あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(平成27年5月up)

さわやかなきせつになりました。
まどをあけて、本をよむのもいいきもち。
としょかんで、すきな本をさがしてね。


えほん



『白い池 黒い池』
 リタ・ジャハーン・フォルーズ/再話 ヴァリ・ミンツイ/絵 光村教育図書

   つらいくらしをしていても、心のやさしい少女シラーズ。
   亡くなったお母さんの毛糸玉を追いかけて行った先には・・・。
   ほんやくされるのがめずらしい、イランの昔話絵本です。
   親しみやすい物語と、あざやかな色の絵にひきつけられます。


『ドングリドングラ』
 
コマヤスカン/作 (Pコ)くもん出版
 「ドングリー、ドングラー」ドングリたちは、
   うみのむこうの火の山をよみがえらせるため、長いたびをはじめます。
   どうぶつにたべられそうになったり、つかれてたおれたりしながら、
   ちいさなドングリたちのゆうかんなたびはつづきます。
   そして、さいごは…?ドングリの絵もたのしんでね。


『おむかえ』 
 ひがしちから/作 (Pヒ) 佼成出版社

 はじめてほいくえんにはいったこたろうくん。
 だいすきなおかあさんとバイバイしたのがかなしくて、
   ずうっとないていました。おひるねまでは。
 いっしょにかなしくて、いっしょにほっとできる絵本です。

『ねねねのねこ』
 おおなり修司/文 北村裕花(Pキ)絵本館

 ねごとをいったり、ねぼけたり、いたずらねこはあっちへこっちへおおいそがし!
 ねこがすきなひとはもちろん、そうでないひともついつい、わらっちゃう絵本です。


『ももんがもんじろう』 
 村上康成/作(Pム)講談社

 ももんがのもんじろうは、まだせけんをしらない。
 おかあさんもおにいちゃんもでかけてしまった夜、すぎのきがブワンとゆれて、
 もんじろうをヒュル~と、まっくらな空におくりだした。
 もんじろうの、ドキドキたのしいたのしい夜のだいぼうけん。

『ふくしまからきた子 そつぎょう』
  松本猛・松本春野/作 (Pマ) 岩崎書店

 きょうはそつぎょうしき。 おもいでいっぱいの学校。
 でも、まやは、そつぎょうしきにはでません。
 ひがしにほんだいしんさいのあと、まやはてんこうしたから。
 みんなは元気かな?はなれてしまったけど、だいじな学校。
 最後の場面があたたかく、おもわず涙がにじみます。


『ジャガーとのやくそく』 
 アラン・ラビノヴィッツ/作 カティア・チエン/絵 (Pチ) あかね書房

 話したいことはあるのに、ときどき言葉が出なくなってしまうアラン。
 動物にはつっかえずに話せるんだ。
 動物たちは言葉を話せないけど、きもちは伝わってくる。
 いつか自分の声を見つけられたら、きっと動物たちみんなの声を伝えるからね。
 今は動物保護をしている、アラン本人のものがたりです。



よみもの



『こぶたのピクルス』 
 小風さち/文、夏目ちさ/絵 (Fコ) 福音館書店

 しっかり者のこぶたのピクルス。でも、ちょっぴりドジかもしれない。
 歯がぬけそうになったことを、みんなに知らせにいったりするところは、
 小さい子どもの行動そっくり!さし絵もすてきです。
 一話ずつゆっくり読んでほしい本です。低学年から。


『お手紙まってます』  
 小手鞠るい/作 たかすかずみ/絵 (Fコ) WAVE出版

 地球のすぐそばにうかんでいるうつくしい星、「カンガルー星」にすむルー君。
   森の中で、じぶんの子どもをさがしているママのお手紙をひろいました。
   ルー君はその手紙におへんじをかきますが・・。
   やさしさとおもいやりのたいせつさをつたえてくれるおはなし。低学年から。


『あまねく神竜住まう国』 
 荻原規子/作 (Fオ) 徳間書店

 平家との戦いにやぶれ、伊豆に流された源頼朝。
 一族も生きる希望も失った頼朝の前にあらわれたのは、
 かつて頼朝のいのちをつなぎとめた、笛の名手の草十郎。
 草十郎たちにささえられながら、土地の神とむきあい、
 伊豆に根をおろしていくまでの、若い日の頼朝の物語。
 勾玉シリーズにつづく「風神秘抄」の続編。
 この本だけでも楽しめますが、前作をよんでみるともっと楽しい!高学年から。


『だれにも話さなかった祖父のこと』   
 マイケル・モーパーゴ/文 ジェマ・オチャラハン/絵 片岡しのぶ/訳(933モハ)あすなろ書房

 なぜ、祖父には手の指や顔にひどいけがのあとがあるんだろう。
  ずっと聞いてみたかったけれど、父も母もくわしくおしえてくれない。
  ある夏、わたしは初めて一人で祖父の住んでいるシリー諸島へ行くことにした。
  二人で過ごすうちに、少しずつわかってきた祖父の本当の姿。
  そして、わたしだけに話してくれた秘密。それは祖父の若かりし日のこと。
  だれにも話せなかった、つらい衝撃的なできごとだった。高学年から。
 



ちしきの本



『テンプル・グランディン 自閉症と生きる』 
 サイ・モンゴメリー/著 (289ク) 汐文社

  牛が大好きなテンプルさん。動物をまもる活動をしながら、
 食肉施設の設計もしたりしています。
  牛が好きなのに、牛を肉にする施設をつくったりするの?不思議に思うかもしれません。
  テンプルさんは牛たちの気持ちがわかります。
 それは自閉症のひとが、言葉ではなく“絵で考えて”いて、牛たちも同じだからです。
 パワフルなテンプルさんと、自閉症のことがちょっとわかる本です。


『<刑務所>で盲導犬を育てる』   
 大塚敦子/著(326)岩波ジュニア新書

 みなさんは盲導犬を知っていますか?
 目の見えない人のために、目のかわりになって助けてくれる犬のことです。
 そんな盲導犬を、日本で初めて刑務所で子犬を育てる試みが始まりました。
 犬とかかわり、過ごすことによって、人々はどのように変わっていったのか。
 「盲導犬パピー育成プログラム」の立ち上げから七年以上も取材を重ねてきた著者が
 綴る、希望の書です。


 『しかけがいっぱい!紙でつくる楽しいお家』
 ムラバヤシケンジ/著 (754) PHP

 ロケットの家、電車の家、アナ雪みたいな白いお城、本当に入れるダンボールハウス・・・。
 ぜんぶ、紙でつくれます。あなたの住みたい家はどれ?


『バレエの世界へようこそ!』
 英国ロイヤルバレエ監修 (754) 河出書房新社

  バレエ!チュチュ!トゥシューズ!
 女性なら一度はあこがれるであろう夢のバレエの世界を
  美しい写真で楽しめる、うっとりな一冊です。


あたらしく入った本(平成27年3月up)

あたたかいきせつになってきましたね。
今回は一年間に入った、たくさんの本の中から、お気に入りの本をえらびました!
みなさんもお気にいりのいっさつがみつかるといいですね。



えほん


『なんのじゅうたい?』 
 オームラトモコ/作 (Pオ)ポプラ社

 あれ?じゅうたい?こうじのおじさんがみにいってみると、いちりんしゃにベビーカー、
 ばしゃ、トラクター。サファリバスのうえにはライオンがいるし、どうぶつうんぱんしゃからは
 ぶたがにげだした!いちばんまえはどうなっている?さいごはびっくり!50だいの
 いろいろなくるまをゆっくりたのしんでね。おっと、としょかんのくるまもあります。


『みんなでつくっちゃった』
 長新太/作 (Pチ)大日本図書

 もりにおちていた、たくさんのしんぶん。すこしたつとなくなっていました。ドレス、いえ、
 すごーい!あとは、なにをつくったのかな。1974年発行の絵本の復刊です。大人は
 当時の新聞記事も楽しんでね。


『ぼくはニコデム だって、だって、だって』
 アニエス・ラロッシュ/文 ステファニー・オグソー/え (Pオ)光村教育図書

 パパやママはいつもいう。「ニコデム!どうして?」ぼくはいつもこたえる。「だって」。
 あるとき、あるときパパやママはなにもいわなくなった。「どうして?」。


『カエルと王かん』 
 なかじまゆうき/文 山田真奈美/絵 (Pヤ)BL出版
 
 もりのいりぐちで、ぴかぴかの王かんをみつけたカエルのビクトール。
 王かんをのせたじぶんのすがたにうっとりしていると、ほかのカエルがやってきて
 さけびます。「王さま、バンザイ!」。つぎの日、ほかのカエルが王かんをみつけて…。

『ぼくはまいごじゃない』
 板橋雅弘/作 シゲリカツヒコ/絵 (Pシ)岩崎書店

 おにいちゃんたちとでかけたショッピングモールでまいごになっちゃった!
  小さな「ぼく」から見たけしきが、とってもドキドキさせます。どのページにもいる
  「まいごりら」もさがしてね!


『ふゆのむしとり!?』 
 はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版

 ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
 あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い!


『クリスティーナとおおきなはこ』 
 パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵  (Pハ)偕成社

 ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、
 こんなにたくさんのことができます。想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。
 大人が読むとどこか懐かしい気持ちになるかも。


『おえかきしりとり』 
 (P)講談社
 ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
 四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
 絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
 絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。


『ほうれんそうは ないています』 
 鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社
 
  農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしく
 なあれと、笑いかけていた野菜。 酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。
 おいしいね、おいしいねと、笑いあっていた牛乳。原発事故がおきて、すべて
 捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。

 

『ライオンのひみつ』
 マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社

 図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、強く強くねがう
   じけんが!図書館ではたらく人は、なにがおこっでもおどろいてはいけません。


『ミスターワッフル!』 
 ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版

 とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。
 ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、あちらは命がけの争い!
 何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
 この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。


『あきちゃった!』 
 アントワネット・ポーティス/作 (Pホ)あすなろ書房

 イヌは「ワン」、ネコは「ニャー」。カラスは「カア」で、ちゃいろいことりは「チュン」。
 でも、いっつもおんなじで、つまんない。へんてこりんなうたをうたおう!カラスはすごく
 おこるけど……。おもわずわらっちゃう、へんてこりんな絵本です。


『えをかくかく』 
 エリック・カール/作 (Pカ)偕成社

 いろんな色をつかって、「かく かく」どんどん。あおい馬も、きいろい牛も、
 むらさきのキツネだって、ステキ!自由に、のびのびと、えをかこう。
 わくわくするような絵が、どんどん出てきますよ。


『クレヨンからのおねがい!』
 ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵  (Pシ)ほるぷ出版

 お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
 ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!
 ケンカしているクレヨンもいるみたい。さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?
 小学生の子にもおすすめです。


『いえでをしたくなったので』
 リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵  (Pハ)ほるぷ出版

   45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。いえでをしたくなった4にんきょうだいが、
   あっちへいったりこっちへ行ったり。白黒なのにいきいきとばめんが伝わってきます。


『こけしのゆめ』 
 チャンキー松本/作 いぬんこ/絵  (Pイ)学研教育出版

  「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
  あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
  でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
  また元気になってくれるのでしょうか


『どっとこどうぶつえん』 
 中村至男/作 (Pナとも)福音館書店
 
 □■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつか
 わかるかな?
 

『ほんをひらいて』 
 トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版

 ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
 アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえて
 くれます。


『ゆらゆらチンアナゴ』
 横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版

 すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
 水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
 チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。

 
『チャーリー、おじいちゃんにあう』 
 エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵 (Pオ) 岩崎書店

 おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
 チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬとともだちに
 なるやりかたをしらないらしい。さあ、ふたりはともだちになれるかな。


『あかり』
 林木林/文 岡田千晶/絵 (Pオ) 光村教育図書

 あたたかなろうそくのあかりが、生まれてきた赤ちゃんを、女の子を、娘をてらします。
 ともに年を取った子どもとあかり。人生とろうそくのあかりが静かにしみいる絵本です。


『かえるの竹取ものがたり」 
 俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店

 日本でいちばん古いものがたりといわれている「かぐや姫」のおはなし。
 でも、この絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、
 なんだかちがった感じ。絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない
 人は、図書館できいてね。「かえるの平家ものがたり」もいっしょにどうぞ。



あかちゃんえほん

『さわらせて』 
 みやまつともみ/作 (Pミ赤ちゃんえほん)アリス館

 いぬさんちょっとさわらせて。うさぎさんちょっとさわらせて。
 さらさら、もこもこ、ふわふわ、ちょっとさわってみたい、どうぶつのせなかやおなか。
 さわると、どんなかんじかな。


『ぽんちんぱん』
 柿木原政広/作 (Pカ赤ちゃんえほん)福音館書店
 
 ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん、
 ちぎちぎぱっぱで ぽんちんぱん。おいしそうなぱんがいっぱい!
 歌のようなリズムがたのしい写真えほんです。


『ねむいんだもん』 
 福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ赤ちゃんえほん)そうえん社

 すやすや すやすや す~やすや どうぶつたちがひるねをしているところをみたことが
 ありますか?ウマが、パンダがペンギンが。むにゃむにゃ うとうとうと。「だってねむいん
 だもん」どうぶつたちのこえがきこえてきそう。


『ふしぎなにじ かがみのえほん』『きょうのおやつは かがみのえほん』 
 わたなべちなつ/さく (Pワ赤ちゃんえほん)福音館書店
 
 えほんをまっすぐひらくと、えがうつって、にじがみえたり、まるでふたりでおかしを
 つくってたべているかのように立体的にみえる、かがみのような紙で、できている
 ふしぎなえほん。ぜひ手にとってよんでみてください。


『とんとんとんとんひげじいさん』
 藤本ともひこ/構成・絵 (Pフ赤ちゃんえほん)ひさかたチャイルド

 とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると
 ・・あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが
 絵本になりました。赤ちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。



よみもの


『てぶくろのふたご』
 二宮由紀子/さく フィリケえつこ/え(Fニ)理論社
   
 りりかちゃんのてぶくろはしっかりもののふたごのおんなのこ。おでかけするのが
  だいすき!ちょっぴり気の弱いマフラーの男の子やくつしたのふたごたちとのかわいい
  おはなしがいっぱい。ふゆのおでかけがたのしくなる本です。低学年から。


『にげだした王さま』
 宮下すずか/作 (ミ)くもん出版

 本のなかの文字はよるこっそりぬけだして、あさになるともどってきます。
 あるよる、「てん」のことで、いばりんぼうの王さまにおこったほかの文字たちが…。低学年から。


『こぶたのぶうくんとしりとり』
 小沢正/作 (Fオ)鈴木出版

 こうえんのゆうぐにあきたうさぎくんとぶうくん。なにをしようかまよっていると、
 「しりとりをしたら」というこえがしました。ふたりでしりとりあそびをはじめると
 つぎつぎにふしぎなことが…。ぶうくんのたのしいおはなし2話。低学年から。


『そこから逃げだす魔法のことば』 
 岡田淳/作 (Fオ)偕成社
  
 ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師に
 なったり、安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、
 ふたりだけのひみつ。中学年から。


『消えた犬と野原の魔法』
 フィリパ・ピアス/作 (933ヒア)徳間書店

 『トムは真夜中の庭で』が有名なピアス、さいごのお話です。犬と少年と野原、川、
 ちょっとした魔法、おとしより・・・と、ピアスの愛したものがつめこまれています。
 イギリスのいなかのように、ゆったりと気持ちのよいお話です。中学年から。


『「少年探偵団」大研究 上下』 
 (Fエ)ポプラ社
 
 『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?学校の
 図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんや
 お母さん、ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうに
 なって読んだはず。登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの
 魅力をすべて網羅した研究本です。高学年から。


『シロガラス ①②③』(つづきあり) 
 佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社

 そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
 ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
 『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです。高学年から


『風味さんじゅうまる』
 まはら三桃/作 (Fマ)講談社

 風味の家「一斗餡」は炭鉱労働者の疲れをいやしてきたあまーい和菓子屋。
 むかしながらの味をがんこに守っているが、まちおこしのSS-グランプリに出ることに…。
 あまり乗り気でないお父さん、お母さんをよこめにはりきる風味だが、そこに和菓子屋の
 修行からにげだしてきたチャラ男の兄も加わって…。高学年から。


『母さんが消えた夏』 
 キャロライン・アダーソン/著 田中奈津子/訳 (933アタ)講談社

 ある朝、母さんがかえって来なかった。6年生のカーティスと5歳の弟アーティーは
 ひっしで母さんがいないことをかくしながらがんばりますが・・。とつぜん母親がいなく
 なってしまった兄弟のひと夏の冒険物語。高学年から。


『ゴールデンドリーム』
 ロイド・アリグザンダー/作 (933アレ)評論社

 アメリカの偉大な作家・アリグザンダー最後の作品。地中海や中東を思わせる架空の
 舞台で、宝探しに出る少年カルロの物語です。冒険も苦しみも希望も笑いもすべてが
 つまっていて、読みだしたら止まりません。アリグザンダーの本を読んだことがない人は
 ぜひ挑戦してください。高学年から。


『鹿の王』上下 
 上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店

 3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
 上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
 食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が細やかに
 描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。主人公は、体内に何かを
 宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
 エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。10代から



ちしきのほん


『図解!!やりかた大百科for KIDS』
 (033)パイ インターナショナル

 こんなことやってみたい!と思っても、わからないことがいっぱい。でもだいじょうぶ。
 ストロー・ラッパのふきかた、たこや紙ヒコーキのつくりかた、犬となかよしになる方法。
 速球のなげかた、忍者コースのはしり方、おかしの作り方などいろんなことがいっぱい。
 えっ!こんなことも?とびっくり。すこしあぶないことは、大人といっしょにしてね。
 大人が読んでも面白い!


『マップス 新世界図絵』
 (290)徳間書店

 各地のゆうめいな場所や食べ物、人物などがかかれた世界地図。なんと、文字も
 イラストもぜんぶ手がき!さて、日本はどんなことしょうかいされているかな。
 世界旅行した気分になれます。


『みんなのチャンス』 
 石井光太/著 (367)少年写真新聞社

 家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを
 知っていますか?その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、
 問いかけてきます。


『ふたりのママから、きみたちへ』 
 東小雪、増原裕子/著 (367)イースト・プレス

 今、好きな人はいますか?その人は男の子?女の子?
 あなたが女の子だったら男の子が好きで、男の子だったら女の子が好きかもしれないね。
 それが「あたりまえ」だと思ってたけど、実はそうじゃない人もたくさんいます。
 小雪さんと裕子(ひろこ)さんはディズニーランドで初めて、女同士で結婚式をした二人。
 二人の出会い、悩み、結婚……男女の恋愛と違うところはなあに?いやいや、
 同じところはなあに?どこかの特別なおはなしではありません。あなたの近くにも、
 言葉にできず迷っている人がいるかもしれませんよ。


『川の民話集』 
 (388研究)河川環境管理財団

 川。およいであそんだり、魚や貝をとったり。のみ水につかったり。
 そんな川もときにははんらんして家や畑をながすことも。
 むかしから大切なくらしの場所だった川のいいつたえをあつめた「川の民話集」。
 こわい妖怪やかみさまもでてきます。ウソのようなはなしの中には、本当のことが
 かくれていたりもします。ぜひいろいろな川のおはなしをたのしんでね。
 もちろん、三重県の川もでてきます。


『図鑑大好き!』 
 (460)彩流社

 みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
 科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、とっても
 たのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
 ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!


『トイレをつくる 未来をつくる』
 (498)ポプラ社

 トイレをつくるということは、うんちをする場所をつくるということだけではない。
 環境をととのえて、こどもたちの未来をつくるということだ。
 東ティモールでのトイレづくりの写真絵本。日本ではどこにでもあるトイレが
 どんなに大切なやくわりをしているかが、とってもよくわかる。


『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』 
 飯田守/作 (546)講談社

 時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。
 名前は知っていてもなかなか見ることのできない新幹線。
 なぞにつつまれたドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!


『バケツで実践 超豪快イネつくり』 
 薄井勝利/監修 (616)農文協

 バケツでイネを育てると、たんぼよりも大きく育つ。 
 バケツイネの名人が、種モミからしゅうかく、ごはんになるまでをじっくりおしえてくれる。
 ひとつぶの種モミのもつ力にびっくり!


『パパママおしえてアートミステリー13話』 
 (704)辰巳出版

 なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?イエス・キリストはどんな顔していたの?
 「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、美術作品には疑問難問がいっぱい。
 パパママ答えられますか?うーんと思ったらこの一冊。パパとママのための
 美術館ガイドつき。


『平安女子の楽しい生活』 
 川村裕子/著 (910)岩波書店

 みなさんは平安時代の女の子たちってどんなイメージですか?
 遠い遠い昔の世界と思ってませんか?いえいえ、実は彼女たち平安女子も
 今どき女子とかわらず恋バナや占い、進路になやんだりしてたんですよ。
 むずかしい古文はでてきません!古典を読むのに必要なインテリア&ファッション用語、
 恋のお作法の基本など、楽しく学べます。


『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』
 村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研

 名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。彼女はどんな人だった
 のでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと、戦争中も必死に訳し続ける
 ことをあきらめなかった一人の女性の物語。

『てつがくのライオン』
 工藤直子/文 長新太/絵 (911)復刊ドットコム

 かたつむりから、けものの王で哲学的だとおしえられたライオン。
 「てつがきてき」になろうとおもい、すわりかたからくふうしてみる。
 てつがくてきになるってってどんなだろう。「ふふっ」てわらえます。
 工藤直子さんの詩に、長新太さんの絵がぴったり。




あたらしく入った本(平成27年1月up)

新年あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いします。
2015年も、図書館をたくさん利用してくださいね。



えほん


『もりのふくろう』
 おおなり修司/文 おぼまこと/絵 (Pオ) 絵本館

 しずかなよるのもり。リスたちはつかれてぐっすりねむっているし、
 キジはたまごをあたためながらうとうとしている。
 シカもサルも、どうぶつたちはみんなねむっている。おきているのは…。
 しずかなしずかなえほんです。おやすみまえにどうぞ。(の)

『カッパもやっぱりキュウリでしょ?』
 シゲタサヤカ/作 (Pシ)講談社

 どうしてもキュウリがたべたい!よる、じどうはんばいきでキュウリをかったかえりにカッパがであったのは…。
 だれかたおれている!これは…もしかして…。いえにつれてきてかんびょうするカッパだけど…。
 おおわらいすることまちがいなし。(の)


『せんひくよろこび』こどものとも年中向き2014年12月号
 片山健/作 福音館

 みちにせんをひくっておもしろいよね。まっすぐまっすぐ、まがってまがって、ずんずんずんずん。
 どこまでひけるかな。あー、やってみたいね。(の)


『ゆでたまごひめとみーとどろぼーる』
 刈田澄子/さく 山村浩二/え (Pヤ)教育画劇

 おべんとうばこのおしろには、かわいいゆでたまごひめがすんでいます。
 あるひ、おしろのたからばこがからっぽになってしまいました。
 どうやらはんにんは、まんまるあたまのさんにんぐみ「みーとどろぼーる」のしわざみたい!
 ゆでたまごひめたちがさんにんのあしあとをおいかけていくと…。
 おべんとうばこのなかまたちがかつやくするゆでたまごひめの絵本、第二弾。(か)


『コアラのクリスマス』
 渡辺鉄太/さく 加藤チャコ/え (Pカ)福音館書店
   
 コアラさんのすむ、もりのなかのどうぶつむらは、あついなつにクリスマスがやってきます。
 ことしもどうぶつたちは、じゅんびでおおいそがし。コアラさんが木のうえでうとうとしていると、
 「きたのくにぐにが ゆきあらしで みなみのくにまで プレゼントをくばりにいけません」というサンタからの
 てがみがとどきました。みんなでそうだんしてコアラさんがサンタになることになり…。
 たのしみにしている子どもたちに、プレゼントはちゃんととどくかな?(か)


『ほんをひらいて』
 トニ&スレイド・モリスン/文 シャドラ・ストリックランド/絵 (Pス)ほるぷ出版

 ひとりぼっちじゃないよ。こわくないよ。本をひらけばほら!ひろいせかいがみえてくる。
 アメリカの、とてもゆうめいなさっか、トニ・モリスンが、本をよむことのたのしさをおしえてくれます。(ち)


『ゆらゆらチンアナゴ』
 横塚眞己人/しゃしん 江口絵里/ぶん (Pヨ)ほるぷ出版

 すいぞくかんでにんきがでてきている、「チンアナゴ」をしっていますか?
 水のそこのすなからひゅーっとのびて、ゆらゆらゆれる、ほそなが~いいきものです。
 チンアナゴって、ヘビ?サカナ?ミミズ?こたえは、本をみてね。(ち)


『ふゆのむしとり!?』
 はたこうしろう・奥山英治/作 (Pハ)ほるぷ出版

 ふゆに虫なんていないでしょ?……ほんとうに、そうかな?さむいふゆだって、
 あっちにもこっちにも、気になる虫がたくさん!ふゆだって、虫とりは面白い。
 虫のこと、もっともっと知りたくなっちゃう楽しい絵本です。(い)


『ぼくのニセモノをつくるには』
 ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ)ブロンズ新社

 やりたくないことはロボットにやってもらおう!ロボットを買って、
 ぼくのニセモノをつくる!え、ぼくはどんな人かって?いろいろ答えてるんだけど、
 まだ足りないの?えーと、うーんと……ぼくって、どんな人?(い)


『マララさん こんにちは』
 ローズマリー・マカーニー/文 (P)西村書店

 ノーベル平和賞の受賞者マララ・ユスフザイさん。強い意志をもって勉強を続ける彼女。
 教育を受けるのが当たり前の日本では、遠い国の人?いえいえ、世界中のこどもたちが、
 まるで友達のようにマララさんを見ていますよ。マララさんと、女の子たちの声を聞いて
 みてくださいね。きっと、あなたも挨拶をしたくなりますよ。(い)


『トムテと赤いマフラー』
 レーナ・アッロ/文 カタリーナ・クルースヴァル/絵 (Pク)光村教育図書

 小さいころ、なくしてしまった赤いマフラー。どうなってしまったのか気になってしかたがありません。
  スウェーデンに伝わる小人トムテから、聞こえてきたマフラーと旅のお話…。
 もしかしたら、あなたがなくしたマフラーもこんな旅をしてきたのかも?想像をめぐらせたくなる絵本です。(い)


あかちゃんえほん

 

『きょうのおやつは かがみのえほん』
 わたなべちなつ/さく (Pワ 赤ちゃん絵本コーナー)福音館書店

 おやつのしたくをはじめよう。ボウルにたまご、こむぎこ、おさとう、ぎゅうにゅうをいれて…。
 えほんをまっすぐひらくとえがうつって、立体的にみえるかがみのような紙のふしぎなえほんです。
 ぜひ手にとってよんでみてください。(か)

 


よみもの


『あしたあさってしあさって』
 もりやまみやこ/作 はたこうしろう/絵 (Fモ)小峰書店

 くまのこのおとうさんは、しばらく、うちをはなれ、とおくのまちでしごとをしています。
 おかあさんに「いつかえってくるの?」ときくと「しあさって。」とおしえてもらいました。
 はやくしあさってになあれ!うれしくてたまらないくまのこは…。
 こころがじんわりあたたかくなるおはなしです。(か)


『シロガラス ①②③』(つづきあり)
 佐藤多佳子/作 (Fサ)偕成社

 そんなに仲良くもない同士もいる、五年生の6人。白烏(しろがらす)神社の境内に
 ぐうぜん6人がそろったとき、とつぜんなぞの青い光にうたれ、全員がたおれた。
 『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子による、先が楽しみなファンタジーです(ち)


『星のこども』
 川島えつこ/作 (Fカ) ポプラ社

 五年生の新しいクラスになかなかなじめない「ゆい」。お姉ちゃんは生物の先生。
 サンショウウオとか、メダカやイモリなんかをたくさん飼っている。そんなお姉ちゃんが
 「あかちゃんがうまれるんだ」って……びっくり!おなかの中の赤ちゃんって、どんな顔をしているのかな?
 はたこうしろうさんの、やわらかな絵も素敵な物語です。小学校高学年から(い)


『オリガミ・ヨーダの研究レポート』
 トム・アングルバーガー/作 徳間書店(933アン)

 ドワイトの指にいつもはまっているオリガミのヨーダ。相談をすると、けっこういい答えをくれるらしい。
 ヨーダはもちろん、スター・ウォーズにでてくる偉大なるジェダイマスター。
 あちこちにかわいいスター・ウォーズのイラストがちりばめられています。
 でもお話は、アメリカのふつうのティーンの日常。アメリカの子どもにとても支持されている本なのです!
 オリガミ・ヨーダを考案したのは、日本の折り紙作家・川畑文昭さんですよ。高学年から。(ち)


『ラモーゼ 上下』
 キャロル・ウィルキンソン/作 (933ウィ) くもん出版

 エジプトに暮らす王子ラモーゼ。父王の後妻に暗殺されかけたが、生きのび宮殿をぬけだす。
 初めてのことばかりで戸惑うラモーゼ。奴隷の女の子との友情や、見知らぬ生活。
 王宮に戻ることはできるのか…。下巻では予想外の展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。
  西洋のファンタジーとは違う、エジプトの神話や空気が伝わる作品です。高学年から(い)

 


ちしきのほん


『みんなのチャンス』
 石井光太 (367)少年写真新聞社

 家がなく、学校にも行けず、一日中はたらいている子どもが、地球で4億人いることを知っていますか?
 その子どもたちの写真と、日本の日常の写真がならべられ、問いかけてきます。
 どんなにひどい環境でも、笑顔を向ける子どもたち。一枚の写真は、どんなことばよりも、事実を伝えてくれます。(ち)


『<できること>の見つけ方』
 石田由香里・西村幹子/著 (369) 岩波ジュニア新書

 視覚障害を持ちながら、和歌山を出て東京の大学に通い、フィリピンやイギリスに留学している石田さん。
 前向きな生き方をしているようにみえても、親に「お前さえいなかったら」と言われ、
 何度も何度もくじけています。今、生きることに疲れている人、進路に悩む人、
 自分とはなにかわからなくなっている人、すべての人に読んでほしい1冊です。(ち)


『地雷をふんだゾウ』
 藤原幸一 (489) 岩崎書店

 東南アジアでは野生のゾウより、家畜のゾウのほうが多いと言われているそうです。
 地雷を踏んでしまい足をなくしてしまったゾウは、重い体重を支えきれずに死んでしまうこともあります。
 地雷の怖さと、家畜のゾウのつらい現実が目に飛び込んできます。(い)


『みんな知りたい!ドクターイエローのひみつ』
 飯田守/作 (546) 講談社

 時刻表にものっていない、新幹線のおいしゃさんドクターイエロー。名前は知っていてもなかなか
 見ることのできない新幹線。ドクターイエローはどんなことをしているの?そんななぞにつつまれた
 ドクターイエローのひみつをさがしに、しゅっぱつしんこう!(の)


『親子で楽しむ!プラバンでつくる本格マスコット』
 NanaAkua/作 (751) 日東書院本社

 絵をかいてオーブントースターにいれて、あっというまにできてしまうプラバンのマスコット。
 おーっ!これならできるとおもうものがいっぱい。やけどをしないようにちゅういして、がんばってつくってみてね。(の)

あたらしく入った本(平成26年11月up)

あきもあっという間にすぎて、だんだん寒くなってきました。
みんなもかぜをひかないように気を付けてね。


えほん



『こけしのゆめ』   
 チャンキー松本/作 いぬんこ/絵 (Pイ)学研教育出版
 
    
 「しけこ」と「こけみ」はこけしの姉妹。ふたりにはとってもたのしい、ひみつの
  あそびがあります。それは、みやげ屋の前を通る人たちのゆめをのぞくこと!
  でも、ふたりをつくってくれたじさまは元気がなくてしんぱいです。どうしたら
  また元気になってくれるのでしょうか(か)


『ひみつのかんかん』   
 花山かずみ/作 (Pハ)偕成社
 
わたしには、おばあちゃんのおかあさん、ひいばあちゃんがいます。
 ときどきおかあさんとあそびにいくけど、いつもおなじことをきくし、
 いっしょにあそばないから、あまりなかよしってわけではありません。
 でもある日、ひいばあちゃんのたくさんの思い出とひみつがつまった宝物のかんかんをみつけて・・。
 女の子とひいばあちゃんとのあたたかな会話が楽しい絵本です。(か)


『いえでをしたくなったので』
 リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 (Pハ)ほるぷ出版

 45年ほどまえに、アメリカでかかれた絵本。
 いえでをしたくなった4にんきょうだいが、あっちへいったりこっちへ行ったり。
 白黒なのに、いきいきとばめんが伝わってきます。(ち)

『ウルトラ怪獣あいうえお』
 (P)交通新聞社

 ウルトラかいじゅうのなまえで、「あいうえお」を、おぼえよう!
 お父さんやおじいちゃんが絵本をよむきっかけにもなるかも。(ち)


『おえかきしりとり』
 (P)講談社

  
ひょうしをよーく見て!鈴木のりたけ、よしながこうたく、高畠那生、新井洋行と、
 四人のにがおえ。人気作家がせいぞろい。絵を読みといてしりとりしてもよし、
 絵だけをじっくりながめてもよし、誰の絵か考えるのもよし。いろいろたのしい一冊。
 絵本ナビ(ネット上の絵本サイト)で、4人の爆笑インタビューが読めます。(ち)


『ぞうまうぞ・さるのるさ』
 石津ちひろ/文 高畠純/絵 (Pタ)ポプラ社
 
「ぞうどうぞ」「ぞうくさくうぞ」「さるのるさ」
  「さる くま うま くるさ」「さる・・・」
  上からよんでも下からよんでもおなじことばですすむおはなし。
  おもわずアハハっとわらってしまいます。 絵とことばもぴったり!(の)


『しょうてんがいはふしぎどおり』
 内田麟太郎/文 村田エミコ/絵 (Pム)佼成出版

 
あけぼのしょうてんがいは、おばあちゃんとでかけるとふしぎどおりにかわる。とけいや
  さんのすなどけいがさばくになったり。あっ、たぬきのおきものがおじさんに・・・。
  あっ、おあげをかいにきた人のかげが・・・。楽しい版画絵本。(の)


『クリスティーナとおおきなはこ』 
 パトリシア・リー・ゴーチ/作 ドリス・バーン/絵 (Pハ)偕成社
 
ダンボールなんて、ただのゴミ?いやいや、クリスティーナにかかれば、こんなにたくさんのことができます。
 想像力の豊かさにびっくりするような絵本です。大人が読むと、どこか懐かしい気持ちになるかも。(い)


『クジラにあいたいときは』  
 ジュリー・フォリアーノ/文 エリン・E・ステッド/絵 (Pス)講談社
 
クジラにあいたいときは……どうしようかな? うみに いこうかな。いかないと 
  あえないかな? じっと まどから そとを みてみる。なぜだか、せかせかして
  しまう大人の方にもおすすめ。眠る前の読み聞かせにもいいかもしれません。(い)


『ぱっぴ ぷっぺ ぽん』 
 もろかおり/絵 うしろよしあき/文 (Pモ)ポプラ社

 
おもわず口ずさみたくなる楽しい絵本。カラフルな色も楽しい。とにかく楽しく遊びたくなる絵本です!
  大きな声で、子どもも大人も「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」!(い)

『クレヨンからのおねがい!』 
 ドリュー・デイウォルト/文 オリヴァー・ジェファーズ/絵 (Pシ)ほるぷ出版

 
お絵かきしてる?どんな色がすき?あんまり使わない色もあるよね?
 ある日、ケビンにとどいた手紙。そこにはクレヨンからのおねがいが、びっしり!ケンカしているクレヨンもいるみたい。
 さてさて、ケビンはどんな絵を描いたのかな…?小学生の子にもおすすめです。(い)


『希望の牧場』 
 森絵都/作 吉田尚令/絵 (Pヨ)岩崎書店
 
原子力発電所の事故のあと、近くの牧場の牛は、食べられなくなったので殺すことになりました。
 でも、生きている牛です。毎日、お世話をした牛です。だから殺さなかった牧場もあります。
 もう食べられないけれど、殺さなかった。どうして?どうしたらいい?なにが『希望』なんだろう?
 もう一度、考えてほしい。何度だって考えてほしい。そんな絵本です。(い)


『かえるの竹取ものがたり」 
 俵万智/文 斉藤隆夫/絵 (Pサ)福音館書店
 
みんなもよく知っている、日本でいちばん古いといわれている「かぐや姫」のおはなし。
 でもこの絵本にでてくるのはみんな「かえる」。それだけで「かぐや姫」のおはなしが、なんだかちがった感じ。
 絵はまるで「源氏物語絵巻」のよう。「源氏物語絵巻」をしらない人は、図書館できいてね。
 「かえるの平家ものがたり」もいっしょにみてね。(の)



赤ちゃんえほん


『とんとんとんとんひげじいさん』
  
 藤本ともひこ/構成・絵 ひさかたチャイルド 

 
とんとんとんとん、ひげじいさん。きつねさん、たぬきさんがたのしくあそんでいると・・
 あれれ?どんどんたぬきさんがへんしん?みんながよくしっているわらべうたが絵本になりました。
 あかちゃんとの手あそびにもぜひどうぞ。楽譜もついています。(か)


よみもの

『鹿の王』上下 
 上橋菜穂子/作 (Fウ)角川書店

 
3年をかけて書き上げたという、読みごたえたっぷりの物語。
 上橋さんの物語はいつも、ただ「生きのびろ!」とせまってきます。
 食事の場面が多くてとても食欲をそそるのも、家族や友人との愛情が
 細やかに描かれるのも、それが生きることの根源だからでしょう。
 主人公は、体内に何かを宿した40歳の戦士と、新しい医術を追い求める若い医師。
 エボラ出血熱の流行と重なり、ぞくぞくする物語が展開します。 10代から(ち)

『こぶたのぶうくん』 
 小沢正/作 (Fオ)フレーベル館

 
おふろに入るのを、いやがってにげだした、こぶたのぶうくん。タオルやセッケンが
 おいかけますが、はだかんぼのまま、どんどこどんどこ にげだします。セッケンに
 つかまりそうになってつるりとすべり、ころげおちたところは、おふろずきの
 オオカミのおうち。どこかにいそうな、こぶたのぶうくんのおはなしです。
 小学低学年から。(の)


ちしきのほん

『ゾウのひみつ』  
 池田菜津美/文 松橋利光/写真 神田めぐみ/イラスト(489) 新日本出版社

 
「どうして耳がおおきいの?」「歯はどんなかたち?」などなどどうぶつえんの
 にんきもの、ゾウのひみつをわかりやすくおしえてくれる写真えほんです。
 ゾウクイズやくわしいちしきなど、もりだくさん。ゾウ博士をめざそう!(か)

『100冊の絵本と親子の3000日』
 (019)研究 教育出版

 
18組の親子の、0歳から八年間の読み聞かせを、専門家が研究した記録です。
  といっても硬い本ではなく、絵本の読み聞かせが与えてくれる、すてきな時間を教えてくれます。
  年齢ごとの子どもの様子や、子どもの発達の解説、絵本リストもあります。
  絵本とともにプレゼントしてもいいですね。(ち)

粒でできた世界』 
 結城千代子、田中幸/作(431) 太郎次郎社エディタス

 科学の世界を、ゆっくり楽しむ「ワンダー・ラボラトリ」シリーズ。
 むずかしい知識や数式は必要なし。ちょっと想像力をプラスすれば、
 まるで新しいものがたりを読んでいるよう……な気持ちになるかもしれません。
 理科や科学と聞くと、なんだか逃げたくなる、そんなあなたへ贈ります。(い)

『「もしも?」の図鑑 珍獣大決戦』 
 今泉忠明/作(480) 実業之日本社

 
「動物」ってなに?じゃあ、「珍獣」ってどんな動物?うーんと考えこんだ人は読んでみて。
 珍獣がどこにすんでいてどんなことをしているかがわかります。
 珍獣と人間の「もしも」の対決にもびっくり!これであなたも珍獣博士。(の)




 


あたらしく入った本(平成26年9月up)

あきです。虫ののなきかたもとってもじょうずになってきました。
おいしいあき、たのしいあき、しずかなあき。
みんなのすきなあきはどんなかな?
としょかんにさがしにきてね。


えほん



『かがみのなか』 
 恩田陸/作 樋口佳絵/絵 (Pヒ)岩崎書店
 いえのなか、おみせ、まちかど、まいにちみているかがみ。
  右手をだせば左手をだす。でもときどきまちがえる。えっ?きゃーっ!
 読んだあと、かがみをみられるかな。
 こわいの大好きな人、ぜひどうぞ。(の)

『いろいろいろのほん』  
 エルヴェ・テュレ/絵 たにかわしゅんたろう/訳  (Pテ)ポプラ社
 ページをひらくと色がいっぱい。さわってみたりゆすってみたり、
 あっ色がかわった!

 絵具をぺたぺた手につけてさわっているみたいなきもちになれる本。(の)

ライオンのひみつ』
 マーガレット・ワイルド/文 リトバ・ボウティラ/絵 (Pホ)国土社 
 図書館の前にいる、石でできたライオン。あるとき、動きたい!と、
 つよくつよくねがうじけんにであいます。そして・・・。
 図書館ではたらく人は、なにがおこってもおどろいてはいけません。(ち)

『そうちゃんはおこってるんだもん』
 筒井頼子/文 渡辺洋二/絵 (Pワ)福音館書店
 

 ちょっとしたことですねて、つくえの下にもぐりこんだそうちゃん。
 なにもかもタイミングが悪くて、もうおこっているのかどうかわからなく
 なっても、つくえの下から出られません。そんなことって、あるよね。
 子どもにも、親にもあるある、の1冊。(ち)

『ふしぎなともだち』 
 たじま ゆきひこ/作 (Pタ)くもん出版
 島にひっこしてきた「ゆうすけ」が出会った、自閉症の子「やっくん」。
 どんなふうに接したらいいのかな?この絵本を読むと、
 少しわかってくるような 気がします。つかず離れず、
 クラスみんなのあたたかいまなざしが伝わってくるようです。(い)


『ヨハンナの電車のたび』
 カトリーン・シェーラー/作 (Pシ)西村書店
 さて、白い紙を用意して、これからお話を作ります。
 まずは電車を描いているところ。いろんな動物が電車に乗っています。
 次はブタさんを描いて……おや?ブタさんが話しかけてきました。
 なんだかおもしろいたびになりそうです。(い)

『オオサンショウウオ』 
 福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえん社
 80センチにもなる大きないきもの!川の中ではどんなふうに動いているのかな?
 卵を育てているときは、ちょっとびっくりする行動をします。
 大切な赤ちゃんに、うっかりハプニングもおこったり…。
 あんまりオオサンショウウオが好きじゃなかった人も、
 ちょっと好きになるかも。(い)


『きみの すきな どうぶつ なあに?』 
 (P)ポプラ社
 エリック・カールと13人のなかまたちが、大好きな動物の絵をかきました。
 いろんな動物、いろんな絵。絵本が好きな大人が見ると、もっと楽しいかも。
 最後に絵本作家たちの、子どものころの写真もあります。
 見ているうちにあなたも動物の絵を描きたくなるかもしれませんよ。(い)


『はーいミミせんせいですよ!』  
  やなせたかし/作・絵(Pヤ)フレーベル

  うさぎのミミ先生のことを子どもたちはみんなだいすき。
 だっていつでも「まかせて!」とかいけつしてくれるんです。
 やなせたかし作「ミミ先生は好きよ」の歌にそった、
 ミミ先生と子どもたちのお話です。
 アンパンマンもでてくるよ!がくふや歌のふりつけもついている、
 歌っておどれる楽しい絵本です。(か)


赤ちゃんえほん



『わらってるわらってる』『ないてるないてる』
 クレヨンハウス 赤ちゃんえほん 
 わらっている顔、ないている顔ばかりあつめた字のないえほん。
 二十の顔は、二十人の作家が一つずつかいています。
 赤ちゃんと一緒にながめているだけでも楽しいけれど、大人は、
 誰の絵かあててみたり、最後のページのコメントを読むのも楽しい!(ち)



よみもの


『ダンゴムシだんごろう』
 みおちづる/作 (Fミ)
 おいら、ダンゴムシのだんごろう。
 おっかさんと99ひきのおとうとたちのため、たびにでるでござる。
 まいごのアリをたすけ、よわむしのカブトムシのかわりにすもうをとり、
 ちいさなだんごろうはだいかつやく。えっ、どんなふうにって?
 それは読んでのおたのしみでござる。低学年から。(の)


『たんぽぽの目』
 
村岡花子/ 作 (Fム)
 
テレビでも話題の「赤毛のアン」のほんやく者、村岡花子さんの童話集。
 「たんぽぽの目」のほか「なみださん」「みみずの女王」など
 おはなしがいっぱい。
 やさしくていねいな文章で心にしみわたります。中学年から。(の)



ちしきのほん



『学校図書館の対話力』
 渡邊重夫/著 (071研究)青弓社 
 昨年は、日本国内で、『はだしのゲン』を自由にみられないようにしたり、
 『アンネの日記』関係図書がたくさん破られたり、という、
 子どもの本に関する事件が起こりました。
 それらは、本のまわりで働く者にとって、重大な問題です。
 子どもたちの未来のために、図書館や学校は、どう考え、
 どう教えるべきかを論じたこの本、たくさんの人に読んで、
 考えてもらいたいものです。(ち)

『語りつぎお話絵本 せんそうってなんだったの?』シリーズ
 (210)学研
 戦争のこと、考えるのはむずかしい……
 そんな人に、まずはじめに読んでほしい本。
 まるで戦争を体験した人に、目の前で話をしてもらっているようです。
 「集団的自衛権(しゅうだんてきじえいけん)」とはどんなものか考える時、
 やっぱり戦争のことも知っておくべきなのかもしれませんね。(い)

『日本の妖怪完全ビジュアルガイド』   
 小松和彦/監修,飯倉義之/監修(388)カンゼン
 日本全国の妖怪150種類以上をデータ化。
 大迫力のカラーイラストと解説がついています。
 妖怪の言い伝えや昔話がある地域をマップで表記、
 歴史的資料も掲載されています。
 日本全国、妖怪さがしめぐりをしてみてはいかがですか?
 これを読めばきっとあなたも妖怪博士!(か)


『図鑑大好き!』
 (460)彩流社 
 みんな大好きなずかん。図鑑の歴史や作られかた、学芸員のおすすめ図鑑、
 科学者・学者たちのお気に入りの図鑑などがしょうかいされ、
 とってもたのしい1冊になっています。子ども向けの本ではないのですが、
 ずかん好きはねんれいを問わずぜひ見て!(ち)
 
『13歳からの料理のきほん34』
 アントラム栢木利美/著(596)海竜社
 塩少々とひとつまみのちがいってなに?1カップと1合ってちがうの?
 などなど料理の本を読んでいてもわからないことってたくさんありますよね。
 そんなきほんからじょうしきまでわかりやすくかいせつしてくれる本です。
 これから料理をはじめようかなと思っている子どもたちから、
 料理の苦手な大人まで役立つことまちがいなしです。(か)

『ずかんフルーツ』
 (625)技術評論社
 日本ではあまりなじみのない熱帯フルーツ。
 どこでどんなふうに育っているのかな?
 いったいどうやって食べたらいいの? 
 では調べてみましょう。熱帯フルーツが
 生まれてみんなのもとへやってくるまでがよくわかります。(の)

『ちょこっとできる びっくり!工作』シリーズ
 (750)偕成社
 わごむ、ストロー、せんたくばさみ、かいちゅうでんとうを使って、
 いろんな工作をしてみよう!ちょっと工夫すると、
 おもしろい形ができあがるよ。
 たくさん用意して作ると、本よりもすっごいものができるかもね。(い)

『パパママおしえてアートミステリー13話』 
 (704)辰巳出版
 なぜ「モナ・リザ」はほほ笑んでいるの?
 イエス・キリストはどんな顔していたの?
 「アペレストの題」ってなんのこと?などなど、
 美術作品には疑問難問がいっぱい。
 パパママ答えられますか?
  うーんと思ったらこの一冊。芸術の秋にぴったり。
 パパとママのための美術館ガイドつき。(の)

『新聞紙とガムテープでこんなのつくれた!』
 関口光太郎/著  (750)講談社
 よういするのは、新聞紙とガムテープだけ。
 作れるものは、むげんだい!むずかしさのめやすも書いてあり、
 ちいさい人からつくれます!(ち)