あたらしいこどもの本

あたらしくはいった本(令和5年9月UP)

まだまだあつい日がつづいていますね。
夏休みがおわっても、としょかんへおこしくださいね。


★えほん★


『ぽんぽこあめふり』
 田中友佳子/作(Pタ) 徳間書店
 とつぜんの雨。もっと外であそびたいぽんたのまえにあらわれたのは、
 雨がだいすきな
あのこたち!おもいっきり雨のなかであそぶすがたが、
 きもちよさそう!

『ヨシ』 
 リン・コックス/文 リチャード・ジョーンズ/絵(Pシ) あすなろ書房
 漁師に助けられたウミガメの子どもヨシは、水族館で20年を過ごします。
 おとなのカメになり、
海へ帰されることになったのですが…。実話がもとの絵本です。
 自然の偉大さにおどろくばかりです。

『ともだちはマーメイド』
 ブライオニー・メイ・スミス/作(Pス) 岩崎書店
 みなとまちにすむモリーと海にすむメルは、だいのなかよし。
 あうのはいつも海だけど、年にいちどのつきまつりのよるは、
 海にすむいきものたちもとんで町にやってきます。
 ふしぎでたのしい、つきのよるのおはなし。

『けろずもう』
 つるたあき/作(Pツ) KADOKAWA
 はっけろけろ~い、のこった!
 ケロケロ、ゲッゲッ、クワックワッとかえるのがっしょうがきこえてきたら、
 かえるのすもうがはじまってるかも?!かえるをみつけるのがたのしくなりそう。

『宿場町の一日』
 いわた慎二郎/作(Pイ) 講談社
 車も電車もない江戸時代、みんなはどうやって旅行に行っていたのかな?
 今も昔も楽しいおでかけ。みんなが泊まれる「はたご屋」という旅館があつまった宿場町
 のようすをのぞいてみよう。
 
『ポストがぽつん』
 北川チハル/文 小池アミイゴ/絵(Pコ) アリス館
 海のそこにねむるポストにひさしぶりのお手紙が。
 みんなの思いをとどけにさあしゅっぱつ!
 海のなかだけじゃないよ。どこへいくのかな?

『ねこの5ふんご』 
 ハラミチヨ/作(Pハ) 白泉社
 ねこをかったことのある人は、あるある~!のれんぞくだと思います。
 きまぐれでマイペース、そして目がはなせない。
 そんなねこの日常が、やわらかなタッチでえがかれています。

『イヌワシつかいのエルジャン』
 イチンノロブ・ガンバートル/文 バーサンスレン・ボロルマー/絵(Pホ) あかつき教育図書
 羽をひろげると2メートルにもなるイヌワシをあやつるカザフ族。
 お父さんにおそわりながら
エルジャンが小さなひなからそだてあげます。
 どんなイヌワシつかいになるのでしょう。

『ぼくはもう怪獣じゃないぞ!』 
 中程斎人/文 ながおたくま/絵(Pナ人権) 三恵社
 周りの大人がなかなか気づけない、こだわり。本人も言葉にしにくい、決まりごと。
 うまく伝わらないと怪獣になっちゃう「ぎんちゃん」。ある日、気づいてくれた人がいた。
 保育士、デイサービスなどでの経験から生まれた本当のおはなし。

『カップねこ』
 塚本やすし/作(Pツ) ニコモ
 お湯をそそいで、3分まったら、できるネコ。ネコとあそびたいときにお湯をいれるだけで、
 かんたんインスタントねこ生活!
でも、作り方は守ってね!
 時間が短くても長くても、お湯のほかになにか入れても、たいへんなことになるよ!

『おばあちゃんのにわ』
 ジョーダン・スコット/文 シドニー・スミス/絵(Pス) 偕成社
 すてきな絵本『ぼくは川のように話す』の作者が再び組んだ絵本。
 おばあちゃんとぼくの間に言葉はないけれど、二人は理解し合っている。
 それを、この本は絵で語る。何もかもが、五感に入り込んでくるような感覚になります。

『きょりゅうゆうえんち』
 やましたこうへい/作(Pヤ) ポプラ社
 「きょうりゅうゆうえんち」の招待状が届いたら、どうしますか?
 きょうりゅうが好きな人も、物語が好きな人も楽しめる本です。

『ねぞうプロレス』
 ひらぎみつえ/作(Pヒ) 教育画劇
 あなたのねぞうはよい?わるい?
 どの家でも毎晩くり広げられているであろう、ねぞうvs.ねぞうのはげしい戦い!
 今夜も戦闘開始のゴングがなるぜ!


★赤ちゃんえほん★


『ぴったんこ』
 高橋祐次/作 カワダクニコ/作(赤ちゃんPカ) エンブックス
 こっちとあっちが、ぴったんこ!
 つぎはなにができるかな?ってページをめくるたびにわくわく。
 おやこでいっしょに楽しめる絵本です。



★ちしきの本★ 


『パンダはどうしてパンダになったのか?』
 方盛国/著(489) 技術評論社
 みんなの人気者のかわいいパンダ。
 パンダの進化をたどってみると、800万年前の始パンダのすがたにびっくり!
 なにがって?
 読んだらもうもどれない。心してページをめくってね。

『すもうのずかん』
 (788) 学研
 ふたりの力士がぶつかりあい、いろいろなわざでしょうぶする、すもう。
 力士のからだのひみつや、力士をサポートする人たちについて、知ってる?
 すもうにきょうみがあっても、なくても!知って、見て、たのしい絵本のようなずかん。

『美しい実験図鑑』
 さとうかよこ/著(407) 新星出版社
 ほのおの魔術。金属の森。錬金術。美しくてちょっとあやしい魔術・・・いや、実験の数々。
 いますぐに、やってみたくなりますよ。

『ようこそ!虫のぬけがら博覧会』
 森上信夫/写真・文(486) 少年写真新聞社
 これでもか!というぐらい、ぬけがらがいっぱい!
 ひゃっほー!と楽しくなり、今すぐにぬけがら探しに出かけたくなります!


『ニッポン環境問題史』全4巻
 (519) さ・え・ら書房
 明治から現代まで。国の発展中で、いつ、どこで、どのような環境問題が発生したのか。
 なぜそれがおこり、どう対応したのか。
年代ごとに学ぶことができます。
 2巻は四日市公害。私たちは、しっかり学ばなければいけません。



★よみもの★ 



『一年一組せんせいあのね こどものつぶやきセレクション』
 鹿島和夫/編 ヨシタケシンスケ/絵(911) 理論社
 子どもたちが「あのね帳」に書いて先生とやりとりした、小さな、けれどキラキラした、子どもたちの詩。
 再編集して装い新たに発刊されました。心から楽しんで!


『ブニーとブールド』
 山下篤/作(Fヤ) 福音館書店
 2ひきのかわいいこぶたのちょきんばこ。だいすきなパンをかいにまちへでかけます。
 もちろんちょきんばこですから、おかねもだいすき。パンをかったら、おかねはどうなる?
 なんともけなげでかわいい2ひきにほっこりします。 低学年から

『クグが拾った物語』
 いとうひろし/作(Fイ) 理論社
 ほかのひとから見たらガラクタでも、自分にとっては宝物だってことあるよね。
 この本は、クグが世界中でひろいあつめたそんな「宝物」にまつわる物語の、おはなし。
 10代から

『希望のひとしずく』
 キース・カラブレーゼ/作(933カラ) 理論社
 「偶然」なのか「魔法」なのか、願いが叶うという井戸の伝説に、アーネストたちは思わぬことで次々と関わることに。
 ところが話はとんでもない方向に!登場人物がどんなふうにつながるのかもおたのしみに! 10代から

『水平線のかなたに 真珠湾とヒロシマ』 
 ロイス・ローリー/著(933ラウ) 講談社
 こどもの頃、家族で撮った映像に映っていたのは、真珠湾で攻撃を受けて沈んだアメリカの戦艦「アリゾナ」。
 アメリカで生まれ、日本で暮らした作者がつづる、詩のような「物語」。
 想像をつないで、こどもから大人になった「今」、作者が思うことは? そして、あなたは? 10代から

『図書館がくれた宝物』
 ケイト・アルバス/作(933アル) 徳間書店
 戦争がはげしくなる中、3人きりになったきょうだいは、ロンドンを離れていなかへ。
 きびしい暮らしの中で3人を助けたのは、図書館のたくさんの本と、司書。
 きょうだいが読んで楽しむ本は、日本でもよく知られたものばかり。
 本と図書館の力、ひとの力をじゅうぶんに感じます。 10代から

『そして、あの日 エンリコのスケッチブック』
 リンデルト・クロムハウト/作(949クロ) 岩崎書店
 イタリアの村にすむ、絵の大好きな少年エンリコ。実際におこった大地震から着想していて、悲しいこともたくさんあるのに、なぜか、明るく、楽しい気持ちにもなれるのです。
 「エンリコが描いた」さし絵もすてき。 10代から。


あたらしくはいった本(令和5年7月up)

夏です!あついけれど、おもしろいこともたくさんありそう!
としょかんでも、楽しい本をいろいろあつめてまっています


★えほん★


『こしたんたん』 
 りとうようい/作 (Pリ) 絵本館
 くさむらで、えものをねらうトラが「こしたんたん」。
 めのまえにウサギ、そしてシカ、どうぶつたちがつぎつぎとやってきた。
 トラの口からよだれがたら~り。
 こわいはずのトラのかおに、おおわらい!めがはなせません。

『にぎやかもりのツリーハウス』
 新井悦子/文 どいかや/絵 (Pト) フレーベル館
 ツリーハウスってあこがれませんか? にぎやかもりではどうぶつたちが
 あつまれるツリーハウスをつくるんですって!どんないえになるのかな?

『せんそうがおわるまで、あと2分』
 ジャック・ゴールドスティン/作 (Pコ) 合同出版
 よくわからないうちに戦争に巻き込まれていくジュールとジム。
 当たり前の日常も、大事な人も、そして自分をも失ってしまう戦争。
 あらためておろかさとおそろしさをつきつけられます。

『アーノルド・ローベルのへんてこなとりたち』
 アーノルド・ローベル/作 (Pロ) 好学社
 頭や体がアイスクリームになっていたり、えんぴつのかたちをしていたり…?!
 へんてこでかわいくて、ちょこっと不気味。
 アーノルド・ローベルがえがくふしぎなトリたちは、なんだかにくめません。
 じぶんのお気に入りを見つけたくなりますよ。

『トマト』 
 荒井真紀/作 (Pア) 小学館
 サラダやスープ、ピザなど、いろんなたべものにはいっている
 にんきもののやさいといえば?そう、トマト!!この本は、トマトのタネからの
  成長を、みずみずしくこまやかなイラストで描いています。
 トマト料理が食べたくなる~!

『ニコラ・テスラものがたり』 
  アザデー・ウェスターガード/文 フリア・サルダ/絵  (Pサ) 評論社
  ニコラ・テスラがいなければ、電気を使ったいまのべんりな生活はないかも…?!
  エジソンのライバルと呼ばれたニコラですが、動物への愛情を最後まで
  忘れなかったというエピソードも。彼の伝記を、絵本でどうぞ。

『しりながおばけ』
  たなかひかる/作 (Pタ)  文響社
  かわのむけるおばけに続いて、しりなが・・・
  おしりの、ながい、おばけ、なんですよ・・・。

『どうながプレッツェルとこいぬたち』
 マーグレット・レイ/文 H.A.レイ/絵  (Pレ) 福音館書店
 『どうながのプレッツェル』の最後でグレタと結婚した、《世界一どうながのダックスフント》
 プレッツェルの、その後のお話です。『おさるのジョージ』の作者の絵本ですよ。


★赤ちゃんえほん★


『ずぼっじー』
 高橋祐次/作  (赤ちゃんPタ) 講談社
 うちの子も、かつての私も、みーんなやったことあるずぼっじー。
 いったいなにをたどるのかな? 読んだあとは、すなばへいきたくなるかも!


★ちしきの本★ 


『地図でわかる世界の戦争・紛争』全3巻 
 (319) 汐文社
 ①ヨーロッパ・アメリカ②中東・アジア③アフリカ
 ニュースをテレビで見たり、ラジオで聞いたりしていますか。
 ヨーロッパもアジアもアフリカも、連日のように新しい紛争が起こってるのを知っていますか。
 ネットニュースだけでは正確なことはわかりません。
 ラジオもテレビも本も、いろいろな方法を広く使って、できる限り正しい現実を知ってください。 

『めざせ、イグ・ノーベル賞!?おもしろ自由研究』全3巻
 (404)  汐文社
 バナナの皮で本当に転ぶのか?など、世界の人を笑わせるイグ・ノーベル賞(おもしろい
 ノーベル賞)を参考にすれば、あなたも自分が気になっていることを自信をもって研究
 できますよ。やる気スイッチ(②巻)も見つかるかも!
 自由研究に悩む人にも、もっとおもしろい自由研究をしたい人にもぜひ!

『にているものどこかがちがうの? 生きもの・しぜん』
 (460)  Gakken
 とてもにているのに、ちがうものってたくさんあるね。
 きょうりゅうとワニ、ダンゴムシとワラジムシ。
 いったいどこがちがうの?「何が」「どう」「なぜ」をしらべてみると、
  おもしろいことがわかります。
 シリーズに『食べもの』『のりもの・どうぐ』もあります。ハカセちゃんへのみちのはじまり。

『キッチンラボ どうしてそうなる?実験レシピ 温度編』 
 露久保美夏/著  (596)  偕成社 
 料理をつくるとき、温度がかわると、色や、におい、かたさもかわります。
 ゆでたり、やいたり、ひやしたり、どうかんじるかな?あなたの「おいしい!」は、どれ?
 シリーズに『食材編』『調味料編』もあります。

『ひとりあそびの教科書』
 宇野常寛/著  (790)  河出書房新社
 みんなと仲良く遊ぶのも大切なことだけど、一人で遊ぶこともその後の人生、
 また社会においても大きな力になると著者は提案します。
 ひとりが好きな人にはもちろん、ひとりが苦手な人にも、さらに子育て中の人、
 いや子育てが終わった人にも、手にとってほしい本。


★よみもの★ 


『こんにちは、アンリくん』
 エディット・ヴァシュロン/文  ヴァージニア・カール/文・絵   (933ウァ) 徳間書店
 みじかいおはなしが3つ。自分で読み始めるころによい本です。
 1959年に書かれた本ですが、絵もおはなしもかわいくて、おとなもいっしょに楽しめそう。
 年長から

『はなとりかえっこ』
  角野栄子/作  (Fカ)  偕成社
  くしゃみのとまらないアラさん。「このはなすてちゃおう」とさけんだところへ、
  ブタさんがやってきてとりかえっこ。ブタさんのはなはすごいいきおい。ほこりだって
 ひとふきでとばします。 とりかえっこした「はな」、どうなるかな?低学年から

『ききみみトーマス』
  桂雀喜/原作 あおきひろえ/作  (Fア)  あかね書房
  テキサスにひっこしをしてきたトーマスは、はらぺこキツネにおいなりバーガーをあげました。
  おれいに神さまからもらったはねをあたまにさすと、どうぶつのはなしがわかるように・・・。
  落語をもとにした、おもしろいお話。低学年から

『うさぎとハリネズミ きょうもいいひ』『うさぎとハリネズミ きっとあえる』
  はらまさかず/作  (Fハ)  ひだまり舎
  すりばち森にくらす、ハリネズミとうさぎは、ぬけたトゲとぬけたふわふわの毛で
  お店をだすことに…。だれかのやくにたつのかな? 
  それぞれ、ほのぼのとしたお話がぜんぶで4つ。
  やさしいきもちになれたり、ゆうきをもらえたりしますよ。低学年から

『ノクツドウライオウ 靴ノ往来堂』 
 佐藤まどか/作  (Fサ)  あすなろ書房
  将来はシューズデザイナーになりたい!と夢見る夏希。
  突然いなくなった兄のかわりに、老舗靴店の家業を継ぐか悩みますが、
  ひとまず、職人見習いとして、マエストロから靴づくりを学んでみることに…。
  宿敵?のクラスメイトの男の子が登場してからは、物語が一気に進んで目が離せません。
  中学生から

『へそまがりの魔女』 
  安東みきえ/作  (Fア)  アリス館
 森の奥にすむ年老いた魔女。そこへ迷いこんだ娘。ある日、王子が生まれたお祝いに、
 魔女がかけた呪いは…。ん?ホントに呪いかな?「へそまがり」だけど、めでたしめでたし。
 とても素敵な挿絵にも注目。中学年から

『あきらめなかった男 大黒屋光太夫の漂流記』
  小前亮/作  (Fコ)  静山社 
  江戸時代、北の海に漂流した日本人。命は助かっても日本に帰る見込みは
 ありませんでした。餓え、寒さ、病気、政治、たくさんの苦難を乗り越え、
 ついにロシア女帝から勲章をもらい、帰国した光太夫の壮大な冒険物語。
 大黒屋光太夫は、現在の鈴鹿の人です。10代から





あたらしくはいった本(令和5年5月)up

今までのことをつづけたり、あたらしいことがはじまったり、
いろんなことがありますね。
あなたの「あたらしくて、たのしいこと」
図書館にもさがしに来てみてね。



★えほん★


『わたし おねえちゃんになります』
 あいざわふみ/作(Pア) こぐま社
 もうすぐやってくるあかちゃん、なにをしてあげたらいいかな?
 いいことをおもいついたら、おてがみでおしえてねと、どうぶつたちにたのみます。
 どんなことをおもいついたかな。わくわくがいっぱい。

『みんなのいちねん』
 たけうちちひろ/作(Pタ) アリス館
 あたらしいおうちではじまった1年はわくわくすることでいっぱい!
 絵本作家で切り絵作家のたけうちちひろさんの、
 細かくてポップな色使いの切り絵は見るたびに新しい発見が。
 「とりはなんわいる?」などの探し絵も楽しめます。

『からだたんけんれっしゃ』
 濵田真理/文 大橋慶子/絵(Pオ) 交通新聞社
 みんなのくちにはいったたべものは、からだのなかでどこをとおってえいようになるの?
 からだたんけんれっしゃにのってたんけんしよう!

『できたよ!』
 マルリョケ・ヘンリヒス/作(Pへ) BL出版
 こうえんへでかけるじゅんび、ひとりでできるかな?
 あれも、これも! あれ?なんかちがう? でも、がんばってじゅんび。ほほえましい絵本。

『ニンジンジン』
 キューライス/作(Pキ) 白泉社
 どうしても気になるこのすがた。ことばのリズムもよくて、はまってしまいそうな絵本。
 ニンジンジンvsウサギたち、まさかのてんかいをたのしめます。

『バレエ団のねこピンキー』
 ノエル・ストレトフィールド/作 スザンヌ・スーバ/絵(Pス) のら書店
 ピンキーのしごとは、げきじょうのねずみをつかまえることなのですが、まさかのりゆうでつかまえられません。
 そんなとき、ピンキーにもバレエ団にもピンチのじたいが!文はおおいけど、ものがたりをたのしめる絵本です。

『夜をまもる騎士アウル』
 クリストファー・デニス/作(Pテ) 化学同人
 ふくろうのアウルには、「騎士になりたい」というゆめがありました。
 でも、小さなアウルにはにがてなことがたくさんあって…。
 できないことがあっても、できることだってある!
 ゆうかんにみちをきりひらくアウルをおうえんしたくなる1冊。

『ぼくのこころがうたいだす』
 アンドレア・ベイティー/文 デイビッド・ロバーツ/絵(Pロ) 絵本塾出版
 ディスクレシアのアーロンにとって、もじをよんだりかいたりするのはむずかしいこと。
 ある日勇気をだして、作文をかくかわりに、おはなしをはじめました。
 すばらしいおはなしに、先生もきょうしつのみんなも、びっくり!
 その日からアーロンもかわりはじめました。
 みんなそれぞれちがった、いいところをもっているね。

『エリックとマチルダ』
 ミーヒャ・リヒター/作(Pタ) 新教出版社
 ユキガチョウのエリックは、とってもかわいいマチルダにひとめぼれ。
 なんとか気をひこうと、うしろあるきをしたり、さかだちしてみたりしますが
 マチルダはしらんかお…。おちこむエリック。
 どうしたら思いをつたえられる?大人も、ぜひ。

『ドカドカドンドン』
 中川洋典/作(Pナ) 文研出版
 どんぐりカフェにはられたバンドコンテストのおしらせ。
 もりのみんなは、はりきってうたったりおどったり、おおそうどう。
 ひぐれまでギュワーン、ワワワー、ドカドカドンドン。たのしい!
 イエーイ!いっしょにやってみたくなっちゃう!

『てんてんきょうだい』
 山口慶太/文 田口麻由/絵(Pタ) ポプラ社
 「はね」にてんてんをうったら「ばね」。それだけのことなんですが、レタリングの美しさと、
 てんてんをつけてしか話せないきょうだい(「にいぢゃん!」「おどうど!」)が面白い。
 声に出して上手に読めるかな?

『ぼくのともだちは、あたまにはながさいている』
 ジャーヴィス/作(Pシ) 岩崎書店
 ぼくのともだちのあたまにさいている花は、とてもきれい。きみだけの花。
 はながあってもなくても、きみはぼくのともだち。

『ぼくはびっくりマーク』
 エイミー・クラウス・ローゼンタール/文 トム・リヒテンヘルド/絵(Pリ) ひさかたチャイルド
 みんなは〇なんだけど、ぼくの頭にはなぜか「|」がある。
 みんなとおなじようになれないな・・・と思っていたけど、
 ぼくは「 」と出会ったんだ!そうしたら、ね・・・?

『寓話に生きた人イソップ』
 イアン・レンドラー/文 パメラ・ザガレンスキー/絵(Pサ) 化学同人
 かの有名なイソップ童話。物語を作ったのはどんな人?
 おはなしと一緒に、イソップについての物語も読むことができる絵本です。
 
『リジーと雲』
 テリー・ファン&エリック・ファン/作(Pフ) 化学同人
 雲売りから買った雲に、ミロと名前をつけたリジー。
 だいじにだいじに育てていたけど、忘れちゃいけない約束があって…。
 その約束、リジーは守れるかな?


★赤ちゃんえほん★


『ねむいねむい』
 西村敏雄/作(Pニ) 小学館
 ねむいねむい。よるになったら、おふとんへ。
 あれ?ねむれないのはだれ?そんなときは、ゆっくり10までかぞえてね。
 どうぶつたちのねがおに、ほっこり。


★ちしきの本★ 


『大人になったら何になりたい?日本の給料&職業図鑑 こども編』
 給料BANK、スタディサプリ進路/著(366) 宝島社
 イラストは異世界風でカッコいい仕事人!
 仕事の内容は、コスプレイヤーから弁護士まではば広く、
 お給料から将来性まで超リアル!おとなでも読んでみたいお仕事本。

『でんきでうごくのりもの』
 (536) スタジオタッククリエイティブ
 みんな大すきな、のりものずかん。
 とうとう、でんきでうごくのりものだけの本がとうじょう!
 でんきでうごくしんかんせんも、とうぜんのっています。

『アイデアいっぱい!標語をつくろう』①~③
 (810) 汐文社
 夏やすみのしゅくだいでポスターを作ったり、国語や道徳の授業で、「ことば」を考えないと
 いけないことがありますよね。そういう「ひょうご」を、どうやって考え出すか、の本です。
 本にのっているのをそのままつかうことはできないから、きをつけて。

『ちきゅうパスポート』
 (726研究) BL出版
 あべ弘士、きくちちき、tupera tuperaなど、
 24人の絵本作家が地球の子どもたちへ贈る、想像の国へのパスポート。
 ここに国境はありません。「みんなつながって、なかよくなれるんだよ」と伝える絵本です。
 貸出はできないので、図書館へ来て読んでくださいね。

 
★よみもの★ 



『かえでちゃんとひみつのノート』
 大久保雨咲/作(Fオ) 小峰書店
 新しい場所に行くドキドキと、ひみつのノートのワクワクと、
 ノートのともだちのハラハラと・・・。
 新しいところにデビューする人、みんな読んでみませんか?  低学年から。

『もじゃもじゃドライブ!』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 こうたのお父さんが買ってきた、かっこいいちゅうこの車にのって、かぞくでドライブ!
 しばらくすると、車が勝手に走りはじめて、茶色いもじゃもじゃの毛がぐんぐんはえてきてる?!
 自動でうんてんしてくれて、ラッキー!ってはなしじゃあないんです。
 ちょっとびっくり、だけどあたたかくてほっとする読後感です。  低学年から

『そんなのうそだ!』
 ジーン・メリル/作(933メリ) 岩波書店
 お金もちのいぬをだまそうとほらふき大会がはじまった。
 よみながら「そんなのうそだ!」とつっこみたくなるけれど、
 さいごはみごとなしょうしゃが!  低学年から

『パフィン島の灯台守』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 評論社
 嵐の夜、灯台守に助けられた5歳の少年。
 大きくなった少年が灯台をおとずれた同じ日、
 一羽の傷ついた鳥にであい、ふたりの人生をかえていきます。
 一羽のパフィンが結ぶ、無口な灯台守と少年のきずなの物語。  中学年から

『シタマチ・レイクサイド・ロード』
 濱野京子/作(Fハ) ポプラ社
 高校に入り、友だちに誘われて文芸部に入った希和子ですが、才能や打ち込めることがないことに
 次第にコンプレックスを抱いていきます。でも個性豊かな部員や偶然再会した朔との関わりの中で
 自分らしく輝けるものを見つけていきます。とてもさわやかに読める一冊。  中学生から

『いちじくのはなし』
 しおたにまみこ/作(Fシ) ブロンズ新社
 びっくりするような大冒険を語る「いちじく」。
 ホントか嘘かわからないけど、おもしろい!
 最後まで、おはなし会は続けられるのか…!
 あの「たまご」と「マシュマロ」も出てきますよ。  中学年から

『あした、弁当を作る』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 両親がいて、虐待も、ケアもない普通の家庭。でも、ぼくが自分で弁当を作る、と
 宣言したとき、専制的な父と過干渉な母が見えてきた。思春期の反抗と自立。
 あ、この気持ち・・・というむずがゆさが、心当たりがある故に、いつまでもひっかかる。 10代から

『リブリアの魔女』
 日野祐希/作(Fヒ) アリス館
 憧れの魔導士をめざして修行中のメノアは、大事な魔法演舞会の日に熱が出て欠席。
 こうなったら直接アタック!でも、紹介されたのは、あの伝説の魔導士シェリル!?
 そして、弟子になるための試験はおつかい…?いろいろな意味で頑張るぞ!  10代から

あたらしくはいった本(令和5年3月)up

少しずつあたたかくなってきて、はながさき、
ことしも春がやってきましたね。
としょかんでは、あたらしい本をよういして、
みなさんがくるのをまっています。

★えほん★

『おうさまのまえでみぎむけーみぎ!』 
 柏原佳世子/作(Pカ) KADOKAWA
 みんなそろって、みぎむけーみぎ!あれれ、みぎはどっち?スプーンをもつほう?
 じゃあ、ひだりはどっち?みんなで、うまくできるかな。
 あの『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』を描いた作者の新作です!

『ちいさなちいさなヤクのガーティ』
 ルー・フレイザー/文 ケイト・ヒンドリー/絵(Pヒ) 岩崎書店
 おおきければなんだってできるはず!おおきくなりたいと、
  いろいろちょうせんするガーティですが、なかなかおおきくなれません。
 でもちいさいからできることだってあるんですよね!

『あらしとわたし しぜんのなかでいきる』 
ジェイン・ヨーレン,ハイジE.Y.ステンプル/文 クリスチャン・ハウデッシェル,ケビン・ハウデッシェル/絵(Pハ) 評論社
 たつまきやあらし、ふぶきやこおりにとざされれ、もりがもえ、うみがあれる日。
 しぜんは大きな力でわたしたちにおそいかかり、とおりすぎる。
 そして、わたしたちも力づよく、やりすごす。
 しぜんの中で生きるわたしたちを、はげましてくれる本。

『こっちとあっち』 
 谷川俊太郎/文 樋勝朋巳/絵(Pヒ) クレヨンハウス
 詩人・谷川俊太郎と、人気急上昇中の樋勝朋巳。
 すごくかんたんな言葉しかないのに、ひとのつながりを、
 深く考えさせられてしまいます。小学生にもおとなにも読んでみてほしい。

『色とりどりのぼくのつめ』
 アリシア・アコスタ,ルイス・アマヴィスカ/文 ガスティ/絵(Pク) 光村教育図書
 だいすきな色でマニキュアをぬるとワクワクするぼく。
 ともだちにからかわれたけど、たんじょうびにすてきなプレゼントが!

『どんないえにすみたい?』
 ジョージ・メンドーサ/文 ドリス・スーザン・スミス/絵(Pス) 好学社
 ネズミのヘンリエッタはけんちくか。みんなにぴったりのいえをせっけいします。
 ページいっぱいに細かく描かれたいえをみながら、どんないえにすみたい?ってだれかと話したくなります。

『まほうのオッジィ』 
 田村あつこ/文 高畠那生/絵(Pタ) フレーベル館
 「ハオマ スクーマ エスプーマ!」オッジィがじゅもんをとなえると、
 みんなのゆめがかなっちゃう!すてきにへんしんできましたよ!


★赤ちゃんえほん★

『ぞうさんのおふろ』
 内田麟太郎/文 村田エミコ/絵(Pム) 童心社
 おおきなおふろにみんなでぽかぽか。きもちよさそうなぞうさんたち。
 あれあれ、だれかさんもいるよ。

『ホットプレートよ~いどん!』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) 白泉社
 みなさんの家には、いろいろに使えるホットプレートはありますか?
 イカ、ニンジン、キャベツにタコ、ホットプレートにとびこんだら、なにができるのかな?

『おだんごちょうだい』
 せなけいこ/作(Pセ) 童心社
 あか、あお、きいろ。ふくとおなじいろのぼうしをかぶってみんなでおでかけ。
 いぬちゃんもきて、みんなでおやつのじかんだよ。
 表紙の春色のおだんごが、とってもおいしそう! 


★よみもの★

『箱舟に8時集合!』
 ウルリヒ・フーブ/作(943フフ) 岩波書店
 「神さまがみているよ。」「神さまなんていないよ。」
 いつもけんかしちゃうなかよしペンギン3人(?)組。
 ある日、この世が終わる前に2人だけ助けてやると神さまのお使いがやってきた。2人だけ…?
 クスッとわらえるハラハラストーリー。で、神さまはいたのかな?10代から

『エツコさん』
 昼田弥子/作(Fヒ) アリス館
 エツコさんは認知症をかかえたおばあさん。時々記憶があっちへいったり、
 こっちへいったり。町で見かけたら助けてあげるのよと、お母さんに言われたぼくは
 ドキドキしながら声をかけると…。心がふわっとあたたかくなるお話。10代から

『ガリバーのむすこ』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モハ) 小学館
 イギリスへ向かうはずの小さな船から荒れる海へなげだされたオマールは、
 気づけば小さな人々に囲まれていた!ガリバーのむすことして歓迎を受けるのだが、
 何か事情があるよう。はたしてオマールはイギリスへたどり着けるのか?
 オマールみたいな大男が私たちの前にも現れてほしいと思う1冊です。10代から  

『だんまりうさぎ』
 安房直子/作(Fア) 偕成社
 ていねいにはたけしごとをするだんまりうさぎと、おりょうりだいすき
 おしゃべりうさぎとのたのしいお話が3つ。
 はじめて読み物を読むお子さんにおすすめです。低学年から

★ちしきの本★ 

『作って発見!日本の美術』
 金子信久/著(702) 東京美術
 ペットボトル埴輪(はにわ)!鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)ライダー!
 その発想はなかった!ぜったい作りたくなる工作。世界の美術編もあります。

『世界の探知犬図鑑』 (645) 文研出版
 警察犬や盲導犬は聞いたことがある人も多いよね。でも犯罪や危険物をさがしたり、
 病気を見つけたり…と、犬たちの活躍はもっともっと!!

『カメラにうつらなかった真実』
 エリザベス・パートリッジ/文(334) 徳間書店
 第二次世界大戦が始まったその時、アメリカに住んでいた日系アメリカ人は、
 突然、日系人収容所という施設に連れていかれました。
 家も、車も、何もかも置いたまま。そんな場所を映した3人の写真家たち。
 何を伝えるために、どんな写真を撮ったのでしょう。
 今もまだ、ほとんどの人が知らない戦争の真実があるのかもしれません。

『プロの履歴書からわかる生きものの仕事』
 松橋利光/著(366) 山と渓谷社
 獣医、飼育員、トリマー・・・だけではなく、生きものとかかわる仕事は
 こんなにある!なかなか知られていない生きものの仕事、職場、
 その人たちの経歴について、とてもくわしくわかります。中学生におすすめ。

『しごとへの道 1』
 鈴木のりたけ/作(366) ブロンズ新社
 1巻は、パン職人、新幹線運転士、研究者。
 『しごとば』とは違い、一人の仕事人生を、じっくり描きます。人の人生なのに、感動・・・。
 未来を探している人、仕事をしながら生きてきた人に。

『世界のお菓子図鑑 地球の歩き方BOOKS』 
 (383) Gakken
 みんなが大好きなお菓子。世界の人たちはこんなものが好き。
 そして日本でもこんなにいろいろ。
 これ食べたいと思う人、レシピもあります!

『森鷗外、自分を探す』
 出口智之/著(910) 岩波書店
 森鴎外の「舞姫」、学校で習ったな、なつかしい!と思わず手に取ったこの本。 
 若き森鴎外が「舞姫」を書いた裏側の事情とは?
 軽やかな語り口であまり気負わずに読むことができます。


「じどうしつだより新刊まとめ」を発行しました

このコーナーで1年間紹介してきた中から
選び抜いた新刊を掲載した「じどうしつだより」を発行しました。
「えほん編」と「ちしき・よみもの編」の2種類です。
児童室入口の掲示板下に置いてあります。

「じどうしつだより」は、
図書館に入った本の中から選んだ「新刊編」と、
テーマごとに本を紹介した「特集編」を、2ヵ月に一度発行しています。
本選びの参考にご利用ください。

あたらしくはいった本(令和4年11月)up

やまの木も少しずつ色がかわり、秋が深まってきますね。
本を読むのにぴったりの季節。
お気に入りの本をぜひ見つけてくださいね。

★えほん★

『1枚のがようし』
 長坂真護/作(Pナ) あかね書房
 アフリカのガーナ。先進国が捨てたゴミで生活する、ひどい環境の子どもたち。1まいの画用紙に絵をかく。売る。
 売れたお金でまた紙を買い。絵をかく。売る。みんなが豊かになるように。廃材アーティストの作者の、実体験に基づく絵本。

『おじゃましまーす』
 りとうようい/作(Pリ) 金の星社
 くっつくのがだいすきなこばんざめ。かめ、とり、あふりかのぞう、
 ついにおつきにさまにまでぴとっ。 
 こんなふうにくっついてぼうけんできたらいいね。

『わたしがいじわるオオカミになった日』 
 アメリ・ジャヴォー/文 アニック・マソン/絵(Pマ) パイ・インターナショナル
 とてもあたたかい絵本。でもこれは、いじめがどう始まって、どんな気持ちが現れるのかを描いています。
 いじめを考えたいおとな、子ども、どちらにも読んでほしい。

『カピバラがやってきた』
 アルフレド・ソデルギット/作(Pソ) 岩崎書店
 あんぜんなニワトリ小屋に、カピバラがやってきた。
 やってきただけでなにもしないしなにも話さないのに、近づかないで!と親ニワトリ。
 でも、ニワトリの気持ちが変わるにつれ、カピバラの見え方がどんどん変わっていきます。
 めずらしいウルグアイの絵本。

『ちいさいおふねのぼうけん』
 マリーナ・アロムシターム/文 ヴィクトーリヤ・セムィーキナ/絵(Pセ) 成山堂
 紙でできたおふねが、海を目指して大冒険。海はどこ?いろいろな船に出会い、たずねます。
 やっとたどり着いた海は嵐。びしょぬれになり、海の底へ沈んでしまったおふね。
 でも人間に拾われて、とある場所へ。「きみこそほんもののふねだ!」と言ってくれたのは?

『イライラのあらし』
 ルイーズ・グレッグ/文 ジュリア・サルダ/絵(Pサ) 金の星社
 ちょっとふきげんなエド、ちっちゃなイライラが、大きなあらしになって、
 まちじゅうがたいへんなことに!エドのイライラどうしたらいい?
 そこに、あたらしいかぜがふいてきましたよ…。

『めをさませ』
 五味太郎/作(Pコ) 絵本館
 チビのフクロウが月でうっとりねていたら、あれっ下へ下へと落ちていきます。
 とちゅう、星やコウモリに話しかけられてもぐっすりねむったまま。
 このままでだいじょうぶ? 

『いぬがほしいの!』
 ジョン・エイジー/作(Pア) 潮出版社
 ペットにいぬがほしいと、どうぶつあいごセンターへ!すてきなペットにであえるかな?

『とびらのむこうにドラゴンなんびき?』
 ヴァージニア・カール/作(Pカ) 徳間書店
 こっそりおしろにつれてかえったちびドラゴン。だいじょうぶ?おうさまにみつからない?

『おまえたち、くっちゃうぞ~!』
 ジョン・ヘア/作(Pへ) 岩崎書店 
 わにがめのアルはつりめいじん。おおきな口をあけて、じーっとまちます。
 さあ、おいしいさかなをつかまえられるかな?

『おおきいかさ』
 エイミー・ジューン・ベイツ/作 ジュニパー・ベイツ/作(Pヘ) 化学同人
 あかいかさはおおきくて、やさしいかさ。雨が降ってきたらみんなを入れてくれるかさ。
 どんなにせがたかくても、毛がふさふさでも…。
 だれでもつつみこんでくれるかさでほっこりやさしい気持ちに。

『ふっと・・・』
 内田麟太郎/文 松成真理子/絵(Pマ)  BL出版
 ふっと、くもにぶらさがったぞう。ふっと、ふじさんによこになったビル。
 ふっと、なにかしたくなることってあるよね。フフッとわらってしまう絵本です。
 絵をよーくみてつぎのページをめくってね。

『あのこ』
 樋勝朋巳/作(Pヒ) ブロンズ新社
 トントン、トントン、小さなまどからやってくるあのこ。いつも、ちいさなおみやげをもってきます。。
 きょうはともだちのカールといっしょ。うちにもあのこがやってきたらいいのにね。なんてなまえかなぁ。

『じぶんのきもち みんなのきもち』
 サラ・オレアリー/文 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 いっつも聞かれる質問。そんなのどっちでもいいじゃん。それより、こっちを聞いてよね!
 集まってくる子どもたち、みんな楽しそう。

★かみしばい★

『てんぐのけんか』
 りとうようい/作(紙芝居) 教育画劇
 はげ山の赤てんぐととなりの山の青てんぐは、いつもけんかばかり。
  きょうもからかわれておこった青てんぐは、じぶんの山の木やくさをなげつけ、きがつけばはげ山に!
 てんぐのけんかってすごい!でも、さいごはなかなおり。けんかは、だめだね。奈良県に伝わる民話です。

★赤ちゃんえほん★

『タオルちゃん』
 室井滋/文 ひらぎみつえ/絵(赤ちゃん) 金の星社
 ふわふわタオルちゃんのいっしゅうかん!赤ちゃんのおともだちですね。


★よみもの★

『やまの動物病院』
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 まちに一つだけある動物病院。じつは夜「やまの動物病院」をひらいています。
 その病院の先生は、ねこのとらまる。昼は人間の先生のしんさつを、しっかり見ているから大丈夫。
 さてさて、今日のかんじゃは、だれかな? 低学年から

『三まいのはがき』
 おくやまゆか/作(Fオ) 福音館書店
 ある日ナメヨ、ガマコ、ニョロミから、ゆうたにとどいた「あそびにきてください」のはがき。
 あそびにいくと、どこもだいかんげいです。
 ところが、みんなゆうたとなかよしになりたくて、おおげんかをはじめてしまいます。
 さあ、さいごはどうなったかな。ゆうたとふしぎな三にんの楽しいおはなしです。 低学年から

『空と大地に出会う夏』
 濱野京子/作(Fハ) くもん出版
 言葉できちんと説明できないことが嫌いな理一郎(りいちろう)。無駄なことが嫌いな両親。
 いつも明るくめげない海空良(みそら)と、転校してから会うことのなかった大智(ひろと)との再会。
 言葉にしない思いも、じんわりみえてくるような成長の物語。 中学年から

『アーマのうそ』
 キャロル・ライリー・ブリンク/作(933フリ) 文溪堂
 そんなつもりはなかったのに、うそがうそをよんでどんどん大変なことに!
 なんとか切りぬけようと必死に考えたアーマは、とんでもないことを思いつきます。 中学年から

『かわいい子ランキング』
 ブリジット・ヤング/作(933ヤン) ほるぷ出版 
 中学校の生徒たちにメールで送られてきた、学校のかわいい女の子ランキング。
 2位はみんなの憧れのソフィーで1位はいつも目立たないイヴだった。
 1位になった妹を心配する兄のエイヴの、自分が過去の失敗から学んだ言葉は必読です。 10代から

『ガリレオの事件簿 ①②』
 東野圭吾/作(Fヒ) 文芸春秋
 天才物理学者・ガリレオをしっていますか?
 福山雅治でドラマ化もされた、東野圭吾の大人気小説。
 シリーズの中から4つの短編を集めてあります。
 これが面白かったら、一般の小説『探偵ガリレオ』から読んでみよう! 10代から


★ちしきの本★ 

『バリバリしゅうしゅうしゃ』
 くにすえたくし/絵(537)  視覚デザイン研究所/作・出版
 決まった日にやってくるごみしゅうしゅうしゃは、いつもおおいそがし!
 大きな口でバリバリとごみをかたづけます。
 おや、いたずらカラスたちもがんばっておてつだい。小さな人でも楽しめる働く車の本です。

『ハグして! アミとランのおとなになるまえの性の絵本1』
 安藤由紀/作 岩崎書店(367)
 性教育の名著『いいタッチわるいタッチ』の安藤由紀さんによる、性の本。
 あらゆる情報を含んで、でもやさしくわかりやすくなっています。

『知識の海へ』児童図書館基本蔵書目録3
 (研究028) 東京子ども図書館
 東京子ども図書館による、ちしきの本の目録。すばらしいのは、本当によい本が選ばれていることと、件名索引があること。
 「助ける」というテーマの本は?などで探せます。

『みんなえがおになれますように』
うい/作(367) 学研
 小学生のういさんが、体と心のちがいのこと、気になることをインタビューしています。
 むずかしいことはわからなくても、いろんな人がいるんだよって、受けとめられるような本です。

『鉄道“周辺世界”趣味入門線路』
 (536) イカロス出版
 乗り物が好きな人、こんな本はいかが?
 新幹線も貨物列車も、線路がないと走れません。
 意外と知らない線路の仕組み、知ってから乗るともっと楽しいかも! 

『名列車透視図鑑』
 (536) 小学館
 鉄道開業150年。蒸気機関車から作業車、観光列車、リニアまで、車体の中が見えるイラストを楽しもう!

『タガヤセ!日本』
 白石優生/作(612) 河出書房新社
 農業に興味がある人もない人も、自分が毎日口にしている食べ物について、ちょっと考えてみませんか?
 日本の農業の魅力を伝える国家公務員YouTuberが、わかりやすく伝えます。大人の人もぜひご一緒に。

『2~5才のかわいいおりがみえほん』
 いしばしなおこ/作(754) パイインターナショナル
 主人公のねずみが冒険しながらさまざまな動物と出会う物語のなかで、かわいい折り紙の作品をご紹介。
 登場する作品はハシビロコウ、アルパカなど40種!
 折り方の手順はすべて写真で解説してあるのでわかりやすいです。

『ずかん単位』
 (420) 技術評論社
 メートル、キロ、坪、エーカー…などなど。長さ、重さ、時間や暦まで。
 単位のことなら、なんでもござれ!

あたらしくはいった本(令和4年9月)up

空にはうろこぐも、くさむらからは虫のこえがきこえてきます。
まだあついけれど、秋はすぐそこ。
としょかんでも、秋の本をよういしてまっています。


★えほん★


『ぼくはひこうき』
 はっとりひろき/作 (Pク) 講談社
 おとうさんのあしのうえから、ひこうきたろうごうがしゅぱつだ!
 ぐんぐんそらたかく、うみのうえ、まちのうえ…。
 きもちのいいそらのたびをたのしめます。

『ようかいのもり たぬきクリニック』
 長谷川あかり/作 (Pハ) 大日本図書
 たぬきクリニックには、なんだかちょっとかわったかんじゃさんが
 つぎからつぎへとやってきます。いったいどんなクリニック?

『あの子はぼくらのスーパースター』
 フラン・ピンタデラ/文 ラクウェル・カタリーナ/絵 (Pカ) 評論社
 いつもはだしのマダニーくんは、ぼくらのチームのスーパープレイヤー。
 大事な試合の前の日にマダニーくんが買ったものは!

『バスが来ましたよ』
 由美村嬉々/文 松本春野/絵 (Pマ) アリス館
 小さな子どもたちがつなぐ声は、バスをまつ「わたし」だけでなく、
 だれをもあたたかなきもちにさせてくれます。
 せかいじゅうにこの気持ちが広がればいいなあ。

『おばけのジョージーたからさがし』 
 ロバート・ブライト/作 (Pフ) 好学社
 おとなりに住む農家のスニードさんは仕事をほったらかしてたからさがしに夢中。
 おたからは見つかるかな?人からは見えない、やさしいおばけのジョージーが今回もだい
 かつやく!

『まよなかのおしっこ』 
 さいとうしのぶ/作 (Pサ) KADOKAWA
 まよなかにおしっこにいきたくてめがさめちゃった。
 でも、こわい!おばけがでたらどうしよう。でんきをつけて、ろうかをあるいて・・・。
 さいごは、よかったー。たのしいみんなのアルアルえほんです。

『おばけのかわをむいたら』 
 たなかひかる/作 (Pタ) 文響社
 えっ、おばけのかわ?むくって、どういうこと?そんなふうに!?
 毎回、衝撃がすごい。はまったら抜け出せない、たなかひかるワールドへどうぞ!

『くみたて』 
 田中達也/作 (Pタ) 福音館書店
 身の回りにある小さなもので、ミニチュアの街が完成!
 小学生のあなたにもオススメ。見れば見るほどやみつきになりますよ。

『森のささやきの標本室』 
 たなか鮎子/作 (Pタ) A&F
 呼び声にさそわれて本の中へ。
 鳥の声、風の音、いろんな音が響く森。そんな音が消えてしまった。
 音がすいこまれていく先で会ったのは、音を標本にしているフォッグさん。
 おいしいハーブティーをごちそうになったけれど…。

『なみのむこうに』 
 ブリッタ・テッケントラップ/作 (Pテ) BL出版
 どこからも遠い、くらい海に、ひとりでふねにのっているエラ。
 とてもさみしいし、不安。はげましてくれる声、光はどこから?
 さみしさによりそい、希望をあたえてくれます。

『ようかいびより』 
 堀切リエ/文 いしいつとむ/絵 (Pイ) あかね書房
 あしたはえんそく。
 「テルテルボウズ、テルボウズ、雨なら、くびをチョンぎるぞ!」と
 うたったら、なんだかへんな天気。ようかいだらけの、ようかいびよりになっちゃった。
  怖すぎない、ようかい絵本です。

『パパかいぞくのこもりうた』 
 アントン・ロマーエフ/作 (Pロ) 成山堂書店
 とってもやんちゃな男の子。もうねないといけないのに、おしゃべりばっかり。
 パパかいぞくが歌うこもりうたは、どんどん物語が広がって…
 「ぼくねむってなんかいられない!」渋い絵に、心惹かれる大人が多そうです。
 
『なみのいちにち』 
 阿部結/作 (Pア) ほるぷ出版
 海に行きたい!読んだらきっと、なみに会いたくなります。
 たくさんの人に読んでほしい。とってもすてきな絵本です。

『だれのほね?②ぼくたちきょうりゅう』 
 たけうちちひろ/作(Pタ) 出版ワークス
 切り絵でえがかれた、だれかのほね。
 きょうりゅうが好きな人なら、すぐわかるね。
 一冊めの「だれのほね」は、どうぶつのほねですよ。

『ホホジロザメ』
 沼口麻子/文 関 俊一/絵 (Pセ) 福音館書店
 サメの研究者×魚の絵のプロフェッショナル(三重大学の教授)による、ど迫力(はくりょく)! 
  の絵本。絵は、写真以上にくわしく、正しく、わかりやすく見せてくれますよ。

『ことりのメル おっこちる』
 コーリー・R・テイバー/作 (Pセ) 科学同人
 きょう、とぶって決めた!
 ママのるすに、えいっと高い木のえだからとびおりたメル!
 おちるおちるおちるおちていって…。
 とちゅうでひっくり返したり、ページの開きかたがおもしろいのです。

『わたしとあなたのものがたり』
 アドリア・シオドア/文 エリン・K・ロビンソン/絵 (Pロ) 光村教育図書
 第一印象は、奴隷制のことをかいた絵本。
 でも本当は、すべての子どもは大切なたった一人の自分で、
 自由で、なんにでもなることができるのだ、と、力強く背中を押してくれる絵本です。

『スイッチョねこ』
 大佛次郎/文 朝倉摂/絵 (Pア) 青幻社
 画家で、舞台芸術でも活躍した朝倉摂(アサクラセツ)と、
 大のネコ好き人気作家・大佛次郎(オサラギジロウ)が組んだという、めずらしい絵本の復刊
  です。
 おなかにスイッチョンが入ってしまって、困ってしまいます。ネコがかわいい!



★赤ちゃんえほん★


『じゃーんけん』
 山岡ひかる (Pヤ) アリス館
 うさぎさん、とりさん、いろいろなどうぶつと、じゃーんけん ぽん!
 どうぶつたちは、どうやってじゃんけんするのかな。

『トイレトイレ』
 西村敏雄/作 (Pニ) 小学館
 もりのきのしたのトイレに、どうぶつたちがつぎつぎにやってきた。
 なかなかでないうさぎさんに、みんながおうえん。
 みんなすっきり、じょうずにできたかな?


★ちしきの本★ 


『ブラックホールってなんだろう?』
 嶺重慎/文 (443) 福音館書店
 宇宙や空のことがちょっとでも気になるあなたにおすすめしたい1冊。
 とおい宇宙のおはなしですが、みんなの身近なものにたとえながら
 わかりやすい文で書かれています。モノクロの絵にも注目してみてね。

『じぶんでよめるたべものずかん』 
 成美堂出版編集部/編著 (596) 成美堂出版
 好きなたべものはなんですか?オムライス、いちごのパフェやハンバーガー…。
 それぞれ何でできているのでしょう。
 自分の好きなたべものがのっているか探したくなりますよ。

『すごいゴミのはなし』 
 滝沢秀一/文 (518) 学研プラス
 お笑い芸人で現役ゴミ清掃員の作者が、ゴミ回収の現場で起きている問題を
 わかりやすく教えてくれます。
 たくさんのイラストや写真で身近な「ごみ」の裏側を知ろう!大人も読んで損のない内容で
  す。

『ぼうはん』
  (368) 学研プラス
 あぶないばしょや、あぶない人からにげるにはどうすればいいのかな?、
 じゅんびやこうどうのルールをおぼえて、きけんからみをまもろう!
 おまもりルールをしっかりおぼえれば、おとなになってもやくだつよ。
 保護者のおまもりルールつき。


『かみなり』
 (451) ポプラ社
 ピカッ!ゴロゴロ。
 そらがひかって、すごい音とおちてくる「かみなり」。かみなりのしょうたいはなに?どうして
   おこるの?
 小さな人でもよくわかる写真絵本です。


『算数の実験大図鑑』
 (410)DK社
 実験といわれると面倒だなと思うけど、工作なら好きというアナタ!(いると思います!)
 実は工作いっぱいの、この本、きっといろいろ試したくなりますよ。
 算数だから…と思いこまずに、レッツトライ!

『中高生のスポーツハローワーク』
 (366)学研プラス
 競技者でなくても、スポーツにかかわり、やりがいのある仕事はたくさんある。
 そんな視点で作られた本です。
 スポーツに打ち込んでいる人もそうでない人も、この多様さをいちど見てほしい!

『見たことのないものをつかまえたい!!世界の変な生き物探訪記』
 平坂寛/作 (482) 偕成社
 作者は、リアル珍獣ハンター!写真とゆるいイラストで、三年生ぐらいからでも読みやすい
   本です。
 もちろん大きい人にもおすすめ!

『お山のライチョウ』
 戸塚学/写真・文 (488 )偕成社
 高い山のすずしいところが好きなライチョウは、地球温暖化で気温があがることで
 住める場所がへってきています。
 ライチョウがどんな鳥か、どうやって守っていこうとしてるかを知ることができます。



★よみもの★



『はじめましてのダンネバード』
 工藤純子/作 (Fク) くもん出版
 外国からきた転校生は日本語が話せない?給食も食べないし、学校も休みがち。特別な
   の?でも、気になるよ。
 本当はなかよくしたいんだけど、どうしたらいいんだろう…。10代から

『じいちゃんの山小屋』
 佐和みずえ/作 (Fサ) 小峰書店
 わけあって、トイレも風呂もない山小屋でおじいちゃんと暮らすことにした航太。
 初めてのことに面食らうことが多いけど、満天の星空に、食べたことのないおいしいもの
   に…、
 ワクワクすることもたくさん!10代から

『黄色い竜』 
 村上康成/作 (Fム) 徳間書店
 『ピーマン村』シリーズなどで人気の絵本作家、村上康成さん初のよみもの。
 こどもの頃から釣りが好きだったんですね。体験談からうまれた物語。中学年から

『魔法のほね』 
 安田登/作 (Fヤ) 亜紀書房
 ずっと昔の古代文字がかかれた骨、未来をしめすオラクル・ボーンを見つけた、たつき。
 どうやったらこの文字が読めるのか探すうちに、昔々の中国に来てしまった!?
 たつきたちは、謎をとき、元の世界に戻れるのか。10代から

『笹森くんのスカート』 
 神戸遥真/作 (Fコ) 講談社
 高校2学期の始業式。笹森くんの制服はスカートだった。
 理由は「穿いてみたかったから」。男の子がスカートを穿くLGBTQの物語…
 なんて、数学の答えみたいな物語じゃないですよ。
 思春期の、言葉には出さない心のうち。単純なようで複雑。10代から

『いのちの木のあるところ』 
 新藤悦子/作 (Fシ) 福音館書店
 好奇心いっぱいで、自由な王女トゥーラーンが見た巨大な建物、大モスク。
 想いのこめられたモスク、遊牧民に伝わる「いのちの木」。命を削る争いと、魂の願い。
  トルコの世界遺産「ディヴリーの大モスクと治癒院」がテーマです。
 秘められた歴史か、ファンタジーか。じっくり読みたい長編物語。10代から


あたらしく入った本(令和4年7月UP)

きづけば夏!
まいにち、とてもあついですね。
しっかり水分をとって、むりせずに、
たのしい夏をすごしてくださいね。



★えほん★


『あひるちゃん まって!』
 マグナス・ウェイトマン/作(Pウ) ひさかたチャイルド
 たいへん!アヒルちゃんがながされた!
 おもちゃのアヒルをおいかけて、かわをくだります。
 やまから、まちへ、みなとをすぎて、うみへ。
 アヒルちゃんをさがす、たのしいボートのたびです。

『おとうとがおおきくなったら』
 ソフィー・ラグーナ/文 ジュディ・ワトソン/絵(Pワ) 徳間書店
 おとうとがおおきくなったら、いっしょにやりたいことがいっぱい。
 じてんしゃでジャングルにいったり、ボートでうみにむかい、あちこちぼうけんしたり。
 きれいな色でかかれた、ふたりといっぴきのぼうけんにわくわく!

『つきをなくしたクマくん』
 谷口智則/作(Pタ) ぶんけい
 とうみんからめざめたクマくんはびっくり!むねについているつきがありません。
 いつもひとりぼっちのクマくんのつきを、いっしょにさがしてくれたのは、
 ペンダントのつきをなくしたおんなのこ。
 ふたりのつきはみつかるかな。

『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日』
 松岡享子/原案・文(Pフ) 福音館書店
 えんどうまめばあさんとそらまめじいさんは、たくさんの動物といっしょになかよく暮らしています。
 さて、きょうはどんないそがしい一日がまっているかな。

『お祭りが大好きパヤベくん』
 長倉洋海/著(Pナ) アリス館
 パプアニューギニアに住むパヤベくん、とっても元気な3さい。1年に一度のみんなで祝うお祭りが大好き!
 写真の絵本シリーズ。アフガニスタンの学校に通うアクバルくんの一日を紹介する本もありますよ。

『ゆきちゃんは、ぼくのともだち!』
 武田美穂/作(Pタ) 童心社
 びょういんからかえってきたおばあちゃんが、なんだかへん。
 もしかして、こどものころのゆきちゃんになってるのかな?
 だいすきなおばあちゃんは、どんなときもぼくのともだち!

『サンサロようふく店』
 アン・ゼソン/作(Pア) TOYpublishing
 町にはじめてできたようふく店。ひとはりひとはり、ていねいに仕立てて作ります。
 時がながれても受けつがれる、ようふく作りへの思いが伝わる韓国の絵本です。

『のせのせせーの!』
 斉藤倫・うきまる/文 くのまり/絵(Pク) ブロンズ新社
 せーの!で、絵本の次のページをのせてみたら…。おもわずうっとり?おもわずクスッと?
 あそびごころまんさいの絵本です。

『きょうりゅうバスでとしょかんへ』
 リウ ユースエン/文 リン シャオペイ/絵(Pリ) 世界文化社
 きょうは、としょかんのおはなしの日!きょうりゅうバスにのって、としょかんへ!
 こんなバスにのってみたいな。

『パパのかえりがおそいわけ』
 キム・ヨンジン/作(Pキ) 岩崎書店
 ちょっとおどろきの、ちょっとわらえる、パパのりゆう。でも、こころがあったかくなるよ。
 おとうさんも、おかあさんも、それぞれの思いで楽しめるのでは?

『どうぶつ勝負(かちまけ)はっけよい!』
 大橋慶子/作(Pオ) 教育画劇
 どうぶつのおすもうは、力くらべじゃありません。
 カバはおおきなくちをあけて、さあ、勝つのはどっち!?
 ナマケモノは?クジャクは?ライオンは?ページが開いて大迫力の絵本。

『うろおぼえ一家のパーティ』
 出口かすみ/作(Pテ) 理論社
 おぼえているような、おぼえていないような、いろんなことが、うろおぼえの家族。
 前作『うろおぼえ一家のおかいもの』でも、うろおぼえだったけど、ちゃんとパーティーできるかな?
 絵をよーく見てくださいね!

『ヤングさんのオーケストラ』
 なかえよしを/文 小池敏彦/絵(Pコ) ポプラ社
 有名な指揮者のヤングさんは、取材で昔の話をしているうちに、音楽にふれるきっかけになった大切な出会いを思い出します。
 ねずみくんシリーズの、なかえよしをさんの文です。

『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』
 ピーター・マーキュリオ/作 レオ・エスピノーサ/絵(Pエ) サウザンブックス社
 ニューヨークの地下鉄の駅に捨てられていた赤ちゃんを助けたダニー。
 偶然と奇跡で、赤ちゃんはダニーとピートの大切な家族になりました。
 赤ちゃんに、パートナーに、人間にたいする大きな愛にあふれています。

『へんしん すがたをかえるイモムシ』
 桃山鈴子/作(Pモ) 福音館書店
 なんて美しいチョウ、そしてイモムシ。うっとりするほど繊細な点描で描かれています。
 イモムシを愛するイモムシ画家・桃山鈴子さんの初絵本です。地元在住ですよ。

『みらいのえんそく かざんのしまへ』
 ジョン・ヘア/作 椎名かおる/文(Pヘ) あすなろ書房
 前回は月。今回はどこかの火山の島。やっぱりきみょうないきものがあらわれてます。
 きれいなお花がふたり(?)をつなぎます。

『2ひきのかえる』
 クリス・ウォーメル/作(Pウ) 徳間書店
 漫才かい!というような会話が、池のすいれんの葉の上でくり広げられます。
 なのに絵はリアルカエル!そのギャップが楽しい。

『戦争をやめた人たち』
 鈴木まもる/作(Pス) あすなろ書房
 1914年、第一次世界大戦のクリスマスの日。
 敵同士のイギリス軍とドイツ軍でしたが、ふと始まった「きよしこのよる」の歌が、
 兵士たちにクリスマスであることを思い出させ…。
 じっさいにあったことです。

『エリックの赤・緑』
 ジュリー・アンダーソン/作 デビッド・ロペス/絵(Pロ) しかく学習カラーメイト
 色の見え方が違う少数の人について描いた絵本です。色覚のちがいについてよくわかります。
 でもなにより、絵本として面白いこと。自分の色覚に気がついたエリックが自分でおこす行動と、
 クラスメイトや先生の行動が、これこそ「合理的配慮」なんだ!と教えてくれました。

『ことばコレクター』
 ピーター・レイノルズ/作(Pレ) ほるぷ出版
 虫、マンガ、ふせんなど、集めるものは人それぞれ。「ことば」を集める人もいます。
 いつも使うことばでも、ことばは、まわりや世界を変える大きな力を持っています。


★赤ちゃんえほん★


『おんぷちゃんとねこ』
 とよたかずひこ/作(Pト) ひさかたチャイルド
 ピーコロロン。おんぷちゃんがふえをふくと、ねこさんがニャオン。
 このはがざわざわ、ぶらんこゆーらり。
 おとのくりかえしがたのしいえほん。


★ちしきの本★


『池の水なぜぬくの?』
 (481) くもん出版
 テレビでよく見る池の水ぬき。なぜ水をぬくのかな。
 掃除するため?池にすむ生き物をつかまえるため?
 ぬいた後は、何をしてる?実はいろんな理由がある水ぬきのことが、よくわかります。

『日本の「絶滅危惧種」動物がわかる本』
 (482) メイツ出版
 ラッコ、ジュゴン、シマフクロウ…。
 水族館や図鑑などでおなじみの生きものたちにもじつは絶滅の危険がせまっています。
 日本に暮らすおなじみの生きものをきっかけに、野生動物におこっている問題を考えてみるのもいいかも。

『鳥博士と天才カラス』
 (488) 文一総合出版
 じゃぐちをひねって、水道の水をのむカラスがいる?
 おどろきのニュースの真実を確かめに鳥博士がうごきます。カラスって一体どんな鳥なんでしょう。
 まわりの生き物を観察したくなるかも。

『つくるたね』
 (750) ごま書房新社
 子どもも大人もみんなでたのしめる、つくりたくなる「工作のたね」がもりだくさん!
 まずはページをめくって気になるものをつくってみてね。
 イラストもたのしい本です。

『堀内誠一 絵の世界』
 (研究726) 平凡社
 ぐるんぱや、たろうのような絵本、おはなしのさし絵から、
 anan、クロワッサン、ブルータスのような雑誌のロゴ、装丁まで、
 堀内さんのアートを見たことのない人はいないはず。だれでもワクワクして見れる画集です。


★よみもの★


『はりねずみのノート屋さん』
 ななもりさちこ/作(Fナ) 福音館書店
 はずかしがりやの、はりねずみのツンタ。
 おじいちゃんのおうちで、一週間だけるすばんをすることになりました。
 はじめての町、はじめてのおともだち。
 はじめてつくった手づくりノートは、よろこんでもらえるかな?  中学年から

『コカチン 草原の姫、海原をゆく』
 佐和みずえ/作(Fサ) 静山社
 モンゴル皇帝の一番たいせつな娘のコカチンは、砂漠の国の王と結婚することになった。
 待ちうける海賊、鬼女の島、魔物の住む海に立ちむかうコカチン。
 マルコ・ポーロの「東方見聞録」をもとにした、勇気と愛のファンタジー。 10代から

『13枚のピンぼけ写真』
 キアラ・カルミナーティ/作(973)  岩波書店
 第一次世界大戦中のイタリアを舞台に、離れ離れになった家族の再会を願い、
 存在すら知らなかった祖母の元へ姉妹は向かうのですが…。
 2014年にイタリアで出版され、この度翻訳された本ですが、現在のウクライナでの
 出来事と重なり、多くのこと考えさせらます。 10代から

『あなたも名探偵 ガイドブック』
 杉山亮/作(Fス) 偕成社
 大人気!ミルキー杉山と、そのシリーズのことがみっちりつまったガイドブック。ファン必読!

あたらしくはいった本(令和4年5月up)

あっという間に5月!
あたらしいこと、たのしいこと、いっぱいでしょうか?
図書館にも、いっぱいあたらしい本がはいりました。
気になる本があるか、チェックしてみてね。



★えほん★


『ほっきょくでうしをうつ』
 角幡唯介/作 阿部海太/絵(Pア) 岩崎書店
 冒険家・角幡唯介さんの北極での実体験。ジャコウウシをしとめ、皮をはぎ肉を切る。
 子ウシがいることに気づき、子ウシを・・・谷川俊太郎が「闇は心の母」と命名した死をめぐる絵本シリーズの1冊。
 絵本ごとに、様々な角度から死を考える。生きる力にしていくために。

『スープとあめだま』
 ブレイディみかこ/文 中田いくみ/絵(Pナ) 岩崎書店
 「闇は心の母」シリーズの1冊。『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』のコンビによる絵本。
 ホームレスのボランティアの中で、闇と光を見つけていきます。

『大ピンチ!ずかん』
 鈴木のりたけ/作(Pス) 小学館
 よのなかの、なりやすい大ピンチをレベル別にしょうかい!勉強して、きたる大ピンチにそなえよう!
 「バッグの中ですいとうがもれた」はレベル51だ!
 ちなみにわたしの大ピンチは「ルンバの充電ができていなかった」でレベル75!

『出動せよ!世界の緊急車両図鑑』
 サイモン・タイラー/作(Pタ) あすなろ書房
 パトカー、消防車、消防ヘリ、巡視船。すごい仕事をしてかっこいい、世界の緊急車両が見られる絵本です。
 白バイだって・・・おっと、日本以外は白くないから、白バイって言わないのか!

『わたしのかぞく みんなのかぞく』
 サラ・オレアリー/作 チィン・レン/絵(Pレ) あかね書房
 ふたりのママがいる。おばあちゃんと住んでる。かぞくぜんいん、そっくり。どんなかぞくも、みんなかぞく。
 多様性がすっと入ってくる気がする絵本です。

『ごめんねゆきのバス』
 むらかみさおり/作(Pム) ぶんけい
 いつだって、あやまりたいと思っている。でも、どんどん言えなくなってしまう。
 そんなとき、くまさんがちょっと、せなかを押してくれると、ごめんね、って言えるんだ。

『ぬいぐるみきゅうじょたい』
 ティエリー・ロブレヒト/作 デイヴィッド・B・ドレイバー/絵(Pト) 岩崎書店
 たいへん!ぬいぐるみがおいてきぼり!だいじょうぶ、きゅうじょたいがすぐかけつけます。
 車にのせて、てあてをして、おうちに送っていくよ!ほんとうにいると思います、このきゅうじょたい。

『ジロッ』
 たけがみたえ/絵 おおなり修司/文 (Pタ) 絵本館
 かえるがジロッとみたさきには、ちょうちょのさなぎ。
 パクッとたべて、ゆっくりしていたらやってきたヘビ。
 にげたとおもったら、トリが! どうなるの?ちょっとドキドキのおはなしです。

『こんとごん てんてんありなしのまき』
 早川純子/絵 織田道代/文(Pハとも) 福音館書店
 「こん」と「ごん」はにひきのきつね。ふたりはにているけど、ちょっとちがう。
 てんてんのありなしで、とをたたくおと、かぜのふきかた、どんどんちがってわらっちゃう。
 あなたのまわりでも、てんてんをつけてかわるものさがしてみてね。

『なかよしのイヌはどこ?』
 エミリー・サットン/作(Pサ) 徳間書店
 ひっこしをしてきたペニーがともだちになったのは、ちいさなぶちイヌ。
 たのしくあそんだつぎのひ、どこをさがしても犬はいませんでした。
 でも、かえってきたとき、となりのいえからでてきたのは・・・。
 ともだちができるって、たのしいね。

『ニッキーとヴィエラ ホロコーストの静かな英雄と救われた少女』
 ピーター・シス/作(Pシ) BL出版
 ニッキーがたすけたのは669人の子どもたちと、その未来。
 自分のしたことをだれにも言わなかったニッキーと、だれに助けられたのかを知らなかったヴィエラ。
 今でも世界では、戦争にまきこまれているたくさんの子どもたちがいます。
 わたしたちには何ができるのか、考えさせられます。

『なまけていません』
 大塚健太/文 芝田ケイコ/絵(Pシ) パイインターナショナル
 きのうえでぶらさがっているわたしのことを、みんなは「ナマケモノ」ってよぶけれど、
 なまけものじゃありません。いろいろわけがあるんです。
 まあ、ときどきはなまけるときもあるけどね。アハハ!とわらえる、たのしいえほん。

『ねこいる!』
 たなかひかる/作(Pタ) ポプラ社
 ねこいる?いない?…い、いたー!!おもわぬところにねこがいる!
 みればみるほどおもしろいスルメ絵本。

『そだててみたら…』
 スギヤマカナヨ/作(Pス) 赤ちゃんとママ社
 しょくぶつをたねからそだてるというしゅくだい。ぼくはたねやさんにすすめられ、
 「なぞのたね」をそだててみることに…。いったいなにがそだつのだろう?
 しょくぶつをそだてるってワクワクするね!

『ヘイ!タクシー』
 おおなり修司/文 きむらよしお/絵(Pキ) 絵本館
 「へい!タクシー!」とよびとめたタクシー。
 やってきたのは、ちょっとかわったタクシーだ!
 でもたまにはこんなタクシーもいいかもね!

『うみのハナ』
 すけのあずさ/作(Pス) BL出版
 うみべのまちにある、おじいちゃんのとこやさん。そのまちでは、ゆうひがうみにしずむとき、
 まるで、はながふるようにみえることがあります。きょうは、ハナフリみれるかな。 

『ここがわたしのねるところ』
  レベッカ・ボンド/文 サリー・メイバー/作画(Pメ) 福音館書店
  世界各地のベッドタイムが、美しいししゅう工芸でつづられた絵本です。
  子守歌のような言葉が、読む人を安らかな気持ちにさせてくれます。
  世界中の人々が、安心して、心地よいねむりをむかえられますように。

『どうしよう』
 浜田桂子/作(Pハ) 理論社
  毎日毎日、うまれる、新しい「どうしよう」。強気な強気なぼくや弱気なぼく、
  うきうき、しょんぼり。「どうしよう」がふえると、いろんなぼくが出てきて、
  ぼくの心はおおさわぎ!どれがほんとのぼくなの~!って、
  こんな経験、みなさんはありませんか?

『トスカのおくりもの』
 マシュー・スタージス/文 アン・モーティマー/絵(Pモ) 徳間書店
 ねこのトスカはしずかなばしょをさがしてまわります。
 そしてみつけたのは…。1992年に刊行された絵本の復刊です。
 おはなしのちがいを楽しんでみてください。


★赤ちゃんえほん★


『へんしん!いろいろれっしゃ』
 ふくながじゅんぺい/作(Pフ) 交通新聞社
 のはらにそよぐきもちいいかぜ、おはなばたけのいいにおい…、
 いろいろれっしゃはけしきにあわせてカラフルにだいへんしん!つぎは、なにいろ?

『つんつんぱん!』
 はるのまい/作(Pハ) エンブックス
 赤ちゃんの体は、どこもぱんぱんで、パンみたい!
 うでは何パン?おてては何パン?赤ちゃんと一緒に楽しんでね。

『あかちゃんといっしょ』
 えがしらみちこ/作(Pエ) アリス館
 生まれたばかりのあかちゃんが、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月…
 こんなに違うかしらと思うぐらい、ぐんぐん成長。
 アルバムのような絵本です。


★ちしきの本★


『子どもテツガク』
 小川仁志/著(104) 主婦の友社
  ピンチのとき、どうする?くやしい気持ちをどうする?
 子どもたちにみじかな問題を「86」のなぜ?で問いかけ、自分で深く考える力を身につける本。
  小学生から学べる、はじめての哲学本。

『なんで勉強しなきゃいけないの?①②』
 WILLこども知育研究所/編著(159) 金の星社
 5人の人にインタビューしてみました!
 この本を読んだからって、勉強が得意になるわけじゃないけど、
 「なんで?」がわかると「やろうかな」と思えるかもしれないよ。

『少年のための少年法入門』
 (327) 旬報社
 2022年4月に変わった「少年法」って、なに?
 人を傷つけたら、悪いことをしたらどうなるの?
 事件のストーリーを読みながら、「少年法」がどういう法律なのかを知ろう。

『4・5・6さいの なぜなにSDGs』
 (333) 世界文化社
 小さい子向けのSDGsの本はなかなかないので、お探しの人にはおすすめ。
 低学年にもよいと思います。いや、おとなにもいいかも。

『障害のある子のための職業ガイド』
 (366) 日本教育研究会
 ふりがなつきのやさしい説明とイラストで、多くの仕事の紹介をしています。
 就労形態やサポート期間の案内、障害の種類による働きやすい職場環境の事例も。
 障害をかかえる本人が、自分で読む本です。

『かっこいいな しょうぼうし』
 (537) ひさかたチャイルド
 消防車だけでなく、消防士の一日のようすや、消防署のなかのようすがよくわかる!
 おとながみても楽しいです。

『レインボーブックガイド』
 草谷桂子/著(019研究) 子どもの未来社
 多様な性のシンボル、レインボー。この本は、LGBTQ+だけでなく、多様な「生」も含めたガイド。
 ジェンダー、いじめ、虐待、戦争、SDGs、ハンディキャップ、子どもの権利など、
 多様な視点で多様な絵本を紹介。絵本の懐の広さにも気づくことができます。


★よみもの★


『レッツもよみます』
 ひこ田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツは5さい。おとうさんもおかあさんもえほんをよんでくれるけど、このごろちょっとちがうきがする。
 「じぶんでよみたい」気持ちが、5さいの気持ちで書かれています。
 この年齢の子どもと両親で読んでみませんか?


☆低学年から☆


『まよなかのサイクリング』
 たるいしまこ/作(Fタ) あかね書房
 たっくんのあかいじてんしゃにのりたくてたまらない、しばいぬのチャイロ。
 あるよる、ねこのシロといっしょにサイクリングにでかけます。
 ふたりはどこにいったのかな。たのしいはるのよるのおはなしです。

『おてがみほしいぞ』
 こうまるみづほ/作(Fコ) あかね書房
 みんな、てがみをもらって、うれしそう。おれも、てがみがほしい!
 てがみをかいて、ずっとまっているんだけど、こない。おこったり、
 しょげたり、いそがしいオオカミに、おもわず笑っちゃう。

『けんかのたね』
 ラッセル・ホーバン/作(933ホハ) 岩波書店
 疲れて、くたくたのおとうさん。家に帰ると子どもたちは大ゲンカ。
 いったいだれが悪い?一番上のおねえちゃん?おにいちゃん?いぬ?ねこ?ねずみ…?
 ねずみをねこが食べたら、おしまい?さてさて、ねこはどうしたかな。


☆中学年から☆


『ぼくらは少年鑑定団!』
 くすのきしげのり/作(Fク) 講談社
 究(きわむ)たち「鑑定団」が町たんけんに出かけて、工事現場からみつけたのは縄文土器らしいモノ。
 中にはいろいろな石や焼き物がはいっていた。これは本物?にせもの?
 そして、だれがなにに使っていたの?究たちは謎ときを始める。
 ページの終わりには、全国の縄文遺跡のMAP付き。あなたのまわりにでもすごい発見があるかも。

『ラビットホッピング!』
 マーリーン・エリクソン/作(949エリ) 理論社
 かぞくとはなれておじいちゃんのいえに来たアルヴィン。
 そこで「ラビットホッピング」という、うさぎとチームを組むきょうぎと出会います。

『かあさんうさぎと金のくつ』
 デュボース・ヘイワード/作(933ヘイ) 徳間書店
 かあさんうさぎのフワフワは、小さいときからもっともかしこくて足のはやい、
 「イースターうさぎ」になりたいと思っていました。
 フワフワはイースターうさぎに選ばれるでしょうか?
 アメリカで長いあいだ読みつがれている楽しいおはなしです。

『コロキパラン 春を待つ公園で』
 たかどのほうこ/作(Fタ) のら書店
 バレンタインのチョコを売りながら、似顔絵を描くアルバイト。
 お客さんがどんどんやってきて大忙し。小さなお客さんもたくさん。
 みんな帽子をかぶっているのは、なぜかしら。


☆10代から☆


『庭づくりはひみつ!』
 カリーナ・ヤン・グレーザー/作(933クレ) 徳間書店
 病気でたおれたジートさんをはげますために、バンダービーカー家の5人の子どもたちは
 とんでもない計画を立てることに。いろんなハプニングが計画をじゃまするのですが、
 思いがけない事実も明らかになり、さて計画の行方は…。
 友だちを想う気持ちに、心が晴れやかになる物語です。

『ギソク陸上部』
 舟崎泉美/著(Fフ) 学研
 走りだすと自分だけの世界が広がっていく。陸上に打ち込んでいた中学生の颯斗は、
 ある病気で足を切り、義足(ギソク)をつける。走ることが好きな思いは変わらない。
 クラスメイトへの複雑な気持ちや、陸上に打ち込んでいく姿にひきこまれました。

『香君 上・下』
 上橋菜穂子/作(Fウ) 文藝春秋
 奇跡の稲のオアレ稲によって豊かに暮らしている強大な帝国にやってきたアイシャ。
 ある日、オアレ稲に害虫がついた。アイシャは活き神とよばれる「香君」とともに
 オアレ稲の謎を解き、人々の生活を救おうとする。
 植物と昆虫をテーマにした壮大なファンタジー。
 農作物と政治は深く結びついていると、今の世界を思わずにいられない物語。

あたらしくはいった本(令和4年3月up)

だんだんあたたかくなって、春がやってきましたね。
そんな新しい季節に、本との出会いはいかがですか。
としょかんでおまちしています。




★えほん★

『スリー 3ぼんあしのしあわせなイヌのはなし』 
 スティーヴン・マイケル・キング/作(Pキ) イマジネイション・プラス

 さんぽのすきなスリーがであったのは、4ほんあしや6ぽんあし、
 8ほんあしのいきもの。そして、スリーのまねをする2ほんあしのおんなのこ。
 なかよくなるのに、からだのちがいはなんでもないね。
 たのしく、しあわせなきもちになれます。

『しあわせ ぎゅ~っ!』 
 ジーン・リーディ/文 ジョーイ・チョウ/絵(Pチ) 岩崎書店

 ソーシャルディスタンスを求め続けられる毎日に、少々うんざりしていませんか?
 こんなふうにぎゅ~っとできたら、きっとしあわせだろうなあ。

『ハムおじさん』
 大桃洋祐/作(Pオ) 徳間書店

 めざましどけいをしゅうりにだそうとでかけたハムおじさん。
 ついでにぶらぶらおかいもの!そんなにかってだいじょうぶ?

『クロべえ』
 ふくだいわお/作(Pフ) 光村教育図書

 ぼくがうまれるまえからいるクロべえ。
 いっしょにおどろいたり、あいさつしたり、ゆっくりゆっくりあるくさんぽ。
 いっしょにあるくと、きもちがわかるね。めつきのわるいクロべえがかわいい!

『ねこまたごよみ』
 石黒亜矢子/作(Pイ) ポプラ社

 はるは「おはにゃみ」、なつは「たにゃばた」…と、ねこまたかぞくは
 いちねんじゅうおおいそがし!ねこまたのせかいって、こんなかんじ!?

『うちにパンダがいるよ』
 唐亜明/文 高畠純/絵(Pタ) 偕成社

 5さいのかなちゃんと、おおきなパンダのぬいぐるみパンパン。
 ふしぎなゆきだるまのなかよしでたのしいおはなし。

『る』
 さいとうしのぶ/作(Pサ) PHP

 「さる」「かえる」「らんどせる」る、る、る…「る」ではじまることば、
 なにがある…!?この本をよめば、「る」のしりとりに勝てます!

『こんなかお、できる?』
 ウィリアム・コール/文 トミー・ウンゲラー/絵(Pウ) 好学社

 なかなか寝ないフランシス。お父さんは「こんなかお、できる?」あそびを
 思いつきます。どれも、かわいくない顔なのがポイント!ウンゲラーの絵がナイス!

『やっぱり じゃない!』
 チョーヒカル/作(Pチ) フレーベル館

 早くも『じゃない!』の続きがでました。1作目と違うのは、その楽しみ方。
 そう、なかみが何か、を当てることですよね。

『ダンボール』
 ユン・ヨリム/文 イ・ミョンハ/絵(Pイ) トイ・パブリッシング

 おうちに届いた宅急便。中身を出したら、ダンボールはポイッ。…ごそごそ、もぞもぞ。
 からっぽだー!!動き出したダンボールたちは、なんでもかんでも食べつくす!
 あなたのおうちのダンボールは、どうでしょう?

『ここからおいしい よかんがするよ』
 たな/作(Pタ) パイインターナショナル

 とてもおいしそうな絵!めくるたびに、おいしいものが出てきます。
 ホットケーキのアイデアもすてき。同じ作者の『おじいちゃんとパン』もぜひ!

『どうしてパパとけっこんしたの?』
 桃戸栗子/作(Pモ) 福音館書店

 どうぶつのこどもたちが、ママに聞きます。そのこたえは?
 ちょっと動物たちのことがわかる楽しい絵本。
 おうちで読みきかせはどうでしょう。答えのご用意もお忘れなく。

『てんじつき さわるえほん 音にさわる』 
 広瀬浩二郎/文 日比野尚子/絵(Pヒ 人権) 偕成社

 春の音、夏の音、秋に、冬。さわってわかる、音の世界。目の見えない人は、
 こんなふうに感じているのかな?目を閉じて、そおっと本をさわってみてね。

『二番目の悪者』
 林木林/文 庄野ナホコ/絵(Pシ) 小さい書房

 人が言ってた。みんな言ってる。ネットでうわさになってる。では、自分の目と
 耳で確かめたのか?二番目の悪者とは、誰のことなのか。静かな評判の本が、
 大きめのサイズになりました。中高生や大人にも読みきかせをしてみたい。


★あかちゃんえほん★

『あ・さ・ご・は・ん!』
 武田美穂/作(Pタ) ほるぷ出版

 「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
 「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ第4弾。今回のテーマは「あさごはん」。
  ほかほかごはんにおみそしる、じゅーじゅーやいたしゃけもとってもおいしそう!
 「いただきます!」。これなら毎朝、いいスタートがきれそうです。

『いないいないにゃあ』
 沖昌之/作(Pフ) 講談社

 いないいないばあ!…ではなくて、にゃあ!思わずクスッと笑っちゃう、
 大人も子どもも楽しい絵本。

『ねんねんころりん』
 ふじもとのりこ/作(Pフ) 世界文化社

 ねこちゃん、わんちゃん、ねんねんころり、ねんころりん!
 ころりん!と動物たちと一緒に寝転びたくなります。

『こねこが』
 まつおかたつひで/作(Pマ) めくるむ

 こねこがおさんぽしています。ちょうちょう、かたつむり、かえる、せみ、
 ひよこなどたくさんのともだちと出会います。
 いっしょにあそびたいこねこは、こえをかけてみますが・・・。
 ちいさなおともだちが初めて出会ういきもの絵本にぴったりです。



★ちしき★

『遺跡から調べよう!』①旧石器・縄文時代 ②弥生時代 ③古墳時代
 設楽博己/著 (210) 童心社

 「遺跡」は土の中から発見される、人の暮らしたあとです。
 考古学者によって発掘された遺跡からは、ムラのようすや住まい、
 どんな道具を使ってなにを食べていたか、その時代の気候やおこった災害、
 病気までわかります。びっくりですね。
 今いる同じ場所で、昔の人はどんなことをかんがえていたのかな。
 日本中から発掘されたこの本を見て、はるか昔にタイムワープしよう!

『方言ずかん』
 本作り空 Sola/編(818) ほるぷ出版

 「方言」とは、かぎられた地域や地方でしか使われていない言葉のことです。
 ふだん学校やお家で使っている言葉の中にも、方言がまじっているかも?

『ちがいがわかるとおもしろい!東日本と西日本』
 (382) 汐文社

 そうそう、このちがいふしぎだった!えっ、そんなちがいがあったの?
 大人もふむふむ、楽しいシリーズ。

『野菜はすごい!』
 (596) 柴田書店

 おいしさ間違いなし!のレシピがたくさん。写真も見やすい。有名シェフのレシピ、
 ためしてみませんか?『料理はすごい!』『お菓子はすごい!』もあります。

『ぼくのわたしの著作権ずかん』
 (021) ほるぷ出版

 著作権、ときくとむずかしそうだけど、何かをかくとき、発表するとき、
 SNSで発信するときなど、実はいつも身近なもの。知らないと、自分がピンチに
 なったり、ほかの人を傷つけたりします。かならず学んでね。


★よみもの★

『オンボロやしきの人形たち』
 フランシス・ホジソン・バーネット/作(933ハネ) 徳間書店

 オンボロやしきの人形たちは、どんなときもまえむきでえがおいっぱい
。ところがある日、
 おそろしい話をきくことになるのです。ピンチをどうきりぬける? 低学年から

『とりあえずとりのはなし』
  おくはらゆめ/作(Fオ) あかね書房

 小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんの「メンフクロウのはなし」
 など、小学一年生からたのしめる3つの「とり」のおはなし。 低学年から

『チョコレートタッチ』
 パトリック・スキーン・キャトリング/作(933カト) 文研出版

 ある日、おかしが大すきなジョンは、ひろったコインでチョコレートを買いました。
 そのチョコレートを食べると、ふしぎなことがおこりはじめて…。 中学年から

『飛べないハトを見つけた日から』
 クリス・ダレーシー/作(933タレ) 徳間書店

 飛べなくなったレース鳩を助けたいダリル。ところが両親は反対。レース鳩の
 飼育員からも無理だときつい宣告を言い渡されます。さあ、ダリルのとった行動は?
 小さな命に向き合う少年のお話に引き込まれますよ。 10代から  

『チェスターとガス』
 ケイミー・マガヴァン/作(933マカ) 小峰書店

 補助犬の試験を落ちてしまった犬のチェスター。お手伝いすることになったのは、
 ほとんどおしゃべりしない男の子のガス。学校も苦手だし、困っていることがあるみたい。
 ガスのためにチェスターは頑張ります。二人で一緒に学校へ行くためには? 10代から

ポーチとノート』
 こまつあやこ/作(Fコ) 講談社

 高校二年生の未来(みく)は、友達がどんどん
大人になっていくのに、
 自分だけが取り残されたようで不安になって…。
 恋、家族、体の変化など、悩める女の子に寄りそう一冊です。 10代から
 

『アリスとふたりのおかしな冒険』
 ナターシャ・ファラント/作(933ファ) 徳間書店

 「嵐の湖学園」に入ったアリスは、空想好きの女の子。学園では新しい友達ができたり、
 変なしきたりにうんざりしながら、少しずつ生活に慣れていきましたが…。10代から

『#マイネーム』
 黒川裕子/作(Fク) さ・え・ら書房

 自分の名前、好きですか?中学一年生の明音(みおん)を取り巻く様々な「名前」の問題。
 行動を起こすのは勇気がいるけど、とても価値のあることなんです。10代から