図書館スタッフおすすめ本

宇宙旅行へGO

『宇宙の地図』 観山 正見・小久保 英一郎/著 朝日新聞出版 (市立・書庫 440.8//12)

 宇宙の地図と聞いて思い描くのはどのようなものでしょう。一枚紙で太陽が中心にあって、その周りに太陽系の天体、さらに太陽系外の天体・・・大体そんな感じではないでしょうか。
 
 この本は宇宙の地図です。ですが宇宙の見せ方にちょっと工夫があります。
 まず東京の国立天文台から始まり、ページをめくるごとに10倍ずつ上空へと昇ってゆく・・・つまり地球から離れてゆく。そしてその各地点から地球方向を鳥瞰しつつ、地球から似たような距離にある天体を美しい写真とともに紹介する。そういう形をとっています。
 不思議なもので、地球を中心にして少しずつ遠くの天体を見てゆくと、一枚地図で全体を俯瞰するよりも「この星はここにあったのか」という新鮮な感動があります。自分とその天体との位置関係をある意味実感を持って認識できるせいでしょう。地球人にとって非常にわかりやすい宇宙の案内図と言えます。

 最近は近県への旅行すらままならないことが多かったと思います。この本を手に、いっそ地球の外、宇宙への旅行に出かけてしまってはいかがでしょう。

四日市を知るなら、まずはコレ!

『のびゆく四日市』 四日市市教育委員会/編集 四日市市教育委員会 (市立・地域 L223//20)

 みなさん、どれくらい「四日市」のことを知っていますか?

 私は、こう聞かれて「まあ、学校で習った程度は」と答えていました。
 けれど、小学校の社会科の副読本に使われているこの本を読み、気づきました。
 「私、四日市のこと全然知らない…私もこの本を使っていたはずなのに。」

 副読本だけあって、この本には、うつりかわり・産業・くらしを支える仕組みなど、四日市市のことがギュッとつまっています。
 「え?子ども向けなんでしょ?」「ずっと住んでいるし知らないことなんてない!」と思ったみなさん、一度読んでみてください。
 子ども向けだからこそ分かりやすく、四日市に来たばかりの人が知るのに、ぴったりです。
ずっと住んでいる人にも、新しい発見があるかもしれません。
 図書館には、歴代(1969年~)の『のびゆく四日市』もあるので、「これつかってたな~」と懐かしむのもいいですね。

 そして、定番の「郷土を調べる」という夏休み宿題で何を調べようか迷っているみなさん。
この本は、テーマ探しや調べ方のヒントにもなりますよ。
 昔使っていたのが、まだ捨てずに家にあるという人は、大事に残しておくといいかもしれませんね。

 市立図書館では2階の地域資料室で、読むことができます。
(注:年代によっては、貸出できないものもあります。)

作るの好きなのに・・・

『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』 コウ ケンテツ/著 ぴあ (市立・成人 596.0//20)


 もともと料理は好きなのに時間に追われ、これでいいのか毎日モヤモヤ・・・。
 量は足りている?味付けは濃すぎない?栄養バランスは大丈夫?
 楽しく食べられればOK!とゆるーく決めているつもりではいても、いろいろ気になってしまう。

 そんな時に出会ったのがこちらの本。
 あー分かる分かるとうなずくエピソードがたくさんあり、無理のない範囲でできることだけで十分という言葉になんだかホッとしました。

 最終章には簡単レシピも掲載されています。そのまま作ってもアレンジしても楽しめますよ、よろしければお試しを。

うつし世は夢 よるの夢こそまこと

『江戸川乱歩大事典』 落合教幸/編 勉誠出版 (市立・参考 R910.26/エト/21)
 
 巨大な多面体「乱歩ワールド」を、文学、メディア史、社会学など、広範囲の分野から案内する本書は、戦後から昭和の高度経済成長時代の子供時代を過ごし、少年探偵団シリーズやテレビ放映の明智小五郎シリーズで大いに楽しませてもらった大ファンにとっては、様々な希望に応じた知識を授けてくれる優れものです。
 
 生誕百年を経て、未だに我々を魅了し続ける乱歩の創作・思考の背景にあるものとはいったい何か?

 乱歩の形成した人的ネットワーク、そして彼の生きた時代、戦前戦後という文化事象、出版文化の展開と共に花開いた雑誌・メディアなど乱歩ワールドの広がりを体感できる初の大辞典です。作品が書かれた当時の時代背景や政治、人間心理、メディア、美、エロス等、どこを切り口にしても尽きることのない金太郎飴のような豪華さです。これまで乱歩の作品に親しんできた人はもちろん、これから乱歩ワールドに踏み込んでいく人にもおすすめの一冊となっています。
(注:本書は参考図書につき貸出はできません。館内閲覧のみとなりますので、ご了承ください)

 余談となりますが、個人的に一番好きな乱歩作品を吐露させて頂くことをお許し頂けるなら、『パノラマ島綺談』をあげさせてください。三重県鳥羽のとある人工島を舞台にした壮大なスケールと豊かなエンターテイメントの世界が融合したダイナミックな作品です。乱歩は三重県出身で鳥羽の造船所で働いていた経験から、海や孤島を背景にした作品を複数書いており、大宴会の場面での豪勢な伊勢海老の舟盛りの描写など説得力があり、イメージが浮かんでくるようです。『江戸川乱歩作品集 3』(江戸川 乱歩/著 岩波書店(市立・成人 B913.6/エト/18))等にも収録されておりますので、 興味のある方はぜひご一読ください。

夢の国への冒険

『東京ディズニーシー20周年クロニクル』 ディズニーファン編集部/編 講談社 (市立・成人 689.5//21

 「次の休日はどこに行こう?何をしよう?」
…きれいな景色に癒されい!
…かわいいキャラクターに会いたい!
…アトラクションで大興奮を味わいたい!
 
 このような気分の時、テーマパークにいきたいと思うこともあるでしょう。

 テーマパークは、世代を超えて楽しむことができます。ただ、時期によっては入場制限が発生することもあり、必ずしも全員が行きたいときにすぐ現地に行けるとは限りません。

 そこで、直接足を運ぶよりも簡単にテーマパークを楽しむことができる方法があります。その方法とはずばり、本を経由する方法です。本という手段を利用することで、交通機関や入場チケットの購入の必要もなければ、車を運転する必要もありません。

 本を読み進めていくとアトラクションやキャラクターを「見て」楽しむことに加え、写真付きで細かく紹介されているディズニーシーの歴史を知ることができます。まるで自分がタイムスリップし、ディズニーシーと共に20年間を歩んでいるような気持ちになります。


 ディズニーシーは今、20周年のイベントの真っ最中です。また、2023年にはファンタジースプリングスもオープンします。
 まだ見ぬエリアを一足先に楽しむことができるのも、この本ならではの魅力の一つです。

 よろしければ本から出発して、パークへ冒険に出かけませんか?