図書館スタッフおすすめ本

「MVP」を紹介します。

『365日のMVP Mie's Valuable Person』 株式会社伊勢新聞社/企画・編集 (市立・地域L280/19) 注:禁帯出の資料です。貸出はできません。
  

 タイトルを聞いて、MVPを「Most Valuable Player(最優秀選手)」と思うかもしれませんが、ここでのMVPは「Mie's Valuable Person」すなわち三重県にゆかりのある頑張る人を意味します。

 
 この本は、伊勢新聞で1年間連載された記事をまとめた本で題目通り「365人のMVP」を紹介しています。選考された人たちのジャンルは幅広く、みんなが知っている会社の社長さんや、テレビでも拝見する有名人、はたまた「こんなすごい人がいるんだ!」と思えるような新しい人など…様々な方にお会いすることができる1冊です。また、「三重県ってこんなに頑張っている人がいるんだ」とも思い、元気をもらえる本でもあります。

 
 どんな人が掲載されているかは、是非とも読んで確認してみてください。

いつも心にユーモアを

ことわざおじさん』 山口 タオ/著 下杉 正子/イラストレーション ポプラ社 (市立・成人 917//13)


 解説によれば“ことわざおじさん”とは「ことわざのもじりを専門的に行うナイスミドル」のこと。

 
 この本はことわざのパロディ集です。「負うた子に教えられる」「時は金なり」「逃げるが勝ち」などお馴染みのことわざ達が、プッと笑える姿になり、絶妙のイラストとともに登場します。どんな姿に変身するかは読んでのお楽しみ。あなたのツボを刺激することわざにもきっと出会えるはずです。

絵本でリフレッシュ!

『子どもも大人も絵本で育つ』 湯澤 美紀/著 柏書房 (市立・児童 019)

 
 大人になってから絵本を手に取って開いてみると、子どもの頃とは違った感動を得ることがあります。
 
 この本は、赤ちゃんから未就学児までの成長の過程に応じて、発達心理学の視線も入れながらおすすめの本を紹介してくれます。子育てに関わる大人が子どもにどんな本を読みきかせすればいいのか迷ったとき、子育てに悩んだとき、参考に見ていただくのにはピッタリだと思います。また、絵本に興味があっても、何を選べばいいのか迷ってしまうとお困りの大人の方にも是非、おすすめします。
 
 巻末には、テーマごとに絵本を紹介してくれるブックリストも掲載してあります。そして、掲載されている絵本を求めて、図書館に足を運んでくださいね。

あんこの世界

『ずっしり、あんこ』(おいしい文藝シリーズ) 青木 玉[ほか]/著 河出書房新社 (市立・成人 914.6//15)


 あんこを使った食べものと言えば何を思い浮かべますか?おはぎ、饅頭、大福、羊羹、最中、あんぱん、あんみつ・・・、寒い冬はたい焼きや今川焼きもいいですよね。


 この本には芥川龍之介や池波正太郎、幸田文、山本一力、酒井順子といったあらゆる作家による「餡」にまつわるエッセイが39篇収められています。永遠の論争テーマ「つぶあん派かこしあん派か」についての話もあれば、伊勢名物のあの銘菓が登場する話もあり。作家たちの餡に対する思い出やこだわりを楽しく、時にはしんみりと感じることができます。一番のお気に入りは、野中柊さんの「餡ドーナツ」。テンポの良い文章と描写で、すぐにでも餡ドーナツが食べたくなってしまいます。みなさんも作家たちの「あんこの世界」を楽しんでみませんか。


 おいしい文藝シリーズは「ラーメン」「ごはん」「フルーツ」「チョコレート」など全部で12冊あります。

あのスターのその後

『時間(とき)の花束』 三浦 百恵/著 日本ヴォーグ社 (市立・成人 594.9//19)

 かつて彼女は、スターと呼ばれていました。最後のステージでマイクを置き、ファンの前からきっぱりと姿を消しました。

 
 そして30数年経ち、この本が出版されました。ファンであった私は、華やかな世界を引退してからの彼女がどう生きてきたのか、興味に近い気持ちでこの本を手に取りました。そこに綴られていたのは、一人の女性の素敵な時の積み重ねの物語でした。大切な人への想い、感動、感謝を小さな布と、針にこめて紡いでいく。やがてそれが姿を変え、キルトの作品になっていきます。ひと針、ひと針の積み重ね。それは、気の遠くなるような時間のようにも思えます。それを彼女は、楽しみながら、いとおしみながら紡いでいます。キルトを通じて、師や友人、家族との日常、悲しい別れ、様々なエピソードも散りばめられ、美しいキルト作品とともに楽しめる一冊です。