あたらしいこどもの本
あたらしく入った本(平成29年11月UP)
秋もふかまり、すっかりさむくなってきましたね。
図書館はもうすぐおやすみになります。
でも読書の秋なので、あたらしくはいった本をしょうかいします!
えほん
『サイモンは、ねこである』
ガリア・バーンスタイン/作 なかがわちひろ/訳 (Pハ) あすなろ書房
「ぼくたち、にてますね」とサイモンが言っても、ライオンたちは「ぜんぜんにてないよ!」と言う。
チーターのここも、クロヒョウのそこもサイモンとはこーんなにちがう!でも、なんとなくにている気がするんだ。
じゃあ、おれたちどこがにているんだ?ちいさなサイモンでもみんなとにているよ!
『こんやはてまきずし』
五味ヒロミ/作 石井聖岳/絵 (Pイ) 岩崎書店
みんなは「てまきずし」をつくったことがある?おきにいりの「ぐ」をのりとごはんでまいて…。
あたしはサーモン、おとうとのけいたはだいすきなイクラばっかり!きみはどんな「ぐ」がすき?
『空からのぞいた桃太郎』
影山徹/著 (Pカ) 岩崎書店
みんなもよくしっている「ももたろう」。おばあさんが川でひろったモモから生まれ、
おとものイヌ、サル、キジとともにオニをたいじしに行く。
そんな「ももたろう」のものがたりを、空から見てみたよ!いつもとちがった見方の「ももたろう」をどうぞ。
『ぽちっとあかいおともだち』
コーリン・アーヴェリス/文 フィオーナ・ウッドコック/絵 福本友美子/訳 (Pウ) 少年写真新聞社
ホッキョクグマのミキは、ゆきであそぶのがだいすき。
ゆきのなかをはしっていくと、むこうのほうにぽちっと、あかいものがいた。
においをくんくん。なんだかなかよくなれそうだ!
いっしょにはしって、あそんだあとには、だいすきなおかあさんのところへかえります。
『ぴりかちゃんのブーツ』
さとうあや/作 (Pサ) 福音館
ねこのぴりかちゃんにとどいた、だんじょうびプレゼントのブーツのクッキー。赤くてきれい。
どんな味だろうね。あらあら、まだたんじょうびじゃないのに、ちょっとだけ、ちょっとだけ食べてみちゃう?
『あおいジャッカル』
マーシャ・ブラウン/作 (Pマ) 瑞雲舎
かつて佑学社から出ていた『あおいやまいぬ』の新訳。
絵本は、インドの古い子ども向け物語から作られています。
『あおいやまいぬ』は瀬田貞二さんの訳ですが、この絵本は、新しいこの訳の方が、よりわかりやすく、正確に思います。
『ドレミファどうぶつコンサート』
二宮由紀子/文 みやざきひろかず/絵 (Pミ) 文研出版
「ド」どうか…「レ」レモンの…の「ミ」みなさま……ドレミでドうぶつコンサート。
でてくる曲を鳴らしながら読むとおもしろいかも!
『森のおくから』
レベッカ・ボンド/作 (Pホ) ゴブリン書房
むかし、カナダの森で大火事があり、川へ逃げた人々はただ、火を見ているしかなかった。
するとそこへ、森の奥からどんどんやってきたものは・・・。作者のおじいさんが、実際に体験した出来事だということです。
火事の話なのに、しんとした緊張感にあふれ、自然の不思議を感じます。
『わたしおべんきょうするの』
角野栄子/作 吉田尚令/絵 (Pヨ) 文渓堂
くりちゃんが 「わたし、おべんきょうするの」といいました。
「ぼくもするよ」、「わたしもする」といぬのムムとぬいぐるみのブタコさんもいいました。
ちょっぴりヘンテコでおもしろい、おべんきょうのじかんがはじまります。
『いえない いえない』
くすはら順子/作 (Pク) 文研出版
よそものがやってきたらしい。わるいやつらしい。きにくわない!って、みんなはいう。
あ、こじかがいる。かわいいから、たべたくないんだよね。でも、そんなことはいえない いえない。
いえないことは、ほかにもある。でも、きづかずに、いっちゃったわるぐちもある。
考えちゃうけど面白い。なんだか手ばなせない絵本です。
あかちゃんえほん
『パジャマでぽん』
くぼまちこ/著 (P赤ちゃん) アリス館
みーちゃん、きょうはひとりでパジャマきれるかな?
「それっ!」「あれっ あれれ・・・」「あたまがでない・・・」
「パジャマのなかまっくらだー」でもだいじょうぶ!
ちゃーんとでぐちがあるよ。「ひとりでおきがえ」がたのしくなる絵本。
よみもの
『理科準備室のヴィーナス』
戸森しるこ/著 (Fト) 講談社
中学1年生の結城瞳は入学してすぐに、同じクラスの南野さんに足を引っかけられて転ぶ。
ケガを見てもらいに保健室へ行くと、不思議な雰囲気をまとった「ヒトミ先生」がいた。
「ヒトミ先生」が気になり始めてずっと見つめていると、
同じように先生を見つめている人がいることに気が付いた。 高学年から
『かえたい二人』
令丈ヒロ子/著 (Fレ) PHP研究所
家の都合で引っ越しをしてきた月方穂木は、次の学校では『ヘンジンコ』と呼ばれないようにと奮闘する。
登校初日にクラスの目立つ女の子、萌奈のグループに入れてもらい無事クラスに馴染むことができた。
しかし、クラスに昔の自分を知る人がいて…。
見た目や持ち物、話題に気を付けて過ごすことに違和感を感じているけれど、仲間外れにはされたくない!
思春期の女の子たちのお話です。高学年から
『うっかりの玉』
大久保雨咲/作 (Fオ) 講談社
作者は鈴鹿市出身です。身近な、ちょっとしたものが主人公の小さなおはなしが、6つ入っています。
子どもに読んで聞かせてあげてほしいおはなしです。高学年から
『自分におどろく』
たなかかずお/文 あべ弘士/絵 (911人権) 童話屋
「考えてごらん いまここに きみはいる
なぜだ? なぜいるのだ どこから来たのだ きみは いったい だれだ?」
そんな問いかけから始まる、長い長い詩。宇宙の歴史、きみの歴史。つながっていく。つながっている自分に気づく。
自分が深まっていくような、どんどん広がっていくような感覚。子どもも大人にも、おすすめの一冊です。
ちしきのほん
『さらさらもじゃもじゃ かみのけのなぞ』
まえだみちこ/絵 うえきりえ/監修 (494) 少年写真新聞社
おおきくなったら、かみのけをそめたい?パーマをかけたい?
でもそれってかみのけにどのくらいダメージをあたえているか知ってる?
わたしたちって、思っているよりかみのけのことを知らないかも!
『マンボウのひみつ』
澤井悦郎/著 (487) 岩波ジュニア新書
マンボウ、知っていますか?マンボウが好きなあまり、研究者になった作者による、
マンボウのひみつがぎっしりつまった本です。
イラストも自分で書き、体を張った写真に、章の切れ目ごとのマンボウ俳句。
読めば、マンボウと研究者が好きになることうけ合いです。
『美しい数になった海のいきもの図鑑』
デビット・マクリマン/著 (481) 株式会社エクスナレッジ
1から10の数字が海のいきもので描かれています。思わず見惚れてしまうイラスト。
学名やその意味ものっているので、海に興味を持ってもらうにはぴったり。
数字の本を探しているお子さんにも、よさそうです。
『冬眠のひみつ』
近藤宜昭/監修 (481) PHP研究所
冬のあいだ、ずっと眠っていられるっていいな。眠る生き物はだれだろう?
冷たい雪の中で眠る動物もいる!昆虫も、植物も、冬眠中。
いろんな生き物が、見えないところで春が来る準備をしている。冬眠って不思議!