図書館スタッフおすすめ本
余裕のある生活は部屋の整理から!
『いつも余裕のある人が実践している男の部屋の整理』
小松 易/著 石川 ともこ/イラスト メディアファクトリー (市立・成人597.5/ /13)
生活に余裕をつくるには、仕事のデスク周りの片づけだけでは十分とはいえません。
この本は、片づけの専門家がたくさんの人に指導してきた経験をもとに部屋や持ち物など、日常で使っているものを整理し、必要なものが必要な時に準備できる生活を実践するための必読本といえるかもしれません。
部屋がちらかってしまう原因をチェックしそれを改善することからはじめていき、物の整理を習慣化すれば、あなたも時間や気持ちに余裕ができるかもしれません。
小学2年生の国語の教科書に泣けた
『きいろいばけつ』 森山 京(みやこ)/著 あかね書房 (市立・児童 F/モ /05)
小学2年生の国語の教科書に掲載されている物語です。
森で黄色いばけつを見つけた、きつね君。
一目でとっても気に入って、このばけつを森でうっとり眺めたり、このばけつで自分の庭の木に水をあげる姿を想像したり、ばけつに自分の名前を書くまねをしたりします。
でも誰のものだか分からないので、持ち主が現れるまで、1週間待ちます。
1週間待っている間の、きつね君の仕草がたまらない。
大切に、大切に、ばけつを見守っているのです。
でも、ばけつがやっと自分のものになる前の晩、ばけつは強い風に吹き飛ばされて、遠くへ飛んで行ってしまいます。
この場面は、夢かうつつか、どちらでも取れる表現がしてあります。
この後のきつね君のセリフ。
「(どっちでも いい)と、きつねの こは、おもいました。」
長女の教科書でここまで読んだ時、私はボロボロ泣きました。
これを書いている今でも、泣けてきます。
きつね君は、「どうでもいいや」と思ったわけでは決してありません。
毎日、毎日、森へ通って、慈しむように眺めていた、ばけつなのです。
どうでもいいわけは、ないのです。
ぐっと我慢して、彼なりに今までの思いを昇華させたのです。
あんたは、えらいなあ!と、きつね君を抱きしめたくなります。
心躍らせながら、大事に大事に育てた「もの」や「こころ」が、最後の最後の段階で、自分の手の届かない所へ行ってしまう。
すべてを失ったかのような、喪失感。
それでも立ち上がって、ふたたび歩き始める。
そんな経験は、子どもたちより大人の方が沢山しているから、大人がこの物語に心を揺さぶられるのですね。
あなたも、小学2年生の国語の教科書で、泣いてください。
いつか動き出す日が来る!?
『巨大仏!!』 中野 俊成/著 河出書房新社 (市立・成人 748/ /10)
巨大仏の写真集です。
巨大仏ファンは、巨大仏に対し違和感を覚え恐怖を感じ怖いもの見たさでハマっていくそうです。この一冊でその魅力を堪能できます。
全国に数ある巨大仏に見えかくれする当時のバブル臭や宗教的背景の薄さからか、ポツンと佇む巨大仏さん達の背中は 憂いを帯びている様にも見えます。
鎌倉大仏との比較図もあり、巨大仏の大きさがわかり易くなっています。
著者のコメントもユーモアがあります。
この写真集を見ていると、巨大仏への「なぜそこにいるの?」という違和感も地元住民にとっては日常だということです。
仙台の友人に裏表紙にもなっている仙台大仏について聞いてみたら、「そういえばあるな」でした。
巨大仏に興味がわいた方にこちらもおススメ!!
『晴れた日は巨大仏を見に』 宮田 珠己 /著 白水社 (市立・書庫 291.0/ /04 )
『やわらかなレタス』
『やわらかなレタス』 江國 香織/著 文藝春秋 (市立・成人914.6/エク/11 )
うっとりしたり戦慄したり…小説は楽しいですが、お気に入り作家のエッセイもまた、味わい深いものです。その作家ならではの視点や感性が、何気ない日常に光を当て、面白く豊かに彩ります。
本書は、珍しい食べものや絵本の中に登場する食べもの、その食べものの背景にあるものなど、食べものにまつわるエッセイ集です。あたたかいジュース、やさしい枇杷、シュールなアスパラガス、やわらかなレタス…おいしそうなものがたくさん登場します。
また、「ごちそうの巻、あるいは魅惑の四日市」という題で、江國香織さんが四日市市を訪れた時のことも書かれています。
江國香織さんのフィルターを通した四日市を感じることもできて、楽しい一冊です。
幸せになる勇気を手にする方法とは?
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
岸見 一郎,古賀 史健/著 ダイヤモンド社 (市立・成人146.1/ /14)
過去に支配されない自分の手で選び取る自由な人生のあり方・・・それは誰にでも可能で人は今から変われる、幸福になることが出来る。そんなことが可能なのでしょうか?
「どうすれば幸せに生きることができるか」と言う問いにアドラーの思想(アドラー心理学)を用いて具体的な方法を哲学者と一人の青年の対話方式で示していきます。
青年が私達読者の沸き起こる疑問や反発を代弁してくれています。
思いも寄らない発想や考え方に驚かされつつ青年と一緒に進むと心が一新され視界が開けてきます。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
アドラー心理学の基本概念から説き、幸せなライフスタイル=人生のあり方を探っていきます。
不幸なのは過去や環境のせいではなく「幸せになる勇気」が足りないから。
読み終わるころには心が軽くなり、自分が変われる、新しい一歩を踏み出す「勇気」を持てる気がします。
背中を押してくれるようなそんな気持ちになる一冊です。