あたらしいこどもの本
あたらしく入った本(平成29年 5月up)
天気のよい日はこかげの下で、本をよむのもいいですね。
えほん
『なりたがりやの くも』
しらいしかずこ/文 ゆむらてるひこ/絵(Pユ)Pヴァイン,日販アイ・ピー・エス
伝説の詩人と、伝説のアーティストが組み、文も絵もギリギリまで
そぎ落とした、究極にシンプルで豊かな絵本。
1978年に出版されたものの復刊です。
『てのりにんじゃ』
山田マチ/文 北村結花/絵(Pキ)ひさかたチャイルド
てのひらにのるほど小さい、てのりにんじゃ。よーくかんさつしてみよう!
おせわをすると、いっしょにしゅぎょうしてくれたり、
ピンチにたすけてくれたりするよ。
『走れ!!機関車』
ブライアン・フロッカ/作・絵(Pフ)偕成社
昔、アメリカを東から西まで移動するのは、長い長い大変な旅でした。
長い一本の線路がつながるまでは…。乾いた大地を走る、真っ黒な機関車。
走る音や熱い空気まで感じられるようです。
まるで本当に旅をしているような気分になれますよ!
『ぼくの草のなまえ』
長尾玲子/さく(Pナ)福音館書店
庭でみつけた一本の草。これはなんて名前かな?おじいちゃんに聞けばわかるはず!
読むうちに草を調べるコツがわかる、大人もふむふむの絵本です。
『わたしだけのものがたり』
パメラ・ザガレンスキー/作・絵 (Pサ)フレーベル館
物語が大好きなエミリー。ある日、借りてきた本は、文字がぽろぽろとこぼれ落ちて、
絵だけになってしまいました。どんな物語かわからなくて悲しむエミリー。でも、物語を
想像してみると、どんどん楽しくなってきて…。
『どうして そんなに ないてるの?』
いしずまさし/作・絵(Pイ)えほんの杜
泣きぐずる赤ちゃんを前にすると、どうしていいかわからない…。
途方に暮れてしまいそうな時もありますが、この絵本を読むと
「ほっ」と気持ちがなごむかも。絵本は、子どもだけの物ならず。
大人だって絵本に癒される瞬間がありますね。
『からだ♡あいうえお』
中川ひろたか/文 佐々木一澄/絵 吉澤譲治/原案(Pサ)保育社
「あしはだいにのしんぞうだ」、「いちょうがげんきでいいちょうし」・・。
子どもたちにからだやけんこう、びょういんについてなど、かんけいすることばを
あいうえおじゅんに、わかりやすいイラストでかかれている絵本です。
『きゅうきゅうばこ 新版』
やまだまこと/ぶん やぎゅうげんいちろう/え(Pヤとも)福音館書店
「小さいケガのとき、しょうどくはしない」って、知ってましたか?
かがくのとも『きゅうきゅうばこ』が最初にしゅっぱんされた
1987年と今では、ケガのなおしかたがちがってきているのです!
この本をよんで、かぞくでべんきょうしてみてね!
『おいしそうなしろくま』
柴田ケイコ/作(Pシ)PHP研究所
おいしいものがだーいすきなしろくまは、じぶんが、おいしいもののなかに
はいってみることにしてみたよ!しあわせそうなしろくまの絵を楽しんで!
わたしは、にくまんとパンのページがおすすめ!
『にょっ!』
ザ・キャビンカンパニー/作(Pサ)小学館
ここはうみ。ひろくふかいうみ。「にょっ!」と、とびだしてきたあれ、なあに?
にんぎょのポニーテール?かぶとむしのつの?また、なにかがとびだしてきた。
「にょっ!」、「にょっ!」、「にょっ!」・・・。つぎからつぎへ、どんどん
とびだしてきた!あれ、なんだとおもう?
『いすにすわってたべなさい。』
平田昌広/作 平田景/絵(Pヒ)国土社
「いすにすわってたべなさい。」あをたすと・・・。「あいすにすわってたべなさい。」
1字たすといみがかわる、ことばのたしざんえほん。どこに1字たしたらいみがかわるかな。
かんがえながらさあ、よんでみましょう。
『ばあばは、だいじょうぶ』
楠章子/作 いしいつとむ/絵(Pイ)童心社
つばさは、ばあばがだいすき。学校からかえると、まず、ばあばのへやにいく。
さかあがりができなかったり、けいさんもんだいがとけなかったことも
「うんうん」ってきいてくれて、いつもいってくれる。「つばさはだいじょうぶだよ」って。
あたまをなでてくれる。だからだいすき。でもそんなばあばが、すこしずつ、
「わすれてしまう」びょうきになってしまった。 ぼくはどうしたらいいんだろう・・。
『マロンちゃん カレーつくってみよう』
西村敏雄/作 (Pニ) 文溪堂
おおきくなったら、レストランのシェフになりたいマロンちゃん。
オジーおじさんとかれーづくりをはじめます。
ざいりょうをトントンきって、おなべでコトコト、グツグツ、おいしくなーれ。
おなかいっぱいたべていると、いいにおいにつられて、ごきんじょさんがやってきました。
『とのさま1ねんせい』
長野ヒデ子・ホンダカヨ子/作・絵 (Pナ) あすなろ書房
あそぶのがだいすきなとのさま、1ねんせいになるのがいやでかくれてしまいます。
「どうしていやかなあ」きゅうしょくやせんせいのはなしをしているうちに、けらいたちも
1ねんせいになりたくなりました。よし、ランドセルつくりだ!
『あかですよ あおですよ』『あさですよ よるですよ』
かこさとし/さく(Pカ赤ちゃん絵本)福音館書店
かこさとしさんの昔の絵本が復刻しました!読み聞かせにもぴったりです。
読んだあとも、じっくり絵を見てくださいね。
『ことばのひろば ふ・ふ・ふ』
梅田さとえ/さく 多田ヒロシ/え(Pタ赤ちゃん絵本)廣済堂あかつき
「ふ」は、「ふわーっ」とふくらむ、ふうせんの「ふ」。「ふわふわふわ」と、とんでった「ふ」。
「ふっ」とかまどをふいたら「ふっ」、「ふっ」、「ふっ」、「ふわーっ」とふきこぼれた。
どんどんことばがつながる「ふ・ふ・ふ」のおはなし。
「は・は・は」につづいて、ことばあそびがたのしい、ことばのひろばシリーズです。
よみもの
『ふたりユースケ』
三田村信行/作(Fミ)理論社
お父さんの転勤で引っ越した小川ユースケ。この町には、伝説の神童とよばれた
大川ユースケという男の子がいたらしい。まちのみんなは「うまれかわりだ!」と
おおさわぎ。ぼくはぼくなのに。でも、ぼくにそっくりなユースケって、どんな子
だったんだろう。すこし知りたくなった。中学年から。
『ネコの家庭教師』
南部和也/さく(Fナ)福音館書店
おてんばがすぎて、おしろをおいだされてしまったトリア姫。
森でひろった白ネコのべスが家庭教師となってトリア姫はどんどんかわっていきます。
おとなとネコと子どものやりとりが楽しいよみもの。中学年から。
『僕は上手にしゃべれない』
椎野直弥/著(Fシ)ポプラ社
話したくても言葉がでてこない、言葉がつっかえてしまう吃音(きつおん)の悠太。
みんなにバカにされたり、笑われたりするのは嫌だ。治せるものなら治したい。
思いきって放送部に入部したけど、部長たった一人だけ?新部員の古部(こべ)さんと
練習をすることになったけど…。自分をそのままで受け止めてくれる人がいるから
変わることができる。そんな強さと優しさに気づく物語です。10代から
『おばけ遊園地はおおさわぎ』
柏葉幸子/作 (Fカ) ポプラ社
小学校5年生のまひるが館長をしているおばけ美術館。
このごろ、夜中に赤ちゃんの泣き声がきこえてくるといううわさがひろがっている。
まひるがおばけたちにたずねると、にんげんの赤ちゃんのベビーシッターをしているという。
そのわけは…。おばけ美術館シリーズ、第5話。中学年から。
ちしきのほん
『つくろう!プラレールレイアウト』 (507)ポプラ社
プラレールの線路の組みかたや、まちのつくりかたまで、いちから教えてくれるよ!
『先生が本(おはなし)なんだね』
伊藤明美/作 小澤昔ばなし研究所(015)研究
長年、語り(ストーリーテリング)を行ってきた著者が、子どもがいかに「おはなし」を
楽しんで聞くか、どのように子どもと対するか、などを紹介しています。子どもに
「先生に本はいらないんだね。先生が本なんだね」と言われたら、語り手冥利につきますね
『どうぶつの描き方100』
(725)グラフィック社
イヌをかいてみたいけど、じょうずにかけない。パンダやとりもかいてみたい。
もっといろいろなどうぶつをかいてみたい・・・とおもっているあなた。
だいじょうぶ!きっとじょうずにかけます!この本は絵がにがてなひとのみかたです。
『5回おったら完成!へんしんおりがみ』
(754)朝日新聞出版
1枚のおりがみを5回おっただけで、できるおりがみの本。さくひんのむきをかえたり、
さらにおったりするとびっくりだいへんしん!べつのさくひんにはやがわり。ふりがなつきで
わかりやすいので1人でもたのしくかんたんにできます。
『かがやく昆虫のひみつ』
中瀬悠太/著 野村周平/監修 内村尚志/イラスト(486)ポプラ社
コガネムシやオサムシ、ハチやチョウのなかまで、びっくりするほどきれいにかがやく虫がいる。
光る虫たちはどこにすんでいるの?なぜ光るの?「きらきら」のひみつがわかる本。
『子どもの本のよあけ-瀬田貞二伝』
荒木田隆子/著(909研究)福音館書店
せたていじ、という名前に覚えがない人でも、「がらがらどん」「おだんごぱん」
「ナルニア」「指輪」とくれば、よく覚えている本が1冊はあるはず。あなたの読んだ
文章を書いていたのが瀬田貞二さんです。絵本や児童文学の翻訳、紹介。民話の
発掘など、子どもの本の素晴らしさをたくさん教えてくれました。この本は、伝記であり、
子どもの本の歴史の本でもあります。『三びきのやぎのがらがらどん』は、
あの文になるまでに、何回も工夫をしてきているそうです。読んでみたいと思いませんか?