あたらしいこどもの本

あたらしく入った本(令和6年6月UP)

図書館は蔵書点検のための休館が終わり、再開しました。じめじめしたお天気が続き、なんだか気分までゆううつになってしまいますね。リフレッシュするため、新しい本を読んでみるのもいいですよ。

★赤ちゃん

『いないいないぞう!』
 大塚健太/文 山村浩二/絵 岩崎書店
 「いないいないばあ」ではなくて、「いないいないぞう」ってどういうこと?
 そんなぎもんも、ページをめくるたびに「そういうことか!」とおもわず笑ってしまう絵本です。
 いっしょに「いないいないぞう!」

★絵本

『きみがうまれたひ』
 なるかわしんご/作 イマジネイション・プラス
 赤ちゃんがうまれてから、毎日新しい発見があります。なんてちいさな口をしていて、ちいさな目をしているのか。お父さんペンギンの視点から、たいせつな赤ちゃんペンギンを見守ります。
 四日市出身のなるかわしんごさんの絵本です。

『きゅうしょくたべにきました』
 シゲリカツヒコ/作  KADOKAWA
 風にとばされたきゅうしょくのこんだて表が、おにの世界にとどきました。きゅうしょくのしょうたいじょうだ!と、おにはウキウキ!きゅうしょくのシチューを食べにやってきました。さあどうしよう!

『とこやのザリガニータ』
 タツトミカオ/作 ひかりのくに
 かっこいいハサミで、どんなスタイルでもチョキチョキできるザリガニータ。
 ところがだいじなハサミがピンチに!でもね、ザリガニにはとくべつなのうりょくがあるんだよ。ザリガニを飼ったことがある人なら知ってるよね!さあどうなる?

『しょうぼうじどうしゃのあかいねじ』
 たるいしまこ/作 福音館書店
 しょうぼうじどうしゃは、だれでも知ってる赤い色!
 だけど、さいしょは、赤い色ではなくて、なんと白色の車!
 どうやってしょうぼうじどうしゃが、できあがっていくのか、いっしょに工場へ行ってみよう!

『せかいのみんなのパン・パン・パン!』
 クリスティーナ・キンテロ/文 サラ・ゴンサレス/絵 ほるぷ出版
 せかいにはいろいろなパンがある。材料もちがうし、作り方もちがう。でも、どれもとってもおいしそう。どんな味がするのかな?みんなはどんなパンが好き?2種類のパンの作り方も紹介しているよ。

『火の鳥 いのちの物語』
 手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社
 ほかの動物もたべず、卵もあかちゃんもうまない鳥。その鳥は地球や宇宙のこと、いろいろなことを知っています。名前は火の鳥。火の鳥がおしえてくれる命の物語が絵本になりました。

『ねえ、おぼえてる?』
 シドニー・スミス/作 偕成社
 『おばあちゃんのにわ』『ぼくは川のように話す』のシドニー・スミス最新作。2024年度の国際アンデルセン賞画家賞を受賞しました。
 余計なことは言わず、聞かず、この世界にひたりたい。

『みちくさ』
 さとうわきこ/作 偕成社
 いつもとちがったみちは、草のおばけが出たり、公園も神社もふしぎなことだらけ。ちょっぴりこわくなって家にかえると、またびっくり!みちくさしているあなた、大丈夫かな。
 さとうわきこさんの、楽しいおはなし。

『さんぞうほうしのかえりみち』
 せなけいこ作/作 金の星社
 天竺(てんじく)からのかえり、行きのやくそくをわすれていたのをおこったカメに、海にほうりだされたさんぞうほうしたち。たいせつなお経は、ナマズにたべられ、たいへん!
 『西遊記』のその後、木魚(もくぎょ)のはじまりのおはなし。


★読み物

『シンデレラのおねえさん』
 おくはらゆめ/作 光村図書出版
 みなさん、シンデレラのお話は知っていますよね?この本では、なんとシンデレラの2人の姉が主人公です。
 シンデレラと王子さまのけっこんが決まり、ヒマな2人がどんなことをするのか。たのしみですね。低学年から

『ブルーラインから、はるか』 林けんじろう/作 講談社
 「ばり、しんどい。」図書館で顔見知りになった少年から、突然、自由研究を手伝ってほしいと頼まれたコウタ。しまなみ海道を自転車でわたるというのだが…。
 自分たちの力で新しい一歩をふみだそうとする二人の物語。10代から

『いばらの髪のノラ ①黄金の心臓』
 日向理恵子/作 童心社
 手にした者は、魔法を正しく強く使うといわれている<黄金の心臓>。落ちこぼれ魔女のノラはそれを探す旅に出る。
 ひとりぼっちだと思っていても、助けてくれる誰かがきっといる。日向さんの新しいファンタジーの始まり。10代から

『死の森の犬たち』 アンソニー・マゴーワン/作 岩波書店
 原発事故のせいで、泣く泣く死の森に置き去りにされたかわいい子犬。
 野生化していく森の中で、鋭い感覚と知恵と勇気で、襲いくる敵たちに立ち向かっていきます。オオカミや人間との関係も交差し、スリル満点。10代から

『小説ブルーロック』
 金城宗幸/原作 講談社
 人気サッカーマンガ『ブルーロック』の小説版。1~6巻と、エピソード凪が入りました。ところどころマンガも入って読みやすい!
 電子書籍にも1~5巻がありますよ!10代から

『スラムに水は流れない』
 ヴァルシャ・バジャージ/作 あすなろ書房
 大都会のスラム(貧しい人たちが集まって住む地域)に住む、12歳の少女・ミンニ。彼女たちスラムの人々は、いつも水不足になやんでいます。
 ある日、政府の配給(はいきゅう)する水が盗まれるところを見てしまったミンニの兄は、命を狙われることに…。
 勉強がしたい、でも、家族のために働かなければならない苦しさ。それ以上に、水を手に入れないと生きていけない毎日。私たちの当たり前とは大きく違うくらし。そんなきびしい環境のなかで、ミンニが仲間とともに力強く前に進む姿に心を動かされます。10代から

★ちしき

『ひき石と24丁のとうふ』
 大西暢夫/著 アリス館
 だれもこないような山奥で、昔ながらのとうふを一人で作り、売っているミナさん。
 70さいから始めて、90さいをこえた。6時間、石うすをまわし、薪で火を入れる。
 写真と向き合えば、息づかいや香りまで感じられるような本です。

『ペンギンのひみつ 飼育員さんもっとおしえて!』
 池田菜津美/文 松橋利光/写真 新日本出版社
 ペンギンは歩くよりも泳ぐ方が上手です。いったいどんなからだをしているのかな?
 飼育員さんがそのひみつを教えてくれます。ちいさい赤ちゃんの体重測定も見れちゃいます!


あたらしくはいった本(令和6年5月UP)

暑くなってきましたね。もうすぐ梅雨入りすると思いますが、そんなときはお家でゆっくり読書でもするのはどうでしょう?
ステキな新刊をお届けしますよ。

★えほん★

『こどもべやのよる』 
 出久根育/作 岩波書店
 みんながねむってしまった子ども部屋。目をつむっても、あけてもまっくろ。そこに、てんしちゃんがやってきて・・・。
 夜の子ども部屋で繰り広げられる、いろいろな冒険のお話です。ひとり眠れない夜、ちょっとドキドキするね。

『おかずたちのおでかけ』
 さとうめぐみ/作 ひかりのくに
 たまごやきさんが駅のホームで汽車を待っていると、チキンライスちゃんがやってきました。
 寒がっていたので、たまごやきさんはカーディガンを貸してあげました。
 他にも困っているおかずが登場します。

『あさいち』
 大石可久也/絵 かたり=輪島・朝市の人びと 福音館書店
 40年以上前の、能登半島、輪島の朝市の人びとのようす。震災でなくなってしまった朝市が、ここには、あたたかく、あざやかに描かれています。
 心に残していきたい風景です。

『ありえない』
 内田麟太郎/文 クレーン謙/絵 ハッピーオウル社
 虫の大学で学ぶアリのみなさんが、よのなかのいろいろなじょうたいについて、「ありえる」か「ありえない」かを学んでおります。
 読んでいるみなさんもごいっしょに!「ありえる」!「ありえない」!どっちかな?

『ともだちともる』
 内田麟太郎/文 黒井健/絵 文研出版
 アマガエルは、ウシガエルをみたとき、声がかけられませんでした。大きすぎて。
 ウシガエルも、アマガエルに声がかけられませんでした。小さすぎて。
 同じカエルなのに…。いっしょに遊びたい二匹は無事に友達になれるのでしょうか。

★よみもの★

『ほんとにともだち?』 
 如月かずさ/作  小峰書店
 まあくんとたんくんは一緒にいても別々にいてもあまりしゃべらないし、笑わない。本当に友だちなのか、心配になったまあくん。
 友だちってなんだろうね。心がほんのりあたたかくなる優しいお話。低学年から。

『ぼくのねこポー』
 岩瀬成子/作 PHP研究所
 町で見つけたかわいい子ねこを、家に連れ帰って世話を始めたぼく。ところが、友だちがねこをさがしているという話を聞いてしまいます。このままねこを飼いたいぼくのゆれる気持ちが、とても伝わるお話。生き物が好きな人、読んでみては?低学年から。

『うさぎになった日』
 村中李衣/作 世界文化ブックス
 りこは、はずかしがりや。うまく言葉が出てこないりこに、先生が「おしゃべりノート」をプレゼントしてくれました。先生が描いてくれるうさぎのマークがうれしくて、りこは文章をいっぱい書くようになりました。
 こんなうさぎに関する話が七編あります。中学年から。

『あなたの言葉を』
 辻村深月/著 毎日新聞出版
 毎日小学生新聞に連載していた文章をまとめたもの・・・ですが、中学生でもおとなでも、全・辻村深月ファンに読んでもらいたいエッセイ。あの作品のエッセンスを感じられたり、作者自身に近づける感じがします。


★ちしき★

『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』 (岩波ジュニア新書)
 阿部芳郎/編著 岩波書店
 縄文時代には文字がありませんでした。彼らの生活を知るには、探偵のようにさまざまな痕跡(こんせき)を探ります。たとえば、縄文土器についた「オコゲ」から縄文人が何を食べていたか。形状からどんな料理に土器が使われていたか。いろいろなことが、わかります。10代から

『小学校の生活ずかん』
 はまのゆか/絵 Gakken
 いちねんせいになったひと!がっこうはたのしい?つぎのはるに、いちねんせいになるひと!
 しょうがっこうはどんなところかな?学校のいろいろなところを、かわいい絵で教えてくれる本です。

『ヘンな矢印標識』
 山崎賀功/著 自由国民社
青い〇に、白い矢じるしのひょうしき。どうやって進むの!?となやむ、フクザツな矢じるし標識のコレクションを見てください!

『ヘンな信号機』
 丹羽拳士朗/著 イカロス出版
 信号機は、赤青きいろと矢じるしだけじゃなかった!オモシロ信号機のコレクション、信号機好き必見!

『博覧会の歴史』
 あかつき教育図書
 2025年は、大阪万博です!・・・って、みなさん、ばんぱくって、なに?って思いませんか?
1851年、第一回のロンドン万博からの歴史がこれでわかります。

『楽しく学べる歴史図鑑 土偶』
 山田康弘/著 スタジオタッククリエイティブ
 縄文時代の土の人形、土偶(どぐう)。こう書くとかたくるしく感じるけど、発掘された土偶の写真を並べてみると、
 ぷっ、と笑わずにいられない、なんともユニークなものばかりです。

『はじめての着衣泳教室』
 岩崎恭子/著 誠文堂新光社
 泳げるよ!という人、服をきたままでも泳げますか?じぶんのいのちを守るために、服をきたまま水にうくことをおぼえてください。
 動画が見られるコードもついてます。

『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』
 川端裕人/作 中垣ゆたか/絵 講談社
 色の見え方は、じつは人それぞれ。緑の葉と、赤い木の実を区別しないといけない生物の見方を引き継いでいる人、広く明るいところで濃淡を区別するための見方を持っている人がいるそうです。
 なので、わたしたちは色を付けるとき、どちらのタイプにも見えるように考えなければいけません。あなたはどっちかな?』

『イチからつくるホウキ』
 宮原克人/編 堀川理万子/絵 農山漁村文化協会
 日本では神さまの道具。ヨーロッパでは魔女の乗り物にもなっていたホウキ。種類も作り方もいろいろだけど、束にして結ぶだけでも大丈夫。いろいろな材料で作ってみると楽しいね。私はほうき草(コキア)で作ってみました。

『シロツメクサはともだち』
  鈴木純/著 ブロンズ新社
 身近な場所でよく見かけるシロツメクサ。花かんむりをつくったことがある人もいるかもしれません。
 でも、その花や葉っぱ、根っこまでじっくり見たことがありますか?シロツメクサのことが、まるごとわかる写真絵本です。

『くさい食べ物大図鑑』
 金の星社
 世の中には、信じられないほどくさい食べ物があるんです。納豆、くさやのほか、まだまだくさい食べ物がこの本に大集合しています!
 日本だけではなく、世界のくさい食べ物についても知ることができます。

あたらしくはいった本(令和6年4月UP)

さわやかな風と緑が気持ちよく、なんだかワクワクする季節になってきましたね。
図書館でも楽しい本をそろえて、みなさんを待っていますよ!

★あかちゃん★

『いないいないぶー』
 おおのたろう/作 ポプラ社
 赤ちゃんが大好きな、いないいないばぁ遊びの、乗り物バージョン!
 消防車もバスも、いないと思ったら、あんなところからでてくる?!
 最後はみんないっしょに、いないいないぶーっ!親子で楽しんでね!

★えほん★

『5ふんだけちょうだい』
 ジル・マーフィ/作 ひさかたチャイルド
 5分でいいから時間がほしい!そんなふうに思うことありますよね。
 子育てに、仕事に、家事に…と、毎日忙しいお母さんなら、なおさら!
 さて、このママはホッと一息つける時間はあるのかしら?
             
『そそそそ』
 たなかひかる/作 ポプラ社
 「そそそってなって、にゅーんってなるおはなし。ふんすもあるよ♪」という絵本だそうですよ!いったい、どんな本なのか!?
 『ねこいる!』の、たなかひかるの絵本なので、予想を裏切りまくりです!

『うえをむいてあるこう』
 くすのきしげのり/文 坂上暁仁/絵 303 BOOKS
 世界で注目を浴びる「ショーヘイ」。60年前にも別のショーヘイ、ジャイアント馬場(本名馬場正平)がアメリカをわかせました。アメリカで『上を向いて歩こう』の曲に出会い、小さいころは背が高すぎて下ばかり見ていた正平は、未来を見上げて戦うようになりました。
 わたしはプロレスに興味はないのに、この絵本とジャイアント馬場に感動・・・。
 坂上暁仁(絵)さんは、コミックでも職人芸!

『花見じゃそうべえ』
 たじまゆきひこ/作 童心社
 とざいとーざい!ご存じ『じごくのそうべえ』の失敗だらけの3人を連れて、山伏のふっかいが、修行のため春まっさかりの山へと出かけます。
 大騒動の4人の前に山のくまさんもあらわれ、さらに大変なことに!今回も大笑いです。

『なんていいひ』
 リチャード・ジャクソン/文 スージー・リー/絵 小学館
 雨が降りはじめた!子どもたちは傘をさしながら歌ったりおどったり、楽しそう。
 そのうち、雨が止んで…。すっきりとした水色がとても印象的に使われています。

『りんごりらっぱ』
 あべけんじ/作 福音館書店
 言葉遊びの絵本。「りんご」「ごりら」「らっぱ」しりとりの定番フレーズだけど、それをくっつけていくと、りんごりらっぱん・・・さあ、どうなる?
 文字は少ないけど、読みきかせにはちょっと練習がいりそう。
 シンプルな色とデザインに手書きの文字がうつくしい。


『ぼくは、ういてる。』
 なかがわちひろ/作 のら書店
 時々、あ、自分、今ちょっとういてるな、と思うことがありませんか?
 心の中の風船で、浮いたり沈んだりしながら気持ちよく過ごしてみない?と気づかせてくれます。
 ハッピーな気持ちになれる絵本。

『わすれていいから』
 大森裕子/作 KADOKAWA
 ねこと少年は、小さいころからいつもそばにいた。くっついたり離れたりしながら一緒に育つ。
 そして少年は旅立つ日が来る。ねこは思う。「わすれていいから」。
 窓のCMを思い出させる物語のある絵本。

『DJ YOYOアゲイン』
 おおなり修司/文 飯野和好/絵 絵本館
 あのDJ YOYOがふたたび登場です!今回は、宿題に一生懸命取り組むぼくの前に、あそぼうYOと誘ってくるのですが…。
 リズムにのって、YOYO♪と読んでみたくなる絵本だYO!1作目の『DJ YOYO』も合わせて楽しんでYO!

『おとうとはアボカド?』
 トレーシー・ダーントン/文 ヤスミン・イスマイル/絵 ひさかたチャイルド
 はじめての兄弟。お母さんのおなかで大きくなっていく弟に、興味津々。
 どんな弟が生まれてくるのか楽しみでしかたない様子に、ほほえましくてにっこりしてしまいます。

『キツネザルのあったかいセーター』
 ウルリカ・ケステレ/作 徳間書店
 南の島から北国へ友だちをたずねてやってきた、ワオキツネザルのオットー。
 寒くて風邪をひいちゃった!どうしたらあたたまるかな?
 北欧の暮らしがちょこっとわかる、ほっこり絵本。ブルーベリースープ、飲んでみたいな。

★よみもの★

『ナナのおけいこ』
 いとうひろし/作 徳間書店
 ナナは、わたしが赤ちゃんのときからいるねこ。「わたし」にいっぱいねこのおけいこをさせてりっぱなネコに育てなきゃ、と思っているみたい。
 育つ子どもと、年をとるねこのやりとりが楽しい。低学年から。

『ボンジュール,トゥール』
 ハン・ユンソブ/作 影書房
 フランスに住む韓国人の少年ボンジュは、月明かりに浮かび上がる謎めいたメッセージを見つけます。一体だれが書いたのか?
 知っているようで知らない隣国の人をめぐり、どんな出会いがあるのか?切なくもあたたかい物語。10代から

★ちしき★

『読書を楽しむ 帯・POP作りのスゴ技』
     理論社
 『帯』編と『POP』編の2冊。学校で、おすすめ本の紹介をすること、ありますよね。
 初めてPOPや帯を作るときや、面白い本のことをどうみんなに紹介したらいいかわからないとき、ちょっとコツを学べる本です。

『ロボットのずかん』
     金の星社
 ロボットが活躍する場所別に、全部で3巻。
 レストランの配膳ロボットや、家のおそうじロボットのようによく見るものから、
 工場や宇宙などで活躍しているなかなか見られないロボットまで、ロボットはたくさん活躍している!

『知っておこう!いっしょに暮らす動物の健康・病気のこと』
     保育社
 『イヌ』編、『ネコ編』、『トリ・ハムスター』編の全3巻。
 みなさんはペットを飼っていますか?これから飼う予定の人もいるかもしれませんね。
 一緒に暮らす動物の健康のこと、災害が起きたときに私たちができる備えなど、知っておくべきことがたくさんありますね。 




あたらしくはいった本(令和6年3月UP)

そろそろ春の気配。新しい生活にそわそわしている人もいるかな。
ホッとひと息つきたい時、元気がほしい時、本を開いてみるのもいいかもね。
いろんな本と、職員が、図書館で待ってます!

★えほん★


ウサギのソロモン、へんしんする
 ウィリアム・スタイグ/作(Pス)  徳間書店            
 じゆうにへんしんができるっていいよね。
 ピンチのときにへんしんしたウサギのソロモンですが、よかったのか、わるかったのか、ハラハラのてんかいに!
 同じ作者の『ロバのシルベスターとまほうの小石』もおすすめ!

おやすみまくら
 斉藤倫、うきまる/文 牧野千穂/絵(Pマ) 小学館
 夜なのに、まだねむりたくない、こねんこさん。
 「わたしをまくらにどうぞ」とあらわれたのは…。
 まるで夢のなかにいるかのような絵と、かわいい冒険が絶妙にマッチして引き込まれます。

むげんことわざものがたり
 大串ゆうじ/作(Pオ) 偕成社
 犬もあるけば…からはじまり、いろんなことわざがつぎつぎとつながる旅絵本。
 知っていることわざをさがすのも楽しいね。さて、いったいどんな旅になるのかな?
 むげんの意味は結末に!

おふろのぼうず
 乾栄里子/文 石井聖岳/絵(Pイ) ひさかたチャイルド
 ゆぶねの中で、タオルであそんだことはある?
 ふうちゃんのおふろには、いろんなタオルぼうずがあらわれて、とってもたのしそう。
 きっとみんなも、おふろでやってみたくなるよ。

どっち?
 キボリノコンノ/作 (Pキ)  講談社
 木で作ったパン、チーズ、どっちが本物?なかなか見分けがつかないできばえに、驚きます。
 私は、どうしてもわからないものがあり、間違えました。
 食品サンプルと、どちらが本物に近いかな?実物を見てみたい。

ゆきのゆきちゃん
 きくちちき/作 (Pキ) ミシマ社
 雪の日にでかけたねこのゆきちゃんは、自分の名前の由来を、出会う動物にたずねます。きれい。ふわふわ。
 駆け回るみんなの上に降りしきる雪。
 モノトーンの雪景色に映える動物たちの鮮やかな目。
 吸い込まれるような色の世界です。

でんしゃでおでかけ
 ケッソクヒデキ/作 (Pケとも)  福音館書店
 しょうじくんは、都営大江戸線、中央線、東海道新幹線に乗って、東京から名古屋までおでかけ。
 たくさんの電車にであったり、となりを走ったり。
 あっ、着いた!見慣れた名古屋駅がうれしい!一緒に楽しむ、わくわく電車旅。

ママたちが言った
 アリシア・D・ウイリアムズ/文 ブリアナ・ムコディリ・ウチェンドゥ/絵(Pウ) クレヨンハウス
 アフリカ系アメリカ人の子どもがある年齢になったら必ず伝えられる「してはいけないこと」。
 いまでもまだ、そういうものが存在する人々のことを、思ってみてほしいのです。

しゃぼんだま
 小林実/文 林明子/絵(Pハとも) 福音館書店
 しゃぼんみずとストローがあれば、どこでもしゃぼんだま遊び!
 大きなしゃぼん玉も、身近なもので作れます。
 林明子さん、絵本作家デビュー50周年記念の限定復刻本です。

ぞうくんはいちねんせい
 ながしまひろみ/作(Pナ) アリス館
 ぞうくんは、いちねんせい。きょうからがっこうです。
 となりはどんなこ?べんきょうできるかな?ドキドキ。
 ぞうくんとおなじようにドキドキしている新一年生と一緒に、読んでみてくださいね。


★ちしきの本★


なんでファラオは男なの?
 山花京子/著(242) 新泉社
 家族みんな古代エジプト好きの美羽。留学生とのかかわりをきっかけに、エジプトへ旅行することに。
 タイトルが気になって主人公と海外旅行気分を味わいつつ、あっという間に読みました。
 歴史好きじゃなくても読んでおいて損はない一冊。

ルビーの一歩
 ルビー・ブリッジズ/著(316) あすなろ書房
 60年前のアメリカ。「白人の小学校」に初めて通うことになった「黒人」の少女が、この本を書いたルビーです。
 有名な画家、ノーマン・ロックウェルがルビーを描いた『私たちすべての問題』の表紙とともに、考えてみたい内容です。

ドボク模型
 藤井俊逸/著(510) 日経BP
 100均やホームセンターで手に入るものを使って、「土木」の仕組みや、面白さを伝えるのがドボク模型。
 トンネル、石垣、地盤などのしくみを学べるだけでなく、防災に生かすことができます。
 高学年から中学生の、自由研究にも使えそう。

相撲のルール 超・初級編
 中野良一・木谷友亮/著(788) ベースボール・マガジン社
 相撲をする人は?「力士」。お相撲さんは大食い?「そこまでではないです」
 まじめな疑問に、ちゃんと答えてくれるのですが、イラストが脱力系なので、なんか笑っちゃいます。

はじめての着衣水泳教室
 岩崎恭子/著 (785)  誠文堂新光社
 服を着たまま、くつをはいたまま泳いだことある?
 遊んでいる時、歩いている時、水に落ちたらどうしよう。災害は突然です。
 オリンピック選手が教える着衣水泳の方法。
 もちろん、海や川ではライフジャケットを忘れないで!


★よみもの★


キダマッチ先生! 8
 今井恭子/作(Fイ) BL出版
 カエルのキダマッチ先生はどんなケガや病気も治してくれるお医者さん。
 今日は南の島へ患者さんをみにいくことに。
 クセの強いどうぶつたちと、キダマッチ先生とのやりとりがなんともゆかいなおはなし。
 シリーズの第8弾。低学年から。

とらまる、山へいく
 なかがわちひろ/作(Fナ) 徳間書店
 ちいさいころ、まちの動物病院で拾われた猫のとらまるは、動物のための診察をしています。
 ある日、やまから来たウサギが往診を頼みに来ました。
 もしかして、このウサギはぼくをまちの動物病院にあずけたウサギかな?
 低学年から。

100年見つめてきました
 吉野万理子/作(Fヨ) 講談社
 生駒山遊園地って、知ってる?日本最古の現役の飛行塔があるそうです。
 子どもたちの笑顔を作りだすアトラクションですが、100年の歴史の中には、戦争という悲しい出来事も…。
 低学年からでも読みやすい物語です。

わたしに続く道
 山本悦子/作(Fヤ) 金の星社
 お父さんがケニア人のリイマが主人公。
 その気はなくても差別をしていることがある日常をちょっと考えてみたい一冊。
 自分自身を見つけていくリイマからは、見失いがちな大切なことを、私たちも再認識させられるかも。
 10代から。

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎
 丸山正樹/作(Fマ) 偕成社
 訳あって手話で会話をする美和と英知。
 前作『水まきジイサンと図書館の王女さま』で、英知が転校してしまったあとは、手紙でやりとりをすることに。
 手話が少し身近になるかもしれない、10代の人へ届けたい物語。

フォグ
 マルタ・パラッツェージ/作(973) 岩崎書店
 13歳、川のそばで生きるクレイ。
 町にやってきたサーカスで、珍しい霧色のオオカミ“フォグ”と出会う。
 サーカス団から逃げ“家”に帰ることができるのか。
 自分の境遇にめげず、立ち向かっていく姿に心打たれる、イチオシの物語。
 10代から。

あたらしくはいった本(令和5年11月UP)



だんだんと秋も深まって、夜が長くなってきました。
そうです、いまは読書にぴったりのきせつ!じどうしつでは、
あたらしい本がなかまいり。楽しい本をさがしにきてね。


★えほん★


『ねみちゃんのチョッキ』
 なかえよしを/文 上野紀子/絵(Pウにんき者) ポプラ社
 ねずみくんシリーズ第40巻!実は、上野さんは亡くなっていますが、また新しい絵本が出ました!上野さんが描いた絵を合成・加筆して、なかえさんがお話を作っています。今回はほぼ『ねずみくんのチョッキ』の時の絵を使っているそうです。動物たちの向きを変えたり、後ろ向きの絵を作ったりしています。一緒に比べて読むと楽しそう。ポプラ社のホームページにあるインタビューも面白いですよ。

『心をひらいて、音をかんじて』
 シャノン・ストッカー/文 デヴォン・ホルズワース/絵(Pホ) 光村教育図書
 耳の聞こえない打楽器奏者・エヴェリン。「あなたには無理だ」と言われるたびに、
 その障害をたたいてこわし、自分で、自分の人生を切り開きました。そしていまや、世界的な打楽器奏者になったのです!

『おうちにおばけがすんでいます』
 オリヴァー・ジェファーズ/作(Pシ) 化学同人
 ようこそ。ふるーいおやしきへ。じつはここ、おばけが住んでいるの。見えないけどね。
 でもみんなは、うすーいページをめくったら、おばけが見えるの!!しかけを楽しむおばけ絵本。

『あてっこどうぶつずかん だれ』
 あべ弘士/作(Pア) KADOKAWA
 あてっこクイズをするけれど、クイズの本ではないよ。動物のことを、あべ弘士さんが楽しく教えてくれる絵本なんだよ。

『どすこいみいちゃんパンやさん』
 町田尚子/作(Pマ) ほるぷ出版
 それはもう、どすこい!なネコ、みいちゃんは、パンを焼きます。焼けるまでのあいだは、すもうをとります。
 『ねこはるすばん』など、絶妙なかわいさかげんのネコ絵本で人気の町田尚子さん作。

『おおきくなったリス』
 伊佐久美/作(Pイ) 講談社
 あさ目がさめたら、からだがとってもおおきくなっていた!どうする?なにする?
 カラフルポップな表紙にガツン!と心つかまれ、なんだかシュールなリスにクスっとしちゃう。

『どんぐり』
 たてのひろし/作(Pタ) 小峰書店
 高い木からおちてくるどんぐり。落ちた実は、森の生きものの食べ物になったり、芽吹いたり。
 やがてほんの一部のどんぐりは小さな木になる。繊細な線で描かれた森のめぐる命の絵本。

『ホットドッグ』 
 ダグ・サラティ/作(Pサ) 学研
 うだるような暑さ、さんぽに出ても、もう1ミリも歩きたくない。
 クラクションがひびく中、飼い主がつれていったのは、広い海。
 すなはまを走り、なみとおいかけっこをしたり。暑い夏のきもちのいいお話。

『海にしずんだクジラ』 
 メリッサ・スチュワート/文 ロブ・ダンラヴィ/絵(Pタ) BL出版
 一頭のクジラの死は、どのくらいの期間で分解されると思いますか?
 深い海の底で、想像を超える年月にわたりつながれる命の数々。まさにおどろきの世界です。
 まだまだナゾの多い深海の生き物もたくさん登場します。

『たびにでよう』 
 降矢なな/作(Pフ) 童心社
 リュックをせおって、さあしゅっぱつ!
 あたらしい出会いも、とんでもないできごとも…、たびは思いもよらないできごとだらけ。
 「絵」のみのストーリです。さあ一緒にでかけてみましょう。

『しんちゃんのひつじ』 
 川村みどり/文 すぎはらともこ/絵(Pス) 徳間書店
 ねむれないときに数えるのはひつじですよね!
 でも、ひつじを知らないしんちゃんは、ひつじへの妄想をどんどんふくらませます。
 思わずクスッと笑ってしまう本。ところでしんちゃんはねむれたのかしら?

『トットちゃんの15つぶのだいず』 
 黒柳徹子/原案 柏葉幸子/文 松本春野/絵(Pマ) 講談社
 黒柳徹子さんの小さいころのあだ名は、トットちゃん。
 まだ子どもだった黒柳さんが、学校で出会った先生やおともだちのことを書いたエッセイが『窓ぎわのトットちゃん』です。
 その本にはなかった、トットちゃんのもうひとつのお話が絵本になりました。
 絵を描いたのは、『窓ぎわのトットちゃん』の挿絵を描いた、いわさきちひろさんの孫、松本春野さん。
 そして、42年ぶりにエッセイの続編も刊行されました。今も読みつがれるトットちゃん。
 本を通して会ってみませんか。


★赤ちゃんえほん★


『かえるぴょこぴょこ』 
 みなみじゅんこ/作(Pミ) アリス館
 おなじみの早口ことばであかちゃんとあそんでみませんか?
 リズムよく、おうちの人も楽しめますね。
 かえるのおりがみのしょうかいもあり、あそびがひろがります。


★ちしきの本★ 


『読書バリアフリー 見つけよう!自分にあった読書のカタチ』
 読書工房/編著(019) 国土社
 読書のカタチはいろいろ。縦書きの本もあれば横書きもあります。大きな文字の本もあるし、点字図書、LL本、電子図書、オーディオブックなど、いろんなカタチの本があります。だれもが本を読めるように工夫がいっぱい。紙だけ、縦書きだけ、小さい文字だけ、じゃない、読書のカタチを広げてくれる案内本です。

『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ336の知恵』
 名もなき冒険家/作(786) トゥーヴァージンズ
 ただの冒険じゃない!自分一人でどこまでいけるかわからない。怪我をするかもしれない。もしかしたら帰れないかもしれない。そんな冒険に旅立つには、しっかりした準備と知識が必要だ。名もなき冒険家が残したこの本を読んでほしい。じっくり読めばいつでも旅立てるようになる…かもしれない!

『つくってあそぼう楽器工作①』
 (750) 汐文社 
 小さい子は、音が大好き。空きカン、カップめんの容器、チーズの箱など、かわいくて安全で楽しい楽器を、家でつくってみませんか?
 家族で合奏するのも楽しいかも!

『日本のことばずかん はな』 
 (814) 講談社
 日本にさく「はな」にまつわるさまざまなことばがわかる本。
 季節の花をよんだ歌や俳句に、伊藤若冲や葛飾北斎がえがいた花のしょうかいなど、よみごたえ・みごたえたっぷり。
 シリーズに『そら』『いろ』『かず』もあります。

『はっぱのほん』 
 いわさゆうこ/著(471) 文一総合出版
 いろーんなはっぱが、イラストで120しゅるいものっています!
 バナナやみかん、ぶどうのはっぱがどれかわかるかな。いろいろみわけて、はっぱはかせになっちゃう?
 これからのきせつに、シリーズ『おちばのほん』もどうぞ。

『目でみるえいごのずかん』 
 おかべたかし/文 やまでたかし/写真(834)
 「目でみることば」シリーズ、こんどは英語です!似ている英語、同じつづりでもちがう意味の英語、足すと生まれる英語。1ページに、ひとつのことばとおおきな写真がのっているので、ぱっとひらいてたのしめます。もっと英語が見たくなる!

『すごいグラウンドの育て方』 
 金沢健児/著(783)  学研
 球児のあこがれの地「甲子園球場」はグランドも日本一。
 選手が最高のプレーができるように作られたマウンドには、グラウンドキーパーのプロの技がつまっています。
 猛暑や豪雨といった自然を相手に彼らの仕事のすごさとは?
 みなさんのグラウンド整備のコツも教えてくれています。


★よみもの★ 


『レッツとネコさん』
 ひこ・田中/作(Fヒ) 講談社
 レッツの家にネコがやってきたのは、むか~しむか~し、
 3さいだったとき。次の日、レッツはようちえんでおともだちがよろこんだことを、ネコにしてあげた。
 ネコのなまえは、さいごのおたのしみ。くすっと笑えるお話です。
 自分で読むなら低学年から。

『クロニクル千古の闇⑦ 魔導士の娘 』
 ミシェル・ペイヴァー/作(933ヘイ) 評論社
 紀元前4千年、ワタリガラス族の娘レンと暮らしていたトラク。ある日、レンが姿を消してしまう。
 トラクは、兄弟のきずなで結ばれたオオカミのウルフとともにレンを探しに出たが、魂食らいの呪いが立ちはだかった。
 シリーズの第7弾。10代から。