図書館スタッフおすすめ本
都道府県の持ちかたってナニ?
『都道府県の持ちかた』 バカリズム/著 ポプラ社 (市立・成人049/ /12)
小学校の頃、都道府県を覚えるのに苦労した思い出のある方は多いと思います。
当時、この本に出合っていれば…と思える程、都道府県がおもしろく紹介されています。
著者バカリズムさん独特な感性で、今まで考えたこともなかったような持ちかたを教えてくれています。
持ちかたポイントも笑ってしまいます。
基本データも掲載されており、都道府県の特長、人口、産業なども知ることができ、大人の方からお子さんにもお勧めです。
個人的に、三重県の持ちかたが、一番かっこいいですね。
介護の夢と現実を知りたきゃ、これを読め
“介護の夢と現実を知りたきゃ、これを読め 公務員の夢と現実を知りたきゃ、これを読め”
『ヘルプマン!』(1巻~27巻) くさか里樹/著 講談社 (市立・成人726.1/クサ/)
この本は、一人でも多くの方が介護の世界に入って来てほしいとの切実な願いを込めて、ご寄贈いただきました。
皆さん、特に学生さん、ぜひ手に取って読んでください。漫画ですから、読みやすいと思います。
私がこの本をお薦めするのは、介護の尊さ・素晴らしさだけを描いていないからです。むしろ、介護の厳しさ・残酷さを描いた場面の方が、はるかに多いです。
もし私がこの本を学生の時に手にしていたら、私は介護の道には進まなかったと思います。私のような軟弱者には、この厳しさを乗り越えるだけの根性や覚悟がありません。
だからこそ、若い人には、この本を読んでほしい。この本を読んで、自分には無理だと思ったら、別の道を探した方が良いと思います。
この本を読んで、よし、私はこの世界で頑張ってやる!、と意気込める人には、ぜひ、介護の道に進んでほしいのです。
覚悟を持った元気な若人を、介護の世界は求めています。
あと、若い人と公務員の皆様。この本の26巻と27巻を、ぜひ読んでください。
私には、ここに描かれていることが、フィクションや演出とは思えない。公務とは何かについて、核心を突いた問題提起をしていると思います。
26巻と27巻を読んで、よし、私はこの世界で頑張ってやる!、と意気込める人には、ぜひ、公務員の道に進んでほしい。
さて、この本は、漫画という表現形態に着目して、芸術(700)の分野で、絵画(720)に属する、漫画・挿絵・童画(726)に分類し、その番号が並ぶ棚に並べました。
この本との出会いを求めて図書館へみえたら、分類番号(726)の本が並ぶ棚の位置を職員に尋ねるか、本棚側面に表示した緑色の分類番号を目安に、書架までいらっしゃってください。
この本が、文字主体で表現された出版物であれば、社会科学(300)の分野で、社会(360)に属する、家庭(367)や社会福祉(369)に分類したでしょう。
このあたりの話は、別の本をご紹介する時に、ご説明できればと思います。
それでは、今日はこの辺で。
タスキをつないで
『風が強く吹いている』 三浦しをん/著 新潮社 (市立・成人913.6/ミウ/ )
本書は箱根駅伝にむけての弱小陸上部の群像青春物語です。
エリートアスリートとは違う個性豊かな10人が監督も、サポートをしてくれるスタッフもいない中、独自の練習メニューで箱根駅伝を目指します。
10人につけられたニックネームはとてもユニークで、各人の個性、エピソードにあっています。それぞれに与えられた課題を乗り越えて成長していく若者の姿、そして箱根駅伝の当日、タスキをつないでいく先に待っているそれぞれ思いを描いています。
本書を読んだあとにテレビで見る箱根駅伝。上位、下位のチーム、有名、無名の選手を誰しも応援したくなるそんな一冊です。
男も料理をしよう!
『速習!男のメシ仕度』 西田成夫,高谷典子,金久保茂樹/著 祥伝社 (市立・成人596/ /11)
男も料理ができれば、もっと人生が楽しくなること間違いなし!
この本には、簡単な料理や、レトルト、インスタント食品、冷凍食品、乾麺などを使いこなす方法ものっています。
また、スーパーへの買い物、用具と調味料の知識、キッチン収納マップ、料理術、後片付け
など料理のエッセンスがほとんどのっているのでこれを読めば、あなたも料理がしたくなる本です。
『江戸東京の庭園散歩』
『江戸東京の庭園散歩』 田中昭三/著 JTBパブリッシング (市立・成人629.2/ /10)
庭園の鑑賞といえば、まず京都の庭を思い浮かべる方が多くみえると思います。特に興味のある方は、奈良時代から近代まで、全国にある浄土式、回遊式、枯山水の庭園、或いは茶庭、大名庭園、西洋風の庭園等さまざまな様式の庭園を巡ってみえることでしょう。
本書は、江戸300余藩の大名が造り上げた回遊式庭園の数々。その面影を辿りながら江戸に花開いた庭園文化を紹介しています。東京には、江戸時代に千個あまりの庭園があったそうです。現在は大部分が取り壊されてしまいましたが、今でも静寂な地として幾つかの名園が残っています。
例えば文京区にある8万㎡を超える広さをもつ六義園ですが、柳沢吉保によって造られた和歌の趣味を基調とした「池泉回遊式」の大名庭園です。文化人でもあった吉保が七年の歳月をかけ、「万葉集」と「古今和歌集」に因んだ景を選び、「六義園八十八境」を定めていました。もちろん理屈ぬきに目を見張る美しい庭です。また例年11月下旬から12月上旬まで紅葉の名所ということでライトアップもされています。
この本には、都内の代表的な庭園が20余り紹介されていますが、その他に日本庭園の基本的な見方もやさしく解説されています。東京へ行かれた時、静かな場所に立ち寄りたいと思われる方におすすめの一冊です。