あたらしいこどもの本
あたらしくはいった本(平成30年4月UP)
あちらこちらで、さくらがさきはじめました。
あたらしいことがはじまる、わくわく、どきどきのきせつです。
としょかんでも、あたらしい本をよういしてまっています。
★えほん★
『くまがまく』
丸山誠司/作(Pマ)絵本館
くまがまく たねをまく。くまはまく まめをまく。
くまはまく まわしをまく。しおもまく。
くまが、いろいろ、どんどんまいてしまう。
まくものってこんなにあるんだね。
くりかえしの、たのしいことばあそびのえほん。
『ネルはいぬのめいたんてい』
ジュリア・ドナルドソン/文 サラ・オギルヴィー/絵 (Pオ) BL出版
ピーターとすんでいる、いぬのネルはめいたんてい。
くんくんくん。おさらのなか、ソファのすみ、くつにくつした、とんでったボール。
なんでもみつけます。ある日、がっこうの本がぜんぶなくなって・・・!
さあ、ネル!がんばって!
『ネルソンせんせいがきえちゃった!』
ハリー・アラード/文 ジェイムズ・マーシャル/絵 もりうちすみこ/訳(Pマ)朔北社
2ねん1くみは、がっこうじゅうでいちばんおぎょうぎのわるいクラス。
おしゃべりしたりふざけたり、ネルソンせんせいのいうことをぜんぜんききません。
そんなある日、ネルソンせんせいがとつぜんいなくなってしまいました。
かわりにきたのはまじょのように、とってもこわくてきびしい、スワンプせんせい。
ネルソンせんせいはどうなっちゃったの!?はやくかえってきて!
『うそうそかわうそのむかしばなし』
はやしますみ/作(Pハ)小学館
むか~しむかしのことざんす。ものしりがおのかわうその
ほんとみたいな、うそうそ、うそんこ、むかしばなしのはじまり、はじまり~。
『かんぱいよっぱらい』
はらぺこめがね/作 (Pハ) 岩崎書店
かんぱーい!ビールにワインにあつかんにクリームソーダ!?
いろんなかんぱい、いろんなヨッパライ!
たのしいかんぱいで、かわいくよっぱらいたいね。もちろん、子どもはお酒はだめだよ。
『ママが10にん!?』
天野慶/文 はまのゆか/絵 (Pハ)ほるぷ出版
ママは、いつもいそがしそう。あーあ、ママが10人いたらいいのになぁ。
そしたら、ひとり目のママは、ぼくと遊んでくれて、ふたり目のママは、
おもしろい本をよんでくれて、3にん目のママは、たのしいうたをうたってくれて、
4にん目のママは・・・ってどんどんママがふえちゃった!?
『もうちょっと もうちょっと』
きむらゆういち/文 高畠純/絵 (Pタ) 福音館書店
りんごをみつけたコブタ。落ちてきたりんごに「やったあ!」と、
よろこんだのもいっしゅん。りんごはコロコロとあなの中へ…。
手をのばしてもとどかない…。ツンッ!もっとおくにいっちゃった!
コブタはりんごが食べられるかな?
『おはなみくまちゃん』
シャーリー・パレントー/文 ディヴィッド・ウォーカー/絵 福本友美子/訳 (Pウ) 岩崎書店
さくらがまんかいになって、くまちゃんたちがみんなでおはなみに行きます。
バスケットにおべんとうとおおきなタオルをつめて、みんなであそぶたこももって。
あたたかい春のかぜをかんじるような絵本になっています。
『わたしはヴァネッサと歩く』
ケラスコエット/文・絵 (Pケ) 岩崎書店
転校生のヴァネッサ。なんだかみんなとなじめないみたい。
わたしがヴァネッサにしてあげられることってなんだろう?
いじめについて考える、文字のない絵本です。
『きつねうどん たぬきうどん』
古内ヨシ/作 (Pフ) 大日本図書
きつねうどんがだいすきなきつねくんと、たぬきうどんがだいすきなたぬきくんは
いつも人にばけてうどんやさんへ。
でもほんとうにおいしいのはいったいどっち?とけんかになってしまって…。
『いろいろいろんなかぞくのほん』
メアリ・ホフマン/文 ロス・アスクィス/絵 (Pア) 少年写真新聞社
だいたいの人にはかぞくがいる。でも、かぞくはいろいろ。
国も、家も、しごとも、くらしかたも、きもちも、
みんなちがう。「ちがうこと」を、たのしくやさしくおしえてくれるえほん。
★あかちゃんのえほん★
『安西水丸のどうぶつパシャパシャ』
安西水丸/絵 安西かおり/文(Pア赤ちゃん)文芸社
ゾウさん、ワニさん、カバさん、イヌさん・・・・みんなカメラでパシャパシャ。
みんな、じょうずにしゃしんがとれたかな?
『ポンチ』
織田りねん/文 ちえちひろ/絵 (Pチあかちゃん) パイ・インターナショナル
ポンチ ポンチ みかんがポンチ。ポンチ ポンチ キウイがポンチ。
いろいろなくだものがいっぱいでてきて、さいごはみんなで・・・。
うたうような、くりかえしがたのしいえほん。
★よみもの★
『こんぴら狗』
今井恭子/作(Fイ) くもん出版
かい主の弥生の病気がなおるようにと、金毘羅(こんぴら)さんへとおまいりにだされた
犬のムツキ。
いっしょに旅をはじめた「ごいんきょ」がたおれ、ひとりにぼっちに・・・。
いろいろな人たちに助けられ、やっと金毘羅さんにたどりつく。
江戸から今の香川県までを往復する、ムツキとたびであった人たちの、おはなし。10代から
『図書館につづく道』
草谷桂子/著(Fク) 子どもの未来社
みなさんにとって図書館はどんな存在でしょう。
たくさん本を読める場所?ちょっと休憩するところ?
子どものための場所?いやいや図書館なんて自分とは縁がない、
という人もいるかもしれませんね。
小さな村にある深山町図書館はどうでしょう。
図書館からつながっていく人との出会い。
あなたの知っている誰かに似ている人がいるかもしれませんよ。中学年から。
『シロクマが家にやってきた!』
マリア・ファーラー/作(933ファ)あかね書房
障害のある弟のために、アーサーはいつもがまんしてばっかり。
もう二度と家に戻るもんか!と飛び出したら、家の前にいたのはシロクマ。
……え?シロクマ!?シロクマと一緒の生活ってどんな感じ?
言葉がつうじなくても伝わるのかな。読むと気持ちがほっこりする本です。10代から。
『熊とにんげん』
ライナー・チムニク/作 (943)徳間書店
ともに旅をする熊とおじさん。その交流ときずな、メロディーが心を打ちます。
多くの児童文学者が 大好きだという名作が、やっと復刊。
未読の人はぜひ読んでください。10代から。
『満月の娘たち』
安東みきえ/著(Fア)講談社
どこにでもいる、標準的見た目の中学生のあたしと、オカルトマニアで女子力の高い
美月ちゃんは、保育園からの幼なじみ。ママ同士も友達だ。
ある日、美月ちゃんの頼みで、クラスでも人気の男子、日比野を誘い、3人で幽霊屋敷へ
肝だめしに行くことになって・・・。幽霊屋敷探検をしているうちにおこる、様々な
出来事を通してそれぞれの母と娘たちとの葛藤と成長。
話題の母娘問題が、リアルに独特の観察眼で描かれる感動作。10代から。
★ちしきの本★
『赤ちゃんと母(ママ)の火の夜』
早乙女勝元/作 タミヒロコ/絵(210)
昭和20年3月10日、未明に東京をおそった、大空襲(だいくうしゅう)。
一夜にして10万人ものいのちが失われた「火の夜」。
その直前に生まれた赤ちゃんとお母さんを焼夷弾(しょういだん)の炎の中、
必死に守りきった医師と看護師さんたち。でもその時、赤ちゃんの12人の兄妹、
家族は・・・。 忘れてはいけない大空襲秘話。
『べんりなしっぽ!ふしぎなしっぽ!』
小宮輝之/文・写真 メディアパル(481)
だいたいの動物にはあるけど、人間にはない「しっぽ」。
いろんな動物のしっぽ(と、おしり)写真がいっぱい。
動物によってちがう形ややくわりが、よくわかります。
『クレヨンで描いたおいしい魚図鑑』
加藤休ミ/作 晶文社(664)
かぎりなく魚の図鑑に近い、「魚料理」図鑑。表紙はシーチキンとサラダ菜。
カラーで見ると本物そっくりで、クレパスで描いたとは思えないほどおいしそう!
作者の加藤休ミさんは、絵本もたくさんかいています。
『イチからつくるカレーライス』
関野吉晴/編 農文協 (610)
大学生が、イチからカレーを作ることになった。
イチからということは、野菜や米やスパイスを育て、肉となる生き物を育て、
収穫し、殺すこと。食べること、命の重みを感じます。
あたらしく入った本(平成29年11月UP)
秋もふかまり、すっかりさむくなってきましたね。
図書館はもうすぐおやすみになります。
でも読書の秋なので、あたらしくはいった本をしょうかいします!
えほん
『サイモンは、ねこである』
ガリア・バーンスタイン/作 なかがわちひろ/訳 (Pハ) あすなろ書房
「ぼくたち、にてますね」とサイモンが言っても、ライオンたちは「ぜんぜんにてないよ!」と言う。
チーターのここも、クロヒョウのそこもサイモンとはこーんなにちがう!でも、なんとなくにている気がするんだ。
じゃあ、おれたちどこがにているんだ?ちいさなサイモンでもみんなとにているよ!
『こんやはてまきずし』
五味ヒロミ/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 岩崎書店
みんなは「てまきずし」をつくったことがある?おきにいりの「ぐ」をのりとごはんでまいて…。
あたしはサーモン、おとうとのけいたはだいすきなイクラばっかり!きみはどんな「ぐ」がすき?
『空からのぞいた桃太郎』
影山徹/著 (Pカ) 岩崎書店
みんなもよくしっている「ももたろう」。おばあさんが川でひろったモモから生まれ、
おとものイヌ、サル、キジとともにオニをたいじしに行く。
そんな「ももたろう」のものがたりを、空から見てみたよ!いつもとちがった見方の「ももたろう」をどうぞ。
『ぽちっとあかいおともだち』
コーリン・アーヴェリス/文 フィオーナ・ウッドコック/絵 福本友美子/訳 (Pウ) 少年写真新聞社
ホッキョクグマのミキは、ゆきであそぶのがだいすき。
ゆきのなかをはしっていくと、むこうのほうにぽちっと、あかいものがいた。
においをくんくん。なんだかなかよくなれそうだ!
いっしょにはしって、あそんだあとには、だいすきなおかあさんのところへかえります。
『ぴりかちゃんのブーツ』
さとうあや/作 (Pサ) 福音館
ねこのぴりかちゃんにとどいた、だんじょうびプレゼントのブーツのクッキー。赤くてきれい。
どんな味だろうね。あらあら、まだたんじょうびじゃないのに、ちょっとだけ、ちょっとだけ食べてみちゃう?
『あおいジャッカル』
マーシャ・ブラウン/作 (Pマ) 瑞雲舎
かつて佑学社から出ていた『あおいやまいぬ』の新訳。
絵本は、インドの古い子ども向け物語から作られています。
『あおいやまいぬ』は瀬田貞二さんの訳ですが、この絵本は、新しいこの訳の方が、よりわかりやすく、正確に思います。
『ドレミファどうぶつコンサート』
二宮由紀子/文 みやざきひろかず/絵 (Pミ) 文研出版
「ド」どうか…「レ」レモンの…の「ミ」みなさま……ドレミでドうぶつコンサート。
でてくる曲を鳴らしながら読むとおもしろいかも!
『森のおくから』
レベッカ・ボンド/作 (Pホ) ゴブリン書房
むかし、カナダの森で大火事があり、川へ逃げた人々はただ、火を見ているしかなかった。
するとそこへ、森の奥からどんどんやってきたものは・・・。作者のおじいさんが、実際に体験した出来事だということです。
火事の話なのに、しんとした緊張感にあふれ、自然の不思議を感じます。
『わたしおべんきょうするの』
角野栄子/作 吉田尚令/絵 (Pヨ) 文渓堂
くりちゃんが 「わたし、おべんきょうするの」といいました。
「ぼくもするよ」、「わたしもする」といぬのムムとぬいぐるみのブタコさんもいいました。
ちょっぴりヘンテコでおもしろい、おべんきょうのじかんがはじまります。
『いえない いえない』
くすはら順子/作 (Pク) 文研出版
よそものがやってきたらしい。わるいやつらしい。きにくわない!って、みんなはいう。
あ、こじかがいる。かわいいから、たべたくないんだよね。でも、そんなことはいえない いえない。
いえないことは、ほかにもある。でも、きづかずに、いっちゃったわるぐちもある。
考えちゃうけど面白い。なんだか手ばなせない絵本です。
あかちゃんえほん
『パジャマでぽん』
くぼまちこ/著 (P赤ちゃん) アリス館
みーちゃん、きょうはひとりでパジャマきれるかな?
「それっ!」「あれっ あれれ・・・」「あたまがでない・・・」
「パジャマのなかまっくらだー」でもだいじょうぶ!
ちゃーんとでぐちがあるよ。「ひとりでおきがえ」がたのしくなる絵本。
よみもの
『理科準備室のヴィーナス』
戸森しるこ/著 (Fト) 講談社
中学1年生の結城瞳は入学してすぐに、同じクラスの南野さんに足を引っかけられて転ぶ。
ケガを見てもらいに保健室へ行くと、不思議な雰囲気をまとった「ヒトミ先生」がいた。
「ヒトミ先生」が気になり始めてずっと見つめていると、
同じように先生を見つめている人がいることに気が付いた。 高学年から
『かえたい二人』
令丈ヒロ子/著 (Fレ) PHP研究所
家の都合で引っ越しをしてきた月方穂木は、次の学校では『ヘンジンコ』と呼ばれないようにと奮闘する。
登校初日にクラスの目立つ女の子、萌奈のグループに入れてもらい無事クラスに馴染むことができた。
しかし、クラスに昔の自分を知る人がいて…。
見た目や持ち物、話題に気を付けて過ごすことに違和感を感じているけれど、仲間外れにはされたくない!
思春期の女の子たちのお話です。高学年から
『うっかりの玉』
大久保雨咲/作 (Fオ) 講談社
作者は鈴鹿市出身です。身近な、ちょっとしたものが主人公の小さなおはなしが、6つ入っています。
子どもに読んで聞かせてあげてほしいおはなしです。高学年から
『自分におどろく』
たなかかずお/文 あべ弘士/絵 (911人権) 童話屋
「考えてごらん いまここに きみはいる
なぜだ? なぜいるのだ どこから来たのだ きみは いったい だれだ?」
そんな問いかけから始まる、長い長い詩。宇宙の歴史、きみの歴史。つながっていく。つながっている自分に気づく。
自分が深まっていくような、どんどん広がっていくような感覚。子どもも大人にも、おすすめの一冊です。
ちしきのほん
『さらさらもじゃもじゃ かみのけのなぞ』
まえだみちこ/絵 うえきりえ/監修 (494) 少年写真新聞社
おおきくなったら、かみのけをそめたい?パーマをかけたい?
でもそれってかみのけにどのくらいダメージをあたえているか知ってる?
わたしたちって、思っているよりかみのけのことを知らないかも!
『マンボウのひみつ』
澤井悦郎/著 (487) 岩波ジュニア新書
マンボウ、知っていますか?マンボウが好きなあまり、研究者になった作者による、
マンボウのひみつがぎっしりつまった本です。
イラストも自分で書き、体を張った写真に、章の切れ目ごとのマンボウ俳句。
読めば、マンボウと研究者が好きになることうけ合いです。
『美しい数になった海のいきもの図鑑』
デビット・マクリマン/著 (481) 株式会社エクスナレッジ
1から10の数字が海のいきもので描かれています。思わず見惚れてしまうイラスト。
学名やその意味ものっているので、海に興味を持ってもらうにはぴったり。
数字の本を探しているお子さんにも、よさそうです。
『冬眠のひみつ』
近藤宜昭/監修 (481) PHP研究所
冬のあいだ、ずっと眠っていられるっていいな。眠る生き物はだれだろう?
冷たい雪の中で眠る動物もいる!昆虫も、植物も、冬眠中。
いろんな生き物が、見えないところで春が来る準備をしている。冬眠って不思議!
あたらしく入った本(平成29年9月UP)
あつさもやわらぎ、すごしやすくなってきましたね。
読書の秋、お気に入りの本をゆっくり
さがしてみるのもいいですね。
えほん
『いえすみねずみ』
ジョン・バーニンガム/作(Pハ)BL出版
このいえには、ふたつのかぞくがすんでいる。
かぞくがごはんをたべねむると、ねずみのかぞくがおきだして、ごはんをさがす。
ごはんがおわると、あそびはじめる。ねずみのこどもたちは、ぜったいににんげんに
みつからないように、いわれてる。でも、あるひ・・・。ふたつのかぞくのたのしいはなし。
『エルマーとブルーベリーパイ』
ジェーン・セアー/さく シーモア・フレイシュマン/え(Pフ)ほるぷ出版
人間の目には見えない、ちいさなようせいエルマー。ある日食べた
ブルーベリーパイがおいしすぎて忘れられない!
なんとか人間たちにブルーベリーパイを作ってもらおうとするのですが…。
この本を読むと、きっとブルーベリーパイを食べたくなりますよ。
『いのちのたべもの』
中川ひろたか/文 加藤休ミ/絵(Pカ)おむすび舎
買い物したものを、陸の食べ物と、海の食べ物に分けてみると、
いろんなことがわかってくる。そしてお鍋に一緒にしたらまるで地球そのもの!?
ぜひ読んで聞かせてあげたい、大人も考える、楽しい絵本です。
『たいふうのひ』
武田美穂/作(Pカ)講談社
たいふうがくるってどういうこと?おじいちゃんたちはたいふうにむけて、
じゅんびしてるけど…。びゅうびゅう、すごい風でおうちがとんでっちゃったり
しないかな…。たいふうを体でかんじている子どもたちのおはなしです。
『じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ』
のしさやか/作・絵(Pノ)ひさかたチャイルド
バナナくんがひとりであそんでいると、ゆかにじいちゃんのかわがぬぎっぱなし。
じゅくしてきたじいちゃんはチョコのおふろにどぽーん、チョコバナナに!
ばあちゃんはれいとうしつでアイスバナナ。ぼくはじいちゃんバナナになったら
何になろうかな。
『この本をかくして』
マーガレット・ワイルド/文 フレヤ・ブラックウッド/絵 アーサー・ビナード/訳(Pフ)岩崎書店
ばくだんがあたって、まちがもえて、図書館もばくはつしてしまった。
本はこっぱみじんになってしまった。のこったのは、ピーターのおとうさんが、
かりていた本、いっさつだけ。おとうさんから、たいせつなたからものとして、
本をあずかったピーターは、だいじにかくしながら、まもりぬきますが・・・。
『いちにちじごく』
ふくべあきひろ/さく かわしまななえ/絵(Pカ)PHP研究所
わるいことしたら、じごくにいくってほんとかな?よし、いちにち、
じごくのおにになって、たしかめてみよう!「いちにち」シリーズ第8弾。
あかちゃんえほん
『ぱんつ さいこう!』
ジャレッド・チャップマン/さく 木坂涼/やく(Pチ)ほるぷ出版
みんなはぱんつをはいてる?ぼくは、かっこいいぱんつをはいてるよ!
ぱんつにはいろいろ、あるんだ。おっきいの、ちいさいの、あかいの、きいろいの。
あかちゃんのぱんつは…あれれぱんつじゃない?
じぶんのぱんつはどんなの、ときになってしまうおはなし。
よみもの
『スイーツ駅伝』
二宮由紀子/作(F二)文溪堂
スイーツにも、それぞれ性格があるんです!ケーキ、和菓子、フルーツ、
コンビニの4チームが、日本一を目ざして勝負!わらっちゃって、おなかがすきます。
低学年から
『きらきらシャワー』
西村友里/作 岡田千晶/絵(F二)PHP研究所
プールのシャワーがにがてな広矢くん。もう一年生なんだから、と言われても
こわいものはこわい!でも、はっぱにのったアリをたすけてあげなくちゃ!
広矢くんはシャワーをくぐりぬけられるかな?低学年から
『ん ひらがな大へんしん!』
まつもとさとみ/作 すがわらけいこ/絵(Fマ)汐文社
なっちゃんは「ん」を書くのがにがて。
なっちゃんがろうかをスキップしていると足もとにへんなニョロニョロが!
「ん」といっしょにすごすうちに、なんだか「ん」のことがわかってきたかも?低学年から
『キダマッチ先生! 1―先生 かんじゃに のまれる』
今井恭子/文(Fイ)BL出版
カエルのおいしゃさん、キダマッチ先生はどんな病気もなおしてしまう名医(めいい)です。
アリのじいさんの足も、トカゲのおくさんの胸のいたみも、きちんとなおしてしまいます。
牧場(まきば)で子ウシがたおれているときいて、おおいそぎでむかいます。
キダマッチ先生もたいへんなことに!?中学年から
『靴屋のタスケさん』
角野栄子/作(Fカ)偕成社
1942年、東京。町の表通りに、わかい靴屋(くつや)さんがひっこしてきた。
ほそ長いせなかをいつもまるめ、ぶあついめがねをかけて、タスケさんは
ふるい靴をなおしていた。わたしはタスケさんがだいすきだった。
戦争の時代の、小さな女の子と靴屋のおにいさんのお話。中学年から
『ナイスキャッチ!』
横沢彰/作 スカイエマ/絵 (Fヨ) 新日本出版社
美術部に所属しているこころが校庭でスケッチをしているところに、
野球のボールが飛んできた。ホームランボールをキャッチしたこころを哲平は
野球部にスカウトするけど…?本当にやりたいことはなに?やりたいことに
チャレンジするお話です。高学年から
『なみきビブリオバトル・ストーリー』
赤羽じゅんこ他/作 黒須高嶺/絵(F)さ・え・ら書房
ビブリオバトルはみんなに読んでもらいたい本を紹介して、だれの本が
一番読みたいと思ったかを投票してもらうゲーム。
並木図書館に集まった4人にもそれぞれの本にこめた思いがあって…。
あなたなら、どんな本をみんなに紹介するかな?
ビブリオバトルがしたくなる一冊です。高学年から
『もうひとつのWONDER(ワンダー)』
R・J・パラシオ/作 中井はるの/訳(933ハラ)
前作WONDERのスピンオフ作品です。
いじめっこのジュリアン、幼なじみのクリストファー、同級生のシャーロット。
それぞれがオーガストと出会っておこった、なにかしらの変化とは?
オーガストを取り巻く人々のおはなしです。高学年から
『こんとんじいちゃんの裏庭』
村上しいこ/作(Fム)小学館
一緒にくらす、おじいちゃんは認知症。ある日、交通事故で意識不明になってしまった。
しかも車を運転していた人から、損害賠償請求(そんがいばいしょうせいきゅう)
されることに。「どうして?絶対におかしい!!」と、どうしてこんなことになって
しまったのか、自分で調べることにした中学生の少年。社会のしくみになっとくいかない
彼の前に、生死をさまようじいちゃんが、ふらふらあらわれたり、シリアスな問題を、
ちょっとユーモラスに、ちょっと少年探偵(たんてい)風にむずかしい問題をときあかして
いきます。高学年から
『物語の森へ』
東京子ども図書館(研究909)
東京子ども図書館のブックリストです。「とにかくこれは子どもに手渡したい」と
いう思いで作成されました。懐かしい本や、まだ知らない面白い本に出会えますよ!
件名や人(?)名など、索引も充実!「絵本の森へ」と合わせて、お楽しみください。
ちしきのほん
『はじめて見たよ!セミのなぞ』(486)少年写真新聞社
生まれてから、ずっと土の中すごすセミ。セミはいつ、どこで生まれるの?
セミの敵はだれ?なき声はきこえていても、あまり知らないセミのせいかつにびっくり!
『窓をひろげて考えよう 体験メディアリテラシー』(361)かもがわ出版
まいにちメディア(新聞、テレビ、LINE、ツィッター、インターネット)からながれてくる、
たくさんの情報。これは全部ほんとうのこと?
正しい情報でも、おおげさだったり、かんちがいがあったり。
ニュースでも、ともだちどうしの話でもはじめてきくことだったら、
「まだ、わからないね。」と考えてみよう。
まちがいをへらす「コツ」がわかる本。
『サルってさいこう!』(489)偕成社
「ほ乳類」のなかの「霊長類」のグループにはいるサル。
人とサルはにているけど、人はサルから進化したわけじゃない。でも、にているね。
サルっていったいなにもの?どんな種類がいて、どんなくらしをしているの?
サルのいろいろが、わかります。
『世界一のパンダファミリー』(489)講談社
和歌山県にある、「アドベンチャーワールド」では17年の間に、15頭の
赤ちゃんパンダが生まれ、元気にそだっています。パンダのふるさと、中国を
のぞいて、ひとつのしせつで、これほどたくさんのパンダをはんしょくさせている
ところは、世界でアドベンチャーワールドだけです。いったいどのようにして、
世界にほこる、こんなにすばらしい、パンダの大家族ができたのでしょうか。
三頭のパンダの名づけ親でもある、著者のパンダ愛がつまった一冊。
かわいい写真もいっぱいです。
あたらしく入った本(平成29年7月UP)
暑い日が続くようになってきましたね。
夏バテしていませんか?
体に気をつけて、楽しい夏をすごしましょう!
えほん
『うみがめぐり』
かわさきしゅんいち/絵と文(Pカ)仮説社
ウミガメの赤ちゃんが、めざす海。さまざまな生き物がダイナミックに描かれています。
まるで墨絵のような勢いのある絵に圧倒されます。
『ちかてつライオンせん』
サトウマサノリ/作(Pサ)パイインターナショナル
きょうも えきのホームに やってきた ライオンせん! どうぶつたちが のりこんだら しゅっぱつ!
つぎのえきも ライオンえきちょうは おおいそがし。 でんしゃは ぶじに しゅうてんへ とうちゃく。
おやおや、ここは…?
『つかまるわけないだろ!』
ティモシー・ナップマン/文 シモーナ・チラオロ/絵(Pチ) 徳間書店
ねこのトムが どれだけ おいかけても、ねずみのジェイクは ぜったい つかまりません。
「だって せかいいちあしが はやいんだから!」きつねも、おおかみも、くまも、ジェイクをつかまえられません。
もどってきたジェイクに トムが はなしたのは どんなこと?
『あめがふるふる』
田島征三/作 (Pタ) フレーベル館
あめのひ、ネノちゃんとキフくんはふたりでおるすばん。あめが ふるふるふる。
まどのそとにはカエルやオタマジャクシ、カタツムリがやってきて、おいでよとさそいます。
ふたりもきがつくと、まどのそと。あめが ふるふるふるふるふる。
あめはどんどんっふってきて、まるでみずのなかにいるみたい。
バッタやカマキリ、トカゲ・・・みんなが、たすけてといっています。ふたりは・・・。
あめのひが、たのしくなるおはなし。
『くまのまあすけ』『まあすけのぼうし』
馬場のぼる/作 (Pハ) ポプラ社
もりにすんでいる こぐまのまあすけ。
ふわふわとんでいるふうせんをおいかけたり、じてんしゃのれんしゅうをしたり。
まあすけとまわりのみんなの、たのしくおだやかなまいにちの
おはなし。ほっこり、やさしいきもちになれます。「11ぴきのねこ」の作者の新装版の絵本。
『しんごうきピコリ』
ザ・キャビンカンパニー/作・絵(Pサ) あかね書房
しんごうきピコリ!あおになりました。あおは「すすめ」。くるまはすすみます。
きいろやあかだと、くるまはどうするかな?あれれ?こんどはピンク、きみどり、むらさき・・。
いろんないろのしんごうがでてきたよ。どうなっちゃうの!?たのしいしんごうのおはなし。
『フワフワ』
おおなり修司/文 高畠那生/絵(Pタ) 絵本館
フワフワ、シュポ、ハックション!フワフワとんできた、
だちょうのはねからはじまるおおそうどう!
『しょうぎのくにのだいぼうけん』
中倉彰子/作 福山知沙/絵(Pフ) 講談社
14歳のプロ棋士がかつやくして、将棋をやってみたいと思った人。
まず、この絵本はどうですか?
おはなしをよんでいくと、将棋のこまのうごかし方がわかっちゃいます!
『ひとりになったライオン』
夏目義一/作(Pナ) 福音館書店
こちらをじっと見る、一頭のライオン。
写真のようなリアルな絵で、若いライオンの成長をえがきます。
リアルなのにクスっとわらえる、ふしぎな絵本。表紙、裏表紙も、しっかり見てくださいね。
『ゆうかんなねこ くろすけ』
エド・ヴィアー/作(Pウ) WAVE出版
ねこのくろすけは、かわいいけど、ゆうかん!リボンよりマントがすき。
でもじつは、ねずみをみたことがないのです。
かいぶつならしってるんだけどなあ・・・。
『きゃべつばたけのぴょこり』
甲斐信枝/作(Pカとも) 福音館書店
きゃべつのはっぱの裏にくっついているへんなもの、ぴょこり。
雨が降ってもぴょこりははっぱの裏から動きません。
しかし雨上がりの朝、ぴょこりの背中がわれて大空へと飛び立ちます!
『ちいさなかえるくん』
甲斐信枝/作(Pカとも) 福音館書店
ちいさなかえるくんがごちそうをもとめて飛び回ります。
おなかはぺこぺこなのに、失敗ばかり・・・。
かえるくんはぶじにごちそうにありつけるのでしょうか?
『ねぇ、しってる?』
かさいしんぺい/作 いせひでこ/絵(Pイ) 岩崎書店
もうすぐ家に赤ちゃんが来る、けいたくん。
ぞうのそらさんとおにいちゃんになる日をまっています。
でもおにいちゃんになってみると・・・。
『おぼろ月のおさんぽ 「銀色」』
ウォルター・デ・ラ・メア/詩 カロリーナ・ラベイ/絵(Pラ) 岩崎書店
みんながすっかりねむりについたころ、お月さまがぎんのくつでそっとおでかけ。
しずかなぎんいろのひかり。きがついた妖精たち、どうぶつたち、こどもたち。
そっとあとをついていくと・・・。きれいな夜のおはなし。
あかちゃんえほん
『ママのて』
やまもとゆうこ/作(Pヤあかちゃん) こぐま社
ママのてぎゅっぎゅっ、なにしてる?おにぎりできた
もぐもぐもぐ・・・。まほうつかいみたいなママの手。
ママの手がしてくれることはなんだってうれしいね!
よみもの
『時知らずの庭』
小森香折/作(Fコ) BL出版
「時知らずの庭」には、そこにしかない不思議な植物がたくさんある。
リスのホップは、そんな庭を手伝うことになりました。見習い庭師のホップには、ちょっと大変すぎるかも。
不思議な植物たちをお世話するには、どこかのだれかを見つけなくてはいけないのです。
はてさて、見習い庭師はうまくやれるかな? 高学年から
『キキとジジ』
角野栄子/作 (Fカ) 福音館書店
魔女の宅急便シリーズの特別編、第2弾!キキが生まれた時から物語は始まります。
ちっちゃなキキは、いつ魔女になったのでしょう。
そしてジジは、どうやって魔女の猫になっていくのでしょう。
とっても気になる、キキとジジの最初のおはなしです。 中学年から
ちしきのほん
『鳥の巣つくろう』
鈴木まもる(488) 岩崎書店
ふわふわの鳥の巣、とげとげの鳥の巣。
鳥たちと同じように枝や草をひろって、オリジナルの鳥の巣を作ってみない?
鳥の気分になれるかも。
『乳幼児おはなし会とわらべうた』
落合美和子/著(015研究) 児童図書館研究会
長年活動している「児童図書館研究会」による、長年の実践をまとめた本です。
図書館や児童館の職員は必読。子育て中の方にもぜひ読んでほしい本です。
『かこさとし 子どもと遊び、子どもに学ぶ』
(726研究)
昨年90歳になったかこさとしさん。
若いころの写真や絵、記録、インタビューなどが満載です。
その幅広さ、洞察の深さに感動します。
『深読み!絵本「せいめいのれきし」』
真鍋真/著(457) 岩波書店
バージニア・リー・バートンの絵本『せいめいのれきし』は2015年に改訂版が出版されました。
初版から50年の間に研究が進み、新しい発見が数多く出たためです。
その監修をした国立科学博物館の恐竜博士が絵本の見どころを教えてくれます。
フルカラーでワクワクする本、親子で楽しんでください。
『コロコロドミノ装置』
野出正和/著(750) いかだ社
トイレットペーパーやラップのしん、ティッシュのはこで、かんたんにピタゴラスイッチが作れちゃうぞ!
夏休みにチャレンジしてみよう!
あたらしく入った本(平成29年 5月up)
天気のよい日はこかげの下で、本をよむのもいいですね。
えほん
『なりたがりやの くも』
しらいしかずこ/文 ゆむらてるひこ/絵(Pユ)Pヴァイン,日販アイ・ピー・エス
伝説の詩人と、伝説のアーティストが組み、文も絵もギリギリまで
そぎ落とした、究極にシンプルで豊かな絵本。
1978年に出版されたものの復刊です。
『てのりにんじゃ』
山田マチ/文 北村結花/絵(Pキ)ひさかたチャイルド
てのひらにのるほど小さい、てのりにんじゃ。よーくかんさつしてみよう!
おせわをすると、いっしょにしゅぎょうしてくれたり、
ピンチにたすけてくれたりするよ。
『走れ!!機関車』
ブライアン・フロッカ/作・絵(Pフ)偕成社
昔、アメリカを東から西まで移動するのは、長い長い大変な旅でした。
長い一本の線路がつながるまでは…。乾いた大地を走る、真っ黒な機関車。
走る音や熱い空気まで感じられるようです。
まるで本当に旅をしているような気分になれますよ!
『ぼくの草のなまえ』
長尾玲子/さく(Pナ)福音館書店
庭でみつけた一本の草。これはなんて名前かな?おじいちゃんに聞けばわかるはず!
読むうちに草を調べるコツがわかる、大人もふむふむの絵本です。
『わたしだけのものがたり』
パメラ・ザガレンスキー/作・絵 (Pサ)フレーベル館
物語が大好きなエミリー。ある日、借りてきた本は、文字がぽろぽろとこぼれ落ちて、
絵だけになってしまいました。どんな物語かわからなくて悲しむエミリー。でも、物語を
想像してみると、どんどん楽しくなってきて…。
『どうして そんなに ないてるの?』
いしずまさし/作・絵(Pイ)えほんの杜
泣きぐずる赤ちゃんを前にすると、どうしていいかわからない…。
途方に暮れてしまいそうな時もありますが、この絵本を読むと
「ほっ」と気持ちがなごむかも。絵本は、子どもだけの物ならず。
大人だって絵本に癒される瞬間がありますね。
『からだ♡あいうえお』
中川ひろたか/文 佐々木一澄/絵 吉澤譲治/原案(Pサ)保育社
「あしはだいにのしんぞうだ」、「いちょうがげんきでいいちょうし」・・。
子どもたちにからだやけんこう、びょういんについてなど、かんけいすることばを
あいうえおじゅんに、わかりやすいイラストでかかれている絵本です。
『きゅうきゅうばこ 新版』
やまだまこと/ぶん やぎゅうげんいちろう/え(Pヤとも)福音館書店
「小さいケガのとき、しょうどくはしない」って、知ってましたか?
かがくのとも『きゅうきゅうばこ』が最初にしゅっぱんされた
1987年と今では、ケガのなおしかたがちがってきているのです!
この本をよんで、かぞくでべんきょうしてみてね!
『おいしそうなしろくま』
柴田ケイコ/作(Pシ)PHP研究所
おいしいものがだーいすきなしろくまは、じぶんが、おいしいもののなかに
はいってみることにしてみたよ!しあわせそうなしろくまの絵を楽しんで!
わたしは、にくまんとパンのページがおすすめ!
『にょっ!』
ザ・キャビンカンパニー/作(Pサ)小学館
ここはうみ。ひろくふかいうみ。「にょっ!」と、とびだしてきたあれ、なあに?
にんぎょのポニーテール?かぶとむしのつの?また、なにかがとびだしてきた。
「にょっ!」、「にょっ!」、「にょっ!」・・・。つぎからつぎへ、どんどん
とびだしてきた!あれ、なんだとおもう?
『いすにすわってたべなさい。』
平田昌広/作 平田景/絵(Pヒ)国土社
「いすにすわってたべなさい。」あをたすと・・・。「あいすにすわってたべなさい。」
1字たすといみがかわる、ことばのたしざんえほん。どこに1字たしたらいみがかわるかな。
かんがえながらさあ、よんでみましょう。
『ばあばは、だいじょうぶ』
楠章子/作 いしいつとむ/絵(Pイ)童心社
つばさは、ばあばがだいすき。学校からかえると、まず、ばあばのへやにいく。
さかあがりができなかったり、けいさんもんだいがとけなかったことも
「うんうん」ってきいてくれて、いつもいってくれる。「つばさはだいじょうぶだよ」って。
あたまをなでてくれる。だからだいすき。でもそんなばあばが、すこしずつ、
「わすれてしまう」びょうきになってしまった。 ぼくはどうしたらいいんだろう・・。
『マロンちゃん カレーつくってみよう』
西村敏雄/作 (Pニ) 文溪堂
おおきくなったら、レストランのシェフになりたいマロンちゃん。
オジーおじさんとかれーづくりをはじめます。
ざいりょうをトントンきって、おなべでコトコト、グツグツ、おいしくなーれ。
おなかいっぱいたべていると、いいにおいにつられて、ごきんじょさんがやってきました。
『とのさま1ねんせい』
長野ヒデ子・ホンダカヨ子/作・絵 (Pナ) あすなろ書房
あそぶのがだいすきなとのさま、1ねんせいになるのがいやでかくれてしまいます。
「どうしていやかなあ」きゅうしょくやせんせいのはなしをしているうちに、けらいたちも
1ねんせいになりたくなりました。よし、ランドセルつくりだ!
『あかですよ あおですよ』『あさですよ よるですよ』
かこさとし/さく(Pカ赤ちゃん絵本)福音館書店
かこさとしさんの昔の絵本が復刻しました!読み聞かせにもぴったりです。
読んだあとも、じっくり絵を見てくださいね。
『ことばのひろば ふ・ふ・ふ』
梅田さとえ/さく 多田ヒロシ/え(Pタ赤ちゃん絵本)廣済堂あかつき
「ふ」は、「ふわーっ」とふくらむ、ふうせんの「ふ」。「ふわふわふわ」と、とんでった「ふ」。
「ふっ」とかまどをふいたら「ふっ」、「ふっ」、「ふっ」、「ふわーっ」とふきこぼれた。
どんどんことばがつながる「ふ・ふ・ふ」のおはなし。
「は・は・は」につづいて、ことばあそびがたのしい、ことばのひろばシリーズです。
よみもの
『ふたりユースケ』
三田村信行/作(Fミ)理論社
お父さんの転勤で引っ越した小川ユースケ。この町には、伝説の神童とよばれた
大川ユースケという男の子がいたらしい。まちのみんなは「うまれかわりだ!」と
おおさわぎ。ぼくはぼくなのに。でも、ぼくにそっくりなユースケって、どんな子
だったんだろう。すこし知りたくなった。中学年から。
『ネコの家庭教師』
南部和也/さく(Fナ)福音館書店
おてんばがすぎて、おしろをおいだされてしまったトリア姫。
森でひろった白ネコのべスが家庭教師となってトリア姫はどんどんかわっていきます。
おとなとネコと子どものやりとりが楽しいよみもの。中学年から。
『僕は上手にしゃべれない』
椎野直弥/著(Fシ)ポプラ社
話したくても言葉がでてこない、言葉がつっかえてしまう吃音(きつおん)の悠太。
みんなにバカにされたり、笑われたりするのは嫌だ。治せるものなら治したい。
思いきって放送部に入部したけど、部長たった一人だけ?新部員の古部(こべ)さんと
練習をすることになったけど…。自分をそのままで受け止めてくれる人がいるから
変わることができる。そんな強さと優しさに気づく物語です。10代から
『おばけ遊園地はおおさわぎ』
柏葉幸子/作 (Fカ) ポプラ社
小学校5年生のまひるが館長をしているおばけ美術館。
このごろ、夜中に赤ちゃんの泣き声がきこえてくるといううわさがひろがっている。
まひるがおばけたちにたずねると、にんげんの赤ちゃんのベビーシッターをしているという。
そのわけは…。おばけ美術館シリーズ、第5話。中学年から。
ちしきのほん
『つくろう!プラレールレイアウト』 (507)ポプラ社
プラレールの線路の組みかたや、まちのつくりかたまで、いちから教えてくれるよ!
『先生が本(おはなし)なんだね』
伊藤明美/作 小澤昔ばなし研究所(015)研究
長年、語り(ストーリーテリング)を行ってきた著者が、子どもがいかに「おはなし」を
楽しんで聞くか、どのように子どもと対するか、などを紹介しています。子どもに
「先生に本はいらないんだね。先生が本なんだね」と言われたら、語り手冥利につきますね
『どうぶつの描き方100』
(725)グラフィック社
イヌをかいてみたいけど、じょうずにかけない。パンダやとりもかいてみたい。
もっといろいろなどうぶつをかいてみたい・・・とおもっているあなた。
だいじょうぶ!きっとじょうずにかけます!この本は絵がにがてなひとのみかたです。
『5回おったら完成!へんしんおりがみ』
(754)朝日新聞出版
1枚のおりがみを5回おっただけで、できるおりがみの本。さくひんのむきをかえたり、
さらにおったりするとびっくりだいへんしん!べつのさくひんにはやがわり。ふりがなつきで
わかりやすいので1人でもたのしくかんたんにできます。
『かがやく昆虫のひみつ』
中瀬悠太/著 野村周平/監修 内村尚志/イラスト(486)ポプラ社
コガネムシやオサムシ、ハチやチョウのなかまで、びっくりするほどきれいにかがやく虫がいる。
光る虫たちはどこにすんでいるの?なぜ光るの?「きらきら」のひみつがわかる本。
『子どもの本のよあけ-瀬田貞二伝』
荒木田隆子/著(909研究)福音館書店
せたていじ、という名前に覚えがない人でも、「がらがらどん」「おだんごぱん」
「ナルニア」「指輪」とくれば、よく覚えている本が1冊はあるはず。あなたの読んだ
文章を書いていたのが瀬田貞二さんです。絵本や児童文学の翻訳、紹介。民話の
発掘など、子どもの本の素晴らしさをたくさん教えてくれました。この本は、伝記であり、
子どもの本の歴史の本でもあります。『三びきのやぎのがらがらどん』は、
あの文になるまでに、何回も工夫をしてきているそうです。読んでみたいと思いませんか?
あたらしく入った本(平成29年 1月up)
あけましておめでとうございます。
2017年もみなさんとまた、
図書館でおあいできる日をたのしみにしています。
えほん
『ねこってこんなふう?』
ブレンダン・ウェンツェル/作(Pウ)講談社
しっぽをたてて、とことこあるくねこ。いぬからみるとこんなふう。
きつねからみるときっとこんなふう。ねずみからみると…。おなじねこなのにいろいろ。
あなたはどんなふうにみえているかな?
『にぎやかなえのぐばこ』
バーブ・ローゼンストック/文 メアリー・グランプレ/絵(Pク)ほるぷ出版
ロシアのお金持ちに家にうまれたワーシャ。勉強したり音楽をしたり、がまんばかりしている毎日。
小さな絵具ばこに出会うまでは。
ある日、赤色と黄色を色をまぜてみると、シューという音がきこえてきた。
絵の具で絵をかいてみると音楽がながれ…。画家のワーシャ・カディンスキーのおはなし。
『されどオオカミ』
きむらゆういち/作(Pキ)あるまじろ書房
「ウオオオオーン」バートルのすむむらでは、いつもヒツジやニワトリがオオカミにおそわれる。
バートルはいつかオオカミをやっつけるために、ボスのタオのあとをついてまわると、いがいなことがわかった。
タオもバートルのことをいつも見ていた。オオカミとにんげんといっしょに生きていくことはできないものかと
考えていたある日・・・・。モンゴルの村のお話。
『ぼくのにゃんた』
鈴木康広/作(Pス)ブロンズ新社
にゃんたはかわったねこ。にゃんたはどこにでもいる。家の中でも家の外でも、いつでもどこでも。
猫好きでもそうでなくても、つい笑ってしまうダジャレ絵本。
『まあちゃんのすてきなエプロン』
たかどのほうこ/さく(Pタ とも)福音館書店
まあちゃんシリーズの3作目です!おかあさんが作ってくれた新しいエプロン。ポケットの中には、すてきなハンカチ。
うきうき、みんなとピクニック。あれあれ?今日もふしぎなことが…?
『パン屋のイーストン』
巣山ひろみ/文 佐竹美保/絵(Pサ)河出書房新社
ふくふく、ふくらむ、おいしいパン。森のみんなが、おまちかね。つむじ風みたいな、つむじ雨。
大事なパンを焼く粉が、びしょぬれになって大変だ!おいわいのパンが焼けないよ…。
森のみんなと作るパン。イーストンはどんなパンを焼くのかな?
『キルトでつづるものがたり』
バーバラ・ハーカート/文 ヴァネッサ・ブラントリー=ニュートン/絵(Pフ)さえら書房
昔、アメリカでは動物と同じように人を売り買いしていました。そんなふうに売り買いされた奴隷(どれい)たちは、
学校へ行くこともなく、文字を覚えることができませんでした。代わりにパッチワークで物語を伝えていたのです。
今も残されているキルトには、大事な物語がこめられています。そのキルトを作ったハリエットのおはなし。
『いろがみびりびりぴったんこ』
松田奈那子/作(Pマ)アリス館
いろがみをちぎります。びり。びりびり。ちいさくちぎれたいろがみたち。こんどは、とことこ。とことことこ。
うごきだしてみんなでぴったんこ。りんご、おはなばたけ、いろんなものにだいへんしん。
さあ、いっしょにちぎりえであそぼう!ちぎりえのあそびかたものっています。
『おしりだよ』
乾栄里子 /作 西村敏雄/絵(Pニ)教育画劇
あるひ、むーちゃんがおふろでからだをあらっていると、うしろでこえがきこえてきて・・・。
そのひから、むーちゃんとおしりとのとくべつなまいにちがはじまったのです!
『ほしじいたけほしばあたけ じめじめ谷でききいっぱつ』
石川基子/作(Pイ)講談社
しわしわでかたい、ほししいたけのおじいさんとおばあさん。でも、みんながあぶなくなると、
水につかって、ほら、ぷるぷるの若者にヘンシン!
今回は、温泉でうっかりわかがえってしまったほしじいたけ。またしても、いいところを
ほしばあたけにとられてしまったかも・・・。
『パンタロンとケーキやさん』
キャサリン・ジャクソン/文 レナード・ワイズガード/絵(Pワ)好学社
ベーカーさんのケーキが大すきな、プードル犬のパンタロン。すきすぎて、なんとかおてつだいをしたい!
と思います。パンタロンはおてつだいできたかな?
『たべたあい』
高山なおみ/文 中野真典/絵(Pナ)リトルモア
料理研究家でエッセイストの高山なおみさんの絵本。まず、表紙の絵の迫力に
ビビりますが、最後までずっとこの調子です。「食べる」というのは、ほかの命を取り込みながら
「生きる」ことなのだ、と、問答無用で語りかけてきます。
あかちゃんえほん
『ゆきみちさんぽ』
えがしらみちこ/作(Pエ)講談社
マフラーまいて、ぼうしにてぶくろ、ブーツをはいて、ゆきみちさんぽにいってきまーす。
さくさくさく。赤いつばき、きらきらつらら。そりやゆきだるま。
ゆきみちさんぽは、たのしいことがいっぱい。ざくっ、ざくっ、あそんだあとにきこえてきた音は?
ゆきの日のたのしいおはなし
『さむがりペンギン』
コンスタンツェ・フォン・キッツィング/作(Pキ)小学館
さむがりやのペンギン。あたたかくなるためにまふらーをあんだり、たきびをしたり。
スケートをしてもやっぱりあたたかくならなくて…さいごは…。あったかくなった!
こころもほっこりあたたまる本。
『すやんこすやんこおやすみなさい』
オームラトモコ/作(Pオ)すずき出版
てんとうむしさんが、かえるさんが、りすやくまさんが、ふゆじたくをはじめます。
かれはをあつめたり、はっぱをならべたりして、すやんこすやんこ。
そとはさむいふゆがやってきても、みんなあったかおふとんですやんこすやんこ。
なんだかねむーくなってくる。
『パンダなりきりたいそう』
いりやまさとし /作(Pイ)講談社
なりきりたいそうはじめるよ。りょうてをうえにあげて、ぐーんとのびて。ちゅーりっぷ、ばなな、ひこうき、
おにぎり・・・。さいごのたいそう、せなかをまるめて、まるめて、あれあれ、ころころがとまらない。
どうしよう・・・。パンダたちといっしょに、さあみんなでいっしょにへんしん!『パンダともだちたいそう』に
つづくたのしいパンダ絵本です。
よみもの
『日小見不思議草紙』
藤重ヒカル/作(Fフ)偕成社
のんびりとした城下町の日小見市には、江戸時代のころから伝わる話がある。
忠明院ね境内にねむる「たんぽぽ丸」という刀の話、草冠の花嫁の話、龍田川の話などなど。
だれも知らない、日小見の不思議な本当の五つの話。
この話を読んでもし日小見にいくことがあれば、どこに行くといいかも終わりにはかいてあります。
日小見どこかなぁ。もしかして意外にちかくにあるのかも。10代から。
『工場見学のお客さま』
みずのよしえ/作(Fミ)偕成社
町のはずれにある工場。ガタンゴトンとまいにちいそがしくはたらいています。
ここはねこたちのはたらく工場。にんげんたちにはないしょでこっそり風をつくっています。
えっ?どんな風?それは読んでのお楽しみ。
もしかしたらあなたの町でふく風もこんな工場でつくっているのかも。中学年から。
『ひかり生まれるところ』
まはら三桃/作(Fマ)小学館
生まじめな希美が神主として働いている三雲神社。神社の境内にはご神木の大きな楠がある。
ある時、楠の前に希美にしか見えない女の子のすがたが…。
主人公の希美が大人になって、中学生の時からかかえている悩みとむきあい、成長していく物語。
今いろいろなことで悩んでいる人たち、ぜひ読んで。10代から。
『X-01(エックスゼロワン) 壱(いち)』
あさのあつこ/作(Fア)講談社
人気作家あさのあつこさんの新シリーズ!
もうすぐ15歳になる由宇(ゆう)と、戦士として戦うラタ。全く違う世界で生きる二人。
しかしX-01によって、ふたつの魂が重なりあっていく…。
「戦いでは何かを創り上げることはできない。破壊のみ」と話すあさのあつこさんが紡ぐ、戦いと希望の物語。10代から
『あかりさん、どこへ行くの?』
近藤尚子/作 江頭路子/絵(Fコ)フレーベル館
ぼくのおばあちゃん「あかりさん」は、最近どこかへんだ。次々にうちにおこる小さな事件。
おかあさんから打ち明けられた、病名は「認知症」。わが家の日常はどんどんくずれていった。
あかりさんはどこへ行くんだろう。ぼくには何ができるんだろう。
認知症の祖母とその家族の物語。高学年から
ちしきのほん
『研究するって面白い!』
(402)岩波書店
あなたはリケジョですか?理系というと、それだけでなんだか難しい感じがする?いえいえ、実は面白いことだらけかもしれませんよ。
ひとつのことに夢中になるのも悪くない!働く女性もかっこいい!将来のこと考え始めたら、こんな本を読んでみるのもいいかも。
『未来のために学ぶ四大公害病』
(498)岩崎書店
みなさんが学校で学ぶ「四大公害病」「四日市公害」について、写真や絵でわかりやすく
解説した本です。公害は、むかしのことではありません。いまも、未来も、環境を守っていくために
学んでいきましょう。
『小学校の生活』
はまのゆか/絵(Pハ)学研
絵本、となっていますが、小学校の6年間を、絵で見せる本です。80ページぐらいあります。
入学、授業、行事など、こんなことをしているんだよ、ということを見せてくれます。
これから小学生になる人、もうすぐ卒業する人、みんなでわいわい楽しめます。
あたらしく入った本(平成28年 11月up)
秋もおわってだんだん冬にちかづいてきましたね。
さむい日はあたたかいへやの中でゆっくり本をよむのもいいですよ。
かぜをひかないように気をつけてくださいね。
えほん
『夢にめざめる世界』
ロブ・ゴンサルヴェス/作(Pコ)ほるぷ出版
『終わらない夜』『真昼の夢』に続く、夢のような、だまし絵のような絵本。
一枚一枚の絵を、じっくりみてください
『まどべにならんだ 五つのおもちゃ』
ケビン・ヘンクス/作(Pヘ)徳間書店
あなたのおうちの、まどのまえに、なにか小さいものをかざっていませんか?その人たち
は、まどべでずうっと「なにか」をたのしみにまっているんですよ。つぎは、なにがやって
くるかな、ってね
『ふくろうおやこ おやここうもり』
フィッツパトリック/作(Pフ)BL出版
いっぽんの木のえだ。上には、ふくろうのおやこ。下には、こうもりのおやこ。上と下とで、
それぞれじけんがおこります。字のないえほんなので、ねんれいをえらばず、楽しめます。
『あくたれラルフのハロウィン』
ジャック・ガントス/文 ニコールー・ルーベル/絵(Pル)PHP研究所
おともだちのハロウィンパーティーにいくことになったセーラとラルフ。
なかよしのふたりはおたがいのまねをしてでかけますが、ラルフはいたずらばっかり。
セーラはなきだしてしまいます。なかよしのふたり、なかなおりはできるかな。
『おおどろぼうヌスート』
高畠純子/文 高畠純/絵(Pタ)ほるぷ出版
王さまからおおどろぼうヌスートにとどいた手紙。
「なんでもぬすめるなら、わしの宝をぬすんでみよ。勝負だ!」とかいてありました。
ヌスートはあることを思いつき、返事をだしました。
さあ、この勝負、王さまとヌスートはどちらが勝つのかな?
『キリンですけど』
高倉浩司/文 丸山誠司/絵(Pマ)絵本館
キリンですけど、チーターにあこがれています。チーターになったゆめをみてじそく
100キロではしりました。でも、チーターにむいてないかも。キリンですけど、ウシにも
なってみたい・・・。ゆめのなかでいろいろなものになっているキリンのはなし。おもわず
アハハとわらってしまう。
『プーさんとであった日』
リンジー・マティック/ぶん ソフィー・ブラッコール/え(Pフ)評論社
「くまのプーさん」その名前を一度は聞いたことがありませんか?実は、本物のくまの
ウィニーがいたんです。1914年、ある兵士がこぐまに出会いました。そして、軍隊でいっ
しょにくらすようになったんです。ウィニーの名前は、大事なふるさとの名前。戦争が進む
につれて、いっしょにはいられなくなったけど、ウィニーはあのクリストファー・ロビンに出
会います。世界でいちばんゆうめいなクマ、プーさんのおはなしです。
『いたずらえほんがたべちゃった!』
リチャード・バーン/作(Pハ)ブロンズ新社
え!ウソ!ホントにたべちゃったの!?おさんぽしてたら犬がいなくなったり、救急車が
きえちゃったり、えほんが全部たべちゃった!!ありそうでなかった、おかしな絵本。
だれかこの絵本に、いたずらしちゃダメ!って言ってあげて。
あかちゃんえほん
『とりがいるよ』
風木一人/さく たかしまてつを/え(Pタ赤ちゃん絵本)角川書店
とりがいるよ いっぱいいるよ あかいとり、あおいとり、ちいさなとり、おおきなとり、
まあるいとり。いっぱいいるよ いろんなとりがいるよ はじめてのかず、いろ、おおきさに
ふれる絵本。ぜひ赤ちゃんと一緒にゆびさししながら楽しんでみてください。
『10ねこ』
岩合光昭/作(Pイ赤ちゃん絵本)福音館書店
最近、はやりのねこちゃんたち。元祖といえば写真家の岩合さん。今回も、世界中で
撮影された、かわいいねこたちがいっぱい。ページをめくるたびに1ねこ、2ねこと
増えていくかぞえねこの写真絵本です。
よみもの
『くじらのくじらん』
市川宣子/作(Fイ)リーブル
海のそこでバナナをみつけたくじらのくじらん。
くじらんはバナナをお月さまだとおもって、
空にふきあげました。ところがお日さまはしらんかお…。低学年から
『世界一の三人きょうだい』
グードルン・メプス/作(943メフ)徳間書店
両親とはなれて、大学生のお兄ちゃんのアパートで一週間くらすことになった、三年生の
女の子マキシと弟のレオン。三人だけでくらすのはちょっと大変かな…。でも、はじめての
ことばっかりで楽しいかも!歳の差があるきょうだいって、こんな感じ?中学年から
『もりモリさまの森』
田島征三/作 さとうなおゆき/絵(Fタ)理論社
おじいちゃんに届いた葉っぱの手紙。動物になってしまったリンタロウたち。けずられて
いく山。ケモノたちといっしょに人間と闘うことになってしまい…。
絵本をたくさん描いている田島征三さんが、20年かけて書いた、初めての児童文学です。
田島さんが子どもの頃に体験した、団地の開発が元になっています。高学年から
『星になった子ねずみ』
手島悠介/作 岡本楓子/絵(Fテ)講談社
子ねずみのチッくんは、日本がむかし昭和の戦争をしていたころに、鹿児島の飛行場で
生まれました。いつもやさしくしてくれた特攻隊員のパイロット、千倉少尉(しょうい)の
手紙を届けるために鹿児島から東京へむかいますが、待ち受けていたのは焼夷(しょうい)
弾の嵐で・・・。戦争中のこどもたちのこと、神風特攻隊員の青年たちのことを伝える物語。
やさしい絵とわかりやすい文章で書かれています。高学年から
『昔話法廷』
今井雅子/原作 NHKEテレ「昔話法廷」制作班/編(F)金の星社
これから3つのふしぎな裁判がおこなわれます。被告人は『三匹のこぶた』のコブタ、
『かちかち山』のウサギ、『白雪姫』の王妃。いったいどんな裁判になるのでしょうか。
あなたも傍聴(ぼうちょう)席でいっしょに裁判を見守りましょう。昔話の登場人物たちを
現代の法律で裁(さば)く「昔話法廷」開廷(かいてい)!高学年から
ちしきのほん
『世界の恐竜MAP』
(457)エクスナレッジ
最新の調査記録によるデータから、世界の地図と、、そこで見つかった恐竜を、
こまかく、かっこいいイラストでえがいてあります。一家に一冊ほしい!
さいごの、さくいんページをぜひみて!
『その道のプロに聞くふつうじゃない生きものの飼いかた』
(480)大和書房
サソリ!?そんなもの飼えるの?買ってきたアサリ、ウズラの卵をふ化させて・・・。
さあ、どんなものでも飼ってみましょう!
『さかなクンの一魚一会(いちぎょいちえ)』
さかなクン/作(289サ)講談社
テレビで、楽しそうにお魚の話をしているさかなクン。子どものころはどんなふうだった?
高校や大学へ進学するときは?とってもゆかいで夢中な人生。進路に迷っている人は
ぜひ読んでみてね
『こどものとうひょう おとなのせんきょ』
かこさとし/作(314)復刊ドットコム
1983年の本の復刊です。選挙とは?投票とは?民主主義とは?すべてひらがなで
書かれていて、絵本のよう。でも、本当に大切なことが書いてある。『からすのぱんやさん』
のかこさとしさんが、「少数でもすぐれた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい
多数派が学び、反省する、最も大切な『民主主義の神髄』をとりもどしたいという願いで
かいたものです」と語っています。1983年から、わたしたちは成長したでしょうか?
『みんなのおりぞめ』
(753)仮説社
和紙を半分におって、また折ってまた折って…。折ったかどを染料につけて広げて
みると…!びっくり!きれいなもようが紙いっぱいにあらわれます。色をかえたり、折り方
をかえてみたり、いろいろためしてみてね。そめた紙で作るグッズものっています。
あたらしく入った本(平成28年9月UP)
あつい夏もすぎて、少しずつすずしくなってきました。
秋はおいしいたべものがいっぱいありますが、
ついついたべすぎておなかをこわさないようにきをつけてくださいね。
えほん
『ぼくのいちにちどんなおと?』
山下洋輔/文 むろまいこ/絵(Pム) 福音館書店
こうちゃんがあさおきて、かおをあらいます。ぴちゃら、ぱしゃら、ぺしゃら、ぷるるる・・・。
ごはんをたべて、学校へ。すると、にゃごら、にゃごろ、きばがきかて、ほらおん、ほらおん、ぐわわ・・・。
ねこと、いぬが、けんかのまっさいちゅう。いえへかえって、ぽしゃらだ、ぱしゃら、ぺしゃら・・、みずまき
をしていると、ままもめ、むめめ、むかもかめか。なんだかママがおこっています。
こうちゃんのいちにちは、音でいっぱい。あなたのまわりの音はどんなかな?
『おたのしみじどうはんばいき』
宮地和代/作(Pミ) アリス館
「なにがでるか おたのしみ」とかいてあるじどうはんばいき。
のどがかわいたから、ジュースがのみたいなあと、1のぼたんをおすといちごがごろごろ。
なんだかへんだな、と2のぼたんをおすと、びっくり!にんじゃがいっぱいでてきた。
さあ、ほかのぼたんからは、いったいなにがでてくるかな?
『ジャック船長とちびっこかいぞく』
ピーター・ベントリー/文 ヘレン・オクセンバリー/絵(Pオ) BL出版
ジャックとザックとカスパーのさんにんぐみ。
おそれをしらないうみのゆうしゃは、すなはまでかいぞくせんをつくっている。
できあがったかいぞくせんにのって、ジャックせんちょうはさけぶ。
「いかりをあげろ!」。マストにかぜをうけ、さんにんぐみはせかいじゅうへしゅっぱつ!
さんにんの、たのしいぼうけんのおはなし。
『ぶきみなよるのけものたち』
ジアナ・マリノ/作(Pマ) BL出版
まっくらやみのなか、ぶきみなよるのけものたちが、うろついている。こわい。こわい。
アウーーアウアウアウーーー。ぶきみなこえもきこえてくる。
こわくてこわくて、けものたちはみんないっしょに、ぶきみなよるのけものからにげまわる。
パチッ。きゃーっ!とつぜんあかりにてらされたのは・・・・?だれ?
『小さなサンと天の竜』
チェン・ジャンホン/作(Pチ) 徳間書店
『ウェン王子とトラ』などのチェン・ジャンホン新刊。
できるわけない、と言われたことに立ち向かい、やがて山を動かした小さなサン。
迫力ある竜、そしてサンのまっすぐな目がこちらに向かってくるようです。
『スタジオジブリの乗りものがいっぱい』
(Pにんき者) 徳間書店
メーヴェ、ガンシップ、ゴリアテ、サボイアS‐21・・・これでワクワクした人へおすすめ!
ジブリアニメの、機械の乗り物だけを集めた絵本です。もちろんハウルの城も!
『とうきび』
クォン・ジョンセン/詩 キム・ファンヨン/絵(Pキ) 童心社
たのしみにそだつのをまっていた、とうきび。せんそうがおきて、ぼくたちは
とうきびもすててみしらぬとちへにげることになった。作者のクォン・ジョンセンが
小学生のときに書いた詩を日・中・韓平和絵本シリーズにてしゅっぱんされました。
『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』
エミリー・ジェンキンス/文 ソフィー・ブラッコール/絵(Pフ) あすなろ書房
ブラックベリー・フールってなあに?見れば見るほど、おいしそう!
昔は作るのもたいへんだったんだね。今なら、すぐに作れそう?
ちゃんとレシピものっていますよ。
『ハワイ島(しま)のボンダンス』
いわねあい/ぶん おおともやすお/え(Pオ) 福音館書店
日本の夏といえば、花火や祭りに、盆踊り。ハワイに、盆踊りそっくりな
ボンダンスがあるのを知っていますか?先祖に感謝をして、いっしょに
楽しむのがボンダンス。日本のお盆と同じですね。
絵本を読みながら、ハワイのボンダンスをのぞいて見てみましょう。
『がらくた学級の奇跡』
パトリシア・ポラッコ/作(Pホ) 小峰書店
ピーターソン先生の特別クラスは「がらくた学級」。私も新学期からこの
クラスに入った。ちょっとかわった子が多いクラス。がらくた置き場の
ゴミクズみたいだから、そんな風に呼ばれるのかな。ちがうよ、本当は
もっとちがう意味があるんだよって、教えてくれたのはピーターソン先生だった。
人と違うことに不安になった時、そっと背を支えてくれるおはなしです。
あかちゃんえほん
『ぞうちゃんのいやいや』
三浦太郎 /作 (Pミ赤ちゃんえほん) 講談社
ぞうちゃんのきらいなものはぜんぶ「いやいや」
すきなものは?おしゃべりがすこしできるようになった子どもたちにぴったりの絵本です。
よみもの
『ツトムとでんしゃのカミサマ』
にしかわおさむ/文・絵(Fニ) 小峰書店
えをかくのがだいすきなツトム。きょうも、だいすきなおばさんのうちへなにかを
だいじそうにもってやってきますが・・。「スズメのおんがえし」など、ツトムとたくさんの
おともだちとのたのしいおはなしが6つのっています。低学年から
『ペットのきんぎょがおならしたら・・・・・・?』
マイケル・ローゼン/作(933ロセ) 徳間書店
子いぬがほしくてたまらないエルビー。ところがある日、ママがつれてかえったのは、なんときんぎょ!
しかたがないのでエルビーはきんぎょに「フワフワ」というなまえをつけていぬのげいを
おしえることにしますが・・。エルビーときんぎょのフワフワのあかるくゆかいなものがたりです。低学年から
『七十二歳の卒業制作』
田村せい子/作(Fタ) 福音館書店
たったひと月しか通えなかった中学校。63歳の田村さんは
<やっと自分の番が来た>と、夜間中学校に入学し、高校・大学まで進みます。
そして、児童文学作家の富安陽子さんの教室で書いた、小説の数々が本になりました。
戦後の懐かしい景色が目に浮かぶようです。十代から
『なきむしこぞう』
今村葦子/さく 酒井駒子/え(Fイ) 理論社
しずかな、なつの、ゆうがた。そっと、いえでをした、ぬいぐるみの、
ぞうと、きりんと、らいおん。あのこが、あんまり、かってばかりするから、
いやになって、いえでをしたのです。でも、あのこが、なきながら、よんでいるときいて…。
ぬいぐるみたちの愛らしさ、あのこの寂しそうな姿に胸がきゅっとします。低学年から
『せなか町から、ずっと』
斉藤倫/著(Fサ) 福音館書店
不思議な形をした、せなか島。そこに暮らす人たちの、ちょっぴり不思議なできごと。
想像してみて。風があるのにちっともゆれないカーテン、いつも走り回って名前をおとしてしまった女の子、
カウボーイが見たまっしろな夢…。詩人が書いた、想像の扉を開くような物語です。中学年から
『カルペパー一家のおはなし』
マリオン・アピントン/文(933アヒ) 瑞雲舎
ルイス・スロボドキンの絵もかわいらしい、紙人形の家族のおはなしです。
家のすみに作られたカルペパーさんのおうち。そこから始まる家族のくらし。
子どもが見つからなくなったり、旅行に出かけたり、びっくりするような知り合いができたり…。
カルペパーさん一家は、きょうは、なにをしているのかな?中学年から
ちしきの本
『まちのしくみ』
(307) 東京書籍
まいにちたくさんの人たちがつかっている駅。駅員さんや駅長さんは、どこでどんな仕事をしているの?
みんながだいすきな、回るおすしはどんなふうにつくられているの?
動物園の動物たちはなにをたべているの?びょうきになったときはどうするの?
みんなの知らないバックヤードのひみつが、よーくわかります。
『チリメンモンスターのひみつ』
(667) 偕成社
まだまだ、いるいる!チリメンモンスター!
チリメンジャコを買ってきたら、探して、見つけて、食べちゃおう!
『サメのひみつ10』
(487) ブックマン社
クイズ!サメのなかまはどれ?①クジラ②イルカ③エイ
どれだと思う?答えは本を開けばすぐわかるよ。
サメのすごさ、サメの不思議がつまった一冊。写真がけっこう怖いのです…。
あたらしく入った本(平成28年7月UP)
たのしい夏休みと、ちょっとイヤなしゅくだい…。
夏のスケジュールをたてて、いっぱいいっぱいたのしもう!
えほん
『おかんとおとん』
平田昌広/ぶん 平田景/え(Pヒ) 大日本図書
ねーねー、おとんは どうして おかんと けっこんしたん?
ねーねー、おかんは どうして おとんと けっこんしたん?
やっぱり それは…?照れくささと、おもしろさがつまった絵本です。(い)
『おはなをあげる』
ジョナルノ・ローソン/作 シドニー・スミス/絵(Pス) ポプラ社
お父さんといっしょに歩いていく女の子。白黒の世界の中で、少しずつ増えていく色。
それは女の子がひろった花の色。ひろった花を、だれかにあげていくと…。
文字のない絵本だからこそ、想像が広がります。(い)
赤ちゃんえほん
『まだかな まだかな』
竹下文子/作 えがらしみちこ/絵(Pエ) ポプラ社
まだかな まだかな もうくるかな おかあさん。ねこもコアラも、あしかも、
にんげんも、こどもたちはみんなおかあさんをまっています。こどもたちの
だいすきとおかあさんのだいすきがいっぱい、いっぱいつまっています。(か)
『ちっちゃいさん』
イソール/作(Pイ) 講談社
ある日、とつぜんやってくる「ちっちゃいさん」は、とってもふしぎ。とってもかわいい。
アルゼンチンの作家による、ユーモアあふれる赤ちゃん誕生の絵本。
子どもが読んでも、親が読んでもすてき!(ち)
『おならしりとり』
tupera tupera/著(Pツ) 白泉社
出ました!tupera tuperaの新しい本!今度は「おなら」でしりとり。
こんな「おなら」あるかしら?どんな形をしているかしら?
どんどんつづけて『おならしりとり』!みんなで一緒に考えてみて。(い)
よみもの
『くろグミ団は名探偵』
ユリアン・プレス/作・絵(943フレ) 岩波書店
まちがい探しが好きなアナタ!でも、長いおはなしの本は苦手なアナタ!
この本をおすすめします!イラストにかくされたヒントを見つけながら、
主人公たちといっしょに謎を解いていきましょう。
この本を読み終えたら、長いおはなしを読むのも、少し平気になるかも?
姉妹編の『くろて団は名探偵』も、ぜひ。 10代から(い)
『穴の本』
ピーター・ニューエル/作(933ニユ) 亜紀書房
男の子が銃をいじくっていたら、たまがとびだした!
時計をうちぬき、壁を穴をあけ、いろんなものに穴をあけて世界一周!
本当に、本に穴が開いているんですよ。
懐かしい絵柄に大人もひきよせられます。 中学年から(い)
ちしきの本
『博物館のひみつ』
(069) PHP
本物みたいな、いろんな生き物の標本や骨がおいてある博物館。
どんな仕事をしてる?どうやって作ってる?四日市市立博物館でも、こんなお仕事しているのかな。
もっと博物館がおもしろくなる本です!(い)
『図書館のひみつ』
(010) PHP
図書館のしくみや、図書館の人がいつもしている仕事について、かなりくわしくしょうかいされています。
本が好きな人、図書館ではたらいてみたい人、いちどよんでみてね。(ち)
『シュヴァル 夢の宮殿をたてた郵便配達夫』
岡谷公二/文 山根秀信/絵(289) 福音館書店
100年ほど前のフランス。空想の大好きなシュヴァルは、郵便配達をしているとき、
あるものを発見しました!そして、たった一人で作り上げた宮殿のみごとなこと!
今でもフランスの文化財として残っているそうです。いつか見に行ってみたい!(い)
『ビジュアルデータブックにほんの地理』
(291) 学研
ほそながいかたちの日本。北と南では、海にすんでいる魚や作物もちがいます。
日本でいちばん高い山は?いちばん長い川は?食べているものは?どんな名字がおおいの?
国土や自然、産業や交通、文化まで、日本のいろいろがわかります。(の)
『小説・マンガで見つける!すてきな仕事』全5巻
(366) 学研
仕事から、読みたい本を探す?読んだ本から、仕事を探す?
保育士や鉄道員などの『①ささえる』、医師、消防士などの『②まもる』、
パティシエやコンシェルジュの『③もてなす』、農家や職人、技術者の『④うみだす』、
マンガ家やスポーツ選手、芸術家の『⑤つたえる』。
『宇宙兄弟』『舟を編む』など、最近のマンガや小説でえがかれたさまざまな「仕事」が紹介されています。(ち)
『絶滅から救え!日本の動物園&水族館』全三巻
(480) 河出書房新社
絶滅してしまったら、もうニ度と、会うこと・見ることはできなくなってしまいます。
知らなかったけど、絶滅しそうな動物たちがこんなにいます。
この動物も?あの動物も!?鳥羽水族館や東山動物園でも、会うことができるのに?
今、会いに行かなくては!そして、どうしたら守れるのか調べに行こう。(い)
『ウナギのいる川いない川』
内山りゅう/著(487) ポプラ社
レッドリストにのるほど数がへってしまったニホンウナギ。
そもそもウナギはどこに住んでるの?どうやって大きくなる?
日本人がウナギを食べはじめたのはいつから?まだまだ研究は進んでいます!(い)
『アリとくらすむし』
島田たく/写真・文(486) ポプラ社
あちこちでみかけるアリ。じつはアリはいろんな虫とくらしている。
アリからえさをもらうアリヅカコオロギ。アリにあまいしるをくれるアブラムシ。
アリをたべようとするクモのなかまやアリクイエンマムシ。
アリとおたがいにたすけあってくらす虫もいっぱい。アリのひみつをしりたい人は、ぜひよんでね。(の)
『おおふじひっこし大作戦』
塚本こなみ/文 一ノ関圭/絵(627) 福音館書店
藤の花を見たことがありますか?むらさき色の花が枝からおりてきて、とてもきれいですね。
その枝は屋根のように広がって、藤棚(ふじだな)とよばれます。
そんな大きな木を、別の場所へひっこすのは大変!
さてさて、上手にひっこしできるでしょうか…?(い)
『伝記を読もう いわさきちひろ』
松本由理子/文(726) あかね書房
「おふろでちゃぷちゃぷ」や「窓ぎわのトットちゃん」の絵など、
だれもが赤ちゃんのときからいちどは見たことがある絵ではないでしょうか。
では、この絵をかいた人はどんな人だったかしっていますか?
子どもたちのしあわせと平和をねがいつづげた、画家いわさきちひろの人生をしょうかいします。(か)
『こどもがつくるはじめてのこうさく』
(750) 高橋書店
つくることはむずかしい…。とおもっているひと、いませんか?
だいじょうぶ。ペットボトル、ストロー、せんたくばさみ、アルミホイル、あきばこ。
いえのなかにあるもので、いろいろなものがつくれてあそべます。
かんたんにつくれてあそべてしまうアイディアがいっぱいの本。
「あっ、いいことおもいついた。」とおもったら、とりあえずつくってみよう。(の)
あたらしく入った本(平成28年5月up)
外へお出かけするのも気持ちのいい季節です。
おでかけ先に、としょかんはいかが?
えほん
『北をめざして』
ニック・ドーソン/さく パトリック・ベンソン/え(Pヘ)福音館書店
地球の一番北、北極にはたくさんの動物がいます。そして北極をめざす動物たちも。
広い海、広い空をわたって、彼らは移動していきます。大きな都市の近くを通ることもあります。
そんな彼らの姿を、色えんぴつの優しいタッチで、でも力強く描いた絵本です。(い)
『のっぽのスイブル155』
こもりまこと/作(Pコ)偕成社
古い古いみどりいろのブルドーザーのスイブル。さびだらけで、うごくかどうかもわからない。
ある日、修理されてピカピカになったけど、長いえんとつは何のため?ぼくの仕事は何だっけ?
工事の車が好きな人はぜひ!こんなブルドーザー見たことないと思いますよ。(い)
『「やだ」っていったら、どうする?』
モーリーン・ファーガス/文 チン・レン/絵 (Pレ) 株式会社ワールドライブラリー
子どもに「やだ」って言われると、カッカするか、ため息が出てしまう…。
そんなお父さんお母さん、ちょっとこの本を読んでみませんか。
ここまで気長には付き合えないけど、
たまにはじっくり想像の世界へついていってあげてもいいかも…と思えるかもしれません。(い)
『あしたがすき』
指田和/文 阿部恭子/絵 (Pア) ポプラ社
震災のあと、岩手県釜石市に作られた「こすもす公園」。
手づくりのブランコやすべり台に、子どもたちは大喜びでした。
でも、目の前にある工場の大きな壁が、まるで津波のように見える…。
これじゃいけない!と、大きな壁に明るい絵を描くことになりました。
みんなの想いが壁画になった「こすもす公園」のおはなしです。
明るい笑顔がずっと続きますように。(い)
『ひみつのいもうと』
アストリッド・リンドグレーン/文 ハンス・アーノルド/絵(Pア) 岩波書店
わたしには、おとうさんもおかあさんも知らない、ふたごのいもうとがいる。
バラのしげみのあなの中に。かわいいプードルやウサギたち。
ちいさなニッコや、<キンノアシ><ギンノアシ>。ずっといっしょにいたいけれど…。(い)
『まじょになったら』
ヘルガ・バンシュ/作・絵(Pハ) 株式会社ワールドライブラリー
7ねんにいちどまじょたちは、ちいさなまじょにふさわしいこどもをひとりさがします。
ぴったりのこどもをみつけたらよなかにこっそりベッドからつれだし、まじょのくにへしゅっぱつです。
いちにんまえのまじょをめざしてしゅぎょうがはじまります。どんなことをべんきょうするのかな。(か)
『おしりポケット ウォンバットのあかちゃん』
ゆうきえつこ/文 福田幸広/写真(Pフ) そうえん社
せかいじゅうでオーストラリアだけにすんでいるウォンバット。
まるでおしりから顔をだしているようにみえますが、
ウォンバットのおかあさんにはうしろむきに、あかちゃんをいれるポケットがついています。
あかちゃんはポケットの中でおかあさんとすごしたあと2さいくらいまでおやこでくらします。
ウォンバットおやこのくらしを写真で伝えます。(か)
『ざしきわらしのおとちゃん』
飯野和好/作(Pイ) 小学館
やまのいっけんやにすんでいる、ざしきわらしのおとちゃん。
そのあきやに、あたらしいかぞくがひっこしてくることになりました。
さてひっこしのひ、「あぶないっ」たおれかけたにもつからこどもをたすけるはつしごと。
たのしいようかいえほん。(の)
『うめじいのたんじょうび』
かがくいひろし/作(Pカ) 講談社
かがくいひろしさん、デビューする前に、絵本新人賞の佳作となった、
今まで絵本にはなっていなかった作品です。もう見られないと思っていた新(?)作が、
こんな形で見られてうれしいですね(ち)
『ワンダーガーデン 生命の扉』
クリスティヤーナ・S・ウイリアムズ/絵 ジェニー・ブルーム/文(Pウ) 汐文社
カラーでみせたい、とてもきれいで、大きな本。
世界の5大陸の生きものと植物が、あざやかな色でえがかれています。
いつまでも、うっとりとながめていたい・・・。(ち)
『ライオン一頭』
ケイティ・コットン/文 スティーブン・ウォルトン/絵(Pウ) BL出版
ライオンと目が合う大迫力の表紙!よく見ると写真ではないのです。
でも毛並みの一本一本まで本物みたい!手に取って、じっくり見てほしい絵本です。(い)
赤ちゃんえほん
『そろそろそろーり』
たんじあきこ/さく(P ) ほるぷ出版
あそんでいるねずみさんのうしろから、そろそろそろーり。わ!
ちゅー!びっくりちゅー!ねこさんに、そろそろそろーり。
いぬさんに、くまさんに、そろそろそろーり。わ!びっくりしたのは?(の)
よみもの
『宇宙の法則』
ルーシー・ホーキング/作、スティーヴン・ホーキング/作(933ホキ) 岩崎書店
理論物理学者として有名なホーキング博士の、前作3巻に続く、宇宙を舞台にした冒険物語!
スーパーコンピューターのコスモスがつなぐ宇宙への扉。
なんだか今回はコスモスの様子がおかしい…?気づけば町の様子もおかしくなってる。
量子コンピューターって何だ?インターネットがあるとなんでもできるけど、
もしかすると何もかも支配されてしまうことがあるのかも…?
科学コラムや宇宙の写真もたくさん!科学が大好きな人も、そうじゃない人も、
まずは手に取ってほしい新しい冒険物語です。 高学年から(い)
『へっちゃらトーマス』
パット・ハッチンス/ぶん・え(933ハッ) 大日本図書
『ティッチ』や『おまたせクッキー』などの絵本も有名なハッチンスの、おはなしの本です。
字をおぼえないトーマスは、<きけん>のかんばんを読めずに、ペンキをバシャリ。
ドアを反対にあけては、みんなをひっくり返す。でも、いつだって「かんけいないね」。
でもでも、ついにおまわりさんに、つかまったトーマス!さぁどうする? 低学年から(い)
『うるうのもり』
小林賢太郎/作 (Fコ) 講談社
森で出会った不思議な「うるうびと」。僕たちふたりはうるう年生まれ。
僕たちはともだちになり、毎日楽しくすごしたが、うるうびとにはひみつがあった。
少しおもしろくて、少しかなしい。せつない友情のお話。 高学年から。(の)
『キキに出会った人びと』魔女の宅急便 特別編
角野栄子/作 (Fカ) 福音館
魔女の宅急便のコリコの町にすんでいた人たちのおはなし。おそのさんがパンやさんになったわけ。
コリコの町長さんのないしょばなしや、ヨモギさんにおきたはなし。キキが空を飛ぶのを見ただけの
青年のこと。読んでいると、キキのすがたがうかびます。
「魔女の宅急便」を読んでいない人も、読んだ人も楽しめます。 高学年から(の)
『てんきのいい日はつくしとり』
石川えりこ/さく・え (Fイ) 福音館
きょうは、いいおてんきです。ちえちゃんはあたらしい赤いかごをもって
おばあちゃん、おにいちゃん、おねえちゃんといっしょにつくしとりへしゅっぱーつ!
いちばんつくしはだれがみつけるかな?つくしとりにじゅんびするものや
おいしそうなたまごとじのつくりかたもしょうかいします。 低学年から(か)
ちしきのほん
『絵本に魅せられて』
佐藤英和・文(019 研究) こぐま社
こぐま社の社長として、編集者として、
たくさんの絵本を作り続けてきた著者の、こどもの本に対する思いが伝わります。
「こぐまちゃん」が、「11ぴきのねこ」が、「わたしのワンピース」がこんな
思いで作られたんだなあと思って読み返すと、まだまだ新しい発見がありそうです。(ち)
『私を救ったオットー・ヴァイト ナチスとたたかった真実の記録』
インゲ・ドイチュクローン/作藤森美織 /訳(234) 汐文社
第二次世界大戦中のドイツでは、ナチスという独裁政党が力ずくで国を支配して、
政治体制に反対する人たち、ユダヤ教など別の宗教を信じる人たちはみなぎゃくたいを受けていました。
特にユダヤの人々に対する差別は日ごとにはげしさをましていきました。
そんな時代に目の見えないオットー・ヴァイトは命がけでユダヤ人たちを守ろうとたたかいました。
彼に命をすくわれたユダヤ人の作者がつたえる真実の話。(か)
『ビジュアル版 日本の昔話百科』
石井正巳/著(388研究) 河出書房新社
浦島太郎、かちかち山など日本人ならだれでも知っている、古くから親しまれてきた昔話。
そんな昔話のあらすじや解説などを貴重な図版とともに紹介します。昔話の歴史ものっています。(か)
『伊勢・志摩の民話』
倉田正邦/編(388全集名作) 未來社
伊勢・志摩には、「生けどられた雷公」「モッコ山」「やまんば」などたくさんの民話が古くから伝わっています。
なんとなく知っているものや、はじめて聞くようなお話もあります。もちろん四日市は大入道のお話。
伊勢の神国、志摩の贄国、伊賀のまほろば、熊野のうまし国の四つにわかれ、それぞれのわらべうたつき(の)
『黄砂にいどむ』
高橋秀雄/作(454) 新日本出版社
お天気ニュースでも「黄砂」が話題になったりしますね。空が白っぽく見えたり、
咳がたくさん出てしまったりする日は、たくさん黄砂が飛んでいるのかも。
いったいどこから飛んでくるの?どうして砂がたくさん飛んだりするの?
砂漠化はすごい勢いで広がっています。このまま何もせずにいたら…?
砂漠化をおさえ、黄砂が飛ぶのもおさえる「雑草」を根づかせたい!
「雑草おじさん」と呼ばれた日本人を追いかけよう!(い)
『カラスウリ』
有沢重雄/文 藤丸篤夫/写真(479) そうえん社
夜にさく、うつくしい花。つやつやのまっかな実。花も実もいいカラスウリ。
わたしの子どものころは、ままごとによく使いました。
家の近くの、竹や木の多い場所で探してみてね!(ち)
『虫のしわざ観察ガイド』
新開孝/文・写真(486) 文一総合出版
はっぱのあな、くるくる、あみあみ。木のみきのぼこぼこ・・・。
そういえば、あれはなんであんなのなんだろう?
それはね、虫のしわざなんです。(ち)
あたらしく入った本(平成28年3月UP)
花が咲きみだれる、春爛漫(はるらんまん)ももうすぐでしょうか。
2015年図書館に入った本から、児童室担当がおすすめの本をまとめました。
本の森の中から、お気に入りの一冊に出会えますように。
えほん
『りゆうがあります』 PHP研究所
『もうぬげない』 ブロンズ新社 ヨシタケシンスケ/作(Pヨ)
2015年は次々とヨシタケシンスケの絵本が出ましたね!思わず何度も
読み返したくなる面白さ。『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』
『りゆうがあります』も要チェックですよ。
『すーべりだい』『おならをならしたい』
鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館
大人はいやがる「おなら」の話。絵本になると、どうしてこんなに
面白くなってしまうのでしょう!子どもたちが好きなはずですね。
どこまでも広がる鈴木のりたけの世界も目が離せません。
『そらいろ男爵(だんしゃく)』
ジル・ボム/作 ティエリー・デデュー/絵(Pテ) 主婦の友社
戦争に行くことになった、飛行機乗りのそらいろ男爵。爆弾のかわりに落としたものは、ぶあつい本。
その本はやがて、物語の本になり、知識の本になり、詩集になり、
そしてさいごに落としたものは…。ことばの、本の、文字の持つ大切なものを感じてください。
『せんそうしない』
たにかわしゅんたろう/文 えがしらみちこ/え(Pエ) 講談社
こどもとこどもは せんそうしない。けんかはするけど せんそうしない。
「せんそうしない」と、はっきり、まっすぐに谷川俊太郎さんが語ります。
『ドングリ・ドングラ』
コマヤスカン/作(Pコ) くもん出版
「ドングリー、ドングラー」ドングリたちが、うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、
長いたびにでます。どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたり。さあ、さいごは…?
ドングリの絵もたのしんでね。
『なみ』
スージー・リー/作(Pリ) 講談社
少し前に出た本ですが、すすめられずにはいられない!<おしゃべりえほんの会>で発掘された素敵な絵本です。
よせてはかえすなみ。女の子とうみどりがおいかけたり、おいかけられたり。色は白黒と水色だけ。
字のない絵本ですが、おどろくほど表現豊か。まるで波音がきこえてくるようです。
『あーといってよあー』
小野寺悦子/ぶん 堀川理万子/え(Pホとも) 福音館書店
あなたの声はどんな声?口をたたくと、どんな声?むねをたたくと、どんな声?
同じ「あー」でも、いろんな声になるね。大人も子どもも、いっしょに「あー」と言ってみようよ。
『リンドバーグ』
トーベン・クールマン/作(Pク) ブロンズ社
空を飛ぶ夢をもつのは人間だけではありません!
なかまに会うために、空を飛んでいくことを思いついたネズミのリンドバーグ。
失敗や、おそろしい敵にもめげずに、彼が目指した場所は…!
読んでいるうちに、本当に空を飛んだ気分になれますよ。
『あなに』
長谷川集平/作(Pハ) 解放出版社
日曜日のあさ、二人はキャッチボールをはじめた。転校生の「しろう」と「ひろし」
ボールが工事中のあなに落ちてしまった。入れない、けどそこにある。
月曜日、あなはうめられていた。谷川俊太郎作『あな』へのオマージュ作品。
そして現実への深い想いがこめられいます。
『はっきょい どーん』
やまもとななこ/作(Pヤ) 講談社
ゆうしょうがかかったすもうのおおいちばん。ちいさな明の海がよこづなにたちむかう。
はっきょい どーん!がんばれ、明の海!はくりょくのある絵に力がはいります。
さいごは、たちあがって、はくしゅがしたくなるほどです。
あかちゃんえほん
『やさいさん』
tupera tupera/さく(Pツ 赤ちゃんえほん) 学研
はたけで、やさいを、すっぽーん!つぎに抜くやさいさんは、だれかな?
言葉のリズムや、ページが縦に開くのが楽しい絵本です。
『おちゃわんかぞく』
林木林/文 いぬんこ/絵(Pイ 赤ちゃんえほん) 白泉社
おちゃわんかぞくがやってきた。おはしかぞくや、おわんかぞくも
いっしょにきょうもじゅんびばっちり。では、いただきまーす!
『ゴリラのおとうちゃん』
三浦太郎/作(Pミ 赤ちゃんえほん) こぐま社
イケメンゴリラのシャバーニに続け!…というわけではありませんが、
ダイナミックな遊びはおとうさんならでは!ぜひ家で試してみてください。
『おっぱいばいばい』
みついゆきこ/さく くぜじゅんき/え(Pク おかあさんとうさんへコーナー) グランまま社
「あなたがうまれてはじめておっぱいをのんでいたすがたを、
ママはわすれません」はじめて赤ちゃんをだいた日を思い出す一冊です。
『まって』
アントワネット・ポーティス/作(Pホ おかあさんとうさんへコーナー) あすなろ書房
「遅れそう!」「早く早く!」そんなときにかぎって、 子どもは「まって」「まって!」「まって!!」
ついつい無視しちゃうけど、おねがい、ちょっとだけ立ち止まって。
そしたらほら、すてきなものが見えますよ!
『おかあさんのいのり』
武鹿悦子/さく 江頭路子/絵(Pエ おかあさんとうさんへコーナー) 小峰書店
その手が武器など握らないように。「へいわ」というたからものが、世界中の子どもたちを守ってくれますように。
すべての親が、子どもに寄せる願いを、やわらかい絵と、やさしい言葉で語りかけています。
よみもの
『ちゃいろいつつみ紙のはなし』
アリソン・アトリー/作(933アト)福音館書店
大事な箱をつつんだちゃいろい紙は、あっちへいったり、こっちへきたり。
ずっと遠くのおうちまで運ばれていきます。そのあとも大事にしまわれて、家の中をながめていました。
そしてまた、同じ箱をつつんだあとは…。低学年から。
『よるのとしょかんだいぼうけん』
村中李衣/作(Fム)BL出版
ぼくはぬいぐるみのくまきち。とおるくんに、としょかんのおとまり会につれてこられた。
つぎつぎとぬいぐるみたちがやってきたけど、とおるくんがいないととってもしんぱい。
そのよる、本の中からあばれぐまがでてきて…。
本の中のじゅうにんと、ぬいぐるみたちの、たのしいだいぼうけん。低学年から。
『がれきの中の小鳥』
カーリ・ビッセルス/作 野坂悦子 /訳 (949)ぶんけい
第二次世界大戦中のオランダ。ナチスドイツからのがれてユダヤ人の少女エルスケは
森の中の「大きな家」にやってきた。かぞくとひきはなされ、名前までうばわれて。
本当の自分をかくしていきなければいけなくなっても、
ささやかな喜びと希望をもとめつづけ、生きぬこうとする少女の物語。中学年から。
『岬のマヨイガ』
柏葉幸子/作 (Fカ)講談社
両親を亡くした少女、夫から逃げてきた主婦、孤独な老女の三人が
東日本大震災をきっかけに狐崎(きつねざき)という場所で出会い、
カッパや地蔵、狛犬(こまいぬ)などの土地の力に守られながらふしぎな共同生活をはじめて…。
本当に大事なもの、安心できる場所を見つけた時、人は少しだけ強くなれるのかもしれません。高学年から。
『べんり屋、寺岡の夏。』
中山聖子 /作 (Fナ)文研出版
小さなべんり屋、寺岡をめぐる人々の物語。家業のべんり屋を継ごうと、がんばる美舟の一年を季節ごとに描きます。
『~寺岡の秋。』『~寺岡の冬。』『べんり屋、寺岡の春。』もぜひ手にとってみてください。高学年から。
『世界名作ショートストーリー』1巻~5巻以下続刊
(908)理論社
『赤毛のアン』のモンゴメリ、『車輪の下』のヘッセ、
人間の強さや弱さを鋭く描いたモーパッサン、世界の短編小説の名手サキ。
児童書にはめずらしく、世界の作家の短編ばかりを集めたシリーズ4冊。
長編とは違った楽しさを感じてください。高学年から。
ちしきのほん
『10歳の質問箱』
(159)小学館
努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」いろいろな悩みに答えてくれるのは、
子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、おとなたち55人。子どももおとなも、読んでほしい本です。
絵本作家・鈴木のりたけさんのさし絵が、ぷっと笑えます。
『にっぽんのおやつ』『にっぽんのおにぎり』
白央篤司/著(383)理論社
47都道府県のそれぞれの地方で愛されているおにぎりやおやつを各地の人々の
声をたよりに写真とともに紹介します。さっそくおでかけして食べにいきたい!
『ありがとう実験動物たち』
太田京子/著(480)岩崎書店
ドキリとするタイトルですね。
わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。
その薬は本当にこうかがあるのか、ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。
そして、その動物たちは・・・。かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。
『稲と日本人』
甲斐信枝/さく(616)福音館書店
日本人の食事にはかかせないお米。あたりまえのようにあるお米だけれど、
本当はずっとずーっとつないできた、かけがえのない仲間なんですね。
じっくり読むと、噛めば噛むほど味わい深いお米のように、じわーっと、
稲と日本人のつながりが伝わってきます。
『「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガネット』
前沢明枝/著(930)福音館書店
ガーネットさんはどんな人?「エルマーのぼうけん」はどうやって生まれたのでしょう。
直接インタビューして聞いてみました!どんなおはなしが聞けるでしょうか。お楽しみに!
あたらしく入った本(平成28年1月UP)
さむい冬がやってきました。あたたかいへやの中でゆっくり本をよんでみませんか?
えほん
『くじらさんのー たーめなら えんやこーら』
内田麟太郎/文 山村浩二/絵(Pヤ)すずき出版
ひろいひろいうみのむこうに、くろいかたまり。
うわー!ぎょうさんのぺんぎんと、くじら!そしてあざらし。
くじらさんのーたーめならー」とうみにとびこびました。ふわり。
ひょうざんがうきあがった!つぎつぎといろいろなどうぶつがやってきて…。
『ぱれーど』
山村浩二/作(Pヤ)講談社
とんとんとん ぼくが たいこを たたいたら さあ、しゅっぱつ。
ぱれーどだ!みんないっしょにずんちゃか ずんちゃ
おとをだして あるこう おどろう!
『かぜひいた・・・』
小池アミイゴ/作・絵(Pコ)教育画劇
なんだろう?はながむずむず・・くしゃみがはーくしょん。
はなみず、ずるずるー。せき、ごほんごほん。なんだかぶるぶるさむくなってきたぞー。
ねつがでた。それはかぜです!!はやくなおすためにはどうしたらいいのかな。
かぜをひいてしまったおとこのこのおはなし。
『なみ』
スージー・リー/作(Pリ)講談社
少し前に出た本です。今のきせつにこの本?という感じですが、
すすめられずにはいられない。よせてはかえすなみ。女の子と
うみどりがおいかけたり、おいかけられたり。色は白黒と水色だけ。
字のない絵本ですが、おどろくほど表現豊かで、波音がきこえてくるようです。
あたたかい部屋で夏の海を思いうかべてね。
『さかさまさかさ』
ピーター・ニューエル/作(Pニ)亜紀書房
そのまま見たらゾウの顔、さかさから見たらダチョウがいた!
よくよく見ると見えてくる、おかしな絵とおはなしたち。120年前につくられた
アメリカの絵本ですが、とっても新鮮です。
『セッセとヨッコラ ひみつのプレゼントさくせん』
高畠那生/作(Pタ)フレーベル館
こっそりともだちの好きなものをプレゼントしようときいてみたら、
変なものばかりえらんで、いやになっちゃう!しかも、プレゼントをあげることが、
ばれちゃった!はらがたって、いじわるをしたけど…。あらら、いじわるしても、
いいことないね。実はシリーズ2作目です。
『ふまんがあります』
ヨシタケシンスケ/作(Pヨ)PHP研究所
『りゆうがあります』に続く、真剣だけどへんてこりんな、子どもと大人の言い合い合戦。
表紙からして、ふまんいっぱいの女の子。「おとなはズルい」と言われても、
それに答えるおとうさんは、なかなか!でも……最後のページを見た大人は
「こどもってズルい!」って、思わず叫んでしまうかも。
『もうぬげない』(ブロンズ新社)もおもしろい!
『そらとぶ でんしゃ』
アンマサコ/作(Pア)講談社
牛乳パックでつくったでんしゃ。おきゃくさんはクレヨンたち。
せんろをはしって どこまでも!空だって はしっていくよ
よぞらをはしるページが、とてもきれいです。
『おにのサラリーマン』
富安陽子/文 大島妙子/絵(Pオ)福音館書店
赤鬼オニガワラ・ケン。まいにち、地獄カンパニーへスーツでぴしっときめてしゅっきん。
えんまさまにあいさつをして、きょうも、血の池地獄でもうじゃをみはっていますが…。
おおっ!じごくってこんなところ?
あかちゃんえほん
『どうぶつドドド』
矢野アケミ/作 (赤ちゃん絵本) すずき出版
ねずみを ちょこり。うさぎを ぴょこん。さあ、どんどんどうぶつをおいていくよ!
ぽこん。もそっ、ぽふっ、ぬるん、しゃきり、ぱこっ、どてん、のっしん、ばっふん、どっしん。
さいごはドドド・・っと、どうなったかな?
よみもの
『ぜったいくだものっこ』
たかどのほうこ/作(Fタ)フレーベル館
青田くだもの店のつかわれていないへやにある、がくどうほいく「くだものっこ」。
先生は青田さんちのネコのタマ。「くだものっこ」ではいもほりさんぽにいったり、
がっしょうだんをつくったり。たのしいことがいっぱい!低学年から。
『岸辺のヤービ』
梨木香歩/作(Fナ)福音館書店
晴れた夏、わたしは湖の岸辺でふわふわの毛につつまれたちいさなふしぎな
いきものにであった。名前はヤービ。ヤービ一族と まわりに住む生き物たちの、楽しく
ふしぎな話の始まりです。あえて、かつての名作たちのような装丁とさし絵になって
いるのが、またワクワク。「マッドウォーター・シリーズ」として、続いていきそう!高学年から。
『がれきの中の小鳥』
カーリ・ビッセルス/作 野坂悦子/訳(949)ぶんけい
第二次世界大戦中のオランダ。ナチスドイツからのがれてユダヤ人の少女
エルスケは森の中の「大きな家」にやってきた。かぞくとひきはなされ、名前まで
うばわれて。本当の自分をかくしていきなければいけなくなっても、ささやかな喜びと
希望をもとめつづけ、生きぬこうとする少女の物語。中学年から
ちしきのほん
『プラモデルの教科書』
河野嘉之/著(507)新紀元社
気になるけど、難しそうだし手が出せない…と迷っているあなたへ!
プラモデルの選び方、必要な道具、色の塗り方…プラモデルのいろはが
全てわかります!興味のなかった人でも、見ているうちに気になってくるかもね。
プラモデルの世界に飛び込んでみる?
『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』
くさばよしみ/編(289ム)汐文社
2012年リオデジャネイロでの国際会議で話題となった、
元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカさん。彼の生活は、元大統領とは思えないほど
シンプル。そして考え方も。「人生は受け取るままでなく、何より、持っているものを
与えるものだから」力強いメッセージに共感します。まずは、絵本『世界でいちばん
貧しい大統領のスピーチ』(Pナ)を読むのもオススメです。
『ここで土になる』
大西暢夫/著(291)アリス館
樹齢500年をこえそうな田口の大イチョウ。その大イチョウがある村は
ダムに沈むことになり、村の人はみんな引っ越していきました。…しかし、ダムが
作られることはなく、住んでいるのは尾方さんご夫婦だけ。村の暮らしも、村の形も、
いろんなものが変わってしまいました。でも二人の暮らしは変わりません。
ここで生きると決めたのです。大イチョウを眺めながら。
『紙ひこうきクラフトスクール レベル1 はじめて編』
クリストファー・L・ハーボ/著(754)ほるぷ出版
紙ひこうきのおり方、とばし方のコツがイラストでよくわかるよ。まずはレベル1のこの本。
これから、レベル4まで本がでるから、じゅんばんにチャレンジしよう!
あたらしく入った本(平成27年11月UP)
葉っぱが少しずつ赤く色づいてきましたね。
あしもとには、どんぐりなどの木の実がみつけられるかも。
気になる葉や木の実があったら調べにきてくださいね。
えほん
『どうぶつうんどうかい』
さとうあきら/写真 さえぐさひろこ/文(Pサ) アリス館
きょうはどうぶつたちのうんどうかい。どんなことするのかな?サルくんはとくいなジャンプ。
しろくまくんはザッブーン。おうえだんもおおきなこえでいっしょうけんめい。
かけっこ、ぼうはこび、すもうもあるよ。みんながんばれー!
すてきなどうぶつたちにあえる写真絵本です。(か)
『はっきょい どーん』
やまもとななこ/作(Pヤ) 講談社
ゆうしょうがかかったすもうのおおいちばん。ちいさな明の海がよこづなにたちむかう。
はっきょい どーん!がんばれ、明の海!はくりょくのある絵に力がはいります。
さいごは、たちあがってはくしゅがしたくなります。(の)
『そらいろ男爵(だんしゃく)』
ジル・ボム/文 ティエリー・デデュー/絵(Pテ) 主婦の友社
戦争にさんかしなければいけなくなった、飛行機乗りのそらいろ男爵。爆弾のかわりに落としたものは、ぶあつい本。その本はやがて、物語の本になり、知識の本になり、詩集になり、そしてさいごに落としたものは・・・。
ことばの、本の、文字の持つ大切なものを感じてください。(ち)
『せいめいのれきし』
バージニア・リー・バートン/作(Pハ) 岩波書店
「ちいさいおうち」のバートンが1962年にアメリカで発表した絵本で、地球の誕生から現代までを、絵でやさしく教えてくれます。日本でも1964年に出版されましたが、50年たち、古代や恐竜について、どんどん新しい発見がなされ、科学的に正しくなくなってきた部分が増えてきたため、最新の知識に合わせたものが、改訂版として出版されました。まだ読んだことのない人は、ぜひ一読を!(ち)
『せんそうしない』
たにかわしゅんたろう/文 えがしらみちこ/え(Pエ) 講談社
こどもとこどもは せんそうしない。けんかはするけど せんそうしない。
「せんそうしない」と、はっきり、まっすぐに谷川俊太郎さんが語ります。みんなで考えたい一冊。(ち)
『みんな』
きくちちき/作(Pキ) WAVE出版
たのしいものも、こわいものも、きれいなものも、きたないものも、
ぜーんぶいっしょになっちゃう子どもの世界。
勢いのあるイラストに、大人はドキドキしてしまうかも…!?(い)
『ぼくらが5歳の子ども兵士だったとき -内戦のコンゴで-』
ジャシカ・ディー・ハンフリーズ、ミシェル・チクワニネ/作 クローディア・ダビラ/絵(Pタ) 汐文社
1993年、コンゴという国で起きた話。昔のことのように思えるけど、つい最近の話。
その時子どもだった人が、大人になって話した本当の話。なんのまえぶれもなく
兵士にさせられて、むりやり人殺しをさせられた。知りたくない?でも知ってほしい。
コミックのような絵で読みやすく、でも、ぐっと胸に刺さります。(い)
『ことらちゃんの冒険』
石井桃子/お話 深沢紅子/絵(Pフ) 河出書房新社
トラになりたい「ことら」ちゃん。動物園に行ったり、犬にとびのってみたり。弟と妹ができても
やんちゃな「ことら」ちゃん。40年以上前の絵本の復刻版ですが、今も読んでも愛らしいです。
短いおはなしが全部で8話。おやすみ前の読み聞かせにもいかが?(い)
『シルヴィーどうぶつえんへいく』
ジョン・バーニンガム/作 (Pハ) BL出版
あるひ、しんしつのかべのドアにきがついたシルヴィー。ドアをあけると、そこにはどうぶつえん。
まいにち、ちがったどうぶつをつれてきていっしょにねむるシルヴィー。ところがあるあさドアをしめわすれてでかけてしまって…。
かえってきたら、へやにはたいへんなことに。どうぶつがだいすきなひと、うらやましくなります。(の)
あかちゃんえほん
『そおっとそおっとね』
たんじあきこ/作(Pタ赤ちゃんえほん) ほるぷ出版
そおっとそおっといちごのおかしをもっていくよ。おっとっと!
ふぅ。あぶないあぶない。ちゃんとテーブルまでぶじにはこべるかな。
おてつだいがたのしくなってきちゃう絵本です。(か)
『おっぱいばいばい』
みついゆきこ/さく くぜじゅんき/え (Pク)おとうさんおかあさんへコーナー グランまま社
「あなたがうまれてはじめておっぱいをのんでいたすがたを ママはわすれません」
はじめて赤ちゃんをだいた日を思い出す一冊です。(ち)
『まって』
アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)おとうさんおかあさんへコーナー あすなろ書房
「遅れそう!」「早く早く!」そんなときにかぎって、子どもは「まって」「まって!」「まって!!」
ついつい無視しちゃうけど、おねがい、ちょとだけ立ち止まって。そしたらほら、すてきなものが見えますよ!(ち)
『おかあさんのいのり』
武鹿悦子/さく 江頭路子/絵 (Pエ)おとうさんおかあさんへコーナー 小峰書店
その手が武器など握らないように。「へいわ」というたからものが、世界中の子どもたちを守ってくれますように。
すべての親が、子どもに寄せる願いを、やわらかい絵と、やさしい言葉で語りかけてます。(ち)
よみもの
『波の底にも』
末吉暁子/作(Fス) 偕成社
水底の国のタマオの前に、上つ国からおちてきた帝と名のる少年。
大君に命じられ、少年のなくした宝剣をさがしにタマオたちは旅にでる。
平家物語をもとにした日本のファンタジー。高学年から(の)
『天(あめ)と地(つち)の方程式 第一巻・第二巻』
富安陽子/作(Fト) 講談社
新しくできた「栗栖の丘学園」は、生徒もまだ70人程度。しかしアレイをはじめその中の数人は、
それぞれが特殊能力を持つ、選ばれたものだった。そして今、黄泉ツ神を黄泉へと送り返す戦いが始まった。
古事記をモチーフにしたファンタジー開幕!10代の人にぜひ読んでほしい!面白いぞ!高学年から(ち)
『ちゃいろいつつみ紙のはなし』
アリソン・アトリー/作(933アト) 福音館書店
大事な箱をつつんだちゃいろい紙は、あっちへいったり、こっちへきたり。
ずっと遠くのおうちまで運ばれていきます。そのあとも大事にしまわれて、家の中を
ながめていました。そしてまた、同じ箱をつつんだあとは…。低学年から(い)
ちしきのほん
『子どもたちへ、今こそ伝える戦争 子どもの本の作家たち19人の真実』
長新太・和歌山静子・那須正幹 他/文(210 人権) 講談社
戦後70年の今年。戦争のことをしっている人が少なくなってきました。
二度とあのひげきをくりかえさないために、子どもの本の作家たち19人がかきおろしの文と
絵で子どもたちにかたるたいけん記。しりょうとして年表、地図付き。
イラストや文中の言葉について、かいせつものっています。(か)
『稲と日本人』
甲斐信枝/さく(616) 福音館書店
日本人の食事にはかかせないお米。その稲と、長い長い歴史。あたりまえのようにあるお米だけれど、
本当はずっとずーっとつないできた、かけがえのない仲間なんですね。じっくり読むと、噛めば噛むほど
味わい深いお米のように、じわーっと、稲と日本人のつながりが伝わってきます。(い)
『その道のプロに聞く 生きものの持ちかた』
松橋利光/著(480) 大和書房
こんちゅう、ペット、はちゅうるいから、サソリ、タランチュラまで!!それぞれの正しい持ちかたを
写真で教えてくれます。え、そんなとこ持ってよかったの!?と、意外に知らないものですよ(ち)
あたらしく入った本(平成27年9月UP)
あつさもやわらぎ、秋らしくなってきましたね。
秋の虫のなきごえも、きこえてくるようになりました。
読書の秋、あなたはどんな本をよみますか?
えほん
『お姫さまの大集会』
リスベット・ルナルディ/文 セリーヌ・ラムール=クロッシェ/絵 (Pラ) ワールドライブラリー
お姫さまのでてくるおとぎ話はいっぱいあるけど、たいへんなことばかり。
灰だらけになってはたらいたり、いじわるな魔女のいいなりになったり、ねむらされたり。
王子さまはたいしたことをしていないのになぜ?おこったお姫さまたちが大集会。(の)
『オーケストラ笑う』
小澤一雄/作 (Pオ) ポトス出版
オーケストラってしってる?たくさんの楽器で指揮者にあわせて演奏するんだけど、なんだか人のくらしににてる。
おこったり、笑ったり、うばわれたり、恋もする。休憩もすれば、遊んだりも。
オーケストラをよく知って、楽しむ本。この本読んで、オーケストラをききにいってみる?(の)
『ライフタイム いきものたちの一生と数字』
ローラ・M・シェーファー/文 クリストファー・サイラス・ニール/絵 (Pニ)
一生のあいだに、このクモはたまごを1つだけつくる。
一生のあいだに、このガラガラヘビはおとをならすふしを40こしっぽにつくる。
このアゲハ蝶は900本のはなからみつをすう。このキリンのあみめは200こできる。
いきものと数字のおもしろいかんけいに、「すごい!」とかんどうします。
さて、あなたはのまわりは、どんな数字があるのかな?(の)
『かとりせんこう』
田島征三/作 (Pタ とも) 福音館書店
けむりがもんもん、かとりせんこうのけむりで、かがぽとん、ぽとん、ぽとん、おじさんの
メガネ、おひげ、どんどんいろんなものがおちてぽとん、ぽとん。どこまでけむりはとどくのかな(か)
『のってるのってる』
ますだゆうこ/文 石井聖岳/絵 (Pイ) そうえん社
きょうは、とってもきぶんがいい。うまにのってのはらをはしろう。
ぞうにのって、くもにのって、いろんなものにのって、どこまでもいこう。
のってる、のってる、のってる!さいごのページにたのしいがくふつき。(か)
『おかあしゃん。はぁい。』
くすのきしげのり /作 岡田千晶/絵 (Pオ) 佼成出版社
「おかあしゃん。」「はぁい。」くりかえされる、なにげないことばのやりとりなのに、
なぜかこころがあたたまる。かぞくっていいなとおもえる、そんな絵本です。(か)
『ジェーンとキツネとわたし』
イザベル・アルスノー/絵 ファニー・ブリッド/文 (Pア) 西村書店
想像力をどんどん広げていくのが大好きなエレーヌ。でもあの子たちの悪口がぶちこわしてしまう。
学校にも悪口のらくがきだらけ。そんなクラスのみんなと合宿なんて…!いつのまにかグループができて、
だけど相変わらず一人のわたし。でもある子がきっかけで、なんだか悪口も気にならなくなってきたかも…。
絵本は卒業したいけど、長いお話は苦手なあなたにおすすめの絵本です。(い)
『わらう』
浜田桂子/作 (Pハ とも) 福音館書店
おにいちゃんににらめっこで勝つために、きょうはぜったいにわらわない!と決めた一日。
そしたら、家でも、ようちえんでも、みんなが「けんちゃん、どうしたの?」
ぐあいがわるいと思うみたい。どうしてかな?(ち)
赤ちゃんのえほん
『さんさんさんぽ』
えがらしみちこ/作 (Pエ) 講談社
さんさん、さんぽ、いち、に、さん。おひさまさんさん、なつのおさんぽたのしそう。
おきにいりのぼうしをかぶって、はんかちもって、くつはいて、じゅんびできたよ。
どんなことがまってるかな。いってきまーす。(か)
よみもの
『あめ・のち・ともだち』
北原未夏子/作 市居みか/絵 (Fキ) 国土社
きょうは、トモキのたんじょう日。
とおくへひっこしをしてしまったゴウ君があそびにやってくる。
たのしみにしていたトモキになぞのあんごうがとどいて…。
なかよしのふたりはどんなたんじょう日をむかえるのかな。中学年から(か)
『まぼろし写真館』
福明子/作 (Fフ) 学研
駅前につづく「たそがれ通り」。そこに小さな写真館があります。ひろむじいさんのお店です。
ひろむじいさんは「生きている間にみるものなんて、みんな、まぼろしのようなものだ」というのが口ぐせ。
そんな、ひろむじいさんのお店にやってくるお客さんたち。古い自分のカメラを持ってきた男の子、バスの
運転手さん……なつかしい古い写真を見ているような気分になる物語です。 中学年から(い)
ちしきのほん
『エゾリス』
竹田津実/文・写真 (489) アリス館
北海道に住んでいる獣医のわたしの家に通ってくるようになった、アカキチ。
木の実をかじったり、ほかのリスとあそんだりけんかをしたり。おそろしい天敵にようじんしたり。
野生のエゾリス、アカキチとの4年間の記録。自然の美しさ、きびしさを感じる本。(の)
『広島の木に会いにいく』
石田優子/作 (653) 偕成社
「被爆樹木」を知っていますか?広島には1945年に原子爆弾を受けながらも強く生き続けている
木がたくさんあります。その一本、一本が70年のあいだ、なにを見つめ、感じてきたのか。
広島の過去、現在を知り、未来を見つめるためにドキュメンタリー映像作家の著者が樹木医と街を歩き、
原爆の体験者や木の専門家などに取材したノンフィクション。木の豆知識や被爆樹木マップも掲載。(か)
『ありがとう実験動物たち』
太田京子/著 (480) 岩崎書店
ドキリとするタイトルです。
わたしたちが病気になったとき、お医者さんにいきます。
薬をもらったり、いろいろな治療をうけます。その薬は本当にこうかがあるのか、
ヒトでためすことはできないので、動物で実験します。そして、その動物たちは・・・。
かわいそうだけではない、わたしたちの生きていくためのもんだいです。(の)
『新幹線500』
広田泉・広田尚敬/写真 (546) 講談社
東京オリンピックのあった1964年、初めて新幹線が登場しました。丸い鼻の0系です。
それから50年、最新のE系や、いろいろな試験車両まで、新幹線の写真ばかり500点あつめた写真集です。(ち)
『分解してみました』
トッド・マクラレン/著 (530) パイインターナショナル
シャープペンシルから小型飛行機まで、様々な製品を分解し、部品の数を数えて、ならべた写真集。
部品の数、形状、美しさに驚きます。表紙は2000年のマックのパソコン。(ち)
『鉱物レシピ』
さとうかよこ/著 (459) グラフィック社
スノードーム。天気管。万華鏡。テラリウム。標本。キラキラ光る鉱物で作られた、美しく神秘的なものが
ぎっしり。大人向けの本なので、必ず大人の人と一緒に作りましょう。(ち)
『10歳の質問箱』
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会 /編 (159) 小学館
「努力はムダではない?」「友だちはいなくちゃだめ?」「戦争はなぜなくならないの?」
いろいろな悩みに答えてくれるのは、子どもの本・おとなの本の作家や編集者など、日本ペンクラブのおとなたち55人。
子どももおとなも、読んでほしい本です。間にはさまる、絵本作家・鈴木のりたけさんのさしえでは、ぷっと笑えます。(ち)
あたらしく入った本(平成27年7月UP)
もうすぐ夏やすみ。プールやりょこうなど楽しいことがいっぱいかな。
じどうしつも夏やすみにむけて準備(じゅんび)中。しゅくだいもわすれずにね。
えほん
『アントンせんせいおでかけです』
西村敏雄/作(Pニ) 講談社
どうぶつたちににんきのやさしいアントンせんせい。
ヤギからてがみをもらってだかけますが、そのとちゅう、みんなによびとめられて、
てあてをします。ところが、こんどはアントンせんせいがころんで…。たいへん!
『おかお おかお おかおだよ』
スマ/文 山村浩二/絵(Pヤ) 童心社
ゆめちゃんは、クレヨンでおかおをかくのがだぁーいすき。
れいぞうこ、ティッシュのはこ、テレビにかびんまで、つぎつぎおかおをかいてたら
おかあさんにおこられちゃった!
ゆめちゃん、クレヨンもってそとへとびだしたけれど・・。
『ごはん』
平野恵理子/作(Pヒ) 福音館書店
本のまえでまず「いただきます」。ページをめくると、でてくるでてくる、たくさんの、おいしそうなごはん!
よだれもでてきて、ページをとじて、はい、「ごちそうさまでした!」
『名古屋うみゃあもんのうた』
長谷川義史/作(Pハ) 佼成出版社
大阪、東北に続く、うまいもんの歌シリーズ、第三弾は名古屋です!
♪なごやーには うーみゃあもんが どえりゃあ あるんだわ~♪
手羽先、ひつまぶし、えびフリャー・・・それから、それから、なにがでるかな?
あかちゃんえほん
『これはまる』
中川ひろたか/文 tupera tupera/絵(Pツ 赤ちゃんえほん) ポプラ社
グレープフルーツやボタンなど、まわりには「まる」がいっぱい。
ひとつ、ふたつ、みっつとならべてあそんだら・・なににみえてくるかな?
『おちゃわんかぞく』
林木林/文 いぬんこ/絵(Pイ赤ちゃんえほん) 白泉社
おとうちゃわん おかあちゃわん おにいちゃわん おちびちゃわん
おちゃわんかぞくがやってきた。おはしかぞくや おわんかぞくも いっしょに
きょうもじゅんびばっちり。 では、いただきまーす!
よみもの
『菜の子ちゃんと龍の子』
富安陽子/作(Fト) 福音館書店
修験道でゆうめいな「大峰山」のふもとの学校にかようトキ子のクラスに転校してきた
菜の子ちゃん。お祭りの夜、ふたりは龍の子をみつけ、そらにのぼるのを助けようとします。
おいかけてくる、だれかの声からにげながらあと少しのところで…。
ふしぎなお祭り夜のおはなし。中学年から
『おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩』
(911) 冨山房インターナショナル
詩って何?よくわからないし、むずかしい…。いやいや、そんなことありません。
飯野和好の絵がテンポよく描かれていて、本のタイトルの通り、まるでおどっているみたい。
姉妹編に『しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩』もあります。
『立原えりかのグリム童話』
(943 全集名作) 朝日学生新聞社
表紙がシンプルなので見落としてしまいそうですが、絵がとても豪華です。
宇野亜喜良、黒井健、東逸子、飯野和好、ささめやゆき、長谷川義史などなど。
ワンシーンだけをきりとったおはなしが多いので読みやすい…けど続きが気になる!
グリムの世界へとびこみたくなるかも。
『世界名作ショートストーリー』
(908) 理論社
1巻は『赤毛のアン』のモンゴメリ、2巻は世界の短編小説の名手、サキ。
児童書にはめずらしく、世界の作家の短編ばかりを集めたシリーズ。
長編とは違った楽しさを感じてください。
ちしきの本
『アラヤシキの住人たち』
本橋成一/写真と文(369) 農山漁村文化協会
北アルプスのふもと、車が通る道もない山里。ひとつの大きな屋敷で、
たくさんの人が暮らしています。みんなそれぞれのペースで。ハンディキャップのある人、
遠くから通ってくる人、海外から研修にくる人…。
何か作業をするときは、自然とそれぞれのペースが重なります。
ともに「生活をする」その姿が、しみじみと伝わってきます。同名の映画もありますよ。
『これはなんのようちゅうかな?』
(762) 学研
庭や畑、公園でみつけたようちゅう。おおきくなったら、なんになるのかなぁ。
チョウやガ、カブトムシ?すんでいるばしょもたべものもちがいます。
こんなにたくさんのしゅるいがあったのかと、びっくり!
みつけたはらぺこあおむしが、いったいだれなのかしらべてみよう!
『子どもと本』
松岡享子/著(019研究) 岩波書店
松岡享子(きょうこ)さんは、「うさこちゃん」シリーズの翻訳や、
東京子ども図書館の館長をつとめる、「子どもと絵本」の研究者です。
何十年もの経験と研究から、すばらしい本を書いてくれました。
親、教師、保育者、図書館員、子どもとかかわるすべての人の教科書です。
『スター・ウォーズビジュアル事典 ドロイドの秘密情報』
(778) 講談社
スター・ウォーズには、たくさんのドロイドがでてきますよね。
この本には、そんなひみつじょうほうがいっぱい!12月の映画までに、しっかりみておこう!
『じゃんけん学』
稲葉茂勝/著(798) 今人社
ちょっとしたとき、すぐにじゃんけんで決めるよね。でもじゃんけんって、世界共通?
いつからできたの?どうやったら勝てる?じゃんけんのひみつを教えてくれる本です。
あたらしく入った本(平成27年5月up)
さわやかなきせつになりました。
まどをあけて、本をよむのもいいきもち。
としょかんで、すきな本をさがしてね。
えほん
『白い池 黒い池』
リタ・ジャハーン・フォルーズ/再話 ヴァリ・ミンツイ/絵 光村教育図書
つらいくらしをしていても、心のやさしい少女シラーズ。
亡くなったお母さんの毛糸玉を追いかけて行った先には・・・。
ほんやくされるのがめずらしい、イランの昔話絵本です。
親しみやすい物語と、あざやかな色の絵にひきつけられます。
『ドングリドングラ』
コマヤスカン/作 (Pコ)くもん出版
「ドングリー、ドングラー」ドングリたちは、
うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、長いたびをはじめます。
どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたりしながら、
ちいさなドングリたちのゆうかんなたびはつづきます。
そして、さいごは…?ドングリの絵もたのしんでね。
『おむかえ』
ひがしちから/作 (Pヒ) 佼成出版社
はじめてほいくえんにはいったこたろうくん。
だいすきなおかあさんとバイバイしたのがかなしくて、
ずうっとないていました。おひるねまでは。
いっしょにかなしくて、いっしょにほっとできる絵本です。
『ねねねのねこ』
おおなり修司/文 北村裕花(Pキ)絵本館
ねごとをいったり、ねぼけたり、いたずらねこはあっちへこっちへおおいそがし!
ねこがすきなひとはもちろん、そうでないひともついつい、わらっちゃう絵本です。
『ももんがもんじろう』
村上康成/作(Pム)講談社
ももんがのもんじろうは、まだせけんをしらない。
おかあさんもおにいちゃんもでかけてしまった夜、すぎのきがブワンとゆれて、
もんじろうをヒュル~と、まっくらな空におくりだした。
もんじろうの、ドキドキたのしいたのしい夜のだいぼうけん。
『ふくしまからきた子 そつぎょう』
松本猛・松本春野/作 (Pマ) 岩崎書店
きょうはそつぎょうしき。 おもいでいっぱいの学校。
でも、まやは、そつぎょうしきにはでません。
ひがしにほんだいしんさいのあと、まやはてんこうしたから。
みんなは元気かな?はなれてしまったけど、だいじな学校。
最後の場面があたたかく、おもわず涙がにじみます。
『ジャガーとのやくそく』
アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵 (Pチ) あかね書房
話したいことはあるのに、ときどき言葉が出なくなってしまうアラン。
動物にはつっかえずに話せるんだ。
動物たちは言葉を話せないけど、きもちは伝わってくる。
いつか自分の声を見つけられたら、きっと動物たちみんなの声を伝えるからね。
今は動物保護をしている、アラン本人のものがたりです。
よみもの
『こぶたのピクルス』
小風さち/文、夏目ちさ/絵 (Fコ) 福音館書店
しっかり者のこぶたのピクルス。でも、ちょっぴりドジかもしれない。
歯がぬけそうになったことを、みんなに知らせにいったりするところは、
小さい子どもの行動そっくり!さし絵もすてきです。
一話ずつゆっくり読んでほしい本です。低学年から。
『お手紙まってます』
小手鞠るい/作 たかすかずみ/絵 (Fコ) WAVE出版
地球のすぐそばにうかんでいるうつくしい星、「カンガルー星」にすむルー君。
森の中で、じぶんの子どもをさがしているママのお手紙をひろいました。
ルー君はその手紙におへんじをかきますが・・。
やさしさとおもいやりのたいせつさをつたえてくれるおはなし。低学年から。
『あまねく神竜住まう国』
荻原規子/作 (Fオ) 徳間書店
平家との戦いにやぶれ、伊豆に流された源頼朝。
一族も生きる希望も失った頼朝の前にあらわれたのは、
かつて頼朝のいのちをつなぎとめた、笛の名手の草十郎。
草十郎たちにささえられながら、土地の神とむきあい、
伊豆に根をおろしていくまでの、若い日の頼朝の物語。
勾玉シリーズにつづく「風神秘抄」の続編。
この本だけでも楽しめますが、前作をよんでみるともっと楽しい!高学年から。
『だれにも話さなかった祖父のこと』
マイケル・モーパーゴ/文 ジェマ・オチャラハン/絵 片岡しのぶ/訳(933モハ)あすなろ書房
なぜ、祖父には手の指や顔にひどいけがのあとがあるんだろう。
ずっと聞いてみたかったけれど、父も母もくわしくおしえてくれない。
ある夏、わたしは初めて一人で祖父の住んでいるシリー諸島へ行くことにした。
二人で過ごすうちに、少しずつわかってきた祖父の本当の姿。
そして、わたしだけに話してくれた秘密。それは祖父の若かりし日のこと。
だれにも話せなかった、つらい衝撃的なできごとだった。高学年から。
ちしきの本
『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』
サイ・モンゴメリー/著 (289ク) 汐文社
牛が大好きなテンプルさん。動物をまもる活動をしながら、
食肉施設の設計もしたりしています。
牛が好きなのに、牛を肉にする施設をつくったりするの?不思議に思うかもしれません。
テンプルさんは牛たちの気持ちがわかります。
それは自閉症のひとが、言葉ではなく“絵で考えて”いて、牛たちも同じだからです。
パワフルなテンプルさんと、自閉症のことがちょっとわかる本です。
『<刑務所>で盲導犬を育てる』
大塚敦子/著(326)岩波ジュニア新書
みなさんは盲導犬を知っていますか?
目の見えない人のために、目のかわりになって助けてくれる犬のことです。
そんな盲導犬を、日本で初めて刑務所で子犬を育てる試みが始まりました。
犬とかかわり、過ごすことによって、人々はどのように変わっていったのか。
「盲導犬パピー育成プログラム」の立ち上げから七年以上も取材を重ねてきた著者が
綴る、希望の書です。
『しかけがいっぱい!紙でつくる楽しいお家』
ムラバヤシケンジ/著 (754) PHP
ロケットの家、電車の家、アナ雪みたいな白いお城、本当に入れるダンボールハウス・・・。
ぜんぶ、紙でつくれます。あなたの住みたい家はどれ?
『バレエの世界へようこそ!』
英国ロイヤルバレエ監修 (754) 河出書房新社
バレエ!チュチュ!トゥシューズ!
女性なら一度はあこがれるであろう夢のバレエの世界を
美しい写真で楽しめる、うっとりな一冊です。
あたらしく入った本(平成27年3月up)
あたたかいきせつになってきましたね。
今回は一年間に入った、たくさんの本の中から、お気に入りの本をえらびました!
みなさんもお気にいりのいっさつがみつかるといいですね。
えほん
『なんのじゅうたい?』
オームラトモコ/作 (Pオ)ポプラ社
あれ?じゅうたい?こうじのおじさんがみにいってみると、いちりんしゃにベビーカー、
ばしゃ、トラクター。サファリバスのうえにはライオンがいるし、どうぶつうんぱんしゃからは
ぶたがにげだした!いちばんまえはどうなっている?さいごはびっくり!50だいの
いろいろなくるまをゆっくりたのしんでね。おっと、としょかんのくるまもあります。
『みんなでつくっちゃった』
長新太/作 (Pチ)大日本図書
もりにおちていた、たくさんのしんぶん。すこしたつとなくなっていました。ドレス、いえ、
すごーい!あとは、なにをつくったのかな。1974年発行の絵本の復刊です。大人は
当時の新聞記事も楽しんでね。
『ぼくはニコデム だって、だって、だって』
アニエス・ラロッシュ/文 ステファニー・オグソー/え (Pオ)光村教育図書
パパやママはいつもいう。「ニコデム!どうして?」ぼくはいつもこたえる。「だって」。
あるとき、あるときパパやママはなにもいわなくなった。「どうして?」。
『カエルと王かん』
なかじまゆうき/文 山田真奈美/絵 (Pヤ)BL出版
もりのいりぐちで、ぴかぴかの王かんをみつけたカエルのビクトール。
王かんをのせたじぶんのすがたにうっとりしていると、ほかのカエルがやってきて
さけびます。「王さま、バンザイ!」。つぎの日、ほかのカエルが王かんをみつけて…。
『ぼくはまいごじゃない』
板橋雅弘/作 シゲリカツヒコ/絵 (Pシ)岩崎書店
おにいちゃんたちとでかけたショッピングモールでまいごになっちゃった!
小さな「ぼく」から見たけしきが、とってもドキドキさせます。どのページにもいる
「まいごりら」もさがしてね!
『ふゆのむしとり!?』
はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版
ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い!
『クリスティーナとおおきなはこ』
パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵 (Pハ)偕成社
ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、
こんなにたくさんのことができます。想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。
大人が読むとどこか懐かしい気持ちになるかも。
『おえかきしりとり』
(P)講談社
ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。
『ほうれんそうは ないています』
鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしく
なあれと、笑いかけていた野菜。 酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。
おいしいね、おいしいねと、笑いあっていた牛乳。原発事故がおきて、すべて
捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。
『ライオンのひみつ』
マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社
図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、強く強くねがう
じけんが!図書館ではたらく人は、なにがおこっでもおどろいてはいけません。
『ミスターワッフル!』
ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版
とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。
ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、あちらは命がけの争い!
何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。
『あきちゃった!』
アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)あすなろ書房
イヌは「ワン」、ネコは「ニャー」。カラスは「カア」で、ちゃいろいことりは「チュン」。
でも、いっつもおんなじで、つまんない。へんてこりんなうたをうたおう!カラスはすごく
おこるけど……。おもわずわらっちゃう、へんてこりんな絵本です。
『えをかくかく』
エリック・カール/作 (Pカ)偕成社
いろんな色をつかって、「かく かく」どんどん。あおい馬も、きいろい牛も、
むらさきのキツネだって、ステキ!自由に、のびのびと、えをかこう。
わくわくするような絵が、どんどん出てきますよ。
『クレヨンからのおねがい!』
ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵 (Pシ)ほるぷ出版
お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!
ケンカしているクレヨンもいるみたい。さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?
小学生の子にもおすすめです。
『いえでをしたくなったので』
リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 (Pハ)ほるぷ出版
45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。いえでをしたくなった4にんきょうだいが、
あっちへいったりこっちへ行ったり。白黒なのにいきいきとばめんが伝わってきます。
『こけしのゆめ』
チャンキー松本/作 いぬんこ/絵 (Pイ)学研教育出版
「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
また元気になってくれるのでしょうか
『どっとこどうぶつえん』
中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
□■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつか
わかるかな?
『ほんをひらいて』
トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版
ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえて
くれます。
『ゆらゆらチンアナゴ』
横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版
すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。
『チャーリー、おじいちゃんにあう』
エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 (Pオ) 岩崎書店
おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬとともだちに
なるやりかたをしらないらしい。さあ、ふたりはともだちになれるかな。
『あかり』
林木林/文 岡田千晶/絵 (Pオ) 光村教育図書
あたたかなろうそくのあかりが、生まれてきた赤ちゃんを、女の子を、娘をてらします。
ともに年を取った子どもとあかり。人生とろうそくのあかりが静かにしみいる絵本です。
『かえるの竹取ものがたり」
俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店
日本でいちばん古いものがたりといわれている「かぐや姫」のおはなし。
でも、この絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、
なんだかちがった感じ。絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない
人は、図書館できいてね。「かえるの平家ものがたり」もいっしょにどうぞ。
あかちゃんえほん
『さわらせて』
みやまつともみ/作 (Pミ赤ちゃんえほん)アリス館
いぬさんちょっとさわらせて。うさぎさんちょっとさわらせて。
さらさら、もこもこ、ふわふわ、ちょっとさわってみたい、どうぶつのせなかやおなか。
さわると、どんなかんじかな。
『ぽんちんぱん』
柿木原政広/作 (Pカ赤ちゃんえほん)福音館書店
ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん、
ちぎちぎぱっぱで ぽんちんぱん。おいしそうなぱんがいっぱい!
歌のようなリズムがたのしい写真えほんです。
『ねむいんだもん』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ赤ちゃんえほん)そうえん社
すやすや すやすや す~やすや どうぶつたちがひるねをしているところをみたことが
ありますか?ウマが、パンダがペンギンが。むにゃむにゃ うとうとうと。「だってねむいん
だもん」どうぶつたちのこえがきこえてきそう。
『ふしぎなにじ かがみのえほん』『きょうのおやつは かがみのえほん』
わたなべちなつ/さく (Pワ赤ちゃんえほん)福音館書店
えほんをまっすぐひらくと、えがうつって、にじがみえたり、まるでふたりでおかしを
つくってたべているかのように立体的にみえる、かがみのような紙で、できている
ふしぎなえほん。ぜひ手にとってよんでみてください。
『とんとんとんとんひげじいさん』
藤本ともひこ/構成・絵 (Pフ赤ちゃんえほん)ひさかたチャイルド
とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると
・・あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが
絵本になりました。赤ちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。
よみもの
『てぶくろのふたご』
二宮由紀子/さく フィリケえつこ/え(Fニ)理論社
りりかちゃんのてぶくろはしっかりもののふたごのおんなのこ。おでかけするのが
だいすき!ちょっぴり気の弱いマフラーの男の子やくつしたのふたごたちとのかわいい
おはなしがいっぱい。ふゆのおでかけがたのしくなる本です。低学年から。
『にげだした王さま』
宮下すずか/作 (ミ)くもん出版
本のなかの文字はよるこっそりぬけだして、あさになるともどってきます。
あるよる、「てん」のことで、いばりんぼうの王さまにおこったほかの文字たちが…。低学年から。
『こぶたのぶうくんとしりとり』
小沢正/作 (Fオ)鈴木出版
こうえんのゆうぐにあきたうさぎくんとぶうくん。なにをしようかまよっていると、
「しりとりをしたら」というこえがしました。ふたりでしりとりあそびをはじめると
つぎつぎにふしぎなことが…。ぶうくんのたのしいおはなし2話。低学年から。
『そこから逃げだす魔法のことば』
岡田淳/作 (Fオ)偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師に
なったり、安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、
ふたりだけのひみつ。中学年から。
『消えた犬と野原の魔法』
フィリパ・ピアス/作 (933ヒア)徳間書店
『トムは真夜中の庭で』が有名なピアス、さいごのお話です。犬と少年と野原、川、
ちょっとした魔法、おとしより・・・と、ピアスの愛したものがつめこまれています。
イギリスのいなかのように、ゆったりと気持ちのよいお話です。中学年から。
『「少年探偵団」大研究 上下』
(Fエ)ポプラ社
『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?学校の
図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんや
お母さん、ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうに
なって読んだはず。登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの
魅力をすべて網羅した研究本です。高学年から。
『シロガラス ①②③』(つづきあり)
佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社
そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです。高学年から
『風味さんじゅうまる』
まはら三桃/作 (Fマ)講談社
風味の家「一斗餡」は炭鉱労働者の疲れをいやしてきたあまーい和菓子屋。
むかしながらの味をがんこに守っているが、まちおこしのSS-グランプリに出ることに…。
あまり乗り気でないお父さん、お母さんをよこめにはりきる風味だが、そこに和菓子屋の
修行からにげだしてきたチャラ男の兄も加わって…。高学年から。
『母さんが消えた夏』
キャロライン・アダーソン/著 田中奈津子/訳 (933アタ)講談社
ある朝、母さんがかえって来なかった。6年生のカーティスと5歳の弟アーティーは
ひっしで母さんがいないことをかくしながらがんばりますが・・。とつぜん母親がいなく
なってしまった兄弟のひと夏の冒険物語。高学年から。
『ゴールデンドリーム』
ロイド・アリグザンダー/作 (933アレ)評論社
アメリカの偉大な作家・アリグザンダー最後の作品。地中海や中東を思わせる架空の
舞台で、宝探しに出る少年カルロの物語です。冒険も苦しみも希望も笑いもすべてが
つまっていて、読みだしたら止まりません。アリグザンダーの本を読んだことがない人は
ぜひ挑戦してください。高学年から。
『鹿の王』上下
上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店
3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が細やかに
描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。主人公は、体内に何かを
宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。10代から
ちしきのほん
『図解!!やりかた大百科for KIDS』
(033)パイ インターナショナル
こんなことやってみたい!と思っても、わからないことがいっぱい。でもだいじょうぶ。
ストロー・ラッパのふきかた、たこや紙ヒコーキのつくりかた、犬となかよしになる方法。
速球のなげかた、忍者コースのはしり方、おかしの作り方などいろんなことがいっぱい。
えっ!こんなことも?とびっくり。すこしあぶないことは、大人といっしょにしてね。
大人が読んでも面白い!
『マップス 新世界図絵』
(290)徳間書店
各地のゆうめいな場所や食べ物、人物などがかかれた世界地図。なんと、文字も
イラストもぜんぶ手がき!さて、日本はどんなことしょうかいされているかな。
世界旅行した気分になれます。
『みんなのチャンス』
石井光太/著 (367)少年写真新聞社
家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを
知っていますか?その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、
問いかけてきます。
『ふたりのママから、きみたちへ』
東小雪、増原裕子/著 (367)イースト・プレス
今、好きな人はいますか?その人は男の子?女の子?
あなたが女の子だったら男の子が好きで、男の子だったら女の子が好きかもしれないね。
それが「あたりまえ」だと思ってたけど、実はそうじゃない人もたくさんいます。
小雪さんと裕子(ひろこ)さんはディズニーランドで初めて、女同士で結婚式をした二人。
二人の出会い、悩み、結婚……男女の恋愛と違うところはなあに?いやいや、
同じところはなあに?どこかの特別なおはなしではありません。あなたの近くにも、
言葉にできず迷っている人がいるかもしれませんよ。
『川の民話集』
(388研究)河川環境管理財団
川。およいであそんだり、魚や貝をとったり。のみ水につかったり。
そんな川もときにははんらんして家や畑をながすことも。
むかしから大切なくらしの場所だった川のいいつたえをあつめた「川の民話集」。
こわい妖怪やかみさまもでてきます。ウソのようなはなしの中には、本当のことが
かくれていたりもします。ぜひいろいろな川のおはなしをたのしんでね。
もちろん、三重県の川もでてきます。
『図鑑大好き!』
(460)彩流社
みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、とっても
たのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!
『トイレをつくる 未来をつくる』
(498)ポプラ社
トイレをつくるということは、うんちをする場所をつくるということだけではない。
環境をととのえて、こどもたちの未来をつくるということだ。
東ティモールでのトイレづくりの写真絵本。日本ではどこにでもあるトイレが
どんなに大切なやくわりをしているかが、とってもよくわかる。
『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』
飯田守/作 (546)講談社
時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。
名前は知っていてもなかなか見ることのできない新幹線。
なぞにつつまれたドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!
『バケツで実践 超豪快イネつくり』
薄井勝利/監修 (616)農文協
バケツでイネを育てると、たんぼよりも大きく育つ。
バケツイネの名人が、種モミからしゅうかく、ごはんになるまでをじっくりおしえてくれる。
ひとつぶの種モミのもつ力にびっくり!
『パパママおしえてアートミステリー13話』
(704)辰巳出版
なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?イエス・キリストはどんな顔していたの?
「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、美術作品には疑問難問がいっぱい。
パパママ答えられますか?うーんと思ったらこの一冊。パパとママのための
美術館ガイドつき。
『平安女子の楽しい生活』
川村裕子/著 (910)岩波書店
みなさんは平安時代の女の子たちってどんなイメージですか?
遠い遠い昔の世界と思ってませんか?いえいえ、実は彼女たち平安女子も
今どき女子とかわらず恋バナや占い、進路になやんだりしてたんですよ。
むずかしい古文はでてきません!古典を読むのに必要なインテリア&ファッション用語、
恋のお作法の基本など、楽しく学べます。
『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研
名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。彼女はどんな人だった
のでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと、戦争中も必死に訳し続ける
ことをあきらめなかった一人の女性の物語。
『てつがくのライオン』
工藤直子/文 長新太/絵 (911)復刊ドットコム
かたつむりから、けものの王で哲学的だとおしえられたライオン。
「てつがきてき」になろうとおもい、すわりかたからくふうしてみる。
てつがくてきになるってってどんなだろう。「ふふっ」てわらえます。
工藤直子さんの詩に、長新太さんの絵がぴったり。
あたらしく入った本(平成27年1月up)
新年あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
2015年も、図書館をたくさん利用してくださいね。
えほん
『もりのふくろう』
おおなり修司/文 おぼまこと/絵 (Pオ) 絵本館
しずかなよるのもり。リスたちはつかれてぐっすりねむっているし、
キジはたまごをあたためながらうとうとしている。
シカもサルも、どうぶつたちはみんなねむっている。おきているのは…。
しずかなしずかなえほんです。おやすみまえにどうぞ。(の)
『カッパもやっぱりキュウリでしょ?』
シゲタサヤカ/作 (Pシ)講談社
どうしてもキュウリがたべたい!よる、じどうはんばいきでキュウリをかったかえりにカッパがであったのは…。
だれかたおれている!これは…もしかして…。いえにつれてきてかんびょうするカッパだけど…。
おおわらいすることまちがいなし。(の)
『せんひくよろこび』こどものとも年中向き2014年12月号
片山健/作 福音館
みちにせんをひくっておもしろいよね。まっすぐまっすぐ、まがってまがって、ずんずんずんずん。
どこまでひけるかな。あー、やってみたいね。(の)
『ゆでたまごひめとみーとどろぼーる』
刈田澄子/さく 山村浩二/え (Pヤ)教育画劇
おべんとうばこのおしろには、かわいいゆでたまごひめがすんでいます。
あるひ、おしろのたからばこがからっぽになってしまいました。
どうやらはんにんは、まんまるあたまのさんにんぐみ「みーとどろぼーる」のしわざみたい!
ゆでたまごひめたちがさんにんのあしあとをおいかけていくと…。
おべんとうばこのなかまたちがかつやくするゆでたまごひめの絵本、第二弾。(か)
『コアラのクリスマス』
渡辺鉄太/さく 加藤チャコ/え (Pカ)福音館書店
コアラさんのすむ、もりのなかのどうぶつむらは、あついなつにクリスマスがやってきます。
ことしもどうぶつたちは、じゅんびでおおいそがし。コアラさんが木のうえでうとうとしていると、
「きたのくにぐにが ゆきあらしで みなみのくにまで プレゼントをくばりにいけません」というサンタからの
てがみがとどきました。みんなでそうだんしてコアラさんがサンタになることになり…。
たのしみにしている子どもたちに、プレゼントはちゃんととどくかな?(か)
『ほんをひらいて』
トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版
ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえてくれます。(ち)
『ゆらゆらチンアナゴ』
横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版
すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。(ち)
『ふゆのむしとり!?』
はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版
ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い。
虫のこと、もっともっと知りたくなっちゃう楽しい絵本です。(い)
『ぼくのニセモノをつくるには』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ)ブロンズ新社
やりたくないことはロボットにやってもらおう!ロボットを買って、
ぼくのニセモノをつくる!え、ぼくはどんな人かって?いろいろ答えてるんだけど、
まだ足りないの?えーと、うーんと……ぼくって、どんな人?(い)
『マララさん こんにちは』
ローズマリー・マカーニー/文 (P)西村書店
ノーベル平和賞の受賞者マララ・ユスフザイさん。強い意志をもって勉強を続ける彼女。
教育を受けるのが当たり前の日本では、遠い国の人?いえいえ、世界中のこどもたちが、
まるで友達のようにマララさんを見ていますよ。マララさんと、女の子たちの声を聞いて
みてくださいね。きっと、あなたも挨拶をしたくなりますよ。(い)
『トムテと赤いマフラー』
レーナ・アッロ/文 カタリーナ・クルースヴァル/絵 (Pク)光村教育図書
小さいころ、なくしてしまった赤いマフラー。どうなってしまったのか気になってしかたがありません。
スウェーデンに伝わる小人トムテから、聞こえてきたマフラーと旅のお話…。
もしかしたら、あなたがなくしたマフラーもこんな旅をしてきたのかも?想像をめぐらせたくなる絵本です。(い)
あかちゃんえほん
『きょうのおやつは かがみのえほん』
わたなべちなつ/さく (Pワ 赤ちゃん絵本コーナー)福音館書店
おやつのしたくをはじめよう。ボウルにたまご、こむぎこ、おさとう、ぎゅうにゅうをいれて…。
えほんをまっすぐひらくとえがうつって、立体的にみえるかがみのような紙のふしぎなえほんです。
ぜひ手にとってよんでみてください。(か)
よみもの
『あしたあさってしあさって』
もりやまみやこ/作 はたこうしろう/絵 (Fモ)小峰書店
くまのこのおとうさんは、しばらく、うちをはなれ、とおくのまちでしごとをしています。
おかあさんに「いつかえってくるの?」ときくと「しあさって。」とおしえてもらいました。
はやくしあさってになあれ!うれしくてたまらないくまのこは…。
こころがじんわりあたたかくなるおはなしです。(か)
『シロガラス ①②③』(つづきあり)
佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社
そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです(ち)
『星のこども』
川島えつこ/作 (Fカ) ポプラ社
五年生の新しいクラスになかなかなじめない「ゆい」。お姉ちゃんは生物の先生。
サンショウウオとか、メダカやイモリなんかをたくさん飼っている。そんなお姉ちゃんが
「あかちゃんがうまれるんだ」って……びっくり!おなかの中の赤ちゃんって、どんな顔をしているのかな?
はたこうしろうさんの、やわらかな絵も素敵な物語です。小学校高学年から(い)
『オリガミ・ヨーダの研究レポート』
トム・アングルバーガー/作 徳間書店(933アン)
ドワイトの指にいつもはまっているオリガミのヨーダ。相談をすると、けっこういい答えをくれるらしい。
ヨーダはもちろん、スター・ウォーズにでてくる偉大なるジェダイマスター。
あちこちにかわいいスター・ウォーズのイラストがちりばめられています。
でもお話は、アメリカのふつうのティーンの日常。アメリカの子どもにとても支持されている本なのです!
オリガミ・ヨーダを考案したのは、日本の折り紙作家・川畑文昭さんですよ。高学年から。(ち)
『ラモーゼ 上下』
キャロル・ウィルキンソン/作 (933ウィ) くもん出版
エジプトに暮らす王子ラモーゼ。父王の後妻に暗殺されかけたが、生きのび宮殿をぬけだす。
初めてのことばかりで戸惑うラモーゼ。奴隷の女の子との友情や、見知らぬ生活。
王宮に戻ることはできるのか…。下巻では予想外の展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
西洋のファンタジーとは違う、エジプトの神話や空気が伝わる作品です。高学年から(い)
ちしきのほん
『みんなのチャンス』
石井光太 (367)少年写真新聞社
家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを知っていますか?
その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、問いかけてきます。
どんなにひどい環境でも、笑顔を向ける子どもたち。一枚の写真は、どんなことばよりも、事実を伝えてくれます。(ち)
『<できること>の見つけ方』
石田由香里・西村幹子/著 (369) 岩波ジュニア新書
視覚障害を持ちながら、和歌山を出て東京の大学に通い、フィリピンやイギリスに留学している石田さん。
前向きな生き方をしているようにみえても、親に「お前さえいなかったら」と言われ、
何度も何度もくじけています。今、生きることに疲れている人、進路に悩む人、
自分とはなにかわからなくなっている人、すべての人に読んでほしい1冊です。(ち)
『地雷をふんだゾウ』
藤原幸一 (489) 岩崎書店
東南アジアでは野生のゾウより、家畜のゾウのほうが多いと言われているそうです。
地雷を踏んでしまい足をなくしてしまったゾウは、重い体重を支えきれずに死んでしまうこともあります。
地雷の怖さと、家畜のゾウのつらい現実が目に飛び込んできます。(い)
『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』
飯田守/作 (546) 講談社
時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。名前は知っていてもなかなか
見ることのできない新幹線。ドクターイエローはどんなことをしているの?そんななぞにつつまれた
ドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!(の)
『親子で楽しむ!プラバンでつくる本格マスコット』
NanaAkua/作 (751) 日東書院本社
絵をかいてオーブントースターにいれて、あっというまにできてしまうプラバンのマスコット。
おーっ!これならできるとおもうものがいっぱい。やけどをしないようにちゅういして、がんばってつくってみてね。(の)
あたらしく入った本(平成26年11月up)
みんなもかぜをひかないように気を付けてね。
えほん
『こけしのゆめ』
チャンキー松本/作 いぬんこ/絵 (Pイ)学研教育出版
「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
また元気になってくれるのでしょうか(か)
『ひみつのかんかん』
花山かずみ/作 (Pハ)偕成社
わたしには、おばあちゃんのおかあさん、ひいばあちゃんがいます。
ときどきおかあさんとあそびにいくけど、いつもおなじことをきくし、
いっしょにあそばないから、あまりなかよしってわけではありません。
でもある日、ひいばあちゃんのたくさんの思い出とひみつがつまった宝物のかんかんをみつけて・・。
女の子とひいばあちゃんとのあたたかな会話が楽しい絵本です。(か)
『いえでをしたくなったので』
リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 (Pハ)ほるぷ出版
45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。
いえでをしたくなった4にんきょうだいが、あっちへいったりこっちへ行ったり。
白黒なのに、いきいきとばめんが伝わってきます。(ち)
『ウルトラ怪獣あいうえお』
(P)交通新聞社
ウルトラかいじゅうのなまえで、「あいうえお」を、おぼえよう!
お父さんやおじいちゃんが絵本をよむきっかけにもなるかも。(ち)
『おえかきしりとり』
(P)講談社
ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。(ち)
『ぞうまうぞ・さるのるさ』
石津ちひろ/文 高畠純/絵 (Pタ)ポプラ社
「ぞうどうぞ」「ぞうくさくうぞ」「さるのるさ」
「さる くま うま くるさ」「さる・・・」
上からよんでも下からよんでもおなじことばですすむおはなし。
おもわずアハハっとわらってしまいます。 絵とことばもぴったり!(の)
『しょうてんがいはふしぎどおり』
内田麟太郎/文 村田エミコ/絵 (Pム)佼成出版
あけぼのしょうてんがいは、おばあちゃんとでかけるとふしぎどおりにかわる。とけいや
さんのすなどけいがさばくになったり。あっ、たぬきのおきものがおじさんに・・・。
あっ、おあげをかいにきた人のかげが・・・。楽しい版画絵本。(の)
『クリスティーナとおおきなはこ』
パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵 (Pハ)偕成社
ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、こんなにたくさんのことができます。
想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。大人が読むと、どこか懐かしい気持ちになるかも。(い)
『クジラにあいたいときは』
ジュリー・フォリアーノ/文 エリン・E・ステッド/絵 (Pス)講談社
クジラにあいたいときは……どうしようかな? うみに いこうかな。いかないと
あえないかな? じっと まどから そとを みてみる。なぜだか、せかせかして
しまう大人の方にもおすすめ。眠る前の読み聞かせにもいいかもしれません。(い)
『ぱっぴ ぷっぺ ぽん』
もろかおり/絵 うしろよしあき/文 (Pモ)ポプラ社
おもわず口ずさみたくなる楽しい絵本。カラフルな色も楽しい。とにかく楽しく遊びたくなる絵本です!
大きな声で、子どもも大人も「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」!(い)
『クレヨンからのおねがい!』
ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵 (Pシ)ほるぷ出版
お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!ケンカしているクレヨンもいるみたい。
さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?小学生の子にもおすすめです。(い)
『希望の牧場』
森絵都/作 吉田尚令/絵 (Pヨ)岩崎書店
原子力発電所の事故のあと、近くの牧場の牛は、食べられなくなったので殺すことになりました。
でも、生きている牛です。毎日、お世話をした牛です。だから殺さなかった牧場もあります。
もう食べられないけれど、殺さなかった。どうして?どうしたらいい?なにが『希望』なんだろう?
もう一度、考えてほしい。何度だって考えてほしい。そんな絵本です。(い)
『かえるの竹取ものがたり」
俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店
みんなもよく知っている、日本でいちばん古いといわれている「かぐや姫」のおはなし。
でもこの絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、なんだかちがった感じ。
絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない人は、図書館できいてね。
「かえるの平家ものがたり」もいっしょにみてね。(の)
赤ちゃんえほん
『とんとんとんとんひげじいさん』
藤本ともひこ/構成・絵 ひさかたチャイルド
とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると・・
あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが絵本になりました。
あかちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。(か)
よみもの
『鹿の王』上下
上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店
3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が
細やかに描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。
主人公は、体内に何かを宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。 10代から(ち)
『こぶたのぶうくん』
小沢正/作 (Fオ)フレーベル館
おふろに入るのを、いやがってにげだした、こぶたのぶうくん。タオルやセッケンが
おいかけますが、はだかんぼのまま、どんどこどんどこ にげだします。セッケンに
つかまりそうになってつるりとすべり、ころげおちたところは、おふろずきの
オオカミのおうち。どこかにいそうな、こぶたのぶうくんのおはなしです。
小学低学年から。(の)
ちしきのほん
『ゾウのひみつ』
池田菜津美/文 松橋利光/写真 神田めぐみ/イラスト(489) 新日本出版社
「どうして耳がおおきいの?」「歯はどんなかたち?」などなどどうぶつえんの
にんきもの、ゾウのひみつをわかりやすくおしえてくれる写真えほんです。
ゾウクイズやくわしいちしきなど、もりだくさん。ゾウ博士をめざそう!(か)
『100冊の絵本と親子の3000日』
(019)研究 教育出版
18組の親子の、0歳から八年間の読み聞かせを、専門家が研究した記録です。
といっても硬い本ではなく、絵本の読み聞かせが与えてくれる、すてきな時間を教えてくれます。
年齢ごとの子どもの様子や、子どもの発達の解説、絵本リストもあります。
絵本とともにプレゼントしてもいいですね。(ち)
『粒でできた世界』
結城千代子、田中幸/作(431) 太郎次郎社エディタス
科学の世界を、ゆっくり楽しむ「ワンダー・ラボラトリ」シリーズ。
むずかしい知識や数式は必要なし。ちょっと想像力をプラスすれば、
まるで新しいものがたりを読んでいるよう……な気持ちになるかもしれません。
理科や科学と聞くと、なんだか逃げたくなる、そんなあなたへ贈ります。(い)
『「もしも?」の図鑑 珍獣大決戦』
今泉忠明/作(480) 実業之日本社
「動物」ってなに?じゃあ、「珍獣」ってどんな動物?うーんと考えこんだ人は読んでみて。
珍獣がどこにすんでいてどんなことをしているかがわかります。
珍獣と人間の「もしも」の対決にもびっくり!これであなたも珍獣博士。(の)
あたらしく入った本(平成26年9月up)
あきです。虫ののなきかたもとってもじょうずになってきました。
おいしいあき、たのしいあき、しずかなあき。
みんなのすきなあきはどんなかな?
としょかんにさがしにきてね。
えほん
『かがみのなか』
恩田陸/作 樋口佳絵/絵 (Pヒ)岩崎書店
いえのなか、おみせ、まちかど、まいにちみているかがみ。
右手をだせば左手をだす。でもときどきまちがえる。えっ?きゃーっ!
読んだあと、かがみをみられるかな。
こわいの大好きな人、ぜひどうぞ。(の)
『いろいろいろのほん』
エルヴェ・テュレ/絵 たにかわしゅんたろう/訳 (Pテ)ポプラ社
ページをひらくと色がいっぱい。さわってみたりゆすってみたり、
あっ色がかわった!
絵具をぺたぺた手につけてさわっているみたいなきもちになれる本。(の)
『ライオンのひみつ』
マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社
図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、
つよくつよくねがうじけんにであいます。そして・・・。
図書館ではたらく人は、なにがおこってもおどろいてはいけません。(ち)
『そうちゃんはおこってるんだもん』
筒井頼子/文 渡辺洋二/絵 (Pワ)福音館書店
ちょっとしたことですねて、つくえの下にもぐりこんだそうちゃん。
なにもかもタイミングが悪くて、もうおこっているのかどうかわからなく
なっても、つくえの下から出られません。そんなことって、あるよね。
子どもにも、親にもあるある、の1冊。(ち)
『ふしぎなともだち』
たじま ゆきひこ/作 (Pタ)くもん出版
島にひっこしてきた「ゆうすけ」が出会った、自閉症の子「やっくん」。
どんなふうに接したらいいのかな?この絵本を読むと、
少しわかってくるような 気がします。つかず離れず、
クラスみんなのあたたかいまなざしが伝わってくるようです。(い)
『ヨハンナの電車のたび』
カトリーン・シェーラー/作 (Pシ)西村書店
さて、白い紙を用意して、これからお話を作ります。
まずは電車を描いているところ。いろんな動物が電車に乗っています。
次はブタさんを描いて……おや?ブタさんが話しかけてきました。
なんだかおもしろいたびになりそうです。(い)
『オオサンショウウオ』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえん社
80センチにもなる大きないきもの!川の中ではどんなふうに動いているのかな?
卵を育てているときは、ちょっとびっくりする行動をします。
大切な赤ちゃんに、うっかりハプニングもおこったり…。
あんまりオオサンショウウオが好きじゃなかった人も、
ちょっと好きになるかも。(い)
『きみの すきな どうぶつ なあに?』
(P)ポプラ社
エリック・カールと13人のなかまたちが、大好きな動物の絵をかきました。
いろんな動物、いろんな絵。絵本が好きな大人が見ると、もっと楽しいかも。
最後に絵本作家たちの、子どものころの写真もあります。
見ているうちにあなたも動物の絵を描きたくなるかもしれませんよ。(い)
『はーいミミせんせいですよ!』
やなせたかし/作・絵(Pヤ)フレーベル
うさぎのミミ先生のことを子どもたちはみんなだいすき。
だっていつでも「まかせて!」とかいけつしてくれるんです。
やなせたかし作「ミミ先生は好きよ」の歌にそった、
ミミ先生と子どもたちのお話です。
アンパンマンもでてくるよ!がくふや歌のふりつけもついている、
歌っておどれる楽しい絵本です。(か)
赤ちゃんえほん
『わらってるわらってる』『ないてるないてる』
クレヨンハウス 赤ちゃんえほん
わらっている顔、ないている顔ばかりあつめた字のないえほん。
二十の顔は、二十人の作家が一つずつかいています。
赤ちゃんと一緒にながめているだけでも楽しいけれど、大人は、
誰の絵かあててみたり、最後のページのコメントを読むのも楽しい!(ち)
よみもの
『ダンゴムシだんごろう』
みおちづる/作 (Fミ)
おいら、ダンゴムシのだんごろう。
おっかさんと99ひきのおとうとたちのため、たびにでるでござる。
まいごのアリをたすけ、よわむしのカブトムシのかわりにすもうをとり、
ちいさなだんごろうはだいかつやく。えっ、どんなふうにって?
それは読んでのおたのしみでござる。低学年から。(の)
『たんぽぽの目』
村岡花子/ 作 (Fム)
テレビでも話題の「赤毛のアン」のほんやく者、村岡花子さんの童話集。
「たんぽぽの目」のほか「なみださん」「みみずの女王」など
おはなしがいっぱい。
やさしくていねいな文章で心にしみわたります。中学年から。(の)
ちしきのほん
『学校図書館の対話力』
渡邊重夫/著 (071研究)青弓社
昨年は、日本国内で、『はだしのゲン』を自由にみられないようにしたり、
『アンネの日記』関係図書がたくさん破られたり、という、
子どもの本に関する事件が起こりました。
それらは、本のまわりで働く者にとって、重大な問題です。
子どもたちの未来のために、図書館や学校は、どう考え、
どう教えるべきかを論じたこの本、たくさんの人に読んで、
考えてもらいたいものです。(ち)
『語りつぎお話絵本 せんそうってなんだったの?』シリーズ
(210)学研
戦争のこと、考えるのはむずかしい……
そんな人に、まずはじめに読んでほしい本。
まるで戦争を体験した人に、目の前で話をしてもらっているようです。
「集団的自衛権(しゅうだんてきじえいけん)」とはどんなものか考える時、
やっぱり戦争のことも知っておくべきなのかもしれませんね。(い)
『日本の妖怪完全ビジュアルガイド』
小松和彦/監修,飯倉義之/監修(388)カンゼン
日本全国の妖怪150種類以上をデータ化。
大迫力のカラーイラストと解説がついています。
妖怪の言い伝えや昔話がある地域をマップで表記、
歴史的資料も掲載されています。
日本全国、妖怪さがしめぐりをしてみてはいかがですか?
これを読めばきっとあなたも妖怪博士!(か)
『図鑑大好き!』
(460)彩流社
みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、
とってもたのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!(ち)
『13歳からの料理のきほん34』
アントラム栢木利美/著(596)海竜社
塩少々とひとつまみのちがいってなに?1カップと1合ってちがうの?
などなど料理の本を読んでいてもわからないことってたくさんありますよね。
そんなきほんからじょうしきまでわかりやすくかいせつしてくれる本です。
これから料理をはじめようかなと思っている子どもたちから、
料理の苦手な大人まで役立つことまちがいなしです。(か)
『ずかんフルーツ』
(625)技術評論社
日本ではあまりなじみのない熱帯フルーツ。
どこでどんなふうに育っているのかな?
いったいどうやって食べたらいいの?
では調べてみましょう。熱帯フルーツが
生まれてみんなのもとへやってくるまでがよくわかります。(の)
『ちょこっとできる びっくり!工作』シリーズ
(750)偕成社
わごむ、ストロー、せんたくばさみ、かいちゅうでんとうを使って、
いろんな工作をしてみよう!ちょっと工夫すると、
おもしろい形ができあがるよ。
たくさん用意して作ると、本よりもすっごいものができるかもね。(い)
『パパママおしえてアートミステリー13話』
(704)辰巳出版
なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?
イエス・キリストはどんな顔していたの?
「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、
美術作品には疑問難問がいっぱい。
パパママ答えられますか?
うーんと思ったらこの一冊。芸術の秋にぴったり。
パパとママのための美術館ガイドつき。(の)
『新聞紙とガムテープでこんなのつくれた!』
関口光太郎/著 (750)講談社
よういするのは、新聞紙とガムテープだけ。
作れるものは、むげんだい!むずかしさのめやすも書いてあり、
ちいさい人からつくれます!(ち)
あたらしく入った本(平成26年7月up)
早くもあつい日がやってきましたね。
じどうしつは夏休みにむけて準備開始(じゅんびかいし)です!
みなさんも宿題の準備はおはやめに・・・!
えほん
『おやすみおやすみ』
シャーロット・ゾロトウ/文 ウラジミール・ポプリ/絵 (Pホ) 岩波書店
クマ、ハト、サカナ、ウマ、イモムシ、こねこなど、たくさんの動物たちのねむるようすを
やさしいことばと色づかいで描いた絵本です。おやすみ前にぴったり!(か)
『ならんでるならんでる』
竹下文子/作 鈴木まもる/絵 (Pス)偕成社
ちいさいありがならんでる。あひるがならんでる。こどもが10にんならんでる。
それから、それから、どんなたのしいことがまってるのかな?きっと、ならぶのがどんどんたのしくなってきますよ。
鈴木まもるさんのやさしくてかわいい絵もすてきな絵本です。(か)
『あかいえのぐ』
エドワード・アーディゾーニ/作 (Pア)瑞雲社
お父さんは絵かき。お金はありませんが、5人かぞくはなかよしです。
さいごのしあげの赤い絵の具も、たべるものもなくなり大ピンチになったとき、
ふたりの子どもががんばります。名作をたくさんかいているアーディゾーニが残した、すてきなえほん。(ち)
『大きくなるってこんなこと!』
ヘレン・オクセンバリー/作 (Pオ)評論社
小さいぼうやの冬の服をはこにしまい、春がきて、夏がきて秋がきて、
また冬になってはこをあけると、もう服は小さくなっていました。ぼくは大きくなったんだ!
きせつとともに、ぼうやの成長をえがきます。(ち)
『どっとこどうぶつえん』
中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
□■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつかわかるかな?(ち)
『あっ、ひっかかった』
オリヴァー・ジェファーズ/作・絵 (Pシ)徳間書店
凧(たこ)をとばして、あそんでいたら、木にひっかかっちゃった!凧をとるために、くつをなげ、
ネコをなげ、あれもこれもなげて…。どうして、そんなものまで、なげちゃうの!?ラストは、
きっとツッコミを入れたくなりますよ。(い)
『ほうれんそうは ないています』
鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしくなあれと、笑いかけていた野菜。
酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。おいしいね、おいしいねと、笑いかけていた牛乳。
原発事故がおきて、すべて捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。(い)
『どうぶつたちは しっている』
イーラ/写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 (Pイ)文遊社
どうぶつたちの目が、じっとなにかを見つめています。いったい、なに?なにがあるの?
白黒写真はあんまり…と、読まずにいるのはもったいないですよ。(い)
『ぼく、みつけたよ』
あべ弘士/作 (Pア)ビリケン出版
とても あつい ある日。 ぼくは ふしぎな あしあとを みつけた。
きっと 恐竜のあしあと! ふしぎな あしあとを さがしに しゅっぱつ!
じつは、このあしあと、三重県総合博物館にかざられています。あなたは見つけられるかな?(い)
『ミスターワッフル!』
ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版
とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、
あちらは命がけの争い!何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。(い)
『あめふりうります』
平田昌広/文 絵/野村たかあき (Pノ)講談社
〈ねこがかおをあらうとあめがふる〉とはむかしからのいいつたえ。
ある日、ぐうたらねこのねこきちはおかしなしょうばいを思いた。
「ひがーしのはたけにあめざんざん」そういって、かおをごしごし。すると…。(の)
『ねむいんだもん』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえんしゃ
すやすや すーやすや。まきばでうまが、パンダがきのうえで、らっこがうみのうえで。
ねむっているときってなんだかわらっているみたいだね。ああ、なんだかねむたくなってくる。(の)
『やぎや』
長野ヒデ子/作 スズキコージ/絵 (Pス)すずき出版
まちはずれのもりのなか、トンネルをくぐるとやぎのいっかがくらしてた。
みんなではたけをたがやして、パンをやいてスープをつくって。めえー、めえー。うめえーうめえー。(の)
『うみべのいす』
内田麟太郎/文 nakaban/絵 (Pナ)佼成出版社
しろい はまべに いすが ひとつ。すわっているのは だれ?
ねこが うみのほうに みているのは さかな。
くまが みているのは?みんな それぞれ みえるものが ちがいます。
あなたは なにが みえるかな。(の)
あかちゃんえほん
『ぎゅうぎゅうぎゅう』
おーなり由子/作 はたこうしろう/絵 (赤ちゃんえほん Pハ)講談社
おててをぎゅう。おなかをぎゅう。おかあさんやみんなでぎゅうってたくさんすると、
とってもあたたかいきもちになれる赤ちゃん絵本です。
ぜひ親子のスキンシップにも使ってみてください。読み聞かせにもぴったりです。(か)
『なにからできているでしょーか?』
大森裕子/作 (赤ちゃんえほん Pオ)白泉社
おにぎり、ラーメン、ハンバーガー・・・。おいしそうな食べものがいっぱい。
でも、なにからできてるのかな?ぜひ、親子でお話ししながら、いっしょにページをめくって楽しんでください。(か)
よみもの
『そこから逃げ出す魔法のことば』
岡田淳/作 (F/オ)偕成社
ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師になったり、
安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、ふたりだけのひみつ。
小学校中学年から(の)
『ネネとヨヨのもしもの魔法』
白倉由美/作 (Fシ)徳間書店
もしも…とか、こうだったらな…と「想像」することが禁じられた世界。
聖マルグリット学院で暮らす子供たち。ネネが見つけた<もしもの魔法>ノートが、新しい世界を開いていきます。
小学校高学年から(い)
ちしきのほん
『図解!!やりかた大百科 for KIDS』
Joseph Pred/著 (033) パイ インターナショナル
静電気で水を曲げるには?ロケットを発射するには?月の満ち欠けの見方、おたまじゃくしの育て方など
役立ちそうな実験や探検のやりかたがいっぱい!でもこの本はそれだけではない!
ガムを鼻でふくらませるには?ゾンビになるには?忍者の障害コースの走り方など
おもしろくてちょっとかわった、学校では教えてくれないけど役にたつ(かもしれない)241の豆知識がいっぱいです。(か)
『日本の駅 なるほど百科』
(546)交通新聞社
約4600あるJRの駅名を、ぜんぶのせました!面白い駅は写真と解説つき。アイウエオ順の
駅名リストもカンペキ。交通新聞社の本は、マニアには目が離せません。(ち)
『古くて新しい椅子』
中嶋 浩郎 /文 パオラ・ボルドリーニ /絵 (583)福音館書店
10歳のマルコは勉強机をもらうことになりました。何十年も前の、古くてボロボロの机とイス。
新しい机を買ってもらえると思ったのにな…。でも家具職人に直してもらったら、まるで新品のよう。
イタリアではそういった職人が、今も生活の中にとけこんでいるそうです。そんなふうに長く物を
使っていけたらいいですよね。(い)
『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研
名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。
彼女はどんな人だったのでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと
戦争中も必死に訳し続けることをあきらめなかった、一人の女性の物語。
朝の連続テレビ小説、「花子とアン」も人気の今、こちらもおすすめです。(か)
『「少年探偵団」大研究 上下』
(Fエ)ポプラ社
『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?
学校の図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんやお母さん、
ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうになって読んだはず。
登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの魅力をすべて網羅した研究本です。(ち)
あたらしく入った本(平成26年5月up)
かわいい色とかたちのいす、ぜひすわってみてくださいね!
いたたっ。ぶつかっちゃった!あれれ?なんだか、からだがおかしくなってきて・・。 (か)
きれいに雪が積もったら、冬王さまにごあいさつ。やさしい童話のような絵本です。 (い)
『やくそく』
でも中に入っていたのは、みどり色のドングリ。「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするんならね」
このステキなやくそくを、わたしは守ろうと思った…。(い)
『どんぐり』
どんぐりはそのたびに「もっとおいしくなるから、たべないで。」とおねがいします。
おとうさん、おかあさん、赤ちゃんに接する人に、ぜひ読んでほしい一冊です。(い)
呪いをとくため、やってきたひとりの王子さま算数の力で妖精の呪いに
『いまこそ沖縄 沖縄に親しむ50問50答』
あたらしく入った本(平成26年3月up)
あたらしく入った本のなかから、
じどうしつのかかりが気に入った本をしょうかいします。
☆としょかんのホームページがあたらしくなりました☆
図書館にあたらしく入った本の中から、じどうしつのかかりが
お気に入りの本をしょうかいしていきます。たのしみにしていてね。(か)
『チャーリー、おじいちゃんにあう』
エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵(Pオ 岩崎書店)
おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬと、ともだちになるやりかたをしらないらしい。
さあ、ふたりはともだちになれるかな。(の)
『はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ』
すとうあさえ/文 鈴木まもる/絵(Pス 童心社)
新潟(にいがた)から、福島(ふくしま)の郡山(こおりやま)まで、まよなかに出発!
雪が降ってくるし、長い坂道でデーデは止まってしまいそう。
福島まで走りきることができるでしょうか。
力強いきかんしゃの音が聞こえてきそうです。(い)
『いのちをいただく』
内田美智子/作 魚戸おさむとゆかいななかまたち/絵(Pウ 講談社)
牛肉は、だいじに育てた牛を殺してつくる。
坂本さんはかなしくて、「(牛を育てるのは)もう止めよう」と、なんども思った。
それでも止めなかったのは…?だいじに育てた牛を、だいじに食べること。
じっくり読んでほしい絵本です。(い)
『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』
アーロン・ベッカー/作(Pヘ 講談社)
女の子が見つけた赤いマーカー。ドアかいたら、その向こうはふしぎな森。
川にきたら、ふねをかこう。女の子のぼうけんはどこまで続くんだろう。
文字がないから、あなたの言葉をつけたしてね。(い)
『だるまなんだ』
おおなり修司/文 丸山誠司/絵(Pマ 絵本館)
だ・る・ま・さ・ん・が・・・えぇ、そんなことに!?動きも、絵も、なんだか変。
このおもしろさ、読んでのおたのしみ。(い)
『犬になった王子』
君島久子/文 後藤仁/絵(Pコ 岩波書店)
『白いりゅう 黒いりゅう』(92 岩波書店)に収録されているチベットの民話が、
うつくしい絵本になりました。大切な食べ物、麦をめぐる、王子の冒険の物語。
宮崎駿の『シュナの旅』(72 児庫)という作品は、この物語をベースにかかれたそうです。(ち)
『ぼくらのひみつけんきゅうじょ』
森洋子/作(Pモ PHP研究所)
家の前の道は、ぼくらのあそび場。なわとびゆらせばジャングルだ。
やかんにすわれば宇宙飛行。黒と赤だけでかかれる絵に注目。(ち)
『どこどこハート』
tupera tupera /作(赤ちゃんえほん ブロンズ新社)
にわとり、ゴリラ、おんなのこ・・。ページをひらけば、たくさんのハート・ハート・ハート!!
いろとりどりのせかいがひろがります。いくつみつけられるかな?
ひとりでもおやこでもいっしょにたのしめます。(か)
『にんじん だいこん ごぼう ~日本の昔話より~』
植垣歩子/再話・絵 (赤ちゃんえほん 福音館)
にんじんとだいこんとごぼうの色は、もともとはしろかったんですって!
あるひ、どろんこあそびをしていたら・・。あらら。
なかよしさんにんは、どうしてあんな色になっちゃったのかな?
日本の昔話をもとにした、絵もおもしろくて、たのしい絵本です。(か)
『ゾウと旅した戦争の冬』
マイケル・モーパーゴ/作(933モ 徳間書店)
空襲警報のなるドイツの町を脱出し、少女リジーと家族、小ゾウのマレーネの旅が始まった。
苦しい中にも、小ゾウの存在が人々を助け、読むほうの心も温かくしてくれます。10代から。(ち)
『にげだした王さま』
宮下すずか/作(Fミ くもん出版)
本の中の文字が、夜になると、ごしょごしょおはなし。
いばりんぼうの「王」が「玉」にむかって、「へんてこな点があって、かっこわるいね」
なんて言ったからさあたいへん!点のついてる文字たちにおいかけられて、「王」はにげだしちゃった。(い)
『絵本の記憶、子どもの気持ち』
山口雅子/著(研究 019 福音館)
子どものころに「読んでもらった」絵本を覚えていますか?
著者に導かれて大学生が思い出す絵本の記憶は、母親との暖かい思いでした。
子どもにかかわるすべての人に読んでもらいたい本です。(ち)
『「生きられた家」をつむぐ』
奥山明日香/著(平凡社 520)
いろいろな形の家や、建築家の言葉がでてくる「くうねるところに すむところ」シリーズ(い)
『漫画家たちの戦争』(シリーズ全6巻)
手塚治虫ほか/作(まんが 金の星社 726)
手塚治虫、赤塚不二夫、ちばてつやなど、日本を代表する、
漫画家たちが、戦争の悲劇や二度と起こしてはならないという
メッセージをこめて描いた作品を集め、シリーズ化されました。
漫画を通して、戦争というものをあらためて、考えさせられる作品ばかりです。(か)
『なぞかけ動物園』『なぞかけ食堂』
ねづっち/著(理論社 807)
「○○とかけて、△△ととく、その心は!」江戸時代にうまれた、なぞなぞの形。
ちょっとむずかしい?大人もちょっと困っちゃうような、なぞかけがいっぱいです。(い)