?韓国の小説。10代から
★知識
『こおりのせかい なんきょくへいこう』 ひさかたチャイルド
日本から遠くはなれたところにある、世界一寒い南極。南極には、地球のことを知るヒントがたくさん隠されています。南極の自然や地球の秘密を知るために、観測隊員たちがどんな研究をしているのか、見てみよう!
『せかいの国鳥 にっぽんの県鳥』 ポンプラボ/編集 カンゼン
多くの鳥の中から、県を代表するシンボルとして選ばれた"県鳥"。また、国を象徴する存在として選ばれた"国鳥"。きれいな写真とともに、紹介されています。
ちなみに三重県の"県鳥"は…知っているかな?
『ときめくニッポン職人図鑑』 大牧圭吾/著 オークラ出版
日本各地には、その土地の素材や歴史を生かした伝統工芸品があります。
今回はその伝統工芸品を作る職人さんに注目しました。31人の職人さんに工芸品の作り方やスゴ技のコツ、いろんなことをインタビューしました。三重県の職人さんも登場しますよ。
『スポーツを支える仕事』 元永知宏/著 岩波書店
スポーツの仕事とは、選手で活躍することばかりではありません。
広報、記録員、介助員、栄養士、通訳など、さまざまなジャンルがあります。
好きなスポーツに関わりたいけど、選手としては…と思っている人も、チャレンジしてみませんか?
『支える仕事の一日』 WILLこども知育研究所/編著 保育社
「会社員の仕事見る知るシリーズ」の1冊。会社の仕事って、実は、あまりわからない。
そんな、会社の中での仕事を紹介してくれるシリーズです。
『動物の今と昔ずかん くらべてみたらすごかった!』 土屋健/著 ほるぷ出版
今見ている動物たちは、昔はこんなすがただったの?大きさも食べ物も、あまりのちがいにビックリ。今の方が少しかわいい気がするのは、見慣れているからかな。面白いよ。見て!
『みんなが知りたい!不思議な「カビ」のすべて』 メイツユニバーサルコンテンツ
ダンボールに入れていたみかんにカビがはえてしまった…そんな経験ありませんか?
でも、カビは私たちが使う薬になったり、食べ物になったり、役立つこともあるんです。
あたらしくはいった本(令和6年12月UP)
『だいすきドクターイエロー』 小賀野実/写真・文 JTBパブリッシング
あたらしくはいった本(令和6年10月UP)
★赤ちゃん
『コーギーちゃんはおねむです』
エリン・ヘッグ/作 評論社
accototo/作 PHP研究所
『ひめさま!おばけもおばけこわいーでござる』
丸山誠司/作 光村教育図書
植田まほ子/絵 ワタナベマキ/料理 主婦と生活社
福田雄介/文 関俊一/絵 福音館書店
ふくだのぞみ/作 岩崎書店
ロバート・ブライト/作 好学社
ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
ヘザー・ハート=サスマン/文 ジュヌヴィエーヴ・コテ/絵 サイエンティスト社
くりはらたかし/作 佼成出版社
イエルク・シュタイナー/文 イエルク・ミュラー/絵 ほるぷ出版
ジョイ・カウリー/文 佐竹美保/絵 徳間書店
ジェニー・ロブソン/作 文研出版
佐藤まどか/作 フレーベル館
工藤純子/作 金の星社
テア・ランノ/作 小学館
田丸雅智/作 Gakken
WILLこども知育研究所/編著 金の星社
鈴木 秀樹/監修 カンゼン
植田和貴/文 少年写真新聞社
水口博也/著 少年写真新聞社
ナカムラクニオ/著 ホーム社
福井歩/写真・文 少年写真新聞社
柳田理科雄/著 小学館
スタジオタッククリエイティブ
山本省三/作・絵 くもん出版
NHK「ぼくドコ」制作班/編 NHK出版
あたらしくはいった本(令和6年7月UP)
キッチンミノル/作 テキサスブックセラーズ
キム・ジョンソン/作 評論社
キョン・ヘウォン/作 パイインターナショナル
きしだえりこ/文 あべはるえ/絵 福音館書店
キム・ファン/文 チョン・ジンギョン/絵 童心社
デルフィーヌ・ブルネ/作 ひさかたチャイルド
かのうかりん/作 PHP研究所
クォン・ジョンミン/作 NHK出版
さとうわきこ/作 福音館書店
たなかひかる/作 大和書房
平田昌広/作 オカダケイコ/絵 あかね書房
ビクター・ベルモント/作 河出書房新社
ななもりさちこ/作 理論社
岡田淳/作 偕成社
京極夏彦/作 岩崎書店
清水晴木/作 岩崎書店
ごとうひでゆき/作 みつたけたみこ/絵 スタジオタッククリエイティブ
平坂寛/文 キッチンミノル/写真 長嶋祐成/絵 福音館書店
成美堂出版
舘野鴻/作 福音館書店
渡邉克晃/著 秀和システム
かんばこうじ/著 誠文堂新光社
そにしけんじ/まんが 学研プラス
朽木祥/作 講談社
辻村深月/作 ポプラ社
あたらしく入った本(令和6年6月UP)
★赤ちゃん
大塚健太/文 山村浩二/絵 岩崎書店
なるかわしんご/作 イマジネイション・プラス
シゲリカツヒコ/作 KADOKAWA
タツトミカオ/作 ひかりのくに
たるいしまこ/作 福音館書店
クリスティーナ・キンテロ/文 サラ・ゴンサレス/絵 ほるぷ出版
手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社
シドニー・スミス/作 偕成社
さとうわきこ/作 偕成社
さとうわきこさんの、楽しいおはなし。
せなけいこ作/作 金の星社
『西遊記』のその後、木魚(もくぎょ)のはじまりのおはなし。
おくはらゆめ/作 光村図書出版
自分たちの力で新しい一歩をふみだそうとする二人の物語。10代から
日向理恵子/作 童心社
金城宗幸/原作 講談社
ヴァルシャ・バジャージ/作 あすなろ書房
大西暢夫/著 アリス館
池田菜津美/文 松橋利光/写真 新日本出版社
あたらしくはいった本(令和6年5月UP)
ステキな新刊をお届けしますよ。
★えほん★
『こどもべやのよる』
出久根育/作 岩波書店
さとうめぐみ/作 ひかりのくに
寒がっていたので、たまごやきさんはカーディガンを貸してあげました。
他にも困っているおかずが登場します。
大石可久也/絵 かたり=輪島・朝市の人びと 福音館書店
心に残していきたい風景です。
内田麟太郎/文 クレーン謙/絵 ハッピーオウル社
内田麟太郎/文 黒井健/絵 文研出版
ウシガエルも、アマガエルに声がかけられませんでした。小さすぎて。
同じカエルなのに…。いっしょに遊びたい二匹は無事に友達になれるのでしょうか。
如月かずさ/作 小峰書店
岩瀬成子/作 PHP研究所
村中李衣/作 世界文化ブックス
こんなうさぎに関する話が七編あります。中学年から。
辻村深月/著 毎日新聞出版
『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』 (岩波ジュニア新書)
阿部芳郎/編著 岩波書店
はまのゆか/絵 Gakken
山崎賀功/著 自由国民社
丹羽拳士朗/著 イカロス出版
あかつき教育図書
山田康弘/著 スタジオタッククリエイティブ
岩崎恭子/著 誠文堂新光社
『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』
川端裕人/作 中垣ゆたか/絵 講談社
宮原克人/編 堀川理万子/絵 農山漁村文化協会
鈴木純/著 ブロンズ新社
金の星社
日本だけではなく、世界のくさい食べ物についても知ることができます。
あたらしくはいった本(令和6年4月UP)
シンプルな色とデザインに手書きの文字がうつくしい。
あたらしくはいった本(令和6年3月UP)
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!
ウサギのソロモン、へんしんする
★よみもの★
あたらしくはいった本(令和5年11月UP)
だんだんと秋も深まって、夜が長くなってきました。
★えほん★
シャノン・ストッカー/文 デヴォン・ホルズワース/絵(Pホ) 光村教育図書
オリヴァー・ジェファーズ/作(Pシ) 化学同人
あべ弘士/作(Pア) KADOKAWA
町田尚子/作(Pマ) ほるぷ出版
伊佐久美/作(Pイ) 講談社
たてのひろし/作(Pタ) 小峰書店
ダグ・サラティ/作(Pサ) 学研
メリッサ・スチュワート/文 ロブ・ダンラヴィ/絵(Pタ) BL出版
降矢なな/作(Pフ) 童心社
川村みどり/文 すぎはらともこ/絵(Pス) 徳間書店
黒柳徹子/原案 柏葉幸子/文 松本春野/絵(Pマ) 講談社
★赤ちゃんえほん★
みなみじゅんこ/作(Pミ) アリス館
(750) 汐文社
(814) 講談社
いわさゆうこ/著(471) 文一総合出版
おかべたかし/文 やまでたかし/写真(834)
金沢健児/著(783) 学研
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
ネコのなまえは、さいごのおたのしみ。くすっと笑えるお話です。
自分で読むなら低学年から。
ミシェル・ペイヴァー/作(933ヘイ) 評論社
シリーズの第7弾。10代から。
あたらしくはいった本(令和5年9月UP)
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。
雨がだいすきなあのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
きもちよさそう!
リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
おとなのカメになり、海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
自然の偉大さにおどろくばかりです。
ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。
つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
お父さんにおそわりながらエルジャンが小さなひなからそだてあげます。
どんなイヌワシつかいになるのでしょう。
中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
かんたんインスタントねこ生活!でも、作り方は守ってね!
時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!
ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
★ちしきの本★
方盛国/著(489) 技術評論社
パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
なにがって?
(788) 学研
さとうかよこ/著(407) 新星出版社
いますぐに、やってみたくなりますよ。
森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!
(519) さ・え・ら書房
なぜそれがおこり、どう対応したのか。年代ごとに学ぶことができます。
2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。
★よみもの★
鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
いとうひろし/作(Fイ) 理論社
10代から
キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から
ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。
あたらしくはいった本(令和5年7月up)
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています
こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。
★ちしきの本★
ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
おもしろいことがわかります。
また社会においても大きな力になると著者は提案します。
★よみもの★
年長から
ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から
ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から
あたらしくはいった本(令和5年5月)up
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。
(726研究) BL出版
あたらしくはいった本(令和5年3月)up
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。
柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
せなけいこ/作(Pセ) 童心社
ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から
昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
安房直子/作(Fア) 偕成社
金子信久/著(702) 東京美術
エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
松橋利光/著(366) 山と渓谷社
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
(383) Gakken
出口智之/著(910) 岩波書店
「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。
「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。
あたらしくはいった本(令和4年11月)up
あたらしくはいった本(令和4年9月)up
まだあついけれど、秋はすぐそこ。
としょかんでも、秋の本をよういしてまっています。
かつやく!
怖すぎない、ようかい絵本です。
の絵本。絵は、写真以上にくわしく、正しく、わかりやすく見せてくれますよ。
です。
す。
おこるの?
本です。
の?でも、気になるよ。
に…、
あたらしく入った本(令和4年7月UP)
まいにち、とてもあついですね。
しっかり水分をとって、むりせずに、
たのしい夏をすごしてくださいね。
あたらしくはいった本(令和4年5月up)
あたらしいこと、たのしいこと、いっぱいでしょうか?
図書館にも、いっぱいあたらしい本がはいりました。
気になる本があるか、チェックしてみてね。
サラ・オレアリー/作 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
あたらしくはいった本(令和4年3月up)
だんだんあたたかくなって、春がやってきましたね。
そんな新しい季節に、本との出会いはいかがですか。
としょかんでおまちしています。
★えほん★
『スリー 3ぼんあしのしあわせなイヌのはなし』
スティーヴン・マイケル・キング/作(Pキ) イマジネイション・プラス
さんぽのすきなスリーがであったのは、4ほんあしや6ぽんあし、
8ほんあしのいきもの。そして、スリーのまねをする2ほんあしのおんなのこ。
なかよくなるのに、からだのちがいはなんでもないね。
たのしく、しあわせなきもちになれます。
『しあわせ ぎゅ~っ!』
ジーン・リーディ/文 ジョーイ・チョウ/絵(Pチ) 岩崎書店
ソーシャルディスタンスを求め続けられる毎日に、少々うんざりしていませんか?
こんなふうにぎゅ~っとできたら、きっとしあわせだろうなあ。
『ハムおじさん』
大桃洋祐/作(Pオ) 徳間書店
めざましどけいをしゅうりにだそうとでかけたハムおじさん。
ついでにぶらぶらおかいもの!そんなにかってだいじょうぶ?
『クロべえ』
ふくだいわお/作(Pフ) 光村教育図書
ぼくがうまれるまえからいるクロべえ。
いっしょにおどろいたり、あいさつしたり、ゆっくりゆっくりあるくさんぽ。
いっしょにあるくと、きもちがわかるね。めつきのわるいクロべえがかわいい!
『ねこまたごよみ』
石黒亜矢子/作(Pイ) ポプラ社
はるは「おはにゃみ」、なつは「たにゃばた」…と、ねこまたかぞくは
いちねんじゅうおおいそがし!ねこまたのせかいって、こんなかんじ!?
『うちにパンダがいるよ』
唐亜明/文 高畠純/絵(Pタ) 偕成社
5さいのかなちゃんと、おおきなパンダのぬいぐるみパンパン。
ふしぎなゆきだるまのなかよしでたのしいおはなし。
『る』
さいとうしのぶ/作(Pサ) PHP
「さる」「かえる」「らんどせる」る、る、る…「る」ではじまることば、
なにがある…!?この本をよめば、「る」のしりとりに勝てます!
『こんなかお、できる?』
ウィリアム・コール/文 トミー・ウンゲラー/絵(Pウ) 好学社
なかなか寝ないフランシス。お父さんは「こんなかお、できる?」あそびを
思いつきます。どれも、かわいくない顔なのがポイント!ウンゲラーの絵がナイス!
『やっぱり じゃない!』
チョーヒカル/作(Pチ) フレーベル館
早くも『じゃない!』の続きがでました。1作目と違うのは、その楽しみ方。
そう、なかみが何か、を当てることですよね。
『ダンボール』
ユン・ヨリム/文 イ・ミョンハ/絵(Pイ) トイ・パブリッシング
おうちに届いた宅急便。中身を出したら、ダンボールはポイッ。…ごそごそ、もぞもぞ。
からっぽだー!!動き出したダンボールたちは、なんでもかんでも食べつくす!
あなたのおうちのダンボールは、どうでしょう?
『ここからおいしい よかんがするよ』
たな/作(Pタ) パイインターナショナル
とてもおいしそうな絵!めくるたびに、おいしいものが出てきます。
ホットケーキのアイデアもすてき。同じ作者の『おじいちゃんとパン』もぜひ!
『どうしてパパとけっこんしたの?』
桃戸栗子/作(Pモ) 福音館書店
どうぶつのこどもたちが、ママに聞きます。そのこたえは?
ちょっと動物たちのことがわかる楽しい絵本。
おうちで読みきかせはどうでしょう。答えのご用意もお忘れなく。
『てんじつき さわるえほん 音にさわる』
広瀬浩二郎/文 日比野尚子/絵(Pヒ 人権) 偕成社
春の音、夏の音、秋に、冬。さわってわかる、音の世界。目の見えない人は、
こんなふうに感じているのかな?目を閉じて、そおっと本をさわってみてね。
『二番目の悪者』
林木林/文 庄野ナホコ/絵(Pシ) 小さい書房
人が言ってた。みんな言ってる。ネットでうわさになってる。では、自分の目と
耳で確かめたのか?二番目の悪者とは、誰のことなのか。静かな評判の本が、
大きめのサイズになりました。中高生や大人にも読みきかせをしてみたい。
★あかちゃんえほん★
『あ・さ・ご・は・ん!』
武田美穂/作(Pタ) ほるぷ出版
「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ第4弾。今回のテーマは「あさごはん」。
ほかほかごはんにおみそしる、じゅーじゅーやいたしゃけもとってもおいしそう!
「いただきます!」。これなら毎朝、いいスタートがきれそうです。
『いないいないにゃあ』
沖昌之/作(Pフ) 講談社
いないいないばあ!…ではなくて、にゃあ!思わずクスッと笑っちゃう、
大人も子どもも楽しい絵本。
『ねんねんころりん』
ふじもとのりこ/作(Pフ) 世界文化社
ねこちゃん、わんちゃん、ねんねんころり、ねんころりん!
ころりん!と動物たちと一緒に寝転びたくなります。
『こねこが』
まつおかたつひで/作(Pマ) めくるむ
こねこがおさんぽしています。ちょうちょう、かたつむり、かえる、せみ、
ひよこなどたくさんのともだちと出会います。
いっしょにあそびたいこねこは、こえをかけてみますが・・・。
ちいさなおともだちが初めて出会ういきもの絵本にぴったりです。
★ちしき★
『遺跡から調べよう!』①旧石器・縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代
設楽博己/著 (210) 童心社
「遺跡」は土の中から発見される、人の暮らしたあとです。
考古学者によって発掘された遺跡からは、ムラのようすや住まい、
どんな道具を使ってなにを食べていたか、その時代の気候やおこった災害、
病気までわかります。びっくりですね。
今いる同じ場所で、昔の人はどんなことをかんがえていたのかな。
日本中から発掘されたこの本を見て、はるか昔にタイムワープしよう!
『方言ずかん』
本作り空 Sola/編(818) ほるぷ出版
「方言」とは、かぎられた地域や地方でしか使われていない言葉のことです。
ふだん学校やお家で使っている言葉の中にも、方言がまじっているかも?
『ちがいがわかるとおもしろい!東日本と西日本』
(382) 汐文社
そうそう、このちがいふしぎだった!えっ、そんなちがいがあったの?
大人もふむふむ、楽しいシリーズ。
『野菜はすごい!』
(596) 柴田書店
おいしさ間違いなし!のレシピがたくさん。写真も見やすい。有名シェフのレシピ、
ためしてみませんか?『料理はすごい!』『お菓子はすごい!』もあります。
『ぼくのわたしの著作権ずかん』
(021) ほるぷ出版
著作権、ときくとむずかしそうだけど、何かをかくとき、発表するとき、
SNSで発信するときなど、実はいつも身近なもの。知らないと、自分がピンチに
なったり、ほかの人を傷つけたりします。かならず学んでね。
★よみもの★
『オンボロやしきの人形たち』
フランシス・ホジソン・バーネット/作(933ハネ) 徳間書店
オンボロやしきの人形たちは、どんなときもまえむきでえがおいっぱい。ところがある日、
おそろしい話をきくことになるのです。ピンチをどうきりぬける? 低学年から
『とりあえずとりのはなし』
おくはらゆめ/作(Fオ) あかね書房
小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんの「メンフクロウのはなし」
など、小学一年生からたのしめる3つの「とり」のおはなし。 低学年から
『チョコレートタッチ』
パトリック・スキーン・キャトリング/作(933カト) 文研出版
ある日、おかしが大すきなジョンは、ひろったコインでチョコレートを買いました。
そのチョコレートを食べると、ふしぎなことがおこりはじめて…。 中学年から
『飛べないハトを見つけた日から』
クリス・ダレーシー/作(933タレ) 徳間書店
飛べなくなったレース鳩を助けたいダリル。ところが両親は反対。レース鳩の
飼育員からも無理だときつい宣告を言い渡されます。さあ、ダリルのとった行動は?
小さな命に向き合う少年のお話に引き込まれますよ。 10代から
『チェスターとガス』
ケイミー・マガヴァン/作(933マカ) 小峰書店
補助犬の試験を落ちてしまった犬のチェスター。お手伝いすることになったのは、
ほとんどおしゃべりしない男の子のガス。学校も苦手だし、困っていることがあるみたい。
ガスのためにチェスターは頑張ります。二人で一緒に学校へ行くためには? 10代から
『ポーチとノート』
こまつあやこ/作(Fコ) 講談社
高校二年生の未来(みく)は、友達がどんどん大人になっていくのに、
自分だけが取り残されたようで不安になって…。
恋、家族、体の変化など、悩める女の子に寄りそう一冊です。 10代から
『アリスとふたりのおかしな冒険』
ナターシャ・ファラント/作(933ファ) 徳間書店
「嵐の湖学園」に入ったアリスは、空想好きの女の子。学園では新しい友達ができたり、
変なしきたりにうんざりしながら、少しずつ生活に慣れていきましたが…。10代から
『#マイネーム』
黒川裕子/作(Fク) さ・え・ら書房
自分の名前、好きですか?中学一年生の明音(みおん)を取り巻く様々な「名前」の問題。
行動を起こすのは勇気がいるけど、とても価値のあることなんです。10代から
あたらしくはいった本(令和3年11月up)
はっぱの色が赤や黄色になってきましたね。
すっかり秋です。
図書館では、たのしい本がみなさんをまっています。
「読書の秋」、たくさん読んでくださいね。
★えほん★
『めんぼうズ』
かねこまき/作(Pカ)アリス館
めんぼうが、むれをなして歩いていく様子を想像したことがありますか?
ないですよね、ふつう。
作者は、めんぼうの先をつまんで顔を作るというアートを
しているそうです。めんぼう・・・
『ねむたくないせんにん』
ナカマサトシ/作(Pナ)佼成出版社
せんにんむらにすむ、ねむたくないせんにん。
おひるねせんにんからもらった、パジャマとふかふかのふとんが
きもちよすぎで、ついあくびがでてしまいます。
お昼寝前の読み聞かせにどうでしょう?
『そらをとびたい』
山本直洋/写真 ちかぞう/文(Pヤ) 小学館
かつて、空飛ぶ夢をよく見ました。
ぐんぐん高くのぼり、地を見下ろして自由に飛び回る。
気持ちが良すぎて、目をさますとがっくりでした。
この本で、あの気持ちよさを思い出しました。
空を飛ぶ夢をかなえてくれる写真絵本です。
『トトのかんぱい』
タカハシペチカ/文 すぎはらけいたろう/絵 (Pス) 至高社
のみものをのむときに、いつでもだれかとかんぱい!
それはえがをがつながるとき。トトはだれとかんぱいしたかな?
あなたもきっとかんぱいしたくなるよ!
『おじさんのぼうしはどこいった?』
ジョアン・L・ノドセット/文 フリッツ・シーベル/絵 (Pシ) 出版ワークス
おじさんのおきにいりのむぎわらぼうしは、ふるくてちゃいろのすてきなぼうし。
あるひ、つよいかぜにふきとばされて、どこかへとんでいってしまいました。
なやをさがし、とりごやをさがし、みんなにもきいてみたけれど…
いったいどこへ?
『野ねずみきょうだいの草花あそび』
相澤悦子/文 長谷川直子/絵 (Pハ) 福音館
野ねずみたちが、木の実や葉っぱをあつめて、作っているのは、
落ち葉のハリネズミ、クリスマスツリー、花おり。
とても楽しそう。どうやって作るのかな?
さいごのページに、作り方と、写真もあります。やってみてね。
『うちのねこ』
高橋和江/作 (Pタ) アリス館
さいしょはかみついたり、ひっかいたり、わたしをこわがるねこ。
でも、ゆっくりなかよくなって…。
「のらねこ」から「うちのねこ」になるまでのおはなし。
『キリンのなやみごと』『ペンギンのこまりごと』
ジョリ・ジョン/作 レイン・スミス/絵 (Pス) 化学同人
キリンはくびがながいことをなやんでいます。
ペンギンもいやなことばかりでこまっています。
それなのに、だれもわかってくれません。
でも、ほんとうにわるいことばかりなのかな…?
『秋』
かこさとし/作 (Pカ) 講談社
からすのパンやさんやだるまちゃんシリーズなどで知られ、
親しまれてきた、かこさとしさん。
自身の戦争体験をもとに描いた未発表の紙芝居が見つかり、
絵本として刊行されました。
最初の原稿執筆が1953年、構想から68年、半世紀以上を経て、
初めて世に出るオリジナル作品です。
戦争の悲惨さに怒り震えるかこさんが、いつまでも忘れずに、
こどもたちに伝えようと、平和を願う、強い思いが込められています。
子どもたちの未来を考えるすべての皆さんに、
天国のかこさんからのおくりものです。
『ケイン、きょうもよろしくね!』
ソン ギョク、ペク ウンジュ/文 シン ドゥヒ/絵 (Pシ人権) 新日本出版社
少女の、目が見えなくなっていくときに感じたこと。
同じように見えない人の感じていること。
両方を知って、少女が決断したときの笑顔がすてきです。
目が不自由な人がもつ白い杖のことを、
韓国ではケインと呼ぶこともあるそうです。
★ちしきの本★
『しらべるちがいのずかん』
おあかべたかし/文 やまでたかし/写真 (013) 東京書籍
にているようで、ぜんぜんちがう。
たとえば、卵(たまご)と玉子(たまご)のちがいって?
大人でもおもわず「へえ~」と言ってしまうような
ちがいがたくさんあります。
『いつの間にか覚えてる!世界の国が好きになる国旗図鑑』
小林知之/著(288) 太田出版
こんなにカラフルで、こんなにそっくりの国旗があって、
こんなに思いのこもっている国旗たちを知りませんでした。
国旗同士の会話も面白いです。
いろんな国のことを、まるで友だちのように感じられるようになるかも。
『夢のねだん図鑑』
(337) KANZEN
こんな仕事をしたい。こんなこと、できるようになりたい。
そんな夢がどうやったらかなうのかが、リアルにわかります。
そして、大人にならなくてもかなう夢、あります!
『世界のグルメ図鑑』
(383)学研
思わずよだれが出てしまいそうな世界のグルメがいっぱい!
ガレット、パエリアはみんな知ってるかな。
じゃあ、シュバイネコテレットは?
名前はむずかしいけど、おいしそう。
『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』
前川佳代/著 宍戸香美/著 (383) かもがわ出版
『枕草子』や『源氏物語』が書かれた平安時代。
フルーツ、かき氷、スナック菓子…
いつの時代もスイーツ大好き!レシピもあります。
『妖怪がやってくる』
佐々木高弘 (388) 岩波書店
妖怪はどこにいる?どこからやってくる?
古い本を調べていくと、まるで人間のように道を通ってくる
様子が見えてきた。
妖怪のイメージが変わるかもしれません。
『世界のことわざ ものの見方が変わる!』
(388) ナツメ社
日本だけじゃなくて、世界にはことわざがいっぱい。
勇気がでることわざ、おもしろいことわざ、こわいことわざ。
日本とよく似ていることわざもあります。
いろいろな国の情報もいっぱい。世界旅行のつもりで読んでみてね。
『まちのナニコレ?図鑑』
(510) 小学館
まちなかでよく見るナニコレ?なモノの名前やはたらきを紹介する図鑑です。
また、駅舎やマンホールなどよく知っているモノでも、
全国ではいろんなバリエーションがあることを紹介します。
クイズもありますよ。
『無駄なマシーンを発明しよう!』
藤原麻里菜/著 (540) 技術評論社
無駄は、悪くない。「こうしたら面白いかも」と思ったそのままを、
いろいろ楽しみながら作ってみればだれでもエンジニア!
『魔改造の夜』みたいなの、考えてみようかな。
でも、「プリンを守るマシーン」は無駄じゃないじゃん!
『ヘンテコおりがみ』
笹川勇/著 (754) 主婦の友社
おりがみがそんなに好きじゃない人も作りたくなる!
「あっかんべーの口」「ふっきん運動」「恐怖の貝」
「おしりをぷりぷり動かす人」「回るうんこ」「押したらヤバそうなボタン」
ほかにもヘンテコいろいろあります。
★よみもの★
『プンスカジャム』
くどうれいん/作 (Fク) 福音館書店
どっしん!どっしん!どすどすどす!
おこったハルくんの目のまえにあらわれたのはふしぎなパン屋さん。
プンスカおこった気もちをジャムにするという。
大きなおなべでぐつぐつと…、どんなジャムができあがる?低学年から
『くしゃみおじさん』
オルガ・カブラル/作 (933カフ) 岩波書店
ヒャッッックション!ハッッックチン!ハッッップショーイ!
おじさんの大きくてへんなくしゃみのせいで、
あれれ?どうぶつも子どもも、みんなへんてこな、かっこうになっちゃった。
どうしたらもとどおりになるのかな?
くしゃみの音も楽しい、元気でゆかいな物語。低学年から
『あくたれラルフおなかをこわす』『あくたれラルフコンテストにでる』
ジャック・ガントス/作 (933カン) 大日本図書
一冊は「あくたれ」というなまえがぴったりのねこのラルフが、
生ごみのバケツの中のものをたべて、おなかがいたくなる話。
もう一冊は、ラルフがいとこのパーシーにかって、
ねこのいちばんになるために、コンテストにでる話。
絵本でにんきのわるいねこラルフが、よみものになりました。低学年から
『みんなのためいき図鑑』
村上しいこ/作 (Fム) 童心社
は~あ。フーウ。みんなはどんなときにためいきをつきますか?
うれいしいためいき、かなしいためいき…
いろんなためいきがあっておもしろい。中学年から
『お話のたきぎをあつめる人』
ローレンティンン妃&パウル・ヴァン・ローン/作 (949ロレ) 徳間書店
だれも住んでいないお城の暖炉に、週一回たきぎをくべに行くおじいちゃん。
そこには「お話の図書館」があるらしい。
入るためのドアはどこ?正しいドアはどれ?
そこで読んだお話はステラにとっても、
ステラが語るのを聞いた村の人にとっても、日々の楽しみ。
でもある日、急に何もお話が出てこなくなったのは、だれかののろい?中学年から
『黄色い夏の日』
高楼方子/作 (Fタ) 福音館書店
中学一年の夏、景介がおばあちゃんの友だち小谷津さんの洋館でであった
「ゆりあ」と、となりにすむ「やや子」。
どこかおかしいと思いながらも、ふたりに強くひかれていく景介。
何も気づいていない小谷津さん、景介のようすを心配する幼なじみの晶子。
夏の庭にまよいこんでしまいそうな、美しいファンタジー。10代から
【児童室でおもうこと】本を読まない子は、本が嫌い?
【休校中のみんなへ 図書館で出会った本たち】に、
子どものころあまり本を読んでいませんと書きました。
でも、本が嫌いだったわけでもないのです。
子どものころ、人見知りで、ひとりでいることが多かった私。
小学校でも、みんなと一緒に遊ぶより、図書室で過ごしている方が
好きでした。でも本を読むためというより、すみっこでそっと過ごす、
避難所のようにしていた気がします。
覚えているのは『こまったさん』シリーズ、木暮正夫の『熟語の話』
シリーズ。おはなしも楽しいし、料理のことや言葉のこと、
何か新しいことを知るのが好きだったのかもしれません。
あ、『ふーことユーレイ』シリーズも好きでした。読んだのは高学年ぐらい。
会いたいけれど会えない、お互いに好きだけどうまくいかない、少女漫画みたいな
おはなしです。今でも表紙を見ただけで、胸がキュッとしてしまいます。
最終巻『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』は大人になってから読みました。
ユーレイの和夫(かずお)のことをわすれてしまったふーこが、
和夫のことを思い出し、二人がもう一度会えたのは、
火事でふーこの命が燃え尽きようとしていた時。そして、まさかのラスト!
ここで終わるのかと衝撃を受けました。
ハッピーエンドか、バットエンドかは、ひ・み・つ。
それから、小学校で斡旋販売していた課題図書。とにかく自分だけの物が
欲しくて、ここぞとばかりにねだっていました。3年生ぐらいの時に
買ってもらった『こひつじクロ』は、今でも棚にある大切な本。
主人公は、まっしろな羊たちの中で、一匹だけまっくろで、自分も
まっしろがよかったなと思っているクロ。でも、羊飼いのおじいさんは
「そのままがいい」と言ってくれます。
こんなふうに、そのままの自分を受け入れてもらえたら、そして、
受け入れられる人になれたらいいなと思います。
思い返すと、私の近くには、いつも本がありました。気が向けば
いつでも本を手にとれる、そんな子ども時代でした。だから今は、
本が近くにないと落ち着かないぐらい、本が好きになったのかもしれません。
児童室にいると、大人の人から「もっと本を読ませるには、
どうしたらいいですか」と時々聞かれます。本を読んで欲しいのは、
なぜですか?本を好きに「なるべき」でしょうか?
読んで欲しいと思っているあなたは、本が好きですか?
子どもも大人も同じです。とりあえず、いつもそばに本があるだけで
大丈夫!読んでも読まなくても大丈夫! 本とのつきあい方は人それぞれ。
私の大好きな絵本『ぼちぼちいこか』のように、ぼちぼちと
本と付き合っていきましょう。(い)
『こまったさん』シリーズ 寺村 輝夫/作(Fテ) あかね書房
『熟語の話』シリーズ 木暮 正夫/文(814) 岩崎書店 ※あさけのみ所蔵
『ユーレイ♥ラブソングは永遠に』ふーことユーレイシリーズ
名木田 恵子/作(Fナ 児庫) ポプラ社 ※シリーズ抜けあり
『こひつじクロ』エリザベス・ショー/作・絵(93 児庫) 岩崎書店
『ぼちぼちいこか』マイク=セイラー/作 ロバート=グロスマン/絵(Pク) 偕成社
[児童室でおもうこと] あるある「わるい子」絵本!
わたしが「すきな本は?」ときかれたとき、
ついえらんでしまうのは、
「わるいなぁ」という主人公(しゅじんこう)がでてくる話。
「わるい子 」がでてくるとワクワクするのは、なぜ?
さいしょの「ワル」は、セイラのかっているいたずらネコのラルフ。
家族で見に行ったサーカスで、となりの席のイヌに風船を
つけてとばしてしまい、空中ブランコにのって、
つなわたりしている人をつきとばします。
そのあと、ウマにとびのり、曲芸(きょくげい)の人をつきおとし、
ゾウたちをおどかしたりと、やりたいほうだい。
おこったお父さんは、ラルフをサーカスにおきざりにしてしまいます。
ラルフにはシリーズがありますが、どれを読んでもわるいヤツ!
「わるい子」の絵本は、ほかにもいっぱい。
いつも「いやだ」しかいわないイヤイヤ期のルルちゃん。
なんでもカンガルーのぬいぐるみのせいにするリリー。
髪の毛をひっぱったり、どなったりおどかしたりする、いじわるなブッチー。
おふろのお湯をあふれさせて遊び、家の中で野球をする、デイビッド。
「オオカミだ!」と何回もウソをついて、みんなをおどろかせるシモン。
また、『よいこへの道』は学校の花だんを温泉にしたり、理科室にしのびこんで
ポップコーンを作ったりと、「やってはいけない事」をたくさん教えてくれます。
そして、「せかいでいちばんおぞましいおとこのこ」エドワルド。
いつもなにかをけっとばし、小さい子にいじわるをする。
ひと月も、はみがきもせず、かおもあらわない。
やかましくて、らんぼうで、だらしなくて、きたなくて、みんなのきらわれもの。
わるいことをすると、ほめられる話もあります。
かいじゅうのようちえんでは、絵の具のびんをなげ、
まわりをべたべたにしたり、うたやダンスのじかんに、
どなったりさわいだりしてみんなをこわがらせると、
ほめられて「☆ワッペン」がもらえます。
かいじゅうのようちえん、うらやましい! (の)
『あくたれラルフ』『あくたれラルフのたんじょうび』
『あくたれラルフのハロウィン』『あくたれラルフのクリスマス』
ジャック・ガントス/文 ニコール・ルーベル/絵 (Pル) 童話館出版
『いやだいやだ』せなけいこ/作 (Pセ) 福音館書店
『ブルーカンガルーがやったのよ』エマ・チチェスター・クラーク/作 (Pク) 評論社
『いじわるブッチー』バーバラ・ボットナー/文 ペギー・ラスマン/絵 (Pラ) 徳間書店
『だめよ、デイビッド!』デイビッド・シャノン/作 (Pシ) 評論社
『あっ、オオカミだ!』ステファニー・ブレイク/作 (Pフ) あすなろ書房
『よいこへの道』おかべりか/作 (Pオ) 福音館書店
『エドワルド』ジョン・バーニングガム/作 (Pハ) ほるぷ出版
『いたずらビリーとほしワッペン』パット・ハッチンス/作 (Pハ) 偕成社
絵本ではありませんが、次々に笑っちゃういたずらをくり出す、
ロッタちゃんのお話
『ちいさいロッタちゃん』『ロッタちゃんのひっこし』
(アストリッド・リンドグレーン/作 (949) 偕成社)も、
小さな人でも読みやすい本です。
【児童室でおもうこと】不自由な今だからこそ
休館中、わたしが気になっているのは、10代の子たちがどのように過ごしているのか、ということ。
「ティーンエイジャー」という言葉を知っていますか?「10代の若者」という意味です。
とくべつな言い方をするのは、その数年間がかけがえのない時間だからだと思います。
それなのに、部活ができない、友だちともあそべない…など、たくさんのイライラがつもることでしょう。
そんな「ティーンエイジャー」に、もちろんそうでない人にも、少しでも気分が上がるような本を
紹介したいと思います!
①ファンタジーでいやな現実とおさらば! 『チャーリー・ボーンは真夜中に』
ある日とつぜん、ふしぎな力を手に入れたら…。一度は考えたこと、ありますよね?
主人公のチャーリーは、ふしぎな力をもつ子どもがあつまる学校に入ります。
そこでおこる事件とは…!?
②恋バナ大好き!なあなたへ 『ラブ・レッスンズ』
だれが好き、とかが気になるお年ごろのみなさん。
ジャクリーン・ウィルソンの本は、女の子のリアルな恋愛もようがかかれています。
イマドキの恋愛小説とは少しちがうかもしれませんが、しっかりしたお話を読みたい人におすすめです。
③さらっと爽快ミステリー 『IQ探偵ムー』シリーズ
元(げん)のクラスにひっこしてきた夢羽(むう)は、美少女だけどふしぎな女の子。
とても頭がよくて、どんななぞもすぐに解決!ミステリー入門のようなシリーズです。
④有名作家さんが気になったら 『ステップファザー・ステップ』
双子の男の子(両親が家出中!)と、どろぼうの一つ屋根の下、へんてこ生活が始まります。
宮部みゆきさんは大人向けの本を書いていますが、心配はいりません。
気に入ったら、『ブレイブ・ストーリー』や『ドリームバスター』も読んでみて!
⑤だれにでも悩みはあります 『拝啓パンクスノットデッドさま』
まず目を引くのが表紙のショッキングピンク。楽しいバンドのお話なのかな、
と思ったら「パンク」とヘビーな「家庭事情」。
悩める10代にはとても身近に感じられるのではないでしょうか。
読んだ後はスッキリしているはず!
いかがでしたか?おうち時間に本を読みたいと思っている人、図書館が開いたら借りに来たいと思っている人
など、たくさんの人の「読みたい!」につながりますように。(し)
『チャーリー・ボーンは真夜中に』 ジェニー・ニモ/作(933ニ) 徳間書店
『ラブ・レッスンズ』 ジャクリーン・ウィルソン/作(933ウ) 理論社
『IQ探偵ムー』シリーズ 深沢美潮/作(Fフ文庫) ポプラ社
『ステップファザー・ステップ』(青い鳥文庫) 宮部みゆき/作(Fミ児庫) 講談社
『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき/作(Fミ児庫) 角川文庫
『ドリームバスター』 宮部みゆき/作(913.6ミヤ成人書庫) 徳間書店
『拝啓パンクスノットデッドさま』 石川宏千花/作(Fイ) くもん出版
【児童室でおもうこと】子どもとおとな、いっしょに読む
平成のはじめのころまで、電車に乗るときはキップという小さな紙を買う必要がありました。
そして、そのキップを駅員さんに、はさみでパチンと切ってもらってから駅の中へ入って
電車に乗り、駅を出るときはそのキップを駅員さんに渡します。
ですから、キップをなくすと駅から出られなくなります。『キップをなくして』は、そんな時代の物語です。
キップをなくした子どもたちは「駅の子」になり、電車に乗って通学する普通の子どもたちを守る仕事につきます。
主人公のイタルもキップをなくして駅から出られなくなり、同じように「駅の子」となった8歳から14歳くらいの
子どもたちとともに、東京駅で生活していくことになりました。
「駅の子」となった子どもたちは家には帰れず、駅員さんと一緒に寝泊まりし、食事をします。
電車は乗り放題。そして仕事さえ終えれば、自由な時間が与えられます。
いろいろな個性の子どもたちが登場するのですが、ある日、食事をしない小さな女の子“ミンちゃん”が
「わたし、死んだ子なの」と話しました。ここから、この物語は新たな展開を迎えていくことになります。
著者の池澤夏樹は、理系の大学で物理学を専攻した小説家です。
多分そのために、彼の作品の多くは独特の科学的な視点で描かれています。
人は死んだらどうなるかということについては、あまり科学的ではないかもしれませんが、
作品の中で何人かが語る死後の世界は、自分の家族やペット、身近な人を亡くした人にとっては、
大きな安らぎを与えてくれます。宇宙全体まで範囲を広げる語りに、ぐんぐん引き込まれます。
この物語の終盤では、「駅の子」が過ごす魅力いっぱいの夏休みの旅も描かれます。
夏が終わった今の時期の小学生や中学生、かつて子どもだった人にとっては、かなり心に響く一冊です。(西)
『キップをなくして』 池澤夏樹/著(Fイ) 角川書店
【児童室でおもうこと】育児中のみなさんへ
この一年半、おうち時間が増え、お子さんへの読み聞かせの時間が増えたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
育児中には、私も毎晩絵本の読み聞かせをしていましたが、自分自身が
読み聞かせによって救われたと感じたことが何度もありました。
地元を離れ、初めての土地で初めての子育てをしていた私は、早くその土地になじもうと
方言を封印したせいか、ストレスがたまる一方。子どもは、毎日毎日同じ本を持ってきては
「読んで!」という時期。(あるあるですよね。)「またこれか…」と少々嫌気がさしてきた私は、
「それじゃあ、いっそのこと」と、あろうことか文章を全部故郷の方言に換えて読み聞かせしたのです。
すると、字はまだ読めなくても毎日聞いていてストーリーを覚えている子どもは
「そんなこと、どこにも書いていない!」と言いながらも、私が意気揚々と読むからでしょうか、
大笑い!大喜び!
二人して笑い転げながら、読み終えたときには心がすっきり解放されていたのを覚えています。
またある夜は、子どもをしかりつけた後のこと。
しかられたのに、子どもはいつものルーティンで本を持ってくるのです。
私は怒った気持ちのままページをめくりました。ところが、そんな波打った気持ちのままでは
ぜんぜん絵本が読めないのです。
なんとか気を取り直して読み始めると、今度はあっという間に気持ちは本の中へ。
読み終わった頃には、心も子どもとの関係も元通り。本当に、本に助けられたと思いました。
そんなこんながいろいろあり、子どものためと思っていた読み聞かせが、
実は自分自身のためでもあったのだと、今、つくづく思い返します。
小さいお子さんがいらっしゃるみなさん!
お子さんの好きな本でも、ご自身の好きな本でも、図書館で見つけた本でも
(開館まではもうしばらくお待ちを)おうち時間にぜひぜひ絵本を活用してみてくださいね。
ちなみに当時子どもがはまり、私たち親子を笑わせることとなった絵本は
『しんせつなともだち』です。くりかえしの心やさしいおはなしで、どこにも笑いの要素はありません。
叱った後に読んだ絵本は…『まゆとりゅう』だったような気がします。(ま)
『しんせつなともだち』方軼羣/作(Pムとも) 福音館書店
『まゆとりゅう』富安陽子/作(Pトとも)福音館書店
【児童室でおもうこと】本の思い出、母に聞いてみた!
図書館ではたらいている私が本に親しむきっかけを作ってくれたのは、母です。
『ムギと王さま』(エリナー・ファージョン/作)のさし絵の中で、少女(?)が
本に囲まれている姿が自分のような気がした、と母からよく聞かされました。
母がどうしてそんなに本が好きだったのか知りたくて、インタビューしてみました!
Q.1 どうしてそんなに本を読んでいたの?
一人っ子で、両親がはたらいていたので、一人ですごすことが多く、本が友達でした。
あまり本を買ってもらえなかったので、小学生の頃から、朝、図書室で借りて、
下校までに読み終わって、また新しい本を借りて帰っていました。
Q.2 どんな本を特に覚えていますか?
『岩波少年少女名作全集』という全集で海外の作品にふれて、世界が広がったような気がしました。
その中では、『シェイクスピア物語』とか『ジェーン・アダムスの生涯』という伝記や
『ツバメ号の伝書バト』などが心に残っています。『ムギと王さま』もこのシリーズでした。
Q.3 さびしかったり、落ち込んだ時に、心の支えになった本はありますか?
『あらしの前』『あらしのあと』『銀のスケート』の3作品です。
『あらしの前』という作品は、オランダを舞台にした家族の物語です。
あらしとは、第二次世界大戦のことで、ドイツ軍が攻めてくるまでの楽しい家族の日々が書かれています。
続編の『あらしのあと』は、『あらしの前』から6年後、終戦後1年たち、
戦争がどう人を変えてしまったのかを描いています。つらい毎日を送った
子どもたちが悲しみを乗り越えようと、とまどいながらも前に進み始めていく物語です。
『銀のスケート』は、貧しい兄妹が、記憶をなくしたお父さんを助け、はげまし合って生きていくお話です。
どの作品も、ハラハラドキドキするようなぼうけんのお話ではないけれど、
読むと、なぜか心が落ち着くところがいいと思います。
つらいことを家族が助け合って、乗り越えていくお話はいいですね。
今回、母にインタビューをしてみて、親子で本について語り合うことの楽しさに改めて気づきました。
みなさんのおうちでもぜひ、家族で話してみてはいかがですか?(か)
『岩波少年少女名作全集』(908)岩波書店 1961年~1962年刊
※新しい版で読めます。『シェイクスピア物語』(93)岩波書店
『ツバメ号の伝書バト上・下』(933ラン)岩波書店
『ムギと王さま』(933フ)岩波書店
『あらしの前』『あらしのあと』ドラ・ド・ヨング/作(933ヨ)岩波書店
『ハンス・ブリンカー 銀のスケート 上・下巻』メリー・メイプス・ドッジ/作 (93)岩波書店
【休校中のみんなへ】読書=想像力
いま、学校の友達と遊べない、楽しみにしていた行事がなくなった、
なぜ自分たちだけこんな目にあうのか、など、さびしさ、不安、不満に
思っている人も多いことと思います。
ここは気分を切りかえて、休校中の間にいろんな本と出会ってみませんか?
私は、小さいころ、家族がいそがしかったので、読みきかせをしてもらった
おぼえがあまりありません。でも、本を読むのが好きだったので、『ぐるんぱのようちえん』や
『三びきのやぎのがらがらどん』などの絵本を、一人でよく読んでいました。
小学校に入ってからも、多くの時間を図書室の中ですごしました。
ある時から、特に、戦争や平和について書いてある本に興味がわくようになりました。
きっかけの一つが、小学校3年生の教科書にのっていた『ちいちゃんのかげおくり』です。
「戦争」「死」に初めてふれた作品で、心にとても残っています。
それからは、『はだしのゲン』や『白い町ヒロシマ』など、戦争中の日本の子どもたちの
様子が書かれている作品のほか、『テレジンの小さな画家たち』などの、第二次世界大戦中の
他の国の子どもたちを書いた作品なども読むようになりました。
大人になって読んだ本の中では、日本・中国・韓国の絵本作家たちが、国を超え、
交流を重ねながら、平和と戦争について、命について、さまざまな視点からえがいた
「日・中・韓 平和絵本」シリーズが心に残っています。
おたがいの悪いことばかりを見て争うのではなく、みんなが手を取り合って仲良くして
いくためにはどうしたらいいのか。絵本を通して考えてみてほしいと思います。
9/3の新聞記事に、池上彰さんのこんな言葉が載っていました。「一番大切なのは、想像力」。
本を読むことは、想像力を育てます。本を通して、国や世代に関係なく、おおぜいの人たちが、
悲しみやつらさ、さびしさを乗りこえて生きてきたことを、知り、感じてもらえたらうれしいです。
そして、図書館が再開したとき、すてきな笑顔のみなさんと出会えることを楽しみにしています。(か)
『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ/文 堀内誠一/絵(Pホとも) 福音館書店
『三びきのやぎのがらがらどん』 マーシャ・ブラウン/文・絵(Pフ)福音館書店
『ちいちゃんのかげおくり』 あまんきみこ/文 上野紀子/絵(Pウ)あかね書房
『はだしのゲン』 中沢啓治/作(726まんが)汐文社 全10巻
『白い町ヒロシマ』 木村靖子/作(Fキ) 金の星社
『テレジンの小さな画家たち』 野村路子/著(916) 偕成社
『日・中・韓平和絵本』シリーズ 童心社 全10巻
【休校中のみんなへ】図書館で出会った本たち
図書館でお仕事をしているけれど、実はわたし、子どものころにあまり本を読んでいません。
そのかわり、図書館ではじめて出会った本がたくさんあります。
その中で、わたしが好きな本を少し紹介しますね。
まずは絵本をいくつか。
もっと秋らしくなったら読みたい『わたしのクマさんに』。
灯台に住み、その光を守り続けるお仕事をしている『灯台守のバーディ』。
いじめられっ子が自分だけの国を作り、どんどん広がっていく夏休みのおはなし『ウェズレーの国』。
むかしのアメリカで、西から東まで長い旅をする『走れ!!機関車』。
どれもちょっと長めの絵本です。じっくりと絵を見て、物語を楽しんでほしいなと思います。
そして、タイトルは知っているけど読んだことのない、長い物語にもチャレンジするようになりました。
読むまで知らなかったことがたくさん!
例えば…『オズの魔法使い』に出てくる小人の名前を知っていますか?
『ハイジ』が病気になってしまったのはなぜ?
『赤毛のアン』には続きがあります。シリーズは全部で何冊?
『はてしない物語』で主人公が読んでいる本はどこにある?
読んだ人はわかるはず。どれも300ページ以上の長い物語です。
読み終わるとやりきった感もあるし、ひとつ大人になった気持ちになれますよ。
まだまだわたしには、知らない本、読んだことのない本がたくさんあります。
図書館には古い本も、新しい本もたくさんあるので、
気になる本はどんどん手にとってみたいです。
無料で読めるのが、図書館のいいところでもありますからね。
これからの出会いが楽しみです。
みんなも大好きな一冊に出会えますように。(い)
『わたしのクマさんに』 デニス・ハシュレイ/文 ジム・ラマルシェ/絵(Pラ) BL出版
『灯台守のバーディ』 デボラ・ホプキンソン/作 キンバリー・バルケン・ルート/絵(Pル) BL出版
『ウェズレーの国』 ポール・フライシュマン/作 ケビン・ホークス/絵(児庫Pホ) あすなろ書房
『走れ!!機関車』 ブライアン・フロッカ/作(Pフ) 偕成社
『オズの魔法使い』 L・F・バウム/作(933ハウ全集名作) 福音館書店
『ハイジ』 J・シュピーリ/作(943スヒ全集名作) 福音館書店
『完訳 赤毛のアン』 L・M・モンゴメリー/作(933モ全集名作) 講談社
※全集名作コーナーに、いろいろな訳・出版社のものがあります。
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/作(943) 岩波書店
【休校中のみんなへ】ファンタジーはおもしろい!
「本っておもしろいんだ!」と感動したことをおぼえています。
(それまで本はほとんど読んだことがありませんでした。)
それからたくさん図書室で本をかりて、とくに「冒険(ぼうけん)・魔女(まじょ)・妖精(ようせい)・魔法(まほう)」
といったファンタジーがすきでした。
お気に入りは『七人の魔法使い』『魔女の宅急便』『七つの封印』などで、
外国の物語をよく読んでいました。実は、それは大人になった今もかわりません。
(わたしが「読みたい!」と思うオシャレな表紙や、かっこいいタイトルが多いのかも…?)
「司書(ししょ)」という言葉を知ったのは、近くの図書館によく通っていた中学生の時です。
(「司書」とは、図書館ではたらくための資格をもった人のことです。)
そのころから図書館ではたらくことにあこがれて、ラッキーなことに今はこうして司書としてはたらいています。
図書館に来て一年もしないうちに児童室担当(じどうしつの仕事をする人)となりましたが、
それまで自分のすきな本だけ読んでいたので、むずかしそうな物語や、長いあいだ
愛されてきた物語についてぜんぜん知りませんでした。
それでも約三年間、毎日たのしく本とふれ合ううちに、本についてたくさんのことをおぼえました。
『魔法のカクテル』というゆうめいなお話を大人になってから読んで、思ったことがあります。
それは、『はてしない物語』(とてもぶあつい本!)を小学6年生のわたしはとちゅうで
あきらめたけど、大人になって成長した今のわたしなら投げ出さずに読めるかも、ということです。
だから、みんなもすきな時にすきな本を読めばいいし、その時読みたい本を
手にとればいいとわたしは思います。児童書は大人が読んでもとてもおもしろいので、
今はむずかしくて読めないと思っても、大人になってからぜひちょうせんしてほしいです。
ちなみに『魔法のカクテル』は、わたしがすきな魔法も魔女もねこも出てくるので自分で買いました。
マウリツィオというまぬけなねこが出てきます。気が向いたら読んでみてください!(し)
おすすめのファンタジー
『ローワンと魔法の地図』 エミリー・ロッダ/作(933ロッ) あすなろ書房
『フェアリー・レルム』 エミリー・ロッダ/作(933ロ) 童心社
『七つの封印』 カイ・マイヤー/作(943) ポプラ社
『魔女の宅急便』 角野栄子/作(Fカ) 福音館書店
『七人の魔法使い』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(933ショ) 徳間書店
『ルナ・チャイルド』 ムーニー・ウィッチャー/作(973) 岩崎書店
『魔法のカクテル』 ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ/作(943エン) 岩波書店
『エルシーと魔法の一週間』 ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社
【休校中のみんなへ】いつだって本は友だち
子どものころは、家族と学校、同じような年の友だちだけの、
とてもこじんまりとした生活でした。
毎日友だちと、笑ったりけんかをしたり。伝えたいことがあれば、
走って会いに行くという、とてもリアルな毎日でした。
幼稚園だったか小学校だったか、出会ったのが「小公女」の絵本。
見たこともない家具、きれいなドレス、おいしそうな食事。
こんな世界があるのかとおどろき、今でもその色がうかびます。
話の中に出てくるインドなんて、テレビで見たカレーライスの
コマーシャルに出てくる国ということしか知りませんでした。
小学生になり、月2冊ずつ買ってもらった「少年少女世界文学全集」で
特に好きだったのは、森のおたずね者「ロビンフッドの冒険」や、
ありえない世界にまよいこむ「不思議の国のアリス」などのイギリスの話や
アメリカの四姉妹「若草物語」。
「赤毛のアン」や「トムソーヤの冒険」では、孤児院(こじいん)や奴隷制度(どれいせいど)
など、楽しいだけでなく悲しいことがあることも知りました。
学校でくりかえし読んだ「やかまし村の子どもたち」など、
想像もつかなかったスウェーデンの生活。
本はいつも家で待ってくれている大切な友だちでした。
知らない国々、さまざまな世界があることを教えてくれた数々の本、
その本を教えてくれた人たち、ありがとう。
次は私が楽しさを伝える番、というのがこの仕事を選んだきっかけでしょうか。
きのう、子どものときに読んだ『小公女』の絵本らしいものを見つけました。
おぼえていたままの絵で、とてもうれしくなりました。
「名作」といわれ読みつがれてきた物語は、きっと古今東西(ここんとうざい)の
いろいろな世界につれていってくれます。
また、外国のお話は、小さな人でもかんたんに読めるものや、
きちんと翻訳(ほんやく)されたものなど、いろいろあります。
おもしろいものは、あふれています。
あなたが読んでいる本からも、いろいろな世界が広がりますように。(の)
『小公女』バーネット/原作 横山美智子/文 高畠華宵/絵
※図書館にはありません
『小公女』バーネット/作 (933ハ全集名作)
『ロビンフッドのゆかいな冒険』ハワード・パイル/作 (933ハ全集名作)
『ふしぎの国のアリス』ルイス・キャロル/作 (933キャ全集名作)
『赤毛のアン』L.Mモンゴメリ/作 (933モ全集名作)
『トムソーヤの冒険』マーク・トウェイン/作 (933ト全集名作)
※児童室の全集名作コーナーでみてください
『やかまし村の子どもたち』リンドグレーン/作 (949) 岩波書店
【休校中のみんなへ】 お気に入りの本はどんな本?
続きの本が読みたかったのに…。
新しく読む本を探そうとしていたのに…。
急に図書館が休館になり、残念に思っている人も多いと思います。こんなときは、
おうちにある本をもう一度読み直してみるのはいががでしょう?
私は小学生のころ、気に入った本を何度も繰り返し読んで楽しんでいました。なかでも
『大どろぼうホッツェンプロッツ』は大のお気に入りでした。
世にも恐ろしい大どろぼうと、大どろぼうをつかまえようとふんとうするゼッペルと
カスパールの勇気ある二人の男の子、そしてちょっと間の抜けたおまわりさんとの
やりとりがとにかく面白く、毎回笑いながら、とても楽しい気持ちになって読んで
いたのを覚えています。
魔法使いに命じられ、そんなに!という量のじゃがいもの皮をひたすらむかなけれ
ならないシーンでは、この本はドイツのお話だからなのかな?など、自分のふだんの
生活とのちがいにも、面白さを感じたのを覚えています。(どんな量かは、読んで
みてくださいね。)
今でも図書館でよく借りられていて、ああ、読んでくれている子どもたちがいる、と、
とてもうれしく思っています。
他にも、『ふらいぱんじいさん』や『もりのへなそうる』、高学年に、なってから
『大草原の小さな家』シリーズなど、振り返ると、楽しい本との思い出が次々と出てきます。
そんな楽しい読書体験が、今のこの仕事につながっているのかもしれませんね。
さて、私の話はさておき、みなさんも小さかったころによく読んだ本だったり、お気に
入りの本があれば、あらためて読んでみてください。楽しい気持ちを思い出したり、
もしかしたら前と違った感想を持つかもしれませんし、これまで気付かなかった新しい
発見があるかもしれませんよ。
図書館が開館したら、また、本との出会いを求めて図書館に来てくれるのを楽しみに
待っています。(ま)
『大どろぼうホッツェンプロッツ』プロイスラー/作(943フロ19) 偕成社
『ふらいぱんじいさん』神沢利子(Fカ) あかね書房
『もりのへなそうる』わたなべしげお(Fワ) 福音館書店
『大きな森の小さな家』ローラ・インガルス・ワイルダー/作(933ワイ) 福音館書店
【休校中のみんなへ】 あなたは司書になる?
タブレットの授業はどうですか?このページはタブレットから見ることができるのかな?
わたしたちはいま、毎日たくさん返ってくる本の片付けや修理、あちこちの部署との調整に追われています。
開館したとき、みなさんに気持ちよく使ってもらえるように、できる限りの準備をしているところです。
さて、この休校中、私が小学生や中学生だったらどう過ごしただろう?と考えてみました。やっぱり、本を
読んだかなあ(マンガもふくめて)・・・
わたしは小学生のころ、学校の図書室や、地区市民センターの図書室で、いつも本をかりていました。
市民センターの図書室は、学校にないようなおもしろい本がたくさんあって大好きでした。(おとなになってから、
子どもの本屋メリーゴーランドの増田さんが本屋を始めたばかりのときに選んだ本だと聞きました!)
また、四年生のころ、なぜかおばがくれた、アーサー・ランサムの『オオバンクラブの無法者』にハマり、
お年玉をもらうとメリーゴーランドに行って『アーサー・ランサム全集』を買い、自分で全12巻をそろえました。
中学生の時はそんなに読んでなかったと思うのですが、横溝正史やコナン・ドイル、コバルト文庫の新井素子
(トシがばれる)を読んでいたかな・・・
翻訳のものも日本のものも、ミステリーもファンタジーも児童文学も好きでした。
わたしは、この図書館に来てからかなり長い年月が過ぎました。そのながーい経験から、図書館の司書として
必要なのは、本への愛、体力、聞く力、伝える力、の四つだと考えています。
本をたくさん読んでいなくても、本への愛だけは欠かせません。
本は重いし、立っている時間が長いので、体力腕力も重要です。
そして、本を求めている人の話をよく聞き、必要なことを聞き出し、それについてわかりやすように伝えることが
できなければいけません。
本が好き、だけでよいというわけには、いかないのですね。
もし、図書館の司書っていいなあ、と思ってるのであれば、お客さんがたくさん来る仕事でアルバイトなどを
経験しておくと、役に立つと思います。
ただし、残念ながら現在は、非正規の司書がほとんどです(すべてではありませんが)。そこも考えてくださいね。
わたしはすべてひっくるめて、司書をやれていてよかったなあ、と思っています!(ち)
『アーサー・ランサム全集』全12巻 岩波書店 (児童 933ラ)
『ランサム・サーガ・シリーズ』岩波少年文庫
※岩波少年文庫版は、『オオバンクラブの無法者』が『オオバンクラブ物語』と改題
『シャーロック・ホームズ全集』コナン・ドイル/作(児童 933ト 全集名作)
『横溝正史自選集』(成人 918.68 ヨコ)
『星へ行く船』新井素子/作 集英社コバルト文庫版(Fア 児童書庫)
出版芸術社 改訂版(成人 913.6 アラ)
あたらしくはいった本(令和3年9月UP)
思うように出かけれない日が続いていますが、
本の中では、自由にどこにでも行けますよ!
冒険の世界も、笑いの世界も、知識の世界も!
本の中でいろいろな世界をのぞいてみてくださいね。
★えほん★
『おはよう!げんき?』
村上勉/作(Pム) 講談社
あさ、ありがどんどんのぼるみどりのみち。いろいろないきものにであって、
たどりついたのは・・・!いっぱいにひろがった絵にわくわく。
『お月さんのシャーベット』
ペク・ヒナ/作(Pへ) ブロンズ新社
あんまりあつくてとけだしたお月さん。おばあちゃんがシャーベットをつくってみんなにわけると、
みんなつめたくてあまーいゆめをみた。お月さんのたのしいはなし。
『ちょとつ』
立川治樹/文 くすはら順子/絵(Pク) 絵本塾出版
ぼくイノシシ。まっすぐしかはしらへんで。
かんにんやで。はたけも、よそのいえのなかも、しんごうがあかのどうろも。
でもこんなときは・・・。
がんがんはしるイノシシに、おもわずわらってしまう。
『ぱったんして』
松田奈那子/作(Pマ) KADOKAWA
あかいてんとあかいまる ぱったんすると りんご!
かみをおって、えのぐをだして、ぱったん。
色あそびがどんどんうかぶ、楽しいえほん。
『ねえさんの青いヒジャブ』
イブティハージ・ムハンマド&S・K・アリ/文 ハテム・アリ/絵(Pア) BL出版
イスラム教の女性が、髪をおおうためにつけるヒジャブ。それを初めてつけて学校へ行った日。
ねえさんはどんな気持ち?ママのセリフも胸を打ちます。
『かみなのに』
たにうちつねお/作(Pタ) 大日本図書
紙の楽しさは無限大!はねて、のびて、こわい!…かみなのに?
ぜひいっしょに遊んでみてください。
『カラフルなひとりごと』
種村有希子/作(Pタ) ほるぷ出版
こころのなかでおしゃべりしたことあるよね?あのこもこのこもおしゃべりしているよ。
どんなおしゃべりかきいてみない?
『うちゅうひゃっかてん』
黒岩まゆ/作(Pク) 小学館
ちいさなほしをまるまるかいぞうした「うちゅうひゃっかてん」には、いろいろなほしから
おきゃくさんがやってきます。おや、なんだかおかしなおきゃくさんがやってきましたよ。
『アレッポのキャットマン』
アイリーン・レイサム、カリーム・シャムシ・パシャ/文 清水裕子/絵(Pシ) あかね書房
シリアにあるアレッポという街が戦争によってこわされ、多くのねこたちが取り残されました。
しかしそのねこたちを助ける活動が世界中に広まり、支援によってねこのみならず街を救うこととなりました。
世界中の人々を動かした一人の故郷を思う心に胸が打たれます。
『ついてくる』
小川育/作(Pオ) 教育画劇
くらい道をあるいているとだれかがあとをついてくるような…。
うしろが気になってドキドキしちゃう。そして、あっ!とおどろくラストです。大人もぜひ。
『ばけねこ』
杉山亮/文 アン マサコ/絵(Pア) ポプラ社
あるひ、ねこのタマがいなくなってしまいました。おんなのこは、タマをさがしに
こわいうわさがあるねこみみやまにむかいましたが…。
ちょっぴりぶきみでふしぎなおはなしです。
『おおきなかべがあったとさ』
サトシン/文 広瀬克也/絵(Pヒ) 文溪堂
めのまえにのぼれないくらいたかいかべがあったらどうする?
はしごをかけたり、よじのぼったりできるね。
でも、もっとたかいかべがあったら…。なかまといっしょならのりこえられるかも!
『アリィはおとどけやさん』
大久保雨咲/文 吉田尚令/絵(Pヨ) ひさかたチャイルド
アリのアリィのお仕事は、おとどけやさん。
「アリィにおまかせ!」って、きっちりはこんでくれるんです。
そんなアリィが、ともだちのイモムーのためにしたことは、何かな?
『とうもろこしぬぐぞう』
はらしままみ/作(Pハ) ポプラ社
夏にとうもろこしは食べたかな?かわはついてた?
けっこうたいへんなかわむき、ぬぐぞうはじぶんでがしがしぬいでいきます!
かわをむくだけなんだけど、すごくすっきりした気分になります。
『学校が大好き アクバルくん』
長倉洋海/作(Pナ) アリス館
この顔!表紙を見ただけで読みたくなる!
写真家の作者も、教室に入ったとたん、アクバル君に目が行ったそう。
アフガニスタンの子どもたちがずっと、こんな顔でいられる世界になってほしいと
心からいのります。
『子どもの本で平和をつくる』
キャシー・スティンソン/文 マリー・ラフランス/絵(Pラ) 小学館
戦争で傷ついた子どもの笑顔を取り戻したのは、あちこちの国から贈られた本でした。
本でつながることが、平和につながる。イエラ・レップマンの思いは今に続いています。
『真夜中のちいさなようせい』
シンソンミ/作(Pシ) ポプラ社
ある日、熱を出してしまった男の子が出会った、ちいさなようせいたち。
実は、ママがこどもだったころ、おともだちだったことがわかり・・・。
ちいさかったころのママと男の子の心の交流を描く、美しくあたたかな物語。
チマチョゴリの女の子のイラストが絵画のように美しく描かれていて、大人も楽しめる絵本。
『すいめん』
高久至/作(Pタ) アリス館
上から見る。下から見る。真ん中で見る。魚が見る。人が見る。
それぞれで景色を変える、水面。美しくはかない写真集です。
★赤ちゃんえほん★
『びりびり』
中新井純子/作(Pナ) 童心社
びりびり びりり。いろがみをやぶってみると、いろいろなものにへんしん。
さあ、いっしょに!あっ、ほんはやぶらないでね。
★よみもの★
『トムと3時の小人』
たかどのほうこ/作(Fタ) ポプラ社
お母さんと入った古道具屋さんで見つけた本。
どうしても気になって図書館でさがして読んだつとむ。
ところが続きがなくて・・・。
3時にあらわれる小人とトムの楽しいおはなし。 中学年から
『ランペシカ』
菅野雪虫/作(Fス) 講談社
師匠のチポロについて弓の修行をするランペシカは、つらい記憶を忘れることができない。
そんな時ふたたびあらわれたヤイレスーホ。村の平和は守られるのか。
アイヌファンタジーの完結編。 10代から
『すみれちゃんとようかいばあちゃん』
最上一平/作(Fモ) 新日本出版社
すみれちゃんがとまりにきたのは、山の中のようかいばあちゃんの家。
きつねや、てんぐさまのともだちというばあちゃん。こんな家にとまってみたいな。
低学年から
『正吉とヤギ』
塩野米松/作(Fシ) 福音館書店
おじいがつれてきた小さな子ヤギ。
自分の友だちやまるで子どものように、よろこんで世話をはじめた正吉でしたが、
せんそうがすぐそばまでやってきていたのです。 中学年から
『あしたもオカピ』
斉藤倫/作(Fサ) 偕成社
ふしぎなよつば月の日は、どうぶつたちのねがいごとがかなう日。
どうぶつえんにいるオカピやぞうたち、どんなことをおねがいをしたのかな。
低学年から
『ボーダレス・ケアラー』
山本悦子/作(Fヤ) 理論社
夏休みの間だけ、認知症のおばあちゃんの面倒をみることになった海斗。
もういなくなった犬との散歩を始めたら不思議なことが…。
ヤングケアラーが話題になる中、茶化すような物語はどうかなと迷いましたが、
読み始めたら止まりませんでした。 10代から
『世界とキレル』
佐藤まどか/作(Fサ) あすなろ書房
山奥のサマースクールに3週間。食べるものはオーガニックなものだけ。
デジタル・デトックスのためスマホは没収。
そんなのありえない!スマホもない、お菓子も食べられない、
ないないづくしの場所から飛び出した舞は…。 10代から
『イナバさんと雨ふりの町』
野見山響子/作(Fノ) 理論社
ちょっとうっかりなイナバさん(白うさぎで、はたらくおとな)。
今回も、場所も時間も飛び越えたトラブルにまきこまれます。ゆるっと楽しい一冊。
中学年から
『パラゴンとレインボーマシン』
ジラ・ベゼル/作(933ヘセ) 小学館
色の見えないオーデン、新しい小学校の友だちヴィヴィ、不思議なロボット…?パラゴン。
おじさんの死と、パラゴンの役割。僕たちが求めているのは一つだけ。
本当のことを知りたい!近未来の冒険譚。 10代から
『りぼんちゃん』
村上雅郁/作(Fム) フレーベル館
転校生の大きなりぼんをつけた女の子、理緒と出会った朱里。
ある出来事をきっかけに彼女の心の闇や痛みを知ってしまう。
友達を守るためにはどうしたらいいのか?
だれにでも起こりうる、人生にふりかかる「わざわい」というオオカミとたたかうために
朱里や理緒が出した答えとは・・・? 10代から
『チョコレートのおみやげ』
岡田淳/作(Fオ) BL出版
神戸にある異人館、風見鶏、そしてチョコレートから始まる不思議なおはなし。
チョコレートは時間がとけていくみたい。ゆっくり想像しながら読んでみて。
10代から
★ちしきの本★
『ににんがし!』
吉田戦車/作(410) 学研プラス
九九をおぼえる前によむと、いい?
虫たちが個性的すぎて、そちらのほうが気になってしまうかもしれませんけどね!
『チバニアン誕生』
岡田誠/著(456) ポプラ社
方位磁石が北を指すのは、N極が北にあるから。実は、大昔にひっくり返ったことがあったらしい。
それがわかる場所が千葉県。いったい何が起こった?どうしてわかる?世界的な発見に注目!
『水族館 いきものとひとのいちにち』
ほりかわあやこ/作(480) 福音館書店
まちの水族館のいちにちと、はたらく人のようすがよくわかります。
イラストなので、すっきり見やすく、小さい人にもおすすめ!
くすっと笑えるうらばなしもあちこちにかかれています。
『なぜからはじまる体の科学』
(491) 保育社
「聞く・話す」「見る」「食べる・出す」の3冊。
「見る」であれば、目のしくみだけでなく、目の病気や検査の機械、見えにくい、見えない人のことや、
それを助けるための道具や仕組みについても詳しく書かれていることがすばらしい。
『くさい!』
クライヴ・ギフォード/作(491) 河出書房新社
くさいにはわけがある!身を守るため?きずなのため?新しい未来のための発見も!
最強くさいから新しい技術まで、においパワー炸裂の一冊。
『たいせつなぎゅうにゅう』
キッチンミノル/著(645) 白泉社
わたしたちがいつも飲んでいる牛乳は、どうやって作られるのかな?
「ぎゅうにゅうができるまで」をダイナミックな写真とあたたかいまなざしで伝えます。
『食べ物の「なぜ」を探ろう!キッチン実験室』
(596) オレンジページ
身近な食べ物の「なぜ?」を実際に作って、さまざまな変化のふしぎにせまってみよう。
『学研の図鑑LIVEpetit もふもふ動物の赤ちゃん』
(480) 学研プラス
もふもふでかわいい動物の赤ちゃんがいーっぱい!
ぬいぐるみみたいなすがたにキュンキュンしまくりです。
ハムスターやハリネズミなどのちいさな動物たちがすきな人には
『ミニミニ動物』もおすすめです。
『なぜなのママ?』『なぜなのパパ?』
きたざわきょうこ/作 やなせたかし/絵(367) 復刊ドットコム
あかちゃんはどこから?の最初の一冊にこの本を。
子どもの見慣れたやなせたかしさんの絵で、文も長すぎずわかりやすくすばらしい。
1972年に出版されたものの復刊です。でも、いまの本よりうんとすてき。
『命の境界線』
今西乃子/著(489) 合同出版
奈良県では神様の使いとして大切にされ、あるところでは害獣として駆除される鹿。
同じ生き物でも対応は違う。ペットと野生動物もそう。その境界線は?
読んで考える、読書感想文にもいいかもしれません。
あたらしくはいった本(令和3年5月up)
5月になりましたね。
まださむい日があったり、思ったよりあつい日もあったりして、
ちょっとつかれる時もありますよね。
ゆっくり本をよんで、ひといきしてくださいね。
★えほん★
『ひばりに』
内田麟太郎/詩 うえだまこと/絵(Pウ) アリス館
「ひばりにはなそう ちいさなちいさなかぜのことを」はげます気持ちをすなおに
ことばにした詩。読めば読むほど、心にぐっとくる絵本です。
『ぱくぱくはんぶん』
渡辺鉄太/さく 南伸坊/え(Pミ) 福音館書店
「ケーキははんぶんのこしといてね」そういってでかけたおばあさん。
そのことばとおりにおじいさんははんぶんたべましたが…。
『海とそらがであうばしょ』
テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
フィンは、海とそらがであうばしょをさがすために、ふねをつくってたびにでます。
どんなたびになるでしょうか。じっくり絵をながめたいえほんです。
『気のいいバルテクとアヒルのはなし』
クリスティーナ・トゥルスカ/作・絵(Pト) 徳間書店
いつもかわいがっているアヒルのききに、バルテクはかえるの王さまからさずかった力で
たすけますが…。バルテクとアヒルのゆうじょうのものがたりです。
『111本の木』
リナ・シン/作 マリアンヌ・フェラー/絵(Pフ) 光村教育図書
女の子が生まれたおいわいに、111本の木をうえる村があります。
それは、男の子も女の子も同じように生まれたことをよろこぶためであり、
村のしぜんをとりもどすためでもあります。ジェンダーについてかんがえる、
本当にあったおはなしです。
『ちこくのりゆう』
森くま堂/作 北村裕花/絵(Pキ) 童心社
あさおきたら、とうちゃんとかあちゃんがカブトムシに!?えらいこっちゃ!
あわてるマサシですが、それだけではおわらないのです。
まさかまさかのれんぞくにおもわずわらっちゃうおはなしです。
『めぐりめぐる』
ジーニー・ベイカ/作(Pへ) ポリフォニープレス
そらたかく、ひるもよるもやすまずに、ときにはちきゅうのはんたいがわまでとびつづけるわ たり鳥。
おおむかしからいききしていた、しるしのないみちをたどります。
いったいどんなけしきをみているのでしょう。
コラージュの絵をみながらそうぞうがどんどんふくらみます。
『おじいちゃんのたびじたく』
ソヨン/作・絵(Pソ) 小峰書店
ある日、おじいちゃんのもとに、おきゃくさまがやってきました。
おじいちゃんはおおよろこびで、たびのしたくをはじめます。
だれにでもおとずれる、「旅立ち」を、あたたかく、やさしいまなざしで、
描いた韓国の絵本。顔のシートパックやちゃぶ台、紙のお金につつまれた小銭、
旅にはかかせない、たくさんのゆでたまごなど、韓国ならではの文化がよくわかる、
イラストにも注目です。
『すきなことにがてなこと』
新井洋行/作 嶽まいこ/絵(Pタ) くもん出版
あなたのすきなことはなんですか?スポーツ?音楽?それともべんきょうかな?
すきなことがあればにがてなこともあるよね。それぞれのとくいなことを生かして、
たすけあって、ささえていく、そんなせかいってすてきだね。
『このまちのどこかに』
シドニー・スミス/作(Pス) 評論社
ゆくえふめいのねこを探して、小さな子がひとり。
こごえるような寒さの日、 大都会をどんな気持ちで歩いているのでしょうか。
ふぶきのなか、やっとたどりついた家で、「きみは、きっとだいじょうぶ」と、
いのるような気持ちでむかえてくれた、家族のあたたかで、
つつみこむようなメッセージが心にひびきます。
『アパートのひとたち』
エイナット・ツァルファティ/作(Pツ) 光村教育図書
アパートにすんでいる女の子。それぞれの階のドアを見て、
どんな人たちがすんでいるのか、想像しています。どろぼう一家にサーカス団、
吸血鬼など、女の子と一緒に、どんどん広がっていく、空想の世界を楽しんでみてください。
『みち』
さいとうしのぶ/作(Pサ) ひさかたチャイルド
はるちゃんがかいたみち、どんどんのびていきます。ぱんやさんにじゅーすやさん。
むこうにはかわ。はるちゃんはわたれるかな?おはなしがどんどんふくらむえほんです。
『かなしみのぼうけん』
近藤薫美子/作(Pコ) ポプラ社
ひとつのいのちがおわり、かなしみをかかえて、さんりんしゃではしるこども。
はしってはしって、やっとわかれをうけいれたあとやってきたのは・・・。
わかれのあとには、つぎのであいもやってくるね。
『ちがうかな?ヘンかな?』
楊思帆/文・絵(Pヤ) 樹立社
めがね、ズボン、くつ…なんかヘンだよ?おかしいよ?
あれあれ、ぴったりのいきものがやってきたよ。つぎは、だれかな?
明るい色も楽しい絵本。
『まちがいなんてないよ』
コリーナ・ルウケン/絵と文(Pル) 新評論
絵をかいていたら、片方の目が大きくなりすぎちゃった。次は、インクのシミ!
まちがいだらけの絵になっちゃった…?いやいや、だいじょうぶ。
想像力をはたらかせれば、どんどん変わっていくよ。まちがいなんてないよ。
『ちっちゃな生きものたち』
スージー・ウィリアムズ/作 ハンナ・トルソン/絵(Pト) 化学同人
虫のこと知りたいけど、本物の写真は苦手。そんなあなたにおすすめです。
アリ、ムカデとヤスデ、カタツムリ、ミミズの4冊があります。
ちょっとのぞき見してみませんか?
『うろおぼえ一家のおかいもの』
出口かずみ/作(Pテ) 福音館書店
みんなで、おでかけ。おかあさんは、おうちでご用事。たのまれたものは何だっけ?
みんなであれこれ話しても、うろおぼえ…。だれにきいても、合っているような、
何だかちがうような…?
『うみがめのおじいさん』
いとうひろし/作(Pイ) 講談社
なみにゆられて、うつらうつら。思い出にただよう、おじいさん。
時間も、場所も、自分のことも、うみといっしょになって、
うつらうつら。ゆられています。
『どろぼうねこのおやぶん』
小松甲尚/ぶん かのうかりん/え(Pカ) 文芸社
さかなやさんとなじみの、どろぼうねこのおやぶんさん。ある日のてんきよほうは、
はれのちサンマまたはサバ。こまったさかなやさんのために、おやぶんさんは…?
猫好きのあなた!この絵、好きじゃないですか?
『おばあちゃんのたからもの』
シモーナ・チラオロ/作(Pチ) 光村教育図書
おばあちゃんの顔のしわは、ぜんぶがすてきなたからもの。
子どものころの朝。少女のころの海辺のピクニック。
おじいちゃんにはじめてあった日…。きょうは、すてきなおばあちゃんのたんじょう日。
『ありがとう』
谷川俊太郎/詩 えがしらみちこ/絵(Pエ) 講談社
卒業式の日。親に、世界に、わたし自身に、「ありがとう」と言ってみる。
わたしがこの世界に存在する意味をかみしめる。
谷川俊太郎の詩にひたる絵本。
★赤ちゃんえほん★
『ちゃーぷちゃぷあひるちゃん』
渡辺朋/文 村上康成/絵(Pム) 文響社
あひるちゃんがちゃぷちゃぷすすみながら、どこかをめざしています。
あひるちゃんといっしょにぼうけんしてみよう。
★よみもの★
『わたしの気になるあの子』
朝比奈蓉子/作(Fア) ポプラ社
瑠美奈のクラスメイトが、とつぜん坊主頭にして学校に来た。
クラスのみんなは「女の子が坊主頭なんておかしい」と言うけれど…。 10代から。
『わたしのあのこ あのこのわたし』
岩瀬成子/作(Fイ) PHP研究所
友だちになりたいと手紙を書いたものの、あることがきっかけでいじわるな気持ちが
ふくらんでいくアキ。怒っているんだろうなと手紙の返事を渡せないモッチ。
二人の女の子の物語。 高学年から
『ゆかいなことばつたえあいましょうがっこう』
宮下すずか/作(Fミ) くもん出版
コアラのモモちゃんがけがをしたらしい。たいへん!はなしをきいたリスのケイちゃんは、
ワカちゃんにつたえ、ワカちゃんはミウちゃんにつたえ・・・。
さいごにつたわったはなしに、みんなびっくり!でんごん、むずかしいね。 低学年から
『ぼくはおじいちゃんと戦争した』
ロバート・K・スミス/著(933スミ) あすなろ書房
大好きなおじいちゃんが一緒に暮らすことになった!えっ、ぼくの部屋に住むの?
ぼくは3階の暗い怖い場所に行けって!?勝手に決めるなんて許せない。戦争だ!
不公平を正すために、おじいちゃんと戦争を始めたピーター。
でも友だちはひどいことを言うし、どんどんエスカレートして終わらない。
どうしたらいいの?戦争に勝てばいい?我慢する?あきらめる?
ラストにほっとする物語。 高学年から
『ぐうたらとけちとぷー』
加瀬健太郎/作(Fカ) 偕成社
ぐうたらの「めんどう くさのすけ」、ケチの「せこいや ジャクソン」、
おならばっかりの「へ こいたろう」。
「なかよしの三人のおはなし。めっちゃわらえる。 低学年から
『バンビ 森に生きる』
フェーリクス・ザルテン/作(943) 福音館書店
本当のバンビの物語は、オーストリアの美しくもきびしい自然の中で、
死と隣り合わせで生きることを描いたリアルな物語です。
岩波の上田真而子訳か、酒寄進一訳のこの福音館版で読んでみてください。 10代から
『ヤーガの走る家』
ソフィー・アンダーソン/作(933アン) 小学館
死んだ人たちをおくる「門の番人」の手伝いをしながら暮らすマリンカ。
足が生えた家は、急に動き出して、どこへ行くかわからない。そんな生活を
ぬけだすために考えた方法は…?ただのファンタジーでない現実的な展開に、
ページをめくる手が止まりませんでした。 10代から
★ちしきの本★
『アーノルド・ローベルの全仕事 がまくんとかえるくんができるまで』
(726研究) ブルーシープ
絵本作家アーノルド・ローベルを知っていますか?名前にピンとこなくても、
かえるくんが親友のがまくんにおてがみを送る「おてがみ」というお話を、
国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
『ふたりはともだち』からはじまる「がまくんとかえるくん」全4冊のシリーズは、
今も世界中で愛されているロングセラーです。現存する貴重な原画やスケッチなどの
図版や解説、家族のインタビューによるアーノルド・ローベルの知られざる素顔や、
訳者である三木卓さんの解説なども収録された、決定版の一冊です。
『モノのなまえ事典 まだある!!アレにもコレにも!』
(031) ポプラ社
食パンの耳の正式名称、福引でガラガラまわすアレ、ラムネのびんのくびれてるアレ、
などなど。よく見るけど、本当の名前を知らないモノってまだまだあるよね。
きみはどれだけ知っているかな?みんなにクイズを出してじまんしちゃおう。
もっと知りたい人には、『モノのなまえ事典』もあるよ。ぜひ、よんでみてね。
『真実を発見!科学捜査』
岩澤不二雄/監修(317) 誠文堂新光社
事件解決のために行われている捜査の裏側がわかります。
現場検証、遺体鑑定、DNA検査、薬物検査…。
事件後に使われたハンコや筆跡鑑定…。
科学捜査研究所がどんなことをしているのか、大人も気になる内容です。
『なんで洞窟に壁画を描いたの?』
五十嵐ジャンヌ/著(702) 新泉社
博物館でラスコー洞窟の壁画を見たリノ。不思議に思ったことをメモして、
おじいちゃんと一緒に謎解き。美術の始まりを探る、小説のような本です。
博物館が好きな人、考古学が気になる人におすすめ。
『絵で見て学べる!お金ってなんだろう?』
(591) インプレス
なんのためにお金があるの?お金を貯めるといいことがある?
自分のお金を持つ前に、親子で読むといいかも。
『虫かごなしでかんたん!ペットボトルで育てよう』
(486) 汐文社
アゲハチョウもカブトムシも、虫かごなしで育てられる!
ペットボトルで虫かごを作って育ててみよう。
シリーズで「野菜・花」「水のいきもの」もありますよ。
『つくって役立つ!防災工作』
(369) 学研
ペットボトルでシャワー。新聞紙でスリッパ。牛乳パックで掃除道具。段ボールでパーテーション。
遊びでも役立ちそうなので、いちどやってみるといいですよ。
『おしえて!くもくん』
サトウミユキ/制作(367) 東山書房
副題は『プライベートゾーンってなあに?』。
小さい子どもにも分かりやすいよう、絵本形式で書かれています。
男女関係なく、性被害の加害者にも被害者にもならないために、家族で読んでください。
『いきものづくしものづくし』
(とても大きい本コーナー) 福音館書店
大きな本1ページごとに、いろんな「もの」がぎっしりかかれています。
1巻は、くだもの、つの、くつ、むかしのてつどう など。
それぞれ一流の画家がかいていて、さすが福音館!
12巻出る予定で、いま、2巻まであります。
『はじめてでもカンタン!手づくり布マスク』
(594) 理論社
使い捨てのマスクも手に入れやすくなったけれど、これからの季節、
肌にやさしい布マスクも使いたいですね。
なんと、縫わないマスクの作り方も!さあ、チャレンジしよう!
ローリー・アレクサンダー/作(780) 福音館書店
今では、パラリンピックは広く知られていますが、なぜつくられたか知っていますか?
パラリンピックをつくったルートヴィヒ・グットマンの物語。
あたらしくはいった本(令和3年3月up)
あたたかくなってきましたね。
つくしもでてきて、はなもさきはじめました。
としょかんでは、たのしいはるの本をよういして、
みなさんをまっています。
★えほん★
『氷上カーニバル』
あべ弘士/作 (Pア) のら書店
そのよる、いっせいに花火がうちあがる。
おんがくがながれると、ひともどうぶつもいっせいに氷の上をすべりはじめる。
カーニバルのはじまりだ!
北海道であった、春をむかえるおまつりのおはなし。
『みたら みられた』
たけがみたえ/作 (Pタ) アリス館
やねのうえのねこ、くさむらのかまきり、ぼくじょうのうし。
みたら、みられてた!ほら、みて。すいこまれそうなおおきな「め」。
『かける』
はらぺこめがね/作 (Pハ) 佼成出版社
かけます かけます。ケチャップ、おしょうゆ、シロップ、ふりかけ。
かけるとおいしいものがいっぱい。
かけるとたのしい。かけるはまほうだね。
『おさるちゃんのおしごと』
樋勝朋巳/作 (Pヒ) 小学館
せっこついんではたらいているおさるちゃん。
きょうはペロちゃんといっしょに、みんながまつやまへ。
マッサージのあとはみんなでランチをたべたり、おんせんにはいったり。
さよならのときはなみだがでたけれどね。
おさるちゃんのながいいちにちのおはなし。
『ながいながいねこのおかあさん』
キューライス/文 ヒグチユウコ/絵 (Pヒ) 白泉社
ページをめくってちょっとびっくり。
ねこのおかあさんがとってもながい!
こねこが、かぜにふきとばされて大ピンチだけど、
だいじょうぶかな?
『キス・スキ』
越野民雄/作 高畠純/絵(Pタ)講談社
ページをめくると、とにかくキス・キス・キス!
キスがいっぱい!
動物たちと絵本の中で、たくさんスキンシップしちゃおう。
『このかみなあに トイレットペーパーのはなし』
谷内つねお/作 (Pタとも) 福音館書店
本も横長。のばしたり、ひねったり、ひたしたり・・・
毎日おせわになっているかみの、おもしろ写真えほん。
『こたつ』
麻生知子/作 (Pア) 福音館
家にこたつはありますか?こたつはすばらしいです。
さいしょからさいごまで、こたつを上からみおろしで
観察した、かぞくのえほんです。
『ニマとおにばば』
ピエール・ベルトラン/文 チェン・ジャンホン/絵 (Pチ) 徳間書店
ネパールに何度も足を運んだフランスの人が文を書き、
中国生まれでパリに住む絵本作家が絵を描き、
どこの国の子どもたちも楽しめる昔話ふうのおはなし。
『さんまいのおふだ』を思い出します。
『かけだしたイス』
サトシン/文 ドーリー/絵(Pト) 主婦の友社
ある日、イスはふと思った。
まいにちすわられるだけでいいのか?
ここからとびだしてもいいんじゃないか?
かくして、イスのぼうけんがはじまる。
そしてまた、つくえはふと・・・
『とっています』
市原淳/作 (Pイ) 世界文化社
「とっています」って、おすもう?
いやいや、むしをとっています。
いやいや、しょくじをとっています。
たくさんの「とっています」がおもしろい。
『つちんこつっちゃん』
石黒亜矢子/作 (Pイ) 好学社
ぴいこちゃんがひろったのはなんと!まぼろしの「つちのこ」。
ぴいこちゃんは、つっちゃんをおふろにいれたり、
ごはんをたべさせたり、いっしょうけんめいおせわします。
けれど、つっちゃんがとつぜんうごかなくなってしまって…。
『インクレディブルホテル』
ケイト・デイヴィス/文 イザベル・フォラス/絵 (Pフ) BL出版
インクレディブルホテルではたらくステファンのゆめは、
パティシエになっておかしをつくること。
でも、いつもみならいのしごとばかり。
すると、ある日、気むずかしいお客さんがやってきて…。
おかしづくりがだいすきな男の子のおはなしです。
『レミーさんのひきだし』
斎藤倫/作 くらはしれい/絵 (Pク) 小学館
いちばんしたのひきだしに、ちゃいろいこばこがしまわれました。
こばこは、つぎにそとに出られる日をたのしみにしますが…。
みなさんが、ひきだしにたいせつにしまってあるものはなんですか?
『ごちそうたべにきてください』
茂市久美子/文 しもかわらゆみ/絵 (Fシ) 講談社
ごちそうするのがすきなうさぎは、たくさんのきのみをたくわえています。
しかし、ふゆがちかづくにつれてきのみはどんどんへっていき、
とうとうなくなってしまいました。
そこでうさぎがおもいついたのは…?
こころがあたたかくなるどうぶつたちのおはなしです。
『いぬのせんせい』
ジェーン・グドール/文 ジュリー・リッティ/絵 (Pリ) グランまま社
いぬのせんせいは、こどもたちのへやをみてまわります。
そして、ぐあいがわるくなったこどものそばによりそいます。
びょうきでつらかったり、ふあんにおもっているかんじゃさんにとって、
いぬのせんせいは、げんきをくれるたいせつなそんざいなのです。
『ゆうこさんのルーペ』
多屋光孫/作 (Pタ人権) 合同出版
本を読むためにつかっているもの。
あれ、あれなんだろう?ふしぎに思ったはやたくん。
知らないことをきくのはドキドキしますね。
でも、きいてくれたことが、ゆうこさんの
“ひみつのたからもの”になりました。
障害について考えるきっかけになる絵本です。
『子どもの権利ってなあに?』
アラン・セール/文 オレリア・フロンティ/絵 (Pフ人権) エルくらぶ
子どもにはだいじにされる権利があります。
しかし、すべての子どもが守られているわけではありません。
大人はどうあるべきか考えさせられます。
★よみもの★
『くもとり山のイノシシびょういん』
かこさとし/作 (Fカ) 福音館書店
イノシシ先生のびょういんのまちあいしつは、きょうもいっぱい。
おなかのいたいたぬきのポンちゃん、ヤギばあちゃん、
クチュンクチョンのかまきりさん。
先生はおはなしをきいてなおしてくれます。
やさしい7つのおはなし。低学年から
『大阪城のシロ』
あんずゆき/作 (Fア) くもん出版
豊臣秀吉の天下、大阪城にすんでいたばけものみたいな「とら」の
えさとしてつれてこられた犬のシロ。とらをたおしたシロと、
少女サチ、少年安吉をめぐる能勢町に伝わるはなし。中学年から
『キニ子の日記 下』
間部香代/作 (Fマ) WAVE出版
キニ子の2学期・3学期がはじまりました。
今度はうちゅうのことやガソリンスタンドが気になるキニ子。
そして、キニ子の友だちにも気になることがいっぱい!?
ぜひ上巻も読んでみてください。中学年から
『およぐ!』
麻生かづこ/作 (Fア) 文研出版
運動はとくいだけど、泳ぐのは苦手な歩夢。
9月の水泳大会までにどうしても泳げるようになりたい歩夢は、
スイミングスクールに通いはじめましたが…。
苦手なものでも、やってみればむちゅうになれるかも!中学年から
『拝啓パンクスノットデッドさま』
石川宏千花 (Fイ) くもん出版
「パンク」に心をうばわれた主人公が、音楽を通して前向きに生きていく物語。
自分らしく生きることは、とても素敵なことだと思いませんか?
たとえどんな状況にあっても、好きなことを見失わないのは
カッコイイですよね。10代から
『キャンドル』
村上雅郁/作 (Fフ) フレーベル館
さまざまな問題や、やるせなさをかかえている主人公たちが、
悩みながらも乗りこえていく物語。友だち関係や自分らしさについて、
見つめなおすきっかけになるかもしれません。10代から
★ちしきの本★
『車いすで国会へ』
船後靖彦/著 (289フ人権) こどもの未来社
2019年、車いすの人が選挙で国会議員になりました。
ニュースでも取り上げられたので知っている人も多いと思います。
何をめざして国会議員になったのか、普段はどんな暮らしをしているのか。
船後さんのこと、ALSという病気のこと、たくさんの写真から知ることができます。
『セント・キルダの子』
ベス・ウォーターズ/文・絵(290) 岩波書店
セント・キルダ諸島は「世界の果ての島々」とよばれており、
世界遺産に登録されています。
今はだれも住んでいませんが、昔はきびしい環境のなか、
住人たちは支えあってくらしていました。
なぜ、セント・キルダ諸島のくらしは失われてしまったのでしょうか。
『カカ・ムラド ナカムラのおじさん』
ガフワラ/原作 さだまさし/訳・文 (333人権) 双葉社
アフガニスタンで、死の谷と呼ばれるほど水のない地域。
そこで医師として活動していた中村哲(てつ)さん。
医師として病気を治すことよりも、清潔な水を届けることの方が
もっと大切と気づき、現地の人と水の整備に励みました。
中村さんに助けてもらったことを伝えていくために、現地の人が紡いだ物語です。
『女の子はどう生きるか 教えて!上野先生』
上野千鶴子/著 (367) 岩波書店
「女の話は長い」とか、「女は」「女だから」そういうようなことを
いう人がいたら、声を上げよう。
今のうちから学び、知識を得よう。
そのためにこの本も読もう。
『昔のくらし昔の道具これなあに?』
春風亭昇太/著 (383)幻冬舎
いま、当たり前に使っているものって昔はどんな姿だったの?
家電にはどんな歴史があるの?
今、見るからこそ面白い、アイデア光る昔の道具の世界を
落語家の春風亭昇太さんが案内します。
ところどころにえがかれた、クスッとわらえるイラストにも注目です。
『はじめまして相対性理論』『はじめまして量子力学』
シェダード・カイド=サラーフ・フェロン、エドゥアール・アルタリーバ/著 (421) 化学同人
かの有名なアインシュタインが考えたこと。時間とはなにか。空間とはなにか。
はたまた、物体・物質をつくっている一番小さいものはなにか。
大学で勉強したり、専門家が考え続けたり、とても難しいことだけど、
とても面白いことかもしれないよ。小学生高学年からわかる本…かも!
『ながれぼし』
武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 (447) 岩崎書店
ながれぼしって見たことある?
ながれぼしは地球に落ちてきた小さな小さな星のかけら。
光って消えて、どこへいくのかな?
ながれぼしを見たことがある人もない人も、ながれぼしが見たくなる本です。
『きれいでふしぎな粘菌』
新井文彦/著 川上修一/監修(473) 文一総合出版
とっても小さくてさがしにくいけれど、色とりどりできれいな粘菌(ねんきん)。
実は菌の仲間じゃないって知っていますか?
答えは本の中にありますよ。
『消えたレッサーパンダを追え!警視庁「生きもの係」事件簿』
たけたにちほみ/文 (481) 学研
ある日、動物園から動物がぬすまれた!
犯人はドアをこわしたり、がんじょうな金あみに穴をあけたり、
かなり力が強そうだ。
いったい犯人はどんな目的で動物たちをぬすんだのか?
「生きもの係」の刑事が犯人を追う、本当にあったお話です。
『空を飛ぶミジンコのなぞ』
星輝行/写真・文 少年写真新聞社 (485)
田んぼや水たまりにあらわれ、すぐにいなくなるふしぎなミジンコ。
どこからきてどこへ行くの?
ミジンコを育ててわかったことは、なんと、ミジンコは空を飛ぶ!
ミジンコの生き残り作戦にも、飼育できることにもびっくり。
『できるかな?人体おもしろチャレンジ』
(491) えほんの杜
「手を使わずに耳だけ動かせる人と動かせない人がいる?」、
「かき氷を食べたら頭がキーンとするのはどうして?」など、
人体のふしぎを身体を使って遊びながら、学べる本。
友達といっしょにやってみたくなる、おもしろチャレンジもたくさん!
『宇宙の話をしよう』
小野雅裕/作(538)SBクリエイティブ
宇宙のことを知りたいけれど、本を読むのは難しそう…と思っている人。
この本は、わく星についての豆ちしきや、ロケットを開発した人について、
さらっと楽しく学べます。
『草と花のカラフルおやつ』
(596) 農文協
道ばたにのタンポポやスギナ、ハルジオン。庭のきれいなバラ。
よく見る草花からクッキーやむしパン、きれいな色のシロップが
作れること知ってた?
集め方、作り方までていねいに書いてあり、おままごとが本当になる本。
さあ、みんなでタンポポの花50こあつめよう!
『修学旅行が楽しくなる仏像“ここ見て”調査隊 京都編』
中村文人/著 (718) くもん出版
お寺に行っても面白くないんだけどな、って、ちょっと待って!
仏像を見るポイント、仏像の意味、道具の名前など、
ふふっ、と笑うように教えてくれます。おとなもぜひ!
『自由帳みせて!』
小学生のみなさん/絵 すずきこうせい/文・イラスト (726) 福音館書店
小学生の自由帳にかいてあるものをたくさん集めた本です。
迷路やまんが、洋服、昆虫、かいじゅう、かお遊び・・・。
お城の絵をかいていた子が建築の仕事をしていたり、
その後のインタビューもおもしろい。
みなさんはなにをかいていますか?
あたらしくはいった本(令和2年11月up)
はっぱのいろがきれいなあきになりました。
としょかんでは、たのしいあきやふゆの本をよういして、
みなさんをまっています。
あたらしくはいった本(令和2年9月up)
たいちょうにきをつけて、おきにいりの一さつをみつけてくださいね。
★えほん★
大塚健太/文 高畠純/絵(Pタ) 角川書店
『いし』
『うどんできた!』
加藤休ミ/作(Pカ) 福音館書店
『みずをくむプリンセス』
スーザン・ヴァーデ/文 ピーター・H・レイノルズ/絵 さくまゆみこ/訳(Pレ) さえら書房
『よい子れんしゅう帳』
おかべりか/作(Pオ) 福音館書店
『スナックだいさくせん!』
テリー・ボーダー/作(Pホ) 岩崎書店
『おんどりあるくよ』
リチャード・スキャリー/さく(Pス) 好学社
『えほん なぞなぞうた』
谷川俊太郎/文 あべ弘士/絵(Pア) 童話屋
『にんぎょのルーシー』
SOOSH/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ
たけうちちひろ/文・切り絵(Pタ) 出版ワークス
『ジュリアンはマーメイド』
ジェシカ・ラブ/作(Pラ) サウザンブックス社
『はかせのふしぎなプール』
中村至男/作(Pナとも)福音館
これはなんだ?と あてっこをしていますよ。作者はグラフィックデザイナー。
シンプルでわかりやすく、シュッとし た絵のえほんです。
『75億人のひみつをさがせ!』
クリスティン・ローシフト/作(Pロ) 岩崎書店
読んでいくといつの間にか、ひとりひとり違っていて、そして大切なんだよ、と
語っている絵本です。親子で読んでみてください
『せんそうがやってきた日』
二コラ・デイビス/作 レベッカ・コップ/絵(Pコ) すずき出版
イギリスで、教育を受ける権利の象徴として描かれた一脚のいすは、希望のいすになり、広がっていく。
『おむすびころりんはっけよい!』
森くま堂/作 ひろかわさえこ/絵(Pヒ) 偕成社
いがみあう、さんかくおむすびのくにとまんまるおむすびのくに。
ふたつのくにのとのさまは、とのさまどうしのおすもうで決着をつけることになりますが・・・。
手にあせにぎる戦いのゆくえはいかに!?400個以上のおむすびが登場!
おむすび好きにはたまらない絵本です。
『かえるじゃん』
つるたあき/作・絵 (Pツ) 角川書店
次々とオドロキの絵があらわれます。ドキドキしながら、ページをめくらずにはいられない。
『ねんころりん』
ジョン・バーニンガム/作・絵(Pハ) ほるぷ出版
おくはらゆめ/作(Fオ) 小峰書店
『ウサギとぼくのこまった毎日』
ジュディス・カー/作・絵 こまだともこ/絵(933/ケル) 徳間書店
でも、そのウサギがいえにきてから、わるいことばかりおこります。
このウサギはのろわれているのでしょうか。低学年から
『ルドルフとノラねこブッチー』
斎藤洋/作(Fサ) 講談社
ふしぎに思ったルドルフは、仲間とともに、その理由をさぐり始めます。中学年から
『無限の中心で』
まはら三桃/著(Fマ) 講談社
『スイマー』
高田由紀子/作(Fタ)ポプラ社
『歌がにがてな人魚』
ルイス・スロボドキン/作(933スロ) 瑞雲社
にがてな人魚シンシアのおはなしも、安心して楽しめます。短いので、読んであげるなら年長さんからでも。
『じりじりの移動図書館(ブックカー)』
廣嶋玲子・まはら三桃・濱野京子・工藤純子・菅野雪虫/著(F)講談社
人気児童文学作家、5人の競作リレー小説、第三弾。
今回の舞台は移動図書館「ミネルヴァ号」。ドアの向こうの車内にはたくさんの本!
でもご用心!あんまり本に夢中になっていると気が付いたら、そこは、あなたの知らないセカイかも!
『ぐるぐるの図書室』、『ぎりぎりの本屋さん』を描いた5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを
登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。10代から
『バウムクーヘンとヒロシマ』
巣山ひろみ/著(Fス)くもん出版
デパートなどで人気のユーハイムのバウムクーヘン。実は、日本で初めて販売されたのは
広島の物産陳列館、のちの産業奨励館、そして今は、原爆ドームと呼ばれている場所だと
いうことを知っていましたか?どのようにして、日本に来て、お菓子を作ることになったのでしょうか?
ひとりのドイツ人菓子職人を通して、戦争と平和を考えます。10代から
★ちしきの本★
『こどもプレゼン教室』
前田鎌利/著(809) 宝島社
この本は、あいてに思っていることを伝えるための、コツがかいてあるよ。
峯水亮/写真 池田菜津美/文 杉本親要/監修 (484) ポプラ社
『あいうえおさん』
森絵都/文 荒井良二/絵(807) 河出書房新社
『たくさんのふしぎ版 南極のさかな大図鑑』
岩見哲夫/文 廣野研一/絵(487) 福音館書店
『こどもたちと楽しむ お相撲ことば』
「おすもうさん」編集部/編著(788) ベースボール・マガジン社
前川貴行/写真・文(488) 新日本出版社
『チェンジ!』
越智貴雄/著(780人権) くもん出版
『さかな博士のレアうま魚図鑑』
伊藤柚貴/著(664) 日東書院
『超リアル戦国 武士と忍者の戦い図鑑』
(210) G.B
『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』
前野ウルド浩太郎/著(486) 光文社
著者がやっと研究所に採用されるあたりでは、本人に同調して泣けてくるほどだ!
『博物館のプロのスゴ技で自然を調べよう』全4巻
小川誠・奥山清市・矢野真志/共著(407) 少年写真新聞社
どんな手段で採集をすればよいのか。標本はどう作り、どう見せればいいのか。博物館の学芸員が
教えてくれます。小学生から大人まで有効な調査の方法がわかります。
『話せばわかる!イヌごころ』
(645)ポプラ社
イヌがあくびするときってどんなきもちかな?ペロペロ、人間のかおをなめるのはどうして?
かわいいポーズのしゃしんもたっぷり!ねこが大すきな人には『ネコごころ』もよんでみてね。
あたらしく入った本(令和2年7月UP)
やっと学校がはじまりましたね。
でもべんきょうばっかりで、たいへんかもしれませんね。
たまには、ホッとひといき。
好きな本をよんで、きゅうけいしてくださいね。
★えほん★
『かなへび』
石森愛彦/作(Pイ) 福音館書店
あさ、かなへびははっぱのあさつゆをのみ、ゆっくりひなたぼっこ。
あったまったら、おさんぽ。あっ、えもの!ぱくっとつかまえた。
わっ、うしろからそっときたのは…!かなへびのまいにちがわかります。
『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』
香川照之/作 ロマン・トマ/絵 (Pロ) 講談社
はずかしがりやヒメボタルのアダムは、おなかがピカリとなるのがとてもいや。
しょんぼりしてるアダムを、ともだちがほしぞらパーティーにさそってくれました。
さあ、どんなパーティーになるかな?
『ランカ にほんにやってきたおんなのこ』
野呂きくえ/さく 松成真理子/え(Pマ) 偕成社
10才のランカはとおい国から日本にひっこしてきて、どきどきしながら小学校に
通いはじめました。言葉も学校生活もわからないことだらけで不安でしたが、
ある時ランカの言葉がつうじることがわかって…。つかう言葉がちがっても、
だれとでもともだちになることができるのです。
『きょうまどからふくかぜは』
谷口國博/文 高砂淳二/写真(Pタ) 世界文化社
今日まどから入ってくる風は、どこからふいてきた風なのかな。
みどりの草の上をかけぬけた風かな。それとも、大きなかがみの川を
流れるようにふいた風かな。それとも…。世界中をかけぬけた風を、
まどをあけて感じてみたいね。
『とうさんのてじな』
ねじめ正一/作 いぬんこ/絵(Pイ) 鈴木出版
あーちゃんの目のまえで、とうさんが500円玉をぽけっとから出して、
ぎゅっとにぎったら、きえちゃった!あーちゃんは、きえちゃったとうさんを
みつけられるかな?イラストもおもしろくて楽しい絵本。
『こうえん』
くりはらたかし/作(Pク) 偕成社
おにがはらこうえんでは、「ぐぉーぐがぁー」と、いつもおおきな
いびきがきこえています。じつは、おにのおなかの上に、こうえんがあるんです。
「うーん、むにゃむにゃ」というこえがきこえたら、おおいそぎでにげましょう!
もし、にげおくれると…あれ?
『とかげくんのしっぽ』
ツク之助/さく(Pツ) イースト・プレス
ある日、とかげくんのしっぽが、きれてしまいました。なくなったしっぽをさがして、
みんなにきいていきますが…。トカゲのことを、もっと知りたくなったら、
『イモリとヤモリ(487)』がオススメ。おなじひとがイラストをかいていますよ。
★赤ちゃんえほん★
『おとなりさん』
木坂涼/文 大塚いちお/絵(Pオ) 講談社
くまさんのおとなりさんはだあれ?どんどんおとなりさんが出てきて、
いっぱい集まると…?次に出てくるおとなりさんを、
予想しながら読むとたのしい絵本です。
『どうぶつクッキー』
彦坂有紀・もりもといずみ/作・絵(Pヒ) 学研
ぱくっ。ぱくぱくぱく。おいしそうなどうぶつたちがたくさん! いただきまーす!
『くろねこ ろびんちゃん びろーん』
くろねこいしょう/さく・え(Pク) キーステージ21
ねこ好きにはたまらない、媚びないくろねこ「ろびんちゃん」
いつでもびろーん、どこでもびろーん。繰り返しが楽しい、赤ちゃん向けの絵本です。
★よみもの★
『紙ひこうき、きみへ』
野中柊/作 木内達朗/絵(Fノ) 偕成社
ある日、シマリスのキリリのところへ飛んできた紙ひこうきのおてがみ。
やってきたのはミケリスのミーク。はじめて会ったけど、まるで
ずっと待っていたみたいに仲良しに。そして、ミークはまた旅に出ますが…。
絵も素敵で、思わず自分でも買った本です。 中学年から
『かみさまのベビーシッター』
廣嶋玲子/作 木村いこ/絵(Fヒ) 理論社
商店街のふくびきで、特賞のかみさまのたまごを当てた幸介。どんなお願いごとを
かなえてもらおうか、わくわくしていたけれど、なかなか思いどおりにかなえてくれません。
どうしたらお願いごとをかなえてくれるの!? 中学年から
『レッツはおなか』
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
レッツは5さい。きょうは、うまれるまえ、
おかあさんのおなかのなかにいたときのことを、かんがえてみた。
せまいかな、へんなおとがきこえるかな。
みんなは、どうだったかおぼえてる? 中学年から
『ぼくと母さんのキャラバン』
柏葉幸子/作(Fカ) 講談社
ある日、母さんが家から消え、とつぜんあらわれた巨大なねずみを追いかけて
異世界に行ったぼく。ラクダのキャラバンで「あるもの」を山の上に運ぶことになった。
異世界と現実世界をめぐる、お届けものファンタジー。 10代から
『王の祭り』
小川英子/作(Fオ) ゴブリン出版
女王陛下の皮手袋をつくるため、父と一緒にお城に向かったウィル。
そこで女王暗殺計画にまきこまれたウィルは、妖精の力を借りるが、時空のゆがみに
巻き込まれ…。16世紀のイングランドと日本をめぐるファンタジー。 10代から
『ゆりの木荘の子どもたち』
富安陽子/作(Fト) 講談社
遠い夏の呼び声にこたえ、時を超え、子どもにもどってしまった六人の老人たち。
100年以上前に建てられた、ゆりの木荘での不思議な出来事。
77年前のある約束が関係していて…。思い出をめぐるぼうけんの物語。 10代から
『エルシーと魔法の一週間』
ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社
エルシーは、魔女の家で一週間留守番をすることになりました。
しかし、あやしいお客を追いかえしたり、カラスのお世話をしたり、
ゆっくり過ごすことができません。そんな日々を過ごしているうちに、
簡単な魔法を試したくなって…。 10代から
★ちしきの本★
『仕事に行ってきますシリーズ』
(366 人権) 埼玉福祉会
クッキーづくりや、動物園でおそうじなど、それぞれの仕事をのぞいてみましょう。
写真や、やさしいイラストでかかれたLLブックのシリーズなので、
誰が見てもわかりやすいですよ。具体的に仕事の様子が見られるのも楽しい。
『ホントに食べる?世界を救う虫のすべて』
(383) 文研出版
虫を食べたことってある?なんと、世界では20億人の人が、約1900種類の
虫を食べている。もちろん日本でもね。温暖化や人口増加の問題を解決するとも
いわれている昆虫食。ドキドキするような新しい世界が待っている。
『博士の愛したジミな昆虫』
(486) 岩波ジュニア新書
カブトムシやクワガタムシのようなスター昆虫でなくても、昆虫はすごい能力を持っている。
そんなSFみたいな昆虫の謎を、10人の博士たちが熱く語る!昆虫、すごいぜ!
『海のミクロ生物図鑑』
西田百代/写真・文(481) 仮説社
ちりめんじゃこの中の、カタクチイワシ以外の生物、ちりめんモンスター。
多くの写真とサイズの表示で、何の生物か同定しやすいように工夫されています。
ちりめんじゃこの中に、こんなにたくさんの別の生物がいるなんて!
『資料アクティブ家庭科』『生活学NAVI』
(590) 実教出版
高校家庭科の副読本。地味ですが、生きていくための情報でいっぱい!
いつか家を出るとき、これ一冊持っていれば大丈夫。贈り物にもいいですよ。
『生活学NAVI』のほうがより詳しい内容になっています。
『料理はすごい!』
(596) 柴田書店
小学生から使える、子どものためのはじめての料理絵本。すべてふりがなつき。
盛り付けのヒントや、子どもが作りやすい手順。でも味に妥協なし!
超一流料理人と、本格的料理本の柴田書店が、本気で作った入門書。
『鉛筆一本ではじめる人物の描き方 ロジカルデッサンの技法』
(725) インプレス
お手本の絵が実にシンプルで身近。上手な人のためのものではなく、
絵が苦手とか、下手、と思っている人が、これならできるかも!と思えますよ。
あたらしく入った本(令和2年5月UP)
としょかんに入ったあたらしい本の中から
としょかんの人がすきな本をえらびました!
★えほん★
『えんまだいおうごいっこう』
中尾昌稔/文 広瀬克也/絵 (P ) イーストプレス
まいにち、じごくでいっしょうけんめいはたらいている、
えんまさまとじごくのおにたち。
まちにまったお休みに、みんなでおんせんへ。
さあ、にんげんにバレないように、たのしめるかな?
『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
中川ひろたか/作 高畠那生/絵(Pタ) 文渓堂
ウォッシュバーンさんはおうちからいっぽもそとにでません。
なぜって?いろいろわけがあるみたい。でも本当は?
おもわずわらっちゃうえほん。
『いっぴきぐらしのジュリアン』
ジョー・トッド-スタントン/作 いわじょうよしひと/訳(Pト) 岩崎書店
のねずみのジュリアンは、あなの中でいっぴきぐらしをしています。
きままにいっぴきぐらしをしていたのに、
ジュリアンをねらったきつねがとびこんできて…。
『ジュマンジ』
C.V.オールズバーグ/作 村上春樹/訳(Pウ) あすなろ書房
兄弟が見つけたのは、「ジュマンジ」「ジャングルぼうけんゲーム」とかかれた箱。
説明をきちんと読んでゲームをあそばないと、たいへんなことになりますよ。
『スキップ スキップ』
あまんきみこ/文 黒井健/絵 (Pク) ひさかたチャイルド
スキップができるようになったえっちゃん。たんたんたん。
たのしいからスキップするんじゃないよ。スキップするからたのしいんだよ。
ねこのミュウやいぬのクロスケ、ないてたみいぼうもいっしょに、たんたん。
いっしょにスキップがしたくなる!
『ケロリンピック』
大原悦子/文 古川裕子/絵 (Pフ) 福音館書店
4年にいっかい、なつのはじめいけのまわりでひらかれる「ケロリンピック」。
いろいろなきょうぎに、カエルたちはおおはりきり。
あつくなると、てんきのかみさまも雨をふらせておうえんします。
あっ、たいへん!ふりすぎて…。おっ、すごいぜ!カエルたち。
『めんたいこどりーむ』
はしもとえつよ/作 (Pハ) 講談社
めんたいこたちのゆめは、しろめしやまのてっぺん。
たくあんブラザーズや、なっとうのみち、おちゃのたきにまけずにのぼれるか?
めざせ、てっぺん!「はかたべん」におおわらいばい!
『やさいのおにたいじ』
つるたようこ/さく(Pツとも) 福音館書店
ひがしのやまから、こんにゃくいものおにがやってきて、やしきにすむむすめを
さらってしまいます。やしきにあつめられた6にんのやさいたちは、
それぞれちえをふりしぼって、むすめをたすけにいきます。
『うちのネコがきらいです(あるあいのものがたり)』
ダヴィデ・カリ/文 アンナ・ピロッリ/絵 山口文生/やく(Pヒ) 評論社
かわりもののジンジャーと、なまけもののフレッド。
2ひきのネコは、自由気ままにくらしていて、たまにわるさもする。
ぼくがなかなおりをしようと思ってもしらんぷり。かと思えば、ゆるしてくれる。
ネコにふりまわされる生活って、こんな感じ!
『ちび竜』
工藤直子/文 あべ弘士/絵(Pア) 童心社
ボウフラみたいな小さな竜。いろんなものから、いろんなことを教えてもらい、
どんどん、どんどん大きくなる。ちび竜は今もちきゅうを見ているのかな…。
『死んだかいぞく』
下田昌克/著(Pシ) ポプラ社
死んだかいぞくは、ただ静かに沈んでいく。取られていく帽子、歯、爪、目玉…。
読み始めたら、目が離せなくなりました。ラストも衝撃的。
大人にもぜひ読んでほしい一冊。
『テツコ・プー』
児島なおみ/作(Pコ) 偕成社
朝からプーっとした気持ちのテツコは、怒られてもっとプーっとして、
ふうせんになって飛んでいっちゃった!どうやったら、下におりられるの?
風にも鳥にも怒ってばかりのテツコを探していたのは…。
『くちばしだーれ?』
穂高順也/作 サトウマサノリ/絵(Pサ) 岩崎書店
いろいろなかたちのくちばし。いったい、だれのくちばしかな?
どのどうぶつか、そうぞうしながらたのしめるえほん。
リアルなえにもちゅうもくです。『どうぶつえほんだーれ?どーする』シリーズ。
『ちいさなタグボートのバラード』
ヨシフ・ブロツキー/詩 イーゴリ・オレイニコフ/絵(Pオ) 東京外国語大学出版会
かつてロシアから亡命した詩人の作品を、絵本にしたもの。
大きな港の小さいタグボートに、遠い故郷を重ねているのでしょうか。
とにかく絵が美しい。
『100』
名久井直子/作 井上佐由紀/写真(Pナとも) 福音館書店
100こ、100ぴき、100ぽん。100、って、どのぐらい?
いろんなものを100ずつあつめました。写真で見ると、
こんなに多いの?こんなに少ないの?ちょっといがいなかんじです。
『トーキョードリームマラソン』
コマヤスカン/作(Pコ) 講談社
亀山市在住、コマヤスカンさんの新刊!オリンピックのマラソンコースを歩き、
名所やたてものを細かーくかきました。
マラソンランナーは日本や世界の昔話の主役たち。金メダルはだれかな?
『いたずらのすきなけんちくか』
安藤忠雄/原作 はたこうしろう/絵(Pハ) 小学館
世界でもゆうめいなけんちくか、あんどうただおさんが、大阪にあたらしくたてたのが、
こどもの図書館「こども本の森 中之島」。
なぜたてたの?どうやって考えたの?本の森、行ってみたいね。
『まひるのけっとう』
マヌエル・マルソル/作(Pマ) 光村教育図書
小さな川をはさんで、カウボーイとネイティブアメリカンがけっとうだ!…と、
次から次へとじゃまが入り、なかなかけっとうが進まない!そしてどうなった!?
西部劇という映画のようにかかれている絵本です。
★赤ちゃんえほん★
『はじまるよはじまるよ』
とよたかずひこ/作(Pト) 世界文化社
「はじまるよったらはじまるよ~。」
さあ、「はじまる」と一緒に歌を歌ったり、手を動かしてみよう!
手あそびの解説や楽譜、手あそび動画が視聴できるQRコード付き。
『きえるあひる』
なつめよしかず/さく(Pナ) 福音館書店
いいお天気の日、あひるのお母さんが赤ちゃんたちと一緒に池にやってきました。
お母さんに続いて、泳ぎはじめた赤ちゃんたちが、一匹ずつ消えていって…。
赤ちゃんたちはどこへいったの?すこしドキドキするお話です。
『のりまき』
小西英子/作(Pコ) 福音館書店
画面いっぱいの海苔!何をまこうかな?
サンドイッチ、おべんとうに続く、おいしそうな本!
★よみもの★
『ディビッド・マックチーバーと29ひきのの犬』
マーガ・ホルト/文 ウォルター・ロレイン/絵 (933ホル) 大日本図書
ひっこしたばかりで、まだともだちがいないディビッド・マックチーバー。
おかあさんにたのまれて、おつかいへ。
かえりにかみぶくろがやぶれて、おにくがぽとり。
たいへん!でも、だいじょうぶ。さいごはたのしいおおさわぎ! 低学年から
『しらゆきちりか ちっちゃいな』
薫くみこ/作(Fク) PHP
いちねんせいのちりかは、学校へいくのがゆううつ。
なぜなら、うしろのせきには大きな声の、ライオンみたいなおとこのこがいるから。
でも、ある日、いっしょにてつぼうのれんしゅうをして…。
しんいちねんせい、ぜひよんでね。 低学年から
『きれいずきのマグスおばさん』
イーディス・サッチャー・ハード/ぶん(933ハト) 大日本図書
マグスおばさんはとてもきれいずきで、なんでもきれいにしたがります。
スージーは、マグスおばさんとどうぶつえんにいく
やくそくをしていますが、ぶじたどりつけるのでしょうか? 低学年から
『天邪鬼な皇子と唐の黒猫』
渡辺仙州/作(Fワ) ポプラ社
昔、中国の蘇州から日本にやってきた黒猫の黒珠(ヘイズゥ)。
蘇州では、食べ物には困らなかったし、ほかの猫たちをまとめる「猫の王」になっていたので、
争いの心配もなかった。そして、ぐうたら生活を送っていたために、
人間につかまってしまい、日本まで連れてこられた。そんな黒猫と、
猫に興味のない定省(さだみ)との中世の日本を舞台にした物語です。 高学年から
『おいかけっこのひみつ ―しましまとたてがみ―』
いとうひろし/作(Fイ) ポプラ社
みなみのくにのそうげんにシマウマがいました。それをねらうオスのライオンもいました。
おいかっけこをしたら、シマシマがライオンに、たてがみがシマウマにくっついて
しまいました。もとにもどすには?そして、もどったあとは…? 低学年から
『サブキャラたちのグリム童話 ブレーメンの音楽隊・白雪姫・靴屋の小人』
斉藤洋/作(Fサ) 偕成社
物語の脇役、サブキャラたちが語る、うちあけ話を3編収録した短編集第2弾。
今回は「ブレーメンの音楽隊」のどろぼうや「白雪姫」の皇太子妃親衛隊長など
グリム童話に出てくるサブキャラたちが登場します。図書館には、短編集第1弾、
『サブキャラたちの日本昔話』もあります。こちらもぜひどうぞ。 高学年から
『ずっと見つめていた』
森島いずみ/作(Fモ) 偕成社
小学6年生、越の一家は、化学物質過敏症の妹、つぐみのために
南アルプスのふもとへの移住を決める。自分の将来は?
この先、家族はどうなってしまうのか?
様々な出来事が起こる中で、越は戸惑いながら過ごすが・・・。
著者の実体験を基に書かれた、ある一家の再生の物語。 高学年から
★ちしきの本★
『はじまりはたき火』
(501) 福音館
暗い夜を明るくしてくれたり、寒い冬をあたためてくれたり、
火はずっと私たちを助けてくれた。そして、火は石炭に変わり、電気になり…。
これからの環境を考えながら、読んでほしい本。
『スポーツびっくり図鑑』
(780) 小学館
オリンピック、パラリンピックに選ばれている97競技。アスリートたちは、
なぜこんなことができるの?アスリートたちのおどろきの活躍と、
ワザのひみつがわかる本。めざせ!未来のオリンピック!
『憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子』
佐藤真澄/著(289コ) 汐文社
1945年8月6日、生後8か月で被爆した主人公は、原爆によって、
顔にやけどを負った乙女たちと接する中で、米国への憎しみをつのらせていく。
しかし、あるときエノラ・ゲイのパイロットと出会い、気持ちに変化が…。
世界平和を訴えて講演活動を続ける近藤紘子の物語。
『戦場の秘密図書館~シリアに残された希望~』
マイク・トムソン/著(010) ぶんけい
本を読むことが生きることの希望になる。それは昔のできごとではありません。
今、世界中で起こっていることなのです。イラクでは長い内戦の中、静かに、
強い意志で守られた秘密の図書館があります。そっと覗いてみてください。
『NHKスペシャル絵本恐竜超世界 デイノケイルス・トロオドン・モササウルスの物語』
(457) 徳間書店
恐竜には今の鳥のような「羽」がはえていた!?一番新しい研究でわかった、
「羽毛恐竜」と「海竜」について、はくりょくいっぱいのイラストで紹介します。
『科学者になろう!』
スティーブ・モールド/著(407) 化学同人
めざせ!世界を変える科学者!科学のおもしろさをたいけんしよう!
すぐにチャレンジできるじっけんやかんさつがもりだくさん。
ゆうめいな科学者がどんなじっけんをしたのか調べられるよ。
こうさくや、きかいがすきな子には『エンジニアになろう!』もあるよ。
『ラグビートップリーグ2020カラー名鑑』
(783) ベースボールマガジン社
ワールドカップを見ましたか?ドキドキしましたね!
三重県には、鈴鹿にトップリーグのチームがあります。グラウンドで見るラグビーは、
ボールをける音や、タックルでぶつかる音などがきこえて、すごいはくりょく!
リーグがはじまったら、見に行ってみよう!
『女子も!男子も!生理を知ろう(全3巻)』
(495) 汐文社
「生理」は女の子にあるもの。でも、人間の体のしくみは、
みんなが正しく知っていないといけません。
からかったり、かくしたりするものでもありません。
男の子も、男の子の親もいっしょに勉強してください。
『お蚕さんから糸と綿と』
大西暢夫/作(630) アリス館
この本を読むまで、木綿(もめん)が綿花から作られたもので、
真綿(まわた)が、カイコの糸から作られたものを指すのだとは知りませんでした。
カイコとともに生きる人たちを追い、心を動かされる本です。
『えほん・絵本・134冊』
増田喜昭/著(019研究) 学研
子どもの本専門店・メリーゴーランド店主・増田喜昭さんおすすめの本の紹介や、
交流のある作家たちとの対談、メリーゴーランドの歴史など、盛りだくさんの1冊。
表紙は荒井良二さん。四日市にここがあってよかった!と思う本です。
さあ、メリーゴーランドに本を買いに行こう!
『りんごだんだん』
小川忠博/作(625) あすなろ書房
りんご、食べるのをわすれていて、皮がすこししわっとなったこと、ない?
じゃあ、もっとわすれていたら?りんごがしなびて、くさり、土にかえるまでの、
一年以上にわたる写真の記録です。
『やっぱりしごとば』
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
4年ぶりの『しごとば』新刊!こんどの仕事は何かな?
すべてのしごとばに、「ペンギン」と「忍者」がかくれていたり、
絵の中にクイズがあったり、登場した人がほかのしごとばにいたり、
すみからすみまでみのがせない!
あたらしく入った本(令和2年1月up)
新年あけましておめでとうございます。
お正月は楽しくすごせましたか?
カゼをひいたりしなかったでしょうか。
今年も元気にとしょかんへ来てくださいね!
★えほん★
『くまくまパン いちにちパンやさん』
西村敏雄/作 (P/二) あかね書房
くまのパン屋を見学した子どもたち、パンづくりにチャレンジ。
こねてまるめて、たのしそう。でも手が小さなりすくんはうまくできなくて…。
『もりのおくのクリスマスツリー』
ユーヴァル・ゾマー/作 (Pソ) ほるぷ出版
ぼくは、小さくてかたむいていて、ぐらぐらするいっぽんの木。
まわりの木はクリスマスツリーに選ばれて、ひとりぼっち。
さみしくて、「だ、だ、だれかいる?」と夜のやみによびかけたら・・・。
心がぽっとあたたかくなります。絵もとってもきれい!
『おそろしいよる』
きむらゆういち/作 殿内真帆/絵 (Pト) すずき出版
しずまりかえったよる、こぶたがひとりでほんをよんでいると、
ぱっとでんきがきえて、あたりはまっくら。
すると、ドアがひらいてだれかがはいってきます。
キラリとひかるきばに、こぶたはおもわずつくえにかくれて…。
こぶたといっしょにドキドキする、ちょっぴりおそろしいえほんです。
『きのこのばけもの』
唯野元弘/文 石川えりこ/絵 (Pイ) すずき出版
むかし、あるむらになまけもののおとこがすんでいました。
そのむらでは、夜になっても月のひかりがあたりません。
それが、きのこのばけもののせいだと気づいたおとこは、
あるさくせんを思いつきます。
『ねことねこ』
町田尚子/作 (Pマ) こぐま社
ねことねこ、おなじところどこだ?ぜんぜんちがうねこに見えても、よーく見てみると
おなじところがあります。じっくりみくらべてみて。
『このままじゃ学校にいけません』
ブラッシェアーズ/文 エリザベス・バーグランド/絵 福本友美子/訳 (Pハ) 屑の工房
学校にいきたくないエディは、ぶらさがってかくれていたらいいコウモリになったり、
いじわるな子をこらしめるイカになったり。いろいろなどうぶつになってみますが、
どれもうまくいきません。なみだをこぼして「あした学校にいきたくないかもしれないの」と
うちあけたエディにママは…。想像力ゆたかな女の子が、一歩成長するおはなしです。
『わたしねこがかいたいの』
ミシェル・ロビンソン/文 チンルン・リー/絵 三原泉/訳 (Pリ) 岩崎書店
けいとだまにやわらかいクッション。ねこがすきなものをならべてみたけれど、
いっぴきもきません。えほんをかかえてねむりについたら、
ねこがいっぱいあつまってきた!
けれども、そのねこたちにはほんとうの飼い主がいて…。
『わたしのわごむはわたさない』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ) PHP
ヨシタケさんは、タイトルを考えて、それに合った絵本を作るそうです。
この絵本も、子どもあるあるな感じで、オチの一つ手前は予想通り!
それが楽しいヨシタケさんの絵本です。
『はぐれくん、おおきなマルにであう』
シルヴァスタイン/作 (Pシ) あすなろ書房
『ぼくを探しに』の続編で、以前は『ビッグ・オーとの出会い』というタイトルでしたが、
新しく村上春樹の訳で出版されました。
『の』
junaida/作 福音館書店 (Pシ)
人気画家junaidaの絵本です。『これはのみのぴこ』のような、
「積み上げ歌(きりなしうた)」の形式ですが、
とにかく、美しい絵を楽しんでください。
『やぎのグッドウィン』
ドン・フリーマン/さく (Pフ) 福音館書店
『くまのコールテンくん』などで有名なドン・フリーマンが、
昔の経験をモチーフに描いた絵本です。
自由気ままなグッドウィンと、騒動の行方は…?
『フォックスさんのにわ』 ブライアン・リーズ/作 (Pリ) 評論社
フォックスさんといぬはいつもいっしょ。
あそぶのも、たべるのも、ねむるのも。どんなときでもはなれたことはありません。
なかでも、いちばんすきなのは、いっしょにはたけしごとをすること。
でも、ある日、かなしいことがおきて…。
『おうちをさがしてみかたをかえてごらん』
ケイト&ジョール・テンプル/文 テリ・ローズ・ベイントン/絵 (Pヘ) 潮出版社
すむばしょがない、あしかのおやこ。おやこはあたらしいすむばしょがみつけられたかな?
まえから、うしろから、よんでみてね。見方をかえるとせかいがかわります。
『コレットのにげたインコ』
イザベル・アルスノー/作 (Pア) 偕成社
新しい町にひっこしてきたコレットが思わずついてしまった小さな「うそ」。
にげたインコをさがすうちに近所のいろいろな友達と出会います。
コレットの「うそ」は、どんどん大きくふくらんで…。
『とんでいったふうせんは』
ジェシー・オリベロス/文 ダナ・ウルエコッテ/絵 (Pウ) 絵本塾出版
ぼくはふうせんをもっている。「思い出」という、ふうせん。
おじいちゃんは、ぼくよりたくさんのふうせんをもっていた。
ある日、おじいちゃんの手から、ふうせんがどんどんはなれて、飛んでいったのに、
おじいちゃんは気づかなくて…。
★あかちゃんえほん★
『ぎゅぎゅぎゅのぎゅー』
森あさこ/作 (Pモ) ひかりのくに
にゃあにゃあねこが、ぎゅぎゅぎゅのぎゅー。
きんぎょもおばけも、はりねずみも。
みんなでぎゅーってしてみてね。
★よみもの★
『マイク』
アンドリュー・ノリス/著 (933ノリ) 小学館
プロテニスプレイヤーを目指すフロイド。ある日、テニスコートに見知らぬ男マイクが現れる。
調子を崩し、試合もままならない。しかもマイクは、フロイド以外には見えないらしい。
これからもテニスを続けるべきか、迷うフロイド。マイクは一体なぜ現れたのか。
今、何か迷っていることがある、あなたへ届けたい物語。 10代から
★ちしきのほん★
『古墳のなぞがわかる本』
河野正訓/監修 (210) 岩崎書店
日本のあちこちのにある古墳。いろいろな形があるよね。
いつ、だれのために作られたのかな?中はどんなふうになっているの?
古墳のなぞがわかります。かわいい「はにわ」もいっぱい!
『蒲生氏郷』コミック版日本の歴史シリーズ
(289カ) ポプラ社
蒲生氏郷は、松坂城を築き、松阪市が商業で発展する元をつくりました。
一方、信長の元、氏郷にひどく攻められた北伊勢や伊賀ではとても恐れられ、
言うことをきかない子どもを「"がもじ"が来るぞ」とおどしたそうですよ。
言われたことのある人はいるかな?
『子ども教養図鑑 世の中のしくみ』
小学校社会科授業づくり研究会/著 (307) 誠文堂新光社
「選挙に行ったほうがいい?行かなくてもいい?」「税金で外国を援助するのは正しい?」
社会、政治、環境など、いろいろな問いに対して、自分はどう思うか、と
考えているうちに読み進めていけます。
討論形式で、いろいろな意見を否定しないのがいいですね。
『ふゆとみずのまほう こおり』
片平孝/写真・文(451)ポプラ社
ふゆになって気温がどんどんさがっていくと、いろんな場所にこおりができます。
こおりは、場所やその時の気温によって、いろんなすがたかたちに変化します。
『道路のひみつ図鑑』
スタジオタッククリエイティブ (514)
全国の道路の紹介や、標識、ガードレール、信号、作られ方など、
ありそうでなかった道路のことだけの本。
『わたしたちの高速道路』
中日本高速 (514)
高速道路上にあるすべてのもののこと、作られ方、歴史と、
高速道路に関することすべてがつまった本!
『はじめよう!ブックコミュニケーション』
村中李衣・伊木洋/著 (子どもの本研究) 金子書房
学校の教室で、先生と生徒でなく、人間同士として、
本に気づかされたことや本との思い出などを自分の言葉で語りかける。
そのようなことを、ブックコミュニケーションと呼ぶそうです。
ブックトークでも読みきかせでもなく、準備も不要。
一度、やってみたいですね。
あたらしくはいった本(令和元年11月up)
本をよむのにぴったりのきせつです。
楽しい本をさがしにきてね。
★えほん★
『うみのあじ』
★よみもの★
『おかしえんのごろんたん』
低学年から。
ひかれていく。
『しかけは世界を変える!!』
海パンのおじさんがマネしているイラスト」。
『よくわかるVR 何ができる?社会はどう変わる?』
あたらしくはいった本(令和元年9月up)
あつかった夏もすぎて、秋がちかづいてきました。
お気に入りの一冊をぜひみつけて読書の秋を楽しんでみてね。
★えほん★
『このほんよんでくれ!』
ベネディクト・カルボネリ/文 ミカエル・ドゥリュリュー/絵 (Pト)クレヨンハウス
おやこが絵本をよんでいるのを、うしろで聞いていたオオカミ。
落としていった絵本をひろったけど、本が読めません。森の動物たちに、
「読んで」とたのむのですが・・・。さあ、づづきはどうなるかな。
『ヒキガエルがいく』
パク・ジョンチェ/作 (Pハ)岩波書店
トン いっぴきのヒキガエルがあらわれた。ト トトン。もういっぴきあらわれた。
ドンドンダンダン ドンドンドンドン。つぎつぎにあらわれるカエルたち。圧巻!
『ぼくたちはみんな旅をする』
ローラ・ノウルズ/文 クリス・マッデン/絵 (Pマ)講談社
水の中、高い空、広い大地、動物たちは旅をする。季節がかわり、子どもを
そだて、食べ物をさがして。驚くほどたくさんの動物たちの旅を、みて。
『ヒロシマ 消えた家族』
指田和/著 鈴木六郎/写真 (Pス)ポプラ社
太平洋戦争末期、昭和20年、8月6日。たった一発の原子爆弾が、えがおに
あふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。戦争中であっても愛に
つつまれてしあわせにすごしていた、家族の記録写真を通して戦争と平和に
ついて考える写真絵本。
『ナマコ天国』
本川達雄/作 こしだミカ/絵 (Pコ)偕成社
まっぷたつにされてもへいきだったり、ゴシゴシこすると、とけたり、
ナマコにはへんなところがいっぱい!知れば知るほどおもしろい
ナマコの絵本です。
『みなとまちから』
nakaban/作 植田真/絵 (Pウ)佼成出版社
しずかな みなと。みみをすませていると、いろんなおとがきこえてくる。
あめがふってきた。あまやどりに入ったみせでみた、ふしぎなゆめ…。
作者が入れ替わった『とおいまちのこと』もぜひ。
『すきっていわなきゃだめ?』
辻村深月/作 今日マチ子/絵 (Pキ)
『すきなひと』
桜庭一樹/作 嶽まいこ/絵 (Pタ) 岩崎書店・恋の絵本シリーズ
人気小説家が、「恋」をテーマに、絵本の文章を書くシリーズ。
2冊とも、「恋」の話だけど、「普通」「同じ」でなくていいよ、
というメッセージにもなっていて、年齢、性別関係なく心に響く絵本です。
『しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち』
たしろちさと/作・絵 (Pタ)ひかりのくに
大のなかよしのしろちゃんとはりちゃんは、1本のアイスキャンディーをめぐって
おおげんかをしてしまいます。なかなおりできるかな?
『エジソン ネズミの海底大冒険』
トーベン・クールマン/作 (Pク)ブロンズ新社
ネズミの冒険シリーズ、次は海!先祖がのこした手紙をもって、ネズミの大学に
やってきたピート。その宝を見つけるためには、海にもぐらなくてはいけない…!
空を飛び、月へ行ったネズミがいるなら、海にもぐれないはずはない!ぜひ一度、手にとって欲しいシリーズです。
『じごく ごくらく こころノート』
くら田たまえ/作(Pク)風濤社
じごくでも、ごくらくでも、同じ長いはしを使うけど、食べ方はだいぶ違うみたい。
じごくのこころと、ごくらくのこころ。あなたのこころシールは、どちらがたくさん
たまるかな?
『夜のあいだに』
テリー・ファン,エリック・ファン/作(Pフ)ゴブリン書房
ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。
いそいできがえて、階段をおり、おもてへとびだしてみると・・・。ようこそ
グリムロック通りへ!さあ、これからこの通りにふしぎなことがおこります。
そして気づけば、町にも人にも変化が・・・。
『ばらいろのかさ』
アメリー・カロ/文 ジュヌヴィエーヴ・ゴドブー/絵(Pコ)福音館書店
いつも明るいカフェのアデル。でも雨の日は、まったくやる気がでなくなって、
閉じこもってしまいます。そんなある日、店に置いてあったのは、大好きなばらいろのくつ。
次のときには、ばらいろのレインコート。いったいだれが?苦手な雨の日だけど、外へ出てみると…。
『たぬきのひみつ』
加藤休ミ/作(Pカ)文溪堂
「だれにもいっちゃいけないよ。」たぬきのひみつをしったどうぶつたちは
つぎつぎにじぶんのひみつをはなしますが・・・。どうぶつたちのおいしいひみつって!?
『エミージーンのぼうし』
メアリー・チャルマーズ/作(Pチ)岩波書店
小さな絵本「こねこのハリー」を知ってますか?同じ作者が描いた絵本が、
新しく翻訳されました。幼いこどもたちと動物たちのやりとりが楽しい、手のひらサイズの絵本です。
『みらいのえんそく』
ジョン・ヘア/作(Pヘ)あすなろ書房
えんそくは、月へ!地球をながめたり、写生をしたり。おっと、先住民がいる!
ファーストコンタクト(?)絵本です。
『ねこになりたい』
山口哲司/作・絵(Pヤ)出版ワークス
ねこになりたい、ねこのように自由気ままに外を冒険してみたい、とおもったことはありますか?
この絵本は、そんなねがいをかなえてくれます。
★あかちゃんのえほん★
『そらまめくんこんにちは』
なかやみわ/作 (Pナ)小学館
そらまめくんがおでかけです。大人気のそらまめくん赤ちゃん絵本シリーズ第二弾。
『おばけのばあ』
せなけいこ/作・絵 (Pセ)角川書店
だあれ、だあれ、いない、いない、ばあ!うさこちゃんもねこちゃんも・・・。
あれ?おつぎはだあれ?さいごには、おばけもあらわれて・・・!?絵本作家
デビュー50周年を迎えたせなけいこさんがこどもたちのために貼り絵で
描きおろした<いないいないばああそび>赤ちゃん絵本。
『だっぴ!』
北村直子/作 (Pキ)こぐま社
おや?だんごむしが、もぞもぞ。だっぴ!ヘビもイモリもセミももぞもぞ。そしてさいごは?
★よみもの★
『タヌキのきょうしつ』
長谷川義史/作 (Fハ)あかね書房
小学校をのぞいたタヌキのおとうさんは、「これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだ。」と、
夜のきょうしつでべんきょうを教えはじめました。 ところがある日、せんそうがはじまって・・・。
少し前の、ひろしまでのお話。低学年から。
『タテルさん ゆめのいえをたてる』
ステファン・テマーソン/作 (989)エクスナレッジ
さあ、あなたのゆめの家はどんな家?おしろのような家?庭つきの家?
たてる家が決まりました!いつも話を 聞かずに、つっぱしってしまうタテルさん。
どんな家になるのでしょう? 中学年から。
『ぼくんちの海賊トレジャ』
柏葉幸子/作 (Fカ)偕成社
どしゃぶりの雨が止んだら、ぼくの家の上に海賊の船が落ちてきた!船から出てきた
海賊は、ぼくにしか見えない!?たからものを出せって言われても、なんのことだかわからないし。
「青くて四角でうたうもの」って、いったいなんだろう? 中学年から。
『ジークの睡眠相談所』
春間美幸/作 (Fハ)講談社
毎日ねむくてしょうがない小学五年生のミントは、ある日謎の睡魔・ジークと出会う。
「眠気」を求めてわるさをする睡魔を、ふたりは退治できるのか?高学年から。
★ちしきの本★
『名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」』
小手鞠るい/著(369)原書房
敵国の子だから、肌や目の色がちがうから。そんな理由で、
戦後、アメリカ兵と日本人のあいだに生まれ、日本のあちこちに置き捨てられた、たくさんの混血孤児たち。
子どもたちを引き取り、大切に育てた、澤田美喜と、エリザベス・サンダース・ホームの
愛のノンフィクション。
『親子で学ぶお金と経済の図鑑』
(330)技術評論社
生活のお金、ものの価格、銀行、社会保障、税金、株、世界経済・・・お金に関する
あらゆることの基本を、たくさんの図でわかりやすく解説してあります。ふりがなつき。
『月のみちかけ』
藤井旭/監修・写真 (446)ほるぷ出版
「月のひみつシリーズ」全3巻のうちの1冊。写真とイラストでやさしく説明してあります。
小学校低学年ぐらいに、いちばんわかりやすい本ではないでしょうか。
『化石ハンター』
(457)PHP
恐竜といえば小林快次先生。が、子どものころは恐竜少年ではなかった。
じゃあ、なぜ恐竜学者になったの?小林先生が恐竜に出あうまでのいろいろ。
好きなこと、気になっていることへの一歩をふみだしたくなる本。
『ファーブル先生の昆虫教室③』
奥本大三郎/文 (486)ポプラ社
昆虫大好き!…というほどではないけど、ちょっとは好き。昆虫の写真は
苦手だけど、絵なら読みたいな、でも物語ではないちゃんと昆虫のことが
わかる本…このシリーズをおすすめします!ひそかに人気ですよ。
『庭に咲く花えほん』
(627)あすなろ書房
見たことがある花でも、色や咲き方がちがうものもあります。
じぶんのまわりにはどの花がさいているかさがしてみてね。
『はじめてのラグビー』
(783)世界文化社
2019年に、日本で開かれるワールドラグビー。でもラグビーのルールって
どんなの? ラグビーのルール、練習方法、心がまえ、そして観戦のしかた。
レジェンドが教える、子どもたちへのメッセージ。
『図書館のための簡単な本の修理』
(014研究)少年写真新聞社
トイレットペーパーの芯や竹串など、身の回りにあるものできれいに本を直せます!
写真入りで、本の修理をとてもわかりやすく教えてくれます。
『かこさとしの世界』
(726研究)平凡社
若いころの絵画から絵本の下絵まで、かこさとしの業績を振り返ります。
『とこちゃんはどこ』のパースや、科学絵本の下絵などは圧巻!
『わたしが障害者じゃなくなる日』
海老原宏美/著 (369人権)旬報社
生まれたときから病気の人、体のどこかがわるい人は、みんな障害者?そうじゃないよ。
障害はその人にあるんじゃなくて、周りのたてものや社会が障害をつくってる。
どうやったらなくせるのかな?元気なわたしたちにできることはなんだろう?
『イソップ絵本はどこからきたのか』
加藤康子、三宅興子、高岡厚子/著 (成人726.5)三弥井書店
「イソップ物語」は、紀元前にギリシャで誕生したといわれていますが、
日本に入ったのも早く、 江戸時代には「伊曾保物語」として出版されています。
和風の絵のイソップ物語もなかなか楽しそう。
あたらしくはいった本(令和元年7月up)
もうすぐ夏休みですね!
図書館は、本がたくさんあって、宿題ができて、すずしくって、夏休みにはぴったり。
自由研究や読書感想文に使う本のことで、聞きたいことがあったら、
図書館の人に聞いてね。
みんなが来てくれるのを楽しみにしています!
★えほん★
『へいわとせんそう』
谷川俊太郎/文 Noritake/絵 (Pノ) ブロンズ新社
へいわのボクとせんそうのボク、へいわのかぞくとせんそうのかぞく。
同じ人や物、場所でも、ページをめくっていくうちに、かわっていく。
へいわとせんそうのちがいがわかるかな?あたらしいへいわ絵本。
『タタタタ』
りとうようい/作 (Pリ) すずき出版
タタタタ、はしってくるチーター。きがついたガゼルがにげる。
あれれ?チーターはガゼルをとびこし、ヌーのむれもとびこし、タタタタ。
いっしょにたのしくはしりたくなるね。
『なまえのないねこ』
竹下文子/文 町田尚子/絵 (Pマ) 小峰書店
ぼくはなまえがない「ねこ」。ほんやさんのねこも、やおやののねこも、
みんななまえをもっている。ぼくもなまえをさがしにいったけど、
みつからなくてあまやどりをしていると・・・。
ちいさな女の子にであって、わかった。ほんとうにほしかったもの。
『らくごえほん てんしき』
川端誠/作 (Pカ にんき者) 角川書店
川端誠さんのらくごえほん、出版社を変えて新作が登場です。
『とりづくし』
内田麟太郎/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 鈴木出版
ことり ちりとり きれいずき。 きれいな へやに うっとり ことり。
あんな「とり」、こんな「とり」。そんな「とり」?
「とり」づくしのことばあそびえほん。
『もしもだるまにであったら』
山田マチ/作 福島モンタ/絵 (Pフ) あかね書房
もしも道ばたでだるまにであったらどうしますか?もしもこいのぼりが泳いでいたら…?
そんな、もしもの世界にまよいこんだときのための絵本です。
『マチルダとふたりのパパ』
メル・エリオット/さく (Pエ) 岩崎書店
てんこうせいのマチルダには、パパがふたりいるんだって。だからきっと、
楽しさも2ばい!はやくマチルダのうちにいきたくて、ウズウズしてたけど…
思ったよりおもしろくない。だって、ぜんぜん、ふつうなんだもん!
『あみかけクジラ』『クジラまつり』『もりくいクジラ』
川村たかし/文 赤羽末吉/絵 (Pア) BL出版
1973年に出版された絵本が復刻しました。四日市にもクジラにまつわる話や、
お祭りがありますね。昔むかしの、クジラと人とのつながりを感じさせる絵本です。
『もじもじこぶくん』
小野寺悦子/ぶん きくちちき/え (Pキ) 福音館
とってもはずかしがりやで、いつも、もじもじしている「こぶくん」。その姿を見ていると、
小さいころの自分を思い出します…。私もそうだった…という大人にも、
引っ込み思案なこどもたちにも、読んでほしい絵本です。
がんばれ、こぶくん。おいしいアイスクリームのために!
『かめくんのさんぽ』
なかのひろたか/作 (Pナ にんき者) 福音館
今日は、ぽかぽかいい天気。おさんぽにいこうとさそいますが、みんなおひるね。
えっちら、おっちら、かめくんのさんぽのはじまりです。
「ぞうくんのさんぽ」に新しい一冊が加わりましたよ。
『DJ YOYO』
おおなり修司/文 飯野和好/絵 (Pイ) 絵本館
もうおきろYO!ちこくするYO!おきようYO!YOYOYO!
こんなDJであさ、おこしてくれるんなら、すぐおきちゃうよね!
『でんせつのじゃんけんバトル』
D・ディウォㇽト/文 A・レックス/絵 (Pレ) 河出書房新社
ふつうのじゃんけんなんだけど、なんでこんなにハイテンション!?
読みきかせに人気の本です。絵本の文字の迫力に負けないよう、
盛り盛りで読むのがコツ!
★あかちゃんのえほん★
『ぺったんこぷっくらこ』
矢野アケミ/作 アリス館
ホットケーキはぺったんこ。シュークリームはぷっくらこ。じゃあ、ふうせんは…?
いろんなぺったんことぷっくらこをみつけてみよう。
『さんびきのおさる』
あべけんじ/作 福音館書店
いぼん、にぼん、さぼんはさんびきのおさる。なかよくおさんぽにおでかけ。
くりくりおめめにふわっとした毛並がかわいい、フランスの子どもたちが夢中になったそう。
★よみもの★
『鬼遊び 鬼よぶわらべ歌』
廣島玲子/作 (Fヒ) 小峰書店
知らない子どもがそばにいる。知ってる子どもが消えている。鬼のあそびはほんとに
こわい。遊んでいるうちに、ふとしたことで鬼の領域に足をふみいれた子どもたち。
うっすらこわい8つのおはなしを、夏の夜にぜひどうぞ。中学年から。
『こわいオオカミのはなしをしよう』
ウィリアム・マクリーリー/作 (933マク) 岩波書店
マイケルはパパに、おはなしをしてもらうのが大好き。お気に入りのオオカミが
登場したおはなしは、マイケルの手助けでどんどん進み…。親子のやりとりが楽しい、
一気に読みたくなる物語です。高学年から。
『マザーグースのうた』
蜂飼 耳/文 (931)ポプラ社
欧米でよく知られているマザーグース。おもしろい歌、ふしぎな歌、すこしこわい歌。
どこかで聞いたことがあるかも。ページの終わりにのっている英文は、
リズムがあってとっても楽しい。中学年から。
★ちしきの本★
『水木しげるの妖怪えほん』
水木しげる/著 (388) 講談社
たくさんの妖怪のすがたを絵にしてきた、水木しげるの世界にようこそ。
NHKEテレ「てれび絵本」で人気をよんだ「水木しげる妖怪えほん」が本になりました。
子どもも大人も楽しめる妖怪絵本。
『日本昔ばなしのことば絵本』
(388) ナツメ社
昔ばなしには、今ではあまりみかけたり聞きなれない道具や仕事が出てきます。
そういったことばをジャンルごとに章にわけ、絵と説明文でわかりやすく紹介しています。
読んで楽しいまめちしきや行事の由来、行事にまつわる出来事も知ることができます。
『なぜなぜ?かいけつルーペくん』
うえたに夫婦/著 (404) パイインターナショナル
おうちのふしぎをさがせ!えんぴつ、電子レンジ、カビ、お金…あれもこれも、気になる!
小学生低学年にもおすすめできる、科学の本です。
『身近なアリけんさくブック』
(486) 仮説社
日本に住んでいる約300種類のアリの中から、よく見かけるアリをえらんでくわしく説明。
体の大きさ、色、住んでいる場所、とくちょうなど、アリの生活がよーくわかります。
こんなにいっぱいいたのかと、びっくり!これであなたもアリ博士。
『そうだったのか!しゅんかん図鑑』
伊知地国夫/写真 (746) 小学館
シャボン玉がわれるしゅんかんを見たことがありますか?シャボン玉のほかにも
いっしゅんでおわってしまう「しゅんかん」をじっくり見ることができる図鑑です。
『数え方図鑑 身近なモノをなんでも数えてみたくなる!』
やまぐちかおり/絵 (815) 日本図書センター
ものの数え方にはちゃんとルールや意味があると知っていますか?
この本では、宇宙人など架空の生きものの数え方も教えてくれます。
『かがくのとものもと』月刊科学絵本「かがくのとも」の50年
(019 研究)福音館書店
『ばばばあちゃん』や『みんなうんち』など、雑誌「かがくのとも」からは、たくさんの
すばらしい絵本が生まれました。50周年を記念し作られたこの本は、
かがくのとも全リストや、作家のコメント、一冊のかがくのともができるまで、など、
もりだくさんで楽しさいっぱいです!
あたらしくはいった本(令和元年5月up)
新学期もスタートして、新生活にもなれてきたかな?
お天気のいい日は外で本をよむのもすてきですね!
★えほん★
『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』
岡田よしたか/作 (Pオ) 佼成出版社
おさらにならんだ、できたてのおにぎりたち。じぶんたちにはいる、おにぎりの
「ぐ」をさがしにでかけます。さいごには、どの「ぐ」がはいるかな?
『かんぺきなこども』
ミカエル・エスコフィエ/作 マチュー・モデ/絵 (Pモ) ポプラ社
マカロン夫妻が「子どもストア」に出かけて買ったものは、「かんぺきなこども」。
きれいに食べるし、ちらかさないであそぶし、テレビを見ずに本を読みます。
「かんぺきなこども」に、マカロン夫妻は大満足でしたが・・・フランス的ユーモアの絵本です。
『ゆげゆげ~』
さいとうしのぶ/作 (Pサ) 教育画劇
朝ごはんのみそ汁、ゆげゆげ~。炊き立てごはん、ゆげゆげ~。パン屋さんの
やきたてパンも、給食も、みんなみんなゆげゆげ~。元気なゆげのたのしい絵本。
『いき』
中川ひろたか/作 北村裕花/絵 (Pキ) アリス館
いきているものは、にんげんもしょくぶつだって、みんないきをしている。でも、
さいきんは森がすくなくなって、しょくぶつのさんそがへってきているんだって。
『みんなとちがうきみだけど』
ジャクリーン・ウッドソン/作 ラファエル・ロペス/絵 (Pロ) 汐文社
きょうしつにはいると、そこにいるみんながきみとちがっています。
みんなとちがうことはくるしいことかもしれません。でもすてきなことでもあるのです
『たべものやさんしりとりたいかいかいさいします』
シゲタサヤカ/作 (Pシ) 白泉社
まちのたべものやさんが集まってしりとりたいかい!いろんな食べ物たちが
気合を入れて登場します。いったいどんなしりとりたいかいになるのでしょうか?
『どこどここけし』
山田マチ/作 花山かずみ/絵 (Pハ) こぐま社
あれ?こけしがいなくなっちゃった!たいこのバチ、キリンのツノ……こけしが
いろんなものに変身しながら旅にでます。こけしのお顔がとてもかわいいです。
どこにこけしがいるのかさがしながら読んでみよう。
『パパといっしょ』
スーシー/ぶん・え(Pス) トゥーヴァージンズ
おおきなパパ。ちいさなわたし。にぎやかな雰囲気ではないけれど、ほっとする
日常の姿が描かれています。
『とびきりおかしなマラソンレース 1904年セントルイスオリンピック』
メーガン・マッカーシー/作 (Pマ) 光村教育図書
セントルイスで行なわれた、はじめてのオリンピックのマラソン競技のほんとうの話。
選手たちはおなかがいたくなったり、ぬすんだモモをたべたり、犬においかけられたり。
同じ年に行なわれた万博で、みんなははじめてホットドッグを食べ、コーラをのみ、コーン
つきアイスクリームを食べたとか。びっくりすることばかり。はじめてって、おもしろい!
どのチームが優勝するのか予想してみてください。
『こんとん』
夢枕獏/文 松本大洋/絵 (Pマ) 偕成社
漢字にすると混沌…いや、それとは別かもしれない。むかしむかしのこと。
「こんとん」といういきもの…妖怪…まぁ、そんな何かがいた。いつも笑っていた
「こんとん」その身におきた、ある出来事…。
『数字はわたしのことば』
シェリル・バードー/文 バーバラ・マクリントック/絵 (Pマ) ほるぷ出版
女性は勉強をする必要はないといわれていた、むかしのこと。数学が大好きな女の子がいました。
彼女の名前はソフィー・ジェルマン。ソフィーにとって、数学はことばと同じ。わかりやすい決まりで
できていて、世界をあらわしている。理系女子におすすめ!
『イライラくんとこえだちゃん』
レモニー・スニケット/文 マシュー・フォーサイス/絵 (Pフ) 評論社
イライラくんがそばにやってくると、ちいさなおんなのこもおかあさんもみんなふきげんになります。
反対に、こえだちゃんをひろったひとは、なぜだかとってもごきげんなきもちになります。
ちょっとしたことでふきげんになったり、ごきげんになったりするきもちの絵本。
★あかちゃんのえほん★
『すごいぞ!!きょうりゅう』
鎌田歩/作 教育画劇
プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、めくってたのしいきょうりゅうえほん。
『ぱんだんす』
やまぐちりりこ/文 すがわらけいこ/絵 アリス館
ぱんだのだんす ぱんだんす。おしりふりふりしたり、ぷるんぷるんしたり。
さんぽをしたり、だっしゅをしたり、そしてさいごは…。たのしくておどりたくなっちゃう絵本。
『そらまめくんとおまめのなかま』
なかやみわ/作 小学館
大人気シリーズ「そらまめくん」の初めての赤ちゃん絵本です。お豆たちと
たのしくあそびましょ。
『パンダかぞえたいそう』
いりやまさとし/作 講談社
まるくてあまーい、1はいちご。りょうてをぱたぱた、こけこっこー、2はにわとり。
さあ、パンダといっしょにかぞえたいそうはじめよう!
パンダとたいそうシリーズの新作でました。
『けんちゃんとあそぼう』シリーズ全3巻
くろいけん/さく・え あかね書房
1982年に発売されたされた絵本ですが、今も買うことができます!
長く読み継がれている証拠ですね。
みんなもいっしょに、けんちゃんとあそびましょう!
★よみもの★
『ウィリーのぼうけん』
マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 (933フラ)福音館
ウィリーは小さい男の子。冒険といっても、家の中や、ほんの庭のまわりのこと。
でもこの年齢の子どもにとっては、それが毎日の大冒険!エルマーやウーフと
同じように、隣に座って読んであげたい幼年童話。
「さらわれたオレオマーガリン王子」
マーク・トウェインとフィリップ・ステッド/作 エリン・ステッド/画 ひこ・田中と横川寿美子/訳(933トウ) 福音館
あの「トム・ソーヤの冒険」を書いたマーク・トウェインが、自分の子どもたちに語った知られざる物語。
トウェインと語り合いながら仕立て直した物語は、どんな結末を迎えるのか…。高学年から
『羊の告解』
いとうみく/作 (Fイ) 静山社
父さんは人を殺した。真相もわからないまま、突然「加害者家族」となってしまった中学3年の涼平。
オレは父さんと同じ犯罪者なのか?ゆれ動く少年の再生と許しの物語。10代から
★ちしきのほん★
『図解はじめて学ぶみんなの政治』
(310) 晶文社
イギリス発、世界で人気の政治の入門書です。図が豊富で、たとえが本当に身近で、
なるほどそれも政治か!と納得できます。政治を理解すれば、世の中にも人生にも
役に立ちます。子どもと若者、おとな、すべての人に読んでほしい!
『キモい!生きもの』
(480) 宝島社
キモいというか、キモカッコいい生きもの大集合。おやつのレシピページが
(ちゃんと本当に作れるレシピです)、おしゃれでおいしそう!正体を知らなきゃね・・・。
『コロコロ迷路』
(750)イカダ社
ピンポン玉やビー玉をコロコロ転がす、みんなが大すきな迷路が身のまわりに
あるものでかんたんに作れちゃう。そして、少しむずかしいアレンジ迷路、
二階建て迷路、紙皿迷路なども。いろいろ作ってあそんでみよう!
『地図で見る日本の外国人』
(334) ナカニシヤ出版
3月から、日本に住んで働く外国の人のための法律がかわりました。しかし今すでに、
大勢の外国の人が日本に住んでいて、四日市市は、全国と比べても外国の人が多い市です。
地図とグラフで、これらの状況を確認してみましょう。
『わたしは女の子だから 世界を変える夢をあきらめない子どもたち』
ローズマリー・マカーニーほか/文 (367) 西村書店
わたしは女の子だから、学校にいけない。とても貧しい。とても危険にさらされている。
だけど、わたしは女の子だからこそ、教育を受け、人を助け、世界を変える。
そんな少女たちと出会い、考える本です。
『こどものための防災教室 身の守りかたがわかる本』
今泉マユ子/著 (369) 理論社
災害大国、日本。いつどこで、だれが災害にあうか、わかりません。少しでも被害を
減らすことができるように、大人も子どもも防災について考えてみましょう。
姉妹本の「災害食がわかる本」もチェックしてくださいね。
『ことばハンター』
飯間浩明/著 (813) ポプラ社
辞書を作る人になるためには、言葉に敏感でなくてはいけない!カメラを持って街を歩いたり、
毎晩アニメをチェックしたり…。ん?おかしいって?いやいや、これは飯間さんの生活の一部
なんです。どんな人かぜひ読んでみてください。
『家をせおって歩く』
村上慧/作 (702)
ページを開いてみて。小さな小さな家が道を歩いている、おかしな写真に出会えます。
アーティストの村上慧さんが、発泡スチロール製の家をかついで日本中歩いた
様子を写真とイラストで記録しました。 とにかく一度見てほしい面白さ!
あたらしくはいった本(平成31年1月up)
新しい一年がスタートしました。
かぜをひかないようにあたたかくして図書館にきてくださいね。
★えほん★
『おなじ月をみて』
ジミー・リャオ/作(Pシ) ブロンズ社
まどからそとをみているハンハンの前につぎつぎにやってくるのは、けがをした
どうぶつたち。そしてある日とまった一台の車からおりてきたのは・・・!
戦争からかえってくるパパをまつ家族の話。
『めぐる森の物語』
いまいあやの/作(Pイ) BL出版
どんぐりを落とした野うさぎのあとをおいかけて、たどりついた荒れ地。地面に
どんぐりをうめるうさぎ。鳥たち。森の動物や虫たち。ぼくはなんだかねむく
なってきて、めざめると・・・。森でつながっていく、 いのちの物語。
『せん』
スージー・リー/作(Pリ) 岩波書店
白い紙にかかれたえんぴつのせん。飛びでてきたのはスケートぐつをはいた
女の子。文字のない楽しい世界が、紙の上でどんどんひろがります。
『それしかないわけないでしょう』
ヨシタケシンスケ/作(Pヨ) 白泉社
ぼくたち、わたしたちが大人からきく未来は、びっくりするようなことばかりだけど、
それほんと? 未来はだれにもわからない。 ヨシタケシンスケさんの新刊です。
『れいぞうこのおくのおく』
うえだしげこ/作(Pウ) 教育画劇
みんなのいえのれいぞうこは、すっきりしているかな?いちばん上のたなのいちばん
おくに、ふるーいものが、なにかのこってない?読んでいる親が ドキッとします。
『くろいの』
田中清代/作(Pタ) 偕成社
『トマトさん』などの作者の本ですが、モノクロでずいぶん感じがちがいます。
くろいの?こわいの?こわくないの?かわいいの?くろいのって、なんだろう?
『かいちゅうでんとう』
みやこしあきこ/作(Pミ とも) 福音館書店
スイッチ カチッ。ぼく、いいものもってるから、くらいの、こわくないんだ。いっしょにたんけんしようよ。
『影絵の絵本 アンデルセン』
藤城清治/作(Pフ むかし話) 講談社
物語の世界を影絵で表現した、藤城清治の絵本。今回はアンデルセンです。
影絵の細やかで味わい深い表現が、大人でも楽しめる一冊になっています。
『オーロラの国の子どもたち』
イングリとエドガー・パーリン・ドーレア/さく(Pト) 福音館書店
北ヨーロッパに住むサーミの人たちの暮らしを描いた絵本。こまかい点描の絵が魅力的。
寒い地方のおはなしですが、見ていると暖かい心地がするのが不思議です。
『Michi みち』
junaida/著(Pシ) 福音館書店
どこまでもつながっていく道の先には、つぎつぎと新しい街があらわれます。
文字はありません。前から見ても、後ろから見ても、道はつながっていきます。
街の中に入り込んでいくと、あなただけの物語が見つかりそうな絵本です。
『みずとはなんじゃ?』
かこさとし/作 すずきまもる/絵(Pス) 小峰書店
みずとはなにか。生活のなかでであう身近な例とともに紹介する絵本です。
かこさとしさんの原案を、鈴木まもるさんが絵本にしあげました。かこさんの
書斎風景や、などを紹介する冊子もぜひごらんください。絵本の中に
かこさんの作品に登場するキャラクターたちも出てきます。
『うみのごちそうしろくま』
柴田ケイコ/作(Pシ) PHP研究社
たべることが大好きなしろくまシリーズの第4弾!今回はうみのごちそうの中にはいっちゃうよ。
あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!
『クレーンからおりなさい』
ティベ・フェルトカンプ/作 アリス・ホッホスタット/絵(Pホ)フレーベル館
バートは、工事現場がだいすきな男の子。ある日、とつぜん、さくをのりこえて工事現場に入り、ロードローラーや
クレーンに乗ってしまったから、さあたいへん!けいさつかんやみんながおどろいたそのわけは・・・?
『あいうえおりょうりめしあがれ』
accototoふくだとしお+あきこ/作(Pア)イースト・プレス
ようこそいらっしゃいませ。ほんじつはあいうえおのもじをつかったおりょうりになります。どうぞめしあがれ。
すんこーぷー、ふぼーどーま、いかすれーら、さてさて、どんなおりょうりになるかわかるかな?
★あかちゃんのえほん★
『さぁ、てをだして』
スギヤマカナヨ/作(Pス 赤ちゃん) アリス館
まるまるぴかぴかりんご、きれいなおはな、ことりがピピピ。えほんをめくると、
どんなことがおこるかな?てをだしてあそんでみよう。(か)
中にはいっちゃうよ。あぁ、かんがえただけで、よだれがでちゃう!
★よみもの★
『ソロモンの白いキツネ』
ジャッキー・モリス/作(933モリ) あすなろ書房
12歳のソロモンは、お父さんにたのんで、シアトルの港にあらわれた白いキツネをアラスカ
までつれて行く。旅の間に、はなれていた心がかよいはじめる父と子。そして、ソロモンは
ある決断をする。家族が悲しみをのりこえ、もう一度心を通わせる話。10代から。
『学校へ行こう ちゃんとりん』
いとうひろし/作(Fイ) 理論社
きょうも学校へむかうふたりの女の子。学校はきらいじゃないけど、なんで
行かなきゃいけないの?ずっと行かなくてすむ方法を考えながらあるきます。そして・・・。
ふたりのおしゃべりにわらってしまう。中学年から。
『まえばちゃん』
かわしまえつこ/作 いとうみき/絵(Fカ) 童心社
わたしにはじめてはえた「は」のまえばちゃん。 わたしのすきなたべものも、かけっこで
ころんじゃったのも知ってる。ずっといっしょだったけど、もうすぐぬけちゃうみたい。低学年から。
『アンデルセンのメルヘン文庫 第35集』
(F) アンデルセン・パン生活文化研究所
「アンデルセンのメルヘン大賞」という童話コンクールの作品集です。四日市市の
小学6年生の作品『かおり屋むうの長い一日』が、こども部門の大賞に選ばれています。
『ウパーラは眠る』
小森香折/作(Fコ) BL出版
修道院に入ることになったアイラ。美しいシスター・クラリスを始め、個性的な修道女たち、
謎の言葉「ウパーラ」などに彩られた古い修道院が舞台のファンタジー。細密画のような
さし絵も魅力的です。高学年から。
『アリーテ姫の冒険』
ダイアナ・コールズ/作(933コル) 大月書店
その賢さと勇気で、危機を乗り越え、道を切り開いていくアリーテ姫。1983年にイギリスで
出版されたこの本を、1986年に日本で出版しようとしたとき、「賢いお姫さまの話なんか
受けない」と言われたそうです。でもこの本は少女たちに受け入れられました。
そして、「賢いお姫さま」は当然となったいま、クラウドファンディングによって新装・改訳で
よみがえりました。まだ読んだことのない方は、ぜひ手に取ってください。中学年から。
『右手にミミズク』
蓼内明子/作(Fタ) フレーベル館
小学6年生のタケルは、いまだに右と左の区別がつかない。そのことを友人に打ち明けて
いると、転校生の美里に聞かれてしまう。そんなタケルの右手に美里はミミズクの絵を描いてくれて・・・。高学年から。
『図工室の日曜日 おいしい話に気をつけろ』
村上しいこ/作(Fム) 講談社
日曜日シリーズの新刊です。図工室、今度はなにがおこったかな?低学年から。
『風と行く者』
上橋菜穂子/作(Fウ) 偕成社
「守り人」シリーズ外伝。バルサとタンダは、旅芸人の一座の護衛としてロタに向かうことになります。
一座の若い頭の少女に、バルサは昔の、ジグロとの旅を重ねます守り人ファンは読み逃しなく!中学年から。
★ちしきのほん★
『日本鉄道地図鑑 電車を見よう!撮ろう!乗ろう!日本の鉄道のすべてがわかる決定版!』
(536) 平凡社
日本地図の上に乗せられた、日本中の鉄道の駅名。ここしかないという場所を
電車は走っているんだね、とびっくり。鉄道を撮影する場所やコツや車両を見たり
調べたりする施設、路線図もあって旅の計画もばっちり!
『花・木の実・藍・野菜・葉っぱのかんたん染めもの』
(753) 偕成社
紙や布ををきれいな色に染めてみたいけど、むずかしそう?だいじょうぶ!思っているより、
ずっとかんたん。布の種類によって色も少しちがってでるよ。さあ、はじめてみよう!
『モスクへおいでよ』
瀧井宏臣/著(167) 小峰書店
現在、世界の4人にひとりがイスラーム教徒。いったいどんな宗教なの?テロや難民の問題って
どう考えればいいの?いま話題のモスク(礼拝所)・東京ジャーミイの案内人、下山茂さんが
やさしく教えてくれます。
『こどもアナウンスブック』
常世晶子・茂木亜希子/著 (809) 子どもの未来社
声を出す、朗読する、人に伝える・・・。わたしたちは、毎日だれかに話をしています。
それが好きな人も、にがてな人も、ちょっとだけトレーニングするだけで、気持ちが楽になり、
自信が持てますよ!
あたらしくはいった本(平成30年11月up)
すっかり秋になって、すこしずつ寒くなってきました。
みなさん、カゼに気をつけてくださいね!
「読書の秋」、どんな本を読もうかな?
★あかちゃんのえほん★
『ふるふるフルーツ』
ひがしなおこ/文 はらぺこめがね/絵 (Pハ) 学研プラス
おいしそうで、カラフルなフルーツがいっぱい!
たのしいオノマトペは、ぜひ、声にだしてよんでみてね。
フルーツがたくさんあつまると、さいごには… (さ)
★えほん★
『プロペラちどり』
U-suke/作 (Pユ) フレーベル館
四日市出身の絵本作家、U-sukeさんの最新作!
なつのおわり、ミーシャとなかよしのメダイチドリたちは、シベリアからあたたかいみなみのくにへむかいます。
とちゅうで、にっぽんのやつひがたによるよていです。
海をこえ、ミーシャたちはぶじに日本にやって来られるかな。(の)
『スタンリーとちいさな火星人』
サイモン・ジェームズ/作 (Pシ) あすなろ書房
かあさんが泊りがけで出かけた日、スタンリーは宇宙に飛び立った。そして戻ってきたのはちいさな火星人。
子どもは、お母さんが留守になることへの気持ちに共感し、
大人は、火星人を自然に受け入れる家族の姿にあこがれるでしょう。(ち)
『忍者の迷路』
香川源太郎/作 (Pカにんき者) PHP
迷路シリーズ、今度は忍者だ!手裏剣や巻物を探すぞ!(ち)
『ねこはまいにちいそがしい』
ジョー・ウィリアムソン/作・絵 (Pウ) 徳間書店
ぼくはねこ。まいにち、とってもいそがしい。うちのかぞくはぼくがいないとだめなんだ。
あさはやく、かぞくをおこして、そともみはって、おばあちゃんのあみものや子どもたちの
しゅくだいのおてつだいまでして・・・。
あさからばんまで、にんげんのかぞくのためにいろんなしごとをしている、ねこのいそがしい、
一日をねこの目からえがいた、とってもユーモラスな絵本。(か)
『おっと、あぶない!』
サトウマサノリ/作 (Pサ) パイ インターナショナル
むかし、遠いところからここにやってきたわれら。生きぬくために、どんどんからだを変えてきた。
おどろおどろしい絵だけれど、ホラーではありません。たぶん・・・(ち)
『石たちの声がきこえる』
マーグリート・ルアーズ/作 ニザール・アリー・バドル/絵 (Pハ) 新日本出版社
石で描かれた絵がとってもリアル。声が聞こえてきそうなぐらいです。
さまざまな争いがもとで難民になってしまった人々の、私たちと変わらない何気ない生活。
そして平和への祈りがじんわりとしみわたる絵本です(い)
『シカクさん』
マック・バーネット/文 ジョン・クラッセン/絵 長谷川義史/訳 (Pク) クレヨンハウス
ジョン・クラッセンの絵と関西弁は、なぜこんなに馴染みがいいのでしょう!
文章は違う人ですが、今回もひねりのある展開。
もしかしたら、大人のほうが好きになる絵本作家なのかも。(い)
『わたしのせいじゃない ーせきにんについてー』
レイフ・クリスチャンソン/文 ディック・ステンベリ/絵 (Pス) 岩崎書店
大きなサイズになって再登場しました。
教室でないているひとりの男の子。みてないから、ぼくはしらない。
おおぜいでやっていたから、とめられなかった。わたしのせいじゃない。
はじめたのは、わたしじゃない。考えていることがちがうんだ。いいつければいいのに。
ずっとつづいていく、いいわけ。いじめや、社会問題を考えるきっかけになる本。(の)
『ソフィーとちいさなおともだち』
パット・ジトロー・ミラー/文 アン・ウィルスドルフ/絵 二宮由紀子/訳 (Pウ) 光村教育図書
ソフィーは「ファーマーズ・マーケット」でかぼちゃをえらばせてもらいました。
パパとママはかぼちゃをピザにするつもりだったけど、
かぼちゃはソフィーがだっこするのにも、ひざにのせてポンポンするのにもぴったり。
「この子のなまえは、バーニスにしたわ!」(さ)
『ねこです。』
北村裕花/作 (Pキ) 講談社
ねこですか?ねこです。
いろんなねこが出てきます。ちょっと、あなたの近くのねこににているかも?(さ)
『いちばんのともだち』
ジェニファー・K・マン/作 林木林/訳 (Pマ) 光村教育図書
サムのいちばんのともだちは、うさぎのぬいぐるみのジャンプ。
どこへ行くのも、なにをするのもいっしょ。
ある日、サムはジャンプをすなはまに忘れてしまって…。(さ)
『めん たべよう』
小西栄子/作 (Pコ) 福音館書店
きょうはどんなめんの気分?
うどんだったらきつねうどん、スパゲッティだったらナポリタン!
おもわず、よだれがでてきそうな絵本です。(さ)
『10ぽんのぷりぷりソーセージ』
ミシェル・ロビンソン/文 トール・フリーマン/絵 もとしたいづみ/訳 (Pフ) ほるぷ出版
ぷりぷりソーセージ、フライパンでじりじりじり。
ちょっとまってくれ。
プチッ!とやぶれて、ポン!とばくはつするなんて、ぜったいにいやだ!(さ)
★よみもの★
『ふたりはとっても本がすき!』
如月かずさ/作 いちかわなつこ/絵 (Fキ) 小峰書店
本を読むのはすき?どんな本を読むかな?読むのは早いほう?ゆっくりなほう?
チーターのチッタちゃんと、カバのヒッポくんは本がだいすき。でも読み方はちょっとちがうみたい。
どんどん読んじゃうチッタちゃんと、じっくり本を読むヒッポくん。どっちの読み方もいいなぁ。 低学年から(い)
『アチチの子鬼』
岡田淳/作 (Fオ) 偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!おもしろい話をたくさんしてくれる。
ともだちのサキザキくんや、魔女からねむりひめをしょうかいされた時のこと。
須磨にいたウミンバ、子鬼とワニ、オオカミ、わるい大鬼の話。
ぼくのおじいちゃんの冒険の話、三冊目。めちゃ、わらっちゃう!低学年から(の)
『ねこの商売』
林原玉枝/文 (Fハ) 福音館書店
とある商店街にある、おまんじゅうやさんの幸福堂。「ねこのて おかしします」のはり紙を
見て電話をしたら、やってきたのは一ぴきの三毛猫。どうやってお客さんを呼んでくるのかな? 中学年から(い)
『あさって町のフミオくん』
昼田弥子/作 高畠那生/絵 (Fヒ) ブロンズ新社
小学3年生のフミオくんが住んでいる、「あさって町」は、どこかへん。
スーパーではシマウマの子どもとまちがわれたり、
がいこつのおじさんとプールへいったり。フミオくんの日常はヘンテコがあふれてる!
あさって町でおこる、ふしぎなおはなし四話収録。中学年から(か)
『くろグミ団は名探偵 S博士を追え!』
ユリアン・プレス/作・絵 (943) 岩波書店
イラストに隠された謎を見つけよう!謎解きは好きだけど、難しいのはイヤな人。
文章が多いとつかれるな…、そんな人にオススメです!シリーズもありますよ。 高学年から(い)
『ぼくがスカートをはく日』
エイミ・ポロンスキー/著 西田佳子/訳 (933ホロ) 学研プラス
12歳のグレイソンは、だれにも言えない秘密を抱えていた。
誰かに打ち明けても、きっと受け入れてもらえない。
でも、本当は、もっと自由に自分らしく生きたい!高学年から(さ)
★ちしきのほん★
『クイズドリル』(初級編・中級編・上級編)
セブンデイズウォー (031)
テレビでクイズ番組が大人気ですね。あんなふうに答えたい!と思っているクイズ好きな人必見の本です。
辞書を全部覚えたりしなくても、クイズに強くなるコツがあるんです。(ち)
『こどものための防災教室』
今泉マユ子/作 (369) 理論社
さまざまな災害の時に、どうやって身を守るか、どんな準備をしたらいいのか。
えらび方からしまい方を災害食を中心に、備えるもの、料理のしかたなどなど、
よーくわかります。(の)
『ナージャの5つのがっこう』
キリーロバ・ナージャ/文 市原淳/絵 (376) 大日本図書
「がっこう」って国によって、きょうしつも、もっていくものも、せんせいも、クラスメイトもぜんぜんちがうんだって!
てんこうせいのナージャが、ほんとうにたいけんした、5つの国のがっこうをしょうかいするよ。(さ)
『ため池の外来生物がわかる本』
加藤英明/著 (468) 徳間書店
テレビ番組『池の水ぜんぶ抜く』でおなじみの、加藤先生の本です。池の水をぬく
「かいぼり」のことや、外来生物のことなどを、たくさんの絵や写真でやさしくおしえてくれます(ち)
『女性アスリートの教科書』
須永美歌子/著 (780) 主婦の友社
健康に、ケガなく、スポーツにうちこむために、女子の体と気持ちを詳しく解説。
すべての女子選手、保護者、指導者に知ってほしい本です。(ち)
『ストローとモールでつくる幾何学オブジェ』
公益財団法人 日本数学検定協会/著 (750) 丸善出版
工作が苦手な人でもできそう。キラキラモールで作って、部屋に飾ってもステキ。
算数の図形がちょっとわかる…かもしれません(い)
『話したくなるオリンピックの歴史』
コンデックス情報研究所/編著 (780) 清水書院
東京オリンピックまであと2年ですね。さて、今度のオリンピックは何回目でしょう?
メダルに描かれている絵はどんなデザイン?今はなくなった競技には、どんな競技がある?
読むうちにオリンピックがどんどん楽しみになる本です!(い)
あたらしくはいった本(平成30年9月up)
まだまだあついけれど、空は秋のくも。
夜は秋の虫がないています。
本をよむのにぴったりのきせつです。
図書館では、いろいろな本をよういして、みんなをまってます。
★あかちゃんのえほん★
『きんぎょさんとめだかさん』
とよたかずひこ/作 (Pト) 世界文化社
きんぎょさんが いちにいちに。めだかさんが いちにいちに。
くるっとまわって いちにいちに。うでをのばして・・・。
おやこでいっしょに、たいそう。いちに。
『どろんばあ おばけかぞえうた』
小野寺悦子/文 植垣歩子/絵 (Pウ) 福音館書店
どろんばあ。ひとつ、ひとつめこぞうさん。どろんばあ。
ふたつ、ふたごのかっぱさん・・・。
「どろんばあ」のかけごえとともに、ゆかいなおばけたちが、たくさん登場!
たのしい数え歌の絵本。
『まほうつかい』
いしかわこうじ/作 (Pイ) 偕成社
まほうつかいがまほうをかけると、りんごが、でかでかどーん!
ふうせんがぷかぷかふわりーん!
あかちゃんも、あっとおどろくたのしい絵本。
★えほん★
『またまた ねえ、どれがいい?』
ジョン・バーニンガム/作 評論社(Pハ)
もしもだよ、きみがえらぶなら、どれがいい?
ラクダのげろ、ゾウのおなら、ウシのうんち。
『ねえ、どれがいい?』のつづきの本です。
『おしっこちょっぴりもれたろう』
ヨシタケシンスケ/作 PHP (Pヨ)
おしっこのあと、パンツをはくとさ・・・だれかわかってよ、このきもち!
もぞもぞしてるのはそのせいでしょ?
え?くつしたがずれたから?うわぎの中で
シャツのそでがぐしゃぐしゃだから?
いや、それもきもちわるいけどさ・・・。
そうそう!って思っちゃう、ヨシタケワールド!
『ペロのおしごと』
樋勝朋巳 /作 (Pヒ) 小学館
いぬのペロは、かいぬしのおかあさんがだいすき。
ある日、おかあさんにプレゼントをしようと、大けっしん。
ペロは、おしごとに行くことにしました。
さあ、ペロはプレゼントをかうことができるかな?
『出発』
小泉るみ子/作 (Pコ) 新日本出版
戦争から帰ってから心をとざしたままの浩。
あねが結婚することになり、おめでたい唐草もようのふろしきで
つつんだ荷物を運ぶことになった。
とちゅう知らない人たちにかけられたあたたかいことばに、
だんだん心をひらき・・。
戦争で傷ついた人の心が、だんだん元気になっていく話。
『おっちゃん山』
椎名誠/作 塚本やすし/絵(Pツ)新日本出版社
ある日、ひとりで山にのぼったおっちゃん。
うっかり、「デロデロ虫」にかみつかれてしまった。
それから、どんどんからだがおおきくなってしまい、ゆうめいになりすぎた、
おっちゃんは、かぞくをまもるためにあることをけつだんします。
『はなびのひ』
たしろちさと/作・絵 (Pタ) 佼成出版社
きょうは、まちにまった、お江戸の花火大会。
はやくよるにならないかなと、
たいくつしていた、ぽんきちは、おかあちゃんにたのまれて、
花火職人のおとうちゃんのところへ夜食をとどけにいくことに。
それをみていたまちのひとびとが次々とあとをついてゆき、まちじゅうおおさわぎ!
『きょうだいぎつねのコンとキン』
村山桂子/文 岡田千晶/絵 (Pオ) フレーベル社
あるいいてんきのひ、きつねのきょうだいの「コン」と「キン」は
まいごになっている、にんげんのおんなの子にであいました。
おかあさんには「にんげんにはきをつけるのよ」と言われているけど…。
やさしいきつねのきょうだいに、ほっこりする絵本です。
『だんしゃく王とメークイン女王』
北村裕花/絵 苅田澄子/文 (Pキ) 講談社
じめんのしたにある「じゃがいものくに」にすむだんしゃく王とメークイン女王。
おなじしろでくらしているのに、ふたりはなかがよくないみたい。
ふたりのねがい、「カレーライスの具になれますように」はかなうのかな?
『おたすけじぞう』
はるくはるる/文 田中六大/絵 (Pタ) 文芸社
がっこうのうらにいるおじぞうさんは、しゅくだいをやってくれるんだって!
なつやすみのさいごの日なのに、まだしゅくだいがおわっていないみっちゃんは、
しゅくだいをもっておじぞうさんのところへ走ります。
『ひよこのピケキョ』
ジャニーン・ブライアン/作 ダニー・スネル/絵 (Pス) 東京書店
きょうだいはみんな「ピヨ」。
よんばんめにうまれたピーちゃんは、ほかの子とちがって「ピケキョ」
みんなは「ピヨ」でもわたしは「ピケキョ」なんだもん!
ちがう、をみとめる絵本です。
『ちょうちょのためにドアをあけよう』
ルース・クラウス/文 モーリス・センダック/絵 (Pセ) 岩波書店
「だっこうたを おぼえておくと いいよ」「あかちゃんが うまれたってことは
こぶんが うまれたってこと」など、こどもからこどもへのアドバイス。
ぷっと笑っちゃうような言葉がたくさん。
『はつめいだいすき』
ピップ・ジョーンズ/文 サラ・オギルヴィー/絵(Pオ) BL出版
はつめいが、だいすきなイジーは、どんどんあたらしいマシンをつくりだす。
でも、うまくいくとはかぎらない。しっぱいすると、あたまにきちゃう!
「なんども、なんども、やってみるんだ。うまくいくまでな」と
おじいちゃんにいわれて、そとをあるいていると、けがをしたカラスが!
もういちどカラスにそらをとべるようにしてあげられるかな?
★よみもの★
『ひきがえるにげんまん』
最上一平/作 武田美穂/絵 (Fモ) ポプラ社
クラスのはるかちゃんのおかあさんが、びょうきでなくなった。
つぎの日、どうろでひきがえるが車にひかれてぺちゃんこになっているのを見て、
3人が思ったことは。
死に向き合うおはなしです。低学年から
『こだわっていこう』
村上しいこ/作(Fム)学研プラス
物知りで、ときどき「こだわりスイッチ」が入るそうまくん。
あるじけんから、「そうまくんとは、遊ばないほうがいいよ。」と
お母さんに言われてしまったぼく。
そうまくんはぼくのたいせつな友達なのに・・・。中学年から
『ふたごのカウボーイ』
フローレンス・ストボドキン/文 ルイス・スロボドキン/絵(933スロ) 瑞雲舎
ふたごのネッドとドニーは、カウボーイごっこがだいすき。
きょうも二人はカウボーイのスティーブとジムになりきります。
にわを出て、ひろいみちをわたり、商店街まで、だいぼうけん!
でも、おかあさんはおおあわて。ここまでなりきれたら素晴らしい!中学年から
『疾風の女子マネ!』
まはら三桃/作 (Fマ) 小学館
"いい男ねらい”で陸上部のマネージャーになった女子高生の咲良。
ところが入ってみると大違い。
しかし、退部を言い出せずにいたある日、試合で選手たちの走る姿に大感動。
短距離リレーの魅力をとおして、成長していく高校生たちの青春。10代から
『ヤイレスーホ』
菅野雪虫/作 (Fス) 講談社
チポロが魔物からイレシュを救い出してから数年。あの時の魔物ヤイレスーホの
もとに「呪い」の力を授けてほしいという少女があらわれる。
なぜか、ヤイレスーホはチポロたちのもとに、少女をあずけにくる。『チポロ』続編。10代から
『結び蝶物語』
横山充男/作 (Fヨ)あかね書房
中学生のあかりが、夏休みにおばあちゃんの家で見た一枚の写真と家紋。
そえられた不思議なことばにさそわれて、
あかりは滋賀、神戸、京都の神社へ自分のルーツをさがしに出かける。
行く先々で出会った不思議な三つの物語。10代から
『あたしが乗った列車は進む』
ポール・モイシャー (933モシ) 鈴木出版
家族を亡くし、シカゴに住む会ったことのない大おじの家にいくことになったあたし。
少しひねくれ気味の態度をとっていたあたしが、数日間の長距離列車の中で出会ったのは、
家族とも思える人たち。
不機嫌そうで口数も少ないあたしは、列車の中で13歳誕生日をむかえ、
まわりの人にささえられ心を開いていく。10代から
★ちしきの本★
『昆虫の体重測定』
吉谷昭憲/文・絵 福音館書店(486)
みなさんは、学校で体重測定をしましたか?体重は何キロ?おとなのゾウは3000キロ。
一円玉は1グラム。じゃあ、テントウムシの重さを知ってる?カは?カブトムシは?
重さをはかってみると、いろんなことがわかるよ。
『牛乳パックで作るミニチュア家電』
佐藤京子/著 ブティック社(754)
ドラム式洗濯機、おそうじロボ、エアコン、など、おうちの家電が牛乳パックで作れちゃう!動かすことも
できるよ。
『絵本の冒険 「絵」と「ことば」で楽しむ』
小野明/編 フィルムアート社(研究 726)
絵本ってなんなの?絵本作家はどういう気持ちでかいているの?など、絵本に関するすべてがわかる一冊。
五味太郎、荒井良二、tuperatuperaもインタビューで登場。モノクロの地味な本ですが、中身は濃い!
『子どもの命を守る防災教育絵本①土砂災害の基本②土石流のチカラ③土砂災害と避難』
佐藤丈晴/作 (369) 吉備人出版
土砂災害について、迷路や4コマまんがも使い、低学年の子にも教えやすい本になっています。
『虫のしわざ探偵団』
新開孝/写真・文 (486) 少年写真新聞社
しぜんの中の「これ、なんだろう?」。それ、じつは虫の「しわざ」なんです!
みんなも「しわざ探偵団」になって、おうちの庭やこうえん、じんじゃで「しわざ」を見つけよう!
『サナギのひみつ』
三輪一雄/著(486) ポプラ社
いも虫から、まったく違う形に変化するサナギ。
どうしてサナギになるの?いったい中はどうなってるの?
謎だらけのサナギをチェック!
あたらしくはいった本(平成30年7月up)
いよいよ夏本番!
楽しい夏やすみもすぐそこです。
としょかんも、夏やすみのじゅんびのまっさいちゅうです。
いろいろな本をよういして、みんなをまってます!
★あかちゃんのえほん★
『みんな みんな いないいないばあ』
いまむらあしこ/文 さいとうたかお/ 絵 (Pサ) あすなろ書房
ころころころろ。かえるさんが、いないいないばあ。
ちゅうちゅうねずみさん、ほうほうふくろうさん、みんなみんな、いないいないばあ。
あかちゃんと、たのしくうたいながらどうぞ。
『おばきゃー!』
藤本ともひこ/作(Pフあかちゃん) 世界文化社
おばけ どこどこ? おばけ ここだよ
かわいいおばけが、さけんだら、どんな声?
読んだらくせになりそうな「おばきゃー!」の絵本です。
『とらんぽりんぽーん』
ふくだじゅんこ/文・絵(Pフ)大日本図書
とらんぽりん じゃんぷ よーい どん!
さいしょにとぶのは、やるき まんまん とまとくん。まっかなかおで、「ふん!」
ちからいっぱい、とらんぽりんにジャーンプ!ページをめくると、ぼよ~ん!
いろんなやさいたちが次々にとうじょうしてみんなじゃーんぷ!
「ひょい!」「ぴょんぴょん」さてさて、さいごにとうじょうするのはだれかな?
★えほん★
『あむ』
小風さち/文 山口マオ/絵 (Pヤとも) 福音館書店
おれは、かっちゃんの家のにわでくらしている、くろいぬの「あむ」。
だいすきなのは、さんぽ。かっちゃんがともだちとでかけたので、ひとりでさんぽ。
かっちゃんをおいかけて、うみまでいけるかな?がんばれ!あむ!
『ツリーハウスがほしいなら』
カーター・ヒギンズ/文 エミリー・ヒューズ/絵 (Pヒ) ブロンズ新社
ツリーハウスがほしかったら、まず、そらをみあげて。
どっしりした大きな木に、はしごをかけて、はしらにいたをわたしてボルトでしめる。
ブランコかロープ、としょかんも。たべものとねぶくろ、かいちゅうでんとう。
みんな一回はすんでみたい、たのしいツリーハウスのおはなし。
『なくのかな』
内田麟太郎/文 大島妙子/絵 (Pオ) 童心社
おでかけのとちゅう、おとうさんやおかあさんとはぐれてしまったぼく。
なくのをがまんしていたけど・・・。
オニも、まいごになったらなくのかな?オオカミも、つよいサムライも、
ひとりぼっちになったら、なくのかな?
そう。みんな、なくとおもうよ。なきたいときは、ないてもいいんだよ。
『うまはかける』
内田麟太郎/文 山村浩二/絵 文溪堂
おおかみは、かける。おいかけられて、うまはかける。ちゅうをかけて、あしをひっかけ、
はがかけ…。かけるって、こんなにいっぱい意味があるんだね。
ぴったりの絵にわらっちゃう。
『そらからぼふーん』
高畠那生/作 (Pタ) くもん出版
あるひ、すごいおとがしたから見にいってみると…
そらからおおきなホットケーキがおちてきた!
ホカホカのホットケーキのにおいがしてきそうな絵本です!
あなたならそらからおちてきたホットケーキをどうする?
『さとやまさん』
工藤直子/文 今森光彦/写真 (Pイ)アリス館
さとやまってしってる?わたしたちが住んでいるまちと
森や山とのあいだの畑や林のことを、 「さとやま」とよんでいます。
さとやまはいろんな「めぐみ」をあたえてくれます。
みんなも「さとやまさん」とよんで、「さとやまさん」に会いに行こう!
『おさがり』
くすのきしげのり/作 北村裕花/絵 (Pキ) 東洋館出版社
はるかちゃんはおねえちゃんからの「おさがり」のものさしがはずかしいみたい。
でも「おさがり」っていいものなんだよ。
きみのまわりにも実はたくさんの「おさがり」があるかも!
『いたずらトロルと音楽隊』
アニタ・ローベル/さく(Pロ) ロクリン社
音楽をかなでながら旅をする音楽隊の5人組。
どこへいっても、音楽を聴いた人は、国じゅうで一番だと思いました。
演奏し続けて、疲れて寝ていた森のはずれ。
トロルが演奏を聴こうと5人組を起こします。
でも、ちっとも起きない5人組。
怒ったトロルがかけた魔法で、楽器は動物の鳴き声に!
音を取り戻すためにはどうしたら?
『もりのたんじょうびパーティ』もりのこえほんシリーズ4冊
エリザベス・イワノフスキー/作(Pイ) 岩波書店
1944年に出版されたベルギーの絵本「サン・スーシ」シリーズのうち4冊が
「もりのこえほん」として復刻されました。サン・スーシとはフランス語で、
心配なくお気楽にという意味だそうです。ほっと気持ちが落ち着くような
素朴なイラスト。本のサイズも小さいんですよ。
『いっしょにおいでよ』
ホリー・M・マギー/文 パスカル・ルメートル/絵(Pル) 廣済堂あかつき株式会社
テレビのニュースを見ていて怖くなった女の子。「こんなのっていやだ。
どうしたらいいの」とおとうさんに尋ねます。「いっしょにおいで」と外に
出たら、たくさんの人。いろんな国の人。ちょっとしたことで、世界はすてきな
場所に変わるかもしれない。大人も勇気づけられるような絵本です。
『しゅりけんとうちゃん いがぐりしょうぶのまき』
寿金之輔/作 忌野清志郎/絵 えほんPイ 岩崎書店
ぼくのおとうさんは、いつもはかっこいいいビジネスマン。そして日曜日は、ニンジャ!
2002年にキンダーブックに掲載された、忌野清士郎まぼろしの絵本!
『ずっと ねがいはひとつだけ』
ケイト・クライス/文 M・サラ・クライス/絵(Pク)WAVE出版
赤ちゃんのときからエリとずっといっしょにくらしていた、だいじなかぞく、いぬのバロン。
だんだんととしをとっていくバロンとのおわかれがちかいことがわかり、
エリはあることをおもいつきました。
どんなときもそっとよりそってくれた、ちいさないのちとの
きずなと愛情をやさしくえがいた絵本。
★よみもの★
菜の子ちゃんとキツネ力士』
富安陽子/作 (Fト) 福音館書店
「まけきらい稲荷」伝説がある、兵庫県の丹波篠山。
負け越しの大ピンチのキツネ力士をたすけに、
菜の子ちゃんとリリコは雲にのってむかう。
菜の子ちゃんがんばれ!中学年から
『まじょ子とステキなおひめさまドレス』
藤真知子/作 (Fフ)ポプラ社
まじょ子のあたらしいおはなしです!
ハンドメイド王国のヌエールひめを助けるために、ステキなおひめさまドレスをつくります。
低学年から
『四人のヤッコ』
西内ミナミ/作 (Fニ) すずき出版
べんきょうもピアノのれんしゅうもやりたくない!あーあ、じぶんがもう一人いたらなぁ…
なんて思っていたら、わたしがふえちゃった!?四人になったヤッコはこれからどうなる?
低学年から
『波うちぎわのシアン』
斉藤倫/著 (Fサ) 偕成社
ちいさな島ラーラ。ある夜、そこにたどり着いた船は炎に包まれていた。
思わずその船に飛び込んだフジ先生が見つけたのは、左手を固くにぎりしめた赤ん坊。
その左手は、まるで巻貝みたい。耳をあてると潮騒が聞こえ、誰もがお母さんの
お腹の中にいた時のことを思い出します…。
ちょっぴり切なくて、ちょっぴりドキドキする物語。
詩人でもある作者の文章は、柔らかな布団のような心地がします。高学年から
『コクルおばあさんとねこ』
フィリパ・ピアス/作 (933ヒア) 徳間書店
家出したネコのピーターをさがす、ふうせんうりのおばあさん。
ある風の強い日、ふうせんごと空へ、ぴゅー!
1972年刊の『おばあさん空をとぶ』のタイトル変更と、
少し訳が変更されています。中学年から
★ちしきの本★
『みじかな樹木のほん』
国土緑化推進機構/編 平田美紗子/絵 (653) ポプラ社
家や学校、公園や森で、まいにち見かける木。
花がさいたり、実がなったり。はっぱが落ちたり、鳥や虫もやってくる。
いつも見ている木が、わたしたちのくらしと、どんなつながりがあるのかな。
まいにち見ていても、知らないことがいっぱい。木となかよしになれる本。
『世界一おもしろい国旗の本』
ロバート・G・フレッソン/作(288) 河出書房新社
ありそうでなかった国旗の本。日本の国旗は、ほぼずっと同じデザインだけど、
ほかの国は昔とは違うデザインのところが多いんだよ。歴史と深いつながりがある国旗。
国旗の意味もよくわかります。読んでいるとつい間違い探しをしてしまうのかな。
「ウォーリーをさがせ!」が思い浮かぶのは私だけ?
『戦争体験を「語り」・「継ぐ」』
大石学/監修 (319)学研
広島、長崎・沖縄を中心に行われている、太平洋戦争の記憶を伝える様々な活動を紹介。
戦争を体験した人々が、少なくなっていくなか、変わりつつある平和教育と、
関わる人々の想いや伝えたいことにふれて、平和を次世代へつないでいくために
今、何ができるのか考える一冊。
『「単位」の学習に役立つはかってみよう 長さ・重さ・時間』シリーズ全3冊
新間竹彦/作 (420) 汐文社
うでや手をつかって長さをはかったり、1円玉をつかって重さをはかったり、
自分のかげで時間をはかったりするよ。算数の勉強だとよくわからないことも
自分でやってみると面白いかも。自由研究にもできるかな?
『楽しい日本の恐竜案内』
平凡社 (457)
地方別に、日本の恐竜が紹介されています。
日本各地の恐竜に会える博物館のリストもあります。
子ども向けの本ではありませんが、恐竜好きキッズとその親は必見!
あたらしくはいった本(平成30年5月UP)
ここちよい風がふく季節になりましたね。
あたらしい学校生活には、なれましたか?
ちょっとひといきしたい時は、図書館にきてね。
☆あかちゃんえほん☆
『あかちゃん新社長がやってきた』
マーラ・フレイジー/作(Pフ) 講談社
あかちゃん社長の家にやってきた、いもうと!
そのあとどうなったかは、きっとご想像の通り!
でもやっぱり仲良しになるんですよね。…まあ、だいたいは、ですけど。
前作の『あかちゃん社長がやってきた』も読んでみてくださいね。
☆えほん☆
『あいさつってたのしい』
石津ちひろ/文 松田奈那子/絵(Pマ) 小学館
おはよう、いただきます、ありがとう・・・。
あいさつをすると、あれあれ?
どうぶつにへんしんしちゃった!
みんなで、たのしくあいさつすると、きっと、なかよくなれるね。
『もうちょっと もうちょっと』
きむらゆういち/文 高畠純/絵 (Pタ) 福音館書店
りんごをみつけたコブタ。落ちてきたりんごに「やったあ!」と、
よろこんだのもいっしゅん。りんごはコロコロとあなの中へ…。
手をのばしてもとどかない…。ツンッ!もっと、おくにいっちゃった!
コブタはりんごが食べられるかな?
『おはなみくまちゃん』
シャーリー・パレントー/文 ディヴィッド・ウォーカー/絵 (Pウ) 岩崎書店
さくらがまんかいになって、くまちゃんたちは、みんなでおはなみに行きます。
バスケットにおべんとうとおおきなタオルをつめて、
みんなであそぶ、たこももって。
あたたかい春のかぜをかんじるような絵本です。
『わたしはヴァネッサと歩く』
ケラスコエット/文・絵 (Pケ) 岩崎書店
転校生のヴァネッサ。なんだかみんなとなじめないみたい。
わたしがヴァネッサにしてあげられることってなんだろう?
いじめについて考える、文字のない絵本です。
『きつねうどん たぬきうどん』
古内ヨシ/作 (Pフ) 大日本図書
きつねうどんがだいすきなきつねくんと、たぬきうどんがだいすきなたぬきくんは
いつも人にばけてうどんやさんへ。
でもほんとうにおいしいのはいったいどっち?とけんかになってしまって…。
『ぼくのきいろいくつした』
かんのゆきこ/作 (Pカ)アリス館
ねこの「まーる」は、だいすきなきいろいくつしたをなくしちゃった!
さがしに出かけると、あった!…あれ、ちがったみたい。
まーるはきいろいくつしたを見つけることはできるのでしょうか?
『かべのむこうになにがある?』
ブリッタ・テッケントラップ/作(Pテ) BL出版
おおきなあかいかべがありました。
なぜあるのか、いつからあるのかはだれもわからないかべ。
むこうにはなにがあるのかな?
少し考えさせられる絵本です。
『はなちゃんおとなになります』
千葉智江/作 (Pチ) 小学館
「おとなになるんだもん」が、くちぐせのはなちゃん。
おとなになるためには、いろんなことができないといけないって、おねえちゃんはいいます。
おとなになるってどういうことかな?
『大名行列』
シゲリカツヒコ/作 (Pツ) 小学館
「したにー、したにっ」ぎょうれつがやってきた。
ところが、あっ、とのがたいへん!ぽちがとびだした!
つぎつぎにあらわれるへんなもの。ようかい、まんもす、えっ?うみのなか?
ふしぎなぎょうれつを、じっくりたのしんでね。
『ぼくのきもちはね』
コリ・ドーフェルフド/作(Pト) 光村教育図書
いっしょうけんめい積んだ積み木がこわれてしまった。
その気持ちを、話す?さけぶ?笑いとばす?忘れる?
どれもちがう。ぼくのきもちは・・・。
つらい気持ちの人によりそうことを教えてくれる絵本です。
☆よみもの☆
『しらとりくんはてんこうせい』
枡野浩一/作 (Fマ)あかね書房
さんすうとシュークリームがだいすきな、しらとりくんはてんこうせいだ。
せがたかくて色白でおれとはぜんぜんちがう。やきゅうをやろうぜってさそっても、
公園までついてくるけど、いいわけしてかえってしまう・・・。
しらとりくんのことが気になる主人公。じぶんとのちがいをみつけて、
ともだちになっていくまでを主人公の目線でえがいたお話。
歌人の枡野浩一自身の幼少期をもとにした、自伝的児童小説です。
低学年から
『ぼくはなんでもできるもん』
いとうみく/作 (Fイ) ポプラ社
ぼくは、きのうのきのうのきのうから一年生になった。
なのにランドセルはカバーできいろいし、
六年生のおねえさんは、ぼくをあかちゃんあつかいしてくる。
ぼくはもう一年生で、なんでもできるんだよ!
低学年から
『なみきビブリオバトル・ストーリー2』
森川成美・おおやなぎちか・赤羽じゅんこ・松本聰美/作 (F)さ・え・ら書房
並木小学校の学校公開日に四年二組のクラスで行われるビブリオバトル。
それぞれの思いを込めて本を紹介します。
今回のビブリオバトルは前作「なみきビブリオバトル・ストーリー」とは違う舞台で、
繰り広げられます。
中学年から
『4ミリ同盟』
高楼方子/著(Fタ) 福音館書店
みんなが一度は食べてる<フラココノ実> それが普通で当たり前。
でもなぜだかその時がやってこない人もいる。
そんなポイット氏が出会ったエビータさんとの共通点。
実は二人とも浮いている!?4ミリだけ!
<フラココノ実>を食べた人は、<何か>をなくしてしまうらしいけど、
<何か>が残っているならそれもいいかも。
なんだかふわふわと、心許ないような、心地いいような不思議な読後感の物語。
中学年から
『神々と戦士たちⅤ 最後の戦い』
ミシェル・ペイヴァー/作 (933ヘイ) あすなろ書房
妹と剣、どちらもあきらめることなんかできない。
故郷の村に帰ってきたヒュラスはかつての友だちと戦うことになる。
<火の女神>に託された使命をはたすことができるのか。
古代ギリシャを舞台にした物語の完結編。
ミシェル・ペイヴァーの作品は人間だけでなく、動物からの目線もとても面白く、
男の子も女の子も楽しめます。
10代から
☆ちしきの本☆
『かならずお返事書くからね』
ケイトリン・アリフィレンカ/著, マーティン・ギャンタ/゙著(289) PHP
学校の課題で、外国に住む同年代の子と文通を始めることになった、アメリカに住む少女ケイトリン。
文通相手は、それまで聞いたこともないアフリカのジンバブエという国の少年、マーティン。
好奇心旺盛なケイトリンは、手紙に何をどう書けばいいか迷いながらも、
マーティンへ一通目の手紙を書き始める。
でもこのときのケイトリンは、まだ、マーティンの実情は知らず・・・。
一万キロの距離を超えて、心を通わせ、支え合い、
かけがいのない親友を異国に見つけた、二人の実話です。
10代から
『マルコとパパ ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック』
グスティ/作・絵(378人権) 偕成社
その子のままでいいと受け入れるのは難しかった、
パパであるグスティさんにとっては。
ママのアンヌと長男のテオにはなんの問題もなかった。
あなたはどうだろう。私はどうだろう。
ユーモアたっぷりのイラストと言葉のコラージュが
何気ない日常の一コマを伝えてくれます。
『羽毛恐竜』
大島英太郎/作 真鍋真/監修 (457)
スズメ、カラス、ツバメ・・・よく知っている鳥たちは、
現代の恐竜なのだと知っていましたか?
1996年に初めてあきらかになった「羽毛恐竜」。
その進化の仕組みを、絵本のようにわかりやすく解説してくれています。
あたらしくはいった本(平成30年4月UP)
あちらこちらで、さくらがさきはじめました。
あたらしいことがはじまる、わくわく、どきどきのきせつです。
としょかんでも、あたらしい本をよういしてまっています。
★えほん★
『くまがまく』
丸山誠司/作(Pマ)絵本館
くまがまく たねをまく。くまはまく まめをまく。
くまはまく まわしをまく。しおもまく。
くまが、いろいろ、どんどんまいてしまう。
まくものってこんなにあるんだね。
くりかえしの、たのしいことばあそびのえほん。
『ネルはいぬのめいたんてい』
ジュリア・ドナルドソン/文 サラ・オギルヴィー/絵 (Pオ) BL出版
ピーターとすんでいる、いぬのネルはめいたんてい。
くんくんくん。おさらのなか、ソファのすみ、くつにくつした、とんでったボール。
なんでもみつけます。ある日、がっこうの本がぜんぶなくなって・・・!
さあ、ネル!がんばって!
『ネルソンせんせいがきえちゃった!』
ハリー・アラード/文 ジェイムズ・マーシャル/絵 もりうちすみこ/訳(Pマ)朔北社
2ねん1くみは、がっこうじゅうでいちばんおぎょうぎのわるいクラス。
おしゃべりしたりふざけたり、ネルソンせんせいのいうことをぜんぜんききません。
そんなある日、ネルソンせんせいがとつぜんいなくなってしまいました。
かわりにきたのはまじょのように、とってもこわくてきびしい、スワンプせんせい。
ネルソンせんせいはどうなっちゃったの!?はやくかえってきて!
『うそうそかわうそのむかしばなし』
はやしますみ/作(Pハ)小学館
むか~しむかしのことざんす。ものしりがおのかわうその
ほんとみたいな、うそうそ、うそんこ、むかしばなしのはじまり、はじまり~。
『かんぱいよっぱらい』
はらぺこめがね/作 (Pハ) 岩崎書店
かんぱーい!ビールにワインにあつかんにクリームソーダ!?
いろんなかんぱい、いろんなヨッパライ!
たのしいかんぱいで、かわいくよっぱらいたいね。もちろん、子どもはお酒はだめだよ。
『ママが10にん!?』
天野慶/文 はまのゆか/絵 (Pハ)ほるぷ出版
ママは、いつもいそがしそう。あーあ、ママが10人いたらいいのになぁ。
そしたら、ひとり目のママは、ぼくと遊んでくれて、ふたり目のママは、
おもしろい本をよんでくれて、3にん目のママは、たのしいうたをうたってくれて、
4にん目のママは・・・ってどんどんママがふえちゃった!?
『もうちょっと もうちょっと』
きむらゆういち/文 高畠純/絵 (Pタ) 福音館書店
りんごをみつけたコブタ。落ちてきたりんごに「やったあ!」と、
よろこんだのもいっしゅん。りんごはコロコロとあなの中へ…。
手をのばしてもとどかない…。ツンッ!もっとおくにいっちゃった!
コブタはりんごが食べられるかな?
『おはなみくまちゃん』
シャーリー・パレントー/文 ディヴィッド・ウォーカー/絵 福本友美子/訳 (Pウ) 岩崎書店
さくらがまんかいになって、くまちゃんたちがみんなでおはなみに行きます。
バスケットにおべんとうとおおきなタオルをつめて、みんなであそぶたこももって。
あたたかい春のかぜをかんじるような絵本になっています。
『わたしはヴァネッサと歩く』
ケラスコエット/文・絵 (Pケ) 岩崎書店
転校生のヴァネッサ。なんだかみんなとなじめないみたい。
わたしがヴァネッサにしてあげられることってなんだろう?
いじめについて考える、文字のない絵本です。
『きつねうどん たぬきうどん』
古内ヨシ/作 (Pフ) 大日本図書
きつねうどんがだいすきなきつねくんと、たぬきうどんがだいすきなたぬきくんは
いつも人にばけてうどんやさんへ。
でもほんとうにおいしいのはいったいどっち?とけんかになってしまって…。
『いろいろいろんなかぞくのほん』
メアリ・ホフマン/文 ロス・アスクィス/絵 (Pア) 少年写真新聞社
だいたいの人にはかぞくがいる。でも、かぞくはいろいろ。
国も、家も、しごとも、くらしかたも、きもちも、
みんなちがう。「ちがうこと」を、たのしくやさしくおしえてくれるえほん。
★あかちゃんのえほん★
『安西水丸のどうぶつパシャパシャ』
安西水丸/絵 安西かおり/文(Pア赤ちゃん)文芸社
ゾウさん、ワニさん、カバさん、イヌさん・・・・みんなカメラでパシャパシャ。
みんな、じょうずにしゃしんがとれたかな?
『ポンチ』
織田りねん/文 ちえちひろ/絵 (Pチあかちゃん) パイ・インターナショナル
ポンチ ポンチ みかんがポンチ。ポンチ ポンチ キウイがポンチ。
いろいろなくだものがいっぱいでてきて、さいごはみんなで・・・。
うたうような、くりかえしがたのしいえほん。
★よみもの★
『こんぴら狗』
今井恭子/作(Fイ) くもん出版
かい主の弥生の病気がなおるようにと、金毘羅(こんぴら)さんへとおまいりにだされた
犬のムツキ。
いっしょに旅をはじめた「ごいんきょ」がたおれ、ひとりにぼっちに・・・。
いろいろな人たちに助けられ、やっと金毘羅さんにたどりつく。
江戸から今の香川県までを往復する、ムツキとたびであった人たちの、おはなし。10代から
『図書館につづく道』
草谷桂子/著(Fク) 子どもの未来社
みなさんにとって図書館はどんな存在でしょう。
たくさん本を読める場所?ちょっと休憩するところ?
子どものための場所?いやいや図書館なんて自分とは縁がない、
という人もいるかもしれませんね。
小さな村にある深山町図書館はどうでしょう。
図書館からつながっていく人との出会い。
あなたの知っている誰かに似ている人がいるかもしれませんよ。中学年から。
『シロクマが家にやってきた!』
マリア・ファーラー/作(933ファ)あかね書房
障害のある弟のために、アーサーはいつもがまんしてばっかり。
もう二度と家に戻るもんか!と飛び出したら、家の前にいたのはシロクマ。
……え?シロクマ!?シロクマと一緒の生活ってどんな感じ?
言葉がつうじなくても伝わるのかな。読むと気持ちがほっこりする本です。10代から。
『熊とにんげん』
ライナー・チムニク/作 (943)徳間書店
ともに旅をする熊とおじさん。その交流ときずな、メロディーが心を打ちます。
多くの児童文学者が 大好きだという名作が、やっと復刊。
未読の人はぜひ読んでください。10代から。
『満月の娘たち』
安東みきえ/著(Fア)講談社
どこにでもいる、標準的見た目の中学生のあたしと、オカルトマニアで女子力の高い
美月ちゃんは、保育園からの幼なじみ。ママ同士も友達だ。
ある日、美月ちゃんの頼みで、クラスでも人気の男子、日比野を誘い、3人で幽霊屋敷へ
肝だめしに行くことになって・・・。幽霊屋敷探検をしているうちにおこる、様々な
出来事を通してそれぞれの母と娘たちとの葛藤と成長。
話題の母娘問題が、リアルに独特の観察眼で描かれる感動作。10代から。
★ちしきの本★
『赤ちゃんと母(ママ)の火の夜』
早乙女勝元/作 タミヒロコ/絵(210)
昭和20年3月10日、未明に東京をおそった、大空襲(だいくうしゅう)。
一夜にして10万人ものいのちが失われた「火の夜」。
その直前に生まれた赤ちゃんとお母さんを焼夷弾(しょういだん)の炎の中、
必死に守りきった医師と看護師さんたち。でもその時、赤ちゃんの12人の兄妹、
家族は・・・。 忘れてはいけない大空襲秘話。
『べんりなしっぽ!ふしぎなしっぽ!』
小宮輝之/文・写真 メディアパル(481)
だいたいの動物にはあるけど、人間にはない「しっぽ」。
いろんな動物のしっぽ(と、おしり)写真がいっぱい。
動物によってちがう形ややくわりが、よくわかります。
『クレヨンで描いたおいしい魚図鑑』
加藤休ミ/作 晶文社(664)
かぎりなく魚の図鑑に近い、「魚料理」図鑑。表紙はシーチキンとサラダ菜。
カラーで見ると本物そっくりで、クレパスで描いたとは思えないほどおいしそう!
作者の加藤休ミさんは、絵本もたくさんかいています。
『イチからつくるカレーライス』
関野吉晴/編 農文協 (610)
大学生が、イチからカレーを作ることになった。
イチからということは、野菜や米やスパイスを育て、肉となる生き物を育て、
収穫し、殺すこと。食べること、命の重みを感じます。
あたらしく入った本(平成29年11月UP)
秋もふかまり、すっかりさむくなってきましたね。
図書館はもうすぐおやすみになります。
でも読書の秋なので、あたらしくはいった本をしょうかいします!
えほん
『サイモンは、ねこである』
ガリア・バーンスタイン/作 なかがわちひろ/訳 (Pハ) あすなろ書房
「ぼくたち、にてますね」とサイモンが言っても、ライオンたちは「ぜんぜんにてないよ!」と言う。
チーターのここも、クロヒョウのそこもサイモンとはこーんなにちがう!でも、なんとなくにている気がするんだ。
じゃあ、おれたちどこがにているんだ?ちいさなサイモンでもみんなとにているよ!
『こんやはてまきずし』
五味ヒロミ/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 岩崎書店
みんなは「てまきずし」をつくったことがある?おきにいりの「ぐ」をのりとごはんでまいて…。
あたしはサーモン、おとうとのけいたはだいすきなイクラばっかり!きみはどんな「ぐ」がすき?
『空からのぞいた桃太郎』
影山徹/著 (Pカ) 岩崎書店
みんなもよくしっている「ももたろう」。おばあさんが川でひろったモモから生まれ、
おとものイヌ、サル、キジとともにオニをたいじしに行く。
そんな「ももたろう」のものがたりを、空から見てみたよ!いつもとちがった見方の「ももたろう」をどうぞ。
『ぽちっとあかいおともだち』
コーリン・アーヴェリス/文 フィオーナ・ウッドコック/絵 福本友美子/訳 (Pウ) 少年写真新聞社
ホッキョクグマのミキは、ゆきであそぶのがだいすき。
ゆきのなかをはしっていくと、むこうのほうにぽちっと、あかいものがいた。
においをくんくん。なんだかなかよくなれそうだ!
いっしょにはしって、あそんだあとには、だいすきなおかあさんのところへかえります。
『ぴりかちゃんのブーツ』
さとうあや/作 (Pサ) 福音館
ねこのぴりかちゃんにとどいた、だんじょうびプレゼントのブーツのクッキー。赤くてきれい。
どんな味だろうね。あらあら、まだたんじょうびじゃないのに、ちょっとだけ、ちょっとだけ食べてみちゃう?
『あおいジャッカル』
マーシャ・ブラウン/作 (Pマ) 瑞雲舎
かつて佑学社から出ていた『あおいやまいぬ』の新訳。
絵本は、インドの古い子ども向け物語から作られています。
『あおいやまいぬ』は瀬田貞二さんの訳ですが、この絵本は、新しいこの訳の方が、よりわかりやすく、正確に思います。
『ドレミファどうぶつコンサート』
二宮由紀子/文 みやざきひろかず/絵 (Pミ) 文研出版
「ド」どうか…「レ」レモンの…の「ミ」みなさま……ドレミでドうぶつコンサート。
でてくる曲を鳴らしながら読むとおもしろいかも!
『森のおくから』
レベッカ・ボンド/作 (Pホ) ゴブリン書房
むかし、カナダの森で大火事があり、川へ逃げた人々はただ、火を見ているしかなかった。
するとそこへ、森の奥からどんどんやってきたものは・・・。作者のおじいさんが、実際に体験した出来事だということです。
火事の話なのに、しんとした緊張感にあふれ、自然の不思議を感じます。
『わたしおべんきょうするの』
角野栄子/作 吉田尚令/絵 (Pヨ) 文渓堂
くりちゃんが 「わたし、おべんきょうするの」といいました。
「ぼくもするよ」、「わたしもする」といぬのムムとぬいぐるみのブタコさんもいいました。
ちょっぴりヘンテコでおもしろい、おべんきょうのじかんがはじまります。
『いえない いえない』
くすはら順子/作 (Pク) 文研出版
よそものがやってきたらしい。わるいやつらしい。きにくわない!って、みんなはいう。
あ、こじかがいる。かわいいから、たべたくないんだよね。でも、そんなことはいえない いえない。
いえないことは、ほかにもある。でも、きづかずに、いっちゃったわるぐちもある。
考えちゃうけど面白い。なんだか手ばなせない絵本です。
あかちゃんえほん
『パジャマでぽん』
くぼまちこ/著 (P赤ちゃん) アリス館
みーちゃん、きょうはひとりでパジャマきれるかな?
「それっ!」「あれっ あれれ・・・」「あたまがでない・・・」
「パジャマのなかまっくらだー」でもだいじょうぶ!
ちゃーんとでぐちがあるよ。「ひとりでおきがえ」がたのしくなる絵本。
よみもの
『理科準備室のヴィーナス』
戸森しるこ/著 (Fト) 講談社
中学1年生の結城瞳は入学してすぐに、同じクラスの南野さんに足を引っかけられて転ぶ。
ケガを見てもらいに保健室へ行くと、不思議な雰囲気をまとった「ヒトミ先生」がいた。
「ヒトミ先生」が気になり始めてずっと見つめていると、
同じように先生を見つめている人がいることに気が付いた。 高学年から
『かえたい二人』
令丈ヒロ子/著 (Fレ) PHP研究所
家の都合で引っ越しをしてきた月方穂木は、次の学校では『ヘンジンコ』と呼ばれないようにと奮闘する。
登校初日にクラスの目立つ女の子、萌奈のグループに入れてもらい無事クラスに馴染むことができた。
しかし、クラスに昔の自分を知る人がいて…。
見た目や持ち物、話題に気を付けて過ごすことに違和感を感じているけれど、仲間外れにはされたくない!
思春期の女の子たちのお話です。高学年から
『うっかりの玉』
大久保雨咲/作 (Fオ) 講談社
作者は鈴鹿市出身です。身近な、ちょっとしたものが主人公の小さなおはなしが、6つ入っています。
子どもに読んで聞かせてあげてほしいおはなしです。高学年から
『自分におどろく』
たなかかずお/文 あべ弘士/絵 (911人権) 童話屋
「考えてごらん いまここに きみはいる
なぜだ? なぜいるのだ どこから来たのだ きみは いったい だれだ?」
そんな問いかけから始まる、長い長い詩。宇宙の歴史、きみの歴史。つながっていく。つながっている自分に気づく。
自分が深まっていくような、どんどん広がっていくような感覚。子どもも大人にも、おすすめの一冊です。
ちしきのほん
『さらさらもじゃもじゃ かみのけのなぞ』
まえだみちこ/絵 うえきりえ/監修 (494) 少年写真新聞社
おおきくなったら、かみのけをそめたい?パーマをかけたい?
でもそれってかみのけにどのくらいダメージをあたえているか知ってる?
わたしたちって、思っているよりかみのけのことを知らないかも!
『マンボウのひみつ』
澤井悦郎/著 (487) 岩波ジュニア新書
マンボウ、知っていますか?マンボウが好きなあまり、研究者になった作者による、
マンボウのひみつがぎっしりつまった本です。
イラストも自分で書き、体を張った写真に、章の切れ目ごとのマンボウ俳句。
読めば、マンボウと研究者が好きになることうけ合いです。
『美しい数になった海のいきもの図鑑』
デビット・マクリマン/著 (481) 株式会社エクスナレッジ
1から10の数字が海のいきもので描かれています。思わず見惚れてしまうイラスト。
学名やその意味ものっているので、海に興味を持ってもらうにはぴったり。
数字の本を探しているお子さんにも、よさそうです。
『冬眠のひみつ』
近藤宜昭/監修 (481) PHP研究所
冬のあいだ、ずっと眠っていられるっていいな。眠る生き物はだれだろう?
冷たい雪の中で眠る動物もいる!昆虫も、植物も、冬眠中。
いろんな生き物が、見えないところで春が来る準備をしている。冬眠って不思議!
あたらしく入った本(平成29年9月UP)
あつさもやわらぎ、すごしやすくなってきましたね。
読書の秋、お気に入りの本をゆっくり
さがしてみるのもいいですね。
えほん
『いえすみねずみ』
ジョン・バーニンガム/作(Pハ)BL出版
このいえには、ふたつのかぞくがすんでいる。
かぞくがごはんをたべねむると、ねずみのかぞくがおきだして、ごはんをさがす。
ごはんがおわると、あそびはじめる。ねずみのこどもたちは、ぜったいににんげんに
みつからないように、いわれてる。でも、あるひ・・・。ふたつのかぞくのたのしいはなし。
『エルマーとブルーベリーパイ』
ジェーン・セアー/さく シーモア・フレイシュマン/え(Pフ)ほるぷ出版
人間の目には見えない、ちいさなようせいエルマー。ある日食べた
ブルーベリーパイがおいしすぎて忘れられない!
なんとか人間たちにブルーベリーパイを作ってもらおうとするのですが…。
この本を読むと、きっとブルーベリーパイを食べたくなりますよ。
『いのちのたべもの』
中川ひろたか/文 加藤休ミ/絵(Pカ)おむすび舎
買い物したものを、陸の食べ物と、海の食べ物に分けてみると、
いろんなことがわかってくる。そしてお鍋に一緒にしたらまるで地球そのもの!?
ぜひ読んで聞かせてあげたい、大人も考える、楽しい絵本です。
『たいふうのひ』
武田美穂/作(Pカ)講談社
たいふうがくるってどういうこと?おじいちゃんたちはたいふうにむけて、
じゅんびしてるけど…。びゅうびゅう、すごい風でおうちがとんでっちゃったり
しないかな…。たいふうを体でかんじている子どもたちのおはなしです。
『じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ』
のしさやか/作・絵(Pノ)ひさかたチャイルド
バナナくんがひとりであそんでいると、ゆかにじいちゃんのかわがぬぎっぱなし。
じゅくしてきたじいちゃんはチョコのおふろにどぽーん、チョコバナナに!
ばあちゃんはれいとうしつでアイスバナナ。ぼくはじいちゃんバナナになったら
何になろうかな。
『この本をかくして』
マーガレット・ワイルド/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 アーサー・ビナード/訳(Pフ)岩崎書店
ばくだんがあたって、まちがもえて、図書館もばくはつしてしまった。
本はこっぱみじんになってしまった。のこったのは、ピーターのおとうさんが、
かりていた本、いっさつだけ。おとうさんから、たいせつなたからものとして、
本をあずかったピーターは、だいじにかくしながら、まもりぬきますが・・・。
『いちにちじごく』
ふくべあきひろ/さく かわしまななえ/絵(Pカ)PHP研究所
わるいことしたら、じごくにいくってほんとかな?よし、いちにち、
じごくのおにになって、たしかめてみよう!「いちにち」シリーズ第8弾。
あかちゃんえほん
『ぱんつ さいこう!』
ジャレッド・チャップマン/さく 木坂涼/やく(Pチ)ほるぷ出版
みんなはぱんつをはいてる?ぼくは、かっこいいぱんつをはいてるよ!
ぱんつにはいろいろ、あるんだ。おっきいの、ちいさいの、あかいの、きいろいの。
あかちゃんのぱんつは…あれれぱんつじゃない?
じぶんのぱんつはどんなの、ときになってしまうおはなし。
よみもの
『スイーツ駅伝』
二宮由紀子/作(F二)文溪堂
スイーツにも、それぞれ性格があるんです!ケーキ、和菓子、フルーツ、
コンビニの4チームが、日本一を目ざして勝負!わらっちゃって、おなかがすきます。
低学年から
『きらきらシャワー』
西村友里/作 岡田千晶/絵(F二)PHP研究所
プールのシャワーがにがてな広矢くん。もう一年生なんだから、と言われても
こわいものはこわい!でも、はっぱにのったアリをたすけてあげなくちゃ!
広矢くんはシャワーをくぐりぬけられるかな?低学年から
『ん ひらがな大へんしん!』
まつもとさとみ/作 すがわらけいこ/絵(Fマ)汐文社
なっちゃんは「ん」を書くのがにがて。
なっちゃんがろうかをスキップしていると足もとにへんなニョロニョロが!
「ん」といっしょにすごすうちに、なんだか「ん」のことがわかってきたかも?低学年から
『キダマッチ先生! 1―先生 かんじゃに のまれる』
今井恭子/文(Fイ)BL出版
カエルのおいしゃさん、キダマッチ先生はどんな病気もなおしてしまう名医(めいい)です。
アリのじいさんの足も、トカゲのおくさんの胸のいたみも、きちんとなおしてしまいます。
牧場(まきば)で子ウシがたおれているときいて、おおいそぎでむかいます。
キダマッチ先生もたいへんなことに!?中学年から
『靴屋のタスケさん』
角野栄子/作(Fカ)偕成社
1942年、東京。町の表通りに、わかい靴屋(くつや)さんがひっこしてきた。
ほそ長いせなかをいつもまるめ、ぶあついめがねをかけて、タスケさんは
ふるい靴をなおしていた。わたしはタスケさんがだいすきだった。
戦争の時代の、小さな女の子と靴屋のおにいさんのお話。中学年から
『ナイスキャッチ!』
横沢彰/作 スカイエマ/絵 (Fヨ) 新日本出版社
美術部に所属しているこころが校庭でスケッチをしているところに、
野球のボールが飛んできた。ホームランボールをキャッチしたこころを哲平は
野球部にスカウトするけど…?本当にやりたいことはなに?やりたいことに
チャレンジするお話です。高学年から
『なみきビブリオバトル・ストーリー』
赤羽じゅんこ他/作 黒須高嶺/絵(F)さ・え・ら書房
ビブリオバトルはみんなに読んでもらいたい本を紹介して、だれの本が
一番読みたいと思ったかを投票してもらうゲーム。
並木図書館に集まった4人にもそれぞれの本にこめた思いがあって…。
あなたなら、どんな本をみんなに紹介するかな?
ビブリオバトルがしたくなる一冊です。高学年から
『もうひとつのWONDER(ワンダー)』
R・J・パラシオ/作 中井はるの/訳(933ハラ)
前作WONDERのスピンオフ作品です。
いじめっこのジュリアン、幼なじみのクリストファー、同級生のシャーロット。
それぞれがオーガストと出会っておこった、なにかしらの変化とは?
オーガストを取り巻く人々のおはなしです。高学年から
『こんとんじいちゃんの裏庭』
村上しいこ/作(Fム)小学館
一緒にくらす、おじいちゃんは認知症。ある日、交通事故で意識不明になってしまった。
しかも車を運転していた人から、損害賠償請求(そんがいばいしょうせいきゅう)
されることに。「どうして?絶対におかしい!!」と、どうしてこんなことになって
しまったのか、自分で調べることにした中学生の少年。社会のしくみになっとくいかない
彼の前に、生死をさまようじいちゃんが、ふらふらあらわれたり、シリアスな問題を、
ちょっとユーモラスに、ちょっと少年探偵(たんてい)風にむずかしい問題をときあかして
いきます。高学年から
『物語の森へ』
東京子ども図書館(研究909)
東京子ども図書館のブックリストです。「とにかくこれは子どもに手渡したい」と
いう思いで作成されました。懐かしい本や、まだ知らない面白い本に出会えますよ!
件名や人(?)名など、索引も充実!「絵本の森へ」と合わせて、お楽しみください。
ちしきのほん
『はじめて見たよ!セミのなぞ』(486)少年写真新聞社
生まれてから、ずっと土の中すごすセミ。セミはいつ、どこで生まれるの?
セミの敵はだれ?なき声はきこえていても、あまり知らないセミのせいかつにびっくり!
『窓をひろげて考えよう 体験メディアリテラシー』(361)かもがわ出版
まいにちメディア(新聞、テレビ、LINE、ツィッター、インターネット)からながれてくる、
たくさんの情報。これは全部ほんとうのこと?
正しい情報でも、おおげさだったり、かんちがいがあったり。
ニュースでも、ともだちどうしの話でもはじめてきくことだったら、
「まだ、わからないね。」と考えてみよう。
まちがいをへらす「コツ」がわかる本。
『サルってさいこう!』(489)偕成社
「ほ乳類」のなかの「霊長類」のグループにはいるサル。
人とサルはにているけど、人はサルから進化したわけじゃない。でも、にているね。
サルっていったいなにもの?どんな種類がいて、どんなくらしをしているの?
サルのいろいろが、わかります。
『世界一のパンダファミリー』(489)講談社
和歌山県にある、「アドベンチャーワールド」では17年の間に、15頭の
赤ちゃんパンダが生まれ、元気にそだっています。パンダのふるさと、中国を
のぞいて、ひとつのしせつで、これほどたくさんのパンダをはんしょくさせている
ところは、世界でアドベンチャーワールドだけです。いったいどのようにして、
世界にほこる、こんなにすばらしい、パンダの大家族ができたのでしょうか。
三頭のパンダの名づけ親でもある、著者のパンダ愛がつまった一冊。
かわいい写真もいっぱいです。
あたらしく入った本(平成29年7月UP)
暑い日が続くようになってきましたね。
夏バテしていませんか?
体に気をつけて、楽しい夏をすごしましょう!
えほん
『うみがめぐり』
かわさきしゅんいち/絵と文(Pカ)仮説社
ウミガメの赤ちゃんが、めざす海。さまざまな生き物がダイナミックに描かれています。
まるで墨絵のような勢いのある絵に圧倒されます。
『ちかてつライオンせん』
サトウマサノリ/作(Pサ)パイインターナショナル
きょうも えきのホームに やってきた ライオンせん! どうぶつたちが のりこんだら しゅっぱつ!
つぎのえきも ライオンえきちょうは おおいそがし。 でんしゃは ぶじに しゅうてんへ とうちゃく。
おやおや、ここは…?
『つかまるわけないだろ!』
ティモシー・ナップマン/文 シモーナ・チラオロ/絵(Pチ) 徳間書店
ねこのトムが どれだけ おいかけても、ねずみのジェイクは ぜったい つかまりません。
「だって せかいいちあしが はやいんだから!」きつねも、おおかみも、くまも、ジェイクをつかまえられません。
もどってきたジェイクに トムが はなしたのは どんなこと?
『あめがふるふる』
田島征三/作 (Pタ) フレーベル館
あめのひ、ネノちゃんとキフくんはふたりでおるすばん。あめが ふるふるふる。
まどのそとにはカエルやオタマジャクシ、カタツムリがやってきて、おいでよとさそいます。
ふたりもきがつくと、まどのそと。あめが ふるふるふるふるふる。
あめはどんどんっふってきて、まるでみずのなかにいるみたい。
バッタやカマキリ、トカゲ・・・みんなが、たすけてといっています。ふたりは・・・。
あめのひが、たのしくなるおはなし。
『くまのまあすけ』『まあすけのぼうし』
馬場のぼる/作 (Pハ) ポプラ社
もりにすんでいる こぐまのまあすけ。
ふわふわとんでいるふうせんをおいかけたり、じてんしゃのれんしゅうをしたり。
まあすけとまわりのみんなの、たのしくおだやかなまいにちの
おはなし。ほっこり、やさしいきもちになれます。「11ぴきのねこ」の作者の新装版の絵本。
『しんごうきピコリ』
ザ・キャビンカンパニー/作・絵(Pサ) あかね書房
しんごうきピコリ!あおになりました。あおは「すすめ」。くるまはすすみます。
きいろやあかだと、くるまはどうするかな?あれれ?こんどはピンク、きみどり、むらさき・・。
いろんないろのしんごうがでてきたよ。どうなっちゃうの!?たのしいしんごうのおはなし。
『フワフワ』
おおなり修司/文 高畠那生/絵(Pタ) 絵本館
フワフワ、シュポ、ハックション!フワフワとんできた、
だちょうのはねからはじまるおおそうどう!
『しょうぎのくにのだいぼうけん』
中倉彰子/作 福山知沙/絵(Pフ) 講談社
14歳のプロ棋士がかつやくして、将棋をやってみたいと思った人。
まず、この絵本はどうですか?
おはなしをよんでいくと、将棋のこまのうごかし方がわかっちゃいます!
『ひとりになったライオン』
夏目義一/作(Pナ) 福音館書店
こちらをじっと見る、一頭のライオン。
写真のようなリアルな絵で、若いライオンの成長をえがきます。
リアルなのにクスっとわらえる、ふしぎな絵本。表紙、裏表紙も、しっかり見てくださいね。
『ゆうかんなねこ くろすけ』
エド・ヴィアー/作(Pウ) WAVE出版
ねこのくろすけは、かわいいけど、ゆうかん!リボンよりマントがすき。
でもじつは、ねずみをみたことがないのです。
かいぶつならしってるんだけどなあ・・・。
『きゃべつばたけのぴょこり』
甲斐信枝/作(Pカとも) 福音館書店
きゃべつのはっぱの裏にくっついているへんなもの、ぴょこり。
雨が降ってもぴょこりははっぱの裏から動きません。
しかし雨上がりの朝、ぴょこりの背中がわれて大空へと飛び立ちます!
『ちいさなかえるくん』
甲斐信枝/作(Pカとも) 福音館書店
ちいさなかえるくんがごちそうをもとめて飛び回ります。
おなかはぺこぺこなのに、失敗ばかり・・・。
かえるくんはぶじにごちそうにありつけるのでしょうか?
『ねぇ、しってる?』
かさいしんぺい/作 いせひでこ/絵(Pイ) 岩崎書店
もうすぐ家に赤ちゃんが来る、けいたくん。
ぞうのそらさんとおにいちゃんになる日をまっています。
でもおにいちゃんになってみると・・・。
『おぼろ月のおさんぽ 「銀色」』
ウォルター・デ・ラ・メア/詩 カロリーナ・ラベイ/絵(Pラ) 岩崎書店
みんながすっかりねむりについたころ、お月さまがぎんのくつでそっとおでかけ。
しずかなぎんいろのひかり。きがついた妖精たち、どうぶつたち、こどもたち。
そっとあとをついていくと・・・。きれいな夜のおはなし。
あかちゃんえほん
『ママのて』
やまもとゆうこ/作(Pヤあかちゃん) こぐま社
ママのてぎゅっぎゅっ、なにしてる?おにぎりできた
もぐもぐもぐ・・・。まほうつかいみたいなママの手。
ママの手がしてくれることはなんだってうれしいね!
よみもの
『時知らずの庭』
小森香折/作(Fコ) BL出版
「時知らずの庭」には、そこにしかない不思議な植物がたくさんある。
リスのホップは、そんな庭を手伝うことになりました。見習い庭師のホップには、ちょっと大変すぎるかも。
不思議な植物たちをお世話するには、どこかのだれかを見つけなくてはいけないのです。
はてさて、見習い庭師はうまくやれるかな? 高学年から
『キキとジジ』
角野栄子/作 (Fカ) 福音館書店
魔女の宅急便シリーズの特別編、第2弾!キキが生まれた時から物語は始まります。
ちっちゃなキキは、いつ魔女になったのでしょう。
そしてジジは、どうやって魔女の猫になっていくのでしょう。
とっても気になる、キキとジジの最初のおはなしです。 中学年から
ちしきのほん
『鳥の巣つくろう』
鈴木まもる(488) 岩崎書店
ふわふわの鳥の巣、とげとげの鳥の巣。
鳥たちと同じように枝や草をひろって、オリジナルの鳥の巣を作ってみない?
鳥の気分になれるかも。
『乳幼児おはなし会とわらべうた』
落合美和子/著(015研究) 児童図書館研究会
長年活動している「児童図書館研究会」による、長年の実践をまとめた本です。
図書館や児童館の職員は必読。子育て中の方にもぜひ読んでほしい本です。
『かこさとし 子どもと遊び、子どもに学ぶ』
(726研究)
昨年90歳になったかこさとしさん。
若いころの写真や絵、記録、インタビューなどが満載です。
その幅広さ、洞察の深さに感動します。
『深読み!絵本「せいめいのれきし」』
真鍋真/著(457) 岩波書店
バージニア・リー・バートンの絵本『せいめいのれきし』は2015年に改訂版が出版されました。
初版から50年の間に研究が進み、新しい発見が数多く出たためです。
その監修をした国立科学博物館の恐竜博士が絵本の見どころを教えてくれます。
フルカラーでワクワクする本、親子で楽しんでください。
『コロコロドミノ装置』
野出正和/著(750) いかだ社
トイレットペーパーやラップのしん、ティッシュのはこで、かんたんにピタゴラスイッチが作れちゃうぞ!
夏休みにチャレンジしてみよう!
あたらしく入った本(平成29年 5月up)
天気のよい日はこかげの下で、本をよむのもいいですね。
えほん
『なりたがりやの くも』
しらいしかずこ/文 ゆむらてるひこ/絵(Pユ)Pヴァイン,日販アイ・ピー・エス
伝説の詩人と、伝説のアーティストが組み、文も絵もギリギリまで
そぎ落とした、究極にシンプルで豊かな絵本。
1978年に出版されたものの復刊です。
『てのりにんじゃ』
山田マチ/文 北村結花/絵(Pキ)ひさかたチャイルド
てのひらにのるほど小さい、てのりにんじゃ。よーくかんさつしてみよう!
おせわをすると、いっしょにしゅぎょうしてくれたり、
ピンチにたすけてくれたりするよ。
『走れ!!機関車』
ブライアン・フロッカ/作・絵(Pフ)偕成社
昔、アメリカを東から西まで移動するのは、長い長い大変な旅でした。
長い一本の線路がつながるまでは…。乾いた大地を走る、真っ黒な機関車。
走る音や熱い空気まで感じられるようです。
まるで本当に旅をしているような気分になれますよ!
『ぼくの草のなまえ』
長尾玲子/さく(Pナ)福音館書店
庭でみつけた一本の草。これはなんて名前かな?おじいちゃんに聞けばわかるはず!
読むうちに草を調べるコツがわかる、大人もふむふむの絵本です。
『わたしだけのものがたり』
パメラ・ザガレンスキー/作・絵 (Pサ)フレーベル館
物語が大好きなエミリー。ある日、借りてきた本は、文字がぽろぽろとこぼれ落ちて、
絵だけになってしまいました。どんな物語かわからなくて悲しむエミリー。でも、物語を
想像してみると、どんどん楽しくなってきて…。
『どうして そんなに ないてるの?』
いしずまさし/作・絵(Pイ)えほんの杜
泣きぐずる赤ちゃんを前にすると、どうしていいかわからない…。
途方に暮れてしまいそうな時もありますが、この絵本を読むと
「ほっ」と気持ちがなごむかも。絵本は、子どもだけの物ならず。
大人だって絵本に癒される瞬間がありますね。
『からだ♡あいうえお』
中川ひろたか/文 佐々木一澄/絵 吉澤譲治/原案(Pサ)保育社
「あしはだいにのしんぞうだ」、「いちょうがげんきでいいちょうし」・・。
子どもたちにからだやけんこう、びょういんについてなど、かんけいすることばを
あいうえおじゅんに、わかりやすいイラストでかかれている絵本です。
『きゅうきゅうばこ 新版』
やまだまこと/ぶん やぎゅうげんいちろう/え(Pヤとも)福音館書店
「小さいケガのとき、しょうどくはしない」って、知ってましたか?
かがくのとも『きゅうきゅうばこ』が最初にしゅっぱんされた
1987年と今では、ケガのなおしかたがちがってきているのです!
この本をよんで、かぞくでべんきょうしてみてね!
『おいしそうなしろくま』
柴田ケイコ/作(Pシ)PHP研究所
おいしいものがだーいすきなしろくまは、じぶんが、おいしいもののなかに
はいってみることにしてみたよ!しあわせそうなしろくまの絵を楽しんで!
わたしは、にくまんとパンのページがおすすめ!
『にょっ!』
ザ・キャビンカンパニー/作(Pサ)小学館
ここはうみ。ひろくふかいうみ。「にょっ!」と、とびだしてきたあれ、なあに?
にんぎょのポニーテール?かぶとむしのつの?また、なにかがとびだしてきた。
「にょっ!」、「にょっ!」、「にょっ!」・・・。つぎからつぎへ、どんどん
とびだしてきた!あれ、なんだとおもう?
『いすにすわってたべなさい。』
平田昌広/作 平田景/絵(Pヒ)国土社
「いすにすわってたべなさい。」あをたすと・・・。「あいすにすわってたべなさい。」
1字たすといみがかわる、ことばのたしざんえほん。どこに1字たしたらいみがかわるかな。
かんがえながらさあ、よんでみましょう。
『ばあばは、だいじょうぶ』
楠章子/作 いしいつとむ/絵(Pイ)童心社
つばさは、ばあばがだいすき。学校からかえると、まず、ばあばのへやにいく。
さかあがりができなかったり、けいさんもんだいがとけなかったことも
「うんうん」ってきいてくれて、いつもいってくれる。「つばさはだいじょうぶだよ」って。
あたまをなでてくれる。だからだいすき。でもそんなばあばが、すこしずつ、
「わすれてしまう」びょうきになってしまった。 ぼくはどうしたらいいんだろう・・。
『マロンちゃん カレーつくってみよう』
西村敏雄/作 (Pニ) 文溪堂
おおきくなったら、レストランのシェフになりたいマロンちゃん。
オジーおじさんとかれーづくりをはじめます。
ざいりょうをトントンきって、おなべでコトコト、グツグツ、おいしくなーれ。
おなかいっぱいたべていると、いいにおいにつられて、ごきんじょさんがやってきました。
『とのさま1ねんせい』
長野ヒデ子・ホンダカヨ子/作・絵 (Pナ) あすなろ書房
あそぶのがだいすきなとのさま、1ねんせいになるのがいやでかくれてしまいます。
「どうしていやかなあ」きゅうしょくやせんせいのはなしをしているうちに、けらいたちも
1ねんせいになりたくなりました。よし、ランドセルつくりだ!
『あかですよ あおですよ』『あさですよ よるですよ』
かこさとし/さく(Pカ赤ちゃん絵本)福音館書店
かこさとしさんの昔の絵本が復刻しました!読み聞かせにもぴったりです。
読んだあとも、じっくり絵を見てくださいね。
『ことばのひろば ふ・ふ・ふ』
梅田さとえ/さく 多田ヒロシ/え(Pタ赤ちゃん絵本)廣済堂あかつき
「ふ」は、「ふわーっ」とふくらむ、ふうせんの「ふ」。「ふわふわふわ」と、とんでった「ふ」。
「ふっ」とかまどをふいたら「ふっ」、「ふっ」、「ふっ」、「ふわーっ」とふきこぼれた。
どんどんことばがつながる「ふ・ふ・ふ」のおはなし。
「は・は・は」につづいて、ことばあそびがたのしい、ことばのひろばシリーズです。
よみもの
『ふたりユースケ』
三田村信行/作(Fミ)理論社
お父さんの転勤で引っ越した小川ユースケ。この町には、伝説の神童とよばれた
大川ユースケという男の子がいたらしい。まちのみんなは「うまれかわりだ!」と
おおさわぎ。ぼくはぼくなのに。でも、ぼくにそっくりなユースケって、どんな子
だったんだろう。すこし知りたくなった。中学年から。
『ネコの家庭教師』
南部和也/さく(Fナ)福音館書店
おてんばがすぎて、おしろをおいだされてしまったトリア姫。
森でひろった白ネコのべスが家庭教師となってトリア姫はどんどんかわっていきます。
おとなとネコと子どものやりとりが楽しいよみもの。中学年から。
『僕は上手にしゃべれない』
椎野直弥/著(Fシ)ポプラ社
話したくても言葉がでてこない、言葉がつっかえてしまう吃音(きつおん)の悠太。
みんなにバカにされたり、笑われたりするのは嫌だ。治せるものなら治したい。
思いきって放送部に入部したけど、部長たった一人だけ?新部員の古部(こべ)さんと
練習をすることになったけど…。自分をそのままで受け止めてくれる人がいるから
変わることができる。そんな強さと優しさに気づく物語です。10代から
『おばけ遊園地はおおさわぎ』
柏葉幸子/作 (Fカ) ポプラ社
小学校5年生のまひるが館長をしているおばけ美術館。
このごろ、夜中に赤ちゃんの泣き声がきこえてくるといううわさがひろがっている。
まひるがおばけたちにたずねると、にんげんの赤ちゃんのベビーシッターをしているという。
そのわけは…。おばけ美術館シリーズ、第5話。中学年から。
ちしきのほん
『つくろう!プラレールレイアウト』 (507)ポプラ社
プラレールの線路の組みかたや、まちのつくりかたまで、いちから教えてくれるよ!
『先生が本(おはなし)なんだね』
伊藤明美/作 小澤昔ばなし研究所(015)研究
長年、語り(ストーリーテリング)を行ってきた著者が、子どもがいかに「おはなし」を
楽しんで聞くか、どのように子どもと対するか、などを紹介しています。子どもに
「先生に本はいらないんだね。先生が本なんだね」と言われたら、語り手冥利につきますね
『どうぶつの描き方100』
(725)グラフィック社
イヌをかいてみたいけど、じょうずにかけない。パンダやとりもかいてみたい。
もっといろいろなどうぶつをかいてみたい・・・とおもっているあなた。
だいじょうぶ!きっとじょうずにかけます!この本は絵がにがてなひとのみかたです。
『5回おったら完成!へんしんおりがみ』
(754)朝日新聞出版
1枚のおりがみを5回おっただけで、できるおりがみの本。さくひんのむきをかえたり、
さらにおったりするとびっくりだいへんしん!べつのさくひんにはやがわり。ふりがなつきで
わかりやすいので1人でもたのしくかんたんにできます。
『かがやく昆虫のひみつ』
中瀬悠太/著 野村周平/監修 内村尚志/イラスト(486)ポプラ社
コガネムシやオサムシ、ハチやチョウのなかまで、びっくりするほどきれいにかがやく虫がいる。
光る虫たちはどこにすんでいるの?なぜ光るの?「きらきら」のひみつがわかる本。
『子どもの本のよあけ-瀬田貞二伝』
荒木田隆子/著(909研究)福音館書店
せたていじ、という名前に覚えがない人でも、「がらがらどん」「おだんごぱん」
「ナルニア」「指輪」とくれば、よく覚えている本が1冊はあるはず。あなたの読んだ
文章を書いていたのが瀬田貞二さんです。絵本や児童文学の翻訳、紹介。民話の
発掘など、子どもの本の素晴らしさをたくさん教えてくれました。この本は、伝記であり、
子どもの本の歴史の本でもあります。『三びきのやぎのがらがらどん』は、
あの文になるまでに、何回も工夫をしてきているそうです。読んでみたいと思いませんか?
あたらしく入った本(平成29年 1月up)
あけましておめでとうございます。
2017年もみなさんとまた、
図書館でおあいできる日をたのしみにしています。
えほん
『ねこってこんなふう?』
ブレンダン・ウェンツェル/作(Pウ)講談社
しっぽをたてて、とことこあるくねこ。いぬからみるとこんなふう。
きつねからみるときっとこんなふう。ねずみからみると…。おなじねこなのにいろいろ。
あなたはどんなふうにみえているかな?
『にぎやかなえのぐばこ』
バーブ・ローゼンストック/文 メアリー・グランプレ/絵(Pク)ほるぷ出版
ロシアのお金持ちに家にうまれたワーシャ。勉強したり音楽をしたり、がまんばかりしている毎日。
小さな絵具ばこに出会うまでは。
ある日、赤色と黄色を色をまぜてみると、シューという音がきこえてきた。
絵の具で絵をかいてみると音楽がながれ…。画家のワーシャ・カディンスキーのおはなし。
『されどオオカミ』
きむらゆういち/作(Pキ)あるまじろ書房
「ウオオオオーン」バートルのすむむらでは、いつもヒツジやニワトリがオオカミにおそわれる。
バートルはいつかオオカミをやっつけるために、ボスのタオのあとをついてまわると、いがいなことがわかった。
タオもバートルのことをいつも見ていた。オオカミとにんげんといっしょに生きていくことはできないものかと
考えていたある日・・・・。モンゴルの村のお話。
『ぼくのにゃんた』
鈴木康広/作(Pス)ブロンズ新社
にゃんたはかわったねこ。にゃんたはどこにでもいる。家の中でも家の外でも、いつでもどこでも。
猫好きでもそうでなくても、つい笑ってしまうダジャレ絵本。
『まあちゃんのすてきなエプロン』
たかどのほうこ/さく(Pタ とも)福音館書店
まあちゃんシリーズの3作目です!おかあさんが作ってくれた新しいエプロン。ポケットの中には、すてきなハンカチ。
うきうき、みんなとピクニック。あれあれ?今日もふしぎなことが…?
『パン屋のイーストン』
巣山ひろみ/文 佐竹美保/絵(Pサ)河出書房新社
ふくふく、ふくらむ、おいしいパン。森のみんなが、おまちかね。つむじ風みたいな、つむじ雨。
大事なパンを焼く粉が、びしょぬれになって大変だ!おいわいのパンが焼けないよ…。
森のみんなと作るパン。イーストンはどんなパンを焼くのかな?
『キルトでつづるものがたり』
バーバラ・ハーカート/文 ヴァネッサ・ブラントリー=ニュートン/絵(Pフ)さえら書房
昔、アメリカでは動物と同じように人を売り買いしていました。そんなふうに売り買いされた奴隷(どれい)たちは、
学校へ行くこともなく、文字を覚えることができませんでした。代わりにパッチワークで物語を伝えていたのです。
今も残されているキルトには、大事な物語がこめられています。そのキルトを作ったハリエットのおはなし。
『いろがみびりびりぴったんこ』
松田奈那子/作(Pマ)アリス館
いろがみをちぎります。びり。びりびり。ちいさくちぎれたいろがみたち。こんどは、とことこ。とことことこ。
うごきだしてみんなでぴったんこ。りんご、おはなばたけ、いろんなものにだいへんしん。
さあ、いっしょにちぎりえであそぼう!ちぎりえのあそびかたものっています。
『おしりだよ』
乾栄里子 /作 西村敏雄/絵(Pニ)教育画劇
あるひ、むーちゃんがおふろでからだをあらっていると、うしろでこえがきこえてきて・・・。
そのひから、むーちゃんとおしりとのとくべつなまいにちがはじまったのです!
『ほしじいたけほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ』
石川基子/作(Pイ)講談社
しわしわでかたい、ほししいたけのおじいさんとおばあさん。でも、みんながあぶなくなると、
水につかって、ほら、ぷるぷるの若者にヘンシン!
今回は、温泉でうっかりわかがえってしまったほしじいたけ。またしても、いいところを
ほしばあたけにとられてしまったかも・・・。
『パンタロンとケーキやさん』
キャサリン・ジャクソン/文 レナード・ワイズガード/絵(Pワ)好学社
ベーカーさんのケーキが大すきな、プードル犬のパンタロン。すきすぎて、なんとかおてつだいをしたい!
と思います。パンタロンはおてつだいできたかな?
『たべたあい』
高山なおみ/文 中野真典/絵(Pナ)リトルモア
料理研究家でエッセイストの高山なおみさんの絵本。まず、表紙の絵の迫力に
ビビりますが、最後までずっとこの調子です。「食べる」というのは、ほかの命を取り込みながら
「生きる」ことなのだ、と、問答無用で語りかけてきます。
あかちゃんえほん
『ゆきみちさんぽ』
えがしらみちこ/作(Pエ)講談社
マフラーまいて、ぼうしにてぶくろ、ブーツをはいて、ゆきみちさんぽにいってきまーす。
さくさくさく。赤いつばき、きらきらつらら。そりやゆきだるま。
ゆきみちさんぽは、たのしいことがいっぱい。ざくっ、ざくっ、あそんだあとにきこえてきた音は?
ゆきの日のたのしいおはなし
『さむがりペンギン』
コンスタンツェ・フォン・キッツィング/作(Pキ)小学館
さむがりやのペンギン。あたたかくなるためにまふらーをあんだり、たきびをしたり。
スケートをしてもやっぱりあたたかくならなくて…さいごは…。あったかくなった!
こころもほっこりあたたまる本。
『すやんこすやんこおやすみなさい』
オームラトモコ/作(Pオ)すずき出版
てんとうむしさんが、かえるさんが、りすやくまさんが、ふゆじたくをはじめます。
かれはをあつめたり、はっぱをならべたりして、すやんこすやんこ。
そとはさむいふゆがやってきても、みんなあったかおふとんですやんこすやんこ。
なんだかねむーくなってくる。
『パンダなりきりたいそう』
いりやまさとし /作(Pイ)講談社
なりきりたいそうはじめるよ。りょうてをうえにあげて、ぐーんとのびて。ちゅーりっぷ、ばなな、ひこうき、
おにぎり・・・。さいごのたいそう、せなかをまるめて、まるめて、あれあれ、ころころがとまらない。
どうしよう・・・。パンダたちといっしょに、さあみんなでいっしょにへんしん!『パンダともだちたいそう』に
つづくたのしいパンダ絵本です。
よみもの
『日小見不思議草紙』
藤重ヒカル/作(Fフ)偕成社
のんびりとした城下町の日小見市には、江戸時代のころから伝わる話がある。
忠明院ね境内にねむる「たんぽぽ丸」という刀の話、草冠の花嫁の話、龍田川の話などなど。
だれも知らない、日小見の不思議な本当の五つの話。
この話を読んでもし日小見にいくことがあれば、どこに行くといいかも終わりにはかいてあります。
日小見どこかなぁ。もしかして意外にちかくにあるのかも。10代から。
『工場見学のお客さま』
みずのよしえ/作(Fミ)偕成社
町のはずれにある工場。ガタンゴトンとまいにちいそがしくはたらいています。
ここはねこたちのはたらく工場。にんげんたちにはないしょでこっそり風をつくっています。
えっ?どんな風?それは読んでのお楽しみ。
もしかしたらあなたの町でふく風もこんな工場でつくっているのかも。中学年から。
『ひかり生まれるところ』
まはら三桃/作(Fマ)小学館
生まじめな希美が神主として働いている三雲神社。神社の境内にはご神木の大きな楠がある。
ある時、楠の前に希美にしか見えない女の子のすがたが…。
主人公の希美が大人になって、中学生の時からかかえている悩みとむきあい、成長していく物語。
今いろいろなことで悩んでいる人たち、ぜひ読んで。10代から。
『X-01(エックスゼロワン) 壱(いち)』
あさのあつこ/作(Fア)講談社
人気作家あさのあつこさんの新シリーズ!
もうすぐ15歳になる由宇(ゆう)と、戦士として戦うラタ。全く違う世界で生きる二人。
しかしX-01によって、ふたつの魂が重なりあっていく…。
「戦いでは何かを創り上げることはできない。破壊のみ」と話すあさのあつこさんが紡ぐ、戦いと希望の物語。10代から
『あかりさん、どこへ行くの?』
近藤尚子/作 江頭路子/絵(Fコ)フレーベル館
ぼくのおばあちゃん「あかりさん」は、最近どこかへんだ。次々にうちにおこる小さな事件。
おかあさんから打ち明けられた、病名は「認知症」。わが家の日常はどんどんくずれていった。
あかりさんはどこへ行くんだろう。ぼくには何ができるんだろう。
認知症の祖母とその家族の物語。高学年から
ちしきのほん
『研究するって面白い!』
(402)岩波書店
あなたはリケジョですか?理系というと、それだけでなんだか難しい感じがする?いえいえ、実は面白いことだらけかもしれませんよ。
ひとつのことに夢中になるのも悪くない!働く女性もかっこいい!将来のこと考え始めたら、こんな本を読んでみるのもいいかも。
『未来のために学ぶ四大公害病』
(498)岩崎書店
みなさんが学校で学ぶ「四大公害病」「四日市公害」について、写真や絵でわかりやすく
解説した本です。公害は、むかしのことではありません。いまも、未来も、環境を守っていくために
学んでいきましょう。
『小学校の生活』
はまのゆか/絵(Pハ)学研
絵本、となっていますが、小学校の6年間を、絵で見せる本です。80ページぐらいあります。
入学、授業、行事など、こんなことをしているんだよ、ということを見せてくれます。
これから小学生になる人、もうすぐ卒業する人、みんなでわいわい楽しめます。
あたらしく入った本(平成28年 11月up)
秋もおわってだんだん冬にちかづいてきましたね。
さむい日はあたたかいへやの中でゆっくり本をよむのもいいですよ。
かぜをひかないように気をつけてくださいね。
えほん
『夢にめざめる世界』
ロブ・ゴンサルヴェス/作(Pコ)ほるぷ出版
『終わらない夜』『真昼の夢』に続く、夢のような、だまし絵のような絵本。
一枚一枚の絵を、じっくりみてください
『まどべにならんだ 五つのおもちゃ』
ケビン・ヘンクス/作(Pヘ)徳間書店
あなたのおうちの、まどのまえに、なにか小さいものをかざっていませんか?その人たち
は、まどべでずうっと「なにか」をたのしみにまっているんですよ。つぎは、なにがやって
くるかな、ってね
『ふくろうおやこ おやここうもり』
フィッツパトリック/作(Pフ)BL出版
いっぽんの木のえだ。上には、ふくろうのおやこ。下には、こうもりのおやこ。上と下とで、
それぞれじけんがおこります。字のないえほんなので、ねんれいをえらばず、楽しめます。
『あくたれラルフのハロウィン』
ジャック・ガントス/文 ニコールー・ルーベル/絵(Pル)PHP研究所
おともだちのハロウィンパーティーにいくことになったセーラとラルフ。
なかよしのふたりはおたがいのまねをしてでかけますが、ラルフはいたずらばっかり。
セーラはなきだしてしまいます。なかよしのふたり、なかなおりはできるかな。
『おおどろぼうヌスート』
高畠純子/文 高畠純/絵(Pタ)ほるぷ出版
王さまからおおどろぼうヌスートにとどいた手紙。
「なんでもぬすめるなら、わしの宝をぬすんでみよ。勝負だ!」とかいてありました。
ヌスートはあることを思いつき、返事をだしました。
さあ、この勝負、王さまとヌスートはどちらが勝つのかな?
『キリンですけど』
高倉浩司/文 丸山誠司/絵(Pマ)絵本館
キリンですけど、チーターにあこがれています。チーターになったゆめをみてじそく
100キロではしりました。でも、チーターにむいてないかも。キリンですけど、ウシにも
なってみたい・・・。ゆめのなかでいろいろなものになっているキリンのはなし。おもわず
アハハとわらってしまう。
『プーさんとであった日』
リンジー・マティック/ぶん ソフィー・ブラッコール/え(Pフ)評論社
「くまのプーさん」その名前を一度は聞いたことがありませんか?実は、本物のくまの
ウィニーがいたんです。1914年、ある兵士がこぐまに出会いました。そして、軍隊でいっ
しょにくらすようになったんです。ウィニーの名前は、大事なふるさとの名前。戦争が進む
につれて、いっしょにはいられなくなったけど、ウィニーはあのクリストファー・ロビンに出
会います。世界でいちばんゆうめいなクマ、プーさんのおはなしです。
『いたずらえほんがたべちゃった!』
リチャード・バーン/作(Pハ)ブロンズ新社
え!ウソ!ホントにたべちゃったの!?おさんぽしてたら犬がいなくなったり、救急車が
きえちゃったり、えほんが全部たべちゃった!!ありそうでなかった、おかしな絵本。
だれかこの絵本に、いたずらしちゃダメ!って言ってあげて。
あかちゃんえほん
『とりがいるよ』
風木一人/さく たかしまてつを/え(Pタ赤ちゃん絵本)角川書店
とりがいるよ いっぱいいるよ あかいとり、あおいとり、ちいさなとり、おおきなとり、
まあるいとり。いっぱいいるよ いろんなとりがいるよ はじめてのかず、いろ、おおきさに
ふれる絵本。ぜひ赤ちゃんと一緒にゆびさししながら楽しんでみてください。
『10ねこ』
岩合光昭/作(Pイ赤ちゃん絵本)福音館書店
最近、はやりのねこちゃんたち。元祖といえば写真家の岩合さん。今回も、世界中で
撮影された、かわいいねこたちがいっぱい。ページをめくるたびに1ねこ、2ねこと
増えていくかぞえねこの写真絵本です。
よみもの
『くじらのくじらん』
市川宣子/作(Fイ)リーブル
海のそこでバナナをみつけたくじらのくじらん。
くじらんはバナナをお月さまだとおもって、
空にふきあげました。ところがお日さまはしらんかお…。低学年から
『世界一の三人きょうだい』
グードルン・メプス/作(943メフ)徳間書店
両親とはなれて、大学生のお兄ちゃんのアパートで一週間くらすことになった、三年生の
女の子マキシと弟のレオン。三人だけでくらすのはちょっと大変かな…。でも、はじめての
ことばっかりで楽しいかも!歳の差があるきょうだいって、こんな感じ?中学年から
『もりモリさまの森』
田島征三/作 さとうなおゆき/絵(Fタ)理論社
おじいちゃんに届いた葉っぱの手紙。動物になってしまったリンタロウたち。けずられて
いく山。ケモノたちといっしょに人間と闘うことになってしまい…。
絵本をたくさん描いている田島征三さんが、20年かけて書いた、初めての児童文学です。
田島さんが子どもの頃に体験した、団地の開発が元になっています。高学年から
『星になった子ねずみ』
手島悠介/作 岡本楓子/絵(Fテ)講談社
子ねずみのチッくんは、日本がむかし昭和の戦争をしていたころに、鹿児島の飛行場で
生まれました。いつもやさしくしてくれた特攻隊員のパイロット、千倉少尉(しょうい)の
手紙を届けるために鹿児島から東京へむかいますが、待ち受けていたのは焼夷(しょうい)
弾の嵐で・・・。戦争中のこどもたちのこと、神風特攻隊員の青年たちのことを伝える物語。
やさしい絵とわかりやすい文章で書かれています。高学年から
『昔話法廷』
今井雅子/原作 NHKEテレ「昔話法廷」制作班/編(F)金の星社
これから3つのふしぎな裁判がおこなわれます。被告人は『三匹のこぶた』のコブタ、
『かちかち山』のウサギ、『白雪姫』の王妃。いったいどんな裁判になるのでしょうか。
あなたも傍聴(ぼうちょう)席でいっしょに裁判を見守りましょう。昔話の登場人物たちを
現代の法律で裁(さば)く「昔話法廷」開廷(かいてい)!高学年から
ちしきのほん
『世界の恐竜MAP』
(457)エクスナレッジ
最新の調査記録によるデータから、世界の地図と、、そこで見つかった恐竜を、
こまかく、かっこいいイラストでえがいてあります。一家に一冊ほしい!
さいごの、さくいんページをぜひみて!
『その道のプロに聞くふつうじゃない生きものの飼いかた』
(480)大和書房
サソリ!?そんなもの飼えるの?買ってきたアサリ、ウズラの卵をふ化させて・・・。
さあ、どんなものでも飼ってみましょう!
『さかなクンの一魚一会(いちぎょいちえ)』
さかなクン/作(289サ)講談社
テレビで、楽しそうにお魚の話をしているさかなクン。子どものころはどんなふうだった?
高校や大学へ進学するときは?とってもゆかいで夢中な人生。進路に迷っている人は
ぜひ読んでみてね
『こどものとうひょう おとなのせんきょ』
かこさとし/作(314)復刊ドットコム
1983年の本の復刊です。選挙とは?投票とは?民主主義とは?すべてひらがなで
書かれていて、絵本のよう。でも、本当に大切なことが書いてある。『からすのぱんやさん』
のかこさとしさんが、「少数でもすぐれた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい
多数派が学び、反省する、最も大切な『民主主義の神髄』をとりもどしたいという願いで
かいたものです」と語っています。1983年から、わたしたちは成長したでしょうか?
『みんなのおりぞめ』
(753)仮説社
和紙を半分におって、また折ってまた折って…。折ったかどを染料につけて広げて
みると…!びっくり!きれいなもようが紙いっぱいにあらわれます。色をかえたり、折り方
をかえてみたり、いろいろためしてみてね。そめた紙で作るグッズものっています。
あたらしく入った本(平成28年9月UP)
あつい夏もすぎて、少しずつすずしくなってきました。
秋はおいしいたべものがいっぱいありますが、
ついついたべすぎておなかをこわさないようにきをつけてくださいね。
えほん
『ぼくのいちにちどんなおと?』
山下洋輔/文 むろまいこ/絵(Pム) 福音館書店
こうちゃんがあさおきて、かおをあらいます。ぴちゃら、ぱしゃら、ぺしゃら、ぷるるる・・・。
ごはんをたべて、学校へ。すると、にゃごら、にゃごろ、きばがきかて、ほらおん、ほらおん、ぐわわ・・・。
ねこと、いぬが、けんかのまっさいちゅう。いえへかえって、ぽしゃらだ、ぱしゃら、ぺしゃら・・、みずまき
をしていると、ままもめ、むめめ、むかもかめか。なんだかママがおこっています。
こうちゃんのいちにちは、音でいっぱい。あなたのまわりの音はどんなかな?
『おたのしみじどうはんばいき』
宮地和代/作(Pミ) アリス館
「なにがでるか おたのしみ」とかいてあるじどうはんばいき。
のどがかわいたから、ジュースがのみたいなあと、1のぼたんをおすといちごがごろごろ。
なんだかへんだな、と2のぼたんをおすと、びっくり!にんじゃがいっぱいでてきた。
さあ、ほかのぼたんからは、いったいなにがでてくるかな?
『ジャック船長とちびっこかいぞく』
ピーター・ベントリー/文 ヘレン・オクセンバリー/絵(Pオ) BL出版
ジャックとザックとカスパーのさんにんぐみ。
おそれをしらないうみのゆうしゃは、すなはまでかいぞくせんをつくっている。
できあがったかいぞくせんにのって、ジャックせんちょうはさけぶ。
「いかりをあげろ!」。マストにかぜをうけ、さんにんぐみはせかいじゅうへしゅっぱつ!
さんにんの、たのしいぼうけんのおはなし。
『ぶきみなよるのけものたち』
ジアナ・マリノ/作(Pマ) BL出版
まっくらやみのなか、ぶきみなよるのけものたちが、うろついている。こわい。こわい。
アウーーアウアウアウーーー。ぶきみなこえもきこえてくる。
こわくてこわくて、けものたちはみんないっしょに、ぶきみなよるのけものからにげまわる。
パチッ。きゃーっ!とつぜんあかりにてらされたのは・・・・?だれ?
『小さなサンと天の竜』
チェン・ジャンホン/作(Pチ) 徳間書店
『ウェン王子とトラ』などのチェン・ジャンホン新刊。
できるわけない、と言われたことに立ち向かい、やがて山を動かした小さなサン。
迫力ある竜、そしてサンのまっすぐな目がこちらに向かってくるようです。
『スタジオジブリの乗りものがいっぱい』
(Pにんき者) 徳間書店
メーヴェ、ガンシップ、ゴリアテ、サボイアS‐21・・・これでワクワクした人へおすすめ!
ジブリアニメの、機械の乗り物だけを集めた絵本です。もちろんハウルの城も!
『とうきび』
クォン・ジョンセン/詩 キム・ファンヨン/絵(Pキ) 童心社
たのしみにそだつのをまっていた、とうきび。せんそうがおきて、ぼくたちは
とうきびもすててみしらぬとちへにげることになった。作者のクォン・ジョンセンが
小学生のときに書いた詩を日・中・韓平和絵本シリーズにてしゅっぱんされました。
『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』
エミリー・ジェンキンス/文 ソフィー・ブラッコール/絵(Pフ) あすなろ書房
ブラックベリー・フールってなあに?見れば見るほど、おいしそう!
昔は作るのもたいへんだったんだね。今なら、すぐに作れそう?
ちゃんとレシピものっていますよ。
『ハワイ島(しま)のボンダンス』
いわねあい/ぶん おおともやすお/え(Pオ) 福音館書店
日本の夏といえば、花火や祭りに、盆踊り。ハワイに、盆踊りそっくりな
ボンダンスがあるのを知っていますか?先祖に感謝をして、いっしょに
楽しむのがボンダンス。日本のお盆と同じですね。
絵本を読みながら、ハワイのボンダンスをのぞいて見てみましょう。
『がらくた学級の奇跡』
パトリシア・ポラッコ/作(Pホ) 小峰書店
ピーターソン先生の特別クラスは「がらくた学級」。私も新学期からこの
クラスに入った。ちょっとかわった子が多いクラス。がらくた置き場の
ゴミクズみたいだから、そんな風に呼ばれるのかな。ちがうよ、本当は
もっとちがう意味があるんだよって、教えてくれたのはピーターソン先生だった。
人と違うことに不安になった時、そっと背を支えてくれるおはなしです。
あかちゃんえほん
『ぞうちゃんのいやいや』
三浦太郎 /作 (Pミ赤ちゃんえほん) 講談社
ぞうちゃんのきらいなものはぜんぶ「いやいや」
すきなものは?おしゃべりがすこしできるようになった子どもたちにぴったりの絵本です。
よみもの
『ツトムとでんしゃのカミサマ』
にしかわおさむ/文・絵(Fニ) 小峰書店
えをかくのがだいすきなツトム。きょうも、だいすきなおばさんのうちへなにかを
だいじそうにもってやってきますが・・。「スズメのおんがえし」など、ツトムとたくさんの
おともだちとのたのしいおはなしが6つのっています。低学年から
『ペットのきんぎょがおならしたら・・・・・・?』
マイケル・ローゼン/作(933ロセ) 徳間書店
子いぬがほしくてたまらないエルビー。ところがある日、ママがつれてかえったのは、なんときんぎょ!
しかたがないのでエルビーはきんぎょに「フワフワ」というなまえをつけていぬのげいを
おしえることにしますが・・。エルビーときんぎょのフワフワのあかるくゆかいなものがたりです。低学年から
『七十二歳の卒業制作』
田村せい子/作(Fタ) 福音館書店
たったひと月しか通えなかった中学校。63歳の田村さんは
<やっと自分の番が来た>と、夜間中学校に入学し、高校・大学まで進みます。
そして、児童文学作家の富安陽子さんの教室で書いた、小説の数々が本になりました。
戦後の懐かしい景色が目に浮かぶようです。十代から
『なきむしこぞう』
今村葦子/さく 酒井駒子/え(Fイ) 理論社
しずかな、なつの、ゆうがた。そっと、いえでをした、ぬいぐるみの、
ぞうと、きりんと、らいおん。あのこが、あんまり、かってばかりするから、
いやになって、いえでをしたのです。でも、あのこが、なきながら、よんでいるときいて…。
ぬいぐるみたちの愛らしさ、あのこの寂しそうな姿に胸がきゅっとします。低学年から
『せなか町から、ずっと』
斉藤倫/著(Fサ) 福音館書店
不思議な形をした、せなか島。そこに暮らす人たちの、ちょっぴり不思議なできごと。
想像してみて。風があるのにちっともゆれないカーテン、いつも走り回って名前をおとしてしまった女の子、
カウボーイが見たまっしろな夢…。詩人が書いた、想像の扉を開くような物語です。中学年から
『カルペパー一家のおはなし』
マリオン・アピントン/文(933アヒ) 瑞雲舎
ルイス・スロボドキンの絵もかわいらしい、紙人形の家族のおはなしです。
家のすみに作られたカルペパーさんのおうち。そこから始まる家族のくらし。
子どもが見つからなくなったり、旅行に出かけたり、びっくりするような知り合いができたり…。
カルペパーさん一家は、きょうは、なにをしているのかな?中学年から
ちしきの本
『まちのしくみ』
(307) 東京書籍
まいにちたくさんの人たちがつかっている駅。駅員さんや駅長さんは、どこでどんな仕事をしているの?
みんながだいすきな、回るおすしはどんなふうにつくられているの?
動物園の動物たちはなにをたべているの?びょうきになったときはどうするの?
みんなの知らないバックヤードのひみつが、よーくわかります。
『チリメンモンスターのひみつ』
(667) 偕成社
まだまだ、いるいる!チリメンモンスター!
チリメンジャコを買ってきたら、探して、見つけて、食べちゃおう!
『サメのひみつ10』
(487) ブックマン社
クイズ!サメのなかまはどれ?①クジラ②イルカ③エイ
どれだと思う?答えは本を開けばすぐわかるよ。
サメのすごさ、サメの不思議がつまった一冊。写真がけっこう怖いのです…。
あたらしく入った本(平成28年7月UP)
たのしい夏休みと、ちょっとイヤなしゅくだい…。
夏のスケジュールをたてて、いっぱいいっぱいたのしもう!
えほん
『おかんとおとん』
平田昌広/ぶん 平田景/え(Pヒ) 大日本図書
ねーねー、おとんは どうして おかんと けっこんしたん?
ねーねー、おかんは どうして おとんと けっこんしたん?
やっぱり それは…?照れくささと、おもしろさがつまった絵本です。(い)
『おはなをあげる』
ジョナルノ・ローソン/作 シドニー・スミス/絵(Pス) ポプラ社
お父さんといっしょに歩いていく女の子。白黒の世界の中で、少しずつ増えていく色。
それは女の子がひろった花の色。ひろった花を、だれかにあげていくと…。
文字のない絵本だからこそ、想像が広がります。(い)
赤ちゃんえほん
『まだかな まだかな』
竹下文子/作 えがらしみちこ/絵(Pエ) ポプラ社
まだかな まだかな もうくるかな おかあさん。ねこもコアラも、あしかも、
にんげんも、こどもたちはみんなおかあさんをまっています。こどもたちの
だいすきとおかあさんのだいすきがいっぱい、いっぱいつまっています。(か)
『ちっちゃいさん』
イソール/作(Pイ) 講談社
ある日、とつぜんやってくる「ちっちゃいさん」は、とってもふしぎ。とってもかわいい。
アルゼンチンの作家による、ユーモアあふれる赤ちゃん誕生の絵本。
子どもが読んでも、親が読んでもすてき!(ち)
『おならしりとり』
tupera tupera/著(Pツ) 白泉社
出ました!tupera tuperaの新しい本!今度は「おなら」でしりとり。
こんな「おなら」あるかしら?どんな形をしているかしら?
どんどんつづけて『おならしりとり』!みんなで一緒に考えてみて。(い)
よみもの
『くろグミ団は名探偵』
ユリアン・プレス/作・絵(943フレ) 岩波書店
まちがい探しが好きなアナタ!でも、長いおはなしの本は苦手なアナタ!
この本をおすすめします!イラストにかくされたヒントを見つけながら、
主人公たちといっしょに謎を解いていきましょう。
この本を読み終えたら、長いおはなしを読むのも、少し平気になるかも?
姉妹編の『くろて団は名探偵』も、ぜひ。 10代から(い)
『穴の本』
ピーター・ニューエル/作(933ニユ) 亜紀書房
男の子が銃をいじくっていたら、たまがとびだした!
時計をうちぬき、壁を穴をあけ、いろんなものに穴をあけて世界一周!
本当に、本に穴が開いているんですよ。
懐かしい絵柄に大人もひきよせられます。 中学年から(い)
ちしきの本
『博物館のひみつ』
(069) PHP
本物みたいな、いろんな生き物の標本や骨がおいてある博物館。
どんな仕事をしてる?どうやって作ってる?四日市市立博物館でも、こんなお仕事しているのかな。
もっと博物館がおもしろくなる本です!(い)
『図書館のひみつ』
(010) PHP
図書館のしくみや、図書館の人がいつもしている仕事について、かなりくわしくしょうかいされています。
本が好きな人、図書館ではたらいてみたい人、いちどよんでみてね。(ち)
『シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫』
岡谷公二/文 山根秀信/絵(289) 福音館書店
100年ほど前のフランス。空想の大好きなシュヴァルは、郵便配達をしているとき、
あるものを発見しました!そして、たった一人で作り上げた宮殿のみごとなこと!
今でもフランスの文化財として残っているそうです。いつか見に行ってみたい!(い)
『ビジュアルデータブックにほんの地理』
(291) 学研
ほそながいかたちの日本。北と南では、海にすんでいる魚や作物もちがいます。
日本でいちばん高い山は?いちばん長い川は?食べているものは?どんな名字がおおいの?
国土や自然、産業や交通、文化まで、日本のいろいろがわかります。(の)
『小説・マンガで見つける!すてきな仕事』全5巻
(366) 学研
仕事から、読みたい本を探す?読んだ本から、仕事を探す?
保育士や鉄道員などの『①ささえる』、医師、消防士などの『②まもる』、
パティシエやコンシェルジュの『③もてなす』、農家や職人、技術者の『④うみだす』、
マンガ家やスポーツ選手、芸術家の『⑤つたえる』。
『宇宙兄弟』『舟を編む』など、最近のマンガや小説でえがかれたさまざまな「仕事」が紹介されています。(ち)
『絶滅から救え!日本の動物園&水族館』全三巻
(480) 河出書房新社
絶滅してしまったら、もうニ度と、会うこと・見ることはできなくなってしまいます。
知らなかったけど、絶滅しそうな動物たちがこんなにいます。
この動物も?あの動物も!?鳥羽水族館や東山動物園でも、会うことができるのに?
今、会いに行かなくては!そして、どうしたら守れるのか調べに行こう。(い)
『ウナギのいる川いない川』
内山りゅう/著(487) ポプラ社
レッドリストにのるほど数がへってしまったニホンウナギ。
そもそもウナギはどこに住んでるの?どうやって大きくなる?
日本人がウナギを食べはじめたのはいつから?まだまだ研究は進んでいます!(い)
『アリとくらすむし』
島田たく/写真・文(486) ポプラ社
あちこちでみかけるアリ。じつはアリはいろんな虫とくらしている。
アリからえさをもらうアリヅカコオロギ。アリにあまいしるをくれるアブラムシ。
アリをたべようとするクモのなかまやアリクイエンマムシ。
アリとおたがいにたすけあってくらす虫もいっぱい。アリのひみつをしりたい人は、ぜひよんでね。(の)
『おおふじひっこし大作戦』
塚本こなみ/文 一ノ関圭/絵(627) 福音館書店
藤の花を見たことがありますか?むらさき色の花が枝からおりてきて、とてもきれいですね。
その枝は屋根のように広がって、藤棚(ふじだな)とよばれます。
そんな大きな木を、別の場所へひっこすのは大変!
さてさて、上手にひっこしできるでしょうか…?(い)
『伝記を読もう いわさきちひろ』
松本由理子/文(726) あかね書房
「おふろでちゃぷちゃぷ」や「窓ぎわのトットちゃん」の絵など、
だれもが赤ちゃんのときからいちどは見たことがある絵ではないでしょうか。
では、この絵をかいた人はどんな人だったかしっていますか?
子どもたちのしあわせと平和をねがいつづげた、画家いわさきちひろの人生をしょうかいします。(か)
『こどもがつくるはじめてのこうさく』
(750) 高橋書店
つくることはむずかしい…。とおもっているひと、いませんか?
だいじょうぶ。ペットボトル、ストロー、せんたくばさみ、アルミホイル、あきばこ。
いえのなかにあるもので、いろいろなものがつくれてあそべます。
かんたんにつくれてあそべてしまうアイディアがいっぱいの本。
「あっ、いいことおもいついた。」とおもったら、とりあえずつくってみよう。(の)
あたらしく入った本(平成28年5月up)
外へお出かけするのも気持ちのいい季節です。
おでかけ先に、としょかんはいかが?
えほん
『北をめざして』
ニック・ドーソン/さく パトリック・ベンソン/え(Pヘ)福音館書店
地球の一番北、北極にはたくさんの動物がいます。そして北極をめざす動物たちも。
広い海、広い空をわたって、彼らは移動していきます。大きな都市の近くを通ることもあります。
そんな彼らの姿を、色えんぴつの優しいタッチで、でも力強く描いた絵本です。(い)
『のっぽのスイブル155』
こもりまこと/作(Pコ)偕成社
古い古いみどりいろのブルドーザーのスイブル。さびだらけで、うごくかどうかもわからない。
ある日、修理されてピカピカになったけど、長いえんとつは何のため?ぼくの仕事は何だっけ?
工事の車が好きな人はぜひ!こんなブルドーザー見たことないと思いますよ。(い)
『「やだ」っていったら、どうする?』
モーリーン・ファーガス/文 チン・レン/絵 (Pレ) 株式会社ワールドライブラリー
子どもに「やだ」って言われると、カッカするか、ため息が出てしまう…。
そんなお父さんお母さん、ちょっとこの本を読んでみませんか。
ここまで気長には付き合えないけど、
たまにはじっくり想像の世界へついていってあげてもいいかも…と思えるかもしれません。(い)
『あしたがすき』
指田和/文 阿部恭子/絵 (Pア) ポプラ社
震災のあと、岩手県釜石市に作られた「こすもす公園」。
手づくりのブランコやすべり台に、子どもたちは大喜びでした。
でも、目の前にある工場の大きな壁が、まるで津波のように見える…。
これじゃいけない!と、大きな壁に明るい絵を描くことになりました。
みんなの想いが壁画になった「こすもす公園」のおはなしです。
明るい笑顔がずっと続きますように。(い)
『ひみつのいもうと』
アストリッド・リンドグレーン/文 ハンス・アーノルド/絵(Pア) 岩波書店
わたしには、おとうさんもおかあさんも知らない、ふたごのいもうとがいる。
バラのしげみのあなの中に。かわいいプードルやウサギたち。
ちいさなニッコや、<キンノアシ><ギンノアシ>。ずっといっしょにいたいけれど…。(い)
『まじょになったら』
ヘルガ・バンシュ/作・絵(Pハ) 株式会社ワールドライブラリー
7ねんにいちどまじょたちは、ちいさなまじょにふさわしいこどもをひとりさがします。
ぴったりのこどもをみつけたらよなかにこっそりベッドからつれだし、まじょのくにへしゅっぱつです。
いちにんまえのまじょをめざしてしゅぎょうがはじまります。どんなことをべんきょうするのかな。(か)
『おしりポケット ウォンバットのあかちゃん』
ゆうきえつこ/文 福田幸広/写真(Pフ) そうえん社
せかいじゅうでオーストラリアだけにすんでいるウォンバット。
まるでおしりから顔をだしているようにみえますが、
ウォンバットのおかあさんにはうしろむきに、あかちゃんをいれるポケットがついています。
あかちゃんはポケットの中でおかあさんとすごしたあと2さいくらいまでおやこでくらします。
ウォンバットおやこのくらしを写真で伝えます。(か)
『ざしきわらしのおとちゃん』
飯野和好/作(Pイ) 小学館
やまのいっけんやにすんでいる、ざしきわらしのおとちゃん。
そのあきやに、あたらしいかぞくがひっこしてくることになりました。
さてひっこしのひ、「あぶないっ」たおれかけたにもつからこどもをたすけるはつしごと。
たのしいようかいえほん。(の)
『うめじいのたんじょうび』
かがくいひろし/作(Pカ) 講談社
かがくいひろしさん、デビューする前に、絵本新人賞の佳作となった、
今まで絵本にはなっていなかった作品です。もう見られないと思っていた新(?)作が、
こんな形で見られてうれしいですね(ち)
『ワンダーガーデン 生命の扉』
クリスティヤーナ・S・ウイリアムズ/絵 ジェニー・ブルーム/文(Pウ) 汐文社
カラーでみせたい、とてもきれいで、大きな本。
世界の5大陸の生きものと植物が、あざやかな色でえがかれています。
いつまでも、うっとりとながめていたい・・・。(ち)
『ライオン一頭』
ケイティ・コットン/文 スティーブン・ウォルトン/絵(Pウ) BL出版
ライオンと目が合う大迫力の表紙!よく見ると写真ではないのです。
でも毛並みの一本一本まで本物みたい!手に取って、じっくり見てほしい絵本です。(い)
赤ちゃんえほん
『そろそろそろーり』
たんじあきこ/さく(P ) ほるぷ出版
あそんでいるねずみさんのうしろから、そろそろそろーり。わ!
ちゅー!びっくりちゅー!ねこさんに、そろそろそろーり。
いぬさんに、くまさんに、そろそろそろーり。わ!びっくりしたのは?(の)
よみもの
『宇宙の法則』
ルーシー・ホーキング/作、スティーヴン・ホーキング/作(933ホキ) 岩崎書店
理論物理学者として有名なホーキング博士の、前作3巻に続く、宇宙を舞台にした冒険物語!
スーパーコンピューターのコスモスがつなぐ宇宙への扉。
なんだか今回はコスモスの様子がおかしい…?気づけば町の様子もおかしくなってる。
量子コンピューターって何だ?インターネットがあるとなんでもできるけど、
もしかすると何もかも支配されてしまうことがあるのかも…?
科学コラムや宇宙の写真もたくさん!科学が大好きな人も、そうじゃない人も、
まずは手に取ってほしい新しい冒険物語です。 高学年から(い)
『へっちゃらトーマス』
パット・ハッチンス/ぶん・え(933ハッ) 大日本図書
『ティッチ』や『おまたせクッキー』などの絵本も有名なハッチンスの、おはなしの本です。
字をおぼえないトーマスは、<きけん>のかんばんを読めずに、ペンキをバシャリ。
ドアを反対にあけては、みんなをひっくり返す。でも、いつだって「かんけいないね」。
でもでも、ついにおまわりさんに、つかまったトーマス!さぁどうする? 低学年から(い)
『うるうのもり』
小林賢太郎/作 (Fコ) 講談社
森で出会った不思議な「うるうびと」。僕たちふたりはうるう年生まれ。
僕たちはともだちになり、毎日楽しくすごしたが、うるうびとにはひみつがあった。
少しおもしろくて、少しかなしい。せつない友情のお話。 高学年から。(の)
『キキに出会った人びと』魔女の宅急便 特別編
角野栄子/作 (Fカ) 福音館
魔女の宅急便のコリコの町にすんでいた人たちのおはなし。おそのさんがパンやさんになったわけ。
コリコの町長さんのないしょばなしや、ヨモギさんにおきたはなし。キキが空を飛ぶのを見ただけの
青年のこと。読んでいると、キキのすがたがうかびます。
「魔女の宅急便」を読んでいない人も、読んだ人も楽しめます。 高学年から(の)
『てんきのいい日はつくしとり』
石川えりこ/さく・え (Fイ) 福音館
きょうは、いいおてんきです。ちえちゃんはあたらしい赤いかごをもって
おばあちゃん、おにいちゃん、おねえちゃんといっしょにつくしとりへしゅっぱーつ!
いちばんつくしはだれがみつけるかな?つくしとりにじゅんびするものや
おいしそうなたまごとじのつくりかたもしょうかいします。 低学年から(か)
ちしきのほん
『絵本に魅せられて』
佐藤英和・文(019 研究) こぐま社
こぐま社の社長として、編集者として、
たくさんの絵本を作り続けてきた著者の、こどもの本に対する思いが伝わります。
「こぐまちゃん」が、「11ぴきのねこ」が、「わたしのワンピース」がこんな
思いで作られたんだなあと思って読み返すと、まだまだ新しい発見がありそうです。(ち)
『私を救ったオットー・ヴァイト ナチスとたたかった真実の記録』
インゲ・ドイチュクローン/作藤森美織 /訳(234) 汐文社
第二次世界大戦中のドイツでは、ナチスという独裁政党が力ずくで国を支配して、
政治体制に反対する人たち、ユダヤ教など別の宗教を信じる人たちはみなぎゃくたいを受けていました。
特にユダヤの人々に対する差別は日ごとにはげしさをましていきました。
そんな時代に目の見えないオットー・ヴァイトは命がけでユダヤ人たちを守ろうとたたかいました。
彼に命をすくわれたユダヤ人の作者がつたえる真実の話。(か)
『ビジュアル版 日本の昔話百科』
石井正巳/著(388研究) 河出書房新社
浦島太郎、かちかち山など日本人ならだれでも知っている、古くから親しまれてきた昔話。
そんな昔話のあらすじや解説などを貴重な図版とともに紹介します。昔話の歴史ものっています。(か)
『伊勢・志摩の民話』
倉田正邦/編(388全集名作) 未來社
伊勢・志摩には、「生けどられた雷公」「モッコ山」「やまんば」などたくさんの民話が古くから伝わっています。
なんとなく知っているものや、はじめて聞くようなお話もあります。もちろん四日市は大入道のお話。
伊勢の神国、志摩の贄国、伊賀のまほろば、熊野のうまし国の四つにわかれ、それぞれのわらべうたつき(の)
『黄砂にいどむ』
高橋秀雄/作(454) 新日本出版社
お天気ニュースでも「黄砂」が話題になったりしますね。空が白っぽく見えたり、
咳がたくさん出てしまったりする日は、たくさん黄砂が飛んでいるのかも。
いったいどこから飛んでくるの?どうして砂がたくさん飛んだりするの?
砂漠化はすごい勢いで広がっています。このまま何もせずにいたら…?
砂漠化をおさえ、黄砂が飛ぶのもおさえる「雑草」を根づかせたい!
「雑草おじさん」と呼ばれた日本人を追いかけよう!(い)
『カラスウリ』
有沢重雄/文 藤丸篤夫/写真(479) そうえん社
夜にさく、うつくしい花。つやつやのまっかな実。花も実もいいカラスウリ。
わたしの子どものころは、ままごとによく使いました。
家の近くの、竹や木の多い場所で探してみてね!(ち)
『虫のしわざ観察ガイド』
新開孝/文・写真(486) 文一総合出版
はっぱのあな、くるくる、あみあみ。木のみきのぼこぼこ・・・。
そういえば、あれはなんであんなのなんだろう?
それはね、虫のしわざなんです。(ち)
あたらしく入った本(平成28年3月UP)
花が咲きみだれる、春爛漫(はるらんまん)ももうすぐでしょうか。
2015年図書館に入った本から、児童室担当がおすすめの本をまとめました。
本の森の中から、お気に入りの一冊に出会えますように。
えほん
『りゆうがあります』 PHP研究所
『もうぬげない』 ブロンズ新社 ヨシタケシンスケ/作(Pヨ)
2015年は次々とヨシタケシンスケの絵本が出ましたね!思わず何度も
読み返したくなる面白さ。『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』
『りゆうがあります』も要チェックですよ。
『すーべりだい』『おならをならしたい』
鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館
大人はいやがる「おなら」の話。絵本になると、どうしてこんなに
面白くなってしまうのでしょう!子どもたちが好きなはずですね。
どこまでも広がる鈴木のりたけの世界も目が離せません。
『そらいろ男爵(だんしゃく)』
ジル・ボム/作 ティエリー・デデュー/絵(Pテ) 主婦の友社
戦争に行くことになった、飛行機乗りのそらいろ男爵。爆弾のかわりに落としたものは、ぶあつい本。
その本はやがて、物語の本になり、知識の本になり、詩集になり、
そしてさいごに落としたものは…。ことばの、本の、文字の持つ大切なものを感じてください。
『せんそうしない』
たにかわしゅんたろう/文 えがしらみちこ/え(Pエ) 講談社
こどもとこどもは せんそうしない。けんかはするけど せんそうしない。
「せんそうしない」と、はっきり、まっすぐに谷川俊太郎さんが語ります。
『ドングリ・ドングラ』
コマヤスカン/作(Pコ) くもん出版
「ドングリー、ドングラー」ドングリたちが、うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、
長いたびにでます。どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたり。さあ、さいごは…?
ドングリの絵もたのしんでね。
『なみ』
スージー・リー/作(Pリ) 講談社
少し前に出た本ですが、すすめられずにはいられない!<おしゃべりえほんの会>で発掘された素敵な絵本です。
よせてはかえすなみ。女の子とうみどりがおいかけたり、おいかけられたり。色は白黒と水色だけ。
字のない絵本ですが、おどろくほど表現豊か。まるで波音がきこえてくるようです。
『あーといってよあー』
小野寺悦子/ぶん 堀川理万子/え(Pホとも) 福音館書店
あなたの声はどんな声?口をたたくと、どんな声?むねをたたくと、どんな声?
同じ「あー」でも、いろんな声になるね。大人も子どもも、いっしょに「あー」と言ってみようよ。
『リンドバーグ』
トーベン・クールマン/作(Pク) ブロンズ社
空を飛ぶ夢をもつのは人間だけではありません!
なかまに会うために、空を飛んでいくことを思いついたネズミのリンドバーグ。
失敗や、おそろしい敵にもめげずに、彼が目指した場所は…!
読んでいるうちに、本当に空を飛んだ気分になれますよ。
『あなに』
長谷川集平/作(Pハ) 解放出版社
日曜日のあさ、二人はキャッチボールをはじめた。転校生の「しろう」と「ひろし」
ボールが工事中のあなに落ちてしまった。入れない、けどそこにある。
月曜日、あなはうめられていた。谷川俊太郎作『あな』へのオマージュ作品。
そして現実への深い想いがこめられいます。
『はっきょい どーん』
やまもとななこ/作(Pヤ) 講談社
ゆうしょうがかかったすもうのおおいちばん。ちいさな明の海がよこづなにたちむかう。
はっきょい どーん!がんばれ、明の海!はくりょくのある絵に力がはいります。
さいごは、たちあがって、はくしゅがしたくなるほどです。
あかちゃんえほん
『やさいさん』
tupera tupera/さく(Pツ 赤ちゃんえほん) 学研
はたけで、やさいを、すっぽーん!つぎに抜くやさいさんは、だれかな?
言葉のリズムや、ページが縦に開くのが楽しい絵本です。
『おちゃわんかぞく』
林木林/文 いぬんこ/絵(Pイ 赤ちゃんえほん) 白泉社
おちゃわんかぞくがやってきた。おはしかぞくや、おわんかぞくも
いっしょにきょうもじゅんびばっちり。では、いただきまーす!
『ゴリラのおとうちゃん』
三浦太郎/作(Pミ 赤ちゃんえほん) こぐま社
イケメンゴリラのシャバーニに続け!…というわけではありませんが、
ダイナミックな遊びはおとうさんならでは!ぜひ家で試してみてください。
『おっぱいばいばい』
みついゆきこ/さく くぜじゅんき/え(Pク おかあさんとうさんへコーナー) グランまま社
「あなたがうまれてはじめておっぱいをのんでいたすがたを、
ママはわすれません」はじめて赤ちゃんをだいた日を思い出す一冊です。
『まって』
アントワネット・ポーティス/作(Pホ おかあさんとうさんへコーナー) あすなろ書房
「遅れそう!」「早く早く!」そんなときにかぎって、 子どもは「まって」「まって!」「まって!!」
ついつい無視しちゃうけど、おねがい、ちょっとだけ立ち止まって。
そしたらほら、すてきなものが見えますよ!
『おかあさんのいのり』
武鹿悦子/さく 江頭路子/絵(Pエ おかあさんとうさんへコーナー) 小峰書店
その手が武器など握らないように。「へいわ」というたからものが、世界中の子どもたちを守ってくれますように。
すべての親が、子どもに寄せる願いを、やわらかい絵と、やさしい言葉で語りかけています。
よみもの
『ちゃいろいつつみ紙のはなし』
アリソン・アトリー/作(933アト)福音館書店
大事な箱をつつんだちゃいろい紙は、あっちへいったり、こっちへきたり。
ずっと遠くのおうちまで運ばれていきます。そのあとも大事にしまわれて、家の中をながめていました。
そしてまた、同じ箱をつつんだあとは…。低学年から。
『よるのとしょかんだいぼうけん』
村中李衣/作(Fム)BL出版
ぼくはぬいぐるみのくまきち。とおるくんに、としょかんのおとまり会につれてこられた。
つぎつぎとぬいぐるみたちがやってきたけど、とおるくんがいないととってもしんぱい。
そのよる、本の中からあばれぐまがでてきて…。
本の中のじゅうにんと、ぬいぐるみたちの、たのしいだいぼうけん。低学年から。
『がれきの中の小鳥』
カーリ・ビッセルス/作 野坂悦子 /訳 (949)ぶんけい
第二次世界大戦中のオランダ。ナチスドイツからのがれてユダヤ人の少女エルスケは
森の中の「大きな家」にやってきた。かぞくとひきはなされ、名前までうばわれて。
本当の自分をかくしていきなければいけなくなっても、
ささやかな喜びと希望をもとめつづけ、生きぬこうとする少女の物語。中学年から。
『岬のマヨイガ』
柏葉幸子/作 (Fカ)講談社
両親を亡くした少女、夫から逃げてきた主婦、孤独な老女の三人が
東日本大震災をきっかけに狐崎(きつねざき)という場所で出会い、
カッパや地蔵、狛犬(こまいぬ)などの土地の力に守られながらふしぎな共同生活をはじめて…。
本当に大事なもの、安心できる場所を見つけた時、人は少しだけ強くなれるのかもしれません。高学年から。
『べんり屋、寺岡の夏。』
中山聖子 /作 (Fナ)文研出版
小さなべんり屋、寺岡をめぐる人々の物語。家業のべんり屋を継ごうと、がんばる美舟の一年を季節ごとに描きます。
『~寺岡の秋。』『~寺岡の冬。』『べんり屋、寺岡の春。』もぜひ手にとってみてください。高学年から。
『世界名作ショートストーリー』1巻~5巻以下続刊
(908)理論社
『赤毛のアン』のモンゴメリ、『車輪の下』のヘッセ、
人間の強さや弱さを鋭く描いたモーパッサン、世界の短編小説の名手サキ。
児童書にはめずらしく、世界の作家の短編ばかりを集めたシリーズ4冊。
長編とは違った楽しさを感じてください。高学年から。
ちしきのほん
『10歳の質問箱』
(159)小学館
努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」いろいろな悩みに答えてくれるのは、
子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、おとなたち55人。子どももおとなも、読んでほしい本です。
絵本作家・鈴木のりたけさんのさし絵が、ぷっと笑えます。
『にっぽんのおやつ』『にっぽんのおにぎり』
白央篤司/著(383)理論社
47都道府県のそれぞれの地方で愛されているおにぎりやおやつを各地の人々の
声をたよりに写真とともに紹介します。さっそくおでかけして食べにいきたい!
『ありがとう実験動物たち』
太田京子/著(480)岩崎書店
ドキリとするタイトルですね。
わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。
その薬は本当にこうかがあるのか、ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。
そして、その動物たちは・・・。かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。
『稲と日本人』
甲斐信枝/さく(616)福音館書店
日本人の食事にはかかせないお米。あたりまえのようにあるお米だけれど、
本当はずっとずーっとつないできた、かけがえのない仲間なんですね。
じっくり読むと、噛めば噛むほど味わい深いお米のように、じわーっと、
稲と日本人のつながりが伝わってきます。
『「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガネット』
前沢明枝/著(930)福音館書店
ガーネットさんはどんな人?「エルマーのぼうけん」はどうやって生まれたのでしょう。
直接インタビューして聞いてみました!どんなおはなしが聞けるでしょうか。お楽しみに!
あたらしく入った本(平成28年1月UP)
さむい冬がやってきました。あたたかいへやの中でゆっくり本をよんでみませんか?
えほん
『くじらさんのー たーめなら えんやこーら』
内田麟太郎/文 山村浩二/絵(Pヤ)すずき出版
ひろいひろいうみのむこうに、くろいかたまり。
うわー!ぎょうさんのぺんぎんと、くじら!そしてあざらし。
くじらさんのーたーめならー」とうみにとびこびました。ふわり。
ひょうざんがうきあがった!つぎつぎといろいろなどうぶつがやってきて…。
『ぱれーど』
山村浩二/作(Pヤ)講談社
とんとんとん ぼくが たいこを たたいたら さあ、しゅっぱつ。
ぱれーどだ!みんないっしょにずんちゃか ずんちゃ
おとをだして あるこう おどろう!
『かぜひいた・・・』
小池アミイゴ/作・絵(Pコ)教育画劇
なんだろう?はながむずむず・・くしゃみがはーくしょん。
はなみず、ずるずるー。せき、ごほんごほん。なんだかぶるぶるさむくなってきたぞー。
ねつがでた。それはかぜです!!はやくなおすためにはどうしたらいいのかな。
かぜをひいてしまったおとこのこのおはなし。
『なみ』
スージー・リー/作(Pリ)講談社
少し前に出た本です。今のきせつにこの本?という感じですが、
すすめられずにはいられない。よせてはかえすなみ。女の子と
うみどりがおいかけたり、おいかけられたり。色は白黒と水色だけ。
字のない絵本ですが、おどろくほど表現豊かで、波音がきこえてくるようです。
あたたかい部屋で夏の海を思いうかべてね。
『さかさまさかさ』
ピーター・ニューエル/作(Pニ)亜紀書房
そのまま見たらゾウの顔、さかさから見たらダチョウがいた!
よくよく見ると見えてくる、おかしな絵とおはなしたち。120年前につくられた
アメリカの絵本ですが、とっても新鮮です。
『セッセとヨッコラ ひみつのプレゼントさくせん』
高畠那生/作(Pタ)フレーベル館
こっそりともだちの好きなものをプレゼントしようときいてみたら、
変なものばかりえらんで、いやになっちゃう!しかも、プレゼントをあげることが、
ばれちゃった!はらがたって、いじわるをしたけど…。あらら、いじわるしても、
いいことないね。実はシリーズ2作目です。
『ふまんがあります』
ヨシタケシンスケ/作(Pヨ)PHP研究所
『りゆうがあります』に続く、真剣だけどへんてこりんな、子どもと大人の言い合い合戦。
表紙からして、ふまんいっぱいの女の子。「おとなはズルい」と言われても、
それに答えるおとうさんは、なかなか!でも……最後のページを見た大人は
「こどもってズルい!」って、思わず叫んでしまうかも。
『もうぬげない』(ブロンズ新社)もおもしろい!
『そらとぶ でんしゃ』
アンマサコ/作(Pア)講談社
牛乳パックでつくったでんしゃ。おきゃくさんはクレヨンたち。
せんろをはしって どこまでも!空だって はしっていくよ
よぞらをはしるページが、とてもきれいです。
『おにのサラリーマン』
富安陽子/文 大島妙子/絵(Pオ)福音館書店
赤鬼オニガワラ・ケン。まいにち、地獄カンパニーへスーツでぴしっときめてしゅっきん。
えんまさまにあいさつをして、きょうも、血の池地獄でもうじゃをみはっていますが…。
おおっ!じごくってこんなところ?
あかちゃんえほん
『どうぶつドドド』
矢野アケミ/作 (赤ちゃん絵本) すずき出版
ねずみを ちょこり。うさぎを ぴょこん。さあ、どんどんどうぶつをおいていくよ!
ぽこん。もそっ、ぽふっ、ぬるん、しゃきり、ぱこっ、どてん、のっしん、ばっふん、どっしん。
さいごはドドド・・っと、どうなったかな?
よみもの
『ぜったいくだものっこ』
たかどのほうこ/作(Fタ)フレーベル館
青田くだもの店のつかわれていないへやにある、がくどうほいく「くだものっこ」。
先生は青田さんちのネコのタマ。「くだものっこ」ではいもほりさんぽにいったり、
がっしょうだんをつくったり。たのしいことがいっぱい!低学年から。
『岸辺のヤービ』
梨木香歩/作(Fナ)福音館書店
晴れた夏、わたしは湖の岸辺でふわふわの毛につつまれたちいさなふしぎな
いきものにであった。名前はヤービ。ヤービ一族と まわりに住む生き物たちの、楽しく
ふしぎな話の始まりです。あえて、かつての名作たちのような装丁とさし絵になって
いるのが、またワクワク。「マッドウォーター・シリーズ」として、続いていきそう!高学年から。
『がれきの中の小鳥』
カーリ・ビッセルス/作 野坂悦子/訳(949)ぶんけい
第二次世界大戦中のオランダ。ナチスドイツからのがれてユダヤ人の少女
エルスケは森の中の「大きな家」にやってきた。かぞくとひきはなされ、名前まで
うばわれて。本当の自分をかくしていきなければいけなくなっても、ささやかな喜びと
希望をもとめつづけ、生きぬこうとする少女の物語。中学年から
ちしきのほん
『プラモデルの教科書』
河野嘉之/著(507)新紀元社
気になるけど、難しそうだし手が出せない…と迷っているあなたへ!
プラモデルの選び方、必要な道具、色の塗り方…プラモデルのいろはが
全てわかります!興味のなかった人でも、見ているうちに気になってくるかもね。
プラモデルの世界に飛び込んでみる?
『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』
くさばよしみ/編(289ム)汐文社
2012年リオデジャネイロでの国際会議で話題となった、
元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカさん。彼の生活は、元大統領とは思えないほど
シンプル。そして考え方も。「人生は受け取るままでなく、何より、持っているものを
与えるものだから」力強いメッセージに共感します。まずは、絵本『世界でいちばん
貧しい大統領のスピーチ』(Pナ)を読むのもオススメです。
『ここで土になる』
大西暢夫/著(291)アリス館
樹齢500年をこえそうな田口の大イチョウ。その大イチョウがある村は
ダムに沈むことになり、村の人はみんな引っ越していきました。…しかし、ダムが
作られることはなく、住んでいるのは尾方さんご夫婦だけ。村の暮らしも、村の形も、
いろんなものが変わってしまいました。でも二人の暮らしは変わりません。
ここで生きると決めたのです。大イチョウを眺めながら。
『紙ひこうきクラフトスクール レベル1 はじめて編』
クリストファー・L・ハーボ/著(754)ほるぷ出版
紙ひこうきのおり方、とばし方のコツがイラストでよくわかるよ。まずはレベル1のこの本。
これから、レベル4まで本がでるから、じゅんばんにチャレンジしよう!
あたらしく入った本(平成27年11月UP)
葉っぱが少しずつ赤く色づいてきましたね。
あしもとには、どんぐりなどの木の実がみつけられるかも。
気になる葉や木の実があったら調べにきてくださいね。
えほん
『どうぶつうんどうかい』
さとうあきら/写真 さえぐさひろこ/文(Pサ) アリス館
きょうはどうぶつたちのうんどうかい。どんなことするのかな?サルくんはとくいなジャンプ。
しろくまくんはザッブーン。おうえだんもおおきなこえでいっしょうけんめい。
かけっこ、ぼうはこび、すもうもあるよ。みんながんばれー!
すてきなどうぶつたちにあえる写真絵本です。(か)
『はっきょい どーん』
やまもとななこ/作(Pヤ) 講談社
ゆうしょうがかかったすもうのおおいちばん。ちいさな明の海がよこづなにたちむかう。
はっきょい どーん!がんばれ、明の海!はくりょくのある絵に力がはいります。
さいごは、たちあがってはくしゅがしたくなります。(の)
『そらいろ男爵(だんしゃく)』
ジル・ボム/文 ティエリー・デデュー/絵(Pテ) 主婦の友社
戦争にさんかしなければいけなくなった、飛行機乗りのそらいろ男爵。爆弾のかわりに落としたものは、ぶあつい本。その本はやがて、物語の本になり、知識の本になり、詩集になり、そしてさいごに落としたものは・・・。
ことばの、本の、文字の持つ大切なものを感じてください。(ち)
『せいめいのれきし』
バージニア・リー・バートン/作(Pハ) 岩波書店
「ちいさいおうち」のバートンが1962年にアメリカで発表した絵本で、地球の誕生から現代までを、絵でやさしく教えてくれます。日本でも1964年に出版されましたが、50年たち、古代や恐竜について、どんどん新しい発見がなされ、科学的に正しくなくなってきた部分が増えてきたため、最新の知識に合わせたものが、改訂版として出版されました。まだ読んだことのない人は、ぜひ一読を!(ち)
『せんそうしない』
たにかわしゅんたろう/文 えがしらみちこ/え(Pエ) 講談社
こどもとこどもは せんそうしない。けんかはするけど せんそうしない。
「せんそうしない」と、はっきり、まっすぐに谷川俊太郎さんが語ります。みんなで考えたい一冊。(ち)
『みんな』
きくちちき/作(Pキ) WAVE出版
たのしいものも、こわいものも、きれいなものも、きたないものも、
ぜーんぶいっしょになっちゃう子どもの世界。
勢いのあるイラストに、大人はドキドキしてしまうかも…!?(い)
『ぼくらが5歳の子ども兵士だったとき -内戦のコンゴで-』
ジャシカ・ディー・ハンフリーズ、ミシェル・チクワニネ/作 クローディア・ダビラ/絵(Pタ) 汐文社
1993年、コンゴという国で起きた話。昔のことのように思えるけど、つい最近の話。
その時子どもだった人が、大人になって話した本当の話。なんのまえぶれもなく
兵士にさせられて、むりやり人殺しをさせられた。知りたくない?でも知ってほしい。
コミックのような絵で読みやすく、でも、ぐっと胸に刺さります。(い)
『ことらちゃんの冒険』
石井桃子/お話 深沢紅子/絵(Pフ) 河出書房新社
トラになりたい「ことら」ちゃん。動物園に行ったり、犬にとびのってみたり。弟と妹ができても
やんちゃな「ことら」ちゃん。40年以上前の絵本の復刻版ですが、今も読んでも愛らしいです。
短いおはなしが全部で8話。おやすみ前の読み聞かせにもいかが?(い)
『シルヴィーどうぶつえんへいく』
ジョン・バーニンガム/作 (Pハ) BL出版
あるひ、しんしつのかべのドアにきがついたシルヴィー。ドアをあけると、そこにはどうぶつえん。
まいにち、ちがったどうぶつをつれてきていっしょにねむるシルヴィー。ところがあるあさドアをしめわすれてでかけてしまって…。
かえってきたら、へやにはたいへんなことに。どうぶつがだいすきなひと、うらやましくなります。(の)
あかちゃんえほん
『そおっとそおっとね』
たんじあきこ/作(Pタ赤ちゃんえほん) ほるぷ出版
そおっとそおっといちごのおかしをもっていくよ。おっとっと!
ふぅ。あぶないあぶない。ちゃんとテーブルまでぶじにはこべるかな。
おてつだいがたのしくなってきちゃう絵本です。(か)
『おっぱいばいばい』
みついゆきこ/さく くぜじゅんき/え (Pク)おとうさんおかあさんへコーナー グランまま社
「あなたがうまれてはじめておっぱいをのんでいたすがたを ママはわすれません」
はじめて赤ちゃんをだいた日を思い出す一冊です。(ち)
『まって』
アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)おとうさんおかあさんへコーナー あすなろ書房
「遅れそう!」「早く早く!」そんなときにかぎって、子どもは「まって」「まって!」「まって!!」
ついつい無視しちゃうけど、おねがい、ちょとだけ立ち止まって。そしたらほら、すてきなものが見えますよ!(ち)
『おかあさんのいのり』
武鹿悦子/さく 江頭路子/絵 (Pエ)おとうさんおかあさんへコーナー 小峰書店
その手が武器など握らないように。「へいわ」というたからものが、世界中の子どもたちを守ってくれますように。
すべての親が、子どもに寄せる願いを、やわらかい絵と、やさしい言葉で語りかけてます。(ち)
よみもの
『波の底にも』
末吉暁子/作(Fス) 偕成社
水底の国のタマオの前に、上つ国からおちてきた帝と名のる少年。
大君に命じられ、少年のなくした宝剣をさがしにタマオたちは旅にでる。
平家物語をもとにした日本のファンタジー。高学年から(の)
『天(あめ)と地(つち)の方程式 第一巻・第二巻』
富安陽子/作(Fト) 講談社
新しくできた「栗栖の丘学園」は、生徒もまだ70人程度。しかしアレイをはじめその中の数人は、
それぞれが特殊能力を持つ、選ばれたものだった。そして今、黄泉ツ神を黄泉へと送り返す戦いが始まった。
古事記をモチーフにしたファンタジー開幕!10代の人にぜひ読んでほしい!面白いぞ!高学年から(ち)
『ちゃいろいつつみ紙のはなし』
アリソン・アトリー/作(933アト) 福音館書店
大事な箱をつつんだちゃいろい紙は、あっちへいったり、こっちへきたり。
ずっと遠くのおうちまで運ばれていきます。そのあとも大事にしまわれて、家の中を
ながめていました。そしてまた、同じ箱をつつんだあとは…。低学年から(い)
ちしきのほん
『子どもたちへ、今こそ伝える戦争 子どもの本の作家たち19人の真実』
長新太・和歌山静子・那須正幹 他/文(210 人権) 講談社
戦後70年の今年。戦争のことをしっている人が少なくなってきました。
二度とあのひげきをくりかえさないために、子どもの本の作家たち19人がかきおろしの文と
絵で子どもたちにかたるたいけん記。しりょうとして年表、地図付き。
イラストや文中の言葉について、かいせつものっています。(か)
『稲と日本人』
甲斐信枝/さく(616) 福音館書店
日本人の食事にはかかせないお米。その稲と、長い長い歴史。あたりまえのようにあるお米だけれど、
本当はずっとずーっとつないできた、かけがえのない仲間なんですね。じっくり読むと、噛めば噛むほど
味わい深いお米のように、じわーっと、稲と日本人のつながりが伝わってきます。(い)
『その道のプロに聞く 生きものの持ちかた』
松橋利光/著(480) 大和書房
こんちゅう、ペット、はちゅうるいから、サソリ、タランチュラまで!!それぞれの正しい持ちかたを
写真で教えてくれます。え、そんなとこ持ってよかったの!?と、意外に知らないものですよ(ち)
あたらしく入った本(平成27年9月UP)
あつさもやわらぎ、秋らしくなってきましたね。
秋の虫のなきごえも、きこえてくるようになりました。
読書の秋、あなたはどんな本をよみますか?
えほん
『お姫さまの大集会』
リスベット・ルナルディ/文 セリーヌ・ラムール=クロッシェ/絵 (Pラ) ワールドライブラリー
お姫さまのでてくるおとぎ話はいっぱいあるけど、たいへんなことばかり。
灰だらけになってはたらいたり、いじわるな魔女のいいなりになったり、ねむらされたり。
王子さまはたいしたことをしていないのになぜ?おこったお姫さまたちが大集会。(の)
『オーケストラ笑う』
小澤一雄/作 (Pオ) ポトス出版
オーケストラってしってる?たくさんの楽器で指揮者にあわせて演奏するんだけど、なんだか人のくらしににてる。
おこったり、笑ったり、うばわれたり、恋もする。休憩もすれば、遊んだりも。
オーケストラをよく知って、楽しむ本。この本読んで、オーケストラをききにいってみる?(の)
『ライフタイム いきものたちの一生と数字』
ローラ・M・シェーファー/文 クリストファー・サイラス・ニール/絵 (Pニ)
一生のあいだに、このクモはたまごを1つだけつくる。
一生のあいだに、このガラガラヘビはおとをならすふしを40こしっぽにつくる。
このアゲハ蝶は900本のはなからみつをすう。このキリンのあみめは200こできる。
いきものと数字のおもしろいかんけいに、「すごい!」とかんどうします。
さて、あなたはのまわりは、どんな数字があるのかな?(の)
『かとりせんこう』
田島征三/作 (Pタ とも) 福音館書店
けむりがもんもん、かとりせんこうのけむりで、かがぽとん、ぽとん、ぽとん、おじさんの
メガネ、おひげ、どんどんいろんなものがおちてぽとん、ぽとん。どこまでけむりはとどくのかな(か)
『のってるのってる』
ますだゆうこ/文 石井聖岳/絵 (Pイ) そうえん社
きょうは、とってもきぶんがいい。うまにのってのはらをはしろう。
ぞうにのって、くもにのって、いろんなものにのって、どこまでもいこう。
のってる、のってる、のってる!さいごのページにたのしいがくふつき。(か)
『おかあしゃん。はぁい。』
くすのきしげのり /作 岡田千晶/絵 (Pオ) 佼成出版社
「おかあしゃん。」「はぁい。」くりかえされる、なにげないことばのやりとりなのに、
なぜかこころがあたたまる。かぞくっていいなとおもえる、そんな絵本です。(か)
『ジェーンとキツネとわたし』
イザベル・アルスノー/絵 ファニー・ブリッド/文 (Pア) 西村書店
想像力をどんどん広げていくのが大好きなエレーヌ。でもあの子たちの悪口がぶちこわしてしまう。
学校にも悪口のらくがきだらけ。そんなクラスのみんなと合宿なんて…!いつのまにかグループができて、
だけど相変わらず一人のわたし。でもある子がきっかけで、なんだか悪口も気にならなくなってきたかも…。
絵本は卒業したいけど、長いお話は苦手なあなたにおすすめの絵本です。(い)
『わらう』
浜田桂子/作 (Pハ とも) 福音館書店
おにいちゃんににらめっこで勝つために、きょうはぜったいにわらわない!と決めた一日。
そしたら、家でも、ようちえんでも、みんなが「けんちゃん、どうしたの?」
ぐあいがわるいと思うみたい。どうしてかな?(ち)
赤ちゃんのえほん
『さんさんさんぽ』
えがらしみちこ/作 (Pエ) 講談社
さんさん、さんぽ、いち、に、さん。おひさまさんさん、なつのおさんぽたのしそう。
おきにいりのぼうしをかぶって、はんかちもって、くつはいて、じゅんびできたよ。
どんなことがまってるかな。いってきまーす。(か)
よみもの
『あめ・のち・ともだち』
北原未夏子/作 市居みか/絵 (Fキ) 国土社
きょうは、トモキのたんじょう日。
とおくへひっこしをしてしまったゴウ君があそびにやってくる。
たのしみにしていたトモキになぞのあんごうがとどいて…。
なかよしのふたりはどんなたんじょう日をむかえるのかな。中学年から(か)
『まぼろし写真館』
福明子/作 (Fフ) 学研
駅前につづく「たそがれ通り」。そこに小さな写真館があります。ひろむじいさんのお店です。
ひろむじいさんは「生きている間にみるものなんて、みんな、まぼろしのようなものだ」というのが口ぐせ。
そんな、ひろむじいさんのお店にやってくるお客さんたち。古い自分のカメラを持ってきた男の子、バスの
運転手さん……なつかしい古い写真を見ているような気分になる物語です。 中学年から(い)
ちしきのほん
『エゾリス』
竹田津実/文・写真 (489) アリス館
北海道に住んでいる獣医のわたしの家に通ってくるようになった、アカキチ。
木の実をかじったり、ほかのリスとあそんだりけんかをしたり。おそろしい天敵にようじんしたり。
野生のエゾリス、アカキチとの4年間の記録。自然の美しさ、きびしさを感じる本。(の)
『広島の木に会いにいく』
石田優子/作 (653) 偕成社
「被爆樹木」を知っていますか?広島には1945年に原子爆弾を受けながらも強く生き続けている
木がたくさんあります。その一本、一本が70年のあいだ、なにを見つめ、感じてきたのか。
広島の過去、現在を知り、未来を見つめるためにドキュメンタリー映像作家の著者が樹木医と街を歩き、
原爆の体験者や木の専門家などに取材したノンフィクション。木の豆知識や被爆樹木マップも掲載。(か)
『ありがとう実験動物たち』
太田京子/著 (480) 岩崎書店
ドキリとするタイトルです。
わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。
薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。その薬は本当にこうかがあるのか、
ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。そして、その動物たちは・・・。
かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。(の)
『新幹線500』
広田泉・広田尚敬/写真 (546) 講談社
東京オリンピックのあった1964年、初めて新幹線が登場しました。丸い鼻の0系です。
それから50年、最新のE系や、いろいろな試験車両まで、新幹線の写真ばかり500点あつめた写真集です。(ち)
『分解してみました』
トッド・マクラレン/著 (530) パイインターナショナル
シャープペンシルから小型飛行機まで、様々な製品を分解し、部品の数を数えて、ならべた写真集。
部品の数、形状、美しさに驚きます。表紙は2000年のマックのパソコン。(ち)
『鉱物レシピ』
さとうかよこ/著 (459) グラフィック社
スノードーム。天気管。万華鏡。テラリウム。標本。キラキラ光る鉱物で作られた、美しく神秘的なものが
ぎっしり。大人向けの本なので、必ず大人の人と一緒に作りましょう。(ち)
『10歳の質問箱』
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 /編 (159) 小学館
「努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」「戦争はなぜなくならないの?」
いろいろな悩みに答えてくれるのは、子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、日本ペンクラブのおとなたち55人。
子どももおとなも、読んでほしい本です。間にはさまる、絵本作家・鈴木のりたけさんのさしえでは、ぷっと笑えます。(ち)
あたらしく入った本(平成27年7月UP)
もうすぐ夏やすみ。プールやりょこうなど楽しいことがいっぱいかな。
じどうしつも夏やすみにむけて準備(じゅんび)中。しゅくだいもわすれずにね。
えほん
『アントンせんせいおでかけです』
西村敏雄/作(Pニ) 講談社
どうぶつたちににんきのやさしいアントンせんせい。
ヤギからてがみをもらってだかけますが、そのとちゅう、みんなによびとめられて、
てあてをします。ところが、こんどはアントンせんせいがころんで…。たいへん!
『おかお おかお おかおだよ』
スマ/文 山村浩二/絵(Pヤ) 童心社
ゆめちゃんは、クレヨンでおかおをかくのがだぁーいすき。
れいぞうこ、ティッシュのはこ、テレビにかびんまで、つぎつぎおかおをかいてたら
おかあさんにおこられちゃった!
ゆめちゃん、クレヨンもってそとへとびだしたけれど・・。
『ごはん』
平野恵理子/作(Pヒ) 福音館書店
本のまえでまず「いただきます」。ページをめくると、でてくるでてくる、たくさんの、おいしそうなごはん!
よだれもでてきて、ページをとじて、はい、「ごちそうさまでした!」
『名古屋うみゃあもんのうた』
長谷川義史/作(Pハ) 佼成出版社
大阪、東北に続く、うまいもんの歌シリーズ、第三弾は名古屋です!
♪なごやーには うーみゃあもんが どえりゃあ あるんだわ~♪
手羽先、ひつまぶし、えびフリャー・・・それから、それから、なにがでるかな?
あかちゃんえほん
『これはまる』
中川ひろたか/文 tupera tupera/絵(Pツ 赤ちゃんえほん) ポプラ社
グレープフルーツやボタンなど、まわりには「まる」がいっぱい。
ひとつ、ふたつ、みっつとならべてあそんだら・・なににみえてくるかな?
『おちゃわんかぞく』
林木林/文 いぬんこ/絵(Pイ赤ちゃんえほん) 白泉社
おとうちゃわん おかあちゃわん おにいちゃわん おちびちゃわん
おちゃわんかぞくがやってきた。おはしかぞくや おわんかぞくも いっしょに
きょうもじゅんびばっちり。 では、いただきまーす!
よみもの
『菜の子ちゃんと龍の子』
富安陽子/作(Fト) 福音館書店
修験道でゆうめいな「大峰山」のふもとの学校にかようトキ子のクラスに転校してきた
菜の子ちゃん。お祭りの夜、ふたりは龍の子をみつけ、そらにのぼるのを助けようとします。
おいかけてくる、だれかの声からにげながらあと少しのところで…。
ふしぎなお祭り夜のおはなし。中学年から
『おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩』
(911) 冨山房インターナショナル
詩って何?よくわからないし、むずかしい…。いやいや、そんなことありません。
飯野和好の絵がテンポよく描かれていて、本のタイトルの通り、まるでおどっているみたい。
姉妹編に『しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩』もあります。
『立原えりかのグリム童話』
(943 全集名作) 朝日学生新聞社
表紙がシンプルなので見落としてしまいそうですが、絵がとても豪華です。
宇野亜喜良、黒井健、東逸子、飯野和好、ささめやゆき、長谷川義史などなど。
ワンシーンだけをきりとったおはなしが多いので読みやすい…けど続きが気になる!
グリムの世界へとびこみたくなるかも。
『世界名作ショートストーリー』
(908) 理論社
1巻は『赤毛のアン』のモンゴメリ、2巻は世界の短編小説の名手、サキ。
児童書にはめずらしく、世界の作家の短編ばかりを集めたシリーズ。
長編とは違った楽しさを感じてください。
ちしきの本
『アラヤシキの住人たち』
本橋成一/写真と文(369) 農山漁村文化協会
北アルプスのふもと、車が通る道もない山里。ひとつの大きな屋敷で、
たくさんの人が暮らしています。みんなそれぞれのペースで。ハンディキャップのある人、
遠くから通ってくる人、海外から研修にくる人…。
何か作業をするときは、自然とそれぞれのペースが重なります。
ともに「生活をする」その姿が、しみじみと伝わってきます。同名の映画もありますよ。
『これはなんのようちゅうかな?』
(762) 学研
庭や畑、公園でみつけたようちゅう。おおきくなったら、なんになるのかなぁ。
チョウやガ、カブトムシ?すんでいるばしょもたべものもちがいます。
こんなにたくさんのしゅるいがあったのかと、びっくり!
みつけたはらぺこあおむしが、いったいだれなのかしらべてみよう!
『子どもと本』
松岡享子/著(019研究) 岩波書店
松岡享子(きょうこ)さんは、「うさこちゃん」シリーズの翻訳や、
東京子ども図書館の館長をつとめる、「子どもと絵本」の研究者です。
何十年もの経験と研究から、すばらしい本を書いてくれました。
親、教師、保育者、図書館員、子どもとかかわるすべての人の教科書です。
『スター・ウォーズビジュアル事典 ドロイドの秘密情報』
(778) 講談社
スター・ウォーズには、たくさんのドロイドがでてきますよね。
この本には、そんなひみつじょうほうがいっぱい!12月の映画までに、しっかりみておこう!
『じゃんけん学』
稲葉茂勝/著(798) 今人社
ちょっとしたとき、すぐにじゃんけんで決めるよね。でもじゃんけんって、世界共通?
いつからできたの?どうやったら勝てる?じゃんけんのひみつを教えてくれる本です。
あたらしく入った本(平成27年5月up)
さわやかなきせつになりました。
まどをあけて、本をよむのもいいきもち。
としょかんで、すきな本をさがしてね。
えほん
『白い池 黒い池』
リタ・ジャハーン・フォルーズ/再話 ヴァリ・ミンツイ/絵 光村教育図書
つらいくらしをしていても、心のやさしい少女シラーズ。
亡くなったお母さんの毛糸玉を追いかけて行った先には・・・。
ほんやくされるのがめずらしい、イランの昔話絵本です。
親しみやすい物語と、あざやかな色の絵にひきつけられます。
『ドングリドングラ』
コマヤスカン/作 (Pコ)くもん出版
「ドングリー、ドングラー」ドングリたちは、
うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、長いたびをはじめます。
どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたりしながら、
ちいさなドングリたちのゆうかんなたびはつづきます。
そして、さいごは…?ドングリの絵もたのしんでね。
『おむかえ』
ひがしちから/作 (Pヒ) 佼成出版社
はじめてほいくえんにはいったこたろうくん。
だいすきなおかあさんとバイバイしたのがかなしくて、
ずうっとないていました。おひるねまでは。
いっしょにかなしくて、いっしょにほっとできる絵本です。
『ねねねのねこ』
おおなり修司/文 北村裕花(Pキ)絵本館
ねごとをいったり、ねぼけたり、いたずらねこはあっちへこっちへおおいそがし!
ねこがすきなひとはもちろん、そうでないひともついつい、わらっちゃう絵本です。
『ももんがもんじろう』
村上康成/作(Pム)講談社
ももんがのもんじろうは、まだせけんをしらない。
おかあさんもおにいちゃんもでかけてしまった夜、すぎのきがブワンとゆれて、
もんじろうをヒュル~と、まっくらな空におくりだした。
もんじろうの、ドキドキたのしいたのしい夜のだいぼうけん。
『ふくしまからきた子 そつぎょう』
松本猛・松本春野/作 (Pマ) 岩崎書店
きょうはそつぎょうしき。 おもいでいっぱいの学校。
でも、まやは、そつぎょうしきにはでません。
ひがしにほんだいしんさいのあと、まやはてんこうしたから。
みんなは元気かな?はなれてしまったけど、だいじな学校。
最後の場面があたたかく、おもわず涙がにじみます。
『ジャガーとのやくそく』
アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵 (Pチ) あかね書房
話したいことはあるのに、ときどき言葉が出なくなってしまうアラン。
動物にはつっかえずに話せるんだ。
動物たちは言葉を話せないけど、きもちは伝わってくる。
いつか自分の声を見つけられたら、きっと動物たちみんなの声を伝えるからね。
今は動物保護をしている、アラン本人のものがたりです。
よみもの
『こぶたのピクルス』
小風さち/文、夏目ちさ/絵 (Fコ) 福音館書店
しっかり者のこぶたのピクルス。でも、ちょっぴりドジかもしれない。
歯がぬけそうになったことを、みんなに知らせにいったりするところは、
小さい子どもの行動そっくり!さし絵もすてきです。
一話ずつゆっくり読んでほしい本です。低学年から。
『お手紙まってます』
小手鞠るい/作 たかすかずみ/絵 (Fコ) WAVE出版
地球のすぐそばにうかんでいるうつくしい星、「カンガルー星」にすむルー君。
森の中で、じぶんの子どもをさがしているママのお手紙をひろいました。
ルー君はその手紙におへんじをかきますが・・。
やさしさとおもいやりのたいせつさをつたえてくれるおはなし。低学年から。
『あまねく神竜住まう国』
荻原規子/作 (Fオ) 徳間書店
平家との戦いにやぶれ、伊豆に流された源頼朝。
一族も生きる希望も失った頼朝の前にあらわれたのは、
かつて頼朝のいのちをつなぎとめた、笛の名手の草十郎。
草十郎たちにささえられながら、土地の神とむきあい、
伊豆に根をおろしていくまでの、若い日の頼朝の物語。
勾玉シリーズにつづく「風神秘抄」の続編。
この本だけでも楽しめますが、前作をよんでみるともっと楽しい!高学年から。
『だれにも話さなかった祖父のこと』
マイケル・モーパーゴ/文 ジェマ・オチャラハン/絵 片岡しのぶ/訳(933モハ)あすなろ書房
なぜ、祖父には手の指や顔にひどいけがのあとがあるんだろう。
ずっと聞いてみたかったけれど、父も母もくわしくおしえてくれない。
ある夏、わたしは初めて一人で祖父の住んでいるシリー諸島へ行くことにした。
二人で過ごすうちに、少しずつわかってきた祖父の本当の姿。
そして、わたしだけに話してくれた秘密。それは祖父の若かりし日のこと。
だれにも話せなかった、つらい衝撃的なできごとだった。高学年から。
ちしきの本
『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』
サイ・モンゴメリー/著 (289ク) 汐文社
牛が大好きなテンプルさん。動物をまもる活動をしながら、
食肉施設の設計もしたりしています。
牛が好きなのに、牛を肉にする施設をつくったりするの?不思議に思うかもしれません。
テンプルさんは牛たちの気持ちがわかります。
それは自閉症のひとが、言葉ではなく“絵で考えて”いて、牛たちも同じだからです。
パワフルなテンプルさんと、自閉症のことがちょっとわかる本です。
『<刑務所>で盲導犬を育てる』
大塚敦子/著(326)岩波ジュニア新書
みなさんは盲導犬を知っていますか?
目の見えない人のために、目のかわりになって助けてくれる犬のことです。
そんな盲導犬を、日本で初めて刑務所で子犬を育てる試みが始まりました。
犬とかかわり、過ごすことによって、人々はどのように変わっていったのか。
「盲導犬パピー育成プログラム」の立ち上げから七年以上も取材を重ねてきた著者が
綴る、希望の書です。
『しかけがいっぱい!紙でつくる楽しいお家』
ムラバヤシケンジ/著 (754) PHP
ロケットの家、電車の家、アナ雪みたいな白いお城、本当に入れるダンボールハウス・・・。
ぜんぶ、紙でつくれます。あなたの住みたい家はどれ?
『バレエの世界へようこそ!』
英国ロイヤルバレエ監修 (754) 河出書房新社
バレエ!チュチュ!トゥシューズ!
女性なら一度はあこがれるであろう夢のバレエの世界を
美しい写真で楽しめる、うっとりな一冊です。
あたらしく入った本(平成27年3月up)
あたたかいきせつになってきましたね。
今回は一年間に入った、たくさんの本の中から、お気に入りの本をえらびました!
みなさんもお気にいりのいっさつがみつかるといいですね。
えほん
『なんのじゅうたい?』
オームラトモコ/作 (Pオ)ポプラ社
あれ?じゅうたい?こうじのおじさんがみにいってみると、いちりんしゃにベビーカー、
ばしゃ、トラクター。サファリバスのうえにはライオンがいるし、どうぶつうんぱんしゃからは
ぶたがにげだした!いちばんまえはどうなっている?さいごはびっくり!50だいの
いろいろなくるまをゆっくりたのしんでね。おっと、としょかんのくるまもあります。
『みんなでつくっちゃった』
長新太/作 (Pチ)大日本図書
もりにおちていた、たくさんのしんぶん。すこしたつとなくなっていました。ドレス、いえ、
すごーい!あとは、なにをつくったのかな。1974年発行の絵本の復刊です。大人は
当時の新聞記事も楽しんでね。
『ぼくはニコデム だって、だって、だって』
アニエス・ラロッシュ/文 ステファニー・オグソー/え (Pオ)光村教育図書
パパやママはいつもいう。「ニコデム!どうして?」ぼくはいつもこたえる。「だって」。
あるとき、あるときパパやママはなにもいわなくなった。「どうして?」。
『カエルと王かん』
なかじまゆうき/文 山田真奈美/絵 (Pヤ)BL出版
もりのいりぐちで、ぴかぴかの王かんをみつけたカエルのビクトール。
王かんをのせたじぶんのすがたにうっとりしていると、ほかのカエルがやってきて
さけびます。「王さま、バンザイ!」。つぎの日、ほかのカエルが王かんをみつけて…。
『ぼくはまいごじゃない』
板橋雅弘/作 シゲリカツヒコ/絵 (Pシ)岩崎書店
おにいちゃんたちとでかけたショッピングモールでまいごになっちゃった!
小さな「ぼく」から見たけしきが、とってもドキドキさせます。どのページにもいる
「まいごりら」もさがしてね!
『ふゆのむしとり!?』
はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版
ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い!
『クリスティーナとおおきなはこ』
パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵 (Pハ)偕成社
ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、
こんなにたくさんのことができます。想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。
大人が読むとどこか懐かしい気持ちになるかも。
『おえかきしりとり』
(P)講談社
ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。
『ほうれんそうは ないています』
鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしく
なあれと、笑いかけていた野菜。 酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。
おいしいね、おいしいねと、笑いあっていた牛乳。原発事故がおきて、すべて
捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。
『ライオンのひみつ』
マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社
図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、強く強くねがう
じけんが!図書館ではたらく人は、なにがおこっでもおどろいてはいけません。
『ミスターワッフル!』
ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版
とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。
ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、あちらは命がけの争い!
何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。
『あきちゃった!』
アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)あすなろ書房
イヌは「ワン」、ネコは「ニャー」。カラスは「カア」で、ちゃいろいことりは「チュン」。
でも、いっつもおんなじで、つまんない。へんてこりんなうたをうたおう!カラスはすごく
おこるけど……。おもわずわらっちゃう、へんてこりんな絵本です。
『えをかくかく』
エリック・カール/作 (Pカ)偕成社
いろんな色をつかって、「かく かく」どんどん。あおい馬も、きいろい牛も、
むらさきのキツネだって、ステキ!自由に、のびのびと、えをかこう。
わくわくするような絵が、どんどん出てきますよ。
『クレヨンからのおねがい!』
ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵 (Pシ)ほるぷ出版
お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!
ケンカしているクレヨンもいるみたい。さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?
小学生の子にもおすすめです。
『いえでをしたくなったので』
リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 (Pハ)ほるぷ出版
45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。いえでをしたくなった4にんきょうだいが、
あっちへいったりこっちへ行ったり。白黒なのにいきいきとばめんが伝わってきます。
『こけしのゆめ』
チャンキー松本/作 いぬんこ/絵 (Pイ)学研教育出版
「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
また元気になってくれるのでしょうか
『どっとこどうぶつえん』
中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
□■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつか
わかるかな?
『ほんをひらいて』
トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版
ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえて
くれます。
『ゆらゆらチンアナゴ』
横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版
すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。
『チャーリー、おじいちゃんにあう』
エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 (Pオ) 岩崎書店
おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬとともだちに
なるやりかたをしらないらしい。さあ、ふたりはともだちになれるかな。
『あかり』
林木林/文 岡田千晶/絵 (Pオ) 光村教育図書
あたたかなろうそくのあかりが、生まれてきた赤ちゃんを、女の子を、娘をてらします。
ともに年を取った子どもとあかり。人生とろうそくのあかりが静かにしみいる絵本です。
『かえるの竹取ものがたり」
俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店
日本でいちばん古いものがたりといわれている「かぐや姫」のおはなし。
でも、この絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、
なんだかちがった感じ。絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない
人は、図書館できいてね。「かえるの平家ものがたり」もいっしょにどうぞ。
あかちゃんえほん
『さわらせて』
みやまつともみ/作 (Pミ赤ちゃんえほん)アリス館
いぬさんちょっとさわらせて。うさぎさんちょっとさわらせて。
さらさら、もこもこ、ふわふわ、ちょっとさわってみたい、どうぶつのせなかやおなか。
さわると、どんなかんじかな。
『ぽんちんぱん』
柿木原政広/作 (Pカ赤ちゃんえほん)福音館書店
ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん、
ちぎちぎぱっぱで ぽんちんぱん。おいしそうなぱんがいっぱい!
歌のようなリズムがたのしい写真えほんです。
『ねむいんだもん』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ赤ちゃんえほん)そうえん社
すやすや すやすや す~やすや どうぶつたちがひるねをしているところをみたことが
ありますか?ウマが、パンダがペンギンが。むにゃむにゃ うとうとうと。「だってねむいん
だもん」どうぶつたちのこえがきこえてきそう。
『ふしぎなにじ かがみのえほん』『きょうのおやつは かがみのえほん』
わたなべちなつ/さく (Pワ赤ちゃんえほん)福音館書店
えほんをまっすぐひらくと、えがうつって、にじがみえたり、まるでふたりでおかしを
つくってたべているかのように立体的にみえる、かがみのような紙で、できている
ふしぎなえほん。ぜひ手にとってよんでみてください。
『とんとんとんとんひげじいさん』
藤本ともひこ/構成・絵 (Pフ赤ちゃんえほん)ひさかたチャイルド
とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると
・・あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが
絵本になりました。赤ちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。
よみもの
『てぶくろのふたご』
二宮由紀子/さく フィリケえつこ/え(Fニ)理論社
りりかちゃんのてぶくろはしっかりもののふたごのおんなのこ。おでかけするのが
だいすき!ちょっぴり気の弱いマフラーの男の子やくつしたのふたごたちとのかわいい
おはなしがいっぱい。ふゆのおでかけがたのしくなる本です。低学年から。
『にげだした王さま』
宮下すずか/作 (ミ)くもん出版
本のなかの文字はよるこっそりぬけだして、あさになるともどってきます。
あるよる、「てん」のことで、いばりんぼうの王さまにおこったほかの文字たちが…。低学年から。
『こぶたのぶうくんとしりとり』
小沢正/作 (Fオ)鈴木出版
こうえんのゆうぐにあきたうさぎくんとぶうくん。なにをしようかまよっていると、
「しりとりをしたら」というこえがしました。ふたりでしりとりあそびをはじめると
つぎつぎにふしぎなことが…。ぶうくんのたのしいおはなし2話。低学年から。
『そこから逃げだす魔法のことば』
岡田淳/作 (Fオ)偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師に
なったり、安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、
ふたりだけのひみつ。中学年から。
『消えた犬と野原の魔法』
フィリパ・ピアス/作 (933ヒア)徳間書店
『トムは真夜中の庭で』が有名なピアス、さいごのお話です。犬と少年と野原、川、
ちょっとした魔法、おとしより・・・と、ピアスの愛したものがつめこまれています。
イギリスのいなかのように、ゆったりと気持ちのよいお話です。中学年から。
『「少年探偵団」大研究 上下』
(Fエ)ポプラ社
『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?学校の
図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんや
お母さん、ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうに
なって読んだはず。登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの
魅力をすべて網羅した研究本です。高学年から。
『シロガラス ①②③』(つづきあり)
佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社
そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです。高学年から
『風味さんじゅうまる』
まはら三桃/作 (Fマ)講談社
風味の家「一斗餡」は炭鉱労働者の疲れをいやしてきたあまーい和菓子屋。
むかしながらの味をがんこに守っているが、まちおこしのSS-グランプリに出ることに…。
あまり乗り気でないお父さん、お母さんをよこめにはりきる風味だが、そこに和菓子屋の
修行からにげだしてきたチャラ男の兄も加わって…。高学年から。
『母さんが消えた夏』
キャロライン・アダーソン/著 田中奈津子/訳 (933アタ)講談社
ある朝、母さんがかえって来なかった。6年生のカーティスと5歳の弟アーティーは
ひっしで母さんがいないことをかくしながらがんばりますが・・。とつぜん母親がいなく
なってしまった兄弟のひと夏の冒険物語。高学年から。
『ゴールデンドリーム』
ロイド・アリグザンダー/作 (933アレ)評論社
アメリカの偉大な作家・アリグザンダー最後の作品。地中海や中東を思わせる架空の
舞台で、宝探しに出る少年カルロの物語です。冒険も苦しみも希望も笑いもすべてが
つまっていて、読みだしたら止まりません。アリグザンダーの本を読んだことがない人は
ぜひ挑戦してください。高学年から。
『鹿の王』上下
上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店
3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が細やかに
描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。主人公は、体内に何かを
宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。10代から
ちしきのほん
『図解!!やりかた大百科for KIDS』
(033)パイ インターナショナル
こんなことやってみたい!と思っても、わからないことがいっぱい。でもだいじょうぶ。
ストロー・ラッパのふきかた、たこや紙ヒコーキのつくりかた、犬となかよしになる方法。
速球のなげかた、忍者コースのはしり方、おかしの作り方などいろんなことがいっぱい。
えっ!こんなことも?とびっくり。すこしあぶないことは、大人といっしょにしてね。
大人が読んでも面白い!
『マップス 新世界図絵』
(290)徳間書店
各地のゆうめいな場所や食べ物、人物などがかかれた世界地図。なんと、文字も
イラストもぜんぶ手がき!さて、日本はどんなことしょうかいされているかな。
世界旅行した気分になれます。
『みんなのチャンス』
石井光太/著 (367)少年写真新聞社
家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを
知っていますか?その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、
問いかけてきます。
『ふたりのママから、きみたちへ』
東小雪、増原裕子/著 (367)イースト・プレス
今、好きな人はいますか?その人は男の子?女の子?
あなたが女の子だったら男の子が好きで、男の子だったら女の子が好きかもしれないね。
それが「あたりまえ」だと思ってたけど、実はそうじゃない人もたくさんいます。
小雪さんと裕子(ひろこ)さんはディズニーランドで初めて、女同士で結婚式をした二人。
二人の出会い、悩み、結婚……男女の恋愛と違うところはなあに?いやいや、
同じところはなあに?どこかの特別なおはなしではありません。あなたの近くにも、
言葉にできず迷っている人がいるかもしれませんよ。
『川の民話集』
(388研究)河川環境管理財団
川。およいであそんだり、魚や貝をとったり。のみ水につかったり。
そんな川もときにははんらんして家や畑をながすことも。
むかしから大切なくらしの場所だった川のいいつたえをあつめた「川の民話集」。
こわい妖怪やかみさまもでてきます。ウソのようなはなしの中には、本当のことが
かくれていたりもします。ぜひいろいろな川のおはなしをたのしんでね。
もちろん、三重県の川もでてきます。
『図鑑大好き!』
(460)彩流社
みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、とっても
たのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!
『トイレをつくる 未来をつくる』
(498)ポプラ社
トイレをつくるということは、うんちをする場所をつくるということだけではない。
環境をととのえて、こどもたちの未来をつくるということだ。
東ティモールでのトイレづくりの写真絵本。日本ではどこにでもあるトイレが
どんなに大切なやくわりをしているかが、とってもよくわかる。
『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』
飯田守/作 (546)講談社
時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。
名前は知っていてもなかなか見ることのできない新幹線。
なぞにつつまれたドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!
『バケツで実践 超豪快イネつくり』
薄井勝利/監修 (616)農文協
バケツでイネを育てると、たんぼよりも大きく育つ。
バケツイネの名人が、種モミからしゅうかく、ごはんになるまでをじっくりおしえてくれる。
ひとつぶの種モミのもつ力にびっくり!
『パパママおしえてアートミステリー13話』
(704)辰巳出版
なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?イエス・キリストはどんな顔していたの?
「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、美術作品には疑問難問がいっぱい。
パパママ答えられますか?うーんと思ったらこの一冊。パパとママのための
美術館ガイドつき。
『平安女子の楽しい生活』
川村裕子/著 (910)岩波書店
みなさんは平安時代の女の子たちってどんなイメージですか?
遠い遠い昔の世界と思ってませんか?いえいえ、実は彼女たち平安女子も
今どき女子とかわらず恋バナや占い、進路になやんだりしてたんですよ。
むずかしい古文はでてきません!古典を読むのに必要なインテリア&ファッション用語、
恋のお作法の基本など、楽しく学べます。
『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研
名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。彼女はどんな人だった
のでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと、戦争中も必死に訳し続ける
ことをあきらめなかった一人の女性の物語。
『てつがくのライオン』
工藤直子/文 長新太/絵 (911)復刊ドットコム
かたつむりから、けものの王で哲学的だとおしえられたライオン。
「てつがきてき」になろうとおもい、すわりかたからくふうしてみる。
てつがくてきになるってってどんなだろう。「ふふっ」てわらえます。
工藤直子さんの詩に、長新太さんの絵がぴったり。
あたらしく入った本(平成27年1月up)
新年あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
2015年も、図書館をたくさん利用してくださいね。
えほん
『もりのふくろう』
おおなり修司/文 おぼまこと/絵 (Pオ) 絵本館
しずかなよるのもり。リスたちはつかれてぐっすりねむっているし、
キジはたまごをあたためながらうとうとしている。
シカもサルも、どうぶつたちはみんなねむっている。おきているのは…。
しずかなしずかなえほんです。おやすみまえにどうぞ。(の)
『カッパもやっぱりキュウリでしょ?』
シゲタサヤカ/作 (Pシ)講談社
どうしてもキュウリがたべたい!よる、じどうはんばいきでキュウリをかったかえりにカッパがであったのは…。
だれかたおれている!これは…もしかして…。いえにつれてきてかんびょうするカッパだけど…。
おおわらいすることまちがいなし。(の)
『せんひくよろこび』こどものとも年中向き2014年12月号
片山健/作 福音館
みちにせんをひくっておもしろいよね。まっすぐまっすぐ、まがってまがって、ずんずんずんずん。
どこまでひけるかな。あー、やってみたいね。(の)
『ゆでたまごひめとみーとどろぼーる』
刈田澄子/さく 山村浩二/え (Pヤ)教育画劇
おべんとうばこのおしろには、かわいいゆでたまごひめがすんでいます。
あるひ、おしろのたからばこがからっぽになってしまいました。
どうやらはんにんは、まんまるあたまのさんにんぐみ「みーとどろぼーる」のしわざみたい!
ゆでたまごひめたちがさんにんのあしあとをおいかけていくと…。
おべんとうばこのなかまたちがかつやくするゆでたまごひめの絵本、第二弾。(か)
『コアラのクリスマス』
渡辺鉄太/さく 加藤チャコ/え (Pカ)福音館書店
コアラさんのすむ、もりのなかのどうぶつむらは、あついなつにクリスマスがやってきます。
ことしもどうぶつたちは、じゅんびでおおいそがし。コアラさんが木のうえでうとうとしていると、
「きたのくにぐにが ゆきあらしで みなみのくにまで プレゼントをくばりにいけません」というサンタからの
てがみがとどきました。みんなでそうだんしてコアラさんがサンタになることになり…。
たのしみにしている子どもたちに、プレゼントはちゃんととどくかな?(か)
『ほんをひらいて』
トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版
ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえてくれます。(ち)
『ゆらゆらチンアナゴ』
横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版
すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。(ち)
『ふゆのむしとり!?』
はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版
ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い。
虫のこと、もっともっと知りたくなっちゃう楽しい絵本です。(い)
『ぼくのニセモノをつくるには』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ)ブロンズ新社
やりたくないことはロボットにやってもらおう!ロボットを買って、
ぼくのニセモノをつくる!え、ぼくはどんな人かって?いろいろ答えてるんだけど、
まだ足りないの?えーと、うーんと……ぼくって、どんな人?(い)
『マララさん こんにちは』
ローズマリー・マカーニー/文 (P)西村書店
ノーベル平和賞の受賞者マララ・ユスフザイさん。強い意志をもって勉強を続ける彼女。
教育を受けるのが当たり前の日本では、遠い国の人?いえいえ、世界中のこどもたちが、
まるで友達のようにマララさんを見ていますよ。マララさんと、女の子たちの声を聞いて
みてくださいね。きっと、あなたも挨拶をしたくなりますよ。(い)
『トムテと赤いマフラー』
レーナ・アッロ/文 カタリーナ・クルースヴァル/絵 (Pク)光村教育図書
小さいころ、なくしてしまった赤いマフラー。どうなってしまったのか気になってしかたがありません。
スウェーデンに伝わる小人トムテから、聞こえてきたマフラーと旅のお話…。
もしかしたら、あなたがなくしたマフラーもこんな旅をしてきたのかも?想像をめぐらせたくなる絵本です。(い)
あかちゃんえほん
『きょうのおやつは かがみのえほん』
わたなべちなつ/さく (Pワ 赤ちゃん絵本コーナー)福音館書店
おやつのしたくをはじめよう。ボウルにたまご、こむぎこ、おさとう、ぎゅうにゅうをいれて…。
えほんをまっすぐひらくとえがうつって、立体的にみえるかがみのような紙のふしぎなえほんです。
ぜひ手にとってよんでみてください。(か)
よみもの
『あしたあさってしあさって』
もりやまみやこ/作 はたこうしろう/絵 (Fモ)小峰書店
くまのこのおとうさんは、しばらく、うちをはなれ、とおくのまちでしごとをしています。
おかあさんに「いつかえってくるの?」ときくと「しあさって。」とおしえてもらいました。
はやくしあさってになあれ!うれしくてたまらないくまのこは…。
こころがじんわりあたたかくなるおはなしです。(か)
『シロガラス ①②③』(つづきあり)
佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社
そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです(ち)
『星のこども』
川島えつこ/作 (Fカ) ポプラ社
五年生の新しいクラスになかなかなじめない「ゆい」。お姉ちゃんは生物の先生。
サンショウウオとか、メダカやイモリなんかをたくさん飼っている。そんなお姉ちゃんが
「あかちゃんがうまれるんだ」って……びっくり!おなかの中の赤ちゃんって、どんな顔をしているのかな?
はたこうしろうさんの、やわらかな絵も素敵な物語です。小学校高学年から(い)
『オリガミ・ヨーダの研究レポート』
トム・アングルバーガー/作 徳間書店(933アン)
ドワイトの指にいつもはまっているオリガミのヨーダ。相談をすると、けっこういい答えをくれるらしい。
ヨーダはもちろん、スター・ウォーズにでてくる偉大なるジェダイマスター。
あちこちにかわいいスター・ウォーズのイラストがちりばめられています。
でもお話は、アメリカのふつうのティーンの日常。アメリカの子どもにとても支持されている本なのです!
オリガミ・ヨーダを考案したのは、日本の折り紙作家・川畑文昭さんですよ。高学年から。(ち)
『ラモーゼ 上下』
キャロル・ウィルキンソン/作 (933ウィ) くもん出版
エジプトに暮らす王子ラモーゼ。父王の後妻に暗殺されかけたが、生きのび宮殿をぬけだす。
初めてのことばかりで戸惑うラモーゼ。奴隷の女の子との友情や、見知らぬ生活。
王宮に戻ることはできるのか…。下巻では予想外の展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
西洋のファンタジーとは違う、エジプトの神話や空気が伝わる作品です。高学年から(い)
ちしきのほん
『みんなのチャンス』
石井光太 (367)少年写真新聞社
家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを知っていますか?
その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、問いかけてきます。
どんなにひどい環境でも、笑顔を向ける子どもたち。一枚の写真は、どんなことばよりも、事実を伝えてくれます。(ち)
『<できること>の見つけ方』
石田由香里・西村幹子/著 (369) 岩波ジュニア新書
視覚障害を持ちながら、和歌山を出て東京の大学に通い、フィリピンやイギリスに留学している石田さん。
前向きな生き方をしているようにみえても、親に「お前さえいなかったら」と言われ、
何度も何度もくじけています。今、生きることに疲れている人、進路に悩む人、
自分とはなにかわからなくなっている人、すべての人に読んでほしい1冊です。(ち)
『地雷をふんだゾウ』
藤原幸一 (489) 岩崎書店
東南アジアでは野生のゾウより、家畜のゾウのほうが多いと言われているそうです。
地雷を踏んでしまい足をなくしてしまったゾウは、重い体重を支えきれずに死んでしまうこともあります。
地雷の怖さと、家畜のゾウのつらい現実が目に飛び込んできます。(い)
『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』
飯田守/作 (546) 講談社
時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。名前は知っていてもなかなか
見ることのできない新幹線。ドクターイエローはどんなことをしているの?そんななぞにつつまれた
ドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!(の)
『親子で楽しむ!プラバンでつくる本格マスコット』
NanaAkua/作 (751) 日東書院本社
絵をかいてオーブントースターにいれて、あっというまにできてしまうプラバンのマスコット。
おーっ!これならできるとおもうものがいっぱい。やけどをしないようにちゅういして、がんばってつくってみてね。(の)
あたらしく入った本(平成26年11月up)
みんなもかぜをひかないように気を付けてね。
えほん
『こけしのゆめ』
チャンキー松本/作 いぬんこ/絵 (Pイ)学研教育出版
「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
また元気になってくれるのでしょうか(か)
『ひみつのかんかん』
花山かずみ/作 (Pハ)偕成社
わたしには、おばあちゃんのおかあさん、ひいばあちゃんがいます。
ときどきおかあさんとあそびにいくけど、いつもおなじことをきくし、
いっしょにあそばないから、あまりなかよしってわけではありません。
でもある日、ひいばあちゃんのたくさんの思い出とひみつがつまった宝物のかんかんをみつけて・・。
女の子とひいばあちゃんとのあたたかな会話が楽しい絵本です。(か)
『いえでをしたくなったので』
リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 (Pハ)ほるぷ出版
45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。
いえでをしたくなった4にんきょうだいが、あっちへいったりこっちへ行ったり。
白黒なのに、いきいきとばめんが伝わってきます。(ち)
『ウルトラ怪獣あいうえお』
(P)交通新聞社
ウルトラかいじゅうのなまえで、「あいうえお」を、おぼえよう!
お父さんやおじいちゃんが絵本をよむきっかけにもなるかも。(ち)
『おえかきしりとり』
(P)講談社
ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。(ち)
『ぞうまうぞ・さるのるさ』
石津ちひろ/文 高畠純/絵 (Pタ)ポプラ社
「ぞうどうぞ」「ぞうくさくうぞ」「さるのるさ」
「さる くま うま くるさ」「さる・・・」
上からよんでも下からよんでもおなじことばですすむおはなし。
おもわずアハハっとわらってしまいます。 絵とことばもぴったり!(の)
『しょうてんがいはふしぎどおり』
内田麟太郎/文 村田エミコ/絵 (Pム)佼成出版
あけぼのしょうてんがいは、おばあちゃんとでかけるとふしぎどおりにかわる。とけいや
さんのすなどけいがさばくになったり。あっ、たぬきのおきものがおじさんに・・・。
あっ、おあげをかいにきた人のかげが・・・。楽しい版画絵本。(の)
『クリスティーナとおおきなはこ』
パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵 (Pハ)偕成社
ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、こんなにたくさんのことができます。
想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。大人が読むと、どこか懐かしい気持ちになるかも。(い)
『クジラにあいたいときは』
ジュリー・フォリアーノ/文 エリン・E・ステッド/絵 (Pス)講談社
クジラにあいたいときは……どうしようかな? うみに いこうかな。いかないと
あえないかな? じっと まどから そとを みてみる。なぜだか、せかせかして
しまう大人の方にもおすすめ。眠る前の読み聞かせにもいいかもしれません。(い)
『ぱっぴ ぷっぺ ぽん』
もろかおり/絵 うしろよしあき/文 (Pモ)ポプラ社
おもわず口ずさみたくなる楽しい絵本。カラフルな色も楽しい。とにかく楽しく遊びたくなる絵本です!
大きな声で、子どもも大人も「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」!(い)
『クレヨンからのおねがい!』
ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵 (Pシ)ほるぷ出版
お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!ケンカしているクレヨンもいるみたい。
さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?小学生の子にもおすすめです。(い)
『希望の牧場』
森絵都/作 吉田尚令/絵 (Pヨ)岩崎書店
原子力発電所の事故のあと、近くの牧場の牛は、食べられなくなったので殺すことになりました。
でも、生きている牛です。毎日、お世話をした牛です。だから殺さなかった牧場もあります。
もう食べられないけれど、殺さなかった。どうして?どうしたらいい?なにが『希望』なんだろう?
もう一度、考えてほしい。何度だって考えてほしい。そんな絵本です。(い)
『かえるの竹取ものがたり」
俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店
みんなもよく知っている、日本でいちばん古いといわれている「かぐや姫」のおはなし。
でもこの絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、なんだかちがった感じ。
絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない人は、図書館できいてね。
「かえるの平家ものがたり」もいっしょにみてね。(の)
赤ちゃんえほん
『とんとんとんとんひげじいさん』
藤本ともひこ/構成・絵 ひさかたチャイルド
とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると・・
あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが絵本になりました。
あかちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。(か)
よみもの
『鹿の王』上下
上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店
3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が
細やかに描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。
主人公は、体内に何かを宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。 10代から(ち)
『こぶたのぶうくん』
小沢正/作 (Fオ)フレーベル館
おふろに入るのを、いやがってにげだした、こぶたのぶうくん。タオルやセッケンが
おいかけますが、はだかんぼのまま、どんどこどんどこ にげだします。セッケンに
つかまりそうになってつるりとすべり、ころげおちたところは、おふろずきの
オオカミのおうち。どこかにいそうな、こぶたのぶうくんのおはなしです。
小学低学年から。(の)
ちしきのほん
『ゾウのひみつ』
池田菜津美/文 松橋利光/写真 神田めぐみ/イラスト(489) 新日本出版社
「どうして耳がおおきいの?」「歯はどんなかたち?」などなどどうぶつえんの
にんきもの、ゾウのひみつをわかりやすくおしえてくれる写真えほんです。
ゾウクイズやくわしいちしきなど、もりだくさん。ゾウ博士をめざそう!(か)
『100冊の絵本と親子の3000日』
(019)研究 教育出版
18組の親子の、0歳から八年間の読み聞かせを、専門家が研究した記録です。
といっても硬い本ではなく、絵本の読み聞かせが与えてくれる、すてきな時間を教えてくれます。
年齢ごとの子どもの様子や、子どもの発達の解説、絵本リストもあります。
絵本とともにプレゼントしてもいいですね。(ち)
『粒でできた世界』
結城千代子、田中幸/作(431) 太郎次郎社エディタス
科学の世界を、ゆっくり楽しむ「ワンダー・ラボラトリ」シリーズ。
むずかしい知識や数式は必要なし。ちょっと想像力をプラスすれば、
まるで新しいものがたりを読んでいるよう……な気持ちになるかもしれません。
理科や科学と聞くと、なんだか逃げたくなる、そんなあなたへ贈ります。(い)
『「もしも?」の図鑑 珍獣大決戦』
今泉忠明/作(480) 実業之日本社
「動物」ってなに?じゃあ、「珍獣」ってどんな動物?うーんと考えこんだ人は読んでみて。
珍獣がどこにすんでいてどんなことをしているかがわかります。
珍獣と人間の「もしも」の対決にもびっくり!これであなたも珍獣博士。(の)
あたらしく入った本(平成26年9月up)
あきです。虫ののなきかたもとってもじょうずになってきました。
おいしいあき、たのしいあき、しずかなあき。
みんなのすきなあきはどんなかな?
としょかんにさがしにきてね。
えほん
『かがみのなか』
恩田陸/作 樋口佳絵/絵 (Pヒ)岩崎書店
いえのなか、おみせ、まちかど、まいにちみているかがみ。
右手をだせば左手をだす。でもときどきまちがえる。えっ?きゃーっ!
読んだあと、かがみをみられるかな。
こわいの大好きな人、ぜひどうぞ。(の)
『いろいろいろのほん』
エルヴェ・テュレ/絵 たにかわしゅんたろう/訳 (Pテ)ポプラ社
ページをひらくと色がいっぱい。さわってみたりゆすってみたり、
あっ色がかわった!
絵具をぺたぺた手につけてさわっているみたいなきもちになれる本。(の)
『ライオンのひみつ』
マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社
図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、
つよくつよくねがうじけんにであいます。そして・・・。
図書館ではたらく人は、なにがおこってもおどろいてはいけません。(ち)
『そうちゃんはおこってるんだもん』
筒井頼子/文 渡辺洋二/絵 (Pワ)福音館書店
ちょっとしたことですねて、つくえの下にもぐりこんだそうちゃん。
なにもかもタイミングが悪くて、もうおこっているのかどうかわからなく
なっても、つくえの下から出られません。そんなことって、あるよね。
子どもにも、親にもあるある、の1冊。(ち)
『ふしぎなともだち』
たじま ゆきひこ/作 (Pタ)くもん出版
島にひっこしてきた「ゆうすけ」が出会った、自閉症の子「やっくん」。
どんなふうに接したらいいのかな?この絵本を読むと、
少しわかってくるような 気がします。つかず離れず、
クラスみんなのあたたかいまなざしが伝わってくるようです。(い)
『ヨハンナの電車のたび』
カトリーン・シェーラー/作 (Pシ)西村書店
さて、白い紙を用意して、これからお話を作ります。
まずは電車を描いているところ。いろんな動物が電車に乗っています。
次はブタさんを描いて……おや?ブタさんが話しかけてきました。
なんだかおもしろいたびになりそうです。(い)
『オオサンショウウオ』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえん社
80センチにもなる大きないきもの!川の中ではどんなふうに動いているのかな?
卵を育てているときは、ちょっとびっくりする行動をします。
大切な赤ちゃんに、うっかりハプニングもおこったり…。
あんまりオオサンショウウオが好きじゃなかった人も、
ちょっと好きになるかも。(い)
『きみの すきな どうぶつ なあに?』
(P)ポプラ社
エリック・カールと13人のなかまたちが、大好きな動物の絵をかきました。
いろんな動物、いろんな絵。絵本が好きな大人が見ると、もっと楽しいかも。
最後に絵本作家たちの、子どものころの写真もあります。
見ているうちにあなたも動物の絵を描きたくなるかもしれませんよ。(い)
『はーいミミせんせいですよ!』
やなせたかし/作・絵(Pヤ)フレーベル
うさぎのミミ先生のことを子どもたちはみんなだいすき。
だっていつでも「まかせて!」とかいけつしてくれるんです。
やなせたかし作「ミミ先生は好きよ」の歌にそった、
ミミ先生と子どもたちのお話です。
アンパンマンもでてくるよ!がくふや歌のふりつけもついている、
歌っておどれる楽しい絵本です。(か)
赤ちゃんえほん
『わらってるわらってる』『ないてるないてる』
クレヨンハウス 赤ちゃんえほん
わらっている顔、ないている顔ばかりあつめた字のないえほん。
二十の顔は、二十人の作家が一つずつかいています。
赤ちゃんと一緒にながめているだけでも楽しいけれど、大人は、
誰の絵かあててみたり、最後のページのコメントを読むのも楽しい!(ち)
よみもの
『ダンゴムシだんごろう』
みおちづる/作 (Fミ)
おいら、ダンゴムシのだんごろう。
おっかさんと99ひきのおとうとたちのため、たびにでるでござる。
まいごのアリをたすけ、よわむしのカブトムシのかわりにすもうをとり、
ちいさなだんごろうはだいかつやく。えっ、どんなふうにって?
それは読んでのおたのしみでござる。低学年から。(の)
『たんぽぽの目』
村岡花子/ 作 (Fム)
テレビでも話題の「赤毛のアン」のほんやく者、村岡花子さんの童話集。
「たんぽぽの目」のほか「なみださん」「みみずの女王」など
おはなしがいっぱい。
やさしくていねいな文章で心にしみわたります。中学年から。(の)
ちしきのほん
『学校図書館の対話力』
渡邊重夫/著 (071研究)青弓社
昨年は、日本国内で、『はだしのゲン』を自由にみられないようにしたり、
『アンネの日記』関係図書がたくさん破られたり、という、
子どもの本に関する事件が起こりました。
それらは、本のまわりで働く者にとって、重大な問題です。
子どもたちの未来のために、図書館や学校は、どう考え、
どう教えるべきかを論じたこの本、たくさんの人に読んで、
考えてもらいたいものです。(ち)
『語りつぎお話絵本 せんそうってなんだったの?』シリーズ
(210)学研
戦争のこと、考えるのはむずかしい……
そんな人に、まずはじめに読んでほしい本。
まるで戦争を体験した人に、目の前で話をしてもらっているようです。
「集団的自衛権(しゅうだんてきじえいけん)」とはどんなものか考える時、
やっぱり戦争のことも知っておくべきなのかもしれませんね。(い)
『日本の妖怪完全ビジュアルガイド』
小松和彦/監修,飯倉義之/監修(388)カンゼン
日本全国の妖怪150種類以上をデータ化。
大迫力のカラーイラストと解説がついています。
妖怪の言い伝えや昔話がある地域をマップで表記、
歴史的資料も掲載されています。
日本全国、妖怪さがしめぐりをしてみてはいかがですか?
これを読めばきっとあなたも妖怪博士!(か)
『図鑑大好き!』
(460)彩流社
みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、
とってもたのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!(ち)
『13歳からの料理のきほん34』
アントラム栢木利美/著(596)海竜社
塩少々とひとつまみのちがいってなに?1カップと1合ってちがうの?
などなど料理の本を読んでいてもわからないことってたくさんありますよね。
そんなきほんからじょうしきまでわかりやすくかいせつしてくれる本です。
これから料理をはじめようかなと思っている子どもたちから、
料理の苦手な大人まで役立つことまちがいなしです。(か)
『ずかんフルーツ』
(625)技術評論社
日本ではあまりなじみのない熱帯フルーツ。
どこでどんなふうに育っているのかな?
いったいどうやって食べたらいいの?
では調べてみましょう。熱帯フルーツが
生まれてみんなのもとへやってくるまでがよくわかります。(の)
『ちょこっとできる びっくり!工作』シリーズ
(750)偕成社
わごむ、ストロー、せんたくばさみ、かいちゅうでんとうを使って、
いろんな工作をしてみよう!ちょっと工夫すると、
おもしろい形ができあがるよ。
たくさん用意して作ると、本よりもすっごいものができるかもね。(い)
『パパママおしえてアートミステリー13話』
(704)辰巳出版
なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?
イエス・キリストはどんな顔していたの?
「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、
美術作品には疑問難問がいっぱい。
パパママ答えられますか?
うーんと思ったらこの一冊。芸術の秋にぴったり。
パパとママのための美術館ガイドつき。(の)
『新聞紙とガムテープでこんなのつくれた!』
関口光太郎/著 (750)講談社
よういするのは、新聞紙とガムテープだけ。
作れるものは、むげんだい!むずかしさのめやすも書いてあり、
ちいさい人からつくれます!(ち)
あたらしく入った本(平成26年7月up)
早くもあつい日がやってきましたね。
じどうしつは夏休みにむけて準備開始(じゅんびかいし)です!
みなさんも宿題の準備はおはやめに・・・!
えほん
『おやすみおやすみ』
シャーロット・ゾロトウ/文 ウラジミール・ポプリ/絵 (Pホ) 岩波書店
クマ、ハト、サカナ、ウマ、イモムシ、こねこなど、たくさんの動物たちのねむるようすを
やさしいことばと色づかいで描いた絵本です。おやすみ前にぴったり!(か)
『ならんでるならんでる』
竹下文子/作 鈴木まもる/絵 (Pス)偕成社
ちいさいありがならんでる。あひるがならんでる。こどもが10にんならんでる。
それから、それから、どんなたのしいことがまってるのかな?きっと、ならぶのがどんどんたのしくなってきますよ。
鈴木まもるさんのやさしくてかわいい絵もすてきな絵本です。(か)
『あかいえのぐ』
エドワード・アーディゾーニ/作 (Pア)瑞雲社
お父さんは絵かき。お金はありませんが、5人かぞくはなかよしです。
さいごのしあげの赤い絵の具も、たべるものもなくなり大ピンチになったとき、
ふたりの子どもががんばります。名作をたくさんかいているアーディゾーニが残した、すてきなえほん。(ち)
『大きくなるってこんなこと!』
ヘレン・オクセンバリー/作 (Pオ)評論社
小さいぼうやの冬の服をはこにしまい、春がきて、夏がきて秋がきて、
また冬になってはこをあけると、もう服は小さくなっていました。ぼくは大きくなったんだ!
きせつとともに、ぼうやの成長をえがきます。(ち)
『どっとこどうぶつえん』
中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
□■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつかわかるかな?(ち)
『あっ、ひっかかった』
オリヴァー・ジェファーズ/作・絵 (Pシ)徳間書店
凧(たこ)をとばして、あそんでいたら、木にひっかかっちゃった!凧をとるために、くつをなげ、
ネコをなげ、あれもこれもなげて…。どうして、そんなものまで、なげちゃうの!?ラストは、
きっとツッコミを入れたくなりますよ。(い)
『ほうれんそうは ないています』
鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしくなあれと、笑いかけていた野菜。
酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。おいしいね、おいしいねと、笑いかけていた牛乳。
原発事故がおきて、すべて捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。(い)
『どうぶつたちは しっている』
イーラ/写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 (Pイ)文遊社
どうぶつたちの目が、じっとなにかを見つめています。いったい、なに?なにがあるの?
白黒写真はあんまり…と、読まずにいるのはもったいないですよ。(い)
『ぼく、みつけたよ』
あべ弘士/作 (Pア)ビリケン出版
とても あつい ある日。 ぼくは ふしぎな あしあとを みつけた。
きっと 恐竜のあしあと! ふしぎな あしあとを さがしに しゅっぱつ!
じつは、このあしあと、三重県総合博物館にかざられています。あなたは見つけられるかな?(い)
『ミスターワッフル!』
ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版
とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、
あちらは命がけの争い!何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。(い)
『あめふりうります』
平田昌広/文 絵/野村たかあき (Pノ)講談社
〈ねこがかおをあらうとあめがふる〉とはむかしからのいいつたえ。
ある日、ぐうたらねこのねこきちはおかしなしょうばいを思いた。
「ひがーしのはたけにあめざんざん」そういって、かおをごしごし。すると…。(の)
『ねむいんだもん』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえんしゃ
すやすや すーやすや。まきばでうまが、パンダがきのうえで、らっこがうみのうえで。
ねむっているときってなんだかわらっているみたいだね。ああ、なんだかねむたくなってくる。(の)
『やぎや』
長野ヒデ子/作 スズキコージ/絵 (Pス)すずき出版
まちはずれのもりのなか、トンネルをくぐるとやぎのいっかがくらしてた。
みんなではたけをたがやして、パンをやいてスープをつくって。めえー、めえー。うめえーうめえー。(の)
『うみべのいす』
内田麟太郎/文 nakaban/絵 (Pナ)佼成出版社
しろい はまべに いすが ひとつ。すわっているのは だれ?
ねこが うみのほうに みているのは さかな。
くまが みているのは?みんな それぞれ みえるものが ちがいます。
あなたは なにが みえるかな。(の)
あかちゃんえほん
『ぎゅうぎゅうぎゅう』
おーなり由子/作 はたこうしろう/絵 (赤ちゃんえほん Pハ)講談社
おててをぎゅう。おなかをぎゅう。おかあさんやみんなでぎゅうってたくさんすると、
とってもあたたかいきもちになれる赤ちゃん絵本です。
ぜひ親子のスキンシップにも使ってみてください。読み聞かせにもぴったりです。(か)
『なにからできているでしょーか?』
大森裕子/作 (赤ちゃんえほん Pオ)白泉社
おにぎり、ラーメン、ハンバーガー・・・。おいしそうな食べものがいっぱい。
でも、なにからできてるのかな?ぜひ、親子でお話ししながら、いっしょにページをめくって楽しんでください。(か)
よみもの
『そこから逃げ出す魔法のことば』
岡田淳/作 (F/オ)偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師になったり、
安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、ふたりだけのひみつ。
小学校中学年から(の)
『ネネとヨヨのもしもの魔法』
白倉由美/作 (Fシ)徳間書店
もしも…とか、こうだったらな…と「想像」することが禁じられた世界。
聖マルグリット学院で暮らす子供たち。ネネが見つけた<もしもの魔法>ノートが、新しい世界を開いていきます。
小学校高学年から(い)
ちしきのほん
『図解!!やりかた大百科 for KIDS』
Joseph Pred/著 (033) パイ インターナショナル
静電気で水を曲げるには?ロケットを発射するには?月の満ち欠けの見方、おたまじゃくしの育て方など
役立ちそうな実験や探検のやりかたがいっぱい!でもこの本はそれだけではない!
ガムを鼻でふくらませるには?ゾンビになるには?忍者の障害コースの走り方など
おもしろくてちょっとかわった、学校では教えてくれないけど役にたつ(かもしれない)241の豆知識がいっぱいです。(か)
『日本の駅 なるほど百科』
(546)交通新聞社
約4600あるJRの駅名を、ぜんぶのせました!面白い駅は写真と解説つき。アイウエオ順の
駅名リストもカンペキ。交通新聞社の本は、マニアには目が離せません。(ち)
『古くて新しい椅子』
中嶋 浩郎 /文 パオラ・ボルドリーニ /絵 (583)福音館書店
10歳のマルコは勉強机をもらうことになりました。何十年も前の、古くてボロボロの机とイス。
新しい机を買ってもらえると思ったのにな…。でも家具職人に直してもらったら、まるで新品のよう。
イタリアではそういった職人が、今も生活の中にとけこんでいるそうです。そんなふうに長く物を
使っていけたらいいですよね。(い)
『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研
名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。
彼女はどんな人だったのでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと
戦争中も必死に訳し続けることをあきらめなかった、一人の女性の物語。
朝の連続テレビ小説、「花子とアン」も人気の今、こちらもおすすめです。(か)
『「少年探偵団」大研究 上下』
(Fエ)ポプラ社
『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?
学校の図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんやお母さん、
ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうになって読んだはず。
登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの魅力をすべて網羅した研究本です。(ち)
あたらしく入った本(平成26年5月up)
かわいい色とかたちのいす、ぜひすわってみてくださいね!
いたたっ。ぶつかっちゃった!あれれ?なんだか、からだがおかしくなってきて・・。 (か)
きれいに雪が積もったら、冬王さまにごあいさつ。やさしい童話のような絵本です。 (い)
『やくそく』
でも中に入っていたのは、みどり色のドングリ。「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするんならね」
このステキなやくそくを、わたしは守ろうと思った…。(い)
『どんぐり』
どんぐりはそのたびに「もっとおいしくなるから、たべないで。」とおねがいします。
おとうさん、おかあさん、赤ちゃんに接する人に、ぜひ読んでほしい一冊です。(い)
呪いをとくため、やってきたひとりの王子さま算数の力で妖精の呪いに
『いまこそ沖縄 沖縄に親しむ50問50答』
あたらしく入った本(平成26年3月up)
あたらしく入った本のなかから、
じどうしつのかかりが気に入った本をしょうかいします。
☆としょかんのホームページがあたらしくなりました☆
図書館にあたらしく入った本の中から、じどうしつのかかりが
お気に入りの本をしょうかいしていきます。たのしみにしていてね。(か)
『チャーリー、おじいちゃんにあう』
エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵(Pオ 岩崎書店)
おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬと、ともだちになるやりかたをしらないらしい。
さあ、ふたりはともだちになれるかな。(の)
『はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ』
すとうあさえ/文 鈴木まもる/絵(Pス 童心社)
新潟(にいがた)から、福島(ふくしま)の郡山(こおりやま)まで、まよなかに出発!
雪が降ってくるし、長い坂道でデーデは止まってしまいそう。
福島まで走りきることができるでしょうか。
力強いきかんしゃの音が聞こえてきそうです。(い)
『いのちをいただく』
内田美智子/作 魚戸おさむとゆかいななかまたち/絵(Pウ 講談社)
牛肉は、だいじに育てた牛を殺してつくる。
坂本さんはかなしくて、「(牛を育てるのは)もう止めよう」と、なんども思った。
それでも止めなかったのは…?だいじに育てた牛を、だいじに食べること。
じっくり読んでほしい絵本です。(い)
『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』
アーロン・ベッカー/作(Pヘ 講談社)
女の子が見つけた赤いマーカー。ドアかいたら、その向こうはふしぎな森。
川にきたら、ふねをかこう。女の子のぼうけんはどこまで続くんだろう。
文字がないから、あなたの言葉をつけたしてね。(い)
『だるまなんだ』
おおなり修司/文 丸山誠司/絵(Pマ 絵本館)
だ・る・ま・さ・ん・が・・・えぇ、そんなことに!?動きも、絵も、なんだか変。
このおもしろさ、読んでのおたのしみ。(い)
『犬になった王子』
君島久子/文 後藤仁/絵(Pコ 岩波書店)
『白いりゅう 黒いりゅう』(92 岩波書店)に収録されているチベットの民話が、
うつくしい絵本になりました。大切な食べ物、麦をめぐる、王子の冒険の物語。
宮崎駿の『シュナの旅』(72 児庫)という作品は、この物語をベースにかかれたそうです。(ち)
『ぼくらのひみつけんきゅうじょ』
森洋子/作(Pモ PHP研究所)
家の前の道は、ぼくらのあそび場。なわとびゆらせばジャングルだ。
やかんにすわれば宇宙飛行。黒と赤だけでかかれる絵に注目。(ち)
『どこどこハート』
tupera tupera /作(赤ちゃんえほん ブロンズ新社)
にわとり、ゴリラ、おんなのこ・・。ページをひらけば、たくさんのハート・ハート・ハート!!
いろとりどりのせかいがひろがります。いくつみつけられるかな?
ひとりでもおやこでもいっしょにたのしめます。(か)
『にんじん だいこん ごぼう ~日本の昔話より~』
植垣歩子/再話・絵 (赤ちゃんえほん 福音館)
にんじんとだいこんとごぼうの色は、もともとはしろかったんですって!
あるひ、どろんこあそびをしていたら・・。あらら。
なかよしさんにんは、どうしてあんな色になっちゃったのかな?
日本の昔話をもとにした、絵もおもしろくて、たのしい絵本です。(か)
『ゾウと旅した戦争の冬』
マイケル・モーパーゴ/作(933モ 徳間書店)
空襲警報のなるドイツの町を脱出し、少女リジーと家族、小ゾウのマレーネの旅が始まった。
苦しい中にも、小ゾウの存在が人々を助け、読むほうの心も温かくしてくれます。10代から。(ち)
『にげだした王さま』
宮下すずか/作(Fミ くもん出版)
本の中の文字が、夜になると、ごしょごしょおはなし。
いばりんぼうの「王」が「玉」にむかって、「へんてこな点があって、かっこわるいね」
なんて言ったからさあたいへん!点のついてる文字たちにおいかけられて、「王」はにげだしちゃった。(い)
『絵本の記憶、子どもの気持ち』
山口雅子/著(研究 019 福音館)
子どものころに「読んでもらった」絵本を覚えていますか?
著者に導かれて大学生が思い出す絵本の記憶は、母親との暖かい思いでした。
子どもにかかわるすべての人に読んでもらいたい本です。(ち)
『「生きられた家」をつむぐ』
奥山明日香/著(平凡社 520)
いろいろな形の家や、建築家の言葉がでてくる「くうねるところに すむところ」シリーズ(い)
『漫画家たちの戦争』(シリーズ全6巻)
手塚治虫ほか/作(まんが 金の星社 726)
手塚治虫、赤塚不二夫、ちばてつやなど、日本を代表する、
漫画家たちが、戦争の悲劇や二度と起こしてはならないという
メッセージをこめて描いた作品を集め、シリーズ化されました。
漫画を通して、戦争というものをあらためて、考えさせられる作品ばかりです。(か)
『なぞかけ動物園』『なぞかけ食堂』
ねづっち/著(理論社 807)
「○○とかけて、△△ととく、その心は!」江戸時代にうまれた、なぞなぞの形。
ちょっとむずかしい?大人もちょっと困っちゃうような、なぞかけがいっぱいです。(い)