あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(平成26年7月up)

早くもあつい日がやってきましたね。
じどうしつは夏休みにむけて準備開始(じゅんびかいし)です!
みなさんも宿題の準備はおはやめに・・・!


えほん

『おやすみおやすみ』
シャーロット・ゾロトウ/文 ウラジミール・ポプリ/絵  (Pホ) 岩波書店

 クマ、ハト、サカナ、ウマ、イモムシ、こねこなど、たくさんの動物たちのねむるようすを
 やさしいことばと色づかいで描いた絵本です。おやすみ前にぴったり!(か)

『ならんでるならんでる』
竹下文子/作 鈴木まもる/絵 (Pス)偕成社

 
ちいさいありがならんでる。あひるがならんでる。こどもが10にんならんでる。
 それから、それから、どんなたのしいことがまってるのかな?きっと、ならぶのがどんどんたのしくなってきますよ。
 鈴木まもるさんのやさしくてかわいい絵もすてきな絵本です。(か)

『あかいえのぐ』
エドワード・アーディゾーニ/作 (Pア)瑞雲社

 
お父さんは絵かき。お金はありませんが、5人かぞくはなかよしです。
 さいごのしあげの赤い絵の具も、たべるものもなくなり大ピンチになったとき、
 ふたりの子どもががんばります。名作をたくさんかいているアーディゾーニが残した、すてきなえほん。(ち)

『大きくなるってこんなこと!』
ヘレン・オクセンバリー/作 (Pオ)評論社

 小さいぼうやの冬の服をはこにしまい、春がきて、夏がきて秋がきて、
 また冬になってはこをあけると、もう服は小さくなっていました。ぼくは大きくなったんだ!
きせつとともに、ぼうやの成長をえがきます。(ち)

『どっとこどうぶつえん』
中村至男/作 (Pナとも)福音館書店

 □■■□のように、いろんな色の□ばかりでどうぶつをかいてみたよ!なんのどうぶつかわかるかな?(ち)

『あっ、ひっかかった』
オリヴァー・ジェファーズ/作・絵 (Pシ)徳間書店

 
凧(たこ)をとばして、あそんでいたら、木にひっかかっちゃった!凧をとるために、くつをなげ、
 ネコをなげ、あれもこれもなげて…。どうして、そんなものまで、なげちゃうの!?ラストは、
きっとツッコミを入れたくなりますよ。(い)

『ほうれんそうは ないています』
鎌田實/文 長谷川義史/絵 (Pハ)ポプラ社

 農家の人がいっしょうけんめい育てたほうれんそう。おいしくなあれ、おいしくなあれと、笑いかけていた野菜。
 酪農家の人がいっしょうけんめい育てた牛。おいしいね、おいしいねと、笑いかけていた牛乳。
 原発事故がおきて、すべて捨てられてしまいました。その悲しさに気づく絵本です。(い)


『どうぶつたちは しっている』 
イーラ/写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 (Pイ)文遊社

 どうぶつたちの目が、じっとなにかを見つめています。いったい、なに?なにがあるの?
 白黒写真はあんまり…と、読まずにいるのはもったいないですよ。(い)


『ぼく、みつけたよ』 
あべ弘士/作 (Pア)ビリケン出版

 とても あつい ある日。 ぼくは ふしぎな あしあとを みつけた。
 きっと 恐竜のあしあと! ふしぎな あしあとを さがしに しゅっぱつ!
 じつは、このあしあと、三重県総合博物館にかざられています。あなたは見つけられるかな?(い)

『ミスターワッフル!』 
ディヴィッド・ウィズナー/作 (Pウ)BL出版

 とある家に迷いこんだ、うちゅうじんみたいな生き物。ネコのワッフルがちょっかいを出しますが、
 あちらは命がけの争い!何語をしゃべっているのかわかりませんが、じっと見つめてしまいます。
 この面白さに気づいたら、ぜひ同じ作者の絵本も読んでみてください。(い)


『あめふりうります』
平田昌広/文 絵/野村たかあき (Pノ)講談社

 〈ねこがかおをあらうとあめがふる〉とはむかしからのいいつたえ。
 ある日、ぐうたらねこのねこきちはおかしなしょうばいを思いた。
 「ひがーしのはたけにあめざんざん」そういって、かおをごしごし。すると…。(の)

『ねむいんだもん』
福田幸広/写真 ゆうきえつこ/文 (Pフ)そうえんしゃ

 すやすや すーやすや。まきばでうまが、パンダがきのうえで、らっこがうみのうえで。
 ねむっているときってなんだかわらっているみたいだね。ああ、なんだかねむたくなってくる。(の)

『やぎや』
長野ヒデ子/作 スズキコージ/絵 (Pス)すずき出版

 まちはずれのもりのなか、トンネルをくぐるとやぎのいっかがくらしてた。
 みんなではたけをたがやして、パンをやいてスープをつくって。めえー、めえー。うめえーうめえー。(の)

『うみべのいす』
内田麟太郎/文 nakaban/絵 (Pナ)佼成出版社

 しろい はまべに いすが ひとつ。すわっているのは だれ?
 ねこが うみのほうに みているのは さかな。
 くまが みているのは?みんな それぞれ みえるものが ちがいます。
 あなたは なにが みえるかな。(の)

あかちゃんえほん


『ぎゅうぎゅうぎゅう』
おーなり由子/作 はたこうしろう/絵 (赤ちゃんえほん Pハ)講談社

 おててをぎゅう。おなかをぎゅう。おかあさんやみんなでぎゅうってたくさんすると、
 とってもあたたかいきもちになれる赤ちゃん絵本です。
 ぜひ親子のスキンシップにも使ってみてください。読み聞かせにもぴったりです。(か)

『なにからできているでしょーか?』
大森裕子/作  (赤ちゃんえほん Pオ)白泉社

 おにぎり、ラーメン、ハンバーガー・・・。おいしそうな食べものがいっぱい。
 でも、なにからできてるのかな?ぜひ、親子でお話ししながら、いっしょにページをめくって楽しんでください。(か)


よみもの




『そこから逃げ出す魔法のことば』
岡田淳/作  (F/オ)偕成社

 ぼくのおじいちゃんはすごい!こたつの妖怪から逃げ出したり、一寸法師になったり、
 安全ピンで海賊とたたかったり。このすごいおじいちゃんの冒険は、ふたりだけのひみつ。   
 小学校中学年から(の)

『ネネとヨヨのもしもの魔法』
白倉由美/作 (Fシ)徳間書店

 もしも…とか、こうだったらな…と「想像」することが禁じられた世界。
 聖マルグリット学院で暮らす子供たち。ネネが見つけた<もしもの魔法>ノートが、新しい世界を開いていきます。
 小学校高学年から(い)


ちしきのほん

『図解!!やりかた大百科 for KIDS』   
Joseph Pred/著 (033) パイ インターナショナル

 静電気で水を曲げるには?ロケットを発射するには?月の満ち欠けの見方、おたまじゃくしの育て方など
 役立ちそうな実験や探検のやりかたがいっぱい!でもこの本はそれだけではない!
 ガムを鼻でふくらませるには?ゾンビになるには?忍者の障害コースの走り方など
 おもしろくてちょっとかわった、学校では教えてくれないけど役にたつ(かもしれない)241の豆知識がいっぱいです。(か)

『日本の駅 なるほど百科』
(546)交通新聞社

 約4600あるJRの駅名を、ぜんぶのせました!面白い駅は写真と解説つき。アイウエオ順の
 駅名リストもカンペキ。交通新聞社の本は、マニアには目が離せません。(ち)

『古くて新しい椅子』 
中嶋 浩郎 /文 パオラ・ボルドリーニ /絵 (583)福音館書店

 10歳のマルコは勉強机をもらうことになりました。何十年も前の、古くてボロボロの机とイス。
 新しい机を買ってもらえると思ったのにな…。でも家具職人に直してもらったら、まるで新品のよう。
 イタリアではそういった職人が、今も生活の中にとけこんでいるそうです。そんなふうに長く物を
 使っていけたらいいですよね。(い)

『「赤毛のアン」と花子 翻訳家・村岡花子の物語』 
村岡恵理/文 布川愛子/絵 (910)学研

 名作、「赤毛のアン」を初めて日本に紹介した、村岡花子。
 彼女はどんな人だったのでしょうか。子どもたちに夢や希望をもってもらおうと
 戦争中も必死に訳し続けることをあきらめなかった、一人の女性の物語。
 朝の連続テレビ小説、「花子とアン」も人気の今、こちらもおすすめです。(か)


『「少年探偵団」大研究 上下』
(Fエ)ポプラ社

 『少年探偵団』『怪人二十面相』のシリーズを読んだことありますか?
 学校の図書室の隅にある、ぶきみだけど気になってしまう表紙。みんなのお父さんやお母さん、
 ひょっとしたらおじいさんやおばあさんも、子どものころ、むちゅうになって読んだはず。
 登場人物や、個々の作品、舞台の地図など、シリーズの魅力をすべて網羅した研究本です。(ち)

あたらしく入った本(平成26年5月up)

昨年から少しずつかわってきたじどうしつ。いすとつくえも、ぜんぶ新しくなっています。
かわいい色とかたちのいす、ぜひすわってみてくださいね!

えほん

『どっしーん!』
 岩田明子/作・絵 (Pイ)大日本図書
 急げ!急げ!急がなくっちゃあっちからもこっちからも、みんなが急いではしったから、どっしーん!
 いたたっ。ぶつかっちゃった!あれれ?なんだか、からだがおかしくなってきて・・。 (か)

『雪のおしろへいったウッレ』
 エルサ・ペスコフ/作・絵 (Pへ)徳間書店
 スウェーデンに住む男の子ウッレ。あたらしいスキーをはきたくて、しかたがない。早く冬が来ないかなぁ。
 きれいに雪が積もったら、冬王さまにごあいさつ。やさしい童話のような絵本です。 (い)

『やくそく』
 ニコラ・デイビス/文 ローラ・カーリン/絵 (Pカ)BL出版
 わたしはスリだった。ある日、おばあさんから、カバンをぬすんだ。食べものやお金が入っているはずのカバン。
 でも中に入っていたのは、みどり色のドングリ。「おまえさんにやるよ。これを植えるってやくそくするんならね」
 このステキなやくそくを、わたしは守ろうと思った…。(い)

『どんぐり』
 エドワード・ギブス/作 谷川俊太郎/訳 (Pキ)光村教育出版
 じめんにおちていたちっちゃなどんぐり。いろいろなどうぶつがやってきて、たべようとします。
 どんぐりはそのたびに「もっとおいしくなるから、たべないで。」とおねがいします。
 どうぶつたちがつぎつぎといってしまったあと、どんぐりから、めがでて、おおきくなって。
 うわー!どうなったかは、お楽しみ。(の)

 
あかちゃんえほん

『おんなじおんなじおんなじね』
 苅田澄子/作 つちだのぶこ/絵 (赤ちゃんえほん)学研
 みいちゃんのおめめ、だれとおんなじ?ぷくぷくほっぺ、だれとおんなじ?おんなじ、おんなじ、みつけるのは、たのしいね。
 みんなはだれとおんなじところがあるかな?かぞくみんなでたのしめるえほんです。(か)

『かしの木の子もりうた』
  ロバート・マンチ/原作  細谷亮太/文  いせひでこ/絵
                (お父さんお母さんへコーナーPイ)岩崎書店
 どんなに大きくなっても、あなたはかわいい、わたしのあかちゃん。優しい言葉の繰り返しが、じんわりと心にしみます。
 おとうさん、おかあさん、赤ちゃんに接する人に、ぜひ読んでほしい一冊です。(い)


よみもの

『メリサンド姫 むてきの算数!』
 E・ネズビット/作 (933/ネス)小峰書店
 人間と妖精がいっしょに暮らしていたむかし、いじわるな妖精に呪いをかけられてしまった お姫さま。
 呪いをとくため、やってきたひとりの王子さま算数の力で妖精の呪いに
 たちむかう。お話の中には作者の好きだった、いろいろなお話が少しずつかくれています。
 なんのお話かは読んでのお楽しみ。(の)

『迷宮ヶ丘 』 1丁目~0丁目
 (F)偕成社
 あなたのすぐそばで起きるかもしれない、きみょうなお話をあつめた全10巻のシリーズ。
 短編集です。6丁目の「不自然な街」では、鈴鹿市在住の伊藤美香さんの作品が読めますよ!(ち)


ちしきのほん

『いまこそ沖縄 沖縄に親しむ50問50答』
  行田稔彦/著 (29)新日本出版社
 メンソーレ!海がきれいで食べものはおいしいっ。大人気の観光スポット沖縄。
 でも、実は知っているようで、ほんとは知らないことも多いのでは?
 歴史、文化、基地のことなど、沖縄について、50問50答、Q&Aで紹介します。
 調べ学習や、旅行に行く前にぜひ、さんこうにしてみてね。(か)

『思い出をレスキューせよ!
 堀米薫/文 (36)くもん出版
 ぼろぼろになった古い本を直す、紙本・書籍保存修復士、金野さん。大津波で
 変わりはててしまった故郷の一面のがれきの山の中には、大事な”思い出”がたくさんありました。
 きれいに元通りになった写真が、希望をつないでいきます。(い)
 
『江戸時代の科学者』
 西田知己/著  (40)汐文社
 江戸時代の科学者、玉川兄弟、青木昆陽、平賀源内などなど。どんな人で、
 いつ、どんなことをしたかがよくわかります。おーっ!こんなことをしていたのかとびっくり!
 みらいの科学者をめざすあなた。ぜひ読んでね。(の)

『花のつくりのおもしろさ』
 写真・文/川上昭吾 (47)トンボ出版
 花を分解したりした写真で、どんなつくりになっているのか、とてもわかりやすく
 おしえてくれます。にている本はほかにもあるけど、これはおすすめ!(ち)

『新 なでしこゴール 女子のためのサッカーの本』
 (78)講談社 
 サッカーをやりたい女の子のための、すべてがつまった本。めざせ!未来のなでしこ!(ち)

『歩未とばあちゃんのシャボン玉』
 國森康弘/写真・文 (49)農文協
 南相馬市に暮らすおばあさんと、ガンで寝たきりになってしまったおじいさん。
 楽しみは、孫の歩未(あゆみ)ちゃんの顔を見ること。そして、仮設住宅でそっと
 息をひきとったおじいさん。悔しさも悲しみも、時間とともに流れていきます。
 「いのちのバトン」をつないでいくように。(い)

『バケツで実践!超豪快イネつくり』
  (61)農文協
 たった一粒の種モミが、一万粒にもなる!・・・と聞けば、挑戦してみたくなるよね!
 なんと、バケツでできるんだよ!さあ、さっそく始めてみよう!(ち)

あたらしく入った本(平成26年3月up)

あたらしく入った本のなかから、
じどうしつのかかりが気に入った本をしょうかいします。

☆としょかんのホームページがあたらしくなりました☆
  図書館にあたらしく入った本の中から、じどうしつのかかりが
  お気に入りの本をしょうかいしていきます。たのしみにしていてね。
(か)


『チャーリー、おじいちゃんにあう』
 エイミー・ヘスト/文 ヘレン・オクセンバリー/絵(Pオ 岩崎書店)
  おじいちゃんがやってくる!ぼくとチャーリーはえきにむかえにいくことになった。
チャーリーをおじいちゃんにしょうかいするのだけれど、おじいちゃんはいぬと、ともだちになるやりかたをしらないらしい。
さあ、ふたりはともだちになれるかな。(の)

『はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ』 
 すとうあさえ/文 鈴木まもる/絵(Pス 童心社)        
  新潟(にいがた)から、福島(ふくしま)の郡山(こおりやま)まで、まよなかに出発!
雪が降ってくるし、長い坂道でデーデは止まってしまいそう。
福島まで走りきることができるでしょうか。
力強いきかんしゃの音が聞こえてきそうです。(い)   

『いのちをいただく』 
 内田美智子/作 魚戸おさむとゆかいななかまたち/絵(Pウ 講談社)           
  牛肉は、だいじに育てた牛を殺してつくる。
坂本さんはかなしくて、「(牛を育てるのは)もう止めよう」と、なんども思った。
それでも止めなかったのは…?だいじに育てた牛を、だいじに食べること。
じっくり読んでほしい絵本です。(い)        

『ジャーニー 女の子とまほうのマーカー』 
 アーロン・ベッカー/作(Pヘ 講談社)         
  女の子が見つけた赤いマーカー。ドアかいたら、その向こうはふしぎな森。
川にきたら、ふねをかこう。女の子のぼうけんはどこまで続くんだろう。
文字がないから、あなたの言葉をつけたしてね。(い)        

『だるまなんだ』 
 おおなり修司/文 丸山誠司/絵(Pマ 絵本館)                    
  だ・る・ま・さ・ん・が・・・えぇ、そんなことに!?動きも、絵も、なんだか変。
このおもしろさ、読んでのおたのしみ。(い)        

『犬になった王子』 
 君島久子/文 後藤仁/絵(Pコ 岩波書店)     
  『白いりゅう 黒いりゅう』(92 岩波書店)に収録されているチベットの民話が、
うつくしい絵本になりました。大切な食べ物、麦をめぐる、王子の冒険の物語。
宮崎駿の『シュナの旅』(72 児庫)という作品は、この物語をベースにかかれたそうです。(ち)     

『ぼくらのひみつけんきゅうじょ』 
 森洋子/作(Pモ PHP研究所)     
  家の前の道は、ぼくらのあそび場。なわとびゆらせばジャングルだ。
やかんにすわれば宇宙飛行。黒と赤だけでかかれる絵に注目。(ち)     

 
『どこどこハート』 
 tupera tupera /作(赤ちゃんえほん ブロンズ新社)      
  にわとり、ゴリラ、おんなのこ・・。ページをひらけば、たくさんのハート・ハート・ハート!!
いろとりどりのせかいがひろがります。いくつみつけられるかな?
ひとりでもおやこでもいっしょにたのしめます。(か)      
 
『にんじん だいこん ごぼう ~日本の昔話より~』 
 植垣歩子/再話・絵 (赤ちゃんえほん 福音館)      
  にんじんとだいこんとごぼうの色は、もともとはしろかったんですって!
あるひ、どろんこあそびをしていたら・・。あらら。
なかよしさんにんは、どうしてあんな色になっちゃったのかな?
日本の昔話をもとにした、絵もおもしろくて、たのしい絵本です。(か)      
 

『ゾウと旅した戦争の冬』
 マイケル・モーパーゴ/作(933モ 徳間書店)      
  空襲警報のなるドイツの町を脱出し、少女リジーと家族、小ゾウのマレーネの旅が始まった。
苦しい中にも、小ゾウの存在が人々を助け、読むほうの心も温かくしてくれます。10代から。(ち)      
 
『にげだした王さま』 
 宮下すずか/作(Fミ くもん出版)      
  本の中の文字が、夜になると、ごしょごしょおはなし。
いばりんぼうの「王」が「玉」にむかって、「へんてこな点があって、かっこわるいね」
なんて言ったからさあたいへん!点のついてる文字たちにおいかけられて、「王」はにげだしちゃった。(い)      
 
『絵本の記憶、子どもの気持ち』 
 山口雅子/著(研究 019 福音館)        
  子どものころに「読んでもらった」絵本を覚えていますか?
著者に導かれて大学生が思い出す絵本の記憶は、母親との暖かい思いでした。
子どもにかかわるすべての人に読んでもらいたい本です。(ち)       

『「生きられた家」をつむぐ』
 奥山明日香/著(平凡社 520)       
  いろいろな形の家や、建築家の言葉がでてくる「くうねるところに すむところ」シリーズ(い)       
 
『漫画家たちの戦争』(シリーズ全6巻) 
 手塚治虫ほか/作(まんが 金の星社 726)       
  手塚治虫、赤塚不二夫、ちばてつやなど、日本を代表する、
漫画家たちが、戦争の悲劇や二度と起こしてはならないという
メッセージをこめて描いた作品を集め、シリーズ化されました。
漫画を通して、戦争というものをあらためて、考えさせられる作品ばかりです。(か)       
 
『なぞかけ動物園』『なぞかけ食堂』
 ねづっち/著(理論社 807)       
  「○○とかけて、△△ととく、その心は!」江戸時代にうまれた、なぞなぞの形。
ちょっとむずかしい?大人もちょっと困っちゃうような、なぞかけがいっぱいです。(い)