あたらしいこどもの本

あたらしくはいった本(令和5年9月UP)

まだまだあつい日がつづいていますね。
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。


★えほん★


『ぽんぽこあめふり』
 田中友佳子/作(Pタ) 徳間書店
 とつぜんの雨。もっと外であそびたいぽんたのまえにあらわれたのは、
 雨がだいすきな
あのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
 きもちよさそう!

『ヨシ』 
 リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
 漁師に助けられたウミガメの子どもヨシは、水族館で20年を過ごします。
 おとなのカメになり、
海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
 自然の偉大さにおどろくばかりです。

『ともだちはマーメイド』
 ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
 みなとまちにすむモリーと海にすむメルは、だいのなかよし。
 あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
 海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
 ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。

『けろずもう』
 つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
 はっけろけろ~い、のこった!
 ケロケロ、ゲッゲッ、クワックワッとかえるのがっしょうがきこえてきたら、
 かえるのすもうがはじまってるかも?!かえるをみつけるのがたのしくなりそう。

『宿場町の一日』
 いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
 車も電車もない江戸時代、みんなはどうやって旅行に行っていたのかな?
 今も昔も楽しいおでかけ。みんなが泊まれる「はたご屋」という旅館があつまった宿場町
 のようすをのぞいてみよう。
 
『ポストがぽつん』
 北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
 海のそこにねむるポストにひさしぶりのお手紙が。
 みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
 海のなかだけじゃないよ。どこへいくのかな?

『ねこの5ふんご』 
 ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
 ねこをかったことのある人は、あるある~!のれんぞくだと思います。
 きまぐれでマイペース、そして目がはなせない。
 そんなねこの日常が、やわらかなタッチでえがかれています。

『イヌワシつかいのエルジャン』
 イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
 羽をひろげると2メートルにもなるイヌワシをあやつるカザフ族。
 お父さんにおそわりながら
エルジャンが小さなひなからそだてあげます。
 どんなイヌワシつかいになるのでしょう。

『ぼくはもう怪獣じゃないぞ!』 
 中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
 周りの大人がなかなか気づけない、こだわり。本人も言葉にしにくい、決まりごと。
 うまく伝わらないと怪獣になっちゃう「ぎんちゃん」。ある日、気づいてくれた人がいた。
 保育士、デイサービスなどでの経験から生まれた本当のおはなし。

『カップねこ』
 塚本やすし/作(Pツ) ニコモ
 お湯をそそいで、3分まったら、できるネコ。ネコとあそびたいときにお湯をいれるだけで、
 かんたんインスタントねこ生活!
でも、作り方は守ってね!
 時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!

『おばあちゃんのにわ』
 ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
 すてきな絵本『ぼくは川のように話す』の作者が再び組んだ絵本。
 おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
 それを、この本は絵で語る。何もかもが、五感に入り込んでくるような感覚になります。

『きょりゅうゆうえんち』
 やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
 「きょうりゅうゆうえんち」の招待状が届いたら、どうしますか?
 きょうりゅうが好きな人も、物語が好きな人も楽しめる本です。

『ねぞうプロレス』
 ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
 あなたのねぞうはよい?わるい?
 どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
 今夜も戦闘開始のゴングがなるぜ!


★赤ちゃんえほん★


『ぴったんこ』
 高橋祐次/作 カワダクニコ/作(赤ちゃんPカ) エンブックス
 こっちとあっちが、ぴったんこ!
 つぎはなにができるかな?ってページをめくるたびにわくわく。
 おやこでいっしょに楽しめる絵本です。



★ちしきの本★ 


『パンダはどうしてパンダになったのか?』
 方盛国/著(489) 技術評論社
 みんなの人気者のかわいいパンダ。
 パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
 なにがって?
 読んだらもうもどれない。心してページをめくってね。

『すもうのずかん』
 (788) 学研
 ふたりの力士がぶつかりあい、いろいろなわざでしょうぶする、すもう。
 力士のからだのひみつや、力士をサポートする人たちについて、知ってる?
 すもうにきょうみがあっても、なくても!知って、見て、たのしい絵本のようなずかん。

『美しい実験図鑑』
 さとうかよこ/著(407) 新星出版社
 ほのおの魔術。金属の森。錬金術。美しくてちょっとあやしい魔術・・・いや、実験の数々。
 いますぐに、やってみたくなりますよ。

『ようこそ!虫のぬけがら博覧会』
 森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
 これでもか!というぐらい、ぬけがらがいっぱい!
 ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!


『ニッポン環境問題史』全4巻
 (519) さ・え・ら書房
 明治から現代まで。国の発展中で、いつ、どこで、どのような環境問題が発生したのか。
 なぜそれがおこり、どう対応したのか。
年代ごとに学ぶことができます。
 2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。



★よみもの★ 



『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』
 鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
 子どもたちが「あのね帳」に書いて先生とやりとりした、小さな、けれどキラキラした、子どもたちの詩。
 再編集して装い新たに発刊されました。心から楽しんで!


『ブニーとブールド』
 山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
 2ひきのかわいいこぶたのちょきんばこ。だいすきなパンをかいにまちへでかけます。
 もちろんちょきんばこですから、おかねもだいすき。パンをかったら、おかねはどうなる?
 なんともけなげでかわいい2ひきにほっこりします。 低学年から

『クグが拾った物語』
 いとうひろし/作(Fイ) 理論社
 ほかのひとから見たらガラクタでも、自分にとっては宝物だってことあるよね。
 この本は、クグが世界中でひろいあつめたそんな「宝物」にまつわる物語の、おはなし。
 10代から

『希望のひとしずく』
 キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
 「偶然」なのか「魔法」なのか、願いが叶うという井戸の伝説に、アーネストたちは思わぬことで次々と関わることに。
 ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から

『水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ』 
 ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
 こどもの頃、家族で撮った映像に映っていたのは、真珠湾で攻撃を受けて沈んだアメリカの戦艦「アリゾナ」。
 アメリカで生まれ、日本で暮らした作者がつづる、詩のような「物語」。
 想像をつないで、こどもから大人になった「今」、作者が思うことは? そして、あなたは? 10代から

『図書館がくれた宝物』
 ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
 戦争がはげしくなる中、3人きりになったきょうだいは、ロンドンを離れていなかへ。
 きびしい暮らしの中で3人を助けたのは、図書館のたくさんの本と、司書。
 きょうだいが読んで楽しむ本は、日本でもよく知られたものばかり。
 本と図書館の力、ひとの力をじゅうぶんに感じます。 10代から

『そして、あの日 エンリコのスケッチブック』
 リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
 イタリアの村にすむ、絵の大好きな少年エンリコ。実際におこった大地震から着想していて、悲しいこともたくさんあるのに、なぜか、明るく、楽しい気持ちにもなれるのです。
 「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。


あたらしくはいった本(令和5年7月up)

夏です!あついけれど、おもしろいこともたくさんありそう!
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています


★えほん★


『こしたんたん』 
 りとうようい/作 (Pリ) 絵本館
 くさむらで、えものをねらうトラが「こしたんたん」。
 めのまえにウサギ、そしてシカ、どうぶつたちがつぎつぎとやってきた。
 トラの口からよだれがたら~り。
 こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。

『にぎやかもりのツリーハウス』
 新井悦子/文 どいかや/絵 (Pト) フレーベル館
 ツリーハウスってあこがれませんか? にぎやかもりではどうぶつたちが
 あつまれるツリーハウスをつくるんですって!どんないえになるのかな?

『せんそうがおわるまで、あと2分』
 ジャック・ゴールドスティン/作 (Pコ) 合同出版
 よくわからないうちに戦争に巻き込まれていくジュールとジム。
 当たり前の日常も、大事な人も、そして自分をも失ってしまう戦争。
 あらためておろかさとおそろしさをつきつけられます。

『アーノルド・ローベルのへんてこなとりたち』
 アーノルド・ローベル/作 (Pロ) 好学社
 頭や体がアイスクリームになっていたり、えんぴつのかたちをしていたり…?!
 へんてこでかわいくて、ちょこっと不気味。
 アーノルド・ローベルがえがくふしぎなトリたちは、なんだかにくめません。
 じぶんのお気に入りを見つけたくなりますよ。

『トマト』 
 荒井真紀/作 (Pア) 小学館
 サラダやスープ、ピザなど、いろんなたべものにはいっている
 にんきもののやさいといえば?そう、トマト!!この本は、トマトのタネからの
  成長を、みずみずしくこまやかなイラストで描いています。
 トマト料理が食べたくなる~!

『ニコラ・テスラものがたり』 
  アザデー・ウェスターガード/文 フリア・サルダ/絵  (Pサ) 評論社
  ニコラ・テスラがいなければ、電気を使ったいまのべんりな生活はないかも…?!
  エジソンのライバルと呼ばれたニコラですが、動物への愛情を最後まで
  忘れなかったというエピソードも。彼の伝記を、絵本でどうぞ。

『しりながおばけ』
  たなかひかる/作 (Pタ)  文響社
  かわのむけるおばけに続いて、しりなが・・・
  おしりの、ながい、おばけ、なんですよ・・・。

『どうながプレッツェルとこいぬたち』
 マーグレット・レイ/文 H.A.レイ/絵  (Pレ) 福音館書店
 『どうながのプレッツェル』の最後でグレタと結婚した、《世界一どうながのダックスフント》
 プレッツェルの、その後のお話です。『おさるのジョージ』の作者の絵本ですよ。


★赤ちゃんえほん★


『ずぼっじー』
 高橋祐次/作  (赤ちゃんPタ) 講談社
 うちの子も、かつての私も、みーんなやったことあるずぼっじー。
 いったいなにをたどるのかな? 読んだあとは、すなばへいきたくなるかも!


★ちしきの本★ 


『地図でわかる世界の戦争・紛争』全3巻 
 (319) 汐文社
 ①ヨーロッパ・アメリカ②中東・アジア③アフリカ
 ニュースをテレビで見たり、ラジオで聞いたりしていますか。
 ヨーロッパもアジアもアフリカも、連日のように新しい紛争が起こってるのを知っていますか。
 ネットニュースだけでは正確なことはわかりません。
 ラジオもテレビも本も、いろいろな方法を広く使って、できる限り正しい現実を知ってください。 

『めざせ、イグ・ノーベル賞!?おもしろ自由研究』全3巻
 (404)  汐文社
 バナナの皮で本当に転ぶのか?など、世界の人を笑わせるイグ・ノーベル賞(おもしろい
 ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
 できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
 自由研究に悩む人にも、もっとおもしろい自由研究をしたい人にもぜひ!

『にているものどこかがちがうの? 生きもの・しぜん』
 (460)  Gakken
 とてもにているのに、ちがうものってたくさんあるね。
 きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
 いったいどこがちがうの?「何が」「どう」「なぜ」をしらべてみると、
  おもしろいことがわかります。
 シリーズに『食べもの』『のりもの・どうぐ』もあります。ハカセちゃんへのみちのはじまり。

『キッチンラボ どうしてそうなる?実験レシピ 温度編』 
 露久保美夏/著  (596)  偕成社 
 料理をつくるとき、温度がかわると、色や、におい、かたさもかわります。
 ゆでたり、やいたり、ひやしたり、どうかんじるかな?あなたの「おいしい!」は、どれ?
 シリーズに『食材編』『調味料編』もあります。

『ひとりあそびの教科書』
 宇野常寛/著  (790)  河出書房新社
 みんなと仲良く遊ぶのも大切なことだけど、一人で遊ぶこともその後の人生、
 また社会においても大きな力になると著者は提案します。
 ひとりが好きな人にはもちろん、ひとりが苦手な人にも、さらに子育て中の人、
 いや子育てが終わった人にも、手にとってほしい本。


★よみもの★ 


『こんにちは、アンリくん』
 エディット・ヴァシュロン/文  ヴァージニア・カール/文・絵   (933ウァ) 徳間書店
 みじかいおはなしが3つ。自分で読み始めるころによい本です。
 1959年に書かれた本ですが、絵もおはなしもかわいくて、おとなもいっしょに楽しめそう。
 年長から

『はなとりかえっこ』
  角野栄子/作  (Fカ)  偕成社
  くしゃみのとまらないアラさん。「このはなすてちゃおう」とさけんだところへ、
  ブタさんがやってきてとりかえっこ。ブタさんのはなはすごいいきおい。ほこりだって
 ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から

『ききみみトーマス』
  桂雀喜/原作 あおきひろえ/作  (Fア)  あかね書房
  テキサスにひっこしをしてきたトーマスは、はらぺこキツネにおいなりバーガーをあげました。
  おれいに神さまからもらったはねをあたまにさすと、どうぶつのはなしがわかるように・・・。
  落語をもとにした、おもしろいお話。低学年から

『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』『うさぎとハリネズミ きっとあえる』
  はらまさかず/作  (Fハ)  ひだまり舎
  すりばち森にくらす、ハリネズミとうさぎは、ぬけたトゲとぬけたふわふわの毛で
  お店をだすことに…。だれかのやくにたつのかな? 
  それぞれ、ほのぼのとしたお話がぜんぶで4つ。
  やさしいきもちになれたり、ゆうきをもらえたりしますよ。低学年から

『ノクツドウライオウ 靴ノ往来堂』 
 佐藤まどか/作  (Fサ)  あすなろ書房
  将来はシューズデザイナーになりたい!と夢見る夏希。
  突然いなくなった兄のかわりに、老舗靴店の家業を継ぐか悩みますが、
  ひとまず、職人見習いとして、マエストロから靴づくりを学んでみることに…。
  宿敵?のクラスメイトの男の子が登場してからは、物語が一気に進んで目が離せません。
  中学生から

『へそまがりの魔女』 
  安東みきえ/作  (Fア)  アリス館
 森の奥にすむ年老いた魔女。そこへ迷いこんだ娘。ある日、王子が生まれたお祝いに、
 魔女がかけた呪いは…。ん?ホントに呪いかな?「へそまがり」だけど、めでたしめでたし。
 とても素敵な挿絵にも注目。中学年から

『あきらめなかった男 大黒屋光太夫の漂流記』
  小前亮/作  (Fコ)  静山社 
  江戸時代、北の海に漂流した日本人。命は助かっても日本に帰る見込みは
 ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
 ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
 大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から





あたらしくはいった本(令和5年5月)up

今までのことをつづけたり、あたらしいことがはじまったり、
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。



★えほん★


『わたし おねえちゃんになります』
 あいざわふみ/作(Pア) こぐま社
 もうすぐやってくるあかちゃん、なにをしてあげたらいいかな?
 いいことをおもいついたら、おてがみでおしえてねと、どうぶつたちにたのみます。
 どんなことをおもいついたかな。わくわくがいっぱい。

『みんなのいちねん』
 たけうちちひろ/作(Pタ) アリス館
 あたらしいおうちではじまった1年はわくわくすることでいっぱい!
 絵本作家で切り絵作家のたけうちちひろさんの、
 細かくてポップな色使いの切り絵は見るたびに新しい発見が。
 「とりはなんわいる?」などの探し絵も楽しめます。

『からだたんけんれっしゃ』
 濵田真理/文 大橋慶子/絵(Pオ) 交通新聞社
 みんなのくちにはいったたべものは、からだのなかでどこをとおってえいようになるの?
 からだたんけんれっしゃにのってたんけんしよう!

『できたよ!』
 マルリョケ・ヘンリヒス/作(Pへ) BL出版
 こうえんへでかけるじゅんび、ひとりでできるかな?
 あれも、これも! あれ?なんかちがう? でも、がんばってじゅんび。ほほえましい絵本。

『ニンジンジン』
 キューライス/作(Pキ) 白泉社
 どうしても気になるこのすがた。ことばのリズムもよくて、はまってしまいそうな絵本。
 ニンジンジンvsウサギたち、まさかのてんかいをたのしめます。

『バレエ団のねこピンキー』
 ノエル・ストレトフィールド/作 スザンヌ・スーバ/絵(Pス) のら書店
 ピンキーのしごとは、げきじょうのねずみをつかまえることなのですが、まさかのりゆうでつかまえられません。
 そんなとき、ピンキーにもバレエ団にもピンチのじたいが!文はおおいけど、ものがたりをたのしめる絵本です。

『夜をまもる騎士アウル』
 クリストファー・デニス/作(Pテ) 化学同人
 ふくろうのアウルには、「騎士になりたい」というゆめがありました。
 でも、小さなアウルにはにがてなことがたくさんあって…。
 できないことがあっても、できることだってある!
 ゆうかんにみちをきりひらくアウルをおうえんしたくなる1冊。

『ぼくのこころがうたいだす』
 アンドレア・ベイティー/文 デイビッド・ロバーツ/絵(Pロ) 絵本塾出版
 ディスクレシアのアーロンにとって、もじをよんだりかいたりするのはむずかしいこと。
 ある日勇気をだして、作文をかくかわりに、おはなしをはじめました。
 すばらしいおはなしに、先生もきょうしつのみんなも、びっくり!
 その日からアーロンもかわりはじめました。
 みんなそれぞれちがった、いいところをもっているね。

『エリックとマチルダ』
 ミーヒャ・リヒター/作(Pタ) 新教出版社
 ユキガチョウのエリックは、とってもかわいいマチルダにひとめぼれ。
 なんとか気をひこうと、うしろあるきをしたり、さかだちしてみたりしますが
 マチルダはしらんかお…。おちこむエリック。
 どうしたら思いをつたえられる?大人も、ぜひ。

『ドカドカドンドン』
 中川洋典/作(Pナ) 文研出版
 どんぐりカフェにはられたバンドコンテストのおしらせ。
 もりのみんなは、はりきってうたったりおどったり、おおそうどう。
 ひぐれまでギュワーン、ワワワー、ドカドカドンドン。たのしい!
 イエーイ!いっしょにやってみたくなっちゃう!

『てんてんきょうだい』
 山口慶太/文 田口麻由/絵(Pタ) ポプラ社
 「はね」にてんてんをうったら「ばね」。それだけのことなんですが、レタリングの美しさと、
 てんてんをつけてしか話せないきょうだい(「にいぢゃん!」「おどうど!」)が面白い。
 声に出して上手に読めるかな?

『ぼくのともだちは、あたまにはながさいている』
 ジャーヴィス/作(Pシ) 岩崎書店
 ぼくのともだちのあたまにさいている花は、とてもきれい。きみだけの花。
 はながあってもなくても、きみはぼくのともだち。

『ぼくはびっくりマーク』
 エイミー・クラウス・ローゼンタール/文 トム・リヒテンヘルド/絵(Pリ) ひさかたチャイルド
 みんなは〇なんだけど、ぼくの頭にはなぜか「|」がある。
 みんなとおなじようになれないな・・・と思っていたけど、
 ぼくは「 」と出会ったんだ!そうしたら、ね・・・?

『寓話に生きた人イソップ』
 イアン・レンドラー/文 パメラ・ザガレンスキー/絵(Pサ) 化学同人
 かの有名なイソップ童話。物語を作ったのはどんな人?
 おはなしと一緒に、イソップについての物語も読むことができる絵本です。
 
『リジーと雲』
 テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
 雲売りから買った雲に、ミロと名前をつけたリジー。
 だいじにだいじに育てていたけど、忘れちゃいけない約束があって…。
 その約束、リジーは守れるかな?


★赤ちゃんえほん★


『ねむいねむい』
 西村敏雄/作(Pニ) 小学館
 ねむいねむい。よるになったら、おふとんへ。
 あれ?ねむれないのはだれ?そんなときは、ゆっくり10までかぞえてね。
 どうぶつたちのねがおに、ほっこり。


★ちしきの本★ 


『大人になったら何になりたい?日本の給料&職業図鑑 こども編』
 給料BANK、スタディサプリ進路/著(366) 宝島社
 イラストは異世界風でカッコいい仕事人!
 仕事の内容は、コスプレイヤーから弁護士まではば広く、
 お給料から将来性まで超リアル!おとなでも読んでみたいお仕事本。

『でんきでうごくのりもの』
 (536) スタジオタッククリエイティブ
 みんな大すきな、のりものずかん。
 とうとう、でんきでうごくのりものだけの本がとうじょう!
 でんきでうごくしんかんせんも、とうぜんのっています。

『アイデアいっぱい!標語をつくろう』①~③
 (810) 汐文社
 夏やすみのしゅくだいでポスターを作ったり、国語や道徳の授業で、「ことば」を考えないと
 いけないことがありますよね。そういう「ひょうご」を、どうやって考え出すか、の本です。
 本にのっているのをそのままつかうことはできないから、きをつけて。

『ちきゅうパスポート』
 (726研究) BL出版
 あべ弘士、きくちちき、tupera tuperaなど、
 24人の絵本作家が地球の子どもたちへ贈る、想像の国へのパスポート。
 ここに国境はありません。「みんなつながって、なかよくなれるんだよ」と伝える絵本です。
 貸出はできないので、図書館へ来て読んでくださいね。

 
★よみもの★ 



『かえでちゃんとひみつのノート』
 大久保雨咲/作(Fオ) 小峰書店
 新しい場所に行くドキドキと、ひみつのノートのワクワクと、
 ノートのともだちのハラハラと・・・。
 新しいところにデビューする人、みんな読んでみませんか?  低学年から。

『もじゃもじゃドライブ!』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 こうたのお父さんが買ってきた、かっこいいちゅうこの車にのって、かぞくでドライブ!
 しばらくすると、車が勝手に走りはじめて、茶色いもじゃもじゃの毛がぐんぐんはえてきてる?!
 自動でうんてんしてくれて、ラッキー!ってはなしじゃあないんです。
 ちょっとびっくり、だけどあたたかくてほっとする読後感です。  低学年から

『そんなのうそだ!』
 ジーン・メリル/作(933メリ) 岩波書店
 お金もちのいぬをだまそうとほらふき大会がはじまった。
 よみながら「そんなのうそだ!」とつっこみたくなるけれど、
 さいごはみごとなしょうしゃが!  低学年から

『パフィン島の灯台守』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 評論社
 嵐の夜、灯台守に助けられた5歳の少年。
 大きくなった少年が灯台をおとずれた同じ日、
 一羽の傷ついた鳥にであい、ふたりの人生をかえていきます。
 一羽のパフィンが結ぶ、無口な灯台守と少年のきずなの物語。  中学年から

『シタマチ・レイクサイド・ロード』
 濱野京子/作(Fハ) ポプラ社
 高校に入り、友だちに誘われて文芸部に入った希和子ですが、才能や打ち込めることがないことに
 次第にコンプレックスを抱いていきます。でも個性豊かな部員や偶然再会した朔との関わりの中で
 自分らしく輝けるものを見つけていきます。とてもさわやかに読める一冊。  中学生から

『いちじくのはなし』
 しおたにまみこ/作(Fシ) ブロンズ新社
 びっくりするような大冒険を語る「いちじく」。
 ホントか嘘かわからないけど、おもしろい!
 最後まで、おはなし会は続けられるのか…!
 あの「たまご」と「マシュマロ」も出てきますよ。  中学年から

『あした、弁当を作る』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 両親がいて、虐待も、ケアもない普通の家庭。でも、ぼくが自分で弁当を作る、と
 宣言したとき、専制的な父と過干渉な母が見えてきた。思春期の反抗と自立。
 あ、この気持ち・・・というむずがゆさが、心当たりがある故に、いつまでもひっかかる。 10代から

『リブリアの魔女』
 日野祐希/作(Fヒ) アリス館
 憧れの魔導士をめざして修行中のメノアは、大事な魔法演舞会の日に熱が出て欠席。
 こうなったら直接アタック!でも、紹介されたのは、あの伝説の魔導士シェリル!?
 そして、弟子になるための試験はおつかい…?いろいろな意味で頑張るぞ!  10代から

あたらしくはいった本(令和5年3月)up

少しずつあたたかくなってきて、はながさき、
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。

★えほん★

『おうさまのまえでみぎむけーみぎ!』 
 柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
 みんなそろって、みぎむけーみぎ!あれれ、みぎはどっち?スプーンをもつほう?
 じゃあ、ひだりはどっち?みんなで、うまくできるかな。
 あの『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』を描いた作者の新作です!

『ちいさなちいさなヤクのガーティ』
 ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
 おおきければなんだってできるはず!おおきくなりたいと、
  いろいろちょうせんするガーティですが、なかなかおおきくなれません。
 でもちいさいからできることだってあるんですよね!

『あらしとわたし しぜんのなかでいきる』 
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
 たつまきやあらし、ふぶきやこおりにとざされれ、もりがもえ、うみがあれる日。
 しぜんは大きな力でわたしたちにおそいかかり、とおりすぎる。
 そして、わたしたちも力づよく、やりすごす。
 しぜんの中で生きるわたしたちを、はげましてくれる本。

『こっちとあっち』 
 谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
 詩人・谷川俊太郎と、人気急上昇中の樋勝朋巳。
 すごくかんたんな言葉しかないのに、ひとのつながりを、
 深く考えさせられてしまいます。小学生にもおとなにも読んでみてほしい。

『色とりどりのぼくのつめ』
 アリシア・アコスタ,ルイス・アマヴィスカ/文 ガスティ/絵(Pク) 光村教育図書
 だいすきな色でマニキュアをぬるとワクワクするぼく。
 ともだちにからかわれたけど、たんじょうびにすてきなプレゼントが!

『どんないえにすみたい?』
 ジョージ・メンドーサ/文 ドリス・スーザン・スミス/絵(Pス) 好学社
 ネズミのヘンリエッタはけんちくか。みんなにぴったりのいえをせっけいします。
 ページいっぱいに細かく描かれたいえをみながら、どんないえにすみたい?ってだれかと話したくなります。

『まほうのオッジィ』 
 田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
 「ハオマ スクーマ エスプーマ!」オッジィがじゅもんをとなえると、
 みんなのゆめがかなっちゃう!すてきにへんしんできましたよ!


★赤ちゃんえほん★

『ぞうさんのおふろ』
 内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
 おおきなおふろにみんなでぽかぽか。きもちよさそうなぞうさんたち。
 あれあれ、だれかさんもいるよ。

『ホットプレートよ~いどん!』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
 みなさんの家には、いろいろに使えるホットプレートはありますか?
 イカ、ニンジン、キャベツにタコ、ホットプレートにとびこんだら、なにができるのかな?

『おだんごちょうだい』
 せなけいこ/作(Pセ) 童心社
 あか、あお、きいろ。ふくとおなじいろのぼうしをかぶってみんなでおでかけ。
 いぬちゃんもきて、みんなでおやつのじかんだよ。
 表紙の春色のおだんごが、とってもおいしそう! 


★よみもの★

『箱舟に8時集合!』
 ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
 「神さまがみているよ。」「神さまなんていないよ。」
 いつもけんかしちゃうなかよしペンギン3人(?)組。
 ある日、この世が終わる前に2人だけ助けてやると神さまのお使いがやってきた。2人だけ…?
 クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から

『エツコさん』
 昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
 エツコさんは認知症をかかえたおばあさん。時々記憶があっちへいったり、
 こっちへいったり。町で見かけたら助けてあげるのよと、お母さんに言われたぼくは
 ドキドキしながら声をかけると…。心がふわっとあたたかくなるお話。10代から

『ガリバーのむすこ』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
 イギリスへ向かうはずの小さな船から荒れる海へなげだされたオマールは、
 気づけば小さな人々に囲まれていた!ガリバーのむすことして歓迎を受けるのだが、
 何か事情があるよう。はたしてオマールはイギリスへたどり着けるのか?
 オマールみたいな大男が私たちの前にも現れてほしいと思う1冊です。10代から  

『だんまりうさぎ』
 安房直子/作(Fア) 偕成社
 ていねいにはたけしごとをするだんまりうさぎと、おりょうりだいすき
 おしゃべりうさぎとのたのしいお話が3つ。
 はじめて読み物を読むお子さんにおすすめです。低学年から

★ちしきの本★ 

『作って発見!日本の美術』
 金子信久/著(702) 東京美術
 ペットボトル埴輪(はにわ)!鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)ライダー!
 その発想はなかった!ぜったい作りたくなる工作。世界の美術編もあります。

『世界の探知犬図鑑』 (645) 文研出版
 警察犬や盲導犬は聞いたことがある人も多いよね。でも犯罪や危険物をさがしたり、
 病気を見つけたり…と、犬たちの活躍はもっともっと!!

『カメラにうつらなかった真実』
 エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
 第二次世界大戦が始まったその時、アメリカに住んでいた日系アメリカ人は、
 突然、日系人収容所という施設に連れていかれました。
 家も、車も、何もかも置いたまま。そんな場所を映した3人の写真家たち。
 何を伝えるために、どんな写真を撮ったのでしょう。
 今もまだ、ほとんどの人が知らない戦争の真実があるのかもしれません。

『プロの履歴書からわかる生きものの仕事』
 松橋利光/著(366) 山と渓谷社
 獣医、飼育員、トリマー・・・だけではなく、生きものとかかわる仕事は
 こんなにある!なかなか知られていない生きものの仕事、職場、
 その人たちの経歴について、とてもくわしくわかります。中学生におすすめ。

『しごとへの道 1』
 鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
 1巻は、パン職人、新幹線運転士、研究者。
 『しごとば』とは違い、一人の仕事人生を、じっくり描きます。人の人生なのに、感動・・・。
 未来を探している人、仕事をしながら生きてきた人に。

『世界のお菓子図鑑 地球の歩き方BOOKS』 
 (383) Gakken
 みんなが大好きなお菓子。世界の人たちはこんなものが好き。
 そして日本でもこんなにいろいろ。
 これ食べたいと思う人、レシピもあります!

『森鷗外、自分を探す』
 出口智之/著(910) 岩波書店
 森鴎外の「舞姫」、学校で習ったな、なつかしい!と思わず手に取ったこの本。 
 若き森鴎外が「舞姫」を書いた裏側の事情とは?
 軽やかな語り口であまり気負わずに読むことができます。


「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました

このコーナーで1年間紹介してきた中から
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
「えほん編」と「ちしき・よみもの編」の2種類です。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。

「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。