図書館スタッフおすすめ本

ご存じですか「仏像のひみつ」

『完本 仏像のひみつ』 山本 勉/著 朝日出版社 (市立・成人 718//21)


 最近、お寺で仏像を見に行くことが好きになってきた私ですが、どちらかと言えば美術作品として鑑賞していました。
 
 ですが、この本を読んで、仏像の奥深さ、日本人の仏教文化の流れを知り、違った視点で鑑賞することが出来ました。仏像にも人間社会の様に”ソシキ”があること、仏像のスタイルも時代によって違うこと、仏像には色がいろいろあることなど、10項目をひみつとして分かりやすい文章と可愛いイラストで教えてくれます。

 これから、お寺や博物館で仏像を鑑賞する機会がある方は、ぜひ一度手に取って見てください。きっと、今までとは違った楽しい鑑賞の時間を過ごすことが出来ること間違いないと思います。

学校の怪談、流行ったなあ

『日本現代怪異事典』 朝里樹/著 笹間書院 (市立・成人 388.1//20)


この本は不可思議で超自然的な現象・存在・呪い・占い・物体などにまつわる話を収集して事典の形にまとめられたものです。

戦後日本を舞台として、都市伝説などもたくさん書かれています。
赤い紙・青い紙、メリーさんの電話、お菊人形、こっくりさん等、子どもの頃聞いた怪異から、こんな話もあったんだと初めて知るものもあり、おもしろかったです。
私は最初から読んでいきましたが、結構な文量なので、50音順になっていて索引も付けてもらってあるので、興味を引かれたものから見るもよし、な本です。


 

目指せ、アイドル

『トラぺジウム』 高山一実/著 KADOKAWA (市立・成人 913.6/タカ/19)

 
 乃木坂46に所属する現役のアイドルが書いた小説です。
 あらすじとしては、アイドルを夢見る主人公の女子高生が東西南北の美少女を集めてデビューを目指すという内容です。
 個人的におすすめな点は、作者自身もアイドルなためアイドルの裏面が一部書かれていたり、アイドルになるための苦労や努力もありアイドル当事者だからこそ書ける部分があるという点です。
 本をあまり読まない方でも読みやすく親しみやすい小説ですので、ぜひご一読ください。

うっかり読んだ本

『むらさきのスカートの女』 今村 夏子/著 朝日新聞出版 (市立・成人 913.6/イマ/19)


休みの日はホラー映画ばかり観ている。
タオルケット,ポテトチップス、コーラを用意すれば準備完了。
カーテンを閉め切って、薄暗い中で一日中ホラー映画を観ている。
ステイホームは大の得意なのだ。

そんなホラー映画好きな私はあまりホラー小説は読まない。
読むほうが、想像してしまうほうが、怖いからである。
だけど、このあいだ、うっかりホラー小説を読んでしまった。
うっかり読んでしまうホラー小説ほど後悔するものはない。
もしこれをうっかり読んでしまった場合は、ぜひともその怖さについて話し合いましょう。


 

あのマンガの家って・・・

『名作マンガの間取り』 影山 明仁/著 SBクリエイティブ (市立・成人 726.1//15)


サザエさんやドラえもんの家の間取りを、テレビで見たことがある。
でも他のマンガやアニメに出てくる家って、どんな間取りなんだろう。

書架でこの本を見かけた時、そんなことを思いながら手にとってみました。

『スラムダンク』の赤木邸はけっこう広いんだな。
『クレヨンしんちゃん』そうそう。野原家はこんな感じ!
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』じんたんの部屋こんなに狭そうだった?

昔のマンガから最近のマンガまで幅広くピックアップされているので、知らないマンガもたくさんあります。でも見ていたらなんだか、いろんなマンガを読み返したくなってきました。
皆さんも、好きだったマンガの間取りを探してみませんか。