あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(令和2年7月UP)

やっと学校がはじまりましたね。
でもべんきょうばっかりで、たいへんかもしれませんね。
たまには、ホッとひといき。
好きな本をよんで、きゅうけいしてくださいね。



★えほん★


『かなへび』
石森愛彦/作(Pイ) 福音館書店

 あさ、かなへびははっぱのあさつゆをのみ、ゆっくりひなたぼっこ。
 あったまったら、おさんぽ。あっ、えもの!ぱくっとつかまえた。
 わっ、うしろからそっときたのは…!かなへびのまいにちがわかります。

『ホタルのアダムとほしぞらパーティー』
香川照之/作 ロマン・トマ/絵 (Pロ) 講談社

 はずかしがりやヒメボタルのアダムは、おなかがピカリとなるのがとてもいや。
 しょんぼりしてるアダムを、ともだちがほしぞらパーティーにさそってくれました。
 さあ、どんなパーティーになるかな?

『ランカ にほんにやってきたおんなのこ』
野呂きくえ/さく 松成真理子/え(Pマ) 偕成社

 10才のランカはとおい国から日本にひっこしてきて、どきどきしながら小学校に
 通いはじめました。言葉も学校生活もわからないことだらけで不安でしたが、
 ある時ランカの言葉がつうじることがわかって…。つかう言葉がちがっても、
 だれとでもともだちになることができるのです。

『きょうまどからふくかぜは』
谷口國博/文 高砂淳二/写真(Pタ) 世界文化社

 今日まどから入ってくる風は、どこからふいてきた風なのかな。
 みどりの草の上をかけぬけた風かな。それとも、大きなかがみの川を
 流れるようにふいた風かな。それとも…。世界中をかけぬけた風を、
 まどをあけて感じてみたいね。

とうさんのてじな』
ねじめ正一/作 いぬんこ/絵(Pイ) 鈴木出版

 あーちゃんの目のまえで、とうさんが500円玉をぽけっとから出して、
 ぎゅっとにぎったら、きえちゃった!あーちゃんは、きえちゃったとうさんを
 みつけられるかな?イラストもおもしろくて楽しい絵本。

『こうえん』
くりはらたかし/作(Pク) 偕成社

 おにがはらこうえんでは、「ぐぉーぐがぁー」と、いつもおおきな
 いびきがきこえています。じつは、おにのおなかの上に、こうえんがあるんです。
 「うーん、むにゃむにゃ」というこえがきこえたら、おおいそぎでにげましょう!
 もし、にげおくれると…あれ?

『とかげくんのしっぽ』
ツク之助/さく(Pツ) イースト・プレス

 ある日、とかげくんのしっぽが、きれてしまいました。なくなったしっぽをさがして、
 みんなにきいていきますが…。トカゲのことを、もっと知りたくなったら、
 『イモリとヤモリ(487)』がオススメ。おなじひとがイラストをかいていますよ。



★赤ちゃんえほん★



『おとなりさん』
木坂涼/文 大塚いちお/絵(Pオ) 講談社

 くまさんのおとなりさんはだあれ?どんどんおとなりさんが出てきて、
 いっぱい集まると…?次に出てくるおとなりさんを、
 予想しながら読むとたのしい絵本です。

『どうぶつクッキー』
彦坂有紀・もりもといずみ/作・絵(Pヒ) 学研

 ぱくっ。ぱくぱくぱく。おいしそうなどうぶつたちがたくさん! いただきまーす!

『くろねこ ろびんちゃん びろーん』
くろねこいしょう/さく・え(Pク) キーステージ21
 

 ねこ好きにはたまらない、媚びないくろねこ「ろびんちゃん」
 いつでもびろーん、どこでもびろーん。繰り返しが楽しい、赤ちゃん向けの絵本です。



★よみもの★



『紙ひこうき、きみへ』
野中柊/作 木内達朗/絵(Fノ) 偕成社

 ある日、シマリスのキリリのところへ飛んできた紙ひこうきのおてがみ。
 やってきたのはミケリスのミーク。はじめて会ったけど、まるで
 ずっと待っていたみたいに仲良しに。そして、ミークはまた旅に出ますが…。
 絵も素敵で、思わず自分でも買った本です。 中学年から

『かみさまのベビーシッター』
廣嶋玲子/作 木村いこ/絵(Fヒ) 理論社

 商店街のふくびきで、特賞のかみさまのたまごを当てた幸介。どんなお願いごとを
 かなえてもらおうか、わくわくしていたけれど、なかなか思いどおりにかなえてくれません。
 どうしたらお願いごとをかなえてくれるの!? 中学年から

『レッツはおなか』
ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社

 レッツは5さい。きょうは、うまれるまえ、
 おかあさんのおなかのなかにいたときのことを、かんがえてみた。
 せまいかな、へんなおとがきこえるかな。
 みんなは、どうだったかおぼえてる?  中学年から

『ぼくと母さんのキャラバン』
柏葉幸子/作(Fカ) 講談社

 ある日、母さんが家から消え、とつぜんあらわれた巨大なねずみを追いかけて
 異世界に行ったぼく。ラクダのキャラバンで「あるもの」を山の上に運ぶことになった。
 異世界と現実世界をめぐる、お届けものファンタジー。 10代から

『王の祭り』
小川英子/作(Fオ) ゴブリン出版

 女王陛下の皮手袋をつくるため、父と一緒にお城に向かったウィル。
 そこで女王暗殺計画にまきこまれたウィルは、妖精の力を借りるが、時空のゆがみに
 巻き込まれ…。16世紀のイングランドと日本をめぐるファンタジー。 10代から

『ゆりの木荘の子どもたち』
富安陽子/作(Fト) 講談社

 遠い夏の呼び声にこたえ、時を超え、子どもにもどってしまった六人の老人たち。
 100年以上前に建てられた、ゆりの木荘での不思議な出来事。
 77年前のある約束が関係していて…。思い出をめぐるぼうけんの物語。 10代から

『エルシーと魔法の一週間』
ケイ・ウマンスキー/作(933ウマ) 評論社

 エルシーは、魔女の家で一週間留守番をすることになりました。
 しかし、あやしいお客を追いかえしたり、カラスのお世話をしたり、
 ゆっくり過ごすことができません。そんな日々を過ごしているうちに、
 簡単な魔法を試したくなって…。 10代から



★ちしきの本★



『仕事に行ってきますシリーズ』
(366 人権) 埼玉福祉会

 クッキーづくりや、動物園でおそうじなど、それぞれの仕事をのぞいてみましょう。
 写真や、やさしいイラストでかかれたLLブックのシリーズなので、
 誰が見てもわかりやすいですよ。具体的に仕事の様子が見られるのも楽しい。

『ホントに食べる?世界を救う虫のすべて』
(383) 文研出版

 虫を食べたことってある?なんと、世界では20億人の人が、約1900種類の
 虫を食べている。もちろん日本でもね。温暖化や人口増加の問題を解決するとも
 いわれている昆虫食。ドキドキするような新しい世界が待っている。

『博士の愛したジミな昆虫』
(486) 岩波ジュニア新書

 カブトムシやクワガタムシのようなスター昆虫でなくても、昆虫はすごい能力を持っている。
 そんなSFみたいな昆虫の謎を、10人の博士たちが熱く語る!昆虫、すごいぜ!

『海のミクロ生物図鑑』
西田百代/写真・文(481) 仮説社

 ちりめんじゃこの中の、カタクチイワシ以外の生物、ちりめんモンスター。
 多くの写真とサイズの表示で、何の生物か同定しやすいように工夫されています。
 ちりめんじゃこの中に、こんなにたくさんの別の生物がいるなんて!

『資料アクティブ家庭科』『生活学NAVI』
(590) 実教出版

 高校家庭科の副読本。地味ですが、生きていくための情報でいっぱい!
 いつか家を出るとき、これ一冊持っていれば大丈夫。贈り物にもいいですよ。
 『生活学NAVI』のほうがより詳しい内容になっています。

『料理はすごい!』
(596) 柴田書店

 小学生から使える、子どものためのはじめての料理絵本。すべてふりがなつき。
 盛り付けのヒントや、子どもが作りやすい手順。でも味に妥協なし!
 超一流料理人と、本格的料理本の柴田書店が、本気で作った入門書。

『鉛筆一本ではじめる人物の描き方 ロジカルデッサンの技法』
(725) インプレス

 お手本の絵が実にシンプルで身近。上手な人のためのものではなく、
 絵が苦手とか、下手、と思っている人が、これならできるかも!と思えますよ。

あたらしく入った本(令和2年5月UP)

2020年1月から4月までに
としょかんに入ったあたらしい本の中から
としょかんの人がすきな本をえらびました!



★えほん★


『えんまだいおうごいっこう』
中尾昌稔/文 広瀬克也/絵 (P ) イーストプレス

 まいにち、じごくでいっしょうけんめいはたらいている、
 えんまさまとじごくのおにたち。
 まちにまったお休みに、みんなでおんせんへ。
 さあ、にんげんにバレないように、たのしめるかな?

『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』
中川ひろたか/作 高畠那生/絵(Pタ) 文渓堂
 ウォッシュバーンさんはおうちからいっぽもそとにでません。
 なぜって?いろいろわけがあるみたい。でも本当は?
 おもわずわらっちゃうえほん。

『いっぴきぐらしのジュリアン』
ジョー・トッド-スタントン/作 いわじょうよしひと/訳(Pト) 岩崎書店
 のねずみのジュリアンは、あなの中でいっぴきぐらしをしています。
 きままにいっぴきぐらしをしていたのに、
 ジュリアンをねらったきつねがとびこんできて…。

『ジュマンジ』
C.V.オールズバーグ/作 村上春樹/訳(Pウ) あすなろ書房
 兄弟が見つけたのは、「ジュマンジ」「ジャングルぼうけんゲーム」とかかれた箱。
 説明をきちんと読んでゲームをあそばないと、たいへんなことになりますよ。

『スキップ スキップ』
あまんきみこ/文 黒井健/絵 (Pク) ひさかたチャイルド
 スキップができるようになったえっちゃん。たんたんたん。
 たのしいからスキップするんじゃないよ。スキップするからたのしいんだよ。
 ねこのミュウやいぬのクロスケ、ないてたみいぼうもいっしょに、たんたん。
 いっしょにスキップがしたくなる!

『ケロリンピック』
大原悦子/文 古川裕子/絵 (Pフ) 福音館書店
 4年にいっかい、なつのはじめいけのまわりでひらかれる「ケロリンピック」。
 いろいろなきょうぎに、カエルたちはおおはりきり。
 あつくなると、てんきのかみさまも雨をふらせておうえんします。
 あっ、たいへん!ふりすぎて…。おっ、すごいぜ!カエルたち。

『めんたいこどりーむ』
はしもとえつよ/作 (Pハ) 講談社
 めんたいこたちのゆめは、しろめしやまのてっぺん。
 たくあんブラザーズや、なっとうのみち、おちゃのたきにまけずにのぼれるか?
 めざせ、てっぺん!「はかたべん」におおわらいばい!

『やさいのおにたいじ』
つるたようこ/さく(Pツとも) 福音館書店

 ひがしのやまから、こんにゃくいものおにがやってきて、やしきにすむむすめを
 さらってしまいます。やしきにあつめられた6にんのやさいたちは、
 それぞれちえをふりしぼって、むすめをたすけにいきます。

『うちのネコがきらいです(あるあいのものがたり)』
ダヴィデ・カリ/文 アンナ・ピロッリ/絵 山口文生/やく(Pヒ) 評論社

 かわりもののジンジャーと、なまけもののフレッド。
 2ひきのネコは、自由気ままにくらしていて、たまにわるさもする。
 ぼくがなかなおりをしようと思ってもしらんぷり。かと思えば、ゆるしてくれる。
 ネコにふりまわされる生活って、こんな感じ!

『ちび竜』
工藤直子/文 あべ弘士/絵(Pア) 童心社

 ボウフラみたいな小さな竜。いろんなものから、いろんなことを教えてもらい、
 どんどん、どんどん大きくなる。ちび竜は今もちきゅうを見ているのかな…。

『死んだかいぞく』
下田昌克/著(Pシ) ポプラ社

 死んだかいぞくは、ただ静かに沈んでいく。取られていく帽子、歯、爪、目玉…。
 読み始めたら、目が離せなくなりました。ラストも衝撃的。
 大人にもぜひ読んでほしい一冊。

『テツコ・プー』
児島なおみ/作(Pコ) 偕成社

 朝からプーっとした気持ちのテツコは、怒られてもっとプーっとして、
 ふうせんになって飛んでいっちゃった!どうやったら、下におりられるの?
 風にも鳥にも怒ってばかりのテツコを探していたのは…。

『くちばしだーれ?』
穂高順也/作 サトウマサノリ/絵(Pサ) 岩崎書店

 いろいろなかたちのくちばし。いったい、だれのくちばしかな?
 どのどうぶつか、そうぞうしながらたのしめるえほん。
 リアルなえにもちゅうもくです。『どうぶつえほんだーれ?どーする』シリーズ。

『ちいさなタグボートのバラード』
ヨシフ・ブロツキー/詩 イーゴリ・オレイニコフ/絵(Pオ) 東京外国語大学出版会

 かつてロシアから亡命した詩人の作品を、絵本にしたもの。
 大きな港の小さいタグボートに、遠い故郷を重ねているのでしょうか。
 とにかく絵が美しい。

『100』
名久井直子/作 井上佐由紀/写真(Pナとも) 福音館書店

 100こ、100ぴき、100ぽん。100、って、どのぐらい?
 いろんなものを100ずつあつめました。写真で見ると、
 こんなに多いの?こんなに少ないの?ちょっといがいなかんじです。

『トーキョードリームマラソン』
コマヤスカン/作(Pコ) 講談社

 亀山市在住、コマヤスカンさんの新刊!オリンピックのマラソンコースを歩き、
 名所やたてものを細かーくかきました。
 マラソンランナーは日本や世界の昔話の主役たち。金メダルはだれかな?

『いたずらのすきなけんちくか』
安藤忠雄/原作 はたこうしろう/絵(Pハ) 小学館

 世界でもゆうめいなけんちくか、あんどうただおさんが、大阪にあたらしくたてたのが、
 こどもの図書館「こども本の森 中之島」。
 なぜたてたの?どうやって考えたの?本の森、行ってみたいね。

『まひるのけっとう』
マヌエル・マルソル/作(Pマ) 光村教育図書
 
 小さな川をはさんで、カウボーイとネイティブアメリカンがけっとうだ!…と、
 次から次へとじゃまが入り、なかなかけっとうが進まない!そしてどうなった!?
 西部劇という映画のようにかかれている絵本です。



★赤ちゃんえほん★



『はじまるよはじまるよ』
とよたかずひこ/作(Pト) 世界文化社

 「はじまるよったらはじまるよ~。」
 さあ、「はじまる」と一緒に歌を歌ったり、手を動かしてみよう!
 手あそびの解説や楽譜、手あそび動画が視聴できるQRコード付き。

『きえるあひる』
なつめよしかず/さく(Pナ) 福音館書店

 いいお天気の日、あひるのお母さんが赤ちゃんたちと一緒に池にやってきました。
 お母さんに続いて、泳ぎはじめた赤ちゃんたちが、一匹ずつ消えていって…。
 赤ちゃんたちはどこへいったの?すこしドキドキするお話です。

『のりまき』
小西英子/作(Pコ) 福音館書店

 画面いっぱいの海苔!何をまこうかな?
 サンドイッチ、おべんとうに続く、おいしそうな本!



★よみもの★



『ディビッド・マックチーバーと29ひきのの犬』
マーガ・ホルト/文 ウォルター・ロレイン/絵 (933ホル) 大日本図書

 ひっこしたばかりで、まだともだちがいないディビッド・マックチーバー。
 おかあさんにたのまれて、おつかいへ。
 かえりにかみぶくろがやぶれて、おにくがぽとり。
 たいへん!でも、だいじょうぶ。さいごはたのしいおおさわぎ!  低学年から

『しらゆきちりか ちっちゃいな』
薫くみこ/作(Fク) PHP

 いちねんせいのちりかは、学校へいくのがゆううつ。
 なぜなら、うしろのせきには大きな声の、ライオンみたいなおとこのこがいるから。
 でも、ある日、いっしょにてつぼうのれんしゅうをして…。
 しんいちねんせい、ぜひよんでね。  低学年から

『きれいずきのマグスおばさん』
イーディス・サッチャー・ハード/ぶん(933ハト) 大日本図書

 マグスおばさんはとてもきれいずきで、なんでもきれいにしたがります。
 スージーは、マグスおばさんとどうぶつえんにいく
 やくそくをしていますが、ぶじたどりつけるのでしょうか?  低学年から

『天邪鬼な皇子と唐の黒猫』
渡辺仙州/作(Fワ) ポプラ社

 昔、中国の蘇州から日本にやってきた黒猫の黒珠(ヘイズゥ)。
 蘇州では、食べ物には困らなかったし、ほかの猫たちをまとめる「猫の王」になっていたので、
 争いの心配もなかった。そして、ぐうたら生活を送っていたために、
 人間につかまってしまい、日本まで連れてこられた。そんな黒猫と、
 猫に興味のない定省(さだみ)との中世の日本を舞台にした物語です。  高学年から

『おいかけっこのひみつ ―しましまとたてがみ―』
いとうひろし/作(Fイ) ポプラ社

 みなみのくにのそうげんにシマウマがいました。それをねらうオスのライオンもいました。
 おいかっけこをしたら、シマシマがライオンに、たてがみがシマウマにくっついて
 しまいました。もとにもどすには?そして、もどったあとは…?  低学年から

『サブキャラたちのグリム童話 ブレーメンの音楽隊・白雪姫・靴屋の小人』
斉藤洋/作(Fサ) 偕成社

 物語の脇役、サブキャラたちが語る、うちあけ話を3編収録した短編集第2弾。
 今回は「ブレーメンの音楽隊」のどろぼうや「白雪姫」の皇太子妃親衛隊長など
 グリム童話に出てくるサブキャラたちが登場します。図書館には、短編集第1弾、
 『サブキャラたちの日本昔話』もあります。こちらもぜひどうぞ。  高学年から

『ずっと見つめていた』
森島いずみ/作(Fモ) 偕成社

 小学6年生、越の一家は、化学物質過敏症の妹、つぐみのために
 南アルプスのふもとへの移住を決める。自分の将来は?
 この先、家族はどうなってしまうのか?
 様々な出来事が起こる中で、越は戸惑いながら過ごすが・・・。
 著者の実体験を基に書かれた、ある一家の再生の物語。  高学年から


 

★ちしきの本★ 



『はじまりはたき火』
(501) 福音館

 暗い夜を明るくしてくれたり、寒い冬をあたためてくれたり、
 火はずっと私たちを助けてくれた。そして、火は石炭に変わり、電気になり…。
 これからの環境を考えながら、読んでほしい本。

『スポーツびっくり図鑑』
(780) 小学館

 オリンピック、パラリンピックに選ばれている97競技。アスリートたちは、
 なぜこんなことができるの?アスリートたちのおどろきの活躍と、
 ワザのひみつがわかる本。めざせ!未来のオリンピック!

『憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子』
佐藤真澄/著(289コ) 汐文社

 1945年8月6日、生後8か月で被爆した主人公は、原爆によって、
 顔にやけどを負った乙女たちと接する中で、米国への憎しみをつのらせていく。
 しかし、あるときエノラ・ゲイのパイロットと出会い、気持ちに変化が…。
 世界平和を訴えて講演活動を続ける近藤紘子の物語。

『戦場の秘密図書館~シリアに残された希望~』
マイク・トムソン/著(010) ぶんけい

 本を読むことが生きることの希望になる。それは昔のできごとではありません。
 今、世界中で起こっていることなのです。イラクでは長い内戦の中、静かに、
 強い意志で守られた秘密の図書館があります。そっと覗いてみてください。

『NHKスペシャル絵本恐竜超世界 デイノケイルス・トロオドン・モササウルスの物語』
(457) 徳間書店

 恐竜には今の鳥のような「羽」がはえていた!?一番新しい研究でわかった、
 「羽毛恐竜」と「海竜」について、はくりょくいっぱいのイラストで紹介します。

『科学者になろう!』
スティーブ・モールド/著(407) 化学同人

  めざせ!世界を変える科学者!科学のおもしろさをたいけんしよう!
 すぐにチャレンジできるじっけんやかんさつがもりだくさん。
 ゆうめいな科学者がどんなじっけんをしたのか調べられるよ。
 こうさくや、きかいがすきな子には『エンジニアになろう!』もあるよ。

『ラグビートップリーグ2020カラー名鑑』
(783) ベースボールマガジン社

 ワールドカップを見ましたか?ドキドキしましたね!
 三重県には、鈴鹿にトップリーグのチームがあります。グラウンドで見るラグビーは、
 ボールをける音や、タックルでぶつかる音などがきこえて、すごいはくりょく!
 リーグがはじまったら、見に行ってみよう!

『女子も!男子も!生理を知ろう(全3巻)』
(495) 汐文社

 「生理」は女の子にあるもの。でも、人間の体のしくみは、
 みんなが正しく知っていないといけません。
 からかったり、かくしたりするものでもありません。
 男の子も、男の子の親もいっしょに勉強してください。

『お蚕さんから糸と綿と』
大西暢夫/作(630) アリス館

 この本を読むまで、木綿(もめん)が綿花から作られたもので、
 真綿(まわた)が、カイコの糸から作られたものを指すのだとは知りませんでした。
 カイコとともに生きる人たちを追い、心を動かされる本です。

『えほん・絵本・134冊』
増田喜昭/著(019研究) 学研

 子どもの本専門店・メリーゴーランド店主・増田喜昭さんおすすめの本の紹介や、
 交流のある作家たちとの対談、メリーゴーランドの歴史など、盛りだくさんの1冊。
 表紙は荒井良二さん。四日市にここがあってよかった!と思う本です。
 さあ、メリーゴーランドに本を買いに行こう!

『りんごだんだん』
小川忠博/作(625) あすなろ書房

 りんご、食べるのをわすれていて、皮がすこししわっとなったこと、ない?
 じゃあ、もっとわすれていたら?りんごがしなびて、くさり、土にかえるまでの、
 一年以上にわたる写真の記録です。

『やっぱりしごとば』
鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社

 4年ぶりの『しごとば』新刊!こんどの仕事は何かな?
 すべてのしごとばに、「ペンギン」と「忍者」がかくれていたり、
 絵の中にクイズがあったり、登場した人がほかのしごとばにいたり、
 すみからすみまでみのがせない!

あたらしく入った本(令和2年1月up)


新年あけましておめでとうございます。
お正月は楽しくすごせましたか?
カゼをひいたりしなかったでしょうか。
今年も元気にとしょかんへ来てくださいね!



 


★えほん★


『くまくまパン いちにちパンやさん』
西村敏雄/作 (P/二) あかね書房

 くまのパン屋を見学した子どもたち、パンづくりにチャレンジ。
 こねてまるめて、たのしそう。でも手が小さなりすくんはうまくできなくて…。


『もりのおくのクリスマスツリー』
ユーヴァル・ゾマー/作 (Pソ) ほるぷ出版

 ぼくは、小さくてかたむいていて、ぐらぐらするいっぽんの木。
 まわりの木はクリスマスツリーに選ばれて、ひとりぼっち。
 さみしくて、「だ、だ、だれかいる?」と夜のやみによびかけたら・・・。
 心がぽっとあたたかくなります。絵もとってもきれい!


『おそろしいよる』
きむらゆういち/作 殿内真帆/絵 (Pト) すずき出版

 しずまりかえったよる、こぶたがひとりでほんをよんでいると、
 ぱっとでんきがきえて、あたりはまっくら。
 すると、ドアがひらいてだれかがはいってきます。
 キラリとひかるきばに、こぶたはおもわずつくえにかくれて…。
 こぶたといっしょにドキドキする、ちょっぴりおそろしいえほんです。


『きのこのばけもの』
唯野元弘/文 石川えりこ/絵 (Pイ) すずき出版

 むかし、あるむらになまけもののおとこがすんでいました。
 そのむらでは、夜になっても月のひかりがあたりません。
 それが、きのこのばけもののせいだと気づいたおとこは、
 あるさくせんを思いつきます。


『ねことねこ』
町田尚子/作 (Pマ) こぐま社

 ねことねこ、おなじところどこだ?ぜんぜんちがうねこに見えても、よーく見てみると
 おなじところがあります。じっくりみくらべてみて。


『このままじゃ学校にいけません』
ブラッシェアーズ/文 エリザベス・バーグランド/絵 福本友美子/訳 (Pハ) 屑の工房
 学校にいきたくないエディは、ぶらさがってかくれていたらいいコウモリになったり、
 いじわるな子をこらしめるイカになったり。いろいろなどうぶつになってみますが、
 どれもうまくいきません。なみだをこぼして「あした学校にいきたくないかもしれないの」と
 うちあけたエディにママは…。想像力ゆたかな女の子が、一歩成長するおはなしです。


『わたしねこがかいたいの』
ミシェル・ロビンソン/文 チンルン・リー/絵 三原泉/訳 (Pリ) 岩崎書店
 けいとだまにやわらかいクッション。ねこがすきなものをならべてみたけれど、
 いっぴきもきません。えほんをかかえてねむりについたら、
 ねこがいっぱいあつまってきた!
 けれども、そのねこたちにはほんとうの飼い主がいて…。


『わたしのわごむはわたさない』
ヨシタケシンスケ/作 (Pヨ) PHP

 ヨシタケさんは、タイトルを考えて、それに合った絵本を作るそうです。
 この絵本も、子どもあるあるな感じで、オチの一つ手前は予想通り!
 それが楽しいヨシタケさんの絵本です。


『はぐれくん、おおきなマルにであう』
シルヴァスタイン/作 (Pシ) あすなろ書房

 『ぼくを探しに』の続編で、以前は『ビッグ・オーとの出会い』というタイトルでしたが、
 新しく村上春樹の訳で出版されました。


『の』
junaida/作 福音館書店 (Pシ)
 人気画家junaidaの絵本です。『これはのみのぴこ』のような、
 「積み上げ歌(きりなしうた)」の形式ですが、
 とにかく、美しい絵を楽しんでください。


『やぎのグッドウィン』
ドン・フリーマン/さく (Pフ) 福音館書店
  『くまのコールテンくん』などで有名なドン・フリーマンが、
 昔の経験をモチーフに描いた絵本です。
 自由気ままなグッドウィンと、騒動の行方は…?


『フォックスさんのにわ』 ブライアン・リーズ/作 (Pリ) 評論社
 フォックスさんといぬはいつもいっしょ。
 あそぶのも、たべるのも、ねむるのも。どんなときでもはなれたことはありません。
 なかでも、いちばんすきなのは、いっしょにはたけしごとをすること。
 でも、ある日、かなしいことがおきて…。


『おうちをさがしてみかたをかえてごらん』
ケイト&ジョール・テンプル/文 テリ・ローズ・ベイントン/絵 (Pヘ) 潮出版社
 すむばしょがない、あしかのおやこ。おやこはあたらしいすむばしょがみつけられたかな?
 まえから、うしろから、よんでみてね。見方をかえるとせかいがかわります。


『コレットのにげたインコ』
イザベル・アルスノー/作 (Pア) 偕成社
 新しい町にひっこしてきたコレットが思わずついてしまった小さな「うそ」。
 にげたインコをさがすうちに近所のいろいろな友達と出会います。
 コレットの「うそ」は、どんどん大きくふくらんで…。


『とんでいったふうせんは』
ジェシー・オリベロス/文 ダナ・ウルエコッテ/絵 (Pウ) 絵本塾出版
 ぼくはふうせんをもっている。「思い出」という、ふうせん。
 おじいちゃんは、ぼくよりたくさんのふうせんをもっていた。
 ある日、おじいちゃんの手から、ふうせんがどんどんはなれて、飛んでいったのに、
 おじいちゃんは気づかなくて…。


★あかちゃんえほん★



『ぎゅぎゅぎゅのぎゅー』
森あさこ/作 (Pモ) ひかりのくに

 にゃあにゃあねこが、ぎゅぎゅぎゅのぎゅー。
 きんぎょもおばけも、はりねずみも。
 みんなでぎゅーってしてみてね。


★よみもの★



『マイク』
アンドリュー・ノリス/著 (933ノリ) 小学館

 プロテニスプレイヤーを目指すフロイド。ある日、テニスコートに見知らぬ男マイクが現れる。
 調子を崩し、試合もままならない。しかもマイクは、フロイド以外には見えないらしい。
 これからもテニスを続けるべきか、迷うフロイド。マイクは一体なぜ現れたのか。
 今、何か迷っていることがある、あなたへ届けたい物語。  10代から


★ちしきのほん★



『古墳のなぞがわかる本』
河野正訓/監修 (210) 岩崎書店

 日本のあちこちのにある古墳。いろいろな形があるよね。
 いつ、だれのために作られたのかな?中はどんなふうになっているの?
 古墳のなぞがわかります。かわいい「はにわ」もいっぱい!
  


『蒲生氏郷』コミック版日本の歴史シリーズ
(289カ) ポプラ社
 
 蒲生氏郷は、松坂城を築き、松阪市が商業で発展する元をつくりました。
 一方、信長の元、氏郷にひどく攻められた北伊勢や伊賀ではとても恐れられ、
 言うことをきかない子どもを「"がもじ"が来るぞ」とおどしたそうですよ。
 言われたことのある人はいるかな?


『子ども教養図鑑 世の中のしくみ』
小学校社会科授業づくり研究会/著 (307) 誠文堂新光社

 「選挙に行ったほうがいい?行かなくてもいい?」「税金で外国を援助するのは正しい?」
 社会、政治、環境など、いろいろな問いに対して、自分はどう思うか、と
 考えているうちに読み進めていけます。
 討論形式で、いろいろな意見を否定しないのがいいですね。


『ふゆとみずのまほう こおり』
片平孝/写真・文(451)ポプラ社

 ふゆになって気温がどんどんさがっていくと、いろんな場所にこおりができます。
 こおりは、場所やその時の気温によって、いろんなすがたかたちに変化します。


『道路のひみつ図鑑』
スタジオタッククリエイティブ (514)

 全国の道路の紹介や、標識、ガードレール、信号、作られ方など、
 ありそうでなかった道路のことだけの本。


『わたしたちの高速道路』
中日本高速 (514)

 高速道路上にあるすべてのもののこと、作られ方、歴史と、
 高速道路に関することすべてがつまった本!


『はじめよう!ブックコミュニケーション』
村中李衣・伊木洋/著 (子どもの本研究) 金子書房

 学校の教室で、先生と生徒でなく、人間同士として、
 本に気づかされたことや本との思い出などを自分の言葉で語りかける。
 そのようなことを、ブックコミュニケーションと呼ぶそうです。
 ブックトークでも読みきかせでもなく、準備も不要。
 一度、やってみたいですね。

あたらしくはいった本(令和元年11月up)

秋もふかくなって、夜のじかんがふえました。
本をよむのにぴったりのきせつです。
楽しい本をさがしにきてね。



★えほん★


『うみのあじ』
    たけがみたえ/作 (Pタ) あかね書房
    はじめていったうみ。犬の「べら」はおべんとうのばん。
    くんくん。のどがかわいて、みずをのむと、げっ、しょっぱい!
    うみのなかは、ゆーらゆーら、なんだかおもしろそう。なにかいる!

『丘のうえのいっぽんの木に』
    今森光彦/作 (Pイ) 童心社
    ちいさな丘のうえのいっぽんの「エノキ」の木。
    はる、オオムラサキのようちゅうが顔をだし、虫やとりがやってきて・・・。
    写真家・今森光彦さんの切り紙でたどる里山の一年。

『かわにくまがおっこちた』
    リチャード・T・モリス/著 レウィン・ファム/絵 木坂涼/訳(Pフ)岩崎書店
    あるところにながれているかわは、じぶんがかわであることをしりませんでした。
    あることがおこるまでは…。
    次のページでどんなことがおこるのか、気になる絵本です。

『うっかりおじさん』
 エマ・ヴィルケ/作(Pウ)朔北社
   おでかけのじゅんびをしている、うっかりおじさん。
     でかけるためにひつようなものはなにかな?
  うっかりおじさん、ぶじにじゅんびできるかな?

『チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ』
    イ・チュニ/文 キムドソン/絵 (Pキ)福音館
   チェクポとは、韓国のふろしき状の布のこと。
    オギは、おばあちゃんが作ってくれたチェクボをかばんにしています。
    でも、友だちのあたらしいかばんがうらやましくてたまりません・・・。

『王子と騎士』『村娘と王女』
    ダニエル・ハーク/作 スティーヴィー・ルイス/絵 河村めぐみ/訳 オークラ出版(P/ル)
   『王子と騎士』の王子は両親とともに花嫁をさがす旅に出ます。
   『村娘と王女』の村娘はある国の王子が花嫁をさがすための舞踏会にまねかれます。
    しかし、ほんとうは、王子が求めている相手は女性ではなく、
    村娘も男性である王子とは結婚したくありませんでした。
    そして、ふたりの前に運命の人があらわれます。
    それぞれの、ほんとうのしあわせについてかんがえる絵本です。

『うみへいったちいさなカニカニ』
    クリス・ホートン/作 BL出版 (Pホ)
    小さなカニカニの海デビュー!
   「おもうに・・・いちばんのてきは、なみじゃないかな。
    でも、ちょっとだけゆうきをだせば、いいかもね!」
    読みきかせをしたら、たのしそうな絵本です。

『ライオンになるには』
    エド・ヴィアー/作 BL出版 (Pウ)
    ライオンは、おそろしくてあらっぽくてらんぼうなもの。
    やさしいライオンだったら、変わらなくちゃいけないの?
   「自分らしく」生きたいライオンが、おどしではなくやさしいことばを使って、
   同じライオンや、読者に伝えてます。

『じゃない!』
    チョーヒカル/作 フレーベル館(Pチ)
    きゅうり・・・じゃない!いちご・・・じゃない!
    えーっ!?絵本ならではの表現が生きる、びっくり絵本。
    これ以上は説明できないので、ぜひ読んでみて!

『ねこおどる』
    広瀬克也(Pヒ) 絵本館
    ねこたちあつまりおどりだす。
    トンネルくぐって、ほんだなのぼって、ニャンニャンミャンミャンねこおどる。
    ねこたちといっしょにおどってみよう!

『こどもかいぎ』
    北村裕花(Pキ) フレーベル館
  「おこられたときはどうしたらいいか」こどもかいぎがはじまります。
  ごめんなさいってあやまる?ないちゃう?
  いろんないけんがでてきます。みんなもいっしょにかんがえてみる?


★よみもの★


『おかしえんのごろんたん』
  おくやまれいこ/作・絵(Fオ)双葉社
  「なつぞら」のモデル、奥山玲子さんが1980年に出版したおはなし。
  夫である、アニメーターの小田部羊一さんのインタビューも収録されています。
     低学年から。

『もえぎ草子』
  久保田香里/作 (Fク) くもん出版
  貴族とふつうの人たちの生活に、大きな違いがあった平安時代。
  おばが、主とともに地方にいくことになり、萌黄は大内裏で下働きをすることになる。
  持っているのは、見知らぬ父が作ったという、まっしろな紙だけ。
  萌黄は、清少納言や路上の歌うたいと出会い、「言葉」を書き広める紙の魅力に
       ひかれていく。
  紙が特別なものだったこの時代、枕草子から生まれた物語。10代から。

『おばけとしょかん』
  斉藤洋/作(Fサ)講談社
  本をよみながら、としょかんでねむってしまったぼくは、おばけバスにのるゆめを見ます。
   「もしもし」という声がきこえて目をさますと…。低学年から。

『しぶがきほしがきあまいかき』
  石川えりこ/作 (Fイ) 福音館
  秋、おばあちゃんに「ほしがき」の作り方をおしえてもらったちえちゃん。
  かきのかわをむき、ひとつひとつつるします。あまーいあまーいかきになあれ!
  そんなある夜…。さあ、おいしいほしがきがたべられるかな? 中学年から。

『ハヤクさん一家とかしこいねこ』
  マイケル・ローゼン/作 トニー・ロス/絵 ないとうふみこ/訳 (933/ロセ/19) 徳間書店
  いつもあわてているハヤクさんちのおとうさんとおかあさん。
  ある朝、むすこのハリーを学校に送っていくのをわすれてしまいます。
  それをみていた飼いねこのトラーがとった行動とは?中学年から。


★ちしきの本★


『しかけは世界を変える!!』
  松村真宏/著 東京ニュース通信社(141)
  ここでいう「しかけ」は、「べんりにすること」「くふうすること」というような意味。
  ごみをすてたくなるしかけ。待つのが楽しくなる信号機のしかけ。
  いろんな発見とくふうが見つかります。

『地獄の歩き方』
  田村正彦/監修 小野崎理香・水野ぷりん/絵 (181) 金の星社
  人は死んだらどうなるの?どんなところへ行くの?
  だいじょうぶ!この本をよめば、まよいません。
  知ってるようでよくわからない地獄のガイドブック。え?行きたくなかった?

『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』 
  金治直美/文(289ホ)佼成出版社
  点字を作った人といえばルイ・ブライユ!(ですよね?)
  では、点字図書館を作った人といえば?
  だれもが本を読めるように、戦争で建物が壊れても、もう一度作り上げた人。
  点字のことを調べるときは、点字図書館のことも調べてみてね。

『死ぬんじゃねーぞ!!いじめられている君はゼッタイ悪くない』
  中川翔子/著(371)文藝春秋
  作者が学校でいじめられた経験から生み出した、生きるためのヒントを与えてくれます。
  いじめで悩んでいる人、いじめについて考えたい人など、
  こどもだけでなくおとなにも読んでほしい一冊です。

『おばあちゃんのちいさかったとき』
  おちとよこ/文 ながたはるみ/絵 (384) 福音館書店
  30年ほど前の本『母さんのちいさかったころ』のリニューアルです。
  当時の「母さん」は、今の子どもから見て「おばあさん」の世代になり、
  絵やものの名前をつけ足したり、文章を改めたりしてあります。

『親子で楽しむ和算の図鑑』
  谷津鋼一/著 (419) 技術評論社
  江戸時代、子どもたちが寺子屋でならっていた算術。
  九九をしたり、重さや距離をはかったり。今の算数とにてるけど、少しちがうね。
  算数のルーツ「江戸の算術」に、ぜひチャレンジしてみて!

『くらべる骨格動物図鑑』
  川崎悟司/著 (481) 新星出版社
  この本のポイントは、「いろいろな動物のすがたを、
      海パンのおじさんがマネしているイラスト」。
  イラストのインパクトが強すぎて、内容が頭に入ってこないという問題があります・・・。

『親子で楽しむかんたんプラモデル』
  廣田恵介/著 (507) スティングレイ
  プラモデル、作ったことありますか?
  ガンプラを作ったなあ、という親の世代は多いでしょうね。
  ガンダムやスター・ウォーズなどのほかにも、ポケモンやくまモン、
  昆虫などもあるんですよ!自分で作り出すのは楽しいよ。

『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』 
  滝沢秀一/著(518)太田出版
  このゴミは燃えるごみ?資源ごみ?まるで謎解きみたいです。
  めんどくさーいと言わずに考えてみてね。
  お父さんお母さんにも教えてあげよう! 

『日本100名城のひみつ』
  萩原さちこ/著 日本城郭協会/監修 (521) 小学館
  遠くからみても、近くからみても、「よく建てたなぁ!」とびっくりするお城。
  だれが、何のために、どうやって建てたか。そんなお城のひみつがいっぱいの本。
  各地の名城がよーくわかります。これであなたもお城博士。

『よくわかるVR 何ができる?社会はどう変わる?』
  舘暲/監修(548)PHP研究所
  VRについてどのくらいしっていますか?
  VRを活用することで、わたしたちの暮らしはどのようにかわるのでしょうか。
 
『放課後の文章教室』
  小手鞠るい/著(816)偕成社
  作家作家の小手鞠るいさんが、Twitter、小説、翻訳、作文など、
  さまざまな文章の書き方について、質問に答えてくれます。
  自身の経験を踏まえたていねいな回答は、まるで物語を読んでいるようにも思えます。

あたらしくはいった本(令和元年9月up)

あつかった夏もすぎて、秋がちかづいてきました。
お気に入りの一冊をぜひみつけて読書の秋を楽しんでみてね。


★えほん★


『このほんよんでくれ!』  
  ベネディクト・カルボネリ/文 ミカエル・ドゥリュリュー/絵 (Pト)クレヨンハウス

  おやこが絵本をよんでいるのを、うしろで聞いていたオオカミ。
  落としていった絵本をひろったけど、本が読めません。森の動物たちに、
  「読んで」とたのむのですが・・・。さあ、づづきはどうなるかな。

『ヒキガエルがいく』 
  パク・ジョンチェ/作 (Pハ)岩波書店

  トン いっぴきのヒキガエルがあらわれた。ト トトン。もういっぴきあらわれた。
  ドンドンダンダン ドンドンドンドン。つぎつぎにあらわれるカエルたち。圧巻!

『ぼくたちはみんな旅をする』 
  ローラ・ノウルズ/文 クリス・マッデン/絵 (Pマ)講談社

  水の中、高い空、広い大地、動物たちは旅をする。季節がかわり、子どもを
 そだて、食べ物をさがして。驚くほどたくさんの動物たちの旅を、みて。

『ヒロシマ 消えた家族』  
  指田和/著 鈴木六郎/写真  (Pス)ポプラ社

  太平洋戦争末期、昭和20年、8月6日。たった一発の原子爆弾が、えがおに
 あふれた6人家族、鈴木六郎さん一家を消し去った。戦争中であっても愛に
 つつまれてしあわせにすごしていた、家族の記録写真を通して戦争と平和に
 ついて考える写真絵本。

『ナマコ天国』 
  本川達雄/作 こしだミカ/絵 (Pコ)偕成社

   まっぷたつにされてもへいきだったり、ゴシゴシこすると、とけたり、
  ナマコにはへんなところがいっぱい!知れば知るほどおもしろい
  ナマコの絵本です。

『みなとまちから』 
  nakaban/作 植田真/絵 (Pウ)佼成出版社

 しずかな みなと。みみをすませていると、いろんなおとがきこえてくる。
 あめがふってきた。あまやどりに入ったみせでみた、ふしぎなゆめ…。
 作者が入れ替わった『とおいまちのこと』もぜひ。

『すきっていわなきゃだめ?』 
  辻村深月/作 今日マチ子/絵 (Pキ)

『すきなひと』 
  桜庭一樹/作 嶽まいこ/絵 (Pタ) 岩崎書店・恋の絵本シリーズ

  人気小説家が、「恋」をテーマに、絵本の文章を書くシリーズ。
  2冊とも、「恋」の話だけど、「普通」「同じ」でなくていいよ、
 というメッセージにもなっていて、年齢、性別関係なく心に響く絵本です。

『しろちゃんとはりちゃん なつのいちにち』 
  たしろちさと/作・絵 (Pタ)ひかりのくに

  大のなかよしのしろちゃんとはりちゃんは、1本のアイスキャンディーをめぐって
  おおげんかをしてしまいます。なかなおりできるかな?

『エジソン ネズミの海底大冒険』 
  トーベン・クールマン/作 (Pク)ブロンズ新社

 ネズミの冒険シリーズ、次は海!先祖がのこした手紙をもって、ネズミの大学に
 やってきたピート。その宝を見つけるためには、海にもぐらなくてはいけない…!
 空を飛び、月へ行ったネズミがいるなら、海にもぐれないはずはない!ぜひ一度、手にとって欲しいシリーズです。


『じごく ごくらく こころノート』 
  くら田たまえ/作(Pク)風濤社

 じごくでも、ごくらくでも、同じ長いはしを使うけど、食べ方はだいぶ違うみたい。
 じごくのこころと、ごくらくのこころ。あなたのこころシールは、どちらがたくさん
 たまるかな?

『夜のあいだに』 
  テリー・ファン,エリック・ファン/作(Pフ)ゴブリン書房

 ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。
 いそいできがえて、階段をおり、おもてへとびだしてみると・・・。ようこそ
 グリムロック通りへ!さあ、これからこの通りにふしぎなことがおこります。
 そして気づけば、町にも人にも変化が・・・。

『ばらいろのかさ』 
  アメリー・カロ/文 ジュヌヴィエーヴ・ゴドブー/絵(Pコ)福音館書店

 いつも明るいカフェのアデル。でも雨の日は、まったくやる気がでなくなって、
 閉じこもってしまいます。そんなある日、店に置いてあったのは、大好きなばらいろのくつ。
 次のときには、ばらいろのレインコート。いったいだれが?苦手な雨の日だけど、外へ出てみると…。

『たぬきのひみつ』 
  加藤休ミ/作(Pカ)文溪堂

 「だれにもいっちゃいけないよ。」たぬきのひみつをしったどうぶつたちは
 つぎつぎにじぶんのひみつをはなしますが・・・。どうぶつたちのおいしいひみつって!?

『エミージーンのぼうし』
  メアリー・チャルマーズ/作(Pチ)岩波書店

 小さな絵本「こねこのハリー」を知ってますか?同じ作者が描いた絵本が、
 新しく翻訳されました。幼いこどもたちと動物たちのやりとりが楽しい、手のひらサイズの絵本です。

『みらいのえんそく』 
  ジョン・ヘア/作(Pヘ)あすなろ書房
  
  えんそくは、月へ!地球をながめたり、写生をしたり。おっと、先住民がいる!
  ファーストコンタクト(?)絵本です。

『ねこになりたい』
  山口哲司/作・絵(Pヤ)出版ワークス

  ねこになりたい、ねこのように自由気ままに外を冒険してみたい、とおもったことはありますか?
  この絵本は、そんなねがいをかなえてくれます。


★あかちゃんのえほん★

『そらまめくんこんにちは』 
  なかやみわ/作 (Pナ)小学館

  そらまめくんがおでかけです。大人気のそらまめくん赤ちゃん絵本シリーズ第二弾。

『おばけのばあ』 
  せなけいこ/作・絵 (Pセ)角川書店

 だあれ、だあれ、いない、いない、ばあ!うさこちゃんもねこちゃんも・・・。
  あれ?おつぎはだあれ?さいごには、おばけもあらわれて・・・!?絵本作家
  デビュー50周年を迎えたせなけいこさんがこどもたちのために貼り絵で
  描きおろした<いないいないばああそび>赤ちゃん絵本。

『だっぴ!』 
  北村直子/作 (Pキ)こぐま社

  おや?だんごむしが、もぞもぞ。だっぴ!ヘビもイモリもセミももぞもぞ。そしてさいごは?


★よみもの★


『タヌキのきょうしつ』 
  長谷川義史/作 (Fハ)あかね書房

  小学校をのぞいたタヌキのおとうさんは、「これからはタヌキの子どもにもきょういくがひつようだ。」と、 
  夜のきょうしつでべんきょうを教えはじめました。 ところがある日、せんそうがはじまって・・・。
  少し前の、ひろしまでのお話。低学年から。

『タテルさん ゆめのいえをたてる』 
  ステファン・テマーソン/作 (989)エクスナレッジ

 さあ、あなたのゆめの家はどんな家?おしろのような家?庭つきの家?
  たてる家が決まりました!いつも話を 聞かずに、つっぱしってしまうタテルさん。
  どんな家になるのでしょう? 中学年から。

『ぼくんちの海賊トレジャ』 
  柏葉幸子/作 (Fカ)偕成社

 どしゃぶりの雨が止んだら、ぼくの家の上に海賊の船が落ちてきた!船から出てきた
  海賊は、ぼくにしか見えない!?たからものを出せって言われても、なんのことだかわからないし。 
  「青くて四角でうたうもの」って、いったいなんだろう? 中学年から。

『ジークの睡眠相談所』 
  春間美幸/作 (Fハ)講談社

毎日ねむくてしょうがない小学五年生のミントは、ある日謎の睡魔・ジークと出会う。
「眠気」を求めてわるさをする睡魔を、ふたりは退治できるのか?高学年から。



★ちしきの本★


『名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」』 
  小手鞠るい/著(369)原書房

 敵国の子だから、肌や目の色がちがうから。そんな理由で、
  戦後、アメリカ兵と日本人のあいだに生まれ、日本のあちこちに置き捨てられた、たくさんの混血孤児たち。
  子どもたちを引き取り、大切に育てた、澤田美喜と、エリザベス・サンダース・ホームの
  愛のノンフィクション。

『親子で学ぶお金と経済の図鑑』 
  (330)技術評論社

  生活のお金、ものの価格、銀行、社会保障、税金、株、世界経済・・・お金に関する
  あらゆることの基本を、たくさんの図でわかりやすく解説してあります。ふりがなつき。

『月のみちかけ』 
  藤井旭/監修・写真 (446)ほるぷ出版

  「月のひみつシリーズ」全3巻のうちの1冊。写真とイラストでやさしく説明してあります。
  小学校低学年ぐらいに、いちばんわかりやすい本ではないでしょうか。

『化石ハンター』 
  (457)PHP

 恐竜といえば小林快次先生。が、子どものころは恐竜少年ではなかった。 
   じゃあ、なぜ恐竜学者になったの?小林先生が恐竜に出あうまでのいろいろ。
  好きなこと、気になっていることへの一歩をふみだしたくなる本。

『ファーブル先生の昆虫教室③』 
  奥本大三郎/文 (486)ポプラ社

 昆虫大好き!…というほどではないけど、ちょっとは好き。昆虫の写真は
  苦手だけど、絵なら読みたいな、でも物語ではないちゃんと昆虫のことが
  わかる本…このシリーズをおすすめします!ひそかに人気ですよ。

『庭に咲く花えほん』 
  (627)あすなろ書房

  見たことがある花でも、色や咲き方がちがうものもあります。
  じぶんのまわりにはどの花がさいているかさがしてみてね。

『はじめてのラグビー』 
  (783)世界文化社

  2019年に、日本で開かれるワールドラグビー。でもラグビーのルールって
   どんなの? ラグビーのルール、練習方法、心がまえ、そして観戦のしかた。
   レジェンドが教える、子どもたちへのメッセージ。

『図書館のための簡単な本の修理』 
  (014研究)少年写真新聞社

   トイレットペーパーの芯や竹串など、身の回りにあるものできれいに本を直せます!
  写真入りで、本の修理をとてもわかりやすく教えてくれます。

『かこさとしの世界』 
  (726研究)平凡社 

  若いころの絵画から絵本の下絵まで、かこさとしの業績を振り返ります。 
  『とこちゃんはどこ』のパースや、科学絵本の下絵などは圧巻!

『わたしが障害者じゃなくなる日』 
  海老原宏美/著 (369人権)旬報社

 生まれたときから病気の人、体のどこかがわるい人は、みんな障害者?そうじゃないよ。
  障害はその人にあるんじゃなくて、周りのたてものや社会が障害をつくってる。
  どうやったらなくせるのかな?元気なわたしたちにできることはなんだろう?

『イソップ絵本はどこからきたのか』 
  加藤康子、三宅興子、高岡厚子/著 (成人726.5)三弥井書店

  「イソップ物語」は、紀元前にギリシャで誕生したといわれていますが、
  日本に入ったのも早く、 江戸時代には「伊曾保物語」として出版されています。
  和風の絵のイソップ物語もなかなか楽しそう。